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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024090985
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20240627BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240627BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【請求項の数】26
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022207221
(22)【出願日】2022-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】得永 真央
(72)【発明者】
【氏名】後藤 岳人
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA25
5E555BA04
5E555BA77
5E555BB04
5E555BC17
5E555BD06
5E555CA12
5E555CB14
5E555CB34
5E555CB75
5E555CC03
5E555DA01
5E555DB03
5E555DB44
5E555DC13
5E555EA03
5E555EA05
5E555EA15
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】チャットルームに投稿されたコンテンツに基づく検索の利用に関する利便性を向上させる。
【解決手段】少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムは、端末によって、チャットルームを端末の表示部に表示することと、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示する制御を端末の制御部によって行うことと、第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示する制御を制御部によって行うこととが端末によって実行される。
【選択図】図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末によって、前記チャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
前記送受信されたコンテンツのうち、前記送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、前記第1コンテンツに関連する第1情報を前記表示部に表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力により、前記第1情報に基づく第1検索結果を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記チャットルームに表示される情報である。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第1情報を、前記第1コンテンツに関連付けて前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記第1コンテンツに含まれる文章または単語に基づき選択された情報を含む。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記第1情報の選択に用いられた、前記第1コンテンツに含まれる前記文章または前記単語の表示態様を変更する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツに対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1情報の表示および非表示の制御を前記制御部によって行うことが前記制御部によって実行される。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記第1コンテンツと前記端末のユーザのユーザ情報とに関連する情報を含む。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツに関連する第2情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことと、
前記第1情報と前記第2情報との情報の属性が異なる場合、前記第1情報と前記第2情報との表示態様を異ならせる制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報が前記表示部に表示された後に、前記チャットルームに送受信されたコンテンツに基づいて、前記第1情報を変更する第1制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記第1制御に基づいて、前記第1情報が変更されたことを示す変更情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項11】
請求項9または請求項10に記載のプログラムであって、
前記第1情報が前記表示部に表示された後に、前記チャットルームに送受信されたコンテンツのうち、第2コンテンツが前記第1制御に用いられた場合、前記第2コンテンツに関連付けて、変更された前記第1情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項12】
請求項9から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1制御は、設定された時間、または設定されたコンテンツ数に基づいて行われる制御である。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記設定された時間、または前記設定されたコンテンツ数は、前記端末のユーザによって設定可能である。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報を前記表示部の第1領域に表示する制御を前記制御部によって行うことと、
前記第1領域とは異なる第2領域に前記第1情報を表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記端末のユーザによって前記チャットルームに対する入力が行われた場合、前記チャットルームに対する入力に基づいて前記第1領域を移動させる制御を行い、前記チャットルームに対する入力に基づいて前記第2領域を移動させない制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項16】
請求項14または請求項15に記載のプログラムであって、
設定された回数検索された前記第1情報を前記第2領域に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項17】
請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報を含む、前記送受信されたコンテンツに関連する複数の情報を、前記端末のユーザによる前記表示部に対する入力に基づいて、前記表示部に表示する第2制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項18】
請求項17に記載のプログラムであって、
前記第1情報が前記表示部に表示された後に、前記チャットルームに送受信されたコンテンツに基づいて、前記第1情報を変更する第1制御を前記制御部によって行うことと、
前記第1制御によって前記第1情報が変更された場合、変更された前記第1情報を含む、前記複数の情報を前記表示部に表示する前記第2制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項19】
請求項17または請求項18に記載のプログラムであって、
前記複数の情報は、リストに表示され、変更された前記第1情報と、第3情報とを含み、
前記端末のユーザによる前記第3情報を前記リストから削除することに関する入力に基づいて、前記リストから前記第3情報を削除する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項20】
請求項1から請求項19のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記端末のユーザによって検索クエリが入力された場合、前記送受信されたコンテンツと、少なくとも前記第1情報とから、前記検索クエリに関する情報を取得する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項21】
請求項20に記載のプログラムであって、
前記検索クエリが入力された場合、前記送受信されたコンテンツと、前記第1情報を含む、前記送受信されたコンテンツに関連する複数の情報とから、前記検索クエリに関する情報を取得する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項22】
請求項1から請求項21のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力により、前記第1検索結果と、前記第1検索結果に含まれる店舗の評価情報とを前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項23】
請求項1から請求項22のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記端末の位置、または前記端末のユーザに関連する位置に基づく前記第1情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項24】
請求項1から請求項23のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツに関連する、前記第1情報に含まれる複数の情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことと、
前記複数の情報を表示する順序を、前記複数の情報の各々の評価に基づいて決定する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項25】
少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末の情報処理方法であって、
前記端末によって、前記チャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
前記送受信されたコンテンツのうち、前記送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、前記第1コンテンツに関連する第1情報を前記表示部に表示する制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力により、前記第1情報に基づく第1検索結果を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととを含む。
【請求項26】
少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末であって、
前記チャットルームを表示する表示部と、
前記送受信されたコンテンツのうち、前記送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、前記第1コンテンツに関連する第1情報を前記表示部に表示する制御を行い、前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力により、前記第1情報に基づく第1検索結果を前記表示部に表示する制御を行う制御部とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法、端末、サーバ、システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、インターネット等における情報検索サービスが普及しつつある。例えば特許文献1には、インターネットまたはデータベースから文書を検索する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2013-502631号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムは、端末によって、チャットルームを端末の表示部に表示することと、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示する制御を端末の制御部によって行うことと、第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示する制御を制御部によって行うこととが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末の情報処理方法は、端末によって、チャットルームを端末の表示部に表示することと、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示する制御を端末の制御部によって行うことと、第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示する制御を制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末は、チャットルームを表示する表示部と、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示する制御を行い、第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示する制御を行う制御部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1-1】実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図。
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-4】第1実施例に係るアカウント登録データのデータ構成の一例を示す図。
図1-5】第1実施例に係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-6】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-7】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-8】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-9】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-10】第1変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-11】第1変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-1】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-2】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-3】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-4】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-1】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-2】第3実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャート。
図3-3】第3実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャート。
図3-4】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-5】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-6】第3変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャート。
図3-7】第3変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャート。
図3-8】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図4-1】第4実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図4-2】第4実施例に係る固定表示制御方法の組み合わせの一例を示す図。
図4-3】第4変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図5-1】第5実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報等の一例を示す図。
図5-2】第5実施例に係るアカウント管理データベースの一例を示す図。
図5-3】第5実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図5-4】第5実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図5-5】第5変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図6-1】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図6-2】第6実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図7-1】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
本願請求項に係る発明の端末(本願発明の端末)の生産は、限定ではなく例として、ユーザが所有(所持)している端末で、本明細書に記載したプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等が受信されることによって(または受信されて端末に記憶されることによって)、本端末において、本願請求項に係る発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0010】
また、本願請求項に係る発明のシステム(本願発明のシステム)の生産は、限定ではなく例として、本願システムに含まれるサーバから送信された本明細書に記載されたプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等を、本願システムに含まれる端末で受信することによって(または受信されたプログラムが端末に記憶されることによって)、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0011】
また、本明細書において、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0012】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0013】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0014】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0015】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0016】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0017】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0018】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0019】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0020】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0021】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0022】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0023】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0024】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0025】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0026】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0027】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0028】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0029】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0030】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0031】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0032】
以下の実施例では、ユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例として、メッセージングサービス(Messaging Service)を例示する。また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションを「チャットアプリケーション」と称し、その一例として、メッセージングサービスを実現するためのアプリケーションを「メッセージングアプリケーション」と称する。
チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでチャットを行うことができるようにすることができる。
【0033】
なお、メッセージングサービス:MS(インスタントメッセージサービス:IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。このため、メッセージンサービスとソーシャルネットワーキングサービスとを区別してもよいし、区別しなくてもよい。つまり、ソーシャルネットワーキングサービスにメッセージングサービスを含めてもよいものとする。
【0034】
また、以下の実施例では、メッセージングサービスの一例として、サーバを介して複数の装置(限定ではなく例として、端末)間で簡単なメッセージの送受信を行うインスタントメッセージングサービス:IMS(Instant Messaging Service)を例示する。
インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでトークを行うようにすることができる。
【0035】
チャットルーム(限定ではなく例として、トークルーム)とは、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)とすることができる。
【0036】
メッセージングサービスにおいて、ユーザは、限定ではなく例として、任意のアカウントと「友だち」登録することで、トークルームを介してメッセージのやり取りをすることができるようにしてもよい。
【0037】
なお、「友だち」とは、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションにおける第1ユーザのアカウントと第2ユーザのアカウントとが一方的または双方向に関連付けられた場合の第1ユーザと第2ユーザとの関係性と言ってもよい。
限定ではなく例として、第1ユーザのアカウントと第2ユーザのアカウントとの相互的関連付けが行われている場合、第1ユーザと第2ユーザとは「友だち」であると言ってもよい。また、限定ではなく例として、第1ユーザのアカウントから第2ユーザのアカウントに対する関連付けが行われている場合、第2ユーザのアカウントから第1ユーザのアカウントに対する関連付けが行われていなくとも、第1ユーザと第2ユーザとは「友だち」であると言ってもよい。
【0038】
また、トークルームには、1対1のユーザのトークルーム(以下、「1対1トークルーム」と称する。)、複数のユーザを含むグループのトークルーム(以下、「グループトークルーム」と称する。)、OA事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービスの事業者と提携する事業者)とのトークルーム(以下、「OAトークルーム」と称する。)等を含めることができる。
【0039】
また、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、一般のユーザではない事業者のアカウントを「(OA(Official Account))」と称してもよく、この公式アカウントのユーザを「公式ユーザ」と称してもよい。なお、これを「公式アカウントユーザ」や「公式アカウント事業者」等のように称してもよい。
それに対し、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、OA事業者ではないユーザのアカウントを「一般アカウント」と称し、一般アカウントのユーザを「一般ユーザ」と称する。なお、これを「一般アカウントユーザ」等のように称してもよい。
つまり、メッセージングアプリケーションのアカウントには、一般アカウントと公式アカウントとを含めてよいものとする。
【0040】
また、OA事業者も、限定ではなく例として、一般アカウントのユーザの端末と同様の端末を利用して、サーバを介して、他の装置との間でメッセージの送受信を行うことができるようにしてもよい。
【0041】
また、メッセージ(メッセージ情報)とは、限定ではなく例として、メッセージングサービスで用いられる送信元と送信先とが定められる情報であって、メッセージを識別するための識別情報(メッセージID)とメッセージコンテンツとで構成される情報としてもよい。
また、メッセージコンテンツとは、限定ではなく例として、メッセージIDを除くメッセージの中身を意味するものとしてもよい。メッセージコンテンツは、1または2以上のコンテンツとしてもよい。
【0042】
また、メッセージを識別するための識別情報として設定される情報を「メッセージID」と称する。
同じメッセージIDのメッセージに含まれるメッセージコンテンツは、このメッセージIDによって識別されると考えることもできる。よって、メッセージを識別するための識別情報は、メッセージコンテンツを識別するための識別情報と実質的に同義と考えることもできる。
なお、これとは異なり、メッセージコンテンツごとに個別の識別情報(メッセージコンテンツID)を設定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0043】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、動画像の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、URI(URL等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0044】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0045】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ(ステッカー)、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0046】
なお、上記の定義とは異なり、メッセージの上位概念がコンテンツである、またはコンテンツとメッセージとは同義である、と定義してもよいし、そのように定義しなくてもよい。
【0047】
また、以下の実施例では、ユーザが支払いを行うためのサービス(以下、「支払いサービス」と称する。)を例示する。また、支払いサービスを実現するためのアプリケーションを「支払いアプリケーション」と称する。
支払いアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザが電子貨幣を用いた支払い(決済)を行うようにことができるようにすることができる。
【0048】
本明細書において、「電子貨幣」とは、物理的貨幣と区別される電子的な貨幣であって、上記の各種のアプリケーションにおいて管理される端末、または端末のユーザが所有する電子的な貨幣を意味するものとしてよいものとする。
なお、「電子貨幣」は、「デジタル通貨(デジタル貨幣)」と考えてもよいものとする。
【0049】
1つの考え方として、電子貨幣は、「電子マネー」、「仮想通貨(暗号資産)」、「中央銀行発行デジタル通貨(CBDB)」などを含む概念と考えてもよいものとする。
【0050】
また、電子貨幣は、「法定通貨」でもよいし、「企業通貨」でもよいものとする。電子貨幣の実装方法としては、「中央集権型金融(CeFi)」としてもよいし、「分散型金融(DeFi)」としてもよいものとする。
【0051】
以下説明する実施例では、限定ではなく例として、電子貨幣の一例として、中央集権型金融における企業通貨としての電子マネーについて例示する。
【0052】
なお、企業通貨には、クーポンなどの物的貨幣を含めてもよいものとする。
【0053】
支払いサービス(支払いアプリケーション)を実現するための形態としては、限定ではなく例として、以下のいずれかの形態を適用することができる。
(A1)メッセージングアプリケーションの一機能として支払いサービスの機能を持たせる形態
(A2)支払いアプリケーションの一機能としてメッセージングサービスの機能を持たせる形態
(B1)メッセージングサービスの機能と支払いサービスの機能とを有するアプリケーション(統合的なアプリケーション)を構成する形態
(C1)メッセージングアプリケーションとは別のアプリケーションとして支払いアプリケーションを構成する形態
(C2)支払いアプリケーションとは別のアプリケーションとしてメッセージングアプリケーションを構成する形態
(D)メッセージングアプリケーションを単体のアプリケーションとして構成する形態
【0054】
(A1)や(A2)、(B1)の形態では、限定ではなく例として、メッセージングサービス事業者を、支払いサービス事業者と同じ事業者とすることができる。
また、この場合、1つの方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとを共通のアカウントとすることができる。
また、この場合、別の方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとが自動的に関連付けられる(連携される)ようにすることができる。
【0055】
(C1)~(C2)の形態では、限定ではなく例として、メッセージングサービス事業者を、支払いサービス事業者とは異なる事業者とすることができる。
また、(C1)~(C2)の形態では、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとを関連付ける処理(連携する処理)を行うようにすることができる。
【0056】
以下では、限定ではなく例として、メッセージングサービス事業者または支払いサービス事業者によって、サーバ10が運用・管理されることとして説明する。
【0057】
また、以下では、サーバ10と通信する端末20Aのユーザを「ユーザA.A」、端末20Bのユーザを「ユーザB.B」、端末20Cのユーザを「ユーザC.C」、・・・、として説明する。
【0058】
<実施例>
以下、本発明を適用した実施例の一例について説明する。
一例であるが、ある端末20のユーザが、トークルームに投稿(送信)されたメッセージコンテンツに関して、そのメッセージコンテンツの内容について調べたいという場合が生じる。
【0059】
以下説明する実施例では、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおいて、ユーザが、トークルームに投稿されたメッセージコンテンツに含まれるキーワード(以下、「コンテンツキーワード」と称する。)に関する検索をより容易かつ精度よく行えるように、キーワードと共に検索クエリとしてよく用いられている言葉である1以上の関連キーワードを提示する。そして、ユーザは、関連キーワードを指定することで、コンテンツキーワードと関連キーワードとを検索クエリとして指定した検索を実行することを可能とする。
【0060】
ここで、コンテンツキーワードには、限定ではなく例として、以下の言葉を含めるようにしてもよい。
・固有名詞(限定ではなく例として、人名、地名、国名、書名、曲名、商品名、会社名、団体名等)
・一般名詞(限定ではなく例として、「動物」や「パソコン」、「カフェ」、「漫画」等)
・時間や日付、場所を指定するフレーズ(限定ではなく例として、「8時半」や「12月25日」、「XXビル5階」等)
・検索エンジンにおいて、検索される回数が多い(検索される頻度が高い)ワードやフレーズ
・検索エンジンにおいて、検索結果数が多いワードやフレーズ
・サーバ10や端末20のユーザによってコンテンツキーワードとして登録され、データベースに記憶(保存)されるワードやフレーズ
・上記のワードやフレーズの短縮形(限定ではなく例として、「スマホ」や「ネトゲ」、「テレビ」、「PC」等)
【0061】
なお、コンテンツキーワードは、単語としてもよいし、複合語としてもよいし、単語や複合語の組み合わせによる文(フレーズ)としてもよい。
【0062】
また、あるコンテンツキーワードにおける関連キーワードは、コンテンツキーワードと関連性が高いキーワード、またはコンテンツキーワードから連想されるキーワードであり、限定ではなく例として、以下の言葉を含めるようにしてもよい。
・コンテンツキーワードの共起語
・コンテンツキーワードの同義語
・コンテンツキーワードの類義語
・検索エンジンにおいて、コンテンツキーワードと共に検索される回数が多い(検索される頻度が高い)ワードやフレーズ
・検索エンジンにおいて、コンテンツキーワードと共にトレンドが上昇したワードやフレーズ
・サーバ10や端末20のユーザによってコンテンツキーワードと関連付けて登録され、データベースに記憶(保存)されるワードやフレーズ
・検索エンジンにおいて、コンテンツキーワードに対する検索候補として付加される単語やフレーズ(サジェストキーワード)
・上記の関連キーワードの短縮形
【0063】
なお、関連キーワードは、単語としてもよいし、複合語としてもよいし、単語や複合語の組み合わせによる文(フレーズ)としてもよい。また、関連キーワードは「関連検索キーワード」と言ってもよい。
【0064】
また、あるコンテンツキーワードにおける関連キーワードは、あるコンテンツキーワードに関する関連キーワードと言ってもよい。以下では、あるコンテンツキーワードにおける関連キーワードを、「コンテンツキーワードの関連キーワード」と称することがある。
【0065】
<第1実施例>
第1実施例は、限定ではなく例として、端末20(以下、適宜「端末」と称する。)のユーザが、トークルームに送信(投稿)された(端末20が受信したと言ってもよい)メッセージコンテンツにおいて、コンテンツキーワードと、そのコンテンツキーワードに対する関連キーワードとを参照する。すると、ユーザが関連キーワードを選択することで、検索エンジンにおいてコンテンツキーワードと選択した関連キーワードとを検索クエリとする検索を実行可能とする実施例である。
【0066】
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0067】
以下では、メッセージングアプリケーションの名称を、適宜「Messaging App」と称して図示・説明する。
【0068】
<システム構成>
図1-1は、本開示の実施形態における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0069】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20に、所定のサービス(限定ではなく例として、メッセージングサービス、支払いサービス等)を提供する機能を有する。サーバ10は、限定ではなく例として、メッセージングサーバ等のように表現することもできる。
本実施形態では、メッセージングサービス事業者(運営者)や支払いサービス事業者(運営者)をサーバ10のユーザとする。
【0070】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。
【0071】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0072】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0073】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0074】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0075】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0076】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0077】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0078】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0079】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0080】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0081】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0082】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0083】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0084】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0085】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0086】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0087】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0088】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0089】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0090】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0091】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0092】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0093】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0094】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0095】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0096】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0097】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0098】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0099】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0100】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0101】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0102】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0103】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0104】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0105】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0106】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0107】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0108】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0109】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0110】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0111】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0112】
また、システムのプログラム(システムによって実行されるプログラム)という場合、システムについては前述した通りである。そして、前述したシステムのプログラムとは、システム全体で実行可能なプログラムであって、このプログラムは、限定ではなく例として、システムを構成する装置個々のプログラムで構成されてもよく、システムを構成する個々の装置に保存されるプログラムは、各々異なっていてもよいものとする。つまり、システムを構成する個々の装置で共通のプログラムでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、システムが端末とサーバとで構成されている場合、システムのプログラムをP1とすると、システムのプログラムP1は、端末に保存されたプログラムP2と、サーバに保存されたプログラムP3とで構成され、P2とP3とは、システムのプログラムを実行するためのものであり、それぞれ異なるプログラムとなっていてもよい。限定ではなく例として、端末に保存されたプログラムP2は、第1の処理を実行し、第1の処理をした結果をサーバに送信するプログラムであり、サーバに保存されたプログラムP3は、受信した第1の処理をした結果に対して第2の処理を行い、第2の処理を行った結果を端末に送信するプログラムであってもよい。
【0113】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0114】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0115】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0116】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0117】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0118】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0119】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理部111と、検索処理部113とを機能部として含む。
【0120】
アプリケーション管理処理部111は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されたアプリケーション管理処理プログラム151に従ってアプリケーション管理処理を実行する機能を有する。
【0121】
また、検索処理部113は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶された検索インデックスデータ155と、検索クエリとに基づいて、検索エンジンで用いられる検索アルゴリズムに関する処理を実行し、検索結果を算出(出力)する機能を有する。
なお、検索エンジンの形式として、ロボット型検索エンジンやディレクトリ型検索エンジン、メタ検索エンジン等の形式を用いるようにしてもよい。
【0122】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、検索インデックスデータ155とが記憶される。
【0123】
アカウント登録データ153は、アプリケーション(本実施例では、メッセージングアプリケーション)のアカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-4に示す。
アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0124】
ユーザ名は、このアプリケーションを利用する端末20のアカウントの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0125】
アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0126】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号(端末電話番号)、メールアドレス(端末メールアドレス)、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0127】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、一般ユーザ用のアプリケーションIDとすることができる。なお、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、公式ユーザ用のアプリケーションIDとしてもよい。
【0128】
なお、アプリケーションIDに代えて「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」とすることができる。
【0129】
また、限定ではなく例として、1つのアプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。この場合、1つのアプリケーションIDを識別(ログイン)対象として、複数の端末20においてアプリケーションを同時に起動できるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0130】
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、端末電話番号等の情報によってアカウントを管理する手法を適用することも可能である。
この場合、アプリケーションID等のIDの情報をアカウント登録データ153に記憶させるのに代えて、端末電話番号等の情報をアカウント登録データ153に記憶させるようにすることができる。なお、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報に代えず、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報と一対一に対応させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0131】
なお、以下の実施例では、説明の簡明化のため、1つの端末20につき1つのアカウントが登録されていることとして説明する。
また、この場合、上記のように「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」であるため、以下の説明で用いる「アカウントのユーザ」の用語は、「アカウントの端末」と実質的に同義としてもよいし、そうしなくてもよい。
【0132】
検索インデックスデータ155は、検索エンジンにおいてクロールされたウェブサイト等の情報を検索に最適化した形式で保管するためのデータである。検索インデックスデータ155は、限定ではなく例として、転置インデックス形式のデータ構造をとるようにしてもよい。
【0133】
(2)端末の機能構成
図1-5は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、記憶部28に記憶されたアプリケーション処理プログラム281に従ってアプリケーション処理を実行するためのアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0134】
図1-6は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶されるデータ等の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、アプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、この端末20、または端末20のユーザのアカウントに対応するアプリケーションID283とが記憶される。
【0135】
<表示画面>
本実施例における表示画面例について説明する。
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0136】
また、以下説明する表示画面で用いる用語と、その後に説明する処理で用いる用語とで、用語が異なる場合がある(一部の用語が統一されていない場合がある)が、これは、ユーザの視点で表示画面について分かり易く説明するなどの目的であり便宜上のものに過ぎない。
これは、他の実施例や変形例についても同様である。
【0137】
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
【0138】
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
【0139】
以下では、ユーザによる操作として、限定ではなく例として、タップ(タップ操作)等を例示する。
タップ(タップ操作)とは、限定ではなく例として、ユーザが、タッチパネルが一体的に構成された表示部24(タッチスクリーン)を指やペン先などで軽く叩くように触れる動作、触れてから離す動作とすることができる。
【0140】
図1-7は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
以下では、端末20が実行する処理を、限定ではなく例として、端末20Aが実行する処理として図示・説明する。
【0141】
また、以下の実施例では、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bと友だち登録済みであることとする。
なお、これはあくまでも一例であり、この例に限定されるものではない。
【0142】
図1-7左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのトークルーム画面の一例である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されるように構成されている。また、画面最上部右には、この端末20Aのユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されるように構成されている。
【0143】
また、その下には、ユーザA.AとユーザB.Bとの1対1トークルームであることを示す「B.B」の文字が表示されている。
【0144】
また、その下には、このトークルームに送信(投稿)されるコンテンツ(メッセージ)を表示するためのコンテンツ表示領域TR1が表示されるように構成されている。
また、コンテンツ表示領域の下には、このトークルームに送信するコンテンツを入力・選択するためのコンテンツ入力領域が表示されるように構成されている。
【0145】
コンテンツ表示領域TR1では、限定ではなく例として、右側に自端末である端末20AのユーザA.Aの発言が、左側にそれ以外のユーザの発言が、それぞれコンテンツとして吹き出しで表示されるように構成されている。
【0146】
この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、ユーザB.Bが「ロックフェス」というイベントの日程が発表されたことを喜ぶメッセージコンテンツMCT1と、ユーザA.Aにイベントへの参加を勧誘するメッセージコンテンツMCT2と、ユーザA.AがユーザB.Bとイベント参加することに同意するメッセージコンテンツMCT3とが表示されている。
【0147】
メッセージコンテンツMCT1のテキストのうち、「ロックフェス」の個所は、限定ではなく例として、下線が付加され強調形式で表示されている。これは、後述するコンテンツキーワード解析処理において、メッセージコンテンツMCT1のテキスト中からコンテンツキーワード「ロックフェス」が検出されたことに基づく。なお、コンテンツキーワードに対する強調表示を行わないようにしてもよい。また、強調形式として、フォントや表示色を変えるようにしてもよい。
【0148】
また、メッセージコンテンツMCT1の下には、メッセージコンテンツMCT1においてコンテンツキーワード「ロックフェス」が検出されたことに基づいて、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1が表示されるように構成されている。
この例では、関連キーワード情報表示領域RKW1には、限定ではなく例として、「最新情報」と「チケット購入」と「タイムテーブル」という3つの関連キーワードが表示されている。
【0149】
図中では、便宜上関連キーワード情報表示領域を点線で囲み区別しているが、関連キーワード情報表示領域の囲み線は表示させてもよいし、表示させなくてもよい。
【0150】
また、関連キーワード情報表示領域は、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツの上方や左方、右方等に配置して表示させるようにしてもよい。
【0151】
なお、1つのメッセージコンテンツ(限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1)において複数のコンテンツキーワード(限定ではなく例として、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワード)が検出された場合、関連キーワード情報表示領域RKW1において、第1コンテンツキーワードの関連キーワードと第2コンテンツキーワードの関連キーワードとを並べて、カルーセル表示させるようにしてもよい。
【0152】
また、1つのメッセージコンテンツ(限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1)において複数のコンテンツキーワード(限定ではなく例として、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワード)が検出された場合、限定ではなく例として、第1コンテンツキーワードまたは第2コンテンツキーワードに対するタップ操作等に基づいて、関連キーワード情報表示領域RKW1において、第1コンテンツキーワードの関連キーワードと第2コンテンツキーワードの関連キーワードとを切り替えて表示させるようにしてもよい。
【0153】
限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「タイムテーブル」がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-7右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0154】
この画面では、画面下部から検索結果情報表示領域SRR1がせり上がり表示されるように構成されている。
検索結果情報表示領域SRR1には、限定ではなく例として、コンテンツキーワード「ロックフェス」と選択された関連キーワード「タイムテーブル」との検索結果として、限定ではなく例として、最もスコアが高いウェブページの情報が表示されている。
【0155】
なお、検索結果情報表示領域は、メッセージングアプリケーションのアプリ内ブラウザに表示されるようにしてもよいし、外部のブラウザアプリケーションを呼び出し、ブラウザアプリケーション内に表示させるようにしてもよい。また、検索結果となったウェブページの情報に基づいて、メッセージングアプリケーション独自の形式でメッセージングアプリケーション内に表示させるようにしてもよい。
【0156】
<処理>
図1-8は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0157】
なお、以下説明する処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
以下説明する処理に別のステップを追加してもよいし、以下説明する処理から一部のステップを省略(削除)してもよい。
【0158】
最初に、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Aの入出力部23に対する入力(限定ではなく例として、ユーザ入力(ユーザによる操作入力や音入力等)。以下同様。)に基づいて、端末20Bのユーザとトークルームを介したチャットを行うことを要求するためのチャット要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。通信I/F14によって端末20Aからチャット要求情報を受信すると、サーバ10の制御部21は、端末20Aと端末20Bとの間でトークルームを介したチャットを行うためのチャット開始処理を実行する(S110)。チャット開始処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、トークルームを識別するためのトークルームIDを生成すると、生成したトークルームIDを通信I/F14によってトークルームに参加する各端末20に送信する。
【0159】
限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からトークルームIDを受信すると、端末20Aの制御部21と、端末20Bの制御部21とは、端末20Aと端末20Bとの間でトークルームを介したチャットを行うためのチャット開始処理を実行する(A110・B110)。
チャット開始処理において、各端末20の制御部21は、限定ではなく例として、トークルーム画面を表示部24に表示させる。
【0160】
なお、チャット要求情報は、端末20Bからサーバ10に送信されるようにしてもよい。
【0161】
限定ではなく例として、端末20Bの入出力部23に対する入力に基づいて、トークルームにメッセージを送信することが選択されると、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、トークルームIDと、送信するメッセージのテキストを含むコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(B130)。
【0162】
なお、端末20Aの制御部21が、コンテンツ送信要求情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。
【0163】
通信I/F14によって端末20Bからコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード解析処理を実行する(S120)。なお、サーバ10の制御部11は、端末20Aからコンテンツ送信要求情報を受信すると、コンテンツキーワード解析処理を実行するようにしてもよい。
【0164】
コンテンツキーワード解析処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信したコンテンツ送信要求情報のテキストを解析し、テキスト中からコンテンツキーワードを検出する。
【0165】
なお、コンテンツキーワード解析処理において、テキスト中から検出上限設定数(限定ではなく例として、「3」)以上のコンテンツキーワードが検出された場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、テキスト先頭から検出上限設定数までのコンテンツキーワードを採用するようにしてもよい。また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、検索エンジンにおいて、検索される回数が多い(検索される頻度が高い)コンテンツキーワードの上位検出上限設定数をコンテンツキーワードとするようにしてもよい。
【0166】
コンテンツキーワードが検出されると、サーバ10の制御部11は、検出された1以上のコンテンツキーワードに関するコンテンツキーワード情報と、コンテンツ送信要求情報に基づくテキストとを含むコンテンツ情報を通信I/F14によって端末20Aと端末20Bとに送信する(S130)。
【0167】
そして、サーバ10の制御部11は、関連キーワード解析処理を実行する(S140)。
関連キーワード解析処理において、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード解析処理において検出された各コンテンツキーワードの関連キーワードを決定する。
【0168】
なお、関連キーワード解析処理において、あるコンテンツキーワードから関連上限設定数(限定ではなく例として、「5」)以上の関連キーワード候補が決定された場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、検索エンジンにおいて、コンテンツキーワードと共に検索される回数が多い(検索される頻度が高い)関連キーワード候補のうち上位関連上限設定数を関連キーワードとするようにしてもよい。また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツキーワードとの類似値(限定ではなく例として、単語間のエンベディング表現同士のコサイン類似度)や共起確立が高い関連キーワード候補のうち上位関連上限設定数を関連キーワードとするようにしてもよい。
【0169】
関連キーワードが決定されると、サーバ10の制御部11は、決定された1以上の関連キーワードを含む関連キーワード情報を通信I/F14によって端末20Aと端末20Bとに送信する(S150)。
【0170】
なお、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード情報と、関連キーワード情報とを、限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理の対象となったコンテンツ送信要求情報を送信した端末20Bに対してのみ送信するようにしてもよい。また、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード情報と、関連キーワード情報とを、限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理の対象となったコンテンツ送信要求情報を送信していない端末20Aに対してのみ送信するようにしてもよい。
【0171】
また、コンテンツキーワード解析処理において、テキスト中からコンテンツキーワードを検出できなかった場合、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード情報を含まないコンテンツ情報を端末20Aと端末20Bとに送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、S140~S150のステップを実行しないようにしてもよい。
【0172】
通信I/F22によってサーバ10からコンテンツ情報を受信すると、各端末20の制御部21は、受信したコンテンツ情報をトークルーム画面に追加し表示部24に表示させる(A140・B140)。
【0173】
また、通信I/F22によってサーバ10から関連キーワード情報を受信すると、各端末20の制御部21は、受信した関連キーワード情報をトークルーム画面に追加し表示部24に表示させる(A150・B150)。
【0174】
限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、入出力部23に対する入力に基づいて、コンテンツ情報のコンテンツキーワードと、関連キーワード情報の関連キーワードとを用いて検索を行うための関連キーワード検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A160)。関連キーワード検索要求情報には、限定ではなく例として、検索クエリとして、コンテンツキーワードと関連キーワードとを含む。
【0175】
なお、端末20Aの制御部21は、入出力部23に対する入力に基づいて、複数の関連キーワードを選択させるようにしてもい。そして、端末20Aの制御部21は、検索クエリとして、コンテンツキーワードと複数の関連キーワードとを含む関連キーワード検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。
【0176】
通信I/F14によって端末20Aから関連キーワード検索要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、検索処理を実行する(S160)。
検索処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、関連キーワード検索要求情報の検索クエリを検索処理部113に入力し、検索エンジンの検索スコア(検索結果順位)最上位となったウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)を取得する。
【0177】
すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、検索処理で取得されたURLを含む検索結果情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S170)。
【0178】
なお、サーバ10の制御部11は、URLを取得すると、限定ではなく例として、URLに対してHTTPリクエストを行い、ウェブサイトのレスポンスを含む検索結果情報を通信I/F14によって端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0179】
通信I/F22によってサーバ10から検索結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、検索結果情報のURLに対してHTTPリクエストを行い、ウェブサイトのレスポンスを表示部24に表示させる(A170)。
【0180】
なお、端末20Aの制御部21は、受信した検索結果情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0181】
そして、各端末20の制御部21は、処理の終了判定を行う(A190・X190)。
また、サーバ10の制御部11は、処理の終了判定を行う(S190)。
【0182】
<第1実施例の効果>
本実施例は、少なくとも他の端末20(限定ではなく、第1端末の一例)との間で送受信されたコンテンツを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)を表示する端末20は、このトークルームを表示部24に表示し、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる一のコンテンツ(限定ではなく、第1コンテンツの一例)に基づいて、その第1コンテンツに関連する関連キーワード情報等の情報(限定ではなく、第1コンテンツに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う。そして、端末20は、表示した第1情報に対する端末20のユーザによる入力により、その第1情報に基づく検索結果を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末が、第1端末との間で送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、その第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示することによって、第1情報を端末のユーザに知らせることができる。また、その第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示することによって、第1情報に基づく第1検索結果を端末のユーザに知らせることができる。
【0183】
また、本実施例は、上記の第1情報は、上記の少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に表示される情報である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報を、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームに表示することによって、端末のユーザに知らせることができる。第1情報がチャットルームに表示されるため、端末のユーザは、チャットルームでチャットを行いながら第1情報を確認することができる。
【0184】
また、本実施例は、端末20は、上記の第1情報を、上記の第1コンテンツに関連付けて表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報を、その第1コンテンツに関連付けて表示部に表示することによって、第1情報と第1コンテンツとの関連性を端末のユーザが容易に把握できるようにすることができる。
【0185】
また、本実施例は、上記の第1情報は、上記の第1コンテンツに含まれるテキスト(限定ではなく、文章または単語の一例)に基づき選択された情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに含まれる文章または単語に基づき選択された情報を含む第1情報を、端末のユーザに提示することができる。
【0186】
また、この場合、端末20は、上記の第1情報の選択に用いられた、上記の第1コンテンツに含まれるテキスト(限定ではなく、文章または単語の一例)の表示態様を変更する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、上記の第1情報の選択に用いられた、上記の第1コンテンツに含まれる文章または単語の表示態様が変更されることによって、第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれる文章または単語を端末のユーザが容易に把握できるようにすることができる。
【0187】
<第1変形例(1)>
上記の実施例では、サーバ10において検索処理を実行することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、不図示の検索サーバにおいて、検索処理を実行するようにしてもよい。
【0188】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、検索キーワード検索要求情報を受信すると、受信した検索キーワード検索要求情報に基づく検索クエリを検索サーバに送信する。そして、検索サーバから、限定ではなく例として、検索結果のURLを受信すると、サーバ10の制御部11は、受信したURLを含む検索結果情報を端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0189】
なお、同様にしてコンテンツキーワード解析処理を検索サーバにおいて実行するようにしてもよい。また、関連キーワード解析処理を検索サーバにおいて実行するようにしてもよい。すなわち、サーバ10は、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理と、検索処理とのうち、任意の処理を検索サーバに処理要求し、検索サーバにおける処理結果を受信すると、処理結果に基づいてサーバ10における処理を継続するようにしてもよい。
【0190】
<第1変形例(2)>
上記の実施例では、サーバ10の制御部11は、コンテンツ送信要求情報を受信すると、コンテンツキーワード解析処理が実行されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、コンテンツ情報に対するユーザ操作に基づいて、コンテンツキーワード解析処理が実行されることとしてもよい。
【0191】
図1-9は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-9左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるトークルーム画面の別例である。この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、メッセージコンテンツMCT1からメッセージコンテンツMCT3のメッセージコンテンツに対するコンテンツキーワード解析処理は実行されていない。
【0192】
限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1がホールド(長押し)操作され、メッセージコンテンツMCT1に対する操作を行うためのコンテンツ編集メニューCEM1が表示されている。そして、限定ではなく例として、コンテンツ編集メニューCEM1において、「検索」メニューボタンがタップされると、限定ではなく例として、図1-9中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0193】
この画面では、メッセージコンテンツMCT1においてコンテンツキーワード「ロックフェス」が検出されたことに基づいて、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKWRが画面下部からせり上がり表示されるように構成されている。
また、メッセージコンテンツMCT1では、コンテンツキーワード「ロックフェス」は強調表示されていない。
【0194】
なお、本例とは異なり、メッセージコンテンツMCT1において、検出されたコンテンツキーワード「ロックフェス」を強調表示するようにしてもよい。
また、図1-7と同様に、関連キーワード情報表示領域をコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと関連付けて表示するようにしてもよい。
【0195】
限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKWRの関連キーワード「タイムテーブル」がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-9右側のトークルーム画面に表示が変わる。この画面は、図1-7右側の画面と同様の画面である。
【0196】
なお、関連キーワード情報表示領域RKWRは、トークルーム画面に重畳して表示させることに限定されない。限定ではなく例として、メッセージアプリケーションの別画面(限定ではなく例として、関連検索画面)や、メッセージアプリケーションからの通知として表示させるようにしてもよい。
【0197】
また、関連キーワード情報表示領域RKWRは、図1-7左側のメッセージコンテンツMCT1において、コンテンツキーワード「ロックフェス」をタップすると、せり上がり表示されるようにしてもよい。この場合、メッセージコンテンツMCT1の下に関連キーワード情報表示領域RKW1を表示させないようにしてもよい。
【0198】
また、検索結果情報表示領域SRR1は、トークルーム画面に重畳して表示させることに限定されない。限定ではなく例として、メッセージアプリケーションの別画面(限定ではなく例として、関連検索結果画面)や、メッセージアプリケーションからの通知として表示させるようにしてもよい。
【0199】
本変形例は、上記の第1情報は、チャットルームにおいてコンテンツが表示される第1領域とは異なる第2領域に表示される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が、チャットルームにおけるコンテンツが表示される第1領域とは異なる第2領域に表示されることによって、限定ではなく例として、コンテンツが阻害されないようにし、端末のユーザがコンテンツと第1情報とを容易に区別可能とすることができる。
【0200】
また、本変形例は、上記の第1情報は、第1コンテンツに関連付けて表示部24に表示されない構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が、第1コンテンツに関連付けて表示されないことによって、限定ではなく例として、第1コンテンツの視認性が第1情報によって阻害されないようにすることができる。
【0201】
なお、上記の第1情報は、第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれるテキスト(限定ではなく、文章または単語の一例)と関連付けて、上記の第2領域に表示されるようにするなどしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報と、この第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれる文章または単語との関係性を、端末のユーザが容易に把握できるようにすることができる。
【0202】
また、上記において、端末20は、第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれるテキスト(限定ではなく、文章または単語の一例)の表示態様を変更しないようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれる文章または単語の表示態様が変更されないことで、違和感のない第1コンテンツの表示を実現できる。
なお、この場合、限定ではなく例として、上記のように、第1コンテンツに関連する第1情報が、第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれるテキスト(限定ではなく、文章または単語の一例)と関連付けて第2領域に表示されるようにするなどすることで、第1情報の選択に用いられた、第1コンテンツに含まれる文章または単語を、端末のユーザが把握しづらくなるような事態が生ずることを防止できる。
【0203】
<第1変形例(3)>
上記の実施例では、サーバ10においてコンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、端末20においてコンテンツキーワード解析処理または関連キーワード解析処理、もしくはその両方を実行することとしてもよい。
【0204】
本変形例では、端末20の記憶部21に、検索エンジンで用いられる検索インデックスデータ、または検索インデックスデータのサブセットが記憶されることとしてもよい。
【0205】
図1-10は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。なお、端末20Bの制御部21が実行する処理については、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21と同様に実行可能であるため省略する。
【0206】
通信I/F14によって端末20からコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、コンテンツ送信要求情報に基づいて、コンテンツ情報を通信I/F14によって端末20Aと端末20Bとに送信する(S135)。このコンテンツ情報には、コンテンツキーワード情報は含まれていない。
【0207】
通信I/F22によってサーバ10からコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード解析処理を実行する(A125)。
【0208】
コンテンツキーワードが検出されると、端末20Aの制御部21は、検出されたコンテンツキーワードに関するコンテンツキーワード情報を含むコンテンツ情報を表示部24に表示させる(A140)。
【0209】
そして、端末20Aの制御部21は、関連キーワード解析処理を実行する(A145)。
【0210】
関連キーワードが決定されると、端末20Aの制御部21は、決定された1以上の関連キーワードを含む関連キーワード情報を表示部24に表示させる(A150)。
【0211】
限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、入出力部23に対する入力に基づいて、コンテンツ情報のコンテンツキーワードと、関連キーワード情報の関連キーワードとを用いて検索を行うための関連キーワード検索要求を受け付ける(A155)。
【0212】
すると、端末20Aの制御部21は、受け付けたコンテンツキーワードと関連キーワードとを検索クエリとする検索処理を実行する(A165)。
【0213】
そして、端末20Aの制御部21は、検索処理で取得されたURLを含む検索結果情報を表示部24に表示させる(A170)。
【0214】
なお、端末20Aの制御部21は、URLを取得すると、限定ではなく例として、URLに対してHTTPリクエストを行い、ウェブサイトのレスポンスを含む検索結果情報を表示部24に表示させるようしてもよい。
【0215】
なお、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード解析処理を実行すると、検出されたコンテンツキーワードに関するコンテンツキーワード情報を通信I/F22によって端末20Bに送信するようにしてもよい。そして、端末20Bの制御部21は、端末20Aからコンテンツキーワード情報を受信すると、サーバ10から受信したコンテンツ情報と、コンテンツキーワード情報とに基づいて、限定ではなく例として、コンテンツキーワードを強調表示させるようにしてもよい。
【0216】
また、端末20Aの制御部21は、関連キーワード解析処理を実行すると、決定された関連キーワードを含む関連キーワード情報を通信I/F22によって端末20Bに送信するようにしてもよい。そして、端末20Bの制御部21は、端末20Aから関連キーワード情報を受信すると、受信した関連キーワード情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0217】
また、端末20Aの制御部21は、検索処理を実行すると、限定ではなく例として、検索クエリと、検索クエリに基づく検索結果情報とを通信I/F22によって端末20Bに送信するようにしてもよい。
端末20Bの制御部21は、端末20Aから検索クエリと検索結果情報を受信すると、限定ではなく例として、検索クエリと検索結果情報とを表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0218】
また、限定ではなく例として、端末20の制御部21は、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行し、関連キーワード検索要求を受け付けると、受け付けた関連キーワード検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10において検索処理を実行するようにしてもよい。
【0219】
また、図1-10では、端末20の制御部21は、コンテンツ情報受信後にコンテンツキーワード解析処理と関連キーワード解析処理とを実行することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、端末20の制御部21は、コンテンツ送信要求情報送信時にコンテンツキーワード解析処理と関連キーワード解析処理とを実行するようにしてもよい。
【0220】
図1-11は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。なお、端末20Bの制御部21が実行する処理については、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21と同様に実行可能であるため省略する。
【0221】
限定ではなく例として、端末20Aの入出力部23に対する入力に基づいて、トークルームにメッセージを送信することが選択されると、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、送信するメッセージのテキストを含む送信コンテンツを受け付ける(A115)。
【0222】
すると、端末20Aの制御部21は、受け付けた送信コンテンツに対するコンテンツキーワード解析処理を実行する(A125)。
【0223】
そして、端末20Aの制御部21は、検出されたコンテンツキーワードに対する関連キーワード解析処理を実行する(A145)。
【0224】
コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行すると、端末20Aの制御部21は、検出されたコンテンツキーワードに関するコンテンツキーワード情報と、決定された関連キーワードを含む関連キーワード情報と、トークルームIDと、送信するメッセージのテキストを含むコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A135)。
【0225】
通信I/F14によって端末20Aからコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、コンテンツ送信要求情報に基づくテキストと、コンテンツキーワード情報と、関連キーワード情報とを含むコンテンツ情報を通信I/F14によって端末20Aと端末20Bとに送信する(S137)。
【0226】
通信I/F22によってサーバ10からコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したコンテンツ情報を表示部24に表示させる(A140)。
【0227】
なお、図1-10と図1-11とにおいて、第1変形例(1)を参酌し、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理と、検索処理との一部または全部の処理を、不図示の検索サーバにおいて実行するようにしてもよい。
【0228】
また、図1-10と図1-11とにおいて、限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを端末20において実行し、検索処理をサーバ10または検索サーバにおいて実行する場合、限定ではなく例として、端末20に記憶される検索インデックスデータをシンプルで記憶容量が少なく済むレコード単位転置インデックス、サーバに記憶される検索インデックスデータをフレーズ検索等多様な機能を有するが記憶容量を多く必要な単語単位転置インデックスとしてもよい。
【0229】
本変形例は、少なくとも他の端末20(限定ではなく、第1端末の一例)との間で送受信されたコンテンツを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)を表示する端末20は、このトークルームを表示部24に表示し、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる一のコンテンツ(限定ではなく、第1コンテンツの一例)に基づいて、その第1コンテンツに関連する関連キーワード情報等の情報(限定ではなく、第1コンテンツに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う。そして、端末20は、表示した第1情報に対する端末20のユーザによる入力により、その第1情報に基づく検索結果を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、少なくとも第1端末との間で送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末が、第1端末との間で送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、その第1コンテンツに関連する第1情報を表示部に表示することによって、第1情報を端末のユーザに知らせることができる。また、その第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1情報に基づく第1検索結果を表示部に表示することによって、第1情報に基づく第1検索結果を端末のユーザに知らせることができる。
【0230】
<第1変形例(4)>
上記の実施例では、端末20Aと端末20Bとでは共通のコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とが表示されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とにおいて、それぞれの端末20のユーザ情報(限定ではなく例として、アカウント登録データ153のその他登録情報に記憶されるユーザの住所や性別、年齢、趣味、公式アカウントとの友だち関係、購買履歴、閲覧履歴等)を用いて最適化を行うようにしてもよい。
【0231】
限定ではなく例として、コンテンツキーワード「ロックフェス」に対する関連キーワードとして、トーク履歴や行動履歴に基づいて、食べることが好きと推測されたユーザA.Aには「会場グルメ」、「屋台」といった関連キーワードを決定し、音楽フェスティバルに興味がなく、「ロックフェス」の会場近くに住むユーザB.Bには「渋滞予測」、「混雑」といった関連キーワードを決定するようにしてもよい。
【0232】
なお、検索処理において、検索クエリに基づいて検索結果が定まることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、検索処理において、検索クエリと、関連キーワード検索要求情報を送信した(関連キーワードを選択した)端末20のユーザ情報とに基づいて、検索エンジンの検索スコアを算出し、検索結果のURLを求めるようにしてもよい。
【0233】
本変形例は、第1情報は、第1コンテンツと端末20のユーザのユーザ情報とに関連する情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、送受信されたコンテンツのうち、送受信されたコンテンツに含まれる第1コンテンツに基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報であって、第1コンテンツと端末のユーザのユーザ情報とに関連する情報を含む第1情報を、端末のユーザに提示することができる。
【0234】
<第1変形例(5)>
上記の実施例では、コンテンツ送信要求情報には、トークルームIDと、トークルームに送信するメッセージのテキストとが含まれることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、コンテンツ送信要求情報に、トークルームIDと、トークルームに送信する画像(限定ではなく例として、スタンプや絵文字、写真等)または音声や音楽を含めるようにしてもよい。
【0235】
コンテンツ送信要求情報に画像が含まれる場合、コンテンツキーワード解析処理において、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、画像解析を実行し、画像と紐づけられるラベル(画像認識結果)をキーワードとするようにしてもよい。
【0236】
また、コンテンツ送信要求情報に音声や音楽が含まれる場合、コンテンツキーワード解析処理において、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、音声認識または楽曲認識を実行し、認識結果をキーワードとするようにしてもよい。
【0237】
本変形例は、第1情報は、第1コンテンツとしての画像、音声、音楽等に基づき選択された情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツとしての画像、音声、音楽等に基づき選択された情報を含む第1情報を、端末のユーザに提示することができる。
【0238】
<第1変形例(6)>
上記の実施例では、トークルーム画面の例として、1対1トークルームの場合について例示したが、これに限定されない。コンテンツキーワードと、コンテンツキーワードの関連キーワードとを表示するトークルームは、グループトークルームとしてもよいし、OAトークルームとしてもよい。
【0239】
<第2実施例>
第1実施例では、端末20のユーザがトークルームにメッセージを送信(投稿)すると、送信されたメッセージから自動的にコンテンツキーワードと関連キーワードとを決定し、トークルームに表示する例を例示した。
第2実施例は、限定ではなく例として、トークルームにおいて、コンテンツキーワードと関連キーワードとを表示するか否かを選択可能である実施例である。
【0240】
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0241】
<表示画面>
図2-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0242】
図2-1左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。
この画面では、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の左下側に、メッセージコンテンツから検出されたコンテンツキーワードと、コンテンツキーワードの関連キーワードとを表示するか否かを切り替えるための関連検索切り替えボタンRSB1が表示されるように構成されている。
関連検索切り替えボタンRSB1では、現在の設定がコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示しない設定であることに基づいて、「SEARCH OFF」の文字が表示されている。
【0243】
また、この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、メッセージコンテンツMCT1と、メッセージコンテンツMCT2と、メッセージコンテンツMCT3とに加えて、「ロックフェス」にユーザA.Aの推しであるアーティスト「DJ L.L」が出演することを喜ぶメッセージコンテンツMCT4と、ユーザB.Bがフェスの帰りに「XX温泉」に寄ることを希望するメッセージコンテンツMCT5と、ユーザA.Aが温泉に寄ることに同意するメッセージコンテンツMCT6とが表示されている。
【0244】
これらのメッセージコンテンツMCT1~メッセージコンテンツMCT6では、関連検索切り替えボタンRSB1においてコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示しない設定がされていることに基づいて、メッセージコンテンツ内のコンテンツキーワード強調表示や、コンテンツキーワードの関連キーワードは表示されていない。
【0245】
限定ではなく例として、ユーザによって関連検索切り替えボタンRSB1がタップされると、限定ではなく例として、図2-1中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面において、関連検索切り替えボタンRSB1では、現在の設定がコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示する設定に変わったことに基づいて、「SEARCH ON」の文字が表示されている。
【0246】
すると、メッセージコンテンツMCT1において、テキスト中からコンテンツキーワード「ロックフェス」が検出されたことにより、「ロックフェス」の文字が強調表示されている。
そして、メッセージコンテンツMCT1の下には、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1が表示されている。
【0247】
また、メッセージコンテンツMCT4において、テキスト中からコンテンツキーワード「DJ L.L」が検出されたことにより、「DJ L.L」の文字が強調表示されている。
そして、メッセージコンテンツMCT4の下には、コンテンツキーワード「DJ L.L」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW2が表示されている。
この例では、関連キーワード情報表示領域RKW2には、限定ではなく例として、「新曲」と「ライブ」と「ディスコグラフィ」という3つの関連キーワードが表示されている。
【0248】
また、メッセージコンテンツMCT5において、テキスト中からコンテンツキーワード「XX温泉」が検出されたことにより、「XX温泉」の文字が強調表示されている。
そして、メッセージコンテンツMCT5の下には、コンテンツキーワード「XX温泉」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW3が表示されている。
この例では、関連キーワード情報表示領域RKW3には、限定ではなく例として、「泉質」と「地図」と「宿泊予約」という3つの関連キーワードが表示されている。
【0249】
各関連キーワード情報表示領域において、限定ではなく例として、「チケット購入」と「宿泊予約」との関連キーワードがグレーアウトの表示態様で表示されている。これは、限定ではなく例として、検索クエリとして「ロックフェス チケット購入」とした検索処理結果と、検索クエリとして「XX温泉 宿泊予約」とした検索処理結果とに、限定ではなく例として、支払いサービスによる金銭の支払いを行う導線が含まれることに基づく。
この例では、あるコンテンツに関連する複数の関連キーワードにおいて、支払いサービスによる金銭の支払いを行う導線に基づく関連キーワードを、それ以外の関連キーワードとは属性が異なる情報として扱い(情報としての性質や特徴が異なると捉えてもよい。)、この属性が異なる情報(この例では、支払いサービスによる金銭の支払いを行う導線に基づく関連キーワード)を、それ以外の関連キーワードとは異なる表示態様で表示させている。
【0250】
なお、各関連キーワード情報表示領域において、関連キーワードの表示態様を変化させる検索処理結果として、限定ではなく例として、以下の検索結果を含めるようにしてもよい。
・外部アプリケーション(限定ではなく例として、支払いアプリケーションや、後述するチケット管理アプリケーション、グルメ情報アプリケーション等)の呼び出しを伴う検索結果
・ニュースキュレーションサイトへの遷移を伴う検索結果
・動画投稿サイトへの遷移を伴う検索結果
【0251】
また、各関連キーワード情報表示領域における関連キーワードの表示態様変化として、限定ではなく例として、支払いサービスによる金銭の支払いを行う導線が含まれる関連キーワード(金銭が絡むと言ってもよい。)と、金銭の支払いを行う導線が含まれない関連キーワード(金銭が絡まないと言ってもよい。)との表示色を変えるようにしてもよい。
【0252】
限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「チケット購入」がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図2-1右側のチケット管理アプリケーションのチケット購入画面に表示が変わる。
【0253】
この画面では、画面最上部中央には、チケット管理アプリケーションの名称として「Ticket App」の文字が表示されるように構成されている。
また、限定ではなく例として、メッセージングサービスのアカウント情報を用いてチケット管理アプリケーションへの認証が行われたことに基づいて、画面最上部右には、この端末20Aのユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されている。
【0254】
また、その下には、チケット購入画面であることを示す文字が表示されている。
【0255】
その下には、検索処理で取得されたURLに基づくチケット管理アプリケーションのリダイレクト先である「ロックフェス2023」のチケット購入画面が表示されている。
【0256】
なお、コンテンツキーワードと関連キーワードとの表示/非表示設定は、関連検索切り替えボタンRSB1に限定されない。限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションのユーザ設定画面から、指定したトークルームにおいてコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示する設定ができるようにしてもよい。また、ユーザ設定画面から、全てのトークルームについて、一括してコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示する設定ができるようにしてもよい。
【0257】
<処理>
本実施例における処理は、限定ではなく例として、2つのパターンに分けることができる。
・パターン1:コンテンツキーワードと関連キーワードとの表示をしない設定である場合、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行しない。
・パターン2:コンテンツキーワードと関連キーワードとの表示をしない設定である場合、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行するが、コンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを端末20の表示部24に表示させない。
【0258】
なお、以下では、コンテンツキーワードと関連キーワードとの表示を行わない設定を「関連検索オフ」と、コンテンツキーワードと関連キーワードとの表示を行う設定を「関連検索オン」と、それぞれ称する。
【0259】
パターン1の場合、限定ではなく例として、図1-8において、サーバ10の制御部11は、「関連検索オフ」である場合、S120と、S140~S170のステップを省略する。そして、サーバ10の制御部11は、S130のステップにおいて、コンテンツキーワード情報を含まないコンテンツ情報を端末20に送信する。
「関連検索オン」である場合、サーバ10の制御部11は、S120と、S140~S170のステップとを実行する。
【0260】
なお、「関連検索オフ」から「関連検索オン」に設定が変わった場合、サーバ10の制御部11は、「関連検索オフ」であった期間に端末20から受信したコンテンツ送信要求情報に対しても、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行し、コンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを端末20に送信するようにしてもよい。そして、端末20の制御部21は、サーバ10からコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを受信すると、予め受信したコンテンツ情報と関連付けて表示させるようにしてもよい。
【0261】
また、パターン1の場合、限定ではなく例として、図1-10において、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」である場合、A125と、A145~A170のステップを省略する。そして、端末20Aの制御部21は、A140のステップにおいて、コンテンツキーワード情報を含まないコンテンツ情報を表示部24に表示させる。
「関連検索オン」である場合、端末20Aの制御部21は、A125と、A145~A170のステップを実行する。
【0262】
なお、「関連検索オフ」から「関連検索オン」に設定が変わった場合、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」であった期間にサーバ10から受信したコンテンツ情報に対しても、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行し、コンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0263】
また、パターン1の場合、限定ではなく例として、図1-11において、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」である場合、A125と、A145と、A150~A170のステップを省略する。そして、端末20Aの制御部21は、A135のステップにおいて、コンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを含まないコンテンツ送信要求情報をサーバ10に送信する。
「関連検索オン」である場合、端末20Aの制御部21は、A125と、A145と、A150~A170のステップを実行する。
【0264】
なお、「関連検索オフ」から「関連検索オン」に設定が変わった場合、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」であった期間に受け付けた送信コンテンツに対しても、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行し、コンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とをサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、受信したコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを各端末20に送信するようにしてもよい。そして、端末20の制御部21は、サーバ10からコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とを受信すると、予め受信したコンテンツ情報と関連付けて表示させるようにしてもよい。
【0265】
パターン2の場合、限定ではなく例として、図1-8において、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」である場合、A140のステップにおいて、コンテンツキーワード情報を含まないコンテンツ情報を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、A150~A170のステップを省略する。なお、端末20Aの制御部21は、受信したコンテンツ情報とコンテンツキーワード情報とを記憶部28に記憶させるようにしてもよい。
「関連検索オン」である場合、端末20Aの制御部21は、A140~A170のステップを実行する。
【0266】
なお、「関連検索オフ」から「関連検索オン」に設定が変わった場合、端末20Aの制御部21は、「関連検索オフ」であった期間に受信したコンテンツ情報とコンテンツキーワード情報とを予め受信したコンテンツ情報と関連付けて表示させるようにしてもよい。
【0267】
また、パターン2の場合、限定ではなく例として、図1-10において、端末20Aの制御部21は、A140のステップにおいて、コンテンツキーワード情報を含まないコンテンツ情報を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、A150~A170のステップを省略する。なお、端末20Aの制御部21は、解析したコンテンツ情報とコンテンツキーワード情報とを記憶部28に記憶させるようにしてもよい。
「関連検索オン」である場合、端末20Aの制御部21は、A140~A170のステップを実行する。
【0268】
また、パターン2の場合、図1-11においても同様に処理を実行するようにしてもよい。
【0269】
<第2実施例の効果>
本実施例は、端末20が、第1コンテンツに対する端末20のユーザによる入力に基づいて、第1情報の表示および非表示の制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに対する端末のユーザの入力に基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報の表示および非表示の制御を行うことによって、端末のユーザの意に沿った第1情報の表示および非表示を実現することができる。
【0270】
また、本実施例は、端末20が、第1コンテンツに関連する一の関連キーワード情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)を表示部24に表示する他、第1コンテンツに関連する別の関連キーワード情報等の情報(限定ではなく、第1コンテンツに関連する第2情報の一例)を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う。この場合、端末20は、第1情報と第2情報との情報の属性が異なる場合、第1情報と第2情報との表示態様を異ならせる制御を制御部21によって行う行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報と、第1コンテンツに関連する第2情報との情報の属性が異なる場合、第1情報と第2情報との表示態様を異ならせることによって、第1情報と第2情報とが属性が異なる情報であることを、端末のユーザに認識させることができる。
【0271】
<第2変形例(1)>
上記の実施例では、全てのコンテンツキーワードの関連キーワードについて一括して表示または非表示とすることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、選択された個別のコンテンツキーワードの関連キーワードに関する表示選択を実行するようにしてもよい。
【0272】
図2-2は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-2左側は、限定ではなく例として、図2-1左側のトークルーム画面の別例である。
【0273】
この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、メッセージコンテンツMCT1と、メッセージコンテンツMCT4と、メッセージコンテンツMCT5とにおける、各コンテンツキーワードがそれぞれ強調表示されている。しかし、各コンテンツキーワードの関連キーワードは表示されていない。
また、この画面では、コンテンツ表示領域TR1に関連検索切り替えボタンRSB1が表示されていない。
【0274】
なお、本例とは異なり、関連検索切り替えボタンRSB1を表示させ、各コンテンツキーワードの表示/非表示を制御できるようにしてもよい。
【0275】
限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1におけるコンテンツキーワード「ロックフェス」がタップされると、限定ではなく例として、図2-2中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT1の下には、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1が挿入され表示されている。
【0276】
限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT5におけるコンテンツキーワード「XX温泉」がタップされると、限定ではなく例として、図2-2右側のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT5の下には、コンテンツキーワード「XX温泉」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW3が挿入され表示されている。
また、関連キーワード情報表示領域RKW1が非表示となり、メッセージコンテンツMCT1とメッセージコンテンツMCT2とが詰めて表示されている。
【0277】
なお、本例とは異なり、関連キーワード情報表示領域RKW1は関連キーワード情報表示領域RKW3の表示に伴い自動的に非表示とならないようにしてもよい。そして、限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1におけるコンテンツキーワード「ロックフェス」が再度タップされると、関連キーワード情報表示領域RKW1が非表示となり、メッセージコンテンツMCT1とメッセージコンテンツMCT2とが詰めて表示されるようにしてもよい。
【0278】
また、図2-2左側のトークルーム画面において、限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1におけるコンテンツキーワード「ロックフェス」がタップされると、「ロックフェス」から吹き出しがポップアップ表示され、そのポップアップ表示内にコンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するようにしてもよい。限定ではなく例として、再度メッセージコンテンツMCT1におけるコンテンツキーワード「ロックフェス」がタップされると、吹き出しが非表示になり、関連キーワードも消えるようにしてもよい。
【0279】
このように、表示を行う関連キーワードをユーザが個別に選択可能とすることで、限られた表示領域内に多数の関連キーワード情報表示領域があふれることを防ぐことができ、メッセージコンテンツを通じたやりとりの流れを把握しやすい状態で、適切にユーザが関心を持つコンテンツキーワードの関連キーワードを表示させることができる。
【0280】
<第2変形例(2)>
上記の実施例では、コンテンツキーワード解析処理においてメッセージコンテンツから自動的にコンテンツキーワードを検出することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、ユーザのタイプミス等でコンテンツキーワード解析処理においてコンテンツキーワードが検出されなかった場合、候補となるコンテンツキーワードを提示してユーザに選択させるようにしてもよい。
【0281】
図2-3~図2-4は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-3左側は、限定ではなく例として、図2-1左側のトークルーム画面の別例である。
【0282】
この画面では、コンテンツ表示領域TR1には、ユーザB.Bが「ロックフェス」を「ロッケフェス」とタイプミスした状態で送信したメッセージコンテンツMCT0と、メッセージコンテンツMCT2とが表示されている。
また、ユーザA.Aは「ロッケフェス」という単語が理解できないため、その後のメッセージのやり取りが行われていない。
【0283】
限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT0内のテキスト「ロッケフェス」がユーザによってドラッグ操作され領域選択されると、限定ではなく例として、図2-3中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0284】
この画面では、メッセージコンテンツMCT0内で領域選択されたテキストに対する操作を行うテキスト選択メニューTEM1が、限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT0上方に表示されている。そして、限定ではなく例として、テキスト選択メニューTEM1において、領域選択されたテキストを指定して選択されたテキストと類似するコンテンツキーワードを検出するための「検索」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、コンテンツキーワード提示領域KSR1がポップアップ表示される。
【0285】
コンテンツキーワード提示領域KSR1には、限定ではなく例として、「ロッケフェス」から推測されるコンテンツキーワードの候補として、「コロッケフェスティバル」と「ロックフェス」とが表示されている。
【0286】
限定ではなく例として、コンテンツキーワード提示領域KSR1において、コンテンツキーワードの候補から「ロックフェス」が選択され、タップされると、限定ではなく例として、図2-3右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0287】
この画面では、メッセージコンテンツMCT0内のテキスト「ロッケフェス」がコンテンツキーワード「ロックフェス」として検出されたことに基づいて、テキスト「ロッケフェス」が強調表示されている。また、その下には、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードが関連キーワード情報表示領域RKW1に表示されている。
【0288】
また、ユーザA.Aが文脈を理解したことにより、メッセージのやり取りが継続され、メッセージコンテンツMCT3と、メッセージコンテンツMCT4と、関連キーワード情報表示領域RKW2とが表示されている。
【0289】
限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「チケット購入」がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図2-4左側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0290】
この画面では、画面下部から検索結果情報表示領域SRR2がせり上がり表示されるように構成されている。
検索結果情報表示領域SRR2には、限定ではなく例として、コンテンツキーワード「ロックフェス」と選択された関連キーワード「チケット購入」との検索結果として、限定ではなく例として、スコアが高い順に複数のウェブページへのリンク先と、リンク先の情報(タイトルや要約等)とが表示されている。
【0291】
検索結果情報表示領域SRR2における複数のリンク先から、ユーザは任意のリンク先(この場合、ロックフェスのチケット購入先)を選択することが可能となる。
【0292】
限定ではなく例として、検索結果情報表示領域SRR2において「チケットショップ」のリンク先がタップされると、限定ではなく例として、リンク先のURLからリダイレクトされたチケット管理アプリケーションが起動し、限定ではなく例として、図2-4右側のチケット管理アプリケーションのチケット購入画面に表示が変わる。
この画面は、限定ではなく例として、図2-1右側のチケット購入画面と同様の画面である。
【0293】
本変形例における処理は、限定ではなく例として、以下のようにしてもよい。
限定ではなく例として、図1-8において、端末20Aの制御部21は、コンテンツ情報を表示すると(A140)、入出力部23に対する入力に基づいて、限定ではなく例として、コンテンツ情報の一部または全部からコンテンツキーワード候補を求めることを要求するコンテンツキーワード候補要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。
【0294】
端末20Aからコンテンツキーワード候補要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信したコンテンツキーワード候補要求情報に基づいて、コンテンツキーワード候補解析処理を実行する。
コンテンツキーワード候補解析処理において、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード候補要求情報のテキストから類語検索や表記ゆれ検索、文章校正処理等を実行し、1以上のコンテンツキーワード候補を決定する。
【0295】
そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード候補を含むコンテンツキーワード候補情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する。
【0296】
通信I/F22によってサーバ10からコンテンツキーワード候補情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したコンテンツキーワード候補情報を表示部24に表示させる。そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード候補情報に対するユーザ操作に基づいて、コンテンツキーワード候補から選択されたコンテンツキーワードを含むコンテンツキーワード決定情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。
【0297】
通信I/F14によって端末20Aからコンテンツキーワード決定情報を受信すると、サーバ10の制御部21は、受信したコンテンツキーワード決定情報に含まれるコンテンツキーワードに基づいて、S130以降の処理を実行する。
【0298】
なお、コンテンツキーワード候補解析処理において決定されたコンテンツキーワード候補が1つであった場合、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード候補情報を端末20Aに送信しなくてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード候補解析処理において決定されたコンテンツキーワード候補に基づいて、S130以降の処理を実行するようにしてもよい。
【0299】
また、コンテンツキーワード候補要求情報は、限定ではなく例として、複数のコンテンツ情報(複数のメッセージコンテンツ)にまたがって選択可能としてもよい。限定ではなく例として、端末20Aの表示部24に表示されているトークルーム画面内のすべてのメッセージコンテンツから、コンテンツキーワード候補を決定できるようにしてもよい。
【0300】
限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理において所定数のメッセージコンテンツからコンテンツキーワードが検出されなかった場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードが検出されなかったメッセージコンテンツに対してコンテンツキーワード候補解析処理を実行し、無理矢理コンテンツキーワードを決定するようにしてもよい。
【0301】
なお、端末20において、コンテンツキーワード候補解析処理を実行するようにしてもよい。
【0302】
<第3実施例>
第2実施例では、各々のコンテンツキーワードについて、独立して関連キーワードを決定する例について例示した。
第3実施例は、後から検出されたコンテンツキーワードに基づいて、先に検出されたコンテンツキーワードの関連キーワードが変更される実施例である。
【0303】
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0304】
<表示画面>
図3-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0305】
図3-1左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。
この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、メッセージコンテンツMCT1と、メッセージコンテンツMCT2と、メッセージコンテンツMCT3とが表示されている。また、メッセージコンテンツMCT1の下には、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1が表示されている。
【0306】
限定ではなく例として、ユーザによってメッセージコンテンツが入力され、送信されると、限定ではなく例として、図3-1中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT3の下に、メッセージコンテンツMCT4が表示されている。そして、メッセージコンテンツMCT4では、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」が強調表示されている。
【0307】
そして、関連キーワード情報表示領域RKW1では、コンテンツキーワード「ロックフェス」と、新たに検出されたコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、更新された関連キーワードが表示されている。この画面では、更新された関連キーワードとして、「出演アーティスト」と、「最終日」と、「チケット購入」とが表示されている。限定ではなく例として、関連キーワード「最終日」は、「ロックフェス」におけるアーティスト「DJ L.L」の出演日がフェス最終日であることに基づく。
【0308】
また、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の上部には、関連キーワード情報表示領域RKW1において関連キーワードが変更されたことを示す関連キーワード変更情報RKC1が表示されている。
【0309】
なお、関連キーワード変更情報RKC1は、限定ではなく例として、関連キーワードが変更されるきっかけとなったコンテンツキーワード「DJ L.L」を含むメッセージコンテンツMCT4の直上または直下に表示させるようにしてもよい。
【0310】
限定ではなく例として、ユーザによって更にメッセージのやり取りが行われると、限定ではなく例として、図3-1右側のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT4の下に、ユーザB.Bが「ロックフェス」最終日である「8月30日」の参加を勧めるメッセージコンテンツMCT7と、ユーザA.Aが同意するメッセージコンテンツMCT8とが表示されている。そして、メッセージコンテンツMCT7では、メッセージコンテンツMCT7内のコンテンツキーワード「8月30日」が強調表示されている。
【0311】
そして、関連キーワード情報表示領域RKW1では、コンテンツキーワード「ロックフェス」と「DJ L.L」と、新たに検出されたコンテンツキーワード「8月30日」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、更新された関連キーワードが表示されている。この画面では、更新された関連キーワードとして、「8月30日天気」と、「8月30日タイムテーブル」と、「8月30日チケット購入」とが表示されている。
【0312】
また、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の上部には、関連キーワード情報表示領域RKW1において関連キーワードが変更されたことを示す関連キーワード変更情報RKC1が表示されている。
【0313】
限定ではなく例として、関連キーワード「8月30日天気」がタップされると、「ロックフェス」の会場における「8月30日」の天気予報が検索結果として表示される。
また、限定ではなく例として、関連キーワード「8月30日タイムテーブル」がタップされると、「DJ L.L」が出演するステージにおける「8月30日」のタイムテーブルが検索結果として表示される。
また、関連キーワード「8月30日チケット購入」がタップされると、チケット管理アプリケーションにリダイレクトされ、「ロックフェス」の「8月30日」1日券購入画面に表示が変わる。
【0314】
なお、本例とは異なり、関連キーワード変更情報RKC1は表示されないようにしてもよい。
【0315】
なお、メッセージコンテンツにおいてコンテンツキーワードが検出され、関連キーワードが更新されると、コンテンツキーワードが検出されるごとに検出されたメッセージコンテンツと関連付けて関連キーワード情報表示領域を表示させるようにしてもよい。
【0316】
また、メッセージコンテンツにおいてコンテンツキーワードが検出され、関連キーワードが更新されると、最後にコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと関連付けて関連キーワード情報表示領域を表示させ、以前に表示されていた関連キーワード情報表示領域を表示させないようにしてもよい。
【0317】
<処理>
図3-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0318】
端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、図1-11のA115のステップに従って、送信コンテンツ受付処理を実行する。そして、端末20Bの制御部21は、第1のコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(TM110)。なお、本処理は端末20Aにおいて実行するようにしてもよい。
【0319】
通信I/F14によって端末20Bから第1のコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、第1のコンテンツ送信要求情報に基づいて、コンテンツキーワード解析処理を実行し、第1のコンテンツキーワードを検出する(TM120)。
そして、サーバ10の制御部11は、第1のコンテンツキーワード情報を含む第1コンテンツ情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM130)。
【0320】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第1コンテンツ情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM140A・TM140B)。
【0321】
サーバ10の制御部11は、第1のコンテンツキーワードに基づいて、関連キーワード解析処理を実行する。そして、第1のコンテンツキーワードの関連キーワードに関する第1の関連キーワード情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM150)。
【0322】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第1の関連キーワード情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM160A・TM160B)。
【0323】
すると、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード追加判定処理を実行する(TM170)。
コンテンツキーワード追加判定処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されるコンテンツキーワードフラグが「1」であるか否かを判定する。なお、限定ではなく例として、コンテンツキーワードフラグはトークルームごとに用意されるフラグであり、初期値として「0」をとる。
【0324】
コンテンツキーワードフラグが「1」でないと判定する場合、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード追加判定処理結果を不成立と判定する(TM180)。
そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードフラグを「1」にセットする。
【0325】
次いで、端末20Aの制御部21は、送信コンテンツ受付処理を実行する。そして、端末20Aの制御部21は、第2のコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(TM190)。なお、本処理は端末20Bにおいて実行するようにしてもよい。
【0326】
通信I/F14によって端末20Aから第2のコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、第2のコンテンツ送信要求情報に基づいて、コンテンツキーワード解析処理を実行し、第2のコンテンツキーワードを検出する(TM200)。
そして、サーバ10の制御部11は、第2のコンテンツキーワード情報を含む第2コンテンツ情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM210)。
【0327】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第2コンテンツ情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM220A・TM220B)。
【0328】
サーバ10の制御部11は、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理を実行する。そして、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとの関連キーワードに関する第2の関連キーワード情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM230)。
【0329】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第2の関連キーワード情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM240A・TM240B)。
【0330】
サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード追加判定処理を実行する(TM250)。
コンテンツキーワードフラグが「1」であると判定する場合、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード追加判定処理結果を成立と判定する。
すると、サーバ10の制御部11は、関連キーワードが変更されたことを示す関連キーワード変更情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM260)。
【0331】
コンテンツキーワードフラグは、関連キーワード解析処理において、以前のコンテンツキーワード解析処理において検出されたコンテンツキーワードと、直前のコンテンツキーワード解析処理において検出されたコンテンツキーワードとが解析対象となる場合、「1」をとるフラグであると言ってもよい。
【0332】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、関連キーワード変更情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM270A・TM270B)。
【0333】
なお、コンテンツキーワードフラグは、限定ではなく例として、コンテンツキーワードフラグは、チャット開始処理が実行されると(ユーザによってトークルーム画面が開かれると)、「0」にリセットされるようにしてもよい。
【0334】
図3-3は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの別例を示すタイミングチャートである。本処理は、端末20においてコンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを行う場合の処理の一例である。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。なお、端末20Bの制御部21が実行する処理については、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21と同様に実行可能であるため省略する。
【0335】
サーバ10の制御部11は、端末20Aまたは端末20Bから第1のコンテンツ送信要求情報を受信すると(TM310)、第1のコンテンツ送信要求情報に基づいて、第1のコンテンツ情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM320)。
【0336】
通信I/F22によってサーバ10から第1のコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、第1のコンテンツ情報に基づいて、コンテンツキーワード解析処理を実行し、第1のコンテンツキーワードを検出する(TM330)。
すると、端末20Aの制御部21は、第1のコンテンツキーワードに基づいて、関連キーワード解析処理を実行する(TM340)。
【0337】
そして、端末20Aの制御部21は、第1のコンテンツキーワードを含む第1のコンテンツ情報と、第1のコンテンツキーワードの関連キーワードに関する第1の関連キーワード情報とを表示部24に表示させる(TM350)。
【0338】
その後、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード追加判定処理を実行する(TM360)。なお、コンテンツキーワードフラグは端末20Aの記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、サーバ10の記憶部15に記憶されるコンテンツキーワードフラグを受信するようにしてもよい。
【0339】
コンテンツキーワードフラグが「1」でないと判定する場合、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード追加判定処理結果を不成立と判定する(TM370)。
そして、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワードフラグを「1」にセットする。
なお、端末20Aの制御部21は、サーバ10にコンテンツキーワードフラグを「1」にセットさせる要求情報を送信するようにしてもよい。
【0340】
次いで、サーバ10の制御部11は、端末20Aまたは端末20Bから第2のコンテンツ送信要求情報を受信すると(TM380)、第2のコンテンツ送信要求情報に基づいて、第2のコンテンツ情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM390)。
【0341】
通信I/F22によってサーバ10から第2のコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、第2のコンテンツ情報に基づいて、コンテンツキーワード解析処理を実行し、第2のコンテンツキーワードを検出する(TM400)。
すると、端末20Aの制御部21は、第1のコンテンツキーワードと、第2のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理を実行する(TM410)。
【0342】
そして、端末20Aの制御部21は、第2のコンテンツキーワードを含む第2のコンテンツ情報と、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとの関連キーワードに関する第2の関連キーワード情報とを表示部24に表示させる(TM420)。
【0343】
すると、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード追加判定処理を実行する(TM430)。
コンテンツキーワードフラグが「1」であると判定する場合、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード追加判定処理結果を成立と判定する(TM440)。
そして、端末20Aの制御部21は、関連キーワード変更情報を表示部24に表示させる(TM450)。
【0344】
なお、端末20の制御部21において、送信コンテンツ受付処理を実行後、コンテンツキーワード解析処理と関連キーワード解析処理とを実行する場合においても、限定ではなく例として、関連キーワード解析処理後にコンテンツキーワード追加判定処理を実行することで、同様に実現可能である。
【0345】
<第3実施例の効果>
本実施例は、端末20は、第1情報が表示部24に表示された後に、トークルームに送受信されたコンテンツに基づいて、第1情報を変更する制御(限定ではなく、第1制御の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が表示部に表示された後に、チャットルームに送受信されたコンテンツに基づいて、この第1情報を変更する第1制御が行われることによって、一旦表示した第1情報を、後から送受信されたコンテンツに基づく第1情報に変更することができる。
【0346】
また、この場合、端末20は、上記の第1情報を変更する制御に基づいて、第1情報が変更されたことを示す情報(限定ではなく、変更情報の一例)を表示部24に表示する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1制御に基づいて、第1コンテンツに関連する第1情報が変更されたことを示す変更情報が表示部に表示されることによって、第1情報が変更された旨を端末のユーザに知らせることができる。
【0347】
<第3変形例(1)>
上記の実施例では、第1のコンテンツキーワードが検出されると、それ以降の関連キーワード解析処理に第1のコンテンツキーワードが影響することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、第1のコンテンツキーワードが検出された後、設定数のメッセージコンテンツがやり取りされる、または、設定時間が経過すると、限定ではなく例として、コンテンツキーワードフラグが「0」にリセットされ、関連キーワード解析処理においてそれ以前のコンテンツキーワードが影響を与えないようにしてもよい。
【0348】
図3-4~図3-5は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0349】
本変形例では、限定ではなく例として、第1のコンテンツキーワードが送信された時点を基準として、設定時間(限定ではなく例として、「1時間」)内に検出されたコンテンツキーワードと、第1のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理が行われることとする。限定ではなく例として、設定時間は、サーバ10のユーザによって設定される時間としてもよい。
なお、これはあくまでも一例であり、この例に限定されるものではない。
【0350】
図3-4左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。本画面は、限定ではなく例として、図3-1左側と同様のトークルーム画面である。
【0351】
限定ではなく例として、ユーザによってメッセージコンテンツが入力され、送信されると、限定ではなく例として、図3-4中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT3の下に、メッセージコンテンツMCT4が表示されている。そして、メッセージコンテンツMCT4では、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」が強調表示されている。
【0352】
関連キーワード情報表示領域RKW1と、関連キーワード情報表示領域RKW2とには、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、新たに検出されたメッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、更新された関連キーワードが表示されている。
【0353】
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の左端には、関連キーワード解析処理において解析対象となったコンテンツキーワードの検出範囲を示すコンテンツキーワード範囲情報KRR1が、グレーアウトの縦帯の表示態様で表示されるように構成されている。
【0354】
この画面では、限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1は、メッセージコンテンツMCT1からメッセージコンテンツMCT4に関連する関連キーワード情報表示領域RKW2まで広がっている。そのため、コンテンツキーワード範囲情報KRR1内に対応して表示される関連キーワード情報表示領域RKW1と、関連キーワード情報表示領域RKW2とに表示される関連キーワードは、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づく関連キーワードであることがわかる。
【0355】
限定ではなく例として、ユーザによって更にメッセージのやり取りが行われると、限定ではなく例として、図3-4右側のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT7の送信時刻「20時44分」が、メッセージコンテンツMCT1の送信時刻「19時23分」よりも1時間以上経過しているため、メッセージコンテンツMCT7内のコンテンツキーワード「8月30日」は、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づいて処理された関連キーワード解析処理結果である関連キーワード情報表示領域RKW1と、関連キーワード情報表示領域RKW2との関連キーワードに影響を与えず、関連キーワード情報表示領域RKW1と、関連キーワード情報表示領域RKW2との関連キーワードは変化しない。
そして、メッセージコンテンツMCT7の下には、メッセージコンテンツMCT7内のコンテンツキーワード「8月30日」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW4が表示されている。関連キーワード情報表示領域RKW4の関連キーワードは、「8月30日」のみに基づく関連キーワードである。
【0356】
また、コンテンツキーワード範囲情報KRR1は、メッセージコンテンツMCT1からメッセージコンテンツMCT4に関連する関連キーワード情報表示領域RKW2まで広がっている。そのため、コンテンツキーワード範囲情報KRR1外に対応して表示される関連キーワード情報表示領域RKW4は、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づいていない関連キーワードであることがわかる。
【0357】
「20時44分」から設定時間内にメッセージコンテンツが送信され、コンテンツキーワードが検出された場合、そのメッセージコンテンツから検出されたコンテンツキーワードと、メッセージコンテンツMCT7内のコンテンツキーワード「8月30日」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、関連キーワードが決定される。
この場合、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の左端に、コンテンツキーワード範囲情報KRR1とは異なる態様(限定ではなく例として、異なる色)で、メッセージコンテンツMCT7から下に広がるコンテンツキーワード範囲情報を表示させるようにしてもよい。
【0358】
なお、設定時間は、入出力部23に対する入力に基づいて、変更可能であるようにしてもよい。
図3-5左側は、図3-4右側と同様のトークルーム画面である。この画面において、限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1がホールド操作(ロングタップ)されると、コンテンツキーワード範囲変更状態となり、限定ではなく例として、図3-5中央のトークルーム画面に画面が変わる。
【0359】
この画面において、コンテンツキーワード範囲情報KRR1は、コンテンツキーワード範囲変更状態であること基づいて、限定ではなく例として、表示態様がグレーアウトから黒に変更されている。
限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1の下端がユーザによってドラッグ操作され、メッセージコンテンツMCT7を含む位置まで変更されると、限定ではなく例として、図3-5右側のトークルーム画面に画面が変わる。
【0360】
この画面では、コンテンツキーワード範囲情報KRR1が変更されたことにより、関連キーワード情報表示領域RKW1と、関連キーワード情報表示領域RKW2と、関連キーワード情報表示領域RKW1とには、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」と、新たに追加されたメッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「8月30日」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、更新された関連キーワードが表示されている。
【0361】
なお、本例とは異なり、関連キーワード情報表示領域は、限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1下端に対応する関連キーワード情報表示領域のみを表示させるようにしてもよい。
限定ではなく例として、図3-5右側では、限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW1と関連キーワード情報表示領域RKW2とを表示させず、関連キーワード情報表示領域RKW4のみを表示させるようにしてもよい。
【0362】
また、逆に、関連キーワード情報表示領域は、限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1上端に対応する関連キーワード情報表示領域のみを表示させるようにしてもよい。
限定ではなく例として、図3-5右側では、限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW4のみを表示させ、関連キーワード情報表示領域RKW1と関連キーワード情報表示領域RKW2とを表示させないようにしてもよい。
【0363】
なお、関連キーワード解析処理に影響を及ぼすコンテンツキーワード検出範囲は、第1のコンテンツキーワードが送信された時点を基準として、設定時間内に検出されたコンテンツキーワードと、第1のコンテンツキーワードとに限定されない。限定ではなく例として、関連キーワード解析処理に影響を及ぼすコンテンツキーワード検出範囲を、第1のコンテンツキーワードが送信された時点を基準として、メッセージ設定数内に送信されたメッセージコンテンツから検出されたコンテンツキーワードと、第1のコンテンツキーワードとしてもよい。
【0364】
限定ではなく例として、メッセージ設定数を「3」とすると、図3-4右側では、第1のコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツMCT1から数えて「3」以内のメッセージコンテンツ(メッセージコンテンツMCT2~メッセージコンテンツMCT4)で検出された1以上のコンテンツキーワード(この例ではメッセージコンテンツMCT4で検出されたコンテンツキーワード)と、メッセージコンテンツMCT1で検出された第1のコンテンツキーワードとに基づいて関連キーワード解析処理が実行され、メッセージコンテンツMCT1~メッセージコンテンツMCT4に関連付けられた関連キーワードがコンテンツキーワード範囲情報に表示される。
【0365】
なお、限定ではなく例として、コンテンツキーワード範囲情報KRR1に対するユーザ操作に基づいて、メッセージ設定数を変更できるようにしてもよい。
【0366】
また、限定ではなく例として、設定時間またはメッセージ設定数は、ユーザ操作に基づいて、直接数値として設定可能であるようにしてもよい。
【0367】
図3-6~図3-7は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すタイミングチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0368】
サーバ10の制御部11は、第1のコンテンツキーワード解析処理を実行すると、コンテンツキーワードタイマが「0」より小さいか否かを判定する。そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマが「0」より小さい場合、コンテンツキーワードタイマを「0」にセットする(TM120)。コンテンツキーワードタイマは、限定ではなく例として、時間経過に従って増加する値である。限定ではなく例として、コンテンツキーワードタイマの初期値は「-1」とする。
【0369】
サーバ10の制御部11は、関連キーワード解析処理に先立ち、コンテンツキーワードタイマ判定処理を実行する(TM510)。
コンテンツキーワードタイマ判定処理において、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマの値が設定時間以内か否か判定する。
なお、コンテンツキーワードタイマ判定処理において、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマの値が設定時間より小さいか否かを判定するようにしてもよい。
【0370】
サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマ判定処理が成立と判定すると(TM520)、第1のコンテンツキーワード解析処理において検出された第1のコンテンツキーワードをコンテンツキーワードスタックに追加する。限定ではなく例として、コンテンツキーワードスタックの初期値は「空」とする。
【0371】
そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードスタックに格納されたコンテンツキーワード(この場合、第1のコンテンツキーワード)に基づいて、関連キーワード解析処理を実行する(TM150)。
【0372】
サーバ10の制御部11は、第2のコンテンツキーワード解析処理を実行すると、コンテンツキーワードタイマが「0」より小さいか否かを判定する。そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマが「0」以上である場合、コンテンツキーワードタイマを操作しない(TM200)。
【0373】
サーバ10の制御部11は、関連キーワード解析処理に先立ち、コンテンツキーワードタイマ判定処理を実行する(TM530)。
サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマ判定処理が成立と判定すると(TM540)、第2のコンテンツキーワード解析処理において検出された第2のコンテンツキーワードをコンテンツキーワードスタックに追加する。
【0374】
そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードスタックに格納されたコンテンツキーワード(この場合、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワード)に基づいて、関連キーワード解析処理を実行する(TM230)。
【0375】
次いで、端末20Bの制御部21は、送信コンテンツ受付処理を実行する。そして、端末20Bの制御部21は、第2のコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(TM550)。なお、本処理は端末20Aにおいて実行するようにしてもよい。
【0376】
通信I/F14によって端末20Bから第3のコンテンツ送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、第3のコンテンツ送信要求情報に基づいて、コンテンツキーワード解析処理を実行し、第3のコンテンツキーワードを検出する。
【0377】
サーバ10の制御部11は、第3のコンテンツキーワード解析処理を実行すると、コンテンツキーワードタイマが「0」より小さいか否かを判定する。そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマが「0」以上である場合、コンテンツキーワードタイマを操作しない(TM560)。
【0378】
そして、サーバ10の制御部11は、第3のコンテンツキーワード情報を含む第3コンテンツ情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM570)。
【0379】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第3コンテンツ情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM580A・TM580B)。
【0380】
サーバ10の制御部11は、関連キーワード解析処理に先立ち、コンテンツキーワードタイマ判定処理を実行する(TM590)。
サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマ判定処理が不成立と判定すると(TM600)、コンテンツキーワードスタックを空に初期化し、第3のコンテンツキーワード解析処理において検出された第3のコンテンツキーワードをコンテンツキーワードスタックに追加する。そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードタイマを「0」にセットする。
【0381】
そして、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワードスタックに格納されたコンテンツキーワード(この場合、第3のコンテンツキーワード)に基づいて、関連キーワード解析処理を実行する。そして、第3のコンテンツキーワードの関連キーワードに関する第3の関連キーワード情報を通信I/F14によって各端末20に送信する(TM610)。
【0382】
端末20Aの制御部21と端末20Bの制御部21とは、第3の関連キーワード情報を受信すると、表示部24に表示させる(TM620A・TM620B)。
【0383】
なお、コンテンツキーワードタイマ判定処理は、限定ではなく例として、図3-3と、図3-6~図3-7とを参酌し、端末20において実行するようにしてもよい。
【0384】
また、関連キーワード解析処理に影響を及ぼすコンテンツキーワード検出範囲をメッセージ設定数で規定する場合、コンテンツキーワードタイマは、限定ではなく例として、サーバ10におけるコンテンツ送信要求情報の受信に伴って増加する値としてもよい。
【0385】
本変形例は、端末20が、第1情報が表示部24に表示された後に、トークルームに送受信されたコンテンツのうち、第2コンテンツ(限定ではなく例として、第1コンテンツとは異なるコンテンツ)が第1情報を変更する制御(限定ではなく、第1制御の一例)に用いられた場合、第2コンテンツに関連付けて変更された第1情報を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が表示部に表示された後に、チャットルームに送受信されたコンテンツのうち、第2コンテンツが第1制御に用いられた場合、第2コンテンツに関連付けて、変更された第1情報が表示部に表示されることによって、どのコンテンツに基づいて第1情報が変更されたかを、端末のユーザが容易に認識できるようにすることができる。
【0386】
また、本変形例は、第1情報を変更する制御(限定ではなく、第1制御の一例)は、設定時間(限定ではなく、設定された時間の一例)、またはメッセージ設定数(限定ではなく、設定されたコンテンツ数の一例)に基づいて行われる制御である構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、設定された時間、または設定されたコンテンツ数に基づいて、第1情報を変更する第1制御が適切に行われるようにすることができる。
【0387】
また、この場合、上記の設定時間、またはメッセージ設定数は、端末20のユーザによって設定可能であるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、上記の時間、またはコンテンツ数を、端末のユーザが任意に設定可能とすることができる。
【0388】
<第3変形例(2)>
上記の実施例では、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理が実行されると、第1のコンテンツキーワードと関連付けて表示される関連キーワード情報表示領域の関連キーワードが変更されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理が実行された場合、第1のコンテンツキーワードと関連付けて表示される関連キーワード情報表示領域には、第1のコンテンツキーワードの関連キーワードが表示され続けるようにしてもよい。
【0389】
また、限定ではなく例として、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づいて、関連キーワード解析処理が実行された場合、限定ではなく例として、第2のコンテンツキーワードに対する入力に基づいて、第1のコンテンツキーワードが確認可能であるようにしてもよい。
【0390】
図3-8は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図3-8左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。本画面は、限定ではなく例として、図3-1左側と同様のトークルーム画面である。
【0391】
限定ではなく例として、ユーザによってメッセージコンテンツが入力され、送信されると、限定ではなく例として、図3-8中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT3の下に、メッセージコンテンツMCT4が表示されている。そして、メッセージコンテンツMCT4では、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」が強調表示されている。
【0392】
関連キーワード情報表示領域RKW2には、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」と、新たに検出されたメッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」とに基づいて、関連キーワード解析処理が実行され、更新された関連キーワードが表示されている。
一方、関連キーワード情報表示領域RKW1には、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードがそのまま表示されている。
【0393】
限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT4内のコンテンツキーワード「DJ L.L」がタップされると、限定ではなく例として、図3-8右側のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、コンテンツキーワードがタップされたことに基づいて、関連キーワード情報表示領域RKW2の下に、関連キーワード情報表示領域RKW2に表示される関連キーワードを決定することに用いられたコンテンツキーワードを表示するためのトピックキーワード表示領域TKW1が表示されるように構成されている。
これにより、ユーザは各々の関連キーワード情報表示領域に表示される関連キーワードの基となったコンテンツキーワードが何であるのかを容易に把握することができる。
【0394】
なお、第1のコンテンツキーワードに基づいて、関連キーワード解析処理が実行された場合、限定ではなく例として、第1のコンテンツキーワードに対する入力に基づいて、トピックキーワード表示領域を第1のコンテンツキーワードに関連付けて表示させ、第1のコンテンツキーワードが確認可能であるようにしてもよい。
【0395】
また、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードと第3のコンテンツキーワードに基づいて、関連キーワード解析処理が実行された場合、限定ではなく例として、第3のコンテンツキーワードに対する入力に基づいて、第1のコンテンツキーワードのみを含むトピックキーワード表示領域を第3のコンテンツキーワードに関連付けて表示させるようにしてもよい。また、トピックキーワード表示領域において、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとが確認可能であるようにしてもよい。
【0396】
<第4実施例>
上記の実施例では、メッセージコンテンツと、メッセージコンテンツから検出されたコンテンツキーワードの関連キーワードとがトークルーム画面のコンテンツ表示領域内に表示される場合について例示した。
第4実施例は、限定ではなく例として、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、関連キーワードとを、トークルーム画面のコンテンツ表示領域外である固定領域に表示する場合についての実施例である。
【0397】
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0398】
<表示画面>
図4-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0399】
図4-1左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。この画面では、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1の上方に、固定表示領域FR1が表示されるように構成されている。
【0400】
限定ではなく例として、固定表示領域FR1は、メッセージコンテンツMCT1に対するユーザ操作(限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1に対する操作を行うためのコンテンツ編集メニューCEM1において「固定」メニューボタンをタップ)に基づいて、表示されるようにしてもよい。
【0401】
固定表示領域FR1には、限定ではなく例として、ユーザ操作に基づいて指定されたメッセージコンテンツMCT1と、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1とが表示されている。
【0402】
限定ではなく例として、ユーザによってメッセージコンテンツが入力され、送信されると、限定ではなく例として、図4-1中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT3の下に、メッセージコンテンツMCT4と、関連キーワード情報表示領域RKW2とが表示されている。
【0403】
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1に対する縦スワイプ操作が実行され、コンテンツ表示領域TR1に表示されるメッセージコンテンツがスクロールして変化しても、固定表示領域FR1に表示されている内容に変化はない。そのため、ユーザは、コンテンツ表示領域TR1の任意のコンテンツを選択し閲覧しながら、固定表示領域FR1に固定した検索用のコンテンツキーワードと、関連キーワードとを確認することが可能となる。
【0404】
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1に対する上から下への縦スワイプ操作が実行されると、限定ではなく例として、図4-1右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0405】
この画面では、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1に表示されるコンテンツが、送信時刻を遡って表示されている。そのため、コンテンツ表示領域TR1の上端には、限定ではなく例として、ユーザB.Bが会話を区切る挨拶を送ったメッセージコンテンツMCT20が表示されている。また、コンテンツ表示領域TR1の下端には、限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT1と、関連キーワード情報表示領域RKW1とが表示されている。
【0406】
固定表示領域FR1には、限定ではなく例として、ユーザ操作に基づいて指定されたメッセージコンテンツMCT1と、メッセージコンテンツMCT1内のコンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW1とが表示され続けている。
【0407】
なお、この画面において、限定ではなく例として、最新のコンテンツを表示するためコンテンツ表示領域TR1右下側に表示された最新コンテンツ確認ボタンNBT1がタップされると、コンテンツ表示領域TR1に表示されるコンテンツが変わり、限定ではなく例として、図4-1中央のトークルーム画面と同様の画面に表示が変わる。この場合においても、固定表示領域FR1に表示される内容に変化はない。
【0408】
また、固定表示領域FR1に表示されるメッセージコンテンツと関連キーワード情報表示領域とは一組に限定されない。限定ではなく例として、ユーザによって指定された複数のメッセージコンテンツと、それらのメッセージコンテンツから検出されたコンテンツキーワードの関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域とを複数組表示させるようにしてもよい。
【0409】
<処理>
図4-2に、限定ではなく例として、本実施例における固定表示領域への表示開始操作方法と、固定表示領域に表示されるメッセージコンテンツや関連キーワード情報表示領域の選択方法と、固定表示領域に表示させる処理の処理主体との組み合わせパターンの一例を示す。
【0410】
固定表示開始操作がユーザ操作である場合、限定ではなく例として、ユーザ操作(ユーザ指定)に基づいて、固定表示領域への表示が開始される。
固定表示開始操作が自動である場合、限定ではなく例として、同じコンテンツキーワードが所定回数(限定ではなく例として、「3回」)検出されると、固定表示領域への表示が開始される。
【0411】
なお、固定表示開始操作が自動である場合、限定ではなく例として、同じ関連キーワードが所定回数検出されると、固定表示領域への表示が開始されるようにしてもよい。また、同じコンテンツキーワードが設定期間内に所定回数検出されると、固定表示領域への表示が開始されるようにしてもよい。
【0412】
固定表示開始操作が自動である場合、固定表示を開始するか否かの判定は、サーバ10で行うようにしてもよいし、端末20で行うようにしてもよい。
【0413】
固定表示対象選択方法がユーザ操作である場合、限定ではなく例として、固定表示領域に表示されるメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域は、ユーザ操作(ユーザ指定)に基づいて選択される。
固定表示対象選択方法が自動である場合、限定ではなく例として、固定表示領域に表示されるメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域は、トークルーム内において最後にコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域が選択される。
【0414】
なお、固定表示対象選択方法が自動である場合、限定ではなく例として、固定表示領域に表示されるメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域は、同じコンテンツキーワードが検出された回数が最も多い、または頻度が最も高いコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域が選択されるようにしてもよい。また、同じ関連キーワードが決定された回数が最も多い、または頻度が最も高いコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツおよび関連キーワード情報表示領域が選択されるようにしてもよい。
【0415】
固定表示対象選択方法が自動である場合、どのコンテンツ情報と関連キーワード情報とを表示するかについての判定(選択)は、サーバ10で行うようにしてもよいし、端末20で行うようにしてもよい。
【0416】
固定表示処理主体がサーバ10である場合、限定ではなく例として、固定表示領域に表示させるコンテンツ情報および関連キーワード情報は、サーバ10から端末20に送信され、端末20の制御部21は、受信したコンテンツ情報および関連キーワード情報を固定表示領域に表示させる。
固定表示処理主体が端末20である場合、限定ではなく例として、固定表示領域に表示させるコンテンツ情報および関連キーワード情報は、端末20において予め記憶された(コンテンツ表示領域に表示させるときに受信または生成し用いた)コンテンツ情報および関連キーワード情報を固定表示領域に表示させる。
【0417】
パターン(A)では、固定表示開始操作と固定表示対象選択方法とはユーザ操作に基づいて決定され、固定表示処理主体はサーバ10である。
パターン(B)では、固定表示開始操作と固定表示対象選択方法とはユーザ操作に基づいて決定され、固定表示処理主体は端末20である。
パターン(C)では、固定表示開始操作はユーザ操作に基づいて決定され、固定表示対象選択方法は自動で選択される。固定表示処理主体はサーバ10である。
パターン(D)では、固定表示開始操作はユーザ操作に基づいて決定され、固定表示対象選択方法は自動で選択される。固定表示処理主体は端末20である。
パターン(E)では、固定表示開始操作は自動で決定され、固定表示対象選択方法はユーザ操作に基づいて選択される。固定表示処理主体はサーバ10である。
パターン(F)では、固定表示開始操作は自動で決定され、固定表示対象選択方法はユーザ操作に基づいて選択される。固定表示処理主体は端末20である。
パターン(G)では、固定表示開始操作は自動で決定され、固定表示対象選択方法は自動で選択される。固定表示処理主体はサーバ10である。
パターン(H)では、固定表示開始操作は自動で決定され、固定表示対象選択方法は自動で選択される。固定表示処理主体は端末20である。
【0418】
なお、限定ではなく例として、固定表示領域に表示させるコンテンツ情報および関連キーワード情報として、設定回数(限定ではなく例として、「5回」)以上同じコンテンツ情報が固定表示対象として選択された場合、選択された固定表示対象を、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションにおけるアナウンス機能対象として設定され、常時表示されるようにしてもよい。
【0419】
<第4実施例の効果>
本実施例は、端末20が、第1情報を表示部24の第1領域に表示する制御を制御部21によって行い、第1領域とは異なる第2領域(限定ではなく例として、固定領域)に第1情報を表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が表示部の第1領域に表示され、さらに、この第1情報が第1領域とは異なる第2領域に表示されることによって、第1コンテンツに関連する第1情報を端末のユーザに効果的に認識させることができる。
【0420】
また、本実施例は、端末20は、端末20のユーザによってトークルームに対する入力(限定ではなく例として、スクロール操作や最新コンテンツ閲覧操作等のユーザ入力)が行われた場合、トークルームに対する入力に基づいて第1領域を移動させる制御を行い、トークルームに対する入力に基づいて第2領域を移動させない制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによるチャットルームに対する入力によってチャットルームに表示されるコンテンツが変化した場合であっても、少なくとも第2領域は移動されないようにすることができ、第1コンテンツに関連する第1情報を端末のユーザに効果的に認識させることができる。
【0421】
また、本実施例は、端末20が、設定回数検索された第1情報を第2領域に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、設定された回数検索された第1情報が第2領域に表示されることによって、限定ではなく例として、ある程度の回数検索された第1コンテンツに関連する第1情報を端末のユーザが容易に認識できるようにすることができる。
【0422】
<第4変形例(1)>
上記の実施例では、固定領域内にトークルームごとに対応するメッセージコンテンツと関連キーワード情報表示領域とを表示する例について例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、他のトークルームに移動した場合、固定領域内には元のトークルームに関するメッセージコンテンツと関連キーワード情報表示領域とが表示され続けるようにしてもよい。
【0423】
図4-3は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0424】
図4-3左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。この画面は、限定ではなく例として、図4-1左側と同様の画面である。
【0425】
限定ではなく例として、ユーザによってメッセージコンテンツが入力され、送信されると、限定ではなく例として、図4-3中央のトークルーム画面に表示が変わる。
この画面では、メッセージコンテンツMCT3の下に、メッセージコンテンツMCT4と、関連キーワード情報表示領域RKW2とが表示されている。
【0426】
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR1に対する横スワイプ操作が実行され、限定ではなく例として、直前にやり取りを行っていたトークルームへ戻る操作が実行されると、限定ではなく例として、図4-3右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0427】
この画面では、ユーザA.AとユーザC.Cとの1対1トークルームであることを示す「C.C」の文字が表示されている。
その下には、固定表示領域FR1がそのまま表示されている。
【0428】
その下には、コンテンツ表示領域TR2が表示されている。コンテンツ表示領域TR2には、限定ではなく例として、ユーザC.CがユーザA.Aを夜ご飯に誘うメッセージコンテンツメッセージコンテンツMCT10が表示されている。また、関連検索切り替えボタンRSB2において、トークルーム内のコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示する設定に設定されていることに基づいて、メッセージコンテンツMCT10内のコンテンツキーワード「夜ご飯」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW5が表示されている。
【0429】
<第5実施例>
上記の実施例では、固定表示領域にコンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、関連キーワードとを表示する例について例示した。
第5実施例は、限定ではなく例として、トークルームのメッセージコンテンツのうち、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、関連キーワードとを「キープ」に保存することに関する実施例である。
【0430】
ここで、「キープ」とは、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションにおいて、様々な情報やファイルを保管(保存)するためのデータ保管庫サービスであり、限定ではなく例として、キープでは、メッセージングアプリケーションでやり取りされる画像や音声、テキスト等のコンテンツを保管することができる。
以下では、限定ではなく例として、「キープ」にデータを登録し保管することを、「キープする」と称することがある。
【0431】
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0432】
図5-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、検索インデックスデータ155とに加えて、アカウント管理データベース157が記憶される。
【0433】
アカウント管理データベース157は、アカウント登録データ153に登録されたアカウントに関する情報を管理するためのデータベースであり、その一例であるアカウント管理データベース157Aのデータ構成例を図5-2に示す。
アカウント管理データベース157Aには、アカウントごとの管理データとして、アカウント管理データが記憶される。
【0434】
各々のアカウント管理データには、限定ではなく例として、アプリケーションIDと、ユーザ名と、検索キープ保管管理データとが記憶される。
【0435】
アプリケーションIDは、アカウント管理データで管理されるアカウントを識別するための情報であり、限定ではなく例として、アカウント登録データ153に登録されたアプリケーションIDが記憶される。ユーザ名は、このアプリケーションIDに紐づけられるユーザ名である。
【0436】
検索キープ保管管理データは、限定ではなく例として、このアカウントがキープに保管(保存)したコンテンツキーワード情報と、関連キーワード情報とを保管するためのデータであり、限定ではなく例として、キーワードメッセージIDと、コンテンツキーワードと、関連キーワードとが関連付けて記憶される。
【0437】
キーワードメッセージIDには、限定ではなく例として、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツのメッセージIDが追加され記憶される。
【0438】
コンテンツキーワードには、メッセージIDで識別されるメッセージコンテンツにおいて、コンテンツキーワード解析処理において検出されたコンテンツキーワードが記憶される。
【0439】
関連キーワードには、限定ではなく例として、メッセージIDで識別されるメッセージコンテンツにおいて検出されたコンテンツキーワードの関連キーワードが記憶される。
【0440】
なお、検索キープ保管管理データは、各端末20の記憶部25に記憶され、管理されるようにしてもよい。
【0441】
<表示画面>
図5-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図5-3左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例である。この画面では、限定ではなく例としてコンテンツ入力領域において、左端に表示された十字印のアイコンで示されるトークルームメニューボタンがタップされたことに基づいて、コンテンツ表示領域TR1の下方にトークルームメニュー表示領域MN1が表示されるように構成されている。
【0442】
トークルームメニュー表示領域MN1において、限定ではなく例として、ユーザによって「キープ」機能ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図5-3中央のキープ画面に表示が変わる。
この画面では、キープ画面であることを示す「Keep」の文字の下に、キープされた内容から表示する内容を選択するための内容選択タブが表示されるように構成されている。
内容選択タブにおいて、「検索」タブが選択されていることに基づいて、その下には、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションの各トークルームにおいて、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、コンテンツキーワードの関連キーワードとがキープされ、表示されるように構成されている。
【0443】
限定ではなく例として、キープ画面において、図5-3左側のトークルーム画面において表示されたメッセージコンテンツMCT1がキープされたキープメッセージコンテンツKCT1の下には、メッセージコンテンツMCT1において検出されたコンテンツキーワードの関連キーワードをキープするためのキープ関連キーワード情報表示領域KKR1が表示されるように構成されている。
他のメッセージコンテンツと対応するキープメッセージコンテンツや、キープ関連キーワード情報表示領域についても同様である。
【0444】
なお、キープに保存されるコンテンツキーワード含むメッセージコンテンツと、関連キーワードとは、限定ではなく例として、トークルームにおいて、コンテンツキーワードが検出されると、自動的にキープされるようにしてもよい。
【0445】
また、キープに保存されるコンテンツキーワード含むメッセージコンテンツと、関連キーワードとは、限定ではなく例として、図5-3左側のトークルーム画面において、コンテンツキーワード含むメッセージコンテンツに対するユーザ操作(限定ではなく例として、コンテンツ編集メニューにおいて「キープ」メニューボタンをタップ)に基づいて、ユーザが選択することでキープされるようにしてもよい。
【0446】
なお、本画面では、限定ではなく例として、すべてのトークルームにおいてキープされたキープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とを縦に並べて表示する構成を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、トークルームごとに、キープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とが分別されて表示されるようにしてもよい。
【0447】
また、本画面では、限定ではなく例として、キープ画面において、トークルーム内に準じてキープされたキープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とを表示する構成を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、キープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とを、限定ではなく例として、左よせやセンタリングして箇条書き形式で表示させるようにしてもよい。
【0448】
限定ではなく例として、キープ関連キーワード情報表示領域KKR1の関連キーワード「チケット購入」がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図5-3右側のチケット管理アプリケーションのチケット購入画面に表示が変わる。本画面は、限定ではなく例として、図2-1右側と同様のチケット購入画面である。
【0449】
なお、本例では、限定ではなく例として、キープにはメッセージングアプリケーションでやり取りされる画像や音声、テキスト等の任意のコンテンツが保管可能である例を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、キープには、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、関連キーワードとのみが保管可能としてもよい。
【0450】
また、任意のコンテンツが保管可能なキープとは別に、コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツと、関連キーワードとを専用に保管可能な検索キープを設けるようにしてもよい。
【0451】
<処理>
図5-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0452】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、関連キーワード情報を送信すると(S150)、コンテンツキープ処理を実行する(S310)。
コンテンツキープ処理において、サーバ10の制御部11は、アカウント管理データベース157Aを参照する。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理において検出されたコンテンツキーワードと、関連キーワード解析処理において決定されたコンテンツキーワードの関連キーワードと、コンテンツキーワードを検出したコンテンツ情報を識別するための情報(限定ではなく例として、メッセージID)とを、トークルーム内のユーザのアカウント管理データにおける検索キープ保管管理データに関連付けて追加し記憶させる。
【0453】
なお、サーバ10の制御部11は、検索キープ保管管理データに、メッセージコンテンツ内のテキストを含むコンテンツ情報と、検出されたコンテンツキーワードと、コンテンツキーワードの関連キーワードとを関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0454】
限定ではなく例として、ユーザ入力に基づいて、キープされた情報を参照することが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、キープを参照するためのキープ参照要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A310)。
【0455】
通信I/F14によって端末20Aからキープ参照要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、キープ参照要求情報を受信した端末20のユーザのアカウント管理データを参照し、検索キープ保管管理データに保存されたメッセージIDで識別されるコンテンツ情報と、コンテンツキーワードと、関連キーワードとを含むキープコンテンツ情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する。
なお、キープコンテンツ情報は、検索キープ保管管理データに保存された1以上のコンテンツ情報に関するコンテンツキーワードと、関連キーワードとを含むキープコンテンツ情報を含むようにしてもよいし、限定ではなく例として、キープ参照要求情報によって指定された1つのコンテンツ情報に関する関連キーワードとを含むキープコンテンツ情報を含むようにしてもよい。
【0456】
通信I/F22によってサーバ10からキープコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したキープコンテンツ情報を表示部24に表示させる(A320)。
【0457】
なお、A310とA320とのステップは、端末20Bにおいて実行されるようにしてもよい。
【0458】
また、端末20Aの制御部21は、表示されたキープコンテンツ情報に対するユーザ入力に基づいて、図1-8のA160とA170とのステップを実行するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、図1-8のS160とS170とのステップを実行するようにしてもよい。
【0459】
なお、コンテンツキープ処理は、端末20において実行するようにしてもよい。この場合、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、コンテンツキーワード情報を含むコンテンツ情報と、関連キーワード情報とを受信すると、記憶部28に記憶される検索キープ保管管理データに、コンテンツ情報と、関連キーワード情報とを追加して保存するようにしてもよい。
端末20においてコンテンツキーワード解析処理と関連キーワード解析処理とを実行する場合についても同様である。
【0460】
また、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、コンテンツ情報と関連キーワード情報とを表示すると、コンテンツ情報に対するユーザ入力に基づいて、コンテンツ情報を識別する情報(限定ではなく例として、メッセージID)を含むコンテンツキープ要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。
通信I/F14によって端末20Aからコンテンツキープ要求情報を受信する場合、サーバ10の制御部11は、受信したコンテンツキープ要求情報に基づいて、メッセージIDで識別されるコンテンツ情報に関するコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報とをコンテンツキープ要求情報を送信した端末20Aのユーザにおける検索キープ保管管理データに保存するするようにしてもよい。
【0461】
<第5実施例の効果>
本実施例は、端末20が、第1情報を含む、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報(限定ではなく例として、第1コンテンツの関連キーワード情報の他、第1コンテンツとは異なるコンテンツの関連キーワード情報を含む複数の情報)を、端末20のユーザによる表示部24に対する入力に基づいて、表示部24に表示する制御(限定ではなく、第2制御の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報を含む、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報が、端末のユーザによる表示部に対する入力に基づいて表示部に表示されることによって、限定ではなく例として、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報をキープ(保管、保存)しておいて、後から表示部に表示させるといったことが可能となる。
【0462】
なお、第2制御の対象とする情報や、キープする情報は、必ずしも複数の情報である必要はなく、1つの情報であってもよい。
【0463】
<第5変形例(1)>
上記の実施例では、コンテンツキーワードが検出され、コンテンツキーワードの関連キーワードが決定されるとコンテンツキープ処理が実行されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、第3実施例を参酌し、一度コンテンツキーワードの関連キーワードが決定された後、そのコンテンツキーワードの関連キーワードが変更された場合、再度コンテンツキープ処理が実行されることとしてもよい。
【0464】
図5-5は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図5-5左側は、限定ではなく例として、図3-1の例と同様に、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードが、後のメッセージコンテンツにおいて検出されたコンテンツキーワード「DJ L.L」と「8月30日」とに影響され変更された場合における、キープ画面の一例である。
【0465】
この画面では、キープメッセージコンテンツKCT1と対応するキープ関連キーワード情報表示領域KKR1には、関連キーワードとして、コンテンツキーワード「ロックフェス」の関連キーワードである「最新情報」及び「チケット購入」及び「タイムテーブル」と、コンテンツキーワード「ロックフェス」と「DJ L.L」との関連キーワードである「出演アーティスト」及び「最終日」及び「チケット購入」と、コンテンツキーワード「ロックフェス」と「DJ L.L」と「8月30日」との関連キーワードである「8月30日天気」及び「8月30日タイムテーブル」及び「チケット購入」が表示されている。なお、これらの関連キーワードのうち、重複する「チケット購入」については、限定ではなく例として、一つにまとめて関連キーワードが表示されている。
【0466】
また、この画面では、コンテンツキーワード「DJ L.L」と、コンテンツキーワード「8月30日」とが検出されたメッセージコンテンツに対応するキープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とは表示されていない。
【0467】
なお、本例とは異なり、コンテンツキーワードが検出されるごとに、コンテンツキーワードとが検出されたメッセージコンテンツに対応するキープメッセージコンテンツと、キープ関連キーワード情報表示領域とを表示させるようにしてもよい。
【0468】
限定ではなく例として、第1コンテンツキーワードが検出された後、第2コンテンツキーワードが検出された場合、第2コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツに対応するキープ関連キーワード情報表示領域には、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワードとの関連キーワードを表示させるようにしてもよいし、第1コンテンツキーワードの関連キーワードと、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワードとの関連キーワードとを表示させるようにしてもよい。
【0469】
次いで、第2コンテンツキーワードが検出された後、第3コンテンツキーワードが検出された場合、第2コンテンツキーワードが検出されたメッセージコンテンツに対応するキープ関連キーワード情報表示領域には、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワードとの関連キーワードを表示させるようにしてもよいし、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワードとの関連キーワードと、第1コンテンツキーワードと第2コンテンツキーワードと第3コンテンツキーワードとの関連キーワードとを表示させるようにしてもよい。
【0470】
限定ではなく例として、キープ関連キーワード情報表示領域において、関連キーワードが長押しされると、各関連キーワードの右場側に関連キーワードを選択して削除するためのチェックボックスが表示されるように構成されている。
この画面では、キープ関連キーワード情報表示領域KKR1において、関連キーワード「8月30日天気」が長押しされたことに基づいて、関連キーワード「8月30日天気」のチェックボックスがバツ印に変化し、選択されていることが表示されている。
【0471】
そして、キープ画面下部の選択項目削除ボタンDLB1がタップされると、限定ではなく例として、図5-5中央のキープ画面に表示が変わる。
この画面では、キープ関連キーワード情報表示領域KKR1において、関連キーワード「8月30日天気」が削除され、表示されなくなっている。
【0472】
限定ではなく例として、キープ画面に表示されたキープメッセージコンテンツKCT1がタップされると、限定ではなく例として、図5-5右側のトーク画面に表示が変わる。
すなわち、キープメッセージコンテンツKCT1がタップされると、メッセージコンテンツをキープしたトークルーム画面に表示が変わる。
【0473】
なお、限定ではなく例として、キープメッセージコンテンツKCT1がタップされると、キープされたメッセージコンテンツMCT1がコンテンツ表示領域TR1最上段に表示されるようにしてもよい。
【0474】
本変形例における処理は、限定ではなく例として、図3-2において、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づく関連キーワード解析処理が実行されると、サーバ10の制御部11は、コンテンツキープ処理を実行する。
コンテンツキープ処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、関連キーワード解析処理によって決定された第2の関連キーワード情報を、検索キープ保管管理データの第1のコンテンツキーワードが検出されたメッセージIDで識別される関連キーワードに追加して記憶させるようにしてもよい。
【0475】
また、端末20Aの制御部21は、キープコンテンツ情報に対応するユーザ入力に基づいて、削除する関連キーワードを受け付けると、選択された関連キーワードを含むキープ関連キーワード解除要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。
通信I/F14によって端末20Aからキープ関連キーワード解除要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、検索キープ保管管理データを参照し、受信したキープ関連キーワード解除要求情報に基づいて、関連キーワードを削除するようにしてもよい。
なお、これは、ユーザ入力に基づいて、関連キーワードをリストから削除することと捉えてもよい。
【0476】
ここで、第1のコンテンツキーワードに基づく第1の関連キーワードと、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づく第2の関連キーワードとがキープされている場合、削除可能な関連キーワードは、以下のようにしてもよい。
・第1の関連キーワードのみ
・第2の関連キーワードのみ
・第1の関連キーワードと第2の関連キーワードとのうち任意の関連キーワード
・第1の関連キーワードと第2の関連キーワードいずれも削除不能
【0477】
なお、削除する関連キーワードは、手動で決定されることに限定されない。限定ではなく例として、関連キーワードが決定された日時に基づいて、古くなった関連キーワードを自動的に削除するようにしてもよい。
【0478】
本変形例は、端末20は、第1情報が表示部24に表示された後に、トークルームに送受信されたコンテンツに基づいて、第1情報を変更する制御(限定ではなく、第1制御の一例)を制御部21によって行う。そして、端末20は、この制御によって第1情報が変更された場合、変更された第1情報を含む、複数の情報(限定ではなく例として、第1コンテンツの関連キーワード情報の他、第1コンテンツとは異なるコンテンツの関連キーワード情報を含む複数の情報)を、端末のユーザによる入力に基づいて、表示部24に表示する制御(限定ではなく、第2制御の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する第1情報が表示部に表示された後に、チャットルームに送受信されたコンテンツに基づいて、第1情報を変更することができる。また、第1制御によって第1情報が変更された場合、変更された第1情報を含む、複数の情報が表示部に表示されることによって、限定ではなく例として、変更された第1情報を含む、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報をキープしておいて、後から表示部に表示させるといったことが可能となる。
【0479】
なお、第2制御の対象とする情報や、キープする情報は、必ずしも複数の情報である必要はなく、1つの情報であってもよい。
また、複数の情報には、変更された情報と、変更されていない情報とが含まれていてもよい(変更された情報と、変更されていない情報とが混在していてもよい)。
【0480】
また、本変形例は、上記の複数の情報は、リストに表示され、変更された第1情報と、第3情報(限定ではなく例として、複数の情報のうちの一の情報であって第1情報とは異なる情報)とを含む。そして、端末20は、端末20のユーザによる第3情報をリストから削除することに関する入力に基づいて、リストから第3情報を削除する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、端末のユーザによる第3情報をリストから削除することに関する入力に基づいて、リストから第3情報が削除されることによって、複数の情報のうちの不要な情報を端末のユーザが自身の入力によって削除させることができる。
【0481】
なお、第3情報は、変更された情報であってもよいし、変更されていない情報であってもよい。
【0482】
<第6実施例>
上記の実施例では、端末20のユーザがトークルームにメッセージを送信すると、送信されたメッセージからコンテンツキーワードと関連キーワードとを決定し、トークルームに表示する例を例示した。
第6実施例は、限定ではなく例として、トークルームに表示されたコンテンツキーワードと関連キーワードとを含むテキストから任意の文字列を全文検索する実施例である。
【0483】
第6実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0484】
<表示画面>
図6-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0485】
図6-1左側は、限定ではなく例として、図2-1中央ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面と同様の画面である。
この画面において、コンテンツ表示領域TR1には、メッセージコンテンツMCT6の下に、ユーザA.Aがチケットを購入することを伝えるメッセージコンテンツMCT9が投稿され表示されている。
【0486】
限定ではなく例として、コンテンツ入力領域右端のトークルーム内コンテンツ検索ボタンTSB1がタップされると、限定ではなく例として、図6-1中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0487】
この画面では、限定ではなく例として、画面下部からトークルーム内検索領域TSR1がせり上がり表示されるように構成されている。
トークルーム内検索領域TSR1には、限定ではなく例として、「トークルーム内を検索」の文字の下に、このトークルームに送信(投稿)されたコンテンツ内からマッチするテキストを全文検索するときに用いる検索ワード(文字列)を入力するための検索ワード入力領域が表示されるように構成されている。限定ではなく例として、この画面では、検索ワード入力領域には、「チケット」の文字列が入力され、表示されている。
【0488】
限定ではなく例として、トークルーム内検索領域TSR1の「実行」の文字で示される全文検索ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図6-1右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0489】
この画面では、トークルーム内検索領域TSR1の検索ワード入力領域に入力された文字列「チケット」とマッチする、関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「チケット購入」内の「チケット」部分が、限定ではなく例として、ハイライト表示されている。これにより、ユーザは関連キーワードを含むトークルーム内のテキストを簡易に探索し、ユーザが必要とする関連キーワードを容易に探索することができる。
そのため、限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「チケット購入」をタップすることで、限定ではなく例として、図2-1右側と同様のチケット購入画面から検索ワード入力領域に入力された「チケット」を迅速に購入することができる。
【0490】
また、この画面では、トークルーム内検索領域TSR1の検索ワード入力領域に入力された文字列「チケット」とマッチする、メッセージコンテンツMCT9のテキストメッセージ「チケット買っておくね」内の「チケット」部分が、限定ではなく例として、ハイライト表示されている。これにより、ユーザはトークルームに投稿されたメッセージコンテンツと、メッセージコンテンツに基づく関連キーワードとを一元的に検索することができる。
【0491】
なお、上記の例では、検索ワード入力領域に入力された文字列が、トークルーム内のテキスト2箇所とマッチし、同時にハイライト表示される例を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、トークルーム内のテキストコンテンツと関連キーワードとのうち、検索ワード入力領域に入力された文字列が複数個所でマッチする場合、限定ではなく例として、トークルーム内検索領域TSR1の全文検索ボタンがタップされるごとに、先頭から順にマッチするテキストの箇所をハイライト表示するようにしてもよい。
【0492】
<処理>
図6-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0493】
端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、関連キーワード情報を表示すると(A150)、ユーザ入力に基づいて、検索ワード(検索文字列)を取得する。すると、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、検索ワードを含む全文検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A410)。
【0494】
通信I/F14によって端末20Aから全文検索要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した全文検索要求情報に基づいて、全文検索処理を実行する(S410)。
全文検索処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信した検索ワードとマッチする文字列を、各コンテンツ情報とその関連キーワード情報とから検索する。
【0495】
なお、全文検索処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信した検索ワードとマッチする文字列を、各関連キーワード情報のみから検索するようにしてもよい。
【0496】
また、限定ではなく例として、第3実施例を参酌し、第1のコンテンツキーワードに基づく第1の関連キーワードが、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づく第2の関連キーワードに変更された場合、サーバ10の制御部11は、全文検索処理において、非表示となる第1の関連キーワードを検索対象から外し、第2の関連キーワードから検索ワードとマッチする個所を検索するようにしてもよい。
【0497】
なお、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツキーワード解析処理と、関連キーワード解析処理とを実行すると、それらの処理に基づくコンテンツキーワード情報と関連キーワード情報と、コンテンツ情報とを、限定ではなく例として、メッセージIDと関連付けて記憶部15に記憶させるようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、全文検索処理において、記憶部15に記憶されたコンテンツ情報と、関連キーワード情報とを参照するようにしてもよい。
【0498】
そして、サーバ10の制御部11は、全文検索処理の結果である、限定ではなく例として、文字列へのポインタを含む検索マッチ情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S420)。
【0499】
通信I/F22によってサーバ10から検索マッチ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した検索マッチ情報を表示部24に表示させる(A420)
【0500】
<第6実施例の効果>
本実施例は、端末20が、端末20のユーザによって検索クエリが入力された場合、送受信されたコンテンツと、少なくとも第1情報とから、検索マッチ情報等の情報(限定ではなく、検索クエリに関する情報の一例)を取得する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送受信されたコンテンツと、少なくとも第1情報とから、端末のユーザによって入力された検索クエリに合致する情報といった検索クエリに関する情報を適切に取得することができる。
【0501】
また、この場合、端末20は、端末20のユーザによって検索クエリが入力された場合、送受信されたコンテンツと、第1コンテンツに関連する第1情報を含む、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報(限定ではなく例として、第1コンテンツの関連キーワード情報の他、第1コンテンツとは異なるコンテンツの関連キーワード情報を含む複数の情報)とから、検索マッチ情報等の情報(限定ではなく、検索クエリに関する情報の一例)を取得する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送受信されたコンテンツと、第1情報を含む、送受信されたコンテンツに関連する複数の情報とから、端末のユーザによって入力された検索クエリに合致する情報といった検索クエリに関する情報を適切に取得することができる。
【0502】
<第6変形例(1)>
上記の実施例では、サーバ10において全文検索処理を実行することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、端末20において全文検索処理を実行させるようにしてもよい。
【0503】
限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、検索ワードを取得すると、全文検索処理を実行する。
全文検索処理において、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、取得した検索ワードとマッチする文字列を、サーバ10から受信した各コンテンツ情報とその関連キーワード情報とから検索する。
【0504】
なお、全文検索処理において、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、取得した検索ワードとマッチする文字列を、サーバ10から受信した各関連キーワード情報のみから検索するようにしてもよい。
【0505】
なお、端末20の制御部21は、コンテンツキーワード情報を含むコンテンツ情報と関連キーワード情報とをサーバ10から受信すると、限定ではなく例として、記憶部28に記憶させるようにしてもよい。そして、端末20の制御部21は、全文検索処理において、記憶部28に記憶されたコンテンツ情報と、関連キーワード情報とを参照するようにしてもよい。
【0506】
そして、端末20の制御部21は、全文検索処理結果に基づいて、検索マッチ情報を表示部24に表示させる。
【0507】
<第6変形例(2)>
上記の実施例では、第1のコンテンツキーワードに基づく第1の関連キーワードが、第1のコンテンツキーワードと第2のコンテンツキーワードとに基づく第2の関連キーワードに変更された場合、全文検索処理において、第2の関連キーワードから検索ワードとマッチする個所を検索することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、サーバ10の制御部11、または、端末20の制御部21は、全文検索処理において、第1の関連キーワードと、第2の関連キーワードとを検索対象としてもよい。
【0508】
この場合、限定ではなく例として、第1の関連キーワードは端末20上では非表示となるため、第1の関連キーワードと検索ワードとがマッチした場合、検索ワードとマッチする個所をそのまま表示させることができない。そこで、端末20の制御部21は、限定ではなく例として、検索マッチ情報を受信すると、第1の関連キーワードのうち、検索マッチ情報で指示されたテキスト領域を含む関連キーワードを再表示させ、再表示させた関連キーワード内のマッチするテキストに対してハイライト表示するようにしてもよい。
【0509】
なお、端末20の制御部21は、限定ではなく例として、検索マッチ情報を受信すると、第1の関連キーワードを決定するときに用いた第1のコンテンツキーワードに対して、ハイライト表示するようにしてもよい。
【0510】
<第6変形例(3)>
上記の実施例では、トークルーム内検索領域で指定された検索ワードが、コンテンツ表示領域に表示されたコンテンツや関連キーワードに重畳して示される例を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、検索ワードを含むコンテンツを抜き出して一覧表示するようにしてもよい。
【0511】
この場合、限定ではなく例として、図6-1中央のトークルーム画面において、トークルーム内検索領域TSR1の検索ワード入力領域に「チケット」の文字列が入力され、全文検索ボタンがタップされると、限定ではなく例として、「チケット」の文字列を含む関連キーワード情報表示領域RKW1の関連キーワード「チケット購入」と、メッセージコンテンツMCT9とが全文検索結果画面に抜き出され、表示されるようにしてもよい。
【0512】
なお、全文検索結果画面は、独立した表示画面としてもよいし、トークルーム画面に重畳して表示される全文検索結果領域としてもよい。
また、全文検索結果画面内に抜き出されたコンテンツや関連キーワード情報に対して、検索ワードとマッチするテキストをハイライト表示するようにしてもよい。
【0513】
<第7実施例>
上記の実施例では、関連キーワード解析処理において、コンテンツキーワードと共に検索される回数が多い関連キーワードや、コンテンツキーワードとの類似値が高い関連キーワードを決定する例を例示した。
第7実施例は、限定ではなく例として、関連キーワード解析処理において、端末20の位置情報等に基づく関連キーワードを決定する実施例である。
【0514】
第7実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0515】
<表示画面>
図7-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図7-1左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるユーザC.Cとのトークルーム画面の一例である。
【0516】
この画面では、ユーザA.AとユーザC.Cとの1対1トークルームであることを示す「C.C」の文字が表示されている。
その下には、固定表示領域FR2が表示されている。
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR2には、ユーザC.CがユーザA.Aを夜ご飯に誘うメッセージコンテンツMCT10が表示されている。また、関連検索切り替えボタンRSB2において、トークルーム内のコンテンツキーワードと関連キーワードとを表示する設定に設定されていることに基づいて、メッセージコンテンツMCT10内のコンテンツキーワード「夜ご飯」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW5が表示されている。その下には、ユーザA.AがユーザC.Cに夕食をとる場所はカフェで良いかを尋ねるメッセージコンテンツMCT11と、ユーザC.Cが場所は任せることを示すメッセージコンテンツMCT12とが表示されている。
【0517】
メッセージコンテンツMCT11の下には、限定ではなく例として、メッセージコンテンツMCT11内のコンテンツキーワード「カフェ」の関連キーワードを表示するための関連キーワード情報表示領域RKW6が表示されている。
【0518】
関連キーワード情報表示領域RKW6には、限定ではなく例として、端末20の位置情報に基づいて、端末20の周辺に存在するカフェの店名が関連キーワードとして表示されている。また、各店名の下には、限定ではなく例として、グルメアプリケーションにおいて評価された各店舗の評価が関連付けて表示されている。この画面では、限定ではなく例として、「カフェEE」と「カフェFF」と「カフェGG」とが端末20の周辺に存在するカフェとして探索され、左からそれらの店舗の評価が高い順に関連キーワードとして並べて表示されている。つまり、この例では、あるコンテンツに関連する複数の関連キーワードが、店舗の評価が高い順に表示されている。
なお、これとは逆に、あるコンテンツに関連する複数の関連キーワードが、店舗の評価が低い順に表示されるようにしてもよい。
【0519】
関連キーワードと関連づけられる評価としては、グルメアプリケーションにおける飲食店の評価の他、限定ではなく例として、ショッピングアプリケーションにおける商品の評価や、ホテル予約アプリケーションにおける宿の評価等、様々な評価を関連づけられるようにしてもよい。これらの評価は、限定ではなく例として、検出されたコンテンツキーワードと、コンテンツキーワードの関連キーワードとに基づいて検索処理を実行した検索結果から取得することができる。
【0520】
なお、関連キーワード情報表示領域RKW6における店舗評価に基づく表示位置の並べ替え処理は、サーバ10において実行され、関連キーワード情報に各関連キーワードの表示位置指定を含めるようにしてもよい。
また、関連キーワード情報には表示位置指定を含めず、端末20において関連キーワード情報の店舗評価に基づく表示位置の並べ替え処理が実行されるようにしてもよい。
【0521】
限定ではなく例として、関連キーワード情報表示領域RKW6の関連キーワード「カフェEE」がタップされると、限定ではなく例として、図7-1右側のグルメアプリケーションの店舗情報画面に表示が変わる。
【0522】
この画面では、画面最上部中央には、グルメアプリケーションの名称として「Gourmet App」の文字が表示されるように構成されている。その下には、検索処理で取得されたURLに基づくリダイレクト先である「カフェEE」の評価と、サムネイル画像とが表示されている。
【0523】
その下には、店舗情報のうち、表示させる内容を選択するための店舗情報メニュー表示領域が表示されるように構成されている。この画面では、店舗情報メニュー表示領域において、「地図」メニューが選択されたことに基づいて、店舗情報メニュー表示領域の下に、店舗周辺地図と、人型アイコンで示される端末20の現在位置と、ピンアイコンで示される店舗位置とが表示されている。そして、それらを結ぶ最短経路が点線で地図上に表示されている。
【0524】
また、店舗情報画面の右上側には、この店舗をオンライン予約するための「予約」機能ボタンが表示されるように構成されている。
【0525】
<処理>
本実施例における処理は、限定ではなく例として、図1-8において、端末20Bの制御部21は、送信コンテンツを受け付けると、位置算出用情報検出部29Bから位置算出用情報を取得し、端末20Bの現在位置を算出する。
すると、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、トークルームIDと、送信コンテンツと、端末20Bの現在位置とを含むコンテンツ送信要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。
【0526】
関連キーワード解析処理において、サーバ10の制御部11は、コンテンツキーワード解析処理において検出された各コンテンツキーワードの関連キーワード候補を決定する。すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツキーワードを検出したメッセージコンテンツのコンテンツ送信要求情報に含まれる端末20の現在位置に基づいて、関連キーワード候補から関連キーワードを決定する。
【0527】
限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、各関連キーワード候補と、コンテンツキーワードとに基づいて、検索処理を実行し、検索処理で取得されたURLに対してHTTPリクエストを行い、ウェブサイトのレスポンスから場所情報(限定ではなく例として、住所や緯度・経度等)を抽出する。そして、抽出された場所情報を各関連キーワード候補における場所情報とする。
すると、サーバ10の制御部11は、端末20の現在位置と近しい場所情報を持つ関連キーワード候補から上位検出上限設定数の関連キーワード候補を関連キーワードとして決定する。
【0528】
なお、関連キーワード解析処理は端末20において実行するようにしてもよい。この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツ情報に、コンテンツ送信要求情報に含まれる端末20の位置情報を含めるようにしてもよい。
【0529】
また、関連キーワード解析処理において用いられる端末20の位置情報は、コンテンツ送信要求情報の送信者に限定されない。限定ではなく例として、図1-8において、端末20Aの制御部21は、コンテンツ情報を表示すると、端末20Aの現在位置を含むコンテンツ表示位置情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コンテンツ表示位置情報に基づいて、関連キーワード解析処理を実行するようにしてもよい。
【0530】
また、端末20Aと端末20Bとの位置情報を用いるようにしてもよい。この場合、限定ではなく例として、限定ではなく例として、コンテンツ送信要求情報に含まれる端末20Bの現在位置と、コンテンツ表示位置情報に含まれる端末20Aの現在位置との中間位置に基づいて、関連キーワード解析処理を実行するようにしてもよい。
【0531】
また、端末20Aに送信する関連キーワード情報には端末20Aの位置情報を、端末20Bに送信する関連キーワード情報には端末20Bの位置情報を、それぞれ用いるようにしてもよい。
端末20Bに送信する関連キーワード情報には端末20Aの位置情報を、端末20Aに送信する関連キーワード情報には端末20Bの位置情報を、それぞれ用いるようにしてもよい。
【0532】
なお、関連キーワード解析処理において用いられる位置情報は、端末20の位置情報に限定されない。限定ではなく例として、端末20のユーザの登録情報に基づいて、端末20のユーザの登録住所等を位置情報に用いるようにしてもよい。
【0533】
この場合、関連キーワード解析処理において、限定ではなく例として、以下の位置情報を用いるようにしてもよい。
・メッセージコンテンツ送信者のユーザの位置情報
・メッセージコンテンツ受信者のユーザの位置情報
・メッセージコンテンツ送信者のユーザの位置情報とメッセージコンテンツ受信者のユーザの位置情報に基づく位置情報(限定ではなく例として、中間位置)
【0534】
なお、端末20Aに送信する関連キーワード情報には端末20Aのユーザ登録情報に基づく位置情報を、端末20Bに送信する関連キーワード情報には端末20Bのユーザ登録情報に基づく位置情報を、それぞれ用いるようにしてもよい。
端末20Bに送信する関連キーワード情報には端末20Aのユーザ登録情報に基づく位置情報を、端末20Aに送信する関連キーワード情報には端末20Bのユーザ登録情報に基づく位置情報を、それぞれ用いるようにしてもよい。
【0535】
<第7実施例の効果>
本実施例は、端末20は、第1情報に対する端末20のユーザによる入力により、一の検索結果と、その検索結果に含まれる添付の評価情報とを表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に対する端末のユーザによる入力により、第1検索結果と、第1検索結果に含まれる店舗の評価情報とが表示部に表示されることによって、第1検索結果ばかりでなく、この第1検索結果に含まれる店舗の評価も端末のユーザが確認できるようにすることが可能となり、利便性を向上させることができる。
【0536】
また、本実施例は、端末20が、端末20の位置、または端末20のユーザに関連する位置に基づく第1情報を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末の位置、または端末のユーザに関連する位置に基づく第1情報(第1コンテンツに関連する第1情報)が表示部に表示されることによって、第1コンテンツに関連する情報であって、端末の位置、または端末のユーザに関連する位置に基づく第1情報を端末のユーザに提示することが可能となり、利便性を向上させることができる。
【0537】
また、本実施例は、端末20が、第1コンテンツに関連する、第1情報に含まれる複数の情報(限定ではなく例として、第1コンテンツに関連する情報であって複数の情報)を表示部24に表示する制御を制御部21によって行う。そして、端末20は、この複数の情報を表示する順序を、複数の情報の各々の評価に基づいて決定する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1コンテンツに関連する、第1情報に含まれる複数の情報を、その複数の情報の各々の評価に基づいて、限定ではなく例として、評価の高いもの順(逆の順としてもよい。)に表示させるといったことが可能となり、利便性を向上させることができる。
【0538】
<その他>
上記の実施例で説明した、メッセージングアプリケーションで実現した内容は、支払いアプリケーション等の他のアプリケーションでも同様に実現可能である。
【0539】
また、限定ではなく例として、上記の実施例でサーバ10の制御部11が行うこととして説明した処理のうちの少なくとも一部の処理を、端末20の制御部21が行うようにしてもよい。
【0540】
また、上記の実施例において、各種のアプリケーション(メッセージングアプリケーション、チケット管理アプリケーション、支払いアプリケーション等)を配信する用のサーバ(端末20がアプリケーションをダウンロードするサーバ)を、対応するサービス(アプリケーション)を提供するサーバ等とは異なるサーバとして構成してもよい。つまり、アプリケーションを配信する用のサーバと、上記の実施例等で説明したアプリケーション管理処理等を行うサーバ等とを物理的に分離されたサーバとして構成してもよいし、1つのサーバとして構成してもよい。
【0541】
また、アプリケーションには、各種のアプリケーションのプログラムに限らず、限定ではなく例として、おおもととなるアプリケーションの一機能として他のサービスの機能を持たせるためのプログラム(限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションの一機能として支払いサービスの機能を持たせるためのプログラム、またはその逆)や、おおもととなるアプリケーションのアップデート用のプログラム等を含めてもよい。また、アプリケーションプログラムで活用されるデータ(アプリケーションのアップデート用のデータ等も含めてもよい。)を含めてもよい。
【0542】
また、上記の実施例では、限定ではなく例として、本発明をクライアントサーバシステムによって実現する手法を説明したが、これに限定されない。前述したように、分散システムなど、サーバやサーバシステムの機能を端末20に持たせるシステムによって実現してもよい。限定ではなく例として、上記の実施例で説明したフローチャートで、サーバやサーバシステムが行うこととして説明した処理を、端末が行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0543】
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
図1-7】
図1-8】
図1-9】
図1-10】
図1-11】
図2-1】
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図5-1】
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図5-3】
図5-4】
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図6-1】
図6-2】
図7-1】