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特開2024-92924XRコンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024092924
(43)【公開日】2024-07-08
(54)【発明の名称】XRコンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 9/00 20060101AFI20240701BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20240701BHJP
   G06Q 50/20 20120101ALI20240701BHJP
【FI】
G09B9/00 Z
G06T19/00 300B
G06Q50/20
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023112201
(22)【出願日】2023-07-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-04
(31)【優先権主張番号】10-2022-0184988
(32)【優先日】2022-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521497556
【氏名又は名称】インタラクト カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ナムヒョク クウォン
(72)【発明者】
【氏名】ジュホ ホン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョングン キム
【テーマコード(参考)】
5B050
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B050AA03
5B050BA09
5B050CA07
5B050CA08
5B050EA26
5B050FA02
5B050FA13
5B050GA08
5L049CC34
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】新規なXR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置を提供する。
【解決手段】実施例によるXR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システムは、前記XRコンテンツを生成するためのテンプレートを生成する第1生成部、前記XRコンテンツのコンテンツを生成する第2生成部、前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを制御する制御部、前記シナリオ選択およびユーザーの登録のためのサーバ、およびユーザーに前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを提供するためのユーザー端末を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
XR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システムにおいて、
前記XRコンテンツを生成するためのテンプレートを生成する第1生成部、
前記第1生成部は、外部から前記XRコンテンツの生成のための第1画像が入力され、前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツの生成のために用いられるように第2画像に変換し、
前記XRコンテンツのコンテンツを生成する第2生成部、
前記第2生成部は、前記第1生成部から前記第2画像を取得し、前記取得された第2画像を用いて前記XRコンテンツを生成し、前記XRコンテンツを用いた訓練のためのシナリオを生成し、
前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを制御する制御部、
前記制御部は、前記XRコンテンツを用いた訓練を運営するための前記シナリオを制御し、
前記シナリオ選択とユーザー登録のためのサーバー、および
ユーザーに前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを提供するためのユーザー端末を含む訓練システム。
【請求項2】
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項3】
前記第2画像は、前記第1生成部によって前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによって1つ以上のパラメータ(parameter)を有する、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項4】
前記1つ以上のパラメータの個数およびタイプは、前記第2画像の前記タイプによって異なる、
請求項3に記載の訓練システム。
【請求項5】
前記第2画像は、前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによってライブラリ形態で前記第2生成部に提供される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項6】
前記第2生成部は、前記XRコンテンツで前記シナリオが行われるマップと前記ユーザーによってプレイされる訓練空間とを構成し、
前記マップと前記訓練空間は、1つ以上のオブジェクトおよび1つ以上のアセット(asset)の配置で構成され、
前記1つ以上のオブジェクトおよび/または前記1つ以上のアセットのうちの少なくとも1つは特定の条件を満たす場合、前記訓練のために活性化される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項7】
前記シナリオは、前記シナリオの成功または失敗を決定するための1つまたはそれ以上のミッションを含み、
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれは、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれの成功または失敗を判断するための少なくとも1つの目標で構成される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項8】
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが2つ以上の目標を含む場合、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが成功したかどうかは、前記2つ以上の目標を全て満たす場合に成功と判断される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項9】
前記シナリオは、前記1つまたはそれ以上のミッションに従属するか、または独立した1つ以上のイベントをさらに含むが、
前記独立した1つ以上のイベントはオブジェクト、および/またはアセットと前記ユーザーとの間の相互作用および/または前記ユーザーの仮想現実内の位置のうちの少なくとも1つに基づいて活性化される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項10】
訓練のためのXRコンテンツの生成方法において、
前記XRコンテンツを生成するための第1画像が入力される段階、
前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツを生成するために用いられるように第1生成部を通じて第2画像に変換する段階、および
前記第2画像を用いて前記XRコンテンツのコンテンツを生成する段階を含むが、
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換される、生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、XR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置(Training system, method and apparatus using XR contents)に関するものであり、より具体的には、XRコンテンツを用いて実際の状況のような訓練を行うコンテンツを生成するためのシステム、方法、および装置のための発明である。
【背景技術】
【0002】
VR(Virtual Reality)技術は、現実世界のオブジェクトや背景などをCG(Computer Graphic)映像でのみ提供し、AR(Augmented Reality)技術は、実際の事物映像上に仮想で作られたCG映像を一緒に提供し、MR(Mixed Reality)技術は、現実の世界に仮想オブジェクトを混在して組み合わせて提供するコンピュータグラフィックス技術である。上述したVR、AR、MRなどを全て簡単にXR(extended reality)技術と呼ぶこともある。
【0003】
特に、AR技術が適用されたデバイスは、カメラを通じて現実の空間および物体を3次元として認識し、現実の空間および仮想オブジェクトをスクリーンに表示する。しかし、従来技術によれば、前記スクリーンで認識されたユーザータッチに基づいてのみ仮想オブジェクトを移動させることができた。
【0004】
仮想現実は基本的にユーザーの視覚と聴覚の刺激を提供することを基盤とし、残りの感覚を刺激するには限界がある。訓練および娯楽の脈絡で嗅覚と味覚の刺激が要求される場合は多くないかもしれないが、触覚の刺激が要求される場合は相対的に頻繁に発生する方である。例えば、仮想現実で、ある物体や構造物が視覚的に模擬された場合、ユーザーは当該物体を手でつかんだり、当該構造物に寄りかかろうとしたりすることがあり得るが、当該物体または構造物が実際の環境内に存在することではないため、混乱や転倒などの事故が発生する可能性がある。
【0005】
特に、仮想現実を通じて訓練を行う場合、周辺の構造物と相互作用することが訓練の主要部分に該当する場合がある。例えば、仮想現実を利用してテロ鎮圧訓練を行う場合、訓練生にとって壁体等の構造物の後ろに寄りかかって構造物を隠蔽手段又は防御手段として利用することは訓練の大きな部分に該当することができる。このような場合、仮想現実が視聴覚刺激のみで提供されれば、訓練生は構造物と相互作用できず、訓練の完成度が落ちるしかない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、XRコンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置を提供することである。
【0007】
また、本発明の目的は、実際のような訓練効果を得るためのXRコンテンツを生成するための方法、装置、およびシステムを提供することである。
【0008】
本発明の目的は、以上で言及した目的に限定されず、言及されていない本発明の他の目的および利点は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施例によってより明確に理解することができるだろう。また、本発明の目的および利点は、特許請求の範囲に示した手段およびその組み合わせによって実現できることを容易に分かるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
XR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システムは、前記XRコンテンツを生成するためのテンプレートを生成する第1生成部、前記第1生成部は外部から前記XRコンテンツを生成するための第1画像が入力され、前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツの生成のために用いられるように第2画像に変換し、前記XRコンテンツのコンテンツを生成する第2生成部、前記第2生成部は前記第1生成部から前記第2画像を取得し、前記取得された第2画像を用いて前記XRコンテンツを生成し、前記XRコンテンツを用いた訓練のためのシナリオを生成し、前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを制御する制御部、 前記制御部は、前記XRコンテンツを用いた訓練を運営するための前記シナリオを制御し、前記シナリオ選択とユーザーの登録のためのサーバ、およびユーザーに前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを提供するためのユーザー端末を含む。
【0010】
また、本発明において、前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換される。
【0011】
また、本発明において、前記第2画像は、前記第1生成部によって前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによって1つ以上のパラメータ(parameter)を有する。
【0012】
また、本発明において、前記1つ以上のパラメータの個数およびタイプは、前記第2画像の前記タイプによって異なる。
【0013】
また、本発明において、前記第2画像は、前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによってライブラリ形態で前記第2生成部に提供される。
【0014】
また、本発明において、前記第2生成部は、前記XRコンテンツで前記シナリオが行われるマップと前記ユーザーによってプレイされる訓練空間とを構成し、前記マップと前記訓練空間は1つ以上のオブジェクトおよび1つ以上のアセット(asset)の配置で構成され、前記1つ以上のオブジェクトおよび/または前記1つ以上のアセットのうちの少なくとも1つは特定の条件を満たす場合、前記訓練のために活性化される。
【0015】
また、本発明において、前記シナリオは、前記シナリオの成功または失敗を決定するための1つまたはそれ以上のミッションを含み、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれは、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれの成功または失敗を判断するための少なくとも1つの目標で構成される。
【0016】
また、本発明において、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが2つ以上の目標を含む場合、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが成功したがどうかは、前記2つ以上の目標を全て満たす場合に成功と判断される。
【0017】
また、本発明において、前記シナリオは、前記1つまたはそれ以上のミッションに従属するか、または独立した1つ以上のイベントをさらに含むが、前記独立した1つ以上のイベントは前記オブジェクト、および/または前記アセットと前記ユーザーとの間の相互作用、および/または前記ユーザーの前記仮想現実内の位置のうちの少なくとも1つに基づいて活性化される。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例によるXRコンテンツを用いた訓練システムは、現実のようなXRコンテンツを用いることによって、限られた環境および空間で多様な訓練効果を得ることができる。
【0019】
また、本発明は、多様なXRコンテンツを生成し、生成されたXRコンテンツを用いて訓練することにより、ユーザーの各環境および条件による多様なデータを収集することができる効果が得られる。
【0020】
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及しない他の効果は、以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解できるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのシステムの一例を示す。
図2図2乃至図5は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのTCT(Template Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図3図2乃至図5は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのTCT(Template Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図4図2乃至図5は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのTCT(Template Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図5図2乃至図5は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのTCT(Template Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図6図6乃至図7は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのCCT(Contents Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図7図6乃至図7は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのCCT(Contents Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
図8図8は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを通じて生成されたシナリオの訓練を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の利点および特徴、ならびにそれらを達成する方法は、添付された図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照することによって明確になるだろう。しかしながら、本発明は、以下に開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現されるものであり、単に本実施例は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されただけである。図面における層および領域の相対的な大きさは、説明を明確にするために誇張されたものであり得る。明細書全体にわたって、同じ参照番号は同じ構成要素を指す。
【0023】
明細書全体にわたって、同じ参照番号は同じ構成要素を指す。「および/または」は、言及されたアイテムのそれぞれ及び1つ以上の全ての組み合わせを含む。
【0024】
たとえ第1、第2などが様々な素子、構成要素および/またはセクションを説明するために使用されるが、これらの素子、構成要素および/またはセクションはこれらの用語によって制限されないのは言うまでもない。これらの用語は、単に1つの素子、構成要素またはセクションを、他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1要素、第1構成要素、又は第1セクションは、本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素、又は第2セクションであり得るのはもちろんである。
【0025】
本明細書で使用される用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定しようとするものではない。本明細書において、単数形は文脈において特に言及しない限り複数形も含む。本明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む~(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作および/または要素は、1つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または要素の存在または追加を排除しない。
【0026】
また、本明細書で使用される「部」という用語は、ソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「部」はある役割を行う。ただし、「部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。 「部」は、アドレス指定可能な記憶媒体に構成されてもよいし、1つまたはそれ以上のプロセッサを再生するように構成されてもよい。したがって、一例として、「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラスの構成要素、およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素および「部」内で提供される機能は、より少ない数の構成要素と「部」に組み合わせることができ、または追加の構成要素と「部」にさらに分離することができる。
【0027】
他の定義がない場合、本明細書で使用されるすべての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に共通に理解される意味として使用されるだろう。また、一般的に使用される辞書で定義されている用語は、特に明確に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0028】
図1は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのシステムの一例を示す。
【0029】
エクステンデッドリアリティ(XR)は、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)を合わせた複合現実(MR)技術を網羅する用語である。
【0030】
仮想現実(VR)が360度映像を基に新しい現実を経験できるようにする技術であれば、拡張現実(AR)は実際の事物の上にコンピュータグラフィック(CG)を通じて情報とコンテンツを表示する。拡張現実(AR)と仮想現実(VR)は別個だが、この2つの技術はそれぞれ欠点を補完して相互進化している。しかし、現段階では違いがはっきり表れる。仮想現実(VR)は目の全体を覆うヘッドセット型(HMD)端末が必要であり、拡張現実(AR)はグーグルグラスのようなメガネで表現が可能である。
【0031】
エクステンデッドリアリティ(XR)は、仮想・拡張現実(VR・AR)技術の個別活用または混合活用を自由に選択し、拡張された現実を創造する。マイクロソフト(MS)が開発したホロレンズは、メガネ形態の機器だが、現実空間と事物情報を把握して最適化された3Dホログラムを表示するという点でエクステンデッドリアリティ(XR)の一形態と見ることができる。
【0032】
エクステンデッドリアリティ(XR)技術が進化すると、普段は透明なメガネだが、拡張現実(AR)が必要なときは、メガネの上に情報を表示する。仮想現実(VR)が必要なときは、メガネが不透明になり、完全に視野全体で情報を表示することが可能になる。
【0033】
エクステンデッドリアリティ(XR)は教育はもちろん、ヘルスケア、製造業など多様な分野に適用されるものと期待している。エクステンデッドリアリティ(XR)を実現するためには、大容量のリアルタイム3D映像を表示するための高性能コンピューティングパワーとグラフィック処理性能が重要である。ディスプレイ技術も発展しなければならず、第5世代(5G)移動通信のように大容量データを超低遅延で効果的に転送するための技術も前提条件である。
【0034】
このようなXRコンテンツを用いた訓練コンテンツを制作して訓練を行う場合、実際に訓練環境を造成することなく、仮想で訓練環境を造成することができるので、限られた空間で訓練のための多様なコンテンツを生成することができる。また、このような多様なコンテンツを用いて訓練を行うことで、訓練の目的に応じて多様なコンテンツを活用して訓練を進めることができる。
【0035】
図1を参照すると、このようなXRコンテンツを用いた訓練システムは、テンプレート生成ツール(Template Create Toll:TCT、100)、コンテンツ生成ツール(Content Create Toll:CCT、200)、XRTSサーバ(XR Training System Sever:300) 、XRTSオペレーション(400)、XRTSクライアント(500)、およびTFCM(Training Field Creation Managing)から構成することができる。
【0036】
TCT(100)は、訓練のためのXRコンテンツを生成するためのテンプレートを生成するツールである。TCTは、外部で制作されたグラフィックリソース(例えば、2Dまたは3D画像など)をインポート(import)し、XRコンテンツを生成するためのCCT(200)で使用可能な画像に変換することができる。以下、本発明でTCTは第1生成部と呼ぶことができる。
【0037】
具体的には、TCT(100)は、外部で生成された2Dまたは3Dデータ(第1画像)を規格化された2Dまたは3Dデータに転換して読み出すことができ、読み出した画像をCCT(200)で使用できるようにフォーマットおよびサイズを変換して保存することができる(第2画像)。
【0038】
このとき、変換された2Dまたは3DデータがCCT(200)でXRコンテンツを生成するために使用できるように、2Dまたは3Dデータにデータの性質(または画像の性質)に応じて複数個の属性値(またはパラメータ(parameter))を追加して保存することができる。例えば、外部で制作された3D画像をTCT(100)がインポートする場合、インポートされる3D画像は規格化された3D画像にインポートされ、インポートされた3D画像はCCT(200)でXRコンテンツの生成に使用できるようにフォーマットとサイズを変更することができる。また、3D画像の性質(例えば、画像がキャラクター、事物、物体、またはアイテム等である場合)に応じて、3D画像は1つ以上の属性値(例えば、衝突範囲、サイズ、アニメーション、相互作用、イベント等)を追加して保存することができる。
【0039】
このとき、変換されるデータに追加される属性値のタイプおよび個数は、データの性質に応じて変わり得る。
【0040】
CCT(200)は、XRコンテンツを生成するためのツールであり、RCT(Resource Create Tool)またはTCT(100)で生成または制作されたデータを用いて多様なXRコンテンツを制作するツールである。CCT(200)は、壁体を用いて訓練のためのXRコンテンツでマップを構成することができ、各種のオブジェクト(Object)またはアセット(asset)を用いて訓練のための空間を構成することができる。本発明では、CCT(200)を第2生成部と呼ぶことができる。
【0041】
マップは、XRコンテンツを用いた訓練で基本となるマップを意味することができ、RCTまたはTCTで生成された壁体を配置して訓練センターとの連動を通じて生成することができる。
【0042】
訓練のための空間(以下、訓練空間)は、マップの内部に位置することができ、制作されたマップ上にTCTで生成されてライブラリに登録されたオブジェクトおよび/またはアセットを配置して構成することができ、生成された訓練空間でXRTSクライアントを通じてユーザーがXRコンテンツをプレイすることができる。
【0043】
また、CCT(200)は、訓練のためのシナリオ進行のためのミッションを生成することができ、ミッションを実行するためのイベントも生成することができる。この場合、イベントはオブジェクトおよび/またはアセットとの相互作用を通じて発生する可能性がある。
【0044】
ミッションは、1つのXRコンテンツに複数個が存在することができ、それぞれのミッションは互いに関連していないか、または関連している可能性があるため、特定のミッションを実行してから次のミッションが進められることが可能である。すなわち、XRコンテンツを構成するミッションは時系列的に関連して構成されたり、互いに独立した並列構造で構成されたりすることがある。ミッションが並列的な構成で構成される場合、それぞれのミッションは独立した発生条件を持つことができ、発生条件さえ満たせば複数個のミッションが同時に発生することも可能であり、それぞれのミッションの実行順序は関連しない。
【0045】
シナリオは複数個のミッションを有することができ、それぞれのミッションは1つ以上の目標を有することができる。それぞれのミッションの目標は特定の条件を満たす場合、成功と判断することができる。たとえば、目標はXRコンテンツを実行するプレイヤーの状態、構造物の状態、および/または環境状態に影響を受ける状態条件、制限時間内に目標を実行しなければならない時間条件、および/または特定の行動を実行しなければならない行動条件のうちの少なくとも1つで構成することができる。この場合、各目標は、構成されている条件をすべて満たしてこそ成功と判断することができる。例えば、状態条件の場合、目標とする特定の状態に到達すれば成功と判断し、目標とする状態に到達できなくなった時点で直ちに失敗と判断することができる。また、時間条件の場合、制限時間内に目標を達成する場合は成功と判断し、制限時間を超える場合、失敗と判断する。また、行動条件は決まった行動を実行すれば成功と判断し、決まった行動が実行できなくなった時点で直ちに失敗と判断することができる。
【0046】
シナリオが複数個のミッションを有する場合、シナリオが成功したかどうかは、ミッションがすべて成功したかどうかによって決定することができ、それぞれのミッションは複数個の目標で構成することができる。
【0047】
また、シナリオは複数個のイベントを含むことができる。イベントは、訓練中に発生するすべての現象を意味することができる。例えば、NPCの登場やオブジェクトの破壊など、訓練過程によって、または関係なく発生するすべての状況を意味することができる。
【0048】
イベントは、発生条件、イベント処理、およびイベント終了の3段階で構成することができる。発生条件は、ミッションと同様に各種の状態値に設定することができ、XRコンテンツのプレイ中に該当状態を満たせば発生する。イベントの処理は、イベントが登録されたオブジェクトまたは領域の状態を変更させることを意味する。例えば、オブジェクトに火災発生、領域にガス汚染、特定のNPCの移動または死などを意味することができる。
【0049】
イベントは、処理に登録されたすべてのプロセスが実行されれば終了することができる。イベントは、マップに配置されたオブジェクト(例えば、NPC、事物など)およびツールによって設定された領域に生成され、生成されたイベントは、オブジェクトを選択した場合に詳細な情報が表示されることが可能である。イベントは、XRコンテンツのマップビューとイベントビューの両方で確認することが可能である。
【0050】
イベントは、オブジェクトとの相互関係を通じて実行されるオブジェクトイベントと、特定の領域で実行される領域イベントとを含むことができる。
【0051】
XRTSサーバ(300)は、実際のXRコンテンツを用いた訓練を進めるためのサーバを意味し、訓練のためのシナリオの選択及び参加者を登録することができる。以下、本発明では、XRTSサーバ(300)をサーバと呼ぶことができる。
【0052】
XRTSオペレーション(400)は、実際の訓練運営のためのシステムであり、シナリオの運営、クライアントの管理、および管制モードを含む統合管理システムを意味することができる。以下、本発明では、XRTSオペレーション(400)を制御部と呼ぶことができる。
【0053】
具体的には、XRTSオペレーション(400)は、訓練運営のためのシステムであり、ユーザーの各装置(XRTSクライアント、500)に指示事項を伝達し、訓練の開始/終了、訓練の一時停止などを制御することができる。
【0054】
また、各XRTSクライアントからユーザーが行った訓練結果のデータを収集し、モニタリングすることができ、収集されたデータに応じて各ミッション、シナリオの成功時等級を設定することができ、各XRTSクライアント(500)のデータを保存することができる。例えば、XRTSオペレーション(400)は、ユーザーがXRコンテンツのプレイを通じて行った行動(例えば、射殺した敵の数、占拠した目標、実行に成功したミッションの数および難易度)に関するデータを収集することができ、収集されたデータに基づいてユーザーがミッションに成功した場合、各ミッションに対する評価(例えば、SからDまで、または1から7まで)を設定することができ、それを各XRTSクライアント(500)に伝達してユーザーに出力することができる。
【0055】
XRTSクライアント(500)は、ユーザーがXRコンテンツをプレイできるようにXRTSサーバ(300)に接続してユーザーにXRコンテンツを提供することができる。このとき、ユーザーに提供されるXRコンテンツは訓練空間内で提供できる。以下、本発明では、XRTSクライアント(500)をユーザー端末と呼ぶことができる。
【0056】
以下、各装置で行われる手順について具体的に見てみる。
【0057】
図2乃至図5は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのTCT(Template Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
【0058】
図2乃至図5を参照すると、TCTは、外部から生成されたデータ(例えば、2Dまたは3D画像など)を規格化し、CCTで使用可能なデータに変換して保存することができる。このとき、変換されて保存されるデータはライブラリ形式で保存することができる。
【0059】
具体的には、図3に示すように、TCTは外部で制作されたデータをインポートすることができ、このとき、インポートされるデータを規格化されたデータに転換して読み出すことができる。
【0060】
読みだしたデータは、CCTでXRコンテンツを生成するために使用できるようにフォーマットおよびサイズを変換することができ、データの性質に応じて1つ以上の属性値またはパラメータを追加して保存することができる。
【0061】
たとえば、変換された2Dまたは3DデータをXRコンテンツの生成のために使用できるように、2Dまたは3Dデータにデータの性質(または画像の性質)に応じて複数個の属性値(またはパラメータ)を追加して保存することができる。たとえば、外部で制作された3D画像をTCTがインポートする場合、インポートされた3D画像は規格化された3D画像にインポートされ、インポートされた3D画像はCCTでXRコンテンツの生成に使用できるようにフォーマットとサイズを変動することができる。また、3D画像の性質(例えば、画像がキャラクター、事物、物体、又はアイテム等である場合)に応じて、3D画像は1つ以上の属性値(例えば、衝突範囲、サイズ、アニメーション、相互作用、イベント等)を追加して保存することができる。
【0062】
このとき、変換されるデータに追加される属性値のタイプおよび個数は、データの性質に応じて変わり得る。
【0063】
また、読み出されたデータは、登録されたユーザーおよび/または訓練に参加するユーザーの情報によって修正され、ユーザーごとに別途に保存することができる。具体的には、登録されたユーザーおよび/または訓練に参加するユーザーの国籍、既存に参加していた訓練の成果、性別、目的、および/または年齢に応じて読み出されたデータに個別の追加パラメータが追加され、登録されたユーザー別にそれぞれ保存することができる。例えば、登録されたユーザーおよび/または訓練に参加するユーザーの国籍が特定の国である場合、当該ユーザーの訓練に使用されるデータは、当該ユーザーの国籍と競争関係または敵対関係にある国籍に関連する画像、および敵対関係の国籍のデータに基づいて修正された画像に置き換えられ、訓練に用いることができる。このとき、敵対関係の国籍のデータは、当該国の画像、当該国で使用されるデータの画像(例えば、銃器、軍服、建物画像など)を用いることができ、当該国の平均的なデータ(例えば、 兵士の平均身体データ、銃器、兵器(例えば、戦闘機、戦車など)の性能)に基づいて取得されたデータに個別の追加パラメータが追加され、登録されたユーザーおよび/または訓練に参加するユーザーに個別に保存され、当該ユーザーが訓練をするときに使用することができる。または、既存の訓練の成果に基づいて読み出されたデータに個別の追加パラメータが追加され、登録されたユーザーごとにそれぞれ保存することができる。例えば、当該ユーザーが既存の訓練で特定の成果以上を取得した場合、これに基づいて当該ユーザーの訓練に使用されるオブジェクトのデータに追加パラメータ(例えば、反応速度、衝突範囲調整、検知範囲拡大 、他のオブジェクトとの相互関係を通じた協力など)を追加して保存することができる。
【0064】
変換されたデータはライブラリ形式で保存され、CCTに提供されることが可能である。
【0065】
TCTでデータを修正することができる画面の一例は、図3および図4に示されている。図4を参照すると、外部で生成されたデータが規格化されたデータにインポートされると、インポートされたデータの画像を修正することができる。このとき、TCTの基本画面は、(i)ビューポート領域、(ii)カメラプリセットボタン領域、及び(iii)細部項目表示領域で構成することができる。
【0066】
(i)ビューポート領域は、インポートされ、規格化され、作業中の2Dまたは3Dオブジェクトが可視化される領域であり、(ii)カメラプリセット領域は、カメラの基本設定位置ボタンが位置する領域を意味する。カメラプリセット領域に位置する各画像をクリックすると、当該画像に対応するカメラの位置にカメラが位置するようになる。すなわち、Front画像をクリックすると、ビューポート領域に3Dオブジェクトを前から撮影するオブジェクトの画像が出力されることになる。すなわち、カメラプリセット領域の各ボタンは、ビューポイント領域に出力される画像の撮影位置を意味する。(iii)細部項目表示領域は、ビューポイント領域に表示されるオブジェクトのプロパティ(property)とコンポーネントが表示される領域を意味する。オブジェクトのプロパティと数値が追加されたコンポーネントのプロパティと数値が出力されるようになる。
【0067】
もし、画像の性質またはタイプが図4に示すようにキャラクタータイプである場合、画像を修正するためのTCTの出力される画面は、マテリアル、アニメーション、衝突ボックス、AIで構成することができる。マテリアルは、インポートを通じて読み出された画像のマテリアルを使用するかどうかを決定するための領域であり、アニメーション領域は、基本的に提供されるアニメーションをそのまま適用するかどうかを設定するための領域である。衝突ボックス領域は、キャラクターと衝突が発生する可能性がある領域を設定するための領域であり、ボックス、カプセルなど様々な形態で提供することができる。このような衝突ボックス領域を通じてキャラクターと相互作業することができる。すなわち、特定の動作が衝突ボックス内に含まれてこそキャラクターとの衝突が発生したと判断することができる。AI領域は、NPCのためのAIパターンを設定するための領域であり、索敵、移動、攻撃、および/または防御の4つの動作を設定することができる。このとき、AI領域の設定値は基本値に設定され、CCTで修正することができる。
【0068】
このような方法により、TCTを通じて外部で生成された画像データを利用して、CCTで使用できるように多様な属性値および/またはパラメータ値を追加することができる。
【0069】
こうした属性値および/またはパラメータ値は、画像の種類(キャラクター、車両、一般、壁体、銃器、床など)によって、その個数およびタイプが変わり得る。
【0070】
図5は、TCTの上段メニューバー及びそれぞれの細部メニューを示す。TCTの上段メニューバーは、上段バー領域、ファイル、ファイルメニューの下位メニューを表す領域、編集メニュー、編集メニューの下位メニュー、コンポーネント追加メニュー、コンポーネント追加メニューの下位メニューで構成することができる。
【0071】
図6乃至図7は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを生成するためのCCT(Contents Create Tool)を用いた画像生成方法の一例を示す。
【0072】
図6および図7を参照すると、TCTを通じて変換されたデータは、CCTを通じてXRコンテンツを生成するために使用でき、CCTを通じて訓練のためのXRコンテンツを生成することができる。
【0073】
具体的には、CCTは、XRコンテンツを生成するためのツールで、RCTおよび/またはTCTで制作されたデータ(例えば、2D又は3Dデータ)を用いて各種コンテンツを生成することができる。また、壁体を用いてXRコンテンツのマップを構成したり、オブジェクトやアセットを用いて訓練のための訓練空間を構成したりすることができる。さらに、XRコンテンツを通じた訓練のためのシナリオ、ミッション、イベントの生成および配置を行うことができる。
【0074】
また、TCTから伝達されたデータは、CCTで使用できない場合、または特定のマップで使用できない場合には、再度CCTからTCTに再加工を通じて転送することができ、TCTは、CCTから転送されたデータが使用されない理由を判断した後、該当する部分を修正して再びCCTに再転送することができる。例えば、特定のフォーマットの設定値がCCTに使用できない設定値である場合、CCTはそのフォーマットが使用されない理由を一緒にTCTに転送することができ、TCTは当該フォーマットを修正してCCTに再転送することができる。あるいは、特定のマップ(または、特定のオブジェクトと共になど)に使用できないフォーマットの場合、CCTは使用できないマップ(または、特定のオブジェクトと共に相互作業できない理由など)を一緒にTCTに報告することができ、TCTは、当該マップ(または、当該オブジェクトなど)で使用できるようにオブジェクトのフォーマットを修正してCCTに転送することができる。この場合、修正されたオブジェクトは、当該マップ(または、当該オブジェクトなど)でのみ使用できるように、ライブラリに当該マップ(または、オブジェクト)と一緒に保存されて伝達されるか、またはCCTが当該マップ(または、オブジェクトなど)と共に修正されたオブジェクトを保存することができる。
【0075】
配置されるオブジェクトは、他のオブジェクトとの相互作用を通じて訓練が進行されるように設定することができる。具体的には、ユーザーがXRTS クライアントを通じて訓練を進行する過程で、特定のオブジェクト(例えば、敵対NPC、敵兵、敵対的なクリーチャーなど)は、マップに配置された多様なオブジェクトとの相互作用(例えば、ミラー を通した発見、足音など)が設定され、訓練の難易度を高めることができる。例えば、特定のオブジェクト(例えば、敵兵)は、直接的に衝突範囲または視野範囲を通じてユーザーを発見することに加えて、マップに配置されたミラー、透視鏡などを通じてユーザーを発見することができ、近くのオブジェクトをユーザーが踏む音、大きくなる足音などによってユーザーを発見することができる。
【0076】
このような難易度の増加は、個々のオブジェクトごとに個別に設定することも、1つの難易度設定で一括して上昇させることもできる。個別に難易度を増加させる場合、オブジェクトごとに多様な個別設定(例えば、特定のNPCのみミラー、足跡などを通じてユーザーを発見、特定オブジェクトとの相互関係設定など)によってオブジェクト別の難易度設定が可能である。一括して難易度を上昇させる場合、各オブジェクトは一括難易度設定のための設定になっており、一括難易度設定によって段階的に難易度設定が可能である。例えば、オブジェクトは、一括難易度設定が特定の段階であれば、当該難易度による特定の設定になるように予め設定することができる。
【0077】
図6(a)に示すように、CCTを通じて訓練のためのXRコンテンツのマップを構成することができる。マップは、XRコンテンツを用いた訓練で基本となるマップを意味することができ、RCTまたはTCTで生成された壁体を配置して訓練センターとの連動を通じて生成することができる。
【0078】
また、図6(b)に示すように、制作されたマップ上にTCTによって生成され登録されたライブラリのオブジェクトおよびアセットを配置して訓練のための空間を構成することができる。ここで、訓練空間は、XRTSクライアントを通じてユーザーがXRコンテンツをプレイできる空間を意味する。マップの訓練空間に各種のイベントの配置およびシナリオを生成して追加することができる。
【0079】
以下、シナリオで使用できる用語は下記のように定義することができる。
【0080】
シナリオ:訓練を進めながら進行する過程全体をシナリオと定義し、シナリオの目標を達成することを訓練の目標とする。
【0081】
ミッション:シナリオ進行のために経なければならない中間段階を意味する。シナリオは1つ以上のミッションで構成される。
【0082】
イベント:ミッションを構成する個別の処理を意味する。イベントは、大きくオブジェクトで発生するオブジェクトイベント、領域で発生する領域イベントの2つに分けることができる。ミッションは1つ以上のイベントで構成される。
【0083】
オブジェクトイベント:オブジェクトに基づいて作動するイベントを意味する。イベントは設定されたオブジェクトに従属し、イベントが従属するオブジェクトに影響を与える。
【0084】
領域イベント:領域に基づいて作動するイベントを意味する。イベントは設定された領域に従属し、イベントが従属する領域に影響を与える。
【0085】
1つのシナリオは、シナリオ進行のためのミッションを生成することができ、ミッションを実行するためのイベントも生成することができる。このとき、イベントはオブジェクトおよび/またはアセットとの相互作用を通じて発生することができる。
【0086】
ミッションは、1つのXRコンテンツに複数個が存在することができ、それぞれのミッションは互いに関連していないか、または関連している可能性があるため、特定のミッションを実行してから次のミッションが進められることが可能である。すなわち、XRコンテンツを構成するミッションは時系列的に関連して構成されたり、互いに独立した並列構成で構成されたりすることができる。ミッションが並列的な構成で構成される場合、それぞれのミッションは独立した発生条件を持つことができ、発生条件のみ満たせば複数個のミッションが同時に発生することも可能であり、それぞれのミッションの実行順序は関連しない。
【0087】
シナリオは複数個のミッションを有することができ、それぞれのミッションは1つ以上の目標を有することができる。それぞれのミッションの目標は特定の条件を満たす場合、成功と判断することができる。たとえば、目標はXRコンテンツを実行するプレイヤーの状態、構造物の状態、および/または環境状態に影響を受ける状態条件、制限時間内に目標を実行しなければならない時間条件、および/または特定の行動を実行しなければならない行動条件のうちの少なくとも1つで構成することができる。この場合、各目標は、構成されている条件をすべて満たしてこそ成功と判断することができる。例えば、状態条件の場合、目標とする特定の状態に到達すれば成功と判断し、目標する状態に到達できなくなった時点で直ちに失敗と判断することができる。また、時間条件の場合、制限時間内に目標を達成する場合は成功と判断し、制限時間を超える場合、失敗と判断する。また、行動条件は決まった行動を実行すれば成功と判断し、決まった行動が実行できなくなった時点で直ちに失敗と判断することができる。
【0088】
シナリオが複数個のミッションを有する場合、シナリオが成功したかどうかは、ミッションをすべて成功したかどうかによって決定することができ、それぞれのミッションは複数個の目標で構成することができる。
【0089】
また、シナリオは複数個のイベントを含むことができる。イベントは、訓練中に発生するすべての現象を意味することができる。例えば、NPCの登場、オブジェクトの破壊などの訓練過程によって、または関係なく発生するすべての状況を意味することができる。
【0090】
イベントは、発生条件、イベント処理、およびイベント終了の3段階で構成することができる。発生条件は、ミッションと同様に各種の状態値に設定することができ、XRコンテンツのプレイ中に該当状態を満たせば発生する。イベントの処理は、イベントが登録されたオブジェクトまたは領域の状態を変更させることを意味する。例えば、オブジェクトに火災発生、領域にガス汚染、特定のNPCが移動または死などを意味することができる。
【0091】
イベントは、処理に登録されたすべてのプロセスが実行されれば終了することができる。イベントは、マップに配置されたオブジェクト(例えば、NPC、事物など)およびツールによって設定された領域に生成でき、生成されたイベントは、オブジェクトを選択した場合に詳細な情報が表示されることが可能である。イベントは、XRコンテンツのマップビューとイベントビューの両方で確認することが可能である。
【0092】
イベントは、オブジェクトとの相互関係を通じて実行されるオブジェクトイベントと、特定の領域で実行される領域イベントとを含むことができる。
【0093】
図8は、本発明の一実施例によるXRコンテンツを通じて生成されたシナリオの訓練を示すフローチャートである。
【0094】
まず、生成されたXRコンテンツのシナリオが始まると、XRTS オペレージョンを通じてシナリオがブリーフィングされ(S8010)、N番目のミッションが始まる(S8020)。このとき、Nは1から始まり、ミッションが直列的構成ではなく並列的構成を有する場合、プレイヤーが条件を満たしているか否かに応じて複数個のミッションを開始することができる。
【0095】
以後、ミッションが進行され(S8030)、プレイヤーとオブジェクトとの相互作用などに応じてイベントが発生することになる(S8040)。イベントは、単純なXRコンテンツ内のNPCとの相互関係によって発生する可能性もあり、ミッションに重要な影響を与えるイベントが発生する可能性もある。そのようなミッションの成功可否と関連したイベントは、ミッションの目標に関連しており、目標を達成したかどうかによって、ミッションが成功するかどうかが変わることがある。もし、目標が多数の場合、すべての目標を満たしてこそミッションを成功することができる。
【0096】
ミッションが失敗した場合、訓練は終了し、これまで成功したミッションに基づいて訓練結果が表示される(S8050)。訓練結果は、プレイヤーがXRコンテンツのシナリオ内で成功したミッションおよび目標に基づいて表示され、等級で表示されることも可能である。
【0097】
ミッションに成功した場合、以後のミッションが存在しなければ訓練は成功であり、訓練結果が表示される(S8050)。しかし、以後のミッションが存在すればN+1回目のミッションが行われることになる(S8060)。
【0098】
以上で説明した実施例によるXRコンテンツを用いた訓練システム、方法、および装置は、少なくとも部分的にコンピュータプログラムで具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録することができる。実施例によるXRコンテンツを生成するためのシステムによる動作を具現するためのプログラムが記録され、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータによって読み取り可能なデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータが読み取り可能な記録媒体の例としては、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、ラム(RAM)、ロム(ROM)などがある。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され実行されることも可能である。さらに、本実施例を具現するための機能的なプログラム、コード、およびコードセグメント(segment)は、本実施例が属する技術分野の通常の技術者によって容易に理解することができるだろう。前記コンピュータプログラムは、上述したコンピュータで実行できる命令セットで構成され、前記コンピュータの形態によってその名称が異なる場合がある。例えば、前記コンピュータの形態がスマートフォンである場合、前記コンピュータプログラムはアプリと称することができる。
【0099】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施することができるということを理解するだろう。したがって、以上で説明した実施形態はすべての点で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-09-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
XR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システムにおいて、
部から前記XRコンテンツの生成のための第1画像が入力され、前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツの生成のために用いられるように第2画像に変換する第1生成部
前記XRコンテンツのコンテンツを生成する第2生成部、
前記第2生成部は、前記第1生成部から前記第2画像を取得し、前記取得された第2画像を用いて前記XRコンテンツを生成し、前記XRコンテンツを用いた訓練のためのシナリオを生成し、
前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを制御する制御部、
前記制御部は、前記XRコンテンツを用いた訓練を運営するための前記シナリオを制御し、
前記シナリオ選択とユーザー登録のためのサーバー、および
ユーザーに前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを提供するためのユーザー端末を含み、
前記第1生成部は、少なくとも1人のユーザの国籍、過去に参加していた訓練の成果、性別、目的、および/または年齢を、ユーザごとの前記第2画像に保存し、
前記第2生成部は、前記XRコンテンツ内に、前記シナリオが行われるマップと前記ユーザーによってプレイされる訓練空間とを構成し、
前記マップおよび前記訓練空間には、少なくとも1つのオブジェクトおよび少なくとも1つのアセット(asset)が配置され、
前記第2生成部は、前記ユーザごとの第2画像および/または前記1つ以上のオブジェクト間の相互作用に基づいて、前記XRコンテンツを用いた前記訓練の難易度を決定する、
訓練システム。
【請求項2】
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項3】
前記第2画像は、前記第1生成部によって前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによって1つ以上のパラメータ(parameter)を有する、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項4】
前記1つ以上のパラメータの個数およびタイプは、前記第2画像の前記タイプによって異なる、
請求項3に記載の訓練システム。
【請求項5】
前記第2画像は、前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによってライブラリ形態で前記第2生成部に提供される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項6】
記1つ以上のオブジェクトおよび/または前記1つ以上のアセットのうちの少なくとも1つは特定の条件を満たす場合、前記訓練のために活性化される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項7】
前記シナリオは、前記シナリオの成功または失敗を決定するための1つまたはそれ以上のミッションを含み、
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれは、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれの成功または失敗を判断するための少なくとも1つの目標で構成される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項8】
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが2つ以上の目標を含む場合、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが成功したかどうかは記2つ以上の目標を全て満たす場合に成功と判断される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項9】
前記シナリオは、前記1つまたはそれ以上のミッションに従属するか、または独立した1つ以上のイベントをさらに含むが、
前記独立した1つ以上のイベントはオブジェクト、および/またはアセットと前記ユーザーとの間の相互作用および/または前記ユーザーの仮想現実内の位置のうちの少なくとも1つに基づいて活性化される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項10】
訓練のためのXRコンテンツの生成方法において、
前記XRコンテンツを生成するための第1画像が入力される段階、
前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツを生成するために用いられるように第1生成部を通じて第2画像に変換する段階、および
前記第2画像を用いて前記XRコンテンツおよびシナリオを生成する段階を含
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換され
ユーザごとの前記第2画像には、少なくとも1人のユーザの国籍、過去に参加していた訓練の成果、性別、目的、および/または年齢が保存され、
前記シナリオが行われるマップおよび前記ユーザによってプレイされる訓練空間には、少なくとも1つのオブジェクトおよび少なくとも1つのアセット(asset)が配置され、
前記ユーザごとの第2画像および/または前記1つ以上のオブジェクト間の相互作用に基づいて、前記XRコンテンツを用いた前記訓練の難易度が決定される、生成方法。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
XR(extended reality)コンテンツを用いた訓練システムにおいて、
外部から前記XRコンテンツの生成のための第1画像が入力され、前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツの生成のために用いられるように第2画像に変換する第1生成部、
前記XRコンテンツのコンテンツを生成する第2生成部、
前記第2生成部は、前記第1生成部から前記第2画像を取得し、前記取得された第2画像を用いて前記XRコンテンツを生成し、前記XRコンテンツを用いた訓練のためのシナリオを生成し、
前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを制御する制御部、
前記制御部は、前記XRコンテンツを用いた訓練を運営するための前記シナリオを制御し、
前記シナリオ選択とユーザー登録のためのサーバー、および
ユーザーに前記XRコンテンツを用いた前記訓練システムを提供するためのユーザー端末を含み、
前記第1生成部は、少なくとも1人のユーザの国籍、過去に参加していた訓練の成果、性別、および/または年齢を、ユーザごとの前記第2画像に保存し、
前記第2生成部は、前記XRコンテンツ内に、前記シナリオが行われるマップと前記ユーザーによってプレイされる訓練空間とを構成し、
前記マップおよび前記訓練空間には、少なくとも1つのオブジェクトおよび少なくとも1つのアセット(asset)が配置され、
前記第2生成部は、前記ユーザごとの第2画像および/または前記1つ以上のオブジェクト間の相互作用に基づいて、前記XRコンテンツを用いた前記訓練の難易度を決定し、
前記第1生成部は、ノンプレイヤーキャラクター(NPC)と少なくとも1つのオブジェクトとの間の相互作用のための人工知能(AI)パターンを設定し、前記AIパターンは、索敵、移動、攻撃、および防御を含み、前記NPCと前記ユーザーとの間の相互作用は、前記NPCまたは前記ユーザーの予め定義された範囲で発生する直接的な相互作用と、間接的な相互作用と、を含み、前記間接的な相互作用は、ミラーを通した発見、透視鏡を通した発見、および足音のうち少なくとも1つを含む、
訓練システム。
【請求項2】
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項3】
前記第2画像は、前記第1生成部によって前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによって1つ以上のパラメータ(parameter)を有する、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項4】
前記1つ以上のパラメータの個数およびタイプは、前記第2画像の前記タイプによって異なる、
請求項3に記載の訓練システム。
【請求項5】
前記第2画像は、前記XRコンテンツ内での性質に応じたタイプによってライブラリ形態で前記第2生成部に提供される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項6】
前記1つ以上のオブジェクトおよび/または前記1つ以上のアセットのうちの少なくとも1つは特定の条件を満たす場合、前記訓練のために活性化される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項7】
前記シナリオは、前記シナリオの成功または失敗を決定するための1つまたはそれ以上のミッションを含み、
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれは、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれの成功または失敗を判断するための少なくとも1つの目標で構成される、
請求項1に記載の訓練システム。
【請求項8】
前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが2つ以上の目標を含む場合、前記1つまたはそれ以上のミッションのそれぞれが成功したかどうかは記2つ以上の目標を全て満たす場合に成功と判断される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項9】
前記シナリオは、前記1つまたはそれ以上のミッションに従属するか、または独立した1つ以上のイベントをさらに含むが、
前記独立した1つ以上のイベントはオブジェクト、および/またはアセットと前記ユーザーとの間の相互作用および/または前記ユーザーの仮想現実内の位置のうちの少なくとも1つに基づいて活性化される、
請求項7に記載の訓練システム。
【請求項10】
訓練のためのXRコンテンツの生成方法において、
前記XRコンテンツを生成するための第1画像が入力される段階、
前記入力された第1画像を第2生成部で前記XRコンテンツを生成するために用いられるように第1生成部を通じて第2画像に変換する段階、および
前記第2画像を用いて前記XRコンテンツおよびシナリオを生成する段階を含み、
前記第1画像は、前記第1生成部を通じて前記第2生成部で用いられるように規格化されたフォーマットおよび/またはサイズを有する前記第2画像に転換され、
ユーザごとの前記第2画像には、少なくとも1人のユーザの国籍、過去に参加していた訓練の成果、性別、および/または年齢が保存され、
前記シナリオが行われるマップおよび前記ユーザによってプレイされる訓練空間には、少なくとも1つのオブジェクトおよび少なくとも1つのアセット(asset)が配置され、
前記ユーザごとの第2画像および/または前記1つ以上のオブジェクト間の相互作用に基づいて、前記XRコンテンツを用いた前記訓練の難易度が決定され、
前記第1生成部は、ノンプレイヤーキャラクター(NPC)と少なくとも1つのオブジェクトとの間の相互作用のための人工知能(AI)パターンを設定し、前記AIパターンは、索敵、移動、攻撃、および防御を含み、前記NPCと前記ユーザーとの間の相互作用は、前記NPCまたは前記ユーザーの予め定義された範囲で発生する直接的な相互作用と、間接的な相互作用と、を含み、前記間接的な相互作用は、ミラーを通した発見、透視鏡を通した発見、および足音のうち少なくとも1つを含む、生成方法。