(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024009390
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】シャワーヘッド用ホルダ
(51)【国際特許分類】
E03C 1/06 20060101AFI20240116BHJP
A47K 3/28 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
E03C1/06
A47K3/28
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022107046
(22)【出願日】2022-07-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-15
(71)【出願人】
【識別番号】597030464
【氏名又は名称】株式会社アラミック
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】弁理士法人あーく事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 宏彦
【テーマコード(参考)】
2D060
2D132
【Fターム(参考)】
2D060BA01
2D060BF07
2D132FA02
2D132FB02
2D132FD01
(57)【要約】
【課題】シャワーヘッドを安定的に保持することができるシャワーヘッド用ホルダを提供する。
【解決手段】吐水部10と吐水部10よりも幅狭の把持部11とを備えたシャワーヘッド1Aを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダ2であって、吐水部10を下方から保持する保持部3を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項2】
吐水部と把持部との間にネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項3】
把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成されたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項5】
請求項4に記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項6】
請求項5に記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項7】
請求項5に記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項8】
請求項5に記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、
前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項9】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記保持部は、弾性材料から形成されたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項10】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を上方から押さえる押さえ部をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項11】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載のシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部の背面と当接する部分に滑り止め部が設けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、シャワーヘッドを保持するシャワーヘッド用ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シャワーヘッドを保持するシャワーヘッド用ホルダとして、給水ホースとの接続部側の端部を保持するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、洗浄効果やマッサージ性能に優れた吐水圧が高いシャワーヘッドの人気が高まっている。しかし、吐水圧が高いシャワーヘッドを上記従来のシャワーヘッド用ホルダで接続部側の端部を保持した場合、吐水時の反動によって、吐水部がぐらつく(暴れる)という問題があった。
【0005】
本開示は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、シャワーヘッドを安定的に保持することができるシャワーヘッド用ホルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本明細書で開示されるシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
本明細書で開示される他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と把持部との間にネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
前記シャワーヘッド用ホルダにおいて、前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成されていてもよい。
【0010】
前記シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備えてもよい。
【0011】
前記シャワーヘッド用ホルダにおいて、前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられていてもよい。
【0012】
前記シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構をさらに備えてもよい。
【0013】
前記シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備えてもよい。
【0014】
前記シャワーヘッド用ホルダにおいて、前記保持部は、弾性材料から形成されていてもよい。
【0015】
前記シャワーヘッド用ホルダは、前記吐水部を上方から押さえる押さえ部をさらに備えていてもよい。
【0016】
前記シャワーヘッド用ホルダにおいて、前記吐水部の背面と当接する部分に滑り止め部が設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、シャワーヘッドを安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す斜視図である。
【
図2】実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す側面図である。
【
図3】実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す正面図である。
【
図4】実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダを示す斜視図である。
【
図5A】実施形態1の変形例1におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す概略正面図である。
【
図5B】実施形態1の変形例2におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す概略正面図である。
【
図5C】実施形態1の変形例2におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の他の例を示す概略正面図である。
【
図6】実施形態2におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す斜視図である。
【
図7】実施形態2において保持部におけるアーム部材同士の間隔が広がった状態を示す概略正面図である。
【
図8】実施形態2において保持部におけるアーム部材同士の間隔が狭まった状態を示す概略正面図である。
【
図9】実施形態3におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す斜視図である。
【
図10】実施形態3におけるシャワーヘッド用ホルダの内部構造を示す斜視図である。
【
図11】起伏部が起立した状態を示す概略断面図である。
【
図12】実施形態3において保持部におけるアーム部材同士の間隔が広がった状態を示す概略正面図である。
【
図13】起伏部が倒伏した状態を示す概略断面図である。
【
図14】実施形態3において保持部におけるアーム部材同士の間隔が狭まった状態を示す概略正面図である。
【
図15】実施形態4におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す概略側面図である。
【
図16】実施形態4におけるシャワーヘッド用ホルダを示す概略側面図である。
【
図17】
図18のシャワーヘッド用ホルダを示す概略底面図である。
【
図18】実施形態5におけるシャワーヘッド用ホルダがシャワーヘッドを保持している状態の一例を示す概略側面図である。
【
図19】実施形態5におけるシャワーヘッド用ホルダを示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施形態の間で同一の構成要素には同一の符号を付し、それら構成要素について重複する説明は省略する。
【0020】
(実施形態1)
図1は、実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Aを保持している状態の一例を示す斜視図である。
図2は、実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Aを保持している状態の一例を示す側面図である。
図3は、実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Aを保持している状態の一例を示す正面図である。
【0021】
-シャワーヘッド用ホルダの概要-
実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダ2は、浴室等の壁面Wに取り付けられ、シャワーヘッド1Aを保持対象とするものである。
【0022】
シャワーヘッド1Aは、水を吐出する吐水部10と、ユーザが把持可能な把持部11と、ホース等が接続可能な接続部12と、を備えている(
図1~
図3参照)。吐水部10は、多数の散水孔(図示しない)が穿設された散水板13を含んで構成されている。把持部11は、吐水部10よりも幅狭に形成されている。接続部12は、外周側に螺旋状に形成された螺合溝14を含んで構成されている。
【0023】
-シャワーヘッド用ホルダの構成-
図4は、実施形態1におけるシャワーヘッド用ホルダ2を示す斜視図である。
【0024】
シャワーヘッド用ホルダ2は、保持部3と、調整機構4と、カバー部5と、を備えている(
図1、
図2、
図4参照)。
【0025】
<保持部>
保持部3は、シャワーヘッド1Aの吐水部10を下方から保持するものであり、一対のアーム部材30,31(正面視右側のアーム部材30及び正面視左側のアーム部材31)を含んで構成されている(
図3、
図4参照)。アーム部材30,31は、調整機構4に取り付けられている。
【0026】
アーム部材30の先端部32及びアーム部材31の先端部33は、ともに、自由端とされている。先端部32,33は、例えば、
図4に示すように内向きの斜め上方向に向けて曲げられていてもよいし、正面方向に向けて形成されていてもよい。
【0027】
アーム部材30,31は、吐水部10の幅よりも狭い間隔を空けて互いに離間している。シャワーヘッド1Aの把持部11がアーム部材30,31間へ差し込まれて吐水部10がアーム部材30,31上に下ろされると、アーム部材30,31が下方から吐水部10と当接するようになっている(
図3参照)。すなわち、保持部3は、アーム部材30,31で下方から吐水部10と当接することで吐水部10を下方から保持するようになっている。
【0028】
このように、保持部3がシャワーヘッド1Aの吐水部10を下方から保持することにより吐水部10のぐらつきが抑制されることから、シャワーヘッド1Aを安定的に保持することができる。
【0029】
また、保持部3を、アーム部材30,31を含んで構成したことにより、シンプルな構造で保持部3を実現することができる。
【0030】
なお、アーム部材30,31の先端部32,33には、シャワーヘッド1Aをより安定的に保持するためにゴム等からなる滑り止めキャップ等が設けられていてもよい。
【0031】
<調整機構>
調整機構4は、アーム部材30,31同士の間隔を調整可能とするものであり、一対のロッド部材40,41を含んで構成されている(
図4参照)。ロッド部材40,41は、各々の長手方向が交差するように軸部材D1で互いに連結されるとともに、連結部分である軸部材D1を回動支点として各々の上端部42,43及び下端部44,45がそれぞれ開閉可能とされている。ユーザが上端部42,43を指で摘まんで閉じることで下端部44,45が閉じるようになっている一方で、ユーザが上端部42,43を指で押し広げることで下端部44,45が開くようになっている。
【0032】
ロッド部材40,41の上端部42,43には、指での操作をし易くする摘まみ部46,47が形成されている。摘まみ部46,47は、例えば、
図4に示すように扁平状に形成されていてもよい。また、摘まみ部46,47は、ロッド部材40,41と一体的に形成されていてもよいし、ゴム等からなるキャップ等を取り付けることで形成されていてもよい。
【0033】
ロッド部材40,41における軸部材D1の周辺部には、互いの回動を許容する切欠48,49がそれぞれ形成されている。
【0034】
ロッド部材40の下端部44には、アーム部材30が取り付けられており、同様に、ロッド部材41の下端部45には、アーム部材31が取り付けられている(
図4参照)。従って、ロッド部材40,41の上端部42,43を操作して下端部44,45を開閉することで、アーム部材30,31同士の間隔を調整することができる。
【0035】
上記のような調整機構4によって、シャワーヘッド1Aのサイズに応じてアーム部材30,31同士の間隔を容易に調整することができる。
【0036】
また、調整機構4を、ロッド部材40,41を含んで構成したことにより、シンプルな構造で調整機構4を実現することができる。
【0037】
なお、上記に限られず、調整機構4におけるロッド部材40,41は、上端部42,43で互いに連結されるとともに下端部44,45のみが開閉可能とされていてもよい。この場合、ロッド部材40,41の下端部44,45を操作して開閉することで、アーム部材30,31同士の間隔を調整することができる。
【0038】
<カバー部>
カバー部5は、壁面Wにねじ等の締結部材で固定されるベース50と、ベース50に取り付けられる化粧カバー51と、を含んで構成されている(
図4参照)。
【0039】
ベース50には、締結部材を締結するための締結穴(図示しない)と、調整機構4におけるロッド部材40,41の連結部分である軸部材D1を軸支する軸孔(図示しない)と、が設けられている。
【0040】
化粧カバー51には、調整機構4におけるロッド部材40,41の各々の上端部42,43及び下端部44,45を突出させつつも上端部42,43及び下端部44,45の回動を許容する4つの通孔52~55が設けられている。化粧カバー51は、例えば接着剤等で、ベース50に取り付けられている。
【0041】
上記のような化粧カバー51によって、保持部3を調整機構4と併せて壁面Wに固定することができるとともに、シャワーヘッド用ホルダ2の外観を良好にすることができる。
【0042】
なお、シャワーヘッド用ホルダ2は、上記のような調整機構4を備えていなくてもよく、例えば、アーム部材30,31が互いに離間してカバー部5等に固定されていてもよい。
【0043】
-変形例1-
図5Aは、実施形態1の変形例1におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Bを保持している状態の一例を示す概略正面図である。
【0044】
上記説明した実施形態1の変形例1において、シャワーヘッド用ホルダ2は、吐水部10と把持部11との間にネック部15が設けられたシャワーヘッド1Bを保持対象とするものである(
図5A参照)。
【0045】
当該変形例1において、保持部3は、シャワーヘッド1Bのネック部15を保持する。保持部3におけるアーム部材30,31は、シャワーヘッド1Bのネック部15の幅と干渉可能な程度の間隔を空けて互いに離間している。シャワーヘッド1Bのネック部15がアーム部材30,31間へ差し込まれてアーム部材30,31上に下ろされると、アーム部材30,31がネック部15と干渉するようになっている。すなわち、保持部3は、アーム部材30,31でネック部15と干渉することでネック部15を保持するようになっている。
【0046】
このように、保持部3がネック部15を保持する場合であっても、上記の実施形態1の場合と同様に吐水部10のぐらつきが抑制されることから、シャワーヘッド1Bを安定的に保持することができる。
【0047】
-変形例2-
図5Bは、実施形態1の変形例2におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Cを保持している状態の一例を示す概略正面図である。
図5Cは、実施形態1の変形例2におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Cを保持している状態の他の例を示す概略正面図である。
【0048】
上記説明した実施形態1の変形例2において、シャワーヘッド用ホルダ2は、把持部11から吐水部10にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッド1Cを保持対象とするものである(
図5B参照)。シャワーヘッド1Cは、
図5Cに示すように、把持部11から吐水部10にかけて滑らかな輪郭16を有するように形成されていてもよい。
【0049】
当該変形例2において、保持部3は、吐水部10寄りの部分を保持する。保持部3におけるアーム部材30,31は、シャワーヘッド1Cの吐水部10寄り部分の幅と干渉可能な程度の間隔を空けて互いに離間している。シャワーヘッド1Cが把持部11寄り部分でアーム部材30,31間へ差し込まれてアーム部材30,31上に下ろされると、アーム部材30,31が吐水部10寄りの部分と干渉するようになっている。すなわち、保持部3は、アーム部材30,31でシャワーヘッド1Cと干渉することで吐水部10寄りの部分を保持するようになっている。
【0050】
このように、保持部3が吐水部10寄りの部分を保持する場合であっても、上記の実施形態1の場合と同様に吐水部10のぐらつきが抑制されることから、シャワーヘッド1Cを安定的に保持することができる。
【0051】
なお、上記のシャワーヘッド1A,1B,1Cのいずれを保持対象とする場合であっても、保持部3で所望の保持力を確保するために、保持部3におけるアーム部材30,31を互いに近接させる付勢部材等を設け得る。
【0052】
また、上記のシャワーヘッド1A,1B,1Cのいずれを保持対象とする場合であっても、シャワーヘッド用ホルダ2は、シャワーヘッド1A,1B,1Cにおいて保持部3が保持する部分とは別の部分を補助的に保持するようになっていてもよい。
【0053】
以下、本開示の他の実施形態について説明する。
【0054】
(実施形態2)
以下、実施形態2について、上記実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。説明の便宜上、シャワーヘッド1Aを代表的な保持対象として説明するが、後述するように、シャワーヘッド1B,1Cも同様に保持対象とすることができる。
【0055】
図6は、実施形態2におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Aを保持している状態の一例を示す斜視図である。なお、
図6において、カバー部5の化粧カバー51の図示を省略している。また、
図6において、図面が煩雑になるのを避けるため、複数の位置決め孔56のうち、代表する一つの位置決め孔56にのみ符号を付している。
【0056】
実施形態2において、シャワーヘッド用ホルダ2は、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる荷重及び抜重に対応してアーム部材30,31の間隔調整動作を調整機構4に行わせる第1連動機構6をさらに備えている(
図6参照)。
【0057】
<第1連動機構>
第1連動機構6は、カバー部5のベース50に設けられたガイド溝60、付勢部材61及び突起62,63と、調整機構4におけるロッド部材40,41に設けられた長穴64,65と、を含んで構成されている(
図6参照)。
【0058】
ガイド溝60は、調整機構4におけるロッド部材40,41の連結部分である軸部材D1を上下方向にスライド可能に案内するものであり、ベース50の中央部から下部にかけて上下方向に形成されている。
【0059】
付勢部材61は、ガイド溝60内で軸部材D1を上方向に付勢するものであり、例えば、コイルバネ等で構成されている。
【0060】
突起62,63は、ベース50の上部に左右対称に配されており、正面側に延びている。突起62,63は、例えば、ベース50に横方向に並んで設けられた複数の位置決め孔56のうち左右対称な2の位置決め孔に嵌められることで位置決めされている。
【0061】
長穴64は、ロッド部材40の長手方向に形成されており、軸部材D1の上側に配されている。同様に、長穴65は、ロッド部材41の長手方向に形成されており、軸部材D1の上側に配されている。ロッド部材40,41は、長穴64,65で突起62,63に対してスライド可能に連結されている。
【0062】
上記説明した第1連動機構6の構成によって、調整機構4が以下のように間隔調整動作を行う。
【0063】
図7は、実施形態2において保持部3におけるアーム部材30,31同士の間隔が広がった状態を示す概略正面図である。
図8は、実施形態2において保持部3におけるアーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態を示す概略正面図である。
【0064】
シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間へ差し込まれてアーム部材30,31上に下ろされると、第2連動機構8により調整機構4がアーム部材30,31を
図7の状態から
図8の状態に遷移させる。具体的には、アーム部材30,31が受けたシャワーヘッド1Aによる荷重で、ロッド部材40,41の連結部分である軸部材D1がガイド溝60に沿って下方向にスライドするとともに、ロッド部材40,41が突起62,63に対して長穴64,65に沿って滑り下りる。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次小さくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次狭まる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる荷重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を狭くする。
【0065】
アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態で吐水部10の幅よりも狭くなるように調整機構4及び第1連動機構6の各部の寸法等が調整されている。これにより、アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態で、保持部3がシャワーヘッド1Aの吐水部10を下方から保持可能な状態となる。
【0066】
一方で、シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間から抜き出されて、アーム部材30,31がシャワーヘッド1Aによる荷重から解放されると、第2連動機構8により調整機構4がアーム部材30,31を
図8の状態から
図7の状態に遷移させる。具体的には、シャワーヘッド1Aによる抜重で、ロッド部材40,41の軸部材D1が付勢部材61の付勢力によってガイド溝60に沿って上方向にスライドするとともに、ロッド部材40,41が突起62,63に対して長穴64,65に沿って滑り上がる。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次大きくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次広がる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる抜重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を広くする。
【0067】
上記のような第1連動機構6によって、シャワーヘッド1Aの抜き差しに応じてアーム部材30,31同士の間隔を容易に調整することができる。
【0068】
なお、調整機構4及び第1連動機構6の各部の寸法等を調整することで、シャワーヘッド1B,1Cも同様に保持対象とすることができる。例えば、第1連動機構6における突起62,63を複数の位置決め孔56のうち適した2の位置決め孔に嵌めることで、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが適切に調整されることから、アーム部材30,31同士の間隔を保持対象に適したものとすることができる。
【0069】
アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態でネック部15の幅と干渉可能な程度になるように調整機構4及び第1連動機構6の各部の寸法等を調整すれば、シャワーヘッド1Bを保持対象とすることができる。また、アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態で吐水部10寄り部分の幅と干渉可能な程度になるように調整機構4及び第1連動機構6の各部の寸法等を調整すれば、シャワーヘッド1Cを保持対象とすることができる。
【0070】
なお、上記に限られず、第1連動機構6は、例えば、ロッド部材40,41の下端部44,45を開方向に付勢する付勢部材等を含んで構成されていてもよい。この場合、下端部44,45に付与される付勢力は、シャワーヘッド1Aによる荷重で下端部44,45が閉方向に回動するのを許容する程度に設定され得る。
【0071】
(実施形態3)
以下、実施形態3について、上記実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。説明の便宜上、シャワーヘッド1Aを代表的な保持対象として説明するが、後述するように、シャワーヘッド1B,1Cも同様に保持対象とすることができる。
【0072】
図9は、実施形態3におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Aを保持している状態の一例を示す斜視図である。
図10は、実施形態3におけるシャワーヘッド用ホルダ2の内部構造を示す斜視図である。
【0073】
実施形態3において、調整機構4におけるロッド部材40は、上端部42でカバー部5のベース50に軸部材D2で連結されており、同様に、調整機構4におけるロッド部材41は、上端部43でカバー部5のベース50に軸部材D3で連結されている(
図10参照)。ロッド部材40,41の下端部44,45は、軸部材D2,D3を回動支点として開閉可能とされている。
【0074】
カバー部5のベース50の上端側には、後述する起伏部7が連結されるヒンジ部57が設けられている。ヒンジ部57には、ヒンジバネ58が設けられている(
図9、
図10参照)。
【0075】
実施形態3において、シャワーヘッド用ホルダ2は、アーム部材30,31間へのシャワーヘッド1Aの差し込みとアーム部材30,31間からのシャワーヘッド1Aの抜き出しとに追従して起伏する起伏部7と、起伏部7の起伏動作に対応してアーム部材30,31の間隔調整動作を調整機構4に行わせる第2連動機構8と、をさらに備えている(
図10参照)。
【0076】
<起伏部>
起伏部7は、上端側でベース50におけるヒンジ部57に連結されるとともに、連結部分であるヒンジ部57を回動支点として起伏可能とされている(
図9、
図10参照)。起伏部7は、ヒンジ部57におけるヒンジバネ58によって起立方向に付勢されている。シャワーヘッド1Aをアーム部材30,31間へ差し込むことで起伏部7がシャワーヘッド1Aから押圧されて倒伏する一方で、シャワーヘッド1Aをアーム部材30,31間から抜き出すことで起伏部7がヒンジバネ58の付勢力によって起立するようになっている。
【0077】
起伏部7は、カバー部5の化粧カバー51としての機能を兼ねていてもよい。
【0078】
<第2連動機構>
第2連動機構8は、調整機構4におけるロッド部材40,41に設けられた長穴80,81と、カバー部5のベース50に設けられたレール82と、スライド部材83と、変換部材84と、を含んで構成されている(
図10参照)。
【0079】
長穴80は、ロッド部材40の長手方向に形成されており、軸部材D2の下側に配されている。同様に、長穴81は、ロッド部材41の長手方向に形成されており、軸部材D3の下側に配されている。
【0080】
レール82は、スライド部材83を上下方向にスライド可能に支持するものであり、ベース50の中央部から下部にかけて上下方向に形成されている。
【0081】
スライド部材83は、レール82に嵌合されるボディ部85と、ボディ部85から両側に突出する羽根部86,87と、を含んで構成されている。羽根部86には、先端側に開口する凹溝88が形成されており、凹溝88には、ロッド部材40が差し込まれている。同様に、羽根部87には、先端側に開口する凹溝89が形成されており、凹溝89には、ロッド部材41が差し込まれている。ロッド部材40,41は、凹溝88,89に差し込まれた状態で、長穴80,81に挿通された連結ピンP1,P2で羽根部86,87に連結されている。
【0082】
変換部材84は、起伏部7の起伏動作を上下方向のスライド動作に変換してスライド部材83を上下方向にスライドさせるものであり、一端部が起伏部7の裏面側に軸部材D4で連結されるとともに、他端部がスライド部材83におけるボディ部85に軸部材D5で連結されている。変換部材84は、軸部材D4,D5を回動支点として起伏部7及びスライド部材83に対して回動可能とされている。変換部材84は、起伏部7及びスライド部材83のそれぞれに対して回動することで、起伏部7の起伏動作を上下方向のスライド動作に変換してスライド部材83を上下方向にスライドさせるようになっている。
【0083】
上記説明した第2連動機構8の構成によって、調整機構4が以下のように間隔調整動作を行う。
【0084】
図11は、起伏部7が起立した状態を示す概略断面図である。
図12は、実施形態3において保持部3におけるアーム部材30,31同士の間隔が広がった状態を示す概略正面図である。
図13は、起伏部7が倒伏した状態を示す概略断面図である。
図14は、実施形態3において保持部3におけるアーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態を示す概略正面図である。
【0085】
シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間へ差し込まれると、起伏部7が
図11の状態から
図13の状態まで倒伏するとともに、第2連動機構8により調整機構4がアーム部材30,31を
図12の状態から
図14の状態に遷移させる。具体的には、次の通りである。起伏部7の倒伏動作によって、変換部材84が起伏部7及びスライド部材83のそれぞれに対して回動してスライド部材83をレール82に沿って下方向にスライドさせる(
図11、
図13参照)。スライド部材83が下方向にスライドするに伴い、羽根部86,87がロッド部材40,41における長穴80,81に沿って滑り下りながらロッド部材40,41の下端部44,45を引き寄せる(
図12、
図14参照)。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次小さくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次狭まる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる荷重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を狭くする。
【0086】
一方で、シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間から抜き出されて、起伏部7が
図13の状態から
図11の状態まで起立すると、第2連動機構8により調整機構4がアーム部材30,31を
図14の状態から
図12の状態に遷移させる。具体的には、次の通りである。起伏部7の起立動作によって、変換部材84が起伏部7及びスライド部材83のそれぞれに対して回動してスライド部材83をレール82に沿って上方向にスライドさせる(
図11、
図13参照)。スライド部材83が上方向にスライドするに伴い、羽根部86,87がロッド部材40,41における長穴80,81に沿って滑り上がりながらロッド部材40,41の下端部44,45を押し離す(
図12、
図14参照)。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次大きくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次広がる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる荷重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を広くする。
【0087】
上記のような第2連動機構8によって、アーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aの抜き差しに応じてアーム部材30,31同士の間隔を容易に調整することができる。
【0088】
なお、調整機構4及び第2連動機構8の各部の寸法等を調整することで、シャワーヘッド1B,1Cも同様に保持対象とすることができる。例えば、ロッド部材40,41と羽根部86,87との連結位置を適した位置に変えることで、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが適切に調整されることから、アーム部材30,31同士の間隔を保持対象に応じて調整することができる。
【0089】
アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態でネック部15の幅と干渉可能な程度になるように調整機構4及び第2連動機構8の各部の寸法等を調整すれば、シャワーヘッド1Bを保持対象とすることができる。また、アーム部材30,31同士の間隔が狭まった状態で吐水部10寄り部分の幅と干渉可能な程度になるように調整機構4及び第2連動機構8の各部の寸法等を調整すれば、シャワーヘッド1Cを保持対象とすることができる。
【0090】
(実施形態4)
以下、実施形態4について説明する。説明の便宜上、シャワーヘッド1Cを代表的な保持対象として説明するが、後述するように、シャワーヘッド1A,1Bも同様に保持対象とすることができる。
【0091】
図15は、実施形態4におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Cを保持している状態の一例を示す概略側面図である。
図16は、実施形態4におけるシャワーヘッド用ホルダ2を示す概略側面図である。
図17は、
図18のシャワーヘッド用ホルダ2を示す概略底面図である。
図16において、矢印は、押さえ部90の退避方向を示すものである。
図17において、両矢印は、保持部3の開口部34の拡張方向を示すものである。
【0092】
実施形態4において、シャワーヘッド用ホルダ2は、保持部3と、押さえ部90と、を備えている(
図15~
図17参照)。
【0093】
保持部3は、正面側に開口する開口部34を有し、全体としてC字状に形成されている(
図17参照)。開口部34の反対側部には、締結部材を締結するための締結穴(図示しない)が設けられている。
【0094】
保持部3の開口部34の開口具合は、シャワーヘッド1Cの吐水部10寄り部分と干渉可能な程度に設定されている。
【0095】
なお、保持部3の開口部34の開口具合を吐水部10の幅よりも狭い程度に設定すれば、シャワーヘッド1Aを保持対象とすることができる。また、保持部3の開口部34の開口具合をシャワーヘッド1Bのネック部15と干渉可能な程度に設定すれば、シャワーヘッド1Bを保持対象とすることができる。
【0096】
保持部3は、シリコンゴム等の弾性材料から形成されている。これにより、シャワーヘッド1Cが抜き差しされる部分である開口部34が弾性力によって拡張可能となることから、保持部3に対してシャワーヘッド1Cを容易に抜き差しすることができる。
【0097】
押さえ部90は、シャワーヘッド1Cの吐水部10を上方から押さえるものであり、保持部3の開口部34の反対側部から上方向に延びて正面方向に湾曲している(
図15~
図17参照)。押さえ部90は、シャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Cを保持した状態でシャワーヘッド1Cの吐水部10の上面と当接することで吐水部10を上方から押さえるようになっている。
【0098】
押さえ部90は、例えば、シリコンゴム等の弾性材料から形成されている。これにより、シャワーヘッド1Cが抜き差しされる際に押さえ部90が弾性力によって退避可能となることから、保持部3に対してシャワーヘッド1Cを容易に抜き差しすることができる。押さえ部90は、保持部3と一体的に構成されていてもよいし、保持部3とは別体に構成されていてもよい。
【0099】
上記のような押さえ部90によって、シャワーヘッド1Cの吐水部10のぐらつきがさらに抑制されることから、シャワーヘッド1Cをより安定的に保持することができる。
【0100】
(実施形態5)
以下、実施形態5について、上記実施形態4とは異なる点についてのみ説明する。実施形態4と同様に、説明の便宜上、シャワーヘッド1Cを代表的な保持対象として説明する。
【0101】
図18は、実施形態5におけるシャワーヘッド用ホルダ2がシャワーヘッド1Cを保持している状態の一例を示す概略側面図である。
図19は、実施形態5におけるシャワーヘッド用ホルダ2を示す概略正面図である。
図18における太線と、
図19における網掛けとは、いずれも、滑り止め部92を概念的に示すものである。
【0102】
実施形態5において、シャワーヘッド用ホルダ2は、上記実施形態4における押さえ部90を備えていないが、壁面Wに固定される背面部91を備えている(
図18、
図19参照)。
【0103】
背面部91においてシャワーヘッド1Cの吐水部10の背面と当接する部分には、滑り止め部92が設けられている。滑り止め部92は、例えば、多数の滑り止め突起で構成されていてもよいし、背面部91が合成樹脂材料等から形成されている場合はシリコンゴム等のゴムシートで構成されていてもよい。
【0104】
上記のような滑り止め部92が設けられたことにより、シャワーヘッド1Cの吐水部10のぐらつきがさらに抑制されることから、シャワーヘッド1Cをより安定的に保持することができる。
【0105】
上記の実施形態及び実施例はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本開示の技術的範囲は、上記の実施形態及び実施例のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0106】
1A,1B,1C シャワーヘッド
10 吐水部
11 把持部
12 接続部
13 散水板
14 螺合溝
15 ネック部
2 シャワーヘッド用ホルダ
3 保持部
30,31 アーム部材
32,33 先端部
34 開口部
4 調整機構
40,41 ロッド部材
5 カバー部
50 ベース
51 化粧カバー
6 第1連動機構
7 起伏部
8 第2連動機構
90 押さえ部
91 背面部
92 滑り止め部
W 壁面
【手続補正書】
【提出日】2023-08-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を下方から保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項2】
吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記ネック部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項3】
把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項4】
吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を下方から保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項5】
吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記ネック部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項6】
把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項7】
吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を下方から保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、
前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項8】
吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記ネック部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、
前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【請求項9】
把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、
前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、
前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備えたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本明細書で開示されるシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本明細書で開示される他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに該連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備える。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材に対する前記シャワーヘッドによる荷重及び抜重に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第1連動機構と、をさらに備える。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備える。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備える。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構と、前記一対のアーム部材間への前記シャワーヘッドの差し込みと該一対のアーム部材間からの前記シャワーヘッドの抜き出しとに追従して起伏する起伏部と、前記起伏部の起伏動作に対応して前記一対のアーム部材の間隔調整動作を前記調整機構に行わせる第2連動機構と、をさらに備える。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間へ差し込まれてアーム部材30,31上に下ろされると、
第1連動機構6により調整機構4がアーム部材30,31を
図7の状態から
図8の状態に遷移させる。具体的には、アーム部材30,31が受けたシャワーヘッド1Aによる荷重で、ロッド部材40,41の連結部分である軸部材D1がガイド溝60に沿って下方向にスライドするとともに、ロッド部材40,41が突起62,63に対して長穴64,65に沿って滑り下りる。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次小さくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次狭まる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる荷重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を狭くする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
一方で、シャワーヘッド1Aがアーム部材30,31間から抜き出されて、アーム部材30,31がシャワーヘッド1Aによる荷重から解放されると、
第1連動機構6により調整機構4がアーム部材30,31を
図8の状態から
図7の状態に遷移させる。具体的には、シャワーヘッド1Aによる抜重で、ロッド部材40,41の軸部材D1が付勢部材61の付勢力によってガイド溝60に沿って上方向にスライドするとともに、ロッド部材40,41が突起62,63に対して長穴64,65に沿って滑り上がる。このとき、ロッド部材40とロッド部材41とがなす角度θが漸次大きくなるとともに、ロッド部材40,41の下端部44,45同士の間隔、すなわち、アーム部材30,31同士の間隔が漸次広がる。このようにして、調整機構4が、保持部3におけるアーム部材30,31に対するシャワーヘッド1Aによる抜重に対応してアーム部材30,31同士の間隔を広くする。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部を下方から保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項2】
吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記ネック部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項3】
把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、
前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備え、
前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成され、
前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備え、
前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成され、
開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とするシャワーヘッド用ホルダ。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本明細書で開示されるシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と該吐水部よりも幅狭の把持部とを備えたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部を下方から保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本明細書で開示される他のシャワーヘッド用ホルダは、吐水部と把持部との間で窪んだネック部が設けられたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記ネック部を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本明細書で開示されるさらに他のシャワーヘッド用ホルダは、把持部から吐水部にかけて幅が次第に広がるように形成されたシャワーヘッドを保持対象とするシャワーヘッド用ホルダであって、前記吐水部寄りの部分を保持する保持部を備えたことを特徴とするものである。前記保持部は、先端部が自由端とされた一対のアーム部材を含んで構成される。シャワーヘッド用ホルダは、前記一対のアーム部材同士の間隔を調整可能とする調整機構をさらに備える。前記調整機構は、各々の長手方向が交差するように互いに連結されるとともに連結部分を回動支点として各々の少なくとも一端部が開閉可能とされた一対のロッド部材を含んで構成される。開閉可能とされた各端部に前記各アーム部材がそれぞれ取り付けられている。