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  • 特開-配管用芯出し治具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024089691
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】配管用芯出し治具
(51)【国際特許分類】
   F16L 1/00 20060101AFI20240627BHJP
   G01B 3/04 20060101ALI20240627BHJP
   B23K 37/00 20060101ALN20240627BHJP
【FI】
F16L1/00 V
G01B3/04
B23K37/00 301C
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022205029
(22)【出願日】2022-12-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】522497342
【氏名又は名称】株式会社アイアンワークス
(74)【代理人】
【識別番号】100172225
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 宏行
(72)【発明者】
【氏名】横山 勇二
【テーマコード(参考)】
2F061
【Fターム(参考)】
2F061BB02
2F061JJ02
2F061JJ06
2F061LL17
(57)【要約】
【課題】円環断面を有する配管部材の芯出し作業と2つの配管部材の位置合わせ作業を容易に行うことができる配管用芯出し治具およびこの配管用芯出し治具を用いた配管部材の位置合わせ方法を提供することを目的とする。
【解決手段】芯出し治具1が、第1の交点K1において直交する第1辺11と第2辺12を内縁13として備え、第1の交点K1から第1辺11と第2辺12それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の内縁側目盛りM1が不等間隔に設けられている。複数の内縁側目盛りM1のそれぞれの位置は、配管工事で使用される複数種の配管部材HBそれぞれの外周面を第1辺11と第2辺12の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の交点において直交する第1辺と第2辺を内縁として備え、前記第1の交点から前記第1辺と前記第2辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の内縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の内縁側目盛りのそれぞれの位置は、配管工事で使用される複数種の配管部材それぞれの外周面を前記第1辺と前記第2辺の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致する、配管用芯出し治具。
【請求項2】
第2の交点において直交する第3辺と第4辺を外縁として備え、前記第2の交点から前記第3辺と前記第4辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の外縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の外縁側目盛りそれぞれの前記第2の交点からの距離は、前記複数の内縁側目盛りそれぞれの前記第1の交点からの距離と一致している、請求項1に記載の配管用芯出し治具。
【請求項3】
前記第1辺と前記第3辺、前記2辺と前記第4辺はそれぞれ平行である、請求項2に記載の配管用芯出し治具。
【請求項4】
円環断面を有する2つの同径の配管部材の端面同士を突き合わせた状態に位置合わせする配管部材の位置合わせ方法であって、
請求項1~3のいずれかに記載の配管用芯出し治具を用いて前記2つの配管部材それぞれの端面近傍の円周に沿って90°ずつずれた複数の点を見つけ出してマーキングする芯出し工程と、
前記芯出し工程でマーキングした前記複数の点同士が合致するように前記2つの配管部材を突き合わせる突合せ工程と、
を有する配管部材の位置合わせ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円環断面を有する配管部材の芯出しに用いられる配管用芯出し治具およびこの配管用芯出し治具を用いた配管部材の位置合わせ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
円環断面を有する2つの同径の配管部材同士、例えば円環断面を有する直管とこれと同径の円環断面の曲がり接手(エルボ)とを接合する場合、直管の端面とエルボの端面を突合せた状態で、その端面同士の間を溶接等によって接合する(例えば、下記の特許文献1)。エルボは屈曲して延びた配管部材であり、その延びる方向の向きに方向性を有している。このためエルボと直管を溶接により接合する場合、直管側とエルボ側との双方それぞれの端面近傍の円周に沿った複数の位置(一般には90°ずつずれた複数の位置)にアライメント用のマークをマーキングする芯出し作業を行ったうえで、双方のマーク同士が合致するように両者を位置決めし、溶接後の直管に対するエルボの姿勢(延びる方向)を事前に確認したうえで、溶接を実行するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-311394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、円環断面を有する配管部材の芯出し作業は容易でなく、このため2つの配管部材の端面同士を突き合わせる位置合わせ作業に多大な時間がかかっていた。
【0005】
そこで本発明は、円環断面を有する配管部材の芯出し作業と2つの配管部材の位置合わせ作業を容易に行うことができる配管用芯出し治具およびこの配管用芯出し治具を用いた配管部材の位置合わせ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の配管用芯出し治具は、第1の交点において直交する第1辺と第2辺を内縁として備え、前記第1の交点から前記第1辺と前記第2辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の内縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の内縁側目盛りのそれぞれの位置は、配管工事で使用される複数種の配管部材それぞれの外周面を前記第1辺と前記第2辺の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致する。
【0007】
本発明の配管部材の位置合わせ方法は、円環断面を有する2つの同径の配管部材の端面同士を突き合わせた状態に位置合わせする配管部材の位置合わせ方法であって、上記本発明の配管用芯出し治具を用いて前記2つの配管部材それぞれの端面近傍の円周に沿って90°ずつずれた複数の点を見つけ出してマーキングする芯出し工程と、前記芯出し工程でマーキングした前記複数の点同士が合致するように前記2つの配管部材を突き合わせる突合せ工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、円環断面を有する配管部材の芯出し作業と2つの配管部材の位置合わせ作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具の斜視図
図2】本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具の斜視図
図3】本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具の正面図
図4】本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具の正面図
図5】本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具により配管部材の芯出作業を行っている状態を示す斜視図
図6】(a)(b)本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具により配管部材の芯出し作業を行っている状態を示す正面図
図7】(a)(b)本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具により配管部材の芯出し作業を行っている状態を示す正面図
図8】(a)(b)本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具により配管部材の芯出し作業を行っている状態を示す正面図
図9】(a)(b)(c)本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具を用いて芯出しした2つの配管部材を接合する作業の実行手順を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1および図2は本発明の一実施の形態における配管用芯出し治具(以下、「芯出し治具1」と称する)を示している。芯出し治具1は、図1および図2に示すように、全体としてL字形状を有しており、直交する第1辺11と第2辺12から成る内縁13と、直交する第3辺21と第4辺22から成る外縁23を備えている。第1辺11と第3辺21は平行であり、第2辺12と第4辺22は平行である。
【0011】
芯出し治具1は、図3および図4にも示すように、相対的に長さが長い長片部31と、相対的に長さが短い短片部32を備えており、長片部31の内縁13が第1辺11、短片部32の内縁13が第2辺12、長片部31の外縁23が第3辺21、短片部32の外縁23が第4辺22となっている。板厚方向の寸法は3mm以上であることが好ましい。長片部31と短片部32の少なくとも一方(本実施の形態では短辺部32)には、板厚方向に貫通した孔33が設けられている。
【0012】
図1および図2において、芯出し治具1の表裏両面それぞれにおける第1辺11と第2辺12のそれぞれには、第1辺11と第2辺12の交点である第1の交点K1から等距離ずつ離れた複数の位置のそれぞれに内縁側目盛りM1が設けられている(図3および図4も参照)。ここで、第1辺11と第2辺12それぞれにおける各内縁側目盛りM1の第1の交点K1からの距離(内縁側距離L1)は、配管工事で使用される(市販されている)複数種の配管部材HBそれぞれの外径D(図5)の半値(図5中に符号「r」で示す)に対応している。
【0013】
このため、配管工事で使用される配管部材の外周面を第1辺11と第2辺12の双方に接させた場合には、その外周面は、第1辺11と第2辺12のそれぞれにおいて、複数の内縁側目盛りM1のうちのいずれかと合致した位置で当接する。市販されている複数種の配管部材それぞれの外径は比例関係にあるわけではない。このため、第1辺11と第2辺12それぞれにおける複数の内縁側目盛りM1は、結果的に、不等間隔に並んだものとなっている。
【0014】
図1および図2において、芯出し治具1の表裏両面それぞれにおける第3辺21と第4辺22のそれぞれには、第3辺と第4辺の交点である第2の交点K2から等距離ずつ離れた複数の位置それぞれに外縁側目盛りM2が設けられている(図3および図4も参照)。第3辺21と第4辺22それぞれにおける各外縁側目盛りM2の第2の交点K2からの距離(外縁側距離L2)も、内縁側距離L1と同様に、配管工事で使用される(市販されている)複数種の配管部材HBそれぞれの外径Dの半値に対応している。このため、配管工事で使用される配管部材の外周面を第3辺21と第4辺22の双方に接させた場合には、その外周面は、第3辺21と第4辺22のそれぞれにおいて、複数の外縁側目盛りM2のうちのいずれかと合致した位置で当接する。よって、第3辺21と第4辺22それぞれにおける複数の外縁側目盛りM2も内縁側目盛りM1と同様に、不等間隔に並んだものとなっている。
【0015】
このように、本実施の形態における芯出し治具1は、第1の交点K1において直交する第1辺11と第2辺12を内縁13として備え、第1の交点K1から第1辺11と第2辺12それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置には複数の内縁側目盛りM1が不等間隔に設けられたものとなっている。そして、複数の内縁側目盛りM1のそれぞれの位置は、配管工事で使用される(市販されている)複数種の配管部材HBそれぞれの外周面を第1辺11と第2辺12の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致するようになっている。
【0016】
また、芯出し治具1は、第2の交点K2において直交する第3辺21と第4辺22を外縁23として備え、第2の交点K2から第3辺21と第4辺22それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置には複数の外縁側目盛りM2が不等間隔に設けられている。そして、複数の外縁側目盛りM2それぞれの第2の交点K2からの距離(外縁側距離L2)は、複数の内縁側目盛りそれぞれの第1の交点K1からの距離(内縁側距離L1)と一致するようになっている。
【0017】
次に、本実施の形態における芯出し治具1を用いて、円環断面を有する配管部材HBの端面近傍の円周C(図5)に沿って90°ずつずれた4つの点にマーキングを施す芯出し作業を実行する手順を説明する。これには先ず、任意に選定した第1点T1とし、この第1点T1にマーキングを施しておく。第1点T1にマーキングを施したら、図5および図6(a)に示すように、配管部材HBの外周面を、芯出し治具1の内縁13を構成する第1辺11と第2辺12の双方に当接させる。
【0018】
配管部材HBの外周面を、芯出し治具1の第1辺11と第2辺12の双方に当接させたら、マーキングした第1点T1を第1辺11(あるいは第2辺12)上に位置させる。そうすると、第1点T1は第1辺11に沿って設けられた複数の内縁側目盛りM1のいずれかひとつと合致し、第2辺12に当接した配管部材HBの円周C上の一点も、第2辺12(あるいは第1辺11)に沿って設けられた複数の内縁側目盛りM1のいずれかひとつと合致する。この状態で、第2辺12上の内縁側目盛りM1と合致している外周面上の点の位置は、第1点T1から円周Cに沿って90°ずれた第2点T2となるので、その第2点T2にマーキングを施す(図6(a))。図6(b)は、図6(a)の場合よりも外径Dの大きい配管部材HBについて第2点T2にマーキングを施した状態を示している。
【0019】
上記のようにして第2点T2にマーキングを施したら、配管部材HBの外周面を芯出し治具1の第1辺11と第2辺12の双方に当接した状態を維持しつつ、配管部材HBを配管部材HBの軸線まわりに90°回転(図6(b)における時計回りに回転)させることによって、第2点T2が第1辺11上に位置(回転前に第1点T1と合致していた第1辺11上の内縁側目盛りM1の位置)に位置するようにする。この状態で、配管部材HBの外周面上の一点と当接している第2辺12上の内縁側目盛りM1の位置は、第2点T2から円周Cに沿って90°ずれた第3点T3となるので、その第3点T3にマーキングを施す(図7(a))。
【0020】
以下、同様にして第3点T3から円周Cに沿って90°ずれた第4点T4を見つけ出すことができ、その見つけ出した第4点T4にマーキングを施すと(図7(b))、円周Cに沿って90°ずつずれた4点(第1点T1,第2点T2,第3点T3,第4点T4)にマーキングが施された状態となり、配管部材HBについての芯出し作業が終了する。このように本実施の形態における芯出し治具1を用いれば、円環断面を有する配管部材HBについて、容易に芯出しをすることができる。
【0021】
上記の説明では、配管部材HBをその軸線まわりに90°回転させるようになっていたが、配管部材HBが固定されている状態で、芯出し治具1を配管部材HBの軸線まわりに90°回転させるようにしてもよい。このように配管部材HBが固定されている状態で芯出しをする場合であって、配管部材HBの頂点(最高点)を第1点T1に選定したい場合には、レベルゲージを用いて第1辺11あるいは第2辺12を水平にし、その水平にした第1辺11または第2辺12と当接する配管部材HBの外周面上の点を第1点T1とすればよい。
【0022】
ところで、短片部32に形成されている前述の孔33は、その孔33に紐状の部材を通して輪状にしておくことができるようにするために設けられているものである。孔33に通した紐状の部材を輪状にしておけば、芯出し治具1を使用して作業する際、輪状の部分を作業者の手首に通しておくことで芯出し治具1の落下を防止できるほか、芯出し治具1の不使用時に壁等に取り付けたフック等に輪状の部分を引っ掛けておくことで、芯出し治具1を吊るした状態に保管することができる。
【0023】
図8(a),(b)は、本実施の形態における芯出し治具1の外縁側目盛りM2を使用して配管部材HBの芯出しをしている状態を示している。この例では、配管部材HBは地面GM上に載置された状態となっている。このような場合、芯出し治具1の外縁23を構成する第3辺21(あるいは第4辺22)を地面GMに当接させた状態で、鉛直姿勢にした第4辺22(あるいは第3辺21)を配管部材HBの外周面に当接させれば、第4辺22と当接した外周面上の一点は、地面GMと当接した外周面上の点(第1点T1とする)から円周Cに沿って90°ずれた第2点T2となる(図8(a))。以下、地面GM上で配管部材HBを90°ずつ転がしながら同様の手順を繰り返すことで、第3点T3、第4点T4を見つけ出してマーキングしていくことができる(図8(b))。このように本実施の形態における芯出し治具1を用いれば、地面GMに載置された状態の配管部材HBについても容易に芯出しをすることができる。
【0024】
次に、上述のように芯出し治具1を用いて芯出しされた2つの同径の配管部材HB(ここでは直管HB1とエルボHB2)を溶接により接合する作業を実行する手順について説明する。これには先ず、上述した要領で、2つの配管部材HBそれぞれについて芯出し作業を行う(芯出し工程。図9(a))。芯出し作業が済んだら、芯出し作業によってマーキングされた2つの配管部材HBの双方の対応する4つの点(第1点T1,第2点T2,第3点T3,第4点T4)同士が合致するように、2つの配管部材HBそれぞれの端面同士を突き合わせる(突合せ工程。図9(b))。これにより2つの配管部材HBの位置合わせ作業が終了する。このように芯出し治具1を用いて芯出しした配管部材HBの端面同士を突合せて行う配管部材の位置合わせ作業(位置合わせ方法)は容易であり、作業時間の短縮に寄与し得る。
【0025】
上記のようにして2つの配管部材HBの位置合わせ作業が終了したら、2つの配管部材HBの端面同士を突き合わせた状態を維持しつつ、突き合わせた2つの配管部材HBの端面同士の間を溶接して溶接部Wを形成する(図9(c)。溶接工程)。これにより円環断面を有する2つの同径の配管部材HBを溶接により接合する作業が終了する。
【0026】
以上説明したように、本実施の形態における芯出し治具1の直交する内縁13である第1辺11と第2辺12の双方に芯出しをしようとする円環断面を有する配管部材HBの外周面を当接させることで、外周面の円周Cに沿って90°ずれた2点を見つけ出すことができ、これにより外周面の円周Cに沿って90°ずつずれた複数の点にマーキングすることができるので、円環断面を有する配管部材HBの芯出し作業を容易に行うことができる。また、これにより、円環断面を有する2つの同径の配管部材HBの端面同士を突き合わせる位置合わせ作業を容易に行うことができる。なお、上述の実施の形態では図示しなかったが、内縁側目盛りM1や外縁側目盛りM2に、対応する配管部材の径サイズ等の表記を加えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0027】
1 芯出し治具(配管用芯出し治具)
11 第1辺
12 第2辺
13 内縁
21 第3辺
22 第4辺
23 外縁
K1 第1の交点
K2 第2の交点
M1 内縁側目盛り
M2 外縁側目盛り
HB 配管部材
HB1 直管
HB2 エルボ
C 円周
T1 第1点
T2 第2点
T3 第3点
T4 第4点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-11-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の交点において直交する第1辺と第2辺を内縁として備え、前記第1の交点から前記第1辺と前記第2辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の内縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の内縁側目盛りのそれぞれの位置は、配管工事で使用される複数種の配管部材それぞれの外周面を前記第1辺と前記第2辺の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致し、
第2の交点において直交する第3辺と第4辺を外縁として備え、前記第2の交点から前記第3辺と前記第4辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の外縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の外縁側目盛りそれぞれの前記第2の交点からの距離は、前記複数の内縁側目盛りそれぞれの前記第1の交点からの距離と一致している、配管用芯出し治具。
【請求項2】
前記第1辺と前記第3辺、前記2辺と前記第4辺はそれぞれ平行である、請求項に記載の配管用芯出し治具。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、円環断面を有する配管部材の芯出しに用いられる配管用芯出し治具に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
そこで本発明は、円環断面を有する配管部材の芯出し作業と2つの配管部材の位置合わせ作業を容易に行うことができる配管用芯出し治具を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明の配管用芯出し治具は、第1の交点において直交する第1辺と第2辺を内縁として備え、前記第1の交点から前記第1辺と前記第2辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の内縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の内縁側目盛りのそれぞれの位置は、配管工事で使用される複数種の配管部材それぞれの外周面を前記第1辺と前記第2辺の双方に接させた状態で、その外周面と当接する位置と一致し、第2の交点において直交する第3辺と第4辺を外縁として備え、前記第2の交点から前記第3辺と前記第4辺それぞれに沿って等距離ずつ離れた複数の位置に複数の外縁側目盛りが不等間隔に設けられており、前記複数の外縁側目盛りそれぞれの前記第2の交点からの距離は、前記複数の内縁側目盛りそれぞれの前記第1の交点からの距離と一致している
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】