(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095506
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】航空機装置(変形形態)、自走式モジュール、ペイロード、ペイロードを移動させるシステム及び方法(変形形態)
(51)【国際特許分類】
B64U 70/20 20230101AFI20240703BHJP
B64U 10/13 20230101ALI20240703BHJP
【FI】
B64U70/20
B64U10/13
【審査請求】有
【請求項の数】72
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023134354
(22)【出願日】2023-08-22
(31)【優先権主張番号】2022135036
(32)【優先日】2022-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】RU
(71)【出願人】
【識別番号】523319025
【氏名又は名称】アンドレエフ パベル ラスラノビッチ
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アンドレエフ パベル ラスラノビッチ
(57)【要約】
【課題】
飛行特性及びペイロード
のノンストップ飛行の可能性を
最適化する。
【解決手段】
航空機装置
のハウジングには、それぞれがペイロードのドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用して、ガイド上に移動可能に搭載され又は吊り下げられるように構成された、1つ以上のガイドが提供され
る。当該ガイドの少なくとも1つが、他の航空機装置の接続されたハウジングの1つ以上のガイドと取外し可能に接続又はドッキングして、クラスタ・ガイドを形成するように構成される。制御モジュールはペイロードを当該クラスタ・ガイドに沿って少なくとも1つの他の航空機装置へ移動し、航空機装置が空域に存在する間、航空機装置を少なくとも1つの他の航空機装置からドッキング解除するように構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び前記航空機装置を互いにドッキングしながら、前記ハウジングを他の航空機装置のハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれ構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられた、ハウジングと、
前記航空機装置の少なくとも1つの他の航空機装置へのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングには、1つ以上のガイドがさらに設けられ、前記ガイドのうちのそれぞれは、その上にペイロードを搭載し又は吊り下げ、それに沿って前記搭載されたペイロードを移動するように構成され、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の前記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成される、航空機装置。
【請求項2】
前記ハウジングには、2つ以上のガイドが設けられ、前記ガイドのうちの少なくともいくつかは、互いに平行に、互いに垂直に、及び/又は互いに対して所定の角度で配置される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項3】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、前記少なくとも1つのガイドが所定の回転角度だけ回転することを可能にするように、前記航空機装置の前記ハウジングに搭載された回転デバイス上に搭載される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項4】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、前記航空機装置の前記ハウジング上に回転可能に搭載され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに動作可能に結合され、又は所定の回転角度だけその回転を可能にするために前記少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項5】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、伸縮自在に構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに動作可能に結合され、又は前記ガイドの少なくとも部分的な伸長を可能にするように前記少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項6】
前記制御モジュールは、伸長された前記ガイドの少なくとも部分的な収縮を可能にするように、前記駆動デバイスに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項5に記載の航空機装置。
【請求項7】
前記ハウジングは、前記ガイドのうちの少なくとも1つに対して所定の角度だけ傾く又は回転するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、前記ハウジングの形状及び/又は前記ハウジングの寸法を変更するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項9】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に曲げ可能又は可撓性に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項10】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、直線的又は曲線的に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項11】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、T字形、Z字形、X字形、Y字形、逆U字形、E字形、U字形、N字形、L字形、F字形、O字形、H字形、V字形、逆L字形、C字形又はW字形に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項12】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、3つの座標軸のうちの少なくとも1つに沿ったペイロードの移動を可能にするように構成され、又は前記航空機装置の前記ハウジングに対する、前記少なくとも1つのガイド上に搭載された又は吊り下げられたペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ハウジングに対して移動するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項13】
前記ハウジングには、
前記ガイドのうちの少なくとも1つのペイロードの搭載若しくは吊り下げを可能にするために、且つ作業部材の作動の間、前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするために、作動時、前記ペイロードと相互作用するように構成された1つ以上の制御可能な前記作業部材がさらに設けられ、
前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記制御モジュールの制御コマンドに応答して前記制御可能な作業部材のうちの少なくとも1つの作動を可能にするように前記制御可能な作業部材に動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項14】
前記ハウジングには、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、且つ前記搭載されたペイロードを、それに沿って実質的に直線的に移動するように構成された2つ以上の平行ガイドが設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項15】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つが移動可能に構成される2つ以上の部分を備え、前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドの形状を変更するために、前記ガイドの残りの部分に対する移動を可能にするように前記ガイドの前記少なくとも1つの移動可能な部分に動作可能に結合された駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項16】
前記ハウジングには、
2つの別個のガイド及び移動可能な接続ガイドが設けられ、これらのガイドのそれぞれは、ペイロードをその上に搭載又は吊り下げ、且つそれに沿って前記搭載されたペイロードを移動するように構成され、
前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記ガイドを互いに接続するために、前記ガイドが移動することを可能にするように、前記移動可能な接続ガイドに動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項17】
前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されるペイロード移動モジュールがさらに設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項18】
前記ペイロード移動モジュールは、前記少なくとも1つのガイドに沿ってペイロードを把持して移動するように構成されたロボット・マニピュレータ又はグリップである、請求項17に記載の航空機装置。
【請求項19】
前記ペイロード移動モジュールは、プッシャであり、前記少なくとも1つのガイドに沿って前記ペイロードを移動するための前記プッシャの作動中に、前記ペイロードに力を瞬間的に加えるように構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記プッシャを作動するように前記プッシャに動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項17に記載の航空機装置。
【請求項20】
前記ハウジングには、1つ以上の重量センサがさらに設けられ、前記重量センサのそれぞれは、ペイロード収容のための耐荷重構造のスポットのうちの1つでペイロードの重量を測定するように構成され、前記制御モジュールにその読み取り値を提示するように構成され、前記制御モジュールは、前記重量センサの前記読み取り値に応じて前記少なくとも1つのガイドに沿って前記ペイロードを移動するために、前記ペイロード移動モジュールに制御命令を提示することを可能にする、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項21】
前記ペイロード移動モジュールは、ペイロードを移動するための少なくとも1つの追加のガイド上に移動可能に搭載される、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項22】
前記ペイロード移動モジュールは、前記ガイドからペイロードを取り外すようにさらに構成される、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項23】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つのガイド上に搭載されたペイロードを取り外すようにさらに構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのガイドは、1つ以上のペイロード取り外しスポットを有する、請求項14に記載の航空機装置。
【請求項25】
前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つは、前記ガイドのうちの少なくとも1つに移動可能に搭載される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項26】
前記ガイドのうちの少なくとも1つには、ペイロードが前記少なくとも1つのガイド上に搭載され又は吊り下げられることを可能にするために前記ペイロードを把持するように、及び、前記把持されたペイロードが前記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にするために前記少なくとも1つのガイドに沿って移動するように、構成された把持機構がさらに設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項27】
前記把持機構は、前記少なくとも1つのガイドに対して前記把持されたペイロードの回転を可能にするように回転可能に構成される、請求項26に記載の航空機装置。
【請求項28】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、移動可能に構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記ガイドが前記少なくとも1つの移動可能なガイド上に搭載された又は吊り下げられたペイロードと共に移動することを可能にするために、前記少なくとも1つの移動可能なガイドと動作可能に相互作用するように構成された、ガイド移動モジュールをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項29】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び制御モジュールが設けられたハウジングを備え、
前記航空機装置の前記ハウジングには、1つ以上のガイドがさらに設けられ、そのそれぞれが、その上にペイロードを搭載し又は吊り下げ、それに沿って前記ペイロードを移動するように構成され、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、前記航空機装置を互いにドッキングしながら他の航空機装置のハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、
前記制御モジュールは、前記航空機装置の互いへのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成される、航空機装置。
【請求項30】
請求項1に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールはさらに、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項1に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項31】
前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つの前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ハウジングの前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されたペイロード移動モジュールがさらに設けられ、前記制御モジュールは、ドッキング解除される前記航空機装置から残りの互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つへの前記ペイロードの移動を可能にするために、前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項32】
前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つの前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ハウジングの前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されたペイロード移動モジュールがさらに設けられ、前記制御モジュールは、残りの互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つからの前記ペイロードの受け取りを可能にし、ドッキング解除される前記航空機装置内への前記受け取られたペイロードの移動を可能にするために、前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項33】
前記制御モジュールは、前記航空機装置の範囲を補充するために、ドッキング解除される前記航空機装置を駐機場へ向けることをさらに可能にする、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項34】
前記制御モジュールは、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの補充された範囲を有する航空機装置のドッキングをさらに可能にする、請求項33に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項35】
前記制御モジュールは、ドッキングされる前記航空機装置から前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つへの前記ペイロードの移動を可能にするために、ドッキングされる前記航空機装置の前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項34に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項36】
前記互いにドッキングされる航空機装置のうちの少なくとも2つには、それぞれに追加のガイドがさらに設けられ、前記制御モジュールは、前記航空機装置が互いにドッキングすると、前記追加のガイドから形成された追加のクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロード移動モジュールの移動をさらに可能にする、請求項31及び32のいずれか一項に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項37】
請求項29に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールはさらに、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項29に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項38】
ペイロードのハウジングを備え、前記ハウジングには、1つ以上のドッキング・モジュールが設けられ、前記ドッキング・モジュールの少なくとも1つが、航空機装置若しくは自走式モジュールの少なくとも1つのガイドと相互作用し、前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの前記ハウジングの移動を可能にするように構成され、及び/又は1つ以上のガイドが設けられる、前記ガイドの少なくとも1つが、航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと、若しくは自走式モジュールの少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用し、前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置若しくは前記自走式モジュールの移動を可能にするように構成される、ペイロード。
【請求項39】
前記ドッキング・モジュールのそれぞれは、前記ドッキング・モジュールのうちの残りのドッキング・モジュールとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項40】
前記ガイドのそれぞれは、前記ガイドのうちの残りのガイドとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項41】
前記ガイドのうちの2つは、前記ガイドのうちの残りのガイドとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項42】
前記ガイドのそれぞれは、前記ドッキング・モジュールが配置された前記ペイロードの前記ハウジングの前記側とは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項43】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、直線的又は曲線的に構成される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項44】
航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられ、1つ以上の追加の移動手段が設けられた自走式モジュールのハウジングと、
前記空気推進ユニットの動作を制御し、前記追加の移動手段のうちの少なくとも1つを作動するように構成された制御ユニットと、を備え、
前記自走式モジュールの前記ハウジングには、それぞれがガイド上の前記自走式モジュールの搭載若しくは吊り下げを可能にし、前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように構成された1つ以上のドッキング・モジュールがさらに設けられ、及び/又は少なくとも1つが航空機装置の前記ドッキング・モジュール若しくはペイロードの前記ドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用するように構成された1つ以上のガイドが設けられる、自走式モジュール。
【請求項45】
前記推進ユニットのそれぞれは、前記自走式モジュールの前記ハウジングへ取外し可能にドッキングするように構成された航空機装置である、請求項44に記載の自走式モジュール。
【請求項46】
前記自走式モジュールの前記ハウジングには、前記制御ユニットの制御下にあり、且つガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように構成された自走式モジュール移動ユニットがさらに設けられる、請求項44に記載の自走式モジュール。
【請求項47】
前記制御ユニットは、移動パターンにより前記自走式モジュール移動ユニットを使って前記ガイドに沿った移動を可能にするために、前記自走式モジュールの前記移動パターンを受信するようにさらに構成される、請求項46に記載の自走式モジュール。
【請求項48】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ、若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項49】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ドッキング・モジュールを接続して互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、
前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項50】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対して前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置、及び
請求項38に記載の1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つの航空機装置の移動を可能にするように、若しくは前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロード、又は
請求項38に記載の1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、前記クラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の移動を可能にするように、若しくは前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによって、前記クラスタ航空機装置の前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロードを備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項52】
請求項38に記載の1つ以上のペイロードをそれぞれ、請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記ペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードの移動の方法。
【請求項53】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対して前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置、又は請求項30に記載の少なくとも1つのクラスタ航空機装置と、
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールと、を備え、前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つが、請求項1に記載の前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、若しくは請求項30に記載の前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置を形成する前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項55】
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールをそれぞれ、請求項1に記載の1つ以上の航空機装置若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項56】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対する前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
請求項38に記載の1つ以上のペイロードと、
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールと、を備え、前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つは、前記ペイロードのうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つの自走式モジュールの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項58】
前記ペイロードのうちの少なくとも1つへ取外し可能にドッキングされる請求項44に記載の1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備え、前記ドッキングされた自走式モジュールの少なくとも一部の前記ガイドが、それに沿って前記少なくとも1つのペイロードを移動するためのクラスタ・ガイドを形成する、請求項57に記載のペイロードを移動させるシステム。
【請求項59】
それぞれが前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つへドッキングされる請求項44に記載の1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備える、請求項57に記載のペイロードを移動させるシステム。
【請求項60】
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールを、それぞれ、請求項38に記載の1つ以上のペイロードのうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項61】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対する前記自走式モジュールの前記ハウジングの回転が行われる、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられた、前記ハウジングと、制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングには、1つ以上のガイドがさらに設けられ、前記ガイドのそれぞれは、前記ガイドに沿ったペイロードの同時移動及び前記ハウジングに対する前記ガイドの移動を可能にするために、前記ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるように構成される、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、前記航空機装置を互いにドッキングしながら、他の航空機装置の前記ハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、
前記制御モジュールは、前記航空機装置の互いへのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成される、航空機装置。
【請求項63】
請求項62に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールは、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除をさらに可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項62に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動をさらに可能にし、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ハウジングのうちの少なくとも1つに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項64】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び前記航空機装置を互いにドッキングしながら、前記ハウジングを他の航空機装置の前記ハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれが構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられた、ハウジングと、
少なくとも1つの他の航空機装置への前記航空機装置のドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングに、前記ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記ハウジングに対する前記ガイドの移動を可能にするために、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるようにそれぞれが構成された1つ以上のガイドがさらに設けられ、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の前記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成される、航空機装置。
【請求項65】
請求項64に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールは、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除をさらに可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項64に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動をさらに可能にし、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ハウジングのうちの少なくとも1つに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項66】
請求項29に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのガイドを互いに取り外し可能に接続することによって前記互いにドッキングされた装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項67】
請求項29に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項37に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドを取外し可能に接続して互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、
前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項68】
前記ペイロードの移動のステップの前に、前記クラスタ・ガイドに対する前記ペイロードの回転が行われる、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
請求項62に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、その前記ガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、その前記ガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項70】
請求項62に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項63に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドを取外し可能に接続して前記互いにドッキングされる航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、及び
前記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項71】
請求項64に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項72】
請求項64に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項65に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ドッキング・モジュールを取外し可能に接続して前記互いにドッキングされる航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、及び
前記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送機器、特にペイロードを移動させる手段及び方法、具体的には、航空機装置、自走式モジュール及びペイロードの使用に基づくペイロードを移動させるシステム及び方法に関し、それぞれが個々に又は互いに組み合わせてそのようなシステム及び方法において使用されてもよい航空機装置、自走式モジュール及びペイロードにも関する。
【背景技術】
【0002】
これまでに、ペイロードの運送又は配送のために、複数の様々な拡張可能な自動輸送システムが開発されてきた。このような自動輸送システムの許容可能な速度及び積載量にもかかわらず、既存の自動輸送システムは、目的地へのペイロードの運送又は配達の過程でペイロードを自動的に再分配することが不可能であるという重大な欠点を有する。
【0003】
したがって、ペイロードを移動させる方法及びシステムを開発する必要がある。
【0004】
特に、拡張可能な自動航空機装置、又は様々なハウジング設計を有し、空域での移動及び航行を可能にする推進ユニットが設けられた他の型の自走式デバイスの使用に基づく様々な輸送システムが普及した。
【0005】
例えば、2022年5月12日に公開された米国特許出願第20220144431号(以下、US20220144431と呼ぶ)は、クラスタ輸送手段の形態でペイロードを移動させるシステムを提示し、このシステムは、取外し可能に互いにドッキングされる航空機装置を備え、これらの装置のそれぞれは、空中のそのようなクラスタ輸送手段の移動を可能にする空気推進ユニットが設けられ、そしてこのような航空機装置を互いにドッキングしながら上記航空機装置のハウジングの他の航空機装置のハウジングへの取外し可能な接続を可能にするドッキング・モジュールが設けられたハウジングを有し、上記ハウジングは、上記航空機装置のハウジングの少なくとも1つの他の航空機装置のハウジングへの取外し可能なドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールがさらに設けられる。
【0006】
US20220144431に開示されたクラスタ輸送手段の形態でペイロードを移動させるシステムでは、ペイロードは、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のうちの特定の1つのハウジングに対して固着位置にあってもよく、これはまた、上記輸送手段においてペイロードを再分配することを不可能にするという事実に留意されたい。
【0007】
したがって、US20220144431に開示されたクラスタ輸送手段の形態でペイロードを移動させる既知のシステムの主な欠点は、上記輸送手段においてペイロードを再分配することが不可能であることである。
【0008】
したがって、ペイロードを移動させる既知のシステム、方法、航空機装置及び/又は自走式モジュールのさらなる改良、特にペイロードの再分配を可能にすることが明白に必要である。
【0009】
したがって、本発明によって解決される技術的問題は、ペイロードを移動させるシステム、方法、航空機装置及び自走式モジュールを作成することであり、これらのそれぞれでは、ペイロードを移動させる既知のシステムの、ペイロードを再分配することが不可能であるという上記の欠点が少なくとも部分的に改良されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【発明の概要】
【0011】
本発明の目的は、ペイロードを移動させるシステム、方法、航空機及び自走式モジュールを作成し、従来技術のそれぞれの少なくとも上述の技術的問題を解決し、並びにペイロードを移動させる手段の範囲を拡大することである。
【0012】
当面の課題は、本発明の第1の態様では、(i)航空機装置のハウジングであって、航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び上記航空機装置を互いにドッキングしながら上記ハウジングを他の航空機装置のハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれ構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられたハウジングと、(ii)上記航空機装置の少なくとも1つの他の航空機装置へのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールとを備える主題の航空機装置では、(a)航空機装置のハウジングに、1つ以上のガイドがさらに設けられ、ガイドのうちのそれぞれは、その上にペイロードを搭載し又は吊り下げ、それに沿って上記搭載されたペイロードを移動するように構成され、(b)上記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の上記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成されるという事実によって解決される。
【0013】
さらに、当面の課題は、本発明の第2の態様では、(i)航空機装置のハウジングであって、航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び制御モジュールが設けられたハウジングを備える主題の航空機装置では、(a)航空機装置のハウジングに、1つ以上のガイドがさらに設けられ、ガイドのうちのそれぞれは、その上にペイロードを搭載し又は吊り下げ、それに沿って上記ペイロードを移動するように構成され、(b)上記ガイドのうちの少なくとも1つは、上記航空機装置を互いにドッキングしながら他の航空機装置のハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、(c)制御モジュールは、制御コマンドを受信して上記航空機装置の互いへのドッキングを可能にするように構成されるという事実によって解決される。
【0014】
さらに、当面の課題は、本発明の第3の態様では、(i)本発明の第1の態様による2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備える主題のクラスタ航空機装置では、(a)制御モジュールはさらに、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は、本発明の第1の態様によるさらに別の航空機装置の上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへのドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にするという事実によって解決される。
【0015】
さらに、当面の課題は、本発明の第4の態様では、(i)本発明の第2の態様による2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備える主題のクラスタ航空機装置では、(a)制御モジュールはさらに、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は、本発明の第2の態様によるさらに別の航空機装置の上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへのドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にするという事実によって解決される。
【0016】
さらに、当面の課題は、本発明の第5の態様では、主題のペイロードが、(i)ペイロードのハウジングを備え、ハウジングに、1つ以上のドッキング・モジュールであって、少なくとも1つが、航空機装置又は自走式モジュールの少なくとも1つのガイドと相互作用して上記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードのハウジングの移動を可能にするように構成されるドッキング・モジュール、及び/又は少なくとも1つのガイドであって、少なくとも1つが、航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと又は自走式モジュールの少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用して上記少なくとも1つのガイドに沿った上記航空機装置又は上記自走式モジュールの移動を可能にするように構成されるガイドが設けられるという事実によって解決される。
【0017】
さらに、当面の課題は、本発明の第6の態様では、(i)空中の航空機装置の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられ、1つ以上の追加の移動手段が設けられた自走式モジュールのハウジングと、(ii)上記空気推進ユニットの動作を制御し、上記追加の移動手段のうちの少なくとも1つを作動させるように構成された制御ユニットと、を備える主題の自走式モジュールでは、(a)自走式モジュールのハウジングに、さらに、それぞれがガイド上の上記自走式モジュールの搭載又は吊り下げを可能にし、上記ガイドに沿った上記自走式モジュールの移動を可能にするように構成された1つ以上のドッキング・モジュール、及び/又は少なくとも1つが航空機装置のドッキング・モジュール又はペイロードのドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用するように構成された1つ以上のガイドが設けられるという事実によって解決される。
【0018】
さらに、当面の課題は、本発明の第7の態様では、ペイロードを移動させる主題のシステムが、(i)本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが本発明の第1の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、ドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、或いは(ii)本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第1の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされるクラスタ航空機装置を備えるという事実によって解決される。
【0019】
さらに、当面の課題は、本発明の第8の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、本発明の第1の態様による1つ以上の追加の航空機装置又は本発明の第3の態様による1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置のドッキング・モジュールを接続して互いにドッキングされる上記航空機装置のガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、(ii)ペイロードを、上記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含むという事実によって解決される。
【0020】
ドッキングするステップの前に、ガイドに対して航空機装置のハウジングの回転が行われる実施例が可能である。
【0021】
さらに、当面の課題は、本発明の第9の態様では、主題のペイロードを移動させるシステムが、(i)本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置、及び(ii-i)本発明の第5の態様による1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、上記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、上記少なくとも1つのペイロードのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによってペイロードの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記少なくとも1つの航空機装置の移動を可能にするように、又は上記ペイロードのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによって航空機装置の上記少なくとも1つのガイドに沿った上記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされるペイロード、或いは(ii-ii)本発明の第5の態様による1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、上記クラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、上記少なくとも1つのペイロードのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによってペイロードの少なくとも1つのガイドに沿った上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の移動を可能にするように、又は上記ペイロードのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによってクラスタ航空機装置の上記少なくとも1つのガイドに沿った上記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされるペイロードを備えるという事実によって解決される。
【0022】
ドッキングするステップの前に、ガイドに対して航空機装置のハウジングの回転が行われる実施例が可能である。
【0023】
さらに、当面の課題は、本発明の第10の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第5の態様による1つ以上のペイロードを、本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第3の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへそれぞれ、上記ペイロードのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のドッキング・モジュールと相互作用させることによってペイロードの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は上記ペイロードのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のガイドと相互作用させることによって航空機装置の上記ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含むという事実によって解決される。
【0024】
ドッキングするステップの前に、ガイドに対して航空機装置のハウジングの回転が行われる実施例が可能である。
【0025】
さらに、当面の課題は、本発明の第11の態様では、主題のペイロードを移動させるシステムが、(i)本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置、又は本発明の第3の態様による少なくとも1つのクラスタ航空機装置、及び(ii)本発明の第6の態様による1つ以上の自走式モジュールを備え、自走式モジュールのうちの少なくとも1つが、本発明の第1の態様による上記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、又は本発明の第3の態様による上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置を形成する航空機装置のうちの少なくとも1つへ、上記自走式モジュールのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のドッキング・モジュールと相互作用させることによって上記少なくとも1つのガイドに沿った上記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の自走式モジュールの移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のガイドと相互作用させることによって航空機装置の上記ガイドに沿った自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングされるという事実によって解決される。
【0026】
さらに、当面の課題は、本発明の第12の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第6の態様による1つ以上の自走式モジュールを、本発明の第1の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第3の態様の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、上記自走式モジュールのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のドッキング・モジュールと相互作用させることによって自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つの航空機装置のガイドと相互作用させることによって航空機装置の上記ガイドに沿った自走式モジュールの移動を可能にするように、それぞれドッキングするステップを含むという事実によって解決される。
【0027】
ドッキングさせるステップの前に、ガイドに対する自走式モジュールのハウジングの回転が行われる実施例が可能である。
【0028】
さらに、当面の課題は、本発明の第13の態様では、主題のペイロードを移動させるシステムが、(i)本発明の第5の態様による1つ以上のペイロード、及び(ii)本発明の第6の態様による1つ以上の自走式モジュールを備え、自走式モジュールのうちの少なくとも1つは、上記ペイロードのうちの少なくとも1つへ、上記自走式モジュールのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのペイロードのドッキング・モジュールと相互作用させることによって自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記ペイロードの移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのペイロードのガイドと相互作用させることによってペイロードの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記少なくとも1つの自走式モジュールの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされるという事実によって解決される。
【0029】
さらに、当面の課題は、本発明の第14の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第6の態様による1つ以上の自走式モジュールのそれぞれを、本発明の第5の態様による1つ以上のペイロードのうちの少なくとも1つへそれぞれ、上記自走式モジュールのガイドのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのペイロードのドッキング・モジュールと相互作用させることによって自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記ペイロードの移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つを上記少なくとも1つのペイロードのガイドと相互作用させることによってペイロードの上記ガイドに沿った自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含むという事実によって解決される。
【0030】
ドッキングするステップの前に、ガイドに対する航空機装置のハウジングの回転が行われる実施例が可能である。
【0031】
さらに、当面の課題は、本発明の第15の態様では、(i)航空機装置のハウジングであって、空中の航空機装置の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられたハウジング、及び(ii)制御モジュールを備える主題の航空機装置では、(a)航空機装置のハウジングに、それぞれが、上記ガイドに沿った上記ペイロードの同時移動及び上記ハウジングに対する上記ガイドの移動を可能にするために、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるように構成される1つ以上のガイドがさらに設けられ、(b)上記ガイドのうちの少なくとも1つは、上記航空機装置を互いにドッキングしながら、他の航空機装置のハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成されるという事実によって解決される。
【0032】
さらに、当面の課題は、本発明の第16の態様では、主題のクラスタ航空機装置が、(i)本発明の第15の態様による2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、(a)制御モジュールはさらに、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの本発明の第15の態様によるさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、(b)制御モジュールはさらに、上記クラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動、及び互いにドッキングされた航空機装置のハウジングのうちの少なくとも1つに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするという事実によって解決される。
【0033】
さらに、当面の課題は、本発明の第17の態様では、(i)航空機装置のハウジングであって、空中の航空機装置の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び上記航空機装置を互いにドッキングしながら上記ハウジングを他の航空機装置のハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれが構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられたハウジングと、(ii)少なくとも1つの他の航空機装置への上記航空機装置のドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備える主題の航空機装置では、(a)航空機装置のハウジングに、上記ガイドに沿った上記ペイロードの同時移動及び上記ハウジングに対する上記ガイドの移動を可能にするために、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるようにそれぞれ構成された1つ以上のガイドがさらに設けられ、(b)上記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の上記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成されるという事実によって解決される。
【0034】
さらに、当面の課題は、本発明の第18の態様では、主題のクラスタ航空機装置は、(i)本発明の第17の態様による2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、(a)制御モジュールは、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除をさらに可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの本発明の第17の態様によるさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、(b)制御モジュールは、上記クラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動、及び互いにドッキングされた航空機装置のハウジングのうちの少なくとも1つに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動をさらに可能にするという事実によって解決される。
【0035】
さらに、当面の課題は、本発明の第19の態様では、ペイロードを移動させる主題のシステムが、(i)本発明の第2の態様による1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第2の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第4の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのガイドを互いに取り外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる航空機装置、又は(ii)本発明の第4の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第2の態様による1つ以上の追加の航空機装置へ、又は本発明の第4の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのガイドを互いに取外し可能に接続することによって上記の互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされるクラスタ航空機装置を備えるという事実によって解決される。
【0036】
さらに、当面の課題は、本発明の第20の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第2の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第4の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、本発明の第2の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第4の態様による1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置のガイドを取外し可能に接続して互いにドッキングされる上記航空機装置のガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、(ii)ペイロードを、上記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含むという事実によって解決される。
【0037】
ペイロードの移動のステップの前に、クラスタ・ガイドに対するペイロードの回転が行われる実施例が可能である。
【0038】
さらに、当面の課題は、本発明の第21の態様では、主題のペイロードを移動させるシステムが、(i)本発明の第15の態様による1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第15の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第16の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのガイドを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの同時移動及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる航空機装置、又は(ii)本発明の第16の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第15の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第16の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのガイドを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの同時移動及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされるクラスタ航空機装置を備えるという事実によって解決される。
【0039】
さらに、当面の課題は、本発明の第22の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第15の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第16の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、本発明の第15の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第16の態様による1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置のガイドを取外し可能に接続して上記互いにドッキングされる航空機装置のガイドからクラスタ・ガイドを形成することによってドッキングし、(ii)上記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、ペイロードを上記形成されたクラスタ・ガイドに沿って上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含むという事実によって解決される。
【0040】
さらに、当面の課題は、本発明の第23の態様では、主題のペイロードを移動させるシステムが、(i)本発明の第17の態様による1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第17の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第18の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの同時移動及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は(ii)本発明の第18の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、本発明の第17の態様による1つ以上の追加の航空機装置、又は本発明の第18の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの同時移動及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する上記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされるクラスタ航空機装置を備えるという事実によって解決される。
【0041】
さらに、当面の課題は、本発明の第24の態様では、主題のペイロードの移動の方法が、(i)本発明の第17の態様による1つ以上の航空機装置又は本発明の第18の態様による1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、本発明の第17の態様による1つ以上の追加の航空機装置又は本発明の第18の態様による1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置のドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続して上記互いにドッキングされる航空機装置のガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、(ii)上記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、ペイロードを、上記形成されたクラスタ・ガイドに沿って上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含むという事実によって解決される。
【0042】
本発明の上記の態様は、第1のものから第24のものまで、ガイドを使用することによってペイロードの再分配の効率を増加させるという技術的結果をそれぞれ提供する。特許請求の範囲の技術的解決策の群の上記技術的利点は限定的ではない。特許請求の範囲の技術的解決策の群及び上記群における個々の技術的解決策のさらなる利点は、その特定の実施例を含めて、本発明の以下の詳細な説明及び添付の図面から当業者に明らかになる。
【0043】
さらに、本発明の上記の態様は、ペイロードを移動させる手段の範囲を拡大するという追加の技術的結果をそれぞれ提供する。
【0044】
本発明の原理のさらなる理解を提供するために含まれる添付の図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の以下の実施例及び態様を例示するために本明細書に組み込まれる。添付の図面は、以下の説明と共に、本発明の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【
図1】本発明によるペイロードを移動させるシステムの第1の例示的な実施例である。
【
図2】本発明によるペイロードを移動させるシステムの第2の例示的な実施例である。
【
図3.1】本発明による自走式モジュールの例示的な実施例のうちの1つである。
【
図3.2】本発明による自走式モジュールの別の例示的な実施例である。
【
図3.3】本発明による自走式モジュール及び本発明によるクラスタ自走式モジュールの別の例示的な実施例である。
【
図4】ペイロードを航空機装置及び自走式モジュールへドッキングする工程の例示的実例のうちの1つの概略図である。
【
図5】自走式モジュールに搭載されたペイロードに設けられた航空機装置へクラスタ航空機装置をドッキングする工程の例示的実例の1つの概略図である。
【
図6】自走式モジュールに搭載されたペイロードに設けられたクラスタ航空機装置における航空機装置を別の航空機装置に交換する工程の例示的実例の概略図であり、ペイロードに設けられた自走式モジュールをクラスタ自走式モジュールに交換する工程の図でもある。
【
図7.1】クラスタ・ガイド及びクラスタ・ガイドに沿って移動するように構成された複数のペイロードを有するクラスタ航空機装置を備えるシステムの例示的実例の概略図である。
【
図7.2】クラスタ・ガイド及びクラスタ・ガイドに沿って移動するように構成された複数のペイロードを有するクラスタ航空機装置を備えるシステムの例示的実例の概略図である。
【
図8】ペイロードを移動させる方法の第1実施例のフロー図である。
【
図9】ペイロードを移動させる方法の第2実施例のフロー図である。
【
図10】ペイロードを移動させる方法の第3実施例のフロー図である。
【
図11】ペイロードを移動させる方法の第4実施例のフロー図である。
【
図12】ペイロードを移動させる方法の第5実施例のフロー図である。
【
図13】ペイロードを移動させる方法の第6実施例のフロー図である。
【
図14】ペイロードを移動させる方法の第7実施例のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本発明の様々な例示的実施例を、添付の図面を参照して説明するが、以下の説明は本発明の範囲を定義又は限定するものではないことを理解されたい。
【0047】
以下の説明では、既知の機能及び設計の詳細な説明は、この重要ではない情報が本発明の概念を曖昧にする可能性があるため、省略する。
【0048】
以下の説明では、「第1」、「第2」、「上」、「下」、「横」、「前」、「後」等の用語は、便宜上のみ使用され、限定的な用語として解釈されるべきではないことを理解されたい。特に、本発明で使用される場合、本明細書の説明において明示的に別段の記載がない限り、用語「第1」、「第2」、「第3」等は、それらが関係する素子、構成要素、部品、組立体、モジュール、ブロック、実施例などを互いから区別するために使用され、これらの間の特定の関係を説明することは意味しない。したがって、例えば、自走式モジュールの「第1の群」及び自走式モジュールの「第2の群」という用語の使用は、複数の自走式モジュールにおける自走式モジュールの群の/群の間の特定の順序、型、年代順、階層又はランク付け(例えば)を暗示することを意図するものではなく、また、それらの使用は(それ自体で)自走式モジュールの「第3の群」、自走式モジュールの「第4の群」等がさらに存在する可能性があることを暗示することを意図するものではないことを理解されたい。さらに、本明細書において他の文脈で論じられるように、「第1の群」及び「第2の群」への言及は、本明細書において、2つの群を同じ素子の群であることから排除するものではない。したがって、例えば、いくつかの例では、自走式モジュールの「第1の群」及び自走式モジュールの「第2の群」における自走式モジュールは、設計の点で一致するが、他の例では、設計の点で異なってもよい。
【0049】
単数形での項目への言及は、明示的に別段の記載がない限り、又は本明細書の文脈から明確でない限り、そのような項目を複数形に含むと理解されるべきであり、逆もまた同様である。
【0050】
文法上の接続詞は、特に別段の記載がない限り、又は文脈から明確でない限り、結合節、文、単語などの任意且つ全ての離接的及び接続的組み合わせを表現することを意図している。したがって、用語「又は」は、一般に「及び/又は」などを意味すると理解されるべきである。
【0051】
本明細書における値の範囲の列挙は、限定することを意図するものではなく、本明細書に別段の指示がない限り、範囲内に入る任意且つ全ての値を代わりに個々に言及し、そのような範囲内の各別個の値は、本明細書において個々に列挙されたかのように説明に組み込まれる。
【0052】
「約」、「おおよそ」などの単語は、数値を伴う場合、意図された目的のために良好に操作するために当業者であれば理解されるあらゆる逸脱を含むと解釈されるべきである。値及び/又は数値の範囲は、本明細書において例としてのみ提供され、説明された実施例の範囲に対する制限を構成しない。
【0053】
本明細書に提供される任意且つ全ての実例又はその少なくとも一部、並びに対応する語句(「例えば」、「そのような」、「特に」など)は、本発明の原理の理解を容易にし、且つ本発明の十分な開示を提供するためにのみ使用されるが、これらの語句は、本発明の実施例に制限を課すものではなく、実施例の説明のために、それらは本明細書で利用され、特に、本発明の設計及び動作の原則を開示するために利用される素子、構成要素、部品、組立体、モジュール、ブロック、デバイス、手段及び/又は同様なものの実用的な実装を制限しない。
【0054】
本明細書の説明で使用される用語及び定義
用語「例示的」は、非限定的な実例、例又は例示を意味する。同様に、本明細書で使用される用語「例えば」及び「例として」は、1つ以上の非限定的な実例、例又は例示のリストを仕切る。本明細書で使用されるように、回路は、機能の遂行が妨げられるか禁止されるかにかかわらず(例えば、オペレータが構成可能な設定、工場トリム等によって)、機能を行うために必要なハードウェア及びコード(もし必要であれば)を備えるときはいつでも、機能を行うように「構成」される。
【0055】
本発明で使用されるように、用語「対応」及びその派生語(即ち、形容詞、動詞、副詞)は、いかなる点においても、いずれかにおいて/対して/間で正確な適合性又は正確な同等性を必ずしも意味するものではないが、指定された限度内の上記同等性からの逸脱又は偏差を暗示してもよい。例えば、用語「対応する座標」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、これらの座標が互いに正確に等しくてもよい、又は互いに正確に一致してもよいことを意味するだけでなく、座標の上記同等性又は対応が、何らかの誤差(例えば、GPSシステムの動作の誤差)で、或いはこれらの座標が属する正確な地理的点若しくは領域、又はこれらの座標が属する正確な地理的場所を取り囲む所定の地理的領域の境界内で確立されてもよいことを暗示する。
【0056】
本発明の文脈では、用語「自走式モジュール」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、典型的若しくは標準的な(市販の)部品、素子、ブロック、組立体、デバイス及び/又は同様なものから構造的に組み立てられ、空中、陸上(地上)、水上、水中、及び/又は空域、地上空間、表面空間及び水中空間のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に配置された静止若しくは可動物体の表面上を自力で移動することができる独立した装置又はデバイスを指す。
【0057】
本発明で使用されるように、用語「無人航空機」(UAV:unmanned aerial vehicle)は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、飛行するように構成された、又は自動モード、即ち、人間若しくは外部の制御源を伴わずに空中を移動することができる、又は半自動モード、即ち、所定の通信チャネルを介して、人間(例えば、パイロット、オペレータなど)若しくは外部源(例えば、制御パネル、制御サーバ、外部制御デバイスなど)から制御コマンドの少なくとも一部を受信して空中を移動することができる無人航空機を指す。UAVの無制限の例は、様々なマルチロータUAV、例えば、マルチコプタ・ドローン、単一ロータUAV、例えば、無人ヘリコプタ、ハイブリッドUAVs、例えば、回転翼ドローンなどである。
【0058】
本発明の文脈では、用語「ハウジング」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、物理的無生物の枠組み、骨格、シェル、パネル用材、胴体、耐荷重構造若しくは本体を指し、これらのそれぞれは、単一の耐荷重素子又は互いに接続された耐荷重素子の組み合わせから形成されてもよく、ここで、そのようなハウジングの型、形状、全体寸法、設計特徴及び/又は材料は、何ら具体的に限定されない。
【0059】
本発明の文脈では、用語「ペイロード」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、人若しくは生物(特に、人若しくは生物自体、又はカプセル、キャビン、収容モジュール、冷凍モジュール、救助モジュール、居住区画、居住ブロックなどに入れられた人若しくは生物)又はキャリアの機能を果たし、人、様々な生物、及び/若しくは様々な貨物の空中、地上(陸上)、水上及び/若しくは水中の配送、出荷、又は輸送を目的とする輸送手段のハウジングに収容されてもよい貨物(貨物自体、若しくは木枠、箱、パッケージ、バッグ、コンテナ、リザーバ、船舶、タンク、キャニスタ、レセプタクル、バレル、貯留槽、シリンダ、船舶、リザーバ、パック、ボトル、フラスコ、ガラス・コンテナ、シリンダ、ケース、格納モジュールなどに入れられた貨物)を指す。
【0060】
本発明で使用されるように、用語「モジュール」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、デバイスの機能に備える、ある技術的機能を行う部品、ノード、ブロック又は他の組立体ユニットの形態のデバイスの機能素子、又は機能素子の組み合わせを指す。モジュールは、一般に、既知の構造素子の組み合わせ、既知の構造素子と既知のハードウェアとの組み合わせ、既知の構造素子と既知のソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、又は既知のハードウェアと既知のソフトウェアとの組み合わせを使って実際に実装されてもよい。これに応じて、例えば、制御モジュールは、ハードウェア及びソフトウェアを使って実装されてもよい。本発明で使用されるように、統合制御のモジュールは、ハードウェアを使って、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)若しくは現場でプログラム可能なゲート配列(FPGA:field-programmable gate array)若しくはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを使って、例えば、マイクロプロセッサ・システム及び(実行されるときに)マイクロプロセッサ・システムを特定用途向けデバイス若しくはシステム(例えば、オートパイロット)に変換する制御ユニットの機能性を実装する命令のセットを使って、実装される物理的デバイス、装置又は複数のモジュールであってもよい。さらに、本明細書に説明されるモジュールのそれぞれ又はそれらのうちの少なくとも1つは、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態で実装されてもよく、ここで、モジュールのうちの1つに関して本明細書に説明される機能性のうちのいくつかは、ハードウェアのみによって実装されてもよく、一方、同じモジュール又は他のモジュールに関して本明細書に説明される他の機能性は、ソフトウェアと組み合わせてハードウェアを使用することによって実装されてもよい。さらに、本発明の文脈では、ドッキング・モジュールは、少なくとも1つの無人航空機と取外し可能に相互作用するように構成されてもよく、ここで、ドッキング・モジュールは、既知の構造素子の組み合わせ、既知の構造素子とハードウェアとの組み合わせ、構造素子とソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを使って実装されてもよい。
【0061】
本発明で使用されるように、用語「航行コマンド」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、ペイロードを移動させるシステムの一部である航空機装置及び/又は自走式モジュールに向けられた命令を指す。航行コマンドは、自走式モジュールの移動制御システム又は航空機装置の移動制御システムによって、デジタル又はアナログ・データ、命令、制御信号などの形態で提示又は提供されてもよい。航行コマンドは、制限なく、自動オペレータ、オペレータ(ローカル又は遠隔に位置しているかどうかにかかわらず)及び/又は障害物回避システムによって最初に生成されてもよい。航空機装置の場合、航行コマンドは、例えば、航空機装置又は航空機装置の操舵システムを制御する制御ユニットに通信されてもよいが、自走式モジュールの場合、航行コマンドは、例えば、自走式モジュール又は自走式モジュールの操舵システムを制御するために制御ユニットに通信されてもよい。
【0062】
本発明で使用されるように、用語「手動制御」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、人間の手を使うだけではなく、人間の足、指、声、瞳孔、又はそれらの任意の適した組み合わせも使う制御を指す。したがって、本発明で使用されるように、用語「手動制御」は、以下の、ボタン、レバー、ジョイスティック、トグル・スイッチ、ペダル、タッチ・スクリーン、ジェスチャ制御センサ、瞳孔追跡スキャナ、マイクロフォン及び/又は同様なもののうちの少なくとも1つを指す。
【0063】
本発明で使用されるように、用語「充電デバイス」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、その電池を再充電することによって、及び/又はその燃料容量を補充することによって、自走式モジュール又は航空機装置の範囲を補充するためのデバイスを指す。
【0064】
本発明で使用されるように、用語「データベース」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、特定の構造、データベース管理ソフトウェア、データを格納し、データを使用し、そうでなければデータを使用可能にするコンピュータのハードウェアに依存しない任意の構造化データ・セットを指す。データベースは、データベースに格納された情報を格納若しくは使用する工程を実行しているのと同じハードウェア上に存在してもよく、或いは別のハードウェア、例えば、専用サーバ又は複数のサーバ上に存在してもよい。
【0065】
本発明の文脈では、用語「ドッキング・スポット」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、自走式モジュール/航空機装置のハウジングの表面の領域又は自走式モジュール/航空機装置の他の構造部分を指し、その領域上で、上記自走式モジュール/航空機装置は、別の自走式モジュール/航空機装置又は上記自走式モジュール/航空機装置にドッキング可能な任意の他の構造と結合、接続又は相互作用する。
【0066】
本発明で使用されるように、用語「駐機場」は、本明細書の記載が明確に別段の定めをしない限り、無人航空機を収容し、無人航空機を格納し、及び/又はその中に自走式モジュール又は航空機の範囲を補充(例えば、再充電)するように適応された動かない若しくは可動の構造を意味する。
【0067】
本発明で使用されるように、用語「制御デバイス」は、(例えば、他のコンピューティング・デバイスからの)要求の通信ネットワーク上での受信、そのような要求の実行若しくは処理、及び/又はそのような要求の通信ネットワーク上での(例えば、他のコンピューティング・デバイスへの)送信を可能にするためのコンピュータ・プログラムを実行するコンピューティング機器を指す。コンピュータ・プログラムを実行するコンピューティング機器は、制限なしで、単一の物理的コンピュータ又は単一の物理的コンピュータ・システムであってもよい。本発明で使用されるように、用語「制御デバイス」の使用は、各コンピュータの課題(例えば、受信した命令若しくはコマンド)又は任意の他の指定の課題が、同一の制御デバイスによって(即ち、同一のソフトウェア及び/又はハードウェアによって)受信され、実行され、又は遂行させることを意味せず、これは、任意の数量の片のソフトウェア又はハードウェアが、受信/送信、実行に関与してもよく、又は任意の課題又は要求を遂行させ、又は任意の課題若しくは要求の結果をもたらしてもよく、全てのそのソフトウェア及びハードウェアが1つ以上の制御デバイスの形態で実装されてもよいことを意味する。
【0068】
本発明で使用されるように、用語「サーバ」は、通信ネットワーク上の(例えば、他のコンピューティング・デバイスからの)要求の受信、そのような要求の実行若しくは処理、及び/又は通信ネットワーク上の(例えば、他のコンピューティング・デバイスへの)そのような要求の送信を可能にするためのコンピュータ・プログラムを実行するコンピューティング機器を指す。コンピュータ・プログラムを実行するコンピューティング機器は、制限なしで、単一の物理的コンピュータ又は単一の物理的コンピュータ・システムであってもよい。本発明で使用されるように、用語「サーバ」の使用は、各コンピュータの課題(例えば、受信した命令若しくはコマンド)又は任意の他の指定の課題が、同一のサーバ(即ち、同一のソフトウェア及び/又はハードウェア)によって受信され、実行され、又は遂行させることを意味せず、これは、任意の数量の片のソフトウェア又はハードウェアが、受信/送信、実行に関与してもよく、又は任意の課題又は要求の遂行、又は任意の課題若しくは要求の結果をもたらしてもよく、全てのそのソフトウェア及びハードウェアが1つ以上のサーバの形態で実装されてもよいことを意味する。
【0069】
ペイロードを移動させるシステムの第1実施例
図1は、互いに取外し可能に接続するか、又は互いに取外し可能にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つの航空機装置100を備える、本発明によるペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例である。
【0070】
システム500-1は、互いに取外し可能に接続してクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つ以上の航空機装置100、例えば、本明細書で説明する航空機装置100の実施例のうちの1つと同様にそれぞれ構成される3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10、11、12以上の航空機装置を備えてもよいということに留意されたい。
【0071】
システム500-1の一部である航空機装置100から、1つ以上のクラスタ航空機装置(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、10、10以上のクラスタ航空機装置)が形成又は画定されてもよく、ここで、上記クラスタ航空機装置は、2つ以上の航空機装置100のそれぞれを含んでもよく、それらのクラスタ航空機を形成する同じ又は異なる数量の航空機装置を有してもよいことにも留意されたい。
【0072】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のそれぞれは、ペイロード、特に人、動物若しくは他の生物、輸送手段、機器、医薬品又は任意の他の型の貨物を空中で移動又は輸送するために使用されてもよい。特に、航空機装置100のそれぞれは、従来技術において知られている任意の適した無人航空機(UAV)として実装されてもよい。
【0073】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のそれぞれは、それぞれが空気プロペラの形態で構成され、且つその外側でハウジング110上に配置又は搭載される少なくとも2つの空気推進ユニット120が設けられた任意の適した型の枠組み又はハウジング110を備え、ハウジング110の内部に搭載され、且つその推進ユニット120の動作を含む航空機装置100の動作を制御するように構成される制御モジュール(図示せず)も備える。航空機装置100のそれぞれにおける制御モジュールはまた、空気推進ユニット120のうちの少なくとも1つに、それを作動させるため、又は両方の空気推進ユニット120に、それらを作動させるために制御コマンドを提示するように構成され、したがって航空機装置100の空中の移動又は飛行を可能にし、ここで、両方の推進ユニット120の同時動作により、航空機装置100の運搬量を増加させる。
【0074】
さらに、航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、以下の無線通信手段、即ち、SW帯域ラジオ・アンテナ、USWラジオ・アンテナ、UHFラジオ・アンテナ、光通信モジュール、半二重/単信方式の衛星通信モジュール、2G/3G/4G/LTE/5Gセルラ通信モジュール、無線通信モジュール、有線通信モジュールなどのうちの少なくとも1つを備えてもよく、したがって、上記航空機装置100は、システム500-1の制御デバイスから航行コマンド及び/又は制御コマンドを受信することができるので、システム500-1の制御デバイスは上記航空機装置100の動作を制御することができる。
【0075】
次に、システム500-1の制御デバイスは、航空機装置100からデータ(システム要求を含む)を受信且つ処理するように構成され、また、上記受信データ及びその処理結果に基づいて制御命令/コマンドを生成し、及び/又は航行命令/コマンドを生成するように構成され、そのような生成された制御コマンド及び/又は航行コマンドの航空機装置100のうちの少なくとも1つへの提示又は指示、上記航空機装置100からの要求に応じることを含め、可能にする。システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つに航行コマンド及び/又は制御コマンドを提示するために、システム500-1の制御デバイスは、システム500-1の一部である通信ネットワーク(図示せず)によって、上記航空機装置100に通信可能に結合される。
【0076】
航空機装置100のそれぞれにおける制御モジュールは、航空機装置100の無線通信の上記手段と通信可能に結合され、したがって、上記制御モジュールは、航空機装置の上記無線通信手段によって、システム500-1の制御デバイスから受信した航行コマンド及び/又は制御コマンドを処理することができ、上記航行コマンド及び/又は制御コマンドに応じて上記航空機装置100の動作を制御することができる。特に、システム500-1の制御デバイスからの航行コマンド及び/又は制御コマンドに応答して、航空機装置100の制御モジュールは、例えば、以下の動作の遂行を可能にしてもよい、即ち(i)航空機装置100の飛行速度を変更する、(ii)航空機装置100の飛行方向を変更する、(iii)航空機装置100を、駐機場(図示せず)又は空域の現在の領域から、上記航空機装置100を少なくとも1つの他の航空機装置、少なくとも1つの後述の自走式モジュール300及び/又は少なくとも1つの後述のペイロード200にドッキングさせることが企図される空域の対象領域に向ける、(iv)航空機装置100を少なくとも1つの他の航空機装置に、少なくとも1つの後述の自走式モジュール300に、及び/又は少なくとも1つの後述のペイロード200にドッキングする、(v)航空機装置100を、少なくとも1つの他の航空機装置から、少なくとも1つの後述の自走式モジュール300から、及び/又は少なくとも1つの後述のペイロード200からドッキング解除する、(vi)航空機装置100を、その中に又はその上に収容するために駐機場(図示せず)のうちの1つに向け、上記航空機装置100の上記駐機場における格納を可能にし、及び/又は、航空機装置100の範囲の補充(充電)を可能にする。本発明のいくつかの実施例では、制御デバイス(図示せず)は、システム500-1の一部でなくてもよい。
【0077】
本発明のいくつかの実施例では、システム500-1の制御デバイスと航空機装置100との間の通信に使用される通信プロトコル及び/又は技術的手段は、互いに少なくとも部分的に異なってもよく、及び/又は、互いに少なくとも部分的に一致してもよい。さらに、通信のために、1つ以上の通信プロトコル及び対応する技術的通信手段が同時に使用されてもよい。
【0078】
本発明のいくつかの実施例では、システム500-1の制御デバイスは、航空機装置100又は航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の飛行又は空中での移動の間の安全を組織するように構成されてもよい。
【0079】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御モジュールに制御コマンド及び/又は航行コマンドを提示するシステム500-1の制御デバイスは、例えば、Ubuntu(登録商標) Server操作システム又はWindows(登録商標) Server操作システムを使用するDell(商標)PowerEdge(商標)サーバの形態で構成されてもよい単一サーバである。さらに、システム500-1の制御デバイスは、システム500-1の通信ネットワークを介して少なくとも1つのデータベース(図示せず)へのアクセスを有する又は取得してもよく、若しくはそうではなく、又はそのような制御デバイスの記憶デバイス(図示せず)若しくはメモリ(図示せず)に格納された少なくとも1つのローカル・データベースを備えてもよい。
【0080】
本発明のいくつかの実施例では、システム500-1の制御デバイスは、任意の他の適したハードウェア、アプリケーション・ソフトウェア、システム・ソフトウェア又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0081】
本発明の他の実施例では、システム500-1の制御デバイスの機能は、複数のコンピュータ・デバイス又はコンピューティング・デバイス間で共有されてもよく、例えば、システム500-1の通信ネットワークを介して互いに通信可能に結合された複数のサーバを使って実装されてもよい。
【0082】
本発明の他の実施例では、システム500-1の制御デバイスの機能は、航空機装置100と同じ又は別個の他の航空機装置の制御モジュールによって、航空機装置100と同じ又は別個の他の航空機装置の制御モジュールの群又は組み合わせによって、後述の自走式モジュール300の制御ユニットによって、或いは制御コマンド及び/又は航行コマンドを生成し、且つ上記生成されたコマンドをシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御モジュールに提示するように構成された任意の他の適したコンピューティング・デバイスによって行われてもよい。
【0083】
システム500-1の制御デバイス及び航空機装置100が少なくとも通信可能に結合されるシステム500-1の通信ネットワークにより、システム500-1の制御デバイス及び航空機装置100が、システム及び/又は動作データを、互いに、交換することを実質上、可能にし、それらのデータは、本明細書に説明される機能又は機能的能力を実装するために使用する。このような通信ネットワークは、例えば、WiFi(登録商標)無線技術ベースの通信リンク、2G、3G、4G若しくは5G無線技術ベースの通信リンク、LTE技術ベースの通信リンク及び/又は同様なもののような、従来技術で知られている任意の適した無線通信リンクであってもよい。
【0084】
本発明の実施例のうちの1つでは、システム500-1は、システム500-1の制御デバイスと、航空機装置100と及び/又はシステム500-1のさらに一部であってもよく、且つ本明細書で説明される任意の他の機能のデバイスとの間の通信の実時間モード又は実時間での遂行のために、システム500-1の上記通信ネットワークにそれぞれ類似して構成された2つ以上の無線ネットワークを備えてもよい。
【0085】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、従来技術で知られている任意の航空機装置に特有の任意の適した形状及び全体寸法を有してもよく、従来技術で知られ、且つ航空機装置のハウジングの製造に通常、使用される任意の適した材料で作られてもよく、特に複合材料(例えば、複合サンドイッチ・パネル)、金属(例えば、互いに接続された金属溝形梁)、アルミニウム(例えば、互いに接続されたアルミニウム運搬梁)、プラスチック(例えば、固体プラスチック片)、チタン材(例えば、チタン・サンドイッチ・パネル)、上記材料の任意の適した組み合わせを使用することを含む、従来技術で知られている任意の他の適した材料(例えば、アルミニウム・ハニカム・コアを有するサンドイッチ・パネル又はチタン・パネル)及び/又は同様なもので作られてもよい。したがって、システム500-1の一部である航空機装置のそれぞれにおけるハウジング110の型、形状、全体寸法、及び材料は、本発明の範囲内で何ら具体的に限定されない。特に、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、ヘリコプタ又はドローンのハウジングと全体的に同じである形状を有してもよいが、当業者であれば、ハウジング110が、任意の他の航空機又は航空輸送車両、例えば、飛行機、シャトル、ハング・グライダ、パラグライダ、又は従来技術で知られている任意の他の類似の航空機装置に似ている任意の他の形状を有してもよいことを理解するであろう。
【0086】
本発明の一実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、規則的又は不規則的な三次元幾何学的図形の形態、例えば、立方体、直方体、ボール若しくは球、方錐、四面体(三角錐)、六角錐、三角柱、六面体(八面体)、五角柱、六角柱、十二面体、楕円体、20の面を有する多面体(二十面体)、円錐、円筒又は任意の他の既知の三次元図形の形態で構成されてもよい。
【0087】
本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110の少なくとも一部は、三角形、正方形、円形、楕円形、長方形、平行四辺形、菱形、台形、四辺形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、二十角形、又は任意の他の既知の規則的若しくは不規則な幾何学的図形の断面(縦若しくは横断面)形状を有してもよい。
【0088】
本発明のさらに別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、骨格、枠組み、又はその上にパネル用材が取り付けられているか、若しくはシェルによって少なくとも部分的に取り囲まれているベアリング枠であってもよい。
【0089】
本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、フィン、翼及び/又は尾部ロータ等がさらに設けられ、航空機装置100の空気力学特性を改良し、飛行時に追加の揚力を発生させることによってその運搬量を改良することができる。
【0090】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、航空機装置100が緊急時に(例えば、空気推進ユニット120の故障若しくは機能停止の場合)空中を移動できるようにするために、又は標準的な状況において空中で航空機装置100を移動するために使用される推進ユニット120に対してさらに若しくは代わりに航空機エンジンの動作を可能にすることによって航空機装置100の空中の移動速度を増加させるために、少なくとも1つの航空機エンジン(図示せず)、好ましくは2つの航空機エンジンがさらに設けられてもよい。それぞれのこのような航空機エンジンは、例えば、プロペラ・エンジン、ジェット・エンジン、組み合わせた航空機エンジン、又は従来技術で知られている任意の他の適した航空機エンジンであってもよいことに留意されたい。航空機装置100において2つの航空機エンジンを使用する場合、その設計及び/又は型は、互いに一致してもよく、或いは異なってもよいことにも留意されたい。ハウジング110がさらに設けられるそれぞれのそのような航空機エンジンは、航空機装置100の制御モジュールの制御下で作動してもよく、この制御モジュールは、上記航空機エンジンの動作モードの始動、停止又は変更(例えば、航空機装置100の航空機エンジンの動作パラメータの変更)を可能にするように、航空機装置100の航空機エンジンの制御ドライバに制御コマンドを提示してもよい。
【0091】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、航空機装置100が(緊急時を含み、例えば、航空機装置100の損傷、故障及び/又は完全な放電の場合)空中を移動できるようにするために、又は標準的な状況において空中で航空機装置100を移動するために使用される推進ユニット120に対してさらに若しくは代わりにリフト・ロータ若しくはロータ推進ユニットの動作を可能にすることによって航空機装置100の空中の移動速度を増加させるために、従来技術で知られている任意の適した型の少なくとも1つの追加のリフト・ロータ(図示せず)又はロータ推進ユニットがさらに設けられてもよい。さらに、本発明のこの実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、例えば、1つ又は2つのターボシャフト・エンジンによって画定され、且つ航空機装置100のリフト・ロータのそれぞれに動作可能に結合されて同ロータを作動させるために該ロータへの動力の供給を可能にする動力装置(図示せず)をさらに備えてもよい。航空機装置100のそれぞれのこのような動力装置は、ハウジング110へ駆動力を伝達するようにハウジング110にさらに設けられる航空機装置100のリフト・ロータに動作可能に結合されるが、航空機装置100の制御モジュールの制御下で動作してもよく、この制御モジュールは、航空機装置100のリフト・ロータの状態を変更するために、上記動力装置の始動、停止又は動作モードの変更(例えば、航空機装置100の動力装置の動作パラメータの変更)を可能とするように航空機装置100の動力装置(図示せず)の制御ドライバに制御コマンドを提示してもよい。
【0092】
本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、さらに、支持体ハウジング110に設けられてもよい拡張可能な支持体のシステム若しくは少なくとも1つの堅く固定された支持体であってもよく、且つその範囲を補充するために、航空機装置100の少なくとも離陸、航空機装置100の着陸及び/又は駐機場のうちの1つにおける航空機装置の収容に必要である着陸装置(図示せず)が設けられてもよい。特に、航空機装置100の着陸装置は、スキッド型、車輪型、無限軌道型、フロート型、又は従来技術で知られている任意の他の型のものであってもよい。航空機装置100の着陸装置の型、形状、全体寸法及び材料は、本発明の範囲内で何ら具体的に限定されない。本発明のこの実施例では、航空機装置100の着陸装置は、少なくとも(i)航空機装置100が駐機状態にある間の自重からの静荷重を担うこと、及び(ii)本発明の特定の実施例に応じて、地面、水面、又は空域、地上空間、水空間及び/若しくは水中空間に少なくとも部分的に存在する別の物体の表面への(緊急着陸を含む)航空機装置100の着陸中に生じる動的荷重の衝撃吸収に備えてもよいことに留意されたい。
【0093】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、いずれの型の着陸装置も設けられなくてもよい。本発明のこのような実施例の変形例のうちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110の底部に、弾性材料(例えば、ゴム)でできている衝撃吸収パッド(図示せず)であって、その外側から上記底部に取り付けられてもよい衝撃吸収パッド、又は従来技術で知られ、且つ既知の航空機装置(特に、ドローン若しくは他の無人航空機)のための先行技術で使用される任意の他の適した支持体が設けられてもよい。
【0094】
さらに、
図1に示されるように、システム500-1の一部である航空機装置100のそれぞれにおけるハウジング110に、上記航空機装置の互いへのドッキングの間、航空機装置100に対応する又は異なる他の航空機装置のハウジングへのハウジング110の取外し可能な接続を可能にするようにそれぞれ構成された2つのドッキング・モジュール130が設けられ、ここで、ドッキング・モジュール130は、上記ハウジング110の外側から両端部に搭載される。本発明のいくつかの実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、1つ以上のドッキング・モジュール130、特に1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のドッキング・モジュール130が設けられてもよい。本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つが、上記ハウジング110の内部に搭載されてもよい。本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130の少なくとも1つの第1のドッキング・モジュールが上記ハウジング110の内部に搭載されてもよく、上記ドッキング・モジュール130の少なくとも1つの第2のドッキング・モジュールが上記ハウジングの内部に搭載されてもよい。
【0095】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130は、システム500-1の他の航空機装置に関連する1つ以上の追加のハウジング110を上記ハウジング110に取外し可能に接続することができ、ここで、上記追加のハウジング110は、同一側から、又は別個の側から上記ハウジング110に取外し可能に接続されてもよく、また、それぞれのそのような追加のハウジング110の取外し可能な接続に備えて、1又は複数対のドッキング・モジュール130(即ち、接続される追加のハウジング110の側からの1つのドッキング・モジュール130及び上記追加のハウジング110が取外し可能に接続されているハウジング110の側からの1つのドッキング・モジュール130)が使用されてもよいことに留意されたい。
【0096】
さらに、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130うちの少なくとも1つ又はそれぞれは、後述の自走式モジュール300のハウジング310及び/又は後述の支持荷重200のハウジング210へハウジング110の取外し可能な接続を可能にするように構成されてもよい。したがって、システム500-1の一部である航空機装置100のそれぞれにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つは、他の航空機装置のハウジングに設けられてもよい同じドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用に入り、それらのハウジングの互いへの取外し可能な接続に備え、したがって、上記2つの航空機装置を互いに取外し可能にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成することに備えてもよい。
【0097】
本発明の実施例のうちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130は、締結若しくは接続素子のうちの少なくとも1つと(例えば、カム、フック、ステープル、アイ、クランプ、ラッチ、電気機械グリップ、磁気グリップなどと)相互作用するように構成されてもよく、これらの素子は、クラスタ航空機装置をもたらす上記2つの航空機装置の互いへの取外し可能なドッキングのために、それらの航空機装置のハウジングの互いに取外し可能な接続に備えるように、航空機装置100に対応する又は別個の他の航空機装置のハウジングに設けられてもよい。
【0098】
航空機装置のハウジング110の互いに取外し可能な締結又は接続に備えるためのドッキング・モジュール130の非限定的な例は、航空機装置のハウジング110の対応するドッキング・スポットで互いに相互作用するドッキング・モジュール130に設けられなければならない以下の締結若しくは接続素子、即ち、様々な適した機械的接続若しくは締結手段(ブラケット、グリップ、ファスナ、搭載スロット、カム、フック、ラッチなど)、航空機装置100の制御モジュールの制御下にある電気機械手段(例えば、ドッキングされる相手素子によってドッキングする電気機械ドッキング手段、把持される相手素子を把持する電気機械把持手段など)、航空機装置100の制御モジュールの制御下にある電磁手段、磁気手段、航空機装置100の制御モジュールの制御下にある真空グリップ及び/又は同様なものである。互いにドッキングされる航空機装置100のうちの一方におけるドッキング・モジュール130に、上記の機械接続若しくは締結手段、電気機械手段、電磁手段、磁気手段及び真空グリップからの任意の締結若しくは接続素子が設けられている場合、次に、互いにドッキングされる上記航空機装置100の他方におけるドッキング・モジュール130に、上記ドッキング・モジュール130間の取外し可能な接続の形成を可能にする適した型の相手の締結若しくは接続手段が設けられていなければならないということに留意されたい。
【0099】
本発明の実施例うちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130は、1つ以上の他の航空機装置100のドッキング・モジュール130と取外し可能に相互作用するように構成されてもよく、且つ(i)その外側から航空機装置のハウジング110に固定されてもよく、又は(ii)上記ハウジング110の外側からのそのアクセスに備えるように、航空機装置のハウジング110の本体内へ部分的に埋め込まれ又は組み込まれてもよい、堅い締結若しくは接続構造であってもよい。
【0100】
本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあってもよく、且つ1つ以上の他の航空機装置100のドッキング・モジュール130と取外し可能に相互作用するように構成されてもよい、可動締結若しくは接続構造であってもよく、ここで、上記可動構造は、航空機装置のハウジング110上に、その外側から固定されてもよく、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下で少なくとも部分的に展開され、広げられ又は拡張するように構成されて、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下で初期状態に戻すことを可能にしてもよい。代替として、ドッキング・モジュール130が実装されてもよい形態の可動締結構造若しくは接続構造は、航空機装置のハウジング110に(即ち、航空機装置のハウジング110の内部空間に)完全に搭載又は固定されてもよく、上記ハウジング110から少なくとも部分的に伸長するように及び/又は航空機装置100の制御モジュールの制御下で上記ハウジング110の限界を超えて展開するように構成されて、航空機装置100の制御モジュールの制御下で初期状態に戻すことを可能にしてもよい。さらに別の代替として、ドッキング・モジュール130が実装されてもよい形態の可動締結若しくは接続構造は、航空機装置のハウジング110の本体内へ部分的に埋め込まれ又は組み込まれてもよく、航空機装置100の制御モジュールの制御下で少なくとも部分的に展開され、広げられ、拡張又は伸長するように構成されて、航空機装置100の制御モジュールの制御下で初期状態に戻すことを可能にしてもよい。本発明のさらに別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130は、航空機装置のハウジング110上に、その外側から固定され、ハウジング110の内部に固定され、又はハウジング110の本体内へ部分的に埋め込まれ/組み込まれてよい、動かない締結若しくは接続構造であってもよく、ここで、他の航空機装置100のドッキング・モジュール130の、互いにドッキングされるそのような航空機装置100のハウジング110の取外し可能な接続に備えるような、取外し可能な相互作用のために自由ドッキング・モジュール130へのアクセスが、航空機装置100の制御モジュールの制御下で行われてもよく、この装置のハウジング110に、例えば、ハウジング110の外側から自由ドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つにアクセスする可能性を防ぎ、且つ、例えば、(i)ハウジング110の本体に設けられたハッチ、ドア若しくはフラップ、又は(ii)上記少なくとも1つの自由ドッキング・モジュール130を取り囲む若しくは包囲する別個の保護ハウジングに設けられたハッチ、ドア若しくはフラップ、又は(iii)上記の組み合わせ(即ち(i)と(ii)との組み合わせ)であってもよい障壁構造若しくは被覆構造を開くことによって、上記自由ドッキング・モジュール130が設けられる。本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130の、その展開、拡張、広げる又は伸長を可能にするような作動の可能性は、例えば、ドッキング・モジュール130がハウジング110から離れる可能性を防ぎ、且つ、例えば、(i)ハウジング110の本体に設けられたハッチ、ドア若しくはフラップ又は(ii)ドッキング・モジュール130を取り囲む又は包囲する別個の保護ハウジングに設けられたハッチ、ドア若しくはフラップ又は(iii)ハウジング110に固定され、ドッキング・モジュール130の展開、拡張、広げる若しくは伸長動作を行う可能性を防ぐ素子若しくは板又は(iv)上記の組み合わせ(即ち、(i)と(ii)と(iii)との組み合わせ)であってもよい障壁構造若しくは被覆構造を開くことによって、航空機装置100の制御モジュールの制御下で、提供されてもよい。本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるドッキング・モジュール130は、航空機装置のハウジング110上に、その外側から堅く固定され、又はハウジング110の本体内へ部分的に埋め込まれ/組み込まれ、且つ上記動かない構造へのハウジング110の外側からの、1つ以上の他の航空機装置100のドッキング・モジュール130のそれとの相互作用のためのアクセスを防ぎ、上記動かない締結若しくは接続構造が設けられた航空機装置100の制御モジュールの制御下にある障壁構造若しくは被覆構造(例えば、外部カバー、ケーシング若しくは保護ハウジング)によって閉じられてもよい、動かない締結若しくは接続構造であってもよく、ここで、そのようなドッキング・モジュール130へのアクセスは、例えば、航空機装置100の上記制御モジュールの制御下で上記障壁構造若しくは被覆構造を開く、開放する、大きく開く、ずらす、摺動させる又は取り去ることによって行われ、航空機装置100の制御モジュールの制御下で、その後、元の位置へ戻すことを(そのような必要性が生じたときに)可能にしてもよい。
【0101】
したがって、ドッキング・モジュール130の存在により、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に、ペイロードを空中で移動するのに十分な揚力に備えるために必要とされる数量で航空機装置100を取外し可能に接続され(即ち、取り外される可能性で接続され)てもよい。
【0102】
本発明の実施例のうちの1つでは、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの1つにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つは、上記航空機装置100の他の航空機装置におけるハウジング110に設けられた1つ以上のドッキング・モジュール130、特に、上記他の航空機装置100における1つのドッキング・モジュール130、2つのドッキング・モジュール130、3つのドッキング・モジュール130、4つのドッキング・モジュール130、5つのドッキング・モジュール130、及びそれ以上の数のドッキング・モジュール130と取外し可能に相互作用させてもよい。このように、本発明のこの実施例では、2つの航空機装置100を互いに取外し可能にドッキングするために、第1の航空機装置100においてハウジング110に設けられた1つのドッキング・モジュール130のみを第2の航空機装置100においてハウジング110に設けられた1つのドッキング・モジュール130のみと取外し可能に相互作用させる必要がある場合が可能である。さらに、本発明のこの実施例では、2つの航空機装置100を互いに取外し可能にドッキングさせるために、第1の航空機装置100においてハウジング110に設けられた1つのドッキング・モジュール130のみを、第2の航空機装置100においてハウジング110に設けられた2つ、3つ、4つ、5つ以上のドッキング・モジュール130と取外し可能に相互作用させる必要がある別の場合も可能である。さらに、本発明のこの実施例では、2つの航空機装置100を互いに取外し可能にドッキングするために、第1の航空機装置100においてハウジング110に設けられた2つのドッキング・モジュール130を、第2の航空機装置100においてハウジング110に設けられた2つ、3つ、4つ、5つ以上のドッキング・モジュール130と取外し可能に相互作用させる必要がある、さらに別の場合も可能である。
【0103】
本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちのいずれか1つにおいてハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130は、上記ハウジング110の同一の外側に、又は上記ハウジング110の別個の外側に少なくとも部分的に設けられてもよい。
【0104】
本発明のさらに別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、1つの航空機装置100、少なくとも2つの航空機装置100、1つのクラスタ航空機装置、少なくとも2つのクラスタ航空機装置、又はこれらの任意の可能な組み合わせがドッキングされてもよい。
【0105】
本発明のいくつかの実施例では、互いにドッキングされる2つ以上の航空機装置100に関するドッキング・モジュール130の互いに取外し可能な接続の結果として形成されたクラスタ航空機装置は、上記クラスタ航空機装置の一部であり、且つ少なくとも1つの追加の(他の)クラスタ航空機装置及び/又は少なくとも1つの追加の航空機装置100の、上記クラスタ航空機装置へのドッキングを、そのドッキング・モジュール130を取外し可能に相互作用させることによって可能にするのに適している、クラスタ航空機装置100に関連するハウジング110の少なくとも一部に配置又は搭載されてもよいペイロードの空中の移動を可能にするように、空中のそのような構造の自由な移動に適した任意の形状及び幾何学的寸法を有する、クラスタ若しくは組み立て可能な構造である。
【0106】
図1に示され、且つ2つの航空機装置100のハウジング110の取外し可能な接続の結果として形成されたクラスタ航空機装置は、システム500-1の制御デバイスから受信した制御コマンド及び/又は制御命令に統合された全体として応答してもよい、即ち、そのようなクラスタ航空機装置の一部としての航空機装置100の動作が(例えば、システム500-1の制御デバイス、又はこのようなクラスタ航空機装置を形成する、航空機装置100のうちの1つの制御モジュールを使って)同期されてもよいことに留意されたい。さらに、このようなクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100は、互いに電気的に接続されて、実質的に同時に全ての上記航空機装置100に電力を供給するか又は作動させる単一の電源回路及びクラスタ電源を形成してもよく、(例えば、クラスタ電源は、互いにドッキングされた航空機装置100の電池から形成されてもよい)、これにより、それぞれのこのような航空機装置100の範囲を個別に考慮するのではなく、むしろ全体としてのクラスタ航空機装置の範囲を考慮することを可能にする。航空機装置100を相互にドッキングする工程は、空中で直接行われてもよく、ここで、上記ドッキングの工程は、システム500-1の制御デバイスによって互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100へ提示された制御コマンドに応答して、始動又は起動されてもよいことにも留意されたい。
【0107】
互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100の数量は、2つ以上のユニットからであってもよく、ここで、本発明のいくつかの実施例では、互いにドッキングされる航空機装置100の数量は、複数ユニット、数十ユニット、又は数百ユニットであってもよい。必要な積載量に備えるために、同じ積載量又は別個の積載量を有する複数の航空機装置100が使用されてもよいが、それらの航空機装置100によって提供される全積載量は、上記必要とされる積載量に対応しなければならず、ここで、互いにドッキングされる航空機装置100は、設計に関して、例えば、全体寸法及び/又は動力及び/又は飛行特性及び/又は推進ユニットの型に関して、一致し並びに異なってもよい。
【0108】
さらに、
図1に示されるシステム500-1の一部である2つの航空機装置100のそれぞれにおけるハウジング110に、後述のペイロード200を含むペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、且つ上記搭載された又は吊り下げられたペイロードを上記ガイド140に沿って直線的に移動するように構成された1つの直線ガイド140がさらに設けられる。
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちのいずれか1つにおけるガイド140の形状、長さ(空間広がり)又は他の幾何学的寸法、並びに断面形状及び製造材料は、何ら具体的に限定されず、ここで、システム500-1の一部である別個の航空機装置100に関連するガイド140の形状及び/又は幾何学的寸法(例えば、ガイド140の長さ若しくは空間広がり)は、互いに一致してもよく、又は互いに異なってもよいことに留意されたい。
【0109】
本発明の実施例のうちの1つによれば、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、後述のペイロード200を含むペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、且つ上記搭載された又は吊り下げられたペイロードを上記ガイド140に沿って移動するようにそれぞれ構成されてもよい1つ以上のガイド140(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のガイド140)が設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、2つ以上のガイド140が設けられてもよく、ここで、上記ガイド140うちの少なくともいくつか又は全ては、互いに平行に、互いに垂直に、及び/又は互いに所定の角度で配置されてもよい。本発明のこの実施例のさらに別の変形例では、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、2つ以上のガイド140が設けられてもよく、それらのうちの少なくともいくつか又は全ては互いに接続されて航空機装置の上記ハウジング110に対してペイロードの移動の経路を画定してもよい。本発明のこの実施例の別の変形例では、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、2つ以上のガイド140が設けられてもよく、ここで、上記ガイド140のうちの少なくとも1つは、上記少なくとも1つのガイド140に沿った第1のペイロードの移動を可能にするように、第1のペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるために使用されてもよく、上記ガイド140のうちの少なくとも1つの他のガイドは、上記少なくとも1つの他のガイド140に沿った第2のペイロードの移動を可能にするように、第2のペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるために使用されてもよい。
【0110】
本発明のさらに別の実施例によれば、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられた全てのガイド140は、上記ハウジング110の外側から搭載又は固定されてもよい。本発明の別の実施例によれば、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられた全てのガイド140は、上記ハウジング110の内部又は上記ハウジング110の内部空間に搭載又は固定されてもよい。本発明の別の実施例によれば、システム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイド140の一部は、上記ハウジング110の外側から部分的に搭載又は固定されてもよく、上記ガイド140の他の部分は、上記ハウジング110の内部又は上記ハウジング110の内部空間に部分的に搭載又は固定されてもよい。
【0111】
本発明のいくつかの実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、少なくとも部分的に曲げ可能又は可撓性に構成されてもよく、したがって、そのガイド140上に搭載され又は吊り下げられ、且つ航空機装置のハウジング110に対して適切なスポットに配置されるように上記ガイド140に沿って移動されたペイロードによって、上記ガイド140に及ぼされる荷重を少なくとも部分的に補償することを可能にする。
【0112】
本発明のいくつかの他の実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、直線的又は曲線的に構成されてもよく、したがって、航空機装置の上記ハウジング110に対する上記少なくとも1つのガイド140に沿ったペイロードの移動の直線経路(直線軌道)だけではなく、航空機装置の上記ハウジング110に対する上記ガイド140に沿ったペイロードの移動の曲線経路(曲線軌道)を画定することができると共に、航空機装置の上記ハウジング110に対する上記ガイド140に沿ったペイロードの移動の組合せ経路(組合せ軌道)であって、経路の少なくとも1つの直線断面及び経路の少なくとも1つの曲線断面を有する経路を画定することができる。
【0113】
本発明のいくつかの他の実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、T字形、Z字形、X字形、Y字形、逆U字形、E字形、U字形、N字形、L字形、F字形、O字形、H字形、V字形、逆L字形、C字形又はW字形に構成されてもよい。本発明のこの実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、任意の既知の記号、任意の既知の文字、任意の既知の幾何学的形状、任意の既知の数字若しくは同様なものに対応する任意の他の形状を有してもよいことに留意されたい。
【0114】
本発明のいくつかの他の実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、3つの座標軸のうちの少なくとも1つに沿った(特に、3つの座標軸のうちのいずれか1つに沿った、3つの座標軸のうちの任意の2つに沿った、若しくは全ての3つの座標軸に沿った)ペイロードの移動を可能にするように構成されてもよく、又は航空機装置のハウジング110に対する、ガイド140上に搭載された又は吊り下げられたペイロードの移動を可能にするために、航空機装置の上記ハウジング110に対して移動するように構成されてもよい。
【0115】
本発明の他の実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、後述のペイロード200を含むペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、且つ上記搭載された又は吊り下げられたペイロードを、それに沿って実質的に直線的に移動するように構成された2つ以上の平行ガイド140が設けられてもよい。
【0116】
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100におけるガイド140は、直線状クラスタ・ガイド145の形成を可能とするために互いに取外し可能に接続するように構成される。
図1に示されるように、クラスタ航空機装置におけるクラスタ・ガイドは、2つの航空機装置100のうちの対応する1つの装置のハウジング110の外側にそれぞれが搭載又は固定された、取外し可能に互いに接続される2つのガイド140を備える。このように、クラスタ・ガイド145は、2つ以上の航空機装置110を互いにドッキングさせてクラスタ航空機装置を形成した結果として形成されてもよい。言い換えれば、クラスタ・ガイド145は、実質的にクラスタ航空機装置のガイドであり、後述のペイロード200を含むペイロードが、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のハウジング110間、特に上記ハウジング110のうちの少なくとも1つにおける空いているスポットに移動することを可能にする。
【0117】
本発明の実施例のうちの1つでは、クラスタ・ガイド145は、取外し可能に互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つにそれぞれが関する2つ以上の別個のガイド140から形成されてもよく、特に2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のそのような別個のガイド140から形成でき、ここでクラスタ・ガイド145の形状、長さ(空間広がり)若しくは他の幾何学的寸法、製造材料及び/又は同様なものは、何ら具体的に限定されない。別個のガイド140の取外し可能な接続の結果として形成されるクラスタ・ガイド145は、直線形状又は曲線形状を有してもよいことに留意されたい。
【0118】
本発明の他の実施例によれば、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、少なくとも1つが移動可能に構成される2つ以上の部分を備えてもよく、ここで航空機装置の上記ハウジング110は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記ガイド140の形状を変更するために、ガイド140の上記少なくとも1つの可動部分のガイド140の残りの部分に対する移動を可能にするようにガイド140の上記少なくとも1つの可動部分に動作可能に結合された駆動デバイスをさらに備えてもよい。
【0119】
システム500-1の制御デバイス又はクラスタ航空機装置を形成するために使用された互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つの制御モジュールは、さらに、残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にするように(特に、ガイドの空間広がり全体を縮小に向けて変更するように、及び/又はクラスタ・ガイドの形状を変更するように)上記の互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にし、及び/又は上記互いにドッキングされた航空機装置100のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にするように(特に、ガイドの空間広がり全体を拡大に向けて変更するように、及び/又はクラスタ・ガイドの形状を変更するように)さらに別の追加の航空機装置100の上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つへのドッキングを可能にしてもよいことに留意されたい。さらに、上記互いにドッキングされた航空機装置100のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にするように、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つに、さらに別の追加の航空機装置100をドッキングする工程は、ドッキングされる上記追加の航空機装置100の制御モジュールによって制御されてもよい。
【0120】
本発明の実施例のうちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、所定の回転角度での上記ガイド140の回転を可能にするように、航空機装置の上記ハウジング110に搭載された回転デバイス上(図示せず)に搭載されてもよく、したがって、そのガイド140に沿ったペイロードの移動の経路若しくは軌道を変更することを可能にし、及び/又は回転デバイス上に搭載された上記ガイド140を、上記ハウジング110に設けられた上記ガイド140の一部である少なくとも1つの他のガイドに接続することを可能にする。
【0121】
本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、航空機装置の上記ハウジング110上に回転可能に搭載されてもよく、ここで、航空機装置の上記ハウジング110は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記ガイド140に動作可能に結合され、又は所定の回転角度でその回転を可能にするように上記ガイド140と相互作用するように構成される駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよく、したがってまた、そのガイド140に沿ったペイロードの移動の経路若しくは軌道を変更することを可能にする、及び/又は上記回転ガイド140を、上記ハウジング110に設けられた上記ガイド140の一部である少なくとも1つの他のガイドに接続することを可能にする。
【0122】
本発明のさらに別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、伸縮自在に構成されてもよく、ここで、航空機装置の上記ハウジング110は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記ガイド140に動作可能に結合され、又は少なくとも部分的なガイドの伸長を可能にするように上記ガイド140と相互作用するように構成される駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。本発明のこの実施例では、航空機装置100の制御モジュールは、ガイド140を部分的後退状態若しくは完全後退状態へ戻すことに備えるように、航空機装置100の上記制御モジュールの制御下で以前に完全に若しくは部分的に伸長されたガイド140の少なくとも部分的若しくは完全な収縮を可能にするようにさらに構成されてもよいことに留意されたい。本発明のこの実施例では、ガイド140を伸長する又は収縮するために、航空機装置100の制御モジュールは、少なくとも部分的若しくは完全に伸長されたガイド140の少なくとも部分的な伸長、又は少なくとも部分的若しくは完全に伸長されたガイド140の少なくとも部分的若しくは完全な収縮をそれぞれ可能にする動作のモードで同じガイドを作動するために、上記ガイド140に動作可能に結合された駆動デバイス(図示せず)に制御コマンドを提示するようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。
【0123】
本発明の別の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、航空機装置の上記ハウジング110が設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つに対して所定の角度で傾く又は回転するように構成されてもよい。
【0124】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、その形状及び/又はその寸法を変更するように構成されてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、展開されている間に航空機装置100を取り囲むように構成された折り畳み可能なメッシュ(図示せず)であってもよく、ここで、航空機装置100は、航空機装置100の制御モジュールであって、次に、システム500-1の制御デバイスから制御コマンドを受信してもよい制御モジュールの制御下にあり、且つシステム500-1の制御デバイスの制御コマンドに応答して、メッシュを広げること又は展開することを可能にするように航空機装置100の上記メッシュに動作可能に結合される、駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。本発明の実施例のこの変形例では、航空機装置100のメッシュは、2つの状態、即ち、航空機装置100のメッシュの初期状態に対応し、且つ航空機装置100が空中を移動している間に航空機装置100のメッシュが存在する、折られた若しくは折り畳まれた状態、及び航空機装置100を少なくとも1つの他の航空機装置にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成する間に航空機装置100のメッシュが存在する広げられた状態に存在してもよく、ここで、折り畳まれた状態における航空機装置100のメッシュは、その最小サイズを有し、広げられた状態における航空機装置100のメッシュは、その最大サイズを有することに留意されたい。本発明のこの実施例の別の変形例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、別個の機能部分(図示せず)から形成されてもよく、航空機装置の上記ハウジング110の形状及び/又は寸法を変更するために、それらの機能部分の拡張若しくは展開を可能にするように、上記機能部分に動作可能に結合された駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。本発明のこの実施例のさらに別の変形例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、別個の制御可能な機能部分(図示せず)から形成されてもよく、航空機装置100の制御モジュールは、航空機装置の上記ハウジング110の形状及び/又は寸法を変更するために、上記制御モジュールの制御コマンドであって、システム500-1の制御デバイスの対応する制御コマンドに応答して航空機装置100の制御モジュールによって生成されてもよいコマンド、に応答して、上記機能部分の互いに対する変位(空間場所の変更)を可能にするように、上記制御可能な機能部分にさらに通信可能に結合されてもよい。本発明のこの実施例の別の変形例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、別個の制御可能な機能部分(図示せず)から形成されてもよく、ここで、航空機装置100の制御モジュールは、航空機装置の上記ハウジング110の形状及び/又は寸法を変更するために、上記制御モジュールの制御コマンドであって、システム500-1の制御デバイスの対応する制御コマンドに応答して航空機装置100の制御モジュールによって生成されてもよいコマンド、に応答して、それらの機能部分の拡張若しくは展開を可能にするように、上記制御可能な機能部分に通信可能に結合されてもよい。
【0125】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、上記ハウジング110のガイド140のうちの少なくとも1つに上記ペイロードを搭載すること若しくは吊り下げを可能にするように、また、作業部材の作動の間、上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするように、作動時、ペイロードと相互作用するように構成された1つ以上の制御可能な作業部材(図示せず)がさらに設けられてもよく、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ航空機装置100の制御モジュールの制御コマンドに応答して作業部材のうちの少なくとも1つの作動を可能にするように上記制御可能な作業部材に動作可能に結合される駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。
【0126】
本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、2つの別個のガイド及び可動接続ガイドが設けられてもよく、これらのそれぞれは、ペイロードをその上に搭載又は吊り下げ、且つそれに沿って上記搭載された若しくは吊り下げられたペイロードを移動するように構成され、さらに、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記ガイドを互いに接続するために、ガイドの移動を可能にするように、上記可動接続ガイドに動作可能に結合される駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。
【0127】
本発明の他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするように、航空機装置の上記ハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられたペイロードと相互作用するように構成されるペイロード移動モジュール(図示せず)がさらに設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、ペイロード移動モジュール(図示せず)は、航空機装置のハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つに沿ってペイロードを把持して移動するように構成されたロボット・マニピュレータ又はグリップであってもよい。本発明のこの実施例の別の変形例では、ペイロード移動モジュール(図示せず)は、プッシャであってもよく、航空機装置のハウジング110に設けられたガイドのうちの少なくとも1つに沿ってそのペイロードを移動するために上記プッシャの作動中にペイロードに瞬間的に力を加えるように構成されてもよく、ここで、航空機装置の上記ハウジング110は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ作動させるように上記プッシャに動作可能に結合される駆動デバイス(図示せず)をさらに備えてもよい。本発明のこの実施例のさらに別の変形例では、ペイロード移動モジュール(図示せず)は、少なくとも1つのガイド140に沿ってペイロードを移動するために、ガイド140とは別個の少なくとも1つの追加のガイド(図示せず)に移動可能に搭載されてもよい。本発明のこの実施例の別の変形例では、ペイロード移動モジュール(図示せず)は、航空機装置のハウジング110に設けられた少なくとも1つのガイド140からペイロードを取り外すようにさらに構成されてもよい。
【0128】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110は、ペイロード収容のために航空機装置の上記ハウジング110のスポットのうちの1つでのペイロードの重量を測定するようにそれぞれ構成され、上記航空機装置100の制御モジュールにその読み取り値を提示するようにそれぞれ構成される1つ以上の重量センサ(図示せず)がさらに設けられてもよく、ここで、航空機装置100の制御モジュールは、重量センサの上記読み取り値に従って少なくとも1つのガイド140に沿ってペイロードを移動するために、航空機装置の上記ハウジング110にさらに設けられてもよいペイロード移動モジュールに制御命令を提示することを可能にしてもよい。
【0129】
本発明のいくつかの他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つが、上記少なくとも1つのガイド140に搭載されたペイロードを取り外すようにさらに構成されてもよく、したがって、例えば、上記少なくとも1つのガイド140の少なくとも一部分に損傷がある場合、又は上記ペイロードを他のガイド140上へ再搭載若しくは再吊設する必要があるときに、そのような必要が生じると、上記少なくとも1つのガイド140から上記ペイロードを取り去ることを可能にする。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つは、1つ以上のペイロード取り外しスポットを有してもよく、したがって、例えば、上記少なくとも1つのガイド140の少なくとも一部分に損傷がある場合、又は上記ペイロードを他のガイド140上へ再搭載又は再吊設する必要があるとき、そのような必要が生じると、上記少なくとも1つのガイド140から上記ペイロードを取り去ることも可能にする。
【0130】
本発明の様々な実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つは、航空機装置の上記ハウジング110が設けられたガイド140のうちの少なくとも1つに移動可能に搭載されてもよく、したがって、航空機装置のハウジング110の相互ドッキングを可能にするためだけではなく、上記ガイド140上のペイロードの可動取り付けのためにもドッキング・モジュール130を使用することができ、したがって、次に、航空機装置のハウジング110に対してそれに沿って移動するように、上記ガイド140上に搭載され又は吊り下げられてもよい様々なペイロードを拡張する。
【0131】
本発明の様々な他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つには、ペイロードが上記少なくとも1つのガイド上に搭載され又は吊り下げられることを可能にするためにペイロードを把持するように構成され、上記把持されたペイロードが上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にするために上記少なくとも1つのガイドに沿って移動するように構成された、把持機構(図示せず)がさらに設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、把持機構(図示せず)は、上記少なくとも1つのガイドに対して上記把持されたペイロードの回転を可能にするように回転可能に構成されてもよい。
【0132】
本発明の様々な他の実施例では、
図1に示されるシステム500-1の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つは移動可能に構成されてもよく、ここで、航空機装置の上記ハウジング110は、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つガイドが上記可動ガイド上に搭載された又は吊り下げられたペイロードと共に移動することを可能にするために、上記可動ガイド140と動作可能に相互作用するように構成された、ガイド移動モジュール(図示せず)をさらに備えてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、可動ガイド140は、そのガイド140の移動中に、上記可動ガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために、ペイロードをその上に搭載又は吊り下げるようにさらに構成されてもよい。
【0133】
本発明の実施例のうちの1つによれば、
図1に示されるクラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために、航空機装置の上記ハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられたペイロードと相互作用するように構成されたペイロード移動モジュール(図示せず)がさらに設けられてもよく、ここで、上記制御モジュールは、ドッキング解除される航空機装置100から残りの互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つへの上記ペイロードの移動を可能にするために、上記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成されてもよい。したがって、本発明のこの実施例では、互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュール(図示せず)の制御下にあるペイロード移動モジュール(図示せず)は、上記クラスタ航空機装置が空域(即ち、空中)に存在している間、上記クラスタ航空機装置からドッキング解除される航空機装置のハウジング110から、上記クラスタ航空機装置の一部である他の航空機装置のハウジング110のうちの少なくとも1つへ、ペイロードを少なくとも部分的に再積載する又は降ろすことを実質的に可能にする。本発明のこの実施例では、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよいペイロード移動モジュールは、例えば、ロボット・アーム、ロボット・マニピュレータ、ロボット・グリップ、制御可能な電気機械グリップ、制御可能な電磁グリップ、又は少なくとも1つのガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にするためにペイロードを把持するように、又は少なくとも1つのガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にするためにペイロードに力を連続的若しくは定期的に加えるように構成された別の制御可能な技術的手段であってもよいことに留意されたい。本発明のこの実施例では、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよいペイロード移動モジュールは、少なくとも1つのガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にするために、上記ハウジング110に対して航空機装置100の制御モジュールの制御下で移動するようにさらに構成されてもよいことに留意されたい。特に、本発明のこの実施例では、航空機装置100のペイロード移動モジュールは、航空機装置の上記ハウジング110にさらに設けられてもよい別個のガイドに沿って移動するように、上記航空機装置100に関連するハウジング110の外側若しくは内側から搭載されてもよく、上記少なくとも1つのガイド140に沿って移動するように(即ち、移動されるペイロードが搭載される若しくは吊り下げられる同じガイド140上に)搭載されてもよく、航空機装置の上記ハウジング110に対して移動するように車輪基部上に搭載されてもよく、少なくとも1つのガイド140などに沿ったそのペイロードの移動を可能にするために、伸縮自在グリップが上記ペイロードをそれぞれ引く若しくは押す間に折られたり広げられたりするように構成されたペイロードを把持するために上記伸縮自在グリップの形態で構成されてもよい。本発明のこの実施例では、航空機装置100のペイロード移動モジュールの可動性は、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよく、且つ駆動部の作動がクラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュールの制御下にある間、上記ペイロード移動モジュールへの動きの伝達を可能にするように上記ペイロード移動モジュールに動作可能に結合されてもよい駆動モジュール又は上記駆動部によって与えられてもよいことにも留意されたい。
【0134】
本発明の別の実施例によれば、
図1に示されるクラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、上記航空機装置100の制御モジュールの制御下にあり、且つ上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために航空機装置の上記ハウジング100に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つ上に搭載又は吊り下げられたペイロードと相互作用するように構成されるペイロード移動モジュール(図示せず)がさらに設けられてもよく、ここで上記制御モジュールは、残りの互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つからの上記ペイロードを受けることを可能にし、ドッキング解除される航空機内への上記受けたペイロードの移動を可能にするために、上記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成されてもよい。したがって、本発明のこの実施例では、互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュール(図示せず)の制御下にあるペイロード移動モジュール(図示せず)により、上記クラスタ航空機装置が空域(即ち空中)に存在する間、上記クラスタ航空機装置から上記クラスタ航空機装置の一部である任意の他の航空機装置100のハウジング110から、又は上記クラスタ航空機装置の一部である任意の他の航空機装置のハウジング110から、ドッキング解除される航空機装置のハウジング110にペイロードを少なくとも部分的に再積載することを実質的に可能にする。本発明のこの実施例では、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよいペイロード移動モジュールは、例えば、ロボット・アーム、ロボット・マニピュレータ、ロボット・グリップ、制御可能な電気機械グリップ、制御可能な電磁グリップ、又は少なくとも1つのガイド140に沿ったその移動を可能にするためにペイロードを把持するように、又は少なくとも1つのガイド140に沿ったその移動を可能にするためにペイロードに連続的若しくは定期的に力を加えるように構成された別の制御可能な技術的手段であってもよいことに留意されたい。本発明のこの実施例では、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよいペイロード移動モジュールは、少なくとも1つのガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にするために、上記ハウジング110に対して航空機装置100の制御モジュールの制御下で移動するようにさらに構成されてもよいことに留意されたい。特に、本発明のこの実施例では、航空機装置100のペイロード移動モジュールは、航空機装置の上記ハウジング110にさらに設けられてもよい別個のガイドに沿って移動するように、上記航空機装置100に関連するハウジング110の外側若しくは内側から搭載されてもよく、上記少なくとも1つのガイド140に沿って移動するように(即ち、移動されるペイロードが搭載される若しくは吊り下げられる同じガイド140上に)搭載されてもよく、航空機装置の上記ハウジング110に対して移動するように車輪基部に搭載されてもよく、少なくとも1つのガイド140などに沿ったそのペイロードの移動を可能にするように、伸縮自在グリップが上記ペイロードをそれぞれ引く若しくは押す間に、折られたり広げられたりするように構成されたペイロードを把持するために上記伸縮自在グリップの形態で構成されてもよい。本発明のこの実施例では、航空機装置100のペイロード移動モジュールの可動性は、航空機装置のハウジング110にさらに設けられてもよく、且つ駆動部の作動がクラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュールの制御下にある間、上記ペイロード移動モジュールへの動きの伝達を可能にするように上記ペイロード移動モジュールに動作可能に結合されてもよい駆動モジュール又は上記駆動部(図示せず)によって与えられてもよいことにも留意されたい。
【0135】
本発明の別の実施例によれば、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つにおける制御モジュールは、上記航空機装置100が少なくとも部分的に補充された範囲又は完全に補充された範囲を有する状態に遷移するように、ドッキング解除される上記航空機装置100の範囲の少なくとも部分的な充電又は少なくとも部分的な補充のために、駐機場の電源のうちの少なくとも1つにそれぞれ電気的に接続され、且つ少なくとも1つの航空機のそれへの各接続を可能にする1つ以上の充電デバイス(図示せず)が設けられた駐機場(図示せず)に、ドッキング解除される航空機装置100を向けることを、さらに可能にしてもよく、したがって、航空機装置が、クラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つと再ドッキングすることを可能にする。本発明のこの実施例における駐機場の電源のそれぞれは、1つ以上の電池、内燃機関に基づく発電機、水素エンジンに基づく発電機、太陽電池パネル、及び従来技術で知られている任意の他の適したエネルギ源であってもよいことに留意されたい。本発明のこの実施例における駐機場の充電デバイス(図示せず)のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、無線充電デバイス、有線充電デバイス又は充電ドックであってもよいことにも留意されたい。代替として、駐機場の充電デバイスのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、例えば、電気エネルギを供給するデバイス、液体若しくは気体燃料を供給するデバイス及び/又は同様なものの形態で構成されてもよい。さらに別の代替として、駐機場の充電デバイスのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、航空機装置100の燃料タンクであって、航空機装置100の燃料を動力源としたエンジンに油圧によって接続された燃料タンクの上記吸入された量の供給を可能にするために、コンテナからの燃料の吸入を可能にするように、燃料を備えたリザーバ又はコンテナ(図示せず)に油圧ラインによって接続されたポンプ(図示せず)に油圧によって接続されてもよく、したがって航空機装置100の範囲を補充することを可能にする(特に、航空機装置100の燃料タンクにおける燃料量の少なくとも部分的な補充による)。
【0136】
本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つにおける制御モジュールは、クラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの1つへ補充された範囲を有する航空機装置をドッキングすることをさらに可能にしてもよい。本発明のこの実施例の別の変形例では、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つにおける制御モジュールは、ドッキングされる上記航空機装置から、クラスタ航空機装置を形成する互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つへの、ペイロードの移動を可能にするために、ドッキングされる航空機装置に関連するペイロード移動モジュール(図示せず)に制御コマンドを提示するようにさらに構成されてもよい。
【0137】
本発明の別の実施例によれば、互いにドッキングされる航空機装置100のうちの少なくとも2つに、それぞれに追加のガイド(図示せず)がさらに設けられてもよく、ここで、上記航空機装置100のうちの1つにおける制御モジュールは、上記航空機装置100が互いにドッキングすると、航空機装置100の上記追加のガイドから形成された追加のクラスタ・ガイド(図示せず)に沿ったペイロード移動モジュール(図示せず)の移動をさらに可能にしてもよい。
【0138】
図1に示され、
図1の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれ、又はペイロードを移動させるシステム500-1であって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの制御デバイスは、上記クラスタ航空機装置を形成する
図1の航空機装置100の少なくとも一部又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、
図1に示され、
図1の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれ、又はペイロードを移動させるシステム500-1であって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの制御デバイスは、このようなクラスタ航空機装置に、
図1に示される1つ以上の追加の航空機装置100、
図1の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードを取外し可能にドッキングすることを可能にするようにさらに構成されてもよい。システム500-1の一部である
図1の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置を、
図1の1つ以上の追加の航空機装置100、
図1の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードに取外し可能にドッキングする工程は、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、
図1の上記1つ以上の追加の航空機装置100のハウジングに設けられてもよい補助ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つ、1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードとそれぞれ取外し可能な相互作用をさせることによって行われてもよいことにも留意されたい。
【0139】
ペイロードを移動させるシステムの第2実施例
図2は、互いに取外し可能に接続するか、又は互いに取外し可能にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つの航空機装置100を備える、本発明によるペイロードを移動させるシステム500-2の第2実施例である。
【0140】
システム500-2は、
図1に示されるシステム500-1の実質上、変形形態又は変形例であることに留意されたい。したがって、システム500-1及びシステム500-2の一部である類似の機能構成要素、及び上記類似の機能構成要素の一部である類似の構成素子は、同じ参照番号を使って、
図1及び
図2並びに本明細書の本文において参照されることに留意されたい。適用可能な場合、システム500-1の上記実施例は、
図2に示されるシステム500-2にも当てはまり又は関し、したがって、本発明の特定の実施例、本発明の代替実施例及び/又はシステム500-1に関して上述したそれらの変形例は、システム500-2の実施例として解釈されるべきであることにも留意されたい。
【0141】
上述したシステム500-1と同様に、システム500-2は、互いに取外し可能に接続してクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つ以上の航空機装置100、本明細書で説明する航空機装置100の実施例のうちの1つとそれぞれ同様に構成された、例えば、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10、11、12以上の航空機装置から構成されてもよく、ここで、システム500-2における航空機装置100は、それぞれが2つ以上の航空機装置100から構成され、且つその一部として同じ又は異なる数量の航空機装置100を有する、1つ以上のクラスタ航空機装置(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、10、10以上のクラスタ航空機装置)を画定又は形成してもよい。
【0142】
さらに、上記システム500-1と同様に、システム500-2の一部である航空機装置100のそれぞれは、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする2つの空気推進ユニット120が設けられたハウジング110と、ハウジング110上にその外側から固定され、(後述のペイロード200を含む)ペイロードをその上に搭載又は吊り下げ、それに沿って上記搭載された又は吊り下げられたペイロードを移動するように構成された1つのガイド140と、上記航空機装置100の動作を制御する(その推進ユニット120の動作を制御することを含む)ように構成され、航空機装置100と同一又は別個の少なくとも1つの他の航空機装置への上記航空機装置100のドッキングを可能にするために、システム500-2の一部である制御デバイスから制御コマンド及び/又は航行コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備える。しかしながら、
図1に示されたシステム500-1とは対照的に、
図2に示されるシステム500-2では、ドッキング・モジュール130は、上記ガイド140の両端に堅く取り付けられ、したがって、システム500-2の一部である1つ以上の他の航空機装置100のハウジング110に設けられた1つ以上の他のガイド140を上記ガイド140に取外し可能に接続又はドッキングすることを可能にし、それにより、航空機装置100の互いに取外し可能なドッキングに備え、ここで、航空機装置100のハウジング110に関連するガイド140の互いに取外し可能なドッキングは、上記航空機装置のガイドのドッキング・モジュール130に互いに取外し可能な相互作用をさせることによって行われる。システム500-1と同様に、システム500-2では、航空機装置100を互いにドッキングすると、それらの航空機装置100のガイド140がドッキングされて
図2に示されるクラスタ・ガイド145を形成する。したがって、システム500-2の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジングの1つ以上の他のガイドに取外し可能に接続又はドッキングして、そのような航空機装置100を互いにドッキングすると、クラスタ・ガイドを形成するように構成される。
【0143】
本発明の実施例のうちの1つでは、システム500-2の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットと、1つ以上のガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、上記ガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために、その上に(後述のペイロード200を含む)ペイロードを搭載し又は吊り下げるように構成されてもよいガイド140とが設けられてもよく、システム500-2の一部でもある少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジング110に関連する1つ以上のガイド140に取外し可能に接続又はドッキングするように構成されてもよい。
【0144】
本発明の別の実施例では、システム500-2の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、上記ハウジング110のガイド140上に設けられた1つ以上のドッキング・モジュール130がそのガイドのスポット又は領域に設けられてもよく、ドッキング・モジュールは、互いにドッキングされる上記航空機装置100のドッキング・モジュール130に互いに取外し可能な相互作用をさせて上記互いにドッキングされた別個のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成すると、他の航空機装置100のハウジング110の1つ以上のガイド140に上記ガイドを取外し可能に接続又はドッキングすることを可能にし、上記クラスタ・ガイド145に沿ったペイロードの自由な移動を可能にする。
【0145】
さらに、
図2に示されるシステム500-2の一部であり、且つ互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つに関連した制御モジュール(図示せず)は、さらに、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイド140からのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへのさらに別の航空機装置100のドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする。
【0146】
図2に示され、
図2の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、或いはペイロードを移動させるシステム500-2であって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの制御デバイスが、上記クラスタ航空機装置を形成する
図2の航空機装置100の少なくとも一部又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、
図2に示され、
図2の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、或いはペイロードを移動させるシステム500-2であって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの制御デバイスが、そのようなクラスタ航空機装置への、
図2に示される1つ以上の追加の航空機装置100、それぞれが
図2の互いにドッキングされた航空機装置100から形成された1つ以上のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードの取外し可能なドッキングを可能にするようにさらに構成されてもよい。システム500-2の一部である
図2の互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置を、
図2の1つ以上の追加の航空機装置100、
図2の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は、1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードに取外し可能にドッキングする工程は、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のガイド140に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、
図2の上記1つ以上の追加の航空機装置100のハウジングに設けられてもよい補助ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つ、1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードそれぞれとの取外し可能な相互作用をさせることによって行われてもよいことにも留意されたい。
【0147】
ペイロードを移動させるシステムの第3実施例
ペイロードを移動させるシステムの第3実施例は、
図2を参照して上述したシステム500-2の変形例である。したがって、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である類似の機能構成要素、及び上記類似の機能構成要素の一部である類似の構成素子は、上記システム500-2に関して使用されたものと同じ参照番号を使って、本明細書の本文において参照される。適用可能な場合、システム500-2の上記実施例も、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例にも当てはまり又は関し、したがって、本発明の特定の実施例、本発明の代替実施例及び/又はシステム500-2に対する上述のそれらの変形例は、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の実施例として解釈されるべきであることにも留意されたい。
【0148】
システム500-2と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例は、互いに取外し可能に接続する、又は互いに取外し可能にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つ以上の航空機装置100を備えてもよい。
【0149】
さらに、上記システム500-2と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例では、航空機装置100のそれぞれは、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする2つの空気推進ユニット120が設けられたハウジング110と、ハウジング110上にその外側から固定され、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、上記搭載され又は吊り下げられたペイロードをそれに沿って移動するように構成された1つのガイド140と、上記航空機装置100の動作を制御する(その推進ユニット120の動作を制御することを含む)ように構成され、航空機装置100と同一又は別個の少なくとも1つの他の航空機装置への上記航空機装置100のドッキングを可能にするために、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である制御デバイスから制御コマンド及び/又は航行コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備える。
【0150】
さらに、上記システム500-2と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例では、ドッキング・モジュール130は、上記ガイド140の両端に堅く取り付けられ、したがって、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である1つ以上の他の航空機装置100のハウジング110に設けられた1つ以上の他のガイド140を上記ガイド140に取外し可能に接続又はドッキングすることを可能にし、それにより、航空機装置100の互いに取外し可能なドッキングに備え、ここで、航空機装置100のハウジング110に関連するガイド140の互いへの取外し可能なドッキングは、上記航空機装置のガイドのドッキング・モジュール130に互いに取外し可能な相互作用をさせることによって行われる。
【0151】
さらに、上記システム500-2と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例では、航空機装置100を互いにドッキングすると、それらの航空機装置100のガイド140のドッキングを行ってクラスタ・ガイド145を形成する。したがって、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジング110の1つ以上の他のガイドに取外し可能に接続又はドッキングして、そのような航空機装置100を互いにドッキングすると、クラスタ・ガイド145を形成するように構成される。
【0152】
上記システム500-2とは対照的に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例では、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に設けられた1つ以上のガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、航空機装置の上記ハウジング110に対して移動するように少なくとも部分的又は完全に構成され、このように、上記ガイド140の移動中に、上記ハウジング110に対して上記可動ガイド上に搭載され又は吊り下げられたペイロードをさらに移動することを可能にし、ここで、これと同時に、上記ペイロードは、上記ガイドに沿って直ちに移動されてもよく、したがって、航空機装置のハウジング110に対する上記ペイロードの移動速度を増加させるだけではなく、上記ペイロードの全体的な移動の滑らかさも増加させ、これにより、上記ペイロードへの振動応力を低減する。
【0153】
特に、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例におけるガイド140に沿ったペイロードの移動は、システム500-1に対して上述したペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構を使用することによって行われてもよく、ここで、そのようなペイロード移動モジュール又はそのようなペイロードを移動させる把持機構は、航空機装置のハウジング110又はガイド140自体に搭載されてもよい。
【0154】
さらに、航空機装置のハウジング110に対するガイド140の移動は、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例では、航空機装置のハウジング110に搭載されてもよく、上記ハウジングに対するその移動を可能にするように、上記ガイド140と動作可能に相互作用してもよいガイド移動モジュールを使用することによって行われてもよい。本発明の実施例のうちの1つでは、このようなガイド140は、ガイド移動モジュール上に直ちに搭載又は固定されてもよく、ガイド移動モジュールは、次に、航空機装置のハウジング110に、上記ハウジング110に対して移動可能に搭載されてもよいので、航空機装置のハウジング110に対するガイド移動モジュールの移動も、上記ハウジング110に対する、上記ガイド移動モジュール上に搭載されたガイドの移動につながる。本発明の別の実施例では、このようなガイド140は、上記ガイド140を少なくとも部分的又は完全に折ること/広げることが航空機装置のハウジング110に対するそのようなガイド140上に搭載され又は吊り下げられたペイロードの移動につながるように、伸縮自在に構成されてもよい。
【0155】
ガイド移動モジュールは、システム500-1に対して上述したペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構と同様に類似して実装されてもよく、したがって、本明細書で説明されるペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構の実施例は、ガイド移動モジュールの例示的で可能な実施例と考えられてもよいことに留意されたい。
【0156】
ガイド移動モジュール及びペイロード移動モジュールは、ガイド移動モジュール及びペイロード移動モジュールの上記機能を実装する、即ち、航空機装置のハウジング110に設けられた1つ以上のガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にし、それと同時に、上記ハウジング110に対する上記ガイド140の移動を可能にする、単一の機能的又は駆動デバイスとして構成されてもよいことにも留意されたい。
【0157】
本発明の実施例のうちの1つでは、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットと、1つ以上のガイド140とが設けられてもよく、ガイドのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記ガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために、(後述のペイロード200を含む)ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるように構成されてもよく、また、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジング110に関する1つ以上のガイド140に取外し可能に接続又はドッキングするように構成されてもよい。
【0158】
本発明の別の実施例では、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110は、上記ハウジング110のガイド140上に設けられた1つ以上のドッキング・モジュール130がそのガイド140のスポット又は領域に設けられてもよく、ドッキング・モジュールは、互いにドッキングされる上記航空機装置100のドッキング・モジュール130に互いに取外し可能な相互作用をさせて上記互いにドッキングされた別個のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成すると、他の航空機装置100のハウジング110の1つ以上のガイド140に取外し可能に上記ガイドを接続又はドッキングすることを可能にし、上記クラスタ・ガイド145に沿ったペイロードの自由な移動を可能にする。
【0159】
さらに、
図2に示されたペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である航空機装置100のうちの1つに関連し、互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する制御モジュール(図示せず)は、さらに、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイド140からのクラスタ・ガイド145の形成を可能にし、及び/又は上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへのさらに別の航空機装置100のドッキングを可能にして上記互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイド145の形成を可能にする。
【0160】
さらに、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部であり、互いにドッキングされて、上記クラスタ・ガイド145が設けられているクラスタ航空機装置を形成する航空機装置のうちの少なくとも1つに関連した制御モジュール(図示せず)は、上記クラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200を含む)ペイロードの移動をさらに可能にし、それと同時に、互いにドッキングされた航空機装置100のハウジング110のうちの少なくとも1つに対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にする。
【0161】
ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれ、或いはペイロードを移動させるシステムであって上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの第3実施例の制御デバイスは、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくともいくつか又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれ、或いはペイロードを移動させるシステムであって上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの第3実施例の制御デバイスは、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例に関連する1つ以上の追加の航空機装置100、ペイロードを移動させるシステムの第3の実施例に関連する、互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードの、そのようなクラスタ航空機装置への取外し可能なドッキングを可能にするようにさらに構成されてもよい。ペイロードを移動させるシステムの第3実施例に関連する、互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置を、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例に関連する1つ以上の追加の航空機装置100、ペイロードを移動させるシステムの第3の実施例に関連する、互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードに、取外し可能にドッキングする工程は、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のガイド140に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例に関連する上記1つ以上の追加の航空機装置100のハウジングに設けられてもよい補助ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つ、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例に関連した1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードのそれぞれとの、取外し可能な相互作用をさせることによって行われてもよいことにも留意されたい。
【0162】
ペイロードを移動させるシステムの第4実施例
ペイロードを移動させるシステムの第4実施例は、
図1を参照して上述したシステム500-1の変形例である。したがって、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である類似の機能構成要素、及び上記類似の機能構成要素の一部である類似の構成素子は、上記システム500-1に関して使用されるものと同じ参照番号を使って本明細書の本文において参照される。適用可能な場合、システム500-1の上記実施例も、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例にも当てはまり又は関し、したがって、本発明の特定の実施例、本発明の代替実施例及び/又はシステム500-1に対する上述のそれらの変形例は、ペイロードを移動させるシステムの第3実施例の実施例として解釈されるべきであることにも留意されたい。
【0163】
システム500-1と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例は、互いに取外し可能に接続する、又は互いに取外し可能にドッキングしてクラスタ航空機装置を形成するように構成された2つ以上の航空機装置100を備えてもよい。
【0164】
さらに、上記システム500-1と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、航空機装置100のそれぞれは、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする2つの空気推進ユニット120が設けられたハウジング110と、ハウジング110上にその外側から固定されて、その上にペイロードを搭載又は吊り下げ、且つそれに沿って上記搭載され又は吊り下げられたペイロードを移動するように構成された1つのガイド140と、上記航空機装置100の動作を制御するように構成され(その推進ユニット120の動作を制御することを含む)、且つ航空機装置100と同一又は別個である少なくとも1つの他の航空機装置への上記航空機装置100のドッキングを可能にするために、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である制御デバイスから制御コマンド及び/又は航行コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備える。
【0165】
さらに、上記システム500-1と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、ドッキング・モジュール130は、ハウジング110の外側から搭載され、したがって、これらのドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つに、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である1つ以上の他の航空機装置100のハウジング110に設けられた1つ以上の他のドッキング・モジュール130を取外し可能に接続又はドッキングすることを可能にし、それによって航空機装置100の互いへの取外し可能なドッキングに備える。したがって、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、航空機装置のハウジング110の互いへの取外し可能なドッキングは、それらのハウジング110のドッキング・モジュール130に互いに取外し可能な相互作用をさせることによって行われる。
【0166】
さらに、上記システム500-1と同様に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、航空機装置100を互いにドッキングすると、航空機装置の互いにドッキングされるハウジング110に設けられたガイド140の取外し可能なドッキング(即ち、突合せ接続)又は取外し可能な接続を行ってクラスタ・ガイド145を形成する。したがって、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれにおけるハウジング110に設けられたガイドのうちの少なくとも1つは、そのような航空機装置を互いにドッキングすると、少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジング110の1つ以上の他のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイド145を形成するように構成される。
【0167】
上記システム500-1とは対照的に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に設けられた1つ以上のガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、航空機装置の上記ハウジング110に対して移動するように少なくとも部分的又は完全に構成され、したがって、上記ガイド140の移動中に、上記ハウジング110に対して上記可動ガイド上に搭載され又は吊り下げられたペイロードをさらに移動することを可能にし、ここで、それと同時に、上記ペイロードは、上記ガイド140に沿って直ちに移動されてもよく、したがって、航空機装置のハウジング110に対する上記ペイロードの移動速度を増加させるだけではなく、上記ペイロード全体の移動の滑らかさも増加させ、これによって、上記ペイロードへの振動応力を低減する。
【0168】
特に、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例におけるガイド140に沿ったペイロードの移動は、システム500-1に対して上述したペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構を使うことによって行われてもよく、ここで、そのようなペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させるそのような把持機構は、航空機装置のハウジング110上又はガイド140自体上に搭載されてもよい。
【0169】
さらに、航空機装置のハウジング110に対するガイド140の移動は、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例では、航空機装置のハウジング110に搭載されてもよく、且つ上記ハウジング110に対するその移動を可能にするように上記ガイド140と動作可能に相互作用してもよいガイド移動モジュールを使用することによって行われてもよい。本発明の実施例の1つでは、このようなガイド140は、ガイド移動モジュール上に直ちに搭載又は固定されてもよく、ガイド移動モジュールは、次に、航空機装置のハウジング110に、上記ハウジング110に対して移動可能に搭載されてもよく、それにより、航空機のハウジング110に対するガイド移動モジュールの移動も、上記ハウジング110に対する、上記ガイド移動モジュール上に搭載されたガイド140の移動につながる。本発明の別の実施例では、このようなガイド140は、上記ガイド140を少なくとも部分的又は完全に折ること/広げることが、航空機装置のハウジング110に対してそのようなガイド140上に搭載され又は吊り下げられたペイロードの移動につながるように伸縮自在に構成されてもよい。
【0170】
ガイド移動モジュールは、システム500-1に対して上述したペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構と同様に実装されてもよく、したがって、本明細書で説明されるペイロード移動モジュール又はペイロードを移動させる把持機構の実施例は、ガイド移動モジュールの例示的で可能な実施例と考えられてもよいことに留意されたい。
【0171】
ガイド移動モジュール及びペイロード移動モジュールは、ガイド移動モジュール及びペイロード移動モジュールの上記機能を実装し、即ち、航空機装置のハウジング110に設けられた1つ以上のガイド140に沿ったペイロードの移動を可能にし、それと同時に、上記ハウジング110に対する上記ガイド140の移動を可能にする、単一の機能若しくは駆動デバイスとして構成されてもよいことにも留意されたい。
【0172】
本発明の実施例のうちの1つでは、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110に、空中の上記航空機装置100の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット及び1つ以上のガイド140が設けられてもよく、ガイドのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記ガイド140に沿った上記ペイロードの移動を可能にするために、(後述するペイロード200を含む)ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げるように構成されてもよく、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部でもある少なくとも1つの他の航空機装置100のハウジング110に関連してもよい1つ以上のガイド140に取外し可能に接続又はドッキングするように構成されてもよい。
【0173】
本発明の別の実施例では、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である航空機装置100のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング110には、ハウジング110の本体のスポット又は領域上に、航空機装置のハウジング110上に設けられた1つ以上のドッキング・モジュール130が設けられ、上記ハウジング110のドッキング・モジュール130に、互いに取外し可能な相互作用をさせることによって他の航空機装置100の1つ以上のハウジング110に上記ハウジング110を取外し可能に接続又はドッキングすることを可能にし、上記ハウジング110に設けられたガイド140のうちの少なくとも1つを1つ以上の他の航空機装置100のハウジング110の1つ以上のガイド140に取外し可能に接続又はドッキングして上記互いにドッキングされた別個のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成することを可能にし、上記クラスタ・ガイド145に沿ったペイロードの自由な移動を可能にする。
【0174】
さらに、
図2に示されるペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部であり、互いにドッキングされてクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュール(図示せず)は、さらに、残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイド140からのクラスタ・ガイド145の形成を可能にするように、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にし、及び/又は、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちのガイドからのクラスタ・ガイド145の形成を可能にするように、上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへのさらに別の航空機装置100のドッキングを可能にする。
【0175】
さらに、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部であり、互いにドッキングされて上記クラスタ・ガイド145が設けられたクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つに関連する制御モジュール(図示せず)は、さらに、上記クラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200を含む)ペイロードの移動を可能にし、それと同時に、互いにドッキングされた航空機装置100のハウジング110のうちの少なくとも1つに対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にする。
【0176】
ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれ、或いはペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの第4実施例の制御デバイスは、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくともいくつか又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれ、或いはペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ航空機装置を備えてもよいシステムの第4実施例の制御デバイスは、そのようなクラスタ航空機装置への、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である1つ以上の追加の航空機装置100、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードの、取外し可能なドッキングを可能にするようにさらに構成されてもよい。ペイロードを移動させるシステムの第4実施例の一部である互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置を、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例に関連する1つ以上の追加のクラスタ航空機装置100、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例に関連した互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の後述の自走式モジュール、1つ以上の後述の自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードへ、取外し可能にドッキングする工程は、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のハウジング110に設けられたドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例に関連する上記1つ以上の追加の航空機装置100のハウジングに設けられてもよい補助ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つ、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例に関連する1つ以上の追加のクラスタ航空機装置、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の後述のペイロード200、及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードのそれぞれとの取外し可能な相互作用をさせることによって行われてもよい。
【0177】
特に、航空機装置100の実施例及び互いにドッキングされた航空機装置100から形成されるクラスタ航空機装置の実施例の上記説明に鑑みて、本発明によるペイロードを移動させるシステムの変形例のうちの1つは、ペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上の航空機装置100を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されるクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの移動を可能にするように、それらのガイド140を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上の追加の航空機装置、又はペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に、取外し可能にドッキングされてもよく、或いはペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの移動を可能にするように、それらのガイド140を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上の追加の航空機装置100、又はペイロードを移動させるシステム500-2の上記第2実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよい。
【0178】
さらに、航空機装置100の実施例及び互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の実施例の上記説明に鑑みて、本発明によるペイロードを移動させるシステムのさらに別の変形例は、ペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上の航空機装置100を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの同時移動、及び上記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つ以上のハウジング110に対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にするように、それらのガイド140を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上の追加の航空機装置100、又はペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に、取外し可能にドッキングされてもよく、或いはペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの同時移動、及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジング110に対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にするように、それらのガイド140を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上の追加の航空機装置100、又はペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよい。
【0179】
さらに、航空機装置100の実施例及び互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の実施例の上記説明に鑑みて、本発明によるペイロードを移動させるシステムのさらに別の変形例は、ペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上の航空機装置100を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの移動を可能にするように、それらのドッキング・モジュール130を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上の追加の航空機装置、又はペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよく、或いはペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの移動を可能にするように、それらのドッキング・モジュール130を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上の追加の航空機装置100、又はペイロードを移動させるシステム500-1の第1実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよい。
【0180】
さらに、航空機装置100の実施例及び互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ航空機装置の実施例の上記説明に鑑みて、本発明によるペイロードを移動させるシステムの他の変形例は、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上の航空機装置100を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200又は後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの同時移動、及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジング110に対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にするように、それらのドッキング・モジュール130を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上の追加の航空機装置、又はペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよく、或いはペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置を備えてもよく、これらの航空機装置のうちの少なくとも1つは、上記互いにドッキングされた航空機装置のガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145に沿った(後述のペイロード200若しくは後述のクラスタ・ペイロードを含む)ペイロードの同時移動、及び上記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジング110に対する上記クラスタ・ガイド145の少なくとも一部の移動を可能にするように、それらのドッキング・モジュール130を互いに取外し可能に接続することによって、ペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上の追加の航空機装置100、又はペイロードを移動させるシステムの第4実施例による1つ以上のクラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされてもよい。
【0181】
さらに、本発明の他の実施例では、本明細書に説明され、従来技術では知られている、又は当業者によって理解されるであろう、それらの実施例のうちのいずれか1つによる航空機装置100におけるハウジング110に設けられてもよい1つ以上のドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、航空機装置のハウジング110の側のうちの1つに配置されてもよく、上記ドッキング・モジュール130の残りのドッキング・モジュールとは別個である。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、本明細書に説明され、従来技術で知られている、又は当業者によって理解される、その実施例のうちのいずれか1つによる航空機装置100におけるハウジング110に設けられてもよい1つ以上のドッキング・モジュール130は、航空機装置のハウジング110の同一側、又は航空機装置のハウジング110の異なる側に配置されてもよい。
【0182】
さらに、本発明の他の実施例では、本明細書に説明され、従来技術で知られている、又は当業者によって理解されるであろう、それらの実施例のうちのいずれか1つによる航空機装置におけるハウジング110に設けられてもよい1つ以上のガイド140のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、航空機装置のハウジング110の側のうちの1つに配置されてもよく、航空機装置の上記ガイド140のうちの残りのガイドとは別個である。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、本明細書に説明され、従来技術で知られている、又は当業者によって理解される、それらの実施例のうちのいずれか1つによる航空機装置100におけるハウジング110に設けられてもよい1つ以上のガイド140は、航空機装置のハウジング110の同一側、又は航空機装置のハウジング110の異なる側に配置されてもよい。
【0183】
自走式モジュール
図3.1、
図3.2、及び
図3.3は、例示的な自走式モジュール300-1、300-2、300-3、300-4を示し、これらのそれぞれは、上記航空機装置100のうちの少なくとも1つに取外し可能にドッキングするように、及び/又は後述のペイロード200のうちの少なくとも1つに取外し可能にドッキングするように構成されてもよく、ここで上記自走式モジュール300-1、300-2、300-3、300-4のうちの少なくとも一部又はそれぞれは、そのような自走式モジュールを充電する、又はそのような自走式モジュールの範囲を補充するように構成された駐機場(図示せず)のうちの少なくとも1つに最初に収容、格納又は駐機されてもよい。
【0184】
図3.1、
図3.2及び
図3.3に示される自走式モジュール300-1、300-2、300-3、300-4は、空間におけるこのような自走式モジュールの異なる移動能力によって特徴づけられる異なる型のものであることに留意されたい。
図3.1、
図3.2及び
図3.3に示される自走式モジュール300-1、300-2、300-3、300-4は例示的実例としてのみ示されているが、当業者であれば、そのような自走式モジュールが従来技術で知られている他の型を有してもよいことを容易に理解し、それによって、そのような自走式モジュールの寸法、製造材料、ハウジング形状などは、何ら具体的に限定されないことにも留意されたい。
【0185】
図3.1は、1つの主要ドッキング・モジュール330及び2つの無人航空機320が設けられたハウジング310を備える自走式モジュール300-1を示し、無人航空機のそれぞれは空気プロペラ325が設けられ、無人航空機のそれぞれは2つの補助ドッキング・モジュール350のうちの対応する1つを使って上記ハウジング310に取外し可能にドッキング又は接続され、ここで主要ドッキング・モジュール330及び補助ドッキング・モジュール350は、本明細書に説明されるその任意の実施例による上記ドッキング・モジュール130と同様に構成されてもよい。その空気プロペラ325が自走式モジュールのハウジング310に取外し可能に接続された無人航空機320は、自走式モジュール300-1の空気推進ユニットとして実質的に機能し、その自走式モジュール300-1が空中を移動する又は飛行することを可能にすることに留意されたい。その空気プロペラ325を自走式モジュール300-1に備えた各無人航空機320は、実質的に独立した無人航空機であり、それ自体の制御モジュールが設けられ、この制御モジュールは、その無人航空機320の動作を制御するように構成され、自走式モジュール300-1の少なくとも制御ユニットから、及び/又はシステムの本明細書に説明される制御デバイスから航行コマンド及び/又は制御コマンドを受信するように構成され、上記受信された航行コマンド及び/又は制御コマンドに基づいてその無人航空機320の動作を制御する工程の実装を可能にし、且つ本明細書に説明されるドッキング・モジュールのうちの1つに類似したドッキング手段又はドッキング・モジュールが設けられて、自走式モジュールのハウジング310に関連する補助ドッキング・モジュール350への取外し可能なドッキングを可能にし、したがって、自走式モジュールのハウジング310へのこのような無人航空機320の取外し可能なドッキングを可能とすることにも留意されたい。
【0186】
自走式モジュール300-1におけるハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330は、ペイロードを移動させるシステムの上記第1、第2、第3及び第4実施例における航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用させてもよく、したがって、自走式モジュール300-1を上記少なくとも1つのガイド上に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-1が上記ガイドに沿って移動することを可能にすることにも留意されたい。
【0187】
さらに、
図3.1に示される自走式モジュール300-1におけるハウジング310に、車輪基部の形態の車輪付き推進ユニット340が設けられ、地表の上(陸上)、又は空域、地上空間、水上空間及び/若しくは水中空間に少なくとも部分的に存在してもよい静止若しくは可動物体の表面の上の自走式モジュール300-1の移動を可能にする。このように、
図3.1に示される自走式モジュール300-1における車輪付き推進ユニット340は、自走式モジュールのハウジング310に、さらに、上記ハウジング310に取外し可能に接続された、その空気プロペラ325を有する無人航空機320に設けられる、実質的に、追加の移動手段である。
【0188】
本発明の実施例のうちの1つでは、
図3.1に示される自走式モジュール300-1におけるハウジング310は、自走式モジュール300-1が空中を移動することを可能にして上記ハウジング310に取外し不可能に固定される1つ以上の空気推進ユニット(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、9つ、10以上の空気推進ユニット)が設けられてもよい。
【0189】
本発明の別の実施例では、
図3.1に示される自走式モジュール300-1におけるハウジング310に、補助ドッキング・モジュール350を使って上記ハウジング310に取外し可能に固定された、その空気プロペラ325を有する1つ以上の無人航空機320(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、9つ、10以上のそのような無人航空機)が設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、自走式モジュールのハウジング310に取外し可能にドッキングされてもよい無人航空機320のうちの少なくとも1つに、自走式モジュール300-1が空中を移動する又は飛行することを可能にする1つ以上の空気プロペラ325(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のこのような空気プロペラ325)が設けられてもよい。
【0190】
本発明のさらに別の実施例では、
図3.1に示される自走式モジュール300-1におけるハウジング310に、自走式モジュールのハウジング310に取外し可能に固定された、その空気プロペラ325を有する1つ以上の無人航空機320が設けられてもよく、自走式モジュールのハウジング310に取外し不可能に固定された1つ以上の追加の空気推進ユニットがさらに設けられてもよい。
【0191】
さらに、自走式モジュール300-1は、ハウジング310の内部に搭載され、無人航空機320の動作、特にその空気プロペラ325の動作を全体的に制御することを含む、自走式モジュール300-1の動作を制御するように構成された制御ユニット(図示せず)を備える。
【0192】
自走式モジュール300-1の制御ユニットは、上記無人航空機320の空気プロペラ325の作動を可能にするように、無人航空機320のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに制御コマンドを提示するように構成され、したがって、上記作動された空気プロペラ325によって生成された推力により、自走式モジュール300-1が空中を移動する又は飛行することを可能にし、ここで、その実質的に同時若しくは並列動作に備えるように、自走式モジュール300-1の空気推進ユニットの機能を行う両方の無人航空機320の空気プロペラ325の作動は、そのような自走式モジュール300-1の運搬量を増加させる。
【0193】
さらに、自走式モジュール300-1の制御ユニットは、対応する補助ドッキング・モジュール350との相互作用からの上記無人航空機320の撤退の結果として、ハウジング310からのそのドッキング解除を可能にするように、無人航空機320のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに制御コマンドを提示するように構成される。
【0194】
自走式モジュール300-1の制御ユニットは、また、その無人航空機320に自由な補助ドッキング・モジュール350のうちの1つと相互作用させることによって、自走式モジュールのハウジング310に上記向けられた無人航空機320を取外し可能にドッキングするために、上記自走式モジュール300-1へ上記1つの無人航空機320を向けることを可能にするように、空域に存在する、又は駐機場(図示せず)に収容された無人航空機320のうちの少なくとも1つに制御コマンドを提示するように構成される。
【0195】
さらに、自走式モジュール300-1の制御ユニットは、車輪付き推進ユニット340の形態の自走式モジュール300-1の追加の移動手段に制御コマンドを提示するように構成され、その自走式モジュール300-1が、地表の上(陸上)、又は空域、地上空間、水上空間及び/若しくは水中空間に少なくとも部分的に存在する静止若しくは可動物体の表面の上を移動することを可能にするように、その自走式モジュールを作動する。
【0196】
本明細書に説明されるペイロードを移動するためのシステムのうちの1つの一部としての自走式モジュール300-1の使用を可能にするために、自走式モジュール300-1の制御ユニットは、航空機装置100のうちの少なくとも1つの制御モジュール及び/又はペイロード200の制御モジュール(後者がペイロード200のハウジングに存在する場合)と通信ネットワークを介して通信するようにさらに構成されることに留意されたい。さらに、自走式モジュール300-1の制御ユニットは、本明細書に説明されるペイロードを移動させるシステムのうちのいずれか1つの一部であってもよい制御デバイスから航行コマンド及び/又は制御コマンドを受信且つ処理するように、また、上記航行コマンド及び/又は制御コマンドに応じて、自走式モジュール300-1の制御ユニットに割り当てられた上記機能の遂行を含む、自走式モジュール300-1の動作を制御するようにさらに構成されてもよい。
【0197】
さらに、自走式モジュール300-1におけるハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330に、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110が設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-1が上記少なくとも1つのガイド140上に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-1が、上記少なくとも1つのガイド140を備え、上記クラスタ航空機装置に関連するクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にし、及び/又は、後述のクラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-1が上記少なくとも1つのガイド240に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-1が、上記少なくとも1つのガイド240を備え、上記クラスタ・ペイロードに関連するクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にする。
【0198】
本発明の代替実施例のうちの1つでは、自走式モジュール300-1におけるハウジング310に、
図3.1に示される主要ドッキング・モジュール330の代わりに、後述の自走式モジュール300-2に特有のガイド360が設けられてもよく、ここで、そのようなガイド360に、ペイロードを移動させるシステムの上記第1及び第4実施例における航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、本発明のそのような代替実施例では、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200への自走式モジュール300-1のドッキングを可能にし、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200が自走式モジュール300-1におけるハウジング310に設けられた上記ガイド360に沿って移動することを可能にする。さらに、本発明のこの代替実施例による自走式モジュール300-1におけるハウジング310に設けられてもよいガイド360により、自走式モジュール300-1は、クラスタ航空機装置を形成する上記航空機装置100のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つの航空機装置100のハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよく、及び/又はクラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つのペイロード200のハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよい。
【0199】
図3.2は、単一のガイド360及び2つの無人航空機320が設けられたハウジング310を備える自走式モジュール300-2を示し、無人航空機のそれぞれに空気プロペラ325が設けられ、無人航空機のそれぞれが2つのドッキング・モジュール350の対応する1つによって上記ハウジング310に取外し可能にドッキング又は接続され、ここで、補助ドッキング・モジュール350は、本明細書に説明されるその実施例のうちのいずれか1つによる上記ドッキング・モジュール130と同様に構成されてもよく、ガイド360は、本明細書に説明されるその実施例のうちのいずれか1つによる上記ガイド140と同様に構成されてもよい。自走式モジュールのハウジング310に取外し可能に接続された、その空気プロペラ325を有する無人航空機320は、自走式モジュール300-2用の空気推進ユニットの機能を実質的に行い、その自走式モジュール300-2が空中を移動する又は飛行することを可能にすることに留意されたい。自走式モジュール300-2にその空気プロペラ325を有する各無人航空機320は、実質的に、独立した無人航空機であり、その無人航空機320の動作を制御するように構成され、自走式モジュール300-2の少なくとも制御ユニットから、及び/又はシステムの本明細書に説明される制御デバイスから航行コマンド及び/又は制御コマンドを受信するように構成された、それ自体の制御モジュールが設けられ、上記受信した航行コマンド及び/又は制御コマンドに基づいてその無人航空機320の動作を制御する工程の実装を可能にし、ドッキング手段、又は本明細書に説明するドッキング・モジュールのうちの1つに類似したドッキング・モジュールが設けられ、自走式モジュールのハウジング310に関連する補助ドッキング・モジュール350への取外し可能なドッキングを可能にし、したがって、このような無人航空機320の自走式モジュールのハウジング310への取外し可能なドッキングを可能にすることにも留意されたい。
【0200】
自走式モジュール300-2におけるハウジング310に設けられたガイド360に、ペイロードを移動させるシステムの上記第1及び第4実施例における航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200への自走式モジュール300-2のドッキングを可能にし、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200が自走式モジュール300-2においてハウジング310に設けられた上記ガイド360に沿って移動することを可能にすることにも留意されたい。さらに、自走式モジュール300-2においてハウジング310に設けられたガイド360により、自走式モジュール300-2は、クラスタ航空機装置を形成する上記航空機装置100のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つの航空機装置100のハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよく、及び/又はクラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つのペイロード200のハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよい。
【0201】
さらに、
図3.1に示される自走式モジュール300-1と同様に、
図3.2に示される自走式モジュール300-2のハウジング310に、車輪基部の形態の車輪付き推進ユニット340が設けられ、地表の上(陸上)、又は空域、地上空間、水上空間及び/若しくは水中空間に少なくとも部分的に存在する静止若しくは可動物体の表面の上の自走式モジュール300-2の移動を可能にする。このように、
図3.2に示される自走式モジュール300-2における車輪付き推進ユニット340は、自走式モジュールのハウジング310に、さらに、上記ハウジング310に取外し可能に接続された、その空気プロペラ325を有する無人航空機320に設けられる、実質的に、追加の移動手段である。
【0202】
本発明の実施例のうちの1つでは、
図3.2に示される自走式モジュール300-2におけるハウジング310に、自走式モジュール300-2が空中を移動することを可能にし、上記ハウジング310に取外し不可能に固定される1つ以上の空気推進ユニット(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、9つ、10以上の空気推進ユニット)が設けられてもよい。
【0203】
本発明の別の実施例では、
図3.2に示される自走式モジュール300-2におけるハウジング310に、補助ドッキング・モジュール350を使って上記ハウジング310に取外し可能に固定された、その空気プロペラ325(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、9つ、10以上の無人航空機)を有する1つ以上の無人航空機320が設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、自走式モジュールのハウジング310に取外し可能にドッキングされてもよい無人航空機320のうちの少なくとも1つには、自走式モジュール300-2が空中を移動する又は飛行することを可能にする、1つ以上の空気プロペラ325(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のこのような空気プロペラ325)が設けられてもよい。
【0204】
本発明のさらに別の実施例では、
図3.2に示される自走式モジュール300-2におけるハウジング310に、自走式モジュールのハウジング310に取外し可能に固定された、その空気プロペラ325を有する1つ以上の無人航空機320が設けられてもよく、さらに、自走式モジュールのハウジング310に取外し不可能に固定された1つ以上の追加の空気推進ユニットが設けられてもよい。
【0205】
さらに、自走式モジュール300-2は、ハウジング310の内部に搭載され、無人航空機320の動作、特に、その空気プロペラ325の動作を全体的に制御することを含む、自走式モジュール300-2の動作を制御するように構成された制御ユニット(図示せず)を備える。
【0206】
自走式モジュール300-2の制御ユニットは、上記無人航空機320の空気プロペラ325の作動を可能にするために、無人航空機320のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに制御コマンドを提示するように構成され、したがって、自走式モジュール300-2が、上記作動された空気プロペラ325によって生成された推力のために、空中を移動又は飛行することを可能にし、ここで、その実質的に同時若しくは平行動作に備えるように、自走式モジュール300-2の空気推進ユニットの機能を、行う両方の無人航空機320の空気プロペラ325の作動により、そのような自走式モジュール300-2の運搬量を増加する。
【0207】
さらに、自走式モジュール300-2の制御ユニットは、対応する補助ドッキング・モジュール350との相互作用からの上記無人航空機320の撤退の結果として、ハウジング310からのそのドッキング解除を可能にするために、無人航空機320のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに制御コマンドを提示するように構成される。
【0208】
自走式モジュール300-2の制御ユニットは、また、上記自走式モジュール300-2へ上記少なくとも1つの無人航空機320を向けることを可能にするために、空域に存在する、又は駐機場(図示せず)に収容された無人航空機320のうちの少なくとも1つに制御コマンドを提示して、その無人航空機320に自由補助ドッキング・モジュール350のうちの1つと相互作用させることによって、自走式モジュールのハウジング310に上記向けられた無人航空機320を取外し可能にドッキングするように構成される。
【0209】
さらに、自走式モジュール300-2の制御ユニットは、車輪付き推進ユニット340の形態の自走式モジュール300-2の追加の移動手段に制御コマンドを提示して、その自走式モジュール300-2が、地表の上(陸上)、又は空域、地上空間、水上空間及び/若しくは水中空間に少なくとも部分的に存在する静止若しくは可動物体の表面の上を移動することを可能にするために、その自走式モジュールを作動するように構成される。
【0210】
本明細書に説明されるペイロードを移動するためのシステムのうちの1つの一部としての自走式モジュール300-2の使用を可能にするために、自走式モジュール300-2の制御ユニットは、航空機装置100のうちの少なくとも1つの制御モジュールと及び/又はペイロード200の制御モジュール(そのようなモジュールがペイロード200のハウジングに存在する場合)と通信ネットワークを介して通信するようにさらに構成されることに留意されたい。さらに、自走式モジュール300-2の制御ユニットは、本明細書に説明されるペイロードを移動させるシステムのうちのいずれか1つの一部であってもよい制御デバイスから航行コマンド及び/又は制御コマンドを受信且つ処理するように、また、上記航行コマンド及び/又は制御コマンドに応じて、自走式モジュール300-2の制御ユニットに割り当てられた上記機能の遂行を含む、自走式モジュール300-2の動作を制御するようにさらに構成されてもよい。
【0211】
さらに、自走式モジュール300-2においてハウジング310に設けられたガイド360には、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110が設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、上記クラスタ航空機装置100が上記ガイド360上に搭載され若しくは吊り下げられることを可能にし、上記ガイド360に沿った上記クラスタ航空機装置の移動を可能にし、及び/又は、後述のクラスタ・ペイロードを形成するペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210が設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、上記クラスタ・ペイロードが上記ガイド360上に搭載され若しくは吊り下げられることを可能にし、上記クラスタ・ペイロードが上記ガイド360に沿って移動することを可能にする。
【0212】
本発明の代替実施例の1つでは、自走式モジュール300-2におけるハウジング310に、
図3.2に示されるガイド360の代わりに、上記自走式モジュール300-1に特有の主要ドッキング・モジュール330が設けられ、ここで、そのような主要ドッキング・モジュール330に、ペイロードを移動させるシステムの上記第1、第2、第3及び第4実施例における航空機装置のうちの少なくとも1つのハウジング110が設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、本発明のそのような代替実施例では、自走式モジュール300-2が上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200にドッキングすることを可能にし、上記自走式モジュール300-2が上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にする。さらに、本発明のこの代替実施例による自走式モジュール300-2におけるハウジング310に設けられてもよい主要ドッキング・モジュール330により、自走式モジュール300-2は、特に、ドッキング・モジュール330に上記少なくとも1つの航空機装置100のハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、クラスタ航空機装置を形成する上記航空機装置100のうちの少なくとも1つに取外し可能にドッキングされてもよく、及び/又は、特に、ドッキング・モジュール330に上記少なくとも1つのペイロード200のハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、クラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つに取外し可能にドッキングされてもよい。
【0213】
図3.3は、1つの主要ドッキング・モジュール330、及びそれぞれに空気プロペラ325が設けられ、それぞれが2つの補助ドッキング・モジュール350のうちの対応する1つによってハウジング310に取外し可能にドッキング又は接続される2つの無人航空機320が設けられている上記ハウジング310を備え、上記ハウジング310に配置された制御ユニット(図示せず)を備える自走式モジュール300-3を示す。したがって、当業者であれば、自走式モジュール300-3が、
図3.1に示される上記自走式モジュール300-1と全体的に同様に構成され、したがって、ハウジング310、主要ドッキング・モジュール330、無人航空機320、無人航空機の空気プロペラ325及び補助ドッキング・モジュール350の説明は、自走式モジュール300-1に関連して上述されるが、自走式モジュール300-1の上記機能構成要素の特定及び代替実施例の説明を含めて、自走式モジュール300-3にも言及するものとして解釈されるべきであることを容易に理解する。さらに、自走式モジュール300-1の制御ユニットの上記機能的能力は、自走式モジュール300-3の制御ユニットにも同等に適用可能である。
【0214】
しかしながら、自走式モジュール300-1とは対照的に、自走式モジュール300-3では、ハウジングに、通行困難な道路条件を有する地表面の上(陸上)の自走式モジュール300-3の移動を可能にする追加の移動手段の機能を行うキャタピラ無限軌道の形態のキャタピラ推進ユニット342が設けられている。言い換えれば、自走式モジュール300-3では、自走式モジュールのハウジング310に設けられたキャタピラ推進ユニット342は、上記ハウジング310に取外し可能に接続された、その空気プロペラ325を有する無人航空機320を補完する。次に、自走式モジュール300-3の制御ユニットは、自走式モジュール300-3が通行困難な地表面の上(陸上)を移動することを可能にするように同モジュールを作動するために、キャタピラ推進ユニット342の形態の自走式モジュール300-3の追加の移動手段に制御コマンドを提示するように構成される。
【0215】
さらに、自走式モジュール300-1と同様に、自走式モジュール300-3においてハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330に、ペイロードを移動させるシステムの上記第1、第2、第3及び第4実施例において航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は、後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用させてもよく、したがって、自走式モジュール300-3が上記少なくとも1つのガイドに搭載され若しくは吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-3が上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にする。
【0216】
さらに、自走式モジュール300-3においてハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330に、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-3が上記少なくとも1つのガイド140上に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-3が、上記少なくとも1つのガイド140備え且つ上記クラスタ航空機装置に関連したクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にし、及び/又は、後述のクラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-3が上記少なくとも1つのガイド240上に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-3が、上記少なくとも1つのガイド240を備え且つ上記クラスタ・ペイロードに関連したクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にする。
【0217】
本発明の代替実施例の1つでは、自走式モジュール300-3におけるハウジング310に、主要ドッキング・モジュール330の代わりに、ガイド360が設けられてもよく、ここで、そのようなガイドに、ペイロードを移動させるシステムの上記第1及び第4実施例における航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は、後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、本発明のそのような代替実施例では、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200への自走式モジュール300-3のドッキングを可能にし、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200が自走式モジュール300-3においてハウジング310に設けられた上記ガイド360に沿って移動することを可能にする。さらに、本発明のこの代替実施例による自走式モジュール300-3においてハウジング310に設けられてもよいガイド360により、自走式モジュール300-3は、クラスタ航空機装置を形成する上記航空機装置100のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つの航空機装置100のハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよく、及び/又は、クラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つのペイロード200のハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよい。
【0218】
図3.3は、1つの主要ドッキング・モジュール330、及びそれぞれに空気プロペラ325が設けられ且つそれぞれが上記ハウジング310へ2つの補助ドッキング・モジュール350のうちの対応する1つによって取外し可能にドッキング又は接続された2つの無人航空機320が設けられたハウジング310を備え、上記ハウジング310に配置された制御ユニット(図示せず)を備える自走式モジュール300-4も示す。したがって、当業者であれば、自走式モジュール300-3が、
図3.1に示される上記自走式モジュール300-1と全体的に同様に構成され、したがって、ハウジング310、主要ドッキング・モジュール330、無人航空機320、無人航空機の空気プロペラ325及び補助ドッキング・モジュール350の説明は、自走式モジュール300-1に関連して上述されるが、自走式モジュール300-1の上記機能構成要素の特定及び代替実施例の説明を含めて、自走式モジュール300-4にも言及するものとして解釈されるべきであることを容易に理解する。さらに、自走式モジュール300-1の制御ユニットの上記機能的能力は、自走式モジュール300-4の制御ユニットにも同等に適用可能である。
【0219】
しかしながら、自走式モジュール300-1とは対照的に、自走式モジュール300-3では、ハウジングには、雪に覆われた又は氷に覆われた地表面の上(陸上)での自走式モジュール300-3の移動を可能にする追加の移動手段の機能を行う着陸用そりの形態のスノーモービル推進ユニット344が設けられる。言い換えると、自走式モジュール300-4では、自走式モジュールのハウジング310に設けられたスノーモービル推進ユニット344は、上記ハウジング310に取外し可能に接続された、その空気プロペラ325を有する無人航空機320を補完する。次に、自走式モジュール300-4の制御ユニットは、自走式モジュール300-4が雪に覆われた及び/若しくは氷に覆われた地上をスノーモービル推進ユニット344の形態の追加の移動手段を使って移動することを可能にする動作モードで同モジュールを作動するために、無人航空機320のうちの1つ若しくはそれぞれに制御コマンドを提示するように構成される。
【0220】
さらに、自走式モジュール300-1と同様に、自走式モジュール300-4においてハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330には、ペイロードを移動させるシステムの上記第1、第2、第3及び第4実施例では航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は、後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-4が上記少なくとも1つのガイドに搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-4が上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にする。
【0221】
さらに、自走式モジュール300-4においてハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330には、上記クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいガイド140のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、自走式モジュール300-4が上記少なくとも1つのガイド140上に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-4が、上記少なくとも1つのガイド140を備え且つ上記クラスタ航空機装置に関連したクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にし、及び/又は、後述のクラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つと相互作用させてもよく、したがって、自走式モジュール300-4が上記少なくとも1つのガイド240に搭載され又は吊り下げられることを可能にし、自走式モジュール300-3が、上記少なくとも1つのガイド240を備え且つ上記クラスタ・ペイロードに関連したクラスタ・ガイドに沿って移動することを可能にする。
【0222】
本発明の代替実施例の1つでは、自走式モジュール300-4におけるハウジング310には、主要ドッキング・モジュール330の代わりに、ガイド360が設けられてもよく、ここで、そのようなガイドには、ペイロードを移動させるシステムの上記第1及び第4実施例では航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、及び/又は、後述のペイロード200のうちの少なくとも1つのハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせてもよく、したがって、本発明のそのような代替実施例では、上記少なくとも1つの航空機装置100又は上記少なくとも1つのペイロード200への自走式モジュール300-4のドッキングを可能にし、上記少なくとも1つの航空機装置100若しくは上記少なくとも1つのペイロード200が自走式モジュール300-4においてハウジング310に設けられた上記ガイド360に沿って移動することを可能にする。さらに、本発明のこの代替実施例による自走式モジュール300-4においてハウジング310に設けられてもよいガイド360により、自走式モジュール300-4は、クラスタ航空機装置を形成する上記航空機装置100のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つの航空機装置100のハウジング110に設けられてもよいドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよく、及び/又は、クラスタ・ペイロードを形成する後述のペイロード200のうちの少なくとも1つへ、特に、ガイド360に、上記少なくとも1つのペイロード200のハウジング210に設けられてもよいドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、取外し可能にドッキングされてもよい。
【0223】
さらに、
図3.3に示されるように、制御ユニットが通信ネットワークを介して相互に通信するように構成された、自走式モジュール300-3、300-4の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、さらに、それらの自走式モジュール300-3、300-4の互いへの取外し可能なドッキング又は取外し可能な接続でクラスタ自走式モジュール300を形成することを可能にしてもよく、ここで、自走式モジュール300-3、300-4の相互へのドッキングは、自走式モジュール300-3に関連した自由補助ドッキング・モジュール350に、自走式モジュール300-4に関連した自由補助ドッキング・モジュール350と取外し可能な相互作用をさせることによって行われてもよい。自走式モジュール300-3、300-4に関連した補助ドッキング・モジュール350に互いに取外し可能な相互作用をさせることを可能にするために、自走式モジュール300-3、300-4のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御ユニットは、互いにドッキングされる自走式モジュール300-3、300-4のそれぞれのハウジング310から無人航空機を1つずつドッキング解除することを可能にし、したがって、次に、自走式モジュール300-3、300-4の互いへの取外し可能なドッキング又は取外し可能な接続のために関与又は使用されてもよい、自走式モジュール300-3、300-4のそれぞれにおける補助ドッキング・モジュール350の1つずつの放出を可能にする制御コマンドを生成するように構成される。無人航空機320は、それぞれが自走式モジュール300-3、300-4のうちの対応する1つのハウジング310からドッキング解除されるが、その範囲を補充する若しくは駐機するために少なくとも1つの駐機場へ向けられてもよく、及び/又は、自由補助ドッキング・モジュールへの上記他の自走式モジュールの取外し可能なドッキングを可能にするように空中のその移動のために無人航空機320を必要とする他の自走式モジュールへ向けられてもよい。さらに、自走式モジュール300-3、300-4のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御ユニットは、上記無人航空機320が上記ハウジング310上で取外し可能な相互作用をすることになる自由補助ドッキング・モジュール350が存在するという条件で、自走式モジュール300-3、300-4のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング310への1つ以上の無人航空機320の取外し可能なドッキングを可能にする制御コマンドを生成するようにさらに構成されてもよい。さらに、自走式モジュール300-3、300-4のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御ユニットは、それぞれに自走式モジュール300-3、300-4をドッキング解除する上記工程の完了の結果として放出された少なくとも1つの自由補助ドッキング・モジュール350が設けられている2つの別個の自走式モジュール300-3、300-4を形成するために、クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュール300-3、300-4のドッキング解除を可能にする制御コマンドを生成するようにさらに構成されてもよい。
【0224】
本発明の代替実施例では、自走式モジュール300-3、300-4の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、自走式モジュール300-3、300-4のハウジング310から無人航空機320のドッキングを解除する上記工程の遂行を可能にし、続いて、上記自走式モジュール300-3、300-4が関連するシステムであるペイロードを移動させる同システムの一部である制御デバイスの制御コマンドに応答して、自走式モジュール300-3、300-4のハウジング310を互いに取外し可能にドッキング又は取外し可能に接続する上記工程の遂行を可能にしてもよい。さらに、本発明のこの代替実施例では、このような制御装置はまた、上記ハウジング310が設けられなければならない自由補助ドッキング・モジュール350が存在するという条件で、自走式モジュール300-3、300-4のうちの少なくとも1つ又はそれぞれのハウジング310への1つ以上の無人航空機320のドッキングを可能にし、及び/又は、それぞれが自走式モジュール300-3、300-4をドッキング解除する上記工程の完了の結果として放出された少なくとも1つの自由補助ドッキング・モジュール350を有する2つの別個の自走式モジュール300-3、300-4を形成するために、クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュール300-3、300-4のドッキング解除を可能にしてもよい。
【0225】
本発明の実施例のうちの1つでは、クラスタ自走式モジュール300は、それぞれが本明細書に説明される型のものであってもよく、又は従来技術で知られる任意の他の型のものであってもよい2つ以上の上記自走式モジュール(2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上の自走式モジュール)から形成されてもよく、ここで、このようなクラスタ自走式モジュールは、同一の自走式モジュール(例えば、自走式モジュール300-1、自走式モジュール300-2、自走式モジュール300-3若しくは自走式モジュール300-4のみ)並びに本明細書に説明され、従来技術で知られる型の任意の組み合わせにおける少なくとも部分的若しくは完全に異なる自走式モジュールを備えてもよい。したがって、任意のクラスタ自走式モジュール300の一部である自走式モジュールのサイズ、型、製造材料及び/又は同様なものは、何ら具体的に限定されない。さらに、同一又は異なる自走式モジュールの対、群又は組み合わせから形成されたクラスタ自走式モジュール300は、そのようなクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールの少なくとも一部又は全てのドッキング解除のために、並びにそのようなクラスタ自走式モジュール300への、1つ以上の追加の自走式モジュール、1つ以上の追加のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の航空機装置100、1つ以上のクラスタ航空機装置、1つ以上のペイロード200及び/又は1つ以上のクラスタ・ペイロードの取外し可能なドッキングのために適した任意のサイズ(空間広がりを含む)及び/又は任意の形状を有してもよい。
【0226】
クラスタ自走式モジュール300の制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれは、又はペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ自走式モジュール300を備えるシステムの制御デバイスは、上記クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールの少なくとも一部又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、クラスタ自走式モジュール300の制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれは、又はペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ自走式モジュール300を備えるシステムの制御デバイスは、そのようなクラスタ自走式モジュール300への、1つ以上の追加の自走式モジュール、1つ以上の追加のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の上記クラスタ航空機装置100、1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードの取外し可能なドッキングを可能にするように、さらに構成されてもよい。また、クラスタ自走式モジュール300の一部である自走式モジュールの指定の実施例に応じて、上記クラスタ自走式モジュール300を1つ以上の追加の自走式モジュール、1つ以上の追加のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の上記航空機装置100、1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードへ取外し可能にドッキングする工程は、2つの可能な様式、即ち、1)上記クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのハウジング310に設けられた主要ドッキング・モジュール330のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、上記1つ以上の追加の自走式モジュール、1つ以上の追加のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の上記航空機装置100、1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードのそれぞれのハウジングに設けられてもよいガイドのうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、2)上記クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのハウジング310に設けられたガイド360のうちの少なくとも1つ又はそれぞれに、上記1つ以上の追加の自走式モジュール、1つ以上の追加のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の上記航空機装置100、1つ以上の上記クラスタ航空機装置、1つ以上の後述のペイロード200及び/又は1つ以上の後述のクラスタ・ペイロードのそれぞれのハウジングに設けられてもよい主要ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つとの取外し可能な相互作用をさせることによって、行われてもよいことにも留意されたい。したがって、自走式モジュール及びクラスタ自走式モジュールに対する上述の説明に鑑みて、本発明では、ペイロードを移動させるシステムの実施例があってもよく、この実施例は、(i)1つ以上の上記航空機装置100又は2つ以上の航空機装置100から形成された少なくとも1つの上記クラスタ航空機装置、及び(ii)1つ以上の上記自走式モジュールを備え、上記自走式モジュールのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、航空機装置100のうちの少なくとも1つ又は上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つへ、それぞれ、上記自走式モジュールのガイドのうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つの航空機装置のドッキング・モジュールと相互作用をさせることによって、自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイドに沿った上記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にし、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つの航空機装置のガイドと相互作用をさせることによって、航空機装置の上記ガイドに沿った自走式モジュールの移動を可能にするようにドッキングされる。
【0227】
本発明のいくつかの実施例では、1つ以上の主要ドッキング・モジュール330がそれぞれ設けられ且つクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの1つのハウジング310には、上記自走式モジュールの制御ユニットの制御下にあり且つ航空機装置100若しくはペイロード200に関連したガイドに沿って、又は上記クラスタ航空機装置若しくは後述のクラスタ・ペイロードに関連したクラスタ・ガイドに沿って自走式モジュールを移動するように構成された自走式モジュール移動ユニット(図示せず)がさらに設けられてもよい。本発明のこの実施例では、自走式モジュールの移動モジュールは、全体的に、上記のペイロード移動モジュール又はガイド移動モジュールと同様に構成されてもよいことに留意されたい。
【0228】
本発明の他の実施例では、1つ以上の主要ドッキング・モジュール330がそれぞれ設けられ且つクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの1つの制御ユニットは、ペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ自走式モジュール300を備えるシステムの制御デバイスから自走式モジュールの移動パターンを受信するようにさらに構成されて、上記自走式モジュールが、航空機装置100若しくはペイロード200に関連したガイドに沿って、又は上記クラスタ航空機装置若しくは後述のクラスタ・ペイロードに関連したクラスタ・ガイドに沿って、自走式モジュールの移動モジュール(図示せず)によって上記移動パターンに従って移動することを可能にし、ここで、自走式モジュールの移動パターンは、上記ガイド又は上記クラスタ・ガイドに関するデータに基づいて予め生成されてもよく、このデータは、ペイロードを移動させるシステムであって、上記航空機装置100、ペイロード200、クラスタ航空機装置又はクラスタ・ペイロードに基づくシステム、の構造又はアーキテクチャの変化に応じて実時間モード又は実時間に更新されてもよい。
【0229】
本発明の他の実施例では、上記自走式モジュールのうちのいずれか1つのハウジング310に設けられてもよい無人航空機320のうちの少なくとも1つ又はそれぞれの代わりに、上記航空機装置100が使用されてもよく、この航空機装置のハウジング110に、自走式モジュールのハウジング310への航空機装置100の取外し可能なドッキングのためにドッキング・モジュール130が設けられてもよく、ここで、空中の上記自走式モジュールの移動を可能にするために、航空機装置の上記ドッキング・モジュール130のうちの少なくとも1つは、上記自走式モジュールにドッキングされた航空機装置100が無人航空機320の代わりの空気推進ユニット、又は無人航空機320の機能を行うように、上記自走式モジュールのハウジング310に設けられた1つ以上の補助ドッキング・モジュール350と取外し可能な相互作用をしなければならない。
【0230】
本発明の代替実施例では、1つ以上の自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい追加の移動手段は、例えば、以下の、即ち、帆、船舶用プロペラ、フォイト・シュナイダ・プロペラ、ブレード付きプロペラ、水ジェット推進ユニット、パドル車輪、オール型推進ユニット、フィン推進ユニット、フィッシュテール推進ユニット、1つ以上の車輪の車輪シャーシ、空気入りタイヤ・ローラ推進ユニット、回転切断推進ユニット、キャタピラ推進ユニット、半無限軌道推進ユニット、スキー・キャタピラ推進ユニット、スクリュ型推進ユニット、歩行型推進ユニット、電磁推進ユニット、ジェット推進ユニット、羽ばたき翼推進ユニット、歩行車輪付き推進ユニット、角輪推進ユニット、振動推進ユニット、アメーバ型推進ユニット、断面車輪推進ユニット及び慣性推進ユニットを含む推進ユニットの群のうちの1つの少なくとも形態で構成されてもよい。さらに、本発明の他の代替実施例では、1つ以上の自走式モジュールにおけるハウジング310には、様々な型の推進ユニットの上記の群の推進ユニットの形態で構成された2つ以上の同一又は異なる追加の移動手段が設けられてもよく、例えば、2つの同一のオール型推進ユニットが設けられてもよく、1つのブレード付き空気プロペラと1つのオール型推進ユニットとの組み合わせが設けられてもよい。
【0231】
さらに、本発明のいくつかの実施例では、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上の補助ドッキング・モジュール350のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記補助ドッキング・モジュール350の残りの補助ドッキング・モジュールとは別個に、自走式モジュールのハウジング310の側のうちの1つに配置されてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上の補助ドッキング・モジュール350は、自走式モジュールのハウジング310の同一側、又は自走式モジュールのハウジング310の異なる側に配置されてもよい。
【0232】
さらに、本発明の他の実施例では、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上の主要ドッキング・モジュール330のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記主要ドッキング・モジュールの残りの主要ドッキング・モジュールとは別個に、自走式モジュールのハウジング310の側のうちの1つに設けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上の主要ドッキング・モジュール330は、自走式モジュールのハウジング310の同一側又は自走式モジュールのハウジング310の異なる側に設けられてもよい。
【0233】
さらに、本発明の他の実施例では、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上のガイド360のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、自走式モジュールのハウジング310の側のうちの1つに配置されてもよく、自走式モジュールの残りのガイド360とは別個である。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、本明細書に説明され、従来技術で知られ、又は当業者には理解されるその実施例のうちのいずれか1つによる自走式モジュールにおいてハウジング310に設けられてもよい1つ以上のガイド360は、自走式モジュールのハウジング310の同一側又は自走式モジュールのハウジング310の異なる側に配置されてもよい。
【0234】
ペイロード
図4~
図6は、その中に人(例えば、1人以上の乗客及び/又は1人のパイロット)、様々な生物及び/又は任意の型の様々な貨物を収容するように構成された胴体の形態のハウジング210を備える乗客キャビンの形態のペイロード200の例示的実施例を示す。ペイロード200は、人、様々な生物及び/又は様々な型の貨物(固体、気体、液体、流体、バルク、粘性のある、放射性のある、化学物質の貨物及び/又は同様なもの)を空中、地上(陸上)、水上及び/又は水中で配送、移動又は輸送するために使用されてもよく、したがって、ペイロードは運送の手段、輸送するモジュール又は輸送モジュールと呼ばれることができることに留意されたい。
【0235】
本発明の実施例のうちの1つでは、ペイロード200におけるハウジング210の内部空間に、上記ハウジング210に配置されてもよい計器盤及び制御素子を使用することによって、1つ以上の互いにドッキングされたペイロード200に基づく、輸送手段を操作することができるパイロット(図示せず)を収容してもよいパイロットの座席が設けられてもよい。さらに、本発明のこの実施例では、ペイロード200におけるハウジング210の内部空間に、パイロットに加えて、少なくとも1人の乗客、乗客の少なくとも1つの荷物項目及び/又は少なくとも1つの貨物項目がさらに収容されてもよく、ここで、上記パイロット、乗客、貨物項目及び乗客の荷物項目は、共通の内部空間において対応するスポットに収容されてもよく、又は1つ以上の仕切りによって少なくとも部分的に画定されたその別個の区域、若しくは1つ以上の仕切りによって少なくとも部分的に画定された別個の区画にそれぞれ収容されてもよい。
【0236】
本発明の別の実施例では、パイロットの座席は、ペイロードのハウジング210の内部空間に設けられ、ハウジング210の内部空間の残りから仕切りによって分離されたパイロット・キャビンに配置されてもよく、この内部空間の残りは、次に、別の仕切りによって、その中に乗客を収容するための1つ以上の乗客の座席が設置されてもよい乗客区画、並びに貨物(特に、1つ以上の貨物項目)が収容されてもよい及び/又は乗客荷物(特に、1つ以上の乗客荷物項目)が収容されてもよい荷物区画又は貨物区画に分割されてもよく、ここで、上記貨物項目、乗客荷物項目及び/又は乗客座席は、ハウジング210の底部、床、壁に配置又は取り付けられてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、乗客区画は、乗客座席に代えて又は加えて、以下の(i)ハウジング210において任意の位置の、例えば、ハウジング210の床上に座っている又は立っている乗客を収容するためにハウジング210の側壁、床及び/又は天井に設置されたレール、(ii)座っている、立っている、及び/又は横になっている位置の乗客をその上に収容するためにハウジング210の床、壁及び/又は天井に固定された長椅子、ベッド又はベンチ、(iii)座っている、立っている、及び/又は横になっている位置の障害者を収容するための専門エリア、(iv)障害者によって使用される車椅子の専門エリア、(v)乳幼児によって使用される乳児用折り畳み式ベッドを収容するための専門エリア、及び(必要な場合)同伴者用の専門エリア、並びに/或いは(vi)寝たきりの患者によって使用される、患者を輸送するための車輪付き担架を収容するための専門エリアを提供してもよい。乗客区画における乗客の数量は、何の制限も設けずに1人から数十人まで又は数百人でさえあってもよく、ここで、上記乗客数量は、ハウジング210の内部空間内の乗客区画のエリアによってのみ実質的に制限されることに留意されたい。本発明のこの実施例の別の変形例では、ハウジング210の貨物区画において、胴体102の床上の貨物及び/又は乗客の荷物の収容だけではなく、従来技術で知られる従来の締結手段を使ってハウジング210の貨物区画へのそれらの取り付けも可能にしてもよく、ここでハウジング210の貨物区画に、ハウジング210の床、天井及び/又は側壁に取り付けられた棚、ハンガ、木枠及び他の運搬手段がさらに設けられてもよく、追加の貨物項目及び/又は乗客荷物項目はハウジング210の貨物区画に収容されることができる。本発明のこの実施例の別の変形例では、乗客荷物項目を収容するための棚、ハンガ、箱、及び他の運搬手段を含む乗客の荷物のためのエリアは、上記乗客区画に乗客を収容するための手段の上記変形例に対してさらに、ハウジング210の乗客区画のみに設けられてもよい。当業者であれば、貨物項目及び/又は乗客荷物項目が、従来技術で知られる、適した締結手段を使って(例えば、飛行機、自動車、オートバイ、ヘリコプタ、自転車及び同様なもので使用される専用の包囲型の取り付けられた機器を使って)ペイロードのハウジング210の外側からも少なくとも部分的に固定又は固着されてもよいことを容易に理解する。ペイロードのハウジング210における上記パイロット・キャビン、乗客区画及び貨物区画は、飛行機、ヘリコプタ、バス、自動車、船、発動機艇及び同様なものの対応する区画に全体的に同様に構成されてもよいことに留意されたい。
【0237】
本発明のさらに別の実施例では、パイロットの座席は、ペイロードのハウジング210の内部空間におけるパイロット・キャビンであって、ハウジング210の内部空間の残りの部分から仕切りによって分離されたパイロット・キャビンに、配置されてもよく、その残りの部分では、次に、ハウジング210の底部、天井及び/又は床に、乗客(例えば、乗客座席において)、貨物項目及び乗客荷物項目が収容又は固定されてもよい。さらに、ハウジング210の内部空間にパイロット及び乗客のみが収容されてもよい本発明の実施例が可能であり、ハウジング210の内部空間にパイロット及び貨物のみが収容されてもよい本発明の実施例が可能であり、ハウジング210の内部空間に乗客及び貨物のみが収容されてもよい本発明の実施例が可能であり、ハウジング210の内部空間に乗客のみが収容されてもよい本発明の実施例が可能であり、ハウジング210の内部空間にパイロット座席におけるパイロットのみが収容されてもよい本発明の実施例が可能であり、そしてハウジング210の内部空間内に貨物のみが収容されてもよい本発明の実施例が可能である。
【0238】
ハウジング210の内部空間であって、その内側からハウジング210の壁によって画定された内部空間に設置されてもよい制御素子は、
図3~
図6に示されるペイロードにおいて、ペイロード200を半自動モード(即ち、パイロットによる手動制御と自動パイロットを使った自動制御との組み合わせ)で制御することを実質的に可能にし、パイロット座席に存在し且つ計器盤上の計器の読み取り値を監視するパイロットによる、少なくとも1つの制御コマンドの手動入力を可能にすることに留意されたい。ハウジング210の制御素子は、パイロットの上記制御コマンドのそれぞれがペイロード200の上記制御ユニットに提示されることを可能にするように、ペイロード200の一部である後述の制御ユニット(図示せず)と通信可能に結合されなければならず、ここで、パイロットの上記制御コマンドのうちのいくつかは、自動モード(即ち、自動パイロット・モードで)で1つ以上の互いにドッキングされたペイロード200に基づく輸送手段を制御しながら、ペイロード200の制御ユニットによって生成された、ペイロード200の制御ユニットの対応する制御コマンドを実質的に無効にしてもよい。本発明の実施例のうちの1つでは、1つ以上の互いにドッキングされたペイロード200に基づいて輸送手段を制御する工程にパイロットの参加が行われなくてもよく、したがって、上記計器盤、制御素子及びパイロット座席は、ペイロードのハウジング210の内部空間に存在しなくてもよく、1つ以上の互いにドッキングされたペイロード200に基づく輸送手段の制御は、ペイロード210の後述の制御モジュールを使用することによって、自動モードにおいて(即ち、自動パイロット・モードにおいて)実質的に完全に行われてもよく、このモジュールは、次に、ペイロードを移動させるシステムであって、上記ペイロード200を備えてもよいシステムの制御デバイスから制御コマンドを受信してもよい。本発明の別の実施例では、ペイロードのハウジング210における上記制御素子及び/又上記計器盤は、ペイロード200の後述の制御モジュールに備えられてもよく、したがって、その制御モジュールは、パイロット、及び自動パイロット・モードにおけるそのような輸送手段の自動制御によって、1つ以上の互いにドッキングされたペイロード200に基づいて、輸送手段の手動制御を同時に可能にすることができる。
【0239】
さらに、
図4~
図6に示されるように、ペイロードのハウジング210には、その外側からハウジング210上に固定され、且つ航空機装置のガイド140、クラスタ航空機装置のクラスタ・ガイド145、自走式モジュールのガイド360又はクラスタ自走式モジュール300のクラスタ・ガイドの形態で構成されてもよい少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成され、ペイロードのハウジング210が上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にするドッキング・モジュール230が設けられる。したがって、ペイロード200は、ドッキング・モジュール230によって、ガイド上に搭載され又は吊り下げられてもよく、また、上記ガイドが設けられた機能物体のハウジングに対して(即ち、例えば、航空機装置のハウジング110、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つのハウジング110、自走式モジュールのハウジング310、又はクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの少なくとも1つのハウジング310に対して)適切な空間位置を占めるように、上記ガイドに沿って一方向又は別の方向に移動してもよい。
【0240】
本発明の実施例のうちの1つでは、ペイロードのハウジング210には、1つ以上のドッキング・モジュール230(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のドッキング・モジュール230)が設けられてもよく、そのうちの少なくとも1つは、航空機装置の少なくとも1つのガイド140、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの少なくとも1つの、少なくとも1つのガイド140、自走式モジュールの少なくとも1つのガイド360、又はクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの少なくとも1つの、少なくとも1つのガイド360と相互作用するように構成されてもよく、ペイロードのハウジング210が上記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にする。
【0241】
ペイロード200におけるドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、航空機装置の上記ドッキング・モジュール130、自走式モジュールの上記ドッキング・モジュール330、又は自走式モジュールの上記補助ドッキング・モジュール350と同様に全体的に構成されてもよいことに留意されたい。
【0242】
さらに、
図4~
図6に示されるように、ペイロードのハウジング210には、少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用するように構成されたガイド240が設けられ、そのドッキング・モジュールは、航空機装置のドッキング・モジュール130、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置のうちの1つのドッキング・モジュール130、自走式モジュールのドッキング・モジュール330又はクラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの1つのドッキング・モジュール330の形態で構成されてもよく、上記ガイド240に沿った、上記ドッキング・モジュールが設けられた機能物体(即ち、航空機装置100、クラスタ航空機装置、自走式モジュール又はクラスタ自走式モジュール300)の移動を可能にし、したがって、航空機装置100、クラスタ航空機装置、自走式モジュール又はクラスタ自走式モジュール300が、それぞれ、ペイロードのハウジング210に対して適切な空間位置をとることができる。
【0243】
本発明の別の実施例では、ペイロードのハウジング210に、1つ以上のガイド240(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のガイド240)が設けられてもよく、そのガイドの少なくとも1つは、航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュール130、クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つの、少なくとも1つのドッキング・モジュール130、自走式モジュールの少なくとも1つのドッキング・モジュール330、クラスタ自走式モジュール300を形成する自走式モジュールのうちの1つの、少なくとも1つのドッキング・モジュール330と相互作用するように構成されてもよく、上記少なくとも1つのガイド240に沿った、上記ドッキング・モジュールが設けられた機能物体(即ち、航空機装置100、クラスタ航空機装置、自走式モジュール又はクラスタ自走式モジュール300)の移動を可能にし、したがって航空機装置100、クラスタ航空機装置、自走式モジュール又はクラスタ自走式モジュール300はそれぞれ、ペイロードのハウジング210に対して適切な空間位置をとることができる。
【0244】
ペイロード200におけるガイド240のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、航空機装置の上記ガイド140又は自走式モジュールの上記ガイド360と全体的に同様に構成されてもよいことに留意されたい。
【0245】
本発明のさらに別の実施例では、ペイロードのハウジング210に、少なくとも1つのドッキング・モジュール230のみ、又は少なくとも1つのガイド240のみが設けられてもよい。
【0246】
本発明のある実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよい1つ以上のドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記ドッキング・モジュール230のうちの残りのドッキング・モジュールとは別個に、ペイロードのハウジング210の側のうちの1つに配置されてもよい。本発明のこの実施例の変形例のうちの1つでは、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよい1つ以上のドッキング・モジュール230は、ペイロードのハウジング210の同一側、又はペイロードのハウジング210の異なる側に配置されてもよい。
【0247】
本発明の、ある他の実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよい1つ以上のガイド240のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、上記ガイド240のうちの残りのガイドとは別個で、ペイロードのハウジング210の側のうちの1つに配置されてもよい。
【0248】
本発明の別の実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも2つは、上記ガイド240のうちの残りのガイドとは別個で、ペイロードのハウジング210の側のうちの1つに配置されてもよい。
【0249】
本発明の、ある他の実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、ドッキング・モジュール230が配置されるペイロードのハウジング210の側以外のペイロードのハウジング210の片側に配置されてもよい。
【0250】
本発明の他の実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、直線的又は曲線的に構成されてもよい。本発明の他の実施例では、ペイロード200においてハウジング210に設けられてもよいガイド240のうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、規則的又は不規則な幾何学的図形の形態で構成されてもよい。
【0251】
自走式モジュール200は、ペイロードのハウジング210へ/からの、1つ以上の航空機装置100、1つ以上のクラスタ航空機装置、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の追加のペイロード200及び/又は2つ以上の互いにドッキングされたペイロード200から形成された1つ以上のクラスタ・ペイロードのドッキング及び/又はドッキング解除の動作を制御するように、ハウジング210の内部空間に搭載された制御ユニット(図示せず)を備えてもよく、ここで、上記機能物体のうちの少なくとも1つのペイロードのハウジング210へのドッキングのために、1つ以上のドッキング・モジュール230及び/又は1つ以上のガイド240が使用されてもよいことにも留意されたい。
【0252】
クラスタ・ペイロードを形成するための、2つ以上のペイロード200の互いに取外し可能なドッキングは、通信ネットワークを介して相互にデータを交換するように構成された上記ペイロード200の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれの制御下で、及び/又は、ペイロード200を移動させるシステムであって、互いにドッキングされる上記ペイロード200を備えてもよいシステムの制御デバイスの制御下で行われてもよいことにも留意されたく、ここで、相互にドッキングする上記工程を実装するために、互いにドッキングされるペイロード200のドッキング中に互いに取外し可能な相互作用に入るドッキング・モジュール230、及び/又は、互いにドッキングされるペイロード200のドッキング中に(例えば、それらのガイド240に設けられてもよい補助ドッキング・モジュールによって)互いに取外し可能な相互作用に入るガイド240、及び/又は、互いにドッキングされるペイロード200のドッキング中にドッキング・モジュール230との取外し可能な相互作用に入るガイド240が使用されてもよい。さらに、互いにドッキングされてクラスタ・ペイロードを形成するペイロード200の制御ユニットのうちの少なくとも1つ又はそれぞれは、それぞれに少なくとも1つの自由ドッキング・モジュール230及び/又は少なくとも1つの自由ガイド240が設けられる別個のペイロード200を形成するために上記ペイロード200のドッキング解除を可能にする制御コマンドを生成するようにさらに構成されてもよい。
【0253】
本発明の実施例のうちの1つでは、クラスタ・ペイロードは、2つ以上の上記ペイロード200(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10以上のペイロード)から形成されてもよく、それらのペイロードのそれぞれは、本明細書に説明される型のものであってもよく、又は従来技術で知られる若しくは当業者には理解される任意の他の型のものであってもよく、ここで、このようなクラスタ・ペイロードは、同一の型のペイロード200(例えば、乗客を含むキャビンのみ)、並びに本明細書に説明され、従来技術で知られる型の任意の組み合わせにおける少なくとも部分的又は完全に異なるペイロード200(例えば、乗客を含む1つのキャビン及びバルク貨物を含む1つのバッグ)を備えてもよい。したがって、任意のクラスタ・ペイロードの一部であるペイロード200のサイズ、型、製造材料及び/又は同様なものは、何ら具体的に限定されない。さらに、同一又は異なるペイロード200の対、群又は組み合わせから形成されるクラスタ・ペイロードは、そのようなクラスタ・ペイロードを形成するペイロード200のうちの少なくともいくつか又は全てのドッキング解除、並びにそのようなクラスタ・ペイロードへの、1つ以上の追加のペイロード200、1つ以上の追加のクラスタ・ペイロード、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の航空機装置100及び/又は1つ以上のクラスタ航空機装置の取外し可能なドッキングに適した任意のサイズ(空間広がり若しくは全体寸法を含む)及び/又は任意の形状を有してもよい。
【0254】
クラスタ・ペイロードの制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれ、又はペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ・ペイロードを備えるシステムの制御デバイスは、上記クラスタ・ペイロードを形成するペイロード200の少なくとも一部又は全てのドッキング解除を可能にするようにさらに構成されてもよいことにも留意されたい。さらに、クラスタ・ペイロードの制御ユニットのうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれ、又はペイロードを移動させるシステムであって、上記クラスタ・ペイロードを備えるシステムの制御デバイスは、そのようなクラスタ・ペイロードへの、1つ以上の追加のペイロード200、1つ以上の追加のクラスタ・ペイロード、1つ以上の航空機装置100、それぞれが1つ以上の航空機装置100から形成された1つ以上のクラスタ自走式モジュール、1つ以上の自走式モジュール及び/又は1つ以上のクラスタ自走式モジュール300の取外し可能なドッキングを可能にするようにさらに構成されてもよい。クラスタ・ペイロードの一部であるペイロード200の特定の実施例に応じて、上記クラスタ・ペイロードを1つ以上の追加のペイロード200、1つ以上の追加のクラスタ・ペイロード、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の航空機装置100及び/又は1つ以上の上記クラスタ航空機装置へ取外し可能にドッキングする工程は、2つの可能な様式で、即ち、1)上記クラスタ・ペイロードを形成するペイロードのハウジング210に設けられたドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれに、上記1つ以上の追加のペイロード200、1つ以上の追加のクラスタ・ペイロード、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の航空機装置100及び/又は1つ以上のクラスタ航空機装置それぞれのハウジングに設けられてもよいガイドのうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、及び/又は2)上記クラスタ・ペイロードを形成するペイロードのハウジング210に設けられたガイド240のうちの少なくとも1つ若しくはそれぞれに、上記1つ以上の追加のペイロード200、1つ以上の追加のクラスタ・ペイロード、1つ以上の自走式モジュール、1つ以上のクラスタ自走式モジュール300、1つ以上の航空機装置100及び/又は1つ以上のクラスタ航空機装置それぞれのハウジングに設けられてもよいドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、行われてもよいことにも留意されたい。
【0255】
したがって、ペイロード及びクラスタ・ペイロードに関して上述された説明に鑑みて、本発明では、ペイロードを移動させるシステムの実施例があってもよく、(i)1つ以上の上記航空機装置100、若しくはそれぞれが2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100を備える1つ以上の上記クラスタ航空機装置、及び(ii-1)1つ以上のペイロード200であって、少なくとも1つが、上記少なくとも1つのペイロード200のガイド240のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つの航空機装置100の少なくとも1つのドッキング・モジュール130と相互作用させることによって、ペイロードの上記少なくとも1つのガイド240に沿った上記少なくとも1つの航空機装置100の移動を可能にするように、又は上記ペイロード200のドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つの航空機装置100の少なくとも1つのガイド140と相互作用させることによって、航空機装置の上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記少なくとも1つのペイロード200の移動を可能にするように、上記航空機装置100のうちの少なくとも1つにドッキングされる、1つ以上のペイロード200、又は(ii-2)1つ以上のペイロード200であって、少なくとも1つが、上記少なくとも1つのペイロード200のガイド240のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュール130と相互作用させることによって、ペイロードの少なくとも1つのガイド240に沿った上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の移動を可能にするように、又は上記ペイロード200のドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのガイド140と相互作用させることによって、クラスタ航空機装置の上記少なくとも1つのガイド140に沿った上記少なくとも1つのペイロード200の移動を可能にするように、上記クラスタ航空機装置100のうちの少なくとも1つへドッキングされる、1つ以上のペイロード200を備える。
【0256】
さらに、ペイロード及びクラスタ・ペイロードに関して上述された説明に鑑みて、本発明では、ペイロードを移動させるシステムのさらに別の実施例があってもよく、(i)1つ以上のペイロード200、及び(ii)1つ以上の上記の自走式モジュールであって、少なくとも1つが、上記自走式モジュールのガイド360のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つのペイロード200のドッキング・モジュール230と相互作用させることによって、自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイド360に沿った上記ペイロード200の移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュール330のうちの少なくとも1つに、上記少なくとも1つのペイロード200のガイド240と相互作用させることによって、ペイロードの上記少なくとも1つのガイド240に沿った上記少なくとも1つの自走式モジュールの移動を可能にするように、上記ペイロード200のうちの少なくとも1つに取外し可能にドッキングされた、1つ以上の上記の自走式モジュールを備える。
【0257】
本発明のこの実施例の1つの変形例によれば、ペイロードを移動させるそのようなシステムは、ペイロード200のうちの少なくとも1つへ取外し可能にドッキングされてもよい1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備えてもよく、それにより上記ドッキングされた自走式モジュールの少なくとも一部のガイド360が、それに沿って上記少なくとも1つのペイロード200を移動するためのクラスタ・ガイドを形成する。
【0258】
本発明のこの実施例の別の変形例によれば、ペイロードを移動させるそのようなシステムは、それぞれが既に上記システムの一部である自走式モジュールのうちの少なくとも1つへドッキングされてもよい1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備えてもよい。
【0259】
特に、
図4は、ペイロードのガイド240に、自走式モジュールのドッキング・モジュール330と取外し可能な相互作用をさせることによって、上記車輪付き自走式モジュール300-1へ、及び航空機装置のガイド140に、ペイロードのドッキング・モジュール230と取外し可能な相互作用をさせることによって、上記航空機装置100へ、上記ペイロード200をドッキングする工程を示し、それにより、車輪付き自走式モジュール300-1を使用しながら、地表面の上(陸上)を移動するように構成され、且つペイロード200にドッキングされた航空機装置100を使用しながら、空域を移動する又は飛行するように構成された輸送手段をもたらす。
【0260】
さらに、
図5は、
図4による上記車輪付き自走式モジュール300-1及び上記航空機装置100へドッキングされたペイロード200を、2つの互いに取外し可能にドッキングされた航空機装置100から形成され、且つ2つの接続されたガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145が設けられた上記クラスタ航空機装置へ、航空機装置のドッキング・モジュール130に、クラスタ航空機装置の自由ドッキング・モジュール130のうちの1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、クラスタ航空機装置のクラスタ・ガイド145への航空機装置のガイド140の接続に備えるように、ドッキングする工程を示し、それにより、車輪付き自走式モジュール300-1を使用しながら、地表上(陸上)を移動するように構成され、且つ拡張されたクラスタ航空機装置を使用しながら、空域を移動する若しくは飛行するように構成された輸送手段をもたらす。
図5に示されるように、得られた輸送手段は、自走式モジュール300-1に搭載され、3つの接続されたガイド140から形成された拡張クラスタ・ガイドが設けられた拡張クラスタ航空機装置に取外し可能にドッキングされたペイロード200から形成され、3つの互いにドッキングされた航空機装置100から形成され、ここで、ペイロード200のハウジングが設けられたドッキング・モジュール230に、上記拡張クラスタ・ガイドを形成する3つのガイド140のうちの1つと取外し可能な相互作用をさせる。さらに、
図5に示されるように、ペイロード200が輸送手段の拡張クラスタ・ガイドに搭載され又は吊り下げられるドッキング・モジュール230に、上記拡張クラスタ・ガイドを形成する3つのガイド140のうちの1つと取外し可能な相互作用をさせるという事実により、ペイロード200は、輸送手段の飛行特性を向上させるために、上記拡張クラスタ航空機装置に対して所望の位置を、自走式モジュール300-1とともにペイロード200によって占有することに備えるように、上記拡張クラスタ・ガイドに沿ってドッキング・モジュール230を移動することによって、拡張クラスタ航空機装置に対して移動されてもよい。
【0261】
さらに、
図6は、ドッキング解除される上記航空機装置100に関連したドッキング・モジュール130と、上記拡張クラスタ航空機装置の一部としてドッキング解除される上記航空機装置が直ちに取外し可能にドッキングされた航空機装置100に関連したドッキング・モジュール130とを互いとの相互作用から撤退することによって、
図5の輸送手段において、拡張クラスタ航空機装置を形成する航空機装置100のうちの1つをドッキング解除する工程を示す。
図6は、ペイロードのガイド240との相互作用から自走式モジュールのドッキング・モジュール330を撤退することによって、ペイロード200から車輪付き自走式モジュール300-1をドッキング解除する工程も示し、その結果、ペイロード200は、2つの接続されたガイド140から形成され、且つ2つの互いにドッキングされた航空機装置100から形成されたクラスタ・ガイド145が設けられたクラスタ航空機装置にのみドッキングされる。さらに、
図6は、クラスタ航空機装置のクラスタ・ガイド145へドッキングされる航空機装置のガイド140の接続に備えるように、ドッキングされる航空機装置100のドッキング・モジュール130にクラスタ航空機装置の自由ドッキング・モジュール130のうちの1つと取外し可能な相互作用をさせることによって、ペイロード200が取外し可能にドッキングされ、且つ2つの互いにドッキングされた航空機装置100から形成されるクラスタ航空機装置へ、他の航空機装置100をドッキングする工程を示す。
図6は、空域を移動するように構成された、変更された輸送手段を得ることに備えるように、そのようなクラスタ自走式モジュール300のドッキング・モジュール330のうちの1つをペイロードのガイド240へ持ってくることによって、2つの互いにドッキングされた上記自走式モジュール300-3、300-4から形成されたクラスタ自走式モジュール300をドッキングする工程も示す。特に、
図6に示される結果として生じる変更された輸送手段は、2つの接続されたガイド140から形成されたクラスタ・ガイド145が設けられたクラスタ航空機装置へ取外し可能にドッキングされたペイロード200から形成され、2つの互いにドッキングされた航空機装置100から形成され、ここで、ペイロード200のハウジングが設けられたドッキング・モジュール230に、上記クラスタ・ガイド145を形成する2つのガイド140のうちの1つと取外し可能な相互作用をさせる。
【0262】
図7.1は、クラスタ・ガイド145と、クラスタ・ガイド145に沿って移動するように構成された2つのペイロード200とを備えたクラスタ航空機装置を備えるシステムの例示的な実例である。
【0263】
クラスタ航空機装置は、互いに接続されて分岐クラスタ・ガイド145を形成するガイド140を備えた複数の航空機装置100によって形成される。
【0264】
クラスタ・ガイド145上には、2つのペイロード200が、それに沿って移動可能に搭載される。第1のペイロード200-1は、貨物及び乗客を収容する胴体であり、これにより、第1のペイロード200-1に、自走式モジュール300-1がさらにドッキングされる。自走式モジュール300-1に、航空機装置320がドッキングされる。
【0265】
第2のペイロード200-2は、コンテナであり、例えば、物品及び機器を輸送するための木枠である。
【0266】
図7.2は、クラスタ・ガイド145に沿ってペイロード200(200-1及び200-2)を移動する方法の非限定的な例示的実例を概略的に示す。さらに、
図7.2は、ペイロード200(200-1、200-2)のうちの少なくとも1つ又はそれぞれが、分岐クラスタ・ガイド145に沿って所定の位置へ移動された後、上記クラスタ・ガイド145の所定の部分と共にドッキング解除されて、上記分岐クラスタ・ガイド145に搭載され又は吊り下げられた上記ペイロード200のうちの残りのペイロードの移動パターンの変更に備えてもよいことを示す。クラスタ・ガイド145の上記ドッキング解除された部分は、互いに接続された1つ以上の航空機装置100の1つ以上のガイド140から構成される。
【0267】
最後のペイロード200(200-2)のドッキング解除に続いて、クラスタ・ガイド145は、対応するガイド140を有する複数の航空機装置100のクラスタ航空機装置の一部として飛行を継続してもよく、又は、対応する別個のガイド140を有する別個の航空機装置100に割り当てて部分的又は完全に分離されてもよい。その後、上記航空機装置は、1つ以上のペイロード200を移動するための1つ以上の新しいクラスタ・ガイド145を形成してもよい。
【0268】
ペイロードの移動の方法
図8は、ペイロードの移動の方法600の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図8に示されるペイロードの移動の方法600は、ペイロードを移動させるシステム500-1であって、本明細書に説明される本発明の関連実施例のうちのいずれか1つにより実装されてもよいシステムを使って行われてもよい。
【0269】
特に、
図8に示されるペイロードの移動の方法600は、以下の2つの主要動作又は2つの主要ステップ610及び620を含み、ここで、ステップ610は、ペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である1つ以上の航空機装置100のうちの少なくとも1つを、又はペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置を、ペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である1つ以上の追加の航空機装置又はペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置100のドッキング・モジュール130を接続して互いにドッキングされる上記航空機装置100のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成することによって、ドッキングすることを含み、ステップ620は、ペイロード(ペイロード200を含む)を上記形成されたクラスタ・ガイド145に沿って上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つ内へ移動することを含む。
【0270】
ドッキングするステップの前に、ガイド140に対する航空機装置100のハウジングの回転が行われる、実施例が可能である。回転角度は、例えば、垂直面で1°~30°及び/又は水平面で90°、45°、180°、若しくは1°~180°の別の角度であってもよい。航空機装置100のハウジングの回転により、ガイド140のクラスタ・ガイド145へのドッキングを容易にすることを可能にし、並びに/或いは、空気推進ユニットの配置を最適化してドッキング中の気流の交差及び/又は航空機装置100の構成要素の衝突を排除する。
【0271】
ドッキングに続いて、航空機装置100のハウジングは、対応する角度だけ後ろに回転することによって、ガイド140に対して元の位置へ戻されてもよく、或いは、異なる角度、例えば、垂直面で10°、及び/又は水平面で30°、25°、120°若しくは1°~180°の別の角度だけ、ガイドに対してさらに回転されてもよい。回転角度の値は、クラスタ航空機装置の構成及び空気推進ユニットの最適化された配置、気流の分布及びクラスタ航空機装置の最適化された飛行特性を考慮して設定されてもよい。代替として、航空機装置100のハウジングは、ガイドに対する、ドッキング前に設定されていたのと同じ位置に留まってもよい。
【0272】
図9は、ペイロードの移動の方法650の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図9に示されるペイロードの移動の方法650は、以下の主要動作又は主要ステップ660、即ち、1つ以上のペイロード200それぞれを、ペイロードを移動させるシステムの上記第1の実施例の一部である1つ以上の航空機装置100のうちの少なくとも1つへ又はペイロードを移動させるシステムの上記第1の実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置100へ、上記ペイロード200のガイド240のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つの航空機装置100のドッキング・モジュール130と相互作用させることによって、ペイロードの上記少なくとも1つのガイド240に沿った上記航空機装置100及びそれへドッキングされた航空機装置100の移動を可能にするように、又は上記ペイロードのドッキング・モジュール230のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つの航空機装置のガイド140と相互作用させることによって、航空機装置の上記ガイド140に沿ったペイロード200の移動を可能にするように、ドッキングすることを含む。
【0273】
図10は、ペイロードの移動の方法700の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図10に示されるペイロードの移動の方法700は、以下の主要動作又は主要ステップ710、即ち、1つ以上の上記自走式モジュールそれぞれを、システム500-1若しくはペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である1つ以上の航空機装置100のうちの少なくとも1つへ又はペイロードを移動させるシステムの上記第1実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置へ、上記自走式モジュールのガイド360のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つの航空機装置100のドッキング・モジュール130と相互作用させることによって、自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイド360に沿った上記航空機装置100及びそれにドッキングされた航空機装置100の移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュール330のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つの航空機装置100のガイド140と相互作用させることによって、航空機装置の上記ガイド140に沿った自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングすることを含む。
【0274】
図11は、ペイロードの移動の方法750の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図11に示されるペイロードの移動の方法750は、以下の主要動作又は主要ステップ760を含み、即ち、1つ以上の上記自走式モジュールをそれぞれ、1つ以上のペイロード200のうちの少なくとも1つへ、上記自走式モジュールのガイド360のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つのペイロード200のドッキング・モジュール230と相互作用をさせることによって、自走式モジュールの上記少なくとも1つのガイド360に沿った上記ペイロード200の移動を可能にするように、又は上記自走式モジュールのドッキング・モジュール330のうちの少なくとも1つに上記少なくとも1つのペイロード200のガイド240と相互作用させることによって、ペイロードの上記ガイド240に沿った自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングすることを含む。
【0275】
ドッキングするステップの前に、ガイド360に対して自走式モジュール300のハウジングの回転が行われる、実施例が可能である。回転角度は、例えば、垂直面で1°~30°、及び/又は水平面で90°、45°、180°若しくは1°~180°の別の角度であってもよい。自走式モジュール300のハウジングの回転により、ペイロード200へのガイド360のドッキングを容易にすることを可能にし、並びに/或いは空気推進ユニットの配置を最適化して航空機装置100との気流の交差及び/又はドッキング中のペイロード200との自走式モジュール300の構成要素の衝突を排除する。
【0276】
ドッキングに続いて、自走式モジュール300のハウジングは、対応する角度だけ後ろに回転することによって、ガイド360に対して元の位置に戻されてもよく、或いは異なる角度、例えば、垂直面で10°及び/又は水平面で30°、25°、120°若しくは1°~180°までの別の角度だけガイドに対してさらに回転されてもよい。回転角度の値は、システムの構成及び空気推進ユニットの最適化された配置、自走式モジュール及び航空機装置の気流の分布、並びにシステム又はその別個の構成要素の最適化された飛行特性を考慮して設定されてもよい。代替として、航空機装置300のハウジングは、ガイド360に対する、ドッキング前に設定されたものと同じ位置に留まってもよい。
【0277】
図12は、ペイロードの移動の方法800の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図12に示すペイロードの移動の方法800は、2つの主要動作又は2つの主要ステップ810、820を含む。方法800におけるステップ810は、システム500-2若しくはペイロードを移動させるシステムの上記第2実施例の一部である1つ以上の航空機装置100のうちの少なくとも1つを又はペイロードを移動させるシステムの第2実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置を、ペイロードを移動させるシステムの第2実施例の一部である1つ以上の追加の航空機装置100へ又はペイロードを移動させるシステムの第2実施例の一部である2つ以上の互いへドッキングされた追加の航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、ドッキングされる上記航空機装置100のガイド140を互いに取外し可能に接続して互いへドッキングされる上記航空機装置100のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成することによって、ドッキングすることを含む。方法800におけるステップ820は、ペイロード(特に、ペイロード200でもあり得る)を、形成されたクラスタ・ガイド145に沿って、互いへドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つへ移動するステップである。
【0278】
ペイロード200の移動(移動のステップ)の前に、クラスタ・ガイド145に対してペイロードの回転が行われる、実施例が可能である。回転角度は、例えば、垂直面で1°~30°及び/又は水平面で90°、45°、180°若しくは1°~180°の別の角度であってもよい。ペイロード200の回転により、ペイロード200の移動を容易にすることを可能にし、及び/又はクラスタ・ガイド145及び航空機装置100のハウジングに対するペイロード200の配置を最適化し、そしてペイロード200内に存在している間の乗客の快適性、若しくはシステムの最適化された飛行特性、例えば、低減された空力抵抗を促進することもできる。
【0279】
ペイロード200の移動に続いて、対応する角度だけ後ろに回転することによって、クラスタ・ガイド145に対して元の位置に戻されてもよく、或いは異なる角度、例えば、垂直面で10°及び/又は水平面で30°、25°、120°若しくは1°~180°までの別の角度だけクラスタ・ガイド145に対してさらに回転されてもよい。回転角度の値は、システムの構成及び空気推進ユニットに対するペイロード200の最適化された配置、又はシステムの最適化された飛行特性、例えば、低減された空気抵抗、並びに/或いはシステム又はその別個の構成要素の最適化された飛行特性を考慮して設定されてもよい。代替として、ペイロード200は、クラスタ・ガイド145に対する、クラスタ・ガイド145に沿った移動の開始前に設定されたものと同じ位置に留まってもよい。さらに、クラスタ・ガイド145に沿った移動の過程では、ペイロード200は、クラスタ・ガイド145に対して1つ以上の回転を行ってもよく、ここで、各後続の回転の角度は、前のものに対して一致するか、又は異なってもよい。
【0280】
図13は、ペイロードの移動の方法850の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図13に示されるペイロードの移動の方法850は、2つの主要動作又は2つの主要ステップ860、870を含む。方法850におけるステップ860は、ペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例の一部である1つ以上の航空機装置100又はペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、ペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例の一部である1つ以上の追加の航空機装置100へ又はペイロードを移動させるシステムの上記第3実施例の一部である2つ以上の互いへドッキングされた追加の航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置100のガイド140を取外し可能に接続して互いへドッキングされる上記航空機装置100のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成することによって、ドッキングすることを含む。方法850におけるステップ870は、互いにドッキングされた航空機装置100の1つ以上のハウジングに対して形成されたクラスタ・ガイド145の少なくとも一部を同時に移動し、ペイロード(ペイロード200を含む)を上記形成されたクラスタ・ガイド145に沿って、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つ内へ移動することを含む。
【0281】
図14は、ペイロードの移動の方法900の主要動作を示すフロー図であり、ここで、
図14に示されるペイロードの移動の方法900は、2つの主要動作又は2つの主要ステップ910、920を含む。方法900におけるステップ910は、ペイロードを移動させるシステムの上記第4実施例の一部である1つ以上の航空機装置100又はペイロードを移動させるシステムの上記第4実施例の一部である2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、ペイロードを移動させるシステムの上記第4実施例の一部である1つ以上の追加の航空機装置100へ又はペイロードを移動させるシステムの上記第4実施例の一部である2つ以上の互いへドッキングされた追加の航空機装置100からそれぞれ形成された1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる上記航空機装置100のドッキング・モジュール130を取外し可能に接続して互いへドッキングされる上記航空機装置100のガイド140からクラスタ・ガイド145を形成することによって、ドッキングすることを含む。方法900におけるステップ920は、形成されたクラスタ・ガイド145の少なくとも一部を、互いにドッキングされた航空機装置100の1つ以上のハウジング210に対して、同時に移動し、ペイロード(ペイロード200を含む)を、上記形成されたクラスタ・ガイド145に沿って、上記互いにドッキングされた航空機装置100のうちの少なくとも1つ内へ移動することを含む。
【0282】
本発明の提供された例示的な実施例、実例及び説明は、特許請求される発明の原理の理解を容易にするためにのみ役立ち、限定するものではない。本発明の他の可能な実施例、又は本発明の上記実施例に対する修正若しくは改良は、上記説明を読んだ後の当業者にそれら自体を示唆する。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び前記航空機装置を互いにドッキングしながら、前記ハウジングを他の航空機装置のハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれ構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられた、ハウジングと、
前記航空機装置の少なくとも1つの他の航空機装置へのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングには、1つ以上のガイドがさらに設けられ、前記ガイドのうちのそれぞれは、ペイロードの前記ドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用して、前記ガイド上に移動可能に搭載され又は吊り下げられるように構成され、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の前記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿って前記ペイロードを前記少なくとも1つの他の航空機装置へ移動し、前記航空機装置が空域に存在している間、前記航空機装置を前記少なくとも1つの他の航空機装置からドッキング解除するようにさらに構成される、航空機装置。
【請求項2】
前記ハウジングには、2つ以上のガイドが設けられ、前記ガイドのうちの少なくともいくつかは、互いに平行に、互いに垂直に、及び/又は互いに対して所定の角度で配置される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項3】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、前記少なくとも1つのガイドが所定の回転角度だけ回転することを可能にするように、前記航空機装置の前記ハウジングに搭載された回転デバイス上に搭載される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項4】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、前記航空機装置の前記ハウジング上に回転可能に搭載され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに動作可能に結合され、又は所定の回転角度だけその回転を可能にするために前記少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項5】
前記ガイドのうちの少なくとも1つが、伸縮自在に構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに動作可能に結合され、又は前記ガイドの少なくとも部分的な伸長を可能にするように前記少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項6】
前記制御モジュールは、伸長された前記ガイドの少なくとも部分的な収縮を可能にするように、前記駆動デバイスに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項5に記載の航空機装置。
【請求項7】
前記ハウジングは、前記ガイドのうちの少なくとも1つに対して所定の角度だけ傾く又は回転するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、前記ハウジングの形状及び/又は前記ハウジングの寸法を変更するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項9】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に曲げ可能又は可撓性に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項10】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、直線的又は曲線的に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項11】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、T字形、Z字形、X字形、Y字形、逆U字形、E字形、U字形、N字形、L字形、F字形、O字形、H字形、V字形、逆L字形、C字形又はW字形に構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項12】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、3つの座標軸のうちの少なくとも1つに沿ったペイロードの移動を可能にするように構成され、又は前記航空機装置の前記ハウジングに対する、前記少なくとも1つのガイド上に搭載された又は吊り下げられたペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ハウジングに対して移動するように構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項13】
前記ハウジングには、
前記ガイドのうちの少なくとも1つのペイロードの搭載若しくは吊り下げを可能にするために、且つ作業部材の作動の間、前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするために、作動時、前記ペイロードと相互作用するように構成された1つ以上の制御可能な前記作業部材がさらに設けられ、
前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記制御モジュールの制御コマンドに応答して前記制御可能な作業部材のうちの少なくとも1つの作動を可能にするように前記制御可能な作業部材に動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項14】
前記ハウジングには、ペイロードをその上に搭載し又は吊り下げ、且つ前記搭載されたペイロードを、それに沿って実質的に直線的に移動するように構成された2つ以上の平行ガイドが設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項15】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つが移動可能に構成される2つ以上の部分を備え、前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドの形状を変更するために、前記ガイドの残りの部分に対する移動を可能にするように前記ガイドの前記少なくとも1つの移動可能な部分に動作可能に結合された駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項16】
前記ハウジングには、
2つの別個のガイド及び移動可能な接続ガイドが設けられ、これらのガイドのそれぞれは、ペイロードをその上に搭載又は吊り下げ、且つそれに沿って前記搭載されたペイロードを移動するように構成され、
前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記ガイドを互いに接続するために、前記ガイドが移動することを可能にするように、前記移動可能な接続ガイドに動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項17】
前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されるペイロード移動モジュールがさらに設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項18】
前記ペイロード移動モジュールは、前記少なくとも1つのガイドに沿ってペイロードを把持して移動するように構成されたロボット・マニピュレータ又はグリップである、請求項17に記載の航空機装置。
【請求項19】
前記ペイロード移動モジュールは、プッシャであり、前記少なくとも1つのガイドに沿って前記ペイロードを移動するための前記プッシャの作動中に、前記ペイロードに力を瞬間的に加えるように構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記プッシャを作動するように前記プッシャに動作可能に結合される駆動デバイスをさらに備える、請求項17に記載の航空機装置。
【請求項20】
前記ハウジングには、1つ以上の重量センサがさらに設けられ、前記重量センサのそれぞれは、ペイロード収容のための耐荷重構造のスポットのうちの1つでペイロードの重量を測定するように構成され、前記制御モジュールにその読み取り値を提示するように構成され、前記制御モジュールは、前記重量センサの前記読み取り値に応じて前記少なくとも1つのガイドに沿って前記ペイロードを移動するために、前記ペイロード移動モジュールに制御命令を提示することを可能にする、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項21】
前記ペイロード移動モジュールは、ペイロードを移動するための少なくとも1つの追加のガイド上に移動可能に搭載される、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項22】
前記ペイロード移動モジュールは、前記ガイドからペイロードを取り外すようにさらに構成される、請求項17から19までのいずれか一項に記載の航空機装置。
【請求項23】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つのガイド上に搭載されたペイロードを取り外すようにさらに構成される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのガイドは、1つ以上のペイロード取り外しスポットを有する、請求項14に記載の航空機装置。
【請求項25】
前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つは、前記ガイドのうちの少なくとも1つに移動可能に搭載される、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項26】
前記ガイドのうちの少なくとも1つには、ペイロードが前記少なくとも1つのガイド上に搭載され又は吊り下げられることを可能にするために前記ペイロードを把持するように、及び、前記把持されたペイロードが前記少なくとも1つのガイドに沿って移動することを可能にするために前記少なくとも1つのガイドに沿って移動するように、構成された把持機構がさらに設けられる、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項27】
前記把持機構は、前記少なくとも1つのガイドに対して前記把持されたペイロードの回転を可能にするように回転可能に構成される、請求項26に記載の航空機装置。
【請求項28】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、移動可能に構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記ガイドが前記少なくとも1つの移動可能なガイド上に搭載された又は吊り下げられたペイロードと共に移動することを可能にするために、前記少なくとも1つの移動可能なガイドと動作可能に相互作用するように構成された、ガイド移動モジュールをさらに備える、請求項1に記載の航空機装置。
【請求項29】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び制御モジュールが設けられたハウジングを備え、
前記航空機装置には、1つ以上のガイドがさらに設けられ、そのそれぞれが、ペイロードの前記ドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用して、前記ガイド上に移動可能に搭載され又は吊り下げられるように構成され、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、ガイドによって前記航空機装置を互いにドッキング又は接続しながら他の航空機装置の1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、前記航空機装置の前記ハウジングは互いに距離を置いて配置され、
前記制御モジュールは、ガイドによって前記航空機装置の互いへのドッキング又は接続を可能にするために制御コマンドを受信するように構成され、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿って前記ペイロードを前記他の航空機装置へ移動し、前記航空機装置が空域に存在している間、前記航空機装置の前記ガイドを前記航空機装置の少なくとも1つのガイドからドッキング解除するようにさらに構成される、航空機装置。
【請求項30】
請求項1に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールはさらに、前記クラスタ航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置のガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項1に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項31】
前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つの前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ハウジングの前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されたペイロード移動モジュールがさらに設けられ、前記制御モジュールは、前記航空機装置が空域に存在している間、ドッキング解除される前記航空機装置から残りの互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つへの前記ペイロードの移動を可能にするために、前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項32】
前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つの前記ハウジングには、前記制御モジュールの制御下にあり、且つ前記少なくとも1つのガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするために、前記航空機装置の前記ガイドのうちの少なくとも1つに搭載された又は吊り下げられた前記ペイロードと相互作用するように構成されたペイロード移動モジュールがさらに設けられ、前記制御モジュールは、前記航空機装置が空域に存在している間、残りの互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つからの前記ペイロードの受け取りを可能にし、ドッキング解除される前記航空機装置内への前記受け取られたペイロードの移動を可能にするために、前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項33】
前記制御モジュールは、前記航空機装置の範囲を補充するために、ドッキング解除される前記航空機装置を駐機場へ向けることをさらに可能にする、請求項30に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項34】
前記制御モジュールは、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの補充された範囲を有する航空機装置のドッキングをさらに可能にする、請求項33に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項35】
前記制御モジュールは、ドッキングされる前記航空機装置から前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つへの前記ペイロードの移動を可能にするために、ドッキングされる前記航空機装置の前記ペイロード移動モジュールに制御コマンドを提示するようにさらに構成される、請求項34に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項36】
前記互いにドッキングされる航空機装置のうちの少なくとも2つには、それぞれに追加のガイドがさらに設けられ、前記制御モジュールは、前記航空機装置が互いにドッキングすると、前記追加のガイドから形成された追加のクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロード移動モジュールの移動をさらに可能にする、請求項31及び32のいずれか一項に記載のクラスタ航空機装置。
【請求項37】
請求項29に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールはさらに、前記クラスタ航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除を可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項29に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項38】
ペイロードのハウジングを備え、前記ハウジングは、上部において取外し可能に少なくとも1つの航空機装置に接続し、下部において取外し可能に少なくとも1つの自走式モジュールに接続するように構成され、前記ペイロードの前記ハウジングには、前記上部において前記航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成された、又は1つ以上のガイドが設けられた少なくとも1つ以上のドッキング・モジュールが設けられ、前記少なくとも1つのガイドが前記航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用するように構成され、前記ペイロードの前記ハウジングは、前記下部において前記自走式モジュールの少なくとも1つのガイドと相互作用するように構成された、又は1つ以上のガイドが設けられた少なくとも1つ以上のドッキング・モジュールが設けられ、前記ガイドの少なくとも1つが、前記自走式モジュールの少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用するように構成され、前記ペイロードの前記ハウジングは、前記ペイロードの前記ハウジングの前記上部において取外し可能に接続するように構成された、少なくとも1つの航空機装置の前記ハウジングに対して移動し、前記ペイロードの前記ハウジングの前記下部において取外し可能に接続するように構成された、少なくとも1つの自走式モジュールの前記ハウジングに対して移動するように構成される、ペイロード。
【請求項39】
前記ドッキング・モジュールのそれぞれは、前記ドッキング・モジュールのうちの残りのドッキング・モジュールとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項40】
前記ガイドのそれぞれは、前記ガイドのうちの残りのガイドとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項41】
前記ガイドのうちの2つは、前記ガイドのうちの残りのガイドとは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項42】
前記ガイドのそれぞれは、前記ドッキング・モジュールが配置された前記ペイロードの前記ハウジングの前記側とは別個に、前記ペイロードの前記ハウジングの側のうちの1つに配置される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項43】
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、直線的又は曲線的に構成される、請求項38に記載のペイロード。
【請求項44】
航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられ、1つ以上の追加の移動手段が設けられた自走式モジュールのハウジングと、
前記空気推進ユニットの動作を制御し、前記追加の移動手段のうちの少なくとも1つを作動するように構成された制御ユニットと、を備え、
前記自走式モジュールの前記ハウジングには、それぞれが前記自走式モジュールの上部に配置され、前記航空機装置又は前記ペイロードの前記ガイド上に前記自走式モジュールを搭載若しくは吊り下げ、前記ガイドに沿った前記自走式モジュールを移動するように構成された1つ以上のドッキング・モジュールがさらに設けられ、及び/又はそれぞれが前記自走式モジュールの前記上部に配置され、及び少なくとも1つが前記航空機装置の前記ドッキング・モジュール若しくは前記ペイロードと取外し可能に相互作用するように構成された1つ以上のガイドが設けられる、自走式モジュール。
【請求項45】
前記推進ユニットのそれぞれは、前記自走式モジュールの前記ハウジングへ取外し可能にドッキングするように構成された航空機装置である、請求項44に記載の自走式モジュール。
【請求項46】
前記自走式モジュールの前記ハウジングには、前記制御ユニットの制御下にあり、且つガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように構成された自走式モジュール移動ユニットがさらに設けられる、請求項44に記載の自走式モジュール。
【請求項47】
前記制御ユニットは、移動パターンにより前記自走式モジュール移動ユニットを使って前記ガイドに沿った移動を可能にするために、前記自走式モジュールの前記移動パターンを受信するようにさらに構成される、請求項46に記載の自走式モジュール。
【請求項48】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ、若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿ったペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、それらのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項49】
前記航空機装置が空域に存在している間、請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項1に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ドッキング・モジュールを接続して互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、
前記航空機装置が空域に存在している間、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項50】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対して前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置、及び
請求項38に記載の1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つの航空機装置の移動を可能にするように、若しくは前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロード、又は
請求項38に記載の1つ以上のペイロードであって、少なくとも1つが、前記クラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の移動を可能にするように、若しくは前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置の少なくとも1つのガイドと相互作用させることによって、前記クラスタ航空機装置の前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つのペイロードの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロードを備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項52】
請求項38に記載の1つ以上のペイロードをそれぞれ、請求項1に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記ペイロードの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記ペイロードの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードの移動の方法。
【請求項53】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対して前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
請求項1に記載の1つ以上の航空機装置、又は請求項30に記載の少なくとも1つのクラスタ航空機装置と、
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールと、を備え、前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つが、請求項1に記載の前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、若しくは請求項30に記載の前記少なくとも1つのクラスタ航空機装置を形成する前記航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングされる、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項55】
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールをそれぞれ、請求項1に記載の1つ以上の航空機装置若しくは請求項30に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記航空機装置及びそれにドッキングされた航空機装置の移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つの航空機装置の前記ガイドと相互作用させることによって、前記航空機装置の前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項56】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対する前記航空機装置の前記ハウジングの回転が行われる、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
請求項38に記載の1つ以上のペイロードと、
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールと、を備え、前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つは、前記ペイロードのうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記少なくとも1つの自走式モジュールの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項58】
前記ペイロードのうちの少なくとも1つへ取外し可能にドッキングされる請求項44に記載の1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備え、前記ドッキングされた自走式モジュールの少なくとも一部の前記ガイドが、それに沿って前記少なくとも1つのペイロードを移動するためのクラスタ・ガイドを形成する、請求項57に記載のペイロードを移動させるシステム。
【請求項59】
それぞれが前記自走式モジュールのうちの少なくとも1つへドッキングされる請求項44に記載の1つ以上の追加の自走式モジュールをさらに備える、請求項57に記載のペイロードを移動させるシステム。
【請求項60】
請求項44に記載の1つ以上の自走式モジュールを、それぞれ、請求項38に記載の1つ以上のペイロードのうちの少なくとも1つへ、前記自走式モジュールの前記ガイドのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ドッキング・モジュールと相互作用させることによって、前記自走式モジュールの前記少なくとも1つのガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、又は前記自走式モジュールの前記ドッキング・モジュールのうちの少なくとも1つに前記少なくとも1つのペイロードの前記ガイドと相互作用させることによって、前記ペイロードの前記ガイドに沿った前記自走式モジュールの移動を可能にするように、ドッキングするステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項61】
前記ドッキングするステップの前に、前記ガイドに対する前記自走式モジュールの前記ハウジングの回転が行われる、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニットが設けられた、前記ハウジングと、制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングには、1つ以上のガイドがさらに設けられ、前記ガイドのそれぞれは、ペイロードの前記ドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用して、前記航空機装置の前記ガイドに沿って移動し、及び前記航空機装置の前記ハウジングに対して前記ガイドを移動するような方法で搭載され又は吊り下げられるように構成され、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、前記航空機装置を互いにドッキングしながら、他の航空機装置の前記ハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、
前記制御モジュールは、前記航空機装置の互いへのドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成され、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿って前記ペイロードを前記少なくとも1つの他の航空機装置へ移動し、前記航空機装置が空域に存在している間、前記航空機装置を前記少なくとも1つの他の航空機装置からドッキング解除するようにさらに構成される、航空機装置。
【請求項63】
請求項62に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールは、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除をさらに可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項62に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、
前記制御モジュールは、前記航空機装置が空域に存在している間、前記クラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動をさらに可能にし、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ハウジングのうちの少なくとも1つに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項64】
航空機装置のハウジングであって、前記航空機装置の空中の移動を可能にする1つ以上の空気推進ユニット、及び前記航空機装置を互いにドッキングしながら、前記ハウジングを他の航空機装置の前記ハウジングに取外し可能に接続するようにそれぞれが構成された1つ以上のドッキング・モジュールが設けられた、ハウジングと、
少なくとも1つの他の航空機装置への前記航空機装置のドッキングを可能にするために制御コマンドを受信するように構成された制御モジュールと、を備え、
前記航空機装置の前記ハウジングに、それぞれがペイロードの前記ドッキング・モジュールと取外し可能に相互作用して、前記航空機装置の前記ガイドに沿って前記ペイロードを同時に移動し、及び前記ハウジングに対して前記ガイドを移動するような方法で、搭載され又は吊り下げられる、1つ以上のガイドがさらに設けられ、
前記ガイドのうちの少なくとも1つは、他の航空機装置の前記接続されたハウジングの1つ以上のガイドに取外し可能に接続又はドッキングしてクラスタ・ガイドを形成するように構成され、
前記制御モジュールは、前記クラスタ・ガイドに沿って前記ペイロードを前記少なくとも1つの他の航空機装置へ移動し、前記航空機装置が空域に存在している間、前記航空機装置を前記少なくとも1つの他の航空機装置からドッキング解除するようにさらに構成される、航空機装置。
【請求項65】
請求項64に記載の2つ以上の互いにドッキングされた航空機装置を備え、
前記制御モジュールは、前記クラスタ航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つのドッキング解除をさらに可能にして残りの互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、及び/又は前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの1つへの請求項64に記載のさらに別の航空機装置のドッキングを可能にして前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドからのクラスタ・ガイドの形成を可能にし、
前記制御モジュールは、前記航空機装置が空域に存在している間、前記クラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動をさらに可能にし、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ハウジングのうちの少なくとも1つに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にする、クラスタ航空機装置。
【請求項66】
請求項29に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、前記航空機装置が空域に存在している間、そのガイドを互いに取り外し可能に接続することによって前記互いにドッキングされた装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、前記航空機装置が空域に存在している間、そのガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項67】
空域に存在している間、請求項29に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項37に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項29に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項37に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドを取外し可能に接続して互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、
空域に存在している間、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って、前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項68】
前記ペイロードの移動のステップの前に、前記クラスタ・ガイドに対する前記ペイロードの回転が行われる、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
請求項62に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、その前記ガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置へ若しくは請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、その前記ガイドを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項70】
前記航空機装置が空域に存在している間、請求項62に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項63に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項62に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項63に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ガイドを取外し可能に接続して前記互いにドッキングされる航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、及び
前記航空機装置が空域に存在している間、前記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【請求項71】
請求項64に記載の1つ以上の航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、航空機装置、又は
請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置であって、少なくとも1つが、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置若しくは請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置へ、そのドッキング・モジュールを互いに取外し可能に接続することによって、前記航空機装置が空域に存在している間、前記互いにドッキングされた航空機装置の前記ガイドから形成されたクラスタ・ガイドに沿った前記ペイロードの同時移動及び前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対する前記クラスタ・ガイドの少なくとも一部の移動を可能にするように、取外し可能にドッキングされる、クラスタ航空機装置を備える、ペイロードを移動させるシステム。
【請求項72】
前記航空機装置が空域に存在している間、請求項64に記載の1つ以上の航空機装置又は請求項65に記載の1つ以上のクラスタ航空機装置のうちの少なくとも1つを、請求項64に記載の1つ以上の追加の航空機装置又は請求項65に記載の1つ以上の追加のクラスタ航空機装置へ、互いにドッキングされる前記航空機装置の前記ドッキング・モジュールを取外し可能に接続して前記互いにドッキングされる航空機装置の前記ガイドからクラスタ・ガイドを形成することによって、ドッキングし、及び
前記航空機装置が空域に存在している間、前記形成されたクラスタ・ガイドの少なくとも一部を、前記互いにドッキングされた航空機装置の1つ以上のハウジングに対して同時に移動し、前記ペイロードを、前記形成されたクラスタ・ガイドに沿って前記互いにドッキングされた航空機装置のうちの少なくとも1つ内へ移動するステップを含む、ペイロードを移動させる方法。
【外国語明細書】