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特開2024-9578揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法
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  • 特開-揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024009578
(43)【公開日】2024-01-23
(54)【発明の名称】揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法
(51)【国際特許分類】
   B64D 9/00 20060101AFI20240116BHJP
   B64D 1/22 20060101ALI20240116BHJP
   B66C 1/16 20060101ALI20240116BHJP
【FI】
B64D9/00
B64D1/22
B66C1/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022111211
(22)【出願日】2022-07-11
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年4月29日に(1)Youtubeのhttps://youtu.be/sNbrm8nsHGI、令和4年5月18日に(2)株式会社SkyDriveのウェブサイトhttps://skydrive2020.com/archives/9406%EF%BC%89にて発表
(71)【出願人】
【識別番号】519015117
【氏名又は名称】株式会社SkyDrive
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】野村 敦
(72)【発明者】
【氏名】冨田 昌利
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 耕生
【テーマコード(参考)】
3F004
【Fターム(参考)】
3F004LA05
3F004LA10
3F004LB02
(57)【要約】
【課題】複雑な制御を伴うことなく、吊り下げられた荷物の揺れを抑制することのできる揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、揺動抑制装置が提供される。この揺動抑制装置は、本体部と、吊下部とを備える。本体部は、筒状の形状である。吊下部は、飛行体が飛行した際に、該飛行体から本体部を所定位置に吊り下げ可能に構成される。所定位置は、飛行体がホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、ホイストケーブルと荷物との少なくとも一部が本体部の筒内に存在し、かつ、本体部の上端が飛行体と荷物の下端との間に存在する位置である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
揺動抑制装置であって、
本体部と、吊下部とを備え、
前記本体部は、筒状の形状であり、
前記吊下部は、飛行体が飛行した際に、該飛行体から前記本体部を所定位置に吊り下げ可能に構成され、
前記所定位置は、前記飛行体がホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、前記ホイストケーブルと前記荷物との少なくとも一部が前記本体部の筒内に存在し、かつ、前記本体部の上端が前記飛行体と前記荷物の下端との間に存在する位置である
揺動抑制装置。
【請求項2】
請求項1に記載の揺動抑制装置において、
前記所定位置は、前記荷物の下端が、前記本体部の上端と下端との間に存在する位置である
揺動抑制装置。
【請求項3】
請求項1に記載の揺動抑制装置において、
前記吊下部は、前記飛行体と前記本体部とを接続する複数の索具を含む
揺動抑制装置。
【請求項4】
請求項3に記載の揺動抑制装置において、
前記吊下部は、前記索具のうちの1の索具が他の索具と交差する交差部を複数有する
揺動抑制装置。
【請求項5】
請求項4に記載の揺動抑制装置において、
前記交差部と前記本体部の上端との距離のそれぞれが同じである
揺動抑制装置。
【請求項6】
請求項3に記載の揺動抑制装置において、
前記吊下部は、前記索具のうちの1の索具と他の索具とを結束する結束部を複数有する
揺動抑制装置。
【請求項7】
請求項3に記載の揺動抑制装置において、
前記索具は、ロープである
揺動抑制装置。
【請求項8】
請求項1に記載の揺動抑制装置において、
前記本体部は、樹脂板で構成される
揺動抑制装置。
【請求項9】
請求項1に記載の揺動抑制装置において、
前記本体部は、支持材と布とで構成される
揺動抑制装置。
【請求項10】
飛行体であって、
請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の揺動抑制装置を備える
飛行体。
【請求項11】
飛行体による荷物の吊り下げ方法であって、
飛行体から筒状の形状を有する揺動抑制部材を所定位置に吊り下げ、
前記飛行体に配設されたホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げ、
前記所定位置は、前記飛行体が前記荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、前記ホイストケーブルと前記荷物との少なくとも一部が前記揺動抑制部材の筒内に存在し、かつ、前記揺動抑制部材の上端が前記飛行体と前記荷物の下端との間に存在する位置である
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
マルチコプター等の飛行体は、物資輸送、荷物の運搬、配達など、さまざまなペイロードの運搬に使用される。例えば、マルチコプターは、山岳地帯など道路が存在せず、地上からのアクセスが困難な場所への運搬や、その上空を経由して荷物を輸送するために使用される。また、土木、建設のための資材運搬の場合、数十kgに達する重量物を輸送する必要が生じることもある。ホイスト装置を搭載したマルチコプターにより重量物の運搬することで、地上からのアクセスが困難な場所へ重量物を吊り下げて飛行し、ホイスト装置により着陸することなく重量物を下ろして運搬することが可能となる。マルチコプターは、荷物を着陸困難な場所へ荷降ろしするとき、ホイスト機構を備え、ホイスト機構より巻き取られたロープ、ケーブル等により、荷物を吊り下げて移動し、ロープ、ケーブル等を巻き戻して荷物を下降させる。
【0003】
ところで、マルチコプターが、荷物を吊り下げた状態で飛行すると、荷物に揺れが生じる可能性があり、この揺動や振動により、マルチコプターの機体が不安定になり、場合によっては、飛行が不可能となる。このため、荷物の揺れを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願公開第3778393号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のように、マルチコプター等の飛行体により荷物を運搬する場合、荷物の揺れが飛行体に伝達され、飛行体の安定飛行を妨げる可能性がある。このため、荷物の揺動は、あらゆる手段で防止されなければならない。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、複雑な制御を伴うことなく、吊り下げられた荷物の揺れを抑制することのできる揺動抑制装置、飛行体及び荷物の吊り下げ方法を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、揺動抑制装置が提供される。この揺動抑制装置は、本体部と、吊下部とを備える。本体部は、筒状の形状である。吊下部は、飛行体が飛行した際に、該飛行体から本体部を所定位置に吊り下げ可能に構成される。所定位置は、飛行体がホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、ホイストケーブルと荷物との少なくとも一部が本体部の筒内に存在し、かつ、本体部の上端が飛行体と荷物の下端との間に存在する位置である。
【0008】
本発明の一態様によれば、飛行体に荷物を吊り下げて搬送する場合に、吊り下げられた荷物の揺れを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】揺動抑制装置1を示す斜視図である。
図2】揺動抑制装置1が飛行体Mに接続され、飛行体Mが荷物Pを吊り下げた状態を示す正面図である。
図3図2に示した状態における揺動抑制装置1の側面図である。
図4】交差具Rの配置例を示した図である。
図5】結束具Uの配置例を示した図である。
図6】本体部10と荷物Pの位置関係を説明するためのものである。
図7】揺動抑制装置1を用いない場合の荷物Pの揺れを示した図である。
図8】揺動抑制装置1の本体部10の揺れを示した図である。
図9】荷物Pの揺れの抑制を説明するための図である。
図10】揺動抑制装置1の変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0011】
1.揺動抑制装置の構成
図1は、揺動抑制装置1を示す斜視図である。また、図2は、揺動抑制装置1が飛行体Mに接続され、飛行体Mが荷物Pを吊り下げた状態を示す正面図である。図3は、図2に示した状態における揺動抑制装置1の側面図である。
【0012】
図1乃至図3に示すように、揺動抑制装置1は、本体部10と、吊下部Cとを備える。本体部10は、筒状の形状であり、図1に示した例では、角筒形状である。別の表現を使えば、本体部10は、中空の直方体の上面と下面が開口した形状である。なお、本体部10は、円筒形状であってもよく、上面と下面とが三角形や五角形等の多角形の角筒であってもよい。また、本体部10は、塩化ビニルやアクリル等の樹脂板で構成される。本体部10の素材は、これに限らず、木材や金属であってもよく、支持材と布とで構成されるようにしてもよい。なお、図1乃至図3に示した例では、本体部10の一部を開口させているが、これは、風の影響を低減するためのものであり、必須なものではない。
【0013】
吊下部Cは、飛行体が飛行した際に、該飛行体Mから本体部10を所定位置に吊り下げ可能に構成される。飛行体Mには、吊下部Cを接続するための接続部M1、接続部M2、接続部M3、接続部M4が備えられている。また、本体部10には、吊下部Cを接続するための接続部T1、接続部T2、接続部T3、接続部T4が備えられている。この接続部M1等は、例えば、環状の金具であり、接続部T1等も、環状の金具、又は、本体部10を貫通する貫通孔である。吊下部Cは、飛行体Mと本体部10とを接続する複数の索具C12、索具C14、索具C21、索具C23、索具C32、索具C34、索具C41、索具C43を含む。索具は、例えば、ロープ、ワイヤケーブル、鎖等の線状のものである。例えば、索具C12は、接続部M1と接続部T2を接続するものであり、両端にフック等の金具を有している。同様に、索具C14は、接続部M1と接続部T4を接続するものであり、他の索具についても、図1に示すように各接続部を接続する。
【0014】
また、索具C12と索具C32を同一のもの、例えば、1本のロープで構成することもできる。この場合、索具C12及び索具C32に相当する索具は、接続部T1の金具又は貫通孔を通り、接続部M1と接続部M2を接続する形態となる。同様に、索具C14と索具C34、索具C21と索具C41、索具C23と索具C43を、それぞれ同一のものとすることができる。さらに、索具C12と索具C32と索具C34と索具14を同一のものとし、索具C21と索具C41と索具C43と索具C23と同一のものとすることもできる。
【0015】
また、吊下部Cは、索具のうちの1の索具が他の索具と交差する交差部を複数有する。例えば、索具12と索具21、索具23と索具32、索具34と索具43、索具41と索具14が交差し、各々に交差部が存在する。これらの交差部と本体部10の上端との距離のそれぞれは同じである。なお、これらの交差部には、図4に示すような交差具Rを備えるようにしてもよい。図4は、交差具Rの配置例を示した図である。この交差具Rは、交差部に位置する2つの索具、例えば、索具23と索具32の位置関係を保持するものである。
【0016】
なお、吊下部Cは、索具の交差部に代えて索具のうちの1の索具と他の索具とを結束する結束部を複数有するように構成してもよい。索具の結束は、図5に示すような結束具Uにより行う。図5は、結束具Uの配置例を示した図である。この結束具Uは、例えば、接続部M2と接続部T2を接続する索具C22と、接続部M3と接続部T3を接続する索具C33とを結束する。なお、索具C22と索具C33は、図1乃至図4に示した例では存在しない。
【0017】
2.揺動抑制装置の吊り下げ位置
次に、揺動抑制装置1の本体部10の吊り下げ位置について説明する。揺動抑制装置1は、吊下部Cにより本体部10を所定位置に吊り下げる。その所定位置は、飛行体MがホイストケーブルHCにより荷物Pを規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、ホイストケーブルHCと荷物Pとの少なくとも一部が本体部10の筒内に存在し、かつ、本体部10の上端が飛行体Mと荷物Pの下端との間に存在する位置である。好ましくは、所定位置は、荷物Pの下端が、本体部10の上端と下端との間に存在する位置である。ホイストケーブルHCは、飛行体Mに備えられたホイスト装置Hから吊り下げられるもので、ホイストケーブルHCの先端には、フック等の荷物Pを締結する締結具が備えられている。
【0018】
荷物Pが本体部10の筒内に存在するとは、荷物Pのうち飛行体Mと対向する面を上面とし、荷物Pのうち地表側と対向する面を下面とした場合の残りの面が、本体部10と対向する状態である。なお、本体部10と荷物Pの位置関係は、図6に示すものとなる。図6は、本体部10と荷物Pの位置関係を説明するためのものである。図6においては、荷物Pの上端をPT、荷物Pの下端をPL、本体部10の上端をT、本体部10の下端をLで示している。
【0019】
ここで、荷物Pの揺れについて説明する。図7は、揺動抑制装置1を用いない場合の荷物Pの揺れを示した図である。また、図8は、揺動抑制装置1の本体部10の揺れを示した図である。揺動抑制装置1を用いない場合、飛行体Mから吊り下げられた荷物Pは、図7に矢印で示す範囲で揺れ、その揺れ幅は、破線で示すようなものとなる。一方、揺動抑制装置1の本体部10は、複数の索具で吊下部Cを構成しているため、図8に破線で示すように、荷物Pよりも揺れが少なくなる。このため、本体部10を所定位置に吊り下げることで、荷物Pの揺れは、本体部10により抑えられる。なお、ホイストケーブルHCのみが本体部10の筒内に存在する場合や、本体部10の下端が、荷物Pの上端よりも飛行体Mに近い場合も所定位置に含むが、このような場合でも、図9に示すように、ホイストケーブルHCの揺れ幅が本体部10により狭められるため、結果として荷物Pの揺れを抑制することができる。図9は、荷物Pの揺れの抑制を説明するための図である。
【0020】
3.変形例
図10は、揺動抑制装置1の変形例を示した図である。同図に示すように、本体部10は、飛行体Mに備えられたホイスト装置Hから吊り下げられるようにすることもできる。なお、揺動抑制装置1を飛行体Mと一体化し、飛行体Mが揺動抑制装置1を備えるものとすることもできる。
【0021】
4.その他
以上をまとめると、飛行体Mによる荷物Pの吊り下げ方法は、飛行体Mから筒状の形状を有する揺動抑制装置(部材)1を所定位置に吊り下げ、飛行体Mに配設されたホイストケーブルHCにより荷物を規定の位置に吊り下げる。所定位置は、飛行体Mが荷物Pを規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、ホイストケーブルHCと荷物Pとの少なくとも一部が揺動抑制(部材)1の筒内に存在し、かつ、揺動抑制(部材)1の上端が飛行体と荷物の下端との間に存在する位置である。
【0022】
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0023】
(1)揺動抑制装置であって、本体部と、吊下部とを備え、前記本体部は、筒状の形状であり、前記吊下部は、飛行体が飛行した際に、該飛行体から前記本体部を所定位置に吊り下げ可能に構成され、前記所定位置は、前記飛行体がホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、前記ホイストケーブルと前記荷物との少なくとも一部が前記本体部の筒内に存在し、かつ、前記本体部の上端が前記飛行体と前記荷物の下端との間に存在する位置である揺動抑制装置。
【0024】
(2)上記(1)に記載の揺動抑制装置において、前記所定位置は、前記荷物の下端が、前記本体部の上端と下端との間に存在する位置である揺動抑制装置。
【0025】
(3)上記(1)に記載の揺動抑制装置において、前記吊下部は、前記飛行体と前記本体部とを接続する複数の索具を含む揺動抑制装置。
【0026】
(4)上記(3)に記載の揺動抑制装置において、前記吊下部は、前記索具のうちの1の索具が他の索具と交差する交差部を複数有する揺動抑制装置。
【0027】
(5)上記(4)に記載の揺動抑制装置において、前記交差部と前記本体部の上端との距離のそれぞれが同じである揺動抑制装置。
【0028】
(6)上記(3)に記載の揺動抑制装置において、前記吊下部は、前記索具のうちの1の索具と他の索具とを結束する結束部を複数有する揺動抑制装置。
【0029】
(7)上記(3)乃至(6)のいずれか1項に記載の揺動抑制装置において、前記索具は、ロープである揺動抑制装置。
【0030】
(8)上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の揺動抑制装置において、前記本体部は、樹脂板で構成される揺動抑制装置。
【0031】
(9)上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の揺動抑制装置において、前記本体部は、支持材と布とで構成される揺動抑制装置。
【0032】
(10)飛行体であって、上記(1)乃至(9)のいずれか1項に記載の揺動抑制装置を備える飛行体。
【0033】
(11)飛行体による荷物の吊り下げ方法であって、飛行体から筒状の形状を有する揺動抑制部材を所定位置に吊り下げ、前記飛行体に配設されたホイストケーブルにより荷物を規定の位置に吊り下げ、前記所定位置は、前記飛行体が前記荷物を規定の位置に吊り下げて飛行を行う際に、前記ホイストケーブルと前記荷物との少なくとも一部が前記揺動抑制部材の筒内に存在し、かつ、前記揺動抑制部材の上端が前記飛行体と前記荷物の下端との間に存在する位置である方法。
もちろん、この限りではない。
【0034】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0035】
1 :揺動抑制装置
10 :本体部
12 :索具
14 :索具
21 :索具
23 :索具
32 :索具
34 :索具
41 :索具
43 :索具
C :吊下部
C12 :索具
C14 :索具
C21 :索具
C22 :索具
C23 :索具
C32 :索具
C33 :索具
C34 :索具
C41 :索具
C43 :索具
H :ホイスト装置
HC :ホイストケーブル
M :飛行体
M1 :接続部
M2 :接続部
M3 :接続部
M4 :接続部
P :荷物
R :交差具
T1 :接続部
T2 :接続部
T3 :接続部
T4 :接続部
U :結束具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10