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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024091510
(43)【公開日】2024-07-04
(54)【発明の名称】非接触式スイッチ制御システム
(51)【国際特許分類】
   H03K 17/945 20060101AFI20240627BHJP
   H03K 17/955 20060101ALI20240627BHJP
【FI】
H03K17/945 H
H03K17/955 G
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023209522
(22)【出願日】2023-12-12
(31)【優先権主張番号】111149638
(32)【優先日】2022-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】517313512
【氏名又は名称】達運精密工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DARWIN PRECISIONS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】No.20-1, Guangfu N. Rd., Hukou Township, Hsinchu County, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【弁理士】
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(72)【発明者】
【氏名】游然▲しょう▼
(72)【発明者】
【氏名】柯雅涵
(72)【発明者】
【氏名】徐智平
(72)【発明者】
【氏名】陳星宇
【テーマコード(参考)】
5J050
【Fターム(参考)】
5J050AA12
5J050BB22
5J050CC11
5J050EE39
5J050FF00
5J050FF01
5J050FF25
5J050FF33
(57)【要約】
【課題】非接触式スイッチ制御システムを提供する。
【解決手段】非接触式スイッチ制御システムは、検知対象の検知信号を受信するためのスイッチ群を備える。前記スイッチ群には、第1非接触式スイッチと第2非接触式スイッチが含まれる。検知信号には、第1検知信号と第2検知信号が含まれる。記憶部は、制御プログラムを記憶するために用いられ、処理部は、スイッチ群と記憶部に接続され、制御プログラムを実行し、検知信号に基づいてスイッチ群を制御するために用いられる。前記制御プログラムは、第1非接触式スイッチが第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果を取得する工程と、第1の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチが第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果を取得する工程と、第2の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチを無効にする工程と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検知対象の第1検知信号と第2検知信号を含む検知信号を受信するために用いられ、第1非接触式スイッチと第2非接触式スイッチが含まれるスイッチ群と、
制御プログラムを記憶するための記憶部と、
前記スイッチ群と前記記憶部に接続され、前記制御プログラムを実行し、前記検知信号に基づいて前記スイッチ群を制御するための処理部と、
を備える非接触式スイッチ制御システムであって、
前記制御プログラムは、
前記第1非接触式スイッチが前記第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果を取得する工程と、
前記第1の判定結果が「はい」である場合、前記第2非接触式スイッチが前記第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果を取得する工程と、
前記第2の判定結果が「はい」である場合、前記第2非接触式スイッチを無効にする工程と、
を備えることを特徴とする非接触式スイッチ制御システム。
【請求項2】
前記制御プログラムは、
前記第2非接触式スイッチを無効にした後、前記スイッチ群が前記検知信号を受信したかどうかを判定し、第3の判定結果を取得する工程と、
前記第3の判定結果が「はい」である場合、前記スイッチ群を無効にする工程と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【請求項3】
前記制御プログラムは、
前記第2の判定結果が「はい」である場合、前記第1非接触式スイッチをトリガする工程を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【請求項4】
前記制御プログラムは、
前記第2の判定結果が「はい」である場合、前記第1非接触式スイッチをトリガしない工程を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【請求項5】
前記処理部に接続され、時間セグメントを計算するための計時ユニットを更に備え、
前記制御プログラムは、
前記第1の判定結果が「はい」である場合、前記時間セグメントの計算を開始し、前記時間セグメント内で前記第2非接触式スイッチが前記第2検知信号を受信したかどうかを判定する工程を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【請求項6】
前記処理部に接続され、操作プロンプトを提供するためのプロンプトユニットを更に備えることを特徴とする、請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【請求項7】
前記スイッチ群は、前記検知対象に対して無線信号を送信するための照射部を備え、前記検知信号が前記無線信号の反射信号であることを特徴とする、請求項1に記載された非接触式スイッチ制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は非接触式スイッチ制御システムに関するものであり、特に断面積が比較的大きな物体によって非接触式スイッチが誤ってトリガするのを防ぐための非接触式スイッチ制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
非接触式スイッチは様々なコントロールパネルでよく使用される。非接触式スイッチは、接触を介さずにスイッチをトリガしてシステムを起動させることができるため、スイッチを接触することによるウイルスの感染を避けることができる。
【0003】
しかし、非接触式スイッチはウイルスの拡散リスクを低減させることができるが、その非接触の特性ゆえに、使用に際して非接触式スイッチを操作するための過度な動作や、物体の断面積が比較的大きいなどのために、複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性がある。
【0004】
例えば、非接触式スイッチがエレベーターの操作パネルに応用される場合、エレベーターの乗客が持ち込む荷物(ハンドバッグ、バックパック、家具の運搬など)によって、複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性がある。また、腕を上げて非接触式スイッチを押す動作によって、複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性もある(つまり、複数の階の非接触式スイッチが誤ってトリガして起動する)。更に、同時にエレベーターに乗車している乗客が多い場合、複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性もある。
【発明の概要】
【0005】
そのために、本発明は、非接触式スイッチ制御システムを提供する。前記非接触式スイッチ制御システムは、スイッチ群、記憶部、処理部を備える。前記スイッチ群には、第1非接触式スイッチと第2非接触式スイッチが含まれる(つまり、スイッチ群には複数の非接触式スイッチが含まれる)。スイッチ群は、検知対象の検知信号を受信できる。記憶部は、制御プログラムを記憶するために用いられる。処理部は、制御プログラムを実行するために用いられる。非接触式スイッチ制御システムは、スイッチ群の検知エリアで検知対象の検知信号を受信した場合、最初に検知信号を受信した非接触式スイッチを第1非接触式スイッチとし、第1非接触式スイッチ以外の非接触式スイッチを第2非接触式スイッチとし、第1非接触式スイッチが第1検知信号(つまり、第1非接触式スイッチが受信する検知対象の検知信号)を受信したかどうかを判定し、次に第2非接触式スイッチが第2検知信号(つまり、第2非接触式スイッチが受信する検知対象の検知信号)を受信したかどうかを判定し、両方が受信したと判定される場合、スイッチ群内の複数の非接触式スイッチが、短時間内に大きな断面積を有する物体によって誤ってトリガされたと判定し、第2非接触式スイッチを無効にする。本発明は、上記の機能構造により、短時間内に断面積の比較的大きな物体によって複数の非接触式スイッチが誤ってトリガされた場合でも、最初に検知対象の検知信号を受信した非接触式スイッチ(つまり、第1非接触式スイッチ)のみがトリガする。このため、本発明は非接触式スイッチ制御システムの使用効率を向上させ、短時間内に複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性を防ぐことができる。
【0006】
本発明が提供する非接触式スイッチ制御システムは、検知対象の検知信号を受信するためのスイッチ群を備える。前記スイッチ群には、第1非接触式スイッチと第2非接触式スイッチが含まれる。検知信号には、第1検知信号と第2検知信号が含まれる。記憶部は、制御プログラムを記憶するために用いられ、処理部は、スイッチ群と記憶部に接続され、制御プログラムを実行し、検知信号に基づいてスイッチ群を制御するために用いられる。前記制御プログラムは、第1非接触式スイッチが第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果を取得する工程と、第1の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチが第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果を取得する工程と、第2の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチを無効にする工程と、を備える。
【0007】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムの制御プログラムは、第2非接触式スイッチを無効にした後、スイッチ群が検知信号を受信したかどうかを判定し、第3の判定結果を取得する工程と、第3の判定結果が「はい」である場合、スイッチ群を無効にする工程と、を更に備える。
【0008】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムの制御プログラムは、第2の判定結果が「はい」である場合、第1非接触式スイッチをトリガする工程を更に備える。
【0009】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムの制御プログラムは、第2の判定結果が「はい」である場合、第1非接触式スイッチをトリガしない工程を更に備える。
【0010】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムは、処理部に接続され、時間セグメントを計算するための計時ユニットを更に備える。前記制御プログラムは、第1の判定結果が「はい」である場合、時間セグメントの計算を開始し、時間セグメント内で第2非接触式スイッチが第2検知信号を受信したかどうかを判定する工程を更に備える。
【0011】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムは、処理部に接続され、操作プロンプトを提供するためのプロンプトユニットを更に備える。
【0012】
本発明の一実施例において、前記非接触式スイッチ制御システムのスイッチ群は、検知対象に対して無線信号を送信するための照射部を更に備え、検知信号は無線信号の反射信号である。
【0013】
以上をまとめると、本発明の非接触式スイッチ制御システムは、複数の非接触式スイッチの検知エリアで検知対象の検知信号を受信した場合、最初に検知信号を受信した非接触式スイッチを第1非接触式スイッチとし、第1非接触式スイッチ以外の非接触式スイッチを第2非接触式スイッチとして、第1非接触式スイッチが第1検知信号を受信したかどうかを判定し、次に第2非接触式スイッチが第2検知信号を受信したかどうかを判定して、両方の判定結果が「はい」である場合、スイッチ群内の複数の非接触式スイッチが、短時間内に大きな断面積を有する物体によって誤ってトリガされたと判定して、第2非接触式スイッチを無効にする。本発明は、上記の機能構造により、短時間内に断面積の比較的大きな物体によって複数の非接触式スイッチが誤ってトリガされた場合でも、最初に検知対象の検知信号を受信した非接触式スイッチ(つまり、第1非接触式スイッチ)のみが起動する。本発明は、非接触式スイッチ制御システムの使用効率を向上させ、短時間内に複数の非接触式スイッチが誤ってトリガする可能性を防ぐことができる。
【0014】
本発明の上述した、若しくはその他の目的、特徴、利点をより明確に理解できるように、以下に実施例を挙げ、添付された図面を参照しながら、以下のように詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチ制御システムのブロック図である。
図2】本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチのブロック図である。
図3】本発明の一実施例が提供するフローティングタッチディスプレイのスイッチの概略図である。
図4】本発明の一実施例が提供するフローチャートである。
図5】本発明の一実施例がエレベーターシステムに応用された概略図である。
図6】本発明の一実施例が提供する検知対象の検知信号を受信する際の概略図である。
図7】本発明の一実施例が提供する検知対象の検知範囲に対応した範囲を示す概略図である。
図8】本発明の別の実施例が提供する非接触式スイッチ制御システムのブロック図である。
図9】本発明の別の実施例が提供するフローチャートである。
図10】本発明の更なる実施例が提供する非接触式スイッチ制御システムのブロック図である。
図11】本発明の更なる実施例が提供する非接触式スイッチ制御システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1図2を参照すると、図1は、本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチ制御システム1のブロック図であり、図2は、本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチNCSWのブロック図である。
【0017】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1は、スイッチ群SWS、処理部PU、記憶部SUを備える。前記スイッチ群SWSには、複数の非接触式スイッチNCSWが含まれ、処理部PUは複数の非接触式スイッチNCSWと記憶部SUに接続される。
【0018】
本実施例において、スイッチ群SWSには複数の非接触式スイッチNCSWが含まれ、複数の非接触式スイッチNCSWの中で、最初に検知対象STの検知信号(つまり、第1検知信号、第1時点の検知信号)を受信した非接触式スイッチNCSWが、第1非接触式スイッチNCSW1として指定され、その後検知対象STの検知信号(つまり、第2検知信号、第2時点の検知信号)を受信した非接触式スイッチNCSWまたは第1非接触式スイッチNCSW1以外の非接触式スイッチNCSWが、第2非接触式スイッチNCSW2として指定される。つまり、スイッチ群には第1非接触式スイッチと第2非接触式スイッチが含まれ、検知信号には第1検知信号と第2検知信号が含まれる。各非接触式スイッチNCSWは、全て検知モジュールSMを介して、それぞれの非接触式スイッチNCSWの検知エリアで検知対象STの検知信号を受信する。各非接触式スイッチNCSWはスイッチモジュールSWMを備え、各スイッチモジュールSWMは第1のスイッチ状態と第2のスイッチ状態を有する。記憶部SUは制御プログラムを記憶し、処理部PUは制御プログラムを実行するために用いられる。前記制御プログラムは、第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果を取得する工程と、第1の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチNCSW2が第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果を取得する工程と、第2の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にする工程と、を備える。
【0019】
名詞の定義の不明確性を避けるため、以下では、先に本発明の実施例で使用される特定の名詞について説明する。
【0020】
本発明において、第1非接触式スイッチNCSW1とは、本発明の流れ工程に従って、最初に(つまり第1時点で)検知対象STの検知信号を受信する非接触式スイッチNCSWを指し、つまり、第1非接触式スイッチNCSW1は、スイッチ群SWS内の複数の非接触式スイッチNCSWのうちの1つの非接触式スイッチNCSWから選択され、スイッチ群SWS内の各非接触式スイッチNCSWが、全て第1非接触式スイッチNCSW1として指定される可能性がある。
【0021】
本発明において、第2非接触式スイッチNCSW2とは、本発明の工程に従って、第1非接触式スイッチNCSW1の後(つまり第2時点で)に検知対象STの検知信号を受信した非接触式スイッチNCSWを指し、つまり、第2非接触式スイッチNCSW2は、スイッチ群SWS内の複数の非接触式スイッチNCSWから選択され、また、第2非接触式スイッチNCSW2は1つまたは複数であってもよく、一実施例において、スイッチ群SWS内の第1非接触式スイッチNCSW1以外の全ての非接触式スイッチNCSWが第2非接触式スイッチNCSW2として指定されている。スイッチ群SWS内の各非接触式スイッチNCSWは、全て第2非接触式スイッチNCSW2として指定される可能性がある。
【0022】
本発明において、検知信号には第1検知信号と第2検知信号が含まれ、第1検知信号とは第1非接触式スイッチNCSW1が受信した検知信号であり、第1時点で受信した検知対象STの検知信号を指す。第2検知信号とは第2非接触式スイッチNCSW2が受信した検知信号であり、第2時点、つまり第1時点よりも後の時点で受信した検知対象STの検知信号を指す。第1時点と第2時点は、スイッチ群SWS内の複数の非接触式スイッチNCSWが短時間内に検知対象STによってトリガされたかどうかを判定するために用いられる。本発明は、第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうか、第2非接触式スイッチNCSW2が第2検知信号を受信したかどうかを判定することによって、短時間内に複数の非接触式スイッチNCSWが検知対象STによって誤ってトリガされたかどうかを判定することができる。
【0023】
本発明において、「無効にする」とは、部材がシステム内で元々持っていた機能を失わせる動作を指す。例えば、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にするとは、処理部PUに第2非接触式スイッチNCSW2からの信号を無視させる動作であったり、処理部PUが制御信号を送信して第2非接触式スイッチNCSW2に一時的に指令を無視させる動作を指す。一実施例において、処理部PUは停止指令を送信して第2非接触式スイッチNCSW2の照射部EUに無線信号の送信を停止させ、これにより第2非接触式スイッチNCSW2が無線信号の反射信号(つまり検知対象STの検知信号)を受信できなくすることで、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にすることができ、誤作動を回避する技術効果が得られる。なお、「無効にする」とは、部材がシステム内で元々持っていた機能を失わせる動作(例えばスイッチにトリガ機能を失わせる)を指し、本発明はここで実施形態を制限しない。
【0024】
次に、以下では、本発明の機能構造について説明する。
【0025】
例えば、処理部PUは、第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果(はい/いいえ)を取得できる。第1の判定結果が「はい」である場合、処理部PUは、更に第2非接触式スイッチNCSW2が第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果(はい/いいえ)を取得できる。第2の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチNCSW2に対して、無効にする指令を送信したり、第2非接触式スイッチNCSW2からのリターン信号を無視したりするなどの方法で、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にすることができる。このようにすることで、検知対象STがスイッチ群SWSの検知エリアに入った場合、また、複数の非接触式スイッチNCSWが同時に検知対象STの検知信号を検知した場合でも、第1非接触式スイッチNCSW1のみがトリガされ、検知対象STが第2非接触式スイッチNCSW2の検知エリアに入った場合でも第2非接触式スイッチNCSW2はトリガされないようになる。これにより、本発明は非接触式スイッチ制御システム1の使用効率を向上させ、短時間内に複数の非接触式スイッチNCSWが誤ってトリガする可能性を回避し、また、検知対象STによって複数の非接触式スイッチNCSWが同時にトリガされることを回避することもできる。
【0026】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1は、スイッチ群SWSを備える。前記スイッチ群SWSは複数の非接触式スイッチNCSWを備える。図2を参照すると、本発明の一実施例において、非接触式スイッチNCSWは、検知モジュールSMとスイッチモジュールSWMを備える。前記検知モジュールSMは、照射部EUと受信部RUを更に備えることができる。
【0027】
次に、図3を参照すると、一実施例において、非接触式スイッチNCSWはフローティングタッチディスプレイのスイッチとして実施され、図3は本発明の一実施例が提供するフローティングタッチディスプレイのスイッチの概略図である。前記フローティングタッチディスプレイのスイッチは、フローティングディスプレイモジュールFDMとフローティングタッチモジュールFTMを備える。フローティングディスプレイモジュールFDMは、マイクロレンズアレイMLA、撮像プレートIP、平面レンズPlate、回路基板PCBA、発光ダイオードLED、コネクタCを備える。本実施例のフローティングタッチディスプレイのスイッチは、フローティングタッチモジュールFTM(フローティングタッチモジュールFTMは検知モジュールSMを備える)によって、検知エリアFTRにおける検知対象STの検知信号を受信することができる。前記検知エリアは検知距離と検知角度を含むことができる。検知距離は、検知モジュールSMの検知面から検知対象STまでの距離であり、例えば0から10cmの範囲内で変動してもよい。検知角度は、検知モジュールSMの検知面の外縁(例えば0cm)の任意の点から内側に収縮し検知失効点(つまり、検知対象STに反応しなくなる距離、例えば10cm)までに形成された角度が、例えば80度から45度までの範囲内で変動してもよい。
【0028】
次に、以下では、非接触式スイッチNCSWの検知モジュールSMについて説明する。
【0029】
例えば、検知モジュールSMは静電容量式検知モジュールであってもよい。検知モジュールSMが静電容量式検知モジュールである場合、検知対象STは人体、人体の一部であっても、検知モジュールSMが検知する容量値を任意に変更させることができる物体であってもよい。静電容量式検知モジュールは人体の容量値を検知することができ、処理部PUは容量値の変化に基づいて制御信号を送信してスイッチモジュールSWMを制御することができる。
【0030】
例えば、検知モジュールSMは赤外光検知モジュールであってもよい。検知モジュールSMは照射部EUと受信部RUを備えることができる。照射部EUは検知対象STに対して無線信号を送信するために用いられ、受信部RUは検知信号を受信するために用いられる。検知モジュールSMが赤外光検知モジュールである場合、検知対象STは人体、人体の一部であっても、赤外光を照射するための照射部EUから照射される赤外光(つまり、無線信号の反射信号)を反射する物体であってもよい。検知モジュールSMの受信部RUは、照射部EUが照射し物体によって反射された赤外光を受信することができる。本実施例において、検知信号は無線信号の反射信号であり、処理部PUは、受信部RUが受信した検知対象の検知信号(つまり無線信号の反射信号)に基づいて制御信号を送信してスイッチモジュールSWMを制御することができる。
【0031】
例えば、検知モジュールSMは超音波検知モジュールであってもよく、検知モジュールSMは照射部EUと受信部RUを備えることができる。検知モジュールSMが超音波検知モジュールである場合、検知対象STは人体、人体の一部であっても、超音波無線信号を送信するための照射部EUから送信される超音波無線信号(つまり、無線信号の反射信号)を反射する物体であってもよい。検知モジュールSMの受信部RUは、照射部EUが照射し物体によって反射された超音波無線信号を受信することができる。処理部PUは、受信部RUが受信した検知対象の検知信号(つまり無線信号の反射信号)に基づいて制御信号を送信してスイッチモジュールSWMを制御することができる。
【0032】
上記の例は、本発明の非接触式スイッチNCSWの例示的な実施例に過ぎない。本発明は、列挙された実施例に限定されるものではなく、如何なる非接触式スイッチNCSWも検知対象の検知信号を受信する検知エリアを提供でき、また、処理部PUによってスイッチモジュールSWMのスイッチの状態を制御する装置は、全て本発明の非接触式スイッチNCSWとして用いることができる。
【0033】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチNCSWのスイッチモジュールSWMとは、回路内でスイッチとして使用される装置を指す。スイッチモジュールSWMは第1のスイッチ状態と第2のスイッチ状態を有する。第1のスイッチ状態と第2のスイッチ状態とは、スイッチモジュールSWMの回路内でのスイッチの状態を指す。第1のスイッチ状態は、例えば、オープン状態とショート状態を含むことができる。第2のスイッチ状態は、例えば、ショート状態とオープン状態を含むことができる。つまり、第1のスイッチ状態と第2のスイッチ状態とは、回路内においてそれぞれ異なったスイッチの状態を指す。処理部PUは、制御信号を送信してスイッチモジュールSWMのスイッチの状態を切り替えることができる。スイッチモジュールSWMは、他の外部回路に接続でき、処理部PUがスイッチモジュールSWMのスイッチの状態によって外部回路を制御することができる。例えば、スイッチモジュールSWMは、多段式切換スイッチ(回路をオープンまたはショートさせる)であってもよく、トランジスタスイッチ(電圧または電流を制御することによってトランジスタがカットオフ領域または飽和領域に作用し、トランジスタがカットオフ領域に作用する場合には、スイッチの状態は本発明のオープン状態と見なされ、トランジスタが飽和領域に作用する場合は、スイッチの状態は本発明のショート状態と見なされる)であってもよく、論理回路であってもよい。しかし、本発明はこれらに限定されることなく、スイッチの状態を切り替えることにより外部回路を制御できる装置であれば、全て本発明のスイッチモジュールSWMとして用いることができる。
【0034】
本発明の非接触式スイッチ制御システム1は、記憶部SUを備える。記憶部SUとは、処理部PUに接続され、制御プログラムを記憶するための装置を指す。例えば、記憶部SUは、不揮発性メモリ、メモリカード、レジスタなどでもよく、または同様の機能を有する他の装置であってもよい。列挙された記憶デバイスの種類は単なる例に過ぎず、本発明はこれらに限定されることなく、同様の機能を有する全ての記憶デバイスは、本発明の記憶部SUとして用いることができる。
【0035】
次に、図4を参照すると、図4は、本発明の一実施例が提供するフローチャートである。本実施例において、処理部PUは制御プログラムを実行できる。前記制御プログラムは以下の工程を備える。ステップS100:工程の開始、ステップS101へ進む。ステップS101:第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第1の判定結果が「いいえ」である場合ステップS100に再度戻り、第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを繰り返し判定する。第1の判定結果が「はい」である場合、ステップS103に進む。ステップS103:第1の判定結果が「はい」である場合、第2非接触式スイッチNCSW2が第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第2の判定結果が「いいえ」である場合ステップS104に進み、第2の判定結果が「はい」である場合ステップS1051またはステップS1052に進む。ステップS104:単一の非接触式スイッチNCSWのみがトリガされたと判定されるため、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にする必要はなく、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガする。ステップS1051:複数の非接触式スイッチNCSWがトリガされたと判定される場合、一部の非接触式スイッチNCSWはトリガされず、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガし、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にしてステップS107に進む。ステップS1052:複数の非接触式スイッチNCSWがトリガされたと判定される場合、全ての非接触式スイッチNCSWはトリガされず、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガせず、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にしてステップS107に進む。ステップS107:スイッチ群SWSが検知信号を受信したかどうかを判定し、第3の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第3の判定結果が「はい」である場合ステップS109に進み、第3の判定結果が「いいえ」である場合ステップS100に戻ってシステムを初期状態に戻す。ステップS109:本発明は、スイッチ群SWSを無効にすることにより、大きな断面積の検知対象STを取り除いた後にシステムを初期化できるようにする。つまり、大きな断面積の検知対象STを取り除いた後で非接触式スイッチNCSWを再度トリガできるようにする。
【0036】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1は処理部PUを備え、前記処理部PUとは、複数の非接触式スイッチNCSW、記憶部SUに接続される装置の処理コアとして用いられ、記憶部SUに記憶された制御プログラムを実行し、スイッチモジュールSWMのスイッチの状態を制御するための装置を指す。例えば、処理部PUは、ワンチップマイコン(MCU、MicroController Unit)、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)などであってもよく、または同様の機能を有する他の装置であってもよい。列挙された処理部の種類は単なる例に過ぎず、本発明はこれらに限定されることなく、制御信号を送信してスイッチモジュールSWMのスイッチの状態を制御できる装置であれば、全て本発明の処理部PUとして用いることができる。
【0037】
次に、図5から図7を参照すると、エレベーターシステムを例としている。図5に示されるように、エレベーターの操作パネルは複数の非接触式スイッチNCSWを備え、図6に示されるように、大きな断面積を有する検知対象STが複数の非接触式スイッチNCSWの検知エリアに入る場合で、本発明の非接触式スイッチ制御システム1を応用しない場合、図7に示されるような破線枠内において、検知対象STにより6つの非接触式スイッチNCSWがトリガされる。しかし、図7に示されるように、周知の技術と比較して、本発明の非接触式スイッチ制御システム1は、複数の非接触式スイッチNCSWが検知対象STによって一度にトリガされるのを防ぎ、エレベーターシステムが正常に使用できる状態で、通常のエレベーター利用者(つまり、1度に1つの階層に対応する第1非接触式スイッチNCSW1のみをトリガする利用者)に影響を与えず、本来はトリガされるはずだった非接触式スイッチNCSWの数を1つまで減少させ、検知対象STによってトリガされるのは第1非接触式スイッチNCSW1のみであり、残りの破線枠内にある第2非接触式スイッチNCSW2は検知対象STによってトリガされない。
【0038】
次に、図8を参照すると、図8は、本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチ制御システム1'のブロック図である。
【0039】
本発明は複数の実施形態を提供する。本発明の各実施例において、同じ符合を使用した部材または装置は、その部材または装置の機能が他の実施例と同じであることを示す。したがって、本発明の各実施例では、同じ機能に関しては繰り返し説明せず、他の実施例と異なる点についてのみ説明を行うものとする。また、各実施例で言及されている事柄は、重複しない限り再配置および組み合わせが可能であり、各実施例に応用することができる。本発明は、列挙された実施例に限定されるものではない。
【0040】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1'は、スイッチ群SWS、処理部PU、記憶部SU、計時ユニットTUを備える。スイッチ群SWSには複数の非接触式スイッチNCSWが含まれ、処理部PUは複数の非接触式スイッチNCSW、記憶部SU、計時ユニットTUに接続される。
【0041】
次に、図9を参照すると、図9は、本発明の別の実施例が提供するフローチャートである。本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1'は、計時ユニットTUを更に備える。制御プログラムは以下の工程を備える。ステップS200:工程の開始、ステップS201へ進む。ステップS201:第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを判定し、第1の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第1の判定結果が「いいえ」である場合、ステップS200に再度戻り、第1非接触式スイッチNCSW1が第1検知信号を受信したかどうかを繰り返し判定する。第1の判定結果が「はい」である場合ステップS202に進む。ステップS202:計時ユニットTUが時間セグメントの計算を開始する。ステップS203:時間セグメント内に第2非接触式スイッチNCSW2が第2検知信号を受信したかどうかを判定し、第2の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第2の判定結果が「いいえ」である場合ステップS204に進み、第2の判定結果が「はい」である場合、ステップS2051またはステップS2052に進むことができる。ステップS204:時間セグメント内に単一の非接触式スイッチNCSWのみがトリガされたと判定されるため、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にする必要はなく、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガする。ステップS2051:時間セグメント内に複数の非接触式スイッチNCSWがトリガされたと判定される場合、一部の非接触式スイッチNCSWはトリガされず、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガし、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にしてステップS207に進む。ステップS2052:時間セグメント内に複数の非接触式スイッチNCSWがトリガされたと判定される場合、全ての非接触式スイッチNCSWはトリガされず、第1非接触式スイッチNCSW1をトリガせず、第2非接触式スイッチNCSW2を無効にしてステップS207に進む。ステップS207:スイッチ群SWSが検知信号を受信したかどうかを判定し、第3の判定結果(はい/いいえ)を取得する。第3の判定結果が「はい」である場合ステップS209に進み、第3の判定結果が「いいえ」である場合ステップS200に戻ってシステムを初期状態に戻す。ステップS209:スイッチ群SWSを無効にする。本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1は、計時ユニットTUによって特定の時間セグメントを更に提供することができる。例えば、エレベーターシステムを例にすると、エレベーターの乗客が手を大きく動かすと、その手は複数の非接触式スイッチNCSWの検知エリアに入り込む可能性があり、これにより複数の非接触式スイッチNCSWがトリガされることがある。本実施例の計時ユニットTUは、特定の時間セグメントを提供でき、一実施例における時間セグメントは0.1秒が好ましいとされる。時間セグメントを設定することにより、乗客が手を大きく動かした際に、複数の非接触式スイッチNCSWが誤ってトリガされることを防ぐことができる。なお、計時ユニットTUは、モーターやコイルなどの部材を用いて、オンオフを繰り返し行い、また、計時ユニットTUにより、接点のオープンまたはショートの回数をカウントすることによって時間単位を計算し非接触式スイッチNCSWが誤ってトリガされるのを防ぐことができる計時装置である。しかし本発明では、計時ユニットTUの種類と時間セグメントの長さについて制限を設けず、非接触式スイッチNCSWが誤ってトリガされないように時間をカウントできる計時装置であれば、全て本発明の計時ユニットTUとして用いることができる。
【0042】
次に、図10を参照すると、図10は、本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチ制御システム1''のブロック図である。
【0043】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1''は、スイッチ群SWS、処理部PU、記憶部SU、計時ユニットTU、プロンプトユニットPSUを備える。前記スイッチ群SWSには複数の非接触式スイッチNCSWが含まれ、処理部PUは、複数の非接触式スイッチNCSW、記憶部SU、計時ユニットTU、プロンプトユニットPSUに接続される。
【0044】
本実施例において、本発明の非接触式スイッチ制御システム1''は、操作プロンプトを提供するためのプロンプトユニットPSUを更に備える。例えば、同時点に複数の非接触式スイッチNCSWの検知エリア内で検知対象STの検知信号が検知された場合、処理部PUは、第2非接触式スイッチNCSW2がトリガされないように無効にすることができる。操作プロンプトとは、例えば、第2非接触式スイッチNCSW2が無効にされていることを利用者に通知するためのプロンプトを指す。本実施例において、プロンプトユニットPSUは、独立した装置であってもよく、処理部PUに独立して接続される。前記プロンプトユニットPSUは、ブザー、発光ダイオード、液晶表示装置などの装置であってもよい。プロンプトユニットPSUは、プロンプト情報(音声情報、テキスト情報、色の情報など)を送信でき、音を出す、異なる色の発光ダイオードを点灯させる、テキストを表示させるなどの方法で、処理部PUが第2非接触式スイッチの制御プログラムへの第2制御信号の送信を停止している際に、複数の非接触式スイッチNCSWの検知エリアで検知対象STの検知信号(つまり、非接触式スイッチ制御システム1が大きな断面積の検知対象STや利用者の過大な動きなどを感知した場合)を検知したことを利用者に通知できる。
【0045】
次に、図11を参照すると、図11は、本発明の一実施例が提供する非接触式スイッチ制御システム1'''のブロック図である。前述の実施例に対して、本発明は別の実施形態を提供する。本実施例においては、プロンプトユニットPSUも非接触式スイッチNCSW内に含まれていてもよい。
【0046】
以上をまとめると、本発明の非接触式スイッチ制御システムは、複数の非接触式スイッチの検知エリアで検知対象の検知信号を受信した場合、最初に検知信号を受信した非接触式スイッチを第1非接触式スイッチとし、第1非接触式スイッチ以外の非接触式スイッチを第2非接触式スイッチとして、第1非接触式スイッチが第1検知信号を受信したかどうかを判定し、次に第2非接触式スイッチが第2検知信号を受信したかどうかを判定して、判定結果が「はい」である場合、スイッチ群内の複数の非接触式スイッチが、短時間内に大きな断面積の物体によって誤ってトリガされたと判定して、第2非接触式スイッチを無効にする。本発明は、上記の機能構造により、短時間内に断面積の比較的大きな物体によって複数の非接触式スイッチが誤ってトリガされた場合でも、最初に検知対象の検知信号を受信した非接触式スイッチ(つまり、第1非接触式スイッチ)のみが起動する。本発明は、非接触式スイッチ制御システムの使用効率を向上させ、短時間内に複数の非接触式スイッチが誤ってトリガされる可能性を防ぐことができる。
【0047】
以上、実施例を用いて本発明を開示したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者は、本発明の精神範囲から逸脱することなく、いくつかの変更修飾を行うことができる。したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により限定されるものとする。
【符号の説明】
【0048】
1、1'、1''、1''':非接触式スイッチ制御システム
SWS:スイッチ群
NCSW:非接触式スイッチ
NCSW1:第1非接触式スイッチ
NCSW2:第2非接触式スイッチ
PU:処理部
SU:記憶部
TU:計時ユニット
PSU:プロンプトユニット
ST:検知対象
SM:検知モジュール
EU:照射部
RU:受信部
SWM:スイッチモジュール
FDM:フローティングディスプレイモジュール
FTM:フローティングタッチモジュール
FTR:フローティングタッチ範囲
FI:フローティング画像
MLA:マイクロレンズアレイ
IP:撮像プレート
Plate:平面レンズ
PCBA:回路基板
C:コネクタ
LED:発光ダイオード
S100~S109:ステップ
S1051、S1052:ステップ
S200~S209:ステップ
S2051、S2052:ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11