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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095398
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】水性化粧料組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/86 20060101AFI20240703BHJP
   C08G 65/22 20060101ALI20240703BHJP
   A61K 8/02 20060101ALI20240703BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240703BHJP
【FI】
A61K8/86
C08G65/22
A61K8/02
A61Q19/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212671
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100141977
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100138210
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 達則
(74)【代理人】
【識別番号】100227592
【弁理士】
【氏名又は名称】孔 詩麒
(72)【発明者】
【氏名】森▲脇▼ ちひろ
【テーマコード(参考)】
4C083
4J005
【Fターム(参考)】
4C083AA032
4C083AA112
4C083AB051
4C083AB352
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC302
4C083AC392
4C083AC532
4C083AC582
4C083AC622
4C083AC712
4C083AD041
4C083AD042
4C083AD112
4C083AD332
4C083AD432
4C083AD532
4C083CC04
4C083DD01
4C083DD23
4C083DD27
4C083DD38
4C083EE06
4C083EE07
4J005AA04
4J005AA09
4J005BA00
4J005BB02
4J005BC00
(57)【要約】
【課題】透明性を維持しつつ、もちもち感を向上させた新規な水性化粧料組成物を提供する。
【解決手段】水性化粧料組成物であって、下記式(1)で表される構造を有するポリマー、重合度20以上のポリエチレングリコール、及び水を含み:
式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基であり、Aは、炭素数2~4のアルキレン基であり、かつm及びnは、それぞれ独立して、1.0~50であり、ポリマーの数平均分子量が、10,000以下であり、かつポリマーのIOB値が、0.4~1.8である、組成物。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水性化粧料組成物であって、
下記式(1)で表される構造を有するポリマー、重合度20以上のポリエチレングリコール、及び水を含み:
【化1】
前記式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基であり、Aは、炭素数2~4のアルキレン基であり、かつm及びnは、それぞれ独立して、1.0~50であり、
前記ポリマーの数平均分子量が、10,000以下であり、かつ
前記ポリマーのIOB値が、0.4~1.8である、
組成物。
【請求項2】
前記式(1)において、Aが、下記式(2)で表され:
【化2】
前記式(2)において、Rは、炭素数1又は2のアルキル基である、
請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ポリマーが、ランダム共重合体である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記式(1)において、mが2以上であり、かつRの少なくとも一部が、メチル基である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記式(1)において、R及びRの少なくとも一方が、メチル基である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
透明である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項7】
増粘剤の含有量が、0.01質量%以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項8】
油分の含有量が、0.5質量%以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項9】
化粧水用である、請求項1又は2に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性化粧料組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧水で代表される水性化粧料組成物は、多数開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、A)0.5~5質量%のトラネキサム酸及びその誘導体から選択される少なくとも1種と、(B)0.005~1.5質量%のカルボキシメチルセルロースとを含有し、30℃における粘度が500mPa・s以下であり、L値が50以上100以下の透明又は半透明であることを特徴とする液状皮膚外用剤組成物が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、(a)セラミド類0.00001-1.0質量%、(b)非イオン性界面活性剤0.1-1.0質量%、(c)ヘキサンジオールまたはペンタンジオール0.1-5.0質量%、および(d)水50.0質量%以上を含有し、(a)セラミド類を安定に可溶化し透明であることを特徴とする化粧水が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013-053130号公報
【特許文献2】特開2014-148473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水性化粧料組成物において、もちもち感を向上させるために、通常、増粘剤や油分等を配合することが考えられる。
【0007】
しかしながら、水性化粧料組成物に対して、増粘剤を多量に配合すると、その透明性が下がってしまったり、又は油分を多量に配合することができなかったりする等の課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情を改善しようとするものであり、その目的は、透明性を維持しつつ、もちもち感を向上させた新規な水性化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成する本発明は、以下のとおりである。
【0010】
〈態様1〉
水性化粧料組成物であって、
下記式(1)で表される構造を有するポリマー、重合度20以上のポリエチレングリコール、及び水を含み:
【化1】
前記式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基であり、Aは、炭素数2~4のアルキレン基であり、かつm及びnは、それぞれ独立して、1.0~50であり、
前記ポリマーの数平均分子量が、10,000以下であり、かつ
前記ポリマーのIOB値が、0.4~1.8である、
組成物。
〈態様2〉
前記式(1)において、Aが、下記式(2)で表され:
【化2】
前記式(2)において、Rは、炭素数1又は2のアルキル基である、
態様1に記載の組成物。
〈態様3〉
前記ポリマーが、ランダム共重合体である、態様1又は2に記載の組成物。
〈態様4〉
前記式(1)において、mが2以上であり、かつRの少なくとも一部が、メチル基である、態様1~3のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様5〉
前記式(1)において、R及びRの少なくとも一方が、メチル基である、態様1~4のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様6〉
透明である、態様1~5のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様7〉
増粘剤の含有量が、0.01質量%以下である、態様1~6のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様8〉
油分の含有量が、0.5質量%以下である、態様1~7のいずれか一項に記載の組成物。
〈態様9〉
化粧水用である、態様1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、透明性を維持しつつ、もちもち感を向上させた新規な水性化粧料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、発明の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
【0013】
《水性化粧料組成物》
本発明の水性化粧料組成物(以下、単に「本発明の組成物」とも称する)は、
下記式(1)で表される構造を有するポリマー、重合度20以上のポリエチレングリコール、及び水を含み:
【化3】
式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基であり、Aは、炭素数2~4のアルキレン基であり、かつm及びnは、それぞれ独立して、1.0~50であり、
ポリマーの数平均分子量が、10,000以下であり、かつ
ポリマーのIOB値が、0.4~1.8である、
組成物
である。
【0014】
本発明では、上記式(1)で示す本発明のポリマーと、重合度20以上のポリエチレングリコールとを併用することによって、透明性を維持しつつ、もちもち感を向上させた本発明の組成物を達成できた。
【0015】
理論に限定されるものではないが、これは、主に、本発明のポリマーの特性、すなわち式(1)で示す特有の構造、特定の範囲の数平均分子量(10,000以下)、及び特定の範囲のIOB(Inorganic Organic Balance)値(0.4~1.8)に由来するものと推測する。
【0016】
また、特定の構造をもつ本発明ポリマーは、両親媒性であり、水相に溶解する傾向があるものの、疎水的な性質も有するため、疎水性寄りの肌及び親水性寄りの重合度20以上のポリエチレングリコールの両方との親和性がよい。このため、本発明の組成物において、本発明のポリマーがポリエチレングリコールによる保湿効果を高めることができて、それによって、増粘剤や油分等の増量はなくても、肌のもちもち感も向上できると考えられる。
【0017】
なお、肌のもちもち感とは、例えば保湿等によって、乾き際に手が肌に吸い付くような感覚である。
【0018】
また、本発明において、「水性化粧料組成物」は、水性成分を連続相として外相に有する化粧料であり、溶解型、分散型、可溶化型等の剤型の化粧料である。
【0019】
〈水〉
本発明の組成物に用いられる水としては、化粧料、医薬部外品等に使用される水を使用することができ、例えば、精製水、イオン交換水、水道水等を使用することができる。
【0020】
本発明の組成物において、水の含有量は、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、50質量%以上、55質量%以上、60質量%以上、65質量%以上、70量%以上、75質量%以上、又は80質量%以上であってよく、また、95質量%以下、90質量%以下、85質量%以下、80質量%以下、75質量%以下、又は70質量%以下であってよい。
【0021】
〈本発明のポリマー〉
本発明の組成物は、以下に説明する本発明のポリマーを含む。本発明のポリマーは、下記式(1)で表される構造を有する:
【化4】
【0022】
式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基である。なお、本発明において、炭素数1~4のアルキル基として、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、及びtert-ブチル基等が挙げられる。また、本発明の効果を損なわない限り、これらのアルキル基は、更に置換基を有していてもよい。置換基としては、特に限定されず、例えばハロゲノ基等が挙げられる。
【0023】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、又はtert-ブチル基であってよい。
【0024】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、Rは、水素原子、メチル基又はエチル基であることが好ましい。また、mが2以上である場合、すなわち、複数のRが存在する場合、各々のRは、それぞれ同じであってもよく、異なっていてもよく、特に、Rの少なくとも一部は、メチル基であることが好ましい。Rの少なくとも一部がメチル基である場合には、例えば、本発明の組成物の使用感を向上させる観点から好ましい。
【0025】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、Rは、水素原子と炭素数1~4のアルキル基とが混在していている状態であってよい。すなわち、Rの一部は水素原子であり、かつ他の一部は炭素数1~4のアルキル基であってよい。好ましくは、Rの一部は水素原子であり、かつ他の一部はメチル基である。
【0026】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、Rは、水素原子、メチル基又はエチル基であることが好ましく、特に、メチル基であることがより好ましい。
【0027】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、Rは、水素原子と炭素数1~4のアルキル基とが混在していている状態であってよい。すなわち、Rの一部は水素原子であり、かつ他の一部は炭素数1~4のアルキル基であってよい。好ましくは、Rの一部は水素原子であり、かつ他の一部はメチル基である。
【0028】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、Rは、水素原子、メチル基又はエチル基であることが好ましく、特に、メチル基であることがより好ましい。
【0029】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、R及びRの少なくとも一方は、メチル基であることが好ましい。
【0030】
式(1)において、Aは、炭素数2~4のアルキレン基である。より具体的には、Aは例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基等であってよいが、これらに限定されない。特に、Aは、下記式(2)で表されることが好ましい:
【化5】
【0031】
式(2)において、Rは、炭素数1又は2のアルキル基である。より具体的には、Rは、メチル基又はエチル基であってよい。
【0032】
式(1)において、m及びnは、それぞれの構成単位の平均付加モル数を表す。m及びnは、それぞれ独立して、1.0~50であり、より具体的には、1.0以上、1.5以上、2.0以上、3.0以上、4.0以上、5.0以上、6.0以上、7.0以上、8.0以上、9.0以上、又は10以上であってよく、また50以下、45以下、40以下、35以下、34以下、32以下、30以下、28以下、26以下、25以下、24以下、22以下、20以下、18以下、16以下、15以下、14以下、12以下、10以下、又は5.0以下であってよい。
【0033】
また、式(1)において、mは、1.0以上14以下であることが好ましく、2.0以上5.0以下であることがより好ましい。また、式(1)において、nは、2.0以上34以下であることが好ましく、6.0以上12以下であることがより好ましい。
【0034】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、m+nは、4.0以上、4.5以上、5.0以上、6.0以上、7.0以上、8.0以上、9.0以上、10以上、11以上、12以上、13以上、14以上、又は15以上であってよく、また50以下、45以下、40以下、35以下、30以下、25以下、20以下、15以下、又は12以下であってよい。
【0035】
本発明の一実施形態によれば、式(1)において、m:nは、1:10~10:1であってよい。
【0036】
本発明のポリマーは、数平均分子量は、10,000以下である。より具体的には、本発明のポリマーの数平均分子量は、例えば、10,000以下、5,000以下、3,500以下、3,000以下、2,500以下、2,000以下、1,500以下、1,400以下、1,300以下、1,200以下、1,100以下、1,000以下、900以下、800以下、700以下、又は600以下であってよく、また130以上、150以上、200以上、250以上、300以上、350以上、400以上、450以上、又は500以上であってよい。また、本発明のポリマーの数平均分子量は、300以上3,500以下であることが好ましく、500以上1,200以下であることがより好ましい。
【0037】
本発明のポリマーのIOB値は、0.4~1.8である。より具体的には、本発明のポリマーのIOB値は、例えば、0.4以上、0.5以上、0.6以上、又は0.7以上であってよく、また1.8以下、1.6以下、1.4以下、又は1.2以下であってよい。また、本発明のポリマーのIOB値は、0.7以上1.2以下であることが好ましい。
【0038】
ここで、IOB値とは、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。IOB値は、具体的には、IOB値=無機性値/有機性値として表される。「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、甲田善生著、「有機概念図-基礎と応用-」、p.11~17、三共出版、1984年発行参照)。なお、IOB値の決定方法については、実施例に記載の方法を参照できる。
【0039】
本発明のポリマーは、ブロック共重合体であってもよく、ランダム共重合体であってもよいが、ランダム共重合体であることが好ましい。
【0040】
本発明のポリマーの製造方法は、特に限定されず、例えば、各構成単位に対応するエポキシドを付加重合することによって行ったよい。また、付加重合は、ブロック重合であってもよく、ランダム重合であってもよいが、ランダム重合であることが好ましい。
【0041】
また、本発明のポリマーの製造方法は、上記の付加重合によって得られたポリマーに対して、更にハロゲン化アルキルと反応させることを更に含んでよい。ハロゲン化アルキルとの反応を介して、得られたポリマーの分子内の水酸基は、アルキル基によって封鎖されて、その結果ポリマー全体の疎水性を所望のとおりに調整することができる。本発明において、ポリマーの分子内において、アルキル基による水酸基の封鎖率は、例えば30%以上、35%以上、40%以上、45%以上、50%以上、又は55%以上であってよく、また60%以下、59%以下、58%以下、57%以下、56%以下、又は55%以下であってよい。なお、アルキル基による水酸基の封鎖率は、実施例に記載の方法によって求めることができる。
【0042】
本発明のポリマーの特徴の一つとして、高い水溶性及び高い脂溶性を兼備することである。
【0043】
本発明のポリマーの水への溶解度は、例えば、10質量%以上、20質量%以上、30質量%以上、40質量%以上、又は50質量%以上であり得る。
【0044】
また、本発明のポリマーの脂溶性の指標として、例えばオリーブ油への溶解度を用いることができる。本発明のポリマーのオリーブ油への溶解度は、例えば、0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.10質量%以上、0.50質量%以上、又は1.00質量%以上であり得る。なお、本発明のポリマーのオリーブ油への溶解度の上限値は特に限定されず、例えば10質量%以下であってよい。
【0045】
本発明の組成物において、本発明のポリマーの含有量は、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、0.01質量%以上、0.02質量%以上、0.03質量%以上、0.04質量%以上、0.05質量%以上、0.06質量%以上、0.07質量%以上、0.08質量%以上、0.09質量%以上、0.1質量%以上、0.2質量%以上、0.3質量%以上、0.4質量%以上、0.5質量%以上、0.6質量%以上、0.7質量%以上、0.8質量%以上、0.9質量%以上、1.0質量%以上、2.0質量%以上、3.0質量%以上、4.0質量%以上、又は5.0質量%以上であってよく、特に、0.5質量%以上であることが好ましい。また、本発明のポリマーの含有量の上限としては、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、10質量%以下、9.0質量%以下、8.0質量%以下、7.0質量%以下、6.0質量%以下、5.0質量%以下、4.0質量%以下、3.0質量%以下、2.0質量%以下、又は1.0質量%以下であってよい。
【0046】
〈重合度20以上のポリエチレングリコール〉
本発明の組成物は、重合度20以上のポリエチレングリコールを含む。
【0047】
ポリエチレングリコールは、式H(OCHCH)xOHで表す酸化エチレンの重合体であって、xは平均重合度を表し、20以上である。
【0048】
本発明の組成物に用いられるポリエチレングリコールは、重合度が20以上であり、より具体的には、例えば、20以上、24以上、30以上、32以上、40以上、80以上、100以上、200以上、300以上、又は400以上であってよく、また100,000以下、90,000以下、50,000以下、20,000以下、10,000以下、6000以下、4000以下、2000以下、又は1000以下であってよい。なお、ポリエチレングリコールの重合度は、平均重合度である。
【0049】
また、本発明において、重合度20以上のポリエチレングリコールは、室温(25℃)で固形状又は半固形状(すなわち、ペースト状)のものが好ましく、特に固形状のものがより好ましい。また、本発明の組成物において、1種類の重合度20以上のポリエチレングリコールを含んでもよいが、2種類以上の重合度20以上のポリエチレングリコールを含んでもよく、後者の場合、固形状のものと半固形状のものとの組み合わせを含んでよい。
【0050】
本発明において、重合度20以上のポリエチレングリコールの数平均分子量は、特に限定されず、例えば、1,000以上、1,500以上、2,000以上、2,500以上、3,000以上、3,500以上、4,000以上、4,500以上、5,000以上、5,500以上、6,000以上、6,500以上、7,000以上、7,500以上、8,000以上、8,500以上、9,000以上、9,500以上、10,000以上、15,000以上、20,000以上、25,000以上、30,000以上、35,000以上、40,000以上、45,000以上、又は50,000以上であってよく、また、400万以下、350万以下、300万以下、250万以下、200万以下、150万以下、100万以下、50万以下、10万以下、50,000以下、40,000以下、30,000以下、20,000以下、又は10,000以下であってよい。
【0051】
本発明の組成物において、重合度20以上のポリエチレングリコールの含有量は、特に限定されず、組成物全体に対して、例えば、0.05質量%以上、0.1質量%以上、0.2質量%以上、0.3質量%以上、0.4質量%以上、0.5質量%以上、0.6質量%以上、0.7質量%以上、0.8質量%以上、0.9質量%以上、又は1.0質量%以上であってよい。なお、本発明の効果をより向上させる観点からは、重合度20以上のポリエチレングリコールの含有量を、使用されるものの分子量に合わせて設定することが好ましく、具体的には、分子量が小さいものの場合に含有量を多めに設定することが好ましい。例えば、重合度20以上のポリエチレングリコールとして、数平均分子量が4、000以下である場合、含有量は、0.5質量%以上であることが好ましい。また、重合度20以上のポリエチレングリコールの含有量の上限としては、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、10質量%以下、9.0質量%以下、8.0質量%以下、7.0質量%以下、6.0質量%以下、5.0質量%以下、4.0質量%以下、3.0質量%以下、2.0質量%以下、又は1.0質量%以下であってよい。
【0052】
〈その他の成分〉
本発明の組成物は、本発明の効果を損なわない限り、その他の成分を更に含んでよい。以下では、その他の成分を例示的に説明するが、本発明はこれらの成分に限定されることはない。
【0053】
(界面活性剤)
本発明の組成物は、界面活性剤を含むことができる。特に、本発明の組成物は、油分を含む際に、可溶化剤として機能できる界面活性剤を含むことが好ましい。
【0054】
界面活性剤として、例えば親水性両親媒性物質が好ましく、これを含有することにより本発明の組成物を適用した際の肌へのなじみを更に向上させることができる。
【0055】
親水性両親媒性物質としては、従来から化粧品等に使用されているものでよく、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸石鹸、N-アシルグルタミン酸塩、アシルタウリン塩、アシルアルキルタウリン塩、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、N-アシルサルコシン酸塩、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンメチルエーテルジメチコン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン等がある。このうち、特に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサンから選択される少なくとも1種を用いることが特に好ましい。
【0056】
本発明の組成物において、界面活性剤が含まれる場合のその含有量は、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、0.01質量%以上、0.02質量%以上、0.03質量%以上、0.04質量%以上、0.05質量%以上、0.06質量%以上、0.07質量%以上、0.08質量%以上、0.09質量%以上、0.1質量%以上、又は0.2質量%以上であってよく、また1.0質量%以下、0.9質量%以下、0.8質量%以下、0.7質量%以下、0.6質量%以下、0.5質量%以下、0.4質量%以下、0.3質量%以下、又は0.2質量%以下であってよい。
【0057】
(保湿剤)
本発明の組成物は、保湿剤を更に含むことができる。
【0058】
保湿剤として、例えば、グリセリン、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、PEG-6(ポリエチレングリコール)、PEG-8(ポリエチレングリコール)、トリメチルグリシン、グルコース、ソルビトール、及びマルチトール等が挙げられる。
【0059】
本発明の組成物は、保湿剤を含む場合のその含有量は、特に限定されず、例えば、組成物全体に対して、0.5質量%以上、1.0質量%以上、2.0質量%以上、3.0質量%以上、4.0質量%以上、5.0質量%以上、6.0質量%以上、7.0質量%以上、8.0質量%以上、9.0質量%以上、又は10質量%以上であってよく、また、30質量%以下、25質量%以下、20質量%以下、又は15質量%以下であってよい。
【0060】
(その他の任意成分)
上述したほか、本発明の組成物は、例えば、化粧水やエッセンス(美容液)等に通常配合される他の任意成分を含有していてもよい。その他の任意成分としては、アルコール、保湿剤、柔軟剤(エモリエント剤)、薬剤、緩衝剤、香料、色剤、防腐剤等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0061】
なお、本発明の組成物は、増粘剤を更に含むことができるが、可溶化の安定性や透明度の向上の観点から、増粘剤を含む場合のその含有量は、0.01質量%以下であることが好ましく、また、0.005質量%以下、若しくは0.001質量%以下であってよく、又は実質的に増粘剤を含まなくてもよい。
【0062】
また、本発明の組成物は、油分を更に含むことができるが、可溶化の安定性の向上の観点から、油分を含む場合のその含有量は、0.5質量%以下であることが好ましく、また、0.4質量%以下、0.3質量%以下、0.2質量%以下、0.1質量%以下、0.05質量%以下、若しくは0.01質量%以下であってよく、又は実質的に油分を含まなくてもよい。
【0063】
(本発明の組成物の用途)
本発明の組成物は、例えば化粧水系が好ましく、整肌化粧水、ふき取り化粧水、又は柔軟化粧水、アクネトリートメントローション用、アフターシェーブローション用、又はクレンジングローション用等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0064】
(本発明の組成物の製造方法)
本発明の組成物の製造方法は特に限定されず、常法により製造することができる。例えば、水に、水溶性成分を順次に混合させ、溶解することによって、本発明の組成物を製造することができる。
【0065】
また、水不溶性成分が含まれる場合には、まず、水に、水溶性成分を順次に混合させ、溶解させて水相を調製する。次に、水不溶性成分を界面活性剤(可溶化剤)等と混合した後に水相に添加することによって、本発明の組成物を製造することもできる。
【実施例0066】
以下に実施例を挙げて、本発明について更に詳しく説明を行うが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0067】
《合成例1及び2》
以下の合成例1及び2は、それぞれ下記式(3)で表される構造を有するポリマーを合成した:
【化6】
なお、式(3)において、[]内は、ランダム共重合体である。
【0068】
〈合成例1〉
合成例1:R=H、R=H、R=CH、R=CH、m=2.0、及びn=6.0のポリマー1
下記方法で合成を行い、ポリマー1を得た。
【0069】
メタノール128g及び触媒として水酸化カリウム6.4gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら80℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりグリシドール592gとプロピレンオキシド1392gの混合物を95℃にて20時間かけて滴下させ、その後5時間攪拌した。オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6~7とし、含有する水分を除去するため減圧-0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、合成例1のポリマー1、2000gを得た。
【0070】
以下では、得られたポリマー1に対して、各種の物性値を求めた。
【0071】
(数平均分子量)
得られたポリマー1の数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定により算出した。システムとしてSHODEX(登録商標) GPC101GPC専用システム、示差屈折率計としてSHODEX RI-71s、ガードカラムとしてSHODEX KF-G、カラムとしてHODEX KF804Lを3本連続装着し、カラム温度40℃、展開溶剤としてテトラヒドロフランを1ml/分の流速で流し、得られた反応物の0.1重量%テトラヒドロフラン溶液0.1mlを注入し、BORWIN GPC計算プログラムを用いて屈折率強度と溶出時間で表されるクロマトグラムを得る。このクロマトグラムからポリエチレングリコールを標準とし、数平均分子量を求めたところ、約530であった。
【0072】
(重量平均分子量)
得られたポリマー1の重量平均分子量は、上記と同様にGPC計算によって求めて、約859であった。
【0073】
(多分散度)
上記で求めた数平均分子量及び重量平均分子量の結果から、ポリマー1の多分散度Mw/Mnは、1.62であった。
【0074】
(IOB値)
得られたポリマー1のIOB値は、以下のように求めたところ、1.1であった。
【0075】
より具体的には、ポリマー1において、有機性値として、炭素を20、iso分岐を-10にて計算した。また、無機性値は、水酸基を100、エーテル結合を20にて計算した。
・メタノール部位:(炭素数1、水酸基1)×1
有機性値:20
無機性値:100
・グリシドール部位:(炭素数3、iso分岐1、水酸基1、エーテル結合1)×2
有機性値:(60-10)×2=100
無機性値:(100+20)×2=240
・プロピレンオキシド部位:(炭素数3、iso分岐1、エーテル結合1)×6
有機性値:(60-10)×6=300
無機性値:20×6=120
以上、合計有機性値が420となる、合計無機性値が460となるため、IOB値が1.09となる。
【0076】
(曇点)
得られたポリマー1に対して、5wt%水溶液を調製し、85℃に加温後、冷却し、透明溶液となる温度は74℃であった。よって、ポリマー1の曇点は、74℃であることが分かった。
【0077】
(水酸基価)
得られたポリマー1の水酸基価は、JIS K-1557-1の測定方法に従い測定したところ、294であった。
【0078】
(水への溶解性)
得られたポリマー1の水への溶解性は、後述する「相溶性評価」の方法と同じように求めたところ、50質量%以上であった。
【0079】
(オリーブ油への溶解性)
得られたポリマー1のオリーブ油への溶解性は、以下のように求めた。すなわち、ポリマー1を、濃度が1.0wt%となるようオリーブ油と混合し、外観を確認した。均一であれば「〇」とした。この場合、ポリマー1のオリーブ油への溶解性は、1.0質量%であった。
【0080】
以上で測定したポリマー1の各種物性値は、下記の表1に示す。
【0081】
〈合成例2〉
合成例2:R=H及びCH、R=H及びCH、R=CH、R=CH、m=2.0、及びn=6.0のポリマー2
下記方法で合成を行い、ポリマー2を得た。
【0082】
メタノール128gと触媒として水酸化カリウム6.4gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら80℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりグリシドール592gとプロピレンオキシド1392gの混合物を95℃にて20時間かけて滴下させ、その後2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム244gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル200gを温度80~130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6~7とし、含有する水分を除去するため減圧-0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ポリマー2、1820gを得た。塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が125であったことから、RとRにおけるメチル基と水素原子の割合(CH/H)は0.57であることが分かった。すなわち、ポリマー2の水酸基封鎖率が57%であった。
【0083】
上述したポリマー1の場合と同様に、得られたポリマー2に対して、各種の物性値を求めて、それぞれの結果は下記の表1に示す。
【0084】
【表1】
【0085】
《実施例1~8及び比較例1~6》
以下の表2に示す処方に基づき、実施例1~8及び比較例1~6の組成物(溶解型の化粧水)を、それぞれ調製した。調製された各組成物に対して、専門官能評価パネルによって、「透明性」及び組成物を皮膚に塗布した後の「もちもち感」を総合的に評価した。評価基準は以下のとおりであり、それぞれの結果は表2に示す。
【0086】
なお、特に断りのない限り、表2及び表3の数値は、配合量を表し、単位は質量%である。
【0087】
〈透明性〉
「A」:透明である;
「B」:濁っている又は相分離している。
【0088】
〈もちもち感〉
「A」:十分なもちもち感がある;
「B」:もちもち感はあるが物足りない;
「C」:明らかにもちもち感はない。
【0089】
【表2】
【0090】
表2から明らかなように、実施例1~8の組成物は、いずれも、透明であって、かつ十分なもちもち感があることが分かった。
【0091】
これに対して、本発明のポリマー及び重合度20以上のポリエチレングリコールの両方を含まない比較例1の組成物は、透明であったが、明らかにもちもち感がないことが分かった。
【0092】
また、比較例2及び3の組成物は、本発明のポリマー及び重合度20以上のポリエチレングリコールの両方を配合せずに、それぞれ油分及び増粘剤を配合して試みたが、もちもち感において、多少改善されたものの、透明性が悪くなってしまうことが分かった。
【0093】
更に、本発明のポリマーを含むが重合度20以上のポリエチレングリコールを含まない比較例4及び5の組成物、並びに重合度20以上のポリエチレングリコールを含むが本発明のポリマーを含まない比較例6の組成物は、透明であったが、もちもち感の評価において劣っていることが分かった。
【0094】
《実施例9~14及び比較例7~9》
以下の表3に示す処方に基づき、実施例9~14及び比較例7~9の組成物(溶解型の化粧水)を、それぞれ調製した。調製された各組成物に対して、上記と同様に、「透明性」及び組成物を皮膚に塗布した後の「もちもち感」を総合的に評価し、それぞれの結果は表3に示す。
【0095】
【表3】
【0096】
表3から明らかなように、実施例9~14の組成物は、配合した重合度20以上のポリエチレングリコールの種類が異なった場合にも、いずれも、透明であって、かつ十分なもちもち感があることが分かった。
【0097】
これに対して、本発明のポリマーを含まない比較例7~9の組成物は、いずれも、透明であったものの、もちもち感はあるが物足りないことが分かった。
【0098】
《処方例》
以下では、本発明の組成物の処方例を例示的に挙げる。なお、本発明は、以下の処方例によって何ら限定されるものではない。また、処方例中の「ポリマー1」及び「ポリマー2」は、それぞれ上述した「合成例1」及び「合成例2」で合成された「ポリマー1」及び「ポリマー2」である。
【0099】
〈処方例1 化粧水(溶解型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリマー1 1.0
ジグリセリン 1.0
ポリマー2 1.0
PEG-6 0.5
PEG-32 0.5
ベタイン 1.0
D-グルタミン酸 0.1
D-アスパラギン酸 0.1
リシン塩酸塩 0.01
D-メチオニン 0.01
アセチル化ヒアルロン酸Na 0.1
ヒアルロン酸Na 0.1
ダイズ種子エキス 0.01
水溶性コラーゲン 0.1
PPG-13デシルテトラデセス-24 0.3
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
EDTA-2Na 0.02
D-アラニン 0.01
ブチレングリコール 1.0
フェノキシエタノール 0.6
合計: 100
【0100】
〈処方例2 化粧水(溶解型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリマー1 1.0
ジグリセリン 1.0
ポリマー2 1.0
PEG-20 1.0
ベタイン 1.0
D-グルタミン酸 0.1
D-アスパラギン酸 0.1
リシンHCl 0.01
D-メチオニン 0.01
アセチル化ヒアルロン酸Na 0.1
ヒアルロン酸Na 0.1
ダイズ種子エキス 0.01
水溶性コラーゲン 0.1
チャ葉エキス 0.01
PPG-13デシルテトラデセス-24 0.3
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
EDTA-2Na 0.02
D-アラニン 0.01
ブチレングリコール 1.0
フェノキシエタノール 0.6
合計: 100
【0101】
〈処方例3 化粧水(溶解型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリマー1 0.5
ジグリセリン 1.0
ポリマー2 2.0
PEG-400 0.01
ベタイン 4.0
L-グルタミン酸 0.1
L-アスパラギン酸 0.1
リシン塩酸塩 0.01
L-メチオニン 0.01
アセチルヒアルロン酸Na 0.1
ヒアルロン酸Na 0.1
ダイズ種子エキス 0.01
水溶性コラーゲン 0.1
サッカロミセス培養溶解質液 0.1
PPG-13デシルテトラデセス-24 1.0
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
EDTA-2Na 0.02
DL-アラニン 0.01
ブチレングリコール 1.0
フェノキシエタノール 0.6
合計: 100
【0102】
〈処方例4 化粧水(溶解型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 10
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 1.0
PEG-8 1.0
PEG-150 0.5
ポリマー1 3.0
PEG/ポリブチレングリコール-44/15メチルエーテル水
添ダイマージリノレイル 1.0
トラネキサム酸 2.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ケイヒエキス 0.01
スターフルーツ葉抽出液 0.1
ジュウヤク抽出液 0.1
ウイキョウエキス 0.01
キイチゴエキス 0.01
メントール 0.01
クエン酸 0.02
クエン酸Na 0.08
ピロ亜硫酸Na 0.01
合計: 100
【0103】
〈処方例5 化粧水(溶解型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 10
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 1.0
PEG-8 1.0
PEG-150 0.5
ポリマー2 3.0
PEG/ポリブチレングリコール-44/15メチルエーテル水添
ダイマージリノレイル 1.0
トラネキサム酸 2.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ケイヒエキス 0.01
スターフルーツ葉抽出液 0.1
ジュウヤク抽出液 0.1
ウイキョウエキス 0.01
メントール 0.01
クエン酸 0.02
クエン酸Na 0.08
ピロ亜硫酸Na 0.01
合計: 100
【0104】
〈処方例6 化粧水(可溶化型)〉
配合成分 含有量(質量%)
水 残余
エタノール 10
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 1.0
PEG-8 1.0
PEG-150 0.5
ポリマー2 3.0
PEG/ポリブチレングリコール-44/15メチルエーテル水添
ダイマージリノレイル 1.0
トラネキサム酸 2.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ケイヒエキス 0.01
スターフルーツ葉抽出液 0.1
ジュウヤク抽出液 0.1
ウイキョウエキス 0.01
メントール 0.01
クエン酸 0.02
クエン酸Na 0.08
ピロ亜硫酸Na 0.01
香料 0.03
合計: 100