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特開2024-93618情報処理システム、情報処理方法、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024093618
(43)【公開日】2024-07-09
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240702BHJP
   H04Q 1/20 20060101ALI20240702BHJP
   H04M 3/00 20240101ALI20240702BHJP
【FI】
H04N1/00 127B
H04N1/00 J
H04Q1/20 101
H04M3/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022210126
(22)【出願日】2022-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100227857
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 圭
(72)【発明者】
【氏名】安藤 豊実
(72)【発明者】
【氏名】當間 慎之介
【テーマコード(参考)】
5C062
5K201
【Fターム(参考)】
5C062AA02
5C062AA27
5C062AA30
5C062AA32
5C062AA34
5C062AA35
5C062AB20
5C062AB25
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB42
5C062AB43
5C062AB44
5C062AB46
5C062AC02
5C062AC22
5C062AC40
5C062AC42
5C062AF01
5C062AF02
5C062AF03
5C062AF08
5K201AA04
5K201BB05
5K201BC05
5K201EA01
5K201EA05
5K201EC06
5K201ED03
5K201FA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】通信対象の文書の種別に応じて、使用する回線を使い分けることで、通信費用を抑えつつ、確実にFAXを相手に届ける情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、ファクシミリ送信する文書を取得する取得手段と、取得された文書から検出された文字列に基づいて文書の種別を特定する特定手段と、特定された種別に基づいてファクシミリ送信する送信手段、を備え、特定手段により特定された種別が第1の種別である場合には、第1の回線を用いてファクシミリ送信し、前記特定手段により特定された種別が第2の種別である場合には、第2の回線を用いてファクシミリ送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファクシミリ送信する文書を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した文書を解析することで、当該文書の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別により特定される回線を用いて、当該文書をファクシミリ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記特定手段は、前記文書から検出された文字列に基づき、当該文書の種別を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記特定手段は、前記文書に付与された二次元コードを解析することにより得られる情報に基づき、当該文書の種別を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記送信手段は、前記特定手段により特定された種別が第1の種別である場合には、第1の回線を用いてファクシミリ送信し、前記特定手段により特定された種別が第2の種別である場合には、第2の回線を用いてファクシミリ送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1の回線は前記第2の回線よりも通信コストが低く、前記第2の回線は前記第1の回線よりも送信の確実性が高いことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
情報処理システムの取得手段が、ファクシミリ送信する文書を取得する取得工程と、
前記情報処理システムの特定手段が、前記取得工程で取得した文書を解析することで、当該文書の種別を特定する特定工程と、
前記情報処理システムの送信手段が、前記特定工程により特定された種別により特定される回線を用いて、当該文書をファクシミリ送信する送信工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
ファクシミリ送信する文書を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した文書を解析することで、当該文書の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別により特定される回線を用いて、当該文書をファクシミリ送信する送信手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
FAXサーバから大量のFAXを送信する業務ではできる限り通信費用を抑えたい。FAXを送信する際に利用する回線は主に従来の電話回線(アナログor ISDN)とIP回線(ひかり回線)の2種類が存在する。IP回線は従来の電話回線と比較して通信費用が安いが、回線品質が不安定なため、送信エラー率が高く、時間内に確実に相手に届ける必要があるFAX業務には向いていない。一方で従来の電話回線(アナログor ISDN)は、回線品質が安定しており、エラー率は低いが、IP回線と比較すると通信費用が高くなるという課題がある。
また、昨今FAX通信を行う様々なクラウドサービスがあり、業務に応じて電話回線やIP回線などの個別回線での送信と、FAX送信を行うクラウドサービスとの使い分けを行いたいというニーズも存在する。
【0003】
特許文献1には、公衆回線網とIP網等の複数の通信経路を適宜選択し、確実なファクシミリ通信を行うことができるとともに、その通信コストを低減することを目的として、接続要求を発した通信機器に応じた通信経路を選択する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007-174191号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通信の確実性とコストのどちらを優先するかは、送信する文書の内容によっても異なってくる。
【0006】
そこで、本発明は、通信対象の文書の種別に応じて、使用する回線を使い分けることで、通信費用を抑えつつ、確実にFAXを相手に届けることができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ファクシミリ送信する文書を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した文書を解析することで、当該文書の種別を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された種別により特定される回線を用いて、当該文書をファクシミリ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通信対象の文書の種別に応じて、使用する回線を使い分けることで、通信費用を抑えつつ、確実にFAXを相手に届けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の情報処理システムの構成例を示す図
図2】情報処理装置のハードウエア構成を示す図
図3】回線選択処理を示すフローチャート
図4】ステップS303の処理の詳細を示すフローチャート
図5】ステップS402の処理の詳細を示すフローチャート
図6】ステップS403の処理の詳細を示すフローチャート
図7】文字列と使用回線とが対応付けられたテーブル
図8】帳票種別と使用回線とが対応付けられたテーブル
図9】S309で登録された送信結果の一覧を示すテーブル
図10図9に示す情報を表示した画面の一例
図11】判定結果と回線種別とを対応付けたテーブル
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、情報処理装置101、ファクシミリサーバ102を含む複数の回線種別を利用可能なファクシミリシステムの一例を示すシステム構成図である。
【0011】
本発明に好適な情報処理装置101は、例えば、パーソナルコンピュータであり、ネットワーク通信機能を備え、LAN104(ローカルエリアネットワーク)を介してファクシミリサーバ102とデータ通信が可能である。
【0012】
ファクシミリサーバ102は、公衆回線105、IP回線106を介してファクシミリ送受信機能を備えるFAX通信デバイス103を備えている。
【0013】
送信データは、各情報処理装置101からTCP/IPネットワークであるLAN104を経由してファクシミリサーバ102へ蓄積され、FAX通信デバイス103を動作させることで、順次送信される。
【0014】
図2は、本発明の情報処理装置101やファクシミリサーバ102として適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0015】
図2に示すように、情報処理装置は、システムバス200を介してCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、記憶装置204、入力コントローラ205、音声コントローラ206、ビデオコントローラ207、メモリコントローラ208、よび通信I/Fコントローラ209が接続される。
【0016】
CPU201は、システムバス200に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0017】
ROM202あるいは外部メモリ213は、CPU201が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
【0018】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ213からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0019】
入力コントローラ205は、キーボード210や不図示のマウス等のポインティングデバイス等の入力装置からの入力を制御する。入力装置がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
【0020】
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーンなどの、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
【0021】
ビデオコントローラ207は、ディスプレイ212などの外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイは本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。なお、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作を受け付け可能な装置については、入力装置も提供する。
【0022】
なおビデオコントローラ207は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM203の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
【0023】
メモリコントローラ208は、外部メモリ213へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、および各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等を利用可能である。
【0024】
通信I/Fコントローラ209は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信やISDNなどの電話回線、および携帯電話の4G回線、5G回線等を用いた通信が可能である。
【0025】
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ212上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ212上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0026】
次に図3図6のフローチャートを用いて、ファクシミリを送信する際の回線の選択処理について説明する。
【0027】
図3図6のフローチャートに示す各処理は、情報処理装置101またはファクシミリサーバ102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0028】
ステップS301では、ファックスの送信指示を受け付ける。
【0029】
ステップS302では、送信回線の自動判定機能がON(有効)になっているかを判定する。ONになっている場合(ステップS302:YES)は、処理をステップS303に移行し、ONになっていない場合(ステップS302:NO)は、処理をステップS308に移行する。
【0030】
ステップS303では、回線判定処理を行う。回線判定処理の詳細は図4のフローチャートを用いて説明する。
【0031】
図4のフローチャートを用いてステップS303の回線判定処理について説明する。
【0032】
ステップS401では、自動回線判定処理のモードを判定する。具体的には、OCR解析結果から判定するモードであるか、二次元コード(QRコード(登録商標)等)解析結果から判定するモードであるかを判定する。
【0033】
OCR解析による判定モードの場合は処理をステップS402に移行する。二次元コード解析による判定モードの場合は処理をステップS403に移行する。
【0034】
ステップS402の処理の詳細は図5のフローチャートを用いて説明する。
【0035】
ステップS501では、送信対象の文書に対してOCR処理を行い、文書に記載された文字を認識する。
【0036】
ステップS502では、ステップS501の処理によって得られた文字列の中に、登録された文字列が含まれているか(登録された文字列を検出できたか)を判定する。
【0037】
含まれていない場合は処理をステップS503に移行し、含まれている場合は処理をステップS504に移行する。
【0038】
なお、登録された文字列の一例を図7に示す。
【0039】
ステップS503では、判定結果として「なし(デフォルト)」を返す。
【0040】
ステップS504では、図7のテーブルを参照し、検出された文字列に対応する送信回線を特定する。例えば、検出された文字列が「見積書」である場合は「品質優先」の回線であると特定され、検出された文字列が「広告」であれば「コスト優先」の回線であると特定される。
【0041】
ステップS504では、特定された回線が品質優先であるかコスト優先であるかを判定する。
【0042】
品質優先であれば処理をステップS505に移行し「判定結果:品質優先」を返す。コスト優先であれば処理をステップS506に移行し「判定結果:コスト優先」を返す。
【0043】
次にステップS403の処理の詳細を図6のフローチャートを用いて説明する。
【0044】
ステップS601では、送信対象の文書に付与された二次元コードの解析を行う。
【0045】
ステップS602では、ステップS601の処理によって得られた情報に帳票種別を示す情報が含まれているかを判定する。
【0046】
含まれていない場合は処理をステップS603に移行し、含まれている場合は処理をステップS604に移行する。
【0047】
ステップS603では、判定結果として「なし(デフォルト)」を返す。
【0048】
ステップS604では、図8のテーブルを参照し、二次元コードから取得した帳票種別に体操する送信回線を特定する。例えば、取得した帳票種別が「F01」である場合は「品質優先」の回線であると特定され、検出された文字列が「F05」であれば「コスト優先」の回線であると特定される。
【0049】
ステップS604では、特定された回線が品質優先であるかコスト優先であるかを判定する。
【0050】
品質優先であれば処理をステップS605に移行し「判定結果:品質優先」を返す。コスト優先であれば処理をステップS606に移行し「判定結果:コスト優先」を返す。
【0051】
以上の処理が実行されると、処理を図3のステップS304に戻る。
【0052】
ステップS304では、図5図6のフローチャートの処理によって返された判定結果が「なし(デフォルト)」であるかを判定する。なし(デフォルト)である場合(ステップS304:YES)は処理をステップS308に移行する。なし(デフォルト)ではない場合(ステップS304:NO)は処理をステップS305に移行する。
【0053】
ステップS305では、図5図6のフローチャートの処理によって返された判定結果が「品質優先」であるかを判定する。品質優先である場合(ステップS305:YES)は処理をステップS306に移行する。品質優先ではない(すなわちコスト優先である)場合(ステップS305:NO)は、処理をステップS307に移行する。
【0054】
判定結果が品質優先の場合は、送信対象の文書をアナログ回線やINS回線のように品質が確保された回線を用いて送信する(ステップS306)。具体的には、図11に示す設定情報に従い、回線を特定する。図11に示す通り判定結果が品質優先の場合はアナログ回線を利用するよう設定されているため、本実施例においてはアナログ回線を用いた送信を行う。
【0055】
判定結果がコスト優先の場合は、送信対象の文書をIP回線のように送信コストの低い回線を用いて送信する(ステップS307)。具体的には、図11に示す設定情報に従い、回線を特定する。図11に示す通り判定結果がコスト優先の場合はIP回線を利用するよう設定されているため、本実施例においてはIP回線を用いた送信を行う。
【0056】
判定結果がなし(デフォルト)の場合は、送信対象の文書を予め設定された回線を用いて送信する(ステップS308)。具体的には、図11に示す設定情報に従い、回線を特定する。図11に示す通り判定結果がデフォルトの場合はIP回線を利用するよう設定されているため、本実施例ではIP回線を用いた送信を行う。
【0057】
ステップS309では、送信結果を登録する。図9にS309で登録された送信結果の一覧を示す。図9に示す通り、ステータス(送信済みかの情報)、送信要求日時、送信完了日時、送信回線に係る情報が登録されている。
【0058】
図10図9に示す情報が表示された画面の一例である。
【0059】
以上、実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0060】
また、本発明におけるプログラムは、図3図6に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図3の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図3図6の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0061】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0062】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0063】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0064】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0067】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0068】
101 情報処理装置
102 ファクシミリサーバ
103 FAX通信カード
104 LAN
105 公衆回線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11