IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クラシエホールディングス株式会社の特許一覧

<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024092364
(43)【公開日】2024-07-08
(54)【発明の名称】洗い流すタイプのパック化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/49 20060101AFI20240701BHJP
   A61K 8/44 20060101ALI20240701BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240701BHJP
   A61K 8/02 20060101ALI20240701BHJP
【FI】
A61K8/49
A61K8/44
A61Q19/00
A61K8/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022208245
(22)【出願日】2022-12-26
(71)【出願人】
【識別番号】306018376
【氏名又は名称】クラシエ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】笠井 恵美
(72)【発明者】
【氏名】中川 泰治
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AB032
4C083AB052
4C083AC102
4C083AC121
4C083AC122
4C083AC152
4C083AC302
4C083AC431
4C083AC442
4C083AC482
4C083AC532
4C083AC661
4C083AC662
4C083AC712
4C083AD041
4C083AD042
4C083AD091
4C083AD092
4C083AD152
4C083AD202
4C083AD281
4C083AD282
4C083AD351
4C083AD352
4C083AD492
4C083AD622
4C083AD641
4C083AD642
4C083AD662
4C083BB51
4C083CC07
4C083DD01
4C083EE01
4C083EE06
4C083EE07
4C083EE11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アスコルビン酸又はその誘導体を主剤とする洗い流すタイプのパック化粧料において、経時的にオリや析出の発生が抑制された、パック化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)及び(B)を含有する洗い流すタイプのパック化粧料により上記課題を解決する。好ましくは、さらに(C)及び(D)を含有する。
(A)アスコルビン酸又はその誘導体
(B)アミノ酸系界面活性剤
(C)水溶性高分子
(D)多価アルコール
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)及び(B)を含有することを特徴とする洗い流すタイプのパック化粧料。
(A)アスコルビン酸又はその誘導体
(B)アミノ酸系界面活性剤
【請求項2】
前記(B)がココイルアラニンTEAである請求項1に記載の洗い流すタイプのパック化粧料。
【請求項3】
さらに(C)を含有する請求項1又は2に記載の洗い流すタイプのパック化粧料。
(C)水溶性高分子
【請求項4】
前記(C)が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマーの中から選ばれる1種類以上である請求項3に記載の洗い流すタイプのパック化粧料。
【請求項5】
さらに(D)を含有する請求項4記載の洗い流すタイプのパック化粧料。
(D)多価アルコール
【請求項6】
化粧料の外観が透明である請求項3に記載の洗い流すタイプのパック化粧料。










【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスコルビン酸又はその誘導体を配合した洗い流すタイプのパック化粧料において、経時的にオリや析出の発生が抑制された洗い流すタイプのパック化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高い美白効果を期待して、アスコルビン酸及びその誘導体を配合した化粧料が開発されてきた。
【0003】
しかしながらアスコルビン酸は化学的に不安定であるため、水中に溶けている酸素や空気中の酸素と反応して、酸化され、ビタミンCの効果 を失う(分解される)ことが課題であった。この課題に対し、酸化され難く安定なアスコルビン酸誘導体として、アスコルビン酸グルコシドが注目され、化粧料に配合されており、例えば、特許文献1、2にはアスコルビン酸グルコシドを配合した美白化粧料が記載されている。
【0004】
アスコルビン酸グルコシドにより、酸化に関する経時安定性は向上するものの、アミノ酸系界面活性剤と組み合わせると経時的にオリや析出が発生するなど、特に透明な剤型においては外観上の経時安定性が課題であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-117534号公報
【特許文献2】特開2014-172859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アスコルビン酸又はその誘導体を主剤とする洗い流すタイプのパック化粧料において、経時的にオリや析出の発生が抑制されたパック化粧料を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、アスコルビン酸又はその誘導体を主剤とする洗い流すタイプのパック化粧料について、種々の成分を組み合わせて試行錯誤したところ、アミノ酸系界面活性剤と水溶性高分子を組み合わせることで、経時的にオリや析出が発生しない透明な洗い流すタイプのパック化粧料を見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち本願発明は、以下の洗い流すタイプのパック化粧料を提供する。
[1]
下記(A)及び(B)を含有することを特徴とする洗い流すタイプのパック化粧料である。好ましくは、(B)成分がココイルアラニンTEAである。
(A)アスコルビン酸又はその誘導体
(B)アミノ酸系界面活性剤
[2]
さらに下記(C)を含有する洗い流すタイプのパック化粧料である。好ましくは、(C)成分が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマーの中から選ばれる1種類以上である。
(C)水溶性高分子
[3]
さらに(D)を含有する洗い流すタイプのパック化粧料である。
(D)多価アルコール
[4]
さらに、外観が透明である洗い流すタイプのパック化粧料を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の洗い流すタイプのパック化粧料は、アスコルビン酸又はその誘導体を主剤としつつも、経時的にオリや析出の発生が抑制されたパック化粧料を提供することができる。
【0010】
さらに本発明の洗い流すタイプのパック化粧料は、マッサージ時の起泡性、のび及びマッサージ性が良好で、洗い流し後にべたつきがなく、しっとり感と透明感を有する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、洗い流すタイプのパック化粧料を提供する。
【0012】
本願明細書において、「洗い流すタイプのパック化粧料」とは、パック化粧料を適量皮膚につけてよくのばし、マッサージし、しばらく放置後、洗い流すことを目的とするパック化粧料をいう。
【0013】
本願明細書において、「オリ」とは、アスコルビン酸又はその誘導体に起因し、溶解性低下の作用により発生する底にたまったカスを意味する。「析出」とは、アスコルビン酸又はその誘導体に起因し、溶液中から溶質が結晶化していることを意味する。「外観が透明」とは、パック化粧料が透明溶液であることを意味する。
【0014】
<(A)成分>
本発明で用いる(A)成分はアスコルビン酸又はその誘導体である。(A)成分は、光老化からの保護作用、色素沈着やくすみの改善による美白作用を有することが知られており、本願発明では美白のための主剤として用いる。経日安定性の観点より、アスコルビン酸の融合大であるアスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウムが好ましい。
【0015】
(A)成分の配合量は、本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、洗い流すタイプのパック化粧料全体に対して0.01~3.0質量%(以後、特別な記載のない限り質量%を表す)が好ましく、さらに好ましくは0.1~2.0%である。0.01%以上であれば洗い流し後に良好なしっとり感と透明感が得られ、3.0%以下であれば、後述するB成分やC成分との組み合わせでオリや析出の発生を抑制することができる。
【0016】
<(B)成分>
本発明で用いる(B)成分は、アミノ酸系界面活性剤である。(B)成分は、刺激性が少なく、肌に優しい洗浄成分と知られ、本願発明では起泡剤として使用される。
【0017】
具体的には、アシルグリシン塩やアシルグルタミン酸塩、アシルトレオニン塩、アシルアラニン塩、アシルヒドロキシアルキルアラニン塩などがあり、ココイルアラニンTEAがより好ましい。本願発明では、ココイルアラニンTEAであれば、(A)成分に起因して発生する「オリ」を抑制できることを見出した。これは、ココイルアラニンTEAがアスコルビン酸に対し、溶解性が向上することにより、オリが抑制されるものと推察される。
【0018】
(B)成分の配合量は、本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、洗い流すタイプのパック化粧料全体に対して0.01~20.0%であり、好ましくは1.0~10.0%である。0.01%以上であれば、オリ抑制効果と洗い流し後のすっきり感、マッサージ時の白さに優れ、20.0%以下であれば洗い流し後のべたつきのなさとしっとり感に優れる。また、オリ抑制の観点から(A):(B)は1:0.1~40であることが好ましい。
【0019】
<(C)成分>
本発明で用いる(C)成分は、水溶性高分子である。(C)成分は、水溶性増粘剤として使用されることが知られており、本願発明ではマッサージ性の向上のために用いる。特に限定されるものではないが、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の中から選ばれる1種類以上であることが好ましい。
【0020】
また、本願発明では、(C)成分が(A)成分に起因して発生する「析出」を抑制できることを見出した。これは、(C)成分がアスコルビン酸に対し、系の粘性が増大することにより、析出が抑制されるものと推察される。
【0021】
(C)成分の配合量は、本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、洗い流すタイプのパック化粧料全体に対して0.01~3.0%であり、好ましくは0.1~2.0%である。この範囲内であれば、析出抑制効果と塗布時ののびとマッサージ性、マッサージ後の柔らかなパック実感に優れる。また、析出抑制の観点から(A):(C)は1:0.001~30であることが好ましい。
【0022】
<(D)成分>
本発明で用いる(D)成分は、多価アルコールである。(D)成分は、水によく溶け皮膚になじみやすい特徴があり、本願発明では塗布時ののびとマッサージ性を良好とし、マッサージ後の柔らかなパック実感を得る目的で使用する。(C)成分は、特に限定されるものではないが、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ジプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコールから選ばれる1種または2種以上であることが好ましい。
【0023】
(D)成分の配合量は、本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、洗い流すタイプのパック化粧料全体に対して5~40%が好ましい。5%以上であれば塗布時ののびとマッサージ性が良好で、40%以下であれば洗い流し時の感触が良好である。
【0024】
<その他成分>
本発明の洗い流すタイプのパック化粧料は、上述した成分を構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、高分子化合物、増粘剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
【0025】
また、本発明の洗い流すタイプのパック化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、生理活性成分を適宜配合することができる。生理活性物質とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質であり、例えば、老化防止剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミ
ノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。
【0026】
また、本発明の洗い流すタイプのパック化粧料に配合することのできる生理活性成分は、特にその種類を制限されないが、植物の根・茎・葉・花・果実・種子由来の抽出物を用いることが好ましい。植物の根・茎・葉・花・果実・種子由来の抽出物の例として、例えばアシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、イタドリエキス、ウイキョウ(フェンネル)エキス、エイジツエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、カキエキス、カッコンエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カンゾウエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、キョウニンエキス、クインスシードエキス、黒糖エキス、コメヌカエキス、コメヌカ発酵エキス、サトウカエデエキス、サトウキビエキス、シソエキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、セイヨウオトギリソウエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セージエキス、ダイズエキス、タイムエキス、チャエキス、ツバキエキス、ツボクサエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ハマメリス水、バラエキス、パリエタリアエキス、ビワエキス、ブドウエキス、ヘチマエキス、ボタンエキス、ホップエキス、ムクロジエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ヨクイニンエキス、レモンエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス等が挙げられる。
【実施例0027】
以下、本発明を実施例及び比較例を例示することにより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0028】
[1]経日安定性試験(オリ発生)
(評価方法)
50℃1ヶ月における外観状態を観察し、下記評価基準により判断した。
〇:分離・オリの発生がない
△:分離・オリの発生がごくわずかにある
×:分離・オリの発生がある
【0029】
[2]経日安定性試験(析出発生)
(評価方法)
50℃1ヶ月における外観状態を観察し、下記評価基準により判断した。
〇:の発生がない
△:の発生がごくわずかにある
×:の発生がある
【0030】
(評価方法)
専門パネル5名について、通常の洗顔を行った後、本発明の洗い流すタイプのパック化粧料3gを手に取り、顔に塗布し、2~3分間マッサージを行い、1分間放置し、その後洗い流した。
【0031】
[3]塗布時ののび、マッサージ性評価試験
パック化粧料を顔に塗布した時ののび、マッサージ性を下記の評価基準で評価をし、その平均値を試験結果とした。
<評価基準>
5:顔へののびが非常に良く、マッサージが非常にしやすかった
4:顔へののびがやや良く、マッサージがややしやすかった
3:顔へののびがごくわずかに良く、マッサージがごくわずかにしやすかった
2:顔へののびがやや悪く、マッサージがややしにくかった
1:顔へののびが非常に悪く、マッサージが非常にしにくかった
【0032】
[4]マッサージ時の起泡性試験
パック化粧料を顔に塗布し、2~3分間マッサージをしたときの起泡性を下記の評価基準で評価をし、その平均値を試験結果とした。
<評価基準>
5:マッサージ時に剤の白さを非常に感じた
4:マッサージ時に剤の白さをやや感じた
3:マッサージ時に剤の白さをごくわずかに感じた
2:マッサージ時に剤の白さをあまり感じなかった
1:マッサージ時に剤の白さを全く感じなかった
【0033】
[5]洗い流し後の透明感評価試験
(評価方法)
本発明の洗い流すタイプのパック化粧料を洗い流した後の透明感を下記の評価基準で評価をし、その平均値を試験結果とした。
<評価基準>透明感
5:洗い流した後の肌に透明感を非常に感じた
4:洗い流した後の肌に透明感をやや感じた
3:洗い流した後の肌に透明感をごくわずかに感じた
2:洗い流した後の肌に透明感をあまり感じなかった
1:洗い流した後の透明感を全く感じなかった
【0034】
<実施例及び比較例>
表1、2に示す実施例1~10および比較例1~4の各処方における洗い流すタイプのパック化粧料を常法により調製し、各試験法により評価した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
表1、2から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例の洗い流すタイプのパック化粧料はいずれも優れた性能を有していた。一方、構成成分のいずれかを欠いた比較例では、経時安定性(オリ、析出)、塗布時ののび、マッサージ性、マッサージ時の起泡性感、洗い流し後の透明感のいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
【0038】
以下、本発明の洗い流すタイプのパック化粧料のその他の処方例を挙げる。なお、下記の処方例の洗い流すタイプのパック化粧料についても、上記の各項目について検討したところ、いずれにおいても実施例と同様に優れた特性を有しており、良好であった。
【0039】
処方例1 洗い流すタイプのパック化粧料 (質量%)
(1)ジグリセリン 0.5%
(2)ジプロピレングリコール 5.0%
(3)1,3-プロパンジオール 5.0%
(4)アスコルビン酸グルコシド 1.0%
(5)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
0.2%
(6)キサンタンガム 0.1%
(7)ヒドロキシエチルセルロース 0.1%
(8)トリメチルグリシン 0.5%
(9)パルミチン酸レチノール 0.1%
(10)PEG-60水添ヒマシ油 0.7%
(11)ポリソルベート20 0.3%
(12)メチルグルセス-20 0.5%
(13)クエン酸 適量
(14)クエン酸ナトリウム 適量
(15)メチルパラベン 0.5%
(16)フェノキシエタノール 0.5%
(17)ジメチルポリシロキサン 1.0%
(18)フィトステロール 0.08%
(19)トコフェロール 0.1%
(20)エタノール 8.0%
(21)エデト酸二ナトリウム 0.01%
(22)水酸化カリウム 0.3%
(22)精製水 残余
【0040】
(製法)(1)~(22)を常温にて均一溶解させ洗い流すタイプのパック化粧料を調製した。