(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000940
(43)【公開日】2024-01-09
(54)【発明の名称】チョークホルダー
(51)【国際特許分類】
B43K 19/14 20060101AFI20231226BHJP
B43K 23/016 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
B43K19/14
B43K23/016
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022110822
(22)【出願日】2022-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】522274433
【氏名又は名称】福留 敏実
(72)【発明者】
【氏名】福留 敏実
(57)【要約】
【課題】安全で操作しやすく、使うのに手間がかかったりストレスがない、使い勝手のあるチョークホルダー。安価で、使いたいチョークのすべてに装着でき、いつでも補充が出来るチョークホルダー。チョークのあるところにはこのチョークホルダーありという状態が実現できるチョークホルダー。子どもも使うことが出来るチョークホルダー。
【解決手段】生活の中にすでに出回っているプラスチック材を使い、構成部品を1つだけにし、形をシンプルにし、金型を使って大量生産が出来るようにする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
市販されているチョークが入る程度の大きさと長さを持った、指で押しても変形しない程度の肉厚のあるプラスチックの丸型の筒状
図2である。一箇所に縦に幅のあるスリット▲3▼を入れ、その反対側に当たる部分の中心▲5▼を境にして左右の弧▲4▼▲6▼を内側に適当な角度で傾け、そのスリットをできるだけ細くしてあるチョークホルダー。
【請求項2】
スリットの縁の部分▲1▼▲2▼はやや厚くして、角を斜めにカットしてあるチョークホルダー。
【請求項3】
スリットの反対側に、一定の幅で、指で押すと曲げ伸ばしが出来る程度の肉厚の薄い部分▲5▼を設けてある。また、内側に傾けてある左右の弧の真ん中ほどに、弾力性を持たせるため、ある程度の肉厚の薄い幅のある弧の部分▲6▼を設定してあるチョークホルダー。以上のことから、筒の肉厚の部分のチョークに接する面は円弧であるが、筒の外側は楕円の弧にしてある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は黒板などにチョークで文字などをかくために使うチョークホルダーに関する。
【背景技術】
)
【0002】
このチョークホルダーは長いチョークも短くなったチョークも全く同じ握り方で文字などが書けるようにするために使う。チョークを長めに掴んで使うときや衝撃を与えたときなど、チョークが折れることを防ぐために使う。またチョークの粉が手につかないようにするために使う。たった1つの部品で作り、構造をシンプルなものにして、小さく軽くすることにより、安価で多量に製造できるようにしてある。またそのために、チョークの粉で汚れることなく、折れることなく、筆箱などに入れて持ち運びが出来る。
【0003】
すでにさまざまなチョークホールダーが出回っているが高価なものが多く構造も複雑で、一部分が故障すると使えなくなり、補充もしにくくなる。また大きくて重いものが多い。 チョークホルダー自体にチョークを固定するための装置の部品や、出し入れするための装置の部品を組み込んでいるからである。
【0004】
そこで、
このチョークホルダーは、一箇所に縦にスリットを設けてある。そのスリットの縁の部分には指の腹がかかるように斜めにカットしてある。その反対側には可塑性や弾力性を持たせるために肉厚の薄い部分を設けてある。親指で支え、人差し指、中指、薬指の腹を使って、そのスリットを押し広げ、チョークを装着した後、指を離すと元に戻るプラスチックの弾力性を利用してチョークを固定するようにしてある。押し広げるとき、指の腹でチョークを押したり触ったりしてしまわないように、スリットの切れ目の部分にはある程度の厚みを持たせてある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【 】
【非特許文献】
【 】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
筒にスリットを設けたり弾力性のあるプラスチックの薄い部分を設けたり、押しても変形しないプラスチックの厚い部分を設けてあるので、握る指の圧力が装着したチョークに伝わりやすく、確実にチョークを固定できる。太い線や細い線を書き分けるとき、握る指の圧力がそれに応じて自ずから変わるので、意識することなく、適切にチョークを固定できる。一つの部品だけで構成されており、安価に製造できるため、使う場合、一度に多くの数を用意することができ、使うチョークの全てに装着することができる。破損してもすぐ交換ができる。チョークの太さや長さとほとんど変わらないものであるので使用する時にストレスがたまらない。指の腹でスリットを押し広げることで、チョークの装着や長さの調整がすばやくできる。また、スリットの隙間からチョークが見えるので残量や色が識別できる。操作が容易であるために、また、安全な構造や材料で出来ているため、しかも壊れてもすぐに補充できるほどの価格であるため、子どもが使用するのに適切なチョークホルダーである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
筒にスリットをもうけ、力を加えても変形しにくい厚みを持った弧の部分を設けることにより、文字などを書くために握った指の圧力で、チョークを確実に固定できるようにしてある。固いチョークを固いプラスチックで掴むことにより、かなりチョークが短くなっても確実に固定できる。さらに、厚い弧の中程には弾力性を持たせるために、一定の幅で肉厚のやや薄い部分を設けてあるので、太さが若干異なるチョークもしっかり弾力性を持って掴むことができる。
【発明の効果】
【0007】
このチョークホルダーは、チョークを装着してもチョークとほぼ同じサイズなので、指でつまんだり指と指との間に挟んだりして、利き手だけで2種類以上の色のチョークを使い分けて書いたりするのに便利である。また、ものさしなどに輪ゴムでとめると、2本以上の平行ないくつかの色の違う線を一度に書くのに便利である。外形が丸い形をしており、指で回転させながら書くことができるので、線の太さをコントロールできる。長く出して握ってもチョークガ折れることなく書けるので、指の動きや手首、腕を使って書けるので小さな文字から大きな文字まで素早く書ける。また、スナップがきくので平仮名や漢字の止めはねなどの画を正しく書ける。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
3Dプリンターでの製作による試作品を使い、最もよい形状を研究する。その試作品を周囲の人に使ってもらい感想を聞く。どうしたら金型を使った大量生産製造ができるか。金型を使った成型がしやすい形状にする。
【符号の説明】
【0010】
▲1▼▲2▼ 指で押し広げる部分
▲4▼ 握る指の圧力でチョークを掴む部分
▲3▼ チョークを出し入れしたり長さを調節したりするために押し広げる際、曲げ伸ばしが出来るように薄くした部分
▲6▼ 太さが違ってもチョークを弾力性をもって固定できるよう、薄くしてある部分
【受託番号】
【 】
【配列表フリーテキスト】