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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094981
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】情報処理システム、方法、装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20240703BHJP
【FI】
G06Q30/0207
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022211935
(22)【出願日】2022-12-28
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】398067904
【氏名又は名称】株式会社ビーマップ
(74)【代理人】
【識別番号】110003454
【氏名又は名称】弁理士法人友野国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉野 文則
(72)【発明者】
【氏名】馬谷 聡
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】
利用客がお金を落とす先の、受益者である店舗/施設/企業にそれぞれ応分の負担を、交通機関の利用客へも広げるとともに、消費行動の隆起による店舗/施設/企業の売上増加と、利用者増による交通機関の売上増加を支援し、解決することが可能な情報処理システム、処理方法、情報処理装置を提供すること。
【解決手段】
提携先と交通機関と利用客とに紐づくデジタルきっぷの発行と、無線通信により利用客の携帯端末を認識したのちデジタルきっぷを起動し、デジタルきっぷに係る情報を送受信し保存し、提携先の受益度に応じた負担額の按分とを特徴とする精算システムを提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる情報処理システムであって、
前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係る情報を送信する手段と、
前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記前記デジタルきっぷに係る情報に紐づけされる手段と、
前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあり無線通信により接続されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信される手段と、
前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、
前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、
前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信される手段と
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記利用客は、プレミアム会員として登録されると、オリジナルサービスを受けることを可能とする手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけして、前記デジタルきっぷに係る情報を発行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記利用客は、オリジナルサービスを受ける前記デジタルきっぷ情報と、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけされた前記デジタルきっぷに係る情報とを譲渡できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる情報処理システムに係る情報処理方法であって、
前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係る情報を送信し、
前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記前記デジタルきっぷに係る情報に紐づけされ、
前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあり無線通信により接続されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信され、
前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信され、
前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信され、
前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信される
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信されることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記利用客は、プレミアム会員として登録されると、オリジナルサービスを受けることを可能とすることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけして、前記デジタルきっぷに係る情報を発行することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記利用客は、オリジナルサービスを受ける前記デジタルきっぷ情報と、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけされた前記デジタルきっぷに係る情報とを譲渡できることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理方法。
【請求項11】
交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる前記精算システムに係る精算処理装置であって、
前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係る情報を送信する手段と、
前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記前記デジタルきっぷに係る情報に紐づけされる手段と、
前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあり無線通信により接続されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信される手段と、
前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、
前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、
前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信される手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば情報処理システム、方法及び装置に係り、特に消費行動の隆起につなげる情報処理システム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は、たとえば「静岡お買い物きっぷ」として、出発駅から静岡駅までの「JR往復きっぷ」と「お買いもの券1,000円分」がセットになったお得なきっぷを販売していることが知られている。
【0003】
「静岡お買い物きっぷ」の条件を抜粋すると、たとえば、
『―きっぷの区間
沼津~静岡間及び掛川~静岡間の在来線普通列車(往復)
―お買いもの券のご利用施設
静岡パルシェ(一部を除く)、アスティ静岡(一部を除く)、ホテルアソシア静岡(各レストラン)
―利用期間
通年
―発売期間
利用する当日のみの発売。(前売り発売はしない。)
―有効期間
発売当日に限り有効』となっている。
【0004】
九州旅客鉄道株式会社(JR九州)は、設定区間を指定された経路で往復乗車する場合に、「ゆき」券と「かえり」券、アミュプラザ博多、アミュプラザ小倉等で使える利用券(1、000円分)をセットで、「ネット限定!お買い物往復切符」を大人料金3,100円、こども料金2、050円で発売している。
【0005】
「ネット限定!お買い物往復切符」の条件を抜粋すると、
『―1名からご利用。
―2名での片道利用はできない。
―乗車日を指定して発売。
―こども用の発売。
―各種割引証による割引等、他の割引との併用はできない。
―「JR九州Web会員」が、「JR九州インターネット列車予約」で、期日までに予約・決済(支払い)した場合に発売』となっている。
【0006】
JR各社以外でも、たとえば西武鉄道株式会社は、ボートレース多摩川の開催日に、最寄りの駅近くで、新宿駅までの片道切符(紙)を配布するサービスをおこなっている。
【0007】
また、訪日外国人の急増や、若者の車離れ、スマートフォン普及の拡大、キャッシュレス決済の拡大もあり、QRコード(株式会社デンソーウェーブの商標)に代表される二次元バーコード乗車券の導入も進んでいる。
【0008】
しかし、交通機関の利用客向けのサービスは、まだ試験段階であり、あまり広く普及しているわけでなく、使い勝手の良いものとは言えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2013-210790
【特許文献2】特開2021-131718
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に記載された技術思想では、二次元バーコード乗車券情報は、購入金額の支払いを行った店舗のキャッシュレジスターから発行される。キャッシュレジスターから発行された二次元バーコードに、乗車券情報が付されている。乗車券の支払代金の一部として代用され使用される。
【0011】
特許文献2に記載された技術思想では、顧客は乗車券情報発行管理システムが実施するキャンペーンに参加申込を行い、所定の交通機関で利用可能な往復乗車券を取得する。乗車券情報発行管理システムは、顧客が往路乗車券を使用してから復路乗車券を使用するまで所定の商業施設で決済された情報を抽出し、その総額が所定の金額未満の場合は乗車券費用を顧客の支払情報で決済し、所定の金額以上の場合は無料として処理する。
【0012】
特許文献1および特許文献2とも、提携先の店舗/施設の売上増加を支援する技術思想は開示されていない。
【0013】
コロナ禍による移動制限や、テレワークの推進もあり、鉄道、バスなど交通機関を利用した通勤、出張の回数が減り、Web会議を使用する回数も増えている。社員の出勤日数が減ったため、企業は、経費削減のため、社員への月額の定期代支給に代わり、出勤した日数分の交通費支給にかわってきている。
【0014】
さらに、企業側は、働き方改革を推進し、生産性を向上させたいという目的も、コロナ禍による影響に重なり、交通機関各社は、定期旅客の減少から、運賃収入が大幅に減ってきている。リモートワークが浸透し、今までのように通勤の便の良い都心に住居を構える必要性が低下し、郊外への移住者が増加している。これを機会にして、地方自治体と交通機関と連携による地域活性化へ向けた施策が必要になる。
【0015】
運賃収入に大きく依存していた鉄道などの交通機関各社のビジネスモデルにも変化が生じてきている。また、コロナ禍による人々の移動制限の影響や、デジタル化の進展や価値観の多様化に伴う生活スタイルの変化、EC利用の増加、通勤客の勤務終了後の飲食・購買の減少や休日の外出の減少により、店舗/施設の売り上げもダウンしてきている。
【0016】
店舗/施設を利用する利用客に対し、駐車場代金を割り引くサービスや、駐車代金を無料にするサービスは、一般化しているが、同じ店舗/施設を利用しても、利用客が車である場合に限定されている。
【0017】
また、今までの紙の乗車券を使ったサービスの場合、実際には使用されない分の発券をしていた可能性も多く、店舗/施設には、無駄な経費が発生していた。
【0018】
交通機関の改札通過に、交通系のカードや交通系のアプリに限定されていることも、利用客の利便性が制限されている。
【0019】
本発明は、こうした従来技術上の問題点に鑑み、提携先の売上増加と、交通機関の売上増加を支援し、さらに、地方自治体と交通機関との連携による地域活性化と、利用客の利便性を解決することの可能な情報処理システム、方法、情報処理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る情報処理システムは、交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる情報処理システムであって、前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係るデジタルきっぷ情報を送信する手段と、前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記デジタルきっぷ情報に紐づけされる手段と、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあることが無線通信により認識されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信される手段と、前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信される手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
交通機関情報処理システムや提携先情報処理端末に接続されたID情報読取り装置は、ビーコンによる無線通信によりブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)に対応したスマートフォンやスマートウォッチなどの携帯端末がアクセス範囲に入り接続されると、無線通信により携帯端末にインストールされたデジタルきっぷを起動させ、所望の情報の送受信と読書きを行う。あるいは、NFC(近距離無線通信規格)のNFC決済(NFC Pay)採用した非接触のタッチ決済カードやNFC決済アプリとしてのデジタルきっぷをインストールした携帯端末が、NFCリーダなどのID情報読取り装置とNFCと無線通信によりアクセス範囲内に入り接続されると、無線通信による誘導電流を利用して所望の情報の送受信と読書きを行う。あるいは、RFID(Radio Frequency Identification)やUHFタグを採用してもよい。
【0022】
このことにより、提携先を利用する利用客が車を利用した来場ではなく、鉄道バス、航空機、タクシーなどの交通機関を利用している場合に、たとえば、乗車券代金を割り引く、帰りの運賃を無料にするといったサービスを実現し、利用客の消費行動の隆起を喚起することが可能となる。
【0023】
デジタルきっぷは、消込が可能なため、提携先ごとに実際に利用された運賃を集計し請求できる。このことは、提携先にとっては受益度に応じた負担額を支払うため、気軽に、デジタルきっぷを発行できるメリットでもある。
【0024】
サブスクリプション型の態様においては、交通機関を利用する利用客により使用された実運賃を提携先に精算するのではなく、精算システム、交通機関、提携先の協議による受益度に応じた負担額が決められることを特徴としてもよい。
【0025】
本発明の第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様において、地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段を備えることを特徴としてもよい。
【0026】
本発明の第3の態様に係る情報処理システムは、第1の態様または第2の態様において、前記利用客は、プレミアム会員として登録されると、オリジナルサービスを受けることを可能とする手段をさらに備えることを特徴としてもよい。
【0027】
さらに、交通機関を利用する利用客は、月額のプレミアム費を払い、交通機関情報処理システムにプレミアム会員として登録されることを特徴としてもよい。この態様の場合は、交通機関の利用客は、有料の特急運賃の無料サービスや、特別なラウンジの利用権利などのオリジナルサービスの提供を受けることが可能となる。このことにより、交通機関の売上増加にも繋げられる。
【0028】
本発明の第4の態様に係る情報システムは、第1の態様または第2の態様において、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけして、前記デジタルきっぷ情報を発行することを特徴としてもよい。
【0029】
本発明の第5の態様に係る情報システムは、第1の態様または第2の態様において、前記利用客は、オリジナルサービスを受ける前記デジタルきっぷ情報と、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけされた前記デジタルきっぷに係る情報とを譲渡できることを特徴としてもよい。
【0030】
本発明の第6の態様に係る情報処理方法は、交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる情報処理システムに係る情報処理方法であって、前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係る情報を送信し、前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記デジタルきっぷに係る情報に紐づけされ、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあることが無線通信により認識されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信され、前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信され、前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信され、前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信されることを特徴とする。
【0031】
本発明の第7の態様に係る情報処理方法は、第6の態様において、地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信されることを特徴としてもよい。
【0032】
本発明の第8の態様に係る情報処理方法は、第6の態様または第7の態様において、前記利用客は、プレミアム会員として登録されると、オリジナルサービスを受けることを可能とすることを特徴としてもよい。
【0033】
本発明の第9の態様に係る情報処理方法は、第6の態様または第7の態様において、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけして、前記デジタルきっぷに係る情報を発行することを特徴としてもよい。
【0034】
本発明の第10の態様に係る情報処理方法は、第6の態様または第7の態様において、前記利用客は、オリジナルサービスを受ける前記デジタルきっぷ情報と、前記店舗/施設の利用額および/またはポイント数および/または来店回数を累積した累積額/累積ポイント数/累積回数に紐づけされた前記デジタルきっぷに係る情報とを譲渡できることを特徴としてもよい。
【0035】
本発明の第11の態様に係る情報処理装置は、交通機関に係る交通機関情報処理システムと、精算システムと、提携先に係る提携先情報処理端末と、前記交通機関を利用する利用客に係る携帯端末とが通信網を経由して接続されてなる前記精算システムに係る精算処理装置であって、前記精算システムが、前記交通機関情報処理システムと、前記提携先情報処理端末と、前記携帯端末と、に指定区間/指定期間の乗車券に相当するデジタルきっぷに係る情報を送信する手段と、前記利用客に係る非接触カードのカード番号が前記デジタルきっぷに係る情報に紐づけされる手段と、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとが所望の距離の範囲内にあり無線通信により接続されると、前記交通機関情報処理システムおよび/または前記提携先情報処理端末と前記携帯端末および/または前記非接触カードとで前記無線通信により前記デジタルきっぷに係る情報が送受信される手段と、前記利用客が店舗/施設への訪問期間増大による消費行動隆起につながることの対価としての前記店舗/施設の負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、前記利用客が勤務先に勤務するために前記交通機関を利用することについて勤務に係る負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段と、前記店舗/施設の負担額情報と前記勤務先の負担額情報との合計額に係る合計額情報が前記精算システムから前記交通機関情報処理システムに対して送信される手段とを備えることを特徴とする。
【0036】
本発明の第12の態様に係る情報処理装置は、第11の態様において、地方治自体が流入人口の増加や地域の企業、商店、施設の消費を増やす地域の活性化のための負担額情報が前記提携先情報処理端末から前記精算システムに送信される手段を備えることを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【0037】
本発明の各態様によれば、受益者負担の思想を、交通機関の利用客へ広げるとともに、消費行動の隆起を喚起し、利用者の増加による提携先の売上増加と、交通機関の今までの運賃収入に依存したビジネスから、新たなビジネスモデルを可能とする基盤を与える情報システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明に至るコンセプトに基づく本発明の一実施形態に係る情報システム100を説明するための概略図である。
図2】本発明に至るコンセプトに基づく本発明の一実施形態に係る情報システム100を構成する各システムおよび各端末の概略構成を示すブロック図である。
図3】本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース1を説明するための概略図である。
図4】本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース2を説明するための概略図である。
図5】本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース3を説明するための概略図である。
図6】本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース1のシーケンス図である。
図7】本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース2のシーケンス図である。
図8】本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース3のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、図面を参照して本発明を実施する為の形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
【0040】
本発明は、会員の交通機関や提携先での入退場などの確認のために、近距離の無線通信規格のブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)を用いたビーコンに対応したスマーフォンやスマートウォッチに代表される携帯端末向けアプリケーション(アプリ)や、無線通信規格のNFCなどを採用した非接触のタッチ決済カードを使用するデジタルきっぷを提案する。RFID(Radio Frequency Identification)やUHFタグを採用した近距離の無線通信を採用してもよい。また、デジタルきっぷは、二次元バーコードによりスマートフォンやスマートウォッチなどの携帯端末などに表示されてもよい。二次元バーコード(デジタル情報を包含(印刷、刻印、もしくは可視的/不可視的な書き込みを含む)する情報)に変換されたデジタルきっぷ情報としてもよい。
【0041】
非接触のタッチ決済カード(非接触カード)は、交通系のカードに限定されず、銀行、クレジット会社などの金融機関が発行するタッチ決済カードの他、本人に金額請求が可能なカードや、本人が特定できるたとえばマイナンバーカードも含まれている。
【0042】
さらに、マイナンバーカードの利用により、地方自治体と交通機関との連携による地域活性化と利用客の利便性を改善する。
【0043】
非接触のタッチ決済カードや、デジタルきっぷをインストールした携帯端末のタッチ決済は、プリペイド型に限定されず、公知のポストペイ型、デビット型も決済サービスを利用できることにより利用客の利便性を解決する。
【0044】
デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報には、会員ID番号、カード番号、住所、氏名、年齢、連絡先、最寄りの駅情報、金額情報、乗車区間情報、運賃情報、使用期日情報、提携先情報、ポイント情報、日時情報、負担額情報、支払い情報などの少なくとも一つの情報が紐づけられている。
【0045】
また、本発明で説明する提携先は、企業、施設、店舗、施設に出店している個人店舗のオーナーなどが含まれている。すなわち、提携先の店舗/施設、企業に出店している個人店舗オーナーや、イベントを実施するイベント関係者を、本発明の提携先として機能する態様を特徴としてもよい。
【0046】
企業、施設、店舗、施設に出店している個人店舗のオーナー、イベントを実施するイベント関係者から提携先の利用客のデジタルきっぷ情報の構成情報として、会員ID番号、カード番号、住所、氏名、年齢、連絡先、最寄りの駅情報、金額情報、乗車区間情報、運賃情報、使用期日情報、提携先情報、ポイント情報、日時情報、負担額情報、支払い情報などをリストでの提示を受けてもよい。一定時間間隔ごとのバッチ処理、可搬式記録媒体にて吸い上げるバッチ処理、書類の送付などによるバッチ処理で行われてもよい態様をとることもできる。(図示せず)。ただし、以下の本発明の一実施形態は、相互の機能に必要なデータのやり取りは、通信網10を経由する処理による説明とする。
【0047】
さらに、提携先に代わり、第3者の法人や役所などがデジタルきっぷの負担額を負担してもよい。この場合、精算システムは、負担額情報を負担先に送信する態様を特徴としてもよい。
【0048】
図1は、本発明に至るコンセプトに基づく本発明の一実施形態に係る情報システム100の構成を説明するための概略図である。
【0049】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る情報システム100は、精算システム2と、提携先情報処理端末3と、携帯端末4/非接触カードと、交通機関情報処理システム5とは、通信網10を経由して、相互の機能に必要なデータの送受信を行う。提携先情報処理端末3は、ID情報読取り装置32と通信網で接続され、相互の機能に必要なデータの送受信を行う。交通機関に係る情報システム5は、改札装置/券売装置51とID情報読取り装置52を含めて構成されていて、其々が通信網に接続され、相互の機能に必要なデータの送受信を行う。
【0050】
相互の機能に必要なデータのやり取りは、インターネット(無線/有線)、LANなどの通信網10によるリアルタイム処理に限定されず、一部もしくは全部と特に接続されていてもいない態様をとることもできる(図示せず)。通信は、有線でも無線でもよいが、無線が好ましい。無線通信としては、Wi-Fi(Wireless Fidelity)、Bluetооth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。無線通信としては、各装置が直接通信する形態(AdHoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。
【0051】
ID情報読取り装置32およびID情報読取り装置52と、携帯端末4や非接触カードとは、NFCやBLEのビーコンに対応した所望の情報処理を、利用客を煩わせることなく、近距離無線通信にて双方向に行う装置である。あるいは、二次元バーコードを読取り、所望の情報処理を行う装置である。ペアリング機能、アドバタイズ機能、スキャン機能などの公知の通信プロトコルを利用する。
【0052】
精算システム2は、一つに限定はされず、交通機関情報処理システムや、提携先情報処理端末の機能の一部でもよい。さらには精算システム2に代わり、AWS(アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッドの商標)などのクラウドコンピューティングサービスを利用し、インターネット経由でデータベース、ストレージ、アプリケーションを、オンデマンドで利用してもよい(図示せず)。あるいは、本発明の精算システム2の機能は、たとえばカード決済システムの一部の機能としてもよい。本発明の一実施形態は、精算システム2を使用した情報システムを前提として以下に説明する。
【0053】
図2は、本発明に至るコンセプトに基づく本発明の一実施形態に係る情報システム100を構成する各システムおよび各端末の概略構成を示すブロック図である。
【0054】
図2に示すように、精算システム2は、ハードウエアとしては、好適には、通信モジュール、ハードディスクやSSDなどの記憶装置、メモリー、CPUを内蔵したサーバと、キーボード、ディスプレイによって構成される(図示しない)。送受信部2Aにより、通信モジュールを使用してデータの送信及び/又は受信処理を行い、制御部2Cと記録部2Bにより記憶装置に格納されたプログラムを実行することでデータの処理を行い、管理および情報処理のためのプログラム、当該プログラムにより処理された各種情報等のデータを保存処理する。入出力部2Dは、プリンタ、スピーカ等に対応した、必要に応じて各種情報を出力する出力機能と、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等に対応した、必要に応じて情報の入力を行う機能を有する。表示部2Eは、ディスプレイ等に対応した、情報のディスプレイ等へ出力する機能を担う。精算システム2は最終的に本発明の態様に係る情報処理システムとしての機能遂行が可能であれば、単独でも複数のシステムから構成されていてもかまわない。精算システム2を構成する送受信部2A、記録部2B、制御部2C、入出力部2D、表示部2Eは、上述したハードウエア資源を記憶装置に格納されたソフトウェアに基づいて動作する制御部2Cが動作させることで上述した各機能を精算システムに果たさせることで所望の情報処理を達成することができる。
【0055】
提携先情報処理端末3は、ハードウエアとしては、好適には、通信モジュール、ハードディスクやSSDなどの記憶装置、メモリー、CPUを内蔵したパソコンやサーバとキーボード、ディスプレイによって構成される(図示しない)。送受信部3Aにより、通信モジュールを使用してデータの送信及び/又は受信処理を行い、制御部3Cと記録部3Bにより記憶装置に格納された情報処理に関連するプログラムを実行することでデータの処理を行い、情報処理に係る管理および情報処理のためのプログラム、当該プログラムにより処理された各種情報等のデータを記憶する。入出力部3Dは、ID情報読取り装置32、プリンタ、スピーカ等に対応した、必要に応じて各種情報を出力する出力機能と、ID情報読取り装置32、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等に対応して、必要に応じた情報の入力を行う機能を有する。表示部3Eは、ディスプレイ等に対応した、情報機能に係る情報のディスプレイ等へ出力する機能を担う。提携先情報処理端末3は最終的に本発明の態様に係る情報処理システムとしての機能遂行が可能であれば、単独でも複数の端末から構成されていてもかまわない。あるいは、スマートフォンであってもよい。提携先情報処理端末3を構成する送受信部3A、記録部3B、制御部3C、入出力部3D、表示部3Eは、上述したハードウエア資源を記憶装置に格納されたソフトウェアに基づいて動作する制御部3Cが動作させることで上述した各機能を提携先情報処理端末3に果たさせ、NFCやブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)に対応した所望の機能を情報処理させ、携帯端末4が所望の距離に入る、携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り保存させる。あるいは携帯端末4のディスプレイに表示された二次元バーコードなどのデジタルきっぷ情報を読取り所望の処理を行う。または非接触カードが所望の距離に入ると、無線通信により非接触カードのメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り保存させる、などの所望の機能の情報処理を達成させることができる。
【0056】
提携先情報処理端末3には、従業員の通勤代を負担する企業、住宅展示場の受付・予約管理する企業、不動産の賃貸管理・販売を行う企業、不動産を管理、販売する企業、テナント企業、テナントなどに入居する店舗、店舗のオーナー、イベントを開催する施設やイベントを実施する関係者など他も含め、業務で使用される情報処理端末が含まれている。
【0057】
携帯端末4は、ハードウエアとしては、好適には、通信モジュール、タッチパネル付きディスプレイ、メモリー、CPUを内蔵したスマートフォン、スマートウォッチ、センサーデバイスを備えて構成される(図示しない)。また、非接触カードの場合のハードウエアとしては、メモリー、CPUを内蔵したICチップ、アンテナが好適である(図示しない)。
【0058】
携帯端末4は、送受信部4Aにより、通信モジュールを使用してデータの送信及び/又は受信処理を行い、制御部4Cと記録部4Bによりメモリーに格納されたプログラムを実行することでデータの処理を行い、携帯端末の管理および情報処理のためのプログラム、当該プログラムにより処理された各種情報等のデータを記憶する。入出力部4Dは、プリンタ、スピーカ等に対応した、必要に応じて各種情報を出力する出力機能と、タッチパネル、キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等に対応した、必要に応じて情報の入力を行う機能を有する。表示部4Eは、ディスプレイ等に対応した、携帯端末4の情報処理機能に係る情報をディスプレイ等へ出力する機能を担う。携帯端末4は最終的に本発明の態様に係る情報処理システムとしての機能遂行が可能であれば、単独でも複数のシステムから構成されていてもかまわない。携帯端末4を構成する送受信部4A、記録部4B、制御部4C、入出力部4D、表示部4Eは、上述したハードウエア資源をメモリーに格納されたソフトウェアに基づいて動作する制御部4Cを動作させ、精算システム2と接続させ、上述した各機能を携帯端末4に果たさせ、NFCやブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)に対応したデジタルきっぷを動作させ所望の機能を情報処理させる。あるいは、ディスプレイにデジタルきっぷ情報を表示させる。
【0059】
交通機関情報処理システム5は、ハードウエアとしては、好適には、通信モジュール、ハードディスクやSSDなどの記憶装置、メモリー、CPUを内蔵したパソコンやサーバと、キーボード、ディスプレイを備え(図示しない)、図1に示すように、通信網(図示しない)により接続された改札装置/券売装置51とID情報読取り装置52を含めて構成されている。上述したサーバ、パソコン、改札装置、券売装置、ビーコンの各々は、送受信部5Aにより、通信モジュールを使用してデータの送信及び/又は受信処理を行い、制御部5Cと記録部5Bにより記憶装置に格納されたプログラムを実行することでデータの処理を行い、管理および情報処理のためのプログラム、当該プログラムにより処理された各種情報等のデータを記憶する。入出力部5Dは、ID情報読取り装置52、プリンタ、スピーカ等に対応した、必要に応じて各種情報を出力する出力機能と、ID情報読取り装置52,キーボード、バーコードリーダ、スキャナ等に対応した、必要に応じて情報の入力を行う機能を有する。表示部5Eは、ディスプレイ等に対応した、情報のディスプレイ等へ出力する機能を担う。交通機関情報処理システム5は、最終的に本発明の態様に係る情報処理システムとしての機能遂行が可能であれば、単独でも複数の端末から構成されていてもかまわない。交通機関情報処理システム5を構成する送受信部5A、記録部5B、制御部5C、入出力部5D、表示部5Eは、上述したハードウエア資源を記憶装置に格納されたソフトウェアに基づいて動作する制御部5Cが動作させることで上述した各機能を交通機関情報処理システム5に果たさせ、NFCやブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)に対応した所望の機能を情報処理させ、携帯端末4が所望の距離に入ると無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り保存させる。あるいは携帯端末4のディスプレイに表示された二次元バーコードなどのデジタルきっぷ情報を読取り所望の処理を行う。または非接触カードが所望の距離に入ると、無線通信により非接触カードのメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り保存させる、などの所望の機能の情報処理を達成させることができる。
【0060】
<ケース1>
一実施形態として、デジタルきっぷを交通機関の利用客に展開し、受益度に応じた毎月の負担額を提携先に請求するサブスクリプション型の態様である。図3図6を使って説明する。
【0061】
図3は、本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース1を説明するための概略図である。図6は、本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース1のシーケンス図である。ただし、各ステップの順番はこれに限定されるものではない。
【0062】
図3に示すように、本発明の一実施形態は、精算システム2、従業員の交通費を負担する企業などの提携先情報処理端末3a、店舗/施設などの提携先情報処理端末3b、スマートフォンに代表される携帯端末4/非接触カード、交通機関情報処理システム5は、通信網(図示せず)を経由して接続されている。また、金額は一例にすぎないことはもとよりである。
【0063】
図3および図6に示すように、本発明の一実施形態は、企業に勤める社員は、携帯端末4の記憶部4Bと制御部4Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、ディスプレイを操作し、精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、デジタルきっぷをダウンロードし、デジタルきっぷの画面を操作し、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などの会員情報を入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号と会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。ステップ1(S1)。
【0064】
非接触カードを利用する場合は、PCやスマートフォンなどから精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、会員情報として、非接触カードのカード番号、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などを入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号と会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。
【0065】
会員の勤務先の企業は、一人の社員の通勤に対し、片道600円の運賃、勤務日数を16日と仮定し、提携先情報処理端末3aの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が所望の距離に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、一人当たりにつき勤務日数16日の往復運賃分にあたる19、200円(負担額情報)の入金処理がされ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先などの提携先情報が入力され、デジタルきっぷ情報、提携先情報、負担額情報が記憶装置に保存される。ステップ2(S2)。
【0066】
あるいは、会員の勤務先の企業は、一人の社員の通勤に対し、片道600円の運賃、勤務日数を16日と仮定し、提携先情報処理端末3aの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、一人当たりにつき勤務日数16日の往復運賃分にあたる19、200円(負担額情報)の入金処理がされ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先などの提携先情報が入力され、デジタルきっぷ情報、提携先情報、負担額情報が記憶装置に保存される。
【0067】
非接触カードが利用された場合は、提携先情報処理端末3aの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り器33は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたカード番号を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、一人当たりにつき勤務日数16日の往復運賃分にあたる19、200円(負担額情報)の入金処理がされ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先などの提携先情報が入力され、カード番号、提携先情報、負担額情報が記憶装置に保存される(図示せず)。
【0068】
あるいは、会員の勤務先の企業は、一人の社員の通勤に対し、片道600円の運賃、勤務日数を16日と仮定し、提携先情報処理端末3aの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部3Dと表示部3Eにより、一人当たりにつき勤務日数16日の往復運賃分にあたる19、200円(負担額情報)の入金処理がされ、会員ID番号/カード番号、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先などの提携先情報が入力され、デジタルきっぷ情報、提携先情報、負担額情報が記憶装置に保存されてもよい。
【0069】
デジタルきっぷ情報/カード番号/会員ID番号、提携先情報、負担額情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、有効期間と有効区間が処理され、デジタルきっぷ情報/カード番号、有効区間情報、有効期間情報、提携先情報、負担額情報、乗車区間情報、運賃情報、使用期日情報は紐づけられ、更新されたデジタルきっぷ情報が精算システム2の記憶装置に保存される。ステップ3(S3)。
【0070】
精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより、当該会員が自宅の最寄り駅から勤務先の最寄り駅との区間の定められた期間に無料で使用できるデジタルきっぷに係るデジタルきっぷ情報が作成され、送受信部2Aにより、会員IDに紐づく利用客に係る携帯端末4に送信されメモリーに保存される。ステップ(S4)。
【0071】
提携先の店舗、たとえば飲食店/アパレル店/娯楽施設/美容関係店舗や、提携先の施設を訪れる人が増え、消費行動の隆起につなげることの対価として、提携先と精算システム側との事前の取り決めに従い、提携先は、会員一人当たり、提携先に係る情報処理システム3bの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部3Dと表示部3Eにより提携先情報と、受益度に応じた10,800円の負担額情報が入力され、提携先情報、負担額情報、デジタルきっぷの使用期日としての使用期日情報は、記憶装置に保存される。ステップ5(S5)。
【0072】
提携先情報、負担額情報、使用期日情報は、提携先に係る情報処理システム3bの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、送受信部3Aより、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、提携先情報、負担額情報、使用期日情報からデジタルきっぷ情報は更新され、精算システム2の記憶装置に、デジタルきっぷ情報、提携先情報、負担額情報、使用期日情報保存される。ステップ6(S6)。
【0073】
精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部2Cより、毎月、19,200円と10,800円の合計額の定期代相当額30、000円の精算処理がされ、制御部2Cにより当該交通機関に対する入金処理がされ、30、000円の入金情報と、デジタルきっぷ情報は、送受信部2Aより、通信網10経由で当該交通機関情報処理システム5に送信され、交通機関に係る情報システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ7(S7)。
【0074】
当該交通機関は、合計額30、000円が、往復1,200円の25日分となり、今までの定期代相当額の収入となり、在宅勤務による通勤費収入の減額分をカバーできる。
【0075】
交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4が所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取る。ステップ8(S8)。
【0076】
あるいは、交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取る。
【0077】
非接触カードの場合、交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取る。
【0078】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、改札装置/券売装置51は、当該会員の入退場に対するゲートの開閉などの必要な処理を行い、交通機関の乗車時の入退場を管理し、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報からデジタルきっぷ情報を更新し記憶装置に保存し、ID情報読取り装置52は、無線通信により携帯端末4あるいは非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ9(S9)。
【0079】
あるいは、非接触カードが本システムで初めて利用される場合、ID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたカード番号を読取る。有効区間情報、有効期間情報の情報が不足しているときには、読取られたカード番号は、送受信部5Aにより処理され、精算システム2に通信網10経由で送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報に紐づく情報と照合され、有効期間と有効区間の確認処理が行われる。
【0080】
確認処理の結果情報とデジタルきっぷ情報は、送受信部2Aの処理により、交通機関情報処理システム5に通信網10経由で送信され、交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、改札装置/券売装置51は、当該会員による改札装置51の通過に対し許容するかどうかの判定と、ゲートの開閉などの必要な処理と、交通機関情報処理システム5交通機関の乗車時の入退場を管理し、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報からデジタルきっぷ情報を更新し記憶装置に保存し、ID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0081】
入退場の管理に係る情報、デジタルきっぷ情報は、送受信部5Aにより処理され、精算システム2に通信網10経由で送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ10(S10)。
【0082】
精算システム2は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報に紐づく、会員ID情報、カード番号、会員情報、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報、提携先情報、日時情報、負担額情報から、提携先ごとの受益度に応じた負担額を按分処理し記憶装置に保存し、当該提携先情報処理端末3bに次回の負担額情報を送信する。ステップ11(S11)。
【0083】
片道運賃600円に相当する、指定区間での、一カ月間に期間限定の乗車券に相当するデジタルきっぷが、無料で使用可能となる。
【0084】
上述した、提携先の負担額は、毎月の定額、たとえば半年/年間の固定額でもよく、実績により次期の負担額を変動させて決めることを特徴としてもよい。
【0085】
無料で乗車できる指定区間を超えて乗車した場合は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報より、追加料金を改札口で支払うか、またはある金額をチャージしてあるプリペイド型や、利用客に後から追加料金を請求するポストペイ型や、デビット型による口座からの引き落としなど公知の決済サービスにより、利用客の利便性を解決する。
【0086】
オリジナルサービスの提供を希望する場合は、携帯端末4より、オリジナルサービスの提供を希望するプレミアム会員としての会員情報を精算システム2に送信する。ステップS12(S12)。
【0087】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取る。ステップS13(S13)。
【0088】
あるいは、交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取る。
【0089】
非接触カードの場合、交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報および/またはカード番号を読取る。
【0090】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、該当会員のデジタルきっぷ情報よりオリジナルサービスの提供に対する確認と所望の処理を行い、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、無線通信により携帯端末4あるいは非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップS14(S14)。
【0091】
あるいは、読取られたデジタルきっぷ情報は、送受信部5Aにより処理され、精算システム2に通信網10経由で送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、プレミアム会員かどうかの確認が行われてもよい。
【0092】
提携先情報処理端末3bの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、プレミアム会員かどうかの確認と、当該会員に対してオリジナルサービスの提供に対する所望の処理を行い、無線通信により携帯端末4あるいは非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ15(S15)。
【0093】
あるいは、提携先情報処理端末3bの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、プレミアム会員かどうかの確認と、当該会員に対してオリジナルサービスの提供に対する所望の処理を行う。
【0094】
限定イベントへの招待サービスとして、たとえば鉄道車庫への見学会など鉄道会社ならではのイベントにプレミアム会員に限定して参加の招待がされる。この場合、たとえば見学会の会場で、交通機関情報処理システム5に接続されたID情報読取り装置52、または提携先情報処理端末3に接続されたID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、プレミアム会員の参加についての所望の処理を行う。
【0095】
あるいは、限定イベントへの招待サービスとして、たとえば鉄道車庫への見学会など鉄道会社ならではのイベントにプレミアム会員に限定して参加の招待がされる。この場合、たとえば見学会の会場で、交通機関情報処理システム5に接続されたID情報読取り装置52、または提携先情報処理端末3に接続されたID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取り、プレミアム会員の参加についての所望の処理を行う。
【0096】
非接触カードの場合、ID情報読取り装置32、またはID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報および/またはカード番号を読取り、プレミアム会員の参加について所望の処理を行う。
【0097】
さらに、会員は、たとえば月額3000円を払うと、有料のプレミアム会員に限定したオリジナルサービスの提供を受けることが可能とする情報を紐付けることにより、本来は有料の特急運賃の無料サービス、特別なラウンジの利用権利サービス、限定イベントへの招待サービス、地域特化型のよろず相談窓口の利用サービス、駅で提供するサービスなどの、有料のプレミアム会員に限定したオリジナルサービスの提供を受けることができる態様も考えられる。
【0098】
月額3000円を払った、有料のプレミアム会員は、地域特化型のよろず相談窓口の利用サービスとして、たとえば地域に特化した悩み相談に答えられるようなオンラインコンシェルジュを提供される。たとえば、相談例として以下に記載する。
・〇〇駅周辺で親身になってくれる塾はどこがよいか?
・初めて親をデイサービスに預けるが、どこがよいか?
・○○のイベントにふさわしいレストランはどこがよいか?
【0099】
あるいは、有料のプレミアム会員は、駅で提供するサービスとして、電動キックボードやシェアリング傘の貸出しなど、駅を拠点とするサービスを提供される。3000円の支払いは、プリペイド型、ポストペイ型、デビット型による口座からの引き落としなど公知の決済サービスにより、利用客の利便性を解決する。
【0100】
以上により、デジタルきっぷを使用し、受益者である店舗/施設の負担による、会員を店舗/施設へ呼び込み、交通機関の利用客の消費行動の隆起につなげることを特徴とする。
【0101】
<第2のケース>
一実施形態として、提携先の店舗/施設で、一定額以上の飲食、買い物、施設利用の代金支払いをすれば、帰路のデジタルきっぷを無料で配付され、受益者である店舗/施設の負担による、交通機関を利用する会員の消費行動の隆起につなげる態様である。
【0102】
図4は、本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース2を説明するための概略図であり、図7は、本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース2のシーケンス図である。ただし、各ステップの順番はこれに限定されるものではない。
【0103】
図4に示すように、本発明の一実施形態は、精算システム2、提携先情報処理端末3c、提携先情報処理端末3d、スマートフォンに代表される携帯端末4/非接触カード、交通機関情報処理システム5は、通信網(図示せず)を経由して接続されている。金額は一例にすぎないことはもとよりである。
【0104】
図4および図7に示すように、会員は、携帯端末4のディスプレイを操作し、精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、デジタルきっぷをダウンロードし、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などの会員情報を入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより処理され、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号、会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。ステップ21(S21)。
【0105】
非接触カードを利用する場合は、PCやスマートフォンなどから精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、会員情報として、非接触カードのカード番号、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などを入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号、会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。
【0106】
以下に、会員登録された本サービスの会員が提携先の店舗/施設で一定額以上の飲食、買い物など代金の支払うと、帰路のデジタルきっぷとして600円分を無料で配付されるステップを説明する。600円分以上になると帰路のデジタルきっぷとして使用できる仕組みにより、一つの消費行動の隆起につなげる手段とする。
【0107】
提携先の店舗/施設などにおいて、会員は、1000円の買い物、飲食、施設を行うと、提携先情報処理端末3cは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、
携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより1000円の支払い処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先などの提携先情報と1000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付け、デジタルきっぷ情報を更新し、デジタルきっぷ情報を記憶装置に保存し、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ22(S22)。
【0108】
あるいは、提携先の店舗/施設において、会員は、1000円の買い物、飲食、施設を行うと、携帯端末4を使用して、公知のキャッシュレス決済を利用して支払う。提携先情報処理端末3cは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、提携先情報と1000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報を更新し、記憶装置に保存し、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0109】
あるいは、提携先情報処理端末3cの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより提携先情報と1000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付され、デジタルきっぷ情報を更新され、記憶装置に保存する。
【0110】
非接触カードが本システムで初めて利用される場合、提携先情報処理端末3cの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたカード番号を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、1000円の支払い処理が行われ、カード番号、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報が作成され、記憶装置に保存し、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードにデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0111】
デジタルきっぷ情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、精算システム2の記憶装置に保存される。ステップ23(S23)。
【0112】
提携先の店舗/施設などにおいて、本サービスの会員は、2000円の買い物、飲食、施設を行うと、提携先情報処理端末3dは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、2000円の支払い処理が行われ、提携先情報と2000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報は更新され、記憶装置に保存し、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ24(S24)。
【0113】
あるいは、提携先の店舗/施設において、会員は、2000円の買い物、飲食、施設を行うと、携帯端末4を使用して、公知のキャッシュレス決済を利用して支払う。提携先情報処理端末3dは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のデジタルきっぷを立上げ、メモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、提携先情報と2000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報を更新し、記憶装置に保存し、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0114】
あるいは、提携先情報処理端末3dの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、提携先情報と2000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報を更新し、記憶装置に保存されてもよい。
【0115】
非接触カードが利用された場合は、提携先情報処理端末3dの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、2000円の支払い処理が行われ、提携先情報と2000円の金額情報が入力され、提携先情報、金額情報、日時情報を紐付し、デジタルきっぷ情報を更新し、記憶装置に保存し、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0116】
デジタルきっぷ情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、精算システム2の記憶装置に保存される。ステップ25(S25)。
【0117】
買い物/飲食の代金、施設の利用代金の決済方法は公知のキャッシュレス決済に限らず、現金、クレジットカード決済であってもよい。
【0118】
交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取る。ステップ26(S26)。
【0119】
あるいは、交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取る。
【0120】
非接触カードが利用された場合は、交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取る。
【0121】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、読取られたデジタルきっぷ情報は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報と照合され、当該会員の一つ以上の提携先の店舗/施設からの当日の金額情報の累積額が3000円以上の場合に、帰路に使用できるデジタルきっぷとして運賃600円分が使用可能となるどうかの所望の処理を行い、当該会員による改札装置51の通過に対し許容するかどうかの判定と、改札装置/券売装置51によりゲートの開閉や入退場などの必要な処理を行い、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報が紐付けられ更新されたデジタルきっぷ情報を記憶装置に保存する。ステップ27(S27)。
【0122】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4あるいは非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ28(S28)。
【0123】
デジタルきっぷ情報は、交通機関情報処理システム5の送受信部5Aにより処理され、精算システム2に通信網10経由で送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ29(S29)。
【0124】
精算システム2は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報に紐づく、会員ID番号、カード番号、会員情報、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報、提携先の情報、ポイント情報、日時情報、支払い額情報から、提携先ごとの受益度に応じた負担額を按分処理し記憶装置に保存し、提携先情報処理端末3に負担額情報を送信する。ステップ30(S30)。
【0125】
片道運賃600円に相当する、指定区間の無料の乗車券に相当するデジタルきっぷは使用可能となる。
【0126】
たとえば、提携先の店舗/施設4で会員が、累計で2500円分の買い物をした後に、2500円では帰りの運賃に使うデジタルきっぷをもらえないが、残り500円以上の買物をすると、合計で3000円に到達し、帰りの600円分のデジタルきっぷをもらえることが動機づけとなり、消費行動を隆起させ、この500円が、提携先の店舗の売上増加を支援することになる。
【0127】
提携先は、提携先情報処理端末3の記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、負担額の支払い処理を行い、精算システム2に支払い情報を送信する。ステップ31(S31)。
【0128】
精算システム2は、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、負担額から運賃分を交通機関に支払処理を行い、送受信部2Aより、交通機関情報処理システム5に、支払処理情報を送信する。交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、支払金額と運賃の消込処理がされ、一連の処理が完了する。ステップS32(S32)。
【0129】
上述により、提携先の店舗/施設の精算額は、実際に、会員により使用された運賃額に相当するため、無駄な出費を抑えることが可能となる。
【0130】
本発明の一実施形態は、デジタルきっぷは、当日限定のため、当日に使用しない場合に残存する600円分、または帰り使用した運賃が600円未満の場合の残り金額分は、ポイントとしてキープされ、次回に提携先の店舗/施設で買い物をしたときに、受け取るポイントと合わせて、デジタルきっぷとして使用できる態様であってもよい。
【0131】
無料で乗車できる600円分の区間を超えて乗車した場合は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報より、追加料金を改札口で支払うか、またはある金額をチャージしてあるプリペイド型や、利用客に後から追加料金を請求するポストペイ型や、デビット型による口座からの引き落としなど、公知の決済サービスにより、利用客の利便性を解決する。
【0132】
このことにより、本来の帰りに有効なデジタルきっぷを、当日期限に限定する以外の使用を可能とし、会員を店舗/施設へ呼び込む消費行動の隆起につなげることを特徴としてもよい。
【0133】
<第3のケース>
一実施形態として、来店時に取得可能なポイントを利用したスタンプラリーの対象店として店舗/施設が参加するデジタルきっぷを利用した交通機関を利用する会員による消費行動の隆起につなげる態様である。
【0134】
図5は、本発明に至るコンセプト及び/もしくは本発明の一実施形態のケース3を説明するための概略図である。図8は、本発明に係るシステム間の動作、情報などの流れを示すケース3のシーケンス図である。ただし、各ステップの順番はこれに限定されるものではない。
【0135】
図5に示すように、本発明の一実施形態は、精算システム2、店舗/施設の提携先情報処理端末3、スマートフォンに代表される携帯端末4/非接触カード、交通機関情報処理システム5を備えて構成されている。金額は一例にすぎないことはもとよりである。3店舗/施設を例として説明する。
【0136】
図8に示すように、本発明の一実施形態は、各情報処理システムに係る情報の流れを説明する。ただし、各ステップの順番はこれに限定されるものではない。
【0137】
図5および図8に示すように、会員は、携帯端末4のディスプレイを操作し、精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、デジタルきっぷをダウンロードし、会員情報として、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などを入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより処理され、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号、会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。ステップ41(S41)。
【0138】
非接触カードを利用する場合は、PCやスマートフォンなどから精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、会員情報として、非接触カードのカード番号、氏名、住所、最寄り駅、年齢、連絡先などを入力し、本サービスに登録し入会する。会員情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入力部2Dと表示部2Eにより、会員に会員ID番号が割振られ、デジタルきっぷに係る情報としてのデジタルきっぷ情報は、会員ID番号、会員情報が紐づけられ記憶装置に保存される。
【0139】
本サービスの会員が、提携先3eの店舗/施設に来店すると、提携先情報処理端末3eは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報が紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存される。ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ42(S42)。
【0140】
あるいは、提携先情報処理端末3eの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報が紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、記憶装置に保存される。
【0141】
非接触カードが利用された場合は、提携先情報処理端末3eは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報を紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存され、ID情報読取り装置32は、無線通信により更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0142】
デジタルきっぷ情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ43(S43)。
【0143】
本サービスの会員が、提携先3fの店舗/施設に来店すると、提携先情報処理端末3fは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報を紐付けされ、デジタルきっぷ情報を更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存され、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ44(S44)。
【0144】
あるいは、提携先情報処理端末3fの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報が紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、記憶装置に保存される。
【0145】
非接触カードが利用された場合は、提携先情報処理端末3fは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報を紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存され、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0146】
デジタルきっぷ情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ45(S45)。
【0147】
本サービスの会員が、提携先3gの店舗/施設に来店すると、提携先情報処理端末3gは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報を紐付けされ、デジタルきっぷ情報を更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存され、ID情報読取り装置32は、無線通信により携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ステップ46(S46)。
【0148】
あるいは、提携先情報処理端末3gの記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報が紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、記憶装置に保存される。
【0149】
非接触カードが利用された場合は、提携先情報処理端末3gは、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、ID情報読取り装置32は、無線通信により、非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取り、入出力部3Dと表示部3Eにより、所望のポイント数の追加処理が行われ、提携先の名前、提携先の住所、最寄り駅、連絡先、来店回数などの提携先情報が入力され、提携先情報、日時情報を紐付けされ、デジタルきっぷ情報は更新され、デジタルきっぷ情報は記憶装置に保存され、ID情報読取り装置32は、無線通信により非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。
【0150】
デジタルきっぷ情報は、送受信部3Aの処理により、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存される。ステップ47(S47)。
【0151】
交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4が、所望の距離以内に入ると、無線通信により携帯端末4のメモリーに保存された当該会員のデジタルきっぷ情報を読取る。ステップ48(S48)。
【0152】
あるいは、交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、携帯端末4のディスプレイに表示されたデジタルきっぷから、デジタルきっぷ情報を読取る。
【0153】
非接触カードが利用された場合は、交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52は、無線通信により、非接触カードのメモリーに保存されたデジタルきっぷ情報を読取る。
【0154】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、読取られたデジタルきっぷ情報は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報と照合され、デジタルきっぷ情報に紐づく、累積したポイント情報、提携先情報、日時情報より、来店回数もしくはポイント数が、精算システム側と提携先が事前に取り決めた来店回数もしくはポイント数と比較して、来店回数もしくはポイント数が累積数を超えている場合に、交通機関で利用可能なデジタルきっぷとして利用可能かどうかを判定する。ステップ49(S49)。
【0155】
あるいは、交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、読取られたデジタルきっぷ情報は、通信網10経由で精算システム2に送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報と照合され、デジタルきっぷ情報に紐づく、累積したポイント情報、提携先情報、日時情報より、来店回数もしくはポイント数が、精算システム側と提携先が事前に取り決めた来店回数もしくはポイント数と比較して、来店回数もしくはポイント数が累積数を超えている場合に、交通機関で利用可能なデジタルきっぷとして利用可能かどうかを判定し、交通機関情報処理システム5に判定結果を送信してもよい。
【0156】
交通機関情報処理システム5の記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、改札装置/券売装置51により判定結果に基づき改札装置51の通過に対し、ゲートの開閉や入退場などに必要な処理が行われ、ポイントの使用履歴、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報を紐づけされ、デジタルきっぷ情報は更新され、記憶装置に保存される。ステップ50(S50)。
【0157】
ポイントは、運賃の一部として使用されてもよい。
【0158】
交通機関情報処理システム5の送受信部5Aにより処理され、デジタルきっぷ情報は、精算システム2に通信網10経由で送信され、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、精算システム2の記憶装置に保存される、ステップ51(S51)。
【0159】
精算システム2は、記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報に紐づく、カード番号、会員情報、運賃情報、乗車区間情報、使用期日情報、提携先の情報、ポイント情報、日時情報、支払い額情報から、提携先ごとの受益度に応じた負担額を按分処理し記憶装置に保存し、提携先に係る情報システム3に負担額情報を送信する。ステップ52(S52)。
【0160】
提携先情報処理端末3は、記憶部3Bと制御部3Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、負担額の支払い処理を行い、精算システム2の送受信部2に支払い情報を送信する。精算システム2は、記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、支払い情報を記憶装置に保存する。ステップ53(S53)。
【0161】
精算システム2は、記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、負担額から実際の運賃分を交通機関に支払処理を行い、交通機関情報処理システム5に、支払処理情報を送信する。交通機関情報処理システム5は、記憶部5Bと制御部5Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、支払金額と運賃の消込処理を行い一連の処理が完了する。ステップ54(S54)。
【0162】
本発明の一実施形態は、交通機関、提携先の企業、店舗/施設、旅行代理店、学校、他によるデジタルきっぷの発券を可能とし、リアルにお客を呼び込みたい店舗/施設を対象にした新たな集客ツールとすることを特徴としてもよい。
【0163】
ポイントで乗車できる区間を超えて乗車した場合は、記憶装置に保存されたデジタルきっぷ情報より、追加料金を改札口で支払うか、またはある金額をチャージしてあるプリペイド型や、利用客に後から追加料金を請求するポストペイ型や、デビット型による口座からの引き落としにより、利用客の利便性を解決する。
【0164】
本発明の別の一実施形態として、<第1のケース>から<第3のケース>において、たとえばマイナンバーカードの普及と地域活性化を目的として、交通機関および/または地域の企業、商店、施設と、地方自治体とが提携することを特徴としてもよい。
【0165】
第1のケース1においては、たとえば、マイナンバーカードの利用を前提に、提携先情報処理端末3aの負担額19、200円の一部または全額を地方自治体が負担し、精算システム2が地方自治体に請求する。あるいは、提携先に係る情報処理システム3bの受益度に応じた10,800円の負担額の一部または全額を地方自治体が負担し、精算システム2が地方自治体に請求することを特徴としてもよい。
【0166】
第2のケースにおいては、たとえば、マイナンバーカードの利用を前提に、提携先情報処理端末3c、提携先情報処理端末3dの負担額の一部または全額を地方自治体が負担し、精算システム2が地方自治体に請求することを特徴としてもよい。
【0167】
第3のケースにおいては、たとえば、マイナンバーカードの利用を前提に、提携先情報処理端末3e、提携先情報処理端末3f、提携先情報処理端末3gの負担額の一部または全額を地方自治体が負担し、精算システム2が地方自治体に請求することを特徴としてもよい。
【0168】
上述したケース1からケース3の実施形態により、地方治自体は、たとえば地元から都心に通勤、通学する住民を支援し住みたい地域に選択され住民増加を施策する。あるいは、企業の誘致などにより地域への通勤人口や住民増加を施策する。流入人口の増加や地方治自体による金額支援により地域の企業、商店、施設の消費を増やし、地域の活性化に貢献することを特徴とする。
【0169】
マイナンバーカードの利用を上述したが、マイナンバーカードの利用は前提にしなくてもよい。
【0170】
本発明のさらに別の一実施形態として、<第2のケース>および<第3のケース>では、デジタルきっぷは、譲渡および譲渡されたデジタルきっぷの使用を可能とする。
【0171】
たとえば、携帯端末4の記憶部4Bと制御部4Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、デジタルきっぷを立上げ操作し、譲渡先の会員ID番号を入力し精算システム2に送信する。精算システム2は、記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、譲渡元と譲渡先のデジタルきっぷ情報の譲渡の内容に合わせて紐づき処理を行い、其々のデジタル情報を更新して記憶装置に保存し、譲渡元と譲渡先の其々の携帯端末4へ更新されたデジタルきっぷ情報を送信する。ただし、この処理方法に限定はされず、精算システム2がデジタルきっぷの譲渡に合わせた所望の処理を行い、其々の携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信できればよい。
【0172】
あるいは、譲渡元の携帯端末4の記憶部4Bと制御部4Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、デジタルきっぷを表示し、譲渡先の携帯端末4の記憶部4Bと制御部4Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、デジタルきっぷを読取り、精算システム2へ送信し、精算システム2の記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、譲渡元と譲渡先のデジタルきっぷ情報の譲渡の内容に合わせて紐づき処理を行い、其々のデジタルきっぷ情報を更新して記憶装置に保存し、譲渡元と譲渡先の其々の携帯端末4へ更新されたデジタルきっぷ情報を送信する。ただし、この処理方法に限定はされず、精算システム2がデジタルきっぷの譲渡に合わせた所望の処理を行い、其々の携帯端末4に更新されたデジタルきっぷ情報を送信できればよい。
【0173】
非接触カードを利用する場合は、PCやスマートフォンなどから精算システム2に接続された本サービスのサイト(図示せず)にアクセスし、譲渡先の会員ID番号を入力し、精算システム2に送信する。精算システム2は、記憶部2Bと制御部2Cによる記憶装置に保存されたプログラムに基づく情報処理により、入出力部4Dと表示部4Eにより、譲渡元と譲渡先のデジタルきっぷ情報の譲渡の内容に合わせて紐づき処理を行い、其々のデジタル情報を更新して記憶装置に保存し、たとえば、交通機関の改札口付近に設置された改札装置/券売装置51と通信網に接続されたID情報読取り装置52より、無線通信により譲渡元と譲渡先の其々の非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信しメモリーに保存させる。ただし、この処理方法に限定はされず、精算システム2がデジタルきっぷの譲渡に合わせた所望の処理を行い、其々の非接触カードに更新されたデジタルきっぷ情報を送信できればよい。
【0174】
譲渡が可能となり、デジタルきっぷに譲渡された会員は、譲渡された当人は会員登録を必要とせず利用可能となる。新規出店店舗の得意先や施設でのイベント関係者やイベント参加者のファンなどの来店促進を図り、結果として提携先の店舗/施設と、交通機関の売上増加を支援することを可能とする。
【0175】
本発明の別の一実施形態は、社員の通勤費を負担して企業活動に従事してもらうことで企業は成り立つとの考えから、店舗/施設と同じく、企業も受益者負担の思想に当てはめることができる。すなわち、通勤定期代にかわり、デジタルきっぷを従業員(会員)に発行し、通勤してもらい、企業活動を行い、働き方改革を推進し、生産性の改善につなげることを特徴としてもよい。
【0176】
本発明のさらに別の一実施形態として、ケース2とケース3の場合、会員は、たとえば月ごとに会費の500円を支払う有料のサービスとしてもよく、会員は会費を支払い、精算システム2に会員情報を登録し、有料の会員向けサービスに入会する実施形態であってもよい。
【0177】
本発明のまた別の一実施形態として、店舗/施設でキャンペーンのひとつとして、参加し抽選などに当選した会員に、デジタルきっぷを発行する態様も考えられる。
【0178】
本発明のさらに別の一実施形態として、乗車券以外にも、たとえば、ガソリン代金、タクシー代金、高速(有料)道路の料金代金、バス代金、航空料金などにも、デジタルきっぷを利用できる態様も考えられる。
【0179】
本発明のまた別の一実施形態として、店舗/施設の受益者負担の技術思想は、デリバリーやネットショッピングの会員にデジタルきっぷを発行し、将来の消費行動の隆起につなげることを特徴にしてもよい。
【0180】
本発明のさらに別の一実施形態として、会員情報の登録の手順を経ずに、スマートフォンに代表される携帯端末3の端末ID、たとえばAPPLE(登録商標)IDを使用して会員登録を省略しても良い。
【0181】
また、すでにスマートフォンにインストール済のアプリケーション、たとえばYahоо(登録商標)ID、GOOGLE(登録商標)アカウント、LINE(登録商標)アカウント、TWITTER(登録商標)アカウント、FACEBООK(登録商標)アカウント、MICROSOFT(登録商標)アカウント、他のSNSアカウントなどを使用してログインしてもよい。
【0182】
本発明のまた別の一実施形態として、デジタルきっぷは、乗車券以外の交通機関に係る店舗/施設の入場管理、支払いなどにも使用を可能とする。
【0183】
本発明のさらに別の一実施形態として、提携先の店舗は、飲食店/アパレル店/娯楽施設/美容関係の業種に限定しない。また、交通機関の運営する店舗/施設を含むほかに、不動産事業や旅行事業など交通機関の関連企業の事業店舗/施設が含まれてもよい。
【0184】
本発明また別の一実施形態として、提携先の企業、店舗、交通機関の要望に応じて、携帯端末3に対し、一般情報、クーポン、お得情報などの配信もできる態様であってよい。
【0185】
本発明のさらに別の一実施形態として、ケース1、ケース2、ケース3のそれぞれを組み合わせる態様であってもよい。
【0186】
本発明のまた別の一実施形態として、通勤/通学定期と、ケース2、またはケース3を組み合わせる態様であってもよい。この態様においては、通勤/通学定期の区間外の運賃に、「デジタルきっぷ」を使用できることを特徴としてもよい。
【0187】
上述したことにより、本発明は、交通機関の利用客を店舗/施設へ呼び込み、消費行動の隆起につなげ、提携先の店舗/施設と、交通機関の売上増加を支援することを可能とする。
【産業上の利用可能性】
【0188】
本発明にかかる情報システムは、工業的に製造することができ、また商取引の対象とすることができるため、経済的価値を有しており、産業上利用することができる発明である。
【符号の説明】
【0189】
2 精算システム
2A 送受信部
2B 記録部
2C 制御部
2D 入出力部
2E 表示部
3 提携先情報処理端末
3A 送受信部
3B 記録部
3C 制御部
3D 入出力部
3E 表示部
4 携帯端末
4A 送受信部
4B 記録部
4C 制御部
4D 入出力部
4E 表示部
5 交通機関情報処理システム
5A 送受信部
5B 記録部
5C 制御部
5D 入出力部
5E 表示部
図1
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図8