(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095214
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】入力タッチペン
(51)【国際特許分類】
G06F 3/03 20060101AFI20240703BHJP
G06F 3/046 20060101ALI20240703BHJP
【FI】
G06F3/03 400Z
G06F3/046 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212330
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000005957
【氏名又は名称】三菱鉛筆株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】阪上 正史
(57)【要約】
【課題】電磁誘導リフィルの種類を増やすことなく、生産時、経年劣化時、対象機器の変更時において、発振周波数を容易に変更可能にする。
【解決手段】入力タッチペン10は、電磁誘導方式の位置検出装置に接触させるための接触先端22Aを有し、位置検出装置により送信された電磁エネルギーを反射する電磁誘導リフィル12と、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着され、電磁誘導リフィル12が反射する電磁エネルギーの周波数を変化させる発振周波数調整部材14と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁誘導方式の位置検出装置に接触させるための接触先端を有し、前記位置検出装置により送信された電磁エネルギーを反射する電磁誘導リフィルと、
前記電磁誘導リフィルの外面に装着され、前記電磁誘導リフィルが反射する電磁エネルギーの周波数を変化させる発振周波数調整部材と、
を有する入力タッチペン。
【請求項2】
前記発振周波数調整部材は、前記電磁誘導リフィルの外面に装着される保持部材に固定される請求項1に記載の入力タッチペン。
【請求項3】
前記電磁誘導リフィルは、前記電磁誘導リフィルの軸方向を長さ方向とする円筒コイルを有し、
前記電磁誘導リフィルの軸方向における前記接触先端側を前方、その反対側を後方とし、
前記接触先端から前記円筒コイルの前端までの距離をA、前記電磁誘導リフィルの軸方向における前記円筒コイルの長さをBとしたときに、
前記発振周波数調整部材の前端が、前記接触先端から後方にA/2の位置と前記円筒コイルの後端から後方にB/2の位置との間に位置する請求項1又は請求項2に記載の入力タッチペン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力タッチペンに関する。
【背景技術】
【0002】
電磁誘導方式の位置検出装置に対して座標を入力するための入力タッチペンをリフィル化したものが開示されている(特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第WO2016/031329号
【特許文献2】国際公開2021/117250号
【特許文献3】特開2019-139735号公報
【特許文献4】特開2019-207673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、リフィル化された入力タッチペンでは、トリマコンデンサ等の発振周波数調整用部材の搭載がサイズ的に困難となり、入力タッチペンの製造時に発振周波数を固定した後には発振周波数を容易に調整することが難しい。
【0005】
ところで、電磁誘導方式の座標入力装置には、発振周波数を変化させるための物理スイッチが設置されることがある。この物理スイッチを押下すると、座標入力装置にインダクタまたはコンデンサがLC回路に挿入され、発振周波数を変化させる仕組みである。変化後の周波数には、座標入力装置を用いてよく使用する機能(例えば描線消去機能やアンドゥ機能)が割り当てられることが多く、PC用マウスの左右クリックを代替することもある。
【0006】
しかし、リフィル化された入力タッチペンの場合、スイッチ搭載がサイズ的に難しい点、ペン外軸との位置合わせが必要な点、コスト上昇といった要因から、物理スイッチは省かれることが多い。一方、前述の特許文献1~4においては、物理スイッチが担っていた機能を実現するためには生産時に発信周波数を調整しておく必要があるため、リフィルの種類を機能の数だけ製造することとなる。リフィルを機能の数だけ製造すると、それだけ多くの在庫を抱えることとなる。更に、生産管理の観点からもリスクがある。また、生産後に経年劣化等で周波数が変化してしまった場合や、電磁誘導方式の描画対象である位置検出装置(PCやタブレット端末)の設定を変更したいときには商品価値が失われてしまう。
【0007】
本発明は、電磁誘導リフィルの種類を増やすことなく、生産時、経年劣化時、対象機器の変更時において、発振周波数を容易に変更可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係る入力タッチペンは、電磁誘導方式の位置検出装置に接触させるための接触先端を有し、前記位置検出装置により送信された電磁エネルギーを反射する電磁誘導リフィルと、前記電磁誘導リフィルの外面に装着され、前記電磁誘導リフィルが反射する電磁エネルギーの周波数を変化させる発振周波数調整部材と、を有する。
【0009】
この入力タッチペンでは、発振周波数調整部材が電磁誘導リフィルの外面に装着される。したがって、電磁誘導リフィルの種類を増やさなくても、電磁誘導リフィルに対する発振周波数調整部材の装着位置を生産時に調整することにより、電磁誘導リフィルの発振周波数を容易に変更することができる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様に係る入力タッチペンにおいて、前記発振周波数調整部材が、前記電磁誘導リフィルの外面に装着される保持部材に固定される。
【0011】
この入力タッチペンでは、発振周波数調整部材が、電磁誘導リフィルの外面に装着される保持部材に固定されるので、発振周波数調整部材が固定された保持部材の位置を調整することで、電磁誘導リフィルの発振周波数を容易に変更することができる。
【0012】
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様に係る入力タッチペンにおいて、前記電磁誘導リフィルが、前記電磁誘導リフィルの軸方向を長さ方向とする円筒コイルを有し、前記電磁誘導リフィルの軸方向における前記接触先端側を前方、その反対側を後方とし、前記接触先端から前記円筒コイルの前端までの距離をA、前記電磁誘導リフィルの軸方向における前記円筒コイルの長さをBとしたときに、前記発振周波数調整部材の前端が、前記接触先端から後方にA/2の位置と前記円筒コイルの後端から後方にB/2の位置との間に位置する。
【0013】
この入力タッチペンでは、発振周波数調整部材の前端が、電磁誘導リフィルの接触先端から後方にA/2の位置と円筒コイルの後端から後方にB/2の位置との間に位置する。発振周波数調整部材が電磁誘導リフィルの接触先端に近すぎると、電磁誘導方式の描画対象である位置検出装置(PC、タブレット端末、携帯電話等)から得る電磁エネルギーが大きく、または小さくなり、周波数の調整が難しい。また、発振周波数調整部材が電磁誘導リフィルの接触先端から遠すぎると、電磁エネルギーの変化が発生し難くなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、電磁誘導リフィルの種類を増やすことなく、生産時、経年劣化時、対象機器の変更時において、発振周波数を容易に変更可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】(A)は、第1の例に係る電磁誘導リフィルを示す断面図である。(B)は、第2の例に係る電磁誘導リフィルを示す断面図である。(C)は、第3の例に係る電磁誘導リフィルを示す断面図である。
【
図2】(A)は、入力タッチペンを示す正面図である。(B)は、入力タッチペンを示す右側面図である。(C)は、正面図の2C-2C矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一又は同様の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。また、以下の説明において用いられる図面は、いずれも模式的なものであり、図面に示される、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。また、複数の図面の相互間においても、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は必ずしも一致していない。
【0017】
図1(A)において、本実施形態に係る入力タッチペン10は、電磁誘導リフィル12と、発振周波数調整部材14と、を有している。発振周波数調整部材14が装着された電磁誘導リフィル12は、
図2に示されるように、例えば軸筒40に収容されて入力タッチペン10として使用されるが、発振周波数調整部材14が装着された電磁誘導リフィル12そのものを、入力タッチペンとして使用することも可能である。
【0018】
電磁誘導リフィル12は、電磁誘導方式の位置検出装置(図示せず)に接触させるための接触先端22Aを有し、位置検出装置により送信された電磁エネルギーを反射するものである。なお、電磁誘導リフィル12の軸方向における接触先端22A側を前方、その反対側を後方とする。また、前方側を先端側、後方側を後端側と呼ぶことがある。
【0019】
電磁誘導リフィル12は、電磁誘導リフィル12の軸方向を長さ方向とする円筒コイル16を有する。また、電磁誘導リフィル12は、この円筒コイル16とコンデンサ(図示せず)を有するLC共振回路(図示せず)と、その制御素子(図示せず)とを有する。電磁誘導リフィル12の外形は、例えば3.2mmである。そして、電磁誘導リフィル12は収容筒18を備えており、この収容筒18の内部に種々の部材が収容されている。収容筒18には、LC共振回路等も収容されている。
【0020】
収容筒18の先端側には、接触先端22Aが設けられている。接触先端22Aは、例えば樹脂製の芯体22の先端であり、収容筒18の先端から突出している。芯体22における接触先端22Aより後方側の部分は、収容筒18の中心部に収容されている。芯体22の周囲には、例えば円筒形のフェライトコア24が挿通されている。フェライトコア24の周囲には、電磁誘導用の円筒コイル16が配設されている。円筒コイル16は、LC共振回路の一部を構成する。収容筒18の後端には、電磁誘導リフィル12を軸筒40内のリフィル装着部28(
図2)に圧入される差込み部26が設けられている。
【0021】
発振周波数調整部材14は、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着され、電磁誘導リフィル12が反射する電磁エネルギーの周波数を変化させる部材である。
【0022】
発振周波数調整部材14として、電磁波を吸収する軟磁性体や、電磁波シールドとして機能する素材が挙げられる。軟磁性体としては、例えばソフトフェライト、鉄、けい素鉄、パーマロイ、Fe-Si-Al、パーメンジュール、電磁ステンレス、アモルファス、ナノ結晶が挙げられる。軟磁性体は、コイルからの漏れ磁束を減じることでコイルの見かけの透磁率を上昇させて、インダクタンスの値を増加させる。透磁率が上昇すると、共振周波数が増加する。
【0023】
電磁波シールドとして機能する素材としては、吸収損失優位(高周波に効果的)なものと、反射損失優位(低周波に効果的)なものがある。吸収損失優位なものとして、例えば鉄、フェライトが挙げられる。これらは軟磁性体であると共に誘導電流も大きく、シールドとしても有効である。反射損失優位なものとして、例えば銀、銅、金、アルミニウム、ニッケルが挙げられる。電磁波シールドで円筒コイル16の一部または全部を覆うことで、円筒コイル16が受け取る電磁エネルギーが減少する。また、更に、LC共振回路(電磁誘導回路)が反射する電磁エネルギーも電磁シールドで減じられるため、円筒コイル16の見かけの透磁率が減少する。透磁率が減少すると、共振周波数が減少する。
【0024】
本実施形態では、発振周波数調整部材14は、薄膜状に形成されている。
図1(A)に示される第1の例では、発振周波数調整部材14が、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着される保持部材32に固定されている。
図1(B)に示される第2の例では、発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の外面12Aに直接装着されている。
図1(C)に示される第3の例では、発振周波数調整部材14が、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着される保持部材34に固定されている。保持部材32は、例えばゴムや樹脂を環状に構成したものである。また、保持部材34は、例えばゴムや樹脂を円筒状(管状)に構成したものである。保持部材32,34は、電磁誘導リフィル12の外面12Aに、例えば自身の弾性力により保持され、又は接着により固定されている。所望の発振周波数が得られるように、電磁誘導リフィル12の生産時に発振周波数調整部材14の位置を調整することができる。
【0025】
電磁誘導リフィル12の軸方向における発振周波数調整部材14の長さは、任意に変更することができる。保持部材32,34を用いる場合には、電磁誘導リフィル12の長さは、保持部材32,34の長さ以下に設定される。
【0026】
ここで、
図1(C)において、接触先端22Aから円筒コイル16の前端までの距離をA、電磁誘導リフィル12の軸方向における円筒コイル16の長さをB、接触先端22Aから発振周波数調整部材14の前端14Aまでの距離をCとする。距離Cは、例えば12mmである。
【0027】
また、発振周波数調整部材14の前端14Aは、接触先端22Aから後方にA/2の位置と円筒コイル16の後端から後方にB/2の位置との間に位置していてもよい([1]の範囲)。また、発振周波数調整部材14の前端14Aは、円筒コイル16の前端の位置と円筒コイル16の後端から後方にB/2の位置との間に位置していてもよい([2]の範囲)。更に、発振周波数調整部材14の前端14Aは、円筒コイル16の前端から後方にA/2の位置と円筒コイル16の後端から後方にB/2の位置との間に位置していてもよい([3]の範囲)。
【0028】
発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の接触先端22Aに近すぎると、電磁誘導方式の描画対象である位置検出装置(PC、タブレット端末、携帯電話等)から得る電磁エネルギーが大きく、または小さくなり、周波数の調整が難しい。また、発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の接触先端22Aから遠すぎると、電磁エネルギーの変化が発生し難くなる。
【0029】
図2に示される例では、入力タッチペン10は、軸筒40内に、発振周波数調整部材14が装着された電磁誘導リフィル12を収容して構成されている。軸筒40は、先軸42と後軸44とが互いに螺合されて形成される。そして、先軸42の先端には、電磁誘導リフィル12の接触先端22Aが露出する先端開口43が形成されている。
【0030】
後軸44の後端側の表面には、軸方向に沿った長孔である摺動溝44Aが例えば合計2本形成されている。摺動溝44Aからは、ノック機構30の構成部材であって、他のリフィル46を操作するための計2本のノック棒36のノック突起38が露出している。また、後軸44の後端側には、電磁誘導リフィル12の後端に装着される棒部材64と一体に形成されたクリップ66が露出可能な長さに開口された露出孔44Bが形成されている。
【0031】
そして、ノック棒36は、対応する摺動溝44Aに沿って軸方向に移動可能とされている。具体的には、使用者によるノック操作に基づいて、そのノック棒36が対応する摺動溝44Aに沿って軸方向に移動する。これにより、リフィル46の出し入れが可能となっている。つまり、ノック棒36を対応する摺動溝44Aに沿って軸方向に移動させることで、リフィル46が進退する。
【0032】
ノック棒36は、上記のノック突起38に加え、ノック棒36の先端部分である接続突起35と、接続突起35よりも後端側の部分であって、後述するノックスプリング39の後端を支持するスプリング支持端37と、を備えている。
【0033】
電磁誘導リフィル12に装着された棒部材64は、上記のクリップ66に加え、棒部材64の先端部分である接続部65と、接続部65よりも後端側の部分であって、ノックスプリング69の後端を支持するスプリング支持端67と、を備えている。
【0034】
棒部材64の接続部65は、筒体50の後端に圧入されている。筒体50の前端には、電磁誘導リフィル12における差込み部26が圧入されている。
【0035】
ノックスプリング39は、ノック棒36を後端側に付勢している。ノックスプリング69は、棒部材64を後端側に付勢している。
【0036】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。
図1において、本実施形態に係る入力タッチペン10では、発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着される。具体的には、
図1(A)に示される第1の例では、発振周波数調整部材14が、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着される保持部材32に固定される。
図1(B)に示される第2の例では、発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の外面12Aに直接装着される。
図1(C)に示される第3の例では、発振周波数調整部材14が、電磁誘導リフィル12の外面12Aに装着される保持部材34に固定される。
【0037】
したがって、電磁誘導リフィル12の種類を増やさなくても、電磁誘導リフィル12に対する発振周波数調整部材14の装着位置を生産時に調整することにより、電磁誘導リフィル12の発振周波数を容易に変更することができる。第1の例及び第3の例では、発振周波数調整部材14が固定された保持部材32,34の位置を調整することで、電磁誘導リフィル12の発振周波数を容易に変更することができる。発振周波数の設定により、電磁誘導リフィル12を筆記用に設定したり、消去用に設定したりすることも可能である。
【0038】
図1(C)において、発振周波数調整部材14の前端14Aが、電磁誘導リフィル12の接触先端22Aから後方にA/2の位置と円筒コイル16の後端から後方にB/2の位置との間に位置している。
【0039】
発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の接触先端22Aに近すぎると、電磁誘導方式の描画対象(PC、タブレット端末、携帯電話等)から得る電磁エネルギーが大きく、または小さくなり、周波数の調整が難しい。また、発振周波数調整部材14が電磁誘導リフィル12の接触先端22Aから遠すぎると、電磁エネルギーの変化が発生し難くなる。
【0040】
このように、本実施形態によれば、電磁誘導リフィル12の種類を増やすことなく、生産時、経年劣化時、対象機器の変更時において、発振周波数を容易に変更可能にすることができる。
【0041】
なお、
図2において、電磁誘導リフィル12を軸筒40に収容して入力タッチペン10として用いる場合、クリップ66の操作により、電磁誘導リフィル12の接触先端22Aを先端開口43から出し入れすることができる。接触先端22Aを先端開口43から突出させることで、電磁誘導方式の位置検出装置に対する入力装置(入力ペン、タッチペン)として利用可能である。電磁誘導リフィル12は軸筒40に対して着脱可能に固定されているため、接触先端22Aが摩耗したり、内蔵する電子機器類が故障したりした際には、容易に新品と交換することができる。また、電磁誘導リフィル12に対して軸筒40を好みのものに交換することも可能である。
【0042】
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0043】
10 入力タッチペン 12 電磁誘導リフィル
12A 外面 14 発振周波数調整部材
14A 前端 16 円筒コイル
18 収容筒 22 芯体
22A 接触先端 24 フェライトコア
26 差込み部 28 リフィル装着部
30 ノック機構 32 保持部材
34 保持部材 35 接続突起
36 ノック棒 37 スプリング支持端
38 ノック突起 39 ノックスプリング
40 軸筒 42 先軸
43 先端開口 44 後軸
44A 摺動溝 46 リフィル
50 筒体 64 棒部材
65 接続部 66 クリップ
67 スプリング支持端 69 ノックスプリング