IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ セプトン テクノロジーズ,インコーポレイテッドの特許一覧

<>
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図1
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図2
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図3
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図4
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図5
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図6
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図7
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図8
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図9
  • 特開-3D光学センサ位置合わせ 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095595
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】3D光学センサ位置合わせ
(51)【国際特許分類】
   G01S 7/497 20060101AFI20240703BHJP
【FI】
G01S7/497
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023217467
(22)【出願日】2023-12-22
(31)【優先権主張番号】63/435,117
(32)【優先日】2022-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/392,488
(32)【優先日】2023-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】523484471
【氏名又は名称】セプトン テクノロジーズ,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100137969
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 憲昭
(74)【代理人】
【識別番号】100104824
【弁理士】
【氏名又は名称】穐場 仁
(74)【代理人】
【識別番号】100121463
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 哲也
(72)【発明者】
【氏名】ペイ,ジュン
(72)【発明者】
【氏名】リャオ,トンイ
(72)【発明者】
【氏名】ハン,リーチュイン
【テーマコード(参考)】
5J084
【Fターム(参考)】
5J084AD01
5J084BA04
5J084BA07
5J084BA40
5J084BB01
5J084CA03
5J084CA65
5J084EA19
5J084EA34
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ライダシステムの構成要素を位置合わせする。
【解決手段】モジュール上のレーザ又は検出器などの電気光学構成要素が、ライダセンサなどの光学センサのためのベース又はレンズシステムと位置合わせされる。並進ステージ又はロボットアームを使用して、モジュールを回転させ、所定の位置に並進させることができる。電気光学構成要素の正確な位置合わせを確認するために、2つ以上のカメラを使用することができる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライダのための構成要素を位置合わせするためのシステムであって、
プラットフォームであって、ベースを前記プラットフォーム上に位置決めするように配置される、プラットフォームと、
第1のステージを備える第1のデバイスと、
第2のステージを備える第2のデバイスと
を備え、
前記第1のステージが、第1の並進運動を実施するように配置され、
前記第2のステージが、前記第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施して、前記ベースに対してモジュールを回転させて、前記ベースに対して電気光学デバイスを位置合わせするように配置される、
システム。
【請求項2】
第1の光軸によって特徴付けられる第1のカメラと、
第2の光軸によって特徴付けられる第2のカメラと
を更に備え、
前記第2の光軸が、前記第1の光軸に対して斜めになるように、前記第2のカメラが配置され、
前記第1のカメラ及び前記第2のカメラが、前記モジュールの画像を取得するように配置される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
命令を備える1つ又は複数のメモリデバイスであって、1つ又は複数のプロセッサによって前記命令が実行されると、
前記第1のカメラから第1の画像を取得するステップであって、前記第1の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含む、ステップと、
前記第2のカメラから第2の画像を取得するステップであって、前記第2の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含む、ステップと、
前記第1の画像及び前記第2の画像に基づいて、前記ベースに対する前記モジュールの所望の位置の変化を計算するステップと、
前記第1のステージが前記第1の並進運動を実施するように、第1の信号を前記第1のデバイスへ送信するステップと、
前記モジュールの前記所望の位置の変化を計算するステップに基づいて、前記第2のステージが前記第1の並進運動と協調した前記第2の並進運動を実施するように、第2の信号を前記第2のデバイスへ送信するステップと
を実施する、1つ又は複数のメモリデバイス、を更に備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のカメラ及び前記第2のカメラが、前記ベースに向かって下向きに傾斜するように配置される、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1のデバイスが、第1のテンションコンタクトを備え、
前記第2のデバイスが、第2のテンションコンタクトを備え、
前記第1のテンションコンタクト及び前記第2のテンションコンタクトが、前記モジュールに同時に圧力を加えるように配置される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記第2の並進運動が、前記第1の並進運動に、平行で、反対方向に配置される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1のステージの前記第1の並進運動、及び前記第2のステージの前記第2の並進運動が、前記モジュールを第1の軸周りに回転させるように配置され、
前記第1のデバイスが、第3のステージを備え、
前記第2のデバイスが、第4のステージを備え、
前記第3のステージが、前記第1のステージの前記第1の並進運動に直交する方向に並進するように配置され、
前記第4のステージが、前記モジュールを第2の回転軸周りに回転させるために、前記第3のステージの並進と同時に、前記第2のステージの前記第2の並進運動に直交する方向に並進するように配置される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第1のステージが、線形並進ステージである、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1のデバイスが、3軸電動線形並進ステージである、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記電気光学デバイスが、光を放射又は検出するように前記モジュール上に配置され、
前記第1のステージ及び前記第2のステージが、前記ベースに対して前記電気光学デバイスを位置合わせするために、前記モジュールを操作するように配置される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
ライダのためのモジュールを位置決めする方法であって、
第1の並進運動を実施するように、第1のデバイスの第1のステージを並進させるステップと、
ベースに対して前記モジュールを回転させるように、前記第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように、第2のデバイスの第2のステージを並進させるステップと、を含み、
前記モジュールが、電気光学デバイスを備え、
前記モジュールを回転させることが、前記ベースに対して前記モジュールの前記電気光学デバイスを位置合わせする、方法。
【請求項12】
第1のカメラから第1の画像を取得するステップであって、
前記第1の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含み、
前記第1のカメラが、第1の光軸によって特徴付けられる、
ステップと、
第2のカメラから第2の画像を取得するステップであって、
前記第2の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含み、
前記第2のカメラが、第2の光軸によって特徴付けられ、
前記モジュールの前記第2の画像が前記モジュールの前記第1の画像に対して斜めになるように、前記第2の光軸が前記第1の光軸に対して斜めになるように、前記第2のカメラが配置される、
ステップと、
前記第1の画像及び前記第2の画像に基づいて、前記ベースに対する前記モジュールの所望の位置の変化を計算するステップと、
前記第1の並進運動を実施するように前記第1のステージを移動させるステップと、
前記モジュールの前記所望の位置の変化を計算するステップに基づいて、前記第1の並進運動と協調した前記第2の並進運動を実施するように前記第2のステージを移動させるステップと
を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記モジュールの前記所望の位置の変化を計算するために、前記第1の画像及び前記第2の画像から前記モジュール上の少なくとも2つの物体の位置を計算するステップ、を更に含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記モジュールを回転させた後、前記ベースに対して所定の位置に前記モジュールを固定するステップ、を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記電気光学デバイスが、前記モジュール上の複数の電気光学デバイスのうちの1つである、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
命令を備えるメモリデバイスであって、1つ又は複数のプロセッサによって前記命令が実行されると、
第1の並進運動を実施するように、第1のステージの第1のデバイスに送信するための第1の信号を生成するステップと、
ベースに対してモジュールを回転させるために前記第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように、第2のステージの第2のデバイスに送信するための第2の信号を生成するステップであって、
前記モジュールが、電気光学デバイスを備え、
前記モジュールを回転させることが、前記ベースに対して前記モジュールの前記電気光学デバイスを位置合わせする、ステップと
を実施する、メモリデバイス。
【請求項17】
前記命令が実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに更に、
第1のカメラから第1の画像を取得するステップであって、
前記第1の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含み、
前記第1のカメラが、第1の光軸によって特徴付けられる、
ステップと、
第2のカメラから第2の画像を取得するステップであって、
前記第2の画像が、前記モジュールの少なくとも一部を含み、
前記第2のカメラが、第2の光軸によって特徴付けられ、
前記モジュールの前記第2の画像が前記モジュールの前記第1の画像に対して斜めになるように、前記第2の光軸が前記第1の光軸に対して斜めになるように、前記第2のカメラが配置される、
ステップと、
前記第1の画像及び前記第2の画像に基づいて、前記ベースに対する前記モジュールの所望の位置の変化を計算するステップと、
前記第1のステージが前記第1の並進運動を実施するように、前記第1の信号を前記第1のデバイスへ送信するステップと、
前記モジュールの前記所望の位置の変化を計算するステップに基づいて、前記第2のステージが前記第1の並進運動と協調した前記第2の並進運動を実施するように、前記第2の信号を前記第2のデバイスへ送信するステップと
を実施させる、請求項16に記載のメモリデバイス。
【請求項18】
前記第2の並進運動が、前記第1の並進運動に、平行で、反対方向に配置される、請求項16に記載のメモリデバイス。
【請求項19】
前記第1のステージの前記第1の並進運動、及び前記第2のステージの前記第2の並進運動が、前記モジュールを第1の軸周りに回転させるように配置され、
前記命令が実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに更に、
第3のステージが前記第1のステージの前記第1の並進運動に直交する方向に並進するように、第3の信号を前記第1のデバイスへ送信させ、
前記モジュールを第2の回転軸周りに回転させるために、前記第3のステージの並進と同時に、第4のステージが前記第2のステージの前記第2の並進運動に直交する方向に並進するように、第4の信号を前記第2のデバイスへ送信させる、
請求項16に記載のメモリデバイス。
【請求項20】
前記第1のステージが、線形並進ステージである、請求項16に記載のメモリデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]関連出願の相互参照
本出願は、2022年12月23日に出願された米国仮特許出願第63/435,117号の利益を主張し、その全体があらゆる目的のために参照により組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
[0002]3次元(3D)センサは、自律型又は半自律型ビークル、ドローン、ロボット、セキュリティ用途などを含む様々な用途に適用することができる。ライダセンサは、そのような用途に適した高い角度分解能を達成し得る3Dセンサの一種である。ライダセンサは、レーザパルスを放射するための1つ又は複数のレーザ源と、反射レーザパルスを検出するための1つ又は複数の検出器と、を含むことができる。各レーザパルスが、ライダセンサから、センサの視野内の物体に移動し、次いで物体から反射してライダセンサに戻るために要する時間を、ライダセンサは測定することができる。ライダセンサは、レーザパルスのタイムオブフライトに基づいて、物体がライダセンサからどれだけ離れているかといった距離を計算することができる。いくつかのライダセンサは、光の位相シフトに基づいて、距離を計算することができる。異なる方向にレーザパルスを送出することによって、ライダセンサは、環境内の1つ又は複数の物体の3次元(3D)点群を構築することができる。
【発明の概要】
【0003】
[0003]本開示は、ライダシステムに関し、限定しないが、ライダシステムの構成要素を位置合わせすることに関する。
【0004】
[0004]いくつかの構成では、ライダのための構成要素を位置合わせするためのシステムは、プラットフォームであって、ベースをプラットフォーム上に位置決めするように配置される、プラットフォーム、第1のステージを備える第1のデバイス、及び/又は第2のステージを備える第2のデバイス、を備え、第1のステージが、第1の並進運動を実施するように配置され、第2のステージが、第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施して、ベースに対してモジュールを回転させて、ベースに対して電気光学デバイスを位置合わせするように配置される。いくつかの実施形態では、システムは、第1の光軸によって特徴付けられる第1のカメラ、第2の光軸によって特徴付けられる第2のカメラであって、第2の光軸が第1の光軸に対して斜めになるように、第2のカメラが配置され、第1のカメラ及び第2のカメラが、モジュールの画像を取得するように配置される、第2のカメラ、並びに/あるいは、命令を備える1つ又は複数のメモリデバイスであって、1つ又は複数のプロセッサによって命令が実行されると、第1のカメラから第1の画像を取得するステップであって、第1の画像が、モジュールの少なくとも一部を含む、ステップ、第2のカメラから第2の画像を取得するステップであって、第2の画像が、モジュールの少なくとも一部を含む、ステップ、第1の画像及び第2の画像に基づいて、ベースに対するモジュールの所望の位置の変化を計算するステップ、第1の並進運動を実施するように、第1のステージの第1のデバイスに第1の信号を送信するステップ、及び/又は、モジュールの所望の位置の変化を計算するステップに基づいて、第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように、第2のステージの第2のデバイスに第2の信号を送信するステップ、を実施する、1つ又は複数のメモリデバイス、を更に備える。いくつかの実施形態では、第1のカメラ及び第2のカメラは、ベースに向かって下向きに傾斜するように配置され、第1のデバイスは、第1のテンションコンタクトを備え、第2のデバイスは、第2のテンションコンタクトを備え、第1のテンションコンタクト及び第2のテンションコンタクトは、モジュールに同時に圧力を加えるように配置され、第2の並進運動は、第1の並進運動に、平行で、反対方向に配置され、第1のステージの第1の並進運動、及び第2のステージの第2の並進運動は、モジュールを第1の軸周りに回転させるように配置され、第1のデバイスは、第3のステージを備え、第2のデバイスは、第4のステージを備え、第3のステージは、第1のステージの第1の並進運動に直交する方向に並進するように配置され、第4のステージは、モジュールを第2の回転軸周りに回転させるために、第3のステージの並進と同時に、第2のステージの第2の並進運動に直交する方向に並進するように配置され、第1のステージは、線形並進ステージであり、第1のデバイスは、3軸電動線形並進ステージであり、電気光学デバイスは、光を放射又は検出するようにモジュール上に配置され、並びに/あるいは、第1のステージ及び第2のステージは、ベースに対して電気光学デバイスを位置合わせするために、モジュールを操作するように配置される。
【0005】
[0005]いくつかの構成では、ライダのためのモジュールを位置決めする方法は、第1の並進運動を実施するように、第1のデバイスの第1のステージを並進させること、ベースに対してモジュールを回転させるように、第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように、第2のデバイスの第2のステージを並進させることであって、モジュールが、電気光学デバイスを備え、及び/又は、モジュールを回転させることがベースに対してモジュールの電気光学デバイスを位置合わせする、並進させることを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、第1のカメラから第1の画像を取得することであって、第1の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、第1のカメラが、第1の光軸によって特徴付けられる、取得すること、第2のカメラから第2の画像を取得することであって、第2の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、第2のカメラが、第2の光軸によって特徴付けられ、モジュールの第2の画像がモジュールの第1の画像に対して斜めになるように、第2の光軸が第1の光軸に対して斜めになるように、第2のカメラが配置される、取得すること、第1の画像及び第2の画像に基づいて、ベースに対するモジュールの所望の位置の変化を計算すること、第1の並進運動を実施するように第1のステージを移動させること、モジュールの所望の位置の変化を計算することに基づいて、第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように第2のステージを移動させること、モジュールの所望の位置の変化を計算するために、第1の画像及び第2の画像からモジュール上の少なくとも2つの物体の位置を計算すること、並びに/あるいは、モジュールを回転させた後、ベースに対して所定の位置にモジュールを固定すること、を更に含む。電気光学デバイスは、モジュール上の複数の電気光学デバイスのうちの1つであり得る。
【0006】
[0006]本開示の適用可能な更なる領域は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明及び特定の例は、様々な実施形態を示しているが、例示のみを目的とするものであり、本開示の範囲を必ずしも限定するものではないことを理解されたい。
【0007】
[0007]本開示は、添付の図面と併せて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】光学システムの一実施形態を示す図である。
図2】位置合わせステーションの一実施形態を示す図である。
図3】並進ステージを有する位置合わせステーションの一実施形態を示す図である。
図4】モジュールの自動位置合わせのためのプロセスの一実施形態を示す図である。
図5】モジュール上の電気光学デバイスの位置を測定するカメラの一実施形態を示す図である。
図6】ヨー回転を補正する一実施形態を示す図である。
図7】ロール回転を補正する一実施形態を示す図である。
図8】モジュールを操作する並進ステージの一実施形態を示す図である。
図9】ライダのための電気光学モジュールを位置決めするプロセスの一実施形態のフローチャートを示す図である。
図10】コンピュータシステムの一実施形態のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0018]添付の図面において、同様の構成要素及び/又は特徴は、同じ参照ラベルを有することがある。更に、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後にダッシュを、及び類似の構成要素を区別する第2のラベルを、続けることによって区別することがある。本明細書で第1の参照ラベルのみを使用する場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0010】
[0019]以下の説明は、好ましい例示的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲、適用性、又は構成を限定することを意図しない。むしろ、好ましい例示的な実施形態の以下の説明は、好ましい例示的な実施形態を実施するための可能な説明を当業者にあたえる。添付の特許請求の範囲に記載の趣旨及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び配置に様々な変更を加えることができることが理解される。
【0011】
[0020]ライダセンサなどの複数のレーザ及び/又は検出器を使用するシステムでは、製造及び/又は組み立て中のレーザ及び/又は検出器の自動アライメント及び/又は焦点設定は、手動アライメント及び/又は焦点設定よりも効率的である。従来の方法は、正確な機械的公差による位置決め、レーザの調整による能動的位置合わせ、スポットサイズ及び位置の観察、又はカメラ画像内の物体の焦点に基づいて位置を判断するための見下ろし型カメラの使用を含む。これらの方法は、多くの場合、遅すぎる、高価すぎる、及び/又は十分に正確ではない。
【0012】
[0021]いくつかの実施形態では、ライダなどのレーザベースの光学測定又は撮像システムは、レーザ及び/又は検出器を含む電気光学モジュール(EOM又はモジュール)を有する。場合によっては、これらの構成要素は、EOMを備えるプリント回路基板(PCB)上に取り付けられる。レンズは、レーザ光を焦点合わせ、又はコリメートし、それを目標に向けて投射し、並びに/あるいは目標から光を受け取り、それを検出器に焦点合わせするために使用される。適切な動作のために、レーザ及び/又は検出器がレンズ軸及び/又はレンズ焦点面に対して適切に位置合わせされるように、EOMは、x、y、及びz、並びにピッチ、ロール、及びヨーに正確に位置決めされる。
【0013】
[0022]いくつかの構成では、それぞれが1つ又は複数の電気光学構成要素を含む複数のモジュールが、1つのベースに取り付けられる。いくつかのライダシステムの例が、共有されており、2019年10月22日に付与された米国特許第10,451,740号、2020年6月23日に付与された米国特許第10,690,754号、及び2023年6月27日に付与された米国特許第11,686,818号に開示されており、これらの開示は、あらゆる目的のために参照により組み込まれる。例えば、’818特許の図22Bは、ベース(例えば、インターポーザ2220を介してPCB2240に)に取り付けられた複数の光電子構成要素2130をそれぞれ備えるパッケージ2110(例えば、モジュール)を示している。
【0014】
[0023]図1は、ライダシステムなどの光学システム100の一実施形態を示している。光学システム100は、ベース104と、モジュール108(例えば、EOM)と、ベース104にモジュール108を固定するためのマウント112と、1つ又は複数のレンズ118を備えるレンズシステム116と、を備える。
【0015】
[0024]1つ又は複数のレーザ120、並びに/あるいは1つ又は複数の検出器122が、モジュール108に取り付けられる。ベース104に対してモジュール108を移動させることができるように、マウント112は、調整可能であり、これにより、レーザ120及び/又は検出器122は、ベース104に対して位置合わせされ、及び/又はレンズシステム116に対して位置合わせされる(例えば、ベース104とレンズシステム116との間に相対運動はない)。ベース104は、いくつかの構成では、プリント回路基板(PCB)(例えば、第1のPCB)である。モジュール108は、いくつかの構成では、PCB(例えば、第2のPCB)である。モジュール108を1つだけ示しているが、いくつかの実施形態では、複数のモジュール108が、ベース104に、位置合わせされ、取り付けられる。
【0016】
[0025]ベース104に直接取り付けられた場合のレーザ120及び/又は検出器122の位置決めに関するばらつき、並びに/あるいは、モジュール108に取り付けられたレーザ120及び/又は検出器122間のはんだの厚さのばらつきが、存在する可能性があるので、何らかの位置合わせなしに、ベース104上に各モジュール108を単純に位置決めするだけでは不十分であることが多い。したがって、レーザ120及び/又は検出器122の位置が、測定され、モジュール108は、レーザ120及び/又は検出器122をベース104に対して、したがってレンズシステム116に対して、位置合わせするために、ベース104に対して移動する。複数のモジュール108を別々に位置合わせすることは、x次元の異なるモジュール108がベース104に対して異なる高さ(例えば、高さはz次元である)に位置決めされる場合に、特に有益であり得る。
【0017】
[0026]モジュール108がベース104と位置合わせされた後(例えば、回転及び/又は並進)、モジュール108はベース104に固定される。例えば、モジュール108は、ねじ、接着剤、はんだ、機械的ステージ、並びに/あるいは他の位置決め及び/又は保持機構を、使用して所定の位置にロックすることができる。
【0018】
[0027]図2には、位置合わせステーションの一実施形態を示している。位置合わせステーションは、第1のカメラ204-1と、第2のカメラ204-2と、ロボット208と、を備える。第1のカメラ204-1は、見下ろし型カメラであり、第2のカメラ204-2は、側方監視型カメラである。ロボット208は、ベース104に対してモジュール108(例えば、モジュール108を保持するために)を移動させるための、アーム212と、グリッパ216と、を備える。アーム212は、多軸ロボットアームである。
【0019】
[0028]第1のカメラ204-1、及び第2のカメラ204-2は、ベース104、したがってレンズに対するモジュール108の正確な配置を可能にするために、製造アセンブリ及び位置合わせ機械に組み込まれる。マシンビジョンパターンマッチングのアルゴリズムを使用して、レーザ120及び/又は検出器122の実際の位置と、光学的位置合わせ及び/又は焦点の所望の位置(例えば、最適化された位置)と、の間の差を確認する(例えば、計算する)ことができる。次いで、ロボット208を使用してモジュール108を再配置することができる。
【0020】
[0029]単一のカメラを使用して2次元で物体の位置を決定することは可能であるが、カメラが静止している場合、1つのカメラのみを使用して3次元を、3次元で近似的にのみ決定することができる。例えば、第1のカメラ204-1を見下ろし型カメラ(例えば、z軸に沿って見下ろす)として使用すると、物体は、焦点が合っているか又は合っていないかに応じて、x及びyに位置特定されるが、zにはおおよそでしか位置特定されない。第2のカメラ204-2を側方監視型カメラとして追加することによって、物体を三角測量する(例えば、機械視覚パターンマッチングを使用して、z、並びにx及びyにおける物体の位置を正確に確認する)ことができる。第1のカメラ204-1は、垂直軸に沿って都合のよいように向けられてもよく、第2のカメラ204-2は、垂直から45度の角度で都合のよいように位置決めされてもよいが、2つのカメラ204は、(例えば、位置特定される物体のビューを有し、及び/又は物体の正確な三角測量を可能にするために十分に異なる軸に沿っている限り)実際には他の角度に、配置されてもよい。例えば、x、y、z空間内で、単一の物体を位置特定するために使用される、垂直から15、30、45、50、及び/又は60度のところに、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、又は8つのカメラ204があってもよい。複数の物体(例えば、レーザ、検出器、及び/又はモジュール108上の位置若しくは特徴)が使用される場合、モジュール108のピッチ、ロール、及び/又はヨーを、確認し、補正することができる。
【0021】
[0030]いくつかの実施形態では、レンズの光軸及び焦点面の位置は、光学測定、機械的測定、又はレンズ及びアセンブリの正確な公差のいずれかによって、正確に知られていると仮定される。これにより、レンズシステム(例えば、図1のレンズシステム116)が取り外されても(例えば、カメラ204及び/又はロボット208のアーム212へのアクセスを可能にするために)、(例えば、ベース104に対して)モジュール108の所望の位置を知ることができる。モジュール108が正確に位置決めされた後、モジュール108は、ベース104に固定され、レンズシステムは、ベース104に結合される。
【0022】
[0031]図3は、位置合わせステーションのためのシステムの一実施形態を示す図である。このシステムは、ライダのための構成要素(例えば、モジュール108)を位置合わせするために使用される。並進ステージは、モジュール108を所望の位置に操作するために使用される。システムは、プラットフォーム302と、第1のデバイス304-1と、第2のデバイス304-2と、第1のカメラ204-1と、第2のカメラ204-2と、を備える。ベース104は、プラットフォーム302上に位置決めされる。いくつかの実施形態では、プラットフォーム302は、(例えば、2つ以上のモジュール108を、デバイス304の動きを少なくして順次調整し得るように、x軸に沿って)並進するように配置される。第2のデバイス304-2は、第1のデバイス304-1から分離される(例えば、第2のデバイス304-2は、第1のデバイス340-1から離隔しており、及び/又は第1のデバイス340-1とは別個に制御可能である。)。
【0023】
[0032]第1のデバイス304-1は、第1のステージ308-1を備える。第2のデバイス304-2は、第2のステージ308-2を備える。ステージ308は、並進ステージである。第1のステージ308-1及び第2のステージ308-2は、z軸に平行な方向に(又は「z軸に沿って」)並進するように配置される。第1のステージ308-1は、(例えば、z軸に沿って)第1の並進運動を実施するように配置される。第2のステージ308-2は、ベース104に対してモジュールを回転させるために、(例えば、z軸に沿って)第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように配置される。例えば、モジュールは、第1のデバイス304-1と第2のデバイス304-2との間に挟まれる。第1の並進運動は、正のz方向であり、第2の並進運動は、負のz方向であり、モジュールをy/z平面内で(例えば、x軸周りに)回転させる。いくつかの実施形態では、第1の並進運動及び第2の並進運動は、同期される(例えば、同時に起こる)。いくつかの実施形態では、第1のステージ308-1及び第2のステージ308-2は、異なる時間に移動する。別の例として、第1のステージ308-1と第2のステージ308-2との両方とも、負のz方向に移動することができる。次いで、第1のステージ308-1は、停止することができ、第2のステージ308-2は、負のz方向に移動し続けて、モジュールをy/z平面内の所定の位置に回転させて、モジュール108上の光電子構成要素をx、y、z空間内の所望の位置に位置合わせする。
【0024】
[0033]x軸周りの(例えば、x軸に平行な軸周りを意味する)y/z平面内の回転は、本開示ではロールと呼ぶ。z軸周りのx/y平面内の回転は、ヨーと呼ぶ。y軸周りのx/z平面内の回転は、ピッチと呼ぶ。
【0025】
[0034]第1の画像は、第1のカメラ204-1から取得され、第1の画像は、モジュールの少なくとも一部を含む。第2の画像は、第2のカメラ204-2から取得され、第2の画像は、モジュールの少なくとも一部を含む。第1の画像及び第2の画像に基づいて、ベースに対するモジュールの所望の位置の変化を計算する。第1の信号は、第1のステージ308-1が第1の並進運動を実施するように、第1のデバイス304-1に送信される。モジュールの所望の位置の変化を計算することに基づいて、第2のステージ308-2が第1の並進運動と協調した第2の並進運動を実施するように、第2の信号が第2のデバイス304-2に送信される。いくつかの構成では、第3のカメラを使用して第3の画像が取得され、所望の変化を計算することは、第3の画像に更に基づく。
【0026】
[0035]第1のステージ308-1の第1の並進運動、及び第2のステージ308-2の第2の並進運動は、モジュール108を第1の軸(例えば、z軸に沿って並進することによるx軸)周りに回転させるように配置される。第1のデバイス304-1は、第3のステージ308-3を備える。第2のデバイス304-2は、第4のステージ308-4を備える。例えば、第1のデバイス304-1と第2のデバイス304-2との両方はそれぞれ、3軸に沿って直線ステージをそれぞれ並進させるように配置された3軸電動線形並進ステージである。
【0027】
[0036]第3のステージ308-3は、第1のステージ308-1の第1の並進運動に直交する方向に並進するように配置される。例えば、第3のステージ308-3は、x軸に沿って並進するように配置される。第4のステージ308-4は、第3のステージ308-3の並進と協調して、第2のステージ308-2の第2の並進運動と直交する方向に(例えば、x軸に沿って)並進して、モジュール108を第2の回転軸(例えば、z軸)周りに回転させるように配置される。例えば、第3のステージ308-3は、正のx軸に沿って並進される一方で、第4のステージ308-4は、停止されるか、又は負のx軸に沿って並進されて、モジュール108をz軸周りに回転させる(例えば、ヨー回転)。
【0028】
[0037]図4は、モジュールの自動位置合わせのためのプロセス400の一実施形態を示している。プロセス400は、ステップ404において、位置合わせステーションにモジュールを位置決めすることから始まる。例えば、図3に示すように、ベース104は、プラットフォーム302上に位置決めされ、モジュール108は、ベース104上に位置決めされる。
【0029】
[0038]ステップ408において、モジュール上の1つ又は複数の電気光学デバイスが撮像される。例えば、モジュール108上の1つ又は複数のレーザ120及び/又は1つ又は複数の検出器122は、図2に示すように、第1のカメラ204-1及び第2のカメラ204-2によって撮像される。
【0030】
[0039]ステップ412において、1つ又は複数の電気光学デバイスの位置が計算される。例えば、機械視覚パターンマッチングを使用して、モジュール上のレーザ及び/又は検出器のx、y、z位置を正確に計算する。
【0031】
[0040]ステップ416において、モジュールの位置が、1つ又は複数の電気光学デバイスの位置を計算することに基づいて調整される。例えば、1つ又は複数の電気光学デバイスの位置は、電気光学デバイスの実際の位置の所望の位置へのオフセットを計算するために、3Dモデル及び/又はベースと比較される。次いで、図2のアーム212、又は図3の並進ステージ308を使用して、ベースに対するモジュールの位置を修正し、3Dモデルを、より厳密に一致させる。例えば、(例えば、x、y、又はz軸に沿って)モジュールを並進及び/又は回転させて、モジュールを再配置することができる。
【0032】
[0041]ステップ420において、モジュールが正しい位置にあることを確認するために、モジュールの位置が所望の位置と比較される。モジュールの位置が、所定の許容誤差内にある場合、ステップ424の決定は、モジュールを所定の位置に(例えば、ねじ、はんだ、接着剤などで)固定するためにステップ428に進む。モジュールが、所定の公差内にない場合、ステップ424の決定は、位置を計算するステップ412に、又はモジュールの位置を調整するステップ416に進む。
【0033】
[0042]図5は、モジュール108上の電気光学デバイス504の位置を測定するために使用されるカメラ204の一実施形態を示している。図5は、複数のレーザ及び/又は検出器の位置を測定し、補正するためのアルゴリズムの詳細な実施形態を示している。カメラ204によって撮像された各レーザ又は検出器の位置は、電気光学デバイス504の線形アレイの重心を計算することによって確認される。第1のカメラ204-1と第2のカメラ204-2との間の角度Θを考慮する三角関数補正も提供される。最良適合線(又は曲線)は、モジュール108上の複数の電気光学デバイス504の位置を通って適合される。例えば、複数の電気光学デバイス504は、モジュール108上で線形アレイになっている。少なくとも2つの電気光学デバイス504の位置は、第1のカメラ204-1によって取得された第1の画像、及び/又は第2のカメラ204-2によって取得された第2の画像から計算される。次に、理想的な位置からの最良適合線からの偏差を使用して、モジュールの位置の誤差を計算し、これを修正することができる。
【0034】
[0043]第1のカメラ204-1は、第1の光軸508-1によって特徴付けられる。第2のカメラ204-2は、第2の光軸508-2によって特徴付けられる。第2の光軸508-2が第1の光軸508-1に対して斜めになるように、第2のカメラ204-2は配置される。いくつかの実施形態では、電気光学デバイス504は、ベース104から離れて上方に(例えば、z軸に沿って)放射するように配置された光源である。第1のカメラ204-1及び第2のカメラ204-2は、ベース104(例えば、第1の光軸508-1及び第2の光軸508-2はそれぞれ、z軸に沿った成分を有する)に向かって下向きに傾斜するように配置される。
【0035】
[0044]図6は、ヨー回転を補正する一実施形態を示している。図6は、図5の第1のカメラ204-1によって取得された第1の画像からのデータを示している。データは、x、y平面にある。
【0036】
[0045]図6では、デバイス504の測定された座標は、目標ヨー勾配604に関連して示している。例えば、n個のデバイス504について測定された座標(x,y)、i=1...n、を示している。目標重心608も示している。重心位置誤差は、以下によって計算することができる。
【数1】

ただし、ヨー誤差は、δx、/δyに等しい。
【0037】
[0046]残差は、カメラ視野/ピクセル密度に比例する。
【0038】
[0047]図7は、ロール回転を補正する一実施形態を示している。図7は、図5の第2のカメラ204-2によって取得された第2の画像からのデータを示している。データは、y、z平面にある。図7では、デバイス504の測定された焦点は、目標ロール勾配704に関連して示している。例えば、n個のデバイス504について、デバイス504(z*sin(Θ))、i=1...n、について測定された焦点を示している。目標重心608も示している。重心焦点誤差は、以下によって計算することができる。
【数2】

ロール誤差は、実際の勾配に等しい。
【0039】
[0048]残差は、カメラ視野/ピクセル重心誤差/sin(Θ)に比例する。
【0040】
[0049]図8は、ベース104に対してモジュール108を操作する並進ステージ308の一実施形態を示している。ベース104は、プラットフォーム302上に位置決めされる。図8において、第1のデバイス304-1及び第2のデバイス304-2は、モジュール108を操作するために使用される。
【0041】
[0050]第1のデバイス304-1は、第1のステージ308-1と、第3のステージ308-3と、第5のステージ308-5と、第1のコンタクト804-1と、を備える。第2のデバイス304-2は、第2のステージ308-2と、第4のステージ308-4と、第6のステージ308-6と、第2のコンタクト804-2と、を備える。第1のステージ308-1は、z軸に沿って移動するように配置され、これにより、第1のコンタクト804-1をz方向に移動させる。第2のステージ308-2は、z軸に沿って移動するように配置され、これにより、第2のコンタクト804-2をz方向に移動させる。第3のステージ308-3は、x軸に沿って移動するように配置され、これにより、第1のコンタクト804-1をx方向に移動させる。第4のステージ308-4は、x軸に沿って移動するように配置され、これにより、第2のコンタクト804-2をx方向に移動させる。第5のステージ308-5は、y軸に沿って移動するように配置され、これにより、第1のコンタクト804-1をy方向に移動させる。第6のステージ308-6は、y軸に沿って移動するように配置され、これにより、第2のコンタクト804-2をy方向に移動させる。
【0042】
[0051]コンタクト804は、テンションコンタクトである。例えば、デバイス304が、y軸に沿ってモジュール108に向かって(例えば、第5のステージ308-5又は第6のステージ308-6によって)移動するときに、コンタクト804が、モジュール108に対して圧力を加えるように、コンタクト804は、ばねを有する。いくつかの実施形態では、(例えば、デバイス304がモジュール108に向かって移動し続けることを止めるために)デバイス304は、コンタクト804によって加えられるモジュールに対する圧力の量を測定する圧力センサを備える。図8は、第1のコンタクト804-1がモジュール108に接触する前に、y軸に沿ってモジュール108に向かって移動する第1のデバイス304-1を示している。
【0043】
[0052]第1のデバイス304-1が負のy方向に移動した後、第1のコンタクト804-1及び第2のコンタクト804-2は、モジュール108に圧力を同時に加え、モジュール108を操作することができる。例えば、モジュール108は、第1のステージ308-1及び第2のステージ308-2が正のz方向に移動する(すなわち、並進)ことによって、正のz方向に上に移動することができる。第1のデバイス304-1及び第2のデバイス304-2は、第1のステージ308-1が正のz方向に移動し、第2のステージ308-2が第1のステージ308-1よりも遅い正のz方向に移動するか、移動しないか、又は負のz方向に移動することによって、回転する(すなわち、x軸周りにモジュール108を回転させる)ことができる。したがって、第2のステージ308-2の運動は、第1のステージ308-1の運動と平行であり、(例えば、モジュール108の並進のため)同じ方向、又は(例えば、モジュール108の回転のため)反対方向であり得る。第2のステージ308-2が、第1のステージ308-1と同じ方向に異なる速度で移動している場合に、モジュール108は、並進し、回転することができる。当業者であれば、更なる変形例を認識するであろう。同様に、第3のステージ308-3及び第4のステージ308-4は、モジュール108をx軸に沿って並進させ、モジュール108をz軸周りに回転(ヨー回転)させることができる。したがって、デバイス304は、モジュール108を3自由度で並進させ、モジュール108を2自由度で回転させることができる。
【0044】
[0053]デバイス304のステージ308は、ベース104に対してモジュール108を位置合わせするために、モジュール108を操作する。モジュールが位置合わせされた後、モジュール108は、マウント112に固定される。いくつかの実施形態では、マウント112は、モジュール108がスライドインするためのスロットである。
【0045】
[0054]レンズシステムを固定し、モジュール(例えば、EOM)の位置を調整する例を示したが、モジュールをベースに固定し、ベースに対してレンズ位置を調整するように、光学システムや位置合わせシステムを設計することも可能である。ベースは、機械的マウント、ケース、PCB、あるいはレンズ及び/又はモジュール取付け(例えば、マウント)といった他の機械的部品、であってもよい。
【0046】
[0055]図9は、ライダのための電気光学モジュールを位置決めするためのプロセス900の一実施形態のフローチャートを示している。プロセス900は、ステップ904において、第1の並進運動を実施するように第1のデバイスの第1のステージを並進させることから始まる。例えば、図8の第1のステージ308-1は、正のz方向に並進する。
【0047】
[0056]ステップ908において、第2のステージが、第1の並進運動と協調して並進される。例えば、図8の第2のステージ308-2は、z軸(例えば、遅い速度で正のz方向に、異なる時間に、及び/又は負のz方向に)に沿って並進して、ステップ912で、モジュールを位置合わせするために、ベースに対してモジュールを回転させる。モジュールは、レーザ又は検出器などの電気光学デバイスを備える。
【0048】
[0057]いくつかの実施形態では、本方法は、第1のカメラ(例えば、図2図3、又は図5の第1のカメラ204-1)から第1の画像を取得することであって、第1の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、第1のカメラが、第1の光軸(例えば、図5に示すように)によって特徴付けられる、取得することと、(例えば、図2図3、又は図5に示すように)第2のカメラから第2の画像を取得することであって、第2の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、第2のカメラが、第2の光軸(例えば、図5に示すように)によって特徴付けられ、モジュールの第2の画像がモジュールの第1の画像に対して斜めになるように、第2の光軸が第1の光軸に対して斜めになるように、第2のカメラが配置される、取得することと、を含む。ベースに対するモジュールの所望の位置の変化が、(例えば、図6及び図7に示すように)第1の画像及び第2の画像に基づいて計算される。
【0049】
[0058]いくつかの実装形態では、(例えば、モジュールを並進及び/又は回転させるために)モジュールの所望の位置の変化を計算することに基づいて、第2のステージは、第1の並進運動と同期して、及び/又はそれと協調して、第2の並進運動を実施するように移動される。モジュールは、モジュールを位置決め(例えば、並進及び/又は回転)した後に所定の位置に固定される。
【0050】
[0059]いくつかの実施形態では、第1の信号は、第1の並進運動を実施するように、第1のステージの第1のデバイスに送信するために生成され、第2の信号は、ベースに対してモジュールを回転させるために第1の並進運動と同期して、及び/又はそれと協調して、第2の並進運動を実施するように、第2のステージの第2のデバイスに送信するために生成される。
【0051】
[0060]いくつかの実施形態では、ライダのためのモジュールを位置決めするシステムは、ベースに対するモジュールの位置を調整するように配置される機械的デバイスであって、モジュールが、電気光学デバイスを備える、機械的デバイス、第1の光軸によって特徴付けられる第1のカメラ、第2の光軸によって特徴付けられる第2のカメラであって、第2の光軸が、第1の光軸に対して斜めになるように、第2のカメラが配置される、第2のカメラ、並びに/あるいは、命令を備える1つ又は複数のメモリデバイスであって、1つ又は複数のプロセッサによって命令が実行されると、第1のカメラから第1の画像を取得するステップであって、第1の画像が、モジュールの少なくとも一部を含む、ステップと、第2のカメラから第2の画像を取得するステップであって、第2の画像が、モジュールの少なくとも一部を含む、ステップと、第1の画像及び第2の画像に基づいて、ベースに対するモジュールの所望の位置及び/又方向の変化を計算するステップと、を実施する、1つ又は複数のメモリデバイス、を備える。いくつかの実施形態では、モジュールは、レーザのアレイを備え、モジュールの位置及び/又は方向を変更することにより、レーザのアレイをレンズシステムと位置合わせするためのベースと位置合わせする。システムは、モジュールを所望の位置及び/又は方向に操作するためのロボット技術、並びに/あるいは1つ又は複数の並進ステージ(例えば、図2図3及び図8に示すように)を備えることができる。
【0052】
[0061]いくつかの実施形態では、ライダのためのモジュールを位置決めする方法は、第1のカメラから第1の画像を取得することであって、第1の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、モジュールが、電気光学デバイスを含み、第1のカメラが、第1の光軸によって特徴付けられる、取得すること、第2のカメラから第2の画像を取得することであって、第2の画像が、モジュールの少なくとも一部を含み、第2のカメラが、第2の光軸によって特徴付けられ、モジュールの第2の画像がモジュールの第1の画像に対して斜めになるように、第2の光軸が第1の光軸に対して斜めになるように、第2のカメラが配置される、取得すること、第1の画像及び第2の画像に基づいて、ベースに対するモジュールの所望の位置及び/又方向の変化を計算すること、並びに/あるいは、機械的デバイスを使用して、第1の画像及び第2の画像から計算された所望の変化に基づいて、少なくとも2つの自由度でベースに対してモジュールを移動させること、を含む。
【0053】
[0062]図10は、コンピュータデバイス1000の簡略ブロック図である。コンピュータデバイス1000は、電子記憶装置又は処理、並びに明示的に記載していない他の機能、挙動、又は能力を使用することになる上述の機能、挙動、並びに/あるいは能力の一部又は全部を実装することができる。コンピュータデバイス1000は、処理サブシステム1002、記憶サブシステム1004、ユーザインターフェース1006、及び/又は通信インターフェース1008を含む。コンピュータデバイス1000はまた、バッテリ、電力コントローラ、及び様々な拡張機能を提供するように動作可能な他の構成要素など、他の構成要素(明示的には図示せず)を含むことができる。様々な実施形態において、コンピュータデバイス1000は、デスクトップ若しくはラップトップコンピュータ、モバイルデバイス(例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話)、メディアデバイス、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は上述した機能若しくは機能の組合せを実施するように設計された電子ユニットに、実装することができる。
【0054】
[0063]記憶サブシステム1004は、例えば、ディスク、フラッシュメモリ(例えば、セキュアデジタルカード、ユニバーサルシリアルバスフラッシュドライブ)、又は任意の他の非一時的記憶媒体、又は媒体の組合せを使用して、ローカル記憶装置及び/又はリムーバブル記憶媒体を使用して実装され、揮発性及び/又は不揮発性記憶媒体を含むことができる。ローカル記憶装置は、ダイナミックRAM(DRAM)、スタティックRAM(SRAM)、又はバッテリバックアップRAMを含む、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。いくつかの実施形態では、記憶サブシステム1004は、コンピュータを使用して実施される上述の一部又は全部の動作を実施するためのプログラムを含む、処理サブシステム1002によって実行される1つ又は複数のアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムプログラムを記憶することができる。例えば、記憶サブシステム1004は、上述の1つ又は複数の方法ステップを実施するために、1つ又は複数のコードモジュール1010を記憶することができる。
【0055】
[0064]ファームウェア及び/又はソフトウェア実装は、モジュール(例えば、手順、機能など)で実装されてもよい。命令を実体的に具現化する機械可読媒体は、本明細書に記載の方法論を実施する際に使用することができる。コードモジュール1010(例えば、メモリに記憶された命令)は、プロセッサ内、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。本明細書で使用する場合、「メモリ」という用語は、長期、短期、揮発性、不揮発性、又は他の記憶媒体の種類を指し、特定の種類のメモリ、又はメモリの数、又はメモリが記憶される媒体の種類に限定されない。
【0056】
[0065]更に、「記憶媒体」又は「記憶デバイス」という用語は、読み出し専用メモリ(ROM)、RAM、磁気RAM、コアメモリ、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、及び/又は情報を記憶するための他の機械可読媒体を含む、データを記憶するための1つ又は複数のメモリを表す場合がある。「機械可読媒体」という用語は、携帯型又は固定型記憶デバイス、光記憶デバイス、無線チャネル、並びに/あるいは命令及び/又はデータを記憶し得る様々な他の記憶媒体を含むが、これらに限定しない。
【0057】
[0066]更に、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、スクリプト言語、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、及び/又はそれらの任意の組合せによって実施されてもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、スクリプト言語、及び/又はマイクロコードで実装される場合、タスクを実施するためのプログラムコード又はコードセグメントは、記憶媒体などの機械可読媒体に記憶されてもよい。コードセグメント(例えば、コードモジュール1010)又は機械実行可能命令は、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、スクリプト、クラス、あるいは命令、データ構造、及び/又はプログラム文の組合せ、を表す場合がある。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、及び/又はメモリ内容を、渡す、及び/又は受け取ることによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合されてもよい。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む適切な手段によって、渡され、転送され、又は送信されてもよい。
【0058】
[0067]上述した技術、ブロック、ステップ、及び手段の実装は、様々な方法で行うことができる。例えば、これらの技法、ブロック、ステップ、及び手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せで実施されてもよい。ハードウェア実装の場合、処理ユニットは、1つ又は複数のASIC、DSP、DSPD、PLD、FPGA、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、上述の機能を実施するように設計された他の電子ユニット、及び/又はそれらの組合せ内に実装されてもよい。
【0059】
[0068]各コードモジュール1010は、対応する動作を実施するようにコンピュータデバイス1000のプロセッサに指示するコンピュータ可読媒体上に具現化された命令(コード)のセットを備えてもよい。命令は、順次に、並列に(異なる処理スレッドの下などで)、又はそれらの組合せで実行されるように構成されてもよい。汎用コンピュータシステムにコードモジュール1010をロードした後、汎用コンピュータは、専用コンピュータシステムに変換される。
【0060】
[0069]本明細書に記載の様々な特徴を組み込んだコンピュータプログラム(例えば、1つ又は複数のコードモジュール1010において)は、様々なコンピュータ可読記憶媒体に符号化され、記憶されてもよい。プログラムコードで符号化されたコンピュータ可読媒体は、互換性のある電子デバイスと共にパッケージ化されてもよく、又はプログラムコードは、電子デバイス(例えば、インターネットダウンロードを介して、又は別個にパッケージ化されたコンピュータ可読記憶媒体として)とは別に提供されてもよい。記憶サブシステム1004はまた、通信インターフェース1008を使用してネットワーク接続を確立するために有用な情報を記憶することができる。
【0061】
[0070]ユーザインターフェース1006は、入力デバイス(例えば、タッチパッド、タッチスクリーン、スクロールホイール、クリックホイール、ダイヤル、ボタン、スイッチ、キーパッド、マイクロフォンなど)、並びに出力デバイス(例えば、ビデオ画面、表示灯、スピーカ、ヘッドホンジャック、仮想又は拡張現実ディスプレイなど)を、支持電子機器(例えば、デジタル-アナログ変換器、又はアナログ-デジタル変換器、信号プロセッサなど)と共に含むことができる。ユーザは、ユーザインターフェース1006の入力デバイスを操作して、コンピュータデバイス1000の機能を呼出し、ユーザインターフェース1006の出力デバイスを介して、コンピュータデバイス1000からの出力を閲覧及び/又は聞くことができる。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース1006は存在しなくてもよい(例えば、ASICを使用するプロセスの場合)。
【0062】
[0071]処理サブシステム1002は、1つ又は複数のプロセッサ(例えば、集積回路、1つ又は複数のシングルコア又はマルチコアマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、中央処理装置、グラフィックス処理装置など)として実装できる。動作中、処理サブシステム1002は、コンピュータデバイス1000の動作を制御することができる。いくつかの実施形態では、処理サブシステム1002は、プログラムコードに応答して様々なプログラムを実行することができ、複数の同時に実行するプログラム又はプロセスを維持することができる。所与の時点において、実行されるプログラムコードの一部又は全部は、処理サブシステム1002に、及び/又は記憶サブシステム1004などの記憶媒体に、存在することができる。プログラミングを通じて、処理サブシステム1002は、コンピュータデバイス1000に様々な機能を提供することができる。処理サブシステム1002はまた、記憶サブシステム1004に記憶され得るプログラムを含む、コンピュータデバイス1000の他の機能を制御するための他のプログラムを実行することができる。
【0063】
[0072]通信インターフェース1008は、コンピュータデバイス1000に音声及び/又はデータ通信能力を提供することができる。いくつかの実施形態では、通信インターフェース1008は、無線データネットワーク(例えば、Wi-Fiネットワーク、3G、4G/LTEなど)にアクセスするための無線周波数(RF)送受信機構成要素、移動通信技術、短距離無線通信(例えば、Bluetooth通信規格、NFCなどを使用する)のための構成要素、他の構成要素、又は技術の組合せを含むことができる。いくつかの実施形態では、通信インターフェース1008は、無線インターフェースに加えて、又はその代わりに、有線接続(例えば、ユニバーサルシリアルバス、イーサネット、ユニバーサル非同期受信機/送信機など)を提供することができる。通信インターフェース1008は、ハードウェア(例えば、ドライバ回路、アンテナ、変調器/復調器、エンコーダ/デコーダ、並びに他のアナログ及び/又はデジタル信号処理回路)と、ソフトウェア構成要素との組合せを使用して実装することができる。いくつかの実施形態では、通信インターフェース1008は、複数の通信チャネルを同時にサポートすることができる。いくつかの実施形態では、通信インターフェース1008は使用されない。
【0064】
[0073]コンピュータデバイス1000は、例示的なものであり、変形及び修正が可能であることが理解されよう。コンピュータデバイスは、具体的に説明していない様々な機能(例えば、携帯電話ネットワークを介した音声通信)を有することができ、そのような機能に適した構成要素を含むことができる。
【0065】
[0074]更に、コンピュータデバイス1000は、特定のブロックを参照して説明しているが、これらのブロックは、説明の便宜のために定義されており、構成要素部品の特定の物理的配置を意味するものではないことを理解されたい。例えば、処理サブシステム1002、記憶サブシステム1004、ユーザインターフェース1006、及び/又は通信インターフェース1008は、単一のデバイス内にあってもよく、複数のデバイスに分散されていてもよい。
【0066】
[0075]更に、ブロックは、物理的に別個の構成要素に対応する必要はない。ブロックは、例えば、プロセッサをプログラミングすることによって、又は適切な制御回路を提供することによって、様々な動作を実施するように構成することができ、様々なブロックは、初期構成がどのように取得されるかに応じて再構成可能であっても、なくてもよい。本発明の実施形態は、回路とソフトウェアとの組合せを使用して実装される電子デバイスを含む様々な装置で実現することができる。本明細書に記載の電子デバイスは、コンピュータデバイス1000を使用して実装することができる。
【0067】
[0076]本明細書に記載の様々な特徴、例えば、方法、装置、コンピュータ可読媒体などは、専用構成要素、プログラマブルプロセッサ、及び/又は他のプログラマブルデバイスの組合せを使用して実現することができる。本明細書で説明したいくつかのプロセスは、同じプロセッサ又は異なるプロセッサ上で実施することができる。いくつかの構成要素が、特定の動作を実施するように構成されていると説明している場合、そのような構成は、例えば、動作を実施するように電子回路を設計することによって、動作を実施するようにプログラム可能な電子回路(マイクロプロセッサなど)をプログラムすることによって、又はそれらの組合せによって、達成することができる。更に、上述の実施形態は、特定のハードウェア及びソフトウェア構成要素を参照してもよいが、ハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素の異なる組合せを使用してもよく、ハードウェアに実装されるものとして説明した特定の動作をソフトウェアに実装することもでき、その逆も可能であることを、当業者は理解するであろう。
【0068】
[0077]上記の説明では、実施形態の理解を提供するために詳細が示されている。しかしながら、実施形態は、特定の詳細の一部なしで実施され得ることが理解される。異なる図の例は、性能を向上させるために様々な方法で組み合わせたり、特定の用途に合わせて変更したりすることができる。いくつかの例では、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、及び技術は、図に示していない。
【0069】
[0078]本開示の原理は、特定の装置及び方法に関連して上述しているが、この説明は、例としてのみ行われ、本開示の範囲に対する限定としてではないことを理解されたい。実施形態は、意図した特定の用途に適しているように、当業者が様々な実施形態で、様々な修正を加えて本発明を利用することを可能にするための原理及び実際の用途を説明するために、選択され、説明した。説明は、修正及び均等物を網羅することを意図していることが理解されよう。
【0070】
[0079]また、実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、又はブロック図として示すプロセスとして説明し得ることに留意されたい。フローチャートは一連のプロセスとして動作を説明し得るが、動作の多くは、並行して又は同時に実施することができる。更に、動作の順序は並べ替えられてもよい。プロセスは、その動作が完了したときに終了するが、図に含まれていない追加のステップを有することができる。プロセスは、方法、機能、手順、サブルーチン、サブプログラムなどに対応することができる。
【0071】
[0080]「a」、「an」、又は「the」の列挙は、特に反対のことを示さない限り、「1つ又は複数」を意味することを意図している。本明細書で言及する特許、特許出願、刊行物、及び説明は、あらゆる目的のためにその全体が参照により組み込まれる。先行技術であると認められるものはない。
【0072】
[0081]特定の実施形態の特定の詳細は、本発明の実施形態の精神及び範囲から逸脱することなく、任意の適切な方法で組み合わせることができる。しかしながら、本発明の他の実施形態は、各個々の態様に関する特定の実施形態、又はこれらの個々の態様の特定の組合せを対象とすることができる。
【0073】
[0082]本発明の実施形態の上記の説明は、例示及び説明の目的で提示されている。網羅的であること、又は本発明を記載した正確な形態に限定することは、意図しておらず、上記の教示に照らして多くの修正及び変形が可能である。実施形態は、本発明の原理及びその実際の用途を説明し、それによって当業者が本発明を様々な実施形態で、企図される特定の用途に適した様々な修正を加えて利用することを可能にするために、選択され、説明した。
【符号の説明】
【0074】
100 光学システム
104 ベース
108 モジュール
112 マウント
116 レンズシステム
118 レンズ
120 レーザ
122 検出器
204-1 第1のカメラ
204-2 第2のカメラ
208 ロボット
212 アーム
216 グリッパ
302 プラットフォーム
304-1 第1のデバイス
304-2 第2のデバイス
308-1 第1のステージ
308-2 第2のステージ
308-3 第3のステージ
308-4 第4のステージ
308-5 第5のステージ
308-6 第6のステージ
504 電気光学デバイス
508-1 第1の光軸
508-2 第2の光軸
604 目標ヨー勾配
608 目標重心
704 目標ロール勾配
804-1 第1のコンタクト
804-2 第2のコンタクト
1000 コンピュータデバイス
1002 処理サブシステム
1004 記憶サブシステム
1006 ユーザインターフェース
1008 通信インターフェース
1010 コードモジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】