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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024089910
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】組合せ秤
(51)【国際特許分類】
   G01G 19/387 20060101AFI20240627BHJP
【FI】
G01G19/387 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022205446
(22)【出願日】2022-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】000208444
【氏名又は名称】大和製衡株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086737
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
(72)【発明者】
【氏名】菊池 孝平
(57)【要約】
【課題】シャッタへの物品の付着を抑制できる組合せ秤を提供する。
【解決手段】シャッタ11は、円筒状のシャッタ本体13を有し、シャッタ本体13は、円筒状の外周に沿って、ギザギザ形状、波形形状、又は、凹凸形状が繰り返し連続されており、シャッタ本体13の外周と物品との接触面積を少なくして付着を抑制している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
組合せ計量された物品を集合させて下端開口から排出する組合せ秤であって、
昇降して前記下端開口を開閉するシャッタを備え、
前記シャッタは、円筒状のシャッタ本体を有し、該シャッタ本体は、前記円筒状の外周に沿って、ギザギザ形状、波形形状、又は、凹凸形状が繰り返されている、
ことを特徴とする組合せ秤。
【請求項2】
前記ギザギザ形状、前記波形形状、又は、前記凹凸形状は、前記円筒状の前記シャッタ本体の軸方向に沿って、前記シャッタ本体の全長に亘って形成されている、
請求項1に記載の組合せ秤。
【請求項3】
前記シャッタは、前記ギザギザ形状の弾性材料からなるシート状の前記シャッタ本体が、円筒状に巻付けられた中央支持体を有する、
請求項2に記載の組合せ秤。
【請求項4】
前記中央支持体は、複数の支持リングが上下間隔をもって連結されて構成されている、
請求項3に記載の組合せ秤。
【請求項5】
前記支持リングの外周がギザギザ形状であり、前記支持リングの前記外周に、前記シャッタ本体が嵌め合わされて巻付け保持されている、
請求項4に記載の組合せ秤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品等の物品を所定重量になるように組合せ計量して排出する組合せ秤に関する。
【背景技術】
【0002】
組合せ秤では、組合せ演算によって所定重量範囲となる組合せとして選択された複数のホッパから排出された物品を、装置中心下方の集合シュートに滑落案内する。
【0003】
例えば、特許文献1には、この集合シュート内に配備した円筒状のシャッタを、上下に昇降させて、集合シュートの下端開口を開閉するようにした組合せ秤が開示されている。
【0004】
この組合せ秤では、集合シュートを滑落する物品を、閉止状態のシャッタで一旦停止させて、物品の落下速度が大きくならないようにしている。これによって、物品、特に棒状菓子等の棒状の物品の破損を防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010-64793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に開示されているシャッタは、棒状菓子等の物品の破損の防止には有効である。しかし、例えば、冷凍エビ等の冷凍食品等は円筒状のシャッタに付着し易く、シャッタで滑落が停止された物品が、シャッタに付着する場合がある。この場合、集合シュートの下端開口を開放するためにシャッタを上昇させると、付着した物品がシャッタと共に上昇してしまい、所定重量範囲の物品を排出することができなかったり、遅れたタイミングで物品が排出されるときがある。
【0007】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、シャッタへの物品の付着を抑制できる組合せ秤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
【0009】
(1)本発明に係る組合せ秤は、組合せ計量された物品を集合させて下端開口から排出する組合せ秤であって、
昇降して前記下端開口を開閉するシャッタを備え、前記シャッタは、円筒状のシャッタ本体を有し、該シャッタ本体は、前記円筒状の外周に沿って、ギザギザ形状、波形形状、又は、凹凸形状が繰り返されている。
【0010】
本発明に係る組合せ秤によると、物品は、ギザギザ形状、波形形状、又は、凹凸形状であるシャッタ本体の外周に接触して受け止められることになるので、物品との接触面積が少なくなり、物品がシャッタ本体に付着するのを抑制することができる。
【0011】
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記ギザギザ形状、前記波形形状、又は、前記凹凸形状は、前記円筒状の前記シャッタ本体の軸方向に沿って、前記シャッタ本体の全長に亘って形成されている。
【0012】
この実施態様によると、物品の欠片等が、シャッタ本体の外周に付着残留しても、ギザギザ形状等が、シャッタ本体の軸方向の全長に亘って形成されているので、シャッタ本体の軸方向に沿った拭き取りや洗浄水の流れが容易となる。これによって、付着残留した物品の欠片等を除去するための清掃や洗浄を迅速かつ確実に行うことができる。
【0013】
(3)本発明の他の実施態様では、前記シャッタは、前記ギザギザ形状の弾性材料からなるシート状の前記シャッタ本体が、円筒状に巻付けられた中央支持体を有する。
【0014】
この実施態様によると、弾性材料からなるシャッタ本体の外周で物品を緩衝的に受止めることができる。また、ギザギザ形状のシート状のシャッタ本体を中央支持体に巻付けて円筒状にするので、ギザギザ形状の円筒状のシャッタ本体を成型するのに比べて、安価に製作することができる。
【0015】
(4)本発明の更に他の実施態様では、前記中央支持体は、複数の支持リングが上下間隔をもって連結されて構成されている。
【0016】
この実施態様によると、シャッタ本体を支持する中央支持体を、上下間隔をあけて連結された複数の支持リングで構成するので、中央支持体を、軽量で取扱いやすいものにすることができる。
【0017】
(5)本発明の一実施態様では、前記支持リングの外周がギザギザ形状であり、前記支持リングの前記外周に、前記シャッタ本体が嵌め合わされて巻付け保持されている。
【0018】
この実施態様によると、支持リングの外周のギザギザ形状に、シャッタ本体のギザギザ形状を嵌め合わせて巻付け保持するので、シャッタ本体を、支持リングによって確実に保持して、シャッタ本体の周方向へのずれ動きや変形を効果的に抑制することができる。
【発明の効果】
【0019】
このように本発明によると、物品は、ギザギザ形状、波形形状、又は、凹凸形状であるシャッタ本体の外周に接触して受け止められることになるので、物品とシャッタ本体との接触面積が少なくなり、物品がシャッタ本体に付着するのを抑制することができる。これによって、下端開口を開放するためにシャッタを上昇させる際に、物品がシャッタと共に上昇するのを防止することができる。
【0020】
また、物品を、シャッタ本体で一旦受止めて落下速度が大きくならないようにしているので、物品の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は本発明の一実施形態に係る組合せ秤の概略構成を示す縦断正面図である。
図2図2図1のシャッタ装置のシャッタ閉止状態を示す縦断正面図である。
図3図3図1のシャッタ装置の斜視図である。
図4図4はシャッタ装置のシャッタ部分の斜視図である。
図5図5はシャッタ部分の一部を分解した斜視図である。
図6図6はシャッタ本体の一部を拡大した横断平面図である。
図7図7は本発明の他の実施形態のシャッタ本体の一部を拡大した横断平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ秤の概略構成を示す縦断正面図である。
【0023】
この実施形態の組合せ秤は、例えば、冷凍食品等の各種の物品を所定量ずつ計量して排出するものであって、作業者が上り下り可能な櫓状に組み立てられたフレームにおける階上部の床面Fに設置されている。この実施形態では、組合せ秤で計量された所定重量範囲の物品を、階下に設置した包装装置に投入して袋詰めする包装ラインに利用される。
【0024】
床面Fには、中央部が上下に大きく貫通開口された中空構造の基台1が設置されている。この基台1の中央上方に、多角短柱状に形成された中空構造のセンター基体2が、複数本の脚部3によって支持されている。
【0025】
センター基体2の中心部上方には、図示しない供給コンベヤから落下供給される物品を、振動駆動されるトップコーン4aに載置して放射状に分散搬送する分散フィーダ4が配備されている。この分散フィーダ4を取り囲むように、分散搬送された物品を、振動駆動されるトラフ5aに載置して外方に向けて直進搬送する多数台のリニアフィーダ5が放射状に設けられている。
【0026】
更に、センター基体2の外周壁には、各リニアフィーダ5で搬送されてきた物品を一旦貯留して排出する供給ホッパ6と、各供給ホッパ6から排出された物品を計量して排出する計量ホッパ7とが装備されている。これらリニアフィーダ5、供給ホッパ6、及び、計量ホッパ7を一連とする多数連の計量ユニットによって物品の組合せ計量及び排出が行われる。
【0027】
各計量ホッパ7の下方には、所定重量範囲となるように組合せ演算によって選択された複数の計量ホッパ7から排出された物品を、装置中央の下方に向けて流下案内する集合シュート8が配備されている。この集合シュート8の下方中央には、集合シュート8に沿って流下した物品を装置中心部に集める集合ファネル9が配備されている。
【0028】
本実施形態においては、集合シュート8に沿って滑落流下した物品を集合ファネル9で集めて、図示しない集合ホッパ等へ供給する際に、落下速度が増大して物品が損傷しないように、物品を集合ファネル9で一時保持するシャッタ装置10が備えられている。
【0029】
以下、このシャッタ装置10の詳細な構造を、図2図6を参照しながら説明する。
【0030】
図2はシャッタ装置10のシャッタ閉止状態(図1の状態)を示す縦断正面図であり、図3はシャッタ装置10の斜視図であり、図4はシャッタ部分の斜視図であり、図5はシャッタ部分の一部を分解した斜視図であり、図6はシャッタ本体の一部を拡大した横断平面図である。
【0031】
この実施形態のシャッタ装置10は、集合ファネル9の下端開口を開閉するシャッタ11と、このシャッタ11を集合ファネル9内で昇降させる開閉駆動機構12とを備えている。
【0032】
シャッタ11は、弾性材料からなるシート状のシャッタ本体13を、円形の中央支持体14の外周に円筒状に巻き付け、その外周から締結バンド15で固定して構成されている。
【0033】
図6のシャッタ本体13の一部の横断平面図に示すように、シャッタ本体13は、ウレタンゴムなどの弾性材料からなるシート材をギザギザ形状、すなわち、鋸歯状に屈折して形成されている。この例では、1枚のギザギザ形状のシート材が、中央支持体14に円筒状に巻き付けられている。円筒状のシート材の両端は、接合されてもよいし、接合されていなくてもよい。また、1枚に限らず、複数枚のシート材によって円筒状に構成してもよい。
【0034】
このようにシャッタ11の外周、すなわち、円筒状のシャッタ本体13の外周は、軸方向(図2の上下方向)の全長に亘って、断面三角の鋸歯状のギザギザ形状が、周方向に繰り返し連続して形成されている。
【0035】
中央支持体14は、金属板からなる中抜き円形状の支持板16と、これの上下に、丸軸状のステー17と、角軸状のステー18を介して所定の上下間隔をもって連結される3つの支持リング19、20、21とを備えている。
【0036】
この実施形態では、各支持リング19、20、21は硬質の樹脂材で形成され、その外周面が、シャッタ本体13のギザギザ形状に嵌合するギザギザ形状に形成されている。したがって、上下方向の3箇所において、シャッタ本体13が支持リング19、20、21のギザギザ形状に嵌合して巻き付けられることで、シャッタ本体13が、周方向に歪み変形することなく円筒状に保持される。
【0037】
なお、支持リング19、20、21は、それぞれ周方向に2分割されており、支持板16への連結によって円筒状に保持される。
【0038】
締結バンド15は、図3に示すように、シャッタ本体13のギザギザ形状に嵌り込むギザギザ形状に屈曲された金属薄板材で、周方向二つ割りに形成されている。この締結バンド15の両端部同士が、蝶ボルト22によって締め込み連結されることで、シャッタ本体13が中央支持体14の外周に的確に押し付け保持される。
【0039】
シャッタ11を昇降する開閉駆動機構12は、センター基体2の下面に吊り下げ支持されたベース板23に、図示されないモータを内蔵した駆動ケース24、モータ駆動によって水平支点p周りに正逆回転される駆動軸25、駆動軸25の突出端に連結固定されたクランクアーム26、クランクアーム26の遊端に連係ロッド27を介して連動連結された平行四連リンク機構28、等を備えて構成されている。
【0040】
平行四連リンク機構28は、ベース板23側に連結された基端側の固定縦リンク28a、この固定縦リンク28aに基端部が枢支連結された上リンク28bと下リンク28c、これら上リンク28bと下リンク28cの遊端部に枢支連結された可動縦リンク28dで構成される。また、下リンク28cの基端側への延長端にバランスウエイト29が取り付けられている。
【0041】
平行四連リンク機構28の可動縦リンク28dに、三角形状の取付けブラケット30が連結固定されている。この取付けブラケット30に、上記構成のシャッタ11が、以下のように脱着可能に取り付けられている。
【0042】
すなわち、取付けブラケット30における水平下辺部の下面2箇所に、図2図5に示すように、大径頭部を備えた連結ピン31が固着突設されると共に、シャッタ11における支持板16の直径方向2箇所には、小径孔部と大径孔部とを連通接続してなるダルマ形の係合孔32が、連結ピン31の突設ピッチと同ピッチで形成されている。ここで、係合孔32の大径孔部は、連結ピン31の大径頭部が通過できる大きさであり、また、係合孔32の小径孔部は、連結ピン31の小径軸部が嵌入する大きさに設定されている。
【0043】
また、支持板16における上面の外周近傍には、フック状の掛け金具33が設けられると共に、取付けブラケット30における水平下辺部の外端部近傍には、死点越え操作される締結金具(パッチン錠)34が設けられている。
【0044】
シャッタ11を取付けブラケット30に連結する際には、先ず、シャッタ11を下方から取付けブラケット30に近づけ、連結ピン31に係合孔32の大径孔部を挿通させる。
【0045】
次に、シャッタ11を取付けブラケット30の下面に沿って水平にスライド移動させ、各係合孔32の小径孔部を各連結ピン31の小径軸部にそれぞれ係合させる。これによって、シャッタ11は取付けブラケット30の下面に接合された状態で、両連結ピン31によって係合支持される。
【0046】
次に、締結金具34のレバー34aを上方に死点越え回動操作し、レバー34aに支持された係合アーム34bの先端部を、掛け金具33のフック部に係合する。その後、レバー34aを下方に死点越え回動操作することで、連結ピン31に係合孔32の小径孔部が係合付勢された状態が安定保持される。これによってシャッタ11の取付けブラケット30への連結が完了する。
【0047】
上記操作を逆に行うことで、シャッタ11を取付けブラケット30から取り外すことができる。
【0048】
したがって、シャッタ11の清掃や洗浄、あるいは、損耗あるいは汚損したシャッタ本体13の取り替え、等のメンテナンスを行う場合には、シャッタ11を取り外して広い作業空間に搬出し、所望の作業を容易に行うことができる。
【0049】
シャッタ装置10は以上のように構成されており、クランクアーム26が下限と上限に亘って往復回動することで、平行四連リンク機構38が平行に昇降作動する。これに伴って、シャッタ11が集合ファネル9の下端開口を閉止する下降位置と、集合ファネル9の下端開口を開放する上昇位置とに亘って平行移動する。
【0050】
シャッタ11の外周、すなわち、シャッタ本体13の外周は、断面三角の連続した鋸歯状のギザギザ形状あるので、集合ファネル9に流下してシャッタ本体13によって一旦保持される物品と、シャッタ本体13の外周との接触面積は小さく、物品がシャッタ本体13の外周に付着するのを抑制することができる。
【0051】
特に、物品が、冷凍エビなどの冷凍食品である場合に、冷凍食品がシャッタ本体13に付着するのを効果的に抑制することができる。
【0052】
これによって、シャッタ11を上昇させて集合シュート8の下端開口を開放したときに、物品がシャッタ11と共に上昇してしまうのを防止することができる。
【0053】
また、シャッタ本体13の外周は、円筒状の軸方向に沿う全長に亘ってギザギザ形状が形成されているので、物品の欠片等が付着残留しても、シャッタ本体13の外周を、軸方向に沿って拭き取り、あるいは、洗浄を行うことで、付着残留物を容易に除去することができる。すなわち、シャッタ本体13は、清掃作業性にも優れている。
【0054】
[他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0055】
(1)シャッタ本体13の外周の外形形状は、上記実施形態のギザギザ形状が、物品との接触面積を少なくする上では好ましいが、物品の性状等に応じて任意の形状としてもよい。
【0056】
例えば、図7(a)に示すように、断面形状が半円形の突条部tと、断面形状が平底の縦向き溝部mとが交互に連続する凹凸形状にしてもよい。
【0057】
あるいは、図7(b)に示すように、突条部tを中実にしてもよい。
【0058】
更に、図7(c)に示すように、波形形状としてもよい。
【0059】
(2)シャッタ本体13の材質は任意に選択することができ、物品の種類によっては、例えば、波形形状に屈曲形成したシート状の薄いステンレス鋼板を用いることもできる。
【0060】
(3)シャッタ本体13が、波形形状に屈曲形成されたステンレス鋼板などで構成した場合には、シャッタ本体13の波形形状が常に安定保持されるので、支持リング19、20、21でシャッタ本体13の形状を内面から係合保持する必要はなく、支持リング19、20、21を、外周が円形の単純なリングにすることもできる。
【0061】
(4)シャッタ11の脱着構造としては、支持板16の上面に突設した2本のボルトを、取付けブラケット30に下方から挿通して蝶ナットで締め上げる簡易かつ安価な構造を採用することもできる。
【0062】
(5)シャッタ11が脱着可能に取り付けられる取付けブラケット30を、エアーシリンダや電動シリンダの直線アクチュエータで直線的に昇降するように開閉駆動機構12を構成することもできる。
【0063】
(6)集合ファネル9から排出された物品の処理形態は任意に選択することができ、直接に包装装置へ排出する形態や、開閉制御される集合ホッパに送り込んでから包装装置へ排出する形態、などを選択して実施することができる。
【符号の説明】
【0064】
9 集合ファネル
11 シャッタ
12 開閉駆動機構
13 シャッタ本体
14 中央支持体
19 支持リング
20 支持リング
21 支持リング
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7