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▶ 古田 孝の特許一覧

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  • 特開-車両用エアー傘 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091196
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】車両用エアー傘
(51)【国際特許分類】
   B60J 7/00 20060101AFI20240627BHJP
【FI】
B60J7/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022212943
(22)【出願日】2022-12-24
(71)【出願人】
【識別番号】712009777
【氏名又は名称】古田 孝
(72)【発明者】
【氏名】古田 孝
(57)【要約】
【課題】雨天時車両への乗降時、頭から身体まで雨滴で濡れることを防止する方法で、車両の外観デザインを大きく変更することのないエアー傘を提供できる。
【解決の手段】車両のドアーを開くとドアスイッチ3がONとなり高圧大容量のエアが車両ドア上部(ルーフ下部)に設けたエアーノズル9から噴出させ、エアーカーテンを作り出しエアー傘を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
雨天時、車両に乗降する場合、乗り込む前までは雨傘等で雨滴を避けることができるが車両のドアを開くときは雨傘を閉じる必要がある。この結果、ドアを開けて車両に乗り込む間は頭から身体にかけて雨ざらしになり大変不快な思いとなる。また車両を降車する場合も車両のドアを開けて車外で傘等をさすまでは頭から身体にかけて雨ざらしになり大変不快な思いとなる。
この思いを解消するため、車両のドアを開けると同時にドアに設けたドアスイッチ3がONとなり、ドアの上部(ルーフの下部)に設けたエアカーテンノズル9から高圧で大量のエアーを噴出させエアーカーテンを作り出し、雨滴を吹き飛ばし、エアー傘として、頭から身体にかけての雨ざらしの解消を図り、雨天時に快適に車両に乗降できるようにしたことを特徴とする。
【請求項2】
基本的にエアーカーテンの動力として12V又は14V1のバッテリーを電源とし、インバーター2を介して100Vの高圧で大容量のタンク付き、コンプレッサー4を稼働させ、この高圧で大容量のエア-を車両ドアの上部(ルーフの下部)に設けたエアノズル9まで配管し、配管途中に設置したソレノイドバルブ7を使い、車両ドア―部設けたスイッチ3によりソレノイドバルブを開閉する構造とする。尚エアーカーテンを作り出すエアーノズルの形状はスリット又は多孔ノズルとし、ノズルの長さとしては車両ドアーの大きさに適合したものとする。エアーカーテンとなる噴出エアーの強さは、車両ドアーから50cmはなれた位置で風速10M/s以上が望ましい。又適用車両ドアは運転席、助手席、および後部、左右ドア等に適用できることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨天時に車両に乗降するとき、乗り込む前までは雨傘等で雨滴を避けることができるが、車両のドアを開くときは雨傘を閉じる必要があり、この結果車両ドアを開けて、車両に乗り込む間は、頭から身体にかけて雨ざらしとなり、大変不快な思いとなる。又車両から降車時に於いても、ドアを開いて車外に出て、傘等をさすまでは頭から身体にかけて雨ざらとなり、大変不快な思いとなる。これを解消するため車両ドアーを開けると同時に車両ドアーに設けたスイッチ3がONとなり車両ドア―上部(車両ルーフ下部)に設けたエアーカーテンノズル9から高圧で大容量のエアーを噴出してエアーカーテンを作りだし、雨滴を吹き飛ばし、エアー傘として雨ざらしの解消を図り、雨天時の車両への乗降の快適性が図れる。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用エアー傘としては見当たらなった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案公報[登録番号]第3044220号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記実登3044220では車両の屋根上に第2の屋ね構造物を設け、この構造物を車両の乗降口まで引き出して雨滴を避ける構造であり、車両の外観デザイン上複雑である。本発明は、第2の屋根の代わりにエアーカーテン屋根を作りだすことにより、車両の外観デザインの変化はなしで、車両の乗降時の雨滴を避けることができる装置を提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るエアーカーテン傘は、通常雨天時に車両に乗り込む前までは雨傘等で雨滴を避けることができるが、車両のドアーを開ける時は雨傘を閉じる必要がある。この結果車両ドアー開けて車両に乗り込む間は頭から身体にかけて、雨ざらしになり大変不快な思いをする。又車両から降車する場合も同じドアーを開けて車外に出て傘等をさすまでは頭から身体にかけて雨ざらしになり、大変不快な思いをする。この不快な思いを解消するために、車両ドアーを開けると同時に車両ドアーに設けたドア―スイッチ3がONとなり、車両ドアの上部(車両ルーフの下部)に設けたエアーノズル9から高圧で大容量のエアーを噴出してエアーカーテンを作り出して雨滴を吹き飛ばしてエアー傘として、頭から身体ににかけての雨ざらしの解消を図る。基本的にエアーカーテンの動力は12V又14Vのバッテリー1電源を使用し、インバーター2を介して100Vの高圧、大容量のタンク付きコンプレッサー4を稼働させる。このエアーを車両ドアーの上部(車両ルーフの下部)に設けたエアー噴出ノズルまで配管し5、配管途中に設けたソレノイドバルブ7の開閉を、車両のドアーに設けたドアースイッチ3のON OFで高圧で大容量のエアーをノズル9から噴出させエアーカーテンを作り出し、エアー傘とする。なおノズルの形状は直線スリットまたは多孔ノズルとし、ノズルの長さは車両ドアーの大きさに適合したものとする。噴射ノズルから噴出するエアーの風速はドアーから50cm離れた位置で10M/s以上が望ましい。また適用ドアーは運転席、助手席、および後部左右ドア―にも使用できることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、雨天に車両に乗降する場合、ドアーを開けてから乗車するまでと降車時のドアーを開けてから車外に出て雨傘等を使うまでの雨滴による頭から身体にかけての雨ざらしによる濡れることによる不快感が除かれ、快適性が上がる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の実施形態のエアー傘を構成する模式的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は本発明に係るエアー傘を作り出す配線、配管図の実施例である。
図2は本発明に係るエアー傘を作り出す動力源の実施例を示す。
図3は本発明に係る高圧大容量のエアー傘を作り出すためのコントロール機器の実施例を示す。
【符号の説明】
【0009】
1 12V or 14Vバッテリー
2 インバータ
3 車両ドアスイッチ
4 タンク付き高圧大容量コンプレッサー
5 配管
6 ヒユーズ
7 ソレノイドバルブ
8 マニアルストップバルブ
9 エアーノズル
10 端子台
図1