(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024088799
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】アンライセンススペクトルにおけるシステムアクセスのための方法、装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 72/54 20230101AFI20240625BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20240625BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240625BHJP
【FI】
H04W72/54 110
H04W16/14
H04W72/23
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024064860
(22)【出願日】2024-04-12
(62)【分割の表示】P 2020570038の分割
【原出願日】2019-06-10
(31)【優先権主張番号】62/686,943
(32)【優先日】2018-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/715,315
(32)【優先日】2018-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/735,446
(32)【優先日】2018-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アルファルファン、ファリス
(72)【発明者】
【氏名】トゥーハー、ジェイ.パトリック
(72)【発明者】
【氏名】プレテイエ、ジスレン
(72)【発明者】
【氏名】マリニエール、ポール
(72)【発明者】
【氏名】エルハマス、アータ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】V2Xデバイス、ドローン、ウェアラブルデバイス、自律型若しくは半自律型車両、ロボットデバイス/車両、自動車、IoTギア、移動する任意のデバイス、WTRU又は他の通信デバイスにおいて実施することができ、それらを、通信ネットワークにおいて使用することができるアンライセンススペクトルにおけるシステムアクセスのための方法、装置及びシステムを提供する。
【解決手段】通信システムにおける方法は、WTRUによって、ダウンリンクメッセージで、チャネル送信トリガ(CTT)を受信し、受信したCTTに基づいて、実行されるリッスンビフォアトーク(LBT)構成のタイプを選択し、選択したLBT構成のタイプに従って、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定し、チャネルが送信のために利用可能であることを条件として、チャネル上において、データ又は制御情報を送信する。
【選択図】
図20
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネルを使用する無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
前記WTRUによって、ダウンリンクメッセージで、チャネル送信トリガ(CTT)を受信するステップと、
前記WTRUによって、前記受信されたCTTに基づいて、実行されるリッスンビフォアトーク(LBT)構成のタイプを選択するステップと、
前記WTRUによって、選択されたLBT構成の前記タイプに従って、前記チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定するステップと、
前記チャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、前記チャネル上において、データまたは制御情報を送信するステップと
を備える方法。
【請求項2】
実行されるLBT構成の前記タイプを選択する前記ステップは、(1)前記CTTの内容、ならびに/または(2)CTT受信のタイミング、および対応するアップリンク送信のタイミングのうちのいずれかにさらに基づく請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WTRUによって、前記CTT受信とアップリンク送信の開始との間の時間差に基づいて暗黙的に、またはCTT内容から明示的に、LBT構成を決定するステップをさらに備える請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記WTRUによって、(1)アップリンク送信が必要とされること、(2)ランダムアクセス手順が開始されること、または(3)スケジューリング要求が保留中であることのうちのいずれかを決定するステップと、
前記WTRUによって、前記決定に従って、前記CTTの存在を監視するステップと
をさらに備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記チャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンド、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリア、(3)1つもしくは複数の帯域幅パート、(4)1つもしくは複数のサブバンド、(5)1つもしくは複数のLBT帯域幅、および/または(6)時間/周波数リソースのうちのいずれかである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
選択されたLBT構成の前記タイプは、前記チャネルについて、(1)完全なLBT動作が実行されることになること、(2)短縮されたLBT動作が実行されることになること、または(3)LBT動作が実行されないことのうちの1つを示す請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記CTTは、少なくとも、前記制御情報を送信するためのアップリンク制御チャネルリソースを示し、
前記CTTは、共通探索空間において、またはWTRU固有の検索空間において、前記WTRUによって受信される、ダウンリンク制御信号を含む
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記CTTは、(1)前記チャネル上において送信されるUCIのタイプ、(2)前記チャネルのための1つもしくは複数の有効なリソースに対するインデックス、(3)前記チャネルと関連付けられた送信時間、および/または(4)前記CTTの前記受信後に前記アップリンク送信に適用可能な前記LBT構成のうちのいずれかを示す請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記制御情報は、スケジューリング要求(SR)であり、
前記チャネル上において、前記SRを送信するステップは、前記CTTによって示されないチャネルリソースの第1のセットを使用して、または前記CTTによって示されるチャネルリソースの第2のセットを使用して、前記SRを送信するステップを含む
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記WTRUによって、少なくとも、第1のタイプのLBT構成および第2のタイプのLBT構成を含む、LBT情報を獲得するステップをさらに含む請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に、無線通信に関し、例えば、アンライセンススペクトルにおけるシステムアクセスのための方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、各々の内容が参照によって本明細書に組み込まれる、2018年6月19日に出願された米国特許仮出願第62/686943号、2018年8月7日に出願された米国特許仮出願第62/715315号、および2018年9月24日に出願された米国特許仮出願第62/735446号に基づく優先権を主張する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アンライセンススペクトルにおけるシステムアクセスのための方法、装置およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示される実施形態は、本明細書において説明されるような、チャネルを使用する方法、装置、およびシステムを含む。1つの代表的な方法においては、WTRUは、ダウンリンクメッセージで、チャネル送信トリガ(CTT:channel transmission trigger )を受信することができ、CTTに基づいて、実行されるリッスンビフォアトーク(LBT:listen before talk)構成のタイプを選択することができる。WTRUは、さらに、LBT構成の選択されたタイプに従って、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができ、チャネルが、送信のために利用可能である条件で、チャネル上において、データまたは制御情報を送信することができる。
【0005】
本明細書に添付された図面と併せて、例として与えられる以下の詳細な説明から、より詳細な理解を得ることができる。説明における図は、例である。そのため、図および詳細な説明は、限定的であると見なされるべきではなく、他の同等に効果的な例が、可能であり、存在する可能性がある。さらに、図における同様の参照番号は、同様の要素を示す。
【発明の効果】
【0006】
アンライセンススペクトルにおけるシステムアクセスのための方法、装置およびシステムを提供する
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1A】1つ以上の実施形態を実施できる例示的な通信システムを示す図である。
【
図1B】実施形態による、
図1Aの通信システム内で使用できる例示的無線送受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。
【
図1C】実施形態による、
図1Aの通信システム内で使用できる例示的無線アクセスネットワーク(RAN)およびコアネットワーク(CN)を示す図である。
【
図1D】実施形態による、
図1Aの通信システム内で使用できるさらなる例示的RANおよびCNを示すシステム図である。
【
図2】PRACHトリガ信号を使用する代表的ランダムアクセス手順の図である。
【
図3】LBT動作とともに使用される代表的バックオフ手順を示す図である。
【
図4】LBT動作とともに使用されるSR再送の代表的手順を示す図である。
【
図5】LBT動作とともに使用されるSR禁止タイマ延長の代表的手順の図である。
【
図6】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用する代表的手順のフローチャートである。
【
図7】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用する別の代表的手順のフローチャートである。
【
図8】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用するさらなる代表的手順のフローチャートである。
【
図9】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用する追加の代表的手順のフローチャートである。
【
図10】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用するまたさらなる代表的手順のフローチャートである。
【
図11】1つ以上のアンライセンス周波数バンドを使用するさらに追加の代表的手順のフローチャートである。
【
図12】LBT構成を選択する代表的手順を示すフローチャートである。
【
図13】LBT動作の失敗後の再送の代表的手順を示すフローチャートである。
【
図14】プリアンブルトリガを使用する代表的手順を示すフローチャートである。
【
図15】選択されたビームを使用する代表的手順を示すフローチャートである。
【
図16】干渉しきい値を使用する代表的手順を示すフローチャートである。
【
図17】選択されたLBT動作を使用する代表的手順のフローチャートである。
【
図18】インターレーシング情報を使用する代表的手順のフローチャートである。
【
図19】条件付きグラントインジケータを使用する代表的手順のフローチャートである。
【
図20】チャネルを使用する代表的手順のフローチャートである。
【
図21】チャネルを使用する別の代表的手順のフローチャートである。
【
図22】チャネルを使用するさらなる代表的手順のフローチャートである。
【
図23】チャネルを使用する追加の代表的手順のフローチャートである。
【
図24】チャネルを使用するまた別の代表的手順のフローチャートである。
【
図25】チャネルを使用するさらなる代表的手順のフローチャートである。
【
図26】チャネルを使用するまた追加の代表的手順のフローチャートである。
【
図27】チャネルを使用するさらなる代表的手順のフローチャートである。
【
図28】チャネルを使用する追加の代表的手順のフローチャートである
【発明を実施するための形態】
【0008】
-実施形態の実施のための例示的なネットワーク-
様々な実施形態を、V2Xデバイス、ドローン、ウェアラブルデバイス、自律型もしくは半自律型車両、ロボットデバイス/車両、自動車、IoTギア、移動する任意のデバイス、またはWTRUもしくは他の通信デバイスにおいて実施することができ、今度は、それらを、通信ネットワークにおいて使用することができる。以下のセクションは、いくつかの例示的なWTRUおよび/または他の通信デバイス、ならびにそれらを組み込むことができるネットワークについての説明を提供する。
【0009】
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実施することができる、例示的な通信システム100を例示する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多元接続システムであることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共用を通して、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、およびフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を利用することができる。
【0010】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含むことができるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであることができる。例として、それのどれもが、「局」および/または「STA」と呼ばれることがある、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラ電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ウォッチまたは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、乗物、ドローン、医療用デバイスおよびアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイスおよびアプリケーション(例えば、工業用および/または自動化された処理チェーン状況において動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、家電デバイス、ならびに商業用および/または工業用無線ネットワーク上において動作するデバイスなどを含むことができる。WTRU102a、102b、102c、102dのいずれも、交換可能に、UEと呼ばれることがある。
【0011】
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bも含むことができる。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112など、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであることができる。例として、基地局114a、114bは、基地送受信機局(BTS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および無線ルータなどであることができる。基地局114a、114bは、各々が、単一の要素として描かれているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることが理解されよう。
【0012】
基地局114aは、RAN104/113の一部であることができ、RAN104/113は、他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示されず)も含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示されず)と呼ばれることがある、1つまたは複数のキャリア周波数上において、無線信号を送信および/または受信するように構成することができる。これらの周波数は、ライセンススペクトル、アンライセンススペクトル、またはライセンススペクトルとアンライセンススペクトルとの組み合わせの中にあることができる。セルは、相対的に一定であることができる、または時間とともに変化することができる特定の地理的エリアに、無線サービス用のカバレージを提供することができる。セルは、さらに、セルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態においては、基地局114aは、送受信機を3つ、すなわち、セルの各セクタに対して1つずつ含むことができる。実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用することができ、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用することができる。例えば、所望の空間方向において信号を送信および/または受信するために、ビームフォーミングを使用することができる。
【0013】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して、確立することができる。
【0014】
より具体的には、上で言及されたように、通信システム100は、多元接続システムであることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC-FDMAなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を利用することができる。例えば、RAN104/113内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)、および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
【0015】
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)、および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)、および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施することができる。
【0016】
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、ニューラジオ(NR)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、NR無線アクセスなどの無線技術を実施することができる。
【0017】
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実施することができる。例えば、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスと、NR無線アクセスとを一緒に実施することができる。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、ならびに/または複数のタイプの基地局(例えば、とりわけ、eNB160およびgNB180)に/から送信される送信によって特徴付けることができる。
【0018】
他の実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィデリティ(WiFi))、IEEE802.16(すなわち、マイクロ波アクセス用世界的相互運用性(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSMエボリューション用高速データレート(EDGE)、およびGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することができる。
【0019】
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNB、またはアクセスポイントであることができ、事業所、自宅、乗物、キャンパス、産業用施設、(例えば、ドローンによって使用される)エアコリド、および車道など、局所化されたエリアにおける無線接続性を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。また別の実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接的な接続を有することができる。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
【0020】
RAN104/113は、CN106/115と通信することができ、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであることができる。データは、異なるスループット要件、遅延要件、エラー耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、およびモビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有することができる。CN106/115は、呼制御、ビリングサービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、および/またはユーザ認証など、高レベルセキュリティ機能を実行することができる。
図1Aには示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接的または間接的通信を行うことができることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を利用する別のRAN(図示されず)とも通信することができる。
【0021】
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dが、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割も果たすことができる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する、回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなる地球規模のシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される、有線および/または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用することができる1つまたは複数のRANに接続された、別のCNを含むことができる。
【0022】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができる(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上において、異なる無線ネットワークと通信するための、複数の送受信機を含むことができる)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を利用することができる基地局114aと通信するように、またIEEE802無線技術を利用することができる基地局114bと通信するように構成することができる。
【0023】
図1Bは、例示的なWTRU102を例示するシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、上記の要素の任意のサブコンビネーションを含むことができることが理解されよう。
【0024】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境において動作することを可能にする他の任意の機能性を実行することができる。プロセッサ118は、送受信機120に結合することができ、送受信機120は、送信/受信要素122に結合することができる。
図1Bは、プロセッサ118と送受信機120を別個の構成要素として描いているが、プロセッサ118と送受信機120は、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合することができることが理解されよう。
【0025】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116上において、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであることができる。実施形態においては、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放射器/検出器であることができる。また別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成することができる。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成することができることが理解されよう。
【0026】
図1Bにおいては、送信/受信要素122は、単一の要素として描かれているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を利用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース116上において無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
【0027】
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成することができる。上で言及されたように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NRおよびIEEE802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするための、複数の送受信機を含むことができる。
【0028】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示されず)上などに配置された、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。
【0029】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配するように、および/またはそれらへの電力を制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであることができる。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含むことができる。
【0030】
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合することができ、GPSチップセット136は、WTRU102の現在ロケーションに関するロケーション情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成することができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれの代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116上においてロケーション情報を受信することができ、および/または2つ以上の近くの基地局から受信している信号のタイミングに基づいて、自らのロケーションを決定することができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切なロケーション決定方法を用いて、ロケーション情報を獲得することができることが理解されよう。
【0031】
プロセッサ118は、さらに他の周辺機器138に結合することができ、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、(写真および/またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーションデバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、ならびにアクティビティトラッカなどを含むことができる。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含むことができ、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、バイオメトリックセンサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であることができる。
【0032】
WTRU102のプロセッサ118は、本明細書において開示される代表的な実施形態を実施するための、例えば、1つもしくは複数の加速度計、1つもしくは複数のジャイロスコープ、USBポート、他の通信インターフェース/ポート、ディスプレイ、および/または他の可視/可聴インジケータのうちのいずれかを含む、様々な周辺機器138と動作可能に通信することができる。
【0033】
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULと(例えば、受信用の)ダウンリンクの両方のための)特定のサブフレームと関連付けられた信号のいくつかまたはすべての送信および受信が、並列および/または同時であることができる、全二重無線を含むことができる。全二重無線は、ハードウェア(例えば、チョーク)を介して、またはプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示されず)もしくはプロセッサ118)を介する信号処理を介して、自己干渉を低減させ、および/または実質的に除去するために、干渉管理ユニットを含むことができる。実施形態においては、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULまたは(例えば、受信用の)ダウンリンクのどちらかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつかまたはすべての送信および受信のための、半二重無線を含むことができる。
【0034】
図1Cは、実施形態に従った、RAN104およびCN106を例示するシステム図である。上で言及されたように、RAN104は、E-UTRA無線技術を利用して、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、CN106とも通信することができる。
【0035】
RAN104は、eNB160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeNBを含むことができることが理解されよう。eNB160a、160b、160cは、各々が、エアインターフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信機を含むことができる。一実施形態においては、eNB160a、160b、160cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、eNB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信することができる。
【0036】
eNB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示されず)と関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ならびにULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。
図1Cに示されるように、eNB160a、160b、160cは、X2インターフェース上において、互いに通信することができる。
【0037】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、サービングゲートウェイ(SGW)164と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166とを含むことができる。上記の要素の各々は、CN106の部分として描かれているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営することができることが理解されよう。
【0038】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNB160a、160b、160cの各々に接続することができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、およびWTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことができる。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を利用する他のRAN(図示されず)との間における交換のためのコントロールプレーン機能を提供することができる。
【0039】
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNB160a、160b、160cの各々に接続することができる。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングおよび転送することができる。SGW164は、eNB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、ならびにWTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行することができる。
【0040】
SGW164は、PGW166に接続することができ、PGW166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
【0041】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN106は、PSTN108など、回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそれと通信することができる。加えて、CN106は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことができる。
【0042】
図1A~
図1Dにおいては、WTRUは、無線端末として説明されるが、ある代表的な実施形態においては、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的または永続的に)使用することができることが企図されている。
【0043】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであることができる。
【0044】
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにあるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APと関連付けられた1つまたは複数の局(STA)とを有することができる。APは、トラフィックをBSS内および/またはBSS外に搬送する、ディストリビューションシステム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインターフェースを有することができる。BSS外部から発信されたSTAへのトラフィックは、APを通して到着することができ、STAに配送することができる。STAからBSS外部の送信先に発信されたトラフィックは、それぞれの送信先に配送するために、APに送信することができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを通して送信することができ、例えば、送信元STAは、トラフィックをAPに送信することができ、APは、トラフィックを送信先STAに配送することができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なすことができ、および/またはピアツーピアトラフィックと呼ばれることがある。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(DLS)を用いて、送信元STAと送信先STAとの間で(例えば、直接的に)送信することができる。ある代表的な実施形態においては、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さないことがあり、IBSS内の、またはIBSSを使用するSTA(例えば、STAのすべて)は、互いに直接的に通信することができる。IBSSモードの通信は、本明細書においては、ときに「アドホック」モードの通信と呼ばれることがある。
【0045】
802.11acインフラストラクチャモードの動作または類似したモードの動作を使用するとき、APは、プライマリチャネルなどの固定されたチャネル上において、ビーコンを送信することができる。プライマリチャネルは、固定された幅(例えば、20MHz幅帯域幅)、またはシグナリングを介して動的に設定された幅であることができる。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであることができ、APとの接続を確立するために、STAによって使用することができる。ある代表的な実施形態においては、例えば、802.11システムにおいては、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)を実施することができる。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、あらゆるSTA)は、プライマリチャネルをセンスすることができる。プライマリチャネルが、特定のSTAによってセンス/検出され、および/またはビジーであると決定された場合、特定のSTAは、バックオフすることができる。与えられたBSS内においては、任意の与えられた時間に、1つのSTA(例えば、ただ1つのSTA)が、送信することができる。
【0046】
高スループット(HT)STAは、例えば、プライマリ20MHzチャネルを隣接または非隣接20MHzチャネルと組み合わせて、40MHz幅のチャネルを形成することを介して、通信のために40MHz幅チャネルを使用することができる。
【0047】
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅チャネルをサポートすることができる。40MHzおよび/または80MHzチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができ、または2つの非連続な80MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができ、これは、80+80構成と呼ばれることがある。80+80構成の場合、データは、チャネルエンコーディングの後、データを2つのストリームに分割することができるセグメントパーサを通過することができる。各ストリームに対して別々に、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理を行うことができる。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマッピングすることができ、データは、送信STAによって送信することができる。受信STAの受信機においては、80+80構成のための上で説明された動作を逆転することができ、組み合わされたデータは、媒体アクセス制御(MAC)に送信することができる。
【0048】
1GHz未満モードの動作は、802.11afおよび802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅およびキャリアは、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるそれらと比べて、802.11afおよび802.11ahにおいては低減させられる。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態に従うと、802.11ahは、マクロカバレージエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプコミュニケーションをサポートすることができる。MTCデバイスは、一定の機能を、例えば、一定の帯域幅および/または限られた帯域幅のサポート(例えば、それらのサポートだけ)を含む限られた機能を有することができる。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)しきい値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含むことができる。
【0049】
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど、複数のチャネルおよびチャネル帯域幅をサポートすることができる、WLANシステムは、プライマリチャネルとして指定することができるチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSS内のすべてのSTAによってサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、BSS内において動作するすべてのSTAの中の、最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または制限することができる。802.11ahの例においては、BSS内のAPおよび他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それだけをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)のために、プライマリチャネルは、1MHz幅であることができる。キャリアセンシングおよび/またはネットワークアロケーションベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存することができる。例えば、(1MHz動作モードだけをサポートする)STAが、APに送信しているせいで、プライマリチャネルが、ビジーである場合、利用可能な周波数バンドの大部分が、アイドルのままであり、利用可能であることができるとしても、利用可能な周波数バンド全体をビジーと見なすことができる。
【0050】
米国においては、802.11ahによって使用することができる利用可能な周波数バンドは、902MHzから928MHzである。韓国においては、利用可能な周波数バンドは、917.5MHzから923.5MHzである。日本においては、利用可能な周波数バンドは、916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahのために利用可能な合計帯域幅は、国の規則に応じて、6MHzから26MHzである。
【0051】
図1Dは、実施形態に従った、RAN113およびCN115を示すシステム図である。上で言及されたように、RAN113は、NR無線技術を利用して、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN113は、CN115とも通信することができる。
【0052】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含むことができるが、RAN113は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のgNBを含むことができることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、各々が、エアインターフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信機を含むことができる。一実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実施することができる。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信することができる。したがって、gNB180aは、例えば複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信することができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実施することができる。例えば、gNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリアを送信することができる(図示されず)。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、アンライセンススペクトル上にあることができるが、残りのコンポーネントキャリアは、ライセンススペクトル上にあることができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実施することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180aとgNB180b(および/またはgNB180c)から調整された送信を受信することができる。
【0053】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジ(numerology)と関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボル間隔、および/またはOFDMサブキャリア間隔は、異なる送信、異なるセル、および/または無線送信スペクトルの異なる部分ごとに様々であることができる。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、および/または様々な長さの絶対時間だけ持続する)様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
【0054】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように構成することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、(例えば、eNB160a、160b、160cなどの)他のRANにアクセスすることもなしに、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数を、モビリティアンカポイントとして利用することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、アンライセンスバンド内において信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。非スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、eNB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し/別のRANにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信し/gNB180a、180b、180cに接続することができる。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180c、および1つまたは複数のeNB160a、160b、160cと実質的に同時に通信することができる。非スタンドアロン構成においては、eNB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカとしての役割を果たすことができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレージおよび/またはスループットを提供することができる。
【0055】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示されず)と関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーンデータのユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのルーティング、ならびにコントロールプレーン情報のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bへのルーティングなどを処理するように構成することができる。
図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェース上において、互いに通信することができる。
【0056】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182bと、少なくとも1つのUPF184a、184bと、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183bと、おそらくは、データネットワーク(DN)185a、185bとを含むことができる。上記の要素の各々は、CN115の部分として描かれているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営することができることが理解されよう。
【0057】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続することができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、レジストレーションエリアの管理、NASシグナリングの終了、およびモビリティ管理などを担うことができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用することができる。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、および/またはマシンタイプコミュニケーション(MTC)アクセスのためのサービスなど、異なる使用事例のために、異なるネットワークスライスを確立することができる。AMF182a、182bは、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/またはWiFiのような非3GPPアクセス技術など、他の無線技術を利用する他のRAN(図示されず)との間の交換のためのコントロールプレーン機能を提供することができる。
【0058】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続することができる。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続することもできる。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを通したトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、UE(またはWTRU) IPアドレスの管理および割り当てを行うこと、PDUセッションを管理すること、ポリシ実施およびQoSを制御すること、ならびにダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実行することができる。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、およびイーサネットベースなどであることができる。
【0059】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続することができ、それらは、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。UPF184a、184bは、パケットをルーティングおよび転送すること、ユーザプレーンポリシを実施すること、マルチホーミングPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、ならびにモビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実行することができる。
【0060】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそれと通信することができる。加えて、CN115は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことができる。一実施形態においては、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通して、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続することができる。
【0061】
図1A~
図1D、および
図1A~
図1Dについての対応する説明に鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書において説明される他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関する、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数またはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示されず)によって実行することができる。エミュレーションデバイスは、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数またはすべてをエミュレートするように構成された、1つまたは複数のデバイスであることができる。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために、使用することができる。
【0062】
エミュレーションデバイスは、実験室環境において、および/またはオペレータネットワーク環境において、他のデバイスの1つまたは複数のテストを実施するように設計することができる。例えば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、完全または部分的に実施および/または展開されながら、1つもしくは複数またはすべての機能を実行することができる。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、一時的に実施/展開されながら、1つもしくは複数またはすべての機能を実行することができる。エミュレーションデバイスは、テストを行う目的で、別のデバイスに直接的に結合することができ、および/またはオーバザエア無線通信を使用してテストを実行することができる。
【0063】
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実施/展開されずに、すべての機能を含む1つまたは複数の機能を実行することができる。例えば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数の構成要素のテストを実施するために、テスト実験室ならびに/または展開されていない(例えば、テスト)有線および/もしくは無線通信ネットワークにおける、テストシナリオにおいて利用することができる。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であることができる。データを送信および/または受信するために、直接RF結合、および/または(例えば、1つもしくは複数のアンテナを含むことができる)RF回路を介した無線通信を、エミュレーションデバイスによって使用することができる。
【0064】
-代表的なアンライセンス動作-
アンライセンス周波数バンドにおける動作は、例えば最も高い電力レベルにおける平均等価等方放射電力(EIRP)および/または平均EIRP密度によって与えられる、送信電力制御(TPC)、RF出力電力、および/または電力密度に対するいくつかの制限をこうむることがある。アンライセンス周波数バンドにおける動作は、さらに、送信機帯域外放射に対する要件および/または制限を受けることがある。要件および/または制限は、特定の周波数バンドおよび/または地理的ロケーションに固有であることができる。
【0065】
動作は、さらに、5GHz領域におけるアンライセンススペクトルに対して定義することができる、公称チャネル帯域幅(NCB)および/または占有チャネル帯域幅(OCB)に対する要件/制限をこうむることがある。NCB(例えば、単一のチャネルに割り当てられる、ガードバンドを含む、最も広い周波数のバンド)は、例えば、常に、少なくとも5MHzであることができる。OCB(例えば、信号の電力の99%を含む帯域幅)は、宣言されたNCBの80%から100%の間の範囲にあることができる。確立された通信の間、デバイスには、それのOCBを、例えば、(例えば、4MHzの)最小帯域幅を有する、それのNCBの40%ほどの低さまで低減することができるモードで、動作する(例えば、一時的に動作する)ことを許可することができる。
【0066】
アンライセンス周波数バンドにおけるチャネルアクセスは、リッスンビフォアトーク(LBT)メカニズムを使用することができる。LBTは、チャネルが占有されているかどうかに関係なく、義務付けられることがある(例えば、一般に、義務付けられる)。ある代表的な実施形態においては、チャネルは、周波数バンドの連続部分であることができ、他の代表的な実施形態においては、チャネルは、1つまたは複数の周波数バンドからなる複数の非連続部分であることができる。アンライセンス周波数バンドについての文脈においては、チャネルは、通信のために利用可能である、LBTメカニズム/動作によって決定される、スペクトルリソースであることができる。チャネルは、WTRUが、占有チャネル帯域幅(例えば、LBT帯域幅)を獲得するために、その上で単一のLBT手順を実行することができる、リソースのセットを包含することができる。
【0067】
フレームベースのシステムについては、LBTは、(例えば、約20μsの範囲内の)空きチャネル判定(CCA)時間、(例えば、最小1ms、最大10msの)チャネル占有時間(COT)、(例えば、最小でCOTの5%の)アイドル期間、(例えば、COT+アイドル期間に等しい)固定フレーム期間、ショート制御シグナリング送信時間(例えば、50msの観測期間内における最大で5%のデューティサイクル)、および/またはCAAエネルギー検出しきい値によって特徴付けることができる。
【0068】
(例えば、送信/受信構造が、時間的に固定されないことがある)負荷ベースのシステムについては、LBTは、例えば、固定フレーム期間の代わりに、拡張されたCCAにおける空きアイドルスロットの数に対応する数Nによって特徴付けることができる。Nは、範囲内において選択(例えば、ランダムに選択)することができる。
【0069】
展開シナリオは、異なるスタンドアロンNRベースの動作、デュアルコネクティビティ動作の異なる変形、例えば、例えば、少なくとも1つのキャリアが、LTE無線アクセス技術(RAT)に従って動作する、EN‐DC、もしくは例えば、1つもしくは複数のキャリアのうちの少なくとも2つのセットが、NR RATに従って動作する、NR DC、ならびに/または例えば、LTEおよびNR RATの各々のゼロ以上のキャリアの異なる組み合わせもおそらくは含む、キャリアアグリゲーション(CA)の異なる変形を含むことができる。
【0070】
例えば、LTEについては、以下の機能性の任意の組み合わせを、ライセンス補助アクセス(LAA)システムにおいて実施することができる。
【0071】
(1)(ときにはLBT動作と呼ばれる)LBT手順を、機器が、チャネルを使用する前に、それによってCCAチェックを適用することができる、または適用すべきメカニズムとして定義することができる、LBT(CCA)。CCAは、チャネルが占有されているか、それとも空いているかをそれぞれ決定するために、少なくともエネルギー検出を利用して、チャネル上における他の信号の存在または非存在を決定することができる。ある規制および/または動作が、アンライセンス周波数バンドにおけるLBTの使用を義務付けることがある。規制/動作要件とは別に、LBTを介したキャリアセンシングは、アンライセンススペクトルの公平な共用のための1つの方法であり、アンライセンススペクトルにおける、例えば、単一のグローバルソリューションフレームワークにおける、公平でフレンドリな動作のための不可欠な特徴であることができる。
【0072】
(2)制限された最大送信持続時間を有するキャリア上における不連続送信(アンライセンススペクトルにおいては、チャネル利用可能性は、保証することができない(例えば、常に保証することができるとは限らない)。例えば、(ヨーロッパおよび日本などの)ある地域は、連続送信を禁止していることがあり、および/またはアンライセンススペクトルにおける送信バーストの最大持続時間に対して、制限を課すことがある。制限された最大送信持続時間を有する不連続送信が、LAAのために必要とされること、および/または適切な機能であることがある)。
【0073】
(3)キャリア選択(例えば、アンライセンススペクトルの広い利用可能な帯域幅が、存在するので、低い干渉を有する(例えば、しきい値レベルを下回る)キャリア、および他のアンライセンススペクトル展開との良好な共存を達成するための、そのような干渉を有するキャリアを選択するために、キャリア選択が、LAAノードのために必要とされること、および/または適切であることがある)。
【0074】
(4)TPC(例えば、TPCは、規制要件であることがあり、ならびに/または送信デバイスが、それによって送信電力を、最大公称送信電力と比較して、3dBまたは6dBの割合で低減することができることがある、および/もしくは低減すべき、いくつかの地域において適切なことがある)。
【0075】
(5)無線リソース管理(RRM)測定(例えば、セル識別を含むことは、SCell間におけるモビリティ、および/またはアンライセンス周波数バンドにおける堅牢な動作を可能にすることができる)。
【0076】
(6)(例えば、チャネルおよび干渉を含む)チャネル状態情報(CSI)測定。
【0077】
アンライセンスキャリアで動作するWTRUは、例えば、アンライセンス周波数バンド上における情報の正常な受信のための、RRM測定を可能にするために、周波数/時間推定および同期をサポートすることができる。
【0078】
ある代表的な実施形態においては、gNBは、あるLBT検討を行って、1つまたは複数の次回のPRACH機会を示すように、1つまたは複数のWTRUをトリガすることができる。WTRUは、対応するアップリンク送信に関連するトリガ内容またはトリガ受信時間から、LBT構成を決定することができる。
【0079】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、例えば、事前構成されたパターンに従って、PRACHリソーストリガ信号を明示的および/または暗黙的に監視する(モニターする:monitor)ことができる。トリガ信号は、PRACH構成/リソースを示すことができる。
【0080】
ある代表的な実施形態においては、例えば、WTRUが、gNBから、gNBを介して、もしくはgNBによって獲得されたCOTのための1つもしくは複数の切り換えポイントを用いるように構成された場合、および/またはそれを示すように伝えられた(それを示すように明示的に伝えられた、もしくはランダムアクセス(RA)手順の状況に基づいて暗黙的に伝えられた)場合、WTRUは、メッセージ3(msg3)送信の前に、異なるLBT構成をスキップおよび/または適用することができる。
【0081】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、チャネル占有状態に従って、それのランダムアクセス応答(RAR)タイマ、およびそれの競合解決タイマを調整することができる。
【0082】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、複数のリソース上において、おそらくは、独立したLBT(例えば、独立したLBT動作)に従う異なるサブバンド、BWP、セル、および/またはチャネル上において、LBTを実行することによって、メッセージ1、2、3、および/または4(msg1/2/3/4)を送信/受信することを試みることができる。
【0083】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、LBTの結果にかかわりなく、MACが、PHYにプリアンブル/SRを送信するように命令するたびに、またはプリアンブル/SR送信試行が、LBTに失敗するたびに、インクリメントすることができる、プリアンブル/SR試行カウンタを維持することができる。WTRUは、異なるチャネルに切り換える際、および/または関連するタイマの満了時に、カウンタをリセットすることができる。
【0084】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、プリアンブル/SR試行カウンタが、あるしきい値を上回ったとき、異なるLBTサブバンド、BWP、セル、および/またはチャネルに切り換えることができる。WTRUは、さらに、(1)ランダムアクセス手順を開始し、(2)プリアンブルもしくはSRを再送し、および/または(3)無線リンク問題をより高位のレイヤに報告することができる。
【0085】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、チャネル占有状態に応じて、事前構成および/または伝達された値に従って、WTRUによって決定されたバックオフ値を適用することができる。
【0086】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、RA優先度に応じて、異なるLBTウィンドウおよび/または構成を適用することができる。
【0087】
ある代表的な実施形態においては、NRアンライセンス(NR-U)におけるスケジューリング要求(SR)手順は、トリガされた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信、SR再送、SRトリガリングおよび/もしくはキャンセレーション、ならびに/またはSR禁止タイマ調整のうちのいずれかを含むことができる。
【0088】
ある代表的な実施形態においては、WTRUが、PUCCHリソーストリガ信号の受信に従って、PUCCHリソース利用可能性を決定するための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。gNBは、あるLBT検討を行って、1つまたは複数の次回のPUCCH機会を示すように、1つまたは複数のWTRUをトリガすることができる。
【0089】
ある代表的な実施形態においては、チャネル占有状態に応じて、またはSRを送信した後に提供された1つもしくは複数のPUSCHリソースについて、LBT(例えば、LBT動作)の失敗が発生したかどうかに応じて、WTRUが、保留中SRのSR禁止タイマを調整するための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0090】
ある代表的な実施形態においては、例えば、複数のアクティブな帯域幅パート(BWP)をサポートおよび/または使用することが可能な、WTRUが、(例えば、ある条件時に、異なるサブバンドおよび/またはBWP上において)追加のSRをトリガするための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0091】
ある代表的な実施形態においては、バッファステータスレポート(BSR)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を包含する、もしくは含むPDUを送信した際、および/または対応するPUSCH送信に対するLBT動作が成功した旨の(例えば、PHY(例えば、物理層)からの)インジケーション時に、WTRUが、保留中SRおよび/または保留中BSRをキャンセルするための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0092】
ある代表的な実施形態においては、例えば、(例えば、PRACHのためにトリガされたときに、LBT動作をいつ、および/またはどのように実行するかについての)トリガされたPRACH送信に対する、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0093】
ある代表的な実施形態においては、例えば、SSBが日和見的に送信しているときに、ビームインジケーションを実行するための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0094】
ある代表的な実施形態においては、例えば、PRACHと他のULチャネルのWTRU多重化を可能にするための、変更されたLBT(例えば、変更されたLBT動作)の、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0095】
ある代表的な実施形態においては、例えば、(例えば、マルチステップRACH、例えば、2ステップRACHのために)インターレースされたPRACHおよびPUSCHを可能にするための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0096】
ある代表的な実施形態においては、例えば、条件付き構成されるグラント、およびそれのトリガリングのための、方法、手順、動作、装置、および/またはシステムを、実施することができる。
【0097】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、優先度が高いランダムアクセス手順を開始する際、または開始した後に、差別化されたLBT構成をプリアンブル送信に対して適用するように構成することができる。
【0098】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、あるLBT構成をSR送信に対して適用するように構成することができ、それによって、LBT構成は、選択されたSR構成、および/または保留中SRをトリガした論理チャネルに従って、選択することができる。
【0099】
-3GPPリリース15(R15)ニューラジオ(NR)における代表的動作-
NRにおいては、WTRUは、キャリア内における帯域幅パート(BWP)を使用して、動作することができる。WTRUは、初期BWPを使用して、セルにアクセスすることができる。その後、WTRUは、動作を継続するために、BWPのセットを用いるように構成することができる。ある代表的な実施形態においては、任意の与えられた瞬間において、WTRUは、1つのアクティブなBWPを有することができる。他の代表的な実施形態においては、WTRUは、1つまたは複数のアクティブなBWPを有することができる。各BWPは、WTRUが、とりわけ、スケジューリングのために、その中で物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)候補をブラインドデコードすることができる、コアセットのセットを用いるように構成することができる。
【0100】
NRシステムは、可変送信持続時間および/またはフィードバックタイミングをサポートすることができ、および/または実施することができる。可変送信持続時間を用いると、物理ダウンリンク共用チャネル(PDSCH)送信、および/または物理アップリンク共用チャネル(PUSCH)送信は、スロットのシンボルの連続したサブセットを占有することができる。可変フィードバックタイミングを用いると、ダウンリンク(DL)割り当てのためのダウンリンク制御情報(DCI)は、(例えば、特定のPUCCHリソースを指し示すことによる)WTRUのためのフィードバックのタイミングについてのインジケーションを含むことができる。
【0101】
NRシステムは、異なるタイプの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース(例えば、2つ以上のタイプのPUCCHリソース)、例えば、ショートPUCCHおよび/またはロングPUCCHをサポートすることができ、および/または実施することができる。ショートPUCCHは、1個または2個のOFDMシンボルを使用して送信することができ、ロングPUCCHは、最大14個のOFDMシンボルを使用することができる。各PUCCHタイプは、例えば、対応するペイロードのタイプおよび/またはサイズに依存することができる、複数のフォーマットを有することができる。
【0102】
NRにおけるRA手順は、例えば、RA開始タイプに応じて、優先付けすることができる。優先付けされたRA(例えば、RACH)手順は、ネットワーク(例えば、ネットワークエンティティ)によって構成される、差別化されたバックオフ値および/または電力ランピング値を使用することができる。
【0103】
NR WTRUは、複数のSR構成を用いるように構成することができる。SR構成は、ある周期性を有する、PUCCHリソースのセットであることができる。ある代表的な実施形態においては、無線リソース制御(RRC)は、単一のSR構成を使用するように、論理チャネル(例えば、各論理チャネル)を構成することができる。
【0104】
ビームフォーミングされるセル(例えば、NRライセンスされたビームフォーミングされるセル)においては、(SSBおよび/またはCSI‐RSによって表される)ビームと、PRACHリソースまたはプリアンブルとの間の関連付けは、例えば、RARおよび/またはさらなるダウンリンク信号の受信のために、どのビームが最良であることができるか、または最良であるかを、WTRUがネットワーク(例えば、ネットワークエンティティおよび/またはgNB)に示すことを支援するように構成することができる。例えば、連続するSSBは、時間領域における連続するPRACHオケージョンにマッピングすることができる。同期信号(SS)バーストは、同期信号を送信するために使用される、連続したSSBのセットであることができる。ビームフォーミングされるNR-Uセルの状況においては、SSバースト内のビームのサブセットが、LBT失敗のせいで、見当たらないことがある。見当たらないSSBの送信タイミングは、タイミングオフセットによって示すことができ、および/または例えば、見当たらないSSBは、SSバーストにおける最後のSSBの後に、サイクリックに送信されるべきであると仮定することによって、WTRUによって決定することができる。
【0105】
-NRリリース16(R16)のためのアンライセンスバンドにおける代表的WTRU動作-
ある代表的な実施形態においては、LTE‐LAAおよび他の現任のRATとの共存動作/手順とともに、初期アクセス、RA、スケジューリング/HARQ、および/またはモビリティを含む、R16動作のためのアンライセンスバンドにおける動作をサポートするための、方法、装置、およびシステムを、実施することができる。例えば、そのような実施形態は、LTEアンカおよび/またはNRアンカセルと接続された、NRベースのLAAセル、ならびにアンライセンススペクトルを使用してスタンドアロンで動作する、NRベースのセルを含むことができる。
【0106】
ある代表的な実施形態においては、OCB要件を満たしながら、チャネルを共用するのに役立つことがある、例えば、eLAAにおいてPUSCH送信をインターレースするように、PRACH信号をインターレースする、例えば、PRACH物理チャネル構造および/またはRA手順に対するエンハンスメントを含む、RAのためのアンライセンスバンドにおける動作をサポートするための、方法、装置、およびシステムを、実施することができる。
【0107】
ある代表的な実施形態においては、スタンドアロンモードおよびLTE‐NR展開シナリオにおいて、NR‐UセルについてのRAのために、アンライセンスバンドにおける動作をサポートするための、方法、装置、およびシステムを、実施することができる。NR‐UセルについてのRAについては、プリアンブル、RAR、msg3、および/またはmsg4送信は、LBT結果に従うことができるので、マルチステップ(例えば、4ステップ)RA手順は、例えば、再送を考慮することすらなく、それぞれの送信の前に、最大4つの独立したLBT手順を使用すること、および/または必要とすることがある。マルチステップRA手順をNR-Uセルに適用する前に、CCAを使用すること、および/または必要とすることは、(例えば、マルチステップRA手順の完了まで)遅延(例えば、かなりの遅延)を引き起こすことがある。
【0108】
NRライセンスにおいては、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)オケージョンは、異なるプリアンブルが選択された場合、複数のWTRUが、同じPRACHオケージョン上において、同時RA手順を開始することができる、ネットワークエンティティ(例えば、gNB)によって提供される、時間-周波数リソース上におけるシステムアクセス機会を表すことができる。NR-Uにおいては、PRACHオケージョンは、LBT結果に従う、条件付きシステムアクセス機会を表すことができる。与えられたPRACHオケージョン上においてプリアンブルを送信する、単一のWTRUは、他のWTRUが、同じチャネル上において別のプリアンブルを送信することをブロックすることができ、NR-UセルにおけるRACH容量に影響することができる。接続モードにおけるWTRUについては、NR-UにおいてPUCCH上においてSRまたはアップリンク制御情報(UCI)を送信することは、LBT手順に従うことができ、および/またはLBT手順を使用することができる。
【0109】
-RA手順に対する代表的なLBT影響-
-代表的なトリガされるPRACH機会-
図2は、トリガ信号210(例えば、PRACHトリガ信号210)を受信した際に、PRACH送信(例えば、PRACH220aおよび/または220b)を送信する、代表的なRA手順200を例示する図である。
【0110】
図2を参照すると、RA手順200は、RA手順230aを開始することを望むことがある、第1のWTRU102aを含むことができる。その後、第2のWTRU102bが、RA手順230bを開始することを望むことがある。チャネルは、(例えば、チャネルビジー期間215にわたって)ビジーであることがあり、および/または第1のWTRU102aおよび第2のWTRU102bは、PRACHトリガ信号210を待つことができる。例えば、ネットワークエンティティ(例えば、gNB180a)は、第1のWTRU102aおよび第2のWTRU102bが、PRACH送信220aおよび220bを送信することができることを示す、例えば、チャネルが利用可能である(例えば、チャネルがビジーではない、および/またはもはやビジーではない)ことを示す、PRACHトリガ信号210を(例えば、ブロードキャスト、マルチキャスト、および/またはユニキャストするために)送信することができる。チャネルがビジーである間(例えば、チャネルビジー期間215の間)、gNB180aは、PRACHトリガ信号210を送信することができない。チャネルが利用可能になった後(例えば、チャネルビジー期間215が終了した後、ならびに/またはgNB180aによって、チャネルは利用可能である、および/もしくは空いていると決定された後)、gNB180aは、PRACHトリガ信号210を送信することができる。第1のWTRU102aおよび第2のWTRU102bは、PRACHトリガ210を監視することができ、受信することができる。PRACHトリガ信号210を受信した後、または受信したことに応答して、第1のWTRU102aは、RAプリアンブル送信220aを送信して、例えば、WTRU102aのためのRA手順を始めることができる。PRACHトリガ信号210を受信した後、または受信したことに応答して、第2のWTRU102bは、同様にRAプリアンブル送信220bを送信して、例えば、WTRU102bのためのRA手順を始めることができる。
【0111】
WTRU102a、102bは、WTRU102が、(例えば、RA手順を始める、または開始するために)その上でPRACHプリアンブル(例えば、PRACHプリアンブル送信220)を送信することができる、PRACHリソースを示されること、および/またはPRACHリソースを用いるように構成することができる。PRACHリソースは、とりわけ、(1)時間リソース(例えば、シンボルのセット)、(2)周波数リソース(例えば、物理リソースブロック(PRB)のセット)、(3)1つもしくは複数のアナログ/デジタル/ハイブリッドプリコーダ(例えば、1つもしくは複数の送信ビーム)、(4)(例えば、直交または非直交多元接続を可能にするための)1つもしくは複数のカバー符号またはプリアンブル、(5)1つもしくは複数のインターレースパターン(例えば、その上で送信するサブキャリアまたはPRBのサブセット)、および/または(6)1つもしくは複数のLBT構成のうちの少なくとも1つを含むことができる。LBT構成は、(1)ブロードキャストされた送信からWTRU102によって受信され、(2)半静的構成であり、(3)インジケーション(例えば、半静的もしくは動的インジケーション)に基づいて決定され、(4)トリガ信号間のタイミングから決定され、および/または(5)トリガ信号と適用可能なアップリンク送信との間の時間ギャップから決定されることができる。LBT構成またはLBTパラメータは、少なくとも、(1)チャネルアクセス優先度クラス、(2)LBTのカテゴリもしくはタイプ、(3)輻輳ウィンドウサイズ、および/または(4)UEがチャネルを獲得すること、もしくはその上でアップリンク信号を送信することができると決定するために使用されるパラメータを包含することができる。
【0112】
PRACHリソース上において、PRACHプリアンブル送信220を実行するために、WTRU102は、リソースを構成する前に、LBT動作を実行することができる。WTRU102は、PRACHプリアンブル220の送信に結び付けることができる、LBT構成を使用することができる。例えば、WTRU102は、PRACHプリアンブル220の送信に適用可能である(例えば、それだけに適用可能である)ことができる、特定のLBT構成を有することができる。
【0113】
別の代表的な動作においては、PRACHプリアンブル220を送信することを望む、および/または送信する必要があるWTRU102は、PRACHプリアンブル220の送信の前に、(例えば、1つまたは複数のPRACHリソースに結び付けられた)PRACHプリアンブル送信トリガ210を受信することができる。WTRUは、次回のPRACHリソースが有効であることを示す信号を受信することを予期することができる。インジケーションの受信は、PRACHリソースのために使用されるLBTのタイプ(および/またはLBTパラメータ)に影響を与えることがある。例えば、(1)WTRU102が、それのためのPRACHトリガ信号210(例えば、プリアンブル送信トリガ)を受信しなかったPRACHリソースに対しては、WTRU102は、PRACHプリアンブル220の送信の前に、完全なLBT手順を使用することができ、(2)WTRU102が、それのためのPRACHプリアンブル送信トリガ210(例えば、PRACHトリガ信号)210を受信したPRACHリソースに対しては、WTRU102は、優先度がより高いLBT(例えば、チャネル獲得の可能性を高めるために、それのパラメータを緩めることができる、LBT構成)を使用することができ、またはLBT手順をまったく使用しないことができる。
【0114】
他の代表的な実施形態においては、(例えば、RAを実行するようにトリガされた)WTRU102は、LBT動作の終了とPRACHプリアンブル送信220の開始との間に、時間の期間が存在することができるように、LBT動作および/または別のチャネルアクセス手順を実行することができる。このギャップ(例えば、このギャップ期間)の間、WTRU102は、PRACHトリガ信号210が送信されたかどうかを決定するために、リッスンすることができる。PRACHトリガ信号210の受信時および/または受信後、チャネルが占有されていないと以前に決定していた(例えば、LBT動作に成功していた)ときは、WTRU102は、適用可能なPRACHリソースで、PRACH(例えば、PRACHプリアンブル送信)220を送信することができる。WTRU102は、WTRU102が、次回のPRACH(または他のUL)送信のために、その上でLBT(例えば、LBT動作)を実行することができる、リソース(例えば、タイミングを含むLBT構成情報)を用いるように構成することができる。例えば、WTRU102は、LBT動作の終了と、関連付けられたUL送信リソースとの間の時間オフセットを用いるように構成することができる。タイミングオフセットは、例えば、WTRU102が、UL送信を検証するために(例えば、PRACHリソースの使用を検証するために、および/またはULグラントを検証するために)、PRACHトリガ信号210をリッスンすることを可能にすることができる。
【0115】
WTRU102は、LBT動作のタイミング(例えば、LBT動作がいつ実行されるか、実行されるべきか、または実行されたか)、RA手順成功または不成功、およびトリガ信号210の受信または未受信に基づいて、RA手順タイプ、(例えば、2つの動作もしくは4つの動作を使用する)RA手順、ならびに/またはRA手順のパラメータ(例えば、本明細書において説明されるような、とりわけ、RARおよび/もしくは競合解決タイマ、および/もしくはバックオフ値)を決定することができる。例えば、WTRU102が、トリガ信号210を受信する前に、LBT動作を実行し、および/またはチャネルが空いていると決定し、その後、gNB180からトリガ信号210を受信した場合、WTRU102は、第1のRA手順タイプ、およびRA手順パラメータの第1のセットを使用することができる。別の例においては、WTRU102が、最初にLBT動作を実行することなしに(またはトリガ信号210を受信する前に、RAのためのLBT動作に失敗した後に)、トリガ信号210を受信した場合、WTRU102は、その後、(トリガ信号210の受信に基づいて、それのパラメータを決定することができる)LBT動作を実行することができ、LBT動作の成功時および/または成功後、RA手順パラメータの第2のセットを用いる、第2のRA手順タイプを使用することができる。さらなる例においては、(例えば、トリガ信号210を受信し、トリガ信号210の受信前および/または受信後に、LBT動作に失敗した)WTRU102は、RA手順パラメータの第3のセットを用いる、第3のRA手順タイプを使用して、RAを実行することができる。別の例においては、(例えば、LBTを実行し、チャネルが空いていると決定したが、トリガ信号210を受信していない)WTRU102は、RAパラメータの第4のセットを用いる、第4のRA手順を使用して、RAを実行することができる。本明細書においては、UL LBT失敗という用語は、LBT手順のCCA部分の後、UEが、アップリンク送信試行のためのチャネルを獲得することができなかったことを暗示し、それは、他の決定方法の中でもとりわけ、物理層からの「LBT失敗の通知」または「LBT失敗のインジケーション」の受信に基づいて決定することができる。アップリンクLBT成功という用語が、使用されるときは、逆のことが、当てはまる。
【0116】
(1)LBT動作に失敗した、および/または(2)トリガ信号210を受信しなかったにもかかわらず、RAを実行する能力は、RAトリガに依存することができる。例えば、RAトリガのサブセットは、(1)(例えば、トリガ信号210の受信前、受信もしくは予期される受信後に)LBT動作に失敗した、および/または(2)トリガ信号210の受信に失敗したにもかかわらず、WTRUが、PRACH送信220を実行することを可能にすることができる。別の手順/プロセスにおいては、(1)LBT動作に失敗した、および/または(2)トリガ信号210を受信していないにもかかわらず、RAを実行する能力は、RAがそれのために実行されている、サービスタイプに依存することができる。
【0117】
-代表的なトリガ信号-
トリガ信号(例えば、PRACHプリアンブル送信トリガ210)は、暗黙的なインジケーション、または明示的なインジケーションであることができる。暗黙的なトリガリングの例は、WTRU102が、ネットワーク(例えば、gNB180)から送信を受信した場合、WTRU102が、次回のPRACHリソースが有効であることを予期することができることであることができる。そのような送信は、とりわけ、(1)1つもしくは複数の発見参照信号(DRS)、(2)1つもしくは複数の同期信号ブロック(SSB)、(3)1つもしくは複数の参照信号(RS)、(4)1つもしくは複数の制御チャネル(例えば、PDCCH)、および/または(5)1つもしくは複数のマスタ情報ブロック(MIB)/システム情報ブロック(SIB)のうちの少なくとも1つを含むことができる)。例えば、ネットワーク(例えば、gNB180などのネットワークエンティティ)からDL送信を受信するWTRU102は、DL送信に結び付けられたCOT内におけるPRACHリソース(例えば、いずれかのPRACHリソース)が有効であると決定および/または仮定することができる。別の例においては、WTRU102は、DL送信を受信した後、または受信した際に、タイマを開始することができ、タイマの満了前に発生する(例えば、使用される)PRACHリソース(例えば、いずれかのPRACHリソース)は、WTRU102によって有効であると、またはあるLBT構成を用いた送信のために有効であると見なすことができる。ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、1つまたは複数のSSBと関連付けられたPRACHリソースのために、SSBの受信をトリガとして使用すること、および/またはトリガと見なすことができる。
【0118】
WTRU102は、信号の送信が、1つまたは複数の次回のPRACHリソースが有効であることを明示的に示すことを決定/予期することができる。例えば、WTRU102は、ブロードキャストチャネルを監視(monitor)して、有効なPRACHリソースのインジケーションを受信することを試みることができる。別の例においては、WTRU102は、PDCCH(例えば、グループ共通PDCCH、またはWTRU宛てのPDCCH)を監視して、トリガ信号210(例えば、PRACHリソーストリガ信号)を受信することを試みることができる。WTRU102は、ある探索空間および/またはコアセットを監視して、トリガ信号210(例えば、PRACHリソーストリガ信号)を受信することができる。
【0119】
そのようなインジケーションは、事前構成またはスケジュールされたPRACHリソースを指し示すことができる。例えば、インジケーションは、PRACHリソース構成を提供することができる(例えば、動的PRACHリソースインジケーション)。
【0120】
WTRU102が、PRACHリソースの事前構成されたセットのうちの1つを使用することを決定および/または予期するとき、WTRU102は、PRACHリソース(例えば、各PRACHリソース)のために、トリガ信号210を送信できる、特定のインスタンスおよび/またはチャネルを監視(monitor)することができる。例えば、1つまたは複数のトリガリング信号210と、1つまたは複数のPRACHリソースとの間に、(例えば、1対1、多対1、または1対多の)関係が、存在することができる。次回のPRACHリソースを使用することを決定し、計画し、欲し、および/または望むWTRU102は、トリガリング信号210を受信することができる、1つまたは複数の特定のインスタンスを監視することができる。そのような動作については、1つまたは複数のトリガ信号オケージョンと、1つまたは複数のPRACHリソースとの間に、暗黙的な(事前決定された、あらかじめ知られた、および/または伝達された)関係が、存在することができる。
【0121】
別の動作においては、WTRU102は、トリガ信号パターン(例えば、PRACHリソーストリガ信号監視パターンresource trigger signal monitoring patterns)を用いるように構成することができる。例えば、必要とされる、および/または適切であるとき、WTRU102は、PRACHリソーストリガ信号オケージョン(例えば、すべてのPRACHリソーストリガ信号オケージョン)を監視することができる。WTRUは、トリガ信号がPRACHリソース構成を提供することを予期する(例えば、提供するように構成する)ことができる。
【0122】
-代表的なトリガ信号内容-
トリガ信号210(例えば、PRACHリソーストリガ信号)は、例えば、本明細書において定義されるような、PRACHリソース構成を提供することができる。PRACHリソーストリガ信号210は、事前構成されたPRACHリソースのセットの有効性を示すことができる。例えば、PRACHリソーストリガ信号210は、1つまたは複数の次回のPRACHリソースのための構成のサブセット(例えば、リソース割り当て、プリアンブル、および/またはインターレース)を提供することができる。
【0123】
トリガ信号210(例えば、PRACHリソーストリガ信号)は、1つまたは複数のサブバンド上のPRACHリソースの有効性を示すことができる。例えば、接続モードにおけるWTRU102については、PRACHトリガ信号210(例えば、PRACHリソーストリガ)は、与えられたPRACH構成上においてRAを実行するための命令を提供することができる。例えば、PRACHトリガ信号は、与えられたサブバンド、1つもしくは複数のプリアンブル、および/または1つもしくは複数のPRACHリソース上において、1つまたは複数のWTRU102にRA動作を実行させ、および/または実行するように命令することができる。同様に、異なるサブバンド上におけるRAを含む、RA動作を実行するように、PDCCH上において、WTRU102に命令することができる。
【0124】
PRACHリソーストリガ信号(例えば、PRACHリソーストリガ)は、PRACHリソースをそれのために使用することができる、1つまたは複数の目的(例えば、目的のセット)を示すことができ、WTRU102は、プリアンブルが、PRACHリソーストリガ信号210で示される目的のうちの1つのためのものである場合、PRACHプリアンブルを送信する(例えば、それだけを送信する)ことができる。PRACHリソースについてのPRACHプリアンブル目的は、おそらくは、サービスタイプとともに、(1)初期アクセス、(2)ビーム障害回復(BFR)、(3)モビリティ(例えば、ハンドオーバ)、(4)失われているUL同期、(5)RRC接続再確立、(6)スケジューリング要求(SR)送信、および/または(7)タイミング事前獲得のうちのいずれかを含むことができる。PRACHリソーストリガは、(1)PRACHリソースがそれのために有効であるRAの優先度、および/または(2)PRACHリソースがそれのために有効であるWTRU102のセットのうちのいずれかを示すことができる。例えば、グループ無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を、PRACHリソーストリガ内に含むことができる。
【0125】
ビームフォーミングされるNR-Uセルについては、WTRU102は、SSバースト内のSSBのサブセットが、LBT失敗(例えば、LBT動作失敗)のせいで、送信されなかった、もしくは遅れていると決定することがあり、および/または同様に、CSI-RSについては、WTRU102は、1つもしくは複数のCSI-RS(例えば、CSI-RSのすべてもしくはサブセット)が、LBT失敗のせいで、送信されなかった、もしくは遅れていると決定することがある。SSバースト後のトリガ信号は、とりわけ、(1)SSB(および/またはCSI-RS)とPRACHオケージョン/プリアンブルとの間における構成された関連付けルールの変更、(2)どのSSB/CSI-RSを選択すべきか(もしくはどの対応するPRACHオケージョン/プリアンブルを選択すべきか)を決定するときの、選択のためのSSB(および/もしくはCSI-RS)のサブセットについての利用可能性および/もしくは適用可能性ステータス、(3)例えば、あるSSB/CSI-RSへの関連付けを伴った、1つもしくは複数の追加のPRACHオケージョン、ならびに/または(4)1つもしくは複数の適用可能な動的PRACHオケージョンに対する時間オフセットを示すことができ、および/または暗示することができる。
【0126】
ある代表的な実施形態においては、インジケーションは、(例えば、トリガ信号210の内容および/またはトリガ信号210の特性に基づいて)明示的であることができる。他の代表的な実施形態においては、インジケーションは、(1)トリガ信号210、(2)SSBおよび/もしくはCSI-RS送信のシーケンス、ならびに/または(3)他のgNB送信から、WTRU102によって暗黙的に決定することができる。
【0127】
WTRU102は、例えば、ネットワークエンティティ(例えば、gNB)におけるLBT失敗(例えば、LBT動作失敗)のせいで、あるSSBまたはある複数のSSBが、送信されなかった、または構成されたSSB送信オケージョンに関してタイミングがずれて送信されたと決定することがある。WTRU102は、PRACHオケージョンおよび/またはプリアンブルをSSBにマッピングする関連付けルールを変更する(例えば、その後、変更する)ことができる。
【0128】
例えば、WTRU102は、見当たらないSSB(および/またはCSI-RS)と関連付けられたPRACHオケージョンおよび/またはプリアンブルが、見当たらないSSBをもはや示さないと決定することがある。WTRU102は、さらに、異なる目的のために、および/または異なるインジケーションのために、これらのPRACHオケージョンのタイミングの前に送信されなかった、1つまたは複数のSSBと関連付けられた、PRACHオケージョン/プリアンブルを再使用することができる。例えば、WTRU102は、送信された他のSSBのインジケーションのために、これらのPRACHリソースを使用することができる。
【0129】
プリアンブル再送については、WTRU102は、初期送信のために選択されたSSBが、プリアンブル再送前の、そのSSB上におけるLBT失敗のせいで、見当たらなかったとき、次のPRACHオケージョンを待つと(例えば、WTRU102は待つべきであると)決定することができる。例えば、以前に選択されたSSBが、LBTのせいで(例えば、LBT失敗が発生したせいで)、送信されなかったときは、他のSSBが使用可能であり、および/または他のSSBのためのLBT動作が成功したとしても、例えば、以前に選択されたビームのための電力ランピングステータスの進行を維持するために、WTRU102が、プリアンブル再送のためのSSBを変更しないことが役立つことがある。そのようなケースにおいては、WTRU102は、関連付けられたPRACHオケージョンがスキップされたとき、電力ランピングカウンタ、および/またはプリアンブル送信カウンタをインクリメントしないことができる。例えば、再送の制限された回数まで、または(例えば、より高位のレイヤによって、および/もしくはネットワークシグナリングを介して構成することができる)あるタイマが動作している間、WTRU102は、以前のPRACH送信を用いて選択されたSSBと関連付けられたRACHオケージョンをスキップする、またはさらにスキップすることができる。
【0130】
ある代表的な実施形態においては、ビームフォーミングされるNR-Uセルにおけるプリアンブル再送について、WTRU102は、現在のSSB送信が、LBT失敗のせいで、見当たらないとしても、初期および/または先行送信のために選択されたSSBと関連付けられたPRACHオケージョン/プリアンブルを、WTRU102が選択することができると決定することができる。WTRU102は、特定のSSBが(例えば、LBT失敗のせいで)送信されなかったと、ネットワークによるインジケーションから、決定することができ、またはWTRU102は、SSBが(例えば、LBT失敗のせいで)送信されなかったと自律的に決定することができる。WTRU102は、例えば、再送の制限された回数まで、または(より高位のレイヤによって、および/もしくはネットワークシグナリングを介して構成することができる)あるタイマが動作している間、そのような挙動に従う、またはさらに従うことができる。
【0131】
-トリガ信号を受信するための代表的WTRU挙動-
WTRU102は、WTRU102がPRACHプリアンブル210を送信すべきである、または送信するようにトリガされていると決定した後、または決定した際に、PRACHリソーストリガ信号を監視し始めることができる。WTRU102は、PRACHリソーストリガ信号を検出するために、監視パターンを用いるように構成することができる。構成は、ブロードキャストチャネルで提供することができ、および/またはRRC構成することができる。PRACHリソーストリガ信号の受信時または受信後、WTRU102は、関連付けられたPRACHリソースでPRACHプリアンブルを送信することを試みることができる。第1の例においては、インジケーションを受信することは、WTRU102が、例えば、PRACH再送のために、複数のPRACHリソースを使用することを可能にすることができる。別の例においては、WTRU102は、プリアンブル再送のために使用されるPRACHリソースについて(例えば、どのPRACHリソースについても)、異なるPRACHリソーストリガ信号を受信することができる。
【0132】
トリガ信号は、共通および/またはWTRU固有の探索空間において監視されるPDCCHから、受信することができる。PDCCHの巡回冗長検査(CRC)をマスクするために使用されるRNTIは、例えば、システム情報の一部として、事前決定すること、またはより高位のレイヤによって構成することができる。RNTIは、システム情報の一部として構成することに加えて、またはその代わりに、例えば、専用シグナリングによって構成することができ、またはCell-RNTI(C-RNTI)に対応することができる。複数のRNTI(例えば、システム情報によって提供される1つと、C-RNTIに対応する第2のもの)を可能にすることは、ネットワークが、競合ベースのRAおよび/または無競合のRAのいずれのためにも、1つまたは複数のリソースを柔軟に構成することを可能にすることができる。
【0133】
-RARによる代表的トリガリング-
ある代表的な実施形態においては、RA手順を実行する必要がある、および/または実行することを望む際に、WTRU102は、事前構成された検索空間を監視し始めて、gNBトリガRARを受信することを試みることができる。RARは、例えば、最初にプリアンブル送信を受信することなしに、gNBによって送信することができる。例えば、WTRU102は、探索空間を監視して、自発的なRARが送信されたことを示す制御シグナリングを受信することができる。RARは、1つまたは複数の適用可能なLBT構成を含む、適用可能な送信特性とともに、msg3送信を実行するための1つまたは複数のULグラントを、1つまたは複数のWTRU102に提供することができる。
【0134】
WTRU102は、RARおよび/またはULグラントがそれのために有効である、1つまたは複数のWTRU102を識別することができる識別子を含む、RARを受信することができる。RARは、示されたULグラントをそれのために使用することができる、本明細書において説明されるような、RA目的を含むことができる。
【0135】
RARは、グラントのセットを含むことができる。例えば、RAを実行することを決定し、望み、および/または必要とする、WTRU102は、ULグラントのセットからグラントを選択することができる。グラントの選択は、ランダム(例えば、完全にランダム)であることができる。別の例においては、グラントの選択は、とりわけ、(1)予想されるタイミングアドバンス(TA)範囲(例えば、WTRU102は、TA値の予想される範囲に基づいて、グラントを選択することができる)、(2)RA-RNTI、(3)RAプリアンブルID、(4)サービスタイプ、(5)ULおよび/もしくはDLビーム(例えば、DL RS上における測定に基づいて、例えば、WTRU102は、好ましいULビームおよび/もしくは好ましいDLビームを有することができる)、(6)送信するデータの量、(7)RA目的、ならびに/または(8)以前に失敗したmsg3送信(例えば、以前のULグラント送信が失敗した場合、WTRU102は、RAにおける次の試みのために、より堅牢なULグラントを選択することができる、のうちのいずれかに依存することができる。
【0136】
-RA手順ごとのLBTの数を低減するための代表的動作-
-単一のLBT-RA手順-
単一のRA手順における各メッセージ送信のために使用される、または必要とされるLBTの数を低減するために、1つまたは複数の切り換えポイントとのCOT共用を使用して、WTRU102とネットワークエンティティ(例えば、gNB180)との間において、チャネルアクセスを共用することができる。COT共用は、例えば、時間デュプレックスフレーム構造における、同じチャネル上において、ULおよびDL RAメッセージが送信されるときに、実施する(例えば、検討する)ことができる。
【0137】
例えば、メッセージ(例えば、メッセージ2(msg2))を送信するためのチャネルを獲得した際、gNB180は、gNB180が、メッセージ4(msg4)を送信するまで、チャネルを占有し続けることができる。gNB180は、msg3送信のための提供されるグラントごとに、LBT構成とともに、COT切り換えポイントを(例えば、メッセージ内の示されたパラメータ、またはメッセージ自体に基づいて)伝達または暗示することができ、グラントPUSCH持続時間の間、チャネルを占有することを停止することができる。WTRU102は、msg3の送信の前に、ショートLBTを実行することがあり、または実行しないことがあり、これは、例えば、RA手順ごとのLBTの数および/または完全なLBTの数を低減する結果をもたらすことができ、各送受信機は、限られた回数にわたって(例えば、1回だけ)、チャネルを獲得することができる。同様に、WTRU102は、msg3を送信した後、WTRU102が、メッセージ5(msg5)のための別のグラントを受信するまで、チャネルを保持することができる。ある代表的な実施形態においては、ショートLBT動作は、より短い期間にわたってリッスンすることができ、またはロングLBT動作よりもより緩められた基準に基づいて、チャネルが利用可能であると決定することができる。
【0138】
-RARタイマおよび/または競合解決タイマの代表的調整-
WTRU102は、1つまたは複数のタイマ(例えば、ra-ResponseWindow)および/または(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)の満了前の時間期間の間、PDCCHを監視することができる。例えば、タイマra-ResponseWindowが、WTRU102がmsg2を受信することなしに満了した場合、またはra-ContentionResolutionTimerが、msg4を受信することなしに満了した場合、WTRU102は、プリアンブル再送が適切であると決定する(例えば、プリアンブル再送が必要とされると仮定する)ことができる。NR-Uについては、gNB180が、LBTの後に、チャネルを獲得することに失敗したせいで、msg2および/またはmsg4についてのPDCCHが、送信されなかったことがある。そのようなケースにおいては、WTRU102は、別のプリアンブル再送を試みる前に、RA手順を完了するために、msg2および/またはmsg4のための待ち時間を延長することから利益を得ることができる。
【0139】
WTRU102は、gNB180が、mgs2および/またはmsg4についてのPDCCHの送信のためのチャネルを獲得しなかったと決定することができることがある。WTRU102は、(1)WTRU102は、チャネルがビジーである、および/もしくはgNB180がチャネルを獲得しなかったと、WTRU102が決定した期間の間、タイマra-ResponseWindowおよび/もしくはra-ContentionResolutionTimerを一時停止することができること、(2)WTRU102は、(例えば、チャネルがビジーである、および/もしくはgNB180がチャネルを獲得しなかったと、WTRU102がひとたび決定すると)タイマra-ResponseWindowおよび/もしくはra-ContentionResolutionTimerをリセットすることができること、ならびに/または(3)WTRU102は、(例えば、チャネルがビジーである、および/もしくはgNB180がチャネルを獲得しなかったと、WTRU102がひとたび決定すると)タイマra-ResponseWindowおよび/もしくはra-ContentionResolutionTimerのうちのいずれかに、時間値を加算することができることのうちのいずれかを含む、いくつかのアクション(例えば、役立つおよび/または必要なアクション)を取って、PDCCH監視期間を延長することができる。1つまたは複数の加算される時間値は、構成された値に依存することができ、および/またはチャネルがその間ビジーであると決定された持続時間に基づくことができる。1つまたは複数の加算される値は、可能な値のセットからWTRU102によってランダムに決定することができる。
【0140】
-代表的なメッセージ1/2/3/4のダイバーシティ-
ある代表的な実施形態においては、異なるリソース上における、および/または例えば、異なるサブバンド内における、複数のメッセージ(例えば、msg1、msg2、msg3、および/またはmsg4)の送信を実施することができ、それが、有益であることがある(例えば、各メッセージは、独自のLBT手順と関連付けることができる)。例えば、2つ以上のRATが、チャネルを共用することができる、高いチャネル占有状態においては、単一のメッセージを送信するために、広帯域LBTを用いて広帯域チャネルを獲得することは、例えば、OCB要件に基づいて(例えば、OCB要件を考慮するとき)、効率的でないことがある。PRACHプリアンブル、RAR、msg3、および/またはmsg4のダイバーシティは、これらのメッセージを、異なるリソースおよび/またはLBTサブバンドのセットで送信することを試みることによって達成することができ、各リソースは、独立したLBTを使用および/または必要とすることができる。このダイバーシティは、1つまたは複数のLBTサブバンド内においてチャネルを獲得することに失敗することに対して、堅牢性を提供することができる。WTRUは、プリアンブル再送数、および/もしくはRRC構成、ならびに/または以下のうちのいずれか、すなわち、とりわけ、(1)プリアンブル試行数、および/もしくはプリアンブル送信数、(2)UL BWPおよびDL BWPのインデックス、および/もしくは(例えば、構成されている場合、および/もしくは有効な場合)UL BWPとDL BWPとの間のリンケージ、(3)タイマ(例えば、BWP非活動タイマ)が動作しているか、それとも満了したか、(4)監視されるサブバンド/BWP上における観測されたチャネル占有/負荷状態、(5)WTRUもしくは適用可能なPRACHリソースについての(例えば、RRCおよび/もしくはSIシグナリングを介して受信される)ある静的もしくは半静的構成、および/もしくは(6)複数のアクティブなBWPをサポートするためのWTRU102の能力のうちのいずれかに依存して、そのような送信/受信ダイバーシティを試みることができる。
【0141】
例えば、WTRU102は、異なるサブバンド、PRACHリソース、プリアンブル、および/またはインターレースを使用して、複数のmsg1を送信することを試みるように構成することができる。msg2および/またはmsg4については、WTRU102は、異なるサブバンド、コアセット、および/またはBWP上において、少なくとも1つのRAR/競合解決を受信することを試みるように構成することができる。
【0142】
msg3については、WTRU102は、msg3を送信するために、複数のグラントを受信することができる。例えば、WTRUは、同じプリアンブルIDのための複数のMAC RARを包含する、もしくは含む、Msg2 PDU(例えば、各々が、異なるアップリンクグラントを包含する、もしくは含む)、または複数のULグラントを包含する、もしくは含むことができる、拡張されたMAC RARを受信することができる。WTRU102は、グラント(例えば、各グラント)のためのLBT結果、例えば、LBTがそれのために成功した単一のULグラントに応じて、1つまたは複数のメッセージ(例えば、msg3)を送信することができる。例えば、WTRU102は、異なるサブバンド上におけるmsg3送信のために、msg2で複数のグラントを受信することができる。WTRU102は、msg3のための各選択されたグラントごとに、別々のLBT手順を適用することができる。別の例においては、WTRU102は、同じサブバンド上におけるmsg3送信のために、mgs2で複数のグラントを受信することができる。WTRU102は、単一のLBT手順を適用し、複数のmsg3を送信することができる。さらなる例においては、WTRU102は、1つまたは複数のmsg2を受信することができ、各msg2は、msg3のための1つまたは複数のULグラントを含む(例えば、伴う)(例えば、各msg2は、1つまたは複数の異なるmsg3グラントを指し示すことができる)。WTRU102は、提供されたmsg3グラントと関連付けられた、利用可能なリソース(例えば、チャネルリソース)のいずれか1つまたはサブセット上において、単一のmsg3を送信することができる。例えば、チャネルリソースの利用可能性は、LBT手順の結果から決定することができる。
【0143】
-PRACH送信の代表的LBT手順-
PRACHプリアンブル選択は、WTRU102のセットによる、同じPRACHリソース上におけるPRACH送信の多重化を可能にすることができる。PRACHを送信するとき、WTRU102が、時間アライメントを行わないことがあることが考えられる。そのようなケースにおいては、第1のWTRU102aによる早いPRACHプリアンブル送信は、第2のWTRU102bによる失敗したLBTをもたらすことがある。PRACH送信のためのLBT手順は、そのような阻害を低減および/または実質的に排除するように変更することができる。第1の代表的な手順においては、LBTの空きチャネル判定部分において使用される、干渉しきい値は、PRACH送信のために、他のULおよび/またはDL送信のためのものとは異なる値に設定することができる。
【0144】
ある代表的な手順においては、空きチャネル判定のために使用される、干渉しきい値は、LBT手順の進行にわたって変化することができる。例えば、WTRU102は、チャネルが空いている、N個のCCAスロットを決定することができ、および/または決定する必要があることがある。PRACHの送信に時間的に最も近いCCAスロットのセットについて、WTRU102は、LBT手順における他のCCAスロットのためのものとは異なる(例えば、より高いことがある)干渉測定しきい値を使用することができ、例えば、それは、スロットが、例えば、異なるタイミングアラインメントで、1つまたは複数の他のWTRU102によって使用されているとき、CCAスロットがビジーであると決定することをWTRU102が回避することを可能にすることができる。
【0145】
ある代表的な手順においては、WTRU102は、LBTプロセス/手順の終了とUL送信のタイミングとの間のタイミングオフセットを使用することができる。オフセットおよびUL送信のタイミングによって決定される時間よりも前の、成功したと決定されなかったLBTプロセス/手順は、失敗したと見なされ、(例えば、そのULリソースについての)送信は、発生することができないと決定することができる。
【0146】
ある代表的な手順においては、WTRU102は、以前に獲得されたTA値を使用して、CCAウィンドウ/LBTプロセス/手順の長さ、CCAの開始時間、および/またはアップリンク送信の開始タイミングを調整することができる。WTRU102は、モビリティステータスに基づいて、TA値が有効であるかどうかを決定することができる。WTRU102は、CCAの開始および/もしくは長さ、または実際のアップリンク送信の開始を調整するために、(例えば、あるセル構成、および/またはダウンリンク測定に基づいて)TA値を推定することができる。
【0147】
ある代表的な手順においては、WTRU102は、他のWTRU102と多重化することができる、1つまたは複数の送信のために、短縮されたLBTプロセス/手順を使用することができる。短縮されたLBTプロセス/手順は、より少量のN個のCCA空きCCAスロットを使用すること、またはそれを決定するようにWTRU102に要求することができ、LBTの残りについては、WTRU102は、CCAスロット上における測定を無視することができ、それらの持続時間を異なる時間全体に含めることができる。
代替的なLBT手順の使用はWTRU多重化を可能にすることができる
(例えば、各しきい値がそれに対して適用可能なCCAスロットのセットとともに、しきい値のセットを使用する、短縮されたLBTプロセス/手順を使用する、LBTプロセスの終了とUL送信との間のオフセットを使用する、またはアクセスクラスカテゴリである)LBTタイプは、UL送信タイプおよび/またはリソースの関数として決定することができる。これは、異なるUL送信の多重化を可能にすることができる。例えば、WTRU102には、同じスロット、および/またはシンボルのセット内のULリソースを、PRACHリソースとして許可することができる。(例えば、許可および/または構成された)UL送信についての、そのようなケースにおいては、WTRU102は、可変CCAしきい値を含む、もしくは示すLBT構成、および/またはLBTの終了と送信の開始との間のタイミングオフセットを使用することができる。
【0148】
WTRU102は、別のWTRU102からの別のUL送信と同じスロットおよび/またはシンボル内において、UL送信を送信することができると決定することができる。WTRU102が、同時に送信する他のWTRUが時間アライメントされることを予期するかどうかに応じて、WTRUは、異なるLBTプロセス/手順(および/またはLBTパラメータ)を使用することができる。例えば、WTRU102が、PRACHリソースと重なり合う、または実際に重なり合うことができるリソースで送信している場合、WTRU102は、LBTパラメータの第1のセットを使用することができる。WTRU102が、PRACHリソースと重なり合うことができないリソースで送信している場合、WTRU102は、LBTパラメータの第2のセットを使用することができる。
【0149】
WTRU102は、例えば、送信のアクセスクラス優先度に基づいて、LBT手順のタイプを、それと関連付けられたパラメータ(例えば、しきい値および関連付けられたCCAスロットのセット)とともに、決定することができる。
【0150】
WTRU102は、WTRU102のULリソース(例えば、PRACH、PUSCH、および/またはPUCCHなどのためのリソース)の前(例えば、直前)に発生する隣接スロットにおける、UL送信の存在または非存在を示すことができ、例えば、それは、WTRU102が、WTRU102に関連付けられた異なるLBTタイプおよび/または異なるパラメータを使用することを可能にすることができる。例えば、別のWTRU102(例えば、同じgNB180によってサービスされる別のWTRU102)が、WTRU102のULリソースの直前のリソースで送信していることが示されるケースについては、WTRU102は、より少ない空きチャネル判定時間を使用する、または必要とする、LBT手順を使用することができる。そのようなLBT手順を実行することができる、または実行すべきタイミングを、示すことができる。例えば、LBT手順のタイミングは、実際の送信の前の複数のスロットであることができる。
【0151】
-代表的なインターレースされた送信-
UL送信のためのOFDMベースのインターレーシングは、ULの容量を改善するために、例えば、アンライセンススペクトルにおいて使用することができる。(例えば、同じWTRU102または異なるWTRU102からの)PUSCHチャネルとPRACHチャネルは、独立的および/または従属的にインターレースすることができる。WTRU102は、とりわけ、例えば、(1)ネットワーク構成、(2)受信されたネットワークシグナリング、および/または(3)事前設定されたルールに基づいて、数々の方法で、PUSCHおよび/またはPRACHをインターレースすることができる。ネットワークシグナリングは、(例えば、L1/L2シグナリングを使用して)動的であること、(例えば、L2/L3シグナリングを使用して)半静的であること、および/または事前設定することができる。例えば、WTRU102は、とりわけ、以下の手順のうちのいずれかを使用することができ、それにおいては、
(1)PUSCHは、インターレースされ、PRACHは、インターレースされず(例えば、PRACH信号は、周波数領域において(例えば、他のPUSCHインターレースの間において、もしくはPUSCHインターレースの2つの部分(例えば、PRB)の間のギャップに配置されたPRBに包含される、もしくは含まれるリソースにおいて)連続して送信することができる。他の代表的な実施形態においては、PRACHは、PUSCHインターレースのために使用される、1つもしくは複数のPRBによって割り込まれることがある、連続的なPRBにおいて送信することができる)、
(2)PUSCHとPRACHは、異なるインターレースを使用して送信され(例えば、(例えば、同じWTRU102からの、もしくは異なるWTRU102からの)PRACHおよびPUSCHチャネルは、ともに、インターレースすることができる。WTRU102は、各チャネルのためのインターレーシングパターンを決定することができる。WTRU102は、PUSCHインターレーシングパターンから、PRACHインターレースを決定することができる。WTRU102は、PRACHインターレースとPUSCHインターレースとの間の1つもしくは複数の可能な関連付けを示すことができる。例えば、PRACHインターレースおよび/またはプリアンブルは、特定のPUSCHインターレースに結び付けることができる。別の例においては、WTRU102は、(例えば、WTRU IDを入力として使用する)関数から、PRACHインターレースとPUSCHインターレースとのリンケージを決定することができる)、ならびに/または
(3)PUSCHおよびPRACHは、とりわけ、単一のインターレースを使用して送信される(例えば、それは、PRACH送信およびPUSCH送信が、単一のWTRU102のために望まれるときのためである。例えばPRACHシーケンスは、情報をインターレースのサブキャリア/PRBにマッピングする前に、PUSCHデータと組み合わせることができる。WTRU102は、物理リソースにマッピングする前に、組み合わされたPRACH/PUSCHシーケンスの、ある再マッピングを適用することができる)。
【0152】
2ステップRACH動作について、単一のWTRU102は、組み合わされた第1のRACHメッセージ(eMsg1、または組み合わされたMsg1)のために、PUSCHおよびPRACHの両方を送信することができ、および/または送信する必要があることがある。WTRU102は、使用されるPRACHリソース/プリアンブルと、データペイロードを運ぶために使用される対応するPUSCHとの間の関連付けに基づいて、両方のチャネル上において同時にまたは非同時に送信することができる。WTRU102は、以下のうちのいずれか、すなわち、(1)WTRU102の電力ヘッドルーム、および/もしくはアップリンク送信電力、(2)チャネル占有状態、および/もしくはCOTにおける残存時間、(3)プリアンブル再送数、(4)例えば、RACHトリガ信号を含む、ネットワークシグナリング上の受信、ならびに/または(5)RAの目的もしくはタイプのうちのいずれかを考慮して、両方のチャネルを同時に送信するか、それとも非同時に送信するかを決定することができる。
【0153】
例えば、WTRU102は、プリアンブルの送信に後続するデータの送信のための第1の利用可能なULリソースにおいて、発生するデータのためのリソースを選択することができ、そのようなリソースは、ネットワークシグナリングを通して、WTRU102に提供することができる。PUSCHインターレース、およびeMsg1のデータペイロード部分を送信するためにWTRU102によって選択されるPRBは、以下で説明される手順のうちのいずれかによって、選択することができる。
【0154】
eMsg1が、NR-Uセルにおいて送信されるとき、WTRU102は、(他のPUSCHリソース特性に加えて)選択されたPRACHリソースとPUSCHインターレースとの間の関連付けを設定、決定、および/または仮定することができる。WTRU102は、以下のうちのいずれかを使用して、すなわち、
(1)固定もしくは事前定義された手順であって、手順は、WTRU102において事前構成され、すべてのWTRU102のために仮定/設定されるようなものであり、例えば、WTRU102は、それのWTRUアイデンティティに基づいて、インターレースを選択することができる、固定もしくは事前定義された手順を使用して、
(2)SIB上のブロードキャストを通してなど、システム情報において提供される、もしくはアクセステーブルにおいて提供される情報から、
(3)DCIにおいて、もしくはダウンリンク制御メッセージ(例えば、とりわけ、MAC CEメッセージおよび/もしくはRRCメッセージ)において明示的に示されるような、明示的なインジケーションに基づいて、
(4)選択されたプリアンブルに基づいて(例えば、選択されたプリアンブルは、使用される特定のインターレースと関連付けることができる。関連付けは、ネットワークによって固定もしくは構成することができる)、
(5)選択されたPRACHリソースに基づいて(例えば、PRACHリソースは、使用される特定のインターレースと関連付けることができる。関連付けは、ネットワークによって固定または構成することができる)、
(6)ランダム選択に基づいて(例えば、WTRU102は、可能なPUSCHインターレースのセットから選択することができる。WTRU102によって使用可能な、可能なインターレースの数は、上で説明された、本明細書における、代表的な手順/プロセス/方法のうちのいずれかによって、さらに決定することができる)
(他のPUSCHリソース特性に加えて)選択されたPRACHと関連付けられたPUSCHインターレースを決定することができる。
【0155】
-アンライセンススペクトルにおける代表的RA手順-
-代表的なバックオフ手順-
図3は、LBT動作とともに使用される、代表的なバックオフ手順(例えば、LBT失敗の後、WTRU102によって適用されるランダムバックオフ)を例示する図である。
【0156】
図3を参照すると、RA手順300は、RA手順を開始することを望むことができ、LBT動作330aを開始することができる、第1のWTRU102aを含むことができる。第1のWTRU102aは、(例えば、チャネルビジー期間315の間)チャネルがビジーであると決定することができ、第1のバックオフタイマを開始することができる。第1のバックオフタイマの値は、例えば、ランダムに、またはRA優先度に基づいて、設定することができる。その後、第2のWTRU102が、RA手順を開始することを望むことがあり、LBT動作330bを開始することがある。第2のWTRU102bは、(例えば、チャネルビジー期間315の間)チャネルがビジーであると決定することができ、第2のバックオフタイマを開始することができる。第2のバックオフタイマは、第1のバックオフタイマの満了前に、満了することができ、第2のWTRU102bは、それの第2のLBT動作340bを開始することができる。チャネルが、今は利用可能であるので、第2のWTRU102bは、それのRAプリアンブル320bを送信することができる。その後、第1のバックオフタイマが、(例えば、第1のバックオフタイマの満了後に)満了することができ、第1のWTRU102aは、それの第2のLBT動作340aを開始することができる。タイミングに応じて、チャネルは、利用可能であることができる(例えば、第2のWTRU102bが、まだチャネルを獲得していないことがある)。そうである場合、第1のWTRU102aは、それのRAプリアンブル320aを送信することができる。例えば、第2のWTRUが、チャネルを獲得したために、チャネルが、利用可能でない場合(図示されず)、第1のWTRU102aは、別のバックオフタイマを開始することができる。
【0157】
ある代表的な実施形態においては、チャネルが、延長された持続時間にわたって、ビジーであるときは、チャネルが、再び利用可能になったときに、多数のWTRU102が、RA手順を実行することを望むことがあり、または実行すべきであるので、RACH上における衝突のより高い可能性が、存在することがある。プリアンブル衝突が、発生し、gNB180が、LBTのせいで(例えば、LBT失敗のせいで)、チャネルを獲得することに失敗したとき、gNB180は、衝突するWTRU102のためのバックオフ値を伝達するための機会を有さない。複数のWTRU102が、DLチャネルが占有されたNR‐Uセルにおいて、RA手順を試みているシナリオにおいては、WTRU102は、バックオフなしに、ULチャネル上において、プリアンブルを同時に再送し続けることがある。そのような衝突および再送を軽減するための代表的なバックオフ手順が、本明細書において説明される。
【0158】
WTRU102は、第1のプリアンブルを送信する前に、LBT動作を実行することができ、チャネルが利用可能でないと決定することができる。
【0159】
プリアンブルの送信に続いて、WTRU102は、LBT失敗のせいで、RARがgNB180によって送信されなかった(例えば、チャネルが利用可能でない)と決定することができる。決定は、例えば、とりわけ、
(1)WTRU102が、(例えば、チャネルを獲得した、gNB180以外の1つもしくは複数の送信機を示す(例えば、暗黙的に示す)ことができる、ある特性を有する送信をセンスすることに基づいて)チャネルを獲得した他のWTRUを検出したこと、
(2)WTRU102が、関連するリソース上において、もしくは関連するリソースについて、しきい値を上回るノイズを検出したこと、および/または
(3)WTRU102が、PDCCHなど、(例えば、gNB180がチャネルを獲得し、送信したことを示す(例えば、暗黙的に示す)ことができる)ある特性を有する送信を検出しないこと
のうちのいずれかに基づくことができる。
【0160】
上述のことにおいては、検出は、RARタイマが動作している間に、および/またはRARタイマが満了しているときに、行うことができる。
【0161】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、その後、バックオフタイマを開始することができる。バックオフタイマは、WTRU102が、チャネルが利用可能であることを検出したときに(例えば、検出している間に)、開始することができ、WTRU102が、チャネルが利用可能でないことを検出したとき(例えば、検出している間)、中断することができる。ある代表的な実施形態においては、バックオフタイマは、直ちに開始することができる。
【0162】
WTRU102は、本明細書で説明されるような、トリガ信号を受信することができる。トリガ信号の受信時に、WTRU102は、いずれの進行中のバックオフタイマも停止することができ、および/または新しいバックオフタイマを開始することができる。
【0163】
バックオフタイマの値は、最小値と最大値との間でランダムに選択することができる。最小値および/または最大値は、例えば、事前決定すること、静的に構成すること、半静的に構成すること、および/また伝達することができる。最小値および/または最大値は、とりわけ、(1)プリアンブルがその上で送信されたサブバンド、(2)プリアンブル送信試行数、(3)プリアンブル送信カウンタ値、(4)チャネル負荷状態、(5)最後のプリアンブル送信以降でチャネルが利用可能でなかった期間の持続時間、(6)WTRU102がトリガ信号を受信したかどうか(例えば、最小値および最大値は、さらに、トリガ信号の特性に依存することができ、もしくはトリガ信号によって運ばれる情報の一部として、明示的に示すことができる)、(7)(例えば、接続モードにおいて)RAをトリガした、論理チャネル(LCH)の優先度、ならびに/または(8)RAが、RA優先度を含む、優先されたRAと見なされるかどうかのうちのいずれかに依存することができる。
【0164】
チャネルが、ビジーであると、および/または例えば、gNB180が、LBTのせいで、チャネルを獲得しなかったと、WTRU102が決定した場合、WTRU102は、バックオフタイマを調整する(例えば、さらに調整する、一時停止する、および/または停止する)ことができる。例えば、gNB180が、LBTのせいで、DLまたはULチャネルを獲得できなかった、またはしなかったと、WTRU102が決定した場合、例えば、WTRU102は、動作中のバックオフタイマを一時停止することができ、タイマをリセットすることができ、またはタイマの値を調整することができる。
【0165】
バックオフタイマの満了時、WTRU102は、プリアンブル再送を実行することができる。
【0166】
別の例においては、WTRU102は、(例えば、LBTに基づく代わりに)プリアンブルが、gNB180によってデコードされなかった、および/または受信されなかったせいで、RARが送信されなかったと決定することがあり、WTRU102は、バックオフなしに、プリアンブル再送を実行することができる。
【0167】
ある代表的な実施形態においては、gNB180は、バックオフインジケーションを有するRARがその上で受信されたサブバンドとは異なることができる、1つまたは複数の特定のサブバンドに適用可能であるバックオフ値を、RAR内で示すことができる。
【0168】
複数のWTRU102のためのバックオフタイマが満了し、チャネルがビジーのままである、ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、例えばチャネルが利用可能になったときに、さらなるバックオフを適用する(例えば、別のランダムバックオフタイマを開始する)ことができる。これは、チャネルが利用可能になったときに、多数のWTRU102が、同時にチャネルにアクセスすることを試みるのを防ぐのに、有益であることがある。さらなるバックオフ、またはさらなるバックオフを適用することを示すインジケーションは、とりわけ、(1)チャネル利用可能時にgNB180によって伝達すること、(2)半静的に構成すること、および/または(3)静的に構成することができる。
【0169】
-代表的なMsg1リソース選択手順-
WTRU102は、LBTの結果にかかわりなく、MACがPHYにプリアンブルを送信するように命令するたびに、またはプリアンブル送信試行がLBTに失敗するたびに、インクリメントすることができる、プリアンブル試行カウンタを維持する(例えば、さらに維持する)ことができる。WTRUは、カウンタ値から直接的に、またはプリアンブル送信カウンタとプリアンブル試行カウンタとの差から、LBTに失敗した試行の回数を決定することができる。
【0170】
WTRU102は、Msg1でのプリアンブル送信のためのチャネルを獲得することに失敗することがあり、またはプリアンブル送信のためのLBTに成功した後、RARを受信することに失敗することがある。WTRU102は、異なるサブバンド、LBT帯域幅、インターレース、および/またはプリアンブル/PRACHオケージョンにおいて、msg1を送信または再送することを試みることができる。そのようなチャネル切り換えは、とりわけ、以下のうちのいずれか、すなわち、(1)構成されたしきい値よりも大きいプリアンブル再送数、(2)構成されたしきい値よりも大きいプリアンブル試行数、(3)UL BWPおよびDL BWPのインデックス、および/もしくは(例えば、構成されている場合、および/もしくは有効である場合)UL BWPとDL BWPとの間のリンケージ、(4)タイマ(例えば、BWP非活動タイマ、もしくはプリアンブル試行カウンタをリセットするためのタイマ)が動作しているか、それとも満了したか、(5)監視されるサブバンド/BWP上における観測されたチャネル占有/負荷状態、(6)例えば、RRCもしくはSIによる、ある静的もしくは半静的構成、ならびに/または(7)複数のアクティブなBWPをサポートするためのWTRU102の能力のうちのいずれかに依存することができる。
【0171】
例えば、WTRU102は、例えば、プリアンブル試行カウンタが、ある構成された数を上回る場合、以前の試行と比べて異なるサブバンドまたはLBTチャネル上において、プリアンブルを送信もしくは再送する(または別のRA手順を開始する)ことを試みるように構成することができる。WTRU102は、問題をより高位のレイヤに報告する(例えば、RRCに通知する、および/またはRLFをトリガする)ことができる。例えば、WTRU102は、数々のLBTサブバンド(例えば、アクティブBWP内のすべてのサブバンド、または各BWP上のサブバンド)上において、数回の(LBTに失敗した)プリアンブル送信試行を試みた後、RLFをトリガすることができる。別の例においては、WTRU102は、BWP非活動タイマが満了しようとしている、または満了した場合、異なるサブバンド上において、プリアンブルを送信または再送することを試みることができる。
【0172】
WTRU102は、RAを開始する前にアクティブであったDL BWPと同じインデックスを有するUL BWP上において、プリアンブルを送信または再送することを試みることができ、それは、アクティブなUL BWPを切り換えることを伴う、または含むことができ、それは、NR-Uの状況において(例えば、WTRU102のアクティブなDL BWPが、RAを開始する前にアクティブなUL BWPと同じインデックスのDL BWPよりも少ない負荷/チャネル占有を有するとき)、有益であることができる。これは、RAを開始した際、WTRU102が、WTRU102のアクティブなDL BWPを、アクティブなUL BWPと同じインデックスを有するDL BWPに切り換えることがある、NRライセンスにおける挙動とは対照的であることができる。
【0173】
プリアンブル送信試行のために、異なるサブバンドおよび/またはBWPに切り換えた際、WTRU102は、進行中のRA手順を停止することができ、新しいサブバンドおよび/またはBWP上において、新しい手順を再開することができる。一例においては、WTRU102は、PHY(例えば、PHY層)が、手順の開始以降、いかなるプリアンブルも送信していない場合、サブバンドおよび/またはBWPを変更した後、進行中のRA手順を継続することができる。WTRU102は、例えば、RA手順がリセットされない場合、BWP/サブバンドを切り換えた際、および/または切り換えた後に、プリアンブル試行カウンタをリセットすることができる。WTRUは、さらに、RRCによって構成された関連するリセットタイマの満了時に、プリアンブル試行カウンタをリセットすることができる。
【0174】
LBTの結果は、メディアアクセス制御(MAC)に知られないことがあるので、MACは、PHYがPRACH物理信号を送信したかどうかを認識しないことがあり、MACは、(例えば、RARおよび/または競合解決が受信されず、LBTが成功した後にプリアンブルが送信されたことをPHYが示すと)preamble_transmission_counterカウンタをインクリメントすることができる。
【0175】
WTRU102は、プリアンブルがPHYによって送信され、LBTが成功したことを、PHYがMACに示した後、ra-ResponseWindowを開始することができる。これは、例えば、プリアンブルが実際にはPHY(例えば、物理層)において送信されなかったときに、不必要なPDCCH監視を回避するために有益であることがある。
【0176】
MACは、preamble_power_ramping_counterを変更する前に、プリアンブル再送のために、LBT結果を考慮すること、および/または使用することができる。例えば、MACは、とりわけ、少なくとも以下のうちのいずれかが、すなわち、(1)以前のプリアンブル送信について、RARおよび/もしくは競合解決が受信されなかったこと、(2)MACが、以前のプリアンブル送信において使用されたのと同じUL/DLチャネル上における再送のためのプリアンブルを選択すること、ならびに/または(3)PHYが、LBTが成功した後、プリアンブルが送信されたことを示すことのうちのいずれかが、発生した際に、preamble_power_ramping_counterをインクリメントすることができる。
【0177】
NR-UアクセスにおけるPRACH選択について、WTRU102は、選択されたPRACHリソースに基づいて、RA-RNTIを計算することができる。WTRU102は、RA-RNTI計算の選択されたPRACHインターレース部分についての情報を含むことができる。例えば、(1)f_idは、選択されたインターレースの関数として定義/拡張することができ、および/または(2)式は、選択されたインターレースIDを直接的に考慮することができる。
【0178】
-代表的なRAR受信手順-
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、RARが、サブバンド、インターレース、またはリソースのセットからなるセットのうちのいずれかの上で送信されることを予期することができる。WTRU102は、制御リソースセットのセット(例えば、RAR監視セット)を監視することができる。制御リソースセットのセットは、複数のサブバンドにまたがることができ、(例えば、gNB180によるRARの送信のためのチャネルアクセスの成功のより大きい可能性を可能にするために)複数のサブバンド上においてRARの受信を可能にすることができる。RAR監視セット内の制御リソースセットは、異なる周期性およびオフセットを有する(例えば、各々が有する)ことができる。RAR監視セットは、(例えば、MIBおよび/またはSIBを含む)ブロードキャストされたチャネルに基づいて、決定することができる。ある代表的な実施形態においては、RAR監視セットは、選択されたPRACHプリアンブルおよび/またはPRACHリソースに基づいて、決定することができる。
【0179】
RAR(またはRAR MAC CE)は、プリアンブルがその上で受信された、1つもしくは複数のサブバンド、および/または1つもしくは複数の帯域幅パート(BWP)に関する、インジケーションを含むことができる。例えば、示されたサブバンドは、セル内のいずれかのサブバンドおよび/またはBWPを指すことができる。インジケーションは、UL BWPとDL BWPとの間のリンケージが、企図/仮定されていないとき(例えば、UL BWPとDL BWPのインデックスが一致しないとき)、役立つことがある。RAR(またはRAR MAC CE)は、プリアンブルがその上で受信されたセルに関するインジケーションを含むことができる。
【0180】
WTRU102は、複数のSSBまたはCSI-RS上において、RARを監視することができる。例えば、選択されたPRACHプリアンブルおよび/またはリソースが、2つ以上のSSB(または2つ以上のCSI‐RS)と関連付けられる場合、WTRU102は、選択されたPRACHプリアンブル/リソースと関連付けられたSSB(例えば、すべてのSSB)上において、RARを監視することができる。
【0181】
-代表的なRAの優先付け手順-
NR-Uアクセスにおける優先されたRA手順は、差別化されないRAと比べて、差別化されたLBTウィンドウおよび/または構成を使用することができる。WTRU102は、例えば、RA優先度に応じて、異なるLBTウィンドウおよび/または構成を適用することができる。
【0182】
WTRU102は、LBTウィンドウおよび/または構成に対して特定の値を適用するとき、現在の試行の前のプリアンブル送信および/または再送試行の回数を決定および/または考慮することができる。WTRU102は、LBTウィンドウおよび/または構成に対して特定の値を適用するとき、WTRU102がその上でプリアンブルを送信しようと試みるサブバンドを決定および/または考慮することができる。例えば、LBTウィンドウおよび/または構成のための特定の値は、とりわけ、(1)プリアンブル送信および/もしくは試行の回数、ならびに/または(2)WTRU102がその上でプリアンブルを送信しようと試みるサブバンドに基づくことができる。
【0183】
-アンライセンススペクトルにおける代表的なスケジューリング要求(SR)-
-PUCCH送信に対する代表的LBT効果-
WTRU102は、(例えば、PUCCH上においてスケジューリング要求または他のUCIを送信するために)PUCCHリソースを用いるように構成することができる。PUCCHリソースは、(1)1つもしくは複数の時間リソース(例えば、シンボルのセット)、(2)1つもしくは複数の周波数リソース(例えば、PRBのセット)、(3)1つもしくは複数のプリコーダ(例えば、(例えば、送信ビームのための)アナログ/デジタル/ハイブリッドプリコーダ)、(4)(例えば、直交もしくは非直交多元接続を可能にするための)1つもしくは複数のカバーコード、(5)インターレースパターン(例えば、その上で送信するサブキャリアおよび/もしくはPRBのサブセット)ならびに/または(6)LBT構成のうちのいずれかを含むことができる。LBT構成は、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャスト送信で、WTRU102によって受信することができる。LBT構成は、受信された送信内に含まれること、または受信された送信において示すことができる。例えば、LBT構成は、半静的に設定する(例えば、2つ以上のTTI、スロット、もしくはミニスロットの期間にわたって設定する)こと、および/または(例えば、各TTI、スロット、もしくはミニスロット期間ごとに)動的に設定することができる、インジケーションであることができる。
【0184】
-SR構成ごとの代表的LBT構成-
PUCCHリソース上においてSR送信を実行するために、例えば、WTRU102は、リソース(例えば、構成されたPUCCHリソース)上におけるそのような送信の前に、LBTを実行することができる。WTRU102は、SR構成の送信に結び付けられた、LBT構成を使用することができる。例えば、WTRU102は、SRの送信に(例えば、それだけに)適用可能であること、または例えば、与えられたSR構成、LCH、もしくは論理チャネルグループ(LCG)に特有であることができる、特定のLBT構成(例えば、とりわけ、LBTタイプ、持続時間、および/またはパラメータのセット)を有することができる。例えばWTRU102は、SR構成と、LBT構成(および/またはLBTアクセスクラス優先度)との間のマッピングを用いるように(例えば、RRCによって)構成することができる。別の例においては、WTRU102は、PUCCH送信の前にSRをトリガしたLCHのために構成された、LBT構成を適用することができる。
【0185】
-トリガされたPUCCH機会のための代表的手順-
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、WTRU102が、(ときには「PUCCH送信トリガ」と呼ばれる)トリガ信号を受信した場合、1つまたは複数のPUCCHリソース上において、SR(および/または他のUCI)の送信を実行することができる。PUCCH送信トリガおよびその内容は、PRACHについて本明細書において説明されたトリガ信号に類似することができる。例えば、PUCCH送信トリガは、PDCCHで、共通空間において、および/またはWTRU固有の探索空間において受信されたDCIから成ることができ、またはそれを含むことができる。PUCCH送信トリガは、とりわけ、(1)SRおよび/もしくはHARQ-ACKなど、送信されるUCIのタイプ、(2)1つもしくは複数の有効なリソースに対するインデックス、ならびに/または(3)送信時間のうちのいずれかを示すことができる。例えば、WTRU102は、次回のPUCCHリソースが有効であることを示すことができる信号を受信することを予期することができる。信号/インジケーションの受信は、1つまたは複数のPUCCHリソースのために使用されるLBTのタイプ(および/またはLBTパラメータ)に影響することができる。例えば、WTRU102が、それのためのPUCCH送信トリガを受信しなかった、PUCCHリソースについては、WTRU102は、PUCCH上においてSRまたは他のUCIを送信する前に、完全なLBTを使用することができる。WTRU102が、それのためのPUCCH送信トリガを受信した、1つまたは複数のPUCCHリソースについては、WTRU102は、(1)優先度がより高いLBT(例えば、チャネル獲得の可能性を高めるために、パラメータが緩められた、LBT構成)を使用することができ、または(2)LBTを使用しない(例えば、LBTをまったく使用しない)ことができる。
【0186】
本明細書において説明される代表的なトリガ信号(およびその内容)は、PUCCHリソースおよび/またはPRACHリソースに等しく適用することができる(例えば、それのために使用することができる)ことが企図される。
【0187】
いくつかの代表的な実施形態においては、WTRU102が、PUCCHリソースが有効であることを示すPUCCH送信トリガを受信した場合、または受信したことを条件として、構成されたPUCCHリソース上においてSRを送信することを、WTRU102に許可することができる(例えば、それだけを許可することができる)。
【0188】
いくつかの代表的な実施形態においては、第1のPUCCHリソース(例えば、周期的リソース)のいずれかの上において、および/またはPUCCH送信トリガによって示された第2のPUCCHリソース上において、SRを送信することを、WTRU102に許可することができる。これらの代表的な実施形態は、SRのための周期的なPUCCH機会の大きい断片が、高いチャネル占有のせいで失われるシナリオにおいて、SR送信の待ち時間を改善することができる。第1および第2のPUCCHリソースは、RRCおよび/またはMACによって構成されるPUCCHリソースの第1および第2のセットから選択することができる。例えば、PUCCHリソースの第1のセットは、(例えば、周期的に発生する)第1のPUCCHリソースインデックスに対応することができ、PUCCHリソースの第2のセットは、(例えば、PUCCH送信トリガによって示されるタイミングを有する)第2のPUCCHリソースインデックスに対応することができる。
【0189】
-トリガ信号を受信するための代表的なWTRU挙動-
WTRU102は、SRをトリガした際、および/もしくはトリガした後に、ならびに/またはWTRU102がPUCCH上においてUCIを送信するべきである、もしくは送信する必要があると決定した際、および/もしくは決定した後に、PUCCHリソーストリガ信号を監視し始めることができる。WTRU102は、PUCCHトリガ信号を検出するための監視パターンを用いるように構成することができる。構成は、ブロードキャストチャネルで提供することができ、および/またはRRC構成することができる。トリガ信号の受信時に、WTRU102は、1つまたは複数の関連付けられたPUCCHリソース上において、SRを送信することを試みることができる。例えば、そのようなインジケーション(例えば、トリガ信号)を受信することは、WTRU102が、複数のPUCCHリソースおよび/またはSR構成を使用することを可能にすることができる。
アンライセンススペクトルにおける代表的なSR手順
-代表的なSR手順-
LBTの結果は、MAC(例えば、MAC層)に知られないことがあるので、MACは、PHYがSRを送信したかどうかを認識しないことがある。MACは、LBTが成功した後にSRが送信されたことをPHY(例えば、物理層)がひとたび示すと、および/または示した後に、適用可能なSR構成のためのSR_Counterをインクリメントすることができる。WTRU102は、SRがPHYによって送信され、LBTが成功したことを、PHYがMACにひとたび示すと、および/または示した後に、sr-ProhibitTimerを開始することができ、PDCCHを監視することができる。この代表的な手順は、例えば、SRが実際にはPHYにおいて送信されなかったときに、不必要なPDCCH監視を回避するために、有益であることがある。
【0190】
WTRU102は、SR試行カウンタを維持する(例えば、さらに維持する)ことができ、それは、LBTの結果にかかわらず、MACがPHYにSRを送信するように命令したときに(例えば、命令するたびに)、またはSR送信試行がLBTに失敗するたびに、インクリメントすることができる。SR試行カウンタが、SR試行のある回数(例えば、しきい値レベル)にひとたび達すると、および/または達した後に、WTRU102は、とりわけ、以下のうちのいずれか、すなわち、(1)SRを再送すること、および/もしくは異なるインターレース、サブバンド、BWP、セルに切り換えること、および/もしくは他のPHY特性を用いること、(2)与えられたセル上においてRA手順を開始すること、(3)問題をより高位のレイヤに報告すること(例えば、RRCに通知すること、および/もしくはRLFをトリガすること)、ならびに/または(4)使用されるLBT構成を変更することのうちのいずれかを実行することができる。
【0191】
-PUCCHリソース選択のための代表的手順-
WTRU102は、SR送信のためのチャネルを獲得することに失敗することがあり、および/またはSR送信のためのLBTに成功した後、PDCCHを受信することに失敗することがある。WTRU102は、異なるサブバンド、異なるインターレース、および/または異なるセル上において、SRまたはRA-SRを送信または再送することを試みることができる。このチャネル切り換えは、とりわけ、以下のうちのいずれか、すなわち、(1)構成されたしきい値よりも大きいSR再送数、(2)構成されたしきい値よりも大きいSR試行数、(3)UL BWPおよびDL BWPのインデックス、および/もしくは(例えば、構成されている場合、および/もしくは有効である場合)UL BWPとDL BWPとの間のリンケージ、(4)タイマ(例えば、BWP非活動タイマ、もしくはSR試行カウンタをリセットするためのタイマ)が動作しているか、それとも満了したか、(5)監視されるサブバンド/BWP上における観測されたチャネル占有/負荷状態、(6)例えば、RRCもしくはSIによる、ある静的もしくは半静的構成、ならびに/または(7)複数のアクティブなBWPをサポートするためのWTRU102の能力のうちのいずれかに依存することができる。
【0192】
複数のアクティブBWPを可能にするWTRU102について、WTRU102は、異なるアクティブBWPペア上において、SRを送信する(例えば、さらに別のSRを送信する)ことができ、第1のSRがその上で送信されたUL BWPにリンクされた、DL BWP上において、PDCCHを監視し続けることができる。例えば、WTRU102は、第1の保留中SRのSR送信カウンタおよび/もしくはSR試行カウンタに応じて(例えば、それに基づいて)、ならびに/または、チャネル占有状態に応じて(例えば、それに基づいて)、異なるサブバンド/BWP上において、追加のSRをトリガすることができる。
【0193】
WTRU102は、例えば、SR再送および/もしくは試行のある回数に達した際、ならびに/または達した後に、異なるBWPおよび/またはセル上において、RA手順を開始する(例えば、さらに開始する)ことができる。例えば、WTRU102は、PDCCHがその上で送信されるDL BWPには、負荷がかかっている(例えば、重い負荷がかかっている、および/もしくはしきい値レベルを上回る負荷がかかっている)が、アクティブなUL BWPには、負荷がかかっていない(例えば、軽い負荷しかかかっていない、および/もしくは別のしきい値レベルを下回る負荷しかかかっていない)と決定すること、ならびに/またはそれを観測することができる。WTRU102は、WTRU102のアクティブなDL BWPを変更するためのRA手順を開始することができる。例えば、WTRU102は、軽い負荷しかかかっていない、DL BWPにリンクされたUL BWP上において、RA手順を開始することができ、例えば、それは、一度に単一のアクティブなDL BWPだけしか可能にしないWTRU102にとって有益であることがある。異なるLBTサブバンドおよび/またはBWPに切り換える際、WTRU102は、進行中のSR手順を停止することができ、新しい手順を再開することができる。WTRU102は、例えば、SR手順がリセットされない場合、BWP/サブバンドを切り換えた際、および/または切り換えた後に、SR試行カウンタをリセットすることができる。WTRUは、RRCによって構成された関連するリセットタイマの満了時に、さらに、SR試行カウンタをリセットすることができる。
【0194】
-SR再送のための代表的な手順-
図4は、例えば、チャネルがビジーである(例えば、U-NR DLおよび/またはU-NR ULチャネルがビジーである)とき、タイマ(例えば、sr-ProhibitTimer)を延長することができる、SR再送のための代表的な手順を示す図である。
【0195】
図4を参照すると、SR再送のための代表的な手順400は、バッファステータスレポート(BSR)またはスケジューリング要求(SR)をトリガすることができる、WTRU102を含むことができる。ある代表的な実施形態においては、BSRは、SRをトリガすることができる。NR-Uについては、WTRU102は、例えば、アンライセンス周波数バンドのアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定するために、410において、LBT動作を実行することができる。アップリンクチャネルが、送信のために利用可能である場合、WTRU102は、SRを生成することができ、420において、SRをネットワークエンティティ(例えば、gNB180)に送信することができる。SRの送信後または送信時に、タイマ(例えば、SR禁止タイマ)を開始することができ、タイマは、SR禁止期間430の後、満了することができる。WTRU102が、SR禁止タイマが満了する前に、応答(例えば、グラント)を受信しない場合、WTRU102は、440において、別のLBT動作を使用して、チャネルを再獲得することを試みることができ、450において、第2のSRを送信することができる。例えば、460において、ダウンリンク(DL)チャネルがビジーである場合(例えば、ネットワークエンティティが応答(例えば、グラント)を送信することができない場合、WTRU102は、SR禁止タイマを延長することができる。470において、延長されたSR禁止期間の間に、WTRU102は、事前決定または伝達された遅延期間K2(例えば、1~8サブフレームまたはTTIの範囲内の遅延)を用いて、ダウンリンクを介して(例えば、PDCCH上において)グラントを受信することができる。遅延期間K2の後、WTRUは、480において、別のLBT動作を使用して、チャネルを獲得することを試みることができ、アップリンク(例えば、PUSCH)を使用して、例えば、BSR MAC CEを介して、情報(例えば、BSR)を送信することができる。その後、WTRU102は、SRをキャンセルすることができる。
【0196】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102が、ネットワークエンティティ(例えば、gNB180)が、LBT失敗のせいで、PDCCHを送信することに失敗したと決定した場合(例えば、グラントが、WTRU102によって受信されないとき)、WTRU102は、タイマの満了前に、タイマ(例えば、sr-ProhibitTimer)を延長することができ、またはリセットすることができる。例えば、WTRU102は、チャネルが時間の持続にわたってビジーであるせいで、PDCCHが送信されなかったと決定することができ、WTRU102は、例えば、構成する(例えば、事前構成する、半静的に構成する、および/またはネットワークエンティティによって伝達する)ことができる、ある最大持続時間/値まで、タイマ(例えば、sr-ProhibitTimer)に時間を加算する(例えば、時間の持続を表す値を加算することができる。
【0197】
他の代表的な実施形態においては、WTRU102は、アップリンクグラントのためのSRを送信した後、および/またはPDCCHによって提供されるグラントのためのLBT(例えば、LBT動作)に失敗した後、PDCCHを受信した際、および/または受信した後に、タイマ(例えば、sr-ProhibitTimer)を延長またはリセットすることができる。WTRUは、sr-ProhibitTimerを再開した際、および/または再開した後に、別のULグラントを受信することを予期して、さらに、PDCCHを監視することができる。例えば、WTRU102は、SRを送信した後、アップリンクグラントを受信した際、または受信した後に、sr-ProhibitTimerをリセットすること、またはsr-ProhibitTimerに値を加算することができる。加算値は、構成可能であること、事前定義すること、ならびに/またはアップリンクグラント持続時間および/もしくはグラント送信時間に依存することができる。加算値の使用は、例えば、WTRU102が、SRを送信した後、アップリンクグラントを受信し、例えば、LBT失敗のせいで、PUSCHを送信できなかったとき、有益であることがある。別の例においては、WTRU102は、SRを送信した後に受信されたグラントでの、PUSCH送信のためのLBT動作に失敗した際、および/または失敗した後に、sr-ProhibitTimerを延長することができ、またはリセットすることができる。
【0198】
図5は、LBT動作とともに使用される(例えば、SRを送信した後に受信されたグラントでの、PUSCH送信のためのLBTに失敗した際、および/または失敗した後に、WTRU102が、sr-ProhibitTimerを延長することができる)、SR禁止タイマ延長のための代表的な手順を例示する図である。
【0199】
図5を参照すると、SR禁止タイマ延長のための代表的な手順500は、BSRまたはスケジューリング要求(SR)をトリガすることができる、WTRU102を含むことができる。ある代表的な実施形態においては、BSRは、SRをトリガすることができる。NR-Uについては、WTRUは、例えば、アンライセンス周波数バンドのアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定するために、520において、LBT動作を実行することができる。アップリンクチャネルが、送信のために利用可能である場合、WTRU102は、SRを生成することができ、530において、SRをネットワークエンティティ(例えば、gNB180)に送信することができる。SRの送信後または送信時に、タイマ(例えば、SR禁止タイマ)を開始することができ、タイマは、SR禁止期間540の後、満了することができる。WTRU102が、SR禁止タイマが満了する前に、応答(例えば、グラント550)を受信した場合、WTRU102は、遅延期間K2(例えば、事前決定または伝達された遅延期間、例えば、1~8サブフレームまたはTTIの範囲内の遅延)にわたって待つことができ、560において、別のLBT動作を使用して、チャネルを再獲得することを試みることができる。他のLBT動作560が失敗した場合、WTRUは、SR禁止タイマを、延長された期間にわたって延長することができる。570において、ネットワークエンティティ(例えば、gNB180)は、DLにおけるPDCCHを介して、別のグラントをWTRU102に送信することができる。グラントを受信した後、WTRU102は、遅延期間K2にわたって待つことができ、さらなるLBT動作580を実行することができる。さらなるLBT動作が、成功した(例えば、チャネルが、利用可能になった)後、WTRU102は、UL(例えば、PUSCH)を使用して、例えば、BSR MAC CEを介して、情報(例えば、BSRレポート)を送信することができる。その後、WTRU102は、SRをキャンセルすることができる。
【0200】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、異なるサブバンド、BWP、および/またはSR構成上において、別のSRを送信した際、および/または送信した後に、与えられたSR構成のためのsr-ProhibitTimerを延長することができ、またはリセットすることができる。タイマに加算される値は、とりわけ、(1)追加のSRのSR構成の周期性、(2)追加のSRのためのSR禁止タイマのために構成された値、(3)追加のSRがその上で送信されるBWP/サブバンドのHARQタイムラインおよび/もしくはラウンドトリップ時間(RTT)、(4)追加のSRの送信と関連付けられたPDCCH監視期間、ならびに/または(5)PDCCH上において受信されたグラントの特性のうちのいずれかに依存する(例えば、それに基づく)ことができる、例えば、WTRU102は、異なるBWPおよび/またはSR構成上において別のSRを送信した際、または送信した後に、第1の保留中SRのsr-ProhibitTimerを延長することができる。この挙動は、複数のアクティブなBWPをサポートするためのWTRU102の能力に依存する(例えば、さらに依存する)ことがある。
【0201】
-SRキャンセレーションの代表的手順-
WTRU102が、(例えば、LBTが成功した後)SRをすでに送信していた場合、異なるサブバンドおよび/またはBWP上においてSRを送信することを試みた際、および/または試みた後に、WTRU102は、(1)以前のSRをキャンセルし、追加のものをトリガすること、または(2)以前の保留中SRを保持(例えば、維持)し、追加のもの(例えば、追加のSR)をトリガすることができる。WTRU102による決定は、(1)複数のアクティブなBWPおよび/もしくはBWPペアを有する(例えば、サポートする)ためのWTRU102の能力、(2)SRが実際にPHYにおいて元のBWPで送信されたかどうか、ならびに/または(3)元のDL BWP上におけるチャネル占有状態に依存する(例えば、それに基づく)ことができる。WTRU102が、以前の保留中SRをキャンセルした場合、WTRU102は、BWP/サブバンドを切り換える際に、SR試行カウンタをリセット(例えば、さらにリセット)することができる。
【0202】
NRライセンスの例については、WTRU102は、BSR MAC CEを包含する、または含む、MAC PDUの送信時および/または送信後に、保留中SRをキャンセルすることができる。NR-Uについては、WTRU102は、BSR MAC CEを包含する、または含む、MAC PDUの送信時に、ならびにLBTが成功した後、例えば、LBT成功を示す通知の受信時に、またはSR送信試行について、PHY(例えば、L1または物理層)からのLBT失敗インジケーションが受信されていないと決定した際に、グラントがPUSCH上において送信されたことをPHYから確認した際、および/または確認した後に、保留中SRをキャンセルすることができる。同様に、WTRU102は、関連するBSR MAC CEを包含する、または含む、MAC PDUの送信時および/または送信後に、ならびにLBTが成功した後、グラントがPUSCH上において送信されたことをPHY(例えば、L1または物理層)から確認した際、および/または確認した後に、保留中BSRをキャンセルすることができる。
【0203】
-複数の同時LBT試行のための代表的手順-
例えば、SRをトリガした際、および/またはトリガした後に、異なるリソース上において、またおそらくは(例えば、各々が独自のLBT手順を有する)異なるサブバンドにおいて、いくつかのLBTを試みることが、有益であることがある。このダイバーシティは、1つまたは複数のサブバンドにおけるチャネルを獲得することの失敗に対する堅牢性を提供することができる。複数のLBTを試みることは、とりわけ、以下のうちのいずれか、すなわち、(1)SR再送数、(2)SR試行数、(3)UL BWPおよびDL BWPのインデックス、および/もしくは(例えば、構成されている場合、および/もしくは有効な場合)UL BWPとDL BWPとの間のリンケージ、(4)タイマ(例えば、BWP非活動タイマ)が動作しているか、それとも満了したか、(5)監視されるサブバンド/BWP上における観測されたチャネル占有/負荷状態、(6)例えば、RRCもしくはSIによる、ある静的もしくは半静的構成、ならびに/または(7)複数のアクティブなBWPをサポートするためのWTRU102の能力のうちのいずれかにさらに依存することができる。WTRU102は、さらに、SRを送信した際に、複数のBWPまたはサブバンド(例えば、あるBWPまたはサブバンド)上において、PDCCHを監視することができ、それは、構成、および/またはWTRU102が複数のアクティブなBWPもしくはBWPペアを可能にするかどうかに依存することができる。
【0204】
-代表的な構成されたグラント送信-
WTRU102は、構成されたグラントを使用することによって、グラントなしの送信を実行するための能力を有するように構成することができる。WTRU102は、構成されたグラントで送信する前に、LBTを実行することができる。いくつかのケースにおいては、LBTは、失敗することがあり、WTRU102が、WTRU102のデータを送信するために、将来の構成されたグラントオケージョンまたはスケジュールされたグラントまで、待つことがあり、および/または待たなければならないことがあり、例えば、それは、望ましくない待ち時間を追加することがある。WTRU102は、条件付き構成されるグラントリソースを用いるように構成することができる。そのような条件付き構成されるグラントリソースは、例えば、失敗したLBTのせいで、先行する(または直前の)構成されたグラントが、WTRU102によって使用されなかった場合に、使用することができる(またはその場合だけ使用することができる)。条件付き構成されるグラントを使用するために、WTRU102は、条件付き構成されるグラントが有効であることを示す、ネットワークエンティティ(例えば、gNB180)からのトリガ信号を最初に受信するように構成することができる。WTRU102は、PRACHトリガについて本明細書において説明されるのと同様の方法で、(条件付き構成されるグラントのトリガ信号を受信する前または後に)LBTを実行することができる。
【0205】
図6は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用する、代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0206】
図6を参照すると、代表的な手順600は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック610において、WTRU102は、ランダムアクセス(RA)プリアンブル(RAP)の送信に適用可能なパラメータを含む、LBT構成を示すLBT情報を獲得することができる。ブロック620において、WTRU102は、LBT構成に基づいて、アンライセンス周波数バンドの1つもしくは複数のそれぞれのアンライセンス周波数バンド、または複数のアンライセンスチャネルのうちのアンライセンスチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック630において、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルを使用して、RAチャネル(RACH)を介して、RAPを送信することができる。
【0207】
ある代表的な実施形態では、WTRUは、(1)アップリンク送信が必要とされること、(2)ランダムアクセス手順が開始されること、または(3)スケジューリング要求が保留中であり、この決定に従って、情報(例えば、LBT情報および/もしくはCTT情報)の存在を監視することができることのうちのいずれかを決定することができる。
【0208】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、示されたパラメータを設定することができ、設定されたパラメータに従って、RAPを送信することができる。
【0209】
ある代表的な実施形態においては、WTRUは、(1)ネットワークエンティティ(例えば、gNB180)から、LBT情報を受信すること、(2)ネットワークエンティティから、複数のLBT構成と関連付けられた情報を受信し、選択されたLBT構成として、複数のLBT構成のうちの1つを選択すること、および/または(3)選択されたLBT構成として、複数の事前決定されたLBT構成のうちの1つを選択することができる。
【0210】
ある代表的な実施形態においては、WTRU180は、プリアンブル送信トリガ(PTT)を監視することができ、および/またはLBT構成は、PTTが受信されたかどうかに従って、選択することができる。
【0211】
ある代表的な実施形態においては、PTTは、RAPを送信するための有効なRACHリソースを示すことができ、および/または(1)明示的トリガ、もしくは(2)(i)1つもしくは複数のシステム同期ブロック(SSB)、(ii)1つもしくは複数の参照信号(RS)、(iii)1つもしくは複数の制御チャネル(CCH)、(iv)1つもしくは複数のマスタ情報ブロック(MIB)、および/もしくは(v)1つもしくは複数のシステム情報ブロック(SIB)を含む、ネットワークエンティティからの送信に基づいた、暗黙的トリガのうちのいずれかであることができる。
【0212】
ある代表的な実施形態においては、PTTは、それのためにRACHリソースを使用することができる、1つまたは複数の許容可能な目的を示すことができる。
【0213】
ある代表的な実施形態においては、PTTの監視は、複数のPTTのうちの現在のPTTを監視する、WTRU102を含むことができる。例えば、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定する、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネル上における現在の送信または現在の再送のために利用可能であるかどうかを、現在のPTTに基づいて選択されたLBT構成に従って決定する、WTRU102を含むことができる。
【0214】
ある代表的な実施形態においては、PTTは、ランダムアクセス応答(RAR)内に含めることができる。
【0215】
ある代表的な実施形態においては、COT共用動作を使用して、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが、利用可能であると決定した後、ネットワークエンティティ(例えば、gNB108またはネットワークアクセスポイント(NAP))との通信のために、それぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルを獲得して、RACH動作(または一連のRACH動作)を完了することができる。WTRU102は、RACH手順(または例えば、一連のRACH動作)を完了する間、ネットワークエンティティとの通信のために、獲得されたそれぞれのアンライセンス周波数またはアンライセンスチャネルを維持することができる。WTRU102は、RACH手順(または例えば、一連のRACH動作)を完了した後、獲得されたそれぞれのアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルを解放することができる。例えば、WTRU102は、WTRUとネットワークエンティティとの間の事前決定された一連の送信に基づいて、RACH手順(または例えば、一連のRACH動作)を完了する間、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルを、ネットワークエンティティと共用することができる。
【0216】
RACHのためのCOT共用が、開示されるが、COT共用は、SR動作/手順および他の制御シグナリング手順/動作を含む、他のタイプの手順/動作とともに使用することができる。例えば、WTRUは、アンライセンスバンドまたはチャネルを獲得することができ、長い持続時間にわたってそれを共用することができるので、WTRUは、最初にLBT動作だけを実行することができ、RACH手順(または一連のRACH動作)を完了する間、および可能な他の一連の送信中、別のLBTを実行しないことができる。
【0217】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、(1)ショートLBT動作、または(2)ロングLBT動作のうちの一方を実行することができる。
【0218】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、応答を監視することができ、および/または決定される結果として、(1)アンライセンス周波数バンドもしくはアンライセンスチャネルを介して、もしくはその上において、応答を受信すべきであるかどうか、(2)アンライセンス周波数バンドもしくはアンライセンスチャネルが、ビジーであること、および/または(3)ネットワークエンティティが、アンライセンス周波数バンドもしくはアンライセンスチャネルを獲得しなかったことのうちのいずれかに基づいて、タイマの満了時間を延長するか、一時停止するか、それともリセットするかを決定することができる。WTRU102は、決定された結果に従って、タイマを延長すること、一時停止すること、またはリセットすることができる。例えば、WTRU102は、応答の受信前に、タイマが満了することを条件として、RAプリアンブルを再送することができる。
【0219】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、チャネル占有状態に従って、RA応答タイマおよび/または競合解決タイマのうちのいずれかを調整することができる。
【0220】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、RA応答(RAR)を監視することができ、第1のメッセージを送信することができ、各々が異なるLBT動作を使用する、異なるリソース上において、RAP、RAR、第1のメッセージ、および第2のメッセージを送信および/または受信することができるように、第2のメッセージを監視することができる。
【0221】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、1つまたは複数のチャネル占有状態に依存する事前設定された値に従って、バックオフ値をバックオフタイマに適用することができる。
【0222】
ある代表的な実施形態においては、RAPを送信した後、WTRU102は、RA応答が、ネットワークエンティティ(例えば、gNBまたはネットワークアクセスポイント)によって、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネル上において送信されなかったと決定することができる。WTRU102は、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが利用可能であることを検出することができ、バックオフタイマを開始することができる。例えば、WTRU102は、バックオフタイマが満了したとき、RAPを再送することができる。
【0223】
ある代表的な実施形態においては、アンライセンス周波数バンドもしくはアンライセンスチャネルがビジーであると、WTRUが決定したこと、またはネットワークエンティティ(例えば、gNB180もしくはネットワークアクセスポイント)が、アンライセンス周波数バンドを獲得できなかったことを条件として、WTRU102は、バックオフタイマを調整すること、一時停止すること、または停止することができる。例えば、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが、再び利用可能になったとき、例えば、ランダムなバックオフ遅延を提供するために、ランダムなバックオフ値を使用して、バックオフタイマを調整することができる。
【0224】
ある代表的な実施形態においては、(1)RAPのためにアンライセンス周波数バンドを獲得すること、または(2)RA応答を受信することに失敗した後、WTRU102は、異なるサブバンド、異なるインターレース、および/または異なるプリアンブル/RAチャネルRACHオケージョンのうちのいずれかの上において、RAPを再送することができる。
【0225】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、RA優先度を決定することができ、ならびに/または決定されたRA優先度に基づいて、選択されたLBTウィンドウ、および/もしくは差別化されないRAに関する構成のうちのいずれかを設定することができる。
【0226】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、構成または伝達された切り換えポイントに基づいて、第1のメッセージの送信前に、異なるLBT構成をスキップまたは適用することができる。
【0227】
図7は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用する、別の代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0228】
図7を参照すると、代表的な手順700は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック710において、WTRU102は、ネットワークエンティティ(例えば、gNBまたはNAP)からの、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが利用可能であることを示すプリアンブル送信トリガ(PTT)を監視することができる。ブロック720において、WTRU102は、利用可能なアンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルを介して、ランダムアクセスプリアンブル(RAP)を送信することができる。例えば、PTTは、RAPを送信するための有効なRACHリソースを示すことができ、(1)明示的なトリガ、または(2)暗黙的なトリガのうちのいずれかであることができる。
【0229】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、複数の事前決定されたリッスンビフォアトーク(LBT)動作を提供する(例えば、使用する)ことができる。WTRU102は、LBT動作が実行されることになるかどうかを決定することができ、LBT動作が実行されることになることを条件として、WTRU102は、受信されたPTTに基づいて、複数のLBT動作のうちの1つを選択することができる。WTRU102は、選択されたLBT動作に基づいて、RAPの送信前に、アンライセンス周波数バンドまたはアンライセンスチャネルが利用可能であることを確認することができる。
【0230】
ある代表的な実施形態においては、選択されたLBT動作は、利用可能性について、PTTが受信されなかった場合よりも緩い要件を有することができる。
【0231】
ある代表的な実施形態においては、PTTを監視する前に、WTRU102は、WTRUがシステムアクセスを実行すべきであると決定することができる。WTRU102は、バックオフタイマを設定することができ、PTTが受信されるのを待つことができる。PTTが受信される前にバックオフタイマが満了したことを条件として、WTRU102は、バックオフタイマを延長またはリセットすることができる。バックオフタイマ満了前に、PTTが受信されたことを条件として、WTRU102は、利用可能なアンライセンス周波数バンドもしくはアンライセンスチャネルを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。
【0232】
図8は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用する、さらなる代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0233】
図8を参照すると、代表的な手順800は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック810において、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドのアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック820において、アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、SR動作のための第1のスケジューリング要求(SR)を生成することができ、第1のSRをネットワークエンティティ(例えば、gNB180またはNAP)に送信することができる。ブロック830において、WTRU102は、禁止タイマを開始して、第1の時間期間の満了まで、さらなるSR動作を禁止することができる。ブロック840において、WTRU102は、第1のSRの送信後、アンライセンス周波数バンドのダウンリンクチャネルが、送信のためにネットワークエンティティ(例えば、gNB180またはNAP)によって利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック850において、ダウンリンクチャネルが、送信のためにネットワークエンティティ(例えば、gNB180またはNAP)によって利用可能でないことを条件として、WTRU102は、禁止タイマの満了を延長して、例えば、第1のSRに対するネットワークエンティティ(例えば、gNB180またはNAP)からの応答を、さらなる時間期間にわたって待つことができる。
【0234】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、さらなる時間期間の満了前に、ネットワークエンティティからアップリンクグラントを受信することができる。WTRU102は、アップリンクグラントの受信後、アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、アップリンクチャネルを介して、またはその上において、バッファステータスレポート(BSR)情報を送信することができる。WTRU102のより高位のレイヤは、(1)BSR情報が、物理層(例えば、より下位のレイヤ)によって送信されたこと、および/または(2)アップリンクチャネル送信のためのLBT動作が成功した旨のインジケーションが、物理層から受信されたことを条件として、第1のSRをキャンセルすることができる。
【0235】
ある代表的な実施形態においては、第1の時間期間またはさらなる時間期間のうちのいずれかの後に、禁止タイマが満了したことを条件として、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドのアップリンクチャネルまたは別のアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することによって、さらなるSR動作を開始することができ、アップリンクチャネルまたは他のアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、(1)さらなるSR動作のためのさらなるSRを生成し、および/または(2)さらなるSRをネットワークエンティティに送信する。
【0236】
図9は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用する、追加の代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0237】
図9を参照すると、代表的な手順900は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック910において、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドのアップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック920において、アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、第1のSR動作のための第1のスケジューリング要求(SR)を生成することができ、第1のSRをネットワークエンティティに送信することができる。ブロック930において、WTRU102は、禁止タイマを開始して、第1の時間期間の満了まで、さらなるSR動作を禁止することができる。ブロック940において、WTRU102は、第1の時間期間の満了前に、ネットワークエンティティからアップリンクグラントを受信することができる。ブロック950において、WTRU102は、アップリンクグラントの受信後、アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック960において、アップリンクチャネルが、送信のために利用不可能であることを条件として、WTRU102は、禁止タイマの満了を延長して、ネットワークエンティティからのさらなるアップリンクグラントの受信を、さらなる時間期間にわたって待つことができる。ブロック970において、WTRU102は、さらなる時間期間の満了前に、WTRUによって、ネットワークエンティティからさらなるアップリンクグラントを受信することができる。
【0238】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、さらなるアップリンクグラントの受信後、アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。アップリンクチャネルが、送信可能であることを条件として、WTRU102は、アップリンクチャネルを介して、バッファステータスレポート(BSR)情報を送信することができる。WTRU102のより高位のレイヤは、BSR情報が、物理層(例えば、より下位のレイヤまたは最下位レイヤ)によって送信されたこと、およびアップリンクチャネル送信のためのLBT動作が成功した旨のインジケーションが、物理層から送信されたことを条件として、第1のSRをキャンセルすることができる。
【0239】
図10は、例えば、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用して、システムアクセスを実行するための、またさらなる代表的手順を示すフローチャートである。
【0240】
図10を参照すると、代表的な手順1000は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック1010において、WTRU102は、複数のサブバンドおよび/または帯域幅パート(BWP)のうちのいずれかが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1020において、複数のサブバンドおよび/または帯域幅パートのうちの2つ以上が、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、利用可能なサブバンドおよび/または帯域幅パートを介して、ランダムアクセスプリアンブルまたはスケジューリング要求を送信するために、利用可能なリソース上において、1つまたは複数のLBT手順を(例えば、同時に、ほぼ同時に、または順次)試みることができる。ブロック1030において、WTRU102は、複数のサブバンドまたは帯域幅パートのうちのいずれかを介して、ネットワークエンティティから、WTRUからの送信に対する応答を受信することができる。
【0241】
ある代表的な実施形態においては、応答の受信後、WTRU102は、複数のサブバンドまたは帯域幅パートのうちのいずれかが、WTRUによる送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。例えば、複数のサブバンドまたは帯域幅パートのうちの2つ以上が、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、利用可能なサブバンドもしくは帯域幅パートのうちの2つ以上を介して、またはそれらの上において、メッセージを送信することができる。
【0242】
ある代表的な実施形態においては、利用可能なサブバンドまたは帯域幅パートを介した、同時またはほぼ同時のランダムアクセスプリアンブルの送信は、さらに、(1)プリアンブル再送数、(2)無線リソース制御(RRC)構成、(3)プリアンブル試行数、(4)アップリンク(UL)帯域幅パートおよびダウンリンク(DL)帯域幅パートのインデックス、(5)UL帯域幅パートとDL帯域幅パートとの間のリンケージ、(6)帯域幅パート非活動タイマが動作しているかどうか、(7)サブバンドおよび/もしくは帯域幅パート上における観測されたチャネル占有および/もしくは負荷状態、(8)シグナリングを介して受信された1つもしくは複数の特定の構成、ならびに/または(9)複数のアクティブな帯域幅パートをサポートするためのWTRUの能力のいずれかを条件とすることができる。
【0243】
図11は、例えば、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドを使用して、システムアクセスを実行するための、さらに追加の代表的な手順を示すフローチャートである。
【0244】
図11を参照すると、代表的な手順1100は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック1110において、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドの第1のサブバンドまたは第1の帯域幅パートが、送信または再送のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1120において、第1のサブバンドまたは第1の帯域幅パートが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、利用可能な第1のサブバンドまたは利用可能な第1の帯域幅パートを介して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。ブロック1130において、WTRU102は、利用不可能性の各決定の後、プリアンブル試行カウンタをインクリメントすることができる。ブロック1140において、試行カウンタが、しきい値レベルに達したことを条件として、WTRU102は、第2のサブバンドまたは第2の帯域幅パートが、送信または再送のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1150において、第2のサブバンドまたは第2の帯域幅パートが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、第2の利用可能なチャネルに切り換え、および/または利用可能な第2のサブバンドまたは利用可能な第2の帯域幅パートを介して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0245】
ある代表的な実施形態においては、チャネルが、送信または再送のために利用可能でないことを条件として、WTRU102のより下位のレイヤは、問題をより高位のレイヤに報告することができる。
【0246】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、第1のサブバンドまたは第1の帯域幅パートが、送信または再送のために利用可能であるかどうかを決定することができる。例えば、WTRU102は、利用可能である第1および第2のサブバンド、ならびに/もしくは第1および第2の帯域幅パートのいずれかを介して、またはそれらの上において、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0247】
図12は、LBT構成を選択するための代表的な手順を示すフローチャートである。
【0248】
図12を参照すると、代表的な手順1200は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック1210において、WTRU102は、アップリンクチャネル送信トリガ(UCTT)情報を、ダウンリンクメッセージで受信することができる。ブロック1220において、WTRU102は、受信されたUCTT情報に基づいて、実行されるLBT構成のタイプを選択することができる。ブロック1230において、WTRU102は、選択されたLBT構成に従って、アンライセンス周波数アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1240において、選択されたLBT構成に従って、アンライセンス周波数アップリンクチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、アンライセンス周波数アップリンクチャネルを介して、またはその上において、データまたは制御情報を送信することができる。
【0249】
ある代表的な実施形態においては、選択されたLBT構成は、アンライセンス周波数アップリンクチャネルについて、(1)完全なLBT動作が実行されることになること、(2)短縮LBT動作が実行されることになること、および/または(3)LBT動作が実行されないことのうちの1つを示すことができる。
【0250】
ある代表的な実施形態においては、UCTT情報は、少なくとも制御情報を送信するためのアップリンク制御チャネルリソースを示すことができ、(1)ダウンリンク制御チャネルで受信される、共通探索空間において受信される、および/またはWTRU固有の検索空間において受信される、ダウンリンク制御信号のいずれかを含むことができる。UCTTIは、(1)アップリンクチャネルで送信されるUCIのタイプ、(2)アップリンクチャネルのための1つもしくは複数の有効なリソースに対するインデックス、および/または(3)アップリンクチャネルと関連付けられた送信時間のうちのいずれかを示すことができる。
【0251】
ある代表的な実施形態においては、制御情報は、スケジューリング要求(SR)であることができ、WTRU102は、UCTT情報によって示されないアップリンクチャネルリソースの第1のセット、およびUCTT情報によって示されるアップリンクチャネルリソースの第2のセットを使用して、SRを送信することができる。
【0252】
ある代表的な実施形態においては、制御情報は、スケジューリング要求(SR)であることができ、WTRU102は、UCTT情報に従って、第1のリソースインデックスによって示されるアップリンクチャネルリソースの第1のセット、および第2のリソースインデックスによって示されるアップリンクチャネルリソースの第2のセットを使用して、SRを送信することができる。
【0253】
図13は、LBT動作の失敗後の再送のための代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0254】
図13を参照すると、代表的な手順1300は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック1310において、WTRU102は、チャネル(例えば、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドの第1のサブバンドまたは第1の帯域幅パート)が、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1320において、チャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、利用可能なチャネルを介して、またはその上において、スケジューリング要求(SR)を送信することができる。ブロック1330において、WTRU102は、利用不可能性の各決定の後、試行カウンタをインクリメントすることができる。ブロック1340において、試行カウンタが、しきい値レベルに達したことを条件として、WTRU102は、(1)さらなるチャネルが利用可能であり、それに切り換えるかどうかを決定するかどうか、(2)さらなるチャネル上においてSRを送信するかどうか、(3)さらなるチャネル上においてランダムアクセス手順を開始するかどうか、(3)問題をより高位のレイヤに報告するかどうか、および/または(4)使用されるLBT構成を変更するかどうかのうちのいずれかを決定することができる。ブロック1350において、WTRUが、さらなるチャネル上において、SRまたはRA-SRを再送すると決定したことを条件として、WTRU102は、さらなるチャネルが、利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1360において、WTRU102は、さらなるチャネルを介して、またはその上において、SRまたはRA-SRを再送することができる。
【0255】
図14は、プリアンブルトリガを使用する、代表的手順を示すフローチャートである。
【0256】
図14を参照すると、代表的な手順1400は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1410において、WTRU102は、プリアンブル送信トリガ(PTT)を監視することができる。ブロック1420において、PTTが、受信されたことを条件として、WTRU102は、1つもしくは複数のアンライセンス周波数バンドのうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドを介して、またはその上において、ランダムアクセスプリアンブル(RAP)を送信することができる。
【0257】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、それぞれのアンライセンスバンドを監視して、それぞれのアンライセンスバンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができ、および/またはWTRU監視に基づいて、アンライセンス周波数バンドが、利用可能であると決定された後、PTTが受信されたことを条件として、アンライセンス周波数バンドを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。例えば、それぞれのアンライセンス周波数バンドの監視は、それぞれのアンライセンス周波数バンドの継続的または周期的な監視を含むことができる。WTRU102は、1つまたは複数のLBT動作を実行することによって、それぞれのアンライセンスバンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。
【0258】
図15は、選択されたビームを使用する、代表的な手順を示すフローチャートである。
【0259】
図15を参照すると、代表的な手順1500は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数、および複数の候補ビームのうちの選択されたビームを使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1510において、WTRU102は、各々がシステム同期ブロックと関連付けられた複数の候補ビームのうちの各ビームを、PRACHリソースのそれぞれのセット、またはそれぞれのランダムアクセスプリアンブル(RAP)にマッピングすることができる。ブロック1520において、WTRU102は、マッピングされたビームの中から、選択されるビームを決定することができる。ブロック1530において、WTRU102は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドのうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1540において、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンド、および選択されたビームを使用して、PRACHを介して、RAPを送信することができる。
【0260】
ある代表的な実施形態においては、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用不可能であることを条件として、WTRU102は、各々がシステム同期ブロックと関連付けられた複数の候補ビームの内のビームの一部を、PRACHリソースの同じもしくは別のセット、または同じもしくは別のランダムアクセスプリアンブル(RAP)に再マッピングすることができ、および/または再マッピングされたビームの中から、新たに選択されるビームを決定することができる。WTRU102は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の内のそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。それぞれのアンライセンス周波数バンドが送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンド、および新たに選択されたビームを使用して、PRACHを介して、またはその上において、同じRAPまたは他のRAPを送信することができる。
【0261】
ある代表的な実施形態においては、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用不可能であることを条件として、WTRU102は、1つもしくは複数のアンライセンス周波数バンドの中から、新しいアンライセンス周波数バンドを選択することができ、および/または新しいアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。新しいアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、新しいアンライセンス周波数バンド、および選択されたビームを使用して、PRACHを介して、またはその上において、同じRAPまたは別のRAPを送信することができる。
【0262】
ある代表的な実施形態においては、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用不可能であることを条件として、WTRU102は、次のRACHオケージョンを待つことができる。WTRU102は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数のうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために、次のRACHオケージョンの間、利用可能であるかどうかを決定することができる。WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、再マッピング後に、それぞれのアンライセンス周波数バンド、および選択されたビームまたは別のビームを使用して、RACHを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。
【0263】
ある代表的な実施形態においては、選択されるビームまたは新たに選択されるビームの決定は、WTRU102が、複数の同期信号ブロック(SSB)を含むダウンリンク情報を受信することと、選択されるビームと関連付けられた、複数のSSBのうちの1つのSSBの1つまたは複数の信号特性に基づいて、選択されるビームを決定することとを含むことができる。
【0264】
図16は、干渉しきい値を使用する、代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0265】
図16を参照すると、代表的な手順1600は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1610において、WTRU102は、LBT動作を介して、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数のうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1620において、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドのうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドを使用して、PRACHを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。例えば、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかの決定は、WTRU102が、他の送信のための干渉しきい値と異なる、PRACH送信のための干渉しきい値を設定することを含む、空きチャネル判定(CCA)を、LBT動作の一部として実行することを含むことができる。
【0266】
ある代表的な実施形態においては、CCAのために使用される、PRACH送信および他の送信のための干渉しきい値は、LBT動作の進行にわたって変化する。
【0267】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、可変CCAしきい値、および/またはLBT動作の終了と、PRACH上におけるRAPの送信の開始との間の可変タイミングオフセットを含むことができる、または示すことができる、LBT構成を受信することができる。
【0268】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、(1)オフセットおよびPRACH上におけるRAPの送信のタイミングによって決定される時間の前に、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、利用可能であること、または(2)それぞれのアンライセンス周波数バンドが、利用可能でないことを決定することができる。
【0269】
図17は、選択されたLBT動作を使用する代表的手順を示すフローチャートである。
【0270】
図17を参照すると、代表的な手順1700は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1710において、WTRU102は、決定される結果として、別のWTRUからの別のアップリンク送信と同じスロットおよび/または同じシンボルで、アップリンク送信を送信することができるかどうかを決定することができる。ブロック1720において、WTRU102は、決定された結果に基づいて、候補LBT動作のセットからLBT動作を選択することができ、選択されたLBT動作は、(1)LBT動作のタイプ、または(2)LBT動作で使用されるLBTパラメータのうちのいずれかにおいて、他の候補LBT動作と異なることができる。ブロック1730において、WTRU102は、選択されたLBT動作を介して、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数のうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1740において、アンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドを使用して、PRACHを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。
【0271】
図18は、インターレーシング情報を使用する、代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0272】
図18を参照すると、代表的な手順1800は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1810において、WTRU102は、(1)ネットワークエンティティによって送信されたインターレース情報、または(2)事前構成されたインターレースルール情報のうちのいずれかを獲得することができる。ブロック1820において、WTRU102は、WTRUのPUSCHおよび/またはPRACHが、1つまたは複数の他のWTRUのアップリンク情報とインターレースされることになるように、獲得された情報に基づいて、WTRUのPUSCHおよび/またはPRACHのうちのいずれかを、1つまたは複数のアンライセンス周波数バンドのうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドにおける時間/周波数要素にマッピングすることができる。ブロック1830において、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドのマッピングされた時間/周波数要素上において、PUSCHおよび/またはPRACHチャネルを送信することができる。
【0273】
ある代表的な実施形態においては、(1)PUSCHは、インターレースすることができ、PRACHは、インターレースすることができず、(2)PUSCHおよびPRACHは、異なるインターレースを使用して、送信することができ、ならびに/または(3)PUSCHおよびPRACHは、単一のインターレースを使用して、送信することができる。
【0274】
図19は、条件付きグラントインジケータを使用する、代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0275】
図19を参照すると、代表的な手順1900は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数を使用して、システムアクセスを実行するために、WTRU102によって実施することができる。ブロック1910において、WTRU102は、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数のうちのそれぞれのアンライセンス周波数バンドを使用して、PRACHを介して、またはその上において、RAPを送信することができる。ブロック1920において、WTRU102は、それぞれのアンライセンス周波数バンドと関連付けられたアップリンクリソースのためのグラントを受信することができる。ブロック1930において、WTRU102は、グラントと関連付けられたそれぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック1940において、WTRU102は、(1)それぞれのアンライセンス周波数バンドが、送信のために利用可能であることを条件として、それぞれのアンライセンス周波数バンドを使用して、アップリンク通信を送信すること、または(2)条件付きグラントインジケータが、設定されていることを条件として、それぞれのアンライセンス周波数バンドが、利用可能になったとき、それぞれのアンライセンス周波数バンドを使用して、アップリンク通信を送信することのうちの一方を実行することができる。
【0276】
図20は、チャネルを使用する、代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0277】
図20を参照すると、代表的な手順2000は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2010において、WTRU102は、ダウンリンクメッセージで、チャネル送信トリガ(CTT)を受信することができる。ブロック2020において、WTRU102は、受信されたCTTに基づいて、実行されるリッスンビフォアトーク(LBT)構成のタイプを選択することができる。ブロック2030において、WTRU102は、選択されたLBT構成のタイプに従って、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2040において、チャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、チャネル上において、データまたは制御情報を送信することができる。
【0278】
ある代表的な実施形態においては、実行されるLBT構成のタイプの選択は、さらに、(1)CTTの内容、ならびに/または(2)CTT受信のタイミング、および対応するアップリンク送信のタイミングのうちのいずれかに基づくことができる。
【0279】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、CTT受信とアップリンク送信の開始との間の時間差に基づいて暗黙的に、またはCTT内容から明示的に、LBT構成を決定することができる。
【0280】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、送信が必要とされると決定することができ、送信が必要とされると決定した後、CTTの存在を監視することができる。
【0281】
ある代表的な実施形態においては、チャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンド、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリア、(3)1つもしくは複数の帯域幅パート、(4)1つもしくは複数のサブバンド、(5)1つもしくは複数のLBT帯域幅、および/または(6)時間/周波数リソースのうちのいずれかであることができる。
【0282】
ある代表的な実施形態においては、選択されたLBT構成のタイプは、チャネルについて、(1)完全なLBT動作が実行されることになること、(2)短縮LBT動作が実行されることになること、または(3)LBT動作が実行されないことのうちの1つを示すことができる。
【0283】
ある代表的な実施形態においては、CTTは、制御情報を送信するための少なくともアップリンク制御チャネルリソースを示すことができ、および/またはCTTは、共通検索空間において、もしくはWTRU固有の探索空間において、WTRUによって受信される、ダウンリンク制御情報を含むことができる。
【0284】
ある代表的な実施形態においては、CTTは、(1)チャネル上において送信されるUCIのタイプ、(2)チャネルのための1つもしくは複数の有効なリソースに対するインデックス、(3)チャネルと関連付けられた送信時間、および/または(4)CTTの受信後にアップリンク送信に適用可能なLBT構成のうちのいずれかを示すことができる。
【0285】
ある代表的な実施形態においては、制御情報は、スケジューリング要求(SR)であり、および/またはチャネル上において、SRを送信することは、CTTによって示されないチャネルリソースの第1のセットを使用して、もしくはCTTによって示されるチャネルリソースの第2のセットを使用して、SRを送信することを含むことができる。
【0286】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、少なくとも、第1のタイプのLBT構成、第2のタイプのLBT構成を含む、LBT情報を獲得することができる。例えば、第1のタイプのLBT構成は、短縮されたLBT動作のためのLBT構成であることができ、第2のタイプのLBT構成は、完全なLBT動作のためのLBT構成であることができ、および/または第3のタイプのLBT構成は、LBT動作なしのためのLBT構成であることができる。
【0287】
ある代表的な実施形態においては、制御情報は、ランダムアクセス手順において使用される、ランダムアクセスプリアンブル(RAP)またはメッセージ3を含むことができる。CTTは、例えば、RAPを送信するためのランダムアクセスチャネル(RACH)リソースを示すことができ、および/またはCTTは、(1)明示的トリガ、もしくは(2)(i)1つもしくは複数のシステム同期ブロック(SSB)、(ii)1つもしくは複数の参照信号(RS)、もしくは(iii)1つもしくは複数のダウンリンク制御チャネル(DCCH)を含む、ネットワークエンティティからの送信に基づいた、暗黙的トリガのうちのいずれかであることができる。
【0288】
ある代表的な実施形態においては、CTTは、RACHリソースをそれのために使用することができる、1つまたは複数の許容可能な目的を示すことができる。
【0289】
図21は、チャネルを使用する、別の代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0290】
図21を参照すると、代表的な手順2100は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、1つまたは複数のチャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2110において、WTRU102は、プリアンブル送信またはスケジューリング要求送信試行が、第1のチャネルのためのLBT動作に失敗したかどうかを決定することができる。ブロック2120において、WTRU102は、各試行失敗ごとに、プリアンブル/SR試行カウンタをインクリメントすることができる。ブロック2130において、試行カウンタが、しきい値レベルに達したことを条件として、WTRU102は、(1)さらなるチャネルへの切り換えを実行すること、(2)さらなるチャネル上においてSRを送信すること、(3)さらなるチャネル上においてランダムアクセス手順を開始すること、(4)問題をより高位のレイヤに報告すること、および/または(5)使用されるLBT構成を変更することができる。例えば、さらなるチャネルは、第1のチャネルと異なることができる。
【0291】
ある代表的な実施形態においては、第1のチャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンドの第1のセット、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリアの第1のセット、(3)1つまたは複数の帯域幅パートの第1のセット、(4)1つもしくは複数のサブバンドの第1のセット、(5)1つもしくは複数のLBT帯域幅の第1のセット、(6)第1のセル、(7)物理層特性の第1のセット、および/または(8)時間/周波数リソースの第1のセットのうちのいずれかであることができる。
【0292】
ある代表的な実施形態においては、さらなるチャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンドの第2のセット、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリアの第2のセット、(3)1つもしくは複数の帯域幅パートの第2のセット、(4)1つもしくは複数のサブバンドの第2のセット、(5)1つもしくは複数のLBT帯域幅の第2のセット、(6)第2のセル、(7)物理層特性の第2のセット、および/または(8)時間/周波数リソースの第2のセットのうちのいずれかであることができる。
【0293】
ある代表的な実施形態においては、プリアンブル送信またはSR送信試行が、第1のチャネルのためのリッスンビフォアトーク(LBT)動作に失敗したかどうかの決定は、第1のチャネルのための失敗したLBT試行の数を決定することを含むことができ、試行カウンタは、試行カウンタが、しきい値レベルに達するまで、各LBT試行失敗後、インクリメントされ、試行カウンタが、しきい値レベルに達する前は、第1のチャネル上においてLBT動作を繰り返し試み、試行カウンタが、しきい値レベルに達した後は、おそらくはさらなるチャネル上においてLBT動作を繰り返し試みるようにする。
【0294】
図22は、チャネルを使用する、さらなる代表的な手順を示すフローチャートである。
【0295】
図22を参照すると、代表的な手順2200は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、さらなるチャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2210において、WTRU102は、第1のチャネルは、送信または再送のために利用可能ではなく、さらなるチャネルは、送信または再送のために利用可能であると決定することができる。ブロック2220において、WTRU102は、プリアンブル送信または再送のために、さらなる利用可能なチャネルに切り換えることができる。
【0296】
ある代表的な実施形態においては、第1のチャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンドの第1のセット、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリアの第1のセット、(3)1つもしくは複数の帯域幅パートの第1のセット、(4)1つもしくは複数のサブバンドの第1のセット、(5)1つもしくは複数のセルの第1のセット、または(6)1つもしくは複数の時間/周波数リソースの第1のセットのうちのいずれかであることができ、さらなるチャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンドのさらなるセット、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリアのさらなるセット、(3)1つもしくは複数の帯域幅パートのさらなるセット、(4)1つもしくは複数のサブバンドのさらなるセット、または(5)1つもしくは複数の時間/周波数リソースのさらなるセットのうちのいずれかであることができる。
【0297】
ある代表的な実施形態においては、プリアンブルは、進行中のRA手順または新たに開始された手順のランダムアクセス(RA)プリアンブルであることができる。
【0298】
ある代表的な実施形態においては、さらなるチャネルが、送信または再送のために利用可能であるかどうかの決定は、さらに、利用可能性試行カウンタが、構成されたしきい値に達したかどうかで、条件付けることができる。
【0299】
図23は、チャネルを使用する、追加の代表的な手順を例示するフローチャートである。
【0300】
図23を参照すると、代表的な手順2300は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2310において、WTRU102は、LBT動作を実行して、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2320において、チャネルが、利用可能でないことを条件として、WTRU102は、直ちに、またはチャネルが利用可能になった後に、ランダムバックオフをバックオフタイマに適用することができ、バックオフタイマの満了を待つことができ、バックオフタイマの満了後、チャネル上において送信することができる。
【0301】
図24は、チャネルを使用する、また別の代表的な手順を示すフローチャートである。
【0302】
図24を参照すると、代表的な手順2400は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、2つ以上のチャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2410において、WTRU102は、2つ以上のチャネルが、可能な送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2420において、2つ以上のチャネルのうちの複数が、可能な送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、利用可能なチャネルのうちの1つまたはサブセット上において、制御情報を送信するために、複数のLBT試行を開始することができる。ブロック2430において、WTRU102は、利用可能なチャネルのうちのいずれかの上において、WTRU102から送信された制御情報に対する応答を、ネットワークエンティティから受信することができる。
【0303】
ある代表的な実施形態においては、2つ以上のチャネルは、(1)1つもしくは複数の周波数バンド、(2)1つもしくは複数のコンポーネントキャリア、(3)1つもしくは複数の帯域幅パート、(4)1つもしくは複数のセル、(5)1つもしくは複数のサブバンド、(6)1つもしくは複数のLBT帯域幅、(7)物理層特性、および/または(8)時間/周波数リソースのうちのいずれかであることができる。
【0304】
ある代表的な実施形態においては、1つまたは複数の利用可能なチャネル上において、制御情報を送信することは、1つまたは複数の利用可能なチャネル上において、ランダムアクセスプリアンブルまたはランダムアクセス(RA)メッセージ(Msg3)を送信することを含むことができる。
【0305】
ある代表的な実施形態においては、利用可能なチャネルのうちのいずれかの上において、制御情報に対する応答を受信することは、利用可能なチャネルのうちのいずれかの上において、RA応答(RAR)を受信することを含むことができる。
【0306】
ある代表的な実施形態においては、RARを受信した後、WTRU102は、2つ以上のチャネルのうちのいずれかが、WTRUによる送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。例えば、2つ以上のチャネルのうちの複数が、WTRUによる送信のために利用可能であることを条件として、WTRUは、利用可能なチャネルを介して、またはその上において、さらなるメッセージを送信することができる。
【0307】
ある代表的な実施形態においては、2つ以上のチャネルは、(1)1つもしくは複数の帯域幅パート、または(2)1つもしくは複数のサブバンドのいずれかであることができる。
【0308】
ある代表的な実施形態においては、利用可能なチャネル上においてRAプリアンブルを送信するための複数のLBT試行の開始は、さらに、(1)プリアンブル再送数、(2)無線リソース制御(RRC)構成、(3)プリアンブル試行数、(4)アップリンク(UL)帯域幅パートおよびダウンリンク(DL)帯域幅パートのインデックス、(5)UL帯域幅パートとDL帯域幅パートとの間のリンケージ、(6)帯域幅パートの非活動タイマが動作しているかどうか、(7)観測されたチャネル占有、もしくは(8)サブバンドおよび/もしくは帯域幅パート上における負荷状態、(9)シグナリングを介して受信された1つもしくは複数の特定の構成、ならびに/または(10)複数のアクティブな帯域幅パートをサポートするためのWTRU102の能力のうちのいずれかで、条件付けることができる。
【0309】
図25は、チャネルを使用する、さらなる代表的手順を示すフローチャートである。
【0310】
図25を参照すると、代表的な手順2500は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2510において、WTRU102は、チャネルが送信のために利用可能であるように、LBT動作が成功したと決定することができる。ブロック2520において、WTRU102は、チャネルを使用して、ランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信することができる。ブロック2530において、WTRU102は、送信されたRAプリアンブルに対するRA応答(RAR)の受信を監視するために、RAウィンドウと関連付けられたタイマを開始することができる。ブロック2540において、WTRU102は、RAウィンドウの間、RARの受信を監視することができる。
【0311】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、決定される結果として、(1)RARがチャネル上において受信されるべきかどうか、(2)チャネルがビジーであること、または(3)ネットワークエンティティ(gNB180など)がチャネルを獲得しなかったことのうちのいずれかに基づいて、タイマの満了時間を延長するか、一時停止するか、それともリセットするかどうかを決定することができる。例えば、WTRUは、決定された結果に従って、タイマを延長し、一時停止し、もしくはリセットすることができ、および/またはRARの受信前に、タイマが満了したことを条件として、RAプリアンブルを再送することができる。
【0312】
ある代表的な実施形態においては、各々が異なるLBT動作を使用する、異なるリソース上において、RAプリアンブルを送信し、RARを受信することができる。
【0313】
図26は、チャネルを使用する、また追加の代表的手順を示すフローチャートである。
【0314】
図26を参照すると、代表的な手順2600は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2610において、WTRU102は、チャネルが、第1の送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2620において、チャネルが、第1の送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、SR動作のための第1のスケジューリング要求(SR)を生成することができ、第1のSRをネットワークエンティティに送信することができる。ブロック2630において、WTRU102は、SR禁止タイマを開始して、第1の時間期間の満了まで、さらなるSR動作を禁止することができる。ブロック2640において、WTRU102は、LBT動作を使用して、チャネルまたはさらなるチャネルが、さらなる送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2650において、WTRU102は、SR禁止タイマの満了前に、LBT動作の結果に従って、SR禁止タイマの満了を調整することができる。例えば、SR禁止タイマの満了と関連付けられた時間期間は、満了期間を短縮または延長するように調整することができる。
【0315】
図27は、チャネルを使用する、さらなる代表的手順を示すフローチャートである。
【0316】
図27を参照すると、代表的な手順2700は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2710において、WTRU102は、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2720において、チャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、SR動作のための第1のスケジューリング要求(SR)を生成し、第1のSRをネットワークエンティティ(例えば、gNB180、または別のネットワークエンティティ)に送信することができる。ブロック2730において、WTRU102は、禁止タイマを開始して、第1の時間期間の満了まで、さらなるSR動作を禁止することができる。ブロック2740において、第1のSRの送信後、WTRU102は、第1のSRに対する応答を受信するために使用されるチャネルまたは別のチャネルが、ネットワークエンティティによって、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2750において、チャネルまたはさらなるチャネルが、ネットワークエンティティによって、送信のために利用可能でないことを条件として、WTRU102は、禁止タイマの満了を延長して、第1のSRに対する応答をさらなる時間期間にわたって待つことができる。
【0317】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、さらなる時間期間の満了前に、ネットワークエンティティからアップリンクグラントを受信することがあり、アップリンクグラントの受信後、提供されたアップリンクグラントで、チャネルが、送信のために利用可能かどうかを決定することができる。例えば、チャネルが送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、チャネル上において、バッファステータスレポート(BSR)情報を送信することができる。WTRU102のより高位のレイヤは、(1)BSR情報が、(より下位のレイヤとしての)物理層によって送信されること、および(2)LBT動作がチャネル送信のために成功した旨の、物理層からのインジケーションを条件として、第1の保留中SR、およびBSRをキャンセルすることができる。
【0318】
ある代表的な実施形態においては、禁止タイマが、第1の時間期間またはさらなる時間期間の後、また第1のSRに対する応答を受信する前に、満了したことを条件として、WTRU102は、チャネルまたは別のチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することによって、さらなるSR動作を開始することができる。チャネルまたは他のチャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、(1)さらなるSR動作のために、さらなるSRを生成することができ、さらなるSRをネットワークエンティティに送信することができる。WTRU102は、禁止タイマを開始して、別の時間期間が満了するまで、追加のSR動作を禁止することができる。WTRU102は、他の時間期間の満了前に、ネットワークエンティティから、アップリンクグラントを受信することがある。アップリンクグラントの受信後、WTRU102は、提供されたアップリンクグラントで、チャネルまたは他のチャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。チャネルまたは他のチャネルが、送信のために利用不可能であることを条件として、WTRU102は、禁止タイマの満了を延長して、ネットワークエンティティからのさらなるアップリンクグラントの受信をさらなる時間期間にわたって待つことができる。WTRUは、さらなる時間期間の満了前に、さらなるアップリンクグラントの受信を監視することができる。
【0319】
図28は、チャネルを使用する、なお追加の代表的手順を示すフローチャートである。
【0320】
図28を参照すると、代表的な手順2800は、例えば、アンライセンス周波数バンドの1つまたは複数の、チャネルを使用して、WTRU102によって実施することができる。ブロック2810において、WTRU102は、ネットワークエンティティによって送信されたシグナリングから、(1)チャネル占有時間(COT)共用動作が、ネットワークエンティティによって獲得されたチャネル上において実行されていること、および(2)WTRUがネットワークエンティティによって獲得されたチャネル上において、そこで送信すべき、1つまたは複数の切り換えポイントを決定することができる。ブロック2820において、WTRU102は、COT共用動作、および1つまたは複数の決定された切り換えポイントのうちの現在の切り換えポイントに基づいて、実行されるLBT構成のタイプを決定することができる。ブロック2830において、選択されたLBT構成のタイプに従って、WTRU102は、チャネルが、送信のために利用可能であるかどうかを決定することができる。ブロック2840において、チャネルが、送信のために利用可能であることを条件として、WTRU102は、現在の切り換えポイントで、チャネル上においてデータまたは制御情報を送信することができる。
【0321】
ある代表的な実施形態においては、選択されるLBT構成のタイプは、(1)短縮されたLBT動作が実行されることになること、または(3)LBT動作が実行されないことのうちの一方を示すことができる。例えば、選択されるLBT構成のタイプは、短縮LBT動作を示すことができ、切り換えポイントで、チャネル上においてデータまたは制御情報を送信することは、(例えば、短縮されたLBT動作を完了した後)現在の切り換えポイントで、チャネル上においてランダムアクセス(RA)メッセージを送信することを含むことができる。
【0322】
ある代表的な実施形態においては、WTRU102は、RAメッセージを送信した後、ネットワークエンティティによって獲得されたチャネル上において、データを送信することができる。
【0323】
代表的な実施形態に従ってデータを処理するためのシステムおよび方法は、メモリデバイス内に含まれる一連の命令を実行する、1つまたは複数のプロセッサによって実行することができる。そのような命令は、二次データ記憶デバイスなどの他のコンピュータ可読媒体から、メモリデバイス内に読み込むことができる。メモリデバイス内に含まれる一連の命令の実行は、例えば、上で説明されたように、プロセッサを動作させる。代替的な実施形態においては、本発明を実施するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤ回路を使用することができる。そのようなソフトウェアは、ロボット支援/装置(RAA)および/または別のモバイルデバイス内にリモートに収容されたプロセッサ上において動作することができる。後者のケースにおいては、データは、RAA、またはセンサを含む他のモバイルデバイスと、上で説明されような、スケール推定および補償を実行するソフトウェアを動作させるプロセッサを含むリモートデバイスとの間で、有線または無線を介して転送することができる。他の代表的な実施形態に従うと、位置特定に関して上で説明された処理のいくつかは、センサ/カメラを含むデバイスにおいて実行することができるが、処理の残りは、センサ/カメラを含むデバイスからの、部分的に処理されたデータの受信後、第2のデバイスにおいて実行することができる。
【0324】
特徴および要素が、上では特定の組み合わせで説明されたが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用することができることを、当業者は理解されよう。加えて、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のために、コンピュータ可読媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、それらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、ユーザ機器、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための、無線周波数送受信機を実施することができる。
【0325】
さらに上で説明された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサを含む他のデバイスについて述べた。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理ユニット(「CPU」)と、メモリとを含むことができる。コンピュータプログラミングの分野における当業者の慣行に従って、行為、および動作または命令のシンボル表現に対する言及は、様々なCPUおよびメモリによって実行することができる。そのような行為、および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータで実行される」または「CPUで実行される」と言われることがある。
【0326】
行為、およびシンボリックに表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを、当業者は理解されよう。電気システムは、データビットを表し、それは、結果として生じる電気信号の変換または低減、およびメモリシステム内のメモリロケーションにおけるデータビットの維持を引き起こすことができ、それによって、CPUの動作、および信号の他の処理を再構成し、またはさもなければ変更する。データビットが維持されるメモリロケーションは、データビットに対応する、またはデータビットを表す、特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的特性を有する、物理的なロケーションである。代表的な実施形態は、上で言及されたプラットフォームまたはCPUに限定されず、他のプラットフォームおよびCPUが、提供される方法をサポートすることができることを理解されたい。
【0327】
データビットは、CPUによって可読な、磁気ディスク、光ディスク、および他の任意の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性(例えば、リードオンリメモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持することもできる。コンピュータ可読媒体は、協調的な、または相互接続されたコンピュータ可読媒体を含むことができ、それは、処理システム上に排他的に存在し、または処理システムに対してローカルもしくはリモートであることができる、複数の相互接続された処理システム間に分散される、代表的な実施形態は、上で言及されたメモリに限定されず、他のプラットフォームおよびメモリが、説明される方法をサポートすることができることが理解される。
【0328】
例示的な実施形態においては、本明細書において説明される動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令として実施することができる。コンピュータ可読命令は、モバイルユニット、ネットワーク要素、および/または他の任意のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行することができる。
【0329】
システムの態様のハードウェア実施とソフトウェア実施との間に残る差異は、僅かしか存在しない。ハードウェアを使用するか、それともソフトウェアを使用するかは、一般に(しかし、ある状況においては、ハードウェアとソフトウェアとの間における選択が、重要になることがあるので、常にではないが)、コスト対効率のトレードオフを表す、設計上の選択である。本明細書において説明されるプロセスおよび/もしくはシステム、ならびに/または他の技術が、それによって影響されることがある、様々な手段(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)が、存在することができ、好ましい手段は、プロセスおよび/もしくはシステム、ならびに/または他の技術が展開される状況とともに、変化することがある。例えば、実施者が、スピードおよび精度が、最優先であると決定した場合、実施者は、主にハードウェアおよび/またはファームウェア手段を選択することができる。柔軟性が、最優先である場合、実施者は、主にソフトウェア実施を選択することができる。あるいは、実施者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組み合わせを選択することができる。
【0330】
上述の詳細な説明は、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用を介して、デバイスおよび/またはプロセスの様々な実施形態を説明した。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が、1つまたは複数の機能および/または動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、または例内における各機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または実質的にそれらの任意の組み合わせによって、個別に、および/または集団で、実施することができることが、当業者によって理解されよう。適切なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0331】
特徴および要素が、上では特定の組み合わせで提供されたが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用することができることを、当業者は理解されよう。本開示は、様々な態様の例示として意図された、本出願において説明される特定の実施形態に関して、限定されるべきではない。当業者に明らかであるように、それの主旨および範囲から逸脱することなく、多くの変更および変形を行うことができる。本出願の説明において使用される要素、行為、または命令は、明示的にそうとして提供されない限り、本発明にとって重要または必須であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙されたものに加えて、本開示の範囲内の機能的に同等の方法および装置が、上述の説明から当業者には明らかであろう。そのような変更および変形は、添付の特許請求の範囲内に包含されることが意図される。本開示は、そのような特許請求の範囲がそれを含む資格がある均等物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲の請求項によってのみ限定されるべきである。本開示は、特定の方法またはシステムに限定されないことが理解されるべきである。
【0332】
本明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明することを目的としているにすぎず、限定的であることは意図されていないことも理解されるべきである。本明細書において使用される場合、本明細書において言及されるとき、「局」およびそれの略語「STA」、「ユーザ機器」およびそれの略語「UE」という用語は、(i)以下で説明されるような、無線送信および/もしくは受信ユニット(WTRU)、(ii)以下で説明されるような、WTRUの数々の実施形態のいずれか、(iii)以下で説明されるような、とりわけ、WTRUのいくつかもしくはすべての構造および機能性を用いるように構成された、無線対応および/もしくは有線対応の(例えば、接続可能な)デバイス、(iv)以下で説明されるような、WTRUのすべてよりも少ない構造および機能性を用いるように構成された、無線対応および/もしくは有線対応のデバイス、または(v)類似したものを意味することができる。本明細書で列挙された任意のWTRUを代表することができる、例示的なWTRUの詳細は、
図1A~
図1Dに関して、以下で提供される。
【0333】
ある代表的な実施形態においては、本明細書において説明される本発明のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および/または他の統合されたフォーマットを介して、実施することができる。しかしながら、当業者は、本明細書において開示される実施形態のいくつかの態様が、全体的または部分的に、集積回路で、1つもしくは複数のコンピュータ上において動作する1つもしくは複数のコンピュータプログラムとして(例えば、1つもしくは複数のコンピュータシステム上において動作する1つもしくは複数のプログラムとして)、1つもしくは複数のプロセッサ上において動作する1つもしくは複数のプログラムとして(例えば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ上において動作する1つもしくは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、または実質的にそれらの任意の組み合わせとして、同等に実施することができること、また回路を設計すること、ならびに/またはソフトウェアおよび/もしくはファームウェアのためのコードを書くことが、本開示を踏まえて、十分に当業者の技能の範囲内にあることを認識されよう。加えて、当業者は、本明細書において説明される本発明のメカニズムは、プログラム製品として、様々な形態で配布することができること、また実際に配布を実施するために使用される特定のタイプの信号保持媒体にかかわりなく、本明細書において説明される本発明の例示的な実施形態が、妥当することを理解されよう。信号保持媒体の例は、以下を、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能タイプ媒体、ならびにデジタルおよび/またはアナログ通信媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波路、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの伝送タイプ媒体を含むが、それらに限定されない。
【0334】
本明細書において説明される本発明は、他の異なる構成要素内に含まれる、またはそれらと接続される、異なる構成要素をときには例示する。そのような描写されるアーキテクチャは、単なる例にすぎず、実際には、同じ機能性を達成する、他の多くのアーキテクチャを実施することができることが理解されるべきである。概念的な意味では、同じ機能性を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能性を達成することができるように、効果的に「関連付け」られる。したがって、特定の機能性を達成するために組み合わされた、本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは介在構成要素に関係なく、所望の機能性が達成されるように、互いに「関連付けられた」ものとして見ることができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために、互いに「動作可能に接続された」または「動作可能に結合された」ものと見なすこともでき、そのように関連付けることが可能な任意の2つの構成要素も、所望の機能性を達成するために、互いに「動作可能に結合可能である」と見なすことができる。動作可能に結合可能な特定の例は、物理的に対にすることが可能な、および/もしくは物理的に対話する構成要素、ならびに/または無線で対話可能な、および/もしくは無線で対話する構成要素、ならびに/または論理的に対話する、および/もしくは論理的に対話可能な構成要素を含むが、それらに限定されない。
【0335】
本明細書における実質的に任意の複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、状況および/または用途に適するように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に翻訳することができる。明確にするために、様々な単数形/複数形の置換が、本明細書において明示的に説明されることがある。
【0336】
一般に、本明細書において、特に、添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)において使用される用語は、一般に「オープン」タームとして意図されていることが、当業者によって理解されよう(例えば、「含む(including)」という用語は、「含むが、~に限定されない」と解釈されるべきであり、「有する(having)」という用語は、「少なくとも、~を有する」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むが、~に限定されない」と解釈されるべきであるなど)。導入される請求項列挙物の具体的な数が、意図される場合、そのような意図は、請求項において明示的に記述され、そのような記述がないときは、そのような意図が存在しないことが、当業者によってさらに理解されよう。例えば、ただ1つのアイテムが、意図される場合、「単一」という用語、または類似の言葉を、使用することができる。理解の助けとして、以下の添付の特許請求の範囲、および/または本明細書における説明は、請求項列挙物を導入するために、導入句「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」の使用を含むことができる。しかしながら、そのような句の使用は、同じ請求項が、導入句「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」、および「a」または「an」などの不定冠詞を含むときであっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項列挙物の導入が、そのような導入される請求項列挙物を含む任意の特定の請求項を、そのような列挙物をただ1つ含む実施形態に限定することを暗示すると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項列挙物を導入するために使用される定冠詞の使用に対して当てはまる。加えて、導入される請求項列挙物の具体的な数が、明示的に記述される場合であっても、そのような記述は、少なくとも記述された数を意味すると解釈されるべきであることを、当業者は認識されよう(例えば、他の修飾語句を伴わない「2つの列挙物」の無修飾の列挙は、少なくとも2つの列挙物、または2つ以上の列挙物を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」などに類似した従来表現が、使用される場合、一般に、そのような構文は、当業者が従来表現を理解する意味で意図されている(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aだけを、Bだけを、Cだけを、AとBを一緒に、AとCを一緒に、BとCを一緒に、および/またはA、B、Cを一緒に有するシステムを含むが、それらに限定されない)。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」などに類似した従来表現が、使用される場合、一般に、そのような構文は、当業者が従来表現を理解する意味で意図されている(例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aだけを、Bだけを、Cだけを、AとBを一緒に、AとCを一緒に、BとCを一緒に、および/またはA、B、Cを一緒に有するシステムを含むが、それらに限定されない)。説明内であろうと、特許請求の範囲内であろうと、または図面内であろうと、2つ以上の代替項を提示する、実質的にいずれの選言的な語および/または句も、項の1つ、項のどちらか、または項の両方を含む可能性を企図していると理解されるべきであることが、当業者によってさらに理解されよう。例えば、「AまたはB」という句は、「A」、または「B」、または「AおよびB」の可能性を含むと理解される。さらに、本明細書において使用される場合、複数のアイテムおよび/またはアイテムの複数のカテゴリのリストが後続する「~のうちのいずれか」という用語は、アイテムおよび/またはアイテムのカテゴリ「のうちのいずれか」、「の任意の組み合わせ」、「のうちの任意の複数」、および/または「のうちの複数の任意の組み合わせ」を、個々に、または他のアイテムおよび/もしくはアイテムの他のカテゴリと組み合わせて、含むことが意図される。さらに、本明細書において使用される場合、「セット」または「グループ」という用語は、ゼロを含む、任意の数のアイテムを含むことが意図される。加えて、本明細書において使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む、任意の数を含むことが意図される。
【0337】
加えて、本開示の特徴または態様が、マーカッシュ群に関して説明される場合、それによって、本開示も、マーカッシュ群のいずれか個々のメンバまたはメンバのサブグループに関して説明されることを当業者は認識されよう。
【0338】
当業者によって理解されるように、書かれた説明を提供することに関してなど、ありとあらゆる目的のために、本明細書において開示されるすべての範囲は、ありとあらゆる可能なサブ範囲、およびそのサブ範囲の組み合わせも包含する。いずれの記載される範囲も、少なくとも等しい半分、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解された同じ範囲を十分に記述し、可能にするものとして、容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書において説明される各範囲は、下方3分の1、中央3分の1、および上方3分の1などに簡単に分解することができる。やはり当業者によって理解されるように、「最大で」、「少なくとも」、「より大きい」、および「より小さい」などのすべての言葉は、記述された数を含み、上で説明されたように、後でサブ範囲に分割することができる範囲を指す。最後に、当業者によって理解されるように、範囲は、各個々のメンバを含む。したがって、例えば1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、または3個のセルを有するグループを指す。同様に1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、または5個のセルを有するグループを指し、その他についても同様である。
【0339】
さらに、特許請求の範囲は、その趣旨で述べられない限り、提供された順序または要素に限定されるものとして読まれるべきではない。加えて、いずれかの請求項における「~ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条第6段落、またはミーンズ・プラス・ファンクション・クレーム形式を行使することが意図され、「~ための手段」という用語を伴わないいずれの請求項も、そのようなものとして意図されない。
【0340】
ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、無線送信受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)もしくは進化型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための、無線周波数送受信機を実施することができる。WTRUは、ハードウェア、および/またはソフトウェア無線(SDR)を含む、ソフトウェアで実施されるモジュール、ならびにカメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオフォン、スピーカフォン、バイブレーションデバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、近距離無線通信(NFC)モジュール、液晶表示(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの、他の構成要素と併せて、使用することができる。
【0341】
本発明は、通信システムに関して説明されたが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示されず)上のソフトウェアで実施することができることが企図される。ある実施形態においては、様々な構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアで実施することができる。
【0342】
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して、本明細書において例示および説明されたが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図しない。むしろ、特許請求の範囲の均等物のスコープおよび範囲内において、また本発明から逸脱することなく、詳細に様々な変更を行うことができる。
【0343】
本開示を通して、ある代表的な実施形態を、代替において、または他の代表的な実施形態と組み合わせて、使用することができることを、当業者は理解する。
【0344】
特徴および要素が、上では特定の組み合わせで説明されたが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用することができることを、当業者は理解されよう。加えて、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のために、コンピュータ可読媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、それらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、WTRU、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための、無線周波数送受信機を実施することができる。
【0345】
さらに、上で説明された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサを含む他のデバイスについて述べた。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理ユニット(「CPU」)と、メモリとを含むことができる。コンピュータプログラミングの分野における当業者の慣行に従って、行為、および動作または命令のシンボル表現に対する言及は、様々なCPUおよびメモリによって実行することができる。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータで実行される」または「CPUで実行される」と言われることがある。
【0346】
行為、およびシンボリックに表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを、当業者は理解されよう。電気システムは、データビットを表し、それは、結果として生じる電気信号の変換または低減、およびメモリシステム内のメモリロケーションにおけるデータビットの維持を引き起こすことができ、それによって、CPUの動作、および信号の他の処理を再構成し、またはさもなければ変更する。データビットが維持されるメモリロケーションは、データビットに対応する、またはデータビットを表す、特定の電気的、磁気的、光学的または有機的特性を有する物理的なロケーションである。
【0347】
データビットは、CPUによって可読な、磁気ディスク、光ディスク、および他の任意の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性(例えば、リードオンリメモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持することもできる。コンピュータ可読媒体は、協調的な、または相互接続されたコンピュータ可読媒体を含むことができ、それは、処理システム上に排他的に存在し、または処理システムに対してローカルもしくはリモートであることができる、複数の相互接続された処理システム間に分散される、代表的な実施形態は、上で言及されたメモリに限定されず、他のプラットフォームおよびメモリが、説明される方法をサポートすることができることが理解される。
【0348】
適切なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0349】
本発明は、通信システムに関して説明されたが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示されず)上のソフトウェアで実施することができることが企図される。ある実施形態においては、様々な構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアで実施することができる。
【0350】
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して、本明細書において例示および説明されたが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図しない。むしろ、特許請求の範囲の均等物のスコープおよび範囲内において、また本発明から逸脱することなく、詳細に様々な変更を行うことができる。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
物理ランダムアクセスチャネルプリアンブル(PRACHプリアンブル)に適用可能なリッスンビフォアトーク構成(LBT構成)にしたがって、PRACHプリアンブルを送信するステップと、
スケジュールされた送信を送るのに先立って、LBT動作を実施するかどうかを示しているインジケーションを受信するステップと、
前記インジケーションが前記LBT動作を実施することを示している条件で、前記スケジュールされた送信のために前記LBT動作を実施するステップと、
前記スケジュールされた送信を送るステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記PRACHプリアンブルを送信することは、アイドルであると決定されている1つ以上のPRACHリソースと関連付けられたチャネルに基づいて、前記1つ以上のPRACHリソースの中で前記PRACHプリアンブルを送信することを含む請求項1の方法。
【請求項3】
前記LBT構成は、LBT動作のタイプおよびチャネルアクセス優先度クラスのいずれかを含む請求項1の方法。
【請求項4】
LBT動作の前記タイプは、LBT動作が実施されない第1のLBTタイプ、ショートLBT動作が実施される第2のLBTタイプ、完全なLBT動作が実施される第3のLBTタイプのいずれかを含む請求項3の方法。
【請求項5】
前記インジケーションは、ランダムアクセス応答メッセージの中で受信される請求項1の方法。
【請求項6】
前記スケジュールされた送信は、前記ランダムアクセス応答メッセージによってスケジュールされた送信を含む請求項5の方法。
【請求項7】
前記インジケーションは、ショートLBT動作を実施することを示しており、前記LBT動作を実施するステップは、前記スケジュールされた送信を送信するのに先立って、前記ショートLBT動作を実施することを含む請求項1の方法。
【請求項8】
無線送受信ユニット(WTRU)であって、
送信機および受信機を含む回路であって、
物理ランダムアクセスチャネルプリアンブル(PRACHプリアンブル)に適用可能なリッスンビフォアトーク構成(LBT構成)にしたがって、PRACHプリアンブルを送信し、
スケジュールされた送信を送るのに先立って、LBT動作を実施するかどうかを示しているインジケーションを受信し、
前記インジケーションが前記LBT動作を実施することを示している条件で、前記スケジュールされた送信のために前記LBT動作を実施し、
前記スケジュールされた送信を送る
よう構成された回路
を備えたWTRU。
【請求項9】
前記PRACHプリアンブルは、アイドルであると決定されている1つ以上のPRACHリソースと関連付けられたチャネルに基づいて、前記1つ以上のPRACHリソースの中で送信される請求項8のWTRU。
【請求項10】
前記LBT構成は、LBT動作のタイプおよびチャネルアクセス優先度クラスのいずれかを含む請求項8のWTRU。
【請求項11】
LBT動作の前記タイプは、LBT動作が実施されない第1のLBTタイプ、ショートLBT動作が実施される第2のLBTタイプ、完全なLBT動作が実施される第3のLBTタイプのいずれかを含む請求項10のWTRU。
【請求項12】
前記インジケーションは、ランダムアクセス応答メッセージの中で受信される請求項8のWTRU。
【請求項13】
前記スケジュールされた送信は、前記ランダムアクセス応答メッセージによってスケジュールされた送信を含む請求項12のWTRU。
【請求項14】
前記インジケーションは、ショートLBT動作を実施することを示しており、前記LBT動作を実施することは、前記スケジュールされた送信を送るのに先立って、前記ショートLBT動作を実施することを含む請求項8のWTRU。