(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091241
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/432 20110101AFI20240627BHJP
H04N 21/47 20110101ALI20240627BHJP
H04N 5/92 20060101ALI20240627BHJP
H04N 5/93 20060101ALI20240627BHJP
G06F 16/735 20190101ALI20240627BHJP
G06Q 30/0242 20230101ALI20240627BHJP
【FI】
H04N21/432
H04N21/47
H04N5/92 010
H04N5/93
G06F16/735
G06Q30/0242
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105673
(22)【出願日】2023-06-28
(62)【分割の表示】P 2022207286の分割
【原出願日】2022-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】520164688
【氏名又は名称】タッチスポット株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】水嶋 泰一
【テーマコード(参考)】
5B175
5C164
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5B175DA04
5B175HA01
5B175KA07
5C164FA25
5C164MA02S
5C164MB13S
5C164MB44S
5C164UB31P
5C164UB41S
5C164UD21P
5C164YA11
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】コンテンツのうちユーザの興味のある部分を閲覧させることが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部と、視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御部と、質問制御部によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定部と、特定部によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部と、
視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御部と、
前記質問制御部によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定部と、
前記特定部によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記質問制御部は、視聴ユーザの入力に応じた質問を当該視聴ユーザに出力することが可能である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記質問制御部は、動画を再生する前及び動画の再生中に質問を出力することが可能である
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶部は、1又は複数の質問と、当該質問に対する回答と、当該回答に応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを対応付けた対応情報を記憶し、
前記質問制御部によって出力した質問に応じた入力を前記受付部によって受け付けると、前記特定部は、対応情報を参照し、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特定部は、1又は複数の質問と、当該質問に対する回答と、当該回答応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを学習した学習済モデルと、前記質問制御部によって出力した質問に応じて前記受付部によって受け付けた入力とに基づいて、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定部は、前記学習済モデルとして、さらに、再生中の動画の場面をさらに学習したモデルを利用する
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記再生制御部は、動画を再生した場合に視聴ユーザからのアクションを受け付け、当該アクションに基づいて動画に関する視聴ユーザの興味を特定し、特定した視聴ユーザの興味に応じた出力を行う
請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記再生制御部は、視聴ユーザのアクションを集計し、集計した結果をダッシュボード機能として出力する
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、
視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御ステップと、
前記質問制御ステップによって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップによって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定ステップと、
前記特定ステップによって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶機能と、
視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御機能と、
前記質問制御機能によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付機能と、
前記受付機能によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定機能と、
前記特定機能によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツを視聴した視聴者から、そのコンテンツに対する反応を受け付ける装置が存在する。その装置は、視聴者が視聴中のコンテンツに対する反応を受け付け、その反応に対応したコンテンツの再生時刻における文字情報等に基づき、視聴者の興味を推定する。装置は、視聴者の反応として、肯定的な評価又は否定的な評価を受け付ける(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コンテンツは種々の用途において利用される。コンテンツの一例としての営業用の動画(1本の動画)には、企業の紹介及び製品の紹介等が含まれる場合があり、視聴者による肯定的及び否定的な評価のみでは、その動画のどの部分(例えば、企業紹介及び製品紹介等)に視聴者が興味を持っているのか、推定できない恐れがあった。
【0005】
本開示は、コンテンツのうちユーザの興味のある部分を閲覧させることが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理装置は、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部と、視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御部と、質問制御部によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定部と、特定部によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
一態様によれば、コンテンツのうちユーザの興味のある部分を閲覧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る情報処理装置について説明するための図である。
【
図2】一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。
【
図3】質問の一例について説明するための図である。
【
図4】ダッシュボードの一例について説明するための図である。
【
図5】一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について説明する。
【0010】
[情報処理装置100の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理装置100の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するための図である。
【0011】
情報処理装置100は、例えば、ユーザの希望に応じたコンテンツを閲覧させる閲覧装置等として構成されてもよい。また、情報処理装置100は、例えば、コンテンツの一例としての動画300において、ユーザに興味のある部分から視聴させる視聴装置等として構成されてもよい。また、情報処理装置100は、動画300のうち、ユーザが興味のある部分の位置(例えば、開始位置等)を特定する位置特定装置等として構成されてもよい。情報処理装置100は、上述した一例の装置に限らず、種々の装置等を構成してもよい。
情報処理装置100は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。
【0012】
なお、コンテンツには種々のものが有るが、以下では、コンテンツの一例として動画300を挙げて説明する。
【0013】
情報処理装置100は、インデックス310を付した動画300に関する動画情報を記憶する。インデックス310は、例えば、目印及びしおり等の、動画300(例えば、チャプタ等)の再生開始位置(又は、途中から再生する際の再生開始位置等)を示すものであってもよい。インデックス310は、1本の動画300に1個又は複数個が付されてもよい。動画情報は、動画データと言い換えてもよい。動画情報の上位概念は、例えば、コンテンツ情報等であってもよい。
【0014】
情報処理装置100は、例えば、ユーザ(視聴ユーザ)が動画300を視聴する前又は後、及び、動画300を視聴中に、その視聴ユーザに対して質問を行ってもよい。一例として、情報処理装置100は、視聴ユーザが使用する端末(視聴ユーザ端末200)に対して、1又は複数の質問を送信してもよい。
また、情報処理装置100は、質問に応じた視聴ユーザの回答を受け付ける。情報処理装置100は、例えば、視聴ユーザ端末200において所定の入力が行われると、その所定の入力(入力情報)を受け付けてもよい。所定の入力は、例えば、質問に対する選択式の回答の入力であってもよく、記述式の回答であってもよい。
なお、情報処理装置100は、例えば、チャット形式で、質問の出力と回答(所定の入力)の受け付けとを行ってもよい。
【0015】
情報処理装置100は、上述したように入力を受け付けると、その入力に応じたインデックス310(例えばインデックスA等)を特定する。
情報処理装置100は、例えば、対応情報を参照して、受け付けた回答(所定の入力)に応じた動画300のインデックス310を特定してもよい。対応情報は、例えば、1又は複数の質問と、その質問に応じた回答と、その回答に応じたインデックス310とを対応付けた情報であってもよい。
又は、情報処理装置100は、例えば、受け付けた回答を学習済モデルに入力して、その回答に応じたインデックス310を特定してもよい。学習済モデルは、例えば、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答に応じて動画300が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックス310とを学習して生成されるモデルであってもよい。
【0016】
情報処理装置100は、例えば、特定したインデックス310(例えば、インデックスA等)に対応する箇所から動画300(300A)を再生する。すなわち、情報処理装置100は、例えば、特定したインデックス310に対応付けられた箇所から、視聴ユーザに動画300(300A(チャプタ))を視聴させるよう制御してもよい。
なお、情報処理装置100は、動画300A(チャプタ)のみを視聴ユーザに視聴させるよう制御してもよい。
又は、情報処理装置100は、動画300A(チャプタ)と共に時系列でその動画300A(チャプタ)以後の動画300(300B…)(チャプタ)についても視聴ユーザに視聴させるよう制御してもよい。
【0017】
[情報処理装置100の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理装置100について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するためのブロック図である。
【0018】
情報処理装置100は、例えば、通信部121、記憶部122、表示部123及び制御部110等を備える。通信部121、記憶部122及び表示部123は、出力部の一実施形態であってもよい。制御部110は、例えば、質問制御部111、受付部112、特定部113及び再生制御部114等を備える。制御部110は、例えば、情報処理装置100の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部110(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部122等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(例えば、質問制御部111、受付部112、特定部113及び再生制御部114等)の機能を実現してもよい。
【0019】
通信部121は、例えば、情報処理装置100の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能な通信インターフェースである。
【0020】
記憶部122は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部122の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。なお、記憶部122は、例えば、クラウド上にある記憶領域及びサーバ等であってもよい。
【0021】
記憶部122は、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する。インデックスは、例えば、チャプタ毎の開始位置を示す、目印及びしおり等であってもよい。インデックスは、1本の動画に1個又は複数個が付されてもよい。チャプタは、例えば、1本の動画のうち異なる場面を示す区切り等であってもよい。
ここで一例として、企業が営業用として1本の動画を提供する場合、その動画には企業紹介及び製品紹介等が含まれることがある。その企業紹介及び製品紹介のそれぞれがチャプタとして設定されてもよい。したがって、例えば、企業紹介のチャプタの開始地点の設定に1つのインデックスが付され、同様に、製品紹介のチャプタの開始地点の設定に1つのインデックスが付される。
記憶部122は、1又は複数の動画(動画情報)を記憶してもよい。
【0022】
記憶部122は、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答に応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを対応付けた対応情報を記憶してもよい。
対応情報の質問は、後述する質問制御部111によって視聴ユーザに対して行われる質問であってもよい。質問は、例えば、視聴ユーザが動画のどのような点に興味を持っているか、すなわち、どのような動画(チャプタ)の視聴を希望しているかを質問する内容であってもよい。
対応情報の回答は、上述した質問に対して想定される種々の回答であってもよい。回答は、例えば、視聴ユーザの興味、すなわち、動画(チャプタ)の視聴希望を回答する内容であってもよい。
対応情報のインデックスには、例えば、そのインデックス以後に記録される動画(チャプタ)の内容(例えば、概要及びタイトル等)が対応付けて記録されていてもよい。
情報処理装置100(例えば、制御部110等)は、質問に対する回答の内容に応じて、視聴ユーザがどのような点について興味を持っているか、すなわち、どの動画(チャプタ)の視聴を希望しているかを推定することが可能である。また、情報処理装置100(例えば、制御部110等)は、質問と、その質問に対する回答(例えば、ヒアリング内容等)を記憶部122に記憶してもよい。したがって、情報処理装置100は、質問及び回答に応じて、視聴ユーザが興味を持っていると推定した動画(チャプタ)を再生できるように、そのチャプタの開始位置を示すインデックスを質問及び回答に対応付ける。
なお、対応情報は、後述する複数の第2選択ボタンそれぞれと、対応するチャプタのインデクスとを対応付けた情報を含んでもよい。
【0023】
なお、記憶部122に複数の動画(動画情報)が記憶される場合、対応情報は、複数の動画(動画情報)それぞれに対応して記憶部122に記憶されてもよい。すなわち、対応情報は、動画(動画情報)と対応付けられてもよい。
【0024】
表示部123は、例えば、種々の文字、記号及び画像等を表示することが可能なディスプレイである。
【0025】
質問制御部111は、視聴ユーザに対する質問を出力する。質問制御部111は、例えば、記憶部122に記憶される質問の内容に関する質問情報を読み出して、視聴ユーザに対して質問を出力してもよい。質問情報は、例えば、上述した対応情報に記録されてもよく、対応情報とは異なる別の情報であってもよい。質問内容は、例えば、視聴ユーザがどのような動画を視聴したいかを尋ねる内容であってもよく、視聴ユーザが何に興味を持っているかを尋ねる内容であってもよく、それら以外の種々の内容であってもよい。質問制御部111は、視聴ユーザに対して1又は複数の質問を出力してもよい。
【0026】
質問制御部111は、例えば、複数の選択肢の中から少なくとも1つの回答を視聴ユーザに選択させる選択形式、視聴ユーザと情報処理装置100(例えば、チャットボット等の質問制御部111)との間のチャットを利用して質問と回答とを行うチャット形式、及び、1つの質問を出力して記述回答を得る記述形式等のうち少なくとも1つの形式により質問を行ってもよい。
【0027】
質問制御部111は、視聴ユーザの入力に応じた質問をその視聴ユーザに出力することが可能であってもよい。すなわち、質問制御部111は、例えば、上述した選択形式、チャット形式、記述形式及びその他の種々の形式であっても、時系列として第1回目に行った1又は複数の質問に対して回答(後述する所定の入力)が有ると、その質問及び回答に応じて、第2回目の質問を視聴ユーザに出力してもよい。この場合、質問情報には、第1回目の質問と、その質問に対して想定される回答と、その質問及び回答に応じた第2回目の質問とが対応付けて記録されていてもよい。なお、時系列に沿って複数回行われる質問は、上述したように2回に限定されることはなく、3回以上であってもよい。
【0028】
質問制御部111は、動画を再生する前又は後(再生停止中)、及び、動画の再生中に質問を出力することが可能であってもよい。すなわち、質問制御部111は、視聴ユーザが動画を視聴する前又は視聴した後に、及び、視聴ユーザが動画の視聴中(後述する再生制御部114の制御に基づいて動画を再生している際)に、その視聴ユーザに対して質問を出力してもよい。
【0029】
ここで、質問制御部111は、例えば、視聴ユーザが視聴ユーザ端末200を使用する場合、通信部121を介して質問を視聴ユーザ端末200に送信するよう制御してもよい。
又は、質問制御部111は、視聴ユーザが表示部123を閲覧可能な場合には、質問を表示部123に表示するよう制御してもよい。
【0030】
図3は、質問の一例について説明するための図である。
【0031】
図3に一例を示すように、質問制御部111は、視聴ユーザが視聴する動画の画面に、その動画のどのチャプタの視聴を希望するかの質問を表示してもよい。この場合、質問制御部111は、動画の画面に「チャプタ」の選択ボタン(第1選択ボタン)を表示しておき、第1選択ボタンが操作されると、
図3に例示するように各チャプタを選択可能な複数のボタン(第2選択ボタン)(例えば、「1.弊社」、「2.業務」及び「3.料金」の各選択ボタン)を展開させてもよい。
後述する特定部は、複数の第2選択ボタンのうち1つが選択されると、対応情報を参照して、選択された第2選択ボタンに対応するインデックスを特定してもよい。
【0032】
受付部112は、質問制御部111によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける。所定の入力は、例えば、視聴ユーザによる上述した質問に対する回答であってもよい。
受付部112は、例えば、通信部121を介して、視聴ユーザ端末200から送信される視聴ユーザの回答を受け付けてもよい。
又は、受付部112は、例えば、情報処理装置100に入力部(例えば、キーボード及びマウス等)(図示せず)が配される場合には、その入力部を介して入力される視聴ユーザの回答を受け付けてよい。
【0033】
特定部113は、受付部112によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する。すなわち、特定部113は、例えば、質問制御部111によって出力した1又は複数の質問に応じた1又は複数の入力(視聴ユーザの回答)を受付部112によって受け付けると、記憶部122に記憶される対応情報を参照し、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定してもよい。この場合、特定部113は、例えば、受付部112によって受け付けた回答のパターンを推定し、その回答パターンに応じたインデックスを特定してもよい。一例として、特定部113は、質問制御部111によって複数の質問を行った際に、それら複数の質問それぞれに応じた回答が、対応情報に記録される質問と回答とに完全に一致しない場合でも、対応情報を参照し、複数の回答のうち相対的により多くの回答(回答パターン)(例えば、多数決形式等)に基づいて、視聴ユーザが希望する視聴内容を推定し、その視聴内容に対応するインデックスを特定してもよい。
【0034】
又は、特定部113は、学習済モデルを利用して、質問及び回答に応じたインデックスを特定してもよい。学習済モデルは、例えば、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを学習して生成されるモデル等であってもよい。
制御部110に配される学習部(図示せず)は、例えば、上述した学習を行って学習済モデルを生成してもよい。又は、情報処理装置100の外部にある学習装置(図示せず)は、例えば、学習部と同様に、上述した学習を行って学習済モデルを生成してもよい。特定部113は、例えば、学習部又は学習装置によって生成される学習済モデルを取得してもよい。
【0035】
すなわち、特定部113は、上述した学習済モデルと、質問制御部111によって出力した1又は複数の質問に応じて受付部112によって受け付けた1又は複数の入力(視聴ユーザの回答)とに基づいて、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定してもよい。換言すると、特定部113は、例えば、視聴ユーザに対する質問とその視聴ユーザ回答とを学習済モデルに入力し、その学習済モデルを利用して質問及び回答に応じたインデックスが出力されると、そのインデックスを特定してもよい。
【0036】
なお一例として、再生中の動画の内容(視聴ユーザが視聴中のチャプタの内容)によっては、視聴ユーザが興味を持つ動画(チャプタ)が変わる可能性がある。このため、特定部113は、学習済モデルとして、さらに、再生中の動画の場面(チャプタ)をさらに学習したモデルを利用してもよい。すなわち、この場合の学習済モデルは、例えば、質問制御部111によって質問を出力する際に再生されている動画の場面(チャプタ)と、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを学習して生成されるモデル等であってもよい。
【0037】
この場合でも、特定部113は、学習済モデルと、質問制御部111によって質問を出力する際に再生中の動画(チャプタ)の内容と、質問制御部111によって出力した1又は複数の質問に応じて受付部112によって受け付けた1又は複数の入力(視聴ユーザの回答)とに基づいて、動画(チャプタ)の内容、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定してもよい。
【0038】
再生制御部114は、例えば、通信部121を介して、動画情報を視聴ユーザ端末200に送信する。この場合、視聴ユーザ端末200は、動画情報に基づく動画を再生して端末表示部201(
図1参照)に表示させる。
又は、再生制御部114は、例えば、動画情報に基づく動画を再生して表示部123に表示させる。
ここで、再生制御部114は、特定部113によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生してもよい。すなわち、再生制御部114は、例えば、記憶部122に記憶される動画情報と、特定部113によって特定したインデックスとに基づいて、動画情報に記録されるインデックスを特定し、特定したインデックスから動画(チャプタ)を再生するように制御してもよい。
【0039】
なお、再生制御部114は、例えば、動画を再生中に特定部113によってインデックスが特定された場合には、再生内容を変更して、そのインデックスから動画(チャプタ)を再生するように制御してもよい。すなわち、再生制御部114は、例えば、再生中の動画と、特定部113によって特定されたインデックスが付された動画とが同じ場合又は異なる場合であっても、特定部113によって特定されたインデックスから動画(チャプタ)を再生するようにしてもよい。
【0040】
また、再生制御部114は、例えば、動画を再生していない場合に特定部113によってインデックスが特定された場合には、特定部113によって特定されたインデックスが付された動画(動画情報)を特定し、その動画のうちの特定されたインデックスから動画(チャプタ)を再生するようにしてもよい。
【0041】
又は、再生制御部114は、特定部113によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生可能なURL(Uniform Resource Locator)を発行してもよい。すなわち、再生制御部114は、記憶部122に記憶される動画において、特定部113によって特定したインデックスに対応する箇所から動画(チャプタ)を再生可能なように、通信ネットワーク上の記憶部122の位置と動画の再生開始位置とを示すURLを発行してもよい。再生制御部114は、例えば、通信部121を介して、視聴ユーザ(視聴ユーザ端末200)に送信してもよい。
視聴ユーザ端末200は、例えば、情報処理装置100からURLを取得し、視聴ユーザの操作に基づいてURLがクリックされると、特定部113によって特定したインデックスに対応する箇所から動画(記憶部122に記憶される動画)を再生して端末表示部201に表示してもよい。
【0042】
また、再生制御部114は、動画を再生した場合に視聴ユーザ(視聴ユーザ端末200)からのアクションを受け付け、そのアクションに基づいて動画に関する視聴ユーザが興味を特定し、特定した視聴ユーザの興味に応じた出力を行うよう出力部を制御してもよい。
一例として、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、有効商談数を増やすために、企業(動画を視聴ユーザに提供する企業)が、その企業についての動画の視聴ユーザからどのように見られているのか、また視聴ユーザからどれくらい興味を持たれているのか等の視聴ユーザのアクションを定量的に分析する機能(分析機能)を有してもよい。再生制御部114(又は制御部110の各機能等)では、企業が分析機能を利用することにより、その企業の製品の動画におけるチャプタを視聴ユーザが選択したり、その視聴ユーザから回答(質問に対する回答)を得たりしていれば、選択及び回答(視聴ユーザのアクション)に基づいて、製品の複数の観点のうちの少なくとも1つ(どの観点を中心に)視聴ユーザに提案(商談等のアプローチ)をするのが好適か等を企業に提供することができる(視聴ユーザの興味に応じた出力)。すなわち、企業は、その提供の内容に基づいて、商談の戦略を立てることができる。
また一例として、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、企業が提供する動画を視聴する視聴ユーザの視聴(視聴情報)に基づいて、動画を1人の視聴ユーザが複数回視聴した、視聴ユーザから企業に問い合わせをした、動画の全てを視聴ユーザが視聴した等の視聴ユーザの視聴状況(視聴ユーザのアクション)を取得し、視聴ユーザの興味フェーズ毎に企業がどのような状況かを振り分け、企業が商談等のアプローチをすべき視聴ユーザを提案してもよい(視聴ユーザの興味に応じた出力)(カンバン機能)。
また一例として、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、企業が提供する動画を視聴する視聴ユーザの視聴(視聴情報)に基づいて、メールマーケティングにおけるメールの送付先の視聴ユーザから、企業に興味を持っている見込み客を特定し、その見込み客に対しても架電等の追加をアプローチ行うよう、見込み客を提案してもよい(視聴ユーザの興味に応じた出力)(カンバン機能)。
【0043】
また再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、ヒアリング内容として視聴ユーザの顧客情報と紐づけて確認できる。一例として、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、上述したカンバン機能から、企業の担当者によって視聴ユーザを選択されると、その視聴ユーザの視聴内容を企業に提供してもよい。すなわち、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、視聴ユーザ毎の視聴内容では、質問に対してどのように回答しているか、どのようなタイムラインで視聴ユーザが動画を視聴しているか、その視聴ユーザがどのような問い合わせを企業に行っているのか等を企業に提供してもよい。すなわち、企業の従業員は、視聴ユーザとの商談ではどのような内容を話せばよいのかをすぐに確認することができる。
【0044】
また再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、事前情報(一例として、企業毎の詳細な視聴データ、興味度別の企業一覧、ヒアリング回答率及び回答内容、並びに、プッシュ対象者率等)を収集した上で商談を行わせることができる。
【0045】
図4は、ダッシュボードの一例について説明するための図である。
【0046】
また、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、動画を提供する企業のトップセールスマンの営業を対面感覚で他の従業員に閲覧させることで学習をさせることができ、定量的に視聴ユーザの反応(アクション)をダッシュボード(
図4参照)で他の従業員に閲覧可能にしてもよい。再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、従業員の教育に割いていた時間を相対的に大きく削減させることができる。なおこの場合、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、視聴ユーザに対する質問(質問制御部111による質問)、その質問に対する視聴ユーザの回答(受付部112によって受け付ける所定の入力(例えば、回答等))、及び、動画を視聴した視聴ユーザの評価等を始めとする種々の視聴ユーザの反応を収集し、収集した結果をまとめて記憶部122に記憶し、また表示部123に表示可能であってもよい(ダッシュボード機能)。制御部110(制御部110の各機能等)は、
図4に一例を示すようなダッシュボード(視聴者の反応(アクション)をまとめた結果)を表示部123に表示可能である。再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、視聴ユーザのアクションを集計し、集計した結果をダッシュボード機能として出力するよう出力部を制御してもよい。
一例として、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、SNS、各種広告、及び、通信ネットワーク経由の検索(例えば、オーガニック等)等のどの流入元からの視聴ユーザが動画のどこに注目しているのか、どのような行動をしているのか、どこで動画から離脱されやすいのか、動画のどのシーンでお問い合わせボタンが操作されているのか等を、動画を提供する企業に提供することができる。すなわち、再生制御部114(又は制御部110の各機能等)は、媒体毎の視聴率の推移、どのシーンが注目され又はスキップされているかも、企業に提供することができ、その企業の従業員に対しては商談時の複数の説明における説明の取捨選択を流入元毎に準備させることができる。
【0047】
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図5は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【0048】
ステップST101において、質問制御部111は、視聴ユーザに対する質問を出力する。この場合、質問制御部111は、動画の再生停止中及び動画の再生中に質問を出してもよい。
【0049】
なお、質問制御部111は、複数回、質問を出力してもよい。この場合、質問制御部111は、視聴ユーザの入力に応じた質問をその視聴ユーザに出力することが可能であってもよい。
すなわち、情報処理装置100は、本ステップST101の質問の出力後、後述するステップST102において視聴ユーザによる所定の入力(回答)を受け付ける。その処理は、ステップST101に戻り、前回の質問及び所定の入力(回答)に応じて、さらに質問を出力してもよい。
【0050】
ステップST102において、受付部112は、ステップST101で出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける。所定の入力は、例えば、ステップST101で視聴ユーザに質問を送ったことに応じた、その視聴ユーザの回答であってもよい。
【0051】
ステップST103において、特定部113は、ステップST102で受け付けた入力(視聴ユーザの回答)に応じてインデックスを特定する。
すなわち、特定部113は、例えば、ステップST101で出力した1又は複数の質問に応じて、ステップST102で1又は複数の入力(視聴ユーザの回答)を受け付けた場合、記憶部122に記憶される対応情報を参照し、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定してもよい。
又は、特定部113は、学習済モデルと、ステップST101で出力した1又は複数の質問と、その質問に応じてステップST102で受け付けた1又は複数の入力(視聴ユーザの回答)とに基づいて、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定してもよい。学習済モデルは、例えば、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを学習して生成されるモデル等であってもよい。なお、特定部113は、例えば、学習済モデルとして、さらに、再生中の動画の場面(チャプタ)をさらに学習したモデルを利用してもよい。
【0052】
ステップST104において、再生制御部114は、ステップST103で特定したインデックスに対応する箇所から動画(チャプタ)を再生してもよい。
【0053】
[機能及び回路について]
次に、上述した情報処理装置100の機能及び回路について説明する。
情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の質問制御部111、受付部112、特定部113及び再生制御部114(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等による質問制御機能、受付機能、特定機能及び再生制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置100の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の質問制御部111、受付部112、特定部113及び再生制御部114(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する質問制御回路、受付回路、特定回路及び再生制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されてもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
【0054】
情報処理装置100は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0055】
[実施例]
次に、一実施例について説明する。
【0056】
動画は、例えば、商談等に利用される動画であってもよい。
まず、情報処理装置100は、視聴ユーザ端末200の表示部(端末表示部201)に初期画面を表示する。初期画面には、商談を開始するためのボタン(例えば、スタートボタン等)が表示されてもよい。
【0057】
情報処理装置100、上述したボタンが押下されると、商談をスタートさせる。この場合、情報処理装置100は、予め、商談動画中のどのような内容(チャプタ)を視聴したいか、視聴ユーザに質問を送ってもよい。すなわち、情報処理装置100は、予め、商談動画中のどのようなシーンを視聴したいか、視聴ユーザにヒアリングを行う。
情報処理装置100は、その質問(ヒアリング)に対する視聴ユーザの回答に基づいて、その回答に応じた動画の内容(チャプタ)を視聴ユーザに視聴させる。
【0058】
情報処理装置100は、動画(チャプタ)を視聴ユーザに視聴させている間も、その視聴ユーザに質問(ヒアリング)を行うことが可能である。情報処理装置100は、その質問(ヒアリング)に対する視聴ユーザの回答と、それまでに行われた質問(ヒアリング)に対するその視聴ユーザの回答(商談スタートから現在までの回答)とに基づいて、動画中のどのチャプタ(シーン)がお勧めか、視聴ユーザに対してレコメンドを行ってもよい。
【0059】
質問とそれに応じた回答とのやり取りの一例は、予め文言を情報処理装置100のユーザ等から取得して(例えば、取得した文言は事前に開発側でコーディングする等)、行われてもよい。
また一例として、情報処理装置100のユーザが自由にテキストを入力し、質問と回答とのやり取りを行ってもよい。
また一例として、情報処理装置100は、視聴ユーザに対してどういう場面でどういう質問(ヒアリング)を行うと、どういう回答が返ってくるのか、過去のデータと機械学習(学習済モデル)とに基づいて判断してもよい。
情報処理装置100は、視聴ユーザが動画を視聴中に、その視聴ユーザとリアルタイムでチャットを行ってもよく、視聴ユーザに対して質問を送り、それに応じて視聴ユーザから回答を受け付けてもよい。
【0060】
上述した情報処理装置100は、視聴ユーザがどのようなアクションをしたか、どのような興味を持っているか等をデータとして蓄積し、その蓄積したデータを活用して商談の質を向上させることができる。
また、情報処理装置100は、商談動画において、その動画を提供する企業の社長及びトップセールスの営業を再現することができ、視聴ユーザに対して実体験に近い営業を提供することができる。
また、情報処理装置100は、視聴ユーザが気になる「よくある質問」等をその場で社長等が回答できるようにしてもよい。情報処理装置100は、視聴ユーザが知りたい事にダイレクトにアクセスできる体験を提供でき、視聴ユーザにストレスを与ることを抑制することができる。
また、情報処理装置100は、視聴ユーザが「商談をしたい」と思った瞬間、すぐに日程調整画面(図示せず)へ遷移してもよい。情報処理装置100は、視聴ユーザが熱量を失う前に商談の設定を行うことができる。
また、情報処理装置100は、「視聴ユーザが何に興味を持っているのか?」及び「予算は?」等の商談前に知っておきたい情報のヒアリングを行うことができる。
また、情報処理装置100は、視聴データ(視聴履歴等)に基づいて、動画の改修及び改善を動画提供者(企業)に促してもよい。すなわち、情報処理装置100は、視聴データを企業に閲覧させることにより、その企業が視聴ユーザ全体にどのようにみられているかを把握させてもよい。
また、情報処理装置100では、動画を提供する企業の採用サイトにおける自社の説明及びサービス説明も社長自らの言葉で伝えることが可能になる。情報処理装置100は、質疑応答に関しても社長の受け答えを直に聞くことで、企業への応募意向度が相対的に大きく向上させることができる。
【0061】
[追加例及び変形例]
以下、上述した情報処理装置100の追加事項(追加例)及び変形例等について説明する。
【0062】
情報処理装置100は、動画の視聴ユーザに視聴させる画面等において、視聴ユーザがアクセスする経路(流入経路)毎に、表示する動画を単一URLでスイッチングしてもよい。
また、情報処理装置100は、資料動画同時モニタリング機能を備えてもよい。すなわち、情報処理装置100は、視聴ユーザが資料を見ながら、その資料内の所定のボタンを押下すると、対応する説明を動画で詳細に閲覧させてもよい。また、情報処理装置100は、それとは逆に、視聴ユーザが動画を見ながら所定のボタンを押下すると、対応する説明の資料を閲覧させてもよい。
また、情報処理装置100は、本システムを視聴ユーザとは異なる他のユーザにシェアする機能、すなわち「この商品は御社にも合いそうだよ」等と他のユーザに送る機能を備えてもよい。
また、情報処理装置100は、視聴ユーザが知りたいと思う内容のボタンを複数押下すると、その押下の組み合わせ毎に異なる動画を組み合わせて1つの動画を生成し、再生してもよい。
また、情報処理装置100は、動画内で種々の情報を保持し、視聴ユーザから取得した回答に応じて動画(又は、他の動画等)のコンテンツを出し分けることとしてもよい。具体的な一例として、情報処理装置100は、質問に記載されるA,B,C及びDの選択肢のうち、視聴ユーザによってA及びBが選択(回答)された場合、A及びBに応じた動画Eを生成して視聴ユーザが閲覧することが可能な画面(ユーザインターフェース)に、その動画Eを閲覧可能なように表示(反映)させてもよい。同様に一例として、情報処理装置100は、視聴ユーザによってA,B及びDが選択(回答)された場合、A、B及びDに応じた動画Fを生成して視聴ユーザが閲覧することが可能な画面(ユーザインターフェース)に、その動画Fを閲覧可能なように表示(反映)させてもよい。
また、情報処理装置100は、動画に対する評価機能(例えば、「いいね」機能等)を搭載し、本システムのメディア上に、日毎又は週毎の動画のランキングを掲載してもよい。すなわち、情報処理装置100は、情報感度の高い視聴ユーザは今注目されているサービスに関心が高そう、またそれによりプレビュ数が変わるのであれば、営業時のトークとして使えそう等の、視聴ユーザに対して関心を抱かせることが可能である。
また、情報処理装置100は、上述したメディア上のランキング(例えば、ウィークリーランキング等)を、毎週金曜日等にメール等で視聴ユーザに自動配信してもよい。
また、情報処理装置100は、動画を今現在視聴している視聴ユーザ(例えば、企業等)を、自機の管理画面にリアルタイムで表示(反映)してもよい。この場合、情報処理装置100は、事例を見た時、及び、質問(ヒアリング)に対して視聴ユーザが回答した時など、本システム内(又は、動画内)のある任意の行動をしたときに、メール及びチャット等のコミュニケーション手段に通知が行われ、管理画面上で確認できるようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、同時翻訳機能を搭載してもよい。すなわち、情報処理装置100は、各国の言語に本システムの説明が翻訳されて視聴ユーザに閲覧させてもよい。また、動画内の字幕でも各国の言語に反映させてもよい。情報処理装置100は、質問(ヒアリング)及び回答、お問い合わせ内容等も管理画面でも翻訳できるようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、導入企業自身で動画を記憶部122にアップロードすることで、チャプタ及び質問の選択肢の編集、質問項目の設定などを自由に設定できるようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、レコメンドマッチング機能を備えてもよい。すなわち、情報処理装置100は、本システムを利用する視聴ユーザ(例えば、企業A)が「テレホンアポイントメント会社Bが利用する本システム」をよく見るため、「アポイントメント獲得サービス」を行う企業Cに対して「企業Aに営業したらどうですか?」等と企業Cが見つけられなかった潜在顧客への営業の自動でレコメンドを行ってもよい。
情報処理装置100は、企業Aが提供する動画(本システム)を見る視聴ユーザが他のどの会社Bの動画(本システム)をよく見るのか、すなわち視聴ユーザがどういうニーズをもっているのか、可視化を行ってもよい。
また、情報処理装置100は、動画内での行動データをタイムライン形式に表示し、視聴ユーザがどこ(例えば、SNS等)を経由しているか、又は、どのような視聴ユーザの流入経路か等の分析を行ってもよい。
また、情報処理装置100は、本システムと顧客関係管理(CRM)等とアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)連携を行い、動画の視聴内容等(視聴データ)とCRMプラットフォーム等とのデータ管理の紐づけを行ってもよい。情報処理装置100は、視聴データがリアルタイムで連携ツールにも反映され、視聴ユーザの興味度及び営業優先順位等に反映されてもよい。
また、情報処理装置100は、本システムによって効率化した、生産性に関する数値を可視化した管理画面を作ることで、生産性を可視化してもよい。
また、情報処理装置100は、複数回本システムを閲覧した視聴ユーザに対しては、その閲覧の内容に基づいて、本システムのメディアにてレコメンドを行ってもよい。さらに、情報処理装置100は、その視聴ユーザによって自身が気になるポイントが設定されれば、自動で、企業レコメンドが視聴ユーザに行われてもよく、また、どの会社の動画(本システム)でも視聴ユーザが知りたい項目だけが提供されるようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、視聴ユーザが複数の動画を閲覧した際の履歴等(視聴データ)を取得し、視聴ユーザ毎に「もしかしたらこのニーズありませんか?」等異なる企業の動画(本システム)をレコメンドしてもよい。
また、情報処理装置100は、自機のユーザが自身を撮影した動画を記憶部122にアップロードした場合、質問(例えば、質問内容、及び、質問に対する選択肢等)を設定することで、簡単に本システムを利用することが可能になる。
また、情報処理装置100は、ユーザ指定の再生時間軸に対する手動入力による再生開始を受け付けてもよい。この場合、情報処理装置100は、受け付けた再生開始位置が再生開始軸に対して所定範囲で閾値上の数が重複した場合、その所定範囲内の1点にインデックスを生成してもよい。情報処理装置100は、生成したインデックスに対応する質問を作成するよう促してもよい。
また、情報処理装置100は、利用されないインデックスを削除してもよい。
【0063】
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
【0064】
(態様1)
一態様の情報処理装置は、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部と、視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御部と、質問制御部によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定部と、特定部によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御部と、を備える。
これにより、情報処理装置は、視聴ユーザに対して質問を行い、その質問に対する回答を取得するので、視聴ユーザが興味のある部分を推定することができる。また、情報処理装置は、動画等のコンテンツのうちユーザにとって興味のある部分(動画及びチャプタ)を閲覧させることができる。
【0065】
(態様2)
一態様の情報処理装置では、質問制御部は、視聴ユーザの入力に応じた質問を当該視聴ユーザに出力することが可能であってもよい。
情報処理装置は、例えば、時系列で第1回目の質問に対する視聴ユーザの回答に応じて、第2回目の質問を視聴ユーザに対して行う。また、情報処理装置は、例えば、第2回目以降の質問に対する視聴ユーザの回答に応じて、第3回目以降の質問を視聴ユーザに対して行う。したがって、情報処理装置は、視聴ユーザの興味をより適切に取得することができる。
【0066】
(態様3)
一態様の情報処理装置では、質問制御部は、動画を再生する前及び動画の再生中に質問を出力することが可能であることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、動画の再生停止中及び再生中のいずれであっても、視聴ユーザに対して質問を出力するので、その視聴ユーザが興味のある部分を取得することができる。
【0067】
(態様4)
一態様の情報処理装置では、記憶部は、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答に応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを対応付けた対応情報を記憶し、質問制御部によって出力した質問に応じた入力を受付部によって受け付けると、特定部は、対応情報を参照し、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、対応情報を参照して、視聴ユーザが興味のある部分を取得することができる。
【0068】
(態様5)
一態様の情報処理装置では、特定部は、1又は複数の質問と、その質問に対する回答と、その回答応じて動画が再生された際の動画再生開始位置に対応するインデックスとを学習した学習済モデルと、質問制御部によって出力した質問に応じて受付部によって受け付けた入力とに基づいて、質問及び入力に応じた1つのインデックスを特定することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、学習済モデルを利用して、視聴ユーザが興味のある部分を取得することができる。
【0069】
(態様6)
一態様の情報処理装置では、特定部は、学習済モデルとして、さらに、再生中の動画の場面をさらに学習したモデルを利用することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、再生中の動画の場面(チャプタ)の内容に応じて、視聴ユーザの興味が変わる可能性があるが、学習済モデルを利用して、視聴ユーザが興味のある部分を取得することができる。
【0070】
(態様7)
一態様の情報処理装置では、再生制御部は、動画を再生した場合に視聴ユーザからのアクションを受け付け、当該アクションに基づいて動画に関する視聴ユーザの興味を特定し、特定した視聴ユーザの興味に応じた出力を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理装置は、企業の商品(製品)の複数の観点のうちの少なくとも1つ(どの観点を中心に)視聴ユーザに提案(商談等のアプローチ)をするのが好適か等を企業に提供することができる。
【0071】
(態様8)
一態様の情報処理装置では、再生制御部は、視聴ユーザのアクションを集計し、集計した結果をダッシュボード機能として出力することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、動画のどの部分が視聴ユーザに興味を持たれているのか、企業に提供することができる。
【0072】
(態様9)
一態様の情報処理方法では、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御ステップと、質問制御ステップによって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付ステップと、受付ステップによって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定ステップと、特定ステップによって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0073】
(態様10)
一態様の情報処理プログラムでは、コンピュータに、インデックスを付した動画に関する動画情報を記憶する記憶機能と、視聴ユーザに対する質問を出力する質問制御機能と、質問制御機能によって出力した質問に応じて所定の入力を受け付ける受付機能と、受付機能によって受け付けた入力に応じてインデックスを特定する特定機能と、特定機能によって特定したインデックスに対応する箇所から動画を再生する再生制御機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0074】
100 情報処理装置
110 制御部
111 質問制御部
112 受付部
113 特定部
114 再生制御部
121 通信部
122 記憶部
123 表示部
200 視聴ユーザ端末
201 端末表示部
300 動画
300A、300B 動画(チャプタ
310 インデックス