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  • 特開-牛馬等とトグルの力を利用した発電機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091188
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】牛馬等とトグルの力を利用した発電機
(51)【国際特許分類】
   F03G 3/00 20060101AFI20240627BHJP
【FI】
F03G3/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022212929
(22)【出願日】2022-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】506295171
【氏名又は名称】豊川 一雄
(72)【発明者】
【氏名】豊川 一雄
(57)【要約】
【課題】原子力・化石燃料を燃やす発電は問題があるので、再生可能エネルギーとして牛馬の力を利用し、油圧とトグルの力で増力して発電する。
【解決手段】牛馬(1)にワイヤー(2)を引かせ、油圧装置(3)(4)にその力を溜め込み、油圧シリンダーにより、トグル装置(6)(7)により増力し、発電機(8)を回すことにより発電する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
牛馬等を使って、ワイヤーを引かせる。
【請求項2】
油圧装置とトグル装置を使って増力した力で発電機を回す。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛馬等の力によりワイヤーを引かせて油圧装置にその力を溜め込み、トグル装置を使ってその力を増力させて発電機を回し発電させる、牛馬等とトグルの力を利用した発電機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現状は、原子力発電、火力発電等の他に太陽光、風力等による再生可能エネルギーによる発電が盛んに行われてきています。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今までは化石燃料による発電、原子力による発電等が主流となっておりましたが、東日本大震災の被害等により、原子力発電は減少の方向となりました。やむを得ず火力発電に頼る方向となりましたが、昨今の政情の不安により、化石燃料等の確保が厳しい状況となり、輸入価格の上昇等を伴い、今後の電力の供給に問題を抱えることとなっております。資源の少ない日本ではそのため一旦は減少・全廃の方向であった原子力の利用も、休眠中の再稼働と耐用年数の延長等を模索しており、時代の逆行もやむを得ない状況となっております。
世界的な気候変動による被害の増大等もあり、大規模な太陽光・風力等の発電計画が多くなってきましたが、自然環境等の影響等もあり、天候などによる発電量に不安定な部分も懸念となっており、電力の供給についてはこれからも大きな問題を抱えております。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、牛馬等にワイヤー等を引かせて、油圧装置にその力を溜め込み、油圧装置により、トグル装置のリンクアームを上下させることにより、その力を増力させて発電機を回して発電するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、再生可能エネルギーを目指して発電するために,初動の動力源として牛馬の力を利用するものであり、化石燃料利用の発電に比べて極端に劣る動力ですが、数頭から数十頭によりワイヤーを引いて油圧装置にその力を溜め込み、その油圧装置でトグル装置のリンクアームを斜度120度の時点から落下させることにより最下点迄落下した場合には120倍の力が増力されることを利用して増力させるものであり、この増力した力で発電機を回転するものである。
各地方都市と市町村の過疎地域等の遊休土地、未利用地、不耕作農地又は牛馬放牧地等の一部、その他観光牧場、サファリ―パーク、廃校となった小中学校の跡地等の一部についても小さな発電設備を設置できる場所は確保できます。過疎となった地域には、発電施設とその周辺施設を設けることにより雇用にも結び付き、村おこしにもなるものと確信します。活用する馬については、4~5歳にして引退を余儀なくされた競走馬、養老馬等とばんえい競馬用の力強い馬その他農耕馬等を利用する。全国の地方都市・地域には乳牛用の牧場、肉用牛の放牧場等が多いので、肉牛その他闘牛等の力と、その施設の一部を利用することで整備する土地と牛馬の確保が容易と判断できる。
また、この発電を見込める地域は、間伐材等の森林資源、家畜排せつ物、サトウキビ等、将来バイオマスエネルギーの原料を集積することが特に有利な地域であることも考慮に入ります。
過去に於いては、地球の埋蔵資源の枯渇が憂慮されておりましたが、今では地球温暖化による気候変動はその被害が問題視されています。当発明は全国の地方都市その他の地域に再生可能エネルギーを利用し、環境に影響を与える発電ではないことが一番の利点である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、牛馬(1)の力で数百メートル直線距離のワイヤー(2)を油圧装置(3)(4)に導き、その力を油圧装置により、油圧シリンダーを通してトグル装置の二つ連結したリンクアーム(6)を角度が約120度の状態から最下部に延びきる状態まで押し下げて、トグル出力シリンダー(7)を伸びさせて先端が発電機(8)の入力モーターを回転させることにより発電するものです。油圧装置は、リンクアームを押し下げ・引き上げる状態を繰り返して増力する働きをするものです。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明の側面図
【符号の説明】
【0009】
1 牛・馬
2 ワイヤー
3 油圧入力装置
4 油圧出力装置
5 油圧シリンダー
6 トグルアーム
7 トグル出力シリンダー
8 発電機
図1