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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094560
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】後処理装置および画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 31/00 20060101AFI20240703BHJP
   B65H 31/38 20060101ALI20240703BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20240703BHJP
【FI】
B65H31/00 A
B65H31/00 Z
B65H31/38
G03G15/00 460
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022211188
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168217
【弁理士】
【氏名又は名称】大村 和史
(72)【発明者】
【氏名】高田 聡一
(72)【発明者】
【氏名】立石 嘉信
【テーマコード(参考)】
2H072
3F054
【Fターム(参考)】
2H072FB02
2H072FB08
2H072GA08
2H072JA02
2H072JA04
3F054AA01
3F054AC01
3F054BA04
3F054BB22
3F054BB26
3F054BH14
3F054DA01
3F054DA16
(57)【要約】      (修正有)
【課題】用紙の先端が排紙トレイに引っ掛かるのを防止できる、後処理装置、制御方法および画像形成装置を提供する。
【解決手段】後処理装置(100)は、搬送部(106)が画像形成装置から印刷済み用紙を受け取って搬送する。搬送部の排出ローラ(110)から排出される用紙は、一旦排紙トレイ(104)に着地し、その後、処理部(112)に設けられた後処理トレイ(118)上に戻されて、2つの整合板(126)で幅方向両端が整合される。位置制御部は、搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイに着地するまで、2つの整合板の間隔を用紙の幅方向両端より内側になるように、位置制御する。それによって、排出ローラから排出される用紙が整合板の上縁に支持されて移送されるので、用紙の幅方向の撓みが抑制され、用紙の先端が排紙トレイに引っ掛かることがなくなる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置から排出された印刷済みの用紙を後処理する後処理装置であって、
前記用紙を受け取って搬送する搬送部、
前記搬送部で搬送された用紙を受け取って前記用紙に後処理を施す処理部、
前記処理部に設けられて前記後処理のための用紙を載置する後処理トレイ、
前記後処理から後処理済みの用紙を排出するための排紙トレイ、
後処理トレイ上において前記用紙の幅方向に移動可能に設けられ、前記後処理トレイ上において前記用紙の幅方向両端を整合するための2つの整合板、および
前記搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、前記用紙の先端が前記排紙トレイに着地するまで、前記2つの整合板の間隔を前記用紙の幅方向両端より内側になるように、位置制御する位置制御部を備える、後処理装置。
【請求項2】
前記搬送部は用紙を排出する排出ローラを含み、
前記位置制御部は、前記搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、前記整合板を初期位置に配置し、前記排出ローラから排出される用紙の排出距離が大きくなるに従って前記整合板の間隔を徐々に広げる、請求項1記載の後処理装置。
【請求項3】
前記位置制御部は、前記整合板の間隔が異なる複数の前記初期位置を有し、前記排出ローラから排出される用紙の幅方向のサイズに応じて複数の前記初期位置のうちいずれかに設定する、請求項2記載の後処理装置。
【請求項4】
複数の前記初期位置は、排紙される用紙が小サイズに設定されている場合は間隔が小さくなる位置に設定され、排紙される用紙が大サイズに設定されている場合は間隔が広くなる位置に設定される、請求項3に記載の後処理装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の後処理装置を備える、画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、後処理装置および画像形成装置に関し、特にたとえば、後処理のために用紙を後処理トレイ上で整合する、後処理装置および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の技術の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された技術では、ステープルトレイに折り用紙を排紙して整合する際に、折り部が引っ掛かるのを防止するために、整合部材上に用紙を着地させて整合部材で折り部を支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012‐162346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、折り用紙には対応できるものの、用紙の先端が後処理装置の排紙トレイに引っ掛かるという問題を解決することはできない。
【0005】
それゆえに、本開示の主たる目的は、新規な、後処理装置および画像形成装置を提供することである。
【0006】
本開示の他の目的は、用紙の先端が排紙トレイに引っ掛かるのを防止できる、後処理装置および画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、本開示の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、本開示を何ら限定するものではない。
【0008】
第1の実施例は、画像形成装置から排出された印刷済みの用紙を後処理する後処理装置であって、用紙を受け取って搬送する搬送部、搬送部で搬送された用紙を受け取って用紙に後処理を施す処理部、処理部に設けられて後処理のための用紙を載置する後処理トレイ、処理部から後処理済みの用紙を排出するための排紙トレイ、後処理トレイ上において用紙の幅方向に移動可能に設けられ、後処理トレイ上において用紙の幅方向両端を整合するための2つの整合板、および搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイに着地するまで、2つの整合板の間隔を用紙の幅方向両端より内側になるように、位置制御する位置制御部を備える、後処理装置である。
【0009】
第1の実施例では、後処理装置(100:実施例で相当する部分を例示する参照符号。ただし、限定する意図はない。以下、同様。)は、画像形成装置(10)から排出された印刷済みの用紙(PP)に、たとえばステープル処理などの後処理を施すものであって、搬送部(106)がその用紙を取り込んで搬送する。処理部(112)は、搬送部(106)で搬送された用紙(PP)を受け取って、後処理トレイ(118)上で用紙に後処理を施す。排紙トレイ(104)には処理部(112)から後処理済みの用紙(PP)が排出される。2つの整合板(126)は、たとえば後処理トレイ(118)上において、用紙の幅方向に移動可能に設けられ、後処理トレイ(118)上において用紙(PP)の幅方向両端を整合する。位置制御部(134、148)は、2つの整合板(126)の用紙の幅方向の位置を制御することができ、搬送部(106)から1枚目の用紙(PP)を排出するとき、用紙の先端が排紙トレイ(104)に着地するまで、2つの整合板(126)の間隔を用紙の幅方向両端より内側になるように、位置制御する。したがって、その1枚目の用紙は、2つの整合板(126)の上縁によって支持されて移送される。
【0010】
第1の実施例によれば、1枚目の用紙が2つの整合板の上縁上を移送されるので、用紙の両端の撓みを抑制することができ、用紙の先端の垂れ下がりを抑制して、用紙の先端が排紙トレイに引っ掛かるのを防止できる。
【0011】
第2の実施例は、第1の実施例に従属する後処理装置であって、搬送部は用紙を排出する排出ローラを含み、位置制御部は、搬送部から1枚目の用紙を排出するとき、整合板を初期位置に配置し、排出ローラから排出される用紙の排出距離が大きくなるに従って整合板の間隔を徐々に広げる。
【0012】
第2の実施例では、用紙は、搬送部(106)の排出ローラ(110)から処理部(112)側へ排出される。位置制御部(134、148)は、その排出ローラ(110)から1枚目の用紙を排出するとき、整合板を初期位置に配置し、排出される用紙の排出距離(たとえば、排出ローラ110から用紙先端までの距離)が大きくなるに従って、2つの整合板(126)の間隔をその初期位置から徐々に広げるように、整合板(126)の位置制御を行う。用紙の排出距離が大きくなるに従って、用紙の先端側の重さが段々大きくなって用紙の幅方向両端が支えきれなくなるので、用紙の排出距離が大きくなるに従って整合板の間隔を段々大きくする。
【0013】
第2の実施例によれば、用紙の排出距離に応じて2つの整合板の間隔を徐々に広げるようにしたので、用紙の幅方向における撓みを確実に抑制することができ、用紙先端の垂れ下がりを抑制でき、用紙先端が排紙トレイに引っ掛かるのを一層防止できる。
【0014】
第3の実施例は、第2の実施例に従属する後処理装置であって、位置制御部は、整合板の間隔が異なる複数の初期位置を有し、排出ローラから排出される用紙の幅方向のサイズに応じて複数の前記初期位置のうちいずれかに設定する。
【0015】
第4の実施例は、第3の実施例に従属する後処理装置であって、複数の初期位置は、排紙される用紙が小サイズに設定されている場合は間隔が小さくなる位置に設定され、排紙される用紙が大サイズに設定されている場合は間隔が広くなる位置に設定される。
【0016】
第5の実施例は、第1実施例ないし第4実施例のいずれかの後処理装置を備える、画像形成装置である。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、整合板によって用紙の先端の垂れ下がりを軽減するので、用紙先端の排紙トレイでの引っ掛かりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は本開示の一実施例に係る画像形成装置を示す図解図である。
図2図2はこの実施例の後処理装置の一例を示す図解図である。
図3図3図2実施例の後処理装置の内部構造を簡略化して示す断面図解図である。
図4図4図3実施例の処理部の要部を示す図解図である。
図5図5は処理部における整合板に関連する部分を取り出して示す図解図である。
図6図6は処理部に用紙を搬送する第1段階における整合板の制御の一例を示す図解図であり、図6(A)は後処理装置の搬送部から用紙が送られてくる状態を示し、図6(B)は整合板の初期状態を示し、図6(C)は整合板が用紙を下から支えている状態を示す。
図7図7は処理部に用紙を搬送する第2段階における整合板の制御の一例を示す図解図であり、図7(A)は後処理装置の搬送部から用紙が送られてくる状態を示し、図7(B)は整合板を広げて用紙が排紙トレイ上に着陸した状態を示す。
図8図8は処理部に用紙を搬送する第3段階における整合板の制御の一例を示す図解図であり、図8(A)は排紙トレイから後処理トレイへ用紙を戻した状態を示し、図8(B)はそのときの整合板の状態を示す。
図9図9は後処理トレイ上で用紙の両側端を整合するときの整合板の制御の一例を示す図解図であり、図9(A)は後処理トレイへ複数枚の用紙が積層されている状態を示し、図9(B)はそのときの整合板の状態を示す。
図10図10は後処理装置を含むこの実施例の画像形成装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図11図11は画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図12図12は後処理装置のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図13図13は実施例における後処理装置の動作の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1を参照して、本開示の一実施例である画像形成装置10は、一例として複合機(MFP)であり、コピー機能、イメージスキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能などの複数の機能を備える。ただし、本開示は、用紙に画像を形成するプリンタ機能を備えた、画像形成装置に適用できるのであり、プリンタ機能のみを備える画像形成装置であってもよい。
【0020】
画像形成装置10の本体12の上部には、画像読取部14が設けられる。この画像読取部14は、原稿(図示せず)の画像を読み取って、原稿画像データを出力する。原稿台(図示せず)に載置された原稿は、原稿載置台カバー16によって、押えられる。
【0021】
本体12の上部であって、画像読取部14の前には、たとえば、タッチパネル付きのディスプレイ(タッチディスプレイを備える操作部18が設けられる。
【0022】
本体12内の画像読取部14の下方に、画像形成手段の一例としての画像形成部20が設けられる。画像形成部20は、たとえば原稿画像を、記録媒体としての用紙に印刷する。この画像形成処理は、たとえば公知の電子写真方式により行われる。このため、画像形成部20は、既によく知られているように、感光体ドラム等の画像形成用のコンポーネントを備える。
【0023】
画像形成部20の下方に、給紙部22が設けられる。この給紙部22には、所定のサイズの用紙が所定の方向で収容される。給紙部22からは、画像形成部20へ用紙を1枚単位で供給する。
【0024】
給紙部22から送られて、画像形成部20によって画像の印刷が行われた後の用紙は、必要に応じて、後処理装置(フィニッシャ)100によって、ステープル処理などの後処理を行うためのインナー型の後処理装置100が胴内空間に設けられる
この後処理装置100は、図2に示すように、画像形成装置10の洞内に収まる形状、サイズのハウジング102を含み、このハウジング102内に、後に詳細に説明する搬送部106や処理部112(ともに図3)が設けられる。画像形成装置10から送られる用紙PPは、一旦、排紙トレイ104上に送出され、その後、処理部の戻し機構によって処理部内の後処理トレイ118上に戻され、その処理部で後処理、たとえばステープル処理される。後処理された用紙束が処理部から押し出されて、排紙トレイ104上に排出される。
【0025】
図3図5を参照して、後処理装置100のハウジング102内には、画像形成装置10から送られてきた記録済みの用紙PPをこの後処理装置100に導入するための搬送部106が設けられる。搬送部106は、図3に示すように、入口ローラ108を含み、この入口ローラ108で取り込まれた用紙PPは、さらに搬送され、排出ローラ110に至り、排出ローラ110から処理部112に排出される。これら入口ローラ108および排出ローラ110は、搬送モータ156(図6)によって駆動される。
【0026】
搬送部106において、入口ローラ108と排出ローラ110の間の搬送路を覆うように、搬送カバー114が設けられ、さらにその搬送路のほぼ中間辺りには、たとえば反射型または透過型の光センサを含む通紙センサ116が設けられる。この通紙センサ116は、その位置に用紙PPの先端が到達したことを検知して、用紙検知信号を出力する。
【0027】
上述のように、搬送部106から処理部112へ送り出された用紙は一旦排紙トレイ104上に排出されるのであるが、後処理のために、後処理トレイ118上に戻される。
【0028】
図4に示すように、処理部112の後処理トレイ118の上方にパドル120(図3)が回転自在に設けられる。このパドル120は、パドルモータ(図示せず)によって矢印方向に回転されて、排出ローラ110から排出された用紙PPを後処理トレイ118上に搬送する。
【0029】
戻しベルト122は、パドル120の後方に、回転可能に設けられ、戻しベルトモータ158(図6)によって矢印方向に回転され、用紙を後処理トレイ118の後方に搬送し、ストッパ124に突き当てる。
【0030】
このストッパ124は後処理トレイ118の後端近傍に設けられ、後処理トレイ118上に積層された用紙の搬送方向後端を整合する。
【0031】
後処理トレイ118上でパドル120を挟む両側には、後処理トレイ118上に積層された用紙の幅方向両端を整合するための整合板126が設けられる。両方の整合板126の構成は左右の方向の違いはあるものの、同じなので、1つの整合板126について説明する。
【0032】
整合板126は、図5に示すように、スライダ128に固着されていて、このスライダ128は、後処理トレイ118に形成された横長のスライド孔130にスライド可能に保持される。つまり、スライド孔130の周縁を規定する後処理トレイ118によってスライダ128が矢印方向にスライド(移動または変位)可能に支持されている。スライダ128はさらにタイミングベルト132に固着され、タイミングベルト132は整合板モータ134の回転軸に形成されたタイミング歯車(図示せず)と噛合する。したがって、整合板モータ134を矢印方向(時計方向または反時計方向)に回転駆動することによって、整合板126が、後処理トレイ118の幅方向(外側方向または内側方向)に変位される。
【0033】
つまり、整合板126は、整合板モータ134によって、後処理トレイ118の幅方向において、整合板126どうしの間隔が最狭となる位置(最狭位置)から最も広くなる位置(最広位置)まで、連続的に変位(移動)可能とされている。そのため、整合板モータ134およびそれを制御する副制御部146のCPU148(図10)は、用紙の幅方向において2つの整合板の間隔を最狭位置から最広位置までの任意の位置に移動させることができる位置制御部として機能する。
【0034】
図4に戻って、後処理トレイ118の後端近傍であって幅方向のほぼ中央にはアシストガイド136およびアシスト爪138が設けられる。これらのアシストガイド136およびアシスト爪138は、アシストモータ160(図12)によって駆動されて、後処理の終わった用紙束を排紙トレイ104の方向へ押し出す。つまり、後処理トレイ118上に積載された用紙束の後端をアシストガイド136が支え、アシスト爪138で排紙トレイ104上に押し出して、排紙する。
【0035】
ステープルユニット140および針なしステープルユニット142は、後処理の一例としての、ステープル処理または針なしステープル処理を実行する。
【0036】
パドル120と整合板126との間の後処理トレイ118の上方には、用紙押え144が回動可能に設けられる。用紙押え144は、用紙押えモータ(図示せず)によって矢印方向に回動されることによって、排紙トレイ104上の用紙を押さえる。
【0037】
後処理装置100において、搬送部106から用紙PPを処理部112へ送出するとき、特に1枚目の用紙の先端が排紙トレイ104上に着地するとき、用紙が撓んで排紙トレイ104の上面に引っ掛かるという問題があるが、この実施例は、その問題を、整合板126を利用して解決しようとするものである。このことを、図6図9を参照して、説明する。
【0038】
搬送部106の通紙センサ116が最初の用紙PPの先端を検知したときから搬送カウンタ166b(図12)が用紙PPの搬送時間をカウントする。たとえば、搬送部106の搬送速度とこの搬送時間とに基づいて、後処理装置100のCPU148(図12)が搬送部106による用紙PPの搬送量を推定(予測)することができる。
【0039】
そして、用紙PPの先端が図6(A)での第1位置(△記号の中に数字の「1」を表示している、位置)すなわち用紙PPの先端が整合板126の位置に達する直前の位置に到達するまで、たとえば図6(B)で示す最狭位置に設定する。ただし、必ずしも最狭位置である必要はなく、整合板126の間隔をそのときの用紙の幅より狭くおけばよい。一例として、用紙PPの排出ローラ110から出るときには、整合板126の位置は用紙PPの幅方向の中央付近に設定する。
【0040】
ただし、そのままの状態で用紙PPが搬送されると、図6(B)で示すように、用紙PPの幅方向両端が垂れ下がってしまう。
【0041】
そこで、この実施例では、用紙PPがさらに搬送され、用紙PPの先端が図6(A)での第2位置(△記号の中に数字の「2」を表示している、位置)すなわち排紙トレイ104の平坦部104aと傾斜部104bとの接続部またはその近傍の位置に達するまで、整合板126どうしの間隔を徐々に広げるように、整合板モータ134(図5図10)を制御する。ただし、用紙PPの先端が第2位置に達するまでは、つまり、用紙PPの先端が排紙トレイ104に着地するまでは、整合板126どうしの間隔は用紙PPの幅を越えないようにする。具体的には、整合板126の位置は、用紙PPの幅方向両端より内側であって、図6(C)に示すように用紙PPの幅方向両端が垂れ下がらないように整合板126で支持できる位置に設定される。たとえば、両方の整合板126の位置がそれぞれ用紙PPの幅方向両端の内側10ミリぐらいになるまで、徐々に整合板126を移動する。
【0042】
このように、整合板126の間隔を徐々に広くする理由は、搬送部106から排出される用紙PPの排出距離(排出ローラ110から先端までの距離)が段々大きくなり、より多くの用紙を支える力が必要だからである。つまり、整合板126の間隔が狭いままでは、用紙の幅方向両端と整合板126との距離が大きいので、用紙の排出距離が大きくなると、用紙の先端側の重さが段々大きくなって用紙の幅方向両端が撓んでしまう。そうすると、用紙PPの先端が垂れ下がり、排紙トレイ104に引っ掛かってしまう。この実施例では、そのため、用紙の排出距離が大きくなるに従って整合板126の間隔を段々大きくすることによって、用紙の幅方向のたわみを抑制するようにしている。
【0043】
用紙PPが第1位置から第2位置に至るまでは整合板126どうしの間隔は、用紙PPの幅より小さいのであるから、用紙PPは、図6(C)に示すように、2つの整合板126の上縁によって支持された状態で搬送される。この整合板126の上縁の幅はあまり大きくないので、整合板126と用紙PPの間の摩擦は大きくなく、用紙PPはスムーズに搬送される。そして、用紙PPの先端が第2位置に達するまで、つまり用紙PPの先端が排紙トレイ104に着地するまで、用紙PPが整合板126によって支持されているので、用紙PPの幅方向の撓みを抑制することができ、結果的にその撓みによる用紙先端の垂れ下がりを抑制する。そのため、用紙PPの先端が排紙トレイ104に引っ掛かってしまうという不都合が解消される。
【0044】
その後、図7(A)で示す第3位置(△記号の中に数字の「3」を表示している、位置)で整合板126どうしの間隔を図7(B)で示すように最広位置にするように、整合板モータ134(図5図10)を制御する。そうすると、用紙PPの後端が整合板126に掛かることなくそのまま排紙トレイ104上に落ちる。
【0045】
その後、戻しベルトモータ158(図12)を制御して、排紙トレイ104上の用紙を戻しベルト122(図4)によって、図8(A)に示すように、後処理トレイ118上まで戻す。そして、用紙PPの後端がストッパ124に当たると、戻しベルトモータ158を止める。つまり、用紙PPの後端がストッパ124に当接するまで、戻しベルト122で用紙PPを後処理トレイ118に戻す。このとき、整合板126の位置は図8(B)で示すように、図7(B)で示す最広位置のままとする。
【0046】
そして、図9(A)に示すように、後処理トレイ118上で、積層された用紙PPの幅方向両端を整合板126で整合する。つまり、図9(B)に示すように、整合板126を用紙PPの幅方向両端に当てて、用紙PPの幅方向両端の不揃いを整合する。
【0047】
図8(A)で示すように2枚目の用紙が処理部112に送られてくるときは、整合板126は、図8(B)で先に説明したように最広位置に開いたままとされる。なぜなら、後処理トレイ118上に既に用紙があるときには、次の用紙は下層の用紙に沿って排紙トレイ104へ着地するので、整合板126でガイドする必要はないからである。逆に、もし後処理トレイ118上に既に用紙があるとき、次の用紙のために整合板126の幅を狭めると、既に積層されている用紙が両側から押されてしまい、皺になったり、湾曲したりする恐れがある。
【0048】
その後、所要枚数の記録済み用紙が後処理トレイ118上に積層され、整合され、ステープル処理などの後処理を施される。
【0049】
このような動作は、図13のフロー図を参照して後に説明する。
【0050】
図10を参照して、画像形成装置10は上述のように、画像読取部14、操作部18、画像形成部20および給紙部22を備え、さらに主制御部24、通信部32、外部メモリI/F34、用紙サイズセンサ36、および排紙センサ38を備える。これらは共通のバス28によって接続される。
【0051】
主制御部24は、実質的にコンピュータであって、CPU26およびメモリ30を含む。メモリ30は、詳細は図示しないが、RAM、ROM、HDD(ハードデイスクドラブ)等を含む。CPU26には、バス28が接続されており、このバス28には、メモリ30のRAM、ROM、HDD等が電気的に接続される。CPU26は、操作部18等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置10の各部の動作を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、ROMまたはHDDに予め記憶されていて、必要に応じてRAMに展開して実行される。
【0052】
外部メモリI/F34は、たとえばUSBメモリ等の外部メモリに対して、情報の読取りおよび書込みを行なう。
【0053】
通信部32は、ネットワーク(図示せず)を介して、画像形成装置10とネットワーク上の情報処理装置等との間の、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を制御する。さらに、画像形成装置10は、この通信部32を介して、後処理装置100とシリアル通信を実行して、操作部18からのユーザの指示データを後処理装置100に送信するとともに、後処理装置100からのセンサやスイッチの情報(データ)を受信する。
【0054】
外部メモリI/F34は、たとえばUSBメモリ等の外部メモリに対して、情報の読取りおよび書込みを行なう。
【0055】
画像読取部14は、前述のように、原稿載置台(図示せず)に載置される原稿から画像情報を読取り、画像データとして画像形成部20に対して出力する。
【0056】
画像形成部20は、上述したように画像データによって示される画像を用紙に印刷するものであって、周知のように、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、除電装置等を備える。
【0057】
給紙部22は、この実施例では、給紙カセット(図1)として示されているが、この給紙部22には、用紙サイズセンサ36が設けられる。用紙サイズセンサ36は、この給紙部22から取り出された用紙のサイズを検出して、検知信号を出力する。CPU26はこのサイズ検知信号を受けて、用紙サイズデータとしてメモリ30の設定データ記憶領域46d(図11)に記憶させる。
【0058】
排紙センサ38は、たとえば画像形成部20に含まれる定着装置によってトナー像を定着させた用紙の排紙経路に設けられ、その排紙経路を通る記録済み用紙を検知して検知信号をバス28を介して主制御部24に送る。主制御部24では、画像形成部20から排紙されたことを、通信部32から、後処理装置100に通知する。
【0059】
後処理装置100には、後処理装置100の制御中枢を司る副制御部146が設けられ、この副制御部146は、CPU148を含み、このCPU148は、バス150を介してメモリ152等に接続される。メモリ152は、詳細は図示しないが、RAM、ROM等を含む。
【0060】
副制御部146にはバス150を通して、通紙センサ116(図3)が接続され、通紙センサ116の検知信号がCPU148に通知される。
【0061】
副制御部146はさらに、バス150を通してモータドライバ154に対して、所要のモータ制御信号、たとえばモータのオン/オフや、モータの回転速度を制御するための制御データ等を与える。
【0062】
モータドライバ154は、先に説明した搬送モータ156、戻しベルトモータ158、整合板モータ134、アシストモータ160等を、上記制御データに従って、制御する。
【0063】
図11図10実施例のメモリ30のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。図11に示すように、RAMは、プログラム記憶領域40およびデータ記憶領域42を含む。プログラム記憶領域40には、画像形成装置10の制御プログラムが記憶される。
【0064】
画像形成装置10の制御プログラムは、表示制御プログラム44a、操作検出プログラム44b、画像読取プログラム44c、画像形成プログラム44d、通信プログラム44eおよび後処理プログラム44f等を含む。
【0065】
表示制御プログラム44aは、タッチディスプレイの画面に各種の画面を表示させるのに必要な表示画面データを後述の表示画像生成データ記憶領域46aの表示画像生成データなどに基づいて生成し、その表示画面データを用いて、タッチディスプレイに画像を表示させるプログラムである。
【0066】
操作検出プログラム44bは、操作部18への操作に対応する操作データを検出して、後述の操作データ記憶領域46bへ記憶するためのプログラムである。たとえば、タッチパネルがタッチされた場合には、主制御部(コンピュータ)24は、操作検出プログラム44bに従って、タッチパネルから出力されたタッチ座標データを操作データとして取得して操作データ記憶領域46bに記憶する。また、操作部18が備えるハードウェアのボタンないしキー(図示せず)が押圧または操作された場合には、主制御部24は、操作検出プログラム44bに従って、ボタンないしキーの押圧または操作による操作データを取得して操作データ記憶領域46bに記憶する。
【0067】
画像読取プログラム44cは、自動原稿送り装置(図示せず)や画像読取部14を制御して、原稿載置トレイや原稿載置台に載置された原稿を読取り、読取った原稿画像のデータを一時記憶領域46cに記憶する。
【0068】
画像形成プログラム44dは、画像形成部20を制御して、画像データを、給紙部22から供給される記録用紙に印刷するプログラムである。
【0069】
通信プログラム44eは、種々の通信を実行するために通信部32(図10)を制御するプログラムである。
【0070】
後処理プログラム44fは、操作部18によるユーザ操作に応じて、後処理装置100で後処理を実行させるために、後処理に必要なデータ(後処理データ)、たとえば後処理の種類やそのための記録紙の枚数等を後処理装置100に伝えるためのプログラムである。
【0071】
図示は省略するが、プログラム記憶領域40には、画像形成装置10の制御に必要な他のプログラムなども記憶される。
【0072】
データ記憶領域42には、表示画像生成データ記憶領域46a、操作データ記憶領域46b、一時記憶領域46cおよび設定データ記憶領域46d等が設定される。
【0073】
表示画像生成データ記憶領域46aの表示画像生成データは、表示画像を生成するためのポリゴンデータおよびテクスチャデータ等を含むデータである。また、表示画像生成データには、ソフトウエアキーに対応する画像データや、各画面を表示するための画像生成データ等も含まれる。
【0074】
操作データ記憶領域46bの操作データは、操作検出プログラム44bに従って検出した操作データであり、時系列に従って記憶される。
【0075】
一時記憶領域46cは、画像読取部14で読取った画像データ等を、たとえば画像処理などのために一時的に記憶する。この一時記憶領域46cには、上述の用紙サイズセンサ36によって検出された用紙サイズのデータが記憶される。
【0076】
設定データ記憶領域46dには、操作部18を使ってユーザが設定した各種パラメータ、たとえばコピー濃度、拡大縮小など設定データを記憶する。この設定データとしては、さらに、用紙サイズセンサ36に基づいてCPU26が設定する用紙サイズデータを記憶し、その他に、上述の後処理データ、たとえば後処理の種類やそのための記録紙の枚数等を記憶しておく。
【0077】
なお、データ記憶領域42には、画像形成装置10の制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されるとともに、制御プログラムの実行に必要なフラグや他のカウンタ(タイマ)も設けられる。
【0078】
図12図10実施例の副制御部146に含まれるメモリ152のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。図12に示すように、RAMは、プログラム記憶領域162およびデータ記憶領域164を含む。プログラム記憶領域162には、後処理装置100の制御プログラムが記憶される。
【0079】
後処理装置100の制御プログラムとしては、後処理プログラム164a、通信プログラム164b等を含む。後処理プログラム164aは、画像形成装置10のCPU26から送信される後処理に必要なデータ、たとえば後処理の種類やそのための記録紙の枚数等に従って後処理を実行するためプログラムである。通信プログラム164bは、画像形成装置10の通信部32との間でCPU148がシリアル通信を実行するためのプログラムである。
【0080】
図示は省略するが、プログラム記憶領域162には、後処理装置100の制御に必要な他のプログラムなども記憶される。
【0081】
データ記憶領域164には、一時記憶領域168a、枚数カウンタ168b、搬送カウンタ168c等が形成される。一時記憶領域168aは、画像形成装置10から送られてきた、用紙サイズデータや後処理データを一時的に記憶する。枚数カウンタ168bは、後処理装置100の搬送部106で処理部112に送り込まれた用紙が何枚目かをカウントする。この枚数カウンタ168bは、通紙センサ116で用紙PPを検知したとき、インクリメント(歩進)される。このデータ記憶領域164には、さらに搬送カウンタ168cが形成される。搬送カウンタ168cは、先に説明したように、後処理装置100の搬送部106に設けられた通紙センサ116による用紙PPの検知信号に応答してカウントを開始し、用紙PPの搬送時間をカウントする。
【0082】
なお、データ記憶領域164には、後処理装置100の制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されるとともに、制御プログラムの実行に必要なフラグや他のカウンタ(タイマ)も設けられる。
【0083】
次に、図13を参照して、主として後処理装置100の後処理プログラム158a等に従って実行される実施例の動作を説明する。
【0084】
この動作は、ステップS1で、後処理装置100の通紙センサ116(図6図9)が用紙PP(の先端)を検知したとき開始される。
【0085】
次のステップS3で、副制御部146のCPU148(図10)は、枚数カウンタ168bのカウント値を参照して、今搬送中の用紙が1枚目かどうか判断する。
【0086】
ステップS3で“YES”を判断したとき、CPU148は、モータドライバ154に指令して、整合板モータ134を制御して、整合板126(図6図9)を最狭位置のような初期位置に移動させる。
【0087】
さらに、整合板126の初期位置としては、整合板126どうしの間隔が異なる複数の初期位置が設定可能であり、副制御部146のCPU148は、用紙の幅方向のサイズに応じて、その複数の初期位置のうちいずれかに設定するようにすればよい。そうすることによって、サイズに応じた最適の位置で整合板がその上縁で用紙を受け取ることができる。
【0088】
ただし、複数の初期位置は、好ましくは、排紙される用紙が小サイズに設定されている場合は間隔が小さくなる位置に設定され、排紙される用紙が大サイズに設定されている場合は間隔が広くなる位置に設定されている。
【0089】
なお、先に説明したように、初期位置は、整合板126の上縁で用紙PPの搬送を支持することができる位置であれば、必ずしも最狭位置でなくともよい。
【0090】
その後、ステップS7で、CPU148は、用紙PPの先端が図6に示す第1位置に到達したかどうか、判断する。先に説明したように、搬送カウンタ168cが、搬送部106の通紙センサ116の用紙PPの先端を検知したときから用紙PPの搬送時間をカウントする。そして、搬送部106の搬送速度とこの搬送時間とに基づいて、後処理装置100のCPU148が搬送部106による用紙PPの搬送量を推定(予測)することができる。その推定搬送量と画像形成装置10のCPU26から送信された用紙サイズデータとに基づいて、用紙PPの先端の位置を計算によって求めることができる。
【0091】
したがって、ステップS7では、この計算した用紙先端位置に基づいて、用紙先端が第1位置に達したかどうか判断することができる。このことは、ステップS11において用紙の先端が図6に示す第2位置に到達したかどうか判断する際にも適用できる。
【0092】
先に説明したように、ステップS7で“YES”を判断したら、CPU148は整合板126の間隔を徐々に広げて、図6(C)に示すように用紙PPの幅方向両端が垂れ下がらないように整合板126で支持できる位置、たとえば、用紙PPの幅方向両端の内側10ミリぐらいになるまで、整合板126を移動させる。その結果、用紙PPの先端が第1位置から第2位置に至るまでは整合板126どうしの間隔は、用紙PPの幅より小さいのであるから、用紙PPは、図6(C)に示すように、2つの整合板126の上縁によって支持された状態で搬送される。
【0093】
その後、ステップS11で、ステップS7と同様の手法で、用紙の先端が第2位置に達したかどうか判断する。
【0094】
ステップS11で“YES”を判断すると、CPU148は、整合板126の間隔が図7(B)に示す最広位置になるように、整合板モータ134を制御する。
【0095】
そして、ステップS15で、CPU148は、1枚目の用紙が処理部112に排出されたかどうか判断する。その際にも、搬送カウンタ168cのカウント値と搬送速度に基づいて用紙の搬送量(移送量)を計算し、さらにその搬送量と用紙サイズデータに基づいて計算して、用紙の後端が排紙トレイ104(図2)上に排出されたかどうか判断する。
【0096】
ステップS15で“YES”を判断した後、図8を参照して先に説明したように、CPU148は、次のステップS17で、戻しベルトモータ158を制御して、排紙トレイ104上に排出された用紙を、後処理トレイ118上に戻す。
【0097】
なお、用紙が2枚目以降のものであるとき、ステップS3で“NO”が判断され、ステップS19では、2枚目以降の用紙を排紙トレイ104上に排出させる。ただし、図8を参照して説明したとおり、このとき2枚目以降の用紙であるから、整合板126の位置は、ステップS13で移動させた位置から動かす必要はない。
【0098】
そして、ステップS21で図9に示すように整合板126で整合し、ステップS23で後処理を実行する。その後、CPU148は、ステップS25で、アシストモータ160を制御して、後処理の済んだ用紙束を排紙トレイ104に向けて押し出す。
【0099】
このように、この実施例では、用紙PPの先端が図6に示す第1位置から第2位置に至るまでは、用紙の両側担離内側で、整合板126の間隔を徐々に広げるように整合板126の位置を制御することによって、1枚目の用紙の先端が排紙トレイ104に引っ掛かるという問題が解消できる。
【0100】
なお、上述の実施例では、整合板126の位置制御を後処理装置100のCPU148で実行するようにしたが、これは画像形成装置10のCPU26で制御するようにしてもよい。この場合、通紙センサ116の用紙先端検知信号をCPU26に送る必要がある外、図12に示す後処理プログラム164aをメモリ28に設定したり、枚数カウンタ168bや搬送カウンタ168cのデータをCPU148からCPU26へ送ったりするなどの処理が必要である。
【0101】
また、上述の実施例は後処理装置100をインナータイプのものとして説明したが、アウタータイプの後処理装置にも本開示は適用できることはもちろんである。
【0102】
なお、上述の実施例で挙げた数値、画面および具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0103】
10 …画像形成装置
24 …主制御部
26 …CPU
36 …用紙サイズセンサ
100 …後処理装置
104 …排紙トレイ
106 …搬送部
112 …処理部
116 …通紙センサ
126 …整合板
146 …副制御部
148 …CPU
168b …枚数カウンタ
168c …搬送カウンタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13