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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094454
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】靴浄化装置
(51)【国際特許分類】
   A47L 23/20 20060101AFI20240703BHJP
   A47B 61/04 20060101ALI20240703BHJP
   A61L 9/00 20060101ALI20240703BHJP
   F26B 9/00 20060101ALN20240703BHJP
【FI】
A47L23/20 A
A47B61/04 504A
A47B61/04 504Z
A61L9/00 Z
F26B9/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022210995
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(72)【発明者】
【氏名】外薗 泰介
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 友亮
(72)【発明者】
【氏名】西野 真史
【テーマコード(参考)】
3L113
4C180
【Fターム(参考)】
3L113AA01
3L113AC52
3L113AC54
3L113AC63
3L113AC67
3L113AC75
3L113AC87
3L113BA09
3L113CB24
3L113DA11
4C180AA02
4C180BB11
4C180CC04
4C180EA14X
4C180MM10
(57)【要約】
【課題】複数の収納室に吹き出す風の風量を均一にすることができる靴浄化装置を提供する。
【解決手段】靴浄化装置は、吹き出し口を有し、前記吹き出し口から風を吹き出す送風機と、複数の収納室と、前記吹き出し口に面する空間において分岐し前記風を分流させて生成した複数の風を前記空間から前記複数の収納室までそれぞれ導く複数の風路と、前記複数の収納室からそれぞれ到来した複数の排気風を合流させて生成した排気風を外部まで導く排気風路と、が形成された箱と、を備える。
【選択図】図6

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吹き出し口を有し、前記吹き出し口から風を吹き出す送風機と、
複数の収納室と、前記吹き出し口に面する空間において分岐し前記風を分流させて生成した複数の風を前記空間から前記複数の収納室までそれぞれ導く複数の風路と、前記複数の収納室からそれぞれ到来した複数の排気風を合流させて生成した排気風を外部まで導く排気風路と、が形成された箱と、
を備える靴浄化装置。
【請求項2】
前記箱は、側面及び背面を有し、
前記複数の風路は、前記側面に沿って形成され、
前記排気風路は、前記背面に沿って形成される
請求項1に記載の靴浄化装置。
【請求項3】
前記風は、前記吹き出し口において特定の方向に進むにつれて強くなる風圧を有し、
前記複数の風路は、互いに異なる長さを有し、長い長さを有する風路ほど前記特定の方向の側に位置するように形成される
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項4】
前記送風機は、回転して前記風を生成する羽根を備え、
前記特定の方向は、前記羽根が回転する方向である
請求項3に記載の靴浄化装置。
【請求項5】
前記外部から前記送風機まで前記風を導く吸気風路が前記箱に形成される
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項6】
前記箱は、背面を有し、
前記吸気風路は、前記背面に沿って形成される
請求項5に記載の靴浄化装置。
【請求項7】
前記吸気風路に配置され、前記風中にイオンを発生させるイオン発生装置
を備える請求項5に記載の靴浄化装置。
【請求項8】
前記イオン発生装置は、前記イオンを発生させる放電を起こす電極を備え、
前記風路に配置され、前記風を前記電極に誘導する誘導部を備える
請求項7に記載の靴浄化装置。
【請求項9】
第1の面積を有する吸気口と、前記第1の面積より大きな第2の面積を有する排気口と、前記吸気口から前記送風機まで前記風を導く吸気風路と、が前記箱に形成され、
前記排気風路は、前記排気風を前記排気口まで導く
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項10】
前記靴浄化装置が置かれる面に向けて前記排気風を排気する排気口が前記箱に形成され、
前記排気風路は、前記排気風を前記排気口まで導く
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項11】
前記風と前記排気風との間で熱交換を行わせる熱交換媒体
を備える請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項12】
前記複数の収納室にそれぞれ配置され、前記複数の収納室に収納される靴の内部にそれぞれ挿入され、前記複数の風をそれぞれ吹き出す複数のノズルを備え、
前記複数の風路は、前記複数のノズルまで前記複数の風をそれぞれ導く
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項13】
前記複数の風路は、偶数個の風路である
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。
【請求項14】
前記箱は、前記外部から前記送風機まで前記風を導く吸気風路が形成されたダクト状構造を備え、
前記ダクト状構造は、前記排気風路を通る
請求項1又は2に記載の靴浄化装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、靴浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、靴乾燥機を開示する。当該靴乾燥機においては、3個の靴収容部が、靴を収容する。また、3個の送風ユニットが、3個の靴収容部の背壁面にそれぞれ設けられ、背面流路からの空気を靴に向けて送風する(段落0028及び0035並びに図2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-199239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された靴乾燥機においては、送風を妨げる靴を収容する靴収納部に送られる風の風量が小さくなり、送風を妨げる靴を収容しない靴収納部に送られる風の風量が大きくなる。このため、3個の靴収容部に送られる風の風量が不均一になる。
【0005】
本開示の一態様は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、複数の収納室に吹き出す風の風量を均一にすることができる靴浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の靴浄化装置は、吹き出し口を有し、前記吹き出し口から風を吹き出す送風機と、複数の収納室と、前記吹き出し口に面する空間において分岐し前記風を分流させて生成した複数の風を前記空間から前記複数の収納室までそれぞれ導く複数の風路と、前記複数の収納室からそれぞれ到来した複数の排気風を合流させて生成した排気風を外部まで導く排気風路と、が形成された箱と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態の靴浄化装置を右前の上方から見下ろした状態を模式的に図示する斜視図である。
図2】第1実施形態の靴浄化装置を右前の上方から見下ろした状態を模式的に図示する斜視図である。
図3】第1実施形態の靴浄化装置を左後の下方から見上げた状態を模式的に図示する斜視図である。
図4】第1実施形態の靴浄化装置を左後の下方から見上げた状態を模式的に図示する分解斜視図である。
図5】第1実施形態の靴浄化装置を右前の上方から見下ろした状態を模式的に図示する分解斜視図である。
図6】第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられる送風機及び第2のダクト状構造の付近を模式的に図示する分解斜視図である。
図7】第1実施形態の靴浄化装置に備えられる送風機を模式的に図示する平面図である。
図8】第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるイオン発生装置の付近を模式的に図示する分解斜視図である。
図9】第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられる熱交換媒体の付近を模式的に図示する断面図である。
図10】第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるノズルの付近を模式的に図示する上面図である。
図11】第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるノズルの付近を模式的に図示する前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
1 第1実施形態
1.1 靴浄化装置
図1及び図2は、第1実施形態の靴浄化装置を右前の上方から見下ろした状態を模式的に図示する斜視図である。図3は、第1実施形態の靴浄化装置を左後の下方から見上げた状態を模式的に図示する斜視図である。図1及び図3は、第1実施形態の靴浄化装置に備えられる扉が閉じられた状態を図示する。図2は、第1実施形態の靴浄化装置に備えられる扉が開かれた状態を図示する。
【0010】
図1図2及び図3に図示される第1実施形態の靴浄化装置1は、靴を収容し、収容した靴を乾燥させ、収容した靴を除菌及び消臭する。靴浄化装置1は、直方体状の外形形状を有する。このため、靴浄化装置1は、高さ方向H、奥行方向D及び幅方向Wを有する。靴浄化装置1は、高さ方向Hが鉛直方向となり、奥行方向D及び幅方向Wが水平方向となるように置かれる。靴浄化装置1は、複数の収納室41bに送られる風の風量を均一にすることができる。
【0011】
図1図2及び図3に図示されるように、靴浄化装置1は、本体21、扉22及びヒンジ23を備える。
【0012】
1.2 本体
図1図2及び図3に図示されるように、本体21は、筐体41を備える。
【0013】
筐体41には、開口41a、複数の収納室41b、吸気口41c及び排気口41dが形成される。
【0014】
開口41aは、本体21の表面に形成される。開口41aは、奥行方向Dの手前側に形成される。複数の収納室41bは、本体21の内部に形成される。複数の収納室41bは、開口41aを経由して到達可能である。これにより、本体21の外部から開口41aを経由して複数の収納室41bに半足の靴81を入れることができる。また、複数の収納室41bから開口41aを経由して本体21の外部に半足の靴81を出すことができる。
【0015】
複数の収納室41bは、高さ方向Hに重ねられる。複数の収納室41bが高さ方向Hに重ねられた場合は、複数の収納室41bが奥行方向D及び/又は幅方向Wに配列された場合と比較して、靴浄化装置1の奥行方向D及び/又は幅方向Wのサイズを小さくすることができる。
【0016】
複数の収納室41bの各々は、半足の靴81を横向きに収納する。したがって、複数の収納室41bの各々は、半足の靴81の足幅方向が奥行方向Dに一致する状態で半足の靴81を収納する。複数の収納室41bの各々が半足の靴81を収納する場合は、複数の収納室41bの各々が1足の靴を収納する場合と比較して、複数の収納室41bの各々の奥行方向D及び/又は幅方向Wのサイズを小さくすることができる。これにより、靴浄化装置1の奥行方向D及び/又は幅方向Wのサイズを小さくすることができる。複数の収納室41bの各々が半足の靴81の足幅方向が奥行方向Dに一致する状態で半足の靴81を収納する場合は、複数の収納室41bの各々が半足の靴81の足長方向が奥行方向Dに一致する状態で半足の靴81を収納する場合と比較して、複数の収納室41bの各々の奥行方向Dのサイズを小さくすることができる。なぜならば、半足の靴81の足幅方向のサイズは、半足の靴81の足長方向のサイズより小さいためである。
【0017】
複数の収納室41bは、望ましくは、偶数個の収納室である。これにより、靴浄化装置1が1足の靴の片方を収納することができくなることを抑制することができる。第1実施形態においては、複数の収納室41bは、4つの収納室である。これにより、靴浄化装置1は、2足の靴を収納することができる。複数の収納室41bが、6つ以上の収納室であってもよい。
【0018】
複数の収納室41bは、互いに異なる高さを有する2つの収納室41b1及び41b2を含む。これにより、靴浄化装置1が様々な高さを有する靴を収容することができるようにしながら、靴浄化装置1の高さを抑制することができる。例えば、靴浄化装置1が短靴及びハイカットスニーカー、ブーツ等の長靴を収容することができるようにしながら、靴浄化装置1の高さを抑制することができる。複数の収納室41bが、互いに異なる高さを有する3つ以上の収納室を含んでもよい。
【0019】
吸気口41cは、本体21の表面に形成される。吸気口41cは、幅方向Wの一方の側に形成される。本体21は、吸気口41cから空気を吸気し、吸気した空気を吸気口41cから複数の収納室41bまで導く。吸気口41cは、本体21の外部に露出する。これにより、本体21は、本体21の外部から複数の収納室41bまで空気を導く。
【0020】
排気口41dは、本体21の表面に形成される。排気口41dは、高さ方向Hの下側に形成される。本体21は、複数の収納室41bから排気口41dまで空気を導き、導いた空気を排気口41dから排気する。排気口41dは、本体21の外部に露出する。これにより、本体21は、複数の収納室41bから本体21の外部まで空気を導く。
【0021】
1.3 箱
図1図2及び図3に図示されるように、筐体41及び扉22は、箱61を構成する。このため、靴浄化装置1は、箱型の靴浄化装置である。箱61は、前面61a、背面61b、一方の側面61c、他方の側面61d、上面61e及び下面61fを有する。背面61b、一方の側面61c、他方の側面61d、上面61e及び下面61fは、本体21にある。
【0022】
1.4 筐体
図1図2及び図3に図示されるように、筐体41は、ベース141、前壁142、後壁143、他方の側壁145、上壁146及び底壁147を備える。
【0023】
ベース141は、本体21の骨格となる。ベース141には、前壁142、後壁143、他方の側壁145、上壁146及び底壁147が取り付けられる。ベース141には、本体21に備えられるその他の要素も取り付けられる。ベース141は、一方の側壁144を備える。
【0024】
前壁142、後壁143、一方の側壁144、他方の側壁145及び上壁146は、板状の形状を有する。底壁147は、トレー状の形状を有する。
【0025】
前壁142、後壁143、一方の側壁144、他方の側壁145、上壁146及び底壁147は、靴浄化装置1の表面に露出する外装を構成する。前壁142は、奥行方向Dの手前側にある。後壁143は、奥行方向Dの奥側にある。一方の側壁144は、幅方向Wの一方の側にある。他方の側壁145は、幅方向Wの他方の側にある。上壁146は、高さ方向Hの上側にある。底壁147は、高さ方向Hの下側にある。
【0026】
前壁142は、幅方向Wの他方の側寄りにある。一方の側壁144は、奥行方向Dの奥側寄りにある。このため、開口41aは、奥行方向Dの手前側及び幅方向Wの一方の側に跨って形成される。前壁142は、奥行方向Dの前側であって幅方向Wの他方の側において開口41aを定義する壁端部161を備える。一方の側壁144は、幅方向Wの一方の側であって奥行方向Dの奥側において開口41aを定義する壁端部162を備える。
【0027】
1.5 扉及びヒンジ
扉22は、図1に図示される、開口41aを塞ぐ閉位置181と、図2に図示される、開口41aを塞がない開位置182と、の間で可動である。扉22は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81が乾燥させられる場合は、閉位置181に配置される。扉22は、開口41aを経由して半足の靴81が出し入れされる場合は、開位置182に配置される。開位置182は、幅方向Wの一方の側にある。
【0028】
扉22は、片開きの開き扉である。ヒンジ23は、扉22を壁端部162に接続する。これにより、扉22は、壁端部162の付近の回転軸を中心として回転可能である。このため、扉22は、閉位置181から奥行方向Dの手前側に開く。扉22が、両開きの開き扉、片開きの引き扉、両開きの引き扉等であってもよい。靴浄化装置1が、扉22に代えて、複数の収納室41bがそれぞれ形成された複数の引き出しを備えてもよい。
【0029】
扉22の回転軸の位置を決める壁端部162は、奥行方向Dの奥側寄りにある。これにより、扉22が開位置182に配置された場合における、本体21から奥行方向Dの前側への扉22の飛び出しサイズを小さくすることができる。
【0030】
1.6 吹き出し機構
図4は、第1実施形態の靴浄化装置を左後の下方から見上げた状態を模式的に図示する分解斜視図である。図5は、第1実施形態の靴浄化装置を右前の上方から見下ろした状態を模式的に図示する分解斜視図である。図4は、第1実施形態の靴浄化装置に備えられる後壁及び底壁が当該靴浄化装置に備えられる残余部から取り外された状態を図示する。図5は、第1実施形態の靴浄化装置に備えられる他方の側壁が当該靴浄化装置に備えられる残余部から取り外された状態を図示する。
【0031】
図4及び図5に図示されるように、本体21は、吹き出し機構221を備える。
【0032】
吹き出し機構221は、本体21の外部から複数の収納室41bまで風を導き、導いた風を複数の収納室41bに吹き出す。これにより、吹き出し機構221は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81に風を吹きつけ、吹きつけた風により半足の靴81を乾燥させる。
【0033】
図4及び図5に図示されるように、吹き出し機構221は、第1のダクト状構造241、イオン発生装置242、電源243、送風機244、第2のダクト状構造245及び複数のノズル246を備える。第1のダクト状構造241及び第2のダクト状構造245は、筐体41の一部である。
【0034】
第1のダクト状構造241には、吸気風路241aが形成される。吸気風路241aは、吸気口41cから送風機244に至る。これにより、吸気風路241aは、吸気口41cから送風機244まで風を導き、本体21の外部から送風機244まで風を導く。吸気風路241aは、箱61の背面61bに沿って形成される。吸気口41c及び送風機244は、幅方向Wについて互いに異なる位置に配置される。また、吸気口41c及び送風機244は、高さ方向H及び奥行方向Dについて同じ位置に配置される。このため、吸気口41cから送風機244に至る吸気風路241a及びそれが形成された第1のダクト状構造241は、幅方向Wに伸びる。吸気口41cは、一方の側壁144に形成され、送風機244は、他方の側壁145に沿って配置される。これにより、吸気風路241aの長さを長くすることができる。これにより、吸気風路241aは、導く風を整流することができる。
【0035】
イオン発生装置242は、イオンを発生させる。イオン発生装置242は、吸気風路241aに配置される。これにより、イオン発生装置242は、吸気風路241aにより導かれる風中にイオンを発生させる。これにより、吹き出し機構221は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81に、風とともに発生させたイオンを吹き付ける。これにより、吹き出し機構221は、半足の靴81を除菌及び消臭することができる。イオン発生装置242は、吸気口41cから離して配置される。例えば、イオン発生装置242は、吸気口41c及び送風機244の中間位置より送風機244寄りに配置される。これにより、イオン発生装置242は、整流された風中にイオンを発生させることができる。
【0036】
電源243は、送風機244に電力を供給する。電源243には、電源アダプタ261が接続される。電源243は、接続された電源アダプタ261から供給された直流電力から、送風機244に供給する直流電力を生成する。電源243が、商用電源から供給された交流電力を直流電力に変換し、当該直流電源から送風機244に供給する直流電力を生成してもよい。
【0037】
送風機244は、供給された電力を消費して、吹き出し機構221により導かれる風を送る。
【0038】
図6は、第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられる送風機及び第2のダクト状構造の付近を模式的に図示する分解斜視図である。図6は、第2のダクト状構造に備えられるダクトカバーが当該第2のダクト状構造に備えられる残余部から取り外された状態を図示する。
【0039】
図6に図示されるように、送風機244は、吹き出し口244aを有する。送風機244は、送る風を吹き出し口244aから吹き出す。
【0040】
第2のダクト状構造245には、複数の風路245aが形成される。複数の風路245aは、吹き出し口244aに面する空間245bにおいて分岐して複数の収納室41bにそれぞれ至る。これにより、複数の風路245aは、吹き出された風を分流させて生成した複数の風を複数の収納室41bまでそれぞれ導く。複数の風路245aは、複数の収納室41bより幅方向Wの他方の側にある。このため、複数の風路245aは、靴浄化装置1の奥行方向Dのサイズを大きくさせない。複数の風路245aは、箱61の他方の側面61dに沿って形成される。ベース141は、複数の収納室41bの内部と複数の収納室41bの外部とを隔てる第1の隔壁281を備える。第2のダクト状構造245は、第1の隔壁281の外面に形成された溝状構造301及びダクトカバー302により構成される。ダクトカバー302は、溝状構造301に形成された開口を塞ぐ。複数の風路245aは、複数のノズル246にそれぞれ接続される。このため、複数の風路245aは、複数のノズル246まで複数の風をそれぞれ導く。
【0041】
複数の風路245aの数は、複数の収納室41bの数に一致する。そして、複数の収納室41bは、上述したように、望ましくは、偶数個の収納室である。このため、複数の風路245aも、望ましくは、偶数個の風路である。第1実施形態においては、複数の収納室41bは、4つの収納室である。このため、複数の風路245aは、4つの風路である。
【0042】
図2及び図5に図示されるように、複数のノズル246は、複数の収納室41bにそれぞれ配置される。複数のノズル246は、導かれてきた複数の風をそれぞれ吹き出す。これにより、吹き出し機構221は、複数の風を複数の収納室41bにそれぞれ吹き出す。
【0043】
複数のノズル246は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81の内部にそれぞれ挿入されて、複数の収納室41bに収納された半足の靴81をそれぞれ支持する。このため、複数のノズル246は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81をそれぞれ支持する複数の支持部でもある。複数のノズル246は、複数の収納室41bに収納された半足の靴81に複数の風をそれぞれ吹き付けて、複数の収納室41bに収納された半足の靴81を乾燥させる。本体21が、複数のノズル246とは別に複数の支持部を備えてもよい。
【0044】
複数の風路245aは、吹き出し口244aの直後の位置において分岐して複数の収納室41bにそれぞれ至る。複数の風路245aが吹き出し口244aの直後の位置において分岐した場合は、複数の風路245aの全部が同じ位置において分岐する。また、複数の風路245aが吹き出し口244aの直後の位置において分岐した場合は、複数の風路245aが吹き出し口244aから離れた位置において分岐した場合と比較して、複数の風路245aの長さが長くなる。このため、複数の風路245aにより導かれる風の風量が、複数の風路245aそのものにより決められ、複数のノズル246からの風の吹き出しやすさの影響を受けにくくなる。このため、複数のノズル246が、半足の靴81の内部に挿入され風を吹き出しにくいノズル246及び半足の靴81の内部に挿入されておらず風を吹き出しやすいノズル246の両方を含み、複数の風路245aの通風抵抗が不均一になっても、複数の風路245aにより導かれる風の風量を均一にすることができる。このため、複数の風路245aは、吹き出し口244aの直後の位置において生成した複数の風をそのまま複数のノズル246までそれぞれ導くことができる。これにより、複数の収納室41bに吹き出す風の風量を均一にすることができる。
【0045】
1.7 複数の風路の配置
図7は、第1実施形態の靴浄化装置に備えられる送風機を模式的に図示する平面図である。
【0046】
図7に図示されるように、送風機244は、羽根351及びモータ352を備える。
【0047】
羽根351は、回転して送風機244により吹き出される風を生成する。
【0048】
モータ352は、羽根351を回転させる。
【0049】
吹き出し口244aから吹き出される風は、吹き出し口244aにおいて特定の方向Rに進むにつれて強くなる風圧を有する。送風機244が羽根351及びモータ352を備える場合は、特定の方向Rは、羽根351が回転する方向である。
【0050】
複数の風路245aにおいては、空間245bから高さ方向Hの上方から1番目の収納室41bまで風を導く風路245aが1番目に長い長さを有し、空間245bから高さ方向Hの上方から2番目の収納室41bまで風を導く風路245aが2番目に長い長さを有し、空間245bから高さ方向Hの上方から3番目の収納室41bまで風を導く風路245aが3番目に長い長さを有し、空間245bから高さ方向Hの上方から4番目の収納室41bまで風を導く風路245aが4番目に長い長さを有する。このため、複数の風路245aは、互いに異なる長さを有する。
【0051】
複数の風路245aは、長い長さを有する風路245aほど特定の方向Rの側に位置するように形成される。これにより、長い長さを有する風路245aほど、強い風圧を有する風が導入される。これにより、複数の風路245aによりそれぞれ導かれる複数の風の風量を均一にすることができる。これにより、複数の収納室41bに吹き出す風の風量を均一にすることができる。
【0052】
1.8 イオン発生装置
図8は、第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるイオン発生装置の付近を模式的に図示する分解斜視図である。
【0053】
図8に図示されるように、イオン発生装置242は、第1の電極355、第2の電極356及びパルス発生回路357を備える。
【0054】
第1の電極355及び第2の電極356は、吸気風路241aに配置される。第1の電極355及び第2の電極356は、幅方向W及び奥行方向Dについて、同じ位置に配置され、高さ方向Hについて、互いに異なる位置に配置される。パルス発生回路357は、高い電圧を有する正パルスを発生させ、発生させた正パルスを第1の電極355に印加する。第1の電極355は、正パルスが印加された場合に、放電を起こす。起こされた放電は、吸気風路241aにより導かれる風中に正イオンを発生させる。また、パルス発生回路357は、高い電圧を有する負パルスを発生させ、発生させた負パルスを第2の電極356に印加する。第2の電極356は、負パルスが印加された場合に、放電を起こす。起こされた放電は、吸気風路241aにより導かれる風中に負イオンを発生させる。したがって、イオン発生装置242により発生させられるイオンは、正イオン及び負イオンを含む。
【0055】
イオン発生装置242は、送風機244より風上に配置される。送風機244より風上においては、ひとつの吸気風路241aにより風が導かれ、送風機244より風下においては、複数の風路245aにより複数の風がそれぞれ導かれる。このため、送風機244によるイオンの減少を回避するためにイオン発生装置242が送風機244より風下に配置された場合は、複数の風の各々に含まれる正イオン及び負イオンの量のバランスが悪くなる。又は、複数の風の各々に含まれる正イオン及び負イオンの量のバランスを良くするために、複数の風路245aに複数のイオン発生装置242をそれぞれ配置しなければならない。これに対して、イオン発生装置242が送風機244より風上に配置された場合は、複数の風の各々に含まれる正イオン及び負イオンの量のバランスが良くなる。また、複数の風の各々に含まれる正イオン及び負イオンの量のバランスを良くするためには、ひとつの吸気風路241aにひとつのイオン発生装置242を配置すればよい。
【0056】
上述したように、イオン発生装置242は、吸気口41cから離して配置され、整流された風中にイオンを発生させる。これにより、第1の電極355の付近における風の風速及び第2の電極356の付近における風の風速を均一にすることができる。これにより、正イオン及び負イオンの量のバランスを良くすることができる。これにより、半足の靴81に吹き付けられる正イオン及び負イオンの量のバランスを良くすることができる。
【0057】
吸気口41cから送風機244まで風を導く吸気風路241aにイオン発生装置242が配置されることにより、送風機244から吸気口41cまでの距離が長くなる。これにより、送風機244により発生させられた騒音が吸気口41cを経由して靴浄化装置1の外部に漏れることを抑制することができる。これにより、靴浄化装置1の静音性を向上することができる。
【0058】
図8に図示されるように、吹き出し機構221は、誘導部358を備える。
【0059】
誘導部358は、吸気風路241aに配置される。誘導部358は、吸気風路241aにより導かれる風を第1の電極355及び第2の電極356に誘導する。
【0060】
誘導部358は、誘導面358aを有する。誘導面358aは、吸気風路241aに露出する。誘導面358aは、吸気風路241aが伸びる幅方向Wについて第1の電極355及び第2の電極356に近づくにつれて、吸気風路241aが伸びる幅方向Wと垂直をなす奥行方向Dについて第1の電極355及び第2の電極356が配置される位置に近づく傾斜を有する。誘導部358は、吸気風路241aにより導かれる風を誘導面358aに沿って進ませることにより、当該風を第1の電極355及び第2の電極356が配置される位置に誘導する。これにより、第1の電極355及び第2の電極356が正イオン及び負イオンを効率よく発生させることができる。
【0061】
1.9 排気機構
図4に図示されるように、本体21は、排気機構341を備える。
【0062】
排気機構341は、複数の収納室41bから本体21の外部まで排気風を導く。
【0063】
排気機構341は、第3のダクト状構造361及び脱臭フィルタ362を備える。第3のダクト状構造361は、筐体41の一部である。
【0064】
第3のダクト状構造361には、排気風路361aが形成される。排気風路361aは、複数の収納室41bから排気口41dに至る。これにより、排気風路361aは、複数の収納室41bから排気口41dまで排気風を導き、複数の収納室41bから本体21の外部まで排気風を導く。排気風路361aは、複数の収納室41bからそれぞれ到来した複数の排気風を合流させて生成した排気風を本体21の外部まで導く。排気風路361aは、箱61の背面61bに沿って形成される。排気口41dは、高さ方向Hの下側に形成される。このため、複数の収納室41bから排気口41dに至る排気風路361a及びそれが形成された第3のダクト状構造361は、高さ方向Hに伸びる。ベース141は、複数の収納室41bの内部と複数の収納室41bの外部とを隔てる第2の隔壁381を備える。排気風路361aは、第2の隔壁381及び後壁143に挟まれる。第2の隔壁381には、複数の貫通孔401が形成される。複数の貫通孔401は、複数の収納室41bを排気風路361aにそれぞれ接続する。第1実施形態においては、複数の貫通孔401は4つの貫通孔である。
【0065】
排気風路361aは、複数の収納室41bより奥行方向Dの奥側にある。排気風路361aが複数の収納室41bより奥行方向Dの奥側にあることは、靴浄化装置1の奥行方向Dのサイズを大きくする。しかし、排気風路361aが複数の収納室41bより奥行方向Dの奥側にあることよる靴浄化装置1の奥行方向Dのサイズの増加は、複数の収納室41bが高さ方向Hに重ねられることによる靴浄化装置1の奥行方向Dのサイズの減少より小さい。また、排気風路361aが複数の収納室41bより奥行方向Dの奥側にあることにより、複数の収納室41bが高さ方向Hに重ねられることによる靴浄化装置1の転倒しやすさを解消することができる。
【0066】
複数の収納室41bに複数の風をそれぞれ導く複数の風路245aは、複数の収納室41bより幅方向Wの他方の側すなわち半足の靴81のかかと側にある。このため、複数の収納室41bから排気風を導く排気風路361aは、複数の収納室41bより幅方向Wの一方の側すなわち半足の靴81のつま先側にあってもよい。しかし、排気風路361aが複数の収納室41bより幅方向Wの一方の側にある場合は、複数のノズル246に半足の靴81を支持させるときに幅方向Wの一方の側から幅方向Wの他方の側に動かされる半足の靴81が排気機構341に干渉しやすくなる。これに対して、排気風路361aが複数の収納室41bより奥行方向Dの奥側にある場合は、複数のノズル246に半足の靴81を支持させるときに幅方向Wの一方の側から幅方向Wの他方の側に動かされる半足の靴81が排気機構341に干渉しにくくなる。
【0067】
第1のダクト状構造241は、排気風路361aを通る。これにより、第1のダクト状構造241に形成された吸気風路241aにより導かれる風により流される空気と、排気風路361aにより導かれる排気風により流される空気と、の間で熱交換を行わせることが容易になる。これにより、半足の靴81の乾燥を促進するために前者の空気が加熱される場合に、後者の空気から前者の空気に熱を移動させることができる。これにより、熱が靴浄化装置1の外部に排熱されて無駄になることを抑制することができる。
【0068】
脱臭フィルタ362は、脱臭フィルタ362を通過する風により流される空気から臭気成分を除去する。脱臭フィルタ362は、排気風路361aに配置される。このため、脱臭フィルタ362は、排気風路361aにより導かれる排気風を通過させる。このため、排気風路361aにより導かれる排気風により流される空気から臭気成分を除去する。これにより、半足の靴81を乾燥させる際に発生する臭気が、排気口41dから排気される空気により靴浄化装置1が置かれる空間に拡散することを抑制することができる。脱臭フィルタ362は、例えば、排気口41dに沿って配置される。脱臭フィルタ362は、活性炭フィルタ等である。
【0069】
排気口41dは、靴浄化装置1が置かれる面に向けて排気風を排気する。これにより、靴浄化装置1が置かれる空間に排気風が拡散することを抑制することができる。吸気口41cは、第1の面積を有する。排気口41dは、第1の面積より大きい第2の面積を有する。これにより、排気口41dにより排気される排気風の風量を小さくすることができる。これにより、靴浄化装置1が置かれる空間に排気風が拡散することを抑制することができる。
【0070】
1.10 熱交換媒体
図9は、第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられる熱交換媒体の付近を模式的に図示する断面図である。
【0071】
図9に図示されるように、本体21は、熱交換媒体411を備える。
【0072】
熱交換媒体411は、吸気風路241aにより導かれる風と排気風路361aにより導かれる排気風との間で熱交換を行わせる。これにより、半足の靴81の乾燥を促進するために前者の風が加熱される場合に、排気風路361aにより導かれる排気風から吸気風路241aにより導かれる風に熱を移動させることができる。これにより、熱が靴浄化装置1の外部に排熱されて無駄になることを抑制することができる。
【0073】
熱交換媒体411は、板状の形状を有する。このため、熱交換媒体411は、第1の主面411a及び第2の主面411bを有する。第1の主面411a及び第2の主面411bは、互いに反対の側にある。第1の主面411aは、吸気風路241aに露出する。第2の主面411bは、排気風路361aに露出する。これにより、熱交換媒体411は、排気風路361aにより導かれる排気風から吸気風路241aにより導かれる風に熱を移動させることができる。第1の主面411a及び第2の主面411bの両方又は片方にフィンが形成されてもよい。
【0074】
熱交換媒体411は、高い熱伝導性を有する材質からなってもよい。例えば、熱交換媒体411は、金属、炭素繊維等からなってもよい。
【0075】
1.11 ノズル
図10は、第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるノズルの付近を模式的に図示する上面図である。図11は、第1実施形態の靴浄化装置の、当該靴浄化装置に備えられるノズルの付近を模式的に図示する前面図である。
【0076】
図10及び図11に図示されるように、複数のノズル246に含まれる各ノズル246は、曲棒状の形状を有する。各ノズル246は、幅方向Wの他方の側から幅方向Wの一方の側に向かって突出し、水平方向の一方の側から水平方向の他方の側に向かって突出する。このため、各ノズル246に半足の靴81を支持させる場合は、幅方向Wの一方の側から幅方向Wの他方の側に向かって半足の靴81が動かされ、水平方向に半足の靴81が動かされる。
【0077】
開口41aは、幅方向Wの一方の側まで広がる。これにより、幅方向Wの一方の側から幅方向Wの他方の側に向かって半足の靴81が動かされる場合に半足の靴81が一方の側壁144と干渉しにくくなる。これにより、複数のノズル246に半足の靴81を支持させることが容易になる。
【0078】
各ノズル246の形状及びサイズは、各ノズル246に支持させる靴に応じてそれぞれ決められる。例えば、各ノズル246の長さは、各ノズル246に支持させる半足の靴81がブーツである場合は、長くされる。
【0079】
1.12 棚板
図2及び図5に図示されるように、本体21は、複数の棚板601を備える。
【0080】
複数の棚板601に含まれる各棚板601は、複数の収納室41bに含まれる隣接するふたつの収納室41bを区切る。
【0081】
第1実施形態においては、複数の棚板601は、3つの棚板である。複数の棚板601の数は、複数の収納室41bの数に応じて変化する。このため、複数の棚板601が、2つ以下の棚板又は4つ以上の棚板である場合もある。
【0082】
複数の棚板601は、高さ方向Hと垂直をなす。
【0083】
各棚板601は、筐体41に着脱可能である。これにより、各棚板601を筐体41から脱着して各棚板601により区切られていたふたつの収納室41bをあわせた広い収納室を形成することができる。これにより、ハイカットスニーカー、ブーツ等の長靴を収納することができる収納室を形成することができる。また、各棚板601が半足の靴81の底面に付着していた土、小石等により汚れた場合に、各棚板601を筐体41から脱着して清掃することができる。これにより、各棚板601を容易に清掃することができる。
【0084】
本開示は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1 靴浄化装置、21 本体、22 扉、23 ヒンジ、41 筐体、41a 開口、41b,41b1,41b2 収納室、41c 吸気口、41d 排気口、61 箱、61a 前面、61b 背面、61c 一方の側面、61d 他方の側面、61e 上面、61f 下面、81 半足の靴、141 ベース、142 前壁、143 後壁、144 一方の側壁、145 他方の側壁、146 上壁、147 底壁、161 壁端部、162 壁端部、181 閉位置、182 開位置、201 最下端部、221 吹き出し機構、241 第1のダクト状構造、241a 吸気風路、242 イオン発生装置、243 電源、244 送風機、244a 吹き出し口、245 第2のダクト状構造、245a 複数の風路、245b 空間、246 複数のノズル、261 電源アダプタ、281 第1の隔壁、301 溝状構造、302 ダクトカバー、341 排気機構、351 羽根、352 モータ、355 第1の電極、356 第2の電極、357 パルス発生回路、358 誘導部、361 第3のダクト状構造、361a 排気風路、362 脱臭フィルタ、381 第2の隔壁、401 複数の貫通孔、601 棚板、H 高さ方向、D 奥行方向、W 幅方向、R 特定の方向。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11