(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095122
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20240703BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212164
(22)【出願日】2022-12-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-03
(71)【出願人】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】下平 正人
(72)【発明者】
【氏名】江田 哲平
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA13
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】活動スケジュールの信頼性を向上させる。
【解決手段】情報処理装置2は、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、活動スケジュールの閲覧要求を取得し、閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む非代替性トークンを取得する取得部231と、取得部231が取得した非代替性トークンに含まれる活動特定情報に基づいて、活動スケジュールを閲覧要求者に提示する提示部235と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部と、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む前記非代替性トークンを取得するトークン取得部と、
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記アバターが活動するイベントに関する情報をさらに含む前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示部は、前記イベントに関する情報として、前記イベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報、又は前記イベントが開催される仮想空間を提供するプラットフォームを示すプラットフォーム情報を、前記閲覧要求者に提示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求を取得する活動要求取得部と、
前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記活動要求取得部が取得した前記活動要求に含まれる前記活動特定情報を含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの購入を要求する購入要求者による前記非代替性トークンを購入するための購入要求を前記非代替性トークンの保有者が承諾した場合に、前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報と、前記購入要求者である新たな非代替性トークンの保有者を示す情報とを含む新たな非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者に対して前記アバターが活動する活動期間における前記アバターの活動によって得られる収益の少なくとも一部が付与されることを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記活動期間において前記アバターが活動したか否かを判定する判定部と、
前記活動期間において前記アバターが活動しなかったと判定された場合、前記活動期間において前記アバターが活動しなかった旨を、前記活動期間を含む前記前記非代替性トークンの保有者に通知する通知部と、
をさらに有する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記記録制御部は、前記アバターを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記記録制御部は、前記活動期間を前記非代替性トークンの有効期間として前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得するステップと、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するステップと、
取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示するステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータを、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するトークン取得部、及び
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部、
として機能させるためのプログラム。
【請求項14】
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールを特定するための活動特定情報を取得する取得部と、
前記活動特定情報を含む非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、
を有する情報処理装置。
【請求項15】
前記取得部は、前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求であって、前記アバターの活動を要求するための前記活動要求を取得し、
前記記録制御部は、前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項14に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、アバターを介して仮想空間で活動するユーザが増えつつある。特許文献1には、アバターを介して仮想空間で活動するユーザの活動スケジュールを管理するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術によって管理される活動スケジュールにおいては、改ざんされるリスクがあるため、管理される活動スケジュールの信頼性が低い場合があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、活動スケジュールの信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様にかかる情報処理装置は、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部と、前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む前記非代替性トークンを取得するトークン取得部と、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部と、を有する。
【0007】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記アバターが活動するイベントに関する情報をさらに含む前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示してもよい。
【0008】
前記提示部は、前記イベントに関する情報として、前記イベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報、又は前記イベントが開催される仮想空間を提供するプラットフォームを示すプラットフォーム情報を、前記閲覧要求者に提示してもよい。
【0009】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに前記閲覧要求者に提示してもよい。
【0010】
前記情報処理装置は、前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求を取得する活動要求取得部と、前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記活動要求取得部が取得した前記活動要求に含まれる前記活動特定情報を含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、をさらに有してもよい。
【0011】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0012】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの購入を要求する購入要求者による前記非代替性トークンを購入するための購入要求を前記非代替性トークンの保有者が承諾した場合に、前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報と、前記購入要求者である新たな非代替性トークンの保有者を示す情報とを含む新たな非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0013】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者に対して前記アバターが活動する活動期間における前記アバターの活動によって得られる収益の少なくとも一部が付与されることを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0014】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含んでもよいし、前記情報処理装置は、前記活動期間において前記アバターが活動したか否かを判定する判定部と、前記活動期間において前記アバターが活動しなかったと判定された場合、前記活動期間において前記アバターが活動しなかった旨を、前記活動期間を含む前記前記非代替性トークンの保有者に通知する通知部と、をさらに有してもよい。
【0015】
前記記録制御部は、前記アバターを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0016】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含んでもよいし、前記記録制御部は、前記活動期間を前記非代替性トークンの有効期間として前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0017】
本発明の第2の態様にかかる情報処理方法は、コンピュータが実行する、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得するステップと、前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するステップと、取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示するステップと、を有する。
【0018】
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、コンピュータを、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部、前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するトークン取得部、及び前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部、として機能させる。
【0019】
本発明の第4の態様にかかる情報処理装置は、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールを特定するための活動特定情報を取得する取得部と、前記活動特定情報を含む非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、を有する。
【0020】
前記取得部は、前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求であって、前記アバターの活動を要求するための前記活動要求を取得してもよいし、前記記録制御部は、前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、活動スケジュールの信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】情報処理システムの概要を説明するための図である。
【
図2】情報処理装置の機能構成を模式的に示す図である。
【
図3】生成された非代替性トークンを模式的に表した図である。
【
図4】閲覧要求者に提示するアバターの活動スケジュールを模式的に表した図である。
【
図5】情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[情報処理システムSの概要]
図1は、情報処理システムSの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールを管理するスケジュール管理サービスを提供するために用いられるシステムである。情報処理システムSは、ユーザ端末1と、情報処理装置2とを有する。
【0024】
ユーザ端末1は、ユーザが使用する端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。ユーザは、スケジュール管理サービスを利用する利用者である。ユーザには、アバターを介して仮想空間で活動するユーザ、アバターが活動するイベントを主催するユーザ、アバターが活動するイベントを視聴するユーザ等が含まれる。ユーザ端末1には、例えば、スケジュール管理サービスを提供するための専用のアプリケーションプログラムがインストールされている。
【0025】
情報処理装置2は、スケジュール管理サービスを管理する装置であり、例えば、サーバである。情報処理装置2は、アバターの活動スケジュールを特定するために用いられる非代替性トークンをブロックチェーンで管理することにより、アバターの活動スケジュールを管理する。情報処理装置2は、アバターの活動スケジュールの管理として、アバターの活動スケジュールの記録と、アバターの活動スケジュールの提示とを制御する。
以下において、情報処理システムSが実行する処理について説明する。
【0026】
まず、アバターの活動スケジュールを記録する記録処理について説明する。
図1に示すユーザ端末1が、アバターを介して仮想空間で活動するユーザが使用するユーザ端末1である例を説明する。
【0027】
この場合において、まず、情報処理装置2は、ユーザ端末1から活動特定情報の登録要求を取得する(
図1における(1))。活動特定情報は、アバターの活動スケジュールを特定するための情報である。活動特定情報には、例えば、アバターが活動する活動期間とアバターが活動するイベントとを示す情報(例えば、イベントID(identifier)、イベント名、又はイベントに関する情報が格納されている場所を示すURI(Uniform Resource Identifier)等)のうちの少なくともいずれかが含まれる。活動特定情報がイベントに関する情報が格納されている場所を示すURIである場合、情報処理装置2は、URIによって特定されるサーバ等からアバターが活動する活動期間とアバターが活動するイベントとに関する情報を取得する。このサーバは情報処理装置2とは異なる装置であり、後述するブロックチェーンを構成していない装置であってもよい。
【0028】
そして、情報処理装置2は、活動特定情報を含む非代替性トークンをブロックチェーンに記録する(
図1における(2))。非代替性トークンには、活動特定情報の他に、当該非代替性トークンのIDが含まれる。非代替性トークンには、さらにアバターのIDが含まれてもよい。なお、非代替性トークンにアバターのIDが含まれない場合、情報処理装置2は、アバターのIDと非代替性トークンのIDとを関連付けて記憶してもよい。
【0029】
続いて、アバターの活動スケジュールを提示する提示処理について説明する。まず、情報処理装置2は、ユーザ端末1から、アバターの活動スケジュールを閲覧するための閲覧要求を取得する(
図1における(3))。閲覧要求には、例えば、アバターのIDとトークンIDトの少なくとも一方が含まれる。情報処理装置2は、閲覧要求に含まれるID(アバターのIDとトークンIDとのいずれか)に対応する非代替性トークンをブロックチェーンから取得する(
図1における(4))。
【0030】
そして、情報処理装置2は、取得した非代替性トークンに含まれる活動特定情報に基づいて、アバターの活動スケジュールをユーザに提示する(
図1における(5))。情報処理装置2は、例えば、アバターに対応する複数の非代替性トークンそれぞれに含まれる活動期間に基づいてアバターの活動スケジュールを示すスケジュール情報を作成し、作成したスケジュール情報をユーザ端末1に送信する。これに替えて、情報処理装置2は、アバターに対応する複数の非代替性トークンそれぞれのトークンIDをユーザ端末1に送信してもよい。この場合、ユーザ端末1を操作してユーザ自身がブロックチェーンにアクセスし、ブロックチェーンに登録されたスケジュール情報にアクセスすることが可能となる。
【0031】
このように、情報処理システムSは、活動特定情報を含む非代替性トークンをブロックチェーンで管理することにより、活動特定情報によって特定される活動スケジュールの信頼性を向上させることができる。
以下、情報処理装置2の構成について説明する。
【0032】
[情報処理装置2の構成]
図2は、情報処理装置2の機能構成を模式的に示す図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。
図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、
図2に示していないデータの流れがあってもよい。
図2において、各機能ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、
図2に示す機能ブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。機能ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
【0033】
通信部21は、ネットワークに接続するための通信インターフェースであり、外部の端末及び外部のサーバからデータを受信するための通信コントローラを有する。
【0034】
記憶部22は、情報処理装置2を実現するコンピュータのBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)や情報処理装置2の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム、当該アプリケーションプログラムの実行時に参照される種々の情報を格納するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置である。
【0035】
制御部23は、情報処理装置2のCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって、取得部231、通知部232、記録制御部233、作成部234、提示部235及び判定部236として機能する。以下において、記録処理と提示処理とに分けて、取得部231、通知部232、記録制御部233、作成部234、提示部235及び判定部236の機能について説明する。
【0036】
[記録処理]
まず、情報処理装置2が実行する記録処理について説明する。取得部231は、活動要求取得部として機能し、活動要求者から、アバターの活動を要求するための活動要求を取得する。活動要求者は、アバターの活動を要求するユーザであり、例えば、イベントの主催者である。
【0037】
活動要求には、活動特定情報が含まれる。上述のとおり、活動特定情報には、アバターの活動期間、及びアバターが活動するイベントを示す情報(例えば、イベントID、イベント名、又はイベントに関する情報が格納されている場所を示すURI等)のうちの少なくともいずれかが含まれる。
【0038】
イベントに関する情報は、例えば、イベント名、イベントの内容、イベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報(例えばURI)、又はイベントが開催される仮想空間を提供するプラットフォームを示すプラットフォーム情報等である。イベントに関する情報は、記憶部22に記憶されていてもよいし、情報処理装置2以外の他の装置(例えば、IPFS(InterPlanetary File System)によって管理されていてもよい。他の装置がイベントに関する情報を管理する場合、活動要求者がイベントに関する情報を他の装置に記憶させてもよいし、情報処理装置2が活動要求者から取得したイベントに関する情報を他の装置に記憶させてもよい。活動特定情報には、活動を要求するアバターを示す情報(例えば、アバターのID)がさらに含まれてもよい。
【0039】
例えば、まず、活動要求者がユーザ端末1においてアバターの活動を要求するための情報を入力すると、ユーザ端末1は、活動要求者が入力した情報である活動特定情報を含む活動要求を情報処理装置2に送信する。そして、取得部231は、活動要求者のユーザ端末1から活動要求を取得する。
【0040】
取得部231は、活動特定情報以外の情報をさらに含む活動要求を取得してもよい。取得部231は、例えば、活動規約をさらに含む活動要求を取得する。活動規約は、アバターが活動する際の条件及び制限を定めた規定である。活動規約は、例えば、アバターがイベントにおいて活動する内容(例えば、20分間においてイベントの参加者とコミュニケーションを取ること等)、活動期間において他のイベントで活動しないこと等である。
【0041】
取得部231は、例えば、収益付与情報をさらに含む活動要求を取得してもよい。収益付与情報は、非代替性トークンの保有者に対して活動期間におけるアバターの活動によって得られる収益の少なくとも一部が付与されることを示す情報である。収益付与情報は、例えば、収益に対する非代替性トークンの保有者に付与される付与率である。活動要求者と、非代替性トークンの保有者とが異なるユーザである場合、収益付与情報には、活動要求者及び非代替性トークンの保有者それぞれの付与率が含まれてもよい。また、ある活動に対応する複数の非代替性トークンがブロックチェーンに記録されている場合、収益付与情報には、収益に対する各非代替性トークンの保有者の付与率が含まれてもよい。
【0042】
付与率は、例えば、ユーザ(活動要求者、又はアバターの活動を要求するユーザ)によって定められる。付与率は、情報処理装置2によって定められてもよい。この場合、後述する記録制御部233は、活動期間の長さに応じて付与率を定めてもよい(例えば、活動期間が長いほど付与率を高く定める)し、活動要求が取得された取得日時から活動期間が開始するまでの期間の長さに応じて付与率を定めてもよい。
【0043】
記録制御部233は、非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する。例えば、記録制御部233は、アバターを介して仮想空間で活動するユーザからの要求に応じて、そのアバターの活動スケジュールを特定するために用いられる非代替性トークンをブロックチェーンに記録する。上述のとおり、非代替性トークンには、当該非代替性トークンのIDと、取得部231が取得した活動要求に含まれる活動特定情報とが含まれる。非代替性トークンには、当該非代替性トークンの保有者(例えば、活動要求者、又はアバターの活動を要求するユーザ)を示す情報(例えば、ユーザのID)、非代替性トークンがブロックチェーンに記録される記録日時等がさらに含まれてもよい。
【0044】
記録制御部233は、活動特定情報に含まれる活動期間を非代替性トークンの有効期間として非代替性トークンのブックチェーンへの記録を制御してもよい。非代替性トークンの有効期間は、例えば、当該非代替性トークンの保有者が、当該非代替性トークンに基づくアバターの活動に関する権利を保有する期間である。非代替性トークンの有効期間は、例えば、非代替性トークンの規格であるERC4907によって定められた期間であり、有効期間が経過すると、非代替性トークンがアバター管理者に返却される。このようにすることで、情報処理装置2は、アバターの活動期間が経過した後に、アバター管理者が当該活動期間に対応する非代替性トークンを回収する手間を省くことができる。
【0045】
記録制御部233は、アバター管理者による活動要求者の活動要求の承諾の有無に応じて非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御してもよい。アバター管理者は、例えば、アバターを介して仮想空間で活動するユーザ、又は当該ユーザを管理する他のユーザ等である。
【0046】
具体的には、記録制御部233は、アバター管理者が活動要求者の活動要求を承諾した場合に、非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する。より具体的には、記録制御部233は、アバター管理者が活動要求者の活動要求を承諾した場合に、非代替性トークンをブロックチェーンに記録する。
【0047】
例えば、まず、取得部231が活動要求者から活動要求を取得すると、通知部232は、活動要求者からの活動要求を、アバター管理者のユーザ端末1に通知する。アバター管理者がユーザ端末1において、活動要求者の活動要求を承諾するための操作を行うと、ユーザ端末1は、非代替性トークンをブロックチェーンに記録するための記録要求を情報処理装置2に送信する。そして、記録制御部233は、取得部231が記録要求を取得した場合に、活動特定情報を含む非代替性トークンを生成し、生成した非代替性トークンをブロックチェーンに記録する。なお、非代替性トークンにアバターのIDが含まれない場合、記録制御部233は、アバターのIDと、非代替性トークンのIDとを関連付けて記憶部22に記憶させてもよい。
【0048】
図3は、生成された非代替性トークンを模式的に表した図である。
図3に示す非代替性トークンには、非代替性トークンのIDと、アバターのIDと、活動期間と、イベントのIDと、URIと、非代替性トークンの保有者のIDと、収益付与情報と、記録日時とが含まれている。
【0049】
上記において、情報処理装置2が非代替性トークンをブロックチェーンに記録する例を説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置2は、ユーザ端末1に非代替トークンをブロックチェーンに記録させてもよい。非代替トークンをブロックチェーンに記録させるユーザ端末1は、活動要求者のユーザ端末1であってもよいし、アバター管理者のユーザ端末1であってもよい。
【0050】
例えば、まず、記録制御部233は、取得部231がアバター管理者のユーザ端末1から活動要求者の活動要求を承諾することを示す情報を取得すると、非代替性トークンをブロックチェーンに記録するための記録要求をユーザ端末1に送信する。そして、ユーザ端末1は、活動要求に含まれる活動特定情報を含む非代替性トークンを生成し、生成した非代替性トークンをブロックチェーンに記録する。
【0051】
記録制御部233は、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンの転売を制御してもよい。具体的には、記録制御部233は、購入要求者による非代替性トークンを購入するための購入要求を非代替性トークンの保有者が承諾した場合に、新たな非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する。購入要求者は、非代替性トークンの購入を要求するユーザである。新たな非代替性トークンには、購入要求の対象の非代替性トークンに含まれる活動特定情報と、購入要求者である新たな非代替性トークンの保有者を示す情報が含まれる。
【0052】
例えば、まず、購入要求者がユーザ端末1において非代替性トークンの購入を要求するための情報を入力すると、ユーザ端末1は、購入を要求する非代替性トークンのIDを含む購入要求を情報処理装置2に送信する。通知部232は、取得部231が購入要求者から購入要求を取得すると、通知部232は、購入要求者からの非代替性トークンの購入要求を、当該非代替性トークンの保有者のユーザ端末1に通知する。そして、記録制御部233は、取得部231が購入要求者の購入要求を承諾することを示す情報を非代替性トークンの保有者のユーザ端末1から取得した場合に、新たな非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する。このようにすることで、情報処理装置2は、非代替性トークンの売買を管理することができる。
【0053】
記録制御部233は、さらに、取得部231が購入要求者から購入要求を取得した取得日時、又は取得部231が購入要求者の購入要求を承諾することを示す情報を取得した取得日時が、非代替性トークンに含まれる活動期間又は非代替性トークンの有効期間より前である場合に、新たな非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御してもよい。
【0054】
[提示処理]
続いて、情報処理装置2が実行する提示処理について説明する。取得部231は、閲覧要求取得部としてさらに機能し、閲覧要求者から、アバターの活動スケジュールを閲覧するための閲覧要求を取得する。閲覧要求者は、アバターの活動スケジュールの閲覧を要求するユーザである。
【0055】
例えば、まず、閲覧要求者がユーザ端末1においてアバターの活動スケジュールを要求するためにアバターを示す情報(例えば、アバターのID)を入力すると、ユーザ端末1は、閲覧要求者が入力したアバターのIDを含む閲覧要求を情報処理装置2に送信する。なお、閲覧要求には、一以上の非代替性トークンのIDが含まれてもよい。そして、取得部231は、閲覧要求者のユーザ端末1から閲覧要求を取得する。
【0056】
取得部231は、トークン取得部としてさらに機能し、取得した閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む非代替性トークンを取得する。例えば、閲覧要求にアバターのIDが含まれている場合、取得部231は、閲覧要求に含まれるアバターのIDに対応する一以上の非代替性トークンを取得する。
【0057】
取得部231は、例えば、閲覧要求に含まれるアバターのIDを含む一以上の非代替性トークンを取得する。取得部231は、記憶部22において閲覧要求に含まれるアバターのIDに関連付けられている一以上の非代替性トークンのIDそれぞれを含む非代替性トークンを取得してもよい。また、例えば、閲覧要求に一以上の非代替性トークンのIDが含まれている場合、取得部231は、閲覧要求に含まれる一以上の非代替性トークンのIDそれぞれを含む非代替性トークンを取得する。
【0058】
提示部235は、取得部231が取得した非代替性トークンに含まれる活動特定情報に基づいて、活動スケジュールを閲覧要求者に提示する。具体的には、まず、作成部234は、取得部231が取得した一以上の非代替性トークンそれぞれに含まれる活動特定情報に基づいて、アバターの活動スケジュールを示すスケジュール情報を作成する。スケジュール情報は、例えば、アバターが活動する活動期間の一覧である。そして、提示部235は、作成部234が作成したスケジュール情報を閲覧要求者のユーザ端末1に送信する。その後、閲覧要求者のユーザ端末1は、情報処理装置2から取得したスケジュール情報を表示部に表示させる。
【0059】
提示部235は、アバターが活動する活動期間の他に、様々な情報を含む活動スケジュールを閲覧要求者に提示してもよい。例えば、提示部235は、取得部231が取得した非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに閲覧要求者に提示してもよい。このようにすることで、情報処理装置2は、アバターの活動に関する権利をだれが保有しているかを閲覧要求者に認識させることができる。
【0060】
また、提示部235は、取得部231が取得した非代替性トークンに含まれる活動特定情報に基づいて、アバターが活動するイベントに関する情報をさらに含む活動スケジュールを閲覧要求者に提示してもよい。例えば、まず、取得部231は、取得した非代替性トークンに含まれるイベントのIDによって特定されるイベントに関する情報、又は取得した非代替性トークンに含まれるURIによって示される場所に格納されているイベントに関する情報を取得する。そして、提示部235は、取得部231が取得したイベントに関する情報をさらに含むスケジュール情報を閲覧要求者のユーザ端末1に送信する。このようにすることで、情報処理装置2は、アバターがいつどこで活動するかを閲覧要求者に認識させることができる。
【0061】
提示部235は、例えば、アクセス情報又はプラットフォーム情報をイベントに関する情報として含む活動スケジュールを閲覧要求者に提示する。このようにすることで、情報処理装置2は、アバターがどのようなイベントで活動するかを閲覧要求者に認識させることができる。
【0062】
図4は、閲覧要求者に提示するアバターの活動スケジュールを模式的に表した図である。
図4に示すアバターの活動スケジュールには、活動期間と、イベント名と、アクセス情報と、プラットフォーム情報と、活動規約と、アバターの活動に関する権利の保有者とが含まれている。アクセス情報は、アバターが活動するイベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報である。アバターの活動に関する権利の保有者は、当該活動に対応する非代替性トークンの保有者である。
【0063】
提示部235は、アバターのIDに対応する非代替性トークンを閲覧要求者に提示してもよい。提示部235は、例えば、作成部234が作成したスケジュール情報とともに、取得部231が取得した非代替性トークンを閲覧要求者に提示する。このようにすることで、情報処理装置2は、アバターの活動スケジュールを特定するための情報がブロックチェーンに記録させていることを閲覧要求者に認識させることができる。
【0064】
ところで、情報処理装置2がアバターの活動スケジュールを管理しても、アバターが当該活動スケジュールに従って活動しない可能性がある。そこで、情報処理装置2は、アバターが活動スケジュールに従って活動しない場合、ユーザにその旨を通知してもよい。
【0065】
具体的には、まず、判定部236は、アバターの活動期間においてアバターが活動したか否かを判定する。判定部236は、例えば、アバターを介して仮想空間で活動するユーザのログイン履歴を参照し、当該ユーザが活動期間においてログインしていたか否かを判定する。
【0066】
そして、通知部232は、アバターの活動期間においてアバターがイベントに活動しなかったと判定された場合、活動期間においてアバターがイベントに活動しなかった旨を、活動期間を含む非代替性トークンの保有者のユーザ端末1に通知する。このようにすることで、情報処理装置2は、活動期間においてアバターがイベントに活動しなかったことを、非代替性トークンの保有者に認識させることができる。
【0067】
[情報処理装置2の処理]
続いて、情報処理装置2の処理の流れについて説明する。
図5は、情報処理装置2の処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、取得部231が、活動要求者から活動特定情報を含む活動要求を取得したことを契機として開始する(S1)。記録制御部233は、取得部231が活動要求を取得すると、当該活動要求に含まれる活動特定情報を含む非代替性トークンのブロックチェーンへの記録を制御する(S2)。
【0068】
続いて、取得部231は、閲覧要求者からアバターのIDを含む閲覧要求を取得する(S3)。取得部231は、取得した閲覧要求に含まれるアバターのIDを含む一以上の非代替性トークンを取得する(S4)。
【0069】
作成部234は、取得部231が取得した一以上の非代替性トークンそれぞれに含まれる活動特定情報に基づいて、アバターの活動スケジュールを示すスケジュール情報を作成する(S5)。そして、提示部235は、作成部234が作成したスケジュール情報を閲覧要求者のユーザ端末1に送信することにより、アバターの活動スケジュールを閲覧要求者に提示する(S6)。
【0070】
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、情報処理装置2は、閲覧要求者から取得した閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、アバターの活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む非代替性トークンを取得し、取得した非代替性トークンに含まれる活動特定情報に基づいて、アバターの活動スケジュールを閲覧要求者に提示する。このように、情報処理装置2は、活動特定情報を含む非代替性トークンをブロックチェーンで管理することにより、活動特定情報によって特定される活動スケジュールの信頼性を向上させることができる。
【0071】
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
【0072】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0073】
1 ユーザ端末
2 情報処理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 取得部
232 通知部
233 記録制御部
234 作成部
235 提示部
236 判定部
S 情報処理システム
【手続補正書】
【提出日】2023-07-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部と、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む前記非代替性トークンを取得するトークン取得部と、
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記アバターが活動するイベントに関する情報をさらに含む前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示部は、前記イベントに関する情報として、前記イベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報、又は前記イベントが開催される仮想空間を提供するプラットフォームを示すプラットフォーム情報を、前記閲覧要求者に提示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求を取得する活動要求取得部と、
前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記活動要求取得部が取得した前記活動要求に含まれる前記活動特定情報を含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの購入を要求する購入要求者による前記非代替性トークンを購入するための購入要求を前記非代替性トークンの保有者が承諾した場合に、前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報と、前記購入要求者である新たな非代替性トークンの保有者を示す情報とを含む新たな非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者に対して前記アバターが活動する活動期間における前記アバターの活動によって得られる収益の少なくとも一部が付与されることを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記活動期間において前記アバターが活動したか否かを判定する判定部と、
前記活動期間において前記アバターが活動しなかったと判定された場合、前記活動期間において前記アバターが活動しなかった旨を、前記活動期間を含む前記前記非代替性トークンの保有者に通知する通知部と、
をさらに有する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記記録制御部は、前記アバターを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記記録制御部は、前記活動期間を前記非代替性トークンの有効期間として前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得するステップと、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するステップと、
取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示するステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータを、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するトークン取得部、及び
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部、
として機能させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部と、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報を含む前記非代替性トークンを取得するトークン取得部と、
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報に基づいて、前記アバターが活動するイベントに関する情報をさらに含む前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示部は、前記イベントに関する情報として、前記イベントが開催されるWebサイトにアクセスするためのアクセス情報、又は前記イベントが開催される仮想空間を提供するプラットフォームを示すプラットフォーム情報を、前記閲覧要求者に提示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに前記閲覧要求者に提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記アバターの活動を要求する活動要求者から、前記活動特定情報を含む活動要求を取得する活動要求取得部と、
前記アバターを管理するアバター管理者が前記活動要求を承諾した場合に、前記活動要求取得部が取得した前記活動要求に含まれる前記活動特定情報を含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する記録制御部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者を示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの購入を要求する購入要求者による前記非代替性トークンを購入するための購入要求を前記非代替性トークンの保有者が承諾した場合に、前記非代替性トークンに含まれる前記活動特定情報と、前記購入要求者である新たな非代替性トークンの保有者を示す情報とを含む新たな非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記録制御部は、前記非代替性トークンの保有者に対して前記アバターが活動する活動期間における前記アバターの活動によって得られる収益の少なくとも一部が付与されることを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記活動期間において前記アバターが活動したか否かを判定する判定部と、
前記活動期間において前記アバターが活動しなかったと判定された場合、前記活動期間において前記アバターが活動しなかった旨を、前記活動期間を含む前記非代替性トークンの保有者に通知する通知部と、
をさらに有する、
請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記記録制御部は、前記アバターを示す情報をさらに含む前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記活動特定情報は、前記アバターが活動する活動期間を含み、
前記記録制御部は、前記活動期間を前記非代替性トークンの有効期間として前記非代替性トークンの前記ブロックチェーンへの記録を制御する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得するステップと、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するステップと、
取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示するステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータを、
仮想空間で活動するアバターの活動スケジュールの閲覧を要求する閲覧要求者から、前記活動スケジュールの閲覧要求を取得する閲覧要求取得部、
前記閲覧要求に基づいて、ブロックチェーンに記録された非代替性トークンであって、前記活動スケジュールを特定するための活動特定情報が関連付けられた前記非代替性トークンを取得するトークン取得部、及び
前記トークン取得部が取得した前記非代替性トークンに関連付けられた前記活動特定情報に基づいて、前記活動スケジュールを前記閲覧要求者に提示する提示部、
として機能させるためのプログラム。