(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094050
(43)【公開日】2024-07-09
(54)【発明の名称】固定抵抗器
(51)【国際特許分類】
H01C 3/10 20060101AFI20240702BHJP
【FI】
H01C3/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022210764
(22)【出願日】2022-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】000215833
【氏名又は名称】帝国通信工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094226
【弁理士】
【氏名又は名称】高木 裕
(74)【代理人】
【識別番号】100087066
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 隆
(72)【発明者】
【氏名】西山 浩二郎
(72)【発明者】
【氏名】溝尻 芳行
(72)【発明者】
【氏名】泉 良樹
(57)【要約】
【課題】端子部以外の部分への半田の付着を、容易且つ確実に防止できる固定抵抗器を提供すること。
【解決手段】金属材からなる抵抗体10と、抵抗体10の両端下面に形成され回路基板50上に設けた接続パターン51,51に接続される端子部30,30とを具備する固定抵抗器1である。抵抗体10の回路基板50と対向する側の面の端子部30,30を除いた部分を、酸化膜からなり且つ粗面化された半田濡れ防止面19とする。半田濡れ防止面19は、レーザーを照射したレーザー照射面によって構成される。半田濡れ防止面19の少なくとも一部には、抵抗値調整用のトリミング加工部21を形成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板上に取り付けられる固定抵抗器において、
金属材からなる抵抗体と、
前記抵抗体の両側に形成され、前記回路基板上に設けた回路パターンに接続される端子部と、
を具備し、
前記抵抗体の前記回路基板と対向する側の面の前記端子部を除いた部分を、酸化膜からなる半田濡れ防止面としたことを特徴とする固定抵抗器。
【請求項2】
請求項1に記載の固定抵抗器であって、
前記半田濡れ防止面は、レーザーを照射したレーザー照射面であることを特徴とする固定抵抗器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の固定抵抗器であって、
前記半田濡れ防止面の少なくとも一部に、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成したことを特徴とする固定抵抗器。
【請求項4】
回路基板上に取り付けられる固定抵抗器において、
金属材からなる抵抗体と、
前記抵抗体の両側に形成され、前記回路基板上に設けた回路パターンに接続される端子部と、
を具備し、
前記抵抗体の前記回路基板と対向する側の面の前記端子部を除いた部分を、粗面化した半田濡れ防止面としたことを特徴とする固定抵抗器。
【請求項5】
請求項4に記載の固定抵抗器であって、
前記半田濡れ防止面は、レーザーを照射したレーザー照射面であることを特徴とする固定抵抗器。
【請求項6】
請求項4または5に記載の固定抵抗器であって、
前記半田濡れ防止面の少なくとも一部に、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成したことを特徴とする固定抵抗器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属材からなる抵抗体の両端に端子部を形成する構造の固定抵抗器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、板状の金属材の両端に端子部を形成した、抵抗値の低い固定抵抗器が利用されている。この種の固定抵抗器は、放熱性が高く、また電流容量が大きいので、電流検出用の固定抵抗器(金属板チップ抵抗器)等として用いられている。
【0003】
この種の固定抵抗器の中には、例えば
図9に示す固定抵抗器200のように、矩形状の金属板の中央部分を凸形状にフォーミングしてなる抵抗体201と、前記抵抗体201の両端の下面に形成される端子部203、203とを具備して構成されたものがある。
【0004】
この種の固定抵抗器200は回路基板250上に載置され、その際、回路基板250の表面に形成した一対の接続パターン251,251上に前記固定抵抗器200の端止部203,203を半田220,220によって接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、固定抵抗器200を構成する抵抗体201は金属板製なので、接続パターン251,251と端子部203,203間を接続固定する半田220,220の一部がその濡れ性のため、
図9に示すように、端子部203,203の内側の抵抗体201の下面部分まで這い上がって流れてしまい、固定抵抗器200の抵抗値に変動が生じたり、ショートしたりする虞があった。
【0007】
上記課題を解決する方法として、例えば、前記抵抗体201の下面の前記端子部203,203の間の面に、絶縁塗料を塗布したり、前記抵抗体201の前記端子部203,203の部分を除く部分を合成樹脂でモールドしたりする方法などがあった。
【0008】
しかし、絶縁塗料の塗布は、塗りムラが生じる虞や、端子部203上に付着する虞など、その塗布管理が煩雑であった。またモールド樹脂を用いる方法は、製造設備が大型化したり、製造工程が複雑になったりするなどの課題があった。
【0009】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、容易且つ確実に、端子部以外の部分への半田の付着を防止することができる固定抵抗器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、回路基板上に取り付けられる固定抵抗器において、金属材からなる抵抗体と、前記抵抗体の両側に形成され、前記回路基板上に設けた回路パターンに接続される端子部と、を具備し、前記抵抗体の前記回路基板と対向する側の面の前記端子部を除いた部分を、酸化膜からなる半田濡れ防止面としたことを特徴としている。
本発明によれば、半田の濡れ性が良くない酸化膜からなる半田濡れ防止面を形成したので、当該半田濡れ防止面への半田の付着を効果的に防止することができる。即ちこの固定抵抗器を回路基板上に載置し、その端子部を半田付けして取り付ける際に、端子部以外の部分への半田の付着を防止することができる。
【0011】
また本発明は、上記特徴に加え、前記半田濡れ防止面は、レーザーを照射したレーザー照射面であることを特徴としている。
レーザー照射によって金属材の表面を加熱することで酸化膜が形成でき、半田濡れ防止面とすることができる。
レーザー照射は、容易且つ精度よく指定した面に照射できるので、半田濡れ防止面を容易且つ確実に形成することができる。
【0012】
また本発明は、上記特徴に加え、前記半田濡れ防止面の少なくとも一部に、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成したことを特徴としている。
半田濡れ防止面に重ねて、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成することができる。
このとき例えば半田濡れ防止面の形成とトリミング加工部の形成を、レーザー照射によって行えば、両者の形成を容易に行うことができ、好適である。
【0013】
また本発明は、回路基板上に取り付けられる固定抵抗器において、金属材からなる抵抗体と、前記抵抗体の両側に形成され、前記回路基板上に設けた回路パターンに接続される端子部と、を具備し、前記抵抗体の前記回路基板と対向する側の面の前記端子部を除いた部分を、粗面化した半田濡れ防止面としたことを特徴としている。
本発明によれば、半田の濡れ性が良くない粗面化した半田濡れ防止面を形成したので、当該半田濡れ防止面への半田の付着を効果的に防止することができる。即ちこの固定抵抗器を回路基板上に載置し、その端子部を半田付けして取り付ける際に、端子部以外の部分への半田の付着を防止することができる。
【0014】
また本発明は、上記特徴に加え、前記半田濡れ防止面は、レーザーを照射したレーザー照射面であることを特徴としている。
レーザー照射によって金属材の表面を粗面化することができ、半田濡れ防止面とすることができる。
レーザー照射は、容易且つ精度よく指定した面に照射できるので、半田濡れ防止面を容易且つ確実に形成することができる。
【0015】
また本発明は、上記特徴に加え、前記半田濡れ防止面の少なくとも一部に、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成したことを特徴としている。
半田濡れ防止面に重ねて、抵抗値調整用のトリミング加工部を形成することができる。
このとき例えば半田濡れ防止面の形成とトリミング加工部の形成を、レーザー照射によって行えば、両者の形成を容易に行うことができ、好適である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、容易且つ確実に、端子部以外の部分への半田の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図8】固定抵抗器1の回路基板50上への取付状態を示す図である。
【
図9】従来の固定抵抗器200の回路基板250上への取付状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかる固定抵抗器1を示す図であり、
図1(a)は平面図、
図1(b)は正面図、
図1(c)は裏面図である。また
図2は固定抵抗器1の斜視図である。これらの図に示すように、固定抵抗器1は、金属材からなる抵抗体10と、前記抵抗体10の下面の両側に形成される一対の端止部30,30とを具備して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは抵抗体10の端止部30,30を設けた面の反対面方向をいい、「下」とは端止部30,30を設けた面方向をいうものとするが、これはこの固定抵抗器1を使用する際の方向を限定する趣旨ではない。
【0019】
抵抗体10は、所定の抵抗を有する略平板矩形状の金属材を、中央部分が上方向に凸となるように、フォーミング加工して構成されている。金属材の材質としては、例えば、銅ニッケル合金系や、ニッケルクロム合金系等の低抵抗の金属材が用いられる。
【0020】
抵抗体10の中央部分(凸部分)は平板状の主抵抗部11となっており、その両側は下方向に折れ曲がる屈曲部13,13となっており、さらにその両側は平面状の端子形成部15,15となっている。主抵抗部11と端子形成部15,15は平行であり、また両端子形成部15,15は同一面上に配置されている。主抵抗部11の一方の側辺には、これを切り欠くように抵抗値調整用のカット部17が形成されている。
【0021】
抵抗体10の主抵抗部11の下面には、半田濡れ防止面19が形成され、当該半田濡れ防止面19の一部の面(中央部分)には、抵抗値調整用のトリミング加工部21が形成されている。
【0022】
半田濡れ防止面19は、両側の端子部30,30の辺に接する位置まで、主抵抗部11の下面全体(トリミング加工部21を除く)に形成されている。半田濡れ防止面19は、主抵抗部11の下面に、レーザー光を縦横に直線状に照射してその高温によって当該下面を溶融させ、これによって縦横に延びる多数本の細溝を形成するように、即ち格子状の溝となるように形成される。高温のレーザー光を照射することで、半田濡れ防止面19の表面には酸化膜が形成される。即ち、半田濡れ防止面19は、酸化膜であると同時に、粗面化した粗い面となっている。
【0023】
トリミング加工部21は、前記半田濡れ防止面19の上から、重ねてレーザー光を照射することで、半田濡れ防止面19の表面の一部をさらに略矩形状に削り、これによって固定抵抗器1の抵抗値を微調整するものである。トリミング加工部21も、半田濡れ防止面19の表面に、レーザー光を縦横に直線状に照射してその高温によって金属を溶融させて除去し、これによって縦横に延びる多数本の細溝を形成するように、即ち格子状の溝となるように形成され、抵抗値が微調整される。高温のレーザー光を照射することで、トリミング加工部21の表面も酸化膜が形成される。即ち、トリミング加工部21も、酸化膜であると同時に、粗面化した粗い面となっている。
【0024】
端子形成部15,15の下面は、端子部30,30となっている。端子部30,30は、薄い銅板31の下面にさらに薄い銀板33を貼り付けて構成されている。これら銅板31や銀板33は、前記抵抗体10の端子形成部15を構成する金属板の下面に圧延加工などによって埋め込むように形成されている。
【0025】
図3乃至
図7は、固定抵抗器1の製造方法説明図であり、それぞれ(a)は正面図、(b)は裏面図である。固定抵抗器1を製造するには、まず
図3に示すように、平板状の金属材からなる抵抗体10を用意する。この抵抗体10の両側下面には、予め銅板31と銀板33とが圧延加工によって一体に埋め込み形成されている。
【0026】
次に
図4に示すように、抵抗体10の下面の端子部30,30を除く面全体に、レーザー光を縦横格子状に照射することで、半田濡れ防止面19を形成する。半田濡れ防止面19は、上述のように、酸化膜を形成した面であり、同時に粗面化した面でもある。そしてこの状態で、両端子部30,30間の抵抗値を測定する。
【0027】
測定した抵抗値が所望の抵抗値の範囲内であれば、次のカット工程をスキップするが、所望の抵抗値の範囲を外れている場合は、
図5に示すように、抵抗体10の一方の側辺部分を一部カットし、カット部17を形成する(カット工程、又は、えぐりカット工程)。カットの量は、測定した抵抗値によって調整する。カットにはレーザー光を用いたり、機械的カット機構を用いたりする。
【0028】
次に
図6に示すように、抵抗体10をフォーミング加工することで、中央の平板状の主抵抗部11の両側に、下方向に折れ曲がる屈曲部13,13と、さらにその両側の平面状の端子形成部15,15とを形成する。そしてこの状態で再び、両端子部30,30間の抵抗値を測定する。
【0029】
測定した抵抗値が所望の抵抗値の範囲内であれば、次のトリミング工程をスキップするが、所望の抵抗値の範囲を外れている場合は、
図7に示すように、抵抗体10の半田濡れ防止面19の少なくとも一部の面に、再びレーザー光を照射することで、当該半田濡れ防止面19よりも深く、縦横格子状の溝を形成してトリミング加工部21を形成し、これによって抵抗体10の厚みを薄くすることで抵抗値を微調整する。トリミング加工部21の深さや面積は、微調整しようとする抵抗値によって調整する。これによって固定抵抗器1が完成する。なお上記製造手順はその一例であり、他の各種異なる製造手順を用いて製造しても良いことはいうまでもない。
【0030】
図8は、固定抵抗器1を回路基板50上に取り付けた状態を示す図である。同図に示すように、回路基板50は、その上面に一対の接続パターン51,51を設けて構成されている。固定抵抗器1を回路基板50上に取り付けるには、固定抵抗器1を回路基板50上に載置し、その際、接続パターン51,51上に塗布しておいた半田70,70を加熱溶融し、これによって接続パターン51,51と端子部30,30間を半田接続する。このとき溶融した半田70,70は、濡れ性の良い端子部30,30の銀板33,33の表面全体に流れて付着する。
【0031】
一方、溶融した半田70,70は、酸化膜となっており且つ粗面化されている半田濡れ防止面19との濡れ性が良くないので、
図8に示すように、当該半田濡れ防止面19には流れていかない。従って、接続パターン51,51間の抵抗値は、精度よく固定抵抗器1の抵抗値(端子部30,30間の抵抗値)になり、また端子部30,30間が半田70,70によってショートすることもない。
【0032】
以上説明したように、固定抵抗器1は、金属材からなる抵抗体10と、抵抗体10の両側に形成され、回路基板50上に設けた接続パターン(回路パターン)51,51に接続される端子部30,30とを具備し、前記抵抗体10の前記回路基板50と対向する側の面の前記端子部30,30を除いた部分を、酸化膜からなり且つ粗面化された半田濡れ防止面19として構成されている。従って、固定抵抗器1の半田濡れ防止面19は半田濡れ性が良くなく、このため、当該半田濡れ防止面19への半田の付着を効果的に防止することができる。即ち
図8に示すように、この固定抵抗器1を回路基板50上に載置し、その端子部30,30を半田付けして取り付ける際に、固定抵抗器1の端子部30,30以外の部分への半田70,70の付着を効果的に防止することができる。
【0033】
また上記固定抵抗器1においては、半田濡れ防止面19を、レーザーを照射したレーザー照射面によって構成しているので、レーザーの熱による抵抗体10表面の酸化によって、容易且つ確実に酸化膜を形成でき、半田濡れ防止面19とすることができる。また同時にレーザー照射を例えば多数の細溝を設けるように行うことで、容易且つ確実に抵抗体10の表面を粗面化でき、半田濡れ防止面19とすることができる。またレーザーは、容易且つ精度よく指定した面に照射できるので、半田濡れ防止面19を容易且つ精度よく確実に形成することができる。
【0034】
また上記固定抵抗器1においては、半田濡れ防止面19の少なくとも一部に、抵抗値調整用のトリミング加工部21を形成したので、半田濡れ防止面19に重ねて、抵抗値調整用のトリミング加工部21を形成することができる。このとき上記固定抵抗器1の製造方法のように、半田濡れ防止面19の形成とトリミング加工部21の形成を、レーザー照射によって行えば、両者の形成を容易に行うことができる。
【0035】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
【0036】
例えば、上記固定抵抗器1では、半田濡れ防止面19を、レーザー照射面で構成したが、他の各種方法によって形成しても良い。レーザー照射を用いれば、半田濡れ防止面19を酸化膜に形成することができて半田の濡れ防止を図ることができると同時に、粗面化による濡れ防止も併せて図ることができて好適であるが、他の各種手段を用いて酸化膜を形成したり、機械的手段などを用いて粗面化したりすることで、半田濡れ防止面を形成することも可能である。これらの場合、酸化膜のみ、あるいは粗面化のみによって半田濡れ防止面を形成してもよい。
【0037】
また抵抗体10を構成する金属材は、必ずしも平板状でなくても良く、また矩形状でなくても良い。また屈曲部13,13を設けず、主抵抗部11と端子形成部15,15が同一平面上に位置するように構成しても良い。このとき端子部30,30は、端子形成部15,15の表面よりその厚み分突出させた突出面とすることが好ましい。さらに端子部30,30やトリミング加工部21の形状や構造も種々の変更が可能である。
【0038】
また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0039】
1 固定抵抗器
10 抵抗体
11 主抵抗部
13 屈曲部
15 端子形成部
19 半田濡れ防止面(レーザー照射面)
21 トリミング加工部
30 端子部
50 回路基板
51 接続パターン(回路パターン)