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  • 特開-攪拌機能を備えたコーヒーマシン 図1
  • 特開-攪拌機能を備えたコーヒーマシン 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091256
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】攪拌機能を備えたコーヒーマシン
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/06 20060101AFI20240627BHJP
   A47J 31/02 20060101ALI20240627BHJP
【FI】
A47J31/06 120
A47J31/02
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023132739
(22)【出願日】2023-08-16
(31)【優先権主張番号】202223466007.1
(32)【優先日】2022-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517137332
【氏名又は名称】広東輝駿科技集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100178434
【弁理士】
【氏名又は名称】李 じゅん
(72)【発明者】
【氏名】周 志栄
【テーマコード(参考)】
4B104
【Fターム(参考)】
4B104AA12
4B104BA35
4B104BA45
4B104BA59
4B104CA18
4B104EA25
4B104EA31
(57)【要約】      (修正有)
【課題】より濃くて香り高く、できあがったコーヒー液の品質もより高くなる攪拌機能を備えたコーヒーマシンを提供する。
【解決手段】攪拌機能を備えたコーヒーマシンであって、攪拌棒311とコーヒー粉の収納用ろ過カップコンポーネント33とを含み、更に駆動コンポーネントを含み、駆動コンポーネント2はろ過カップコンポーネントに連結してろ過カップコンポーネントの回転を制御し、攪拌棒の一端が固定され、他端がろ過カップコンポーネント内に挿入し、ろ過カップコンポーネントが回転するとき、攪拌棒はろ過カップコンポーネント内のコーヒー粉を攪拌する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
攪拌機能を備えたコーヒーマシンであって、
攪拌棒とコーヒー粉の収納用ろ過カップコンポーネントとを含み、さらに駆動コンポーネントを含み、前記駆動コンポーネントは前記ろ過カップコンポーネントに連結して前記ろ過カップコンポーネントの回転を制御し、
前記攪拌棒の一端が固定され、他端がろ過カップコンポーネント内に挿入され、前記ろ過カップコンポーネントが回転するとき、前記攪拌棒は前記ろ過カップコンポーネント内のコーヒー粉を攪拌することを特徴とする、前記攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項2】
前記攪拌機能を備えたコーヒーマシンは、さらにろ過コンポーネントを含み、
前記駆動コンポーネントはモータと第1ギアグループとを含み、前記モータは回転軸を介して前記第1ギアグループを回転させ、
前記ろ過コンポーネントは外部カップコンポーネントと、前記ろ過カップコンポーネントと、ろ紙と前記攪拌棒とを含み、前記外部カップコンポーネントと、前記ろ過カップコンポーネントと、前記ろ紙と前記攪拌棒とが、下から上へと順に設置され、
前記ろ過カップコンポーネントは前記外部カップコンポーネントに覆設され、前記ろ過カップコンポーネントの外部表面には水平方向に配置する第2ギアが固設され、前記第2ギアは前記第1ギアグループと噛み合って連結され、前記第1ギアグループは前記第2ギアを介して前記ろ過カップコンポーネントを回転させ、
前記外部カップコンポーネントは前記第2ギアに対応する位置に第1ギアグループと第2ギアとの連結を容易にする開口部が設けられ、
前記ろ紙は前記ろ過カップコンポーネント内に覆設され、前記攪拌棒は前記ろ紙の内部表面に密接し、かつ、前記攪拌棒は前記ろ過カップコンポーネントに対して静止することを特徴とする、請求項1に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項3】
前記攪拌機能を備えたコーヒーマシンはさらに本体とコーヒーポットとを含み、
前記本体の中央部には受け台が設けられ、前記受け台の一側には上下貫通する取付溝が設けられ、前記取付溝の底部には取付部が設けられ、前記取付部は前記取付溝から突設され、前記ろ過コンポーネントは前記取付溝に配置され、かつ、前記取付部に当接し、
前記駆動コンポーネントは前記本体の内部に取付けられ、
前記コーヒーポットは前記受け台の下部に置き、かつ、前記ろ過コンポーネントの位置に対応することを特徴とする、請求項2に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項4】
前記モータはDCモータ又はACモータ又は同期モータであることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項5】
前記第1ギアグループは、少なくとも1つの減速ギアを含み、1つの前記減速ギアは前記第2ギアと噛み合って連結されることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項6】
前記外部カップコンポーネントの上端には攪拌棒の挿入とろ過カップコンポーネントの取出しを容易にする第1凹溝が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項7】
前記攪拌棒は、攪拌部と位置決め部とを含み、前記位置決め部は前記第1凹溝に挿着され、前記攪拌部には分岐部が設けられ、前記攪拌部の底部には水平攪拌部が設けられ、前記攪拌部の材質はプラスチック又はゴムであることを特徴とする、請求項6に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項8】
前記外部カップコンポーネントの外部表面には第2取っ手が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項9】
前記外部カップコンポーネントの外側壁には留め具が設けられ、前記受け台の外側壁には係合溝が設けられ、前記留め具と前記係合溝とが係合することを特徴とする、請求項3に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【請求項10】
前記ろ過カップコンポーネントの内側壁には複数の滑り止めリブが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の攪拌機能を備えたコーヒーマシン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーヒー淹れの技術分野に関し、特に攪拌機能を備えたコーヒーマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
仕事リズムの加速と生活レベルの向上に伴い、仕事のストレスを緩和し、疲労を解消するために、コーヒーを淹れて眠気を覚ますことが多い。コーヒーは代謝機能を促進し、消化器を活性化させることができるとともに、酸化を防止し、心臓を保護し、骨を強くし、腰と膝を健康な状態に維持し、食欲を増進し、脂肪の蓄積を防ぎ、排便を促して体内の湿気を出し、血流を促進し、風邪を撃退し、体の拘急を解消する効果がある。調査によると、毎日100~200mgのカフェインを飲めば、眠気を覚ますのに十分である。現在、コーヒーマシンは家庭用電気製品として徐々に一般家庭に入り込んでおり、コーヒーを淹れることがより便利になっただけでなく、コーヒーマシンは直接お湯でコーヒーを淹れるため、コーヒー粉が均一に溶解でき、コーヒー本来の風味を味わうことができ、口当たりがより良くなっている。
【0003】
ドリップ式コーヒーマシンは、コーヒーを淹れる上部ヘッドを介してお湯でフィルタ中のコーヒー粉を淹れ、コーヒーホッパー下部のコーヒー液出口からコーヒーポットに滴下するので、お湯がコーヒーホッパーを流れるとき、すべてのコーヒー粉を通るわけではないので、香りのよいコーヒーを淹れることができない。
【0004】
既存のコーヒーマシンは、攪拌棒を設置することで攪拌棒の回転により挽いたコーヒー粉を攪拌する。この方法では、コーヒー粉を攪拌することができるが、以下の欠陥がある。攪拌棒の回転力が小さすぎると、コーヒー粉を充分に攪拌できず、回転力が大きすぎると、ろ紙を突き破ることがある。したがって、攪拌棒を回転させる方法では、コーヒー粉を急速かつ完全にお湯に溶解させるのは難しく、コーヒー粉内のカフェイン、揮発性物質を充分に析出することができず、コーヒーの濃度も香りも足らず、できあがったコーヒー液の品質も高くない。
上記の課題を解決する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、攪拌棒を回転させる方法を採用する従来のコーヒーマシンで淹れたコーヒー液の品質が高くないという課題を解決するために、攪拌機能を備えたコーヒーマシンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の技術的解決手段は以下の通りである。
攪拌機能を備えたコーヒーマシンであって、攪拌棒とコーヒー粉の収納用ろ過カップコンポーネントとを含み、さらに駆動コンポーネントを含み、前記駆動コンポーネントは前記ろ過カップコンポーネントに連結して前記ろ過カップコンポーネントの回転を制御し、
前記攪拌棒の一端が固定され、他端が前記ろ過カップコンポーネント内に挿入され、前記ろ過カップコンポーネントが回転するとき、前記攪拌棒は前記ろ過カップコンポーネント内のコーヒー粉を攪拌する。
【0007】
上記の技術的解決手段を採用する本発明は、その特徴として、前記攪拌機能を備えたコーヒーマシンは、ろ過コンポーネントをさらに含む。
【0008】
前記駆動コンポーネントはモータと第1ギアグループとを含み、前記モータは回転軸を介して前記第1ギアグループを回転させ、
前記ろ過コンポーネントは外部カップコンポーネントと、前記ろ過カップコンポーネントと、ろ紙と前記攪拌棒とを含み、前記外部カップコンポーネントと、前記ろ過カップコンポーネントと、前記ろ紙と前記攪拌棒とが、下から上へと順に設置され、
前記ろ過カップコンポーネントは前記外部カップコンポーネントに覆設され、前記ろ過カップコンポーネントの外部表面には水平方向に配置する第2ギアが固設され、前記第2ギアは前記第1ギアグループと噛み合って連結され、前記第1ギアグループは前記第2ギアを介して前記ろ過カップコンポーネントを回転させ、
前記外部カップコンポーネントは前記第2ギアに対応する位置に第1ギアグループと第2ギアとの連結を容易にする開口部が設けられ、
前記ろ紙は前記ろ過カップコンポーネント内に覆設され、前記攪拌棒は前記ろ紙の内部表面に密接し、かつ、前記攪拌棒は前記ろ過カップコンポーネントに対して静止する。
【0009】
さらに、前記攪拌機能を備えたコーヒーマシンはさらに本体とコーヒーポットとを含み、
前記本体の中央部には受け台が設けられ、前記受け台の一側には上下貫通する取付溝が設けられ、前記取付溝の底部には取付部が設けられ、前記取付部は前記取付溝から突設され、前記ろ過コンポーネントは前記取付溝に配置され、かつ、前記取付部に当接し、
前記駆動コンポーネントは前記本体の内部に取付けられ、
前記コーヒーポットは前記受け台の下部に置き、かつ、前記ろ過コンポーネントの位置に対応する。
【0010】
さらに、前記モータはDCモータ又はACモータ又は同期モータである。
【0011】
さらに、前記第1ギアグループは、少なくとも1つの減速ギアを含み、1つの前記減速ギアは前記第2ギアと噛み合って連結される。
【0012】
さらに、前記外部カップコンポーネントの上端には攪拌棒の挿入に用いる第1凹溝が設けられる。
【0013】
上記の技術的解決手段を採用する本発明は、その特徴として、前記攪拌棒は攪拌部と位置決め部とを含み、前記位置決め部は前記第1凹溝に挿着され、前記攪拌部には分岐部が設けられ、前記攪拌部の底部には水平攪拌部が設けられ、前記攪拌部の材質はプラスチック又はゴムである。
【0014】
さらに、前記外部カップコンポーネントの外部表面には第2取っ手が設けられる。
【0015】
さらに、前記外部カップコンポーネントの外側壁には留め具が設けられ、前記受け台の内側壁には係合溝が設けられ、前記留め具と前記係合溝とが係合する。
【0016】
さらに、前記ろ過カップコンポーネントの内側壁には複数の滑り止めリブが設けられる。
【0017】
さらに、前記ろ紙は円錐形である。
【発明の効果】
【0018】
上記の技術的解決手段を採用する本発明の有益な効果は以下の通りである。本発明の駆動コンポーネントはろ過カップコンポーネントを駆動して回転させ、攪拌時にろ過カップは回転するが攪拌棒は動かず、攪拌時に攪拌棒によるろ紙の突き破りを防止することができ、かつ、ろ過カップの回転中に攪拌棒がコーヒー粉を充分に攪拌するので、コーヒー粉はお湯と十分かつ迅速に混ぜ合わされ、温度がより均一になり、コーヒー粉内のカフェイン、揮発性物質が完全に析出され、コーヒーがより濃くて香り高く、出来上がったコーヒー液の品質はより高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は本発明の構造を示す図面である。
図2図2は本発明の分解構造を示す図面である。
図3図3は本発明の断面図である。
図4図4は本発明の駆動コンポーネントの構造を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、図面及び実施形態を併せて本発明をさらに説明する。
図1図4に示すように、攪拌機能を備えたコーヒーマシンであって、攪拌棒31とコーヒー粉の収納用ろ過カップコンポーネント33とを含み、さらに駆動コンポーネント2を含み、駆動コンポーネント2はろ過カップコンポーネント33に連結されてろ過カップコンポーネント33の回転を制御する。
【0021】
攪拌棒31の一端が固定され、他端がろ過カップコンポーネント33内に挿入され、ろ過カップコンポーネント33が回転するとき、攪拌棒31はろ過カップコンポーネント33内のコーヒー粉を攪拌する。
【0022】
攪拌棒が回転し、ろ過カップが動かない従来技術の構造と比較して、攪拌棒31の一端が固定され(取外し可能な固定と取外し不能な固定を含む)、攪拌棒31は回転するろ過カップコンポーネント33に対して動かず、コーヒー粉を入れたろ過カップコンポーネント33が回転する。攪拌棒31が動かないため、コーヒー粉を攪拌する強度も変わらないことである。攪拌棒が回転する従来技術と比較して、攪拌棒が設定した回転力が小さすぎると、コーヒー粉を充分に攪拌できず、設定した回転力が大きすぎると、その駆動装置の不安定で攪拌棒を制御できなくなり、ろ過カップコンポーネント内のろ紙を突き破る場合がある。
【0023】
本発明はろ紙を突き破ることがなく、攪拌棒が固定されて動かないため、攪拌時に攪拌棒によるろ紙の突き破りを防止することができ、かつ、ろ過カップの回転中に攪拌棒がコーヒー粉を充分に攪拌するので、攪拌後のコーヒー粉はお湯と十分かつ迅速に混ぜ合わされ、温度はより均一になり、コーヒー粉内のカフェイン、揮発性物質を完全に析出し、コーヒーがより濃くて香り高く、コーヒー液の品質はより高くなる。
【0024】
本実施例において、攪拌機能を備えたコーヒーマシンはさらに、ろ過コンポーネント3を含み、駆動モジュール2はモータ21と第1ギアグループ22とを含み、モータ21は回転軸を介して第1ギアグループ22を回転させる。
【0025】
ろ過コンポーネント3は外部カップコンポーネント34と、ろ過カップコンポーネント33と、ろ紙32と攪拌棒31とを含み、外部カップコンポーネント34と、ろ過カップコンポーネント33と、ろ紙32と攪拌棒31とが、下から上へと順に設置される。
【0026】
ろ過カップコンポーネント33は外部カップコンポーネント34に覆設され、ろ過カップコンポーネント33の外部表面に第2ギア332が覆設され、第2ギア332は第1ギアグループ22と連結され、第1ギアグループ22は第2ギア332を介してろ過カップコンポーネント33を回転させ、ろ過カップコンポーネントの底部には液出口が設けられる。
【0027】
外部カップコンポーネント34には第2ギア332に対応する位置に第1ギアグループ22と第2ギア332との連結を容易にする開口部が設けられる。
【0028】
ろ紙32はろ過カップコンポーネント33内に覆設され、攪拌棒31はろ紙32の内部表面に密接し、かつ、攪拌棒31はろ過カップコンポーネント33に対して静止する。
【0029】
使用するとき、ろ紙32をろ過カップコンポーネント33内に覆設し、ろ過カップコンポーネント33を外部カップコンポーネント34に覆設し、次に攪拌棒31をろ紙32の内部表面に置き、ろ紙32の内部表面に密接させる。挽いたコーヒー粉をろ紙32に入れると動作する。ろ過カップコンポーネント33の表面に覆設される第2ギア332は駆動コンポーネント2の駆動により回転を開始し、ろ過カップコンポーネント33表面のろ紙32とろ紙32内の挽いたコーヒー粉は、ろ過カップコンポーネント33とともに回転を開始し、攪拌棒31はろ過カップコンポーネント33に対して静止する。
【0030】
好ましい実施例において、攪拌機能を備えたコーヒーマシンはさらに本体1とコーヒーポット4とを含み、本体1の中央部には受け台11が設けられ、受け台11の一側には上下貫通する取付溝111が設けられ、取付溝111の底部には取付部112が設けられ、取付部112は取付溝111から突設され、ろ過コンポーネント3は取付溝111に配置され、かつ、取付部112に当接する。使用するとき、ろ過コンポーネント3を押し込むか、本体1上の受け台に置き、ろ過コンポーネント3の底部は取付部112の上部に当接する。
【0031】
駆動コンポーネント2は本体1の内部に取付けられる。このように設置する目的は、駆動コンポーネント2を露出しないようにして駆動コンポーネント2を保護し、駆動コンポーネント2に手で触れるか、液体の滴下による駆動コンポーネント2の破損を防止することである。
【0032】
コーヒーポット4は受け台11の下部に置き、かつ、ろ過コンポーネント3の位置に対応する。このように設置する目的は、析出されたコーヒー液がすべてコーヒーポット4に流れるように保証することである。
【0033】
選択可能な実施例において、取付溝111の断面積は「U」字形であり、ろ過コンポーネント3の押し入れを容易にしている。
【0034】
選択可能な実施例において、コーヒーポット4の外側壁には第1取っ手(図に示していない)が設けられており、このように設置する目的は、コーヒーポット4の操作を容易にすることである。
【0035】
選択可能な実施例において、モータ21はDCモータ又はACモータ又は同期モータである。DCモータはDC電源を採用し、小型で軽量で、電気消費が低く、制御性に優れ、電圧が変化しても安定した回転を維持できる。
【0036】
選択可能な実施例において、第1ギアグループ22は少なくとも1つの減速ギアを含み、1つの減速ギアは第2ギアと噛み合って連結される。
【0037】
他の選択可能な実施例において、第1ギアグループは、第1ギア(図に示していない)とコンベヤー(図に示していない)とを含み、コンベヤーの両側にはそれぞれ第1ギアと第2ギア332が連結され、モータ21は第1ギアを回転させ、第1ギアはコンベヤーを介して第2ギア332を回転させる。選択可能な実施例において、コンベヤーの代わりにチェーンを使うことができる。
【0038】
選択可能な実施例において、外部カップコンポーネント34の上端に攪拌棒31の挿入とろ過カップコンポーネントの取出しを容易にする第1凹溝341が設けられ、このように設置する目的は、攪拌棒31の洗浄を容易にすることである。
【0039】
好ましい実施例において、攪拌棒31は、攪拌部311と位置決め部312とを含み、位置決め部312は第1凹溝341に挿着され、攪拌棒31の取付に用いられ、攪拌部311の底部には水平攪拌部が設けられ、水平攪拌部を設置する目的は、ろ紙底部のコーヒー粉を充分に攪拌することであり、攪拌部311には充分に攪拌するための分岐部が設けられ、攪拌部311の材質はプラスチック又はゴムであり、攪拌時のろ紙の突き破りを防止することができる。使用するとき、攪拌棒31の位置決め部312は第1凹溝に挿入され、外部カップコンポーネント34に取り外し可能に取り付けられ、外部カップコンポーネント34と攪拌棒31はろ過カップコンポーネント33に対して静止する。
【0040】
他の選択可能な実施例において、受け台11の上端には攪拌棒31を取り付けるための第2凹溝が設けられ、位置決め部312は第2凹溝(図に示していない)に挿入され、第2凹溝は攪拌棒31を固定するために用いられる。使用するとき、攪拌棒の位置決め部312は第2凹溝に挿入され、受け台11に取り外し可能に取り付けられ、攪拌棒31はろ過カップコンポーネント33に対して静止する。
【0041】
他の選択可能な実施例において、攪拌棒31の上端には磁石が固設され、本体1の材質は鉄、ニッケル、コバルトなど、磁石に吸着される金属の1つであり、攪拌棒31の上部は本体1の上部又は受け台11に直接吸着することができ、ろ過カップコンポーネント33に対して静止する。
【0042】
好ましい実施例において、外部カップコンポーネント34の外部表面には第2取っ手342が設けられ、ろ過コンポーネント3の出し入れと、ろ過コンポーネントを受け台11に押し込みか、引き出すことを容易にする。
【0043】
好ましい実施例において、外部カップコンポーネント34の外側壁には留め具(図に示していない)が設けられ、受け台11の内側壁には係合溝(図に示していない)が設けられ、留め具と係合溝とが係合する。留め具と係合溝を設置する目的は、ろ過カップコンポーネント33は外部カップコンポーネント34に覆設されると、ろ過カップコンポーネント33の回転による振動により、外部カップコンポーネント34に上向きの減衰力が生じ、外部カップコンポーネント34を取外し可能に受け台11に取り付けることができるためである。他の選択可能な実施例において、外部カップコンポーネントが上向きに移動することを制限する構造でもよい。
【0044】
好ましい実施例において、ろ過カップコンポーネント33の内壁には複数の滑り止めリブが設けられ、このように設置する目的は、ろ紙32をより良く配置し、ろ過されたコーヒーがよりスムーズに流れ出すことができるようにすることである。
【0045】
好ましい実施例において、ろ紙32は円錐形であり、このように設置する目的は、円錐形のろ紙は水流の集中度を高めるだけでなく、コーヒー粉を集中させ、最初に水を入れて蒸留するとき、コーヒーが均一に水を吸収できるようにするためである。他の選択可能な実施例において、ろ紙は方形又は扇形である。
【0046】
ろ過カップコンポーネント33、外部カップコンポーネント34の形状はろ紙32の形状と同じである。
【0047】
当業者は、上述の説明に従って改良又は変換を行うことができ、これらの改良と変換はすべて、本発明の特許請求の保護範囲に属するすることを理解されたい。
【0048】
上記のように、図面を併せて本発明の特許について例示的に説明したが、本発明の特許の実現は上述の方式に限定されず、本発明の特許の構想と技術的解決手段を用いて行った様々な改良、又は改良を行わずに本発明の特許の構想と技術的解決手段を他の場合に直接適用する場合はすべて、本発明の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0049】
1 本体
11 受け台
111 取付溝
112 取付部
2 駆動コンポーネント
21 モータ
22 第1ギアグループ
3 ろ過コンポーネント
31 攪拌棒
311 攪拌部
312 位置決め部
32 ろ紙
33 ろ過カップコンポーネント
332 第2ギア
34 外部カップコンポーネント
341 第1凹溝
342 第2取っ手
4 コーヒーポット
41 第1取っ手
図1
図2
図3
図4