(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095460
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】電源切替装置
(51)【国際特許分類】
H01H 9/54 20060101AFI20240703BHJP
H01H 47/00 20060101ALI20240703BHJP
H02H 7/00 20060101ALI20240703BHJP
H02J 3/00 20060101ALI20240703BHJP
【FI】
H01H9/54 B
H01H47/00 A
H02H7/00 L
H02J3/00 160
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212765
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】川口 直樹
(72)【発明者】
【氏名】林田 靖雄
【テーマコード(参考)】
5G034
5G053
5G057
5G066
【Fターム(参考)】
5G034AA20
5G034AB01
5G053EB08
5G053EC01
5G057AA11
5G057BB07
5G057BC05
5G057BD10
5G057XX20
5G066HA11
5G066HB01
(57)【要約】
【課題】複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に、電源の短絡を防止する。
【解決手段】電源切替装置は、主電源回路と、補助電源回路と、負荷回路と、連結回路と、電源切替リレーと、制御回路と、負荷開閉リレーとを備える。電源切替リレーは、主接続状態において、主電源回路と連結回路とを接続し、補助電源回路と連結回路とを遮断する。電源切替リレーは、補助接続状態において、補助電源回路と連結回路とを接続し、主電源回路と連結回路とを遮断する。負荷開閉リレーは、第1電源用接点と、第2電源用接点と、第1制御用接点と、第2制御用接点とを含む。負荷開閉リレーは、電源接続状態において、第1電源用接点と第2電源用接点とを接続して、第1制御用接点と第2制御用接点とを遮断する。負荷開閉リレーは、電源遮断状態において、第1制御用接点と第2制御用接点とを接続して、第1電源用接点と第2電源用接点とを遮断する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
負荷の電源を主電源と補助電源との間で切り替える電源切替装置であって、
前記主電源に接続される主電源回路と、
前記補助電源に接続される補助電源回路と、
前記負荷に接続される負荷回路と、
前記主電源回路と前記負荷回路との間、且つ、前記補助電源回路と前記負荷回路との間に配置される連結回路と、
コイルを含み、前記コイルに駆動電圧が印可されることで、前記主電源回路と前記連結回路とを接続し前記補助電源回路と前記連結回路とを遮断する主接続状態と、前記補助電源回路と前記連結回路とを接続し前記主電源回路と前記連結回路とを遮断する補助接続状態とに切り替わる電源切替リレーと、
前記コイルに前記駆動電圧を印可する制御回路と、
前記連結回路に接続される第1電源用接点と、前記負荷回路に接続される第2電源用接点と、前記コイルに接続される第1制御用接点と、前記制御回路に接続される第2制御用接点とを含み、前記第1電源用接点と前記第2電源用接点とを接続して前記第1制御用接点と前記第2制御用接点とを遮断する電源接続状態と、前記第1制御用接点と前記第2制御用接点とを接続して前記第1電源用接点と前記第2電源用接点とを遮断する電源遮断状態とに切り替え可能な負荷開閉リレーと、
を備える電源切替装置。
【請求項2】
前記電源切替リレーと前記負荷開閉リレーとを制御するコントローラをさらに備える、
請求項1に記載の電源切替装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記負荷開閉リレーを前記電源遮断状態に切り替え、前記電源切替リレーを前記主接続状態に切り替えた後に、前記負荷開閉リレーを前記電源接続状態に切り替えることで、前記主電源から前記負荷に電力を供給させる、
請求項2に記載の電源切替装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記負荷開閉リレーを前記電源遮断状態に切り替え、前記電源切替リレーを前記補助接続状態に切り替えた後に、前記負荷開閉リレーを前記電源接続状態に切り替えることで、前記補助電源から前記負荷に電力を供給させる、
請求項2に記載の電源切替装置。
【請求項5】
前記制御回路に接続され、前記負荷開閉リレーが前記電源接続状態から前記電源遮断状態に切り替えられた時点から、所定時間経過後に、前記制御回路からの前記駆動電圧を前記コイルに印可させる遅延回路をさらに備える、
請求項1に記載の電源切替装置。
【請求項6】
前記遅延回路は、RC積分回路を含む、
請求項5に記載の電源切替装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源切替装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、負荷への電源の切り替えを行う電源切替装置が知られている。例えば、特許文献1は、商用電源の停電時に、負荷への電源を商用電源から他の電源に切り替える電源切替システムを開示している。この電源切替システムは、第1~第4リレーを備えている。第1リレーのa接点は、商用電源に接続されている。第2リレーのa接点は、他の電源に接続されている。他の電源は、蓄電池と分散電源とを含む。第3リレーのa接点は、蓄電池に接続されている。第4リレーのa接点は、分散電源に接続されている。第1~第4リレーのa接点のオン/オフが切り替えられることで、負荷に接続される電源が切り替えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の電源切替システムでは、接点が溶着した場合には、電源が短絡してしまう。例えば、第1リレーのa接点が溶着した状態で、第2リレーと第3リレーとのa接点がオンに切り替えられると、主電源と蓄電池とが短絡してしまう。本発明の目的は、複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に、電源の短絡を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電源切替装置は、負荷の電源を主電源と補助電源との間で切り替える。電源切替装置は、主電源回路と、補助電源回路と、負荷回路と、連結回路と、電源切替リレーと、制御回路と、負荷開閉リレーとを備える。主電源回路は、主電源に接続される。補助電源回路は、補助電源に接続される。負荷回路は、負荷に接続される。連結回路は、主電源回路及び補助電源回路と、負荷回路との間に配置される。電源切替リレーは、コイルを含む。電源切替リレーは、コイルに駆動電圧が印可されることで、主接続状態と補助接続状態とに切り替わる。電源切替リレーは、主接続状態において、主電源回路と連結回路とを接続し、補助電源回路と連結回路とを遮断する。電源切替リレーは、補助接続状態において、補助電源回路と連結回路とを接続し、主電源回路と連結回路とを遮断する。制御回路は、コイルに駆動電圧を印可する。負荷開閉リレーは、第1電源用接点と、第2電源用接点と、第1制御用接点と、第2制御用接点とを含む。第1電源用接点は、連結回路に接続される。第2電源用接点は、負荷回路に接続される。第1制御用接点は、コイルに接続される。第2制御用接点は、制御回路に接続される。負荷開閉リレーは、電源接続状態と電源遮断状態とに切り替え可能である。負荷開閉リレーは、電源接続状態において、第1電源用接点と第2電源用接点とを接続して、第1制御用接点と第2制御用接点とを遮断する。負荷開閉リレーは、電源遮断状態において、第1制御用接点と第2制御用接点とを接続して、第1電源用接点と第2電源用接点とを遮断する。
【0006】
本態様に係る電源切替装置では、電源切替リレーが主接続状態と補助接続状態とに切り替わることで、負荷の電源が、主電源と補助電源との間で切り替えられる。また、負荷開閉リレーが電源遮断状態である場合に、電源切替リレーのコイルが制御回路に接続され、電源切替リレーが主接続状態と補助接続状態とに切り替え可能となる。しかし、負荷開閉リレーが電源接続状態である場合には、電源切替リレーのコイルが制御回路から遮断されるため、電源切替リレーの主接続状態と補助接続状態との切替が禁止される。従って、負荷開閉リレーにおいて接点の溶着が発生することで、負荷開閉リレーが電源接続状態に維持されている場合には、電源切替リレーの主接続状態と補助接続状態との切替が禁止される。それにより、電源の短絡が防止される。
【0007】
電源切替装置は、電源切替リレーと負荷開閉リレーとを制御するコントローラをさらに備えてもよい。コントローラは、負荷開閉リレーを電源遮断状態に切り替え、電源切替リレーを主接続状態に切り替えた後に、負荷開閉リレーを電源接続状態に切り替えることで、主電源から負荷に電力を供給させてもよい。コントローラは、負荷開閉リレーを電源遮断状態に切り替え、電源切替リレーを補助接続状態に切り替えた後に、負荷開閉リレーを電源接続状態に切り替えることで、補助電源から負荷に電力を供給させてもよい。この場合、電源切替リレーでのアークの発生が抑えられる。
【0008】
電源切替装置は、遅延回路をさらに備えてもよい。遅延回路は、制御回路に接続される。遅延回路は、負荷開閉リレーが電源接続状態から電源遮断状態に切り替えられた時点から、所定時間経過後に、制御回路からの駆動電圧をコイルに印可させる。この場合、負荷開閉リレーが電源接続状態から電源遮断状態に切り替えられてから、所定時間経過後に、電源切替リレーが主接続状態と補助接続状態とに切り替えられる。それにより、電源切替リレーでのアークの発生がさらに抑えられる。
【0009】
遅延回路は、RC積分回路を含む。この場合、RC積分回路の抵抗値とコンデンサの容量とを調整することで、所定時間が所望の値に設定される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に、電源の短絡が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】電源切替リレーが主接続状態であるときの電源切替装置の拡大図である。
【
図3】電源切替リレーが補助接続状態であるときの電源切替装置の拡大図である。
【
図4】負荷開閉リレーが電源遮断状態であるときの電源切替リレーと負荷開閉リレーと制御回路との構成を示す模式図である。
【
図5】負荷開閉リレーが電源接続状態であるときの電源切替リレーと負荷開閉リレーと制御回路との構成を示す模式図である。
【
図6】第1負荷開閉リレーと制御回路との構成の一例を示す図である。
【
図7】電源の切替における電源切替リレーと負荷開閉リレーの制御を示すタイミングチャートである。
【
図8】負荷開閉リレーが電源遮断状態であるときの電源切替装置の拡大図である。
【
図9】負荷開閉リレーが電源遮断状態であるときの電源切替装置の拡大図である。
【
図11】負荷開閉リレーの一部において接点の溶着が発生しているときの電源切替装置の拡大図である。
【
図12】第1変形例に係る電源切替装置を示す図である。
【
図13】第2変形例に係る電源切替装置の拡大図である。
【
図14】第3変形例に係る電源切替装置の第1負荷開閉リレーと制御回路との構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して実施形態に係る電源切替装置について説明する。
図1は、実施形態に係る電源切替装置1の構成を示す模式図である。
図1に示すように、電源切替装置1は、負荷L1-L3と、主電源P1と、補助電源P2とに接続される。主電源P1は、例えば、商用電源である。補助電源P2は、主電源P1の停電時に主電源P1に代わって使用される。補助電源P2は、例えばバッテリ、或いは発電機である。負荷L1-L3は、主電源P1或いは補助電源P2から電力を供給される電気機器である。電源切替装置1は、負荷L1-L3の電源を、主電源P1と補助電源P2との間で切り替える。
【0013】
電源切替装置1は、主電源回路2A-2Cと、補助電源回路3A-3Cと、負荷回路4A-4Cと、電源切替リレー5A-5Cと、連結回路6A-6Cと、負荷開閉リレー8A-8Cと、コントローラ9とを備える。主電源回路2A-2Cは、主電源P1に接続される。主電源回路2A-2Cは、第1主電源回路2Aと、第2主電源回路2Bと、第3主電源回路2Cとを含む。補助電源回路3A-3Cは、補助電源P2に接続される。補助電源回路3A-3Cは、第1補助電源回路3Aと、第2補助電源回路3Bと、第3補助電源回路3Cとを含む。負荷回路4A-4Cは、負荷L1-L3に接続される。負荷回路4A-4Cは、第1負荷回路4Aと、第2負荷回路4Bと、第3負荷回路4Cとを含む。
【0014】
電源切替リレー5A-5Cは、主電源回路2A-2Cと補助電源回路3A-3Cとに接続される。電源切替リレー5A-5Cは、第1電源切替リレー5Aと、第2電源切替リレー5Bと、第3電源切替リレー5Cとを含む。第1~第3電源切替リレー5A-5Cは、それぞれ1a1b型の接点構造を有する。第1電源切替リレー5Aは、第1主電源回路2Aと第1補助電源回路3Aとに接続される。第2電源切替リレー5Bは、第2主電源回路2Bと第2補助電源回路3Bとに接続される。第3電源切替リレー5Cは、第3主電源回路2Cと第3補助電源回路3Cとに接続される。
【0015】
図2は、電源切替装置1の拡大図である。
図2に示すように、第1電源切替リレー5Aは、第1主電源接点11Aと、第2主電源接点12Aと、第1補助電源接点13Aと、第2補助電源接点14Aと、第1可動片15Aと、第1コイル16Aとを含む。第1主電源接点11Aは、第1主電源回路2Aに接続される。第2主電源接点12Aは、第1主電源接点11Aに対応して配置される。第1補助電源接点13Aは、第1補助電源回路3Aに接続される。第2補助電源接点14Aは、第1補助電源接点13Aに対応して配置される。
【0016】
第1可動片15Aは、
図2に示す主接続位置と、
図3に示す補助接続位置とに移動可能である。
図2に示すように、第1可動片15Aは、主接続位置において、第1主電源接点11Aと第2主電源接点12Aとを接続し、第1補助電源接点13Aと第2補助電源接点14Aと遮断する。
図3に示すように、第1可動片15Aは、補助接続位置において、第1補助電源接点13Aと第2補助電源接点14Aと接続し、第1主電源接点11Aと第2主電源接点12Aとを遮断する。第1コイル16Aは、磁力により、第1可動片15Aを、主接続位置と補助接続位置とに選択的に移動させる。
【0017】
第1電源切替リレー5Aは、主接続状態と補助接続状態とに切り替え可能である。第1可動片15Aが主接続位置に配置されることで、第1電源切替リレー5Aは、主接続状態となる。第1電源切替リレー5Aは、主接続状態において、第1主電源接点11Aと第2主電源接点12Aとを接続して、第1補助電源接点13Aと第2補助電源接点14Aとを遮断する。第1可動片15Aが補助接続位置に配置されることで、第1電源切替リレー5Aは、補助接続状態となる。第1電源切替リレー5Aは、補助接続状態において、第1補助電源接点13Aと第2補助電源接点14Aとを接続して、第1主電源接点11Aと第2主電源接点12Aとを遮断する。
【0018】
第2電源切替リレー5Bと第3電源切替リレー5C構成とは、第1電源切替リレー5Aと同様の構成を有する。詳細には、第2電源切替リレー5Bは、第1主電源接点11Bと、第2主電源接点12Bと、第1補助電源接点13Bと、第2補助電源接点14Bと、第1可動片15Bと、第1コイル16Bとを含む。第2電源切替リレー5Bの第1主電源接点11Bと、第2主電源接点12Bと、第1補助電源接点13Bと、第2補助電源接点14Bと、第1可動片15Bと、第1コイル16Bとは、第1電源切替リレー5Aの第1主電源接点11Aと、第2主電源接点12Aと、第1補助電源接点13Aと、第2補助電源接点14Aと、第1可動片15Aと、第1コイル16Aと、それぞれ同様である。
【0019】
第3電源切替リレー5Cは、第1主電源接点11Cと、第2主電源接点12Cと、第1補助電源接点13Cと、第2補助電源接点14Cと、第1可動片15Cと、第1コイル16Cとを含む。第3電源切替リレー5Cの第1主電源接点11Cと、第2主電源接点12Cと、第1補助電源接点13Cと、第2補助電源接点14Cと、第1可動片15Cと、第1コイル16Cとは、第1電源切替リレー5Aの第1主電源接点11Aと、第2主電源接点12Aと、第1補助電源接点13Aと、第2補助電源接点14Aと、第1可動片15Aと、第1コイル16Aと、それぞれ同様である。
【0020】
連結回路6A-6Cは、主電源回路2A-2Cと負荷回路4A-4Cとの間に配置される。連結回路6A-6Cは、補助電源回路3A-3Cと負荷回路4A-4Cとの間に配置される。連結回路6A-6Cは、電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cとをそれぞれ接続する。連結回路6A-6Cは、第1連結回路6Aと、第2連結回路6Bと、第3連結回路6Cとを含む。第1連結回路6Aは、第1電源切替リレー5Aに接続されている。第2連結回路6Bは、第2電源切替リレー5Bに接続されている。第3連結回路6Cは、第3電源切替リレー5Cに接続されている。
【0021】
詳細には、第1連結回路6Aは、第1電源切替リレー5Aの第2主電源接点12Aと第2補助電源接点14Aとに接続される。第2連結回路6Bは、第2電源切替リレー5Bの第2主電源接点12Bと第2補助電源接点14Bとに接続される。第3連結回路6Cは、第3電源切替リレー5Cの第2主電源接点12Cと第2補助電源接点14Cとに接続される。
【0022】
負荷開閉リレー8A-8Cは、負荷回路4A-4Cに、それぞれ接続される。負荷開閉リレー8A-8Cは、第1負荷開閉リレー8Aと、第2負荷開閉リレー8Bと、第3負荷開閉リレー8Cとを含む。第1~第3負荷開閉リレー8A-8Cは、それぞれ1a1b型の接点構造を有する。
【0023】
第1連結回路6Aは、第1負荷開閉リレー8Aに接続される。第1負荷開閉リレー8Aは、第1負荷回路4Aに接続される。第2連結回路6Bは、第2負荷開閉リレー8Bに接続される。第2負荷開閉リレー8Bは、第2負荷回路4Bに接続される。第3連結回路6Cは、第3負荷開閉リレー8Cに接続される。第3負荷開閉リレー8Cは、第3負荷回路4Cに接続される。
【0024】
第1負荷開閉リレー8Aは、第1電源用接点21Aと、第2電源用接点22Aと、第1制御用接点23Aと、第2制御用接点24Aと、第2可動片25Aと、第2コイル26Aとを含む。第1電源用接点21Aは、第1連結回路6Aに接続される。第2電源用接点22Aは、第1電源用接点21Aに対応して配置される。第2電源用接点22Aは、第1負荷回路4Aに接続される。第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aとは、後述する制御回路31に接続される。
【0025】
第2可動片25Aは、
図2及び
図3に示す電源接続位置と、
図8及び
図9に示す電源遮断位置とに移動可能である。
図2及び
図3に示すように、第2可動片25Aは、電源接続位置において、第1電源用接点21Aと第2電源用接点22Aとを接続し、第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aと遮断する。
図8及び
図9に示すように、第2可動片25Aは、電源遮断位置において、第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aと接続し、第1電源用接点21Aと第2電源用接点22Aとを遮断する。第2コイル26Aは、磁力により、第2可動片25Aを電源接続位置と電源遮断位置とに移動させる。
【0026】
第1負荷開閉リレー8Aは、電源接続状態と電源遮断状態とに切り替え可能である。第2可動片25Aが電源接続位置に配置されることで、第1負荷開閉リレー8Aは、電源接続状態となる。第1負荷開閉リレー8Aは、電源接続状態において、第1電源用接点21Aと第2電源用接点22Aとを接続して、第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aとを遮断する。第2可動片25Aが電源遮断位置に配置されることで、第1負荷開閉リレー8Aは、電源遮断状態となる。第1負荷開閉リレー8Aは、電源遮断状態において、第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aとを接続して、第1電源用接点21Aと第2電源用接点22Aとを遮断する。
【0027】
第2負荷開閉リレー8Bと第3負荷開閉リレー8C構成とは、第1負荷開閉リレー8Aと同様の構成を有する。詳細には、第2負荷開閉リレー8Bは、第1電源用接点21Bと、第2電源用接点22Bと、第1制御用接点23Bと、第2制御用接点24Bと、第2可動片25Bと、第2コイル26Bとを含む。第2負荷開閉リレー8Bの第1電源用接点21Bと、第2電源用接点22Bと、第1制御用接点23Bと、第2制御用接点24Bと、第2可動片25Bと、第2コイル26Bとは、第1負荷開閉リレー8Aの第1電源用接点21Aと、第2電源用接点22Aと、第1制御用接点23Aと、第2制御用接点24Aと、第2可動片25Aと、第2コイル26Aと、それぞれ同様である。
【0028】
第3負荷開閉リレー8Cは、第1電源用接点21Cと、第2電源用接点22Cと、第1制御用接点23Cと、第2制御用接点24Cと、第2可動片25Cと、第2コイル26Cとを含む。第3負荷開閉リレー8Cの第1電源用接点21Cと、第2電源用接点22Cと、第1制御用接点23Cと、第2制御用接点24Cと、第2可動片25Cと、第2コイル26Cとは、第1負荷開閉リレー8Aの第1電源用接点21Aと、第2電源用接点22Aと、第1制御用接点23Aと、第2制御用接点24Aと、第2可動片25Aと、第2コイル26Aと、それぞれ同様である。
【0029】
コントローラ9は、電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cとを制御する。コントローラ9は、例えばプロセッサとメモリとを含む。コントローラ9は、第1~第3電源切替リレー5A-5Cの第1コイル16A-16Cへ駆動電圧を印可する。それにより、コントローラ9は、第1~第3電源切替リレー5A-5Cをそれぞれ制御する。コントローラ9は、第1~第3負荷開閉リレー8A-8Cの第2コイル26A-26Cへ駆動電圧を印可する。それにより、コントローラ9は、第1~第3負荷開閉リレー8A-8Cをそれぞれ制御する。
【0030】
詳細には、
図4に示すように、電源切替装置1は、電源切替リレー5A-5Cの第1コイル16A-16Cに駆動電圧を印可する制御回路31を備えている。制御回路31は、制御用電源32を含む。第1負荷開閉リレー8Aの第1制御用接点23Aは、制御用リレー33Aを介して、第1電源切替リレー5Aの第1コイル16Aに接続されている。第1負荷開閉リレー8Aの第2制御用接点24Aは、制御回路31に接続されている。
【0031】
第1負荷開閉リレー8Aの第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aと、第2負荷開閉リレー8Bの第1制御用接点23Bと第2制御用接点24Bと、第3負荷開閉リレー8Cの第1制御用接点23Cと第2制御用接点24Cとは、互いに直列に接続されている。詳細には、第1負荷開閉リレー8Aの第2制御用接点24Aは、第2負荷開閉リレー8Bの第1制御用接点23Bに接続されている。第2負荷開閉リレー8Bの第2制御用接点24Bは、第3負荷開閉リレー8Cの第1制御用接点23Cに接続されている。第3負荷開閉リレー8Cの第2制御用接点24Cは、制御用電源32に接続されている。電源切替リレー5A-5Cの第1コイル16A-16Cは、それぞれ並列に、第1負荷開閉リレー8Aの第1制御用接点23Aに接続されている。
【0032】
図4に示すように、負荷開閉リレー8A-8Cが電源遮断状態である場合には、第2可動片25A-25Cは、第1電源用接点21A-21Cと第2電源用接点22A-22Cとをそれぞれ遮断し、第1制御用接点23A-23Cと第2制御用接点24A-24Cとをそれぞれ接続する。それにより、制御回路31から第1コイル16A-16Cへの駆動電圧の印可が可能となる。コントローラ9は、制御用リレー33A-33Cを制御することで、第1コイル16A-16Cへの駆動電圧を制御する。それにより、電源切替リレー5A-5Cが、主接続状態と補助接続状態とに切り替えられる。
【0033】
図5に示すように、負荷開閉リレー8A-8Cが電源接続状態である場合には、第2可動片25A-25Cは、第1電源用接点21A-21Cと第2電源用接点22A-22Cとをそれぞれ接続し、第1制御用接点23A-23Cと第2制御用接点24A-24Cとをそれぞれ遮断する。それにより、制御回路31が第1コイル16A-16Cから遮断され、制御回路31から第1コイル16A-16Cへの駆動電圧の印可が不可能となる。そのため、コントローラ9が、制御用リレー33A-33Cを制御しても、電源切替リレー5A-5Cは、主接続状態と補助接続状態とに切り替えられない。
【0034】
なお、
図5では、負荷開閉リレー8A-8Cの全てが電源接続状態となっているが、接点の溶着により、負荷開閉リレー8A-8Cの一部のみが電源接続状態である場合にも、制御回路31が第1コイル16A-16Cから遮断される。そのため、負荷開閉リレー8A-8Cの少なくとも1つが電源接続状態である場合には、制御回路31から第1コイル16A-16Cへの駆動電圧の印可が不可能となる。
【0035】
例えば、負荷開閉リレー8A-8Cは、2巻線型のラッチングリレーである。
図6は、第1負荷開閉リレー8Aと制御回路31との構成の一例を示す図である。
図6に示すように、第1負荷開閉リレー8Aは、セット端子41と、リセット端子42と、コモン端子43とを含む。制御用リレー33Aは、第1制御用リレー34Aと第2制御用リレー35Aとを含む。第1制御用接点23Aは、第1制御用リレー34Aを介して、セット端子41に接続されている。第1制御用接点23Aは、第2制御用リレー35Aを介して、リセット端子42に接続されている。コモン端子43は、制御回路31に接続されている。
【0036】
図6に示すように、第1負荷開閉リレー8Aが電源遮断状態である場合に、コントローラ9は、第2制御用リレー35Aをオンに設定することで、制御回路31からリセット端子42に駆動電圧を印可する。それにより、第1電源切替リレー5Aは、補助接続状態に切り替えられる。第1負荷開閉リレー8Aが電源遮断状態である場合に、コントローラ9は、第1制御用リレー34Aをオンに設定することで、制御回路31からセット端子41に駆動電圧を印可する。それにより、第1電源切替リレー5Aは、主接続状態に切り替えられる。
【0037】
図5に示すように、第1負荷開閉リレー8Aが電源接続状態である場合には、第1制御用接点23Aと第2制御用接点24Aとは互いに遮断されている。そのため、コントローラ9が第1制御用リレー34Aと第2制御用リレー35Aとを制御しても、第1電源切替リレー5Aの主接続状態と補助接続状態とは切り替えられない。
【0038】
第2負荷開閉リレー8Bと第3負荷開閉リレー8Cと制御回路31との構成についても、第1負荷開閉リレー8Aと制御回路31との構成と同様である。なお、負荷開閉リレー8A-8Cは、2巻線型に限らず、1巻線型のラッチングリレーであってもよい。
【0039】
主電源が通電状態である場合には、
図1及び
図2に示すように、コントローラ9は、電源切替リレー5A-5Cを主接続状態に設定し、且つ、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に設定することで、主電源P1を負荷L1-L3に接続し、補助電源P2を負荷L1-L3から遮断する。詳細には、第1~第3電源切替リレー5A-5Cは、主接続状態において、第1~第3主電源回路2A-2Cを、それぞれ第1~第3連結回路6A-6Cに接続する。第1~第3負荷開閉リレー8A-8Cは、電源接続状態において、第1~第3連結回路6A-6Cを、それぞれ第1~第3負荷回路4A-4Cに接続する。それにより、第1~第3主電源回路2A-2Cが、それぞれ第1~第3負荷回路4A-4Cに接続され、主電源P1から負荷L1-L3に電力が供給される。
【0040】
コントローラ9は、主電源P1が停電した場合に、負荷L1-L3の電源を、主電源P1から補助電源P2に切り替える。コントローラ9は、主電源P1が復旧した場合に、負荷L1-L3の電源を、補助電源P2から主電源P1に切り替える。
図7は、電源の切替における電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cの制御を示すタイミングチャートである。
【0041】
図7に示すように、時間T0において、主電源P1は、通電状態であり、コントローラ9は、電源切替リレー5A-5Cを主接続状態に設定し、且つ、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に設定する。それにより、電力が、主電源P1から、主電源回路2A-2Cと連結回路6A-6Cと負荷回路4A-4Cとを介して、負荷L1-L3に供給される。
【0042】
時間T1において、主電源P1が停電すると、コントローラ9は、時間T2において、電源切替リレー5A-5Cをそれぞれ主接続状態に維持したまま、負荷開閉リレー8A-8Cをそれぞれ電源遮断状態に切り替える。それにより、
図8に示すように、連結回路6A-6Cが負荷回路4A-4Cから遮断されることで、主電源P1が負荷L1-L3から遮断される。
【0043】
その後、時間T3において、コントローラ9は、負荷開閉リレー8A-8Cを電源遮断状態に維持したまま、電源切替リレー5A-5Cをそれぞれ補助接続状態に切り替える。それにより、
図9に示すように、補助電源回路3A-3Cが連結回路6A-6Cに接続される。
【0044】
その後、時間T4において、コントローラは、電源切替リレー5A-5Cを補助接続状態に維持したまま、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に切り替える。それにより、
図3に示すように、補助電源回路3A-3Cが、連結回路6A-6Cを介して、負荷回路4A-4Cに接続される。それにより、
図10に示すように、電力が、補助電源P2から、補助電源回路3A-3Cと連結回路6A-6Cと負荷回路4A-4Cとを介して、負荷L1-L3に供給される。
【0045】
時間T5において、主電源P1が通電状態に復旧すると、コントローラ9は、時間T6において、電源切替リレー5A-5Cをそれぞれ補助接続状態に維持したまま、負荷開閉リレー8A-8Cをそれぞれ電源遮断状態に切り替える。それにより、
図9に示すように、連結回路6A-6Cが負荷回路4A-4Cから遮断されることで、補助電源P2が負荷L1-L3から遮断される。
【0046】
その後、時間T7において、コントローラ9は、負荷開閉リレー8A-8Cを電源遮断状態に維持したまま、電源切替リレー5A-5Cをそれぞれ主接続状態に切り替える。それにより、
図8に示すように、主電源回路2A-2Cが連結回路6A-6Cに接続される。
【0047】
その後、時間T8において、コントローラは、電源切替リレー5A-5Cを主接続状態に維持したまま、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に切り替える。それにより、
図2に示すように、主電源回路2A-2Cが、連結回路6A-6Cを介して、負荷回路4A-4Cに接続される。それにより、電力が、主電源P1から、主電源回路2A-2Cと連結回路6A-6Cと負荷回路4A-4Cとを介して、負荷L1-L3に供給される。
【0048】
以上説明した本実施形態に係る電源切替装置1では、接点が溶着した場合に、電源の短絡が防止される。例えば、
図11に示すように、主電源P1の復旧時に、コントローラが負荷開閉リレー8A-8Cを電源遮断状態に切り替えるように負荷開閉リレー8A-8Cを制御したが、第3負荷開閉リレー8Cの第1電源用接点21Cが溶着している場合、第3負荷開閉リレー8Cは、電源遮断状態に切り替わらずに、電源接続状態に維持される。
【0049】
本実施形態に係る電源切替装置1では、負荷開閉リレー8A-8Cの少なくとも1つが電源接続状態である場合には、電源切替リレー5A-5Cの主接続状態と補助接続状態との切り替えが禁止される。従って、第3負荷開閉リレー8Cの第1電源用接点21Cが溶着した状態では、電源切替リレー5A-5Cは、主接続状態に切り替えられない。それにより、電源の短絡が防止される。
【0050】
負荷L1-L3の電源を主電源P1から補助電源P2に切り替える場合には、コントローラ9は、負荷開閉リレー8A-8Cを電源遮断状態に切り替えた後に、電源切替リレー5A-5Cを補助接続状態に切り替える。そして、コントローラ9は、電源切替リレー5A-5Cを補助接続状態に切り替えた後に、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に切り替える。
【0051】
また、負荷L1-L3の電源を補助電源P2から主電源P1に切り替える場合には、コントローラ9は、負荷開閉リレー8A-8Cを電源遮断状態に切り替えた後に、電源切替リレー5A-5Cを主接続状態に切り替える。そして、コントローラ9は、電源切替リレー5A-5Cを主接続状態に切り替えた後に、負荷開閉リレー8A-8Cを電源接続状態に切り替える。それにより、電源切替リレー5A-5Cにおけるアークの発生が抑えられる。
【0052】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0053】
上述した主電源P1と補助電源P2とは、単相三線式の交流電源である。ただし、主電源P1と補助電源P2とは、三相三線式であってもよい。或いは、
図12に示すように、主電源P1と補助電源P2とは、単相二線式であってもよい。なお、第2電源切替リレー5Bと第2負荷開閉リレー8Bとは省略されてもよい。主電源P1は、商用電源に限らず、蓄電池、或いは発電機などの他の電源であってもよい。
【0054】
電源切替装置1の構成は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、コントローラ9は、省略されてもよい。例えば、スイッチが手動で押されることで、電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cとに駆動電圧が印可されてもよい。それにより、電源切替リレー5A-5Cの接続状態と、負荷開閉リレー8A-8Cの接続状態とが切り替えられてもよい。
【0055】
電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cとの構成は上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、上記の実施形態において、電源切替リレー5A-5Cと負荷開閉リレー8A-8Cとは、1a1b型の接点構造を有する。しかし、
図13に示すように、電源切替リレー5A-5Cは、1c型の接点構造を有してもよい。上記の実施形態では、リレーは、ダブルブレーク型の接点構造を有している。しかし、リレーは、シングルブレーク型の接点構造を有してもよい。接点は、可動片と別体であってもよく、或いは可動片の一部であってもよい。
【0056】
負荷開閉リレー8A-8Cと制御回路31との構成は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、
図14に示すように、電源切替装置1は、遅延回路50を備えてもよい。遅延回路50は、制御回路31に接続される。遅延回路50は、負荷開閉リレー8A-8Cが電源接続状態から電源遮断状態に切り替えられた時点から、所定時間経過後に、制御用電源32からの駆動電圧を、電源切替リレー5A-5Cの第1コイル16A-16Cに印可させる。すなわち、遅延回路50は、
図7に示すように、負荷開閉リレー8A-8Cが電源接続状態から電源遮断状態に切り替えられた時間T2から、所定時間t1経過後の時間T3に、電源切替リレー5A-5Cが主接続状態、或いは補助接続状態に切り替わるように、第1コイル16A-16Cに印可される駆動電圧を遅延させる。
【0057】
図14に示すように、遅延回路50は、RC積分回路51を含む。RC積分回路51は、抵抗52とコンデンサ53とを含む。RC積分回路51は、制御用リレー33Aを介して、第1電源切替リレーの第1コイル16Aに接続されている。RC積分回路51は、放電抵抗54とトランジスタ55とに接続されている。トランジスタ55は、第1電源切替リレー5Aのコモン端子43に接続されている。図示を省略するが、第2電源切替リレー5B、及び、第3電源切替リレーに印可される駆動電圧についても、第1電源切替リレーと同様に、遅延回路50によって所定時間t1だけ遅延される。
【0058】
この場合、コントローラ9によるタイミングの制御によらないで、負荷開閉リレー8A-8Cが電源接続状態から電源遮断状態に切り替えられた時点から、所定時間t1経過後に、自動的に、電源切替リレー5A-5Cが、主接続状態と補助接続状態とに切り替えられる。また、RC積分回路51の抵抗値とコンデンサ53の容量とを調整することで、所定時間t1を所望の値に容易に設定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明によれば、複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に、電源の短絡が防止される。
【符号の説明】
【0060】
1:電源切替装置 、2A:第1主電源回路 、3A:第1補助電源回路 、4A:第1負荷回路 、5A:第1電源切替リレー 、6A:第1連結回路 、8A:第1負荷開閉リレー 、9:コントローラ 、16A:第1コイル 、21A:第1電源用接点 、22A:第2電源用接点 、23A:第1制御用接点 、24A:第2制御用接点 、31:制御回路 、50:遅延回路 、51:RC積分回路 、L1-L3:負荷 、P1:主電源 、P2:補助電源