(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094393
(43)【公開日】2024-07-09
(54)【発明の名称】作業台
(51)【国際特許分類】
E04G 1/34 20060101AFI20240702BHJP
E04G 5/08 20060101ALI20240702BHJP
E04G 1/30 20060101ALI20240702BHJP
【FI】
E04G1/34
E04G5/08 Q
E04G1/30 E
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024069621
(22)【出願日】2024-04-23
(62)【分割の表示】P 2022075842の分割
【原出願日】2017-05-16
(71)【出願人】
【識別番号】597144484
【氏名又は名称】ジー・オー・ピー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117857
【弁理士】
【氏名又は名称】南林 薫
(72)【発明者】
【氏名】千田 豊治
(57)【要約】
【課題】天板に昇降し、天板に立って作業するといった一連の動作を行う際に、主脚の踏桟や天板の端部を確認しやすくする。
【解決手段】可搬式作業台1は、一対の梯子状の主脚2間に天板3の短手側が架け渡される。この可搬式作業台1において、主脚2の踏桟2bの色、及び天板3の端部うち主脚2が取り付けられる端部3aの色を黄色にし、天板3及び主脚2における他の部位の色(アルミニウム合金の地色)と異ならせている。これにより、天板3に昇降し、天板3に立って作業するといった一連の動作を行う際に、主脚2の踏桟2bや天板3の端部3aが確認しやすくなる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板と、
前記天板の端部に取り付けられ、前記天板に昇降するのに使用される梯子状の主脚とを備え、
前記主脚の踏桟の色と、前記天板の端部のうち少なくとも前記主脚が取り付けられる端部の色とを、前記天板及び前記主脚における他の部位の色と異ならせていることを特徴とする作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築工事現場等での作業に使用するのに好適な作業台に関する。
【背景技術】
【0002】
建築工事現場等での作業に作業台が使用されることがある。この種の作業台の一例として、特許文献1には、一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、天板の四隅に手摺支柱を立設した可搬式作業台であって、天板の周縁部の上方で一対の手摺桟と一対の短手方向用手摺桟とで囲むようにした可搬式作業台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業者は梯子状の主脚を使用して天板に昇降し、天板に立って作業するが、この一連の動作を行う際に、作業者は主脚の踏桟や天板の端部を確認する。
【0005】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、天板に昇降し、天板に立って作業するといった一連の動作を行う際に、主脚の踏桟や天板の端部を確認しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業台は、天板と、前記天板の端部に取り付けられ、前記天板に昇降するのに使用される梯子状の主脚とを備え、前記主脚の踏桟の色と、前記天板の端部のうち少なくとも前記主脚が取り付けられる端部の色とを、前記天板及び前記主脚における他の部位の色と異ならせていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、天板に昇降し、天板に立って作業するといった一連の動作を行う際に、主脚の踏桟や天板の端部が確認しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】実施形態に係る可搬式作業台を示す正面図である。
【
図1B】実施形態に係る可搬式作業台を示す左側面図である。
【
図1C】実施形態に係る可搬式作業台の一部を示す平面図である。
【
図2】短手側桟部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【
図3】短手側桟部材を長手側桟部材に沿うように収納した状態を示す図である。
【
図4】短手側桟部材を架け渡した状態を示す要部の斜視図である。
【
図5】実施形態に係る可搬式作業台において一対の長手側桟部材のうちの片方及び一対の短手側桟部材で三方を囲んだ使用状態を示す要部の斜視図である。
【
図6】支柱及び長手側桟部材の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1Aは実施形態に係る可搬式作業台1を示す正面図、
図1Bは左側面図である。
図1Cは実施形態に係る可搬式作業台1の一部を示す平面図である。
本実施形態に係る可搬式作業台1では、一対の梯子状の主脚2間に天板3の短手側が架け渡される。梯子状の主脚2は、一対の支柱2a間に複数本の踏桟2bが架設されて構成される。各主脚2は天板3に回動自在に取り付けられて、天板3の裏側に折り畳み収納可能になっている。天板3と主脚2との間には、途中で屈曲自在なステイ4が介装される。
【0010】
天板3は矩形状の板材であり、その四隅には、断面矩形の管体からなる手掛かり棒5が立設される。手掛かり棒5は、作業者が主脚2を使って昇降したり、天板3上で作業したりするときに手を掛けるのに利用される。手掛かり棒5は、取付金具6を介して主脚2に取り付けられて、主脚2に沿って折り畳み収納可能になっている。
これら主脚2、天板3及び手掛かり棒5には、例えばアルミニウム合金が使用され、十分な強度を確保しつつ軽量化が図られている。
【0011】
ここで、
図4、
図5にドット模様で示すように、主脚2の踏桟2bと、天板3の端部のうち主脚2が取り付けられる短辺側の端部3aとが着色されている。具体的には、主脚2の踏桟2bと天板3の端部3aとが、カラーアルマイト処理又は塗装により黄色に着色されている。天板3の端部3aにおいては、少なくとも上面3bと、踏桟2bの上方に位置する側面3cとがそれぞれ着色されるようにし、上面3bでは短辺に沿って帯状に着色される。なお、天板3及び主脚2における他の部位は、アルミニウム合金の地色となっている。
【0012】
次に、天板3の上方の作業空間を、一対の長手側桟部材8、8と、一対の短手側桟部材9、9とにより囲む構成を説明する。
手掛かり棒5に被せるようにして、鞘管からなる支柱7が設けられる。支柱7は、例えば樹脂製の断面矩形の管体からなり、手掛かり棒5の外周面と密着する内周面を有する。手掛かり棒5と支柱7とは、例えば両者を貫通するボルトにより固定される。樹脂製の支柱7は、主脚2の踏桟2aの色及び天板3の端部3aの色に合わせて黄色にしている。
支柱7は、以下に詳述するように、天板3の四隅の手掛かり棒5を利用して、天板3の周縁部の上方において、天板3の長手方向に延伸する一対の長手側桟部材8、8と、天板3の短手方向に延伸する一対の短手側桟部材9、9とを支承するのに用いられる。
【0013】
支柱7の上部、換言すれば手掛かり棒5の上方には、一対の長手側桟部材8、8が取り付けられる。
長手側桟部材8は、例えば樹脂製の断面矩形の管体からなり、その両端が支柱7の上部に取付金具10を介して回動可能に支持されるとともに、中央部で分割されている。これにより、長手側桟部材8の分割体8a、8bを、支柱7及び手掛かり棒5に沿うように折り畳み収納することができる。樹脂製の長手側桟部材8は、主脚2の踏桟2bの色及び天板3の端部3aの色に合わせて黄色にしている。
そして、天板3の四隅で手掛かり棒5及びそれに伴って支柱7を立てた状態で、長手側桟部材8の分割体8a、8bを水平位置に回動させることにより、端面同士が衝合して、長手側桟部材8を架け渡した状態とすることができる。長手側桟部材8の分割体8a、8bは、例えばスライド構造の連結部材11で脱着可能に連結される。
【0014】
長手側桟部材8には、それぞれ短手側桟部材9が取り付けられる。なお、一対の短手側桟部材9は、その形状や周辺構造(長手側桟部材8への取り付け構造や係止構造)について、天板3の中心に対して点対称の関係を有する。
長手側桟部材8(分割体8a)の架け渡した状態での上面(以下、単に上面と呼ぶ)8cには、支柱7に近い位置で、短手側桟部材9の基端部9aが回動可能に支持される。短手側桟部材9は、例えばアルミニウム合金又はステンレス鋼等の金属棒で形成され、
図2に示すように、基端部9aを下向きに90度に折り曲げ、長手側桟部材8への回動支持部として利用する。
このように長手側桟部材8の上面8cで短手側桟部材9の基端部9aが回動可能に支持されるので、短手側桟部材9を、長手側桟部材8に沿うように収納することができる。また、長手側桟部材8を架け渡した状態とした場合、該長手側桟部材8で支持される短手側桟部材9は垂直軸まわりに回動可能であり、対向位置の長手側桟部材8に向けて水平方向に回動させることができる。
【0015】
また、
図2に示すように、短手側桟部材9の先端部も下向きに90度に折り曲げ、長手側桟部材8への係止突起9bとして利用する。
図3に示すように、長手側桟部材8(分割体8a)の上面8cには係止孔12が形成されており、自身で支持する短手側桟部材9の係止突起9bを挿入することができる。これにより、短手側桟部材9を収納した状態で保持することができる。
また、
図4に示すように、長手側桟部材8(分割体8b)の上面8cには係止孔13が形成されており、対向位置の長手側桟部材8で支持される短手側桟部材9の係止突起9bを挿入することができる。すなわち、短手側桟部材9を対向位置の長手側桟部材8に向けて水平方向に90度程度回動させることにより、短手側桟部材9の係止突起9bを係止孔13に挿入することができる。これにより、短手側桟部材9を架け渡した状態で保持することができる。
【0016】
なお、
図2に示すように、短手側桟部材9の適所をコ字形に突出させて取手部9cを形成するようにしてもよい。取手部9cの突出幅は、突出により形成される空間に指先が差し入れやすいものであると同時に、作業台全体を折り畳んだときに邪魔になることのない程度のものに設定する。
【0017】
ここまで説明した構成においては、天板3の四隅で手掛かり棒5及びそれに伴って支柱7を立てた状態で、一対の長手側桟部材8、8を架け渡すことを前提として、一対の短手側桟部材9、9を架け渡すことができる。
本実施形態に係る可搬式作業台では、
図5に示すように、一対の長手側桟部材8、8のうちの片方だけを架け渡した状態でも、一対の短手側桟部材9、9を架け渡すことができるようになっている。
以下、一対の長手側桟部材8、8のうち、架け渡した状態の長手側桟部材を一方の長手側桟部材8Aと記し、支柱7及び手掛かり棒5に沿うように収納した状態の長手側桟部材を他方の長手側桟部材8Bと記して、詳細を説明する。
【0018】
一方の長手側桟部材8Aで支持される短手側桟部材9は、既述したとおり、対向位置の他方の長手側桟部材8Bに向けて水平方向に回動させることができる。
しかしながら、他方の長手側桟部材8Bは、支柱7及び手掛かり棒5に沿うように収納されているため、係止孔13の位置が、短手側桟部材9の係止突起9bを挿入することができない位置となっている。
【0019】
そこで、本実施形態では、取付金具10(分割体8bを支持する取付金具)の頂面に、短手側桟部材9の係止突起9bを挿入する係止孔14を形成している。係止孔14は、長手側桟部材8を架け渡した状態、及び長手側桟部材8を支柱7及び手掛かり棒5に沿うように収納した状態のいずれにおいても位置が不変であり、本発明でいう短手側桟部材を係止するための係止部に相当する。これにより、短手側桟部材9を対向位置の他方の長手側桟部材8Bに向けて水平方向に90度+α程度回動させることにより、その先端部の係止突起9bを係止孔14に挿入することができる。なお、αは、係止孔13と係止孔14との位置ずれ(
図4を参照のこと)に相当する角度を意味する。
【0020】
この場合に、
図6に示すように、取付金具10と長手側桟部材8との取付構造によっては、取付金具10の頂面の係止孔14の下部が長手側桟部材8により閉ざされてしまう。そこで、長手側桟部材8を支柱7及び手掛かり棒5に沿うように収納した状態では、係止孔14が閉ざされないように長手側桟部材8の端部に逃げ8dを形成する等しておく。
なお、係止孔13と係止孔14とは、理論上は係止突起9bの移動軌跡上、すなわち短手側桟部材9の基端部9aを中心とする同円上に配置する必要があるが、各部の遊びにより係止突起9bを挿入できるのであれば、必ずしも同円上になくてもよい。
【0021】
一方、他方の長手側桟部材8Bで支持される短手側桟部材9は、水平軸まわりに回動可能であり、対向位置の一方の長手側桟部材8Aに向けて垂直方向に回動させることができる。
この場合、短手側桟部材9の係止突起9bは、対向位置の一方の長手側桟部材8Aの上面8cに形成された係止孔13に対して90度位相がずれた位置関係となる。
そこで、本実施形態では、
図2に示すように、短手側桟部材9の先端部に、係止突起9bとは90度位相をずらしたかたちで第2の係止突起9dを設けている。これにより、短手側桟部材9を対向位置の一方の長手側桟部材8Bに向けて垂直方向に回動させることにより、その先端部の第2の係止突起9dを係止孔13に挿入することができる。なお、本実施形態では、係止突起9bが本発明でいう第1の係止部に相当し、第2の係止突起9dが本発明でいう第2の係止部に相当する。
【0022】
本実施形態に係る可搬式作業台1は、一対の長手側桟部材8、8及び一対の短手側桟部材9、9で四方を囲んだ使用状態と、一対の長手側桟部材8、8のうちの片方及び一対の短手側桟部材9、9で三方を囲んだ使用状態とに選択的に設置することができる。
通常の使用状態では、四方を囲んだ状態とすることにより、天板3に立つ作業者は、上半身がいずれかの桟部材8、9に近づいたときには天板3の周縁部に近い位置に立っていることを感知することができる。そして、天板3の長手側を壁面等に近接させる使用状態では、壁面側の長手側桟部材8を収納状態として、作業性を高めることができる。このときも、壁面側以外の三方では、天板3に立つ作業者は、上半身がいずれかの桟部材8、9に近づいたときには天板3の周縁部に近づいていることを感知することができる。
【0023】
なお、本実施形態に係る可搬式作業台1では、二方を囲んだ使用状態とすることも可能である。例えば一対の長手側桟部材8、8を掛け渡し、一対の短手側桟部材9、9を収納した状態とすることができる。或いは、一対の長手側桟部材8、8を収納し、一対の短手側桟部材9、9を掛け渡した状態とすることができる。すなわち、一対の長手側桟部材8を収納した状態では、短手側桟部材9を対向位置の長手側桟部材8に向けて垂直方向に回動させることができ、その先端部の係止突起9bを、取付金具10の頂面の係止孔14に挿入することができる。
さらにいえば、一対の長手側桟部材8、8及び一対の短手側桟部材9、9のうちいずれか1本だけを掛け渡した使用状態とすることもできる。
【0024】
長手側桟部材8及び短手側桟部材9を含む各部の形状や構造は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば手掛かり棒5に支柱7を別途設ける構成を説明したが、手掛かり棒5で直接的に一対の長手側桟部材8、8及び一対の短手側桟部材9、9を支承するような形態としてもよい。
【0025】
また、係止孔13と係止孔14とを別個に配設する構成としたが、それに限定されるものではなく、両者を共用とする形態としてもよい。例えば
図6に一点鎖線で示すように、長手側桟部材8の上面8cであって、取付金具10の頂面の係止孔14の真下に対応する位置に穴15を形成しておく。この場合、
図6に示すように長手側桟部材8を架け渡した状態であっても、対向位置の長手側桟部材8で支持される短手側桟部材9の係止突起9bや第2の係止突起9dを係止孔14から穴15に挿入することができ、上記実施形態でいう係止孔13は不要となる。
【0026】
以上述べたように、本実施形態に係る可搬式作業台1では、主脚2の踏桟2bと、天板3の端部うち主脚2が取り付けられる端部3aとを黄色にし、天板3及び主脚2における他の部位の色(アルミニウム合金の地色)と異ならせている。これにより、天板3に昇降し、天板3に立って作業するといった一連の動作を行う際に、主脚2の踏桟2bや天板3の端部3aが確認しやすくなる。
具体的に述べれば、作業者が天板3に昇降する際に、踏桟2bの視認性が向上し、確実に踏桟2bに順次足をかけていくことができる。また、踏桟2bだけでなく、天板3の端部3aも着色することにより、天板3の端部3aを視認した上で、天板3に登ることができる。特に踏桟2bの色と、踏桟2bの上方に位置する端部3aの色とを同色とすることにより、作業者は、同色の踏桟2bから同色の天板3の端部3aへと戸惑うことなく自然に足をかけることができる。
【0027】
また、天板3に立って作業する作業者は、天板3の端部3aの位置を視認することができるので、上述したような桟部材8、9への接近の感知と合わせて、天板3上の作業領域を容易に把握できるようになる。
本実施形態では、天板3の端部うち主脚2が取り付けられる短辺側の端部3a、換言すれば昇降位置となる端部3aだけに着色している。天板3上で作業している間に、作業者は何度も向きを変えることがあり、天板3にどの辺が昇降位置であったかが瞬間的に判断できなくなることもありえる。この場合でも、天板3の着色された端部3aを視認するだけで、昇降位置を容易に把握することができる。
【0028】
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上記実施形態では、一対の梯子状の主脚2間に天板3が架け渡された作業台を例にしたが、本発明が適用可能な作業台の一例に過ぎない。本発明は、天板と、天板の端部に取り付けられ、天板に昇降するのに使用される梯子状の主脚とを備える作業台であれば適用可能であり、各部の具体的形状等は限定されるものでない。例えば天板に昇降するのに使用される梯子状の主脚を一つだけ備える脚立のような作業台にも本発明は適用可能である。
【0029】
また、上記実施形態では、天板3を簡略化して模式的に図示したが、天板3は、例えば
図7に示すように、四辺のうちの一対の辺を構成するフレーム31、31と、他の一対の辺を構成するフレーム32、32と、これらフレーム31、32により支持される板材33とにより構成されることがある。例えばフレーム31、31側の端部3aに主脚2が取り付けられる場合、黄色に着色したフレーム31、31を、フレーム32や板材33に組み付けるようにしてもよい。
【0030】
また、上記実施形態では、天板3の端部のうち主脚2が取り付けられる短辺側の端部3aだけに着色する例にしたが、天板3のすべて(四辺)の端部に着色してもよい。この場合、天板3上で作業している作業者は、天板3の四辺を視認することができる。
また、上記実施形態では、主脚2の踏桟2bの色と、天板3の端部3aの色とを黄色としたが、黄色以外の色としてもよい。作業台が使用される工事現場等は、グレーや金属の地色のような無彩色が多い環境であるので、視認性を高めるべく、彩度が高い暖色系の色である黄色、赤色、オレンジが好ましい。
また、上記実施形態では、主脚2の踏桟2bや天板3の端部3aにカラーアルマイト処理又は塗装により直接的に着色する構成としたが、これに限られず、例えば踏桟2bや端部3aに着色したカバー(金属製でもよいし、樹脂製でもよい)を装着したり、着色したシールを貼着したりする形態としてもよい。
【符号の説明】
【0031】
1:可搬式作業台、2:主脚、3:天板、5:手掛かり棒、7:支柱、8:長手側桟部材、9:短手側桟部材、9b:係止突起、9d:第2の係止突起、13、14:係止孔