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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095471
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】情報提供システムおよび情報提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240703BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022212781
(22)【出願日】2022-12-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】523000259
【氏名又は名称】株式会社コロレ
(74)【代理人】
【識別番号】100191189
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100199761
【弁理士】
【氏名又は名称】福屋 好泰
(72)【発明者】
【氏名】林 靖彦
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC17
5L050CC17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】希望者等が容易に施設情報を得ることができる情報提供システムおよび提供方法を提供する。
【解決手段】情報提供システム100は、介護施設に入居を希望する入居希望者に対して当該介護施設を紹介する紹介者のケアマネ端末50と、ケアマネ端末50に対して介護施設の情報を提供するサーバ10と、を備える。サーバ10は、介護施設の動画を記憶する動画記憶部と、介護施設のパンフレットを記憶するパンフレット記憶部と、ケアマネ端末50からの送信リクエストに基づいて動画及び/又はパンフレットを送信するコンテンツ送信部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に入所を希望する希望者に対して当該施設を紹介する紹介者の端末と、
前記紹介者の端末に対して前記施設の情報を提供するサーバと、
を備え、
前記サーバは、
前記施設の動画を記憶する動画記憶部と、
前記施設のパンフレットを記憶するパンフレット記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信する送信部と、
を備える情報提供システム。
【請求項2】
前記希望者が所有する端末と、
を備え、
前記サーバは、前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信するシンボル送信部を備え、
前記希望者の端末は、
前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取る読取部と、
前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信する受信部と、
前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示する表示部と、
を備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記施設に設けられた端末を備え、
前記サーバは、
前記施設の情報を記憶する施設情報記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに応じて前記施設の情報を当該紹介者の端末に対して送信する施設情報送信部と、
前記送信リクエストに基づいて送信された施設の情報の閲覧履歴を記憶する閲覧履歴記憶部と、
前記施設の端末からの履歴リクエストに応じて、前記閲覧履歴を当該施設の端末に送信する閲覧履歴送信部と、
を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記紹介者の端末からの登録リクエストに基づいて、当該紹介者と前記施設を対応付けて記憶するお気に入り施設記憶部と、
前記紹介者の送信リクエストに基づいて、当該紹介者に対応付けられた施設の情報を当該紹介者の端末に送信するお気に入り施設送信部と、
を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項5】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に、新たに施設の情報が登録された場合に、当該施設の情報を前記紹介者の端末に通知する新規登録通知部を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項6】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に記憶された前記施設の情報が変更された場合に、当該施設に対応付けられた前記紹介者の端末に前記変更を通知する変更通知部を備える、請求項4に記載の情報提供システム。
【請求項7】
施設を紹介する紹介者に当該施設の情報を提供する提供方法であって、
前記施設の動画を記憶させる動画記憶ステップと、
前記施設のパンフレット情報を記憶させるパンフレット記憶ステップと、
前記紹介者の端末からリクエストを受信する受信ステップと、
前記リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信する送信ステップと、
を備える、情報提供方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設の情報を提供する情報提供システムおよび情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
介護施設と、当該介護施設への入居希望者とのマッチングを行うシステムとして、例えば特許文献1に記載の介護マッチングシステムが知られている。当該介護マッチングシステムは、介護施設が登録した受入条件を有するサーバと、入居希望者の入居条件を入力する端末と、当該受入条件と入居条件を比較し、その結果を端末の表示装置に提示する制御部(プログラム)と、を備えている。当該特許文献1の介護マッチングシステムによれば、入居希望者に対して、入居条件に合致した介護施設を簡単に提示することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-057126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの普及率が高まっており、入居希望者や、その家族(以下、「入居希望者等」という。)はスマートデバイスを用いて、介護施設が独自に公開しているホームページを閲覧し、介護施設を選定することが可能となった。よって、入居希望者等が上記介護マッチングシステムを利用することができれば、介護施設の選定が更に容易となる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の介護マッチングシステムの利用権限は、入居希望者等に対して介護施設を紹介する紹介事業者に限られているため、入居希望者等は、当該介護マッチングシステムから介護施設の施設情報を直接的に得ることができず、紹介事業者から紹介された介護施設のホームページを改めて検索する必要があった。
【0006】
そこで、本発明は、希望者等が容易に施設情報を得ることができる情報提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の情報提供システムは、施設に入所を希望する希望者に対して当該施設を紹介する紹介者の端末と、前記紹介者の端末に対して前記施設の情報を提供するサーバと、を備え、前記サーバは、前記施設の動画を記憶する動画記憶部と、前記施設のパンフレット情報を記憶するパンフレット記憶部と、前記紹介者の端末からの送信リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信するコンテンツ送信部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の情報提供システムは、前記希望者が所有する端末と、を備え、前記サーバは、前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信するシンボル送信部を備え、前記希望者の端末は、前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取る読取部と、前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信する受信部と、前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示する表示部と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の情報提供システムは、前記施設に設けられた端末を備え、前記サーバは、前記施設の情報を記憶する施設情報記憶部と、前記紹介者の端末からの送信リクエストに応じて前記施設の情報を当該紹介者の端末に対して送信する施設情報送信部と、前記送信リクエストに基づいて送信された施設の閲覧履歴を記憶する閲覧履歴記憶部と、前記施設の端末からの履歴リクエストに応じて、前記閲覧履歴を当該施設の端末に送信する閲覧履歴送信部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の情報提供システムは、前記サーバが、前記紹介者の端末からの登録リクエストに基づいて、当該紹介者と前記施設を対応付けて記憶するお気に入り施設記憶部と、前記紹介者の送信リクエストに基づいて、当該紹介者に対応付けられた施設の情報を当該紹介者の端末に送信するお気に入り施設送信部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の情報提供システムは、前記サーバが、前記施設情報記憶部に、新たに施設の情報が登録された場合に、当該施設の情報を前記紹介者の端末に通知する新規登録通知部を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の情報提供システムは、前記サーバが、前記施設情報記憶部に記憶された前記施設の情報が変更された場合に、当該施設に対応付けられた前記紹介者の端末に前記変更を通知する変更通知部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、入居希望者等が容易に施設情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1実施形態に係るマッチングシステムのシステム構成図。
図2】上記マッチングシステムが有するデータベースに設けられた(a)施設マスタ、(b)居室マスタ、(c)居室動画管理テーブル、(d)病院マスタ、(e)ケアマネマスタ。(f)希望者テーブル、(g)患者担当ケアマネテーブル、(h)マッチング管理テーブル、(i)お気に入り管理テーブル、(j)閲覧履歴テーブルの一例を示す図。
図3】ケアマネ用ページおよび施設用ページの基本構成図。
図4】上記マッチングシステムの情報提供フローを示す図。
図5】検索ページを示す図。
図6】抄録ページを示す図。
図7】詳細ページを示す図。
図8】印刷ページを示す図。
図9】ケアマネ用ページのダッシュボード画面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、介護施設のマッチングシステムを例にして、本発明の実施形態に係る情報提供システムを説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のマッチングシステム100は、サーバ10と、複数の介護施設の各々に設けられている端末(以下、「施設端末30」という。)と、入居希望者等に対して介護施設を紹介する紹介者が使用する端末と、を備えている。当該紹介者とは、代表的には、入居希望者等が通院・入院している病院や診療所に勤務する医療ソーシャルワーカーやスタッフであって、入居希望者等に対して介護施設を紹介する者、又は、入居希望者等に対して介護施設を紹介する事業を行う紹介事業者である。以下では、上記病院に勤務するケアマネージャー(以下、「ケアマネ」という。)を紹介者の例とし、病院内でケアマネが使用する端末(以下、「ケアマネ端末50」という。)を紹介者の端末の例として説明することとする。
【0017】
施設端末30は、代表的には、公知のデスクトップ型またはノート型のパソコンである。当該施設端末30は、インターネット通信回線Nを介してサーバ10と通信する通信部として機能するネットワークモジュールと、ウェブブラウザのプログラムを記憶する記憶部として機能するメモリと、当該メモリに記憶されたプログラムを実行することで、ネットワークモジュールを介してサーバ10に対して情報を送受信する処理部として機能するCPUと、CPUによって出力された情報を表示する表示部として機能するディスプレイと、CPUに対して文字列を入力する文字入力部として機能するキーボードと、CPUに対して位置情報を入力する位置入力部として機能するマウスと、を備えている。なお、施設端末30はパソコンに限定されず、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスであっても構わない。すなわち、施設端末30は、上記通信部、記憶部、処理部、表示部、文字入力部、及び位置入力部を備えるコンピュータであればよい。
【0018】
ケアマネ端末50は、上記施設端末30と同様のハードウェア構成を有するパソコンやスマートデバイスなどのコンピュータである。
【0019】
サーバ10は、施設端末30およびケアマネ端末50に対して種々のサービスを提供するコンピュータであって、インターネット通信回線Nを介して施設端末30およびケアマネ端末50と通信する通信部(送受信部)として機能するネットワークモジュールと、サービスを提供するためのプログラムを記憶すると共に、当該サービスに用いられる情報を記憶する記憶部として機能する記憶手段と、当該記憶手段のプログラムを実行することによりサービスに関する処理を実行する処理部として機能するCPUと、を備えている。なお、当該サーバ10は、単一のコンピュータにより構成されても良いし、webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、及び画像や動画を保存するストレージサーバにより構成されても構わない。
【0020】
上記サーバ10は、サービスに用いられる情報を記憶するデータベース11を備えている。当該データベース11は、図2に示すように、施設マスタ、居室マスタ、病院マスタ、及びケアマネマスタを備えている。
【0021】
施設マスタは、介護施設に関する情報を記憶するテーブルであり、図2(a)に示すように、介護施設の識別情報(以下、「施設ID」という。)、パスワード、介護施設の基本情報(以下、「施設情報」という。)、後述の複数の動画アドレス、及び後述のパンフレットアドレスが互いに対応付けられて、各レコードに登録されている。施設IDは、本システムを利用する介護施設の各々に対して一意となるように付与される文字列やシリアル番号である。パスワードは、介護施設の各々が独自に定めた文字列であり、施設端末30がサーバ10にログインする際の認証用の情報として用いられる。施設情報は、介護施設の名称、所在地、連絡先(メールアドレス)、施設の種別、立地条件、PR、運営会社、施設が提供する各種サービスの有無、各種訪問診療の有無、各種病状・症状に対する受入の可否、各種感染症に対する受入の可否、各種障害に対する受入の可否、施設に勤務する各種専門家およびスタッフの人数などである。上記施設ID、パスワード、及び施設情報は、介護施設が本マッチングシステム100を利用開始する際に、初期設定事項として、施設端末30からサーバ10に送信され、これらの情報を受信したサーバ10のCPUは、受信した情報を施設マスタへと登録する。なお、パスワードや施設情報については、本マッチングシステム100の運用過程において、適宜、修正・変更することができる。
【0022】
居室マスタは、介護施設が有する居室に関する情報を記憶するテーブルであり、居室の識別情報(以下、「居室ID」という。)、当該居室を有する介護施設の施設ID、居室の基本情報(以下、「居室情報」という。)、及び空室の数が互いに対応付けられて、各レコードに登録されている。居室IDは、居室の各々に対して一意となるように付与される文字列やシリアル番号である。居室情報は、居室の名称、居室の広さ、居室の契約種別、居室に対する入居費用、居室の月額利用料、居室に設けられる各種設備の有無などである。これらの情報は、上記施設マスタと同様に、初期設定事項として、施設端末30からサーバ10に送信され、これらの情報を受信したサーバ10のCPUは、受信した情報を居室マスタへと登録する。なお、居室情報や空室数については、本マッチングシステム100の運用過程において、適宜、修正・変更される。上記のように、施設マスタや居室マスタを有するデータベース11は、介護施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部として機能している。
【0023】
病院マスタは、病院に関する情報を記憶するテーブルであり、病院の識別情報(以下、「病院ID」という。)、パスワード、及び病院の基本情報(以下、「病院情報」という。)が互いに対応付けられて、各レコードに登録されている。病院IDは、本システムを利用する病院の各々に対して一意となるように付与される文字列やシリアル番号である。パスワードは、病院の各々が独自に定めた文字列であり、病院における管理権限のあるスタッフ(以下、「病院管理者」という。)が、病院に設置された端末によってサーバ10にログインする際の認証用の情報として用いられる。病院情報は、病院の名称、所在地、電話番号、及び病院管理者のメールアドレスなどである。これらの情報は、病院が本マッチングシステム100を利用開始する際に、初期設定事項として、上記端末からサーバ10に送信され、これらの情報を受信したサーバ10のCPUは、受信した情報を病院マスタへと登録する。このように、病院マスタを有するデータベース11は、病院に関する情報を記憶する病院情報記憶部として機能している。
【0024】
ケアマネマスタは、ケアマネに関する情報を記憶するテーブルであり、ケアマネの識別情報(以下、「ケアマネID」という。)、パスワード、及びケアマネの基本情報(以下、「ケアマネ情報」という。)が互いに対応付けられて、各レコードに記憶されている。ケアマネIDは、本システムを利用するケアマネに対して一意となるように付与される文字列やシリアル番号である。パスワードは、ケアマネの各々が独自に定めた文字列であり、ケアマネが、ケアマネ端末50によってサーバ10にログインする際に認証用の情報として用いられる。ケアマネ情報は、ケアマネの氏名、メールアドレス、電話番号、及びケアマネが勤務する病院の病院ID、及びケアマネ情報を施設端末30に公開することについての可否などである。これらの情報は、ケアマネが本マッチングシステム100を利用開始する際に、初期設定事項として、ケアマネ端末50からサーバ10に送信され、これらの情報を受信したサーバ10のCPUは、受信した情報をケアマネマスタへと登録する。このように、ケアマネマスタを有するデータベース11は、ケアマネに関する情報を記憶するケアマネ情報記憶部として機能している。
【0025】
また、サーバ10のデータベース11には希望者テーブルが設けられている。希望者テーブルは、施設に入居を希望する希望者(以下、ケアマネの病院に入院している患者を例にして説明する)に関する情報を記憶するテーブルであり、患者の識別番号(以下、「患者ID」という。)、当該患者が入院している病院の病院ID、及び患者の情報(以下、「患者情報」という。)が互いに対応付けられて、各レコードに記憶されている。患者IDは、患者の各々に対して一意となるように付与される文字列やシリアル番号である。患者情報は、患者の名前、性別、患者の住所、患者の連絡先、患者の要介護度、入居希望費用、退院予定日、及び入居予定日である。また、患者は一または複数人のケアマネによって担当されており、当該患者と担当ケアマネの関連性が患者担当ケアマネテーブルに定められている。希望者テーブルおよび患者担当ケアマネテーブルの情報は、ケアマネが、新たに入居希望患者を担当する際に、ケアマネ端末50からサーバ10に送信され、これらの情報を受信したサーバ10のCPUは、受信した情報を希望者テーブルへと登録する。
【0026】
また、サーバ10のデータベース11にはマッチング管理テーブルが設けられている。マッチング管理テーブルは、入居希望者と介護施設のマッチングフローの進捗を管理するテーブルであって、マッチングの識別番号(以下、「マッチングID」という。)、施設ID、ケアマネID、患者ID、及びマッチングステータスが、互いに対応付けられて各レコードに記憶されている。
【0027】
上記のように構成されるマッチングシステム100では、ケアマネがケアマネ端末50を操作してサーバ10にアクセスし、ログインを実施する。ログインが完了すると、サーバ10のCPUはケアマネ端末50に対して、図3に示すケアマネ用ページ110のページ情報を送信する。当該ケアマネ用ページ110は、メニューリスト表示部113と、メイン表示部111と、を備えている。メニューリスト表示部113は、ケアマネに対して提供されるメニューの一覧が表示される部分である。なお、メニューリスト表示部113に表示されるメニューは、例えば、ダッシュボード、介護施設検索、及び患者管理等である。メイン表示部111は、選択されているメニューに対応して提供される情報が表示される部分である。
【0028】
ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10から上記ページ情報を受信すると、そのディスプレイにケアマネ用ページ110を表示させる(不図示)。当該ケアマネ用ページ110のメニューリスト表示部113には、介護施設検索メニューが表示されており、ケアマネによって当該介護施設検索メニューが検索されると、ケアマネ端末50のCPUは、検索ページの送信リクエストをサーバ10に対して送信する(不図示)。サーバ10のCPUは、当該送信リクエストを受信すると、検索ページのページ情報をケアマネ端末50に対して送信する。なお、検索ページは、検索条件を入力するためのページである。
【0029】
ケアマネ端末50は、検索ページのページ情報を受信すると、ディスプレイに検索ページを表示させる。ケアマネは、当該検索ページを用いて、後述の施設検索を実施し、検索結果として出力された介護施設から所望の介護施設を選択し、当該介護施設に入居希望の患者の患者IDを入力し、選択した介護施設に対するオファー情報をサーバ10に送信する。当該オファー情報には、患者ID及び施設IDが含まれることとなる。サーバ10のCPUは、当該オファー情報を受信すると、該当する(ケアマネによって選択された)施設端末30の連絡先に対して通知を送信する。当該通知は、メッセージ(電子メール、チャットメッセージ)であり、当該電子メールには、オファーが発生した旨、及びログインURLとオファー確認一覧ページへの案内文が含まれる。この際、サーバ10のCPUは、マッチング管理テーブルに新たにレコードを生成し、オファー元となるケアマネ(ログイン中)のケアマネID、オファー先となる介護施設の施設ID、入居対象である患者の患者IDを所定のフィールドに登録するとともに、ケアマネから介護施設に対するオファーが発生している旨のステータス情報をマッチングステータスのフィールドに登録する。
【0030】
施設端末30のCPUは、サーバ10から通知を受信すると、受信した通知をディスプレイに表示させ、通知に含まれるURLが操作(選択)された場合に、サーバ10に対してアクセスする。サーバ10のCPUは、施設端末30からのアクセスがあると、ログイン処理を実行し、当該施設端末30に対してオファーの確認ページのページ情報を生成し、これを送信する。当該オファーの確認ページを生成する際には、オファー情報に含まれるケアマネの情報(ケアマネの氏名)をケアマネマスタから抽出する。また、サーバ10のCPUは、オファー情報に含まれる患者IDに対応する患者情報を患者テーブルから抽出する。そして、サーバ10のCPUは、抽出したこれらの情報を含む確認ページを生成する。
【0031】
施設端末30のCPUは、サーバ10から確認ページのページ情報を受信すると、ディスプレイに、オファーの確認ページを表示させる。そして、介護施設の担当者によって、オファーに対して応答する旨の応答情報が入力されると、施設端末30のCPUは応答情報をサーバ10に送信する。サーバ10のCPUは、施設端末30から応答情報を受信すると、介護施設からケアマネに対して応答があった旨のステータス情報を、マッチング管理テーブルのマッチングステータスのフィールドに登録するとともに、応答があった旨の通知(電子メール)をケアマネの連絡先や病院の連絡先に送信する。
【0032】
このようにして、入居希望者を担当するケアマネと介護施設との間でマッチング(組み合わせ)が成立すると、入居希望者等による施設見学および面談が実施される。施設の見学が完了した場合には、ケアマネ端末50からサーバ10に対して施設見学が完了した旨の見学完了情報が送信される。また、ケアマネ端末50から介護施設に対して面談依頼の電子メールが送信される。面談が完了した場合には、施設端末30からサーバ10に対して面談が完了した旨の面談完了情報が送信される。サーバ10のCPUは、ケアマネ端末50から見学完了情報を受信すると、見学が完了した旨のステータス情報をマッチングステータスのフィールドに登録する。また、サーバ10のCPUは、ケアマネ端末50から介護施設に対する面談が依頼された情報を受信すると、面談が進行中である旨のステータス情報をマッチッグステータスに登録する。その後、入居が決定した場合には、サーバ10のCPUは、入居が決定した旨(クロージング)のステータス情報をマッチングステータスに登録する。
【0033】
ここで、本実施形態のマッチングシステム100は、介護施設に関する情報をケアマネだけでなく、入居希望者等にも提供することができるシステムとなっており、図1に示すように、施設端末30、ケアマネ端末50、及び入居希望者等の端末(以下、「希望者端末70」という。)からアクセス可能に設けられた(アクセス制限の無い)ストレージサーバ90を備えている。
【0034】
希望者端末70は、代表的には、公知のスマートフォンやタブレット端末である。当該希望者端末70は、インターネット通信回線Nを介してストレージサーバ90と通信する通信部(送受信部)として機能するネットワークモジュールと、ウェブブラウザのプログラムを記憶する記憶部として機能するメモリと、当該メモリに記憶されたプログラムを実行することで、ストレージサーバ90から取得した情報を処理する処理部として機能するCPUと、CPUによって出力された情報を表示する表示部、及び入居希望者によるタッチ操作に基づいて文字や位置座標を入力する入力部として機能するタッチパネルディスプレイと、撮像部として機能するカメラモジュールと、を備えている。当該カメラモジュールは、CPUと電気的に接続されており、撮像して生成した画像をCPUに入力する。CPUは、カメラモジュールから入力された画像を解析し、当該画像にシンボルが含まれている場合には、当該シンボルを検出する検出部、及び当該シンボルを解析して情報を取得する取得部、すなわち、画像からシンボルの情報を読み取る読取部として機能する。なお、希望者端末70は、スマートデバイスに限定されず、カメラ付きのパソコンであって、上記通信部、記憶部、処理部、表示部、入力部、撮像部、及び読取部として機能するパソコン(コンピュータ)であればよい。
【0035】
上記希望者端末70に対して提供される介護施設の情報は、介護施設の紹介動画(以下、施設動画」という。)や居室の紹介動画(以下、「居室動画」という。)であり、これらの動画は、ストレージサーバ90において記憶および管理されている。当該施設動画は、介護施設の全体を紹介する動画であり、代表的には、介護施設の外観を紹介する外観動画、介護施設の内部を紹介する内部動画、介護施設に勤務するスタッフを紹介するスタッフ動画、及び/又は介護施設の近隣を紹介する近隣動画などである。居室動画は、居室内の内装や設備を紹介する動画である。
【0036】
さらに、上記希望者端末70に対して提供される介護施設の情報には、介護施設のパンフレットの情報(以下、「パンフレット情報」という。)が含まれる。パンフレット情報は、各介護施設が独自に発行しているパンフレットをスキャンすることによりデータ化されたものであり、介護施設の内外観や設備に関する写真、説明文、PRを含む。
【0037】
上記の各動画およびパンフレット情報は、介護施設が本システムの利用を開始する際、及び本システムの運用過程において、施設端末30からサーバ10を経由してストレージサーバ90にアップロードされる。ストレージサーバ90のCPUは、受信した動画およびパンフレット情報をメモリに記憶させる。サーバ10のCPUは、ストレージサーバ90に対して動画およびパンフレット情報をアップロードした際に、これらのアドレス情報を取得し、データベース11に設けられたマスタやテーブルに登録する。具体的には、図2に示すように、施設動画のアドレス情報は、データベース11の施設マスタに設けられている動画アドレスフィールドに登録される。居室動画のアドレス情報は、データベース11の居室動画管理テーブルに登録される。当該居室動画管理テーブルは、居室動画のアドレス情報が登録される動画アドレスフィールドと、居室動画に対応する居室の居室IDが登録される居室IDフィールドと、を備える。なお、複数の居室動画がストレージサーバ90にアップロードされた場合には、各居室動画に対応したレコードが生成されることとなる。また、パンフレット情報のアドレス情報は、データベース11の施設マスタに設けられているパンフレットアドレスフィールドに登録される。このように、ストレージサーバ90は、各動画を記憶する動画記憶部として機能し、且つ、パンフレット情報を記憶するパンフレット情報記憶部として機能する。また、データベース11の施設マスタは、施設動画およびパンフレット情報にアクセスするためのアドレス情報を記憶するアドレス記憶部として機能し、データベース11の居室動画管理テーブルは、居室動画にアクセスするためのアドレス情報を記憶するアドレス記憶部として機能している。
【0038】
上記のようにサーバ10、データベース11、及びストレージサーバ90において管理される動画およびパンフレット情報は、図4に示すように、ログインステップ(s10)、検索ステップ(s20)、抄録提示ステップ(s30)、詳細提示ステップ(s40)、シンボル提供ステップ(s50)、及びパンフレット提供ステップ(s60)により、ケアマネおよび入居希望者等に対して提供される。
【0039】
ログインステップ(s10)は、上述したようにケアマネの利用権限を認証するステップであり、ケアマネ端末50がサーバ10にアクセスすることにより開始される。以下、ログインステップ(s10)の具体的な流れを説明する。
(1)サーバ10のCPUは、アクセス元のケアマネ端末50に対してログインページのページ情報を送信する。当該ログインページは、一般的なログイン処理と同様に、ケアマネIDおよびパスワードを入力させる入力フォームを含む。
(2)ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10からページ情報を受信し、ディスプレイにログインページを表示させる。
(3)ケアマネによって、ケアマネIDおよびパスワードが入力されると、ケアマネ端末50のCPUは、入力されたケアマネIDおよびパスワードをサーバ10へと送信する。
(4)サーバ10のCPUは、ケアマネIDおよびパスワードを受信し、認証処理を実行する。認証処理は、受信したケアマネIDおよびパスワードを、ケアマネマスタに記憶されているケアマネIDおよびパスワードと照合する処理である。照合の結果、受信したパスワードがケアマネマスタのパスワードに対応していない場合には、システム利用の認証が失敗したものとして、サーバ10のCPUは、再度ログインページのページ情報をケアマネ端末50に対して送信する。一方、受信したパスワードが、ケアマネマスタのパスワードに対応している場合には、システム利用の認証が成功したものとして、サーバ10のCPUは検索ステップ(s20)を実行する。
【0040】
検索ステップ(s20)は、上述したように入居希望者の希望条件に対応する介護施設を検索するステップである。以下、検索ステップ(s20)の具体的な流れを説明する。
(1)先ず、サーバ10のCPUは、図5に示す検索ページのページ情報をケアマネ端末50へと送信する。当該検索ページは、ケアマネ用ページ110のメイン表示部111に表示されるページであり、検索条件を指定する条件指定部112を含んでいる。当該条件指定部112は、介護施設の種別を指定するチェックボックス、入居費用の下限および上限を指定するテキストボックス、施設の特徴を選択して指定する特徴指定部、施設の職員体制を指定する職員体制指定部、介護施設の所在地を選択して指定させる所在地指定部、空室の有無を指定する空室指定部、駅近辺に位置するか否かを指定する駅近指定部、駐車場の有無を指定する駐車場指定部、見学時における送迎の有無を指定する送迎指定部、看護および医療の体制を選択して指定する看護医療体制指定部、入居希望の条件を選択して指定する希望指定部を含む。
(2)ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10から受信したページ情報に基づいて、検索ページをメイン表示部111に表示させる。
(3)そして、ケアマネによって検索条件が指定されると、ケアマネ端末50は、指定された検索条件をサーバ10に対して送信する。
(4)サーバ10のCPUは、検索条件を受信し、受信した検索条件に適合する介護施設を施設マスタにおいて検索し、適合した介護施設の情報を抽出する。そして、抄録提示ステップ(s30)が実行される。
【0041】
抄録提示ステップ(s30)は、検索条件に基づいて検索された全ての施設の抄録を提示するステップである。以下、抄録提示ステップ(s30)の具体的な流れを説明する。
(1)サーバ10のCPUは、上記検索ステップ(s20)において抽出した介護施設の情報に基づいて介護施設の抄録ページ120(図6)のページ情報を生成する。なお、複数の介護施設の情報が抽出された場合には、複数の抄録をリスト形式で配列する。図6に示すように、抄録ページ120に含まれる抄録の各々は、介護施設の名称を表示する名称表示部121、介護施設の種類を表示する種類表示部122、介護施設の所在地を表示する所在地表示部123、介護施設のPR文章を表示するPR表示部124、介護施設の入居費用を表示する費用表示部125、介護施設の特徴をアイコンで表示する特徴表示部126、及び介護施設の画像を表示する画像表示部127を含む。また、抄録の各々には複数のGUI128(Graphical User Interface)が付随して表示される。複数のGUI128は、プッシュボタン型のGUIであって、パンフレットの表示をリクエストするパンフレット用GUI128a、チャットをリクエストするチャット用GUI128b、及び詳細な情報の送信をリクエストする詳細情報用GUI128cを含む。パンフレット用GUI128aには、パンフレット情報のアドレス情報が対応付けられている。チャット用GUI128bには、施設IDが対応付けられている。詳細情報用GUI128cには、施設IDが対応付けられている。
(2)サーバ10のCPUは、生成した抄録ページ120のページ情報をケアマネ端末50に対して送信する。
(3)ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10から抄録ページ120のページ情報を受信すると、受信した抄録ページ120をメイン表示部111に表示させる。
(4)抄録ページ120のパンフレット用GUI128aが選択された場合には、後述のパンフレット提供ステップ(s60)が実行される。また、チャット用GUI128bが選択された場合には、当該チャット用GUI128bに対応する介護施設へチャットを送信するためのチャット送信用エリアがディスプレイに表示される。詳細情報用GUI128cが選択された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10に対して詳細送信リクエストと共に、当該詳細情報GUI128cに対応する介護施設の施設IDを送信する。サーバ10は、当該リクエストと施設IDを受信すると詳細提示ステップ(s40)を実行する。
【0042】
このように、本実施形態の情報提供システムによれば、入居希望者の希望条件に適した介護施設の情報を抄録形式にて提供することができるので、希望条件に適した介護施設が複数存在する場合には、抄録にて介護施設を取捨選択することができる。
【0043】
詳細提示ステップ(s40)は、介護施設の詳細な情報を提示するステップである。以下、詳細提示ステップ(s40)の流れを説明する。
(1)サーバ10のCPUは、受信した施設IDに対応する介護施設の施設情報を施設マスタから全て抽出する。ここで、施設マスタに含まれている動画アドレスに基づいて、ストレージサーバ90から施設動画を取得する。
(2)また、サーバ10のCPUは、受信した施設IDに対応する居室の情報を、居室マスタから抽出する。さらに、サーバ10のCPUは、受信した施設IDに対応する居室IDを居室マスタから抽出し、抽出した居室IDに対応する動画アドレスを居室動画管理テーブルから抽出し、抽出した動画アドレスに基づいて、ストレージサーバ90から居室動画を取得する。
(3)サーバ10のCPUは、上記抽出した情報および取得した動画に基づいて、介護施設の詳細情報を表示する詳細ページ130(図7)のページ情報を生成する。当該詳細ページ130は、図7に示すように、上から順に、施設抄録表示部131、居室抄録表示部132、詳細表示部133、及びコメント(不図示)等を含む。施設抄録表示部131は、介護施設全体の抄録を表示する部分であって、抽出された施設動画を表示する施設動画表示部134、当該施設動画表示部に表示させる施設動画を他の施設動画に切り替えるための動画切替GUI135、及びパンフレット情報をダウンロードするためのパンフレットGUI136を含む。当該パンフレットGUI136には、パンフレット情報に対するアドレス情報が対応付けられている。居室抄録表示部132は、当該介護施設が備える居室の抄録を表示する部分であって、抽出された居室動画を表示する居室動画表示部137、及び居室に関する情報を表示する居室情報表示部138と、を含む。詳細表示部133は、当該介護施設の施設情報を詳細に表示する部分である。このように、サーバ10は、詳細送信リクエストに基づいて施設動画や居室動画を送信するコンテンツ送信部として機能している。
【0044】
(4)サーバ10のCPUは、詳細ページ130のページ情報を生成すると、当該ページ情報をケアマネ端末50に対して送信する。
(5)ケアマネ端末50は、ページ情報を受信し、受信したページ情報に基づいて図7に示す詳細ページ130をディスプレイに表示させる。これにより、ケアマネは、介護施設に関する様々な情報を取得することができる。特に、詳細ページ130には、施設動画表示部134や居室動画表示部137が含まれているので、ケアマネは、介護施設やその居室の様子を容易に把握することができる。
【0045】
上記詳細提示ステップ(s40)を経て、シンボル出力GUI139が選択された場合には、シンボル提供ステップ(s50)が実行される。以下、シンボル提供ステップ(s50)の流れを説明する。
(1)シンボル出力GUI139は、シンボルであるQRコード(登録商標)を印刷データとして出力するためのGUIであり、詳細ページ130に配置されている。ケアマネによってシンボル出力GUI139が選択された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10に対して、QRコードの印刷データの出力をリクエストすると共に、当該当該シンボル出力GUI139に紐付けられた施設IDを送信する。
(2)サーバ10のCPUは、当該リクエストおよび施設IDを受信すると、受信した施設IDに対応する動画アドレスおよびパンフレットアドレスを施設マスタから抽出する。また、サーバ10のCPUは、受信した施設IDに対応する居室IDを居室マスタから抽出し、抽出した居室IDに対応する動画アドレスを居室動画管理テーブルから抽出する。
(3)サーバ10のCPUは、抽出した動画アドレスおよびパンフレットアドレスの各々をQRコードへと変換し、変換したQRコードの各々を図8に示すように配列した印刷データを生成する。なお、QRコードへと変換された動画アドレスを動画アドレス画像といい、QRコードへと変換されたパンフレットアドレスをパンフレットアドレス画像という。
(4)サーバ10のCPUは、生成した印刷データをケアマネ端末50へと送信する。このように、サーバのCPUは、動画アドレス画像およびパンフレットアドレス画像を送信するシンボル送信部として機能している。
(5)ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10から印刷データを受信し、受信した印刷データをディスプレイに表示させる。
(6)ケアマネの操作によって印刷が指定された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、印刷データを所定のプリンターへと送信し、当該プリンターによって、上記QRコードが配列された印刷物が出力される。
【0046】
このように、ケアマネは、介護施設の施設動画および居室動画にアクセスすることができるQRコードを印刷し、当該印刷物を入居希望者に提示することができる。入居希望者は、希望者端末70を操作して印刷物に表示されたQRコードを読み取ることで、当該QRコードに対応するアドレスを取得し、当該アドレスにアクセスする。これにより、入居希望者は、施設動画、居室動画、及び/又はパンフレットを視聴・閲覧することができる。このように、本実施形態のマッチングシステム100は、介護施設に関する情報をケアマネや入居希望者に対して提示する情報提供システムとして機能している。
【0047】
上記詳細提示ステップ(s40)を経て、パンフレットGUI136が選択された場合には、パンフレット提供ステップ(s60)が実行される。以下、パンフレット提供ステップ(s60)の流れを説明する
(1)ケアマネによって、パンフレットGUI136が選択された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、パンフレットGUI136に紐付けられたアドレス、すなわち、ストレージサーバ90におけるパンフレット情報の記憶アドレスにアクセスし、パンフレット情報を取得する。
(2)ケアマネ端末50は、取得したパンフレット情報をディスプレイに表示させる。
(3)ケアマネの操作によって印刷が指定された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、パンフレット情報をプリンターへと送信し、当該プリンターによって、パンフレット情報が印刷される。
【0048】
このように、ケアマネは、検索された介護施設について、必要に応じてそのパンプレットを印刷し、入居希望者などに提示したり、病院内において回覧することが可能となる。このように、介護施設にとっては、興味をもったケアマネに対して効率よくパンフレットを配布することができる。
【0049】
本実施形態に係るマッチングシステム100は、上記情報提供機能に加えて、お気に入り登録機能を備えている。以下、お気に入り登録機能について説明する。
【0050】
お気に入り登録機能は、ケアマネが閲覧した施設の中で特に気に入った施設を登録しておき、当該施設の情報を見たいときにすぐにアクセスできる機能である。当該お気に入り登録機能を実現するために、サーバ10のデータベース11は、図2に示すお気に入り管理テーブルを備えている。お気に入り管理テーブルは、ケアマネが気に入った施設を管理するテーブルであって、ケアマネIDを記憶するケアマネIDフィールドと、お気に入りに選ばれた介護施設の施設IDを記憶する施設IDフィールドと、お気に入りに登録した日時を記憶する日時フィールドと、を含む。
【0051】
上記お気に入り管理テーブルに対する情報の入力は、施設の詳細ページ130におけるお気に入り登録GUI140(図7)が操作された場合に上記情報が登録される。具体的には、詳細ページ130の上方にはお気に入り登録GUI140が配置されており、当該お気に入り登録GUI140が操作された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、登録リクエストと、当該詳細ページ130に関する施設の施設IDをサーバ10へと送信する。サーバ10のCPUは、登録リクエストおよび施設IDを受信した場合には、これらの情報、リクエスト元のケアマネ端末50に対応するケアマネID、及び受信日時をお気に入り管理テーブルに登録する。このようにお気に入り管理テーブルを有するデータベース11は、ケアマネと介護施設を対応付けて記憶するお気に入り既設記憶部として機能している。
【0052】
ケアマネがお気に入り登録した施設を閲覧したい場合には、図9に示すケアマネ用ページ110のメニューリスト表示部113にあるダッシュボードページ150を選択する。ダッシュボードページ150は、ケアマネの各々に対して設けられた専用の管理ページであり、当該ダッシュボードページ150には、オファー状況を確認するオファー確認GUI、訪問履歴を確認する履歴確認GUI、及びお気に入り施設を確認するお気に入り確認GUIと、担当患者のステータスを表示するステータス表示部と、これまでのマッチング件数を表示する件数表示部と、マッチング率を表示する率表示部と、が含まれる。
【0053】
ここで、上記お気に入り登録した施設の内容を閲覧したい場合の流れを説明する。
(1)ケアマネによってお気に入り確認GUIが選択されると、ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10に対して、お気に入りの施設の抄録の送信をリクエストする。
(2)サーバ10のCPUは、当該リクエスト元のケアマネIDを特定し、当該ケアマネIDに対応付けて登録された施設IDをお気に入り管理テーブルから抽出する。
(3)サーバ10のCPUは、抽出した施設IDをキーとして介護施設の情報を施設マスタから抽出し、抽出した介護施設の情報に基づいて施設の抄録を作成する。
(4)その後、サーバ10のCPUは、生成した施設の抄録をリクエスト元のケアマネ端末50へと送信する。このように、サーバ10のCPUは、ケアマネに対応付けられた介護施設の情報をケアマネ端末50に送信するお気に入り施設送信部として機能している。
(5)ケアマネ端末50のCPUは、受信した施設の抄録をディスプレイに表示させる。このようにケアマネは、所望の施設をお気に入りとして登録することができ、登録後は、当該施設の検索を実施することなく、当該施設の情報を得ることができる。
【0054】
また、本実施形態に係るマッチングシステム100は、上記情報提供機能に加えて、閲覧実績表示機能を備えている。以下、閲覧実績表示機能について説明する。
【0055】
閲覧実績表示機能は、施設の担当者に対して、当該施設の詳細ページが、いつ、だれに閲覧されたかの閲覧実績を表示する、いわゆる足跡を表示する機能である。当該機能を実現するために、サーバ10のデータベース11には、図2に示すように、閲覧履歴を管理する閲覧履歴テーブルが設けられている。閲覧履歴テーブルは、閲覧したケアマネ(以下、「閲覧者」ともいう。)のケアマネIDを記憶する閲覧者フィールドと、閲覧者が閲覧した介護施設の施設IDを記憶する閲覧先フィールドと、閲覧者の閲覧日時を記憶する閲覧日時フィールドと、を備えている。閲覧者が、上記詳細提示ステップ(s40)(図4)において、介護施設の詳細情報を閲覧する度に、閲覧履歴テーブルにレコードが生成され、生成されたレコードに、閲覧者(ケアマネID)、閲覧先(施設ID)、及び閲覧日時の情報が、サーバ10のCPUによって登録される。上記のように閲覧履歴テーブルを有するデータベース11は、閲覧履歴を記憶する閲覧履歴記憶部として機能している。
【0056】
上記足跡機能は、ログインステップ、施設情報提示ステップ、ダッシュボード提示ステップ、及び閲覧履歴提示ステップにより実現される。
【0057】
ログインステップは、施設が本システムを利用するための利用権限を認証するステップであり、施設端末30がサーバ10にアクセスすることにより開始される。なお、当該ログインステップは、上記ケアマネ端末50のログインステップと同様に、サーバ10のCPUが、施設端末30から受信した施設IDおよびパスワードに基づいて認証処理を実行するものである。
【0058】
上記ログインステップにより、システム利用の認証が成功した場合には、サーバ10のCPUは、施設情報提示ステップを実行する。施設情報提示ステップは、施設端末30に対して、その時点で登録されている当該施設の最新情報を提示するステップである。
(1)具体的には、サーバ10のCPUは、ログイン元の施設IDに対応する施設情報を施設マスタから抽出する。
(2)次に、サーバ10のCPUは、抽出した施設情報の各々を所定のレイアウトに配置した施設用ページ160を生成する。図3に示すように、施設用ページ160は、メニューリスト表示部163と、メイン表示部161と、により構成されており、当該メイン表示部161に施設情報が配置されることとなる。なお、メニューリスト表示部163は、介護施設に対して提供されるメニューの一覧を表示する部分であり、例えば、施設情報、ダッシュボード、マッチング実績、入居希望リスト、メッセージ、及びログアウトなどのメニューが表示される。
(3)サーバのCPUは、生成した施設用ページ160のページ情報を施設端末30に送信する。
(4)施設端末30は、施設用ページ160のページ情報を受信し、受信した施設用ページ160をディスプレイに表示する。これにより、当該施設の最新情報がディスプレイに表示される。
【0059】
上記のように施設の最新情報がディスプレイに表示された後に、施設の担当者によって、ダッシュボードメニューが選択されると、閲覧履歴提示ステップが開始される。
(1)施設端末30のCPUは、ダッシュボードページの送信リクエストをサーバ10に送信する。
(2)サーバ10のCPUは、当該送信リクエストを受信し、ダッシュボードページを施設端末30へと送信する。当該ダッシュボードページは、施設用ページ160のメイン表示部161に表示されるページであり、当該施設専用の管理ページである。当該ダッシュボードページには、例えば、閲覧履歴を確認する閲覧履歴GUIが配置されている。
(3)施設端末30のCPUは、サーバ10からダッシュボードページを受信し、ディスプレイに表示する。
(4)施設の担当者によって、閲覧履歴GUIが操作された場合に、施設端末30のCPUは、サーバ10に対して閲覧履歴のリクエストを送信する。
(5)サーバ10のCPUは、リクエストを受信するとともに、リクエスト元である施設の施設IDを取得し、施設IDを検索キーとして閲覧履歴テーブルを検索する。これにより、当該施設IDに対応付けられているケアマネ(閲覧者)のケアマネIDおよび閲覧日時を取得する。
(6)サーバ10のCPUは、取得したケアマネIDに対応するケアマネ情報をケアマネマスタから抽出する。又は、サーバ10のCPUは、取得したケアマネIDに対応する病院IDをケアマネマスタから抽出し、抽出した病院IDに対応する病院情報を病院マスタから抽出する。
(7)サーバ10のCPUは、抽出したケアマネ情報及び/又は病院情報に、閲覧日時を対応付けたリスト形式で表示する閲覧履歴ページのページ情報を生成し、施設端末30へと送信する。このように、サーバ10のCPUは、閲覧履歴を送信する閲覧履歴送信部として機能している。
(8)施設端末30のCPUは、サーバ10から閲覧履歴ページのページ情報を受信し、ディスプレイに閲覧履歴ページを表示する。
【0060】
上記のような閲覧実績表示機能により、施設の担当者は、当該施設に興味を有するケアマネ及び/又は所属病院を知ることができ、当該ケアマネなどに対して営業を行うことが可能となる。
【0061】
また、本実施形態に係るマッチングシステム100は、上記情報提供機能に加えて、通知機能を備えている。以下、通知機能について説明する。
【0062】
通知機能は、介護施設の情報や、居室の情報が更新された場合に、更新された旨(以下、「更新情報」という。)を通知する機能であって、当該通知は、新たな介護施設が本システムに利用登録された場合(以下、「新規登録」という。)と、居室の空室情報が更新された場合に実行される。以下、それぞれの場合における処理を説明する。
【0063】
以下、新規登録の場合における更新情報の通知について説明する。
(1)サーバ10のCPUは、新規登録を行う施設端末30から、介護施設の情報を受信し、受信した情報を施設マスタに登録する。
(2)上記のように施設マスタに介護施設の情報が登録されると、ケアマネや病院に通知を行いたい所望のタイミングで、介護施設の担当者の操作に基づいて、施設端末30のCPUは、新規登録通知のリクエストをサーバ10に送信する。
(3)サーバ10のCPUは、リクエストを受信すると、ケアマネマスタおよび病院マスタに登録されている連絡先(メールアドレス)に対して通知を送信する。当該通知は、電子メールによって送信され、電子メールの本文には、新たな介護施設が登録された旨、及び当該介護施設の情報を閲覧するためのURLが含まれる。このように、サーバ10のCPUは、新規登録があった場合に、当該新規登録された介護施設の情報を、ケアマネ端末50や病院端末に通知する新規登録通知部として機能している。
(4)ケアマネ端末50や病院の端末は、当該電子メールを受信し、受信した電子メールをそのディスプレイに表示させる。ケアマネや病院管理者によって、URLが操作されると、端末はサーバ10にアクセスし、サーバ10に対して介護施設の情報をリクエストする。サーバ10は、当該リクエストを受信すると、施設マスタから新規登録された介護施設の情報を抽出し、介護施設の詳細ページのページ情報を生成し、これをケアマネ端末50や病院の端末に送信する。ケアマネ端末50および病院の端末は受信したページ情報に基づいて介護施設の詳細ページをディスプレイに表示させる。当該処理により、本システムに新規登録された介護施設をケアマネや病院に告知することができる。
【0064】
次に、居室の空室情報が更新された場合における更新通知について、空室情報の更新ステップ、通知ステップの順に説明する。空室情報の更新ステップは次の流れにより更新される。
(1)施設端末30のCPUは、サーバ10にログインした後に、施設用ページを受信する。ログイン後に受信する施設用ページのメイン表示部161(図3)には、施設IDに基づいて施設マスタおよび居室マスタから抽出された施設情報および居室情報が表示される。当該居室情報には、各居室に関する空き状況が含まれる。
(2)施設の担当者の操作によって、居室の空き状況が変更されると、施設端末30のCPUは、変更対象の居室IDと変更後の空き状況を含む更新情報と更新リクエストをサーバ10に送信する。
(3)サーバ10のCPUは、当該更新情報を受信すると、当該更新情報に基づいて居室マスタの空室数フィールドを更新する。
【0065】
上記のように空室情報が更新されると、通知ステップが実行される。ここで、本実施形態では、更新された居室の介護施設をお気に入り登録しているケアマネに対して、サーバ10のCPUは通知を送信することとしている。具体的には、以下の通りである。
(1)サーバ10のCPUは、居室マスタの空室数フィールドを更新した後に、更新対象の居室IDに対応する施設IDを居室マスタから抽出し、当該施設IDに対応するケアマネIDをお気に入り管理テーブルから抽出する。
(2)サーバ10のCPUは、抽出したケアマネIDに対応する連絡先(メールアドレス)をケアマネマスタから抽出し、抽出した連絡先に対して電子メールを送信する。当該電子メールの本文には、お気に入り登録されている介護施設に空室状況が更新された旨、及び当該更新された介護施設の情報を閲覧するためのURLが含まれる。
(3)ケアマネ端末50のCPUは、当該電子メールを受信し、受信した電子メールをディスプレイに表示させる。
(4)ケアマネによって、電子メール中のURLが操作された場合には、ケアマネ端末50のCPUは、サーバ10にアクセスし、サーバ10に対して介護施設の情報をリクエストする。
(5)サーバ10のCPUは、当該リクエストを受信し、施設マスタから当該介護施設の情報を抽出するとともに、当該施設の各居室の情報を居室マスタから抽出し、介護施設の詳細ページのページ情報を生成する。
(6)サーバ10のCPUは、生成した詳細ページのページ情報をアクセス元のケアマネ端末50に対して送信する。
(7)ケアマネ端末50は、詳細ページのページ情報を受信し、詳細ページをディスプレイに表示させる。
このように、サーバ10のCPUは、介護施設の情報が変更された場合に、当該介護施設に対応付けられたケアマネ端末50に当該変更を通知する変更通知部として機能している。上記のステップにより、ケアマネは、自分がお気に入り登録している介護施設の空室状況の変化をタイムリーに取得することができるので、入居待ちの入居希望者等に対して迅速に案内をすることができる。
【0066】
上記本発明の実施形態を説明したが、本発明の態様は上記実施形態に限定されず、当業者の通常の知識に基づいて、変更や追加を加えても構わない。
【0067】
例えば、上記実施形態では、介護施設に関する情報を提供する情報提供システムであったが、保育園や幼稚園などの保育施設に関する情報を提供する情報提供システムであってもよい。すなわち、本発明は、介護施設や保育施設などの施設への入所を希望する入所希望者に対して当該施設を紹介する紹介者の端末と、前記紹介者の端末に対して前記施設の情報を提供するサーバと、を備え、前記サーバは、前記施設の動画を記憶する動画記憶部と、前記施設のパンフレットを記憶するパンフレット記憶部と、前記紹介者の端末からの送信リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信するコンテンツ送信部と、を備える情報提供システムであっても構わない。
【符号の説明】
【0068】
10 サーバ
11 データベース
30 施設端末
50 ケアマネ端末
70 希望者端末
100 情報提供システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に入所を希望する希望者に対して当該施設を紹介する紹介者の端末と、
前記希望者が所有する端末と、
前記紹介者の端末に対して前記施設の情報を提供するサーバと、
を備え、
前記サーバは、
前記施設の動画を記憶する動画記憶部と、
前記施設のパンフレットを記憶するパンフレット記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信する送信部と
前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信するシンボル送信部を備え、
前記希望者の端末は、
前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取る読取部と、
前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信する受信部と、
前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示する表示部と、
を備える情報提供システム。
【請求項2】
前記施設に設けられた端末を備え、
前記サーバは、
前記施設の情報を記憶する施設情報記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに応じて前記施設の情報を当該紹介者の端末に対して送信する施設情報送信部と、
前記送信リクエストに基づいて送信された施設の情報の閲覧履歴を記憶する閲覧履歴記憶部と、
前記施設の端末からの履歴リクエストに応じて、前記閲覧履歴を当該施設の端末に送信する閲覧履歴送信部と、
を備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記紹介者の端末からの登録リクエストに基づいて、当該紹介者と前記施設を対応付けて記憶するお気に入り施設記憶部と、
前記紹介者の送信リクエストに基づいて、当該紹介者に対応付けられた施設の情報を当該紹介者の端末に送信するお気に入り施設送信部と、
を備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に、新たに施設の情報が登録された場合に、当該施設の情報を前記紹介者の端末に通知する新規登録通知部を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項5】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に記憶された前記施設の情報が変更された場合に、当該施設に対応付けられた前記紹介者の端末に前記変更を通知する変更通知部を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項6】
施設に入所を希望する希望者および当該希望者に対して当該施設を紹介する紹介者に当該施設の情報を提供する情報提供方法であって、
サーバに、前記施設の動画を記憶させる動画記憶ステップ、
前記サーバに、前記施設のパンフレット情報を記憶させるパンフレット記憶ステップ、
前記サーバに、前記紹介者の端末からのリクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信させる送信ステップ、
前記サーバに、前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信させるシンボル送信ステップ、
前記希望者の端末に、前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取らせる読取ステップ、
前記希望者の端末に、前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信させる受信ステップ、
前記希望者の端末に、前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示させる表示ステップ、
を含む、情報提供方法。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設に入所を希望する希望者に対して当該施設を紹介する紹介者の端末と、
前記希望者が所有する端末と、
前記紹介者の端末に対して前記施設の情報を提供するサーバと、
を備え、
前記サーバは、
前記施設の動画を記憶する動画記憶部と、
前記施設のパンフレットを記憶するパンフレット記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信する送信部と、
前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信するシンボル送信部を備え、
前記希望者の端末は、
前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取る読取部と、
前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信する受信部と、
前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示する表示部と、
を備える情報提供システム。
【請求項2】
前記施設に設けられた端末を備え、
前記サーバは、
前記施設の情報を記憶する施設情報記憶部と、
前記紹介者の端末からの送信リクエストに応じて前記施設の情報を当該紹介者の端末に対して送信する施設情報送信部と、
前記送信リクエストに基づいて送信された施設の情報の閲覧履歴を記憶する閲覧履歴記憶部と、
前記施設の端末からの履歴リクエストに応じて、前記閲覧履歴を当該施設の端末に送信する閲覧履歴送信部と、
を備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記紹介者の端末からの登録リクエストに基づいて、当該紹介者と前記施設を対応付けて記憶するお気に入り施設記憶部と、
前記紹介者の送信リクエストに基づいて、当該紹介者に対応付けられた施設の情報を当該紹介者の端末に送信するお気に入り施設送信部と、
を備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に、新たに施設の情報が登録された場合に、当該施設の情報を前記紹介者の端末に通知する新規登録通知部を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項5】
前記サーバは、
前記施設情報記憶部に記憶された前記施設の情報が変更された場合に、当該施設に対応付けられた前記紹介者の端末に前記変更を通知する変更通知部を備える、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項6】
施設に入所を希望する希望者および当該希望者に対して当該施設を紹介する紹介者に当該施設の情報を提供する情報提供方法であって、
サーバ、前記施設の動画を記憶する動画記憶ステップ、
前記サーバ、前記施設のパンフレット情報を記憶するパンフレット記憶ステップ、
前記サーバ、前記紹介者の端末からのリクエストに基づいて前記動画及び/又はパンフレットを送信する送信ステップ、
前記サーバ、前記動画にアクセス可能なアドレスがシンボル化された動画アドレス画像及び/又は前記パンフレットにアクセス可能なアドレスがシンボル化されたパンフレットアドレス画像を前記紹介者の端末に送信するシンボル送信ステップ、
前記希望者の端末、前記紹介者の端末によって取得された前記動画アドレス画像及び/又はパンフレットアドレス画像からアドレスを読み取読取ステップ、
前記希望者の端末、前記読み取ったアドレスから前記動画及び/又は前記パンフレットを受信する受信ステップ、
前記希望者の端末、前記受信した動画及び/又は前記パンフレットを表示する表示ステップ、
を含む、情報提供方法。