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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095156
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/02 20060101AFI20240703BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240703BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20240703BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240703BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20240703BHJP
【FI】
F21S8/02 430
F21V23/00 120
F21V23/00 150
F21V23/00 160
F21V23/06
F21Y115:10
F21Y115:15
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212234
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000103633
【氏名又は名称】オーデリック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001612
【氏名又は名称】弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新村 黎輝
(72)【発明者】
【氏名】加藤 誉至
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014HA03
(57)【要約】
【課題】雷サージ等の過電圧から光源基板を保護することが可能な照明器具を提供する。
【解決手段】光源基板と、電源部と、コネクタと、電極端子とを備え、光源基板は、導体からなる基材と、絶縁層と、開口部とを有し、該開口部によって形成された内面に基材が露出しており、コネクタは、基板挿入部と、基板取付部と、貫通孔部とを有し、電極端子は、コネクタの貫通孔部に挿入される第1端子部と、第1端子部の一方の端部に設けられ、貫通孔部から光源基板の表面側に露出する第2端子部とを有し、第1端子部は、電源部に電気的に接続可能に構成されており、第2端子部は、光源基板に電気的に接続されており、基板取付部は、第2端子部と、光源基板の開口部の内面に露出した基材との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部と該基材とが導通しない距離となるよう構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に光源が設けられた光源基板と、
前記光源基板の裏面側に配され、前記光源基板に電力を供給する電源部と、
前記光源基板に取り付けられるコネクタと、
前記コネクタに取り付けられる電極端子と
を備え、
前記光源基板は、導体からなる基材と、該基材の表面側に積層された絶縁層と、表面から裏面に亘って貫通する開口部とを有し、該開口部によって形成された内面に前記基材が露出しており、
前記コネクタは、前記光源基板の前記開口部に挿入される基板挿入部と、前記光源基板の表面に取り付けられる基板取付部と、前記基板挿入部及び前記基板取付部を貫通して形成された貫通孔部とを有し、
前記電極端子は、前記コネクタの前記貫通孔部に挿入される第1端子部と、前記第1端子部の一方の端部に設けられ、前記貫通孔部から前記光源基板の表面側に露出する第2端子部とを有し、
前記第1端子部は、前記電源部に電気的に接続可能に構成されており、
前記第2端子部は、前記光源基板に電気的に接続されており、
前記基板取付部は、前記第2端子部と、前記光源基板の前記開口部の内面に露出した前記基材との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部と該基材とが導通しない距離となるよう構成されている
ことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記電源部は、前記コネクタの前記貫通孔部に挿入されるコネクタ挿入部を有し、
前記第1端子部は、他方の端部に、前記コネクタ挿入部に電気的に接続可能な電源接続部を有し、
前記基板挿入部は、前記電源部の導体部分又は前記第1端子部と、前記光源基板の前記開口部の内面に露出した前記基材との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に、該電源部の導体部分又は該第1端子部と該基材とが導通しない距離となるよう構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記電源部は、前記光源基板に対して垂直に配置された電源基板を有し、
前記コネクタ挿入部は、前記電源基板の一部に形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記光源基板は、表面の一部に、前記第2端子部が電気的に接続される導通接点部を有し、
前記第2端子部は、前記第1端子部の前記一方の端部から前記光源基板の前記導通接点部に亘って、前記コネクタの前記基板取付部に沿った形状を有している
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記電源接続部は、該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面との間において、弾性力により前記コネクタ挿入部を保持可能に構成されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の照明器具。
【請求項6】
前記第1端子部は、前記コネクタの前記貫通孔部に沿って延びる基部を更に有し、
前記第2端子部は、前記基部の一端部に設けられ、前記電源接続部は、前記基部の他端部に設けられており、
前記電源接続部は、前記基部の前記他端部から前記基部の前記一端部側かつ該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面側に向けて湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部の先端から該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面側に向けて湾曲する第2湾曲部と、前記第2湾曲部よりも開放端側において前記基部側に向けて湾曲する第3湾曲部とを有し、
前記電源接続部は、該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面との間において、前記第1湾曲部、前記第2湾曲部及び前記第3湾曲部の弾性力により前記コネクタ挿入部を保持可能に構成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、アルミニウム等の放熱性の高い金属材料で形成された筐体又は化粧枠と、当該筐体又は化粧枠の内部に収容される光源及び光源基板とを備える照明器具が知られている(特許文献1及び2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-077943号公報
【特許文献2】特開2022-093566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、アルミニウムは放熱性に優れている反面、鉄や鋼に比べて融点が低いため、火災時等の筐体又は化粧枠が高温に晒される状態において、融解しやすいという問題がある。そのため、筐体又は化粧枠を形成する材料には、鉄や鋼等の融点が高い材料を用いることが好ましいが、鉄や鋼はアルミニウムに比べて放熱性が低い。そこで、このような筐体又は化粧枠の放熱性を補填するために、光源基板として、樹脂製基板よりも放熱性に優れた金属性基板を採用することが考えられる。
【0005】
しかしながら、光源基板として金属性基板を採用すると、光源基板の絶縁性が低下するため、雷サージ等の過電圧から光源基板を保護することが困難となるという問題が生じ得る。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、雷サージ等の過電圧から光源基板を保護することが可能な照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る照明器具は、表面に光源が設けられた光源基板と、前記光源基板の裏面側に配され、前記光源基板に電力を供給する電源部と、前記光源基板に取り付けられるコネクタと、前記コネクタに取り付けられる電極端子とを備え、前記光源基板は、導体からなる基材と、該基材の表面側に積層された絶縁層と、表面から裏面に亘って貫通する開口部とを有し、該開口部によって形成された内面に前記基材が露出しており、前記コネクタは、前記光源基板の前記開口部に挿入される基板挿入部と、前記光源基板の表面に取り付けられる基板取付部と、前記基板挿入部及び前記基板取付部を貫通して形成された貫通孔部とを有し、前記電極端子は、前記コネクタの前記貫通孔部に挿入される第1端子部と、前記第1端子部の一方の端部に設けられ、前記貫通孔部から前記光源基板の表面側に露出する第2端子部とを有し、前記第1端子部は、前記電源部に電気的に接続可能に構成されており、前記第2端子部は、前記光源基板に電気的に接続されており、前記基板取付部は、前記第2端子部と、前記光源基板の前記開口部の内面に露出した前記基材との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部と該基材とが導通しない距離となるよう構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る照明器具において、前記電源部は、前記コネクタの前記貫通孔部に挿入されるコネクタ挿入部を有し、前記第1端子部は、他方の端部に、前記コネクタ挿入部に電気的に接続可能な電源接続部を有し、前記基板挿入部は、前記電源部の導体部分又は前記第1端子部と、前記光源基板の前記開口部の内面に露出した前記基材との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に、該電源部の導体部分又は該第1端子部と該基材とが導通しない距離となるよう構成されていることが好ましい。
【0009】
本発明に係る照明器具において、前記電源部は、前記光源基板に対して垂直に配置された電源基板を有し、前記コネクタ挿入部は、前記電源基板の一部に形成されていても良い。
【0010】
本発明に係る照明器具において、前記光源基板は、表面の一部に、前記第2端子部が電気的に接続される導通接点部を有し、前記第2端子部は、前記第1端子部の前記一方の端部から前記光源基板の前記導通接点部に亘って、前記コネクタの前記基板取付部に沿った形状を有していることが好ましい。
【0011】
本発明に係る照明器具において、前記電源接続部は、該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面との間において、弾性力により前記コネクタ挿入部を保持可能に構成されていても良い。
【0012】
本発明に係る照明器具において、前記第1端子部は、前記コネクタの前記貫通孔部に沿って延びる基部を更に有し、前記第2端子部は、前記基部の一端部に設けられ、前記電源接続部は、前記基部の他端部に設けられており、前記電源接続部は、前記基部の前記他端部から前記基部の前記一端部側かつ該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面側に向けて湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部の先端から該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面側に向けて湾曲する第2湾曲部と、前記第2湾曲部よりも開放端側において前記基部側に向けて湾曲する第3湾曲部とを有し、前記電源接続部は、該電源接続部と対向する前記基板挿入部の内面との間において、前記第1湾曲部、前記第2湾曲部及び前記第3湾曲部の弾性力により前記コネクタ挿入部を保持可能に構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の照明器具によれば、雷サージ等の過電圧から光源基板を保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態に係る照明器具を示す斜視図である。
図2】本実施形態に係る照明器具を示す分解斜視図である。
図3】本実施形態に係る筐体、端子台及び取付ばね等の構成を示す分解斜視図である。
図4】本実施形態に係る照明器具を天井に取り付けた状態で示すA-A断面図である。
図5】本実施形態に係る照明器具を天井に取り付けた状態で示すB-B断面図である。
図6】本実施形態に係るコネクタ、電極端子及び固定部材の構成を示す分解斜視図である。
図7A】本実施形態に係る電極端子を示す図である。
図7B】本実施形態に係る電極端子の第1~第4湾曲部を示す図である。
図7C】本実施形態に係る電極端子の第1湾曲部の構造を示す図である。
図7D】本実施形態に係る電極端子の第2湾曲部の構造を示す図である。
図7E】本実施形態に係る電極端子の第3湾曲部の構造を示す図である。
図7F】本実施形態に係る電極端子の第4湾曲部の構造を示す図である。
図8図4のA-A断面図の一部を拡大した部分拡大図である。
図9図5のB-B断面図の一部を拡大した部分拡大図である。
図10】本実施形態に係る第1筐体に端子台及び電源部を取り付ける工程を示す図であり、図10(a)は、第1筐体に電源部を取り付ける工程を示し、図10(b)は、第1筐体に端子台を取り付ける工程を示している。
図11】本実施形態に係る第1筐体に第2筐体を取り付ける工程を示す図である。
図12】本実施形態に係る筐体に取付ばねを取り付ける工程を示す図である。
図13】本実施形態に係る筐体に枠体を取り付ける工程を示す図であり、図13(a)は、取付ばねに枠体のパッキンを載置する工程を示し、図13(b)は、筐体に枠体の枠本体を取り付ける工程を示している。
図14】本実施形態に係る枠体に光源部を取り付ける工程を示す図である。
図15】本実施形態に係る枠体に照明カバーを取り付ける工程を示す図であり、図15(a)は、枠体に照明カバーを取り付ける工程を示し、図15(b)は、照明器具が組み立てられた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図1図15を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
【0016】
[照明器具の全体構成]
本実施形態に係る照明器具1は、特に限定されるものではないが、例えば、天井等の設置面に埋め込まれて設置されるダウンライトである。具体的には、図1及び図2に示すように、照明器具1は、筐体100と、筐体100に取り付け可能な端子台200と、筐体100の内部に収容される電源部300と、筐体100に取り付け可能な一対の取付ばね400と、筐体100に取り付け可能な枠体500と、枠体500の内部に収容される光源部600と、枠体500に取り付け可能な照明カバー700とを備えている。
【0017】
照明器具1は、非調光、非調色の態様であっても良いし、調光、調色可能に構成されていても良い。
【0018】
以下、本実施形態において、照明器具1は、天井2に設置されるものとして説明するが(図4及び図5参照)、これに限定されるものではない。また、本明細書において、天井2に対して照明器具1が取り付けられる方向を「上方」として説明し、これとは反対の方向を「下方」として説明する。ただし、ここでいう上下方向(図1及び図2のZ方向)は、実際の使用状況における上下方向とは限らない。また、図1図15において、ねじ孔については符号を省略しており、ねじ部材については図示を省略している。
【0019】
[筐体の構成]
図1図5に示すように、筐体100は、底面及び1つの側面が開放された第1筐体110と、第1筐体110の底面及び1つの側面を閉塞する第2筐体120とを備えており、全体として断面矩形形状を有する箱状に形成されている。また、筐体100は、これら第1筐体110及び第2筐体120により、電源部300を収容可能な中空空間を内部に形成している。
【0020】
[第1筐体の構成]
第1筐体110は、矩形状の天面部111と、天面部111の一方の長辺の全域から下方に向けて垂直に延びる第1側面部112と、天面部111の一方の短辺の全域から下方に向けて垂直に延びる第2側面部113と、天面部111の他方の短辺の全域から下方に向けて垂直に延びる第3側面部114とを有しており、全体として天面部111の対向面及び第1側面部112の対向面が開放された略箱状に形成されている。天面部111、第1側面部112、第2側面部113及び第3側面部114は、それぞれ板状に形成されている。また、第1側面部112、第2側面部113及び第3側面部114は、それぞれ矩形状に形成されており、上下方向において同じ長さを有している。
【0021】
天面部111は、電源部300の後述する電源基板310を挟持する複数(本実施形態においては3つ)の挟持部111aを有している。各挟持部111aは、天面部111の長手方向(図2のX方向)に沿って千鳥状に配列するように、かつ左右の挟持部111aの間に電源基板310を差し込み可能な間隙を形成するように設けられている。また、挟持部111aは、断面半円形状を有しており、天面部111の一部が第1筐体110の内側に向けて突出して形成されている。
【0022】
このように、天面部111が挟持部111aを有していることにより、電源基板310の下方を支持し、電源基板310の動きを規制することができるため、照明器具1の運搬時や取り付け時等の振動による電源基板310の転倒を防止することができるという利点がある。また、挟持部111aが千鳥状に配列されていることにより、少ない構成で電源基板310の支持部位を増加すること、すなわち、支持力を強化することができるという利点もある。さらに、電源基板310が各挟持部111aの間に差し込まれるので、電源基板310が天面部111及び第2筐体120の後述する底面部121に対して傾かない。そのため、照明器具1の組み立て時において、電源基板310の後述するコネクタ挿入部330が光源部600の後述するコネクタ630の貫通孔部633に正常に挿入されると共に、コネクタ挿入部330やコネクタ630の破損を防止することができるという利点がある。
【0023】
第1側面部112は、端子台200を保持可能に構成されている。具体的には、第1側面部112は、端子台200の後述する一対の取付孔部230に挿入される一対の挿入凸部112aと、端子台200の後述する一対の取付凸部240が挿入される一対の挿入孔部112bとを有しており、当該挿入凸部112aを端子台200の取付孔部230に挿入し、挿入孔部112bに端子台200の取付凸部240を挿入させることにより、端子台200を保持可能に構成されている。
【0024】
挿入凸部112a及び挿入孔部112bは、第1側面部112の中心部よりもやや第2側面部113側に設けられている。挿入凸部112aは、断面円弧形状を有しており、第1側面部112の一部が第1筐体110の外側に向けて突出して形成されている。挿入孔部112bは、円状に形成されており、第1側面部112の外面から内面に亘って貫通して形成されている。
【0025】
また、挿入凸部112aは、第1側面部112の長手方向(図2のX方向)に対して傾斜する方向に沿って配列しており、挿入孔部112bは、挿入凸部112aの配列方向(傾斜方向)と交差する方向に沿って配列している。具体的には、挿入凸部112aは、第2側面部113側から第3側面部114側かつ上方に向けて傾斜して配列しており、挿入孔部112bは、挿入凸部112aの配列方向(傾斜方向)と交差する方向に沿って配列している。挿入凸部112aの傾斜角は、第1側面部112の長手方向に対して1°以上45°以下であることが好ましく、5°以上35°以下であることがより好ましく、15°以上25°以下であることがさらに好ましく、20°であることが最も好ましい。
【0026】
このように、挿入凸部112aが第1側面部112の長手方向に対して傾斜する方向に沿って配列しており、挿入孔部112bが挿入凸部112aの配列方向(傾斜方向)と交差する方向に沿って配列していることにより、第1側面部112が端子台200を保持した状態において、端子台200の回転を規制することができるという利点がある。そのため、挿入孔部112bに挿入された端子台200の取付凸部240に回転方向の負荷がかからず、取付凸部240の破損を防止することができるという利点もある。
【0027】
第2側面部113は、その中心部よりもやや上方に、切り欠き113aを有している。切り欠き113aは、第2側面部113の四辺の内、第1側面部112が位置する辺とは反対側の辺から第2側面部113の中心部に亘って略Y字状に切り欠かれて形成されている。
【0028】
また、第2側面部113は、電源部300の後述する電源基板310を位置決めする位置決め部113bと、電源基板310を挟持する複数(本実施形態においては3つ)の挟持部113cとを有している。これら位置決め部113b及び挟持部113cは、第1側面部112と切り欠き113aとの間において、上下方向に配列して設けられている。
【0029】
位置決め部113bは、第2側面部113の上端部(天面部111側)に設けられている。また、位置決め部113bは、第2側面部113の一部が第1筐体110の内側に向けて突出して形成されている。挟持部113cは、位置決め部113bの下方において、各挟持部113cが千鳥状に配列するように、かつ左右の挟持部113cの間に電源基板310を差し込み可能な間隙を形成するように設けられている。また、挟持部113cは、断面半円形状を有しており、第2側面部113の一部が第1筐体110の内側に向けて突出して形成されている。
【0030】
第3側面部114は、電源基板310を位置決めする位置決め部114aと、電源基板310を挟持する複数(本実施形態においては3つ)の挟持部114bとを有している。位置決め部114a及び挟持部114bは、第2側面部113の位置決め部113b及び挟持部113cに対応する位置に設けられている。なお、位置決め部114a及び挟持部114bの構成については、第2側面部113の位置決め部113b及び挟持部113cと同様であるため、説明を省略する。
【0031】
このように、第2側面部113が位置決め部113bを有し、第3側面部114が位置決め部114aを有していることにより、電源基板310の両側の位置を規定することができるため、電源基板310を収容するとき、及び電源基板310を収容した状態において、電源基板310の位置ずれを防止することができるという利点がある。また、第2側面部113が挟持部113cを有し、第3側面部114が挟持部114bを有していることにより、電源基板310の両側を支持し、電源基板310の動きを規制することができるため、照明器具1の運搬時や取り付け時等の振動による電源基板310の転倒を防止することができるという利点がある。また、挟持部113c及び挟持部114bが千鳥状に配列されていることにより、少ない構成で電源基板310の支持部位を増加すること、すなわち、支持力を強化することができるという利点もある。さらに、電源基板310が各挟持部113cの間かつ各挟持部114bの間に差し込まれるので、電源基板310が天面部111及び第2筐体120の後述する底面部121に対して傾かない。そのため、照明器具1の組み立て時において、電源基板310の後述するコネクタ挿入部330が光源部600の後述するコネクタ630の貫通孔部633に正常に挿入されると共に、コネクタ挿入部330やコネクタ630の破損を防止することができるという利点がある。
【0032】
また、第1筐体110は、第2筐体120の後述する第4側面部122が第1側面部112の対向面を閉塞した状態において、第4側面部122の外面の一部に面接触する内側板部115を有している。内側板部115は、矩形形状を有しており、天面部111の第1側面部112が位置する辺とは反対側の辺の一部から下方に向けて垂直又は略垂直に延びて形成されている。また、内側板部115は、第4側面部122に対して上下方向の長さが極めて短く形成されている。この内側板部115の先端部115aは、第1筐体110の外側に向けて折れ曲がって形成されている。このように、第1筐体110が内側板部115を有していることにより、第1筐体110に第2筐体120を取り付ける際に、内側板部115の先端部115aによって第2筐体120を取り付け位置にガイドすることができるという利点がある。
【0033】
[第2筐体の構成]
第2筐体120は、第1筐体110に対して取り付け可能に構成されている。また、第2筐体120は、矩形状の底面部121と、底面部121の一方の長辺の全域から上方に向けて垂直に延びる第4側面部122と、底面部121の他方の長辺の中心部から第2筐体120の外側に向けて水平に延びる支持面部123と、底面部121の各短辺に設けられた載置部124とを有しており、全体として略L字状に形成されている。なお、第2筐体120を第1筐体110に取り付ける構成については、後述する。
【0034】
底面部121は、第1筐体110に第2筐体120を取り付けた状態において、第1筐体110の天面部111の対向面を閉塞するように構成されている。また、底面部121は、第1筐体110の天面部111と略同形同大に形成されており、短手方向(図2のY方向)において、天面部111よりも若干長く形成されている。
【0035】
底面部121は、その長手方向(図2のX方向)両端部に壁部121aを有している。壁部121aは、底面部121の短手方向中心部に形成されており、底面部121の短手方向に沿って延びる長尺状に形成されている。また、壁部121aは、断面略矩形形状を有しており、底面部121の一部が第2筐体120の外側に向けて突出して形成されている。
【0036】
また、底面部121は、その中心部に光源部600の後述するコネクタ630を挿通させることが可能なコネクタ挿通部121bを有している。コネクタ挿通部121bは、矩形状に形成されており、底面部121の内面から外面に亘って貫通して形成されている。
【0037】
第4側面部122は、第1筐体110に第2筐体120を取り付けた状態において、第1筐体110の第1側面部112の対向面を閉塞するように構成されている。また、第4側面部122は、第1筐体110の第1側面部112と同形同大に形成されている。
【0038】
支持面部123は、板状かつ半円状に形成されている。本実施形態において、底面部121の外面及び支持面部123の外面には、枠体500の後述する枠本体500Aが取り付けられる。すなわち、底面部121及び支持面部123は、枠体500の枠本体500Aを支持可能に構成されている。
【0039】
また、支持面部123は、周方向に間隔をおいて設けられた複数(本実施形態においては2つ)の支持片部123aを有している。支持片部123aは、支持面部123の周縁の一部が下方に向けて屈曲して形成されている。このように、支持面部123が支持片部123aを有していることにより、筐体100(底面部121の外面及び支持面部123の外面)に枠本体500Aを取り付ける位置を規定することができるため、筐体100に枠本体500Aを取り付ける際の位置ずれを防止することができるという利点がある。
【0040】
載置部124は、底面部121の各短辺の中心部から第2筐体120の外側に向けて水平に延びる載置面部124aと、載置面部124aの先端の一部から下方に向けて垂直に延びる載置片部124bとを有しており、全体として略L字状に形成されている。本実施形態において、載置片部124bは、底面部121の壁部121aと対向する位置に設けられている。
【0041】
載置面部124aは、板状かつ矩形状に形成されている。また、載置面部124aは、取付ばね400を支持可能に構成されている。具体的には、載置面部124aは、底面部121の壁部121aと載置片部124bとの間において、取付ばね400を支持可能に構成されている。
【0042】
載置片部124bは、板状かつ矩形状に形成されており、載置面部124aの長辺よりも短い長辺を有している。具体的には、載置片部124bは、底面部121の壁部121aと略同じ長さを有している。
【0043】
このように、底面部121が壁部121aを有し、載置部124が載置片部124bを有していることにより、載置面部124aに取付ばね400を取り付ける位置を規定することができるため、載置面部124aに取付ばね400を取り付ける際の位置ずれを防止することができるという利点がある。また、底面部121の壁部121a及び載置片部124bが互いに対向して設けられていることにより、取付ばね400を載置面部124aに取り付けた状態において、取付ばね400の回転を規制することができるため、天井2に対する照明器具1の取り付けの安定性を確保することができるという利点もある。
【0044】
また、第2筐体120は、第4側面部122の各短辺の全域から第2筐体120の内側に向けて垂直又は略垂直に延びる内側面部125を有している。内側面部125は、板状かつ矩形状に形成されており、第1筐体110の第2側面部113及び第3側面部114よりも小さい大きさを有している。また、内側面部125は、第4側面部122が第1側面部112の対向面を閉塞した状態において、第2側面部113の外面の一部及び第3側面部114の外面の一部に面接触する。このため、第1筐体110に対して第2筐体120が取り付けられた状態において、第2側面部113及び第3側面部114の強度を保持することができるという利点がある。すなわち、照明器具1の組み立て時や天井2への取り付け時等において、第2側面部113及び第3側面部114に外側から力が加えられた場合であっても、筐体100の破損や変形を防止することができる。
【0045】
また、内側面部125の上端部(底面部121が位置する側と反対側の端部)125aは、第2筐体120の外側に向けて折れ曲がって形成されている。このため、第1筐体110に対する第2筐体120の取り付けが容易になるという利点がある。
【0046】
上記のとおり、第2筐体120は、第1筐体110に対して取り付け可能に構成されている。第1筐体110に第2筐体120を取り付ける構成は、何ら限定されるものではないが、例えば、第1筐体110の天面部111の対向面を第2筐体120の底面部121が閉塞し、第1筐体110の第1側面部112の対向面を第2筐体120の第4側面部122が閉塞した状態において、第1筐体110及び第2筐体120をねじ部材で連結する構成を採用することができる。
【0047】
本実施形態では、第1筐体110に設けられた複数の上側連結部116と、第2筐体120に設けられた複数の下側連結部126とに形成されたねじ孔にねじ部材を挿入し、上側連結部116及び下側連結部126を連結することにより、第1筐体110に第2筐体120を取り付けている。
【0048】
上側連結部116は、第1側面部112の下端部の一部と、第2側面部113の下端部の一部とのそれぞれから第1筐体110の外側に向けて水平に延びて形成されている。また、下側連結部126は、上側連結部116に対応する位置に設けられている。本実施形態では、底面部121の一部と載置面部124aの一部とが下側連結部126として機能している。
【0049】
本実施形態において、第1筐体110は、耐火性を確保する観点から、SGCC(溶融亜鉛めっき鋼板)やSECC(電気亜鉛めっき鋼板)等の鋼板により形成されており、天面部111、第1側面部112、第2側面部113、第3側面部114、内側板部115及び上側連結部116が一体的に形成されている。また、第1筐体110は、所望の形状に成形乃至加工された板金に曲げ加工等の所定の加工を施すことにより、形成されている。また、本実施形態において、第2筐体120は、耐火性を確保する観点から、SGCCやSECC等の鋼板により形成されており、底面部121、第4側面部122、支持面部123、載置部124及び内側面部125が一体的に形成されている。また、第2筐体120は、所望の形状に成形乃至加工された板金に曲げ加工等の所定の加工を施すことにより、形成されている。なお、第1筐体110及び第2筐体120の成形材料及び成形方法は、これに限定されるものではない。
【0050】
[端子台の構成]
図1図5に示すように、端子台200は、長尺塊状に形成されている。また、端子台200は、電線(図示せず)を介して商用電源と電気的に接続される第1端子210と、電線900Aを介して電源部300と電気的に接続される第2端子220とを有しており、商用電源から受電した交流電力を電源部300に供給するように構成されている。第1端子210は、端子台200の長手方向一端部に設けられており、第2端子220は、端子台200の長手方向他端部に設けられている。なお、電線900Aには電線900Aを覆う電線カバー900Bが取り付けられている。
【0051】
また、端子台200は、第1側面部112の外面に対して取り付け可能に構成されている。具体的には、端子台200は、第1側面部112の挿入凸部112aが挿入される一対の取付孔部230と、第1側面部112の挿入孔部112bに挿入される一対の取付凸部240とを有しており、当該取付孔部230に第1側面部112の挿入凸部112aを挿入させると共に、取付凸部240を第1側面部112の挿入孔部112bに挿入することにより、第1側面部112の外面に対して取り付けられるように構成されている。
【0052】
本実施形態において、上記のとおり、第1側面部112の挿入凸部112aが第1側面部112の長手方向(図2のX方向)に対して傾斜する方向に沿って配列しており、挿入孔部112bが挿入凸部112aの配列方向(傾斜方向)と交差する方向に沿って配列しているため、端子台200は、第1側面部112の長手方向に対して傾斜した状態で取り付けられる(図1参照)。具体的には、端子台200は、第2側面部113側から第3側面部114側かつ上方に向けて傾斜した状態で取り付けられる。
【0053】
このように、端子台200が第2側面部113側から第3側面部114側かつ上方に向けて傾斜した状態で第1側面部112の外面に取り付けられることにより、商用電源に取り付けられた電線を第1端子210に取り付ける際に、天井2が商用電源に取り付けられた電線に干渉しないため、商用電源に取り付けられた電線に対する第1端子210の取り付け及び天井2に対する照明器具1の取り付けが容易になるという利点がある。
【0054】
図1図5に示すように、端子台200には、端子台200を覆う端子台カバー800が取り付けられている。端子台カバー800は、長手方向一端部が開放された長尺箱状に形成されており、端子台200の第1端子210が位置する側から第2端子220が位置する側に向けてスライドさせることにより、端子台200に対して取り付け可能に構成されている。また、端子台カバー800は、端子台200の第1端子210が位置する部位と、端子台200の取付孔部230及び取付凸部240が位置する部位とが開放されて形成されている。
【0055】
[電源部の構成]
図2図4図5図8及び図9に示すように、電源部300は、光源部600の後述する光源基板620の裏面側に配されている。また、電源部300は、光源基板620に対して垂直に配置された電源基板310と、電源基板310の表面に実装され、電源回路を構成する複数の電子部品(図示せず)と、電源部300の裏面に実装されたレセプタクルコネクタ320と、光源部600の後述するコネクタ630の貫通孔部633に挿入されるコネクタ挿入部330とを有している。なお、電源部300がレセプタクルコネクタ320を有しない構成としても良い。
【0056】
電源基板310は、一対の短辺311及び一対の長辺312を有する矩形状に形成されており、各短辺311が第1筐体110の第2側面部113に設けられた挟持部113cと第3側面部114に設けられた挟持部114bとに挟持された状態で、筐体100の内部に収容されている。また、電源基板310は、各短辺311の上端部が切り欠かれて形成されている(図4参照)。
【0057】
また、電源基板310は、一方(下方側)の長辺312から電源基板310の内部に向けて略U字状に切り欠かれた一対の基板凹部310aを有している。
【0058】
レセプタクルコネクタ320は、電線900Aを取り付け可能に構成されている。そのため、レセプタクルコネクタ320に電線900Aを取り付けることにより、電源基板310と端子台200とが電線900Aを介して電気的に接続される。
【0059】
コネクタ挿入部330は、コネクタ630の後述する基板挿入部631の内部において、光源部600の後述する電極端子640の第1端子部640Aの電源接続部641と電気的に接続可能に構成されている。そのため、コネクタ挿入部330がコネクタ630の貫通孔部633に挿入されることにより、電源基板310と光源基板620とが電極端子640を介して電気的に接続される。
【0060】
本実施形態において、コネクタ挿入部330は、電源基板310の一部に形成されている。具体的には、コネクタ挿入部330は、電源基板310の各基板凹部310aの間に形成されている。コネクタ挿入部330は、断面略矩形形状を有しており、コネクタ630の貫通孔部633に挿入可能な大きさを有している。
【0061】
電源部300は、複数の電子部品で構成された電源回路によって、端子台200から受電した交流電力を所望の直流電力に整流し、当該直流電力を光源部600の光源基板620に供給する。
【0062】
[取付ばねの構成]
図1図4に示すように、取付ばね400は、第2筐体120の載置面部124aに面接触する矩形状の上側ばね部410と、上側ばね部410の第2筐体120の載置片部124bが位置する側の長辺の全域から下方に向けて延びる中間ばね部420と、中間ばね部420の先端の全域から上側ばね部410と反対方向に向けて延びる下側ばね部430とを有しており、全体として略階段状に形成されている。
【0063】
また、取付ばね400は、第2筐体120の載置部124に対して取り付け可能に構成されている。具体的には、取付ばね400は、上側ばね部410を載置部124の載置面部124a(底面部121の壁部121aと載置片部124bとの間の部分)に面接触させた状態において、上側ばね部410及び載置面部124aに形成されたねじ孔にねじ部材を挿入し、上側ばね部410及び載置面部124aを連結することにより、載置部124に対して取り付けられるように構成されている。なお、載置部124に取付ばね400を取り付ける構成は、これに限定されるものではない。
【0064】
本実施形態において、取付ばね400は、SUS301やSUS304等のステンレス鋼により形成された板ばねに曲げ加工を施すことにより形成されており、上側ばね部410、中間ばね部420及び下側ばね部430は、一体的に形成されている。なお、取付ばね400の成形方法及び成形材料は、これに限定されるものではない。
【0065】
[枠体の構成]
図1図2図4及び図5に示すように、枠体500は、下方が開放された有底筒状の枠本体500Aと、枠本体500Aに取り付け可能なパッキン500Bとを有している。
【0066】
枠本体500Aは、円状の底板部510と、底板部510の周縁の全域から下方に向けて延びる周壁部520と、周壁部520の先端の全域から径方向外側かつ下方に向けて傾斜する傾斜部530と、傾斜部530の先端の全域から径方向外側に向けて水平に延びるフランジ部540とを有しており、全体として下方が開放された有底筒状に形成されている。底板部510、周壁部520、傾斜部530及びフランジ部540は、それぞれ板状に形成されている。
【0067】
底板部510は、その外面が第2筐体120の底面部121及び支持面部123の外面に面接触するように構成されている。また、底板部510は、底面部121及び支持面部123の外面に面接触した状態において、底面部121のコネクタ挿通部121bに連通する連通部511を有している。連通部511は、コネクタ挿通部121bと同形同大に形成されており、底板部510の中心部において、底板部510の外面から内面に亘って貫通して形成されている。
【0068】
周壁部520は、底板部510の周縁から下方に向けて垂直に延びる上側周壁部521と、上側周壁部521の先端から径方向外側かつ下方に向けて傾斜する中間周壁部522と、中間周壁部522の先端から下方に向けて延びる下側周壁部523とを有しており、全体として円筒状に形成されている。
【0069】
上側周壁部521は、底板部510の径と同じ外径を有する円筒状に形成されており、周方向に間隔をおいて設けられた複数(本実施形態においては3つ)の突起部521aを有している。突起部521aは、断面半円形状を有しており、上側周壁部521の一部が径方向内側に向けて突出して形成されている。
【0070】
また、上側周壁部521は、照明カバー700を保持可能に構成されている。具体的には、上側周壁部521は、上側周壁部521の突起部521aと、照明カバー700の後述するカバー本体700Aの係合凹部722cとを係合させることにより、照明カバー700を保持可能に構成されている。このように、上側周壁部521が突起部521aを有していることにより、ねじ部材を使用することなく照明カバー700を枠体500の枠本体500Aに取り付けることができ、部品数や組み立ての工程を簡略化できるという利点がある。
【0071】
中間周壁部522は、上方から下方に向けて径が大きくなる筒状に形成されており、上側周壁部521の上下方向の長さの略半分の傾斜方向の長さを有している。また、下側周壁部523は、上側周壁部521の外形よりも大きい外径を有する円筒状に形成されており、上側周壁部521の上下方向の長さの略半分の上下方向の長さを有している。
【0072】
傾斜部530は、周壁部520の下側周壁部523の先端の全域から径方向外側かつ下方に向けて傾斜して形成されており、上方から下方に向けて径が大きくなる筒状に形成されている。また、傾斜部530の先端の外径は、天井2に形成された天井孔2aと略同じ大きさで形成されている。
【0073】
フランジ部540は、円環状に形成されており、照明器具1を天井2に取り付けた状態において、パッキン500Bを介して天井2の下面と面接触するように構成されている。パッキン500Bは、フランジ部540の上面に積層されている。また、パッキン500Bは、円環状に形成されている。
【0074】
また、枠本体500Aは、筐体100の外面(第2筐体120の底面部121及び支持面部123の外面)に対して取り付け可能に構成されている。具体的には、枠本体500Aは、底板部510を底面部121及び支持面部123の外面に面接触させた状態において、底板部510に形成された孔と、底面部121及び支持面部123に形成されたねじ孔とにねじ部材を挿入し、底板部510と、底面部121及び支持面部123とを連結することにより、筐体100の外面に対して取り付け可能に構成されている。
【0075】
本実施形態において、底板部510、周壁部520、傾斜部530及びフランジ部540は、耐火性を確保する観点から、鋼板やSGCC(溶融亜鉛めっき鋼板)、ステンレス鋼板により一体的に形成されている。また、底板部510、周壁部520、傾斜部530及びフランジ部540は、照明器具1を天井2に取り付けた状態において、天井2の下方から視認される部分である。また、パッキン500Bは、エラストマーやシリコン、EPDMスポンジにより形成されている。なお、枠体500の成形材料は、これに限定されるものではない。
【0076】
[光源部の構成]
図2及び図6図9に示すように、光源部600は、光源610と、表面に光源610が設けられた光源基板620と、光源基板620に取り付けられるコネクタ630と、コネクタ630に取り付けられる電極端子640と、光源基板620に対してコネクタ630を取り付けるための固定部材650とを有している。
【0077】
光源610は、例えば、LEDや有機EL等の発光素子であり、光源基板620の表面に複数設けられている。
【0078】
光源基板620は、導体からなる基材621と、該基材621の表面側に積層された絶縁層622と、光源基板620の表面から裏面に亘って貫通する開口部623とを有している。また、光源基板620は、枠体500の枠本体500A上に取り付け可能に構成されている。具体的には、光源基板620は、光源基板620の裏面(基材621の裏面)を枠本体500Aの底板部510の内面に面接触させた状態において、光源基板620の外周縁に形成された切り欠きと、底板部510に形成された孔と、第2筐体120の底面部121及び支持面部123に形成されたねじ孔とにねじ部材を挿入し、光源基板620と、底板部510と、第2筐体120の底面部121及び支持面部123とを連結することにより、枠本体500A上に取り付け可能に構成されている。なお、枠本体500Aに光源基板620を取り付ける構成は、これに限定されるものではない。
【0079】
基材621は、開口部623によって形成された光源基板620の内面に露出している。基材621を構成する導体は、放熱性の高い材料であることが好ましく、例えば、アルミニウムや鉄、銅等を採用することができる。また、絶縁層622としては、例えば、ガラスフィルム等を採用することができる。なお、基材621及び絶縁層622の構成は、これに限定されるものではなく、既知の構成を採用することが可能である。
【0080】
開口部623は、枠本体500Aの底板部510に設けられた連通部511及び第2筐体120の底面部121に設けられたコネクタ挿通部121bよりも小さい大きさを有する矩形状に形成されている。また、開口部623は、光源基板620が底板部510の内面に面接触した状態において、連通部511及びコネクタ挿通部121bに連通する。
【0081】
また、光源基板620は、表面の一部に、電極端子640の後述する第2端子部640Bが電気的に接続される導通接点部624を有している。
【0082】
コネクタ630は、光源基板620の開口部623に挿入される基板挿入部631と、光源基板620の表面に取り付けられる基板取付部632と、基板挿入部631及び基板取付部632を貫通して形成された貫通孔部633と、電極端子640を収容可能な一対の端子収容溝部634とを有しており、全体として断面略逆T字状に形成されている。
【0083】
基板挿入部631は、挿入方向(上下方向)に長尺な略直方体状に形成されており、光源基板620の開口部623の形状に沿った外形を有している。この基板挿入部631には、基板挿入部631の光源基板620の表面側の端部(下端部)から光源基板620の裏面側の端部(上端部)に亘って貫通孔部633が貫通して形成されている。
【0084】
また、基板挿入部631の光源基板620の裏面側の端部は、基板挿入部631の他の部位よりも肉厚が小さく形成されている(図8及び図9参照)。具体的には、基板挿入部631の光源基板620の裏面側の端部は、基板挿入部631の内面から外面かつ光源基板620の表面側から裏面側に向けて肉厚が小さくなるように形成されている。このように、基板挿入部631の光源基板620の裏面側の端部の肉厚が他の部位よりも小さく形成されていることにより、貫通孔部633に対するコネクタ挿入部330の挿入をガイドすることができるという利点がある。
【0085】
基板挿入部631は、光源基板620の開口部623のみならず、枠本体500Aの底板部510に設けられた連通部511及び第2筐体120の底面部121に設けられたコネクタ挿通部121bにも挿入される。
【0086】
基板取付部632は、基板挿入部631の光源基板620の表面側の端部(下端部)に設けられており、基板挿入部631の挿入方向と直交する方向に長尺な直方体状に形成されている。この基板取付部632には、基板取付部632の表面の一部から裏面の一部に亘って貫通孔部633が貫通して形成されている。また、基板取付部632は、基板挿入部631から偏心して設けられている。
【0087】
貫通孔部633は、矩形状に形成されており、基板取付部632の表面の一部から基板挿入部631の光源基板620の裏面側の端部(上端部)に亘って貫通して形成されている。
【0088】
端子収容溝部634は、基板取付部632の短手方向(図6のX方向)に沿って並列に設けられており、基板取付部632の長手方向(図6のY方向)一端部側の外周面から基板取付部632の表面、基板取付部632の内周面及び基板挿入部631の内面に沿って筋状に形成されている。端子収容溝部634の内、基板取付部632の内周面及び基板挿入部631の内面に形成された部分は、貫通孔部633の一部として機能する。
【0089】
本実施形態において、基板挿入部631及び基板取付部632は、耐熱性及び絶縁性を確保する観点から、LCP(液晶ポリマー)やPA6T(ポリアミド6T)等により一体的に形成されている。具体的には、基板挿入部631及び基板取付部632は、一体成形により形成されている。なお、コネクタ630を成形する材料及び成形方法は、これに限定されるものではない。
【0090】
電極端子640は、図7Aに示すように、コネクタ630の貫通孔部633に挿入される第1端子部640Aと、第1端子部640Aの一方の端部(下端部)に設けられ、貫通孔部633から光源基板620の表面側に露出する第2端子部640Bとを有している。また、電極端子640は、互いに並列して一対設けられており、各々がコネクタ630の端子収容溝部634に収容されるように構成されている。
【0091】
第1端子部640Aは、電源部300に電気的に接続可能に構成されている。具体的には、第1端子部640Aは、他方の端部(上端部)に、電源部300のコネクタ挿入部330に電気的に接続可能な電源接続部641を有しており、コネクタ挿入部330がコネクタ630の貫通孔部633に挿入された状態において、電源接続部641及びコネクタ挿入部330が相互に接触することにより、電源部300と電気的に接続されるように構成されている(図9参照)。
【0092】
また、第1端子部640Aは、コネクタ630の貫通孔部633に沿って延びる基部642を有している。基部642は、長尺板状に形成されており、端子収容溝部634の内、基板取付部632の内周面及び基板挿入部631の内面に形成された部分に収容されるように構成されている。この基部642の一端部(下端部)には第2端子部640Bが設けられており、基部642の他端部(上端部)には電源接続部641が設けられている。
【0093】
電源接続部641は、図7A及び図7Bに示すように、基部642の他端部から基部642の一端部側かつ該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面側に向けて湾曲する第1湾曲部641aと、第1湾曲部641aの先端から該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面側に向けて湾曲する第2湾曲部641bと、第2湾曲部641bよりも開放端側(先端側)において基部642側に向けて湾曲する第3湾曲部641cと、第3湾曲部641cの先端から延びる直線部の先端から該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面側に向けて湾曲する第4湾曲部641dとを有しており、全体として略ろの字状に形成されている。第1湾曲部641a、第2湾曲部641b、第3湾曲部641c及び第4湾曲部641dは、それぞれ断面円弧状に形成されている。
【0094】
また、電源接続部641は、該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面との間において、弾性力によりコネクタ挿入部330を保持可能に構成されている(図9参照)。具体的には、電源接続部641は、電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面との間において、第1湾曲部641a、第2湾曲部641b及び第3湾曲部641cの弾性力によりコネクタ挿入部330を保持可能に構成されている。
【0095】
第1湾曲部641a及び第2湾曲部641bは、コネクタ挿入部330の挿入に伴い弾性変形した際に、図7Bに示すように、第4湾曲部641dのR状の外面部が基部642に当接するよう構成されている。具体的には、第1湾曲部641a及び第2湾曲部641bは、弾性変形した状態における第4湾曲部641dのR状の外面部と基部642との接点CPが、基部642の所定の接触範囲CR内に収まるように設計されている。本実施形態において、所定の接触範囲CRとは、基部642上における第1の交点から第2の交点までの範囲をいい、この場合における第1の交点とは、弾性変形前の第1湾曲部641aの円弧状の中心点P1から第4湾曲部641dの円弧状の中心点P4までを半径raとし、該中心点P1を中心とする仮想円C1と、基部642との交点をいい、第2の交点とは、弾性変形前の第2湾曲部641bの円弧状の中心点P2から第4湾曲部641dの円弧状の中心点P4までを半径rbとし、該中心点P2を中心とする仮想円C2と、基部642との交点をいう。
【0096】
このような構成を実現するために、第1湾曲部641aは、図7Bに示すように、弾性変形前の第1湾曲部641aの中心点P1から第4湾曲部641dの中心点P4までの半径raと、弾性変形後の第1湾曲部641aの中心点P1から第4湾曲部641dの中心点P4´までの半径ra´とがなす角θ1が、6°以上25°以下となるよう構成されることが好ましく、8°以上20°以下となるよう構成されることがより好ましく、10°以上15°以下となるよう構成されることがさらに好ましい。また、第2湾曲部641bは、弾性変形前の第2湾曲部641bの中心点P2から第4湾曲部641dの中心点P4までの半径rbと、弾性変形後の第2湾曲部641bの中心点P2から第4湾曲部641dの中心点P4´までの半径rb´とがなす角θ2が、25°以上125°以下となるよう構成されることが好ましく、50°以上110°以下となるよう構成されることがより好ましく、85°以上95°以下となるよう構成されることがさらに好ましい。
【0097】
第1湾曲部641aは、図7Cに示すように、第1湾曲部641aと第2湾曲部641bとの交点(第1湾曲部641aの第2湾曲部641b側の終点)E1が、基部642と第1湾曲部641aとの交点(第1湾曲部641aの基部642側の始点)S1を通る基部642の垂線を超えるよう円弧状に湾曲している。具体的には、第1湾曲部641aは、交点S1から交点E1までの中心点P1を中心とする角度θ3が、180°以上230°以下となるよう構成されることが好ましく、185°以上220°以下となるよう構成されることがより好ましく、190°以上210°以下となるよう構成されることがさらに好ましい。なお、本実施形態において、第1湾曲部641aと第2湾曲部641bとの交点とは、外向きの円弧状の第1湾曲部641aから、内向きの円弧状の第2湾曲部641bへと移行する変曲点である。
【0098】
第2湾曲部641bは、図7Dに示すように、第1湾曲部641aとの交点E1から該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面側、すなわち、第1端子部640Aの基部642の反対側に向けて湾曲している。上記構成を備える第1湾曲部641aに加え、当該構成を備える第2湾曲部641bが設けられることにより、第1湾曲部641aと第2湾曲部641bとの少なくとも2か所を稼働させることが可能となるため、電源接続部641の変形距離(電源接続部641と基部642との間の距離)が大きくなり、電源接続部641の弾性力が大きくなる。そのため、コネクタ挿入部330の保持力が向上するという利点がある。また、電源接続部641及びコネクタ挿入部330の接触抵抗を抑えつつ、照明器具1を傾けた場合や照明器具1に振動が生じた場合でも第3湾曲部641c及びコネクタ挿入部330の接触状態を維持することができるため、照明器具1のちらつきを抑制することができるという利点もある。
【0099】
第2湾曲部641bは、図7Dに示すように、基部642に沿って延びる第1仮想線VL1と、第2湾曲部641bに沿って延びる第2仮想線VL2とのなす角θ4が、15°以上65°以下となるように湾曲していることが好ましく、25°以上55°以下となるように湾曲していることがより好ましく、35°以上45°以下となるように湾曲していることがさらに好ましく、38°となるように湾曲していることが最も好ましい。
【0100】
本実施形態において、電源接続部641がコネクタ挿入部330を保持しているときに、第3湾曲部641cがコネクタ挿入部330に接触する。上記のとおり、第3湾曲部641cは、第2湾曲部641bの先端から基部642側に向けて湾曲しているため、第3湾曲部641cにコネクタ挿入部330が接触した際に、第3湾曲部641cよりも開放端側に設けられた第4湾曲部641dが第1端子部640Aの基部642に押し付けられて、第3湾曲部641cに弾性力が働く。そのため、コネクタ挿入部330の保持力が向上するという利点がある。また、電源接続部641及びコネクタ挿入部330の接触抵抗を抑えつつ、照明器具1を傾けた場合や照明器具1に振動が生じた場合でも第3湾曲部641c及びコネクタ挿入部330の接触状態を維持することができるため、照明器具1のちらつきを抑制することができるという利点もある。
【0101】
このような機能を実現しつつ、電源接続部641の座屈を防止するために、第3湾曲部641cは、図7Eに示すように、第4湾曲部641dが、第3湾曲部641cの頂点を通る基部642の垂線VL3よりも第1湾曲部641a側に入り込むよう円弧状に湾曲している。具体的には、第3湾曲部641cは、垂線VL3と、第3湾曲部641cから第4湾曲部641dに至る直線部に沿って延びる仮想線VL4とのなす角θ5が、5°以上65°以下となるように湾曲していることが好ましく、20°以上55°以下となるように湾曲していることがより好ましく、35°以上45°以下となるように湾曲していることがさらに好ましく、40°となるように湾曲していることが最も好ましい。
【0102】
また、本実施形態において、第4湾曲部641dは、基部642に向けて凸となる曲面状に形成されている。このように、第4湾曲部641dが曲面状であることにより、第4湾曲部641dが第1端子部640Aの基部642に押し付けられた際に、基部642に対する滑り性を向上させて第3湾曲部641cに加わる応力を低減することができるため、電源接続部641の座屈を防止すると共に、第3湾曲部641cの弾性力を最大限に生かすことができるという利点がある。
【0103】
具体的には、第4湾曲部641dは、図7Fに示すように、第4湾曲部641dの第3湾曲部641c側の始点S4(第3湾曲部641cから延びる直線部と第4湾曲部641dとの交点)から、第4湾曲部641dの開放端側の終点E4(本実施形態では開放端)までの、第4湾曲部641dの中心点P4を中心とする角度θ6が、25°以上125°以下となるよう構成されることが好ましく、50°以上110°以下となるよう構成されることがより好ましく、85°以上95°以下となるよう構成されることがさらに好ましく、90°となるよう構成されていることが最も好ましい。第4湾曲部641dの開き角度θ6をこのような数値範囲に設定することにより、基部642と接触した際に、該基部642に対する優れた滑り性を発揮することができる。
【0104】
第2端子部640Bは、板状に形成されており、第1端子部640Aの一方の端部(基部642の一端部)から基部642の延在方向と直交する方向に延びて形成されている。また、第2端子部640Bは、第1端子部640Aの一方の端部(基部642の一端部)から光源基板620の導通接点部624に亘って、コネクタ630の基板取付部632に沿った形状を有している。具体的には、第2端子部640Bは、基板取付部632の長手方向(図6のY方向)一端部側の外周面から基板取付部632の表面に沿った形状を有している。
【0105】
また、第2端子部640Bは、端子収容溝部634の内、基板取付部632の長手方向一端部側の外周面から基板取付部632の表面に形成された部分に収容されるように構成されている。
【0106】
第2端子部640Bは、光源基板620に電気的に接続されている。具体的には、第2端子部640Bは、第1端子部640Aが設けられた端部とは反対側の端部が光源基板620の導通接点部624にはんだ付けされて取り付けられることにより、光源基板620に電気的に接続される。
【0107】
また、第2端子部640Bの第1端子部640Aが設けられた端部とは反対側の端部には穴部643が形成されている。このため、第2端子部640Bの第1端子部640Aが設けられた端部とは反対側の端部を光源基板620の導通接点部624にはんだ付けする場合に、当該はんだ付けされる面積を増加させることができ、はんだによる接合強度を大きくすることができるという利点がある。本実施形態では、上記のとおり、各電極端子640が並列して設けられており、各電極端子640間の距離が小さく、はんだ付けされる面積を確保することができないため、特に有効である。
【0108】
このように、電極端子640は、第1端子部640Aが電源部300に電気的に接続可能に構成されており、第2端子部640Bが光源基板620に電気的に接続されているため、電源部300で整流された直流電力は、電極端子640を介して光源基板620に供給される。
【0109】
本実施形態において、電極端子640は、ばね用リン青銅やベリリウム銅により形成された板ばねに曲げ加工等の所定の加工を施すことにより形成されており、第1端子部640A及び第2端子部640Bは、一体的に形成されている。なお、電極端子640の成形方法及び成形材料は、これに限定されるものではない。
【0110】
固定部材650は、基板取付部632の長手方向(図6のY方向)他端部に設けられており、光源基板620の表面に取り付けられるように構成されている。本実施形態において、コネクタ630は、電極端子640及び固定部材650によって光源基板620に取り付け可能に構成されている。具体的には、コネクタ630は、基板挿入部631が光源基板620の開口部623に挿入され、基板取付部632の裏面を光源基板620の表面に面接触させ、かつ電極端子640をコネクタ630に取り付けた状態において、電極端子640の第2端子部640Bの第1端子部640Aが設けられた端部とは反対側の端部を光源基板620の導通接点部624に取り付けると共に、固定部材650を光源基板620の表面に取り付けることにより、光源基板620に取り付けられるように構成されている。
【0111】
本実施形態において、基板取付部632は、第2端子部640Bと、光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部640Bと該基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0112】
具体的には、基板取付部632は、第2端子部640Bと、光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の沿面距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部640Bと該基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0113】
図8に、基材621から絶縁層622、基板取付部632の裏面、基板取付部632の外周面及び基板取付部632の表面に沿って第2端子部640Bに至るまでの最短経路R1(沿面距離の経路)を太線で示している。
【0114】
基板取付部632は、当該最短経路R1が5.0mm以上になるような大きさを有していることが好ましく、最短経路R1が5.5mm以上になるような大きさを有していることがより好ましく、最短経路R1が6mm以上になるような大きさを有していることがさらに好ましく、最短経路R1が7.1mmになるような大きさを有していることが最も好ましい。また、基板取付部632は、最短経路R1が7.1mmになるような大きさを有している場合において、例えば、当該最短経路R1における基板取付部632の裏面の長さが1.5mmであることが好ましく、最短経路R1における基板取付部632の外周面の長さが2.0mmであることが好ましく、最短経路R1における基板取付部632の表面の長さが3.6mmであることが好ましい。
【0115】
また、本実施形態において、基板挿入部631は、電源部300の導体部分(電源基板310の導体部分)又は第1端子部640Aと、光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に、電源部300の導体部分又は第1端子部640Aと基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0116】
具体的には、基板挿入部631は、電源部300の導体部分(電源基板310の導体部分)と光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の空間距離、及び第1端子部640Aと光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の空間距離のうちのいずれか距離が短い方が、6kVの電圧を印加した際に、電源部300の導体部分又は第1端子部640Aと基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0117】
図9に、基材621から基板挿入部631の外面に沿って電源部300の導体部分に至るまでの最短経路R2(空間距離の経路)と、基材621から基板挿入部631の外面に沿って第1端子部640Aの電源接続部641の第1湾曲部641aに至るまでの最短経路R2’(空間距離の経路)とを太線で示している。基板挿入部631は、当該最短経路R2が5.0mm以上になるような大きさを有していることが好ましく、5.5mm以上になるような大きさを有していることがより好ましく、最短経路R2が6mm以上になるような大きさを有していることがさらに好ましい。また、基板挿入部631は、当該最短経路R2’が5.0mm以上になるような大きさを有していることが好ましく、5.5mm以上になるような大きさを有していることがより好ましく、最短経路R2’が6mm以上になるような大きさを有していることがさらに好ましい。
【0118】
[照明カバーの構成]
図1図2図4及び図5に示すように、照明カバー700は、光源部600側が開放された凹状のカバー本体700Aと、カバー本体700Aに取り付け可能なパッキン700Bとを備えている。
【0119】
カバー本体700Aは、光源部600を覆うドーム部710と、ドーム部710の上端から上方に向けて延びるカバー側部720とを有しており、全体として、光源部600側が開放された凹状に形成されている。
【0120】
ドーム部710は、その中心部かつ下方に向けて膨出する半球状に形成されている。また、ドーム部710は、枠体500の枠本体500Aの周壁部520の下側周壁部523の内径よりも小さい外径を有している。
【0121】
カバー側部720は、ドーム部710の上端から上方に向けて延びる第1側部721と、第1側部721の先端の一部から上方に向けて延びる第2側部722とを有しており、全体として筒状に形成されている。
【0122】
第1側部721は、円環状に形成されており、ドーム部710の肉厚よりも大きい肉厚を有している。また、第1側部721は、枠本体500Aの周壁部520の下側周壁部523の内径よりも小さい外径を有している。
【0123】
第2側部722は、第1側部721の外形よりも小さい外径を有する円環状に形成されており、第1側部721の中心から内縁に亘って形成されている。すなわち、第1側部721及び第2側部722は、断面L字状に形成されている(図4及び図5参照)。
【0124】
また、第2側部722は、周方向に間隔をおいて設けられた複数(本実施形態においては3つ)の係合片部722aと、係合片部722a間に設けられた凸片部722bとを有している。
【0125】
係合片部722aは、上下方向において、凸片部722bよりも長尺に形成されている。具体的には、係合片部722aは、枠本体500Aの周壁部520の上下方向の長さと略同じ上下方向の長さを有している。また、係合片部722aは、枠本体500Aの上側周壁部521に設けられた突起部521aと係合する係合凹部722cを有している。係合凹部722cは、矩形形状を有しており、係合片部722aの外周面から内周面に向けて凹んで形成されている。
【0126】
凸片部722bは、第2側部722の周方向において、係合片部722aよりも長尺状に形成されている。
【0127】
第1側部721の先端かつ第2側部722の外周面には、円環状のパッキン700Bが設けられている。第1側部721は、パッキン700Bを介して枠本体500Aの中間周壁部522に接触するように構成されており、第2側部722は、パッキン700Bを介して枠本体500Aの下側周壁部523に接触するように構成されている。パッキン700Bは、凸片部722bの上下方向の長さの略半分の上下方向の長さを有している。
【0128】
また、照明カバー700は、枠体500の枠本体500Aに対して取り付け可能に構成されている。具体的には、照明カバー700は、カバー本体700Aの係合片部722aの係合凹部722cと、枠本体500Aの上側周壁部521に設けられた突起部521aとを係合させることにより、枠本体500Aに対して取り付け可能に構成されている。
【0129】
本実施形態において、ドーム部710及びカバー側部720は、アクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート樹脂(PC)等の樹脂材料により一体的に形成されている。具体的には、ドーム部710及びカバー側部720は、一体成形により形成されている。また、本実施形態において、パッキン700Bは、シリコンゴム等により形成されている。なお、照明カバー700の成形材料は、これに限定されるものではない。
【0130】
[照明器具の組み立て方法]
次に、図10図15を用いて、本実施形態に係る照明器具1の組み立て方法について、説明する。本実施形態に係る照明器具1は、基本的に一方向から各部品を積み重ねることで組み立てることが可能に構成されており、これにより、作業用のロボットにより自動的に組み立てることが可能である。このため、本実施形態に係る照明器具1は、作業用のロボットにより自動的に組み立てられることが好ましいが、これに限定されるものではなく、作業者が手動で組み立てを行っても良い。
【0131】
[準備工程]
準備工程において、上記の構成を備える第1筐体110、第2筐体120、端子台200、電源部300、取付ばね400、枠体500、光源部600及び照明カバー700を準備する。なお、図10に示すように、端子台200は、端子台カバー800が取り付けられた状態において、レセプタクルコネクタ320に取り付けられた電線900Aに取り付けられている。
【0132】
[組み立て工程]
まず、第1筐体110に端子台200及び電源部300を取り付ける。具体的には、図10(a)に示すように、第1筐体110を載置面に載置させた状態において、第1筐体110の天面部111に設けられた挟持部111aと、第2側面部113に設けられた挟持部113cと、第3側面部114に設けられた挟持部114bとに電源部300の電源基板310を差し込む。これにより、電源基板310の一方の長辺312が挟持部111aに挟持されると共に、各短辺311が挟持部113c及び挟持部114bに挟持されるため、電源部300が第1筐体110に取り付けられる。
【0133】
電源部300が第1筐体110に取り付けられた状態において、図10(b)に示すように、電線900Aを第1筐体110の第2側面部113の切り欠き113a、第2側面部113の外面及び第1側面部112の外面に沿って折り曲げて、端子台200を第1側面部112の外面に位置させる。この状態において、端子台200の取付孔部230に第1側面部112の挿入凸部112aを挿入させると共に、取付凸部240を第1側面部112の挿入孔部112bに挿入することにより、端子台200が第1側面部112の外面に取り付けられる(図11参照)。
【0134】
このように、第1筐体110の第2側面部113が切り欠き113aを有していることにより、端子台200を第1側面部112の外面まで回り込ませる距離を短縮することができると共に、電線900Aの損傷乃至破損を防止することができるという利点がある。
【0135】
次に、第1筐体110に第2筐体120を取り付ける。具体的には、図11に示すように、まず、第1筐体110の天面部111の対向面を第2筐体120の底面部121で閉塞させると共に、第1筐体110の第1側面部112の対向面を第2筐体120の第4側面部122で閉塞させる。この状態において、第1筐体110の上側連結部116と、第2筐体120の下側連結部126とに形成されたねじ孔にねじ部材を挿入し、上側連結部116及び下側連結部126を連結することにより、第2筐体120が第1筐体110に取り付けられる(図12参照)。このようにして筐体100が組み立てられると共に、筐体100の内部に電源部300が収容される。
【0136】
次に、筐体100に取付ばね400を取り付ける。具体的には、図12に示すように、まず、取付ばね400の上側ばね部410を第2筐体120の載置部124の載置面部124a(底面部121の壁部121aと載置片部124bとの間の部分)に載置させる。この状態において、上側ばね部410及び載置面部124aに形成されたねじ孔にねじ部材を挿入し、上側ばね部410及び載置面部124aを連結することにより、取付ばね400が載置部124に取り付けられる(図13参照)。
【0137】
次に、筐体100に枠体500を取り付ける。具体的には、図13(a)に示すように、まず、枠体500のパッキン500Bを取付ばね400の下側ばね部430上に載置させる。その後、図13(b)に示すように、枠体500の枠本体500Aのフランジ部540がパッキン500Bに面接触するような状態で、枠本体500Aを筐体100の外面(第2筐体120の底面部121及び支持面部123の外面)に載置させる。そして、枠本体500Aの底板部510を底面部121及び支持面部123の外面に面接触させた状態において、底板部510に形成された孔と、底面部121及び支持面部123に形成されたねじ孔とにねじ部材を挿入し、底板部510と、底面部121及び支持面部123とを連結することにより、枠体500が筐体100の外面に取り付けられる(図14参照)。
【0138】
次に、図14に示すように、枠体500上に光源部600を取り付ける。具体的には、光源部600のコネクタ630の基板挿入部631を枠本体500Aの底板部510に設けられた連通部511及び第2筐体120の底面部121に設けられたコネクタ挿通部121bに挿入すると共に、光源基板620の裏面を枠本体500Aの底板部510の内面に面接触させる(図8及び図9参照)。このとき、コネクタ630の貫通孔部633には、電源部300のコネクタ挿入部330が挿入されている。この状態において、光源基板620の外周縁に形成された切り欠きと、底板部510に形成された孔と、第2筐体120の底面部121及び支持面部123に形成されたねじ孔とにねじ部材を挿入し、光源基板620と、底板部510と、第2筐体120の底面部121及び支持面部123とを連結することにより、光源部600が枠体500上に取り付けられる(図15参照)。
【0139】
次に、枠体500に照明カバー700を取り付ける。具体的には、図15(a)及び図15(b)に示すように、カバー本体700Aにパッキン700Bを取り付けた状態において、カバー本体700Aの係合片部722aの係合凹部722cと、枠本体500Aの上側周壁部521に設けられた突起部521aとを係合させることにより(図5参照)、照明カバー700が枠体500に取り付けられる。
【0140】
[検査工程]
最後に、端子台200、電源部300及び光源部600が通電するか否かの検査を行い、当該検査の結果、端子台200、電源部300及び光源部600が通電する場合には、電線900Aに電線カバー900B(図10図15において不図示)を取り付ける。以上の工程により、照明器具1が組み立てられる。
【0141】
[天井への取り付け方法]
次に、図4及び図5を用いて本実施形態に係る照明器具1の取付方法について、説明する。本実施形態に係る照明器具1は、天井2の天井孔2aに挿入された状態において、取付ばね400の下側ばね部430と、枠体500の枠本体500Aのフランジ部540及びパッキン500Bとによって天井2を挟持することにより、天井2に対して取り付けられる。
【0142】
[本実施形態に係る照明器具の利点]
このように、本実施形態に係る照明器具1は、表面に光源610が設けられた光源基板620と、光源基板620の裏面側に配され、光源基板620に電力を供給する電源部300と、光源基板620に取り付けられるコネクタ630と、コネクタ630に取り付けられる電極端子640とを備え、光源基板620は、導体からなる基材621と、該基材621の表面側に積層された絶縁層622と、表面から裏面に亘って貫通する開口部623とを有し、該開口部623によって形成された内面に基材621が露出しており、コネクタ630は、光源基板620の開口部623に挿入される基板挿入部631と、光源基板620の表面に取り付けられる基板取付部632と、基板挿入部631及び基板取付部632を貫通して形成された貫通孔部633とを有し、電極端子640は、コネクタ630の貫通孔部633に挿入される第1端子部640Aと、第1端子部640Aの一方の端部に設けられ、貫通孔部633から光源基板620の表面側に露出する第2端子部640Bとを有し、第1端子部640Aは、電源部300に電気的に接続可能に構成されており、第2端子部640Bは、光源基板620に電気的に接続されており、基板取付部632は、第2端子部640Bと、光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に該第2端子部640Bと該基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0143】
このような構成を備える照明器具1によれば、コネクタ630が第2端子部640Bと光源基板620の基材621との間において、6kVの電圧に耐久できる絶縁距離を確保するため、雷サージ等の過電圧から光源基板620を保護することができるという利点がある。
【0144】
また、本実施形態に係る照明器具1において、電源部300は、コネクタ630の貫通孔部633に挿入されるコネクタ挿入部330を有し、第1端子部640Aは、他方の端部に、コネクタ挿入部330に電気的に接続可能な電源接続部641を有し、基板挿入部631は、電源部300の導体部分又は第1端子部640Aと、光源基板620の開口部623の内面に露出した基材621との間の絶縁距離が、6kVの電圧を印加した際に、該電源部300の導体部分又は該第1端子部640Aと該基材621とが導通しない距離となるよう構成されている。
【0145】
このような構成を備える照明器具1によれば、コネクタ630が電源部300の導体部分又は第1端子部640Aと基材621との間において、6kVの電圧に耐久できる絶縁距離を確保するため、雷サージ等の過電圧から光源基板620を保護することができるという利点がある。
【0146】
さらに、本実施形態に係る照明器具1において、電源部300は、光源基板620に対して垂直に配置された電源基板310を有し、コネクタ挿入部330は、電源基板310の一部に形成されている。このような構成を備える照明器具1によれば、電源部300及び電極端子640の接続が容易になると共に、部品の削減が可能になるという利点がある。
【0147】
さらに、本実施形態に係る照明器具1において、電源接続部641は、該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面との間において、弾性力によりコネクタ挿入部330を保持可能に構成されている。このような構成を備える照明器具1によれば、電極端子640により電源部300と光源基板620との電気的な接続が可能になるだけでなく、コネクタ挿入部330の抜け止めも可能になるという利点がある。
【0148】
[変形例]
本発明に係る照明器具は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。
【0149】
例えば、上述した実施形態では、電源部300は、コネクタ630の貫通孔部633に挿入されるコネクタ挿入部330を有するものとして説明したが、これに限定されず、電源部300がコネクタ挿入部330を有さずに、基板挿入部631の外側で第1端子部640Aと電気的に接続される構成としても良い。
【0150】
また、上述した実施形態では、コネクタ挿入部330は、電源基板310の一部に形成されているものとして説明したがこれに限定されず、電極ピン等のコネクタ挿入部330が電源基板310とは別個に設けられる構成としても良い。
【0151】
さらに、上述した実施形態では、第2端子部640Bは、第1端子部640Aの一方の端部から光源基板620の導通接点部624に亘って、コネクタ630の基板取付部632に沿った形状を有しているものとして説明したが、これに限定されず、所望の形状を採用することが可能である。
【0152】
また、上述した実施形態では、電源接続部641は、該電源接続部641と対向する基板挿入部631の内面との間において、弾性力によりコネクタ挿入部330を保持可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、他の方法によりコネクタ挿入部330を保持する構成としても良い。
【0153】
さらに、上述した実施形態では、電源接続部641が第1湾曲部641a、第2湾曲部641b、第3湾曲部641c及び第4湾曲部641dを有しているものとして説明したが、これに限定されず、電源接続部641が第1湾曲部641a、第2湾曲部641b、第3湾曲部641c及び第4湾曲部641dのうちの少なくとも1以上又は全部を有しない構成としても良いし、これらの湾曲部に加えて他の湾曲部を更に有していても良い。
【0154】
また、上述した実施形態では、電源基板310と端子台200とが電線900Aを介して電気的に接続されるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、端子台200が電源基板310に直接取り付けられる構成としても良い。
【0155】
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0156】
1 :照明器具
2 :天井
2a :天井孔
100 :筐体
110 :第1筐体
111 :天面部
111a :挟持部
112 :第1側面部
112a :挿入凸部
112b :挿入孔部
113 :第2側面部
113a :切り欠き
113b :位置決め部
113c :挟持部
114 :第3側面部
114a :位置決め部
114b :挟持部
115 :内側板部
115a :先端部
116 :上側連結部
120 :第2筐体
121 :底面部
121a :壁部
121b :コネクタ挿通部
122 :第4側面部
123 :支持面部
123a :支持片部
124 :載置部
124a :載置面部
124b :載置片部
125 :内側面部
125a :上端部
126 :下側連結部
200 :端子台
210 :第1端子
220 :第2端子
230 :取付孔部
240 :取付凸部
300 :電源部
310 :電源基板
310a :基板凹部
311 :短辺
312 :長辺
320 :レセプタクルコネクタ
330 :コネクタ挿入部
400 :取付ばね
410 :上側ばね部
420 :中間ばね部
430 :下側ばね部
500 :枠体
500A :枠本体
500B :パッキン
510 :底板部
511 :連通部
520 :周壁部
521 :上側周壁部
521a :突起部
522 :中間周壁部
523 :下側周壁部
530 :傾斜部
540 :フランジ部
600 :光源部
610 :光源
620 :光源基板
621 :基材
622 :絶縁層
623 :開口部
624 :導通接点部
630 :コネクタ
631 :基板挿入部
632 :基板取付部
633 :貫通孔部
634 :端子収容溝部
640 :電極端子
640A :第1端子部
640B :第2端子部
641 :電源接続部
641a :第1湾曲部
641b :第2湾曲部
641c :第3湾曲部
641d :第4湾曲部
642 :基部
643 :穴部
650 :固定部材
700 :照明カバー
700A :カバー本体
700B :パッキン
710 :ドーム部
720 :カバー側部
721 :第1側部
722 :第2側部
722a :係合片部
722b :凸片部
722c :係合凹部
800 :端子台カバー
900A :電線
900B :電線カバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15