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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008877
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】結晶成長炉システム
(51)【国際特許分類】
   C30B 23/06 20060101AFI20240112BHJP
   C30B 29/36 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
C30B23/06
C30B29/36 A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023107899
(22)【出願日】2023-06-30
(31)【優先権主張番号】63/359,212
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】515087558
【氏名又は名称】環球晶圓股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Global Wafers Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.8 Industrial East Road 2,Science Park,Hsinchu City, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100204490
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 葉子
(72)【発明者】
【氏名】林 欽山
(72)【発明者】
【氏名】王 業鈞
(72)【発明者】
【氏名】劉 建成
【テーマコード(参考)】
4G077
【Fターム(参考)】
4G077AA02
4G077BE08
4G077DA02
4G077DA18
4G077EG18
4G077EH06
4G077SA04
4G077SA08
4G077SA11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】結晶の厚さを増やし、品質を改善することのできる結晶成長炉システムを提供する。
【解決手段】結晶成長炉システム100は、外部加熱モジュール110、炉120、第1駆動装置130、第2駆動装置140、および制御装置150を含む。炉は、外部加熱モジュール内に移動可能に配置される。第1駆動装置は、軸A1に沿って移動するように炉を駆動する。第2駆動装置は、軸を中心に回転するように炉を駆動する。制御装置は、第1駆動装置、第2駆動装置、および外部加熱モジュールに電気接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部加熱モジュールと、
前記外部加熱モジュール内に移動可能に配置された炉と、
軸に沿って移動するように前記炉を駆動する第1駆動装置と、
前記軸を中心に回転するように前記炉を駆動する第2駆動装置と、
前記第1駆動装置、前記第2駆動装置、および前記外部加熱モジュールに電気接続された制御装置と、
を含む結晶成長炉システム。
【請求項2】
前記制御装置が、前記第1駆動装置および前記第2駆動装置を同時に、または非同時に動作するように制御するため、前記炉が、前記外部加熱モジュール内で移動または/および回転する請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項3】
前記第1駆動装置が、前記軸に沿って200mm以下の最大移動距離で移動するように前記炉を駆動する請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項4】
前記第1駆動装置が、前記軸に沿って0.1μm以上の最小移動距離で移動するように前記炉を駆動する請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項5】
前記第1駆動装置が、前記軸に沿って0.05mm/時間~100mm/分の速度で移動するように前記炉を駆動する請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項6】
前記第2駆動装置が、前記軸を中心に20rpm未満の最大回転速度で回転するように前記炉を駆動する請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項7】
前記外部加熱モジュールが、加熱コイル群であり、前記加熱コイル群が、前記軸に沿って移動する前記炉の移動範囲を覆う請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項8】
前記炉を覆い、前記炉に連結された断熱層をさらに備えた請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項9】
前記炉の下方に位置し、前記炉の重量を測定するための重量計をさらに備えた請求項1に記載の結晶成長炉システム。
【請求項10】
前記炉が、原料で充填され、前記炉の内部上壁に種結晶が提供された請求項1に記載の結晶成長炉システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、結晶成長炉システムに関するものであり、特に、移動可能かつ回転可能な炉を備えた結晶成長炉システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の結晶成長炉は、固定型と可動型に分けることができる。その違いは、固定型結晶成長炉の炉と外部加熱モジュールがいずれも固定されるのに対し、可動型結晶成長炉の外部加熱モジュールは移動可能であることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般的に、固定型結晶成長炉は、炉の加熱が不均一であるという従来の問題を抱えている。炉の加熱が不均一であると、生成された結晶の前と後の端面間の温度差が大きくなるため、前と後の端面間の応力差が増大し、結晶の厚さおよび品質に影響を及ぼす。
【0004】
可動型結晶成長炉は、移動可能な外部加熱モジュールにより不均一な加熱の問題を改善することができるが、外部加熱モジュールの動きを制御する昇降機構が外部加熱モジュールの電磁誘導を不均一にするため、改善効果に影響を及ぼし、結晶の厚さおよび品質を低下させることにもなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、移動可能および/または回転可能な炉によって炉が均一に加熱されるようにすることで、結晶両端部の温度差および応力差を減らし、それにより、結晶の厚さを増やし、品質を改善することのできる結晶成長炉システムを提供する。
【0006】
本発明の結晶成長炉システムは、外部加熱モジュール、炉、第1駆動装置、第2駆動装置、および制御装置を含む。炉は、外部加熱モジュール内に移動可能に配置される。第1駆動装置は、軸に沿って移動するように炉を駆動する。第2駆動装置は、軸を中心に回転するように炉を駆動する。制御装置は、第1駆動装置、第2駆動装置、および外部加熱モジュールに電気接続される。
【0007】
本発明の1つの実施形態において、制御装置は、第1駆動装置および第2駆動装置を同時に、または非同時に動作するように制御するため、炉は、外部加熱モジュール内で移動および/または回転する。
【0008】
本発明の1つの実施形態において、第1駆動装置は、軸に沿って200mm以下の最大移動距離で移動するように炉を駆動する。
【0009】
本発明の1つの実施形態において、第1駆動装置は、軸に沿って0.1μm以上の最小移動距離で移動するように炉を駆動する。
【0010】
本発明の1つの実施形態において、第1駆動装置は、軸に沿って0.05mm/時間~100mm/分の速度で移動するように炉を駆動する。
【0011】
本発明の1つの実施形態において、第2駆動装置は、軸を中心に20rpm未満の最大回転速度で回転するように炉を駆動する。
【0012】
本発明の1つの実施形態において、外部加熱モジュールは、加熱コイル群であり、加熱コイル群は、軸に沿って移動する炉の移動範囲を覆う。
【0013】
本発明の1つの実施形態において、結晶成長炉システムは、さらに、炉を覆い、炉に連結された断熱層を含む。
【0014】
本発明の1つの実施形態において、結晶成長炉システムは、さらに、炉の下方に配置され、炉の重量を測定するための重量計を含む。
【0015】
本発明の1つの実施形態において、炉は、原料で充填され、炉の内部上壁に種結晶が提供される。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明の結晶成長炉システムは、外部加熱モジュール内に移動可能に配置された炉を含み、第1駆動装置および第2駆動装置により炉を移動および/または回転させる。このような設計にすることによって、炉を均一に加熱することができるため、結晶が均一に加熱され、品質が改善された厚い結晶を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の1つの実施形態に係る結晶成長炉システムの概略図である。
図2】本発明の1つの実施形態に基づいて形成された結晶の概略図である。
図3】複数の時間点における図2の結晶の端面温度と結晶半径位置の間の関係の概略図である。
図4A】複数の時間点における従来の固定型結晶成長炉で形成された結晶の端面温度と結晶半径位置の間の関係の概略図である。
図4B】複数の時間点における従来の可動型結晶成長炉で形成された結晶の端面温度と結晶半径位置の間の関係の概略図である。
図5】球状化後の図2の結晶のインゴットである。
図6】切断、研削、および研磨後の図5のインゴットのウェハである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明の1つの実施形態に係る結晶成長炉システムの概略図である。図1を参照すると、結晶成長炉システム100は、外部加熱モジュール110、炉120、第1駆動装置130、第2駆動装置140、および制御装置150を含む。外部加熱モジュール110は、電源10に電気接続される。炉120は、外部加熱モジュール110内に移動可能に配置され、ガスパイプでガスボンベ50に接続される。第1駆動装置130は、軸A1に沿って移動するように炉120を駆動する。第2駆動装置140は、軸A1を中心に回転するように炉120を駆動する。制御装置150は、第1駆動装置130、第2駆動装置140、外部加熱モジュール110、電源10、および温度計40に電気接続される。
【0019】
制御装置150は、第1駆動装置130および第2駆動装置140を同時に、または非同時に動作するように制御するため、炉120は、外部加熱モジュール110内で移動および/または回転する。例えば、炉120は、まず、上下に移動してから、同じ高さで回転し、最終的に、上下移動の過程において同時に回転することができる。
【0020】
したがって、従来の可動型結晶成長炉の外部加熱モジュールが炉に対して上下にしか移動できないのに対し、本発明の結晶成長炉システム100の炉120は、外部加熱モジュール110に対して上下に移動するだけでなく、外部加熱モジュール110に対して回転することもできるため、結晶成長炉システム100は、移動と回転を制御して、同時に、または非同時に動作することができる。このような設計にすることによって、炉120をより均一に加熱することができるため、結晶200がより均一に加熱され、品質が改善された厚い結晶200を得ることができる。
【0021】
さらに、本実施形態において、外部加熱モジュール110は、加熱コイル群であり、加熱コイル群は、軸A1に沿って移動する炉120の移動範囲を覆う。
【0022】
一方、本実施形態において、第1駆動装置130は、軸A1に沿って200mm以下の最大移動距離、0.1μm以上の最小可動距離、および0.05mm/時間~100mm/分の移動速度で移動するように炉120を駆動する。さらに、第2駆動装置140は、軸A1を中心に20rpm未満の最大回転速度、および0.01rpm以上の最小調整可能な回転速度で回転するように炉120を駆動する。
【0023】
図1に示すように、結晶成長炉システム100は、さらに、炉120を覆い、炉120に連結された断熱層160を含み、炉120の温度を維持することよって、炉120の温度差が大きくなりすぎるのを防ぐ。一方、結晶成長炉システム100は、さらに、炉120の下部に位置する重量計170を含み、炉120、断熱層160、結晶200、および炭化ケイ素原料20の合計重量を計量する。このような設計にすることによって、抽出されて蒸発した炭化ケイ素原料20の重量損失を検出することができる。本実施形態において、重量計170が耐えることのできる最大荷重は、3kg以上、例えば、5kgまたは10kgであり、重量計170によって解決することのできる最小重量損失率は、0.1g/時間以上である。
【0024】
再度図1を参照すると、結晶成長炉システム100を使用して結晶200を形成するための結晶成長方法を実施したとき、結晶成長炉システム100の炉120は、炭化ケイ素原料20で充填され、炉120の内部上壁に種結晶30が提供される。一定期間の後、種結晶30の下方に結晶200を形成することができる。
【0025】
図2は、本発明の実施形態に基づいて形成された結晶の概略図である。図2を参照すると、種結晶30は、複数の時間点の後に第1方向F1に沿って結晶200を形成する。結晶200は、第1方向F1に沿って積み重ねられた複数のサブ結晶210a~210lを含む。対応するサブ結晶210a~210lは、各時間点において形成される。本実施形態において、サブ結晶210a~210lの数は、12であり、時間点の間の間隔は、10時間であるが、数および間隔はこれに限定されない。サブ結晶の数は、20であってもよく、時間間隔は、10時間であってもよい。別の実施形態において、サブ結晶の数は、10であってもよく、時間間隔は、5時間であってもよく、これらは製造設計に応じて調整可能であるため、本発明はこれに限定されない。サブ結晶210a~210lは、種結晶30から離れた複数の端面220a~220lを含む。具体的に説明すると、端面220a~220lは、固体、すなわち、結晶200と昇華プロセス中のガスの間の界面である。各端面220a~220lの中心O1は、それぞれ端面220a~220lに対応する第1方向F1の交点に位置する。注意すべきこととして、図2は、1つの実施形態にすぎない。別の実施形態において、中心O1から最大結晶半径位置O2までのサブ結晶210a~210lの大きさは、同じであっても、異なっていてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0026】
図3は、複数の時間点における図2の結晶200の端面の温度と結晶半径位置の関係の概略図である。図3に示すように、各線は、第1方向F1に沿って積み重ねられたサブ結晶210a~210lおよびサブ結晶210a~210lの各端面220a~220lにおいて測定された温度を示し、水平軸上の結晶半径位置0mmは、各端面220a~220lの中心O1を示し、残りの結晶半径位置は、中心O1に対する半径方向R1に沿った端面220a~220lの中心O1からの距離である。注意すべきこととして、時間点の後に種結晶30が結晶200を形成するプロセスは、第1方向F1に沿って成長することと、半径方向R1に沿って成長することと、を含むことができるが、本発明はこれに限定されない。
【0027】
端面220a~220lの温度曲線において、端面220a~220lの自身の温度差を比較すると、つまり、端面220a~220lの中心O1から最大結晶半径位置O2まで、端面220aは、最も小さい温度差を有し、その温度差は、約3度~5度である。端面220lは、最も大きい温度差を有し、その温度差は、約10度~15度である。一方、同じ結晶半径位置において端面220a~220lの温度差を比較すると、端面220a~220lの中心O1は、比較的小さい温度差を有し、その温度差は、約0度~3度である。端面220a~220lの最大結晶半径位置O2は、比較的大きな温度差を有し、その温度差は、約10度~20度である。言い換えれば、端面220a~220lの中で、同じ半径であるか異なる半径であるかに関わらず、任意の2つの温度の間の差値は、約20度以下、例えば、15度、10度、5度、または2度である。言い換えれば、結晶200が第1方向F1に沿ってサブ結晶210a~210lのうちのどれに積み重ねられても、任意の位置を任意の時間において測定したとき、任意の2つの温度の間の差値は、約20度以下である。本実施形態の結晶200の成長プロセスの間、熱場の温度勾配変化を減らすことによって、応力の小さい高品質かつ大型で厚みのある結晶200およびウェハ400(図6)が成長する。
【0028】
図4Aは、複数の時間点における従来の固定型結晶成長炉において形成された結晶の端面の温度と結晶半径位置の関係の概略図である。図4Aを参照すると、端面220a~220lの温度曲線において、端面220a~220lの自身の温度差を比較したとき、端面220aは、最も小さい温度差を有し、その温度差は、約5度である。端面220lは、最も大きい温度差を有し、その温度差は、約15度である。一方、同じ結晶半径位置における端面220a~220lの温度差を比較したとき、端面220a~220lの中心部分の温度差は、最大で、約70度であり、端面220a~220lの最大結晶半径位置O2の最大温度差は、約80度である。
【0029】
図4Bは、複数の時間点における従来の可動型結晶成長炉において形成された結晶の端面の温度と結晶半径位置の関係の概略図である。図4Bを参照すると、端面220a~220lの温度曲線において、端面220a~220lの自身の温度差を比較したとき、端面220aは、最も小さい温度差を有し、その温度差は、約5度である。端面220lは、最も大きい温度差を有し、その温度差は、約15度である。一方、同じ結晶半径位置における端面220a~220lの温度差を比較したとき、端面220a~220lの中心部分の温度差は、最大で、約12度であり、端面220a~220lの最大結晶半径位置O2の最大温度差は、約20度以上である。
【0030】
図3図4A、および図4Bの結果からわかるように、結晶200を形成するための結晶成長方法を結晶成長炉システム100によって実施したとき、端面220a~220lの自身の温度差と結晶200の端面220a~220l間の温度差が大幅に減少する。その結果、結晶200間の応力差が減少するため、厚さT1およびサイズが増加し、結晶200の品質が向上する。
【0031】
図5は、球状化の後の図2の結晶のインゴットである。図5に示したインゴット300は、結晶成長方法によって球状化の後に形成された結晶200の完成品であり、インゴット300は、結晶200の好ましい厚さおよび品質の利点を有する。したがって、インゴット300のインゴット本体310の直径D1は、150mm以上であり、厚さT1は、15mm以上である。例えば、直径D1は、150mmであり、厚さT1は、25mm以上である。または、直径D1は、200mmであり、厚さT1は、15mm以上である。
【0032】
図6は、図5のインゴットを切断、研削、および研磨した後のウェハである。図6に示したウェハ400の直径D2は、図5に示したインゴット300の直径D1に近い。したがって、ウェハ400のウェハ本体410の直径D2は、150mm以上または200mm以上である。
【0033】
また、切断、研削、および研磨した後のウェハ400も、インゴット300の好ましい品質を有する。したがって、ウェハ本体410の基底面転位(basal plane dislocation, BPD)は、1000ea/cm以下であり、ウェハ本体410のバー積層欠陥(bar stacking fault)は、100ea/wf以下である。BPDは、例えば、500ea/cm以下、300ea/cm以下、または200ea/cm以下である。バー積層欠陥は、例えば、50ea/wf以下、30ea/wf以下、または10ea/wf以下である。
【0034】
一方、ウェハ本体410の湾曲度(bow)は、プラスまたはマイナス15μm、プラスまたはマイナス30μm、またはプラスまたはマイナス50μmの間である。ウェハ本体410の反り(warp)は、50μm以下、30μm以下、または10μm以下である。
【0035】
以上のように、本発明の結晶成長炉システムは、第1駆動装置と第2駆動装置により外部加熱モジュール内で移動および/または回転するように炉を駆動するため、炉を均一に加熱することができる。このような設計にすることによって、得られた結晶の異なる位置における温度差が減少し、結晶の異なる位置の間の応力差も減少するため、結晶全体の厚さを増やし、品質を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の結晶成長炉システムは、結晶を加熱するための炉に適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
A1 軸
F1 第1方向
D1、D2 直径
O1 中心
O2 結晶の最大半径位置
R1 半径方向
T1 厚さ
10 電源
20 炭化ケイ素原料
30 種結晶
40 温度計
50 ガスシリンダー
100 結晶成長炉システム
110 外部加熱モジュール
120 炉
130 第1駆動装置
140 第2駆動装置
150 制御装置
160 絶縁層
170 重量計
200 結晶
210a、210b、210c、210d、210e、210f、210g、210h、210i、210j、210k、210l サブ結晶
220a、220b、220c、220d、220e、220f、220g、220h、220i、220j、220k、220l 端面
300 インゴット
310 インゴット本体
400 ウェハ
410 ウェハ本体

図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
【外国語明細書】