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特開2024-94198情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094198
(43)【公開日】2024-07-09
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/00 20230101AFI20240702BHJP
【FI】
G06Q10/00
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018794
(22)【出願日】2023-02-09
(62)【分割の表示】P 2022210744の分割
【原出願日】2022-12-27
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-06-19
(71)【出願人】
【識別番号】521425652
【氏名又は名称】株式会社ゼロボード
(72)【発明者】
【氏名】渡慶次 道隆
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA20
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】温室効果ガスの排出状況を把握することができるようにする。
【解決手段】情報処理システムであって、事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を記憶する規模情報記憶部と、サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の事業主体による活動量を取得する取得部と、第1の事業主体に対応する排出係数に活動量を乗じて第1の事業主体による排出量を計算する排出量計算部と、第1の事業主体に対応する排出係数が登録されていない場合に、第1の事業主体に対応する規模情報を規模情報記憶部から読み出し、規模情報記憶部を参照して、読み出した規模情報と一致又は類似する規模情報に対応する第2の事業主体を特定し、特定した第2の事業主体に対応する排出係数を排出係数記憶部から読み出し、読み出した排出係数を提示する提示部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を記憶する規模情報記憶部と、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得する取得部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算する排出量計算部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示する提示部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記売上規模及び前記資産規模は数値であり、
前記提示部は、前記規模情報記憶部に記憶されている前記規模情報のうち、読み出した前記規模情報との差が所定範囲内に含まれるものに対応する前記第2の事業主体を特定すること、
を特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記排出係数記憶部は、前記事業主体及び前記事業主体による活動に対応付けて前記排出係数を記憶し、
前記規模情報記憶部は、前記活動に対応付けて前記規模情報を記憶し、
排出量計算部は、前記第1の事業主体及び前記活動量に係る前記活動に対応する前記排出係数を取得し、
前記提示部は、前記規模情報記憶部を参照して、前記第1の事業主体の前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報と、前記活動とに対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体及び前記活動に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出すこと、
を特徴とする情報処理システム。
【請求項4】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素等の排出量が算定されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-164754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サプライチェーンの全体で温室効果ガスの排出状況を把握することが求められている。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、温室効果ガスの排出状況を把握することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、温室効果ガスの排出状況を把握することができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、温室効果ガスの排出状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。
図2】管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
図3】管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
図4】情報処理システムの動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システムの概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1と通信ネットワーク3を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク3は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0011】
ユーザ端末1は、排出主体となる企業等の事業主体のユーザが操作するコンピュータである。ユーザ端末1は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどとすることができる。ユーザは、ユーザ端末1を用いて管理サーバ2にアクセスし、排出量の計算を行うことができる。
【0012】
管理サーバ2は、排出量の計算及び管理を行うコンピュータである。管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0013】
<管理サーバ>
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0014】
図3は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、排出係数記憶部231と、規模情報記憶部232と、活動量取得部211と、排出量計算部212と、排出係数提示部213と、を備える。
【0015】
排出係数記憶部231は、事業主体ごとに、当該事業主体による温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を記憶する。排出係数記憶部231は、事業主体及び事業主体による活動を特定する情報(活動内容)に対応付けて排出係数を記憶することができる。排出係数記憶部231は、自社の排出係数についても記憶することができる。
【0016】
規模情報記憶部232は、事業主体ごとに、当該事業主体の規模を示す規模情報を記憶する。本実施形態では、事業主体の規模は、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかである。売上規模及び資産規模は数値であってよい。本実施形態では、規模情報には、事業主体を示す事業主体IDに対応付けて、事業主体の売上高及び資産額が含まれる。
【0017】
活動量取得部211は、事業主体の活動量を取得する。活動量取得部211は、自社の活動量の入力を受け付けることができる。また、活動量取得部211は、自社の会計システムや業務システムなどから自社の活動量を取得することができる。
【0018】
活動量取得部211は、サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の事業主体(サプライヤ)による活動量を取得することもできる。活動量取得部211は、例えば、活動量の入力を受け付けるようにしてもよいし、サプライヤの情報処理装置から活動量を取得するようにしてもよい。
【0019】
排出量計算部212は、温室効果ガスの排出量を計算する。排出量計算部212は、自社の排出量を計算するようにしてもよい。排出量計算部212は、サプライヤの排出量を計算することもできる。排出量計算部212は、サプライヤに対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出し、読み出した排出係数を、活動量取得部211が取得したサプライヤの活動量に乗じることで、サプライヤによる排出量を計算することができる。
【0020】
排出係数提示部213は、サプライヤの排出量が登録されていない場合に、サプライヤに類似した他の事業主体の排出係数を提示する。排出係数提示部213は、提示する排出係数をユーザ端末1に送信し、ユーザ端末1から採用する排出係数の指示を受け付けることができる。ユーザ端末1は、提示された排出係数を採用してもよいし、自身が知っている排出係数を入力してもよいし、環境省などが提供している標準的な排出係数を採用してもよい。排出量計算部212は、ユーザ端末1から指示された排出係数を用いて排出量を計算することができる。
【0021】
排出係数提示部213は、サプライヤに対応する規模情報を規模情報記憶部232から読み出し、さらに規模情報記憶部232を参照して、読み出した規模情報と一致又は類似する規模情報に対応する第2の事業主体(他のサプライヤ)を特定し、特定した他のサプライヤに対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出す。規模情報の類似は、売上高及び/又は資産額の差が所定範囲内に含まれるか否かにより判定することができる。排出係数提示部213は、特定した他のサプライヤと、活動とに対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出すようにしてもよい。排出係数提示部213は、読み出した排出係数を提示することができる。
【0022】
なお、排出係数提示部213は、活動に係る規模情報が類似する他のサプライヤを特定するようにしてもよい。この場合、規模情報記憶部232が記憶する規模情報には、活動別(例えば製品別、サービス別など)の売上高及び/又は資産額が含まれるようにする。排出係数提示部213は、活動に係る規模情報が一致又は類似する他のサプライヤと、当該活動とに対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出すことができる。
【0023】
<動作>
図4は、情報処理システムの動作を説明する図である。
【0024】
管理サーバ2は、排出量を算出する各活動(例えば、自社が調達している原材料のそれぞれなど)について、対応するサプライヤの当該活動に係る活動量を取得する(S301)。管理サーバ2は、例えば、サプライヤに対してリクエストを送信し、サプライヤのユーザ端末1から活動量を受信するようにしてもよいし、自社のユーザ端末1から活動量を受信するようにしてもよいし、サプライヤの業務システムなどから活動量を取得するようにしてもよい。管理サーバ2は、サプライヤと活動とに対応する排出係数を排出係数記憶部231から取得する(S302)。
【0025】
排出係数が取得できなかった場合(S303:NO)、管理サーバ2は、サプライヤに対応する規模情報を規模情報記憶部232から読み出す(S304)。管理サーバ2は、サプライヤ及び活動に対応する活動に係る規模情報(売上高及び/又は資産額)を取得するようにしてもよい。管理サーバ2は、取得した規模情報に類似する他のサプライヤを規模情報記憶部232から特定し(S305)、他のサプライヤと活動とに対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出す(S306)。管理サーバ2は、他のプライヤと活動とに対応する排出係数が登録されていない場合には、S305からの処理を繰り返すことができる。管理サーバ2は、読み出した排出係数をユーザ端末1に送信し(S307)、ユーザ端末1から使用する排出係数の指定を受け付ける(S308)。
【0026】
管理サーバ2は、排出係数と活動量を乗じて排出量を計算することができる(S309)。
【0027】
以上のようにして、排出係数が不明なサプライヤについて、規模が類似する他のサプライヤの排出係数をユーザに提示することができる。ユーザは、二次データではなく、類似する自社に係る他のサプライヤの排出係数を用いることができる。
【0028】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0029】
例えば、本実施形態では、サプライヤと規模情報が類似する他のサプライヤを特定するものとしたが、サプライヤの業種と一致又は類似し、かつ、規模(売上高、資産額)が一致又は類似する他のサプライヤを特定するようにしてもよい。この場合、規模情報に事業主体の業種を含めるようにしてもよいし、事業主体の業種を記憶する業種記憶部を設けるようにしてもよい。
【0030】
<開示事項>
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
[項目1]
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を記憶する規模情報記憶部と、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得する取得部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算する排出量計算部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示する提示部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記売上規模及び前記資産規模は数値であり、
前記提示部は、前記規模情報記憶部に記憶されている前記規模情報のうち、読み出した前記規模情報との差が所定範囲内に含まれるものに対応する前記第2の事業主体を特定すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記排出係数記憶部は、前記事業主体及び前記事業主体による活動に対応付けて前記排出係数を記憶し、
前記規模情報記憶部は、前記活動に対応付けて前記規模情報を記憶し、
排出量計算部は、前記第1の事業主体及び前記活動量に係る前記活動に対応する前記排出係数を取得し、
前記提示部は、前記規模情報記憶部を参照して、前記第1の事業主体の前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報と、前記活動とに対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体及び前記活動に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出すこと、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目5]
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の前記事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が登録されていない場合に、前記第1の事業主体に対応する前記規模情報を前記規模情報記憶部から読み出し、前記規模情報記憶部を参照して、読み出した前記規模情報と一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の前記事業主体を特定し、特定した前記第2の事業主体に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0031】
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-03-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を記憶する規模情報記憶部と、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の事業主体による活動量を取得する取得部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算する排出量計算部と、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が記憶されていない場合前記第1の事業主体に対応する前記規模情報一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の事業主体に係る前記排出係数を提示する提示部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が記憶されていない場合前記第1の事業主体に対応する前記規模情報一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の事業主体に係る前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項3】
事業主体ごとに、温室効果ガスの排出量を算出するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体ごとに、売上規模及び資産規模の少なくともいずれかを示す規模情報を規模情報記憶部に記憶するステップと、
サプライチェーンの上流又は下流を構成する第1の事業主体による活動量を取得するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数に前記活動量を乗じて前記第1の事業主体による前記排出量を計算するステップと、
前記第1の事業主体に対応する前記排出係数が記憶されていない場合前記第1の事業主体に対応する前記規模情報一致又は類似する前記規模情報に対応する第2の事業主体に係る前記排出係数を提示するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。