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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024090974
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】制振装置
(51)【国際特許分類】
   F16F 7/00 20060101AFI20240627BHJP
   F16F 15/04 20060101ALI20240627BHJP
   F16F 7/08 20060101ALI20240627BHJP
【FI】
F16F7/00 D
F16F15/04 B
F16F7/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022207201
(22)【出願日】2022-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】000124096
【氏名又は名称】株式会社パイオラックス
(74)【代理人】
【識別番号】100109081
【弁理士】
【氏名又は名称】三木 友由
(72)【発明者】
【氏名】橋本 匠海
【テーマコード(参考)】
3J048
3J066
【Fターム(参考)】
3J048AA01
3J048AD14
3J048BC02
3J048BD08
3J048BE12
3J048EA36
3J066AA03
3J066AA24
3J066AA26
3J066BA01
3J066BD01
3J066BD05
3J066CA05
3J066CB06
(57)【要約】
【課題】発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供する。
【解決手段】制振装置10は、挿入孔を有し、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材20と、挿入孔に挿入され、固定部材20に対して進退可能なピストン28と、ピストン28を挿通される制振部材24と、を備える。制振部材24は、固定部材20に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、第1筒部の内側から突出して、ピストン28の外周面に摺動可能な突部と、を有する。第2筒部は、ピストン28の進退に応じて撓む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部材および第2部材の間に介在して前記第1部材に対する前記第2部材の振動を抑制する制振装置であって、
挿入孔を有し、前記第1部材および前記第2部材の一方に固定する固定部材と、
前記挿入孔に挿入され、前記固定部材に対して進退可能なピストンと、
前記ピストンを挿通される制振部材と、を備え、
前記制振部材は、
前記固定部材に載る第1筒部と、
前記第1筒部から前記第1部材および前記第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、
前記第1筒部の内側から突出して、前記ピストンの外周面に摺動可能な突部と、を有し、
前記第2筒部は、前記ピストンの進退に応じて撓むことを特徴とする制振装置。
【請求項2】
第1部材および第2部材の間に介在して前記第1部材に対する前記第2部材の振動を抑制する制振装置であって、
前記第1部材および前記第2部材の一方に固定する固定部材と、
前記第1部材および前記第2部材の他方を付勢するバネと、
制振機能を発揮する制振部材と、を備え、
前記制振部材は、
前記固定部材に載る第1筒部と、
前記第1筒部から前記第1部材および前記第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、を有し、
前記第2筒部は、前記バネの伸縮に応じて撓むことを特徴とする制振装置。
【請求項3】
前記第2筒部の壁厚は、前記第1筒部の壁厚よりも薄いことを特徴とする請求項1または2に記載の制振装置。
【請求項4】
前記第2筒部は、前記第1筒部よりも外径が小さく、前記第1筒部よりも内径が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の制振装置。
【請求項5】
前記第1部材および前記第2部材の他方を付勢するバネをさらに備え、
前記ピストンのストロークが所定量以上になると、前記第2筒部が径方向外向きに撓んで前記バネの内側に当接することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
【請求項6】
前記ピストンは、前記第2筒部の先端部と対向するフランジ部を有し、
当該制振装置の納入状態で、前記第2筒部は、前記フランジ部と軸方向に所定の隙間を有し、
当該制振装置を前記第1部材および前記第2部材の一方に固定して他方に当接した介在状態で前記第2筒部は、前記フランジ部に当接することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動を減衰する制振装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ハッチバック、ワゴン、バン等の自動車には、後部の荷室を開閉するためのバックドアが備えられている。このバックドアの縁部が荷室開口の周縁部にゴム状のストッパ等を介して当接して、バックドアが荷室開口を閉じている。しかし、走行時やアイドリング中の振動等により、バックドアが車体と共振して不快音が生じる場合がある。
【0003】
特許文献1には、筒部と筒部の内側に形成される挿通孔とを有して車両のバックドアに固定される固定部材と、挿通孔に進退可能に挿通されるピストンと、ピストンの進退に応じてピストンに摺動する摺動部材と、を備える制振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開2022-195932号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両のバックドアと車体の間には制振装置だけでなく、他の弾性体が設けられる車種がある。そのため車種によっては特許文献1に記載の制振装置の制振性能が他の弾性体の影響によって相対的に弱まるおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、第1部材および第2部材の間に介在して第1部材に対する第2部材の振動を抑制する制振装置であって、挿入孔を有し、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材と、挿入孔に挿入され、固定部材に対して進退可能なピストンと、ピストンを挿通される制振部材と、を備える。制振部材は、固定部材に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、第1筒部の内側から突出して、ピストンの外周面に摺動可能な突部と、を有する。第2筒部は、ピストンの進退に応じて撓む。
【0008】
本発明の別の態様もまた、制振装置である。この装置は、第1部材および第2部材の間に介在して第1部材に対する第2部材の振動を抑制する制振装置であって、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材と、第1部材および第2部材の他方を付勢するバネと、制振機能を発揮する制振部材と、を備える。制振部材は、固定部材に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、を有する。第2筒部は、バネの伸縮に応じて撓む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例の制振装置の斜視図である。
図2】制振装置の分解図である。
図3】制振部材の斜視断面図である。
図4】制振装置の断面図である。
図5】押圧された状態の制振装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、実施例の制振装置10の斜視図である。制振装置10は、車両のドアおよびバックドア等の開閉体に固定され、開閉体を閉じた状態で、車体側のパネルに当接する。制振装置10は、開閉体を閉じたときの衝撃を吸収し、開閉体を閉じた状態での開閉体の振動を抑え、開閉体の共振により不快音が発生することを抑える。また、制振装置10は、開閉体を閉じた状態で、開閉体と車体側のパネルとの距離差を吸収できる。制振装置10は、損失係数が高いほど有用な制振性能を発揮する。
【0012】
なお、制振装置10は、車体側のパネル等の固定体に固定されて、開閉体に当接する態様であってあってもよい。つまり、制振装置10は、開閉体および固定体の一方に固定され、開閉体および固定体の他方に当接可能である。また、制振装置10は、開閉体に固定される態様に限られず、固定体に設けられてよい。いずれにしても、制振装置10は、第1部材および第2部材に介在して第1部材に対する第2部材の振動を抑制する。第1部材および第2部材の一方が開閉体であり、他方が固定体である。
【0013】
制振装置10は、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材20と、第1部材および第2部材の他方に当接可能なカバー22とを備える。固定部材20の取付部32は、例えば、車両のバックドアに設けられた取付孔に挿入されて固定され、ピストン28はバックドアを閉じたときに車体側の開口縁に当接する。
【0014】
図2は、制振装置10の分解図である。制振装置10は、固定部材20、カバー22、制振部材24、バネ26およびピストン28を備える。固定部材20は、取付部32、張出部34、挿入孔35および円筒部36を有する。
【0015】
取付部32は、一対の弾性爪部30を有し、ドアの取付孔の縁に係止する。なお、ドアへの固定方法は、取付部32の形状に限られず、パネルに固定できれば他の形状であってよい。張出部34は、円筒部36よりも径方向外向きに張り出す。円筒部36は、ピストン28の挿入孔35を形成する。不図示の内方突起部は、後ほど図示するが、円筒部36の内周面に径方向内向きに張り出すように形成される。
【0016】
カバー22は、粘弾性材料または軟質エストラマー材料でカップ状に形成され、制振部材24、バネ26およびピストン28を覆う。カバー22は、開口縁に撓み可能に設けられた傘部38と、溝状に形成された嵌合部40とを有する。傘部38は、例えば車両のバックドアに取り付けられた状態で、その取付面に弾接する。嵌合部40は、張出部34の外周縁に嵌合する。カバー22は、ピストン28と一体であってよい。
【0017】
バネ26は、コイルバネであり、一方の座巻部が制振部材24に当接し、他方の座巻部がピストン28に当接する。つまり、バネ26は、制振部材24およびピストン28を付勢する。
【0018】
ピストン28は、フランジ部42、軸部44および抜け止め部46を有する。軸部44は、円柱状である。フランジ部42は、軸部44の上端から径方向外向きに張り出し、円板状に形成される。抜け止め部46は、撓み可能な弾性爪であり、固定部材20に引っかかってピストン28が固定部材20から外れることを止める。
【0019】
制振部材24は、中央にピストン28を挿通可能な挿通孔62を有する。制振部材24は、固定部材20の円筒部36に取り付けられる。制振部材24は、ピストン28の進退に応じてピストン28に摺動し、バネ26の伸縮に応じてバネ26に摺動する。
【0020】
制振部材24の材質は、ゴム等の粘弾性材料または軟質エストラマー材料である。制振性を向上するには、制振部材24は、4-メチル-1-ペンテン・α-オレフィン共重合体、ならびに熱可塑性樹脂(ただし、前記共重合体を除く)をゴムまたは軟質エストラマーを含有する材料で形成された粘弾性体である。これにより、適切な摺動抵抗をピストン28およびバネ26に付与することができる。なお、制振部材24は、粘弾性体に限られず、ゴム性の弾性体であってもよい。制振部材24について、図3を参照しつつ説明する。
【0021】
図3は、制振部材24の斜視断面図である。制振部材24は、座部48、第1筒部50、内筒部52、突部54、第2筒部56および膨出部58を有する。座部48は、第1筒部50の下端部から径方向外向きに張り出し、フランジ状に形成される。
【0022】
第1筒部50は、座部48の内周から立設し、円筒状に形成される。内筒部52は、円筒状に形成され、第1筒部50の内側に位置する。内筒部52は、第1筒部50よりも軸方向長さが短く、第1筒部50よりも厚さが薄い。第1筒部50および内筒部52は径方向に離れて円筒部36を差し込む隙間を形成する。
【0023】
突部54は、内筒部52から径方向内向きに突出する。突部54は、周方向に離間して複数形成される。これにより、突部54が複数の方向からピストン28に当接でき、ピストン28の軸ブレを抑えることができる。複数の突部54には、上方から下方へ、または下方から上方へ窪んで形成され、突部54を径方向に撓みやすくさせる。
【0024】
膨出部58は、第1筒部50の外面に径方向外向きに膨出するように形成される。膨出部58の外接円の直径はバネ26の内径より大きく、膨出部58はバネ26の内側に当接する。バネ26が伸縮した際に膨出部58に摺動し、バネ26の振動を減衰することができる。膨出部58は、周方向に離間して複数形成される。膨出部58の一端には、台座部48に向かって拡径するように傾斜したテーパ部が形成される。膨出部58の内側には空隙部60が形成され、膨出部58が径方向に撓みやすくなっている。なお、第1筒部50の外面のうち、膨出部58が形成されていない部分は、バネ26に当接しない。
【0025】
第2筒部56は、第1筒部50から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する。第2筒部56は、円筒状に形成され、第1筒部50と同軸に配置される。ピストン28が固定部材20に向かって進行した場合に、第2筒部56は、径方向外向きに撓み可能である。
【0026】
第2筒部56の外周面には複数の突条部56aが形成される。複数の突条部56aは、径方向外向きに突出し、軸方向に延び、周方向に離間して複数形成される。突条部56aにより、第2筒部56がバネ26の隙間に挟み込まれる可能性を低減できる。また、第2筒部56が部分的に薄くなるため、第2筒部56の撓みやすさを確保できる。
【0027】
図4は、制振装置10の断面図である。カバー22の嵌合部40が、固定部材20の張出部34に嵌合して、カバー22が、内部構造を覆っている。
【0028】
ピストン28の軸部44は、固定部材20の挿入孔35に挿入され、制振部材24の挿通孔62に挿通され、固定部材20および制振部材24に対して進退可能である。ピストン28の抜け止め部46は、固定部材20の内方突起部37に引っかかる。バネ26は、ピストン28のフランジ部42を付勢し、付勢されたピストン28は、抜け止め部46で抜け止めしている。
【0029】
制振部材24は、固定部材20の円筒部36に外挿され、固定部材20の張出部34に載る。制振部材24の第1筒部50は、固定部材20の円筒部36の外側に配置され、内筒部52は、円筒部36の内側に配置され、第1筒部50および内筒部52が円筒部36を挟むように配置される。
【0030】
突部54は、円筒部36の内側にて径方向内向きに突出して、ピストン28の外周面に当接する。これにより、突部54がピストン28の進退に応じて摺動して、ピストン28の動きを減衰することができる。また、突部54を支持する内筒部52が円筒部36の内側に位置するため、突部54は内筒部52を介して円筒部36によって移動が規制され、ピストン28に安定して当接することができる。
【0031】
内方突起部37は、ピストン28の軸部44を環囲するように設けられる。内方突起部37と突部54は、一定の軸方向距離を保って離間しており、軸部44を2カ所で支持できる。これにより、ピストン28の軸ブレを抑えることができ、突部54の摺動を安定させることができる。バネ26の端末が粘弾性体の座部48に着座することで、バネ26の伸縮動作が安定する。
【0032】
第2筒部56は、バネ26の内側に位置し、第2筒部56の先端部はフランジ部42と軸方向に対向する。図4に示す制振装置10は、第1部材または第2部材に固定する前の納入状態である。この納入状態で、第2筒部56は、フランジ部42と軸方向に所定の隙間Cを有する。これにより、制振装置10を使用する前で、第2筒部56が劣化することを抑えることができる。
【0033】
第2筒部56の壁厚W1は、第1筒部50の壁厚W2よりも薄い。第1筒部50の壁厚W2は、第1筒部50のうち中空部分を含む膨出部58の壁厚であってもよいが、膨出部58を形成されていない部分の壁厚であってよく、第1筒部50の平均的な壁厚であってもよい。第2筒部56は、任意の位置の第1筒部50の壁厚W2よりも薄くてよい。これにより、第2筒部56を撓みやすくできる。第2筒部56が撓むことで、制振装置10全体のエネルギーの蓄積量および損失量を向上できる。
【0034】
第2筒部56は、第1筒部50よりも外径が小さく、第1筒部50よりも内径が小さいる。つまり、第2筒部56は、第2筒部56よりも径方向内側にずれて設けられる。これにより、第2筒部56が径方向内寄りに配置されて、径方向外側に撓むスペースを確保し、バネ26との過度な接触を抑えることができる。
【0035】
図5は、押圧された状態の制振装置10の断面図である。制振装置10は、車両のドアを閉じた際に軸方向に押圧された状態になり、振動を受けてピストン28が進退する。
【0036】
ピストン28の進退によって、突部54は、ピストン28に摺動する。また、ピストン28の進退によってバネ26が伸縮し、膨出部58がバネ26に摺動する。これらにより、振動が摩擦により熱変換されて減衰される。制振部材24が、突部54によるピストン28への摺動と、膨出部58によるバネ26への摺動をそれぞれ実行することで、制振装置10の制振性能を向上できる。
【0037】
制振装置10が第1部材および第2部材の一方に固定して他方に当接した介在状態、つまり、車両のバックドアを閉じて押圧された状態において、第2筒部56は、フランジ部42に当接する。これにより、第2筒部56の制振機能を反応よく発揮できる。
【0038】
第2筒部56がフランジ部42に当接した状態でピストン28がバックドアの振動を受けると、第2筒部56は、ピストン28の進退に応じて径方向に撓む。また、バックドアの振動をバネ26が受けると、第2筒部56は、バネ26の伸縮に応じて撓む。第2筒部56の撓みと同時に、ピストン28は突部54に摺動し、バネ26は膨出部58に摺動する。
【0039】
第2筒部56が撓むことで、制振装置10全体のエネルギーの蓄積量および損失量を増やすことができる。また、バックドアと車体の間には制振装置10だけでなく他のバネが介在している。このとき、制振装置10のエネルギーの蓄積量を増やすことで、相対的に他のバネの影響を低め、制振装置10でのエネルギーの損失量を増やすことができる。
【0040】
ピストン28のストロークが所定量以上になると、第2筒部56が径方向外向きに撓んでバネ26の内側に当接する。これにより、ピストン28の振動が過度に大きくなった場合に、第2筒部56がバネ26の内側に当たって、振動を抑えることができる。
【0041】
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
【0042】
例えば、実施例では制振装置10がピストン28を備える態様を示したが、その態様に限られず、ピストン28は無くてもよい。ピストン28が無い場合は、バネ26および第2筒部56をカバー22が受け止める。
【0043】
また、実施例では制振装置10がバネ26を備える態様を示したが、その態様に限られず、バネ26は無くてもよい。バネ26が無い場合、制振部材24の第2筒部56がバネ26の代わりにピストン28を押し戻す。
【符号の説明】
【0044】
10 制振装置、 20 固定部材、 22 カバー、 24 制振部材、 26 バネ、 28 ピストン、 30 弾性爪部、 32 取付部、 34 張出部、 35 挿入孔、 36 円筒部、 38 傘部、 40 嵌合部、 42 フランジ部、 44 軸部、 46 抜け止め部、 48 座部、 50 第1筒部、 52 内筒部、 54 突部、 56 第2筒部、 56a 突条部、 58 膨出部、 60 空隙部、 62 挿通孔。
図1
図2
図3
図4
図5