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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024092363
(43)【公開日】2024-07-08
(54)【発明の名称】シャンプー組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/44 20060101AFI20240701BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20240701BHJP
   A61K 8/81 20060101ALI20240701BHJP
   A61K 8/73 20060101ALI20240701BHJP
【FI】
A61K8/44
A61Q5/02
A61K8/81
A61K8/73
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022208244
(22)【出願日】2022-12-26
(71)【出願人】
【識別番号】306018376
【氏名又は名称】クラシエ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】千葉 真樹子
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AC661
4C083AC662
4C083AC711
4C083AC712
4C083AD131
4C083AD132
4C083BB05
4C083BB07
4C083BB34
4C083BB53
4C083CC38
4C083EE06
4C083EE07
(57)【要約】
【課題】
アミノ酸系活性剤とカチオン性ポリマーを組み合わせながらも、洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時のなめらかな指通り性に優れたシャンプー組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
下記(A)~(D)を含有し、(C)と(D)の質量比率((C)/(D)が1~3であることを特徴とするシャンプー組成物により上記課題を解決する。
(A)アシルアミノ酸アニオン性活性剤 全体質量中5~15質量%
(B)両性活性剤 全体質量中5~10質量%
(C)カチオン性合成コンディショニングポリマー
(D)カチオン化セルロース又は/及びカチオン化ガラクトマンナン
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(A)~(D)を含有し、(C)と(D)の質量比率((C)/(D)が1~3であることを特徴とするシャンプー組成物。
(A)アシルアミノ酸アニオン性活性剤 全体質量中5~15質量%
(B)両性活性剤 全体質量中5~10質量%
(C)カチオン性合成コンディショニングポリマー
(D)カチオン化セルロース又は/及びカチオン化ガラクトマンナン
【請求項2】
前記(A)成分がラウロイルメチルアラニンNa及びラウロイルサルコシンTEAから選択される1種以上である請求項1に記載のシャンプー組成物。
【請求項3】
前記(B)成分がラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン及びパーム核脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種以上である請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
【請求項4】
前記(C)成分がポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム―22及びポリクオタニウム-49から選択される1種以上である請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時のなめらかな指通り性に優れたシャンプー組成物を提供する。
【背景技術】
【0002】
近年、世代や性別を問わずヘアカラー、パーマ、ブリーチ等の習慣が浸透し、毛髪は化学的刺激に常に曝されつつある。特に毛髪表面のダメージが顕著であり、洗髪時の摩擦によるダメージを防ぐためきめ細やかな充分な泡で洗髪を行う必要があり、また、すすぎ時のひっかりを防ぐ成分が重要となった。すすぎ時のひっかかりを防ぐために開発されたコンディショニング成分としてはカチオン性ポリマー類、シリコーン類、油剤などがあげられ、これらがコンディショニング剤となり、毛髪表面を覆い毛髪のひっかかりを軽減して洗髪することができる。
【0003】
また、カチオン性ポリマーと組み合わることでよりコンディショニング性を高める活性剤として、アミノ酸系活性剤がある。アミノ酸系活性剤は従来のラウレス硫酸系活性剤と比べて、カチオン性ポリマーとの複合体であるコアセルベートを生成しやすいことから、コンディショニング性が高い活性剤として使用されている。
【0004】
近年では洗髪時にきしみを抑制する効果があるためアミノ酸系活性剤をシャンプー製剤に用いることは広く普及している。そのためアミノ酸系活性剤とカチオン化セルロースやカチオン化グアーガムを組み合わせ、毛髪のコンディショニング性が高いシャンプーが多い(特許文献1)。またアミノ酸系活性剤をシャンプーの主剤とすることで、より洗髪時のコンディショニング性が高まることも報告されている(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、アミノ酸系活性剤と過剰量の粉体カチオン性ポリマーを組み合わせることで毛髪へのコンディショニング性は良好である一方で、泡質が重くなり、泡量が充分でないこと、また、コアセルベートが毛髪に付着しすぎてしまい、すすぎ時に毛髪がごわついたり、指通りに硬さを感じることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平4-273811
【特許文献2】WO2016/067853
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、アミノ酸系活性剤とカチオン性ポリマーを組み合わせながらも、洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時のなめらかな指通り性に優れたシャンプー組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行い、アミノ酸系活性剤と両性活性剤の配合量、及びカチオン性ポリマー2種以上の配合比率を特定の比率にすることで上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
(A)アシルアミノ酸アニオン性活性剤、(B)両性活性剤、(C)カチオン性合成コンディショニングポリマー及びカチオン性天然由来コンディショニングポリマー(以下、
(D))を配合するだけでは、泡量が良好ですすぎ時の指通りのなめらかさを充分に感じることはできない。
【0010】
そこで、(A)と(B)を特定の配合量とし、さらに(C)と(D)を特定の比率で配合することで、泡立ちが良好で、すすぎ時の毛髪に指通りのなめらかさを与えることができた。
【0011】
すなわち本発明は、以下のとおりである。
[1]
下記(A)~(D)を含有し、(C)と(D)の質量比率((C)/(D)が1~3であることを特徴とするシャンプー組成物である。
(A)アシルアミノ酸アニオン性活性剤 全体質量中5~15質量%
(B)両性活性剤 全体質量中5~10質量%
(C)カチオン性合成コンディショニングポリマー
(D)カチオン化セルロース又は/及びカチオン化ガラクトマンナン
[2]
前記(A)成分がラウロイルメチルアラニンNa及びラウロイルサルコシンTEAから選択される1種以上であるシャンプー組成物である。
[3]
前記(B)成分がラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン及びパーム核脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種以上であるシャンプー組成物である。[4]
前記(C)成分がポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム―22及びポリクオタニウム-49から選択される1種以上であるシャンプー組成物である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時のなめらかな指通り性に優れたシャンプー組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0014】
以下、本発明のシャンプー組成物を詳細に説明する。
【0015】
<(A)アシルアミノ酸アニオン性活性剤>
本発明における(A)成分はアシルアミノ酸アニオン性活性剤である。アシルアミノ酸アニオン性活性剤は、泡立ちも良く洗髪時のきしみが抑えられる洗浄成分の目的で用いられ、一種または二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。アシルアミノ酸系アニオン性活性剤としては、タウリン型、アラニン型、グルタミン酸型、サルコシン型、アスパラギン酸型等が挙げられる。
【0016】
市販品の具体例としては、ネオスコープCN-30-SF(東邦化学工業株式会社)、ダイヤポンK-SF(日油株式会社)、ダイヤポンHF-SF(日油株式会社)、ダイヤポンK-SG(日油株式会社)、アラノンACE(川研ファインケミカル株式会社)、アラノンALE(川研ファインケミカル株式会社)、アラノンALTA(川研ファインケミカル株式会社)、アラノンAME(川研ファインケミカル株式会社)、ソフティルトAS-L(日油株式会社)、ソフティルトAX-L(日油株式会社)、ルミノベールHS-L(日油株式会社)、アミソフトCT-12(味の素株式会社)、アミライトET-CS-12(味の素株式会社)、アミノサーファクトACDS-L(旭化成ファインケム株式会社)、アミノサーファクトACDP-L(旭化成ファインケム株式会社)、アミノサーフ
ァクトACMT-L(旭化成ファインケム株式会社)、ネオスコープSCT-30(東邦化学工業株式会社)、ネオスコープSCN-35(東邦化学工業株式会社)、ソイポンSCE(川研ファインケミカル株式会社)、ソイポンSLE(川研ファインケミカル株式会社)、ソイポンSLTA(川研ファインケミカル株式会社)、アミノフォーマーFLDS-L(旭化成ファインケム株式会社)、アミノフォーマーFCMT-L(旭化成ファインケム株式会社)等が挙げられる。アシルアミノ酸アニオン性活性剤の中でも、好ましくはアラニン型、サルコシン型である。より好ましくは、サルコシン型のアシルアミノ酸アニオン活性剤である。
【0017】
(A)成分の配合量は、望ましくは全体質量中8~12質量%である。配合量が8質量%以上であれば泡立ちが良好で、配合量が12質量%以下であればすすぎ時のなめらかさが良好である。
【0018】
<(B)両性活性剤>
本発明における(B)成分は両性活性剤である。両面活性剤は、泡質を向上させ、泡立ちを補助する洗浄成分の目的で用いられる。両性活性剤としては、アルキルベタイン型界面活性剤、アルキルアミドベタイン型界面活性剤、アミドプロピルベタイン型界面活性剤、ヒドロキシスルホベタイン型界面活性剤、アミドスルホベタイン型界面活性剤、ホスホベタイン型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤等が挙げられ、1種または2種以上を適宜組み合わせて含有することができる。
【0019】
上記の中でもすすぎ時の指通りが優れている点で、アルキルベタイン型界面活性剤、アルキルアミドベタイン型界面活性剤、アミドプロピルベタイン型界面活性剤が好ましい。より好ましくは、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインとなる。市販品の具体例としては、ソフタゾリンLPB-R(川研ファインケミカル株式会社)、ソフタゾリンCPB-R(川研ファインケミカル株式会社)、ニッサンアノンBDL-SF(日油株式会社)、ニッサンアノンBDB-S(日油株式会社)、アンホレックスLB2(ミヨシ油脂株式会社)、アンホレックスCB-1(ミヨシ油脂株式会社)、ニッサンアノンPB-1(ミヨシ油脂株式会社)等が挙げられる。
【0020】
本発明においては、(A)成分に(B)成分を組み合わせることで、泡量を維持しながらも泡質改善の作用がはたらき、良好な泡で洗髪できる効果を得ることができる。
【0021】
(B)成分の配合量は、望ましくは全体質量中7~9質量%である。配合量が7質量%以上であればすすぎ時にきめ細やかでありながらボリュームのある泡が得られ、配合量が9%以下であればすぎ時になめらかな使用感が得られる。
【0022】
<(C)カチオン性合成コンディショニングポリマー>
本発明における(C)成分はカチオン性合成コンディショニングポリマーである。カチオン性合成コンディショニングポリマーは泡質の改善及びすすぎ時の指通りのなめらかさ付与の目的で用いられる。これらの具体例としては、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-39、ポリクオタニウム-48、ポリクオタニウム-49、ポリクオタニウム-50、ポリクオタニウム-53等が挙げられ、1種または2種以上を適宜組み合わせて含有することができる。
【0023】
上記の中でもすすぎ時の指通りが優れている点で、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-49が好ましい。市販品の具体例としては、マーコート550PR(日本ルーブリゾール株式会社)、Salcare Super 7 AT
1(BASFジャパン株式会社)、マーコート280NP(日本ルーブリゾール株式会
社)、マーコート295(日本ルーブリゾール株式会社)、プラスサイズL-414(互応化学工業株式会社)等が挙げられる。
【0024】
(C)成分の配合量は、望ましくは全体質量中0.9質量%以下である。配合量が0.9質量%以下であれば泡質を向上しながら泡量の保持ができる。
【0025】
<(D)成分>
本発明における(D)成分は、カチオン化セルロース又は/及びカチオン化ガラクトマンナンである。
【0026】
<(D)カチオン化セルロース>
カチオン化セルロースは、洗髪時のきしみ感軽減の目的で用いられる。カチオン化セルロースの具体例としては、塩化ジアリルジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム-10)が挙げられる。塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースの市販品としては、例えば、レオガードGP、レオガードMGP‐P(共にライオン)及びカチナールLC‐200、カチナールHC‐200(東邦化学工業社製)等、が挙げられる。カチオン化セルロースは、一種または二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
【0027】
<(D)カチオン化ガラクトマンナン>
カチオン化ガラクトマンナンは、すすぎ後の毛髪になめらかさを与える目的で用いられ、一種または二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。カチオン化ガラクトマンナンとしては、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化フェヌグリークガム等が挙げられる。
【0028】
すすぎ時のなめらかさの観点から、好ましくはカチオン化グアーガムであるグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである。市販品の具体例としては、カチナールCG-100S(東邦化学工業株式会社)、JAGUAR EXCEL(ソルベイ日華株式会社)、JAGUAR C-14S(ソルベイ日華株式会社)等が挙げられる。
【0029】
(D)成分の配合量は、望ましくは全体質量中0.3質量%以下である。配合量が0.3質量%以下であればすすぎ後の毛髪のなめらかさが良好である。
【0030】
本発明において、(C)成分に(D)成分を組み合わせることで、よりよいコンディショニングの効果を得られることを見出した。これは、(C)成分が(D)成分に対し、すすぎ時の過剰なコンディショニング効果によるごわつき軽減の効果を得られるものと推測される。
【0031】
(C)成分と(D)成分の配合比率は(C)/(D)=1~3とすることが好ましい。配合比率が1以上であればすすぎ後の毛髪のやわらかさが良好で、3以下であれば充分な泡立ちが阻害されることはない。
【0032】
さらに(C)と(D)を組合せた合計量が、全体質量中0.6質量%以下であることが好ましい。0.6質量%以下であれば、すすぎ時の毛髪のなめらかさが良好である。
【0033】
本発明の毛髪洗浄剤組成物は、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常化粧料に使用されている任意の成分を使用することが可能である。これらの成分としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、パール光沢剤、油分、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、糖
誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。
【0034】
本発明の毛髪洗浄剤組成物の剤型は任意であり、粘稠液、クリーム状、ゲル状、固状、粉末状とすることが可能であるが、好ましいものとしては、30℃にて粘度が100~7000mPa・sの粘稠液である。
【0035】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例及び比較例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0036】
実施例及び比較例に記載の組成よりなる毛髪洗浄料を常法により調製した。また、クエン酸や水酸化カリウム等、適宜pH調整剤を用いてpHを調製した。これらの毛髪洗浄料を使用したときの泡量、すすぎ時のなめらかさについて調べ、その結果を表に示した。表中の単位はすべて質量%である。
【0037】
<泡立ち(起泡力)試験>
2500ml容器の攪拌機つき円筒形シリンダーに40℃の人工硬水(70ppm炭酸カルシウム)を400ml入れ、被験試料40gを添加後、4500rpmで1分間攪拌した後の泡容積を測定した。
【0038】
上記評価の基準は次のように設定した。
◎:泡立ち極めて良好(泡容積1500ml以上)
○:泡立ち良好(泡容積1200ml以上,1500ml未満)
△:泡立ち普通(泡容積800ml以上,1200ml未満)
×:泡立ち不良(泡容積800ml未満)
【0039】
<すすぎ時のなめらかさ試験>
10名のパネラーに、3gの毛髪洗浄料をウイッグ(人毛黒髪(100%根元揃え 10g×30cm)、メーカー型番:BS-B3A)に塗布し、泡立て揉み込んでもらった後、洗い流す際の指通りのなめらかさを評価した。
【0040】
上記3試験の評価基準は次のように設定した。
◎…良好と答えた人数が、8~10名。
○…良好と答えた人数が、5~7名。
△…良好と答えた人数が、3~4名。
×…良好と答えた人数が、2名以下。
【0041】
(実施例、比較例)
表1、表2に示す処方のシャンプー組成物を常法に従って作成し、前記の諸試験を実施して評価を行った。その結果を併せて表1、表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
表1、表2より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1~9のシャンプー組成物は比較例1~10のシャンプー組成物に比べていずれも優れた性能を得た。
【0045】
以下、本発明のシャンプー組成物のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例のシャンプー組成物についても、上記の泡立ちの良さ、すすぎ時の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
【0046】
実施例10 シャンプー (質量%)
(1)ラウロイルサルコシンTEA 10.0
(2)パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン 7.0
(3)ポリクオタニウム-7 0.15
(4)ポリクオタニウム-22 0.3
(5)ポリクオタニウム-10 0.1
(6)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
(7)ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル 1.0
(8)塩化ナトリウム 0.35
(9)コカミドMEA 5.0
(10)カワラナデシコ種子エキス 0.1
(11)酒粕エキス 0.1
(12)コメヌカエキス 0.1
(13)コメ胚芽油 0.1
(14)アロエベラ葉エキス 0.1
(15)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 0.1
(16)アンズ核油 0.1
(17)ローズヒップ油 0.1
(18)コメヌカ油 0.1
(19)チャ花エキス 0.1
(20)ツバキ種子エキス 0.1
(21)ヒオウギエキス 0.1
(22)ムクロジエキス 0.1
(23)ダイズ種子エキス 0.1
(24)コムラサキ果実エキス 0.1
(25)チャ種子油 0.1
(26)クエン酸 0.5
(27)安息香酸ナトリウム 0.5
(28)EDTA‐2Na 0.1
(29)カラメル 0.2
(30)香料 0.5
(31)BG 1.0
(32)精製水 残余
【0047】
実施例11 シャンプー (質量%)
(1)ラウロイルサルコシンTEA 9.0
(2)ラウロイルメチルアラニンNa 1.5
(3)コカミドプロピルベタイン 7.0
(4)ポリクオタニウム-22 0.2
(5)ポリクオタニウム-49 0.2
(6)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.2
(7)コカミドメチルMEA 1.0
(8)セテアレス-60ミリスチルグリコール 0.5
(9)塩化ナトリウム 0.1
(10)ジステアリン酸グリコール 1.5
(11)ヤシ油脂肪酸PEG‐7グリセリル 1.0
(12)PPG-2コカミド 2.0
(13)トルナーレ 1.0
(14)ヒマワリ種子油 0.1
(15)サッカロミセス/ヒマワリ芽発酵エキス 0.1
(16)ヒマワリ種子エキス 0.1
(17)ヒマワリ花エキス 0.1
(18)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 0.1
(19)ザクロ果皮エキス 0.1
(20)ショウガ根茎エキス 0.1
(21)ヒマワリ葉/茎エキス 0.1
(22)エタノール 0.3
(23)アセチルグルコサミン 0.05
(24)クエン酸 0.4
(25)安息香酸ナトリウム 0.5
(26)EDTA‐2Na 0.1
(27)カラメル 0.2
(28)香料 0.5
(29)精製水 残余
【0048】
実施例12 シャンプー (質量%)
(1)ラウロイルサルコシンTEAa 10.0
(2)ラウロイルメチルアラニンNa 2.5
(3)パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン 7.0
(4)ポリクオタニウム-7 0.2
(5)ポリクオタニウム-49 0.4
(6)ポリクオタニウム-10 0.1
(7)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
(8)セテアレス-60ミリスチルグリコール 0.5
(9)PPG-2コカミド 1.0
(10)コカミドMEA 2.0
(11)ヨーグルト液(牛乳) 0.1
(12)海藻エキス 0.1
(13)紅藻エキス 0.1
(14)ラクトフェリン(牛乳) 0.1
(15)グリチルリチン酸2K 0.1
(16)海水 0.1
(17)水溶性コラーゲン 0.1
(18)海シルト 0.1
(19)加水分解コラーゲン 0.1
(20)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(21)シルクエキス 0.1
(22)乳糖(牛乳) 0.1
(23)褐藻エキス 0.1
(24)緑藻エキス 0.1
(25)クエン酸 0.5
(26)メチルパラベン 0.2
(27)安息香酸ナトリウム 0.3
(28)EDTA‐2Na 0.1
(29)カラメル 0.2
(30)香料 0.5
(31)精製水 残余
【0049】
実施例13 シャンプー (質量%)
(1)ラウロイルメチルアラニンNa 2.5
(2)ココイルグルタミン酸TEA 2.5
(3)ラウラミドプロピルベタイン 4.0
(4)コカミドプロピルベタイン 6.0
(5)ポリクオタニウム-22 0.1
(6)ポリクオタニウム-49 0.1
(7)ポリクオタニウム‐10 0.1
(8)グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
(9)コカミドメチルMEA 1.0
(10)セテアレス-60ミリスチルグリコール 0.5
(11)セリン 0.01
(12)プロリン 0.01
(13)グルタミン酸Na 0.01
(14)アルギニン 0.01
(15)アラニン 0.01
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.01
(17)セバシン酸ジエチル 0.1
(18)ココイルアルギニンエチルPCA 0.1
(19)(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー

0.1
(20)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 0.1
(21)加水分解コラーゲン 0.1
(22)(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)
ヒドロキシプロピル加水分解シルク 0.1
(23)加水分解シルク 0.1
(24)(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)
クロスポリマー 0.1
(25)アサイヤシ果実油 0.1
(26)アルガニアスピノサ核油 0.1
(27)ホホバ種子油 0.1
(28)マカデミア種子油 0.1
(29)カニナバラ果実油 0.1
(30)加水分解コンキオリン 0.1
(31)クエン酸 0.4
(32)安息香酸ナトリウム 0.5
(33)EDTA‐2Na 0.1
(34)カラメル 0.2
(35)香料 0.5
(36)精製水 残余