IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アイリスオーヤマ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-照明装置 図1
  • 特開-照明装置 図2
  • 特開-照明装置 図3
  • 特開-照明装置 図4
  • 特開-照明装置 図5
  • 特開-照明装置 図6
  • 特開-照明装置 図7
  • 特開-照明装置 図8
  • 特開-照明装置 図9
  • 特開-照明装置 図10
  • 特開-照明装置 図11
  • 特開-照明装置 図12
  • 特開-照明装置 図13
  • 特開-照明装置 図14
  • 特開-照明装置 図15
  • 特開-照明装置 図16
  • 特開-照明装置 図17
  • 特開-照明装置 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095461
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/04 20060101AFI20240703BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20240703BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240703BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21S8/04 130
F21V17/00 200
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212767
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】391001457
【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167438
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100166800
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 裕治
(72)【発明者】
【氏名】早田 伸之
(72)【発明者】
【氏名】笹嶋 潤
【テーマコード(参考)】
3K011
【Fターム(参考)】
3K011BA02
3K011BA06
3K011BA10
3K011HA07
3K011JA01
(57)【要約】
【課題】本発明は、レンズが破損する可能性を低くできる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、光源モジュール30と、光源モジュール30を支持する光源支持体31と、光源モジュール30の光の出射方向側に配置されたレンズ体32と、レンズ体32の少なくとも一部を光の出射方向側で支持するレンズ支持体33とを備え、光源支持体31は、レンズ支持体33側に向けてレンズ体32を付勢する光源側レンズ付勢部31dを有する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源モジュールと、
前記光源モジュールを支持する光源支持体と、
前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、
前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体と
を備え、
前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に向けて前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有する、
照明装置。
【請求項2】
光源モジュールと、
前記光源モジュールを支持する光源支持体と、
前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、
前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体と
を備え、
前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に向けて前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する、
照明装置。
【請求項3】
光源モジュールと、
前記光源モジュールを支持する光源支持体と、
前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、
前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体と
を備え、
前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有し、
前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する、
照明装置。
【請求項4】
前記光源側レンズ付勢部と前記レンズ側レンズ付勢部のそれぞれは、前記レンズ体の中心軸を基準にした周方向に等間隔で少なくとも3個ある、
請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記光源側レンズ付勢部と前記レンズ側レンズ付勢部とは、同じ個数あり、前記中心軸を挟んで対向すると共に前記中心軸を通る直線上に設けられている、
請求項4項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記光源支持体と前記レンズ支持体の少なくとも一方と、前記レンズ体とは、互いに嵌合する嵌合部を有する、
請求項1~5の何れか1項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源とレンズとレンズホルダを備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光源とレンズとを備える照明装置として、例えば、特許文献1のように、「光源ユニットは、ベースと、ベースに取り付けられ、光を出射する発光部と、発光部の光の出射方向側に配置され、縁部が延びてフランジとなっているレンズと、ベースに取り付けられ、フランジが載置されてレンズを保持する保持部と、を備え、保持部は、ベースに取り付けられレンズの発光部側の面に対面する部材と、レンズとの間に、空隙が形成されるように、レンズを保持する装置」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-186051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の照明装置は、レンズとの間に空隙が生じることで、輸送時などにレンズが他の部材とが接触し、レンズが破損する可能性がある。
本発明は、レンズが破損する可能性を低くできる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明1に係る照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に向けて前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有する。
【0006】
発明1に係る照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に向けて前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する。
【0007】
発明1に係る照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有し、前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する。
【発明の効果】
【0008】
上述の構成によれば、レンズ体が他の部材側に押し当てられるため、レンズ体が破損する可能性を低くできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1実施形態の照明装置の斜視図であり、(a)は上方側(裏側)から見た図であり、(b)は化粧枠を外した状態を下方(表側)から見た図である。
図2】装置本体の分解状態を下方から見た図である。
図3】装置本体の分解状態を上方から見た図である。
図4】取付部材の取り付け状態を示す一部断面斜視図であり、(a)は下方から見た図であり、(b)は上方から見た図である。
図5】光源ユニットの分解状態を下方から見た斜視図である。
図6】光源ユニットの分解状態を上方から見た斜視図である。
図7】光源ユニットが設けられている部分の拡大断面図であり、さらに一部を拡大している。
図8】(a)は化粧枠を裏側から見た拡大斜視図であり、(b)は取付部分の拡大図である。
図9】第2実施形態の照明装置の斜視図であり、(a)は下方側(表側)から見た図であり、(b)は化粧枠を外した状態を下方(表側)から見た図である。
図10】装置本体の分解状態を上方から見た図である。
図11】装置本体の分解状態を下方から見た図である。
図12】(a)は照明装置の断面図であり、(b)は板バネの取付部分の断面を外側から見た斜視図であり、(c)は板バネの取付部分の断面を内側から見た斜視図である。
図13】第3実施形態の照明装置の斜視図であり、(a)は下方側(表側)から見た図であり、(b)は化粧枠を外した状態を下方(表側)から見た図である。
図14】装置本体の分解状態を下方から見た図である。
図15】装置本体の分解状態を上方から見た図である。
図16】(a)は第4実施形態の照明装置を上方から見た斜視図であり、(b)はカバー体を裏側から見た斜視図であり、(c)はカバー体を表側から見た斜視図である。
図17】第4実施形態のカバー体の貫通孔部分での断面を裏側から見た斜視図であり、(a)、(b)は取付孔の付近であり、(c)は貫通孔の付近である。
図18】第5実施形態の照明装置を下方から見た斜視図であり、(b)は化粧枠の周縁部の拡大断面図であり、(c)は化粧枠の貫通孔周辺の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
実施形態の一態様に係る第1の照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に向けて前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有する。
【0011】
実施形態の一態様に係る第2の照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に向けて前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する。
【0012】
実施形態の一態様に係る第3の照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記光源支持体は、前記レンズ支持体側に前記レンズ体を付勢する光源側レンズ付勢部を有し、前記レンズ支持体は、前記光源支持体側に前記レンズ体を付勢するレンズ側レンズ付勢部を有する。
【0013】
実施形態の一態様に係る第4の照明装置は、第1~第3の照明装置において、前記光源側レンズ付勢部と前記レンズ側レンズ付勢部のそれぞれは、前記レンズ体の中心軸を基準にした周方向に等間隔で少なくとも3個ある。これにより、レンズ体が周方向において、一方の部材側から他方の部材側に均等に押し付けられるため、安定してレンズ体を保持できる。
【0014】
実施形態の一態様に係る第5の照明装置は、第1~第4の照明装置において、前記光源側レンズ付勢部と前記レンズ側レンズ付勢部とは、同じ個数あり、前記中心軸を挟んで対向すると共に前記中心軸を通る直線上に設けられている。これにより、レンズ体が周方向において安定して保持される。
【0015】
実施形態の一態様に係る第6の照明装置は、第1~第5の聡明装置において、前記光源支持体と前記レンズ支持体の少なくとも一方と、前記レンズ体とは、互いに嵌合する嵌合部を有する。これにより、レンズ体を位置決めできる。また、これにより、レンズ体からの光の照射方向が変わるのを抑制できる。
【0016】
<実施形態>
1.全体構成
照明装置Aは、天井等の設置面に直接設置される、所謂、直付けタイプである。
照明装置Aは、図1に示すように、設置面に直付けされる装置本体1と、装置本体1を光出射方向側から覆う化粧枠7とを備える。
装置本体1は、図2及び図3に示すように、設置面に取り付けられるシャーシ2と、光源ユニット3と、光源ユニット3が取り付けられる取付部材4とを備える。
装置本体1は、ここでは、光源ユニット3に駆動電力を供給する電源ユニット5を備える。電源ユニット5は取付部材4に着脱可能に取り付けられ、電源ユニット5の取付部55がシャーシ2に着脱可能に取り付けられている。
以下、各部について説明する。
なお、光源ユニット3から光が出射される側を表側とし、設置面がある側を裏側とする。
【0017】
2.装置本体
(1)シャーシ
図2及び図3に示すように、シャーシ2は、設置面と対向する対向部20と、対向部20の周縁から設置面と反対側に延伸する筒部21とを有している。
対向部20は、設置面へ取り付けるためのねじ用の取付孔22と、取付部材4を取り付けるための取付部23とを少なくとも有する。なお、正確には、取付部材4は、電源ユニット5を介して取り付けられる。
対向部20は、取付孔22に対して取付部23と反対側に形成された開口部24を有している。開口部24は、表面に端子台59が取り付けられた蓋板29により塞がれる。なお、商用電源からのケーブル(図示省略)は、蓋板29の貫通孔又は欠け部29aから挿通して端子台59と接続する。
筒部21は、化粧枠7を着脱可能に装着するための取付具28を、対向部20の中心を挟んで対向する一対の平坦部21aに有している。なお、取付具28は、リベット、ねじ等の固定具27により固定されている。
【0018】
(2)取付部材
取付部材4は、電源ユニット5を着脱可能に取り付けるための電源取付部41と、光源ユニット3を取り付けるための光源取付部42とを有している。
取付部材4は、シャーシ2の対向部20の取付部23と対向する裏平板部43と、裏平板部43の端部から表側に延伸する中平板部44と、中平板部44における裏平板部43と反対側の端部(表側端部)から裏平板部43と平行に延伸する表平板部45とを少なくとも有している。ここでは、裏平板部43と中平板部44と表平板部45とが「Z」状となるように構成されている。なお、「Z」状とは、表平板部45と裏平板部43とが中平板部44の第1方向(例えば上下方向である)の両端から互いに反対方向に延伸するような形状をいい、裏平板部43と表平板部45との少なくとも一方が、中平板部44に対して直交する形状、中平板部44に対して交差する形状を含み、中平板部44が上下方向に延伸する場合と上下方向に対して傾斜する場合、表平板部45と裏平板部43とが平行な場合と平行でない場合とを含む。
電源取付部41は中平板部44に設けられ、光源取付部42は表平板部45に設けられている。
なお、電源ユニット5及び光源ユニット3の取り付けの説明は、電源ユニット5と光源ユニット3の説明の際に行う。
【0019】
(3)電源ユニット
電源ユニット5は、端子台59を介して受電した電力から光源ユニット3用の駆動電力を生成する電源回路と、電源回路を収容する電源ケース51とを備える。
電源回路は、図4に示すように、複数個の電子部品52と電源基板53とから構成される。
【0020】
電源ケース51は、図2及び図3に示すように、表裏方向から見ると矩形状又はこれに似た形状の箱状をし、矩形状の長辺に相当する側壁部51aに、電源ユニット5を取付部材4の電源取付部41に取り付けられるための取付部54を有する。
電源ケース51の取付部材4への取り付けは、例えば、螺合構造、接着構造、係合構造等を利用でき、ここでは、係合構造を利用している。
係合構造は、電源ユニット5及び取付部材4の一方の係合部が、電源ユニット5及び取付部材4の他方の被係合部に係合する。
ここでは、電源ユニット5の取付部54は、表裏方向に間隔をおいて2個ある。取付部54は、中平板部44と対向する側壁部51aから中平板部44側に延伸し且つ表裏方向に弾性変形可能な弾性片部分54aと、弾性片部分54aの延伸先端部から表裏方向に突出する凸部分(電源ユニット5の係合部である)54bとで構成される。弾性片部分54aは、取付部材4の中平板部44の貫通孔44aを挿通し、凸部分54bが中平板部44(例えば、貫通孔44aの表裏方向の両端)から電源ユニット5と反対側に延伸する延伸板部分44bの貫通孔(取付部材4の被係合部である)44cに係合する。
【0021】
電源ケース51は、裏壁部51bに、電源ユニット5をシャーシ2の取付部23に取り付けるための取付部55を有する。
電源ケース51のシャーシ2への取り付けは、例えば、螺合構造、接着構造、係合構造等を利用でき、ここでは、係合構造を利用している。
係合構造は、電源ユニット5及びシャーシ2の一方の係合部が、電源ユニット5及びシャーシ2の他方の被係合部に係合する。
ここでは、電源ユニット5の取付部55は、電源ケース51を表裏方向から見たときの長手方向に間隔をおいて2個ある。取付部55は、シャーシ2の対向部20に形成された凹入部20aと対向する裏壁部51bから対向部20側に延伸する第1延伸部分55aと、第1延伸部分55aの延伸先端部から表裏方向と直交する方向に延伸する第2延伸部分55bとで構成される。第1延伸部分55aと第2延伸部分55bは、取付部材4の裏平板部43の貫通孔部分又は溝部分43a、シャーシ2の貫通孔20bを挿通し、取付具58の貫通孔58aの周辺部分58bに係合する。
取付具58は、例えば金属板材をプレスして構成され、シャーシ2の凹入部20aに対してスライド可能であり、電源ユニット5の第2延伸部分55bの表裏方向の通過を許容する大孔領域58cと、第2延伸部分55bの通過を許容しない小孔領域58dとをスライド方向に有する貫通孔58aを有している。
取付具58の取り付けは、シャーシ2の貫通孔20bから延出する第2延伸部分55bを大孔領域58cに挿通させた後、小孔領域58dと反対側に取付具58をスライドさせることで、第2延伸部分55b(電源ユニット5の係合部である)が小孔領域58dに位置すると共に周辺部分(シャーシ2側の被係合部である)58ba係合する(図4参照)。なお、周辺部分58bは、小孔領域58dに対して、第2延伸部分55bの延伸方向側にある。
取付具58は、厚み方向に弾性変形可能であって斜め表側に「L」字状に延伸する固定片部58eがシャーシ2の貫通孔20cに嵌合することでスライドが規制され、電源ユニット5の第2延伸部分55bの取付具58への係合状態がロックされる。
なお、電源ケース51の裏壁部51bは、裏側に延伸して、シャーシ2の貫通孔20dに嵌合する凸部56を有し、これにより、電源ケース51がシャーシ2に対して位置決めされる。
【0022】
(4)光源ユニット
光源ユニット3は、少なくとも、図5及び図6に示すように、光源モジュール30、光源支持体31、レンズ体32、レンズ支持体33を備える。
レンズ体32は、光源支持体31とレンズ支持体33との間に配され、光源支持体31とレンズ支持体33の少なくとも1つは、レンズ体32を相手側に付勢する付勢部を有する。ここでは、光源支持体31とレンズ支持体33の両方が付勢部(31d,33d)を有する。
光源ユニット3は、図3に示すように、熱伝導シート35を介して、取付部材4の光源取付部42を利用して表平板部45に取り付けられる。
【0023】
(4-1)光源モジュール
光源モジュール30は、図5及び図6に示すように、発光素子の一例としてのLED素子36を光源基板37に備える。ここでは、LED素子36は、マトリクス状に配されているが、他の態様で配されてもよい。
【0024】
(4-2)光源支持体
光源支持体31は、光源モジュール30のLED素子36に対応する部分に開口部31aを有する板状部31bを有している。ここでの板状部31bは円環状をしている。
光源支持体31は、光源モジュール30を位置決めするための位置決め部31cを板状部31bに有している。位置決め部31cは、裏側に延伸するピン部により構成される。ピン部は、光源基板37の貫通孔37a、熱伝導シート35の貫通孔35aを挿通して、取付部材4の表平板部45の貫通孔45a(図2参照)に嵌合する。なお、位置決め部31cは、光源支持体31の周方向に等間隔を置いて3個以上(ここでは、3個である)設けられている。
光源支持体31は、レンズ支持体33側に向けてレンズ体32を付勢する光源側レンズ付勢部31dを板状部31bに有する。なお、付勢部31dは、レンズ支持体33の付勢部33dと区別するために便宜上、「光源側レンズ付勢部」とする。
光源側レンズ付勢部31dは、周方向に等間隔をおいて3個以上(ここでは3個である)設けられている。光源側レンズ付勢部31dは、周方向に隣接する位置決め部31cの中間に位置する。また、位置決め部31cと光源側レンズ付勢部31dとは同一又は近接する円周上に位置している。これにより、光源支持体31を小型化できる。
光源側レンズ付勢部31dは、レンズ体32側に弾性変形可能な弾性片部分31eと、弾性片部分31eの表面からレンズ体32側に突出する凸部分31fとを有している。弾性片部分31eは径方向に延伸し、凸部分31fは、球冠状、半球状をしている。これによりレンズ体32を傷つけるのを防止できる。
凸部分31fがレンズ体32側から押圧されると弾性片部分31eが裏側へと弾性変形し、レンズ体32に対して付勢力(復元力)が作用する。弾性片部分31eは、例えば、「U」字状の貫通溝部分31gの内側に形成される。
光源支持体31は、板状部31bの外周縁から裏側に延伸する裏鍔部31hを有する。光源支持体31は、方形状の光源基板37の角部分が嵌合する凹入部31jを裏鍔部31hに有している。これにより、光源モジュール30を位置決め状態で支持できる。
【0025】
(4-3)レンズ体
レンズ体32は、表裏方向から見えると円形状をし、その中央部分が表側に膨出する。レンズ体32は、表側に膨出する球冠部32aと、球冠部32aの周縁から径方向の外方へ張り出す鍔部32bとを有している。
なお、レンズ体32は回転体状をし、その中心軸は、光源ユニット3の光軸及び中心軸と一致又は略一致する。
【0026】
(4-4)レンズ支持体
レンズ支持体33は、レンズ体32の球冠部32aに対応する部分に開口部33aを有する板状部33bと、開口部33a(板状部33bの内周縁)から表側に段付き状に突出する段差部33cを有する。
板状部33bは円環状をしている。
段差部33cには、図7に示すように、レンズ体32の鍔部32bが挿入され、さらに、光源支持体31の外周縁の段差部31kが嵌合する。
レンズ支持体33は、光源支持体31側に向けてレンズ体32を付勢するレンズ側レンズ付勢部33dを有する。なお、付勢部33dは、光源支持体31の付勢部31dと区別するために便宜上、「レンズ側レンズ付勢部」とする。
レンズ側レンズ付勢部33dは段差部33c側に設けられている。レンズ側レンズ付勢部33dは、周方向に等間隔をおいて3個以上(ここでは3個である)設けられている。レンズ側レンズ付勢部33dは、光源側レンズ付勢部31dの表側に位置するように設けられている(周方向に同一の位置となる)。
レンズ側レンズ付勢部33dは、レンズ体32側に弾性変形可能な弾性片部分33eと、弾性片部分33eの裏面からレンズ体32側に突出する凸部分33fとを有している。なお、凸部分33fがレンズ体32側から押圧されると弾性片部分33eが表側へと弾性変形し、レンズ体32に対して付勢力(復元力)が作用する。弾性片部分33eは、例えば、一対の貫通溝部分33gの内側に形成される。
【0027】
レンズ支持体33は、図6及び図7に示すように、位置決め部33hと取付部33jと固定部33kとを有している。
位置決め部33hは、裏側に延伸するピン部分33nにより構成される。ピン部分33nは、例えば、板状部33bの外周縁から裏側に延伸する裏延伸部33iから径方向の外方に張り出す張出部分33mの裏面に設けられている。ピン部分33nは取付部材4の表平板部45の貫通孔45b(図2参照)に挿入される。
レンズ支持体33の取付部材4への取り付けは、係合構造を利用している。係合構造は、レンズ支持体33及び取付部材4の一方の係合部が、レンズ支持体33及び取付部材4の他方の被係合部に係合する。取付部33jは、裏延伸部33iの外周面から裏側に延伸し且つレンズ支持体33の径方向に弾性変形可能な延伸部分33pと、延伸部分33pの延伸先端部分から径方向に突出する凸部分33q(レンズ支持体33の係合部である)とを有し、凸部分33qが取付部材4の表平板部45の貫通孔45c(取付部材4の被係合部であり、図2参照)に係合する。
レンズ支持体33の取付部材4への固定は、ねじ(螺合構造)34を利用している。固定部33kは、板状部33bと裏延伸部33iとに形成された凹入部分33rと、凹入部分33rに形成された貫通孔33sとを有し、貫通孔33sをねじ34が表側から挿通して、取付部材4の表平板部45のねじ孔45d(図2参照)に螺合する。
なお、取付部材4の光源取付部42は、少なくとも貫通孔45cとねじ孔45dとを含む。
【0028】
3.化粧枠
化粧枠7は、図1に示すように、表側に開口を有する有底筒状をし、底壁部71に光源ユニット3からの光を出射するための貫通孔71aを有している。
化粧枠7は、図8に示すように、装置本体1のシャーシ2に取り付けるための取付具79を周壁部72に備える。なお、取付具79は、溶接、ねじ、リベット用により周壁部72に設けられている。
取付具79は、化粧枠7の周壁部72の中心軸側に向かって延伸する延伸部79aを有する。
化粧枠7のシャーシ2への取り付けは、ねじ、係合構造等を利用でき、ここでは、係合構造を利用している。つまり、シャーシ2に対して表側から化粧枠7を移動させると、取付具79の延伸部79aが、シャーシ2の取付具28の「V」字状の弾性片部28aの表部分に当接すると共に弾性片部28aが弾性変形し、図8の(b)に示すように、弾性片部28aの裏部分に係合する。
【0029】
<第2実施形態>
1.全体構成
照明装置Bは、天井等の設置面の開口を利用して設置される、所謂、埋込みタイプである。なお、第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を用い、その説明を省略する。また、光源ユニット3から光が出射される側を表側としている。
照明装置Bは、図9に示すように、設置面の開口に埋め込まれる装置本体201と、装置本体201を光出射方向側から覆う化粧枠207とを備える。
装置本体201は、図10及び図11に示すように、表側が開放する有蓋筒状の本体202と、光源ユニット3と、光源ユニット3が取り付けられる取付部材4とを備える。
装置本体201は電源ユニット5を備え、電源ユニット5は取付部材4に着脱可能に取り付けられ、電源ユニット5の取付部55が本体202に着脱可能に取り付けられている。
以下、各部について説明する。
【0030】
2.各部
(1)本体
本体202は、光源ユニット3と電源ユニット5とが取り付けられた取付部材4を内部に収容する。
本体202は、周壁部220と天壁部221とを有している。
天壁部221は、段差状をし、裏側に位置する裏天壁部分221aに電源ユニット5用の取付部223と位置決め部224を、表側に位置する表天壁部分221bに端子台59用の取付部(図示省略)をそれぞれ有する。
取付部223は、電源ユニット5の取付部55用の貫通孔223aを少なくとも有する。位置決め部224は、電源ユニット5の位置決め部(凸部)56用の貫通孔により構成される。取付部材4の取り付けは、第1実施形態と同様に、取付具58を利用している。電源ユニット5の取付部55が、本体202の取付部223の貫通孔223aと取付具58の貫通孔58aを挿通する状態で、取付具58をスライドさせることで行われる。また、この際、取付具58の固定片部58eが取付部223の固定部として機能する貫通孔223bに嵌合する。なお、この状態では、電源ユニット5の凸部56が位置決め部224である貫通孔に嵌合する。
端子台59の取付部は、例えば、貫通孔により構成され、端子台59と螺合するねじ(図示省略)が表天壁部分221bの表側から挿通する。端子台59は、端子台カバー259により覆われる。端子台カバー259は、表側が開放し且つ端子台59を覆うカバー本体部259aと、カバー本体部259aから裏天壁部分221a側に張り出す張出部259bとを有し、カバー本体部259aと張出部259bとの仕切壁部分259cに配線用の欠け部259dを有している。なお、張出部259bは、裏天壁部分221aと表天壁部分221bとの間の貫通孔部221cに嵌合する。
【0031】
本体202は、図10図12に示すように、設置面の開口へ取り付けるための板バネ206用の取付部225を周壁部220の平坦部220aに有している。板バネ206の取り付けは、係合構造を利用している。係合構造は、本体202及び板バネ206の一方の係合部が、本体202及び板バネ206の他方の被係合部に係合する。なお、板バネ206は、ばね部261と板状部262とを有する。
ここでは、板バネ206の板状部262から表裏方向と直交する方向に延伸する一対の延伸部分263aが、本体202の貫通孔225aの大孔領域225bから挿入した状態で、板バネ206を表側にスライドさせる。これにより、延伸部分263a(板バネ206の係合部である)が、貫通孔225aの小孔領域225cに位置し、小孔領域225cの周辺部分(本体202の被係合部である)225dに係合する。つまり、本体202の取付部225は、一対の貫通孔225aとその周辺部分225dにより構成され、板バネ206の取付部263は、板状部262から延伸する一対の延伸部分263aにより構成される。
本体202と板バネ206は、板バネ206の取付状態(係合状態)を固定するロック構造を有している。ロック構造は、本体202及び板バネ206の一方の弾性片部が、本体202及び板バネ206の他方の凹み又は貫通孔に嵌合することで、板バネ206の本体202に対する移動をロックし、係合状態を固定(維持)する。ここでは、弾性片部264は、板バネ206の板状部262に形成され、一対の延伸部分263a間に位置する。貫通孔226は本体202の周壁部220に形成され、一対の貫通孔225a間に位置する。
【0032】
装置本体201は、板バネ206の取付状態(係合状態)を固定するロック構造を有している。ロック構造は、固定具208を利用して行われる。つまり、固定具208により、板バネ206が本体202に対して外れる方向に移動するのを規制する。具体的には、「U」字状の固定具208の一対の延伸部281に形成された凸部分281aが、本体202の貫通孔225aの大孔領域225bに係合し、連結部283が板バネ206の弾性片部264により支持される。これにより、板バネ206を本体202から取り外す際の板バネ206の移動方向に固定具203が存在することなり、板バネ206の移動を規制できる。
【0033】
(2)化粧枠
化粧枠207は、図9の(b)に示すように、例えば円形の板状をし、光源ユニット3からの光を出射するための貫通孔271を有している。
化粧枠207は、ねじ279により装置本体201に取り付けられている。具体的には、ねじ279は、化粧枠207の貫通孔を挿通し、本体202に取り付けられた固定具209の第1屈曲部291のねじ孔291aに螺合する。この際、化粧枠207の裏面が、固定具209の第2屈曲部292に当接又は近接する。
なお、ねじ279は、シール278により隠される。
【0034】
<第3実施形態>
1.全体構成
照明装置Cは、天井等の設置面の開口を利用して設置される、所謂、埋込みタイプである。なお、第1実施形態又は第2実施形態と同じ構成については、第1実施形態又は第2実施形態と同じ符号を用い、その説明を省略する。また、光源ユニット303から光が出射される側を表側としている。
照明装置Cは、図13に示すように、設置面の開口に埋め込まれる装置本体301と、装置本体301を光出射方向側から覆う化粧枠307とを備える。
装置本体301は、図14及び図15に示すように、表側が開放する有蓋筒状の本体302と、光源ユニット303と、光源ユニット303が取り付けられる取付部材304とを備える。
装置本体301は電源ユニット5を備え、電源ユニット5は取付部材304に着脱可能に取り付けられ、取付部材304が本体302に取り付けられている。
以下、各部について説明する。
【0035】
2.各部
(1)本体
本体302は、表側が開口する有蓋付筒状をしている。本体302は、周壁部320と天壁部321と鍔部322とを有している。
天壁部321の裏面には端子台59が取り付けられている。ここでは、端子台59の位置決め部(凸部)59aが位置決め部(貫通孔)321aに嵌合する状態で、ねじ329が天壁部321の貫通孔を挿通して端子台59のねじ孔59aに螺合する。端子台59は、端子台カバー259により覆われ、端子台59と電源ユニット5とを接続するための配線(図示省略)用の欠け部231bが天壁部321と周壁部320に連続する状態で設けられている。欠け部231bは、カバー体309により塞がれる。
カバー体309は、端子台59側が開放し且つ天壁部321の欠け部231bを覆う箱状部391と、箱状部391における端子台59と反対側の壁部から表側に延伸し且つ周壁部320の欠け部231bを覆う板状部393とを有する。カバー体309は、係合爪部395が天壁部321の貫通孔321c(係合孔)に係合する。なお、カバー体309は、端子台カバー259の張出部259bを覆うため、端子台カバー259を固定する固定機能を有する。
周壁部320は、平坦部320aに板バネ206が取り付けられ、固定具208により取付状態が固定(ロック)されている。なお、周壁部320は、第2実施形態と同様に、取付部225が設けられている。
【0036】
鍔部322は、周壁部320の開口側端から径方向へ延伸する。ここでは、径方向の外方に延伸する。鍔部322は、光源ユニット3の取付部33jが係合するための貫通孔322a、光源ユニット3の位置決め部33hが嵌るための貫通孔322b、光源ユニット3を取り付けるためのねじ379用のねじ孔322cが設けられている。なお、ねじ379は化粧枠307を本体302に取り付ける機能も有する。
【0037】
(2)光源ユニット
光源ユニット3は、取付部材304を介して本体302に取り付けられる。光源ユニット3は、第1実施形態と同様に、光源モジュール30、光源支持体31、レンズ体32及びレンズ支持体33とを備える。
光源ユニット3は、光源支持体31の位置決め部31cが取付部材304の貫通孔304aに挿入(又は嵌合)し、レンズ支持体33の位置決め部33h及び取付部33jが取付部材304の貫通孔304b及び貫通孔304cに挿入(又は嵌合)し、ねじ34がレンズ支持体33の固定部33kの貫通孔を挿通して取付部材304のねじ孔304dに螺合することで、取付部材304に取り付けられる。
取付部材304に取り付けられた光源ユニット3は、レンズ支持体33の第2固定部33tの貫通孔33uを挿通するねじ379が、取付部材304の貫通孔304eを通過して、本体302の鍔部332のねじ孔322cに螺合することで、本体302に取り付けられる。
【0038】
(3)電源ユニット
電源ユニット5は、取付部材304に着脱可能に取り付ける第2取付部57を有している。なお、取付部55と区別するために第2取付部57と便宜上している。電源ケース51の取付部材304への取り付けは、例えば、螺合構造、接着構造、係合構造等を利用でき、ここでは、係合構造を利用している。
係合構造は、電源ユニット5及び取付部材304の一方の係合部が、電源ユニット5及び取付部材304の他方の被係合部に係合する。
ここでは、電源ユニット5の第2取付部57は、取付部材304と対向する表壁部51cから取付部材304側に延伸する第1延伸部分57aと、第1延伸部分57aの延伸先端部から表裏方向と直交する方向に延伸する第2延伸部分57bとで構成される。第1延伸部分57aと第2延伸部分57bは、取付部材304の貫通孔304fを挿通し、第2延伸部分57b(電源ユニット5の係合部である)取付部材304の貫通孔304fの周辺部分304j(取付部材304の被係合部である)に係合する。
【0039】
(4)取付部材
取付部材304は、光源ユニット3と電源ユニット5を支持すると共に、本体302に取り付けられる。取付部材304は板状部341を有し、当該板状部341には、貫通孔304a,304b,304c,304e,304fや、ねじ孔304dが設けられている。一対の貫通孔304fは、電源ユニット5の一対の第2取付部57の間隔を直径とする円周上に、大孔領域304gと小孔領域304hとを隣接して有する。
電源ユニット5は、一対の第2取付部57の第2延伸部分57bを大孔領域304gから表側に延出させた状態で、電源ユニット5を小孔領域304h側に回転させることで、第2延伸部分57bが小孔領域304hの周辺部分304jに係合する。これにより、電源ユニット5が取付部材304に取り付けられる。
【0040】
(5)化粧枠
化粧枠307は、図13の(b)に示すように、例えば円形の板状をし、光源ユニット3からの光を出射するための貫通孔371を有する板状部372と、板状部372の外周縁から裏側に延伸する筒状部373と有する。
化粧枠307は、ねじ379により装置本体301に取り付けられている。具体的には、ねじ379は、化粧枠307と光源ユニット3と取付部材304の貫通孔を挿通し、本体302(鍔部322)のねじ孔322cに螺合する。
なお、ねじ379は、シール278により隠される。
【0041】
<第4実施形態>
第1実施形態の照明装置Aは、図16の(a)に示すように、裏側、具体的には、シャーシ2の裏面及び化粧枠7の裏側端を覆うカバー体401を備えてもよい。カバー体401を備える照明装置Dについて説明する。
カバー体401は、例えば、シリコンゴム等により構成され、パッキン機能を有する。カバー体401は、シャーシ2や化粧枠7の裏側端の形状に対応した形状の板状をしている。ここでは、図16の(b)や(c)に示すような円形状をしている。
カバー体401は、板状部411と、板状部411の周縁の全周から表側に延伸する外鍔部412と、板状部411の周縁側であって外鍔部412に対して中心側に間隔を置いた部位から表側に延伸する内鍔部413とを有する。なお、内鍔部413と外鍔部412とで、化粧枠7の周壁部72の裏側端部が嵌る溝部415が形成される。
外鍔部412は、化粧枠7の周壁部72の裏側端の外周面と対向する(覆う)。内鍔部413は、シャーシ2の外周縁と、化粧枠7の周壁部72との間の隙間に裏側から進入する。これにより、シャーシ2と化粧枠7の間から水、埃等が入るのを防止できる。なお、内鍔部413は、化粧枠7をシャーシ2に装着するための取付具28(図1参照)に対応する部位に欠け部分414(内鍔部が形成されていない非形成領域)を有する。
【0042】
カバー体401は、照明装置Dを設置面に直付けするための固定具(例えばねじである)を挿通させるための貫通孔421,422と、商用電源と端子台59とを接続する配線用の貫通孔423とを有する。貫通孔421,422,423の周辺部は、図17に示すように、厚みが大きい厚肉部424,425となっている。厚肉部424,425は、裏側に厚くなっており、貫通孔421,422,423の周辺部分の表面は面一状となっている。これにより、貫通孔421,422,423の周辺部分の形状を長期にわたって維持できる。また、貫通孔421,422,423の周辺部分が高くなり、貫通孔421,422,423に水が入り難くできる。
厚肉部425は、貫通孔422,423が近いため、当該2つの貫通孔422,423を含む1つの領域に設けられている。厚肉部424,425は、裏側から見たときに、矩形環状(外周の形状が矩形状である)をしているが、他の環形状であってもよい。
厚肉部424,425は、外周縁に近い部位に溝部424a,425aを設置面側の面に有している。溝部424a,425aは、厚肉部424,425の外周形状と同じ形状(相似)をしているが、異なる形状であってもよい。これにより、厚肉部424,425の周辺から乗り上げた水が、一旦溝部424a,425aに入るため、貫通孔421,422,423に水が入り難くできる。なお、溝部424a,425aは、貫通孔421,422,423を囲繞する領域の全範囲又は全範囲の80%以上に形成されていることが好ましい。
カバー体401の裏面において、周縁部分(周縁とその内側部分とを含む)が、厚みが大きい厚肉部426となっている。これにより、カバー体401の周縁部分の形状を長期にわたって維持できる。ここでは、厚肉部424,425,426の高さ(厚み)は同じであるが、異なってもよい。また、厚肉部424,425,426は裏側に厚くなっている。
厚肉部426は、径方向の中央部分に溝部426aを有している。これにより、周縁部分が変形しやすくなり、カバー体401の装着を容易としている。また、カバー体401の外側からの水が一旦、溝部426aに入るため、カバー体401の中央側の貫通孔421,422,423に水が入り難くできる。
【0043】
<第5実施形態>
第4実施形態の照明装置Dは、図16の(a)に示すように、裏側をカバー体401で覆っているが、表側を表カバー体591により覆うようにしてもよい。表カバー体591を備える照明装置Eについて、図18を用いて説明する。なお、表カバー体591は、照明装置Dのカバー体401と区別するために、便宜上「表」を付している。
照明装置Eは、装置本体501と化粧枠507を備え、装置本体501と化粧枠507の表側部分が表カバー体591により覆われ、化粧枠509と光源ユニット503との間に中シール体593が配される。これにより、水等の侵入を防止できる。
装置本体501は、本体502、取付部材504、光源ユニット503、回路ユニット、バッテリ、無線ユニットを備える。
本体502は、段付きの天壁部と周壁部521と鍔部522を有している。
光源ユニット503は、光源モジュール530、光源支持体531、レンズ体532、レンズ保持体533を有し、レンズ体532の球冠部が化粧枠507の貫通孔507aから表側に膨出する。
回路ユニットは、商用電源を受電して光源ユニット503を駆動させる駆動電力を生成したり、無線ユニットを介して受信した点灯信号にしたがって光源ユニット3の点灯状態を制御したり、停電の際にバッテリから受電して駆動電力を生成したり、バッテリを充電したりする。
回路ユニットはバッテリと結合して、その表側に取付部材504が設けられ、当該取付部材504に光源ユニット503が取り付けられている。
化粧枠507は、光源ユニット503用の貫通孔507aと無線ユニットの受信部用の貫通孔507bとを有する板状部571を有している。化粧枠507は、鍔部522よりも大きく、外周部572が裏側に傾斜し、その外周側の周縁部573が外周部572よりも更に裏側に屈曲している。
表カバー体591は、円環板状をし、本体502の鍔部522と化粧枠507の周縁部573との隙間を覆うことが可能な環状部591aを有している。
表カバー体591は、環状部591aの周縁部分の全領域から表側に延伸する外延伸部591bと、外延伸部591bの内周側の内延伸部591cとを有し、外延伸部591bと内延伸部591cとの間に溝部591dが形成されている。溝部591dは、環状部591a側に凹入するように形成され、化粧枠507の周縁部573が入り込んでいる。これにより、表カバー体591と化粧枠507の周縁部573との間から水が入るのを防止できる。また、周縁部573が表カバー体591から外れるのを防止できる。
表カバー体591は、環状部591aの裏面に同心円状の溝部591eを1本又は複数本(ここでは2本である)有している。これにより、環状部591aの外周側からの水が、一旦、溝部591eに溜まるため、本体502の鍔部522と表カバー体591との間に水が入るのを防止できる。
中シール体593は、板状をし、光源ユニット503に対応する部分(化粧枠527の貫通孔507aに対応する部分)に貫通孔593aを有し、無線ユニットに対応する部分に凹入部593bを有している。貫通孔593aは、化粧枠507の貫通孔507aよりも大きい。貫通孔593aの周辺部分593cは、光源ユニット503のレンズ保持体533の板状部533cと化粧枠507の板状部571とで挟まれる。凹入部563bは、化粧枠507の貫通孔507bに嵌り、裏面側に無線ユニットの受信部が配されている。
なお、中シール体593は、貫通孔593aと凹入部593bとを有しているが、これらの1つを有するシール体としてもよい。この場合、シール体は2つとなる。
【0044】
以上、第1~第5実施形態を説明したが、これらの実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態同士、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0045】
<変形例>
(1)電源ユニット
光源ユニット3に着目する場合、照明装置A,B,Cは、電源ユニットを備えてもよいし、備えなくてもよい。また、電源ユニットを備える場合は、商用電源から受電して駆動電力を生成する電源回路を備えてもよいし、商業電源から駆動電力を充電するバッテリを備えてもよい。
【0046】
(2)光源モジュール
光源モジュール30は、方形状の光源基板37に4個のLED素子36が実装されていたが、他の態様であってもよい。
例えば、光源基板の形状は、矩形状、円形状、楕円形状、円環形状、多角環形状等であってもよい。
例えば、LED素子の配置は、N行M列のマトリクス状であってN、Mは自然数(NがMと同じ場合と異なる場合を含む)であってもよいし、円環状、多角環状であってもよい。
【0047】
(3)光源支持体
光源支持体31は円環状の板状部31bを有しているが、板状部31bは、内周縁が円形状で外周縁が多角形状であってもよいし、内周縁と外周縁とが多角形状であってもよい。
光源支持体31は、周方向に等間隔をおいて3個の位置決め部31cを有しているが、不等間隔をおいて3個以上有してもよい。なお、位置決め部31cは、2個であってもよい。
光源支持体31は、周方向に等間隔をおいて3個の光源側レンズ付勢部31dを有しているが、不等間隔をおいて3個以上の光源側レンズ付勢部31dを有してもよい。光源側レンズ付勢部31dは、周方向に隣接する位置決め部31cの中間に位置しているが、中間に位置しなくてもよい。位置決め部31cと光源側レンズ付勢部31dは、同一円周上に位置しているが、同一又は近接する円周上に位置しなくてもよい。光源側レンズ付勢部31dは、径方向に延伸する弾性片部分31eと、半球状の凸部分31fとを有しているが、弾性片部分31eは周方向又は周方向に交差する方向に延伸してもよいし、凸部分31fは球冠状、半球状以外の矩形状等の他の形状であってもよい。例えば、凸部分31fは、径方向又は周方向に長い矩形状、楕円状、長円形状であってもよい。
複数個の光源側レンズ付勢部31dは、すべて同じ構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。また、貫通溝部分31gは、弾性片部分31eを構成できれば、他の形状、例えば、「V」字、「コ」字状、「L」字状であってもよいし、場所によっては、一端が開放する一対の溝部分により弾性可能としてもよい。
光源支持体31は、裏鍔部31hの凹入部31jと位置決め部31cとを有しているが、一方だけを有してもよいし、別の位置決め機能を有してもよい。
【0048】
(4)レンズ支持体
レンズ支持体33は、円環状の板状部33bを有しているが、レンズ体32の形状によっては、内周縁が円形状で外周縁が多角形状であってもよいし、内周縁と外周縁とが多角形状であってもよい。
レンズ支持体33は、周方向に等間隔をおいて3個のレンズ側レンズ付勢部33dを有しているが、不等間隔をおいて3個以上のレンズ側レンズ付勢部33dを有してもよい。レンズ側レンズ付勢部33dは、径方向に延伸する弾性片部分33eと、球冠状の凸部分33fとを有しているが、弾性片部分33eは周方向又は周方向に交差する方向に延伸してもよいし、凸部分33fは球冠状以外の矩形状等の他の形状であってもよい。例えば、凸部分33fは、径方向又は周方向に長い矩形状、楕円状、長円形状であってもよい。
複数個のレンズ側レンズ付勢部33dは、すべて同じ構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。また、貫通溝部分33gは、弾性片部分33eを構成できれば、他の形状、例えば、「V」字、「コ」字状、「L」字状であってもよい。
レンズ支持体33は、取付部33jと固定部33kとを少なくとも有しているが、例えば、2個の係合部や2個のねじにより、レンズ支持体33を取付部材4に取り付けるようにしてもよい。
【0049】
(5)レンズ付勢部
光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dとは、周方向に同じ又は近接する位置に設けられていたが、周方向に異なる位置に設けられてもよい。例えば、レンズ側レンズ付勢部33dは、周方向に隣接する光源側レンズ付勢部31dの間(中間又はその近傍)に位置してもよい。
光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dとのそれぞれが、中心軸の延伸する方向(表裏方向)から見たときにレンズ体32の中心軸を通る仮想直線上であって中心軸を挟んで対向する状態で位置しない場合、光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dとが中心軸を挟んで対向すると共に仮想直線上に位置するように設けてもよい。これにより、周方向にバランスよくレンズ体32を支持できる。なお、この場合、光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dとは、それぞれ3個以上であって奇数個あることが好ましい。
光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dとは、周方向に同じ又は近接する位置に設けられる場合、光源側レンズ付勢部31dは、レンズ側レンズ付勢部33dの裏側(真上)に位置してもよいし、裏側(真上)の位置から径方向の内方又は外方にズレてもよい。
レンズ体32は、光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dの凸部分31f,33fに対応する部位に凹部分を設けてもよい。これにより、レンズ体32が付勢されると共に位置決めされる。凸部分と凹部分との形状が対応する場合は、レンズ体32は径方向と周方向に位置決めされる。凹部分が周方向に長い形状の場合は、レンズ体32は径方向に位置決めされる。凹部分が径方向に長い形状の場合は、レンズ体は周方向に位置決めされる。
光源側レンズ付勢部31dとレンズ側レンズ付勢部33dは、レンズ体32側に突出する凸部分31f,33fを有していたが、レンズ体32に凸部分を設けて、弾性片部分31e,33eにより凸部分を付勢するようにしてもよい。この場合、光源支持体31及びレンズ支持体33に凹部分を設けることで、レンズ体32を位置決めできる。
【0050】
<発明1>
1.背景技術
特許文献1(特開2018-186051号公報)には、光源とレンズとを備える照明装置として、「光源ユニットは、ベースと、ベースに取り付けられ、光を出射する発光部と、発光部の光の出射方向側に配置され、縁部が延びてフランジとなっているレンズと、ベースに取り付けられ、フランジが載置されてレンズを保持する保持部と、を備え、保持部は、ベースに取り付けられレンズの発光部側の面に対面する部材と、レンズとの間に、空隙が形成されるように、レンズを保持する装置」が記載されている。
この照明祖位置は、レンズとの間に空隙が生じることで、輸送時などにレンズが他の部材とが接触し、レンズが破損する可能性がある。
発明1は、レンズが破損する可能性を低くできる照明装置を提供することを目的とする。
2.発明1
発明1に係る第1の照明装置は、光源モジュールと、前記光源モジュールを支持する光源支持体と、前記光源モジュールの光の出射方向側に配置されたレンズ体と、前記レンズ体の少なくとも一部を前記光の出射方向側で支持するレンズ支持体とを備え、前記光源支持体と前記レンズ支持体との少なくとも一方は、他方の支持体側に前記レンズ体を付勢するレンズ付勢部を有する。
これにより、レンズ体が他の部材側に押し当てられるため、レンズ体が破損する可能性を低くできる。
【0051】
<発明2、3>
1.背景技術
特許文献2(特開2018-097923号公報)には、「天井その他の被取付部に固定される照明器具100において、出射口14と開口部101を有する光源ユニット110と、前記出射口14から露出した出射部材21と、前記開口部101を覆う蓋ユニット130とを備え、前記光源ユニット110は、前記出射口14と前記出射部材21とに密着した環状パッキン22を有し、前記蓋ユニット130は、前記光源ユニット110と密着し前記被取付部に密着する防水材70を有する」照明装置が記載されている。
この照明装置では、防水材70の部材開口84の周辺部分や周縁部分らが変形しやすい(耐久性に劣る)傾向にあるという課題がある。
発明2は、カバー体の貫通孔の周辺部分の変形を防止できる照明装置を提供する。
発明2は、カバー体の周縁部分の変形を防止できる照明装置を提供する。
なお、防水材70は発明2、3のカバー体に相当する。
【0052】
2.発明2
発明2に係る一例の第1の照明装置は、
光源ユニットを備え且つ設置面に取り付けられる第1部材と、
前記第1部材の周壁部に取り付けられる第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを前記設置面側から覆うカバー体と
備え、
前記第1部材は、設置状態において前記設置面と対向する対向部に第1貫通孔を有し、
前記カバー体は、前記第1貫通孔に対応する第2貫通孔と、当該第2貫通孔の周辺部に形成された厚肉部とを有する。
これにより、カバー体の第2貫通孔の周辺部が厚くなり、変形し難くできる。
なお、第1部材の一例は第1実施形態のシャーシであり、第2部材の一例は第1実施形態の化粧枠であり、第1貫通孔の一例は、設置面への取付用や給電用の孔である。
第2の照明装置は、第1の照明装置において、
前記厚肉部は、前記設置面側又は第1部材側に厚くなっている。
第3の照明装置は、第1又は第2の照明装置において、
前記厚肉部は、前記設置面側の面に、全周の領域又は全周に対して80%以上の領域に形成された溝部を前記設置面側の面に有する。
【0053】
3.発明3
発明3に係る一例の第1の照明装置は、
光源ユニットを備える第1部材と、
前記第1部材に取り付けられる第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを第1の方向から覆うカバー体と
備え、
前記カバー体は、前記第1部材と前記第2部材とを覆う周縁部が厚肉部となっている。
これにより、カバー体の周縁部が厚くなり、変形し難くできる。
発明3の一例は、第1部材は第1実施形態のシャーシであり、第2部材は第1実施形態の化粧枠であり、カバー体は第4実施形態のカバー体であり、第1方向は裏側である。他の例は、第1部材は、第5実施形態の本体であり、第2部材は第5実施形態の化粧枠であり、カバー体は第5実施形態の表カバー体であり、第1方向は表側である。
第2の照明装置は、第1の照明装置において、
前記第1部材は、設置面に取り付けられる対向部と、対向部の周縁から前記設置面と反対側に延伸する第1周壁部とを有し、
前記第2部材は、前記第1周壁部に取り付けられる第2周壁部を有し、
前記厚肉部における前記設置面と反対側の面に、前記第2周壁部が嵌る溝部を有している。なお、第2の照明装置の一例は第4実施形態である。
第3の照明装置は、第1の照明装置において、
前記第1部材は、設置面に取り付けられる対向部と、対向部の周縁から前記設置面と反対側に延伸する周壁部と、前記周壁部の前記対向部と反対側の端縁から周方向に延伸する鍔部とを有し、
前記第2部材は、当該第2部材の周縁が前記鍔部の外側に位置するように、前記第1部材に取り付けられ、
前記カバー体は、前記鍔部と前記第2部材の周縁とを覆い、
前記厚肉部における前記第2部材側の面に、前記第2の部材の周縁部が嵌る溝部を有している。なお、第3の照明装置の一例は第5実施形態である。
第4の照明装置は、第1~第3の照明装置において、
前記厚肉部は、前記第1部材及び第2部材と対向する面と反対側に厚くなっている。
【0054】
4.発明2,3について
発明2,3は、カバー体に関する発明であり、光源ユニット、支持部材、電源ユニット等の構成は、実施形態に限定するものではないし、これらをすべて備える必要もない。
<発明4>
1.背景技術
特許文献2(特開2018-097923号公報)の照明装置では、環状パッキン22が出射部材21の外周部のつば部212に嵌合するため、環状パッキン22の汎用性が低いという課題がある。
発明4は、化粧枠の貫通孔からレンズ体が膨出する照明装置において、化粧枠の貫通孔の密閉性を高めるシール体の汎用性を高めることができる照明装置を提供する。
2.発明4
発明4に係る第1の照明装置は、
光源ユニットと、
前記光源ユニットのレンズ体が表側に膨出するための貫通孔を有する化粧枠と、
前記化粧枠の裏側であって前記貫通孔を囲繞するように配されるシール体と
を備え、
前記シール体は、前記貫通孔よりも大きい貫通孔を有する。
これにより、貫通孔の大きさの異なる化粧枠に対してシール体を適用でき、汎用性を高めることができる。
発明4は、化粧枠と光源ユニットとシール体とに着目する発明であり、光源ユニット、支持部材、電源ユニット等の構成は、実施形態に限定するものではないし、これらをすべて備える必要もない。
【0055】
<発明5>
1.背景技術
特許文献2(特開2018-097923号公報)の照明装置では、光源部20がネジ93によりカバー部10に固定されているため、カバー部10の天板60への固定を強固にする必要があるという課題がある。
発明5は、化粧枠の固定を簡単な構造とできる照明装置を提供する。
2.発明5
光源ユニットと、
光源ユニットを収容する本体と、
本体の開口を塞ぐ化粧枠と
を備え、
前記光源ユニットは本体側に取り付けられている。
これにより、化粧枠の本体への取り付けを簡単な構造とできる。
「本体側に取り付けられている」とは、本体に直接取り付けられる場合、本体に電源ユニットを介して取り付けられる場合、取付部材を介して取り付けられる場合、複数の部材を介して取り付けられる場合等を含む。
【符号の説明】
【0056】
A 照明装置
3 光源ユニット
4 取付部材
5 電源ユニット
30 光源モジュール
31 光源支持体
31d 光源側レンズ付勢部
32 レンズ体
33 レンズ支持体
33d レンズ側レンズ付勢部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18