(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024090218
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】崩壊遅延を改善したゾニサミド含有口腔内速崩壊錠
(51)【国際特許分類】
A61K 31/423 20060101AFI20240627BHJP
A61P 25/16 20060101ALI20240627BHJP
A61K 9/20 20060101ALI20240627BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20240627BHJP
A61K 47/36 20060101ALI20240627BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20240627BHJP
A61K 47/02 20060101ALI20240627BHJP
A61K 47/32 20060101ALI20240627BHJP
A61P 25/08 20060101ALI20240627BHJP
【FI】
A61K31/423
A61P25/16
A61K9/20
A61K47/26
A61K47/36
A61K47/38
A61K47/02
A61K47/32
A61P25/08
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022205962
(22)【出願日】2022-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】000207252
【氏名又は名称】ダイト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083301
【弁理士】
【氏名又は名称】草間 攻
(72)【発明者】
【氏名】後藤 仰
(72)【発明者】
【氏名】山田 和輝
(72)【発明者】
【氏名】豊岡 勝
(72)【発明者】
【氏名】辻井 賢
【テーマコード(参考)】
4C076
4C086
【Fターム(参考)】
4C076AA36
4C076BB01
4C076CC01
4C076DD26
4C076DD28
4C076DD29
4C076DD38
4C076DD41
4C076DD67
4C076EE16B
4C076EE31
4C076EE32B
4C076EE38
4C076EE38B
4C076FF04
4C076FF06
4C076FF33
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC68
4C086MA03
4C086MA05
4C086MA35
4C086MA52
4C086NA10
4C086ZA02
(57)【要約】
【課題】 湿度苛酷条件下保存で観察されるゾニサミド含有口腔内速崩壊錠(OD錠)の崩壊遅延について、その崩壊遅延を改善した口腔内速崩壊錠を提供すること。
【解決手段】 ゾニサミドを有効成分として含有する口腔内速崩壊錠であって、製剤添加剤として製剤の全重量に対して40~70重量%の賦形剤、5重量%以下の滑沢剤を含み、崩壊剤として複数種の崩壊剤を組み合わせ配合したこと、特にカルメロースを崩壊剤の一成分とし、他の崩壊剤、好ましくはクロスポビドン及びトウモロコシデンプンと組み合わせ製剤重量の5~45重量%配合することによる錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミド含有口腔内速崩壊錠である。
【選択図】 なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゾニサミドを有効成分として含有する口腔内速崩壊錠であって、製剤添加剤として製剤の全重量に対して40~70重量%の賦形剤、5重量%以下の滑沢剤を含み、崩壊剤として複数種の崩壊剤を組み合わせ配合したことを特徴とする、錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【請求項2】
賦形剤が、乳糖、ブドウ糖、果糖、白糖、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、結晶セルロース、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、リン酸カルシウム、無水リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウムから選択される1種又は2種以上のものである、請求項1に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【請求項3】
崩壊剤が、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、トウモロコシデンプンから選択される2種以上のものである、請求項1に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【請求項4】
カルメロースを複数種の崩壊剤の一成分とする請求項1に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【請求項5】
複数種の崩壊剤が、カルメロース、クロスポビドン及びトウモロコシデンプンの組み合わせからなるものである請求項1に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【請求項6】
崩壊剤の総配合量が、製剤重量の5~45重量%である、請求項1に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゾニサミドを有効成分として含有し、湿度苛酷条件下保存で観察される崩壊遅延を改善したゾニサミド含有口腔内速崩壊錠に関する。
【背景技術】
【0002】
化学名:1,2-ベンズイソキサゾール-3-メタンスルホンアミドを有するゾニサミド(INN)は、パーキンソン病治療薬(レボドパ賦活剤)であり、臨床的に使用されている薬物である。
一般的に、パーキンソン病患者は、嚥下困難な高齢者患者が多いことから、経口投与製剤の治療薬としては口腔内崩壊錠の形態で開発されてきており、ゾニサミドについても口腔内崩壊錠(以下、OD錠と記す場合もある)としてトレリーフ(登録商標)OD錠が開発されている(非特許文献1)。
【0003】
現在臨床的に提供されているトレリーフ(登録商標)OD錠については、その配合処方は非特許文献1から、製剤添加剤として、賦形剤であるD-マンニトール、トウモロコシデンプン、結晶セルロースを含有し、結合剤としてポリビニルアルコール部分けん化物、及び滑沢剤としてステアリン酸マグネシウムなどを含む口腔内崩壊錠である。
【0004】
ゾニサミドOD錠に関しては後発医薬品メーカーからの他の提案もなされており(特許文献1及び2)、特許文献1にあっては、先発製剤(トレリーフOD錠)で配合している結晶セルロースとトウモロコシデンプンが、錠剤の吸湿性に関与しているとして、この両成分を配合せず、クロスポビドン及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを添加物として用いるOD錠を提案するものである。
また、特許文献2による提案は、ゾニサミドの服用後の苦味をマスキングする技術として、ゾニサミドを含む顆粒と速崩壊性の顆粒を調製した後打錠して錠剤を調製する2群法によるOD錠の提案である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6271802号
【特許文献2】特許第5680898号
【非特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで錠剤の調製にあっては、錠剤の適切な崩壊性を確保するために崩壊剤を配合しているのが一般的であるが、口腔内崩壊錠とするためには口腔内で速やかな崩壊(好ましくは30秒以内)が求められることから、配合する崩壊剤の選択が重要である。
【0008】
本発明者らはゾニサミドについて各種崩壊剤を単独で使用したゾニサミドOD錠を調製し、崩壊剤の選択・検討しており、調製したOD錠の湿度苛酷条件下(25℃/RH75%)に保存した錠剤の崩壊試験の結果、カルメロースを除く崩壊剤では湿度苛酷条件下において崩壊遅延を認められた。
また、カルメロースの場合には崩壊遅延は認められないものの崩壊時間が37秒であり、OD錠としてはさらに速い崩壊が求められた(目標とする崩壊時間は、30秒以下)。
したがって、本発明は、ゾニサミドを有効成分として含有するOD錠において、上記の問題を回避する手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため鋭意検討を行った結果、ゾニサミドOD錠の調製において、複数の崩壊剤を併用して配合すること、特に、導水型の崩壊剤として代表的なカルメロースを含む複数の崩壊剤を組み合わせ配合することにより、湿度苛酷条件下での錠剤の崩壊遅延が認められず、かつ、速やかな崩壊時間が得られることを見出した。
本発明はこれら知見を基にして完成されたものである。
【0010】
したがって、本発明はその基本的態様は、
(1)ゾニサミドを有効成分として含有する口腔内速崩壊錠であって、製剤添加剤として製剤の全重量に対して40~70重量%の賦形剤、5重量%以下の滑沢剤を含み、崩壊剤として複数種の崩壊剤を組み合わせ配合したことを特徴とする、錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
である。
【0011】
より具体的には、本発明は、
(2)賦形剤が、乳糖、ブドウ糖、果糖、白糖、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、結晶セルロース、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、リン酸カルシウム、無水リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウムから選択される1種又は2種以上のものである、上記(1)に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
であり、
【0012】
特に本発明は、
(3)崩壊剤が、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、トウモロコシデンプンから選択される2種以上のものである、上記(1)に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
である。
【0013】
更に本発明は、より具体的には、
(4)カルメロースを複数種の崩壊剤の一成分とする上記(1)に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
(5)複数種の崩壊剤が、カルメロース、クロスポビドン及びトウモロコシデンプンの組み合わせからなるものである上記(1)に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
(6)崩壊剤の総配合量が、製剤重量の5~45重量%である、上記(1)に記載の錠剤の崩壊遅延を改善したゾニサミドOD錠;
である。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、これまでのゾニサミドOD錠で観察された湿度苛酷条件下での崩壊遅延が改善されたOD錠が提案され、したがって品質の良好な医薬製剤を提供できる点で、その臨床的効果は多大なものである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は上記したように、ゾニサミドを有効成分として含有するOD錠の調製に際して、配合する崩壊剤として、複数種の崩壊剤を併用して用いること、特に、カルメロースを含む複数の崩壊剤を組み合わせ配合することを特徴とする。
すなわち、本発明で有効成分として含有するゾニサミドが水に難溶性であることから、導水型の崩壊剤としてのカルメロースを崩壊剤の一成分とし、他の崩壊剤と組み合わせ配合することを特徴とするのである。
【0016】
本発明が提供するゾニサミドOD錠中の有効成分であるゾニサミドの含有量は、臨床的に使用されている含有量と同一であることが望ましく、錠剤の質量にもよるが、錠剤質量に対して10~20質量%であるのが良い。
【0017】
なお、臨床的に使用されているトレリーフOD錠にあっては、ゾニサミド25mg含有OD錠、並びに50mg含有OD錠であることから、本発明においてもゾニサミドの錠剤中の含有率は同一の含有率であるのが望ましく、それに対応して錠剤を構成する添加剤が選択され、添加剤の配合量を定めるのがよい。
【0018】
なお本発明のOD錠を構成する添加剤としては医薬品分野において汎用されている種々の添加剤を挙げることができ、例えば、賦形剤として、乳糖、ブドウ糖、果糖、白糖、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、結晶セルロース、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、リン酸カルシウム、無水リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウムから選択される1種又は2種以上を挙げることができる。
【0019】
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、フマル酸ステアリルナトリウム、軽質無水ケイ酸、ショ糖脂肪酸エステル等を挙げることができる。
【0020】
前記したように、本発明にあっては崩壊剤としてカルメロースを含む複数種の崩壊剤を併用して使用するが、カルメロース以外の崩壊剤としては、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、トウモロコシデンプン等を挙げることができる。
【0021】
上記したカルメロース以外の崩壊剤において如何なる崩壊剤を1種以上選択し、カルメロースと併用するかは崩壊時間の遅延が観察されない限り自由であるが、本発明者らの検討によれば、カルメロースとクロスポビドン及びトウモロコシデンプンの3種を組合せ併用するのがよい。
【0022】
なお、上記した医薬品添加剤の配合は、本発明のゾニサミドOD錠の調製にあっては、製剤の全重量に対して賦形剤が40~70重量%、滑沢剤が5重量%以下程度であり、崩壊剤として複数種の崩壊剤を配合することを基本とする。
その上で、崩壊剤の総配合量が、製剤重量の5~45重量%であるのが良い。
【0023】
本発明で提供するゾニサミドOD錠の調製は、製剤学的に汎用されている直接打錠法、乾式造粒法、或いは湿式造粒法等により行うことができ、それぞれの製法に即した添加物が適宜選択され、調製することができる。
【0024】
なお、本発明が提供するゾニサミドOD錠の形状、質量、及び硬度などは特に限定されないが、口腔内崩壊錠としての適用に適するように、通常は7~11mm程度の直径、好ましくは8mm程度の直径を有し、厚みを3~4mm丸型の錠剤として提供することが好ましい。
また、本発明が提供するゾニサミドOD錠の口腔内崩壊時間は、30秒以内であるのがよく、好ましくは20秒前後である。
【実施例0025】
以下に本発明を本発明者らが検討した参考例、実施例、試験例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】
参考例1~4:崩壊剤の選択使用の検討
後記する実施例を参照に、下記表1の処方により崩壊剤1種類を配合したゾニサミドOD錠を調製し、それぞれのOD錠を湿度苛酷条件下(25℃/RH75%)で1日開放保存した後、崩壊試験機(富山産業株式会社、ZE6000)にて崩壊時間を測定し、その結果を併せて表1中に示した。
【0027】
【0028】
参考例1~4は、崩壊剤としてクロスポビドン、カルメロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びトウモロコシデンプンをそれぞれ単独で配合したゾニサミドOD錠であるが、湿度苛酷条件下(25℃/RH75%)で1日開放保存した後の錠剤の崩壊時間は、カルメロースの場合を除き崩壊時間がいずれも調製後の錠剤に比較して遅延していることが判明し、好ましいものではない。
なお、カルメロースの場合には、崩壊時間の遅延は観測されなかったが、崩壊時間が30秒を超えるものであり、望ましいOD錠の崩壊時間とはいえないものであった。
【0029】
以上の点を踏まえ、崩壊遅延が認められなかったカルメロースを崩壊剤の一成分とし、他の崩壊剤と併用して配合した場合に望ましい崩壊時間を有するOD錠が得られるものと考えられ、それに基づく本発明の実施例を、単独使用の比較例との対比で以下に記載する。
【0030】
実施例1:(複数の崩壊剤の併用)
ゾニサミド、D-マンニトール、軽質無水ケイ酸、スクラロースを流動層造粒乾燥機(フロイント産業株式会社、FLO-5)に投入し、エチルセルロースをエタノールに溶解させた液にタルクを水に分散させた液を混ぜたコーティング液を噴霧してコーティング顆粒を得た。コーティング顆粒とD-マンニトール、結晶セルロース、クロスポビドン、カルメロース、トウモロコシデンプン、軽質無水ケイ酸で一度混合した後、ステアリン酸マグネシウムを添加して混合後に打錠機(株式会社畑鐵工所、HT-EX6SS-II)に投入し、直径8mmの杵を用いて錠厚4.0mmの素錠(OD錠)を作製した。
【0031】
比較例1:(崩壊剤:クロスポビドンの単独使用)
ゾニサミド、D-マンニトール、軽質無水ケイ酸、スクラロースを流動層造粒乾燥機(フロイント産業株式会社、FLO-5)に投入し、エチルセルロースをエタノールに溶解させた液にタルクを水に分散させた液を混ぜたコーティング液を噴霧してコーティング顆粒を得た。コーティング顆粒とD-マンニトール、結晶セルロース、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸で一度混合した後、ステアリン酸マグネシウムを添加して混合後に打錠機(株会社畑鐵工所、HT-EX6SS-II)に投入し、直径8mmの杵を用いて錠厚4.0mmの素錠(比較例1のOD錠)を作製した。
【0032】
比較例2:(崩壊剤:トウモロコシデンプンの単独使用)
ゾニサミド、D-マンニトール、軽質無水ケイ酸、スクラロースを流動層造粒乾燥機(フロイント産業株式会社、FLO-5)に投入し、エチルセルロースをエタノールに溶解させた液にタルクを水に分散させた液を混ぜたコーティング液を噴霧してコーティング顆粒を得た。コーティング顆粒とD-マンニトール、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、軽質無水ケイ酸で一度混合した後、ステアリン酸マグネシウムを添加して混合後に打錠機(株会社畑鐵工所、HT-EX6SS-II)に投入し、直径8mmの杵を用いて錠厚4.0mmの素錠(比較例2のOD錠)を作製した。
【0033】
上記の実施例1、及び比較例1及びの組成を表として以下の表2に示した。
【0034】
【0035】
試験例1:崩壊試験
実施例1並びに比較例1及び2の試料(OD錠)を、湿度苛酷条件下(25℃/RH75%)で1週間保管した後、崩壊試験器(富山産業株式会社、ZE6000)にて崩壊時間を測定した。結果を下記表3に示した。
【0036】
【0037】
上記の崩壊試験の結果から、崩壊剤を単独で使用した比較例1(崩壊剤:クロスポビドン)及び比較例2(崩壊剤:トウモロコシデンプン)では崩壊遅延が認められるが、導水型の崩壊剤として代表的なカルメロースを崩壊剤の一成分として他の崩壊剤を併用した実施例1(崩壊剤:カルメロース、クロスポビドン及びトウモロコシデンプンの3者の組み合わせ)では崩壊遅延を認められず、速やかな崩壊時間(30秒以下)が得られることを確認した。
したがって、本発明の導水型の崩壊剤として代表的なカルメロースを崩壊剤の一成分として他の複数の崩壊剤を併用して配合する特異性がよく理解できるものであった。