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特開2024-91013マッチングプログラム、マッチングシステム、端末プログラム、及び管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091013
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】マッチングプログラム、マッチングシステム、端末プログラム、及び管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240627BHJP
   H04L 51/52 20220101ALI20240627BHJP
   H04L 67/306 20220101ALI20240627BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
H04L51/52
H04L67/306
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022207263
(22)【出願日】2022-12-23
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】504365098
【氏名又は名称】株式会社アクセア
(74)【代理人】
【識別番号】100117101
【弁理士】
【氏名又は名称】西木 信夫
(74)【代理人】
【識別番号】100120318
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 朋浩
(72)【発明者】
【氏名】吉田 忠司
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】プロフィール情報を広く公開しつつ、目的に合致しないユーザからの肯定的評価を制限可能なマッチングプログラムを提供する。
【解決手段】マッチングシステム10は、管理サーバ30と、各ユーザがそれぞれ所持する端末装置11、12とで構成される。マッチングプログラム14は、管理サーバ30に実装される管理プログラム35と、端末装置11、12にそれぞれ実装される端末プログラム28とにより構成される。ユーザは、端末プログラム28を用いて、いいね設定をユーザ管理DBに登録する。いいね設定は、自己に対する肯定的評価を制限する他のユーザの職業等を指定する設定である。ユーザ一覧画面に表示される各ユーザに対して、肯定的評価が制限されていることを示すグレー表示の「いいね」マーク及び禁止マーク、或いは肯定的評価を行えることを示す通常表示の「いいね」マークがそれぞれ対応付けて表示される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットに接続される第1通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及び第1コンピュータを有する管理サーバに実装される管理プログラムと、
インターネットに接続される第2通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及び第2コンピュータを有する端末装置に実装される端末プログラムと、を備えており、
上記管理データベースは、上記ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有しており、
上記端末プログラムは、
肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する設定情報送信処理と、
上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、を上記第2コンピュータに実行させ、
上記管理プログラムは、
上記設定情報を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、
上記閲覧要求を受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、
上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、
上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、
相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する第1生成処理と、
生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記第1通信インタフェースを通じて上記端末装置に返信する第1返信処理と、を上記第1コンピュータに実行させ、
上記端末プログラムは、
上記ユーザ一覧画面データを上記第2通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の上記他ユーザプロフィール情報を有するユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理を上記第2コンピュータに実行させ、
上記ユーザ一覧画面は、上記不許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する、マッチングプログラム。
【請求項2】
上記ユーザ一覧画面は、
上記許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けられた評価可オブジェクトを更に有する、請求項1に記載のマッチングプログラム。
【請求項3】
上記端末プログラムは、
上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報、及び本人確認情報を含む確認情報登録要求を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する登録要求送信処理を上記第2コンピュータに更に実行させ、
上記管理プログラムは、
上記第1通信インタフェースを通じて上記確認情報登録要求を受信したことに基づいて、当該確認情報登録要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、本人未確認情報に代えて本人確認済情報を登録する本人確認済情報登録処理を、上記第1コンピュータに更に実行させ、
上記設定情報は、肯定的評価に本人確認が必要であることを示す第1情報或いは肯定的評価に本人確認が不要であることを示す第2情報を更に含んでおり、
上記設定登録処理は、上記第1情報或いは上記第2情報を上記レコードに登録する処理を含み、
上記第1取得処理は、上記第1情報或いは上記第2情報を取得する処理を含み、
上記第2取得処理は、上記本人未確認情報或いは上記本人確認済情報を取得する処理を含み、
上記決定処理は、
上記第1取得処理で取得した情報が上記第1情報であり、且つ上記第2取得処理で取得した情報が上記本人未確認情報であるに基づいて、当該第1情報と対応付けられた上記他ユーザ識別情報を上記不許可ユーザ識別情報に決定する処理を含む、請求項1に記載のマッチングプログラム。
【請求項4】
上記設定情報は、上記指定情報が指定するカテゴリ種別に属するユーザからのメッセージの受け取りを許可しないことを示す第3情報、或いは上記メッセージの受け取りを許可することを示す第4情報を更に含んでおり、
上記設定登録処理は、上記第3情報或いは上記第4情報を上記レコードに登録する処理を含み、
上記第1取得処理は、上記他ユーザ識別情報と対応付けられた上記第3情報或いは上記第4情報を取得する処理を含み、
上記決定処理は、
上記不許可ユーザ識別情報に決定した上記他ユーザ識別情報と対対応付けられた情報が上記第3情報であることに基づいて、当該不許可ユーザ識別情報にメッセージ不許可情報を更に対応付ける処理を含み、
上記ユーザ一覧画面は、
上記メッセージ不許可情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報と対応付けられたメッセージ不可オブジェクトを更に有する、請求項1に記載のマッチングプログラム。
【請求項5】
上記ユーザ一覧画面は、
上記許可ユーザ識別情報の選択を受け付ける第1アイコン及び上記不許可ユーザ識別情報の選択を受け付ける第2アイコンを含む複数のユーザ選択アイコンを更に有しており、
上記端末プログラムは、
上記入力インタフェースを通じて上記第1アイコンの選択を受け付けたことに基づいて、上記許可ユーザ識別情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報及び評価アイコンを有するユーザ個別画面を上記ディスプレイに表示させる第1個別画面表示処理と、
上記入力インタフェースを通じて上記第2アイコンの選択を受け付けたことに基づいて、上記不許可ユーザ識別情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報及び評価不可アイコンを有するユーザ個別画面を上記ディスプレイに表示させる第2個別画面表示処理と、を上記第2コンピュータに実行させる、請求項1に記載のマッチングプログラム。
【請求項6】
上記カテゴリ種別は、職業と職種との少なくとも一方を含む、請求項1に記載のマッチングプログラム。
【請求項7】
上記端末プログラムは、
上記入力インタフェースを通じて上記評価アイコンが選択されたことに基づいて、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報である要求ユーザ識別情報と、当該評価アイコンと対応付けられた上記許可ユーザ識別情報と、を含む評価登録要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する評価登録要求送信処理を上記第2コンピュータに更に実行させ、
上記管理プログラムは、
上記評価登録要求を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記要求ユーザ識別情報と一致する上記ユーザ識別情報を有するレコードに、上記許可ユーザ識別情報を、肯定的評価をしたユーザを示す情報として登録する肯定的評価登録処理を上記第1コンピュータに更に実行させる、請求項5に記載のマッチングプログラム。
【請求項8】
上記端末プログラムは、
上記入力インタフェースを通じて上記評価不可アイコンが選択されたことに基づいて、肯定的評価を行えないことを示すエラー画面を上記ディスプレイに表示させるエラー画面表示処理を上記第2コンピュータに更に実行させる、請求項5に記載のマッチングプログラム。
【請求項9】
インターネットに接続される第1通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及び管理コントローラを有する管理サーバと、
インターネットに接続される第2通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及び端末コントローラを有する端末装置と、を備えており、
上記管理データベースは、上記ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有しており、
上記端末コントローラは、
肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する設定情報送信処理と、
上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、を実行し、
上記管理コントローラは、
上記設定情報を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、
上記閲覧要求を受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、
上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、
上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、
相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する第1生成処理と、
生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記第1通信インタフェースを通じて上記端末装置に返信する第1返信処理と、を実行し、
上記端末コントローラは、
上記ユーザ一覧画面データを上記第2通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の上記他ユーザプロフィール情報を有するユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理を実行し、
上記ユーザ一覧画面は、上記不許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する、マッチングシステム。
【請求項10】
インターネットに接続される通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及びコンピュータを有する端末装置に実装される端末プログラムであって、
肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記通信インタフェースを通じて管理サーバに送信する設定情報送信処理と、
上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザのプロフィール情報の閲覧要求を、上記通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、
上記管理サーバが送信したユーザ一覧画面データを上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の他のユーザと上記プロフィール情報とをそれぞれ対応付けたユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理と、を上記コンピュータに実行させ、
上記ユーザ一覧画面は、肯定的評価を行うことができない上記他のユーザの上記プロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する、端末プログラム。
【請求項11】
インターネットに接続される通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及びコンピュータを有する管理サーバに実装される管理プログラムであって、
上記管理データベースは、ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有しており、
肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、
上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、
上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、
上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、
相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する生成処理と、
生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記通信インタフェースを通じて端末装置に返信する返信処理と、を上記コンピュータに実行させる、管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ同士の同意によってマッチングを行うマッチングシステムに実装されるマッチングプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ユーザ同士の同意によってマッチングを行うソーシャルネットワーキングサービスシステム(SNS)を開示する。当該SNSでは、ユーザは、自己の氏名や写真や日記帳などのプロフィールを公開する。プロフィールを閲覧した閲覧ユーザが、プロフィールを公開した公開ユーザに対して友達申請を行い、公開ユーザが友達申請を受諾したことに基づいて、閲覧ユーザと公開ユーザとがマッチングされる。
【0003】
特許文献1に開示されたSNSは、公開するプロフィールを閲覧可能なユーザを、「友達の友達」までとするか、「全ユーザ」とするかを設定する機能(いわゆる、公開設定機能)を有する。
【0004】
他方、ビジネスなどに利用されるマッチングシステムが知られている。このマッチングシステムでは、ユーザは、自己の氏名、性別、年齢、職業、職種、活動エリア、経歴などのプロフィールを公開する。ユーザは、他のユーザが公開したプロフィールを閲覧し、例えば職業的に自己に有益であると判断すると、「いいね」などの肯定的評価を行う。ユーザ同士が相互に肯定的評価を行うと、ユーザ同士のマッチングが成立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007-287131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ユーザは、自己に対する肯定的評価を受けてマッチングされることを目的にマッチングシステムにエントリする。しかしながら、ユーザは、自己の職業と無関係な職業の他のユーザからの肯定的評価など、自己の目的に合致しないカテゴリに属する他のユーザからの肯定的評価を望まない場合がある。他方、プロフィールについては、肯定的評価を受けることを望まない他のユーザも含め、広く公開したいとの要望がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プロフィールを広く公開しつつ、目的に合致しないユーザからの肯定的評価を制限可能なマッチングプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係るマッチングプログラムは、インターネットに接続される第1通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及び第1コンピュータを有する管理サーバに実装される管理プログラムと、インターネットに接続される第2通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及び第2コンピュータを有する端末装置に実装される端末プログラムと、を備える。上記管理データベースは、上記ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有する。上記端末プログラムは、肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する設定情報送信処理と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、を上記第2コンピュータに実行させる。上記管理プログラムは、上記設定情報を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、上記閲覧要求を受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する第1生成処理と、生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記第1通信インタフェースを通じて上記端末装置に返信する第1返信処理と、を上記第1コンピュータに実行させる。上記端末プログラムは、上記ユーザ一覧画面データを上記第2通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の上記他ユーザプロフィール情報を有するユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理を上記第2コンピュータに実行させる。上記ユーザ一覧画面は、上記不許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する。
【0009】
ユーザは、自己に対して肯定的評価を行うことができる他のユーザのカテゴリ種別、或いは自己に対して肯定的評価を行うことができない他のユーザのカテゴリ種別を指定する。ユーザが指定したカテゴリ種別は、指定情報として、ユーザ識別情報と対応付けて管理データベースに登録される。また、ユーザが、他のユーザのプロフィール情報の閲覧を望む閲覧要求ユーザである場合、閲覧要求ユーザのカテゴリ種別情報と、当該他のユーザが指定した指定情報とに基づいて、当該他のユーザが閲覧要求ユーザに対して肯定的評価を行うことを許可しているか、許可していないかが判断される。肯定的評価を許可している他ユーザの識別情報は、許可ユーザ識別情報として他ユーザプロフィール情報と対応付けられる。他方、肯定的評価を許可していない他ユーザの識別情報は、不許可ユーザ識別情報として他ユーザプロフィール情報と対応付けられる。相互に対応付けられた許可ユーザ識別情報及び他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた不許可ユーザ識別情報及び他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データが生成され、端末装置に送信される。ユーザ一覧画面データを受信した端末装置は、ユーザ一覧画面をディスプレイに表示させる。ユーザ一覧画面では、不許可ユーザ識別情報と対応する他ユーザプロフィール情報が評価不可オブジェクトと対応付けられて表示される。閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面において、他のユーザのプロフィール情報を確認することができるとともに、各ユーザが肯定的評価を行えるユーザであるか否かを評価不可オブジェクトによって容易に判断することができる。
【0010】
(2) 上記ユーザ一覧画面は、上記許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けられた評価可オブジェクトを更に有していてもよい。
【0011】
閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面において、評価可オブジェクトによって肯定的評価を行えるユーザであることを認識することでき、評価不可オブジェクトによって肯定的評価を行えないユーザであることを認識することができる。
【0012】
(3) 上記端末プログラムは、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報、及び本人確認情報を含む確認情報登録要求を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する登録要求送信処理を上記第2コンピュータに更に実行させてもよい。上記管理プログラムは、上記第1通信インタフェースを通じて上記確認情報登録要求を受信したことに基づいて、当該確認情報登録要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、本人未確認情報に代えて本人確認済情報を登録する本人確認済情報登録処理を、上記第1コンピュータに更に実行させてもよい。上記設定情報は、肯定的評価に本人確認が必要であることを示す第1情報或いは肯定的評価に本人確認が不要であることを示す第2情報を更に含む。上記設定登録処理は、上記第1情報或いは上記第2情報を上記レコードに登録する処理を含む。上記第1取得処理は、上記第1情報或いは上記第2情報を取得する処理を含む。上記第2取得処理は、上記本人未確認情報或いは上記本人確認済情報を取得する処理を含む。上記決定処理は、上記第1取得処理で取得した情報が上記第1情報であり、且つ上記第2取得処理で取得した情報が上記本人未確認情報であるに基づいて、当該第1情報と対応付けられた上記他ユーザ識別情報を上記不許可ユーザ識別情報に決定する処理を含む。
【0013】
ユーザは、端末装置を通じて本人確認情報を管理サーバに提供する。本人確認情報が提供されたユーザについては、本人未確認情報に代えて本人確認済情報が管理データベースに登録される。また、ユーザが、本人確認済でない他のユーザから肯定的評価を受けたくない場合、その旨を示す第1情報が管理データベースに登録される。本人確認済でない他のユーザは、第1情報が管理データベースに登録されたユーザに対しては、肯定的評価を行うことを制限される。
【0014】
(4) 上記設定情報は、上記指定情報が指定するカテゴリ種別に属するユーザからのメッセージの受け取りを許可しないことを示す第3情報、或いは上記メッセージの受け取りを許可することを示す第4情報を更に含んでいてもよい。上記設定登録処理は、上記第3情報或いは上記第4情報を上記レコードに登録する処理を含む。上記第1取得処理は、上記他ユーザ識別情報と対応付けられた上記第3情報或いは上記第4情報を取得する処理を含む。上記決定処理は、上記不許可ユーザ識別情報に決定した上記他ユーザ識別情報と対対応付けられた情報が上記第3情報であることに基づいて、当該不許可ユーザ識別情報にメッセージ不許可情報を更に対応付ける処理を含む。上記ユーザ一覧画面は、上記メッセージ不許可情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報と対応付けられたメッセージ不可オブジェクトを更に有する。
【0015】
上記構成によれば、他ユーザは、肯定的評価を制限したユーザからのメッセージの受け取りも制限することができる。
【0016】
(5) 上記ユーザ一覧画面は、上記許可ユーザ識別情報の選択を受け付ける第1アイコン及び上記不許可ユーザ識別情報の選択を受け付ける第2アイコンを含む複数のユーザ選択アイコンを更に有していてもよい。上記端末プログラムは、上記入力インタフェースを通じて上記第1アイコンの選択を受け付けたことに基づいて、上記許可ユーザ識別情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報及び評価アイコンを有するユーザ個別画面を上記ディスプレイに表示させる第1個別画面表示処理と、上記入力インタフェースを通じて上記第2アイコンの選択を受け付けたことに基づいて、上記不許可ユーザ識別情報と対応付けられた上記他ユーザプロフィール情報及び評価不可アイコンを有するユーザ個別画面を上記ディスプレイに表示させる第2個別画面表示処理と、を上記第2コンピュータに実行させる。
【0017】
ユーザ一覧画面においてユーザ選択アイコンが選択されると、選択されたユーザのプロフィール情報を有するユーザ個別画面がディスプレイに表示される。閲覧要求ユーザは、ユーザ個別画面において、詳細なプロフィール情報を確認して、評価アイコンを選択するか否かを判断する。
【0018】
(6) 上記カテゴリ種別は、職業と職種との少なくとも一方を含んでいてもよい。
【0019】
カテゴリ種別は、職業と職種との少なくとも一方を含み、本発明に係るマッチングプログラムは、いわゆるビジネスマッチングに用いられる。
【0020】
(7) 上記端末プログラムは、上記入力インタフェースを通じて上記評価アイコンが選択されたことに基づいて、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報である要求ユーザ識別情報と、当該評価アイコンと対応付けられた上記許可ユーザ識別情報と、を含む評価登録要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する評価登録要求送信処理を上記第2コンピュータに更に実行させてもよい。上記管理プログラムは、上記評価登録要求を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記要求ユーザ識別情報と一致する上記ユーザ識別情報を有するレコードに、上記許可ユーザ識別情報を、肯定的評価をしたユーザを示す情報として登録する肯定的評価登録処理を上記第1コンピュータに更に実行させる。
【0021】
評価アイコンが選択されると、肯定的評価を行ったユーザのユーザ識別情報を有するレコードに、肯定的評価をした他のユーザの識別情報が登録される。ユーザ同士が相互に肯定的評価を行うと、ユーザ同士がマッチングされる。
【0022】
(8) 上記端末プログラムは、上記入力インタフェースを通じて上記評価不可アイコンが選択されたことに基づいて、肯定的評価を行えないことを示すエラー画面を上記ディスプレイに表示させるエラー画面表示処理を上記第2コンピュータに更に実行させてもよい。
【0023】
肯定的評価を行えないユーザについてのユーザ個別画面において、閲覧要求ユーザが評価不可アイコンを選択した場合、エラー画面がディスプレイに表示される。したがって、閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面において評価不可オブジェクトを見逃したとしても、肯定的評価を行えないことをユーザ個別画面においても認識することができる。
【0024】
(9) 本発明に係るマッチングシステムは、インターネットに接続される第1通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及び管理コントローラを有する管理サーバと、インターネットに接続される第2通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及び端末コントローラを有する端末装置と、を備える。上記管理データベースは、上記ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有する。上記端末コントローラは、肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する設定情報送信処理と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記第2通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、を実行する。上記管理コントローラは、上記設定情報を上記第1通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、上記閲覧要求を受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する第1生成処理と、生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記第1通信インタフェースを通じて上記端末装置に返信する第1返信処理と、を実行する。上記端末コントローラは、上記ユーザ一覧画面データを上記第2通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の上記他ユーザプロフィール情報を有するユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理を実行する。上記ユーザ一覧画面は、上記不許可ユーザ識別情報と対応する上記他ユーザプロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する。
【0025】
本発明は、管理サーバと端末装置とを備えたマッチングシステムとして捉えることもできる。
【0026】
(10) 本発明に係る端末プログラムは、インターネットに接続される通信インタフェース、ユーザを識別するユーザ識別情報を記憶する端末メモリ、入力インタフェース、ディスプレイ、及びコンピュータを有する端末装置に実装される。本発明に係る端末プログラムは、肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記通信インタフェースを通じて管理サーバに送信する設定情報送信処理と、上記端末メモリに記憶された上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザのプロフィール情報の閲覧要求を、上記通信インタフェースを通じて上記管理サーバに送信する閲覧要求送信処理と、上記管理サーバが送信したユーザ一覧画面データを上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、上記ユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面であって、複数の他のユーザと上記プロフィール情報とをそれぞれ対応付けたユーザ一覧画面を上記ディスプレイに表示させるユーザ一覧画面表示処理と、を上記コンピュータに実行させる。上記ユーザ一覧画面は、肯定的評価を行うことができない上記他のユーザの上記プロフィール情報と対応付けたれた評価不可オブジェクトを有する。
【0027】
本発明は、端末装置に実装される端末プログラムとして捉えることもできる。
【0028】
(11) 本発明に係る管理プログラムは、インターネットに接続される通信インタフェース、管理データベースを記憶するサーバメモリ、及びコンピュータを有する管理サーバに実装される。上記管理データベースは、ユーザ識別情報と、ユーザが属するカテゴリ種別を示すカテゴリ種別情報及びユーザ名を含むプロフィール情報と、を対応付けた複数のレコードを有する。本発明に係る管理プログラムは、肯定的評価を制限或いは肯定的評価を許容するカテゴリ種別を指定する指定情報と、ユーザ識別情報と、を含む設定情報を上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該設定情報に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに、当該設定情報に含まれる上記指定情報を登録する設定登録処理と、上記ユーザ識別情報を含む閲覧要求であって、他のユーザの上記プロフィール情報の閲覧要求を、上記通信インタフェースを通じて受信したことに基づいて、当該閲覧要求に含まれる上記ユーザ識別情報を有する上記レコードに登録された上記カテゴリ種別情報を取得する第1取得処理と、上記閲覧要求を受信したことに基づいて、上記他のユーザのユーザ識別情報である他ユーザ識別情報、上記他のユーザの上記プロフィール情報である他ユーザプロフィール情報、及び上記指定情報を上記管理データベースから取得する第2取得処理と、上記第1取得処理で取得した上記カテゴリ種別情報と、上記第2取得処理で取得した上記指定情報とに基づいて、複数の上記他ユーザ識別情報を、肯定的評価を許可する許可ユーザ識別情報と、肯定的評価を不許可とする不許可ユーザ識別情報とにそれぞれ決定する決定処理と、相互に対応付けられた上記許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、相互に対応付けられた上記不許可ユーザ識別情報及び上記他ユーザプロフィール情報と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する生成処理と、生成した上記ユーザ一覧画面データを、上記閲覧要求に対する応答として上記通信インタフェースを通じて端末装置に返信する返信処理と、を上記コンピュータに実行させる。
【0029】
本発明は、管理サーバに実装される管理プログラムとして捉えることもできる。
【発明の効果】
【0030】
この発明によれば、ユーザは、プロフィールを広く公開しつつ、目的に合致しない他のユーザからの肯定的評価を制限することができる。また、評価不可オブジェクトにより、ユーザ一覧画面に表示された各ユーザについて、肯定的評価を行えないユーザであるか否かを閲覧要求ユーザに容易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1図1は、マッチングシステム10の構成を示す図であり、且つ端末装置11、12、及び管理サーバ30の機能ブロック図である。
図2図2は、ユーザ管理データベースを示す図である。
図3図3は、設定登録処理のフローチャートの一部である。
図4図4は、設定登録処理のフローチャートの残りの部分である。
図5図5(A)は、マイページ画面を示す図であり、図5(B)は、公開設定画面を示す図であり、図5(C)は、会社情報画面を示す図である。
図6図6(A)は、いいね設定画面の一部を示す図であり、図6(B)は、いいね設定画面の他の一部を示す図であり、図6(C)は、職種指定画面を示す図である。
図7図7(A)は、職業指定画面を示す図である。図7(B)は、活動エリア指定画面を示す図であり、図7(C)は、性別指定画面を示す図である。
図8図8(A)は、年齢指定画面を示す図であり、図8(B)は、従業員数指定画面を示す図であり、図8(C)は、資本金指定画面を示す図である。
図9図9(A)は、年商指定画面を示す図であり、図9(B)は、上場/非上場指定画面を示す図であり、図9(C)は、メッセージ設定画面を示す図である。
図10図10(A)は、ヘルプ画面を示す図であり、図10(B)は、本人確認画面を示す図である。
図11図11は、閲覧評価処理のフローチャートの一部である。
図12図12は、閲覧評価処理のフローチャートの残りの部分である。
図13図13(A)は、ユーザ一覧画面を示す図であり、図13(B)は、「いいね」マーク121、122、禁止マーク123、及びメッセージマーク124、125を示す図であり、図13(C)は、ユーザ個別画面を示す図である。
図14図14(A)は、ポップアップ表示された第1エラー画面を示す図であり、図14(B)は、メッセージ入力画面を示す図であり、図14(C)は、変形例に係る第2エラー画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施形態について説明がされる。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、図3図4図11図12に示される処理の一部は、本発明の要旨を変更しない範囲で省略されてもよいし、処理順を変更されてもよいし、他の処理に変更されてもよい。また、図5から図10図13、及び図14に示される画面に表示されるアイコンや文字やラジオボタン等は、本発明の要旨を変更しない範囲で省略されてもよいし、表示位置を変更されてもよいし、他のテキストボックスやアイコンやラジオボタンやメニューや文字等に変更されてもよい。
【0033】
本実施形態では、図1に示されたマッチングシステム10が説明される。マッチングシステム10は、ユーザ同士をマッチングするシステムである。マッチングシステム10の提供者であるサービス提供事業者は、例えば、ユーザ同士が会うための場としてブース(貸出スペース)を貸し出すサービスをユーザに提供する。ユーザとは、マッチングシステム10に登録して、所持する端末装置11、12に端末プログラム28をインストールした者を意味する。なお、図1では、2台の端末装置11、12のみが示されているが、端末装置は、3台以上であってもよい。
【0034】
マッチングシステム10は、サービス提供事業者が運用する管理サーバ30と、各ユーザが所持する端末装置11、12であって、サービス提供事業者が提供する端末プログラム28がインストールされた端末装置11、12と、を備える。
【0035】
端末装置11、12は、スマートフォン(登録商標)やタブレット(登録商標)やパーソナルコンピュータなど、インターネット13に接続可能な通信機器である。
【0036】
端末装置11、12は、CPU21、メモリ22、通信インタフェース23、ディスプレイ24、入力インタフェース25、及びカメラ26を有する。
【0037】
CPU21は、メモリ22に記憶されたOS27や端末プログラム28などのプログラムを実行する中央演算処理装置である。CPU21は、コンピュータ、第2コンピュータ、及び端末コントローラの一例である。
【0038】
通信インタフェース23は、移動体通信網やWi-Fi(登録商標)などの無線通信或いは有線通信によって情報やデータを送受信するインタフェースである。通信インタフェース23は、第2通信インタフェース及び通信インタフェースの一例である。
【0039】
入力インタフェース25は、例えばディスプレイ24に重ねられた透明な膜状のタッチセンサや、音声入力用のマイクロフォンや、マウスや、キーボードなどである。
【0040】
カメラ26は、レンズ及び複数の撮像素子を有する。カメラ26は、撮像によって生成した画像データを出力する。カメラ26は、いわゆるデジタルカメラである。カメラ26は、免許証やマイナンバーカードや名刺などの本人確認資料の撮像に用いられる。
【0041】
メモリ22は、ROMやRAMなどである。メモリ22は、端末メモリの一例である。
【0042】
メモリ22は、オペレーティングシステムであるOS27と、端末プログラム28と、ユーザIDと、を記憶する。
【0043】
ユーザIDは、例えば端末プログラム28とともに端末装置11、12にダウンロードされ、メモリ22に記憶される。ユーザIDは、マッチングシステム10に登録した各ユーザを個々に識別する識別情報である。ユーザIDは、ユーザ識別情報の一例である。
【0044】
端末プログラム28は、サービス提供事業者がユーザに提供するプログラムである。端末プログラム28は、いわゆるアプリケーションプログラムであってもよいし、端末装置11、12に実装された不図示のブラウザの機能を拡張する、いわゆるプラグインアプリであってもよい。或いは、端末プログラム28は、ジャバスクリプトを含むhtmlデータであってもよい。
【0045】
ユーザは、例えばブラウザを起動させて、管理サーバ30がインターネット13上に公開するURLにアクセスし、サービス提供事業者が提供するウェブページをディスプレイ24に表示させる。ユーザは、当該ウェブページにおいて氏名や年齢や性別や住所などを入力し、マッチングシステム10への入会申請を行う。管理サーバ30は、入会申請がされたことに基づいて、サーバアドレス(不図示)、ユーザID、及び端末プログラム28を端末装置11、12に返信する。すなわち、サーバアドレス、ユーザID、及び端末プログラム28が端末装置11、12にダウンロード(インストール)される。ダウンロードされたサーバアドレス、ユーザID、及び端末プログラム28は、メモリ22に記憶される。サーバアドレスは、管理サーバ30に付されたグローバルIPアドレスなどの通信アドレスである。
【0046】
管理サーバ30は、CPU31、メモリ32、及び通信インタフェース33を備える。管理サーバ30は、サービス提供事業者が所有するサーバであってもよいし、サービス提供事業者が使用を許諾された、いわゆるレンタルサーバであってもよい。
【0047】
CPU31は、メモリ32に記憶されたOS34や管理プログラム35などのプログラムを実行する中央演算処理装置である。CPU31は、第1コンピュータ、コンピュータ及び管理コントローラの一例である。
【0048】
通信インタフェース33は、インターネット13に接続されている。通信インタフェース33は、第1通信インタフェース及び通信インタフェースの一例である。
【0049】
メモリ32は、オペレーティングシステムであるOS34、管理プログラム35、及びユーザ管理データベースを記憶している。メモリ32は、サーバメモリ一例である。なお、メモリ32は、管理サーバ30がアクセス可能なストレージサーバなどの他のサーバが有するメモリであってもよい。その場合、管理サーバ30及び当該他のサーバは、管理サーバの一例である。
【0050】
管理プログラム35は、端末装置11、12と通信を行う通信機能や、ユーザ管理データベースを管理するデータベース管理機能や、ユーザからの要求に応じて管理データベースに登録された情報を当該ユーザに提供する機能などを備える。管理プログラム35は、上記各機能をそれぞれ実行する複数のモジュール(プログラム)の集合体であってもよいし、単一のプログラムであってもよい。
【0051】
管理サーバ30に実装される管理プログラム35と、端末装置11、12にそれぞれ実装される端末プログラム28とにより、マッチングプログラム14が構成される。
【0052】
図2に示されるように、ユーザ管理データベースは、ユーザに関する情報(上段部分)や、ユーザが指定した公開設定及びいいね設定に関する情報(中段部分)や、ユーザが指定したメッセージ設定(下段部分)や、肯定的評価である「いいね」に関する情報(下段部分)や、所属するグループに関する情報(下段部分))の管理を行うデータベースである。
【0053】
ユーザ管理データベースは、複数のカラム(列)及び複数のレコード(行)を有する。各カラムは、項目名をそれぞれ付されている。一のカラムは、項目名「ユーザID」を付されている。項目名「ユーザID」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザIDがそれぞれ登録されている。各レコードは、ユーザIDによって個々に識別される。すなわち、一のレコードは、一のユーザに対応している。
【0054】
管理プログラム35は、端末装置11、12が送信した入会申請を受信すると、ユーザ管理データベースに新たなレコードを生成するとともに、ユーザ管理データベースに使用されていないユニークなユーザIDを生成し、生成したユーザIDを、生成した新たなレコードに登録する。
【0055】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「氏名」、「性別」、「年齢」、及び「住所」が付されている。
【0056】
項目名「氏名」が付されたカラムのフィールドには、ユーザの「姓」及び「名」がそれぞれ登録されている。項目名「性別」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの性別がそれぞれ登録されている。項目名「年齢」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの年齢がそれぞれ登録されている。項目名「住所」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの所在地を示す住所がそれぞれ登録されている。管理プログラム35は、端末プログラム28が送信した入会申請に含まれるユーザの氏名、性別、年齢、及び住所を各カラムの各フィールドにそれぞれ登録する。ユーザの氏名は、ユーザ名の一例である。
【0057】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「画像データ」が付されている。項目名「画像データ」が付されたカラムのフィールドには、ユーザから提供された画像データを示すファイルパスが登録される。画像データは、ユーザの写真やイメージイラストなどを示すデータである。画像データは、端末装置11、12を通じてユーザから管理サーバ30に提供される。提供された画像データは、管理プログラム35によってユーザ管理データベースに登録される。以下では、当該画像データが示す画像は、「本人画像」と記載されて説明がされる。
【0058】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「会社名」、「職業」、「職種」、「活動エリア」が付されている。
【0059】
項目名「会社名」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが在職する企業や法人等の名称が登録される。
【0060】
項目名「職業」が付されたカラムのフィールドには、ユーザの職業を示す職業コードが登録される。ユーザ管理データベースは、職業コードと職業名とを対応付けた不図示の対応テーブルを有している。職業名は、企業経営者(代表取締役)や、事務職(法務)や、販売スタッフなど(図7(A)参照)である。
【0061】
項目名「職種」が付されたカラムのフィールドには、ユーザの職種を示す職種コードが登録される。ユーザ管理データベースは、職種コードと職種名とを対応付けた不図示の対応テーブルを有している。職種名は、重化学工業や、農林水産業や、宿泊業など(図6(C)参照)である。
【0062】
項目名「活動エリア」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが活動を行うエリアの名称が登録される。図7(B)が示す例では、活動エリアの名称は、都道府県名である。ユーザが活動を行うエリアとは、例えばユーザが在職する会社が営業を行うエリアである。
【0063】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「会社情報3」が付されている。項目名「会社情報3」が付されたカラムは、項目名「従業員数」、「資本金」、「年商」、「上場/非上場」が付されたサブカラムを有している。
【0064】
項目名「従業員数」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等に所属する従業員の人数帯(図8(B)参照)が登録される。従業員の人数帯は、例えば1~5人や6~10人や1万人以上などである。
【0065】
項目名「資本金」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等の資本金帯(図8(C)参照)が登録される。資本金帯は、例えば300万円未満や、5000万円~1億円未満などである。
【0066】
項目名「年商」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等の年商帯(図9(A)参照)が登録される。年商帯は、例えば1000万円未満や、1000万円~5000万円未満などである。
【0067】
項目名「上場/非上場」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等が上場しているか、上場していない(非上場)かが登録される(図9(B)参照)。
【0068】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「会社情報1」及び「会社情報2」が付されている。
【0069】
項目名「会社情報1」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等の住所、ユーザが所属する会社や法人等における部署の名称(部署名)及び役職の名称、ユーザが所属する会社や法人等がインターネット13上に公開しているURLが登録される。
【0070】
項目名「会社情報2」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが所属する会社や法人等におけるユーザのEメールアドレス、電話番号、及びFAX番号が登録される。
【0071】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「履歴情報」及び「PR情報」が付されている。
【0072】
項目名「経歴情報」が付されたカラムのフィールドには、ユーザの経歴を示すファイルのファイルパスが登録される。経歴情報は、例えば、ユーザが過去に従事していた職業や職種などである。
【0073】
項目名「PR情報」が付されたカラムのフィールドには、ユーザのPR文を示すファイルのファイルパスが登録される。ユーザのPR文とは、例えばユーザの趣味などを示す文章である。
【0074】
会社名、職業名、職種名、活動エリア名、会社情報1、会社情報2、会社情報3、履歴情報、及びPR情報は、端末装置11、12を通じてユーザから管理サーバ30に提供される。提供された会社名、職業名と対応する職業コード、職種名と対応する職種コード、活動エリアを示す都道府県名、会社情報1、会社情報2、会社情報3、履歴情報、及びPR情報は、管理プログラム35によってユーザ管理データベースに登録される。
【0075】
ユーザ管理データベースに登録される職業コード(職業)や職種コード(職種)や活動エリア(都道府県名)や性別(男性/女性)や年齢帯や従業員数帯や資本金帯や年商帯や上場或いは非上場は、カテゴリ種別の一例である。
【0076】
以下では、ユーザの氏名、性別、年齢、住所、本人画像、会社名、職業名、職種名、活動エリア名、会社情報1、会社情報2、会社情報3、履歴情報、及びPR情報は、プロフィール情報と記載されて説明がされる。
【0077】
ユーザ管理データベースに登録された職業名(職業コード)、職種名(職種コード)、活動エリア名(都道府県名)、従業員帯、資本金帯、年商、及び上場/非上場は、それぞれカテゴリ種別情報の一例である。
【0078】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「本人確認」が付されている。項目名「本人確認」が付されたカラムのフィールドには、本人確認がされたことを示す「済」或いは本人確認がされていないことを示す「未」が登録される。本人確認の初期値は「未」である。本人確認データが端末装置11、12を通じてユーザから管理サーバ30に提供されたことに基づいて、本人確認が「未」から「済」に変更される。本人確認データは、例えば免許証やパスポートやマイナンバーカードや名刺の撮像により生成される画像データである。
【0079】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「公開設定」が付されている。項目名「公開設定」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが自己のプロフィール情報のうち、他のユーザに公開することを望まない項目の指定が登録される。
【0080】
詳しく説明すると、項目名「公開設定」が付されたカラムは、項目名「公開ユーザ」、「いいねした人」、「年齢」、「性別」、「活動エリア」、「経歴」、「会社名」、「会社情報1」、「会社情報2」、及び「会社情報3」が付されたサブカラムを有している。
【0081】
項目名「公開ユーザ」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが全ユーザに対してプロフィール情報を公開することを許容する「0」或いは他のユーザへのプロフィール情報の公開に制限が設けられていることを示す「1」が登録される。
【0082】
項目名「いいねした人」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザがプロフィール情報を公開することを、「いいね」をした人に限定する「1」或いは限定しない「0」が登録される。
【0083】
項目名「年齢」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに年齢を公開することを許容する「0」或いは他のユーザに年齢を公開しないことを示す「1」が登録される。
【0084】
項目名「性別」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに性別を公開することを許容する「0」或いは他のユーザに性別を公開しないことを示す「1」が登録される。
【0085】
項目名「活動エリア」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに活動エリアを公開することを許容する「0」或いは他のユーザに活動エリアを公開しないことを示す「1」が登録される。
【0086】
項目名「経歴」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに経歴情報を公開することを許容する「0」或いは他のユーザに経歴情報を公開しないことを示す「1」が登録される。
【0087】
項目名「会社名」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに、所属する会社や法人等の名称(会社名)を公開することを許容する「0」或いは他のユーザに当該名称(会社名)を公開しないことを示す「1」が登録される。
【0088】
項目名「会社情報1」、「会社情報2」、「会社情報3」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが他のユーザに、会社情報1、会社情報2、会社情報3を公開することを許容する「0」或いは他のユーザに会社情報1、会社情報2、会社情報3を公開しないことを示す「1」がそれぞれ登録される。
【0089】
なお、項目名「年齢」、「性別」、「活動エリア」、「経歴」、「会社名」、「会社情報1」、「会社情報2」、「会社情報3」の各フィールドに登録される情報の初期値は、「0」であってもよいし「1」であってもよい。
【0090】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「いいね設定」が付されている。項目名「いいね設定」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを許容するか否かを示す情報が項目ごとに登録される。
【0091】
項目名「いいね設定」が付されたカラムは、項目名「全許諾」、「いいねしていない人」、「本人確認設定」、「職業設定」、「職種設定」、「活動エリア設定」、「性別設定」、「従業員数設定」、「資本金設定」、「年商設定」、及び「上場設定」、が付されたサブカラムを有する。
【0092】
項目名「全許諾」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを全ての他のユーザに対して許諾することを示す「0」、或いはユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを他のユーザに対して制限することを示す「1」が登録される。
【0093】
項目名「いいねしていない人」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを、自己が肯定的評価(いいね)を行った人に限定することを示す「1」、或いは限定しないことを示す「0」が登録される。
【0094】
項目名「本人確認設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることに本人確認が行われていることが必要であることを示す「要」或いはユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることに本人確認が行われていることが不要であることを示す「不要」が登録される。項目名「本人確認設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される情報の初期値は、「要」であってもよいし、「不要」であってもよい。項目名「本人確認設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録された「要」は、第1情報の一例である。項目名「本人確認設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録された「不要」は、第2情報の一例である。
【0095】
項目名「職業設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する職業の職業コード、或いは職業による制限を設けないことを示す「-」が登録される。項目名「職業設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される職業コードは、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)を行うことを制限する1つ或いは複数の職業を指定することができる。
【0096】
項目名「職種設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する職種の職種コード、或いは職種による制限を設けないことを示す「-」が登録される。項目名「職種設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される職種コードは、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)を行うことを制限する1つ或いは複数の職種を指定することができる。
【0097】
項目名「活動エリア設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する活動エリアを示す都道府県名、或いは活動エリアによる制限を設けないことを示す「-」が登録される。項目名「活動エリア設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される都道府県名は、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)を行うことを制限する1つ或いは複数の活動エリアを指定することができる。
【0098】
項目名「性別設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する性別、或いは性別による制限を設けないことを示す「-」が登録される。登録される性別は、「男性」又は「女性」である。「男性」は、男性のユーザからの肯定的評価(いいね)を制限することを意味する。「女性」は、女性のユーザからの肯定的評価(いいね)を制限することを意味する。
【0099】
項目名「従業員数設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する従業員数帯、或いは従業員数帯による制限を設けないことを示す「-」が登録される。項目名「従業員数設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される従業員数帯は、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)を行うことを制限する1つ或いは複数の従業員数帯を指定することができる。
【0100】
項目名「資本金設定」が付されたサブカラムのフィールドには、ユーザが自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限する資本金帯、或いは従業員数帯による制限を設けないことを示す「-」が登録される。項目名「資本金設定」が付されたサブカラムのフィールドに登録される資本金帯は、1つであってもよいし、複数であってもよい。すなわち、ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)を行うことを制限する1つ或いは複数の資本金帯を指定することができる。
【0101】
項目名「上場設定」が付されたサブカラムのフィールドには、「上場」或いは「非上場」が登録される。「上場」は、上場している会社や法人等に所属するユーザからの肯定的評価を制限することを意味する。「非上場」は、上場していない会社や法人等に所属するユーザからの肯定的評価を制限することを意味する。
【0102】
項目名「職業設定」、「職種設定」、「活動エリア設定」、「性別設定」、「従業員数設定」、「資本金設定」、「年商設定」、及び「上場設定」が付されたサブカラムに登録される情報の初期値は、「-」である。
【0103】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「メッセージ設定」が付されている。項目名「メッセージ設定」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが自己に対してメッセージを送信することを許容するか否かを示す情報が項目ごとに登録される。
【0104】
項目名「メッセージ設定」が付されたカラムは、項目名「全受付」、「新規不可」、「マッチングユーザのみ」、及び「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたサブカラムを有する。
【0105】
項目名「全受付」が付されたサブカラムのフィールドには、全てのユーザからのメッセージの受付を許容する「0」或いはメッセージの受け取りに制限を設ける「1」が登録される。
【0106】
項目名「新規不可」が付されたサブカラムのフィールドには、初期値の「0」或いは「1」が登録される。項目名「新規不可」が付されたサブカラムのフィールドに「1」が登録されている場合、新規のメッセージの受付が制限される。
【0107】
項目名「マッチングユーザのみ」が付されたサブカラムのフィールドには、初期値の「0」或いは「1」が登録される。項目名「マッチングユーザのみ」が付されたサブカラムのフィールドに「1」が登録されている場合、自己と相互に肯定的評価を行ってマッチングしたユーザからのメッセージの受付のみが許容される。
【0108】
項目名「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたサブカラムのフィールドには、初期値の「0」或いは「1」が登録される。項目名「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたサブカラムのフィールドに「1」が登録されている場合、いいね設定で肯定的評価を行うことを制限したユーザからのメッセージの受付が制限される。項目名「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたサブカラムのフィールドに登録された「1」は、第3情報の一例である。項目名「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたサブカラムのフィールドに登録された「0」は、第4情報の一例である。
【0109】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「いいねしたユーザID」、「いいねされたユーザID」、及び「マッチングユーザID」が付されている。
【0110】
項目名「いいねしたユーザID」が付されたサブカラムのフィールドには、自己が肯定的評価を行った他のユーザのユーザIDが登録される。項目名「いいねされたユーザID」が付されたサブカラムのフィールドには、自己に対して肯定的評価を行った他のユーザのユーザIDが登録される。項目名「マッチングユーザID」が付されたサブカラムのフィールドには、自己が肯定的評価を行い、且つ自己に対して肯定的評価を行ってマッチングした他のユーザのユーザIDが登録される。
【0111】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「所属グループ」が付されている。項目名「所属グループ」が付されたカラムのフィールドには、ユーザが所属するグループに付されたグループIDが登録される。例えば、ユーザは、マッチングユーザを含む他のユーザに対してグループ加入の要請を行い、或いは他のユーザが行ったグループ加入の要請を受諾することにより、グループに所属する。ユーザがグループに所属したことに基づいて、当該グループのグループIDが、項目名「所属グループ」が付されたカラムのフィールドに登録される。
【0112】
以下、図3から図10が参照されて、管理プログラム35がユーザ管理データベースに設定情報を登録する設定登録処理が説明される。なお、管理プログラム35が実行する処理は、管理サーバ30のCPU31或いは管理サーバ30が実行する処理でもある。また、端末プログラム28が実行する処理は、端末装置11或いは端末装置12のCPU21、或いは端末装置11或いは端末装置12が実行する処理でもある。なお、以下では、端末装置11を所持しているユーザが設定登録を行うものとして説明がされる。
【0113】
ユーザは、所持する端末装置11が実装する端末プログラム28を起動させる。図3に示されるように、起動された端末プログラム28は、不図示のメイン画面をディスプレイ24に表示させる(S11)。ユーザは、メイン画面が有する不図示の「マイページ」アイコンを選択する。端末プログラム28は、入力インタフェース25を通じて「マイページ」アイコンの選択を受け付けたことに基づいて(S12)、マイページ画面を示す画面識別情報と、メモリ22に記憶されたユーザIDと、画面要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S13)。画面要求は、例えば画面識別情報及びユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S14)。
【0114】
管理サーバ30は、画面識別情報、ユーザID、及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S14)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した画面識別情報が示すマイページ画面のフォーマットデータをメモリ32から読み出す(S15)。また、管理プログラム35は、受信したユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードに登録されたプロフィール情報、いいね設定、及びメッセージ設定を読み出す(S16)。読み出されるプロフィール情報は、氏名、年齢、画像データ、会社名等を含む。
【0115】
管理プログラム35は、読み出したプロフィール情報と、第1制限情報と、第2制限情報と、第3確認情報とを、ステップS15で読み出したフォーマットデータの入力フィールドに入力して、マイページ画面データを生成する(S17)。第1制限情報は、いいね設定においてユーザが制限を設けた項目があるか否かを示す情報である。第2制限情報は、メッセージ設定においてユーザが制限を設けているか否かを示す情報である。第3確認情報は、本人確認済であるか否かを示す情報である。
【0116】
第1制限情報、第2制限情報、及び第3情報は、例えば「0」又は「1」のフラグである。管理プログラム35は、読み出したいいね設定における項目名「全許諾」に「1」が登録されている場合は、ユーザが制限を設けていることを示す「1」の値の第1制限情報を生成する。管理プログラム35は、読み出したいいね設定における「全許諾」に「0」が登録されている場合は、ユーザが制限を設けていないことを示す「0」の値の第1制限情報を生成する。また、管理プログラム35は、読み出したメッセージ設定における項目名「全受付」に「1」が登録されている場合、ユーザがメッセージの受け取りに制限を設けていることを示す「1」の値の第2制限情報を生成する。管理プログラム35は、読み出したメッセージ設定における項目名「全受付」に「0」が登録されている場合、ユーザが制限を設けていないことを示す「0」の値の第2制限情報を生成する。また、管理プログラム35は、読み出した「本人確認」が未であることに基づいて、「0」の値の第3確認情報を生成し、読み出した「本人確認」が済であることに基づいて、「1」の値の第3確認情報を生成する。
【0117】
管理プログラム35は、生成したマイページ画面データを含むHTTPレスポンスを、ステップS14で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて送信する(S18)。
【0118】
端末装置11は、マイページ画面データを含むHTTPレスポンスを、通信インタフェース23を通じて受信する(S18)。端末装置11の端末プログラム28は、受信したマイページ画面データが示すマイページ画面をディスプレイ24に表示させる(S19)。
【0119】
図5(A)に示されるように、マイページ画面は、ユーザの氏名を示す文字と、ユーザの性別を示す「男性」或いは「女性」の文字と、ユーザの活動エリアを示す「東京都 千葉県」等の文字と、ユーザの職種を示す「印刷・出版業」等の文字と、ユーザの職業を示す「WEBデザイナー」等の文字と、ユーザのPR情報を示す「デザイン、WEBコンテンツデザインならお任せください」等の文字と、を有する。
【0120】
また、マイページ画面は、上記画像データが示す本人画像41と、「本人確認」アイコン42とを有する。「本人確認」アイコン42は、ユーザが本人確認データをマッチングシステム10に提供して本人確認登録を行うためのアイコンである。なお、本人確認登録が既にされている場合は、「本人確認」アイコン42に代えて、「本人確認済」の文字がマイページ画面に表示される。
【0121】
また、マイページ画面は、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字を有する。なお、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字は、ユーザが肯定的評価(いいね)の受付及びメッセージの受付を制限している場合に表示される。ユーザが肯定的評価(いいね)の受付を制限しておらず、且つメッセージの受付を制限している場合、例えば「メッセージの受付を限定しています」の文字がマイページ画面に表示される。また、ユーザが肯定的評価(いいね)の受付を制限しており、且つメッセージの受付を制限していない場合、「いいねの受付を限定しています」の文字がマイページ画面に表示される。ユーザは、表示される文字により、現在自己が肯定的評価及びメッセージの受付に対して制限を行っているか否かを認識することができる。
【0122】
また、マイページ画面は、「公開設定」アイコン43と、「いいね設定」アイコン44と、「メッセージ設定」アイコン45と、を有する。「公開設定」アイコン43は、ユーザが公開設定を行うためのアイコンである。「いいね設定」アイコン44は、ユーザがいいね設定を行うためのアイコンである。「メッセージ設定」アイコン45は、ユーザがメッセージ設定を行うためのアイコンである。
【0123】
また、マイページ画面は、「マイページ」アイコン46と、「コミュニティ」アイコン47と、を有する。「マイページ」アイコン46は、マイページ画面を表示させる指示を受け付けるアイコンである。「コミュニティ」アイコン47は、ユーザ一覧画面(図13(A)参照)を表示させる指示を受け付けるアイコンである。なお、現在表示されている画面がマイページ画面(図5(A)参照)である場合、「コミュニティ」アイコン47は、グレー表示される。また、現在表示されている画面がユーザ一覧画面(図13(A)参照)である場合、「マイページ」アイコン46は、グレー表示される。
【0124】
ユーザは、マイページ画面において、設定或いは本人確認登録を行う場合、「公開設定」アイコン43、或いは「いいね設定」アイコン44、或いは「メッセージ設定」アイコン45、或いは「本人確認」アイコン42を選択する。
【0125】
図3に示されるように、端末装置11の端末プログラム28は、マイページ画面において、入力インタフェース25を通じてアイコンの選択を受け付ける(S20)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが「公開設定」アイコン43であるか否かを判断する(S21)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが「公開設定」アイコン43であると判断すると(S21:Yes)、公開設定画面をディスプレイ24に表示させる(S22)。詳しく説明すると、端末プログラム28は、公開設定画面を示す画面識別情報及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する。画面要求は、例えば画面識別情報を付帯するコマンドである。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した画面識別情報が示す公開設定画面データをメモリ32から読み出し、読み出した公開設定画面データを含むHTTPレスポンスを、受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に送信する。端末装置11の端末プログラム28は、受信した公開設定画面データが示す公開設定画面をディスプレイ24に表示させる。なおフローチャート(図3参照)では、端末プログラム28が管理サーバ30から公開設定画面データを取得する上記一連の処理が省略されている。
【0126】
図5(B)に示されるように、公開設定画面は、「<」で示される「戻る」アイコン51と、選択バー52と、を有する。「戻る」アイコン51は、マイページ画面に戻る指示を受け付けるアイコンである。選択バー52は、プロフィール情報を公開するか否かの選択を受け付けるバーである。選択バー52の初期位置は、「プロフィール情報を公開しない」ことを示す左位置である。ユーザは、プロフィール情報を公開してもよい場合、選択バー52を左位置から右位置にスライドさせる。
【0127】
公開設定画面は、「公開範囲の選択」の文字と対応付けられた「公開ユーザ」ラジオボタン53及び「いいねを押した人のみ」ラジオボタン54を有する。「公開ユーザ」ラジオボタン53及び「いいねを押した人のみ」ラジオボタン54は、選択バー52が初期値の左位置にある状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、選択バー52が左位置から右位置にスライドされることによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。以下で説明される「公開する情報の選択」の文字や、「年齢」等の文字と対応付けられたラジオボタン55からラジオボタン62等についても同様に、選択バー52が左位置にある状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、選択バー52が左位置から右位置にスライドされることによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。なお、通常表示とは、グレー表示でない表示を意味する。
【0128】
「公開ユーザ」ラジオボタン53と「いいねを押した人のみ」ラジオボタン54とは、いずれか一方のみの選択が許容される。選択バー52が左位置から右位置にスライドされた直後は、「公開ユーザ」ラジオボタン53がデフォルトで選択された状態となっている。
【0129】
ユーザは、プロフィール情報を公開する他の全ユーザに対してプロフィール情報を公開する場合、「公開ユーザ」ラジオボタン53を選択する。ユーザは、自己に対して肯定的評価(いいね)をしたユーザのみにプロフィール情報を公開する場合、「いいねを押した人のみ」ラジオボタン54を選択する。
【0130】
公開設定画面は、「公開する情報の選択」の文字を有する。また、公開設定画面は、「年齢」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン55を有する。一方のラジオボタン55は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン55は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、自己の年齢を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン55を選択する。ユーザは、自己の年齢を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン55を選択する。
【0131】
公開設定画面は、「性別」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン56を有する。一方のラジオボタン56は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン56は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、自己の性別を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン56を選択する。ユーザは、自己の性別を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン56を選択する。
【0132】
公開設定画面は、「活動エリア」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン57を有する。一方のラジオボタン57は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン57は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、自己の活動エリアを公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン57を選択する。ユーザは、自己の活動エリアを公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン57を選択する。
【0133】
公開設定画面は、「経歴情報」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン58を有する。一方のラジオボタン58は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン58は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、自己の経歴情報を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン58を選択する。ユーザは、自己の経歴情報を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン58を選択する。
【0134】
公開設定画面は、「会社名」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン59を有する。一方のラジオボタン59は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン59は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、自己が在職する会社等名称である会社名を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン59を選択する。ユーザは、会社名を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン59を選択する。
【0135】
公開設定画面は、「会社情報1」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン60を有する。一方のラジオボタン60は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン60は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、会社情報1を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン60を選択する。ユーザは、会社情報1を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン60を選択する。
【0136】
公開設定画面は、「会社情報2」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン61を有する。一方のラジオボタン61は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン61は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、会社情報2を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン61を選択する。ユーザは、会社情報2を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン61を選択する。
【0137】
公開設定画面は、「会社情報3」の文字と対応付けられた一対のラジオボタン62を有する。一方のラジオボタン62は、「公開」の文字と対応付けられており、他方のラジオボタン62は、「非公開」の文字と対応付けられている。ユーザは、会社情報3を公開してもよい場合、「公開」の文字と対応付けられたラジオボタン62を選択する。ユーザは、会社情報3を公開しない場合、「非公開」の文字と対応付けられたラジオボタン62を選択する。
【0138】
なお、「会社情報1」の文字と、「会社情報2」の文字と、「会社情報3」の文字とは、アイコンであってもよい。端末プログラム28は、「会社情報1」の文字、或いは「会社情報2」の文字、或いは「会社情報3」の文字が選択されたと判断すると、会社情報1、会社情報2、及び会社情報3を有する会社情報画面(図5(C)参照)をディスプレイ24に表示させる。詳しく説明すると、端末プログラム28は、会社情報画面を示す画面識別情報、メモリ22に記憶されたユーザID、及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定し、特定したレコードに登録された会社情報1、会社情報2、会社情報3等のプロフィール情報を読み出す。管理プログラム35は、読み出したプロフィール情報を、受信した画面識別情報が示すフォーマットデータの入力フィールドに入力し、会社情報画面データを生成する。管理プログラム35は、生成した会社情報画面データを含むHTTPレスポンスを、受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に送信する。端末装置11の端末プログラム28は、受信した会社情報画面データが示す会社情報画面をディスプレイ24に表示させる。
【0139】
ユーザは、ラジオボタン55からラジオボタン62を選択した後、「戻る」アイコン51を選択する。
【0140】
端末装置11の端末プログラム28は、公開設定画面におけるラジオボタン55からラジオボタン62の選択内容である公開設定入力と、「戻る」アイコン51の選択による設定完了入力とを、入力インタフェース25を通じて受け付ける(S23、S24)。端末プログラム28は、設定完了入力を受け付けたことに基づいて(S24)、公開設定と、メモリ22に記憶されたユーザIDと、公開設定登録要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S25)。公開設定は、ラジオボタン55からラジオボタン62の選択内容を示すデータである。公開設定登録要求は、例えば公開設定及びユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S26)。
【0141】
管理サーバ30は、公開設定、ユーザID、及び公開設定登録要求を含むHTTPリクエストを受信する(S26)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードに、受信した公開設定を登録する(S27)。
【0142】
管理プログラム35は、公開設定をユーザ管理データベースに登録したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS26で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S28)。
【0143】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したACKを、通信インタフェース23を通じて受信する(S28)。端末装置11の端末プログラム28は、ACKを受信したことに基づいて、マイページ画面をディスプレイ24に再度表示させる(S19)。なお、フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、ステップS26においてHTTPリクエストを送信してから所定の時間内にACKを受信できないことに応じて、或いはNACK(否定応答)を受信したことに応じて、ステップS26の処理を再度実行する。
【0144】
端末装置11の端末プログラム28は、マイページ画面(図5(A)参照)において選択されたアイコンが「公開設定」アイコン43でないと判断すると(S21:No)、選択されたアイコンが「いいね設定」アイコン44であるか否かを判断する(S29)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが「いいね設定」アイコン44であると判断すると(S29:Yes)、いいね設定画面をディスプレイ24に表示させる(S30)。詳しく説明すると、端末プログラム28は、いいね設定画面を示す画面識別情報及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する。画面要求は、例えば画面識別情報を付帯するコマンドである。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した画面識別情報が示すいいね設定画面データをメモリ32から読み出し、読み出したいいね設定画面データを含むHTTPレスポンスを、受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に送信する。端末装置11の端末プログラム28は、受信したいいね設定画面データが示すいいね設定画面をディスプレイ24に表示させる。なおフローチャート(図3参照)では、端末プログラム28が管理サーバ30からいいね設定画面データを取得する上記一連の処理が省略されている。
【0145】
図6(A)に示されるように、いいね設定画面は、「戻る」アイコン51と、選択バー52とを有する。「戻る」アイコン51は、マイページ画面に戻る指示を受け付けるアイコンである。選択バー52は、肯定的評価を行う機能(いいね機能)を利用するか否かの選択を受け付けるバーである。選択バー52の初期位置は、「いいね機能を利用しない」ことを示す左位置である。ユーザは、他のユーザからの肯定的評価(いいね)を受け付けてもよい場合、選択バー52を左位置から右位置にスライドさせる。
【0146】
また、いいね設定画面は、「すべてのユーザから受け付ける」の文字と対応付けられたラジオボタン71と、「受け付けないユーザを選択する」の文字と対応付けられたラジオボタン72とを有する。ユーザは、他の全てのユーザから肯定的評価(いいね)を受け付けることを許容する場合、ラジオボタン71を選択する。ユーザは、特定のユーザからの肯定的評価(いいね)を受け付けない場合、ラジオボタン72を選択する、ラジオボタン71とラジオボタン72とは、いずれか一方のみの選択が許容される。ラジオボタン71及びラジオボタン72は、選択バー52が初期値の左位置にある状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、選択バー52が左位置から右位置にスライドされることによって表示され或いは通常表示にされて選択可能となる。選択バー52が左位置から右位置にスライドされた直後では、ラジオボタン71がデフォルトで選択された状態となっている。
【0147】
いいね設定画面は、「自分がいいねをしていないユーザ」の文字と対応付けられたラジオボタン73と、「本人確認済ではないユーザ」の文字と対応付けられたラジオボタン74と、を備える。
【0148】
ユーザは、自己が肯定的評価(いいね)をしていない他のユーザからの肯定的評価(いいね)を受けることを望まない場合、ラジオボタン73を選択する。また、ユーザは、本人確認がされていない他のユーザからの肯定的評価を望まない場合、ラジオボタン74を選択する。
【0149】
図6(A)に示されるように、いいね設定画面は、「業種」の文字と対応付けられたラジオボタン75、「業種を選択」の文字、及び「>」アイコン151と、「職業」の文字と対応付けられたラジオボタン76、「職業を選択」の文字、及び「>」アイコン152と、「活動エリア」の文字と対応付けられたラジオボタン77、「活動エリアを選択」の文字、及び「>」アイコン153と、「性別」の文字と対応付けられたラジオボタン78、「性別を選択」の文字、及び「>」アイコン154と、「年齢」の文字と対応付けられたラジオボタン79、「年齢を入力」の文字、及び「>」アイコン155と、を有する。
【0150】
なお、「受け付けないユーザを選択する」の文字等と対応付けられたラジオボタン73からラジオボタン79、及び後述のラジオボタン91からラジオボタン94は、ラジオボタン72が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン72が選択されることによって表示或いは通常表示されて選択可能になる。
【0151】
「業種を選択」の文字及び「>」アイコン151は、ラジオボタン75が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン75が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「職業を選択」の文字及び「>」アイコン152は、ラジオボタン76が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン76が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「活動エリアを選択」の文字及び「>」アイコン153は、ラジオボタン77が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン77が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「性別を選択」の文字及び「>」アイコン154は、ラジオボタン78が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン78が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「年齢を入力」の文字及び「>」アイコン155は、ラジオボタン79が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン75が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。
【0152】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(A)参照)において「業種」の文字と対応付けられたラジオボタン75が選択され、且つ「>」アイコン151が選択されたことに基づいて、図6(C)に示された職種指定画面をディスプレイ24に表示させる。職種指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて職種指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0153】
職種指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する職種を指定する画面である。職種指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン80とを有する。各ラジオボタン80は、「重化学工業」や「農林水産業」や「鉱業」や「建設業」などの職種名を示す文字とそれぞれ対応付けられている。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する職種と対応付けられたラジオボタン80を選択する。職種指定画面では、複数のラジオボタン80の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の職種を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する職種を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(A)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0154】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(A)参照)において「職業」の文字と対応付けられたラジオボタン76が選択され、且つ「>」アイコン152が選択されたことに基づいて、図7(A)に示された職業指定画面をディスプレイ24に表示させる。職業指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて職業指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0155】
職業指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する職業を指定する画面である。職業指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン81と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン81は、「企業経営者(代表取締役)」や「会社役員(企業・団体)」や「個人事業主(フリーランス)」や「管理職(執行役員・部長)」などの職業名を示す文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、各ラジオボタン81の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン81が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン81が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0156】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する職業と対応付けられたラジオボタン81を選択する。職業指定画面では、複数のラジオボタン81の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の職業を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する職業を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(A)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0157】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(A)参照)において「活動エリア」の文字と対応付けられたラジオボタン77が選択され、且つ「>」アイコン153が選択されたことに基づいて、図7(B)に示された活動エリア指定画面をディスプレイ24に表示させる。活動エリア指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて活動エリア指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0158】
活動エリア指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する活動エリアを指定する画面である。活動エリア指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン82と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン82は、「北海道」や「青森県」や「東京都」や「大阪府」などの都道府県名を示す文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、各ラジオボタン82の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン82が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン82が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0159】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する活動エリアと対応付けられたラジオボタン82を選択する。活動エリア指定画面では、複数のラジオボタン82の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の活動エリア(都道府県)を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する活動エリアを指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(A)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0160】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(A)参照)において「性別」の文字と対応付けられたラジオボタン78が選択され、且つ「>」アイコン154が選択されたことに基づいて、図7(C)に示された性別指定画面をディスプレイ24に表示させる。性別指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて性別指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0161】
性別指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する性別を指定する画面である。性別指定画面は、「戻る」アイコン51と、「女性」の文字と対応付けられたラジオボタン83と、「男性」の文字と対応付けられたラジオボタン84と、「その他」の文字と対応付けられたラジオボタン85と、「保存」アイコン160と、を有する。「保存」アイコン160は、ラジオボタン83、84、85の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン83、84、85のいずれかが選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン83、84、85のいずれかが選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0162】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する性別と対応付けられたラジオボタンを選択する。例えば、ユーザは、女性からの肯定的評価を制限したい場合、ラジオボタン83を選択し、男性からの肯定的評価を制限したい場合、ラジオボタン84を選択し、性別によって肯定的評価を制限しない場合は、ラジオボタン85を選択する。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する性別を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「保存」アイコン160の選択を受け付け、次いで「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(A)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0163】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(A)参照)において「年齢」の文字と対応付けられたラジオボタン79が選択され、且つ「>」アイコン155が選択されたことに基づいて、図8(A)に示された年齢指定画面をディスプレイ24に表示させる。年齢指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて年齢指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0164】
年齢指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する年齢帯を指定する画面である。年齢指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン86と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン86は、「20歳未満」や「20~30歳未満」や「30~40歳未満」や「40~50歳未満」や「50歳以上」の文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、ラジオボタン86の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン86が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン86が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0165】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する年齢帯と対応付けられたラジオボタン86を選択する。例えば、ユーザは、20歳未満の他のユーザからの肯定的評価を制限したい場合、「20歳未満」の文字と対応付けられたラジオボタン86を選択する。年齢指定画面では、複数のラジオボタン86の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の年齢帯を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する年齢帯を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(A)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0166】
図6(B)に示されたいいね設定画面は、図6(A)に示されたいいね設定画面をスクロールさせることによって表示される部分である。いいね設定画面は、「従業員数」の文字と対応付けれたラジオボタン91、「従業員を選択」の文字、及び「>」アイコン156と、「資本金」の文字と対応付けられたラジオボタン92、「資本金を選択」の文字、及び「>」アイコン157と、「年商」の文字と対応付けられたラジオボタン93、「年商を選択」の文字、及び「>」アイコン158と、「上場/非上場」の文字と対応付けられたラジオボタン94、「上場/非上場を選択」の文字、及び「>」アイコン159と、を更に有する。
【0167】
「従業員数を入力」の文字及び「>」アイコン156は、ラジオボタン91が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン91が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「資本金を入力」の文字及び「>」アイコン157は、ラジオボタン92が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン92が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「年商を入力」の文字及び「>」アイコン158は、ラジオボタン93が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン93が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。「上場/非上場を選択」の文字及び「>」アイコン159は、ラジオボタン94が非選択の状態において非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン94が選択されたことによって表示され或いは通常表示されて選択可能となる。
【0168】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(B)参照)において「従業員数」の文字と対応付けられたラジオボタン91が選択され、且つ「>」アイコン156が選択されたことに基づいて、図8(B)に示された従業員数指定画面をディスプレイ24にスライド表示させる。従業員数指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて従業員数指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0169】
従業員数指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する従業員数帯を指定する画面である。従業員数指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン87と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン87は、「1~5人」や「6~10人」や「1万人以上」等の文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、ラジオボタン87の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン87が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン87が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0170】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する人数帯と対応付けられたラジオボタン87を選択する。例えば、ユーザは、1~5人の従業員数帯の肯定的評価を制限したい場合、「1~5人」の文字と対応付けられたラジオボタン87を選択する。従業員数指定画面では、複数のラジオボタン87の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の従業員数帯を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する従業員数帯を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(B)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0171】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(B)参照)において「資本金」の文字と対応付けられたラジオボタン92が選択され、且つ「>」アイコン157が選択されたことに基づいて、図8(C)に示された資本金指定画面をディスプレイ24にスライド表示させる。資本金指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて資本金指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0172】
資本金指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する資本金帯を指定する画面である。資本金指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン88と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン88は、「300万円未満」や「300万~500万円未満」や「50億以上」等の文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、ラジオボタン88の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン88が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン88が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0173】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する資本金帯と対応付けられたラジオボタン88を選択する。例えば、ユーザは、300万円未満の資本金帯での肯定的評価を制限したい場合、「300万円未満」の文字と対応付けられたラジオボタン88を選択する。資本金指定画面では、複数のラジオボタン88の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の資本金帯を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する資本金帯を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(B)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0174】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(B)参照)において「年商」の文字と対応付けられたラジオボタン93が選択され、且つ「>」アイコン158が選択されたことに基づいて、図9(A)に示された年商指定画面をディスプレイ24にスライド表示させる。年商指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて年商指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0175】
年商指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する年商帯を指定する画面である。年商指定画面は、「戻る」アイコン51と、複数のラジオボタン89と、「保存」アイコン160と、を有する。各ラジオボタン89は、「1000万円未満」や「1000万~5000万円未満」や「1000億以上」等の文字とそれぞれ対応付けられている。「保存」アイコン160は、ラジオボタン89の選択内容を一時的にメモリ22に記憶させる指示を受け付けるラジオボタンである。「保存」アイコン160は、ラジオボタン89が選択されるまで非表示或いはグレー表示であって選択不可であり、ラジオボタン89が選択されると表示され、或いは通常表示されて選択可能となる。
【0176】
ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する年商帯と対応付けられたラジオボタン89を選択する。例えば、ユーザは、1000万円未満の年商帯での肯定的評価を制限したい場合、「1000万円未満」の文字と対応付けられたラジオボタン89を選択する。年商指定画面では、複数のラジオボタン89の選択が許容される。すなわち、ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する複数の年商帯を指定することができる。ユーザは、肯定的評価(いいね)を制限する年商帯を指定した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(B)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0177】
フローチャート(図3参照)には示されていないが、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面(図6(B)参照)において「上場/非上場」の文字と対応付けられたラジオボタン94が選択され、且つ「>」アイコン159が選択されたことに基づいて、図9(B)に示された上場/非上場指定画面をディスプレイ24にスライド表示させる。上場/非上場指定画面を示す画面データは、例えば、いいね設定画面データとともに管理サーバ30が送信する。或いは、いいね設定画面データと同様にして、端末プログラム28からの要求に応じて上場/非上場指定画面データが管理サーバ30から端末装置11に送信される。
【0178】
上場/非上場指定画面は、肯定的評価(いいね)を制限する「上場」或いは「非上場」を指定する画面である。上場/非上場指定画面は、「戻る」アイコン51と、「上場」の文字と対応付けられたラジオボタン95と、「非上場」の文字と対応付けられたラジオボタン96と、「保存」アイコン160と、を有する。ユーザは、上場している会社等に所属するユーザからの肯定的評価(いいね)を制限する場合、ラジオボタン95を選択し、上場していない会社等に所属するユーザからの肯定的評価(いいね)を制限する場合、ラジオボタン96を選択する。ユーザは、ラジオボタン95或いはラジオボタン96を選択した後、「保存」アイコン160を選択し、次いで「戻る」アイコン51を選択する。端末プログラム28は、入力インタフェース25を通じて「戻る」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定画面(図6(B)参照)をディスプレイ24に再度表示させる。
【0179】
ユーザは、いいね設定画面(図6(B)参照)においてラジオボタン76等のラジオボタンの選択によって「いいね設定」を行った後、「戻る」アイコン51を選択する。
【0180】
図3に示されるように、端末装置11の端末プログラム28は、いいね設定画面におけるラジオボタン76等の選択によるいいね設定入力と、「戻る」アイコン51の選択による設定完了入力とを、入力インタフェース25を通じて受け付ける(S31、S32)。端末プログラム28は、設定完了入力を受け付けたことに基づいて(S33)、いいね設定と、メモリ22に記憶されたユーザIDと、いいね設定登録要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S33)。いいね設定は、ラジオボタン80等のラジオボタンの選択内容を示すデータである。いいね設定登録要求は、例えばいいね設定及びユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S34)。ステップS34の処理は、設定情報送信処理の一例である。ステップS34で送信されるいいね設定で指定された職業名や職種名や都道府県名や性別や年齢帯や従業員数帯や資本金帯や年商帯や上場或いは非上場は、カテゴリ種別を指定する指定情報及び設定情報の一例である。
【0181】
管理サーバ30は、いいね設定、ユーザID、及びいいね設定登録要求を含むHTTPリクエストを受信する(S34)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードに、受信したいいね設定を登録する(S35)。ステップS35の処理は、設定登録処理の一例である。
【0182】
管理プログラム35は、いいね設定をユーザ管理データベースに登録したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS34で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S36)。
【0183】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したACKを、通信インタフェース23を通じて受信する(S36)。端末装置11の端末プログラム28は、ACKを受信したことに基づいて(S36)、マイページ画面をディスプレイ24に再度表示させる(S19)。なお、フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、ステップS34においてHTTPリクエストを送信してから所定の時間内にACKを受信できないことに応じて、或いはNACK(否定応答)を受信したことに応じて、ステップS34の処理を再度実行する。
【0184】
端末装置11の端末プログラム28は、マイページ画面(図5(A)参照)において選択されたアイコンが「いいね設定」アイコン44でないと判断すると(S29:No)、図4に示されるように、選択されたアイコンが「メッセージ設定」アイコン45であるか否かを判断する(S37)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが「メッセージ設定」アイコン45であると判断すると(S37:Yes)、メッセージ設定画面をディスプレイ24に表示させる(S38)。詳しく説明すると、端末プログラム28は、メッセージ設定画面を示す画面識別情報及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する。画面要求は、例えば画面識別情報を付帯するコマンドである。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した画面識別情報が示すメッセージ設定画面データをメモリ32から読み出し、読み出したメッセージ設定画面データを含むHTTPレスポンスを、受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に送信する。端末装置11の端末プログラム28は、受信したメッセージ設定画面データが示すメッセージ設定画面をディスプレイ24に表示させる。なおフローチャートでは、端末プログラム28が管理サーバ30からメッセージ設定画面データを取得する一連の処理が省略されている。
【0185】
図9(C)に示されるように、メッセージ設定画面は、「戻る」アイコン51と、選択バー52とを有する。また、メッセージ設定画面は、「全てのメッセージを受け付ける」の文字と対応付けられたラジオボタン101と、「新規のメッセージは受け付けない」の文字と対応付けられたラジオボタン102と、「自分がいいねしているユーザのみ受け付ける」の文字と対応付けられたラジオボタン103と、「いいね設定で拒否したユーザは受け付けない」の文字と対応付けられたラジオボタン104と、「いいね設定を確認する」アイコン105と、「?」アイコン106、107、108と、を有する。
【0186】
ラジオボタン101、102、103、104、アイコン105、106、107、108は、選択バー52が初期状態の左位置にある場合に非表示或いはグレー表示とされて選択不可とされ、選択バー52が左位置から右位置にスライドされると表示され、或いは通常表示され、選択可能となる。
【0187】
ラジオボタン101とラジオボタン102とラジオボタン103とは、いずれか1つのみの選択が許容される。選択バー52が左位置から右位置にスライドされた直後では、ラジオボタン101がデフォルトで選択された状態となっている。
【0188】
ユーザは、他の全てのユーザからメッセージを受け付けても良い場合、ラジオボタン101を選択する。ユーザは、新規のメッセージを受け付けたくない場合、ラジオボタン102を選択する。ユーザは、自己が肯定的評価(いいね)をしたユーザからのメッセージのみを受け付けたい場合、ラジオボタン103を選択する。ユーザは、いいね設定において、自己に対して肯定的評価(いいね)をすることを制限したユーザからのメッセージの受付を制限したい場合、ラジオボタン104を選択する。ユーザは、ラジオボタン104を選択するか否かを判断する際、自己が行ったいいね設定を確認したい場合は、「いいね設定を確認する」アイコン105を選択する。端末装置11の端末プログラム28は、「いいね設定を確認する」アイコン105の選択を受け付けたことに基づいて、いいね設定を有する不図示の確認画面をディスプレイ24に表示させる。
【0189】
ユーザは、ラジオボタン102、103、104の選択について詳細を知りたい場合は、「?」アイコン106、107、108を選択する。端末装置11の端末プログラム28は、「?」アイコン106、107、108の選択を受け付けたことに基づいて、ヘルプ画面をディスプレイ24に表示させる。
【0190】
図10(A)は、ラジオボタン104と対応付けられた「?」アイコン108が選択された場合にディスプレイ24に表示されるヘルプ画面を示す。ヘルプ画面は、メッセージ設定画面に重ねて表示されるポップアップ画面である。ヘルプ画面は、ラジオボタン104の選択の詳細を示す文字を有する。図10(A)に示される例では、ヘルプ画面は、「いいね設定で拒否したユーザからはメッセージを受け付けない」の文字と、「自分がいいねをしたユーザから受け付けると合わせて選択することができます。」の文字とを有する。
【0191】
ユーザは、メッセージ設定画面(図9(C)参照)においてラジオボタン101からラジオボタン104の選択によるメッセージ設定を行った後、「戻る」アイコン51を選択する。
【0192】
端末装置11の端末プログラム28は、メッセージ設定画面におけるラジオボタン101からラジオボタン104の選択によるメッセージ設定入力と、「戻る」アイコン51の選択による設定完了入力とを、入力インタフェース25を通じて受け付ける(S39、S40)。端末プログラム28は、設定完了入力を受け付けたことに基づいて(S40)、メッセージ設定と、メモリ22に記憶されたユーザIDと、メッセージ設定登録要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S41)。メッセージ設定は、ラジオボタン101からラジオボタン104の選択内容を示すデータである。メッセージ設定登録要求は、例えばメッセージ設定及びユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S42)。
【0193】
管理サーバ30は、メッセージ設定、ユーザID、及びメッセージ設定登録要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S42)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードにおける項目名「メッセージ設定」が付されたカラムのフィールドに、ステップS42で受信したメッセージ設定を登録する(S43)。
【0194】
管理プログラム35は、いいね設定をユーザ管理データベースに登録したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS42で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S44)。なお、フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、ステップS42においてHTTPリクエストを送信してから所定の時間内にACKを受信できないことに応じて、或いはNACK(否定応答)を受信したことに応じて、ステップS44の処理を再度実行する。
【0195】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したACKを、通信インタフェース23を通じて受信する(S44)。端末装置11の端末プログラム28は、ACKを受信したことに基づいて(S44)、マイページ画面をディスプレイ24に再度表示させる(S19)。
【0196】
端末装置11の端末プログラム28は、マイページ画面(図5(A)参照)において選択されたアイコンが「メッセージ設定」アイコン45でないと判断すると(S37:No)、選択されたアイコンが「本人確認」アイコン42であるか否かを判断する(S45)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが「本人確認」アイコン42であると判断すると(S45:Yes)、本人確認画面をディスプレイ24に表示させる(S46)。詳しく説明すると、端末プログラム28は、本人確認画面を示す画面識別情報及び画面要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する。画面要求は、例えば画面識別情報を付帯するコマンドである。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した画面識別情報が示す本人確認画面データをメモリ32から読み出し、読み出した本人確認画面データを含むHTTPレスポンスを、受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に送信する。端末装置11の端末プログラム28は、受信した本人確認画面データが示す本人確認画面をディスプレイ24に表示させる。なおフローチャートでは、端末プログラム28が管理サーバ30から本人確認画面データを取得する上記一連の処理が省略されている。
【0197】
図10(B)に示されるように、本人確認画面は、「戻る」アイコン51と、「免許証やマイナンバーカードや名刺などの画像データが、本人確認に必要です。」の文字と、「画像を指定してください。」の文字と対応付けられた「画像指定」アイコン110と、「カメラ起動」アイコン111と、「OK」アイコン112とを有する。
【0198】
ユーザは、免許証等をカメラで撮像した画像データがメモリ22に既にある場合、「画像指定」アイコン110を選択する。フローチャート(図4参照)には示されていないが、端末プログラム28は、「画像指定」アイコン110が選択されたことに基づいて、写真フォルダなど、画像データが格納されたフォルダの選択を受け付けるコンテキストアイコンをディスプレイ24に表示させる。図4に示されるように、端末プログラム28は、ユーザが指定した画像データを、本人確認データとして取得する(S47)。
【0199】
ユーザは、その場で免許書等の撮像を行う場合、「カメラ起動」アイコン111(図10(B)参照)を選択する。フローチャート(図4参照)には示されていないが、端末プログラム28は、「カメラ起動」アイコン111が選択されたことに基づいて、OS27を介して、端末装置11が有する不図示のカメラアプリケーションプログラムを起動させる。起動されたカメラアプリケーションプログラムは、カメラ26が免許書等の撮像によって生成した画像データを、OS27を介して端末プログラム28に受け渡す。図4に示されるように、端末プログラム28は、カメラアプリケーションプログラムが受け渡した画像データを、本人確認データとして取得する(S47)。
【0200】
ユーザは、「画像指定」アイコン110(図10(B)参照)を選択して画像データを指定した後、或いは「カメラ起動」アイコン111を選択して免許書等の撮像を行った後、「OK」アイコン112を選択する。
【0201】
図4に示されるように、端末装置11の端末プログラム28は、「OK」アイコン112の選択を入力インタフェース25を通じて受け付けたことに基づいて(S48)、本人確認データ、メモリ22に記憶されたユーザID、及び本人確認登録要求を含むHTTPリクエストを生成する(S49)。本人確認登録要求は、例えば本人確認データ及びユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S50)。ステップS50の処理は、登録要求送信処理の一例である。本人確認データは、本人確認情報の一例である。
【0202】
管理サーバ30は、本人確認データ、ユーザID、及び本人確認登録要求を含むHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S50)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードにおける項目名「本人確認」が付されたカラムのフィールドに、「未」に代えて「済」を登録する(S51)。また、管理プログラム35は、受信した本人確認データをメモリ32に記憶させて保存する。項目名「本人確認」が付されたカラムのフィールドに登録された「未」は、本人未確認情報の一例である。項目名「本人確認」が付されたカラムのフィールドに登録された「済」は、本人確認済情報の一例である。ステップS51の処理は、本人確認済情報登録処理の一例である。
【0203】
管理プログラム35は、本人確認をユーザ管理データベースに登録したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS50で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S52)。
【0204】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したACKを、通信インタフェース23を通じて受信する(S52)。端末装置11の端末プログラム28は、ACKを受信したことに基づいて(S52)、マイページ画面をディスプレイ24に再度表示させる(S19)。なお、フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、ステップS50においてHTTPリクエストを送信してから所定の時間内にACKを受信できないことに応じて、或いはNACK(否定応答)を受信したことに応じて、ステップS50の処理を再度実行する。
【0205】
次に、図11から図14を参照して、メイン画面(不図示)やマイページ画面(図5(A)参照)において「コミュニティ」アイコン47が選択された場合における閲覧評価処理について説明がされる。閲覧評価処理は、ユーザによる他のユーザのプロフィール情報の閲覧や肯定的評価(いいね)やメッセージ送信などを受け付ける処理である。
【0206】
端末装置11の端末プログラム28は、メイン画面やマイページ画面をディスプレイ24に表示させる(S61)。端末プログラム28は、メイン画面やマイページ画面において「コミュニティ」アイコン47の選択を受け付けたことに基づいて(S62)、メモリ22に記憶されたユーザIDと、ユーザ一覧画面を示す画面識別情報と、閲覧要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S63)。閲覧要求は、例えば、ユーザID及び画面識別情報を付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S64)。以下では、閲覧要求とともに管理サーバ30に送信されるユーザIDは、閲覧要求ユーザIDと記載され、閲覧要求ユーザIDが示すユーザは、閲覧要求ユーザと記載されて説明がされる。ステップS64の処理は、閲覧要求送信処理の一例である。
【0207】
管理サーバ30は、端末装置11が送信したHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S64)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した閲覧要求ユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する(S65)。管理プログラム35は、特定したレコードから、カテゴリ種別情報及び本人確認(「未」或いは「済」)を取得し、取得したカテゴリ種別情報及び本人確認を閲覧要求ユーザIDとともにメモリ32に記憶させる(S66)。カテゴリ種別情報は、項目名「性別」が付されたカラムのフィールドに登録された「男」或いは「女」と、項目名「年齢」が付されてたカラムのフィールドに登録された「26」などの年齢を示す数字と、項目名「職業」が付されてたカラムのフィールドに登録された「A01」などの職業コードと、項目名「職種」が付されてたカラムのフィールドに登録された「B01」などの職種コードと、項目名「活動エリア」が付されてたカラムのフィールドに登録された「北海道」などの都道府県名と、項目名「会社情報3」が付されたカラムのフィールドに登録された従業員数帯、資本金帯、年商帯、及び上場(或いは非上場)とである。ステップS65及びS66の処理は、第1取得処理の一例である。
【0208】
管理プログラム35は、閲覧要求ユーザID以外のユーザIDを有するレコードに登録された情報を、レコードごとにユーザ管理データベースから読み出す(S67)。すなわち、管理プログラム35は、ユーザIDと、本人確認と、プロフィール情報と、公開設定と、いいね設定と、メッセージ設定と、「いいね」したユーザIDと、「いいね」されたユーザIDと、マッチングユーザIDと、を相互に対応付けて取得する。以下では、ステップS67でプロフィール情報と対応付けられたユーザIDは、「他ユーザID」と記載され、他ユーザIDが示すユーザは、「他ユーザ」と記載され、他ユーザIDと対応付けられたプロフィール情報は、「他ユーザプロフィール情報」と記載されて説明がされる。ステップS67の処理は、第2取得処理の一例である。
【0209】
管理プログラム35は、ステップS67で取得した他ユーザプロフィール情報のうち、公開すべき他ユーザプロフィール情報を決定する(S68)。詳しく説明すると、例えば、公開設定における項目名「職業」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されているレコードについては、ステップS67で取得した他ユーザプロフィール情報から、「職業名」が除外される。或いは、公開設定における項目名「公開ユーザ」が付されたカラムのフィールドに「0」が登録されているレコードについては、全ての他ユーザプロフィール情報が公開すべき他ユーザプロフィール情報に決定される。或いは、公開設定における項目名「いいねした人」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されているレコードについては、「いいね」したユーザIDと、ステップS65で取得した閲覧要求ユーザIDとが一致しない場合、ステップS67で取得した他ユーザプロフィール情報から「氏名」等の必須項目を除いた全ての項目が他ユーザプロフィール情報から除外される。当該「除外」には、読み出した他ユーザプロフィール情報からの削除や、公開しないことを示すマーキングなどが含まれる。
【0210】
管理プログラム35は、ステップS66で取得したカテゴリ種別情報及び本人確認と、ステップS67で取得したいいね設定とに基づいて、複数の他ユーザIDを、閲覧要求ユーザに対して肯定的評価を許容する他ユーザであることを示す許可ユーザIDと、閲覧要求ユーザに対して肯定的評価を許容しない他ユーザであることを示す不許可ユーザIDとに分別する(S69)。許可ユーザIDは、許可ユーザ識別情報の一例である。不許可ユーザIDは、不許可ユーザ識別情報の一例である。
【0211】
詳しく説明すると、管理プログラム35は、他ユーザにおける「いいね設定」における項目名「全許諾」が付されたカラムのフィールドに「0」が登録されていることに基づいて、当該他ユーザIDに、許可ユーザであることを示す「0」の第1フラグを対応付けて、当該他ユーザIDを許可ユーザIDに決定する。すなわち、許可ユーザIDとは、「0」の第1フラグが対応付けられた他ユーザIDである。
【0212】
また、管理プログラム35は、他ユーザにおける「いいね設定」における項目名「いいねしていない人」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されていること、且つ項目名「いいね」したユーザIDが付されたカラムのフィールドに登録されたユーザIDとステップS66でメモリ32に記憶された閲覧要求ユーザIDとが一致することに基づいて、当該他ユーザIDに、「0」の第1フラグを対応付けて、当該他ユーザIDを許可ユーザIDに決定する。
【0213】
また、管理プログラム35は、他ユーザにおける「いいね設定」における項目名「いいねしていない人」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されていること、且つ項目名「いいね」したユーザIDが付されたカラムのフィールドに登録されたユーザIDとステップS66でメモリ32に記憶された閲覧要求ユーザIDとが一致しないことに基づいて、当該他ユーザIDに、不許可ユーザであることを示す「1」の第1フラグを対応付けて、当該他ユーザIDを不許可ユーザIDに決定する。すなわち、不許可ユーザIDとは、「1」の第1フラグが対応付けられた他ユーザIDである。
【0214】
また、管理プログラム35は、例えば他ユーザにおける「いいね設定」の項目名「職業」が付されたカラムのフィールドに「A17」の職業コードが登録されており、且つステップS66でメモリ32に記憶させた閲覧要求ユーザの職業コードが「A17」である場合、当該他ユーザを「不許可ユーザ」に決定し、当該他ユーザIDに「1」の第1フラグを対応付けて、当該他ユーザIDを不許可ユーザIDに決定する。
【0215】
管理プログラム35は、他ユーザにおける「いいね設定」の全項目について、閲覧ユーザのカテゴリ種別情報と対比を行い、全ての他ユーザの他ユーザIDを、許可ユーザID及び不許可ユーザIDに分別する。
【0216】
ステップS69の処理は、決定処理の一例である。
【0217】
管理プログラム35は、ステップS67で取得したメッセージ設定及びマッチングユーザIDに基づいて、閲覧ユーザによるメッセージの送信を許可するメッセージ許可情報或いは閲覧ユーザによるメッセージの送信を許可しないメッセージ不許可情報を他ユーザごとに生成する。管理プログラム35は、生成したメッセージ許可情報或いはメッセージ不許可情報を他ユーザIDと対応付ける(S70)。メッセージ許可情報は、例えば「0」の第2フラグである。メッセージ不許可情報は、例えば「1」の第2フラグである。
【0218】
詳しく説明すると、管理プログラム35は、他ユーザにおける「メッセージ設定」における項目名「全許諾」が付されたカラムのフィールドに「0」が登録されていることに基づいて、当該他ユーザの他ユーザIDに、「0」の第2フラグ(メッセージ許可情報)を対応付ける。
【0219】
また、管理プログラム35は、他ユーザにおける「メッセージ設定」における項目名「新規不可」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されていることに基づいて、当該他ユーザの他ユーザIDに、「1」の第2フラグ(メッセージ不許可情報)を対応付ける。
【0220】
また、管理プログラム35は、他ユーザにおける「メッセージ設定」における項目名「マッチングユーザのみ」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録され、且つステップS66でメモリ32に記憶させた閲覧要求ユーザIDと、ステップS67で取得した他ユーザのマッチングユーザIDとが一致することに基づいて、当該他ユーザの他ユーザIDにメッセージ許可情報を対応付ける。或いは、管理プログラム35は、他ユーザにおける「メッセージ設定」における項目名「マッチングユーザのみ」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録され、且つステップS66でメモリ32に記憶させた閲覧要求ユーザIDと、ステップS67で取得した他ユーザのマッチングユーザIDとが一致しないことに基づいて、当該他ユーザの他ユーザIDにメッセージ不許可情報を対応付ける。
【0221】
また、管理プログラム35は、項目名「いいね設定で拒否したユーザは不許可」が付されたカラムのフィールドに「1」が登録されている場合、ステップS69で決定した不許可ユーザIDにメッセージ不許可情報を対応付ける。
【0222】
管理プログラム35は、ステップS68で決定した公開すべき他ユーザプロフィール情報と、ステップS67で取得した他ユーザIDと、ステップS69で他ユーザIDと対応付けた第1フラグと、ステップS70で他ユーザIDと対応付けた第2フラグ(メッセージ許可情報/メッセージ不許可情報)と、に基づいて、ユーザ一覧画面データを生成する(S71)。ステップS71の処理は、第1生成処理及び生成処理の一例である。
【0223】
ユーザ一覧画面データの生成の一例について説明がされる。管理サーバ30のメモリ32は、ユーザ一覧画面データのフォーマットデータを予め記憶する。当該フォーマットデータは、例えばhtml形式のデータである。管理プログラム35は、当該フォーマットデータの所定の入力フィールドに、他ユーザプロフィール情報、他ユーザID、第1フラグ、及び第2フラグをそれぞれ入力することにより、ユーザ一覧画面データを生成する。生成されるユーザ一覧画面データでは、他ユーザIDと、第1フラグと、メッセージ許可情報或いはメッセージ不許可情報とが相互に対応付けられている。
【0224】
管理プログラム35は、生成したユーザ一覧画面データを含むHTTPレスポンスを、ステップS64で受信した閲覧要求を含むHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S72)。ステップS72の処理は、第1返信処理及び返信処理の一例である。
【0225】
なお、ステップS72で送信されるユーザ一覧画面データは、全ての他ユーザのユーザID等の情報を含んでいてもよいし、データ量が大き過ぎる場合は、所定人数分の他ユーザの情報のみを含んでいてもよい。その場合、端末プログラム28は、ユーザ一覧画面(図13(A)参照)において画面がスクロールされたことに基づいて、次の所定人数分の他ユーザの情報を管理サーバ30に要求する。管理サーバ30の管理プログラム35は、端末装置11の要求に応じて、次の所定人数分の他ユーザの情報を端末装置11に送信する。
【0226】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したHTTPレスポンスを受信する(S72)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したHTTPレスポンスに含まれるユーザ一覧画面データが示すユーザ一覧画面をディスプレイ24に表示させる(S73)。ステップS73の処理は、ユーザ一覧画面表示処理の一例である。
【0227】
図13(A)は、ユーザ一覧画面を示す。ユーザ一覧画面は、複数の「ユーザ」アイコン113と、各「ユーザ」アイコン113とそれぞれ対応付けられたユーザの氏名を示す文字と、を有する。「ユーザ」アイコン113は、他ユーザの選択を個別に受け付けるアイコンである。図示例では、「ユーザ」アイコン113は本人画像を用いて生成されている。「ユーザ」アイコン113は、ユーザ選択アイコンの一例である。
【0228】
また、図13(A)及び図13(B)に示されるように、ユーザ一覧画面は、「ユーザ」アイコン113と対応付けられた通常表示の「いいね」マーク121、或いはグレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットを有する。通常表示の「いいね」マーク121は、表示された他ユーザに対して自己が肯定的評価(いいね)を行うことができることを示す。通常表示の「いいね」マーク121は、上述の許可ユーザIDが示す他ユーザに対して表示される。通常表示の「いいね」マーク121は、評価可オブジェクトの一例である。通常表示の「いいね」マーク121と対応付けられた「ユーザ」アイコン113は、第1アイコンの一例である。
【0229】
グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットは、表示された他ユーザに対して自己が肯定的評価(いいね)を行うことができないことを示す。グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123は、上述の不許可ユーザIDが示す他ユーザに対して表示される。グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットは、評価不可オブジェクトの一例である。グレー表示の「いいね」マーク122と対応付けられた「ユーザ」アイコン113は、第2アイコンの一例である。
【0230】
また、ユーザ一覧画面は、通常表示の「メッセージ」マーク124、或いはグレー表示の「メッセージ」マーク125及び「禁止」マーク123のセットを有する。通常表示の「メッセージ」マーク124は、表示された他ユーザに対して自己がメッセージの送信を行うことができることを示す。通常表示の「メッセージ」マーク124は、メッセージ許可情報が対応付けられた他ユーザIDが示す他ユーザに対して表示される。グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットは、表示された他ユーザに対して自己がメッセージの送信を行うことができないことを示す。グレー表示の「メッセージ」マーク124及び「禁止」マーク123のセットは、上述のメッセージ不許可情報が対応付けられた他ユーザIDが示す他ユーザに対して表示される。グレー表示の「メッセージ」マーク125及び「禁止」マーク123のセットは、メッセージ不可オブジェクトの一例である。
【0231】
閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面に表示された通常表示の「いいね」マーク121、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセット、通常表示の「メッセージ」マーク124、グレー表示の「メッセージ」マーク125及び「禁止」マーク123のセットを参考にして、選択する「ユーザ」アイコン113を決定する。例えば閲覧要求ユーザは、自己が肯定的評価(いいね)を行え、且つメッセージを送信可能な他ユーザの「ユーザ」アイコン113を選択する。或いは、閲覧要求ユーザは、自己が肯定的評価(いいね)を行える他ユーザの「ユーザ」アイコン113を選択する。
【0232】
図11に示されるように、端末装置11の端末プログラム28は、ユーザ一覧画面において「ユーザ」アイコン113の選択を、入力インタフェース25を通じて受け付ける(S74)。端末プログラム28は、選択された「ユーザ」アイコン113と対応付けられた他ユーザID、第1フラグ、第2フラグ(メッセージ許可情報/メッセージ不許可情報)、ユーザ個別画面を示す画面種別情報、画面要求、及び閲覧要求ユーザIDを含むHTTPリクエストを生成する(S75)。画面要求は、例えば閲覧要求ユーザID、他ユーザID、第1フラグ、第2フラグ、及び画面種別情報を付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S76)。
【0233】
管理サーバ30は、端末装置11が送信したHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S76)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した閲覧要求ユーザID及び他ユーザIDに基づいて、ステップS65からS68の処理を再度実行する。なお、再度実行するステップS68で決定する「公開すべき他ユーザプロフィール情報」は、会社情報やPR情報など、他ユーザが公開を制限した項目以外の全ての項目の情報を有する。管理プログラム35は、再度実行したステップS68で決定した公開すべき他ユーザプロフィール情報と、ステップS76で受信した第1フラグ、第2フラグに基づいて、画面種別情報が示すユーザ個別画面データを生成する(S77)。
【0234】
ユーザ個別画面データの生成の一例について説明がされる。管理サーバ30のメモリ32は、ユーザ個別画面データのフォーマットデータを予め記憶する。当該フォーマットデータは、例えばhtml形式のデータである。管理プログラム35は、当該フォーマットデータの所定の入力フィールドに、他ユーザプロフィール情報、他ユーザID、第1フラグ、及び第2フラグをそれぞれ入力することにより、ユーザ個別画面データを生成する。
【0235】
管理プログラム35は、生成したユーザ個別画面データを含むHTTPレスポンスを、ステップS76で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S78)。
【0236】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したHTTPレスポンスを受信する(S78)。端末装置11の端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれるユーザ個別画面データが示すユーザ個別画面をディスプレイ24に表示させる(S79)。
【0237】
図13(C)は、ユーザ個別画面を示す。ユーザ個別画面は、1人の他ユーザのプロフィール情報を表示する画面である。ユーザ個別画面は、本人画像と、「戻る」アイコン131とを有する。
【0238】
また、ユーザ個別画面は、ユーザプロフィール情報として、他ユーザの氏名を示す文字と、性別を示す「男性」或いは「女性」の文字と、年齢を示す文字と、活動エリアを示す都道府県名と、職業を示す文字と、職種を示す文字と、PR情報を示す文字と、を有する。
【0239】
また、図13(C)に示す例では、ユーザ個別画面に表示された他ユーザの他ユーザIDは、閲覧要求ユーザによる肯定的評価(いいね)を受け付けないことを示す不許可ユーザIDである。また、当該他ユーザIDは、閲覧要求ユーザからのメッセージの送信を受け付けないことを示すメッセージ不許可情報と対応付けられている。そのため、ユーザ個別画面は、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字を更に有している。なお、図13(C)には示されていないが、上記他ユーザの他ユーザIDが不許可ユーザIDであり、且つ当該他ユーザIDがメッセージ許可情報と対応付けられている場合、ユーザ個別画面は、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字に代えて、「いいねの受付を限定しています」の文字を有する。また、上記他ユーザの他ユーザIDが許可ユーザIDであり、且つ当該他ユーザIDがメッセージ不許可情報と対応付けられている場合、ユーザ個別画面は、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字に代えて、「メッセージの受付を限定しています」の文字を有する。また、上記他ユーザの他ユーザIDが許可ユーザIDであり、且つ当該他ユーザIDがメッセージ許可情報と対応付けられている場合、ユーザ個別画面は、「いいね・メッセージの受付を限定しています」の文字を有さないに代えて、「メッセージの受付を限定しています」の文字を有する。
【0240】
また、ユーザ個別画面は、通常表示の「いいね」アイコン132或いはグレー表示の「いいね」アイコン133を有する。通常表示の「いいね」アイコン132は、ユーザ個別画面に表示された他ユーザの他ユーザIDが許可ユーザIDである場合に表示される。グレー表示の「いいね」アイコン133は、ユーザ個別画面に表示された他ユーザの他ユーザIDが不許可ユーザIDである場合に表示される。通常表示の「いいね」アイコン132は、評価アイコンの一例である。通常表示の「いいね」アイコン132を有するユーザ個別画面をディスプレイ24に表示させるステップS79の処理は、第1個別画面表示処理の一例である。グレー表示の「いいね」アイコン133は、評価不可アイコンの一例である。グレー表示の「いいね」アイコン133を有するユーザ個別画面をディスプレイ24に表示させるステップS79の処理は、第2個別画面表示処理の一例である。
【0241】
また、ユーザ個別画面は、通常表示の「メッセージ」アイコン134或いはグレー表示の「メッセージ」オブジェクト135を有する。通常表示の「メッセージ」アイコン134は、ユーザ個別画面に表示された他ユーザの他ユーザIDがメッセージ許可情報と対応付けられている場合に表示される。グレー表示の「メッセージ」オブジェクト135は、ユーザ個別画面に表示された他ユーザの他ユーザIDがメッセージ不許可情報と対応付けられている場合に表示される。グレー表示の「メッセージ」オブジェクト135は、選択不可である。
【0242】
閲覧要求ユーザは、ユーザ個別画面において、通常表示の「いいね」アイコン132或いはグレー表示の「いいね」アイコン133を選択する。或いは、閲覧要求ユーザは、ユーザ個別画面において、通常表示の「メッセージ」アイコン134を選択する。
【0243】
図12が示すように、端末プログラム28は、ユーザ個別画面において、通常表示の「いいね」アイコン132、或いはグレー表示の「いいね」アイコン133、或いは通常表示の「メッセージ」アイコン134の選択を、入力インタフェース25を通じて受け付ける(S81)。
【0244】
端末プログラム28は、選択されたアイコンが通常表示の「いいね」アイコン132であるか、グレー表示の「いいね」アイコン133であるか、通常表示の「メッセージ」アイコン134であるかを判断する(S82)。端末プログラム28は、選択されたアイコンが通常表示の「いいね」アイコン132であると判断すると(S82:通常表示の「いいね」アイコン)、閲覧要求ユーザID、他ユーザID、及び評価登録要求を含むHTTPリクエストを生成する(S83)。他ユーザIDは、ユーザ個別画面に表示された他ユーザのユーザIDである。評価登録要求は、例えば閲覧要求ユーザID及び他ユーザIDを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S84)。ステップS84の処理は、評価登録要求送信処理の一例である。評価登録要求に含まれる閲覧要求ユーザIDは、要求ユーザ識別情報の一例である。
【0245】
管理サーバ30は、端末装置11が送信したHTTPリクエストを、通信インタフェース33を通じて受信する(S84)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信した他ユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードにおける項目名「いいねされたユーザID」が付されたカラムのフィールドに、受信した閲覧要求ユーザIDを登録する(S85)。すなわち、肯定的評価(いいね)がされた他ユーザのレコードに、肯定的評価(いいね)を行った閲覧要求ユーザのユーザIDが登録される。
【0246】
また、管理プログラム35は、受信した閲覧要求ユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。管理プログラム35は、特定したレコードにおける項目名「いいねしたユーザID」が付されたカラムのフィールドに、受信した他ユーザIDを登録する(S86)。すなわち、肯定的評価(いいね)を行った閲覧要求ユーザのレコードに、肯定的評価(いいね)がされた他ユーザのユーザIDが登録される。ステップS86の処理は、肯定的評価登録処理の一例である。項目名「いいねしたユーザID」が付されたカラムのフィールドに登録される他ユーザIDは、「肯定的評価ユーザを示す情報」の一例である。
【0247】
管理プログラム35は、ステップS85及びS86で特定したレコードにおいて、項目名「いいねしたユーザID」が付されたカラムのフィールドに登録されたユーザIDと、項目名「いいねされたユーザID」が付されたカラムのフィールドに登録されたユーザIDとが一致することに基づいて、当該一致するユーザIDを、項目名「マッチングユーザID」が付されたカラムのフィールドに登録する(S87)。すなわち、互いに肯定的評価(いいね)を行うことによってユーザ同士がマッチングされてユーザ管理データベースに登録される。
【0248】
管理プログラム35は、肯定的評価をユーザ管理データベースに登録したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS84で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S88)。
【0249】
端末装置11は、管理サーバ30が返信したACKを、通信インタフェース23を通じて受信する(S88)。なお、フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、ステップS84においてHTTPリクエストを送信してから所定の時間内にACKを受信できないことに応じて、或いはNACK(否定応答)を受信したことに応じて、ステップS84の処理を再度実行する。
【0250】
端末プログラム28は、選択されたアイコンがグレー表示の「いいね」アイコン133であると判断すると(S82:グレー表示の「いいね」アイコン)、第1エラー画面をディスプレイ24に表示させる(S89)。第1エラー画面は、ユーザ個別画面に重ねてポップアップ表示され、或いはユーザ個別画面に代えてディスプレイ24に表示される。ステップS89の処理は、エラー画面表示処理の一例である。
【0251】
図14(A)は、ユーザ個別画面に重ねて表示された第1エラー画面141を示す。第1エラー画面は、「相手のいいね設定が限定されています」の文字と、「閉じる」アイコン142とを有する。閲覧要求ユーザは、第1エラー画面により、ユーザ個別画面に現在表示されている他ユーザに対して肯定的評価(いいね)ができないことを認識する。閲覧要求ユーザは、「相手のいいね設定が限定されています」の文字の確認後、「閉じる」アイコン142を選択する。
【0252】
図12に示されるように、端末プログラム28は、入力インタフェース25を通じて「閉じる」アイコン142の選択を受け付けたことに基づいて(S90)、第1エラー画面の表示を終了させる(S91)。
【0253】
端末プログラム28は、ステップS82において、選択されたアイコンが通常表示の「メッセージ」アイコン134である判断すると(S82:通常表示の「メッセージ」アイコン)、メッセージ受付画面をディスプレイ24に表示させる(S92)、メッセージ受付画面は、ユーザ個別画面に代えてディスプレイ24に表示されてもよいし、ユーザ個別画面に重ねてポップアップ表示されてもよい。
【0254】
図14(B)は、メッセージ入力画面を示す。メッセージ入力画面は、「メッセージを入力してください。」の文字と、テキストボックス143と、「送信」アイコン144と、を有する。閲覧要求ユーザは、入力インタフェース25を用いて、テキストボックス143にメッセージを入力した後、「送信」アイコン144を選択する。
【0255】
図12に示されるように、端末プログラム28は、入力インタフェース25を通じて、メッセージの入力及び「送信」アイコン144の選択を受け付けたことに基づいて(S93、S94)、メモリ22に記憶されたユーザIDである要求ユーザIDと、ユーザ個別画面に示された他ユーザのユーザIDである他ユーザIDと、入力されたメッセージと、メッセージ送信要求とを含むHTTPリクエストを生成する(S95)。メッセージ送信要求は、例えば要求ユーザID、他ユーザID、及びメッセージを付帯するコマンドである。端末プログラム28は、生成したHTTPリクエストを通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S96)。
【0256】
管理サーバ30は、端末装置11が送信したHTTPリクエストを通信インタフェース33を通じて受信する(S96)。管理サーバ30の管理プログラム35は、メッセージ送信要求を受信したことを示すACK(肯定応答)を含むHTTPレスポンスを、ステップS96で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置11に返信する(S97)。また、管理プログラム35は、受信したメッセージ送信要求に基づいて、受信した要求ユーザIDが示すユーザの氏名である送信元ユーザ氏名と、他ユーザIDと、メッセージとをメモリ32に記憶させる(S98)。
【0257】
他方、他ユーザは、自己が所持する端末装置12において端末プログラム28を起動させる。起動された端末プログラム28は、メモリ22に記憶されたユーザIDである他ユーザIDと、メッセージ等の問合せ要求とを含むHTTPリクエストを、通信インタフェース23及びインターネット13を通じて管理サーバ30に送信する(S99)。
【0258】
管理サーバ30は、端末装置12が送信したHTTPリクエストを通信インタフェース33を通じて受信する(S99)。管理サーバ30の管理プログラム35は、受信したHTTPリクエストに含まれる他ユーザIDと、ステップS98でメモリ32に記憶させた他ユーザIDとが一致するか否かを判断する(S100)。すなわち、ステップS100では、問合せ要求を送信したユーザが、メッセージを送信すべきユーザであるか否かが判断される。
【0259】
管理プログラム35は、ステップS100で受信した他ユーザIDと、ステップS98でメモリ32に記憶させた他ユーザIDとが一致すると判断すると(S100:Yes)、メモリ32に記憶された送信元ユーザ氏名及びメッセージを含むメッセージ画面データを生成する。例えば、メモリ32は、メッセージ画面データのフォーマットデータを予め記憶する。管理プログラム35は、当該フォーマットデータの入力フィールドに送信元ユーザ氏名及びメッセージを入力してメッセージ画面データを生成する。管理プログラム35は、生成したメッセージ画面データを含むHTTPレスポンスを、ステップS99で受信したHTTPリクエストに対する応答として、通信インタフェース33及びインターネット13を通じて端末装置12に返信する(S101)。管理プログラム35は、ステップS99で受信した他ユーザIDと、ステップS98でメモリ32に記憶させた他ユーザIDとが一致しないと判断すると(S100:No)、処理を終了する(エンド)。
【0260】
端末装置12は、管理サーバ30が返信したHTTPレスポンスを通信インタフェース23を通じて受信する(S101)。端末装置12の端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれるメッセージ画面をディスプレイ24に表示させる(S102)。
【0261】
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、ユーザ一覧表示画面において、ユーザのプロフィール情報を他のユーザに広く公開することができる。また、「いいね設定」により、肯定的評価をされたくない他のユーザのカテゴリ種別を指定することができる
【0262】
本実施形態では、複数の他ユーザのプロフィール情報が一覧表示されるユーザ一覧画面において、肯定的評価(いいね)をすることができない他ユーザの「ユーザ」アイコン113は、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットと対応付けられて表示される(図13参照)。したがって、閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面において、他ユーザのプロフィール情報を確認することができるとともに、他ユーザが肯定的評価を行えるユーザであるか否かをグレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットの表示/非表示によって容易に判断することができる。
【0263】
本実施形態では、複数の他ユーザのプロフィール情報が一覧表示されるユーザ一覧画面において、肯定的評価(いいね)をすることができない他ユーザの「ユーザ」アイコン113は、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットと対応付けられ、肯定的評価(いいね)をすることができる他ユーザの「ユーザ」アイコン113は、通常表示の「いいね」マーク121と対応付けられて表示される(図13参照)。したがって、閲覧要求ユーザは、ユーザ一覧画面において、他ユーザのプロフィール情報を確認することができるとともに、他ユーザが肯定的評価を行えるユーザであるか肯定的評価を行えないユーザであるかを容易に判断することができる。
【0264】
本実施形態では、ユーザは、いいね設定画面(図6(A)参照)においてラジオボタン74を選択することにより、本人確認がされていないユーザからの肯定的評価(いいね)を制限することができる。したがって、ユーザは、本人確認がされたユーザに限定して肯定的評価(いいね)を受けることができる。
【0265】
本実施形態では、メッセージ設定画面(図9(C)参照)においてラジオボタン104を選択することにより、肯定的評価を制限したユーザからのメッセージの受け付けを制限することができる。したがって、ユーザは、肯定的評価(いいね)を行うことができるユーザに限定してメッセージを受け取ることができる。
【0266】
本実施形態では、ユーザ一覧画面において「ユーザ」アイコン113が選択されると、選択されたユーザの詳細なプロフィール情報を有するユーザ個別画面(図13(C)参照)がディスプレイ24に表示される。したがって、ユーザは、詳細なプロフィール情報を確認して、肯定的評価を行うことができる。
【0267】
本実施形態では、ユーザの「職業」及び「職種」がユーザ管理データベース(図3参照)に登録されている。すなわち、本実施形態のマッチングシステム10は、特にビジネスマッチングに用いることができる。
【0268】
本実施形態では、肯定的評価(いいね)を行ったユーザのユーザIDが肯定的評価をされたユーザのレコードに登録され、肯定的評価をされたユーザのユーザIDが、肯定的評価を行ったユーザのレコードに登録される。そして、相互に肯定的評価(いいね)を行ったユーザ同士がマッチングされる。ユーザ同士がマッチングされることにより、メッセージの送受信が可能になり、或いはグループへの招待及び被招待が可能になる。
【0269】
本実施形態では、ユーザ個別画面(図13(C)参照)において、グレー表示の「いいね」アイコン133が選択された場合、第1エラー画面141(図14(A)参照)が端末装置11のディスプレイ24に表示される。したがって、ユーザは、ユーザ一覧画面においてグレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123を見逃したとしても、肯定的評価(いいね)を行えないことをユーザ個別画面においても認識することができる。
【0270】
[変形例]
上述の実施形態では、いいね設定画面(図6参照)において、肯定的評価(いいね)を制限する職業名や職種名や活動エリア名等の指定を受け付ける例が説明された。しかしながら、いいね設定画面(図6参照)において、肯定的評価(いいね)を許容する職業や職種や活動エリア等の指定を受け付けてもよい。そして、ユーザ管理データベースにおける「いいね設定」では、肯定的評価を制限する職業コードや職種コードや活動エリア(都道府県名)に代えて、肯定的評価を許容する職業コードや職種コードや活動エリア(都道府県名)が登録されてもよい。
【0271】
上述の実施形態では、他ユーザIDに「0」或いは「1」の第1フラグを対応付けることにより、複数の他ユーザIDを、肯定的評価(いいね)を行える許可ユーザIDと、肯定的評価を行うことができない不許可ユーザIDとに分別する例が説明された。しかしながら、許可ユーザID及び不許可ユーザIDの分別は、他ユーザIDに第1フラグを対応付ける方法以外の方法で行われてもよい。例えば、ユーザ一覧画面データのフォーマットデータは、肯定的評価(いいね)を行える他ユーザIDの入力を受け付ける入力フィールドと、肯定的評価(いいね)を行えない他ユーザの入力を受け付ける入力フィールドとを有していてもよい。その場合、いずれの入力フィールドに入力されるかにより、他ユーザIDは、許可ユーザIDと不許可ユーザIDとに分別される。すなわち、他ユーザIDは、ユーザ一覧画面データにおいて許可ユーザIDと不許可ユーザIDとに分別されてもよい。
【0272】
上述の実施形態では、ユーザ一覧画面データとユーザ個別画面データとが分けて端末装置11に送信(S72、S78)される例が説明された。しかしながら、ユーザ個別画面データは、ユーザ一覧画面データとともに端末装置11に送信されてもよい。その場合、端末装置11の端末プログラム28は、ユーザ一覧画面データに含まれるジャバスクリプトにしたがって、選択された「ユーザ」アイコン113が示すユーザ個別画面をディスプレイ24に表示させる。
【0273】
上述の実施形態では、ユーザ一覧画面(図13(A)参照)において、通常表示の「いいね」マーク121と、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットとの両方を表示させる例が説明された。しかしながら、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットのみがユーザ一覧画面に表示されてもよい。ユーザは、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットが表示されていることにより、肯定的評価を行えないユーザであると認識し、グレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットが表示されていないことにより、肯定的評価を行えるユーザであると認識する。
【0274】
上述の実施形態では、端末プログラム28が、ラジオボタンによって公開設定やいいね設定やメッセージ設定における指定を受け付ける例が説明された。しかしながら、端末プログラム28は、テキストボックスやアイコンなど他のメニューによって公開設定やいいね設定やメッセージ設定における指定を受け付けてもよい。
【0275】
上述の実施形態では、評価不可オブジェクトの例としてグレー表示の「いいね」マーク122及び「禁止」マーク123のセットが説明された。しかしながら、評価不可オブジェクトは、肯定的評価を行えないことをユーザに認識させることができれば、どのような形状及び表示態様のオブジェクトであってもよい。
【0276】
上述の実施形態では、ユーザ個別画面に表示されるグレー表示の「メッセージ」オブジェクト135が、ユーザが選択することができないオブジェクトである例が説明された。しかしながら、グレー表示の「メッセージ」オブジェクト135は、ユーザによって選択可能なアイコンとされてもよい。端末装置11の端末プログラム28は、ユーザ個別画面においてグレー表示の「メッセージ」オブジェクト135が選択されたと判断すると、図14(C)に示された第2エラー画面をディスプレイ24に表示させる。第2エラー画面は、ユーザ個別画面に重ねてポップアップ表示され、或いはユーザ個別画面に代えてディスプレイ24に表示される。第2エラー画面は、「相手のメッセージ設定によりメッセージを送ることができません。」の文字と、「閉じる」アイコン145と、を有する。ユーザは、「相手のメッセージ設定によりメッセージを送ることができません。」の文字を確認した後、入力インタフェース25を用いて「閉じる」アイコン145を選択する。
【符号の説明】
【0277】
10・・・マッチングシステム
11、12・・・端末装置
13・・・インターネット
14・・・マッチングプログラム
21・・・CPU
22・・・メモリ
23・・・通信インタフェース
24・・・ディスプレイ
25・・・入力インタフェース
28・・・端末プログラム
30・・・管理サーバ
31・・・CPU
32・・・メモリ
33・・・通信インタフェース
35・・・管理プログラム
121・・・通常表示の「いいね」マーク
122・・・グレー表示の「いいね」マーク
123・・・「禁止」マーク
132・・・通常表示の「いいね」アイコン
133・・・グレー表示の「いいね」アイコン
134・・・通常表示の「メッセージ」アイコン
135・・・グレー表示の「メッセージ」オブジェクト
141・・・第1エラー画面
図1
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