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特開2024-92129業務管理システム、業務管理サーバ及び業務管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024092129
(43)【公開日】2024-07-08
(54)【発明の名称】業務管理システム、業務管理サーバ及び業務管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07C 9/30 20200101AFI20240701BHJP
   G07C 9/38 20200101ALI20240701BHJP
【FI】
G07C9/30
G07C9/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022207840
(22)【出願日】2022-12-26
(71)【出願人】
【識別番号】522501281
【氏名又は名称】株式会社アダムスグループ
(71)【出願人】
【識別番号】522424463
【氏名又は名称】株式会社ギガエージェント
(74)【代理人】
【識別番号】100092727
【弁理士】
【氏名又は名称】岸本 忠昭
(74)【代理人】
【識別番号】100146891
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 ひろ美
(72)【発明者】
【氏名】澤井 敬輔
【テーマコード(参考)】
3E138
【Fターム(参考)】
3E138AA01
3E138BA03
3E138GA02
3E138HA06
3E138JA03
3E138JB03
3E138JB20
3E138JC16
3E138JC19
3E138JC22
(57)【要約】
【課題】従業員の業務をより詳細に管理できる業務管理システムを提供する。
【解決手段】
業務管理システム1はユーザ端末2と管理サーバ3を備える。ユーザ端末2は、ユーザによる出勤報告操作の入力を受け付けると、出勤信号及び自己の位置情報を管理サーバ3へ送信する。管理サーバ3は、一括報告が選択されてない場合には、開始予定時刻経過後は、ユーザによる出勤報告操作の入力を禁止し、一括報告が選択されている場合には、開始予定時刻経過後であっても、ユーザによる出勤報告操作の入力を許可し、開始予定時刻経過前に出勤信号を受信すると、当該開始予定時刻を出勤時位置情報として業務データベース32に記録し、開始予定時刻経過後に出勤信号を受信すると、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として業務データベース32に記録する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる出勤報告操作の入力を受け付けるユーザ端末と、
前記ユーザ端末とデータ通信可能な管理サーバと、を備え、
前記ユーザ端末は、
ユーザ側制御部と、
前記管理サーバとの間で通信を行うユーザ側通信部と、
自装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
を有し、
前記ユーザ側制御部は、前記出勤報告操作の入力を受け付けたときに、出勤信号及び前記位置情報取得部により取得した位置情報を、前記ユーザ側通信部を介して前記管理サーバへ送信し、

前記管理サーバは、
サーバ側制御部と、
前記ユーザ端末との間で通信を行うサーバ側通信部と、
開始予定時刻と、一括報告の選択の有無を表す選択情報と、を対応づけて記録するデータベースと、
を有し、
前記サーバ側制御部は、
前記選択情報が選択無を表している場合には、前記開始予定時刻経過後は、ユーザによる前記出勤報告操作の入力を禁止し、
前記選択情報が選択有を表している場合には、前記開始予定時刻経過後であっても、ユーザによる前記出勤報告操作の入力を許可し、
前記開始予定時刻経過前に前記ユーザ端末から前記出勤信号を受信すると、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録し、
前記開始予定時刻経過後に前記ユーザ端末から前記出勤信号を受信すると、前記位置情報を前記出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録する業務管理システム。
【請求項2】
前記選択情報が選択有を表している場合、前記サーバ側制御部は、前記ユーザにより選択された少なくとも1人のユーザの各々に関連づけて、前記業務開始時刻及び前記出勤時位置情報を前記データベースに記録する請求項1に記載の業務管理システム。
【請求項3】
前記ユーザ端末は、ユーザ側表示部を更に備え、
前記サーバ側制御部は、前記選択情報が選択有を表している場合には、前記ユーザ側表示部に選択画面を表示させ、前記選択画面上で選択された少なくとも1人のユーザの各々に関連づけて、前記データベースに前記業務開始時刻及び前記出勤時位置情報を記録する請求項2に記載の業務管理システム。
【請求項4】
管理者により操作される管理者端末を更に備え、
前記管理者端末は、前記管理サーバとの間で通信を行う管理者側通信部と、管理者側表示部と、を備え、
前記サーバ側制御部は、遅刻者がいるか否かを判定し、遅刻者がいると判定した場合には、前記管理者側表示部に警告表示を表示させる請求項1に記載の業務管理システム。
【請求項5】
前記ユーザ端末は更に、終了時刻の入力と退勤報告操作の入力を受け付け、
前記ユーザ側制御部は、前記退勤報告操作の入力を受け付けたときに、前記終了時刻と共に退勤信号を前記管理サーバへ送信し、
前記サーバ側制御部は、前記ユーザ端末から前記退勤信号を受信すると、前記終了時刻を前記ユーザに関連づけて前記データベースに記録する請求項1に記載の業務管理システム。
【請求項6】
ユーザにより入力された前記終了時刻が、現在時刻の前後所定時間内である場合に、前記サーバ側制御部は前記終了時刻を前記データベースへ記録する請求項5に記載の業務管理システム。
【請求項7】
開始予定時刻と、一括報告の選択の有無を表す選択情報と、を対応づけて記録するデータベースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記選択情報が選択無を表している場合に、前記開始予定時刻経過前は、第1の操作ボタンをユーザ端末に表示させ、前記開始予定時刻経過後は、前記第1の操作ボタンに代えて所定のエラー表示を前記ユーザ端末に表示させ、
前記選択情報が選択有りを表している場合は、前記開始予定時刻が経過しているか否かに関わらず、第2の操作ボタンを前記ユーザ端末に表示させ、
前記開始予定時刻経過前に前記ユーザにより前記第1の操作ボタン又は前記第2の操作ボタンが操作されると、前記ユーザ端末から前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録し、
前記開始予定時刻経過後に前記第2の操作ボタンが操作されると、前記ユーザ端末から前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記位置情報を出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録する業務管理サーバ。
【請求項8】
コンピュータに、
一括報告が選択されているか否かを判定するステップと、
一括報告が選択されていないと判定した場合に、開始予定時刻前であるか否かを判定するステップと、
前記開始予定時刻前であると判定した場合に、ユーザが所持するユーザ端末に第1の操作ボタンを表示させるステップと、
前記開始予定時刻前でないと判定した場合に、前記操作ボタンに代えて所定のエラー表示を前記ユーザ端末に表示させるステップと、
一括報告が選択されていると判定した場合に、前記ユーザ端末に第2の操作ボタンを表示させるステップと、
前記開始予定時刻経過前に前記第1の操作ボタン又は前記第2の操作ボタンが操作された場合に、前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録するステップと、
前記開始予定時刻経過後に前記第2の操作ボタンが操作された場合に、前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記位置情報を出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録するステップと、を実行させる業務管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、従業員、特に工事現場などに派遣されて交通誘導等の業務を行なう警備員の業務を管理するための業務管理システム、業務管理サーバ及び業務管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
工事現場や店舗駐車場等において交通誘導等の業務を行なう警備員は、警備会社からの指示に従い現場に赴いて業務にあたるが、警備会社に対する勤務開始の報告(上番報告)と勤務終了の報告(下番報告)を電話で行うのが一般的であった。また、警備員は日報を作成しなければならず、日報には業務の開始時刻及び終了時刻を記載すると共に、現場責任者による署名・捺印が必要であった。
【0003】
しかしながら、このような日報を書面で作成するのは効率的でなく、また日報への記載ミスや日報を紛失する等の虞があった。
【0004】
そこで、警備員からユーザ端末を介して送信された勤務開始時間や勤務終了時間に基づいて日報を作成可能な勤務状態管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2022-161307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、警備員は体調不良や交通事情により業務開始予定時刻までに現場に到着できず、やむを得ず遅刻する場合がある。その場合には、業務開始予定時刻と実際の業務開始時刻が一致しないことになる。
【0007】
この点、上述の勤務状態管理システムにおいては、報告者(警備員)がユーザ端末において開始ボタンをタッチすると、実績勤務開始時間がサーバに記録され、当該実績勤務開始時間が予定勤務開始時間と一致するか否かが判断され、一致しない場合には所定の警告表示を行うようになっている。
【0008】
しかしながら、このようなシステムでは、遅刻者が開始ボタンをタッチして実績勤務開始時間がサーバに記録されるまでは、予定勤務開始時間がどれだけ経過していても警告表示は行われないことになる。また、複数人で警備にあたる場合に一部の警備員が遅刻した場合は想定されていない。
【0009】
本発明は、従業員の業務をより容易に管理できる業務管理システム、業務管理サーバ、及び業務管理プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る業務管理システムは、ユーザによる出勤報告操作の入力を受け付けるユーザ端末と、前記ユーザ端末とデータ通信可能な管理サーバと、を備え、前記ユーザ端末は、ユーザ側制御部と、前記管理サーバとの間で通信を行うユーザ側通信部と、自装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、を有し、前記ユーザ側制御部は、前記出勤報告操作の入力を受け付けたときに、出勤信号及び前記位置情報取得部により取得した位置情報を、前記ユーザ側通信部を介して前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバは、サーバ側制御部と、前記ユーザ端末との間で通信を行うサーバ側通信部と、開始予定時刻と、一括報告の選択の有無を表す選択情報と、を対応づけて記録するデータベースと、を有し、前記サーバ側制御部は、前記選択情報が選択無を表している場合には、前記開始予定時刻経過後は、ユーザによる前記出勤報告操作の入力を禁止し、前記選択情報が選択有を表している場合には、前記開始予定時刻経過後であっても、ユーザによる前記出勤報告操作の入力を許可し、前記開始予定時刻経過前に前記ユーザ端末から前記出勤信号を受信すると、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録し、前記開始予定時刻経過後に前記ユーザ端末から前記出勤信号を受信すると、前記位置情報を前記出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録する。
【0011】
本発明に係る業務管理サーバは、開始予定時刻と、一括報告の選択の有無を表す選択情報と、を対応づけて記録するデータベースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記選択情報が選択無を表している場合に、前記開始予定時刻経過前は、第1の操作ボタンをユーザ端末に表示させ、前記開始予定時刻経過後は、前記第1の操作ボタンに代えて所定のエラー表示を前記ユーザ端末に表示させ、前記選択情報が選択有りを表している場合は、前記開始予定時刻が経過しているか否かに関わらず、第2の操作ボタンを前記ユーザ端末に表示させ、前記開始予定時刻経過前に前記ユーザにより前記第1の操作ボタン又は前記第2の操作ボタンが操作されると、前記ユーザ端末から前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録し、前記開始予定時刻経過後に前記第2の操作ボタンが操作されると、前記ユーザ端末から前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記位置情報を出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録する。
【0012】
本発明に係る業務管理プログラムは、コンピュータに、一括報告が選択されているか否かを判定するステップと、一括報告が選択されていないと判定した場合に、開始予定時刻前であるか否かを判定するステップと、前記開始予定時刻前であると判定した場合に、ユーザが所持するユーザ端末に第1の操作ボタンを表示させるステップと、前記開始予定時刻前でないと判定した場合に、前記操作ボタンに代えて所定のエラー表示を前記ユーザ端末に表示させるステップと、一括報告が選択されていると判定した場合に、前記ユーザ端末に第2の操作ボタンを表示させるステップと、前記開始予定時刻経過前に前記第1の操作ボタン又は前記第2の操作ボタンが操作された場合に、前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記開始予定時刻及び前記位置情報をそれぞれ業務開始時刻及び出勤時位置情報として前記データベースに記録するステップと、前記開始予定時刻経過後に前記第2の操作ボタンが操作された場合に、前記ユーザ端末の位置情報を取得し、前記位置情報を出勤時位置情報として前記データベースに記録すると共に、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻として前記データベースに記録するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、開始予定時刻経過後はユーザによる出勤報告が禁止されるので、ユーザによる管理者への報告を促し、管理者による状況把握を容易にできる。その一方で、一括報告が選択されている場合には、開始予定時刻経過後であっても、ユーザによる出勤報告が許可され、遅刻者が発生した場合であっても遅刻対応をユーザに委ねることができる。また、開始予定時刻経過前に出勤報告がなされたときには、開始予定時刻を業務開始時刻としてデータベースに記録し、開始予定時刻経過後に出勤報告がなされたときには、現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻を業務開始時刻としてデータベースに記録するので、遅刻の有無にかかわらず開始時刻の入力の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る業務管理システムの構成を示すブロック構成図。
図2】ユーザ端末に表示されるユーザ専用画面の例を示す図。
図3】ユーザ端末に表示される日報入力画面の例を示す図。
図4】ユーザ端末に表示される日報確認画面の例を示す図。
図5】ユーザ端末に表示されるユーザ専用画面(代表者専用画面)の例を示す図。
図6】ユーザ端末に表示される一括出勤画面の例を示す図。
図7】ユーザ端末に表示されるユーザ専用画面(メンバー専用画面)の例を示す図。
図8】管理サーバが備えるデータベースのデータ構造の一例を模式的に示す図。
図9図1に示す管理者端末に表示される業務登録画面の例を示す図。
図10】管理者端末に表示される業務一覧画面の例を示す図。
図11】管理サーバにより実行される業務管理処理の手順を示すフローチャート。
図12図11のS3で実行される一人管理処理の手順を示すフローチャート。
図13】管理者端末に表示される出勤状況画面の例を示す図。
図14】管理者端末に表示される日報編集画面の例を示す図。
図15】管理者端末に表示される出勤処理画面の例を示す図。
図16図11のS5で実行される一括報告管理処理の手順を示すフローチャート。
図17】管理サーバにより実行される遅刻者判定処理の手順を示すフローチャート。
図18】管理者端末に表示される日報画面の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1を参照して、本実施形態に係る業務管理システム1は、例えば、様々な勤務地に赴いて業務を行う従業員(以下、「ユーザ」と言う)の業務を管理するシステムであって、ここではユーザが警備員である場合を例に説明する。
【0016】
業務管理システム1は、ユーザにより携帯されて操作されるユーザ端末2と、ネットワークNWを介してユーザ端末2と通信可能な管理サーバ(業務管理サーバ)3と、管理サーバ3とネットワークNWを介して通信可能な管理者端末4と、を備える。
【0017】
ユーザ端末2は、例えばスマートフォン等の通信機能を有する端末装置やタブレット等により構成されており、管理サーバ3が提供するウェブサイトへアクセス可能な装置であって、通信部(ユーザ側通信部)21と、記憶部22と、表示入力部23と、位置情報取得部24と、制御部(ユーザ側制御部)25と、を備える。
【0018】
通信部21は、管理サーバ3と通信を行うための通信インターフェースである。記憶部22は、各種制御処理や制御部内の各機能を実行するためのプログラムや、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。
【0019】
表示入力部23は、例えばタッチパネルディスプレイであって、表示部(ユーザ側表示部)23aと入力部23bを備える。位置情報取得部24は、例えば、GPS(全地球測位システム)を用いてユーザ端末2の位置情報を取得する。
【0020】
制御部25は、記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末2の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。また、制御部25は、位置情報送信部25a、出勤信号送信部25b、退勤信号送信部25c、表示制御部25d等として機能する。
【0021】
位置情報送信部25aは、位置情報取得部24が取得した位置情報を、通信部21を介して管理サーバ3へ送信する。この位置情報送信部25aは、出勤信号送信部25b及び退勤信号送信部25cがそれぞれ出勤信号及び退勤信号を送信するときに、同時に起動されて位置情報の送信を行う。
【0022】
出勤信号送信部25bは、ユーザにより後述の出勤報告操作がなされたときに、所定の出勤信号を通信部21を介して管理サーバ3へ送信する。退勤信号送信部25cは、ユーザによりの後述の退勤報告操作がなされたときに、所定の退勤信号を通信部21を介して管理サーバ3へ送信する。
【0023】
表示制御部25dは、各種情報を表示部23aに表示させるものであって、ここでは管理サーバ3から提供された各種ウェブページを表示部23aに表示させる。当該ウェブページには後述のユーザ専用画面(図2)や日報入力画面(図3)等が含まれる。本実施形態においては、ウェブページのログイン画面(図示せず)においてログインに成功すると、ユーザ端末2の表示部23aにはユーザ専用画面が表示され、ユーザは当該ユーザ専用画面において連絡事項の確認や、出勤報告操作及び退勤報告操作ができるようになっている。
【0024】
図2(a)に、ユーザ専用画面の一例を示す。図2(a)に示すユーザ専用画面201は、業務に関する基本情報欄211と、共通連絡事項欄212と、個別連絡事項欄213と、出勤ボタン214と、日報入力ボタン215を含み、基本情報欄211には業務に関する基本情報が表示される。共通連絡事項欄212及び個別連絡事項欄213については後述する。
【0025】
また、出勤ボタン214は、ユーザが出勤報告操作を行うためのものであって、ユーザにより出勤ボタン214(第1の操作ボタン)が操作(タップ)されると、所定の出勤信号と共にユーザ端末2の位置情報が管理サーバ3へ送信され、ユーザ端末2には、図2(b)に示す様に、出勤ボタン214に代えて出勤報告完了表示216を含むユーザ専用画面201が表示される。
【0026】
日報入力ボタン215は、ユーザが退勤時に操作するものであり、日報入力ボタン215が操作されると、ユーザ端末2には日報入力画面が表示される。
【0027】
図3は、日報入力画面の一例である。図3に示す日報入力画面202には、開始時刻表示欄221や終了時刻入力欄222、確認画面へボタン223等が設けられている。開始時刻表示欄221には業務開始時刻が表示される。また、終了時刻入力欄222にはユーザにより業務終了時刻が入力される。ユーザが確認画面へボタン223を操作すると、ユーザ端末2には日報確認画面が表示される。
【0028】
図4は日報確認画面203の一例である。ユーザは、日報確認画面203を現場責任者に提示して業務内容を確認してもらい、現場責任者に確認完了ボタン224を操作してもらう。このようにして確認完了ボタン224が操作されると、所定の退勤信号と共にユーザ端末2の位置情報等が管理サーバ3へ送信され、ユーザ端末2には、図3(c)に示すように、日報入力ボタン215に代えて日報入力完了表示217を含むユーザ専用画面201が表示される。即ち、本実施形態においては、確認終了ボタン224(図4)の操作が退勤報告操作に該当する。
【0029】
また、ユーザが遅刻等して業務の開始予定時刻までに出勤ボタン214が操作されないと、ユーザ端末2上のユーザ専用画面201には、図2(d)に示す様に、出勤ボタン214に代えてエラー表示218が表示される。これにより、ユーザによる出勤ボタン214の操作(即ち、出勤報告操作)が禁止される。この場合、ユーザは管理者へ電話等により状況報告を行う。ユーザにより報告を受けた管理者が管理者端末4において後述の出勤処理操作を行うと、ユーザ端末2には、図2(b)に示すようなユーザ端末画面201が表示される。
【0030】
このように、業務の開始予定時刻を過ぎたにも関わらず出勤報告がなされていないユーザ(以下、「遅刻者」という)に対しては、管理者への報告を義務づけている。管理者への報告を義務づけているのは、管理者がユーザの状況をいち早く把握して、必要な措置を取れるようにするためである。
【0031】
ここで、ユーザは単独で業務にあたる場合と、複数のユーザで構成されたグループで業務にあたる場合がある。また、グループで業務にあたる場合には、1人のユーザが代表して全ユーザの出勤や退勤を一括報告すれば足りる場合がある。
【0032】
そこで本実施形態では、グループで業務にあたる場合において、1人のユーザ(以下、「代表者」という。)による一括報告が選択されている場合には、図2に示すようなユーザ専用画面201に代えて、代表者のユーザ端末2には代表者用のユーザ専用画面(以下、「代表者専用画面」とも言う)が表示され、代表者以外のユーザのユーザ端末2にはメンバー用のユーザ専用画面(以下、「メンバー専用画面」ともいう)が表示される。
【0033】
図5(a)に代表者専用画面の一例を示す。図5(a)に示す代表者専用画面204は、図2(a)に示すユーザ専用画面201とほぼ同一であるが、出勤ボタン214に代えて一括出勤ボタン244を含み、一括出勤ボタン244が操作されると、代表者のユーザ端末2には一括出勤画面(選択画面)が表示される。
【0034】
図6は、一括出勤画面の一例である。図6に示す一括出勤画面205には、グループを構成する担当ユーザのユーザ名が一覧で表示され、各ユーザ名の横にはチェックボックス251が表示されている。チェックボックス251は初期設定においてチェック済み、即ち全ての担当ユーザが選択された状態とされている。代表者は、ユーザが全員揃っているかを確認し、不在者(遅刻者)がいる場合には不在者のチェックを外す。その後、一括出勤画面205上で出勤ボタン252(第2の操作ボタン)が操作されると、出勤信号が代表者のユーザ端末2の位置情報と共に管理サーバ3へ送信され、これにより一括出勤画面上で選択された(チェックボックス251がチェックされた)少なくとも1人の担当ユーザについて出勤報告がなされる。即ち、本実施形態においては、出勤ボタン214又は出勤ボタン252の操作が出勤報告操作に該当する。
【0035】
その後に再び図5(a)に示す一括出勤ボタン244が操作されると、ユーザ端末2には再び一括出勤画面が表示され、当該一括表示画面には、先の操作において選択されなかった(チェックボックス251からチェックが外された)担当ユーザのユーザ名が、チェックボックス251と共に一覧で表示されるので、代表者が出勤ボタン252を操作することで、出勤信号が代表者のユーザ端末2の位置情報と共に管理サーバ3へ送信され、一括出勤画面上で選択された少なくとも1人の担当ユーザについて出勤報告がなされる。
【0036】
また、このようにして全ての担当ユーザの出勤報告が完了した場合には、代表者のユーザ端末2上の代表者専用画面204には、図5(b)に示すように一括出勤ボタン244に代えて出勤報告完了表示246が表示される。
【0037】
なお、代表者による一括報告が選択されている場合には、遅刻者が発生しても代表者による出勤報告操作は禁止されず、代表者は出勤ボタン252を操作して出勤報告を行うことができる。これは、遅刻者が発生しても、管理者に代わり代表者が現状を把握して対応できるためである。
【0038】
また、代表者専用画面204における日報入力ボタン245(図5(b))は、代表者が業務終了時に操作するものであって、日報入力ボタン245が操作されると、代表者のユーザ端末2には図示しない日報一括入力画面が表示される。この日報一括入力画面は、図3に示す日報入力画面202とほぼ同一であるが、グループを構成する全担当ユーザの各々について終了時刻を入力できる点において図3に示す日報入力画面202と異なる。当該日報一括入力画面において代表者が各担当ユーザの終了時刻を入力し、確認画面へボタン(図示せず)を操作すると、図示しない日報確認画面が表示され、この日報確認画面上で確認完了ボタン(図示せず)が操作される(即ち、退勤報告操作がなされる)と、所定の退勤信号が代表者のユーザ端末2の位置情報等と共に管理サーバ3へ送信され、代表者のユーザ端末2上の代表者専用画面204には、図5(c)に示す様に日報入力完了表示247が表示される。
【0039】
図7は、代表者以外のユーザのユーザ端末2に表示されるメンバー専用画面の一例である。図7に示すメンバー専用画面206には、業務に関する基本情報欄211や共通連絡事項欄212、個別連絡事項欄213が含まれるが、出勤ボタンや日報入力ボタンは含まれず、メンバー自身による出勤報告や退勤報告はできないようになっている。
【0040】
図1を参照して、管理者端末4は、例えば管理者としての警備会社に設置されるものであって、通信部41と、制御部42と、表示部(管理者側表示部)43と、入力部44と、記憶部45と、を備える。
【0041】
通信部41は、管理サーバ3と通信を行うための通信インターフェースである。表示部42は、各種情報を表示するものであって、ここでは管理サーバ3から提供された各種信号に基づいて各種ウェブページが表示される。本実施形態においては、ウェブページのログイン画面において管理者がログインに成功すると、管理者端末4の表示部43には、後述の業務登録画面(図9)や業務一覧画面(図10)等が表示される。
【0042】
また、管理サーバ3は、通信部(サーバ側通信部)31と、記憶部32と、制御部(サーバ側制御部)33と、を備える。通信部31は、ユーザ端末2及び管理者端末4と通信を行うための通信インターフェースである。記憶部32は、各種制御処理や制御部33の各機能を実行するためのプログラムや入力データ、データベース等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部32に記憶されるデータベースには、後述のユーザデータベース32a、クライアントデータベース32b、業務データベース32cが含まれる。
【0043】
制御部33は、記憶部32に記憶されているプログラムを実行することにより、管理サーバ3の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。また、制御部33は、その機能として、サイト提供部33aと記憶制御部33bを備え、これらは記憶部32に記憶されているプログラムにより起動されて実行される。
【0044】
サイト提供部33aは、ウェブサーバの機能を有し、ユーザ端末2及び管理者端末4にウェブサイトを提供することで、ユーザ端末2及び管理者端末4の表示部23a,43に各種ウェブページを表示させ、また当該ウェブページ上でなされた入力操作を受け付ける。
【0045】
例えば、サイト提供部33aは、ユーザ端末2からアクセスがあると、ウェブサイトのログイン画面をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2は当該ログイン画面を表示部23aに表示する。また、認証に成功すると、サイト提供部33aはウェブサイトのユーザ専用画面等をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2は上述のユーザ専用画面等を表示部23aに表示する。
【0046】
同様に、管理者端末4からアクセスがあると、サイト提供部33aはウェブサイトのログイン画面を管理者端末4に提供し、管理者端末4は提供されたログイン画面を表示部43に表示する。また、認証に成功すると、サイト提供部33aは管理者端末4を介した管理者からの要求に応じて、ウェブサイトの業務登録画面(図9)等を管理者端末4へ送信し、管理者端末4は業務登録画面等を表示部43に表示する。
【0047】
記録制御部33bは、例えばユーザ端末2から出勤信号や退勤信号を取得すると、業務の開始時刻や終了時刻、ユーザ端末2の位置情報、出勤フラグ等を記憶部32に記録する。詳細は後述する。
【0048】
ユーザデータベース32aには、ユーザに関する情報として、ユーザID、ログインID、パスワード、氏名、住所、等の情報が互いに対応付けられて記録される。
【0049】
クライアントデータベース32bには、クライアントに関する情報として、クライアントID、名称、住所、1番目~N番目の現場名、等の情報が互いに対応づけられて記録される。なお、現場とは、ユーザが派遣されて実際に業務を行う場所を言う。
【0050】
図8に、業務データベース32cのデータ構造の一例を模式的に示す。業務データベース32cにはクライアントから依頼された各業務に対応づけて、「業務コード」と、「クライアントID」と、「現場名」と、「出勤開始時刻」と、「開始予定時刻」と、「共通連絡事項」と、「一括報告選択」と、「担当ユーザ」に関する情報が、互いに関連づけて記憶され、「担当ユーザ」に関する情報には、「ユーザID」と、「個別連絡事項」と、「開始時刻」と、「終了時刻」と、「出勤時位置情報」と、「退勤時位置情報」と、「出勤」に関する情報と、が含まれる。また、1つの業務を複数のユーザが担当することがあり、このような場合には、1つ業務に複数の「担当ユーザ」に関する情報が関連づけられて記録される。
【0051】
本実施形態においては、「一括報告選択」のデータ領域には、一括報告選択の有無を表す選択情報として、一括報告の選択の有無を判定するためのフラグ(選択フラグ)が記録される。
【0052】
また、「出勤」のデータ領域には、ユーザの出勤の有無を表す出勤情報として、ユーザの出勤の有無を判定するためのフラグ(出勤フラグ)が記録され、後述の業務管理処理においてユーザにより出勤報告操作がなされた場合や、管理者により後述の出勤処理操作がなされた場合に、出勤フラグが格納される。
【0053】
図9に、管理者端末4に表示される業務登録画面401の一例を示す。クライアントから業務依頼があると、管理者(警備会社の担当者)は管理者端末4に表示された業務登録画面401で必要事項を入力・選択して登録する。このように入力・選択されたデータは、図8に示す業務データベース32cのそれぞれのデータ領域に記録される。
【0054】
より具体的に、図9に示す業務登録画面401には、依頼人であるクライアントを選択するクライアント選択欄411、現場名を選択するための現場名入力欄412、日付を入力するための日付入力欄413、担当ユーザの出勤開始時刻を入力するための出勤開始時刻入力欄414、業務の開始予定時刻を入力するための開始予定時刻入力欄415、共通連絡事項を入力するための連絡事項入力欄416、一括報告の選択を行うための選択ボックス417、担当ユーザを登録するための担当ユーザ登録欄418が含まれる。
【0055】
クライアント選択欄411及び現場名入力欄412で選択されたクライアントのクライアントID及び現場名は、業務データベース32cに「クライアントID」及び「現場名」として記録される。同様に、日付入力欄413、出勤開始時刻入力欄415、及び開始予定時刻入力欄415に入力された日付、出勤開始時刻、及び開始予定時刻は、業務データベース32cに「日付」、「開始予定時刻」、及び「出勤開始時刻」としてそれぞれ記録される。
【0056】
連絡事項入力欄416には、全ての担当ユーザに対する連絡事項が入力され、連絡事項入力欄416に入力された連絡事項は、「共通連絡事項」として業務データベース32cに記録される。なお、当該共通連絡事項は、ユーザ専用画面201(204、206)の連絡事項欄212に表示される。
【0057】
選択ボックス417は、担当ユーザの出勤報告・退勤報告を代表者が一括で行うか否かを選択するものであり、選択ボックス417を選択(チェック)すると、一括報告が選択され、業務データベース32cの一括報告選択データ領域には選択フラグが記録される。なお、一括報告は、担当ユーザが複数人の場合のみ選択可能であり、担当ユーザが1人の場合には選択できないようになっている。
【0058】
担当ユーザ登録欄418には、担当ユーザを選択するための担当ユーザ選択欄419と、連絡事項入力欄420が含まれ、連絡事項入力欄420には対応の担当ユーザへの個別連絡事項を入力できるようになっている。図9に示す例では、3人のユーザが、1~3番目の担当ユーザ(ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3)として選択されている。そして、このように複数人のユーザが担当ユーザとして選択されている場合であっても、また1人のユーザのみが担当ユーザとして選択されている場合であっても、1番目の担当ユーザが自動的に代表者として設定される。
【0059】
そして、担当ユーザ選択欄419で選択された担当ユーザのユーザIDは業務データベース32cに「ユーザID」として記録され、連絡事項入力欄420に入力された個別連絡事項は、業務データベース32cに「個別連絡事項」として記録される。なお、当該個別連絡事項は、ユーザ専用画面201(204、206)の個別連絡事項欄213に表示される。
【0060】
ここで、連絡事項入力欄420で入力された個別連絡事項は、その担当ユーザへのみ報告されることから、例えば、現場へアクセスする為に必要なロック解除番号等は、1番目の担当ユーザ(代表者)の個別連絡事項として入力することで、代表者にのみ当該情報を報告することができる。その一方で、全ての担当ユーザで共有すべき情報は連絡事項入力欄416へ共通連絡事項として入力することで、全ての担当ユーザへこれを通知することができるようになっている。例えば、図9に示す例では、代表者である1番目の担当ユーザへの個別連絡事項として、「ロック解除番号12345」が入力されている。
【0061】
図10は、管理者端末4に表示される業務一覧画面の一例を示す。図10に示す業務一覧画面403は、管理サーバ3の制御部33が管理者端末4の表示部43に表示させるものであって、業務一覧画面403には指定された条件(日付やクライアントID)で抽出した業務が一覧で表示される。
管理者は、この業務一覧画面403において、各業務に係る現場名、担当ユーザの出勤開始時刻、業務の開始予定時刻、代表者名、担当ユーザの出勤状況について確認できるようになっている。
【0062】
より具体的に、業務一覧画面403には、「現場名」、「日付」、「出勤開始時刻」、「開始予定時刻」、及び「代表者名」が、業務データベース32cから読み出されて表示される。「出勤状況」は、担当ユーザの出勤状況を示すものであり、本実施形態では、出勤状況を表示する状況表示431として、担当ユーザの人数と出勤済みの担当ユーザの人数とが関連づけて表示され、例えば「2/3」とあるのは3人の担当ユーザのうち、2人が出勤済み(出勤報告済み)であり、1人は出勤していない、即ち未出勤(出勤未報告)であることを示している。
【0063】
本実施形態においては、担当ユーザが出勤済みであるか否かは、業務データベース32cに当該担当ユーザに対応して出勤フラグが記録されているか否かにより判定する。
【0064】
次に、管理システム1が実行する業務管理処理の一例を説明する。図11は、管理サーバ3において実行される業務管理処理の流れを示すフローチャートである。この業務管理処理は、当日に業務を担当する何れかのユーザによる個別画面へのログインが成功した際に開始されるものであって、管理サーバ3の制御部33が所定のプログラムに基づいて実行する。
【0065】
業務管理処理ではまず、ユーザが所持するユーザ端末2に、基本情報欄211、連絡事項欄213、個別連絡事項欄213を含むユーザ専用画面を表示させる(S1)。基本情報欄211、連絡事項欄213、個別連絡事項欄213にはそれぞれ、業務に関する基本情報、共通連絡事項、及び個別連絡事項が業務データベース32cから読み出されて表示される。
【0066】
次に、当該ユーザが担当する業務について、一括報告が選択されているか否かを判定する(S2)。一括報告が選択されていない場合には(S2:NO)、一人管理処理を実行する(S3)。一方、一括報告が選択されている場合には(S2:YES)、当該ユーザが代表者であるか否かを判定する(S4)。代表者である場合には(S4:YES)、一括報告管理処理を実行する(S5)。一方、代表者でない場合には(S4:NO)、当該処理を終了する。
【0067】
次に、図11のS3にて実行される一人管理処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
一人管理処理ではまず、出勤開始時刻が経過しているか判定する(S11)。出勤開始時刻が経過している場合には(S11:YES)、ユーザが退勤済みであるか否かを判定する(S12)。この判定は、例えば業務データベース32cに終了時刻が記録されているか否かにより判定できる。退勤済みでない場合には(S12:NO)、ユーザが出勤済みであるか否かを判定する(S13)。上述したように、本実施形態においては、出勤済みであるか否かの判定は、業務データベース32cに出勤フラグが記録されているか否かにより判定される。
【0069】
出勤済でない場合には(S13:NO)、開始予定時刻が経過しているか否かを判定する(S14)。開始予定時刻が経過していない場合には(S14:NO)、図3(a)に示す様に、ユーザ端末2に、出勤ボタン214(第1の操作ボタン)及び日報入力ボタン215を表示させ(S15)、出勤ボタン214が操作されたか否か、即ちユーザ端末2から出勤信号を受信したか否かを判定する(S16)。
【0070】
出勤ボタン214が操作されない場合には(S16:NO)、S14へ戻る。一方、出勤ボタン214が操作されたら(S16:YES)、S17へ移行する。S17では、ユーザ端末2からユーザ端末2の位置情報を取得する。また、当該ユーザに関連づけて、業務データベース32cに記録されている開始予定時刻及び当該位置情報をそれぞれ開始時刻(業務開始時刻)及び出勤時位置情報として業務データベース32cに記録すると共に、出勤フラグを記録する(S17)。次に、図2(b)に示すように、ユーザ端末2に出勤報告完了表示216と日報入力ボタン215を表示させる(S18)。その後、日報入力ボタン215が操作されたか否かを判定する(S19)。日報入力ボタン215が操作されなければ(S19:NO)、日報入力ボタン215が操作されるまで待機する。
【0071】
一方、日報入力ボタン215が操作されたら(S19:YES)、ユーザ端末2に図3に示す様な日報入力画面202(図3)を表示さる(S20)。このとき、開始時刻表示欄221には、既に業務データベース32cに記録されている開始時刻が表示される。ユーザは、終了時刻入力欄222に終了時刻(業務終了時刻)を入力する。
【0072】
その後、ユーザにより確認画面へボタン223が操作されると、ユーザ端末2に図4に示す様な日報確認画面203を表示させ(S21)、日報確認画面203上において確認完了ボタン224が操作されたか(即ち、ユーザ端末2から退勤信号を受信したか)否かを判定する(S22)。
【0073】
確認完了ボタン224が操作されない場合には(S22:NO)、確認完了ボタン224が操作されるまで待機し、確認完了ボタン224が操作されると(S22:YES)、ユーザ端末2からユーザ端末2の位置情報を取得する。また、当該ユーザに関連づけて、当該位置情報及び日報登録画面202で入力された終了時刻を、業務データベース32cに退勤時位置情報及び終了時刻(業務終了時刻)として記録する(S23)。その後、図3(c)に示すように、ユーザ端末2上のユーザ専用画面201に日報入力完了表示217を表示させ(S24)、当該処理を終了する。
【0074】
一方、S11にて出勤開始時刻が経過していない場合には(S11:NO)、出勤開始時刻が到来するまで待機する。これにより、ユーザは出勤開始時刻前に出勤報告することはできないようになっている。
【0075】
また、S12にて退勤済みである場合には(S13:YES)、図3(c)に示す様に、ユーザ端末2に出勤報告完了表示216及び日報入力完了表示217を表示させる。
【0076】
S14において、開始予定時刻が経過済みであると判定した場合には(S14:YES)、当該ユーザが出勤済みであるか否か(即ち、業務データベース32cに出勤フラグが記録されているか否か)を判定する(S26)。出勤済みでない場合には(S26:NO)、図3(d)に示す様に、ユーザ端末2に所定のエラー表示218を表示させ(S27)、S26へ戻る。
【0077】
ここで、このようにエラー表示218が表示された場合、ユーザは管理者に対し、電話等により状況報告を行う。状況報告を受けた管理者は、管理者端末4上で、次のように出勤処理操作を行う。
【0078】
即ち、図10に示す業務一覧画面403において、管理者が何れかの状況表示431を操作(クリック)すると、管理サーバ3は、管理者端末4に出勤状況画面を表示させる。図13は、図10における上から3番目の業務の状況表示431(「2/3」)が操作された場合に管理者端末4に表示される出勤状況画面の例を示す。
【0079】
図13に示す様に、この出勤状況画面には、その業務に割り当てられた担当ユーザの氏名(名称)が一覧表示されると共に、各担当ユーザの状況と位置情報が表示される。
【0080】
本実施形態においては、担当ユーザが出勤済みである(即ち、業務データベース32cに出勤フラグが記録されている)場合には、状況欄441には「出勤」の文字が表示されると共に、位置情報欄442には、業務データベース32cに記録されている出勤時位置情報が表示される。一方、未出勤の担当ユーザについては、開始予定時刻前であれば状況欄441と位置情報欄442は共に空白とされるが、開始予定時刻後においては状況欄441に出勤報告が禁止された状態であることを示す表示(図13の例では「ロック中」の文字)が表示される。これにより管理者はどの担当者が出勤済みであり、どの担当者が遅刻中であるかを確認することができる。
【0081】
また、図10に示す業務一覧画面403において、管理者が何れかの日報編集ボタン432を操作すると、管理サーバ3は、管理者端末4に日報編集画面を表示させる。図14は、図10における上から3番目の業務の日報編集ボタン432が操作された場合に管理者端末4に表示される日報編集画面の例を示す。図14に示すように、日報編集画面には、各担当ユーザの氏名に対応させて開始時刻入力欄451が表示されることから、管理者が遅刻者の開始時刻入力欄451に開始時刻を入力して登録ボタン452を操作すると、管理サーバ32は、当該ユーザに関連づけて、当該開始時刻を業務データベース32cに開始時刻として記録する。
【0082】
また、管理者が図10に示す業務一覧画面403において、何れかの業務を選択して(ここでは、対象となる業務に対応するチェックボックス432をチェックして)出勤処理ボタン433を操作すると、管理サーバ3は、管理者端末4に出勤処理画面を表示させる。図15に出勤処理画面の一例を示す。この出勤処理画面には、選択された業務における未出勤のユーザの氏名(名称)が一覧表示され、管理者はチェックボックス461にチェックを入れることでユーザを選択できるようになっている。管理者が何れかのユーザを選択して(即ち、該当するユーザのチェックボックス461にチェックを入れて)出勤ボタン462を操作すると、管理サーバ3は、選択されたユーザに関連づけて、業務データベース32cに出勤フラグを記録し、これにより当該ユーザは出勤済として処理される。
【0083】
上述の様にして管理者による出勤処理操作によって出勤フラグが業務データベース32cに記録されると、S26において、当該ユーザは出勤済であると判定され(S26:YES)、S18へ移行する。
【0084】
次に、図11のS5にて実行される一括報告管理処理について図16のフローチャートを参照して説明する。この一括報告管理処理ではまず、出勤開始時刻が経過している否かを判定する(S31)。出勤開始時刻が経過していない場合には(S31:NO)、出勤開始時刻が到来するまで待機する。一方、出勤開始時刻が経過している場合には(S31:YES)、退勤済であるか否かを判定する(S32)。
【0085】
退勤済みでない場合には(S32:NO)、全ての担当ユーザが出勤済みであるか否かを判定する(S33)。出勤済でない場合には(S33:NO)、図5(a)に示す様に、ユーザ端末2に、一括出勤ボタン244及び日報入力ボタン245を表示させ(S34)、一括出勤ボタン244が操作されたか否かを判定する(S35)。一括出勤ボタン244が操作されない場合には(S35:NO)、一括出勤ボタン244が操作されるまで待機する。
【0086】
一方、一括出勤ボタン244が操作されると(S35:YES)、図6に示すような一括出勤画面205をユーザ端末2に表示させる(S36)。上述のように、一括出勤画面205には未出勤の担当ユーザ名が一覧表示されると共に、出勤ボタン252(第2の操作ボタン)が表示される。次に、出勤ボタン252が操作されたか否か、即ちユーザ端末2から出勤信号を受信したか否かを判定する(S37)。
【0087】
出勤ボタン252が操作されない場合には(S37:NO)、出勤ボタン252が操作されるまで待機する。一方、出勤ボタン252が操作されたら(S37:YES)、ユーザ端末2の位置情報を取得し、当該位置情報を一括出勤画面において選択された少なくとも1人(1人又は複数人)の担当ユーザ(以下、「選択ユーザ」という)に対応させて業務データベース32cに記録する(S38)。次に、開始予定時刻が経過しているか否かを判定する(S39)。開始予定時刻が経過していなければ(S39:NO)、選択ユーザに対応させて、業務データベース32cに記録されている開始予定時刻を開始時刻として業務データベース32cに記録すると共に、出勤フラグを記録し(S40)、S33へ戻る。
【0088】
一方、開始予定時刻が経過していれば(S39:NO)、選択ユーザに対応させて、現在時刻を所定時間単位(例えば30分単位)で切り上げた時刻を開始時刻として業務データベース32cに記録すると共に、出勤フラグを記録し(S41)、S33へ戻る。
【0089】
一方、S33において全ての担当ユーザが出勤済みである場合には(S33:YES)、ユーザ端末2に、図5(b)に示す様に、ユーザ端末2に出勤報告完了表示246及び日報入力ボタン125を表示させ(S42)、日報入力ボタン245が操作されたか否かを判定する(S43)。日報入力ボタン245が操作されなければ(S43:NO)、日報入力ボタン245が操作されるまで待機する。一方、日報入力ボタン245が操作されたら(S43:YES)、ユーザ端末2に日報登録画面(図示せず)を表示させる(S44)。ユーザは、当該日報登録画面において、上述のS20で表示された日報入力画面202におけるのと同様の操作を行う。
【0090】
即ち、ユーザは、全ての担当ユーザの各々について、終了時刻(業務終了時刻)を入力する。そして、当該日報登録画面において確認画面へボタン(図示せず)がユーザにより操作されると、ユーザ端末2に日報確認画面(確認完了ボタン(第2の操作ボタン))を表示させ(S45)、当該確認完了ボタンが操作されたか(即ち、ユーザ端末2から退勤信号を受信したか)否かを判定する(S46)。確認完了ボタンが操作されなければ(S46:NO)、操作されるまで待機し、確認完了ボタンが操作されると(S46:YES)、ユーザ端末2の位置情報を取得し、各担当ユーザに関連づけて、業務データベース32cに、当該位置情報を退勤時位置情報として記録すると共に、S41における日報登録画面上で入力された終了時刻を終了時刻として記録する(S47)。
【0091】
その後、図5(c)に示すように、ユーザ端末2に日報入力完了表示247を表示させ(S48)、当該処理を終了する。
【0092】
一方、S32にて退勤済みと判定した場合には(S31)、図5(c)に示す様に、ユーザ端末2に出勤報告完了表示246及び日報入力完了表示247を表示させ、当該処理を終了する。
【0093】
次に、管理サーバ3において実行される遅刻判定処理について図17に示すフローチャートを参照して説明する。この遅刻判定処理は、各業務について遅刻者がいるか否かを判定し、遅刻者がいる場合に、業務一覧画面403において警告表示するものである。警告表示の方法としては、例えば該当する業務を赤字で表示したり、白黒反転表示したりする方法が挙げられるが、これらに限定されない。
【0094】
この遅刻判定処理は、業務データベース32cに登録されている業務毎に制御部33によって所定のプログラムに基づき実行されるものであって、まず、当該業務の開始予定時刻が経過しているか否かを判定する(S51)。経過していなければ(S51:NO)、当該処理を終了する。
【0095】
一方、開始予定時刻が経過している場合には(S51:YES)、変数iに1をセットし(S52)、i番目の担当ユーザが出勤済みであるか否か(業務データベース32cに出勤フラグが記録されているか否か)を判定する(S53)。出勤済みであると判定した場合には(S53:YES)、全ての担当ユーザに対して処理が完了したか否かを判定する(S54)。完了している場合には(S54:YES)、業務一覧画面403における表示モードを通常表示モードにセット(通常表示モードを維持)し、当該処理を終了する。
【0096】
一方、全ての担当ユーザに対して処理が完了していなければ(S54:NO)、変数iの値に1を加算し(S56)、S53へ戻る。
【0097】
また、S53において、出勤済みでないと判定した場合には(S53:NO)、業務一覧画面403における表示モードを警告表示モードにセット(警告表示モードを維持)し(S57)、当該処理を終了する。
【0098】
これにより、各業務において、遅刻者が一人でも発生した場合には、業務一覧画面403における表示モードは警告表示モードにセットされ、務一覧画面403において該当業務を示す表示が警告表示される。
【0099】
また、本実施形態では、図10に業務一覧画面403において何れかの日報出力ボタン435が操作されると、管理サーバ2は記憶部32(ここでは、ユーザデータベース32a、クライアントデータベース32b、及び業務データベース32c)を参照して管理端末4の表示部43に日報画面を表示する。図18は日報画面の一例である。日報画面には、「クライアント名」や「現場名」、「日付」に加え、少なくとも1人の担当ユーザの各々に対応づけて「開始時刻」(業務開始時刻)及び「終了時刻」(業務終了時刻)が表示され、管理者は当該日報画面を印刷したりクライアントへ送信したりすることができる。
【0100】
このように、本実施形態に係る業務管理システムにおいては、開始予定時刻前にユーザにより出勤報告操作がなされた場合、予め設定された業務の開始予定時刻を当該ユーザの業務開始時刻として記憶部32に記録するので、日報の作成を容易に行うことができる。
【0101】
また、遅刻者に対しては出勤報告操作を禁止することで、電話等による管理者への報告を促し、これによって管理者は遅刻の状況把握をいち早く行うことができる。
【0102】
その一方で、一括報告が選択されている場合に遅刻者が発生したときは、状況把握を代表者に委ねることができ、これによって管理者側の負担を軽減でき、またユーザが出勤報告操作を行うだけで現在時刻から所定時間だけ繰り上げた時刻が業務の開始時刻として記録されるので、業務開始時刻の入力の手間を省くことができる。更に、管理者は日報編集画面(図14)において開始時刻の入力や編集が可能であることから、状況や事情に応じた柔軟な対応が可能となる。
【0103】
以上、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
【0104】
例えば、上記実施形態においては、ユーザが出勤済みであるか否かの判定は、記憶部32(業務データベース32c)に当該ユーザに関連づけて出勤フラグが記録されているか否かにより行ったが、これに代えて、例えば記憶部32(業務データベース32c)にユーザに関連づけて開始時刻が記録されているか否かにより行っても良い。
【0105】
また、上記実施形態においては、出勤報告や退勤報告がなされた場合に、ユーザ端末2の位置情報を業務データベース32cに記録しているが、位置情報に加えて出勤報告や退勤報告がされた時刻(出勤報告時刻や退勤報告時刻)を業務データベース32cへ記録するようにしてもよい。
【0106】
上記実施形態においては、日報登録画面で入力された終了時刻を業務データベース32cに記録するが、日報登録画面に入力可能な終了時刻に制限をかけても良い。例えば、管理サーバ3の制御部33は、日報登録画面で入力された終了時刻が現在時刻の前後所定時間(例えば前後30分)内であるか否かを判定し、現在時刻の前後所定時間内である場合は、当該終了時刻の入力を受け付け、ユーザに関連づけて、これを業務データベース32cに記録する一方で、現在時刻の前後所定時間外である場合には、当該終了時刻の入力を受け付けず、ユーザ端末2にエラー表示を表示させるようにしてもよい。
【0107】
更に、上記実施形態においては、代表者は図16のS44において表示された日報登録画面(図示せず)において、全ての担当ユーザの各々について終了時刻を入力したが、これに代えて、当該日報登録画面において一括退勤報告の選択の有無を設定可能とし、当該一括退勤報告が選択された場合には、代表者について入力された終了時刻を全ての担当ユーザの終了時刻として反映させる(即ち、代表者の終了時刻として入力された終了時刻を、全ての担当ユーザの終了時刻としてデータベース32cへ記録する)ことも可能である。この場合、代表者は自己の終了時刻のみを入力すれば足り、他の担当ユーザについての終了時刻の入力を省略できる。なお、一括退勤報告の選択の有無の設定方法としては、日報登録画面に一括退勤報告選択ボックスを設け、代表者が当該ボックスをチェックすることにより一括退勤報告を選択できるようにするのが好ましい。
【符号の説明】
【0108】
1 業務管理システム
2 ユーザ端末
3 管理サーバ
4 管理者端末
21 通信部(ユーザ側通信部)
23a 表示部(ユーザ側表示部)
24 位置情報取得部
25 制御部(ユーザ側制御部)
31 通信部(サーバ側通信部)
32 記憶部
33 制御部(サーバ側制御部)
41 通信部(管理者側通信部)
43 表示部(管理者側表示部)
205 一括出勤画面(選択画面)
214 出勤ボタン(第1の操作ボタン)
252 出勤ボタン(第2の操作ボタン)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18