特開2024-91582IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ZnAl共析系合金接合材の製造方法、接合体、及び接合体の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】表面酸化による接合強度の低下を抑制しつつ、接合体の形成時に必要な加圧力を抑制可能なZnAl共析系合金接合材、当該接合材を用いた接合体、及び当該接合体の製造方法の提供を目的とした。
【解決手段】本発明のZnAl共析系合金接合材の製造方法は、ZnAl共析系合金を含んで構成される合金塊を作製する合金塊作製工程と、合金塊作製工程において作製された合金塊を機械加工することにより、合金塊からZnAl共析系合金接合材の体積に基づいて規定される体積分の合金小塊を作製する合金小塊作製工程と、合金小塊を溶体化温度以上,融点以下の温度雰囲気下において加熱する熱処理工程と、熱処理工程において加熱された合金小塊を冷却する冷却工程と、を含むこと、を特徴とする。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ここで、本発明者らがZnAl共析系合金材料や、これを用いた接合方法について鋭意検討したところ、特許文献1に係る従来技術のように摂氏200度を越える温度条件下においてZnAl共析系合金接合材と接合対象物との間に隙間が存在していると、仮に酸素濃度が30[ppm]以下の低酸素濃度雰囲気下において接合を行ったとしても、ZnAl共析系合金接合材の表面が酸化して十分な接合強度が得られないとの知見が得られた。これにより、本発明者らは、特許文献1に係る従来技術のように、ZnAl共析系合金が超塑性を発現する摂氏200~275度の温度条件下において所定時間保持し、接合対象物とZnAl共析系合金接合材とを密着させるような方法により接合を行おうとすると、ZnAl共析系合金接合材の表面が酸化してしまい、十分な接合強度が得られない可能性が高いとの知見に至った。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明のZnAl共析系合金接合材の製造方法は、ZnAl共析系合金を含んで構成される合金塊を作製する合金塊作製工程と、前記合金塊作製工程において作製された前記合金塊を機械加工することにより、前記合金塊から前記ZnAl共析系合金接合材の体積に基づいて規定される体積分の合金小塊を作製する合金小塊作製工程と、前記合金小塊を溶体化温度以上、融点未満の温度雰囲気下にお・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、上述した課題を解決可能なZnAl共析系合金接合材の製造方法、接合体、及び接合体の製造方法を提供できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の一ZnAl共析系合金接合材の製造方法を示したフローチャートである。
【図2】 本発明の一ZnAl共析系合金接合材を用いた接合体の製造に用いられる製造装置の構成を示した説明図である。
【図3】 本発明の一ZnAl共析系合金接合材を用いた接合体の製造方法を示したフローチャートである。
【図4】 図3に示したフローに則りZnAl共析系合金接合材を用いた接合体の製造を行う際の温度条件、及び加圧条件の変化と、基材及びZnAl共析系合金接合材との接合状態を模式的に示した説明図である。
【図5】 粒径の異なるZnAl共析系合金接合材について行った引張試験の結果を示したグラフと、当該試験に用いた試験片の構造を示した説明図である。
【図6】 ZnAl共析系合金接合材について、引張速度を相違させた場合の公称ひずみと公称応力の関係を調べたグラフと、当該試験に用いた試験片の構造を示した説明図である。
【図7】 実施例に係る疲労試験に用いた試験片の準備方法を説明した説明図である。
【図8】 (a),(b)は、それぞれ実施例に係る引張試験に用いた試験片の構成を説明した説明図である。
【図9】 (a)、(b)はそれぞれ、実施例に係る引張試験において、加圧速度を0.005[mm/min]としたサンプルについての破断後の状態を示す写真、及び接合工程の温度と荷重の履歴を示すグラフである。
【図10】 (a)、(b)はそれぞれ、実施例に係る引張試験において、加圧速度を1[mm/min]としたサンプルについての破断後の状態を示す写真、及び接合工程の温度と荷重の履歴を示すグラフである。
【図11】 実施例1に係る静的引張試験による破断前の状態、及び破断後の状態を示す写真である。
【図12】 実施例1に係る機械的疲労試験前(0サイクル)、及び10000サイクル後における亀裂の発生状態を示す写真である。
【図13】 実施例2に係るサンプルの化学組成、及び物理特性に係る表である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10:製造装置 20:本体部 24:導入部 26:排出部 30:ガス供給源 40:酸素濃度計測器 50:加圧装置 52:第一挟持部 54:第二挟持部 56:設置部 60:加熱装置 62:発熱体 64:発熱体 66:温度計測器 68:加熱制御装置

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