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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024093046
(43)【公開日】2024-07-09
(54)【発明の名称】プログラム、及び編集装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240702BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240702BHJP
【FI】
G06F3/12 353
G06F3/12 378
G06F3/12 305
B41J29/38 204
B41J29/38 801
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022209146
(22)【出願日】2022-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104178
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 尚
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 志典
【テーマコード(参考)】
2C061
【Fターム(参考)】
2C061AQ04
2C061AS06
2C061AS14
2C061HJ08
2C061HK07
2C061HK08
2C061HN05
2C061HN15
(57)【要約】
【課題】閲覧性を向上することで所望の印刷媒体をユーザに容易に特定させることができるプログラム、及び編集装置を提供する。
【解決手段】プログラムは、印刷データの印刷対象であって複数の項目の組み合わせで夫々特定される複数の印刷媒体を選択可能に表示部に表示する表示ステップと、印刷媒体毎の使用回数の情報を含む使用履歴を取得する取得ステップと、取得ステップにより取得された使用履歴に基づき、複数の項目のうち優先度の高い項目を決定する第一決定ステップと、複数の印刷媒体のうち第一決定ステップにより決定された優先度の高い項目を含む印刷媒体をグループ化するグループ化ステップとをコンピュータに実行させるものであって、表示ステップは、複数の印刷媒体を表示部に表示する場合、グループ化ステップによりグループ化された印刷媒体を纏めて表示する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタの印刷データを編集可能な編集装置のコンピュータに実行させる為のプログラムであって、
複数の印刷媒体を選択可能に表示部に表示する表示ステップであって、前記複数の印刷媒体の夫々は複数の項目の組み合わせで特定される、前記表示ステップと、
前記複数の項目のうち優先度の高い項目を決定する第一決定ステップと、
前記複数の印刷媒体のうち前記第一決定ステップにより決定された前記優先度の高い項目の値が共通する前記印刷媒体でグループ化するグループ化ステップと
を前記コンピュータに実行させるものであって、
前記表示ステップは、前記複数の印刷媒体を前記表示部に表示する場合、前記グループ化ステップによりグループ化された前記印刷媒体で纏めて表示する
ことを特徴とするプログラム。
【請求項2】
前記表示ステップは、前記グループ化ステップによりグループ化された前記印刷媒体のグループのうち、前記優先度の高い項目の値が、所定の値であるグループの前記印刷媒体を、他のグループの前記印刷媒体よりも上位に纏めて表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記表示ステップは、前記グループ化された前記印刷媒体をグループ単位で予め定められた順序で表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記表示ステップは、前記グループ化されたグループ内の前記印刷媒体を前記予め定められた順序で纏めて表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記プリンタから使用履歴を取得する取得ステップを備え、
前記第一決定ステップは、前記取得ステップにより前記プリンタから取得した前記使用履歴のうち使用回数が上位の前記印刷媒体に基づき、前記優先度の高い項目を決定する
ことを特徴とする請求項1~4の何れか一つに記載のプログラム。
【請求項6】
前記プリンタに装着されている前記印刷媒体を特定する媒体特定ステップを備え、
前記表示ステップは、前記媒体特定ステップにより特定された前記印刷媒体を選択した状態で、前記グループ化された前記印刷媒体を選択可能に纏めて表示する
ことを特徴とする請求項1~4の何れか一つに記載のプログラム。
【請求項7】
前記取得ステップにより取得された前記使用履歴に基づき、前記印刷媒体毎に付与される前記使用回数に応じた特定数を、対応する前記印刷媒体の前記複数の項目の値に付与する付与ステップと、
前記複数の印刷媒体の前記複数の項目内で共通する値に付与された前記特定数同士を合算する合算ステップと
を備え、
前記第一決定ステップは、前記合算ステップにより合算した前記特定数が最も高い値に係る項目を、前記優先度の高い項目であると決定する
ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
前記取得ステップにより取得された前記使用履歴のうち前記使用回数が多い上位三つの前記印刷媒体を特定する第一特定ステップと、
前記第一特定ステップにより特定された前記三つの印刷媒体のうち少なくとも2つの印刷媒体が前記複数の項目のうち共通する値をもつ項目を特定する第二特定ステップと
を備え、
前記第一決定ステップは、前記第二特定ステップにより特定された前記共通する値をもつ項目を、前記優先度の高い項目であると決定する
ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
プリンタの印刷データを編集可能な制御部を備えた編集装置であって、
前記制御部は、
複数の項目の組み合わせで夫々特定される複数の印刷媒体を選択可能に表示部に表示する表示処理と、
前記複数の項目のうち優先度の高い項目を決定する第一決定処理と、
前記複数の印刷媒体のうち前記第一決定処理により決定された前記優先度の高い項目の値が共通する前記印刷媒体でグループ化するグループ化処理と
を実行し、
前記表示処理は、前記複数の印刷媒体を前記表示部に表示する場合、前記グループ化処理によりグループ化された前記印刷媒体で纏めて表示する
ことを特徴とする編集装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、及び編集装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の印刷システムでは、操作者は、編集アプリケーションを使用して、用紙の印刷内容の編集を行う。操作者は編集アプリケーションを起動し、機種選択ウインドウを操作することで、印刷装置の機種を選択する。印刷内容の編集画面には、選択した機種で使用可能な用紙サイズのリストが予め定められた順序で表示される。操作者は、表示されたリストから使用する一の用紙サイズを選択する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-055157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記編集アプリケーションでは、用紙サイズのリストが予め定められた順序で表示されるので、用紙サイズのリストの量が多い場合、操作者はリストに並んだ多くの用紙サイズの中から一の用紙サイズを特定することが困難であった。
【0005】
本発明の目的は、閲覧性を向上することで所望の印刷媒体をユーザに容易に特定させることができるプログラム、及び編集装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、例えば、以下の態様を開示する。
【0007】
本発明の第一態様に係るプログラムは、プリンタの印刷データを編集可能な編集装置のコンピュータに実行させる為のプログラムであって、複数の印刷媒体を選択可能に表示部に表示する表示ステップであって、前記複数の印刷媒体の夫々は複数の項目の組み合わせで特定される、前記表示ステップと、前記複数の項目のうち優先度の高い項目を決定する第一決定ステップと、前記複数の印刷媒体のうち前記第一決定ステップにより決定された前記優先度の高い項目の値が共通する前記印刷媒体でグループ化するグループ化ステップとを前記コンピュータに実行させるものであって、前記表示ステップは、前記複数の印刷媒体を前記表示部に表示する場合、前記グループ化ステップによりグループ化された前記印刷媒体で纏めて表示することを特徴とする。
【0008】
上記プログラムを実行することで、印刷データに対応する印刷媒体を設定する際に、設定対象となる複数の印刷媒体のうち優先度の高い項目を含む印刷媒体のグループで纏めて表示部に表示される。故に、プログラムは、閲覧性を向上することで所望の印刷媒体をユーザに容易に特定させることができる。
【0009】
本発明の第二態様に係る編集装置は、プリンタの印刷データを編集可能な制御部を備えた編集装置であって、前記制御部は、複数の項目の組み合わせで夫々特定される複数の印刷媒体を選択可能に表示部に表示する表示処理と、前記複数の項目のうち優先度の高い項目を決定する第一決定処理と、前記複数の印刷媒体のうち前記第一決定処理により決定された前記優先度の高い項目の値が共通する前記印刷媒体でグループ化するグループ化処理とを実行し、前記表示処理は、前記複数の印刷媒体を前記表示部に表示する場合、前記グループ化処理によりグループ化された前記印刷媒体で纏めて表示することを特徴とする。
【0010】
上記編集装置は、第一態様に係るプログラムと同様の効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第一実施形態における印刷システム1を示す図である。
図2】編集ウインドウ570を示す図である。
図3】使用履歴テーブルを示す図表である。
図4】記憶処理のフローチャートである。
図5】第一表示処理のフローチャートである。
図6】使用履歴の上位の印刷媒体と印刷媒体毎に付与されたポイントとを示す図表である。
図7】各項目におけるポイントの合算結果を示す図表である。
図8】表示リストを示す図表である。
図9】印刷媒体の選択画面571を示す図である。
図10】第二実施形態における第二表示処理のフローチャートである。
図11】使用履歴テーブルを示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の第一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、印刷システム1の概要について説明する。印刷システム1は、プリンタ3及びPC5を備える。プリンタ3及びPC5は、ケーブル2を介して接続され、互いに通信を行うことができる。プリンタ3には、印刷媒体Mが巻回されたロール紙Rを保持部13に保持したカセット8が装着される。印刷媒体Mは、粘着剤によって感熱紙が剥離紙に貼付されている。
【0013】
プリンタ3は、カセット8から印刷媒体Mを繰り出し、サーマルヘッド38により印刷を実行する。また、プリンタ3は、印刷された印刷媒体Mを切断部40によって切断する。これにより、プリンタ3は、文字及び記号等が印刷されたラベルを作成できる。以下、ラベルに印刷する為のデータを、「印刷データ」という。
【0014】
PC5は、汎用のパーソナルコンピュータである。PC5は、各種プログラムを実行可能である。例えばPC5によりプログラムが実行された場合、ユーザは、印刷データを編集可能となる。PC5は、ユーザにより作成された印刷データを、ケーブル2を介してプリンタ3に送信する。プリンタ3は、PC5から送信される印刷データに基づいて印刷を実行する。これにより、印刷データに基づくラベルが作成される。
【0015】
プリンタ3の電気的構成について説明する。プリンタ3は、CPU31、RAM32、フラッシュメモリ33、EEPROM34、通信部35、入力部36、表示部37、サーマルヘッド38、ローラ39、切断部40、及びセンサ41を備える。CPU31は、プリンタ3の制御を行う。CPU31は、RAM32、フラッシュメモリ33、EEPROM34、通信部35、入力部36、表示部37、サーマルヘッド38、ローラ39、切断部40、及びセンサ41に電気的に接続する。
【0016】
RAM32は、種々の一時データを記憶する。フラッシュメモリ33には、CPU31がプリンタ3を制御する為に実行する各種プログラム、及びPC5から受信した印刷データ等が記憶される。EEPROM34には、印刷データを編集する為の印刷用ドットパターンデータが、書体やサイズ毎に分類されて記憶される。
【0017】
通信部35は、PC5と通信を実行する為のコントローラである。入力部36はキーボードである。表示部37はLCDである。サーマルヘッド38は、CPU31からの信号に応じて発熱し、印刷媒体Mに印刷を行う。ローラ39は、印刷媒体Mを送る為の送りローラである。
【0018】
切断部40は、サーマルヘッド38により印刷された印刷媒体Mを切断する。センサ41は、プリンタ3に装着されたカセット8の情報を検出する。カセット8の情報は、例えばカセットの種類等の情報を含む。センサ41による検出結果は、CPU31に送信される。
【0019】
PC5の電気的構成について説明する。PC5は、CPU51、RAM52、ROM53、HDD54、通信部55、入力部56、及び表示部57を備える。CPU51は、PC5の制御を行う。CPU51は、RAM52、ROM53、HDD54、通信部55、入力部56、及び表示部37に電気的に接続する。
【0020】
RAM52は、種々のデータを一時的に記憶する。ROM53は、BIOS等を記憶する。HDD54には、CPU51がPC5を制御する為に実行する各種プログラム、及びOSが記憶される。
【0021】
通信部55は、プリンタ3と通信を実行する為のコントローラである。入力部56は、キーボード、及びマウスやタッチパッドなどのポインティングデバイスを含む。表示部57は、LCDである。表示部57は、印刷データを編集する為の編集ウインドウ570を表示可能である。
【0022】
図2を参照し、エディタについて簡単に説明する。印刷データの編集時、ユーザは、エディタを起動する。表示部57には編集ウインドウ570が表示される。ユーザは、編集ウインドウ570上において、印刷データの編集を行う。例えば、印刷媒体Mを選択する場合には、ユーザは、編集ウインドウ570の上部に表示された表示ボタン573をクリックする。これにより、印刷媒体Mを選択する為の選択画面571がプルダウン表示される。選択画面571には、プリンタ3で印刷可能な印刷媒体Mの一覧が表示される。ユーザは一の印刷媒体Mを選択する。
【0023】
ユーザは、入力部56を操作して、印刷データにおけるテキスト、及びレイアウト等の編集を行う。印刷データの編集が完了すると、ユーザは、例えば編集ウインドウ570内の保存ボタンをクリックする。保存ボタンがクリックされると、PC5のHDD54に保存される。ユーザは記憶された印刷データと合致する印刷媒体Mがプリンタ3に装着された際に当該印刷データを印刷することができる。
【0024】
図3を参照して、使用履歴テーブルについて説明する。使用履歴テーブルは、プリンタ3で使用された印刷媒体Mの使用履歴情報を示す。使用履歴テーブルは、プリンタ3のフラッシュメモリ33に記憶される。使用履歴テーブルは、プリンタ3が実行する後述の記憶処理により随時更新される。使用履歴テーブルは、選択画面571を表示する場合の印刷媒体Mの表示順を決定する際に使用される。
【0025】
使用履歴テーブルは、印刷媒体Mごとに使用回数が記憶され、使用回数の多い順にソートされる。1位~5位の印刷媒体Mは、夫々「700」、「500」、「300」、「200」、「100」回使用されている。各印刷媒体Mは、3つの項目(「種類」、「幅」、「長さ」)で特定される。使用履歴テーブルでは、印刷媒体Mごとに「種類」、「幅」、「長さ」の値が夫々記憶される。例えば、順位が1位の印刷媒体Mは、各項目「種類」、「幅」、「長さ」の値が「無定長」、「24mm」、「NULL」で特定される。
【0026】
図4を参照して、プリンタ3が実行する記憶処理を説明する。プリンタ3に電源が投入されると、CPU31は、フラッシュメモリ33からプログラムを呼び出して、記憶処理を実行する。記憶処理が実行されると、CPU31は、カセット8が装着されているか否か判断する(S1)。カセット8が装着されていないと判断した場合(S1:NO)、CPU31は、処理をS1に戻して待機する。
【0027】
カセット8が装着されていると判断した場合(S1:YES)、CPU31は、センサ41の出力結果に基づき、プリンタ3に装着されたカセット8の種類を特定する(S3)。CPU31は、特定されたカセット8の種類に基づき、プリンタ3に装着されている印刷媒体Mを特定する(S5)。CPU31は、特定した印刷媒体Mの情報をフラッシュメモリ33に記憶する(S7)。
【0028】
CPU31は、PC5から印刷データを受け付けたか否か判断する(S9)。PC5から印刷データを受け付けていないと判断した場合(S9:NO)、CPU31は、処理をS1に戻す。印刷データを受け付けたと判断した場合(S9:YES)、CPU31は、印刷データに基づき印刷を実行する(S11)。CPU31は、印刷が実行された印刷媒体Mの「使用回数」を更新する(S13)。例えば「無定長」「24mm」の印刷媒体Mにより印刷が実行された場合、図3に示す使用履歴テーブルで1位の印刷媒体Mの「使用回数」の値が「699」から「1」インクリメントされ「700」に更新される。
【0029】
CPU31は、プリンタ3の電源がオフされたか否か判断する(S15)。プリンタ3の電源がオフされていないと判断した場合(S15:NO)、CPU31は、処理をS1に戻す。プリンタ3の電源がオフされたと判断した場合(S15:YES)、CPU31は、使用履歴テーブルの印刷媒体Mの順位を更新する(S17)。この場合、「使用回数」が多い順にソートされる。CPU31は、更新された使用履歴テーブルをフラッシュメモリ33に記憶する(S19)。この場合、例えば図3に示す使用履歴テーブルが記憶される。CPU31は、処理を終了する。
【0030】
図5を参照して、PC5が実行する第一表示処理を説明する。印刷データを編集する為にユーザがエディタを起動すると、CPU51は、HDD54に記憶されたプログラムを読み出して第一表示処理を実行する。第一表示処理が実行されると、CPU51は、プリンタ3がPC5に接続されているか否か判断する(S101)。プリンタ3がPC5に接続されていないと判断した場合(S101:NO)、CPU51は、処理をS101に戻す。
【0031】
プリンタ3がPC5に接続されていると判断した場合(S101:YES)、CPU51は、プリンタ3のフラッシュメモリ33を参照して、プリンタ3に装着されている印刷媒体Mを特定する(S103)。例えば、各項目の値が「ダイカット」、「23mm」、「23mm」で特定される印刷媒体Mが特定される。CPU51は、ケーブル2を介して、プリンタ3から使用履歴テーブルを取得する(S105)。この場合、例えば図3に示す使用履歴テーブルが取得される。なお、本実施形態では、CPU51が後述の「優先度の高い項目」を決定する際には1位~5位の印刷媒体Mを対象とするものとする。
【0032】
CPU51は、取得された使用履歴テーブルに基づき、印刷媒体M毎に付与される使用回数に応じた「ポイント」を、対応する印刷媒体Mの複数の項目の値に付与する(S107)。
【0033】
例えば図6に示すように、各印刷媒体Mには、順位に応じた「ポイント」が割り当てられる。例えば、1位~5位の印刷媒体Mには、「10ポイント」、「5ポイント」、「4ポイント」、「3ポイント」、「2ポイント」が夫々割り当てられる。6位以降の印刷媒体Mには、「1ポイント」が割り当てられる。なお、一回も使用されていない印刷媒体Mについては、「0ポイント」が割り当てられる。
【0034】
例えば1位の印刷媒体Mについては、各項目の値「無定長」、「24mm」に対して、「10ポイント」が夫々付与される。また、2位の印刷媒体Mについては、各項目の値「無定長」、「12mm」、に対して「5ポイント」が夫々付与される。3位以下の印刷媒体Mについても、同様に、各項目の値に「ポイント」が付与される。なお、各項目の値「NULL」に対しては「ポイント」を付与しない。また、本実施形態では、「ポイント」の付与については、1位~5位の印刷媒体Mを対象とするものとするが、全ての印刷媒体Mについて行ってもよい。
【0035】
CPU51は、複数の印刷媒体Mの複数の項目内で共通する値に付与された「ポイント」同士を合算する(S109)。
【0036】
本実施形態では、1位から5位までの印刷媒体Mを用いてポイントを計算する。図7(A)に示すように、項目「種類」においては、「無定長」に付与された「ポイント」が合算される。詳細には、1位の印刷媒体Mにおける「無定長」に付与された「10ポイント」と、2位の印刷媒体Mにおける「無定長」に付与された「5ポイント」とが合算される。合算結果は、「15ポイント」となる。同様に、「ダイカット」に関する合算結果は、3位~5位の項目「種類」の値「ダイカット」に夫々付与された「4ポイント」、「3ポイント」、「2ポイント」を合算した「9ポイント」となる。
【0037】
図7(B)に示すように、項目「幅」の値「24mm」については、1位の「24mm」に「10ポイント」が付与されており、且つ他の「24mm」の項目の値はない。従って、合算結果は、「10ポイント」となる。同様に、項目「幅」の値「12mm」については、合算結果は「5ポイント」となる。項目「幅」の値「29mm」については、3位の印刷媒体Mに付与された「4ポイント」と、4位の印刷媒体Mに付与された「3ポイント」とが合算される。合算結果は、「7ポイント」となる。項目「幅」の値「38mm」においては、合算結果は、「2ポイント」となる。
【0038】
図7(C)に示すように、項目「長さ」の値「NULL」はカウントしない。項目「長さ」の値「90mm」においては、3位の印刷媒体Mに付与された「4ポイント」と、5位の印刷媒体Mに付与された「2ポイント」とが合算される。合算結果は、「6ポイント」となる。項目「長さ」の値「42mm」においては、合算結果は、「3ポイント」となる。
【0039】
全ての項目の値について合算が完了すると、CPU51は、取得された使用履歴テーブルに基づき、複数の項目のうち、優先度の高い項目を決定する(S111)。優先度の高い項目を決定されることで、CPU31は、ユーザが選択する可能性が高い印刷媒体Mを特定可能となる。
【0040】
この場合、CPU51は、合算した「ポイント」が最も高い値に係る項目を、優先度の高い項目であると決定する。まず、「無定長」の「15ポイント」が特定される(図7参照)。次いで、項目の値「無定長」に係る項目「種類」が優先度の高い項目であると決定される。
【0041】
CPU51は、複数の印刷媒体Mのうち決定された優先度の高い項目の値が共通する印刷媒体Mでグループ化する(S115)。この場合、例えば、項目が「種類」の値「無定長」を含む印刷媒体Mがグループ化される。また、「無定長」以外の「種類」の値を含む印刷媒体Mも夫々グループ化される。
【0042】
CPU51は、表示リストを更新する(S117)。例えば、図8に示す表示リストに更新される。なお、図8に示す表示リストは、13位以降の印刷媒体Mについては、説明の便宜上図示しないものとする。
【0043】
図8に示すように、例えば優先度の高い項目が「種類」であると決定された場合、その中で最も合算したポイントの高い「無定長」でグループ化したグループG1が上位に纏められる。より詳細には、例えば「1」番目~「7」番目に「無定長」の項目を有する印刷媒体Mが纏めて並ぶ。「無定長」の項目の値を有する印刷媒体Mは、予め定められた順序で上から順に並べられる。予め定められた順序とは、「幅」が狭いものから広い順である。なお、グループ化された印刷媒体Mには、使用回数が「1位」と「2位」の印刷媒体Mが含まれる(図3参照)。
【0044】
一方、「種類」の項目が「無定長」以外の値で特定される印刷媒体M、例えば「ダイカット」の値で特定される印刷媒体Mがグループ化される。グループG2は、「種類」の値「ダイカット」を有する印刷媒体Mで構成される。例えば、「8」番目以降の印刷媒体Mでは、「ダイカット」の印刷媒体Mが予め定められた順序で上から順に並べられる。なお、予め定められた順序とは、例えば、「幅」が狭いものから広い順である。また、「幅」の値が共通する場合、印刷媒体Mは、「幅」の長さが狭いものから広い順に並ぶ。
【0045】
CPU51は、選択画面571のうち表示ボタン573がクリックされたか否か判断する(S119)。表示ボタン573がクリックされていないと判断した場合(S119:NO)、CPU51は、処理をS125に進める。一方、表示ボタン573がクリックされたと判断した場合(S119:YES)、CPU51は、選択画面571を表示部57に表示する(S121)。
【0046】
この場合、例えば、図9に示す選択画面571が表示される。選択画面571は、更新された表示リストに基づき、プリンタ3で使用可能な印刷媒体Mを選択可能に表示する。グループG1は、選択画面571の上位に纏めて表示される。また、他の項目の値でグループ化されたグループG2~G3は、例えばグループG1の下位に夫々纏めて表示する。例えば、グループG2~G3の順で上から順に並ぶ。つまり、表示部57は、グループ化された印刷媒体MのグループG1~G3のうち、優先度の高い項目の値が、「無定長」であるグループG1の印刷媒体Mを、他のグループG2~G3の印刷媒体Mよりも上位に纏めて表示する。
【0047】
グループG1では、各印刷媒体Mが予め定められた順序で表示される。従って、グループG1では、二番目に優先度の高い項目が決定されたかに関わらず、グループ化された印刷媒体Mを予め定められた順序で纏めて表示される。他のグループG2~G3についても同様である。このような表示を、グループG1~G3にグループ化された印刷媒体Mをグループ単位で予め定められた順序で表示するともいう。
【0048】
ここで、項目の値が「ダイカット」、「23mm」、「23mm」で特定される印刷媒体Mがプリンタ3に収容されている場合、表示部57は、23mm×23mmの文字列を黒色の背景に白抜きで表示する。また、選択画面571の一番上の欄Pには、23mm×23mmの文字列が表示される。故に、選択画面571は、プリンタ3に装着された印刷媒体Mを選択した状態で、グループ化された印刷媒体Mを選択可能に纏めて表示する。
【0049】
ユーザは、例えば表示部57の選択画面571を上下にスクロールすることで、プリンタ3で使用できる印刷媒体Mを閲覧する。この場合、グループG1の優先度の高い項目を含む印刷媒体Mが纏めて上位に表示されるので、ユーザは、所望の一の印刷媒体Mを特定しやすくなる。
【0050】
CPU51は、選択画面571に表示された複数の印刷媒体Mのうち一の印刷媒体Mが選択されたか否か判断する(S123)。一の印刷媒体Mが選択されていないと判断した場合(S123:NO)、CPU51は、処理をS101に戻す。一の印刷媒体Mが選択されたと判断した場合(S123:YES)、CPU51は、印刷データの編集が終了したか否か判断する(S125)。印刷データの編集が終了していないと判断した場合(S125:NO)、CPU31は、処理をS101に戻す。
【0051】
例えば、ユーザにより編集ウインドウ570内の保存ボタンがクリックされた場合、印刷データの編集が終了したとして(S125:YES)、CPU51は、印刷データをPC5のHDD54に保存する(S127)。CPU51は、処理をS101に戻す。
【0052】
なお、例えば、「ポイント」が最も高い項目の値が「29mm」となり、項目「幅」が優先度の高い項目とされた場合について説明する。この場合、「29mm」の値をもつ印刷媒体Mは、上位ではなく、予め定められた順序で表示されるものとする。すなわち、この例では、優先度の高い項目として「幅」が決定され、「幅」の値が共通する印刷媒体Mでグループ化する。表示順は、「29mm」のグループを他の「幅」の値のグループより上位にするのではなく、予め定められた順序、すなわち幅の狭い順序で表示する。つまり、「幅」が「12mm」である印刷媒体Mのグループ、「17mm」である印刷媒体Mのグループ、「23mm」である印刷媒体Mのグループ、「24mm」である印刷媒体Mのグループ、「29mm」である印刷媒体Mのグループ・・・といった順番で表示される。
【0053】
以上説明したように、CPU51は、[0]複数の項目「種類」、「幅」、「長さ」のうち優先度の高い項目を決定する。CPU51は、複数の印刷媒体Mのうち決定された優先度の高い項目の値が共通する印刷媒体Mでグループ化する。CPU51は、複数の印刷媒体Mを表示部37に表示する場合、グループ化された印刷媒体Mで纏めて表示する。
【0054】
上記印刷システム1では、印刷データに対応する印刷媒体Mを設定する際に、設定対象となる複数の印刷媒体Mのうち優先度の高い項目を含む印刷媒体MのグループG1で纏めて表示部37に表示される。故に、プログラムは、閲覧性を向上することで所望の印刷媒体Mをユーザに容易に特定させることができる。
【0055】
CPU51は、グループ化された印刷媒体MのグループG1~G3のうち、優先度の高い項目の値が、「無定長」であるグループG1の印刷媒体Mを、他のグループG2~G3の印刷媒体Mよりも上位に纏めて表示する。グループ化された印刷媒体Mが上位に纏めて表示されるので、ユーザは、所望の印刷媒体Mを特定しやすい。
【0056】
CPU51は、グループ化された印刷媒体Mのうち、優先度の高い項目が「幅」である場合に、「幅」の値が共通するグループ単位で予め定められた順序で表示する。従って、ユーザは、グループ化された印刷媒体Mを予め定められた順序で閲覧することで、効率よく所望の印刷媒体Mを特定できる。
【0057】
CPU51は、グループ化されたグループ内の印刷媒体Mを予め定められた順序で纏めて表示する。グループ化されたグループ内の印刷媒体Mは予め定められた順序で纏めて表示される。このため、ユーザは、予め定められた順序で効率よく所望の印刷媒体Mを特定できる。
【0058】
CPU51は、プリンタ3から使用履歴テーブルを取得する。CPU51は、プリンタ3から取得した使用履歴テーブルのうち使用回数が上位の印刷媒体Mに基づき、優先度の高い項目を決定する。CPU51は、プリンタ3での「使用回数」が上位の印刷媒体Mに基づき、優先度の高い項目の値で印刷媒体Mをグループ化できる。
【0059】
CPU51は、プリンタ3に装着されている印刷媒体Mを特定する。CPU51は、特定された印刷媒体Mを選択した状態で、グループ化された印刷媒体Mを選択可能に纏めて表示する。ユーザは、表示部37を視認することでプリンタ3に装着された印刷媒体Mを容易に把握でき、且つ優先度の高い印刷媒体Mを選択できる。
【0060】
CPU51は、取得された使用履歴テーブルに基づき、印刷媒体M毎に付与される「使用回数」に応じた「ポイント」を、対応する印刷媒体Mの複数の項目の値に付与する。CPU51は、複数の印刷媒体Mの複数の項目内で共通する値に付与された「ポイント」同士を合算する。CPU51は、合算した「ポイント」が最も高い値に係る項目を、優先度の高い項目であると決定する。使用回数に応じた「ポイント」に基づき、優先度の高い項目を決定できるので、ユーザは、所望の印刷媒体Mを効率的に選択できる。
【0061】
図10図11を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。以下、上記実施形態と同様の機能を有する構成には同じ符号を付して説明を省略又は簡略化する。第二実施形態では、優先度の高い項目の決定方法が異なる。
【0062】
図10を参照して、第二表示処理を説明する。CPU51は、HDD54に記憶されたプログラムを読み出して、第二表示処理を実行する。第二表示処理が実行されると、CPU51は、S201、S203、S205の処理を実行する。なお、S201~S205の処理は、夫々、第一表示処理のS101~S105と同じ処理ある。
【0063】
CPU51は、取得された使用履歴テーブルのうち使用回数が多い上位三つの印刷媒体Mを特定する(S207)。この場合、例えば図11に示す使用履歴テーブルが特定される。CPU51は、特定された三つの印刷媒体Mのうち少なくとも2つの印刷媒体Mが、複数の項目のうち共通する値をもつ項目があるか否か判断する(S209)。複数の項目のうち共通する値をもつ項目があると判断した場合(S209:YES)、CPU51は、複数の項目のうち共通する値をもつ項目を、優先度の高い項目であると決定する(S211)。
【0064】
図11に示す使用履歴テーブルの例では、1位と3位の印刷媒体Mでは、「無定長」の項目の値が特定される。また、2位と3位の項目では、「29mm」の項目の値が特定される。この場合、1位の印刷媒体Mの項目の値を優先適用して、CPU31は、「無定長」に係る項目「種類」を優先度の高い項目であると決定する。
【0065】
一方、複数の項目のうち共通する値をもつ項目がないと判断した場合(S209:NO)、CPU51は、使用履歴テーブルを参照して、次の順位の印刷媒体Mを対象に追加する(S213)。この場合、例えば、4位の印刷媒体Mが候補に追加される。その後、S209において、CPU51は、上位4位までの印刷媒体Mを対象とした処理を行う。従って、CPU51は、共通する項目の値を特定するまで下位の印刷媒体Mを候補に追加して、共通の項目を決定する。その後、CPU51は、S215~S227の処理を実行する。なお、S215~S227の処理は、夫々、第一表示処理のS115~S127の処理と同じ処理である。
【0066】
上記実施形態は、さらに、以下のように種々変更可能である。以下に説明する各種変形例は、矛盾が生じない限り夫々組み合わせ可能である。上記実施形態では、印刷システム1は、PC5を備えたがこれに限らない。例えば、PC5は、スマートフォン、タブレット等の表示部を有する装置で構成されてもよい。
【0067】
上記実施形態では、ケーブル2を介してプリンタ3とPC5が接続されたがこれに限らない。例えば、プリンタ3とPC5は、ケーブル2を介さない無線通信により通信してもよい。
【0068】
上記実施形態では、プリンタ3から使用履歴テーブルを取得したがこれに限らない。例えば、使用履歴テーブルはクラウドに保存され、PC5はクラウドにアクセスして使用履歴テーブルを取得してもよい。また、PC5は、最後に取得した使用履歴テーブルをHDD54、フラッシュメモリ33等に記憶して、その使用履歴テーブルを使用してもよい。
【0069】
上記実施形態では、S107~S117の処理はPC5が実行したがこれに限らない。例えばS107~S117の少なくとも何れかの処理は、プリンタ3側で実行されてもよい。
【0070】
上記実施形態では、優先度の高い項目を、「ポイント」を使用して決定したがこれに限らない。例えば、各印刷媒体Mが使用された「使用回数」を用いて、「使用回数」を各項目の値に付与してもよい。この場合、「ポイント」の代わりに「使用回数」が合算される。この合算結果に基づき、優先度の高い項目が決定される。また、優先度の高い項目は、ユーザにより予め設定されていてもよい。この場合、例えばS111の処理では、ユーザにより設定された項目を読み込んで決定してもよい。
【0071】
上記実施形態では、使用履歴テーブルの1位~5位の印刷媒体Mを対象として優先度の高い項目を決定したがこれに限らない。例えば6位以降の印刷媒体Mも対象としてよい。1位から3位の印刷媒体Mを対象としてもよい。対象の印刷媒体Mは適宜設定されればよい。過去に使用された全ての印刷媒体Mが対象となってもよいし、所定期間内(例えばここ最近1か月の間)に使用された印刷媒体Mが対象となってもよい。
【0072】
上記実施形態では、図6に示す「ポイント」が各印刷媒体Mに割り当てられたがこれに限らない。各印刷媒体Mに割り当てられる「ポイント」は、適宜変更されてよい。例えば、1位の「ポイント」は、「10ポイント」よりも多くてもよいし、少なくてもよい。2位との差は、「5ポイント」よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
【0073】
上記実施形態では、優先度の高い項目が「種類」(「無定長」「ダイカット」)の場合にはグループG1~G3が上から順に表示され、優先度の高い項目が「幅」「長さ」の場合は予め定められた順に表示されたがこれに限らない。優先度の高い項目が「種類」(「無定長」「ダイカット」)の場合であってもグループG1が纏めて表示されればよく、グループG1は、他のグループG2、G3よりも下位に表示されてもよい。グループG1~G3の表示の順序が予め定められている場合、定められた順にグループG1~G3が並べられてもよい。また、優先度の高い項目が「幅」「長さ」の場合であっても、その項目の値の「ポイント」が高い値のグループが上位に表示されてもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、優先度の高い項目の値でグループ化し、グループ内の印刷媒体Mの表示順は、予め定められた順番で表示されたが、これに限らない。例えば、S111とS115の処理の間に、二番目に優先度の高い項目を決定し、例えば、グループG1の中の印刷媒体Mを、二番目に優先度の高い項目の値のポイントの高い印刷媒体Mを上位に表示するよう表示順を決定してもよい。
【0075】
上記実施形態では、選択画面571は、プリンタ3に装着された印刷媒体Mを表示し、且つグループ化された印刷媒体Mを表示したがこれに限らない。プリンタ3に装着された印刷媒体Mの表示態様は適宜変更してもよい。また、プリンタ3に装着された印刷媒体Mが選択画面571において黒色の背景に白抜きで選択されていなくてもよい。プリンタ3に装着された印刷媒体Mの情報は、選択画面571の最上位の欄Pにのみ表示されていてもよい。表示態様は適宜変更してよい。
【0076】
上記実施形態は、CPU31、51の代わりに、マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などが、プロセッサとして用いられてもよい。記憶処理、第一/第二表示処理は、複数のプロセッサによって分散処理されてもよい。プログラムは、例えば、図示外のインターネットに接続されたサーバからダウンロードされて(即ち、伝送信号として送信され)、不揮発性メモリに記憶されてもよい。この場合、プログラムは、サーバに備えられたHDDなどの非一時的な記憶媒体に保存されていればよい。
【0077】
上記説明において、PC5が本発明の「編集装置」に相当する。CPU51が本発明の「コンピュータ」に相当する。使用履歴テーブルが本発明の「使用履歴」に相当する。「種類」、「幅」、「長さ」が本発明の「複数の項目」に相当する。「無定長」、「ダイカット」、「12mm」、「24mm」、「29mm」、「38mm」、「NULL」、「42mm」、「90mm」が本発明の「項目の値」に相当する。「ポイント」、「使用回数」が本発明の「特定数」に相当する。「無定長」が本発明の「所定の値」に相当する。S121の処理を実行するCPU51が本発明の「表示ステップ」に相当する。S105の処理を実行するCPU51が本発明の「取得ステップ」に相当する。S111、S114の処理を実行するCPU51が本発明の「第一決定ステップ」に相当する。S115の処理を実行するCPU51が本発明の「グループ化ステップ」に相当する。S103の処理を実行するCPU51が本発明の「媒体特定ステップ」に相当する。S107の処理を実行するCPU51が本発明の「付与ステップ」に相当する。S109の処理を実行するCPU51が本発明の「合算ステップ」に相当する。S207の処理を実行するCPU51が本発明の「第一特定ステップ」に相当する。S211の処理を実行するCPU51が本発明の「第二特定ステップ」に相当する。
【符号の説明】
【0078】
1 印刷システム
3 プリンタ
5 PC
51 CPU
57 表示部
571 選択画面
M 印刷媒体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図9
図10
図11