(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008896
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】自動圧力熱転写プレス機
(51)【国際特許分類】
B30B 15/34 20060101AFI20240112BHJP
B30B 1/18 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
B30B15/34 A
B30B1/18 B
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023110664
(22)【出願日】2023-07-05
(31)【優先権主張番号】202210795209.6
(32)【優先日】2022-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521278106
【氏名又は名称】湖南肆玖科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hunan Sijiu Technology Co., ltd.
【住所又は居所原語表記】1301, Bldg B-8, Lugu Yuyuan Production Workshop, No.27 Wenxuan Rd, Changsha High-tech Development Zone, Hunan Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】艾敏
(72)【発明者】
【氏名】黄文雄
【テーマコード(参考)】
4E090
【Fターム(参考)】
4E090AA01
4E090AB01
4E090BA02
4E090CC04
4E090DA01
4E090HA10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】構造強度を保証できるとともに、本体の重量と体積を効果的に減少させ、コストを低減することができる自動圧力熱転写プレス機に関する。
【解決手段】本体、駆動機構、ホットプレスプレートアセンブリ、受け台、放熱機構を有し、本体は、金属ブラケットとハウジングカバーを含み、放熱機構は、ホットプレスプレートアセンブリの内部に連通されており且つ下囲壁部と上囲壁部の囲いをすることで形成された第1放熱通路と、上部ハウジングの内部に形成されており且つ第1放熱通路に連通された第2放熱通路と、第2放熱通路内に配置されており放熱気流を発生するためのファンとを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動圧力熱転写プレス機であり、
前記自動圧力熱転写プレス機は、
金属ブラケットとハウジングカバーを含む本体を有し、金属ブラケットは、上下に間隔を開けて配置された上部ブラケットと下部ブラケット、及び上部ブラケットと下部ブラケットの同じ側の一端を接続する側部ブラケットを含み、前記ハウジングカバーは、上部ブラケットを覆う上部ハウジング、下部ブラケットを覆う下部ハウジング、側部ブラケットを覆う側部ハウジングを含み、
前記上部ブラケットに取り付けられた駆動変速装置と下方に延びるスクリューナットを含む駆動機構を有し、前記スクリューナットのスクリュー軸の上端は、駆動変速装置の出力端に伝動接続され、
上部ハウジングの下方に配置されており、プラスチックハウジング部、接続構造部材、電気ホットプレートアセンブリ、複数の弾性接続装置を含むホットプレスプレートアセンブリを有し、前記接続構造部材の中央部は、前記スクリューナットのナットに固定接続され、前記接続構造部材と電気ホットプレートアセンブリは、前記複数の弾性接続装置を介して接続され、プラスチックハウジング部は、電気ホットプレートアセンブリの上部に覆われ、プラスチックハウジング部の上側に、前記接続構造部材の外側を囲む下囲壁部が配置され、前記上部ハウジングの下側に、前記下囲壁部に可動可能に嵌合される上囲壁部が配置され、
下部ブラケットに支持されており、熱転写対象物を支持するための受け台を有し、
ホットプレスプレートアセンブリの内部に連通されており且つ下囲壁部と上囲壁部の囲いをすることで形成された第1放熱通路と、上部ハウジングの内部に形成されており且つ第1放熱通路に連通された第2放熱通路と、第2放熱通路内に配置されており放熱気流を発生するためのファンとを含む放熱機構を有する、
ことを特徴とする自動圧力熱転写プレス機。
【請求項2】
第2放熱通路に連通された放熱口をさらに含み、ファンは放熱口に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項3】
第2放熱通路において且つ上部ハウジングの底部に、第1放熱通路を連通する連通口が形成され、連通口に放熱口に向かうガイド部材が配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項4】
放熱口は、上部ハウジングの下側において且つ側部ハウジングに近い一端に配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項5】
主制御盤は側部ハウジングの内部に配置され、制御盤は上部ハウジングの先端部に配置されており且つ前記主制御盤に電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項6】
電気ホットプレートアセンブリは、加熱基板、加熱基板の上側に接続された非金属ベースカバー、非金属ベースカバーと加熱基板との間に配置された少なくとも1層の断熱材を含み、非金属ベースカバーの縁部は延伸して加熱基板の縁部から伸び出し、プラスチックハウジング部の縁部は非金属ベースカバーの縁部に接続されることを特徴とする請求項1に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項7】
前記上部ブラケットは、間隔を開けて並列に配置された2つの上部アーム、駆動取付部材を含み、前記駆動取付部材は、二つの上部アームを接続し、前記駆動変速装置は、前記駆動取付部材に取り付けられ、前記側部ブラケットは、間隔を開けて配置された2つの側部立て柱を含み、各上部アームの一端は、対応側の側部立て柱の上端に接続され、各側部立て柱の下端は、下部ブラケットに接続されることを特徴とする請求項1に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項8】
前記上部アームの一端と対応側の側部立て柱の上端との間の接続は、
各上部アームの一端の下側と対応側の側部立て柱の上端の内側を接続する三角支持接続部材と、
長さが2つの側部立て柱の上端の間の距離と合っており、両端がそれぞれ各上部アームの上側と対応側の側部立て柱の上端の外側を覆うように接続し、又は、二つ配置されており且つそれぞれ各上部アームの上側と対応側の側部立て柱の上端の外側を覆うように接続するコーナー接続部材と、
一端が側部立て柱の上端から下に向かってプリセット高さの位置に接続され、他端が上部アームが内端から1/3以上離れた位置に接続される2つの斜張部材と、
の少なくとも一つを含み、上記接続構造を採用することで、三角支持接続部材と2つの斜張部材の三角安定性、及びコーナー接続部材のコーナーリミット特性により、上部アームと側部立て柱上端の接続信頼性を確保できることを特徴とする請求項7に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項9】
前記下部ブラケットは、支持面、少なくとも支持面の相対両側から下方に延びる支持側壁、支持側壁の下端で成形されており且つ下ハウジングの底壁に接続された支持接続部を有し、前記支持面において且つ二つの側部立て柱に対応する下端に、立て柱差し込み孔が配置され、前記二つの側部立て柱の下端は、角度方向に制限されながら対応する立て柱差し込み孔に挿入されており且つ前記下部ブラケットに固定接続されることを特徴とする請求項8に記載の自動圧力熱転写プレス機。
【請求項10】
立て柱差し込み孔の下側に、側方向で側部立て柱の下端を制限するための側方向位置制限構造が配置され、以下の補強構造の1つをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の自動圧力熱転写プレス機。
2つの立て柱差し込み孔を接続する側方向位置制限構造と支持側壁との間の補強筋と、
2つの立て柱差し込み孔を接続する側方向位置制限構造の間の補強筋と、
2つの支持側壁の間の補強筋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は熱転写プレス機械の技術分野に関し、具体的には自動圧力熱転写プレス機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動圧力熱転写プレス機は一般的に本体、ベース、受け台とホットプレスプレートアセンブリを含み、受け台はベースに配置され、受け台に駆動装置が配置され、ホットプレスプレートアセンブリの昇降を駆動し、受け台に配置された物品に対する熱転写取り扱いを実現する。
【0003】
従来の自動圧力熱転写プレス機では、ホットプレスプレートアセンブリはホットプレートとハウジング部を含み、ホットプレートの動作時の温度が高いため、ハウジング部の表面温度が高く、ハウジング部の大部分は金属材料を採用し、設計スペースが制限され、金属材料は熱蓄積効果があり、人体に火傷を与えやすい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は従来の自動圧力熱転写プレス機がホットプレートの動作温度が高いため、ハウジング部は金属材料しか採用できず、設計スペースが制限され、金属材料は熱蓄積効果があり、人体に火傷を与えやすいという問題は、ホットプレスプレーと本体に能動放熱機構を配置することによって解決する。
【0005】
自動圧力熱転写プレス機であり、本体、駆動機構、ホットプレスプレートアセンブリ、受け台、放熱機構を有し、本体は、金属ブラケットとハウジングカバーを含み、金属ブラケットは、上下に間隔を開けて配置された上部ブラケットと下部ブラケット、及び上部ブラケットと下部ブラケットの同じ側の一端を接続する側部ブラケットを含み、前記ハウジングカバーは、上部ブラケットを覆う上部ハウジング、下部ブラケットを覆う下部ハウジング、側部ブラケットを覆う側部ハウジングを含み、
駆動機構は、前記上部ブラケットに取り付けられた駆動変速装置と、下方に延びるスクリューナットを含み、前記前記スクリューナットのスクリュー軸の上端は、駆動変速装置の出力端に伝動接続され、
ホットプレスプレートアセンブリは、上部ハウジングの下方に配置されており、プラスチックハウジング部、接続構造部材、電気ホットプレートアセンブリ、複数の弾性接続装置を含み、前記接続構造部材の中央部は、前記スクリューナットのナットに固定接続され、前記接続構造部材と電気ホットプレートアセンブリは、前記複数の弾性接続装置を介して接続され、プラスチックハウジング部は、電気ホットプレートアセンブリの上部に覆われ、プラスチックハウジング部の上側に、前記接続構造部材の外側を囲む下囲壁部が配置され、前記上部ハウジングの下側に、前記下囲壁部に可動可能に嵌合される上囲壁部が配置され、
受け台は、下部ブラケットに支持されており、熱転写対象物を支持するために用いられ、放熱機構は、ホットプレスプレートアセンブリの内部に連通されており且つ下囲壁部と上囲壁部の囲いをすることで形成された第1放熱通路と、上部ハウジングの内部に形成されており且つ第1放熱通路に連通された第2放熱通路と、第2放熱通路内に配置されており放熱気流を発生するためのファンとを含む。
【0006】
ホットプレスプレートアセンブリは、プラスチックハウジング部を採用しているため、熱蓄積効果は回避され、放熱機構を配置することでホットプレスプレートアセンブリ内部に蓄積された熱を迅速で能動的に放熱することができ、プラスチックハウジング部の表面と上部ハウジングの温度を効果的に下げ、火傷を避けることができる。本体を金属ブラケットとハウジングカバーに設けることで、駆動機構と受け台を金属ブラケットに接続し、駆動機構と受け台の重量と作用力を金属ブラケットに加え、ハウジングカバーにより美観と保護の効果を実現し、ハウジングカバー材料の選択範囲が広く、構造強度を保証できるとともに、本体の重量と体積を効果的に減少させ、コストを低減することができ、ハウジングカバーは、一般的なハウジング工業原料を用いて製造することができ、製品の外観スペースをより広くすることができる。
【0007】
好ましくは、第2放熱通路に連通された放熱口をさらに含み、ファンは放熱口に取り付けられ、第2放熱通路は、上部ハウジングの内部スペースをそのまま利用することができるため、独立通路を別途配置せず、流れる気流を形成することができる。
【0008】
好ましくは、放熱口は、上部ハウジングの下側において且つ側部ハウジングに近い一端に配置され、放熱口は上述の位置に配置されるのは、隠蔽性が優れて、製品の外観性に影響を与えない。
【0009】
好ましくは、主制御盤は側部ハウジングの内部に配置され、制御盤は上部ハウジングの先端部に配置されており且つ前記主制御盤に電気的に接続される。上記の構造により、側部ハウジングの内部に主制御盤を配置することにより、電気ホットプレートアセンブリの第1放熱通路から伝達された温度を避けることができ、主制御盤に対する温度の影響を低減することができ、制御盤は上部ハウジングの先端部に配置されており、第1放熱通路と相対的な距離を有し、温度の影響が小さい。
【0010】
好ましくは、第2放熱通路において且つ上部ハウジングの底部に、第1放熱通路を連通する連通口が形成され、連通口に放熱口に向かうガイド部材が配置される。ガイド部材を配置することで、放熱された気流の放熱口への流れをより容易にする。
【0011】
好ましくは、電気ホットプレートアセンブリは、加熱基板、加熱基板の上側に接続された非金属ベースカバー、非金属ベースカバーと加熱基板との間に配置された少なくとも1層の断熱材を含み、非金属ベースカバーの縁部は延伸して加熱基板の縁部から伸び出し、プラスチックハウジング部の縁部は非金属ベースカバーの縁部に接続される。上記構造により、電気ホットプレートアセンブリの断熱効果を高め、プラスチックハウジング部の温度をより低くすることができる。
【0012】
好ましくは、プラスチックハウジング部に、囲壁接続溝が配置され、前記下囲壁部の下端は、囲壁接続溝に適切に接続され、上囲壁は下囲壁部の内部に嵌合される。上記構造により、使用中に下囲壁部と上囲壁の接合部が見えにくくなり、製品の見栄えが良くなり、しかも上囲壁と下囲壁部の間に異物が入りにくくなる。
【0013】
好ましくは、下囲壁部と囲壁接続溝はバックル構造で接続されている。上記構造により、接続構造部を減らして、組み立てと取り外しが便利である。
【0014】
好ましくは、前記上部ブラケットは、間隔を開けて並列に配置された2つの上部アーム、駆動取付部材を含み、前記駆動取付部材は、二つの上部アームを接続し、前記駆動変速装置は、前記駆動取付部材に取り付けられる。上記構造により、上部ブラケットの重量を減らし、構造剛性を保証し、材料コストを低減することができる。
【0015】
好ましくは、前記側部ブラケットは、間隔を開けて配置された2つの側部立て柱を含み、各上部アームの一端は、対応側の側部立て柱の上端に接続され、各側部立て柱の下端は、下部ブラケットに接続される。上記構造により、側部ブラケットの重量を低減し、構造剛性を保証し、材料コストを低減することができる。
【0016】
好ましくは、前記上部アームの一端と対応側の側部立て柱の上端との間の接続は、
各上部アームの一端の下側と対応側の側部立て柱の上端の内側を接続する三角支持接続部材と、
長さが2つの側部立て柱の上端の間の距離と合っており、両端がそれぞれ各上部アームの上側と対応側の側部立て柱の上端の外側を覆うように接続し、又は、二つ配置されており且つそれぞれ各上部アームの上側と対応側の側部立て柱の上端の外側を覆うように接続するコーナー接続部材と、
一端が側部立て柱の上端から下に向かってプリセット高さの位置に接続され、他端が上部アームが内端から1/3以上離れた位置に接続される2つの斜張部材と、
を少なくとも一つ含む。
【0017】
好ましくは、前記下部ブラケットは、支持面、少なくとも支持面の相対両側から下方に延びる支持側壁、支持側壁の下端で成形されており且つ下ハウジングの底壁に接続された支持接続部を有し、前記支持面において且つ二つの側部立て柱に対応する下端に、立て柱差し込み孔が配置され、前記二つの側部立て柱の下端は、角度方向に制限されながら対応する立て柱差し込み孔に挿入されており且つ前記下部ブラケットに固定接続される。下部ブラケットは上述構造により、構造強度を確保しながら材料重量を減らすことができ、さらに支持面の下に形成されたスペースを合理的に利用して、2つの側部立て柱の下端接続にスペースを提供し、製品の構造をよりコンパクトにし、立て柱差し込み孔により2つの側部立て柱の取り付けを便利にし、迅速にする。
【0018】
好ましくは、立て柱差し込み孔の下側に、側方向で側部立て柱の下端を制限するための側方向位置制限構造が配置され、以下の補強構造の1つをさらに含み、
2つの立て柱差し込み孔を接続する側方向位置制限構造と支持側壁との間の補強筋と、
2つの立て柱差し込み孔を接続する側方向位置制限構造の間の補強筋と、
2つの支持側壁の間の補強筋。
【0019】
上記補強構造により、下部ブラケットの構造安定性、及び下部ブラケットと2つの側部立て柱との接続安定性をよりよく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図2】自動圧力熱転写プレス機の右側断面図である。
【
図3】ホットプレスプレートアセンブリと上囲壁の爆発図である。
【
図4】自動圧力熱転写プレス機による上部ハウジングが除去された斜視図である。
【
図5】自動圧力熱転写プレス機の底面斜視図である。
【
図7】金属ブラケットとハウジングカバーの爆発図である。
【
図12】金属ブラケットにホットプレスプレートアセンブリが搭載されている状態の斜視図である。
【
図15】下部ハウジング、下部ブラケットと受け台の斜視図である。
【
図16】下部ハウジング、下部ブラケットと受け台の爆発図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1-
図14を参照すると、自動圧力熱転写プレス機であり、本体1、駆動機構m、ホットプレスプレートアセンブリH、受け台3を有し、本体1は、金属ブラケット1aとハウジングカバー1bを含み、金属ブラケット1aは、上下に間隔を開けて配置された上部ブラケット1a1と下部ブラケット1a2、及び上部ブラケット1a1と下部ブラケット1a2の同じ側の一端を接続する側部ブラケット1a3を含み、前記ハウジングカバー1bは、上部ブラケット1a1を覆う上部ハウジング1b1、下部ブラケット1a2を覆う下部ハウジング1b2、側部ブラケット1a3を覆う側部ハウジング13を含み、駆動機構mは、前記上部ブラケット1aに取り付けられた駆動変速装置と、下方に延びるスクリューナットRを含み、前記スクリューナットのスクリュー軸R1の上端は、駆動変速装置の出力端に伝動接続される。ホットプレスプレートアセンブリHは上部ハウジング1b1の下方に配置されており且つ駆動機構mにより上下動駆動され、ホットプレスプレートアセンブリHの中央部にスクリュー軸回避通路R0が設けられ、受け台3は、下部ブラケット1a2に支持されており、熱転写対象物を支持するために用いられる。
【0022】
図2、
図7、
図13と
図14を参照すると、駆動変速装置は、モータm1と、減速機m2と、伝動歯部材m3とを含む。スクリュー軸R1の上端は減速機m2の中央部に固定接続され、ホットプレスプレートアセンブリHは、上部ブラケット1a1の下方に配置され、その中央部がナットR2に固定接続されており且つスクリュー軸R1によって駆動されて上下移動する。スクリューナットRを用いてホットプレスプレートアセンブリHの昇降を駆動し、駆動機構mは上部ブラケット1a1に取り付けられており且つ上部ハウジング1b1内に位置し、スクリュー軸R1は垂直方向に固定され、製品の体積と重量が減少し、コストが低下する。
【0023】
図2、
図3と
図6を参照すると、ホットプレスプレートアセンブリHは、上部ハウジング1b1の下方に配置されており、プラスチックハウジング部H’、接続構造部材H1、電気ホットプレートアセンブリH2、複数の弾性接続装置H3を含み、前記接続構造部材H1の中央部は、前記スクリューナットのナットR2に固定接続され、前記接続構造部材H1と電気ホットプレートアセンブリH2は、前記複数の弾性接続装置H3を介して接続され、プラスチックハウジング部H’は、電気ホットプレートアセンブリH2の上部に覆われ、プラスチックハウジング部H’の上側に、前記接続構造部材H1の外側を囲む下囲壁部H221が配置され、前記上部ハウジング1b1の下側に、前記下囲壁部H221に可動可能に嵌合される上囲壁部1.11が配置される。可動可能に嵌合される下囲壁部H 221と上囲壁部1.11を配置することにより、ホットプレスプレートアセンブリHとスクリューナットRを隠し、製品の外観全体性をより良く、より美しくする。
【0024】
図2を参照すると、電気ホットプレートアセンブリH2は、加熱基板H2.1、加熱基板H2.1の上側に接続された非金属ベースカバーH2.2、非金属ベースカバーH2.2と加熱基板H2.1との間に配置された少なくとも1層の断熱材H2.3を含み、非金属ベースカバーH2.2の縁部は延伸して加熱基板H2.1の縁部から伸び出し、プラスチックハウジング部H’の縁部は非金属ベースカバーH2.2の縁部に接続される。上記構造により、電気ホットプレートアセンブリH2の断熱効果を高め、プラスチックハウジング部の温度をより低くすることができる。断熱効果を高めるために、プラスチックハウジング部H’と非金属ベースカバーH2.2との間に放熱間隙が設けられている。
【0025】
図2を参照すると、上囲壁部1.11の一つの接続案として、上囲壁部1.11の頂部に接続孔が設けられ、上囲壁部1.11の接続孔はネジを介して上部ホルダ1.1に接続されている。
【0026】
図2と
図3を参照すると、接続構造部材H1に2つ以上のガイド台H4が設けられ、上部ブラケット1a1にガイド台H4に係合するガイドロッドH5が対応して設けられ、ガイドロッドH5とガイド台H4はガイドの役割を果たすほか、接続構造部材H1に対して角度方向の位置決め役割を果たすことができる。
【0027】
図2と
図3を参照すると、弾性接続装置H3は、接続部材H31と弾性部材H32とを含み、接続部材H31の下端は発熱基体H2.1に固定接続されており、接続部材H 31の上端と接続構造部材H1とは、垂直方向な可動スペースを有する状態で接続されており、弾性部材H32は、接続部材H31の外に嵌設されており且つ接続構造部材H1と電熱ホットプレートアセンブリH2との間に弾性的に作用し、好ましくは下端は発熱基体H2.1に作用する。本実施例では、接続部材H31はスタッドであり、接続構造部材H1に接続孔が設けられ、スタッドは接続孔を貫通して発熱基体H2.1に可動に螺着され、弾性部材H32はスプリングである。プラスチックハウジング部H’、非金属ベースカバーH2.2、断熱材H2.3に対応する弾性接続装置H3に回避孔が設けられている。
【0028】
図2-
図5を参照すると、放熱機構は、ホットプレスプレートアセンブリHの内部に連通されており且つ下囲壁部H221と上囲壁部1.11の囲いをすることで形成された第1放熱通路L1と、上部ハウジング1b1の内部に形成されており且つ第1放熱通路L1に連通された第2放熱通路L2と、第2放熱通路L2内に配置されており放熱気流を発生するためのファンLとを含む放熱機構を有する。第1放熱通路L1は、ホットプレスプレートアセンブリHの内部に連通されており、スクリュー軸回避通路R0、弾性接続装H 3などを含む。もちろん、いくつかの接続通路を追加的に加工することもできるが、熱は上向きに流れるので、上側の通路だけで十分である。
【0029】
ホットプレスプレートアセンブリは、プラスチックハウジング部H’を採用しているため、熱蓄積効果は回避され、放熱機構を配置することでホットプレスプレートアセンブリH内部に蓄積された熱を迅速で能動的に放熱することができ、プラスチックハウジング部H’の表面と上部ハウジングの温度を効果的に下げ、火傷を避けることができる。本体1を金属ブラケット1aとハウジングカバー1bに設けることで、駆動機構mと受け台3を金属ブラケット1aに接続し、駆動機構mと受け台3の重量と作用力を金属ブラケット1aに加え、ハウジングカバー1bにより美観と保護の効果を実現し、ハウジングカバー1bの材料の選択範囲が広く、構造強度を保証できるとともに、本体1の重量と体積を効果的に減少させ、コストを低減することができ、ハウジングカバー1bは、一般的なハウジング工業原料を用いて製造することができ、製品の外観スペースをより広くすることができる。
【0030】
図2と
図5を参照すると、上部ハウジング1b1に、第2放熱通路L2に連通された放熱口L21をさらに含み、ファンLは放熱口L21に取り付けられる。上記構造により、第2放熱通路L2は、上部ハウジング1b1の内部スペースをそのまま利用することができるため、独立通路を別途配置せず、流れる気流を形成することができる。好ましくは、放熱口L21の上側に、取付台L20が配置され、ファンLは取付台L20内に嵌設される。
【0031】
もちろん、放熱口L21を設けずに、上部ハウジング1b1の組み立て隙を利用して風出しを実現してもよいし、あるいは側部ハウジング1b3の内部スペースを利用して放熱することができる。しかし、一番好ましい案としては、放熱口L21から直接排出されることである。
【0032】
放熱口L21は、上部ハウジング1b1の下側において且つ側部ハウジング1b3に近い一端に配置され、放熱口L21は上述の位置に配置されるのは、隠蔽性が優れて、製品の外観性に影響を与えない。
【0033】
図2、
図4、
図7を参照すると、一つの好ましい実施形態において、主制御盤P1は側部ハウジング1b3の内部に配置され、制御盤P2は上部ハウジング1b1の先端部に配置されており且つ前記主制御盤P1に電気的に接続される。上記の構造により、側部ハウジング1b3の内部に主制御盤P1を配置することにより、電気ホットプレートアセンブリH2の第1放熱通路から伝達された温度を避けることができ、主制御盤P1に対する温度の影響を低減することができ、制御盤P2は上部ハウジング1b1の先端部に配置されており、第1放熱通路L1と相対的な距離を有し、温度の影響が小さい。もちろん、制御板P2に対する温度の影響を減らすために、制御板P2と内側にいくつかの遮蔽壁を設けることができる。上部ハウジング1b1の先端面に制御エリアeが設けられ、制御エリアeに制御板P2を制御する要素、例えばボタンが設けられている。
【0034】
第2放熱通路L2において且つ上部ハウジング1b1の底部に、第1放熱通路L1を連通する連通口L23が形成され、連通口L23に放熱口L21に向かうガイド部材L22が配置される。ガイド部材L22を配置することで、放熱された気流の放熱口への流れをより容易にする。
【0035】
図2、13と
図14を参照すると。一実施形態では、駆動機構mは、トランスミッションm4をさらに含み、トランスミッションm4は、駆動取付エリア1.10に取り付けられ、スクリュー軸の上端、減速ギアm2及び伝動歯部材がトランスミッションm4内に取り付けられ、モータm1とトランスミッションm4とが固定的に接続されている。上記構造により、駆動機構m全体の体積がより小さくなる。伝動歯部材はウォームであり、減速ギアm2はウォームホイールであることで、駆動機構mの厚さをさらに減少させることができ、それにより上部ホルダー1.1の厚さをさらに減少させることができる。
【0036】
一実施形態では、トランスミッションm4は、上下に配置された第1ミッション部材m 41と第2ミッション部材m42とを含み、第1ミッション部材m41の内壁に第1軸受取付部m411が設けられ、第2ミッション部材m42の内壁に、第2軸受取付部m421、及び第2軸受取付部m42の中央を貫通するスクリュー軸取付孔m422が設けられ、スクリュー軸R1の上端が減速ギヤm2の上端を通り抜けて、且つスクリュー軸R1の上端が減速ギアm2における下側に、それぞれ第1平面軸受m51と第2平面軸受m51が接続され、第1平面軸受m51は第1軸受取付部m411に取付けられ、第2平面軸受m52は第2軸に取付けられる。スクリュー軸R1の上端は、第1平面軸受m51と第2平面軸受m52を第1ミッション部材m41と第1ミッション部材m42に組み立て、第1平面軸受m51と第2平面軸受m52の軸方向の支持特性を利用して第1軸受取付部m411と第2軸受取付部m421と組み立て、スクリュー軸R1に対する軸方向の位置決めを実現し、スクリュー軸R1に軸方向位置決め構造を付加する必要がなく、汎用のスクリュー軸R1を採用することができ、経済性がより良い。
【0037】
スクリュー軸R1の同心度を保持するために、スクリュー軸取付孔m422下部にラジアル軸受m53も装着され、スクリュー軸R1はラジアル軸受m53に装着され、ラジアル軸受m53はローラ軸受などの同軸度保持を実現できる軸受を指す。ラジアル軸受m53の取付けを容易にするために、スクリュー軸取付孔m422の下部に、下側が開口された第3軸受取付部m423が設けられ、ラジアル軸受m53は第3軸受取付部m423内に取付けられており、ネジを介して下側を固定する。
【0038】
一実施形態では、減速ギヤm2はプラスチック製であり、射出成形によりスクリュー軸R1に固定され、スクリュー軸R1が減速ギヤm29に接続される部位に、ピン孔R10が設けられ、ピン孔R10内にピン(図示せず)が取り付けられている。この構造により、減速ギヤm29とスクリュー軸R1の射出接続をより強固にすることができる。
【0039】
図1-
図10を参照すると、一実施形態では、上部ブラケット1a1は、間隔を開けて並列に配置された2つの上部アーム1a11、駆動取付部材1a12を含み、駆動取付部材1a12は、二つの上部アーム1a11を接続し、駆動機構mは駆動取付部材1a12に取り付けられ、駆動取付部材1a12に駆動貫通孔1a121が設けられる。上記構造により、上部ブラケット1a1の重量を減らし、構造剛性を保証し、材料コストを低減することができる。
【0040】
図2、
図8、
図9及び
図12を参照すると、一実施形態では、駆動取付部材1a12は、2つの上部アーム1a11に溶接接続されてもいいし、ネジを用いて接続されてもいい。
【0041】
図2、
図8、
図9及び
図12を参照すると、一実施形態では、側部ブラケット1a3は、間隔を開けて配置された2つの側部立て柱1a31を含み、各上部アーム1a11の一端は、対応側の側部立て柱1a31の上端に接続され、各側部立て柱1a31の下端は、下部ブラケット1a2に接続される。上記構造により、側部ブラケット1a3の重量を低減し、構造剛性を保証し、材料コストを低減することができる。
【0042】
図7-
図10を参照すると、一実施形態では、上部アーム1a11の一端と対応側の側部立て柱1a31の上端との間の接続は、三角支持接続部材1a13とコーナー接続部材1a14を含む。三角支持接続部材1a13は、各上部アーム1a11の一端の下側と対応側の側部立て柱1a31の上端内側とを接続し、コーナー接続部材1a14の長さは2つの側部立て柱1a31の上端との間の距離と合っており、コーナー接続部材1a14の両端はそれぞれ各上部アーム1a11の一端の上側と対応側の側部立て柱1a31の上端の外側を覆うように接続する。別の態様では、コーナー接続部材1a14は、二つ設けられており且つそれぞれ各上部アーム1a11の一端の上側と対応側の側部立て柱1 a31の上端外側を覆うように2接続する。
【0043】
上記の接続構造により、三角支持接続部材1a13の三角安定性、及びコーナー接続部材1a14のコーナーリミット特性により、上部アーム1a11と側部立て柱1a31上端の連結が強固で信頼性が確保される。
【0044】
一実施形態では、コーナー接続部材1a14と対応側の側部立て柱1a31は溶接接続されることにより、側部立て柱1a31との接続の安定性を確保することができ、コーナー接続部材1a14と対応側の側部立て柱1a31との溶接を容易にするために、両者をネジにより所定の位置にすることができる。
【0045】
ストレスを満たす場合、コーナー接続部材1a14と対応側の側部立て柱1a31とは、ネジのみで接続されてもよく、製品の寸法、重量、ホットプレスプレートアセンブリHの加圧大きさなどを主に考慮した。
【0046】
三角支持接続部材1a13は、好ましくは、上部ブラケット1a1と側部立て柱1a 31との接続及び取り外しを容易にするためにねじ接続を採用する。接続の安定性のために、溶接を追加したり、溶接のみで接続したりすることもできる。
【0047】
2つの斜張部材1a15をさらに含み、斜張部材1a15の一端は、側部立て柱1a 31の上端から下に向かってプリセット高さの位置に接続され、該プリセット高さは、主設計の必要に応じて、例えば下2-5cmのところに設けられ、他端は上部アーム1a11が内端から1/3以上離れた位置に接続される。1/2以内でないことが好ましく、これにより安定性を確保することができるとともに、スペースの占有量が多すぎて上部ハウジング1b1の寸法が増加することは回避される。
【0048】
図7-
図11を参照すると、一実施形態では、下部ブラケット1a2は、支持面1a20、少なくとも支持面1a20の相対両側から下方に延びる支持側壁1a21、支持側壁1a21の下端で成形されており且つ下ハウジング1b2の底壁に接続された支持接続部1a22を有し、支持面1a20において且つ二つの側部立て柱1a31に対応する下端に、立て柱差し込み孔1a23が配置され、前記二つの側部立て柱1a31の下端は、角度方向に制限されながら対応する立て柱差し込み孔1a23に挿入されており且つ前記下部ブラケット1a2に固定接続される。下部ブラケット1a2は上述構造により、構造強度を確保しながら材料重量を減らすことができ、さらに支持面1a20の下に形成されたスペースを合理的に利用して、2つの側部立て柱1a31の下端接続にスペースを提供し、製品の構造をよりコンパクトにし、立て柱差し込み孔1a23により2つの側部立て柱1a31の取り付けを便利にし、迅速にする。
【0049】
立て柱差し込み孔1a23の下側に、側方向で側部立て柱1a31の下端を制限するための側方向位置制限構造が配置される。支持面1a20の厚さには限界があるため、側方向位置制限構造を通じて立て柱差し込み孔1a23と二つの側部立て柱1a31との接触面が少ないことによる側部立て柱1a31の側方向の不安定化は回避される。もちろん、組立に影響を与えない場合には、側方向位置制限構造を立て柱差し込み孔1a23の上側に設けてもよい。
【0050】
側方向位置制限構造の1つの態様は、延出壁1a231、すなわち凸壁である。
【0051】
1つの実施形態では、2つの側部立て柱1a31の下端と下部ブラケット1a2の下側との間は溶接によって接続されており、このように両者の接続はより強固である。接続を補強するために、2つの側部立て柱1a31の下端と下部ブラケット1a2の下側との間に補強接続部材1a24が配置される。
【0052】
下部ブラケット1a2は、以下の補強構造をさらに含み、
2つの立て柱差し込み孔1a23を接続する側方向位置制限構造(1a231)と支持側壁1a21との間の補強筋c1と、
2つの立て柱差し込み孔1a23を接続する側方向位置制限構造(1a231)の間の補強筋c2と、
2つの支持側壁1a21の間の補強筋c3。
【0053】
上記補強構造により、下部ブラケット1a2の構造安定性及び下部ブラケット1a2と2つの側部立て柱1a31との接続安定性をより効果的に高めることができる。
【0054】
図1-
図8を参照すると、一実施形態では、上部ハウジング1b1は、トップハウジング1b11とトップハウジング下カバー1b12を含み、トップハウジング1b11は、上部ブラケット1a1の先端に延びる第1ハウジング端部1b111と、湾曲部が延びて側部ブラケット1a3の上部を覆うように接続する第2ハウジング端部1b112を含み、第1ハウジング端部1b111と第2ハウジング端部1b112との間に、下側に開口されており上部ブラケット1a1と側部ブラケット1a13の上部を収納するための上部ハウジング収容室1b10が形成され、トップハウジング下カバー1b12は、上部ハウジング収容室1b10の下側をカバーし、トップハウジング下カバー1b12の第1端は、第1ハウジング端部1b111に接続され、トップハウジング下カバー1b12の第2端は、側部ブラケット1a3に接続され、トップハウジング下カバー1b12と上部ブラケット1a1はねじによって接続されている。上部ハウジング1b1は上記構造を採用することで、トップハウジング1b11とトップハウジング下カバー1b12との接続を強固にすることができ、しかも見栄えが良い。
【0055】
図1-
図8を参照すると、側部ハウジング1b3は、トップハウジング1b11に接合される側部ハウジング本体1b31と、トップハウジング下カバー1b12に接合される側部ハウジングカバー1b32とを含み、側部ハウジング本体1b31に、側方向で開口されており且つ側部ブラケット1a3を収納するための側部ハウジング収容室1b30が形成され、側部ハウジング本体1b31の垂直方向の両側のハウジング壁と側部ブラケット1a3との間に係合構造1b33が設けることで、側部ハウジングカバー1b32は、側部ハウジング収容室1b30の側方向開口をカバーし、且つ接続要素を介して側部ハウジング本体1b31に接続される。側部ハウジング1b3は上述構造を採用して容易に取り付けられるとともに、側部ハウジング本体1b31と側部ブラケット1a3とは係合構造1b33を介して接続され、接続が安定し、取り付けが迅速である。
【0056】
図1-
図8を参照すると、下部ハウジング1b2は下部ハウジング基材1b21及び下部ハウジング上カバー1b22を含み、下部ブラケット1a2は、下部ハウジング基材1 b21に取り付けられ、下部ハウジング上カバー1b22は、下部ハウジング基材1b21の上側に覆設され、下部ハウジング上カバー1b22に、側部ブラケット接続孔1b23と受け台接続孔1b24が設けられる。
【0057】
1つの実施形態では、下部ハウジング基材1b21は、両側に対して側方向に抽出凹部1b20が設けられる。上記構造により、設備の出し入れを便利にする。
【0058】
図15及び
図16を参照すると、一実施形態では、受け台3と下部ブラケット1a2のガイドレール接続機構S1をさらに含み、ガイドレール接続機構S1は、2本のガイドレール装置Sを取り付けるために対向して設けられたガイドレール接続部S11をさらに含み、ガイドレール接続部S11の内端に上側から外向きの斜面構造S110が設けられ、2つのガイドレール接続部S11の対向する両側にガイドレール装置Sが取り付けられ、受け台3はガイドレール装置Sに接続され、受け台3の前側にハンドルS2が設けられている。この構造により、使用者が受け台3を操作するのに便利であるとともに、受け台3が受けた力をガイドレール接続機構S1を介して下部ブラケット1a2に効果的に伝達することができる。
【0059】
一実施形態では、ガイドレール接続機構S1は、金属フレームである。
【0060】
上記明細書の開示及び教示によれば、本発明が属する分野の技術者は、上記実施形態を変更及び修正することもでき、本発明は上記に開示及び説明された具体的な実施形態に限定されるものではなく、本発明のいくつかの修正及び変更も本発明の請求項の保護範囲に含まれるべきである。