(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095964
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】ユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法、ユーザー端末及びサーバー
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20240101AFI20240704BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023164093
(22)【出願日】2023-09-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0188487
(32)【優先日】2022-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年9月27日に「topstarnews」のhttps://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=14746738にて発表 〔刊行物等〕 令和4年10月11日に株式会社カカオのウェブサイトのhttps://pf.kakao.com/_IcxhSz/96954294にて発表
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】ユ・ソン
(72)【発明者】
【氏名】キム・ジヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョ・ヒョンソン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ジミン
(72)【発明者】
【氏名】パク・ヤンギュン
(72)【発明者】
【氏名】チャン・ヘギョン
(72)【発明者】
【氏名】チ・ヒョヌ
(72)【発明者】
【氏名】キム・フンス
(72)【発明者】
【氏名】パク・ジンシル
(72)【発明者】
【氏名】ユン・ジョンミン
(72)【発明者】
【氏名】キム・ヒョジュ
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC00
5L050CC00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザーのエモーティコンの好み情報又は好みのエモーティコンのキャラクターに基づいてにエモーティコンを推薦する方法及びエモーティコンを推薦する際にユーザーの好みを反映し推薦エモーティコンを表示する方法を提供する。
【解決手段】ユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいて、エモーティコンを推薦する方法であって、少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、マッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示するステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末がユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法であって、
少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、
マッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、
前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、
前記細部類型は、
前記ユーザーによりお気に入りに指定された第1類型と、
前記ユーザーによりショットカットの経路が生成された第2類型と、
前記ユーザーにより最近発送対象に指定された第3類型と、のうち少なくとも一つを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、
前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、
前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、前記細部類型により表示される位置が決定される、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、
前記少なくとも一つのマッチングキーワードはそれぞれの順番情報に対応し、
前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、対応する前記マッチングキーワードの前記順番情報により表示される位置が決定される、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記少なくとも一つのマッチングキーワードはお互いに異なる順番情報に対応し、
前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、
前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、対応する前記マッチングキーワードの前記順番情報により表示される1次位置が決定され、前記細部類型により前記1次位置内での2次位置が決定される、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、
前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第1個数の条件を満たすかどうかを判断するステップをさらに含み、
推薦エモーティコンを表示するステップは、前記推薦エモーティコンの個数が前記第1個数の条件を満たす場合にのみ行われる、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、
前記推薦エモーティコンを表示するステップの前に行われる、前記好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対するインターフェースを表示し、前記インターフェースに対するインタラクションの入力を受けるステップをさらに含む、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法において、
前記インターフェースに対するインタラクションの入力を受けるステップは、前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第1個数の条件を満たす場合にのみ行われる、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、
前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有する少なくとも一つの拡張エモーティコンをさらに表示する、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
前記推薦エモーティコンは前記拡張エモーティコンより優先し表示される、方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、
前記少なくとも一つの拡張エモーティコンの、発売日の情報により表示される位置が決定される、方法。
【請求項12】
請求項9に記載の方法において、
前記拡張エモーティコンは前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第2個数の条件を満たすかどうかにより表示の可否が決定される、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、
前記少なくとも一つのマッチングキーワードのうち前記推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードを他のマッチングキーワードと区分し表示するステップをさらに含む、方法。
【請求項14】
媒体に保存されたコンピュータープログラムであって、
コンピューターに、請求項1~13の何れか1つに記載の方法の各ステップを実行させるための、プログラム。
【請求項15】
ユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦するユーザー端末であって、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~13の何れか1つに記載の方法の各ステップを実行するように構成される、ユーザー端末。
【請求項16】
サーバーがユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法であって、
ユーザー端末から前記ユーザーの少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、
前記ユーザー端末からマッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、
前記ユーザー端末に前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンに対する情報を提供するステップと、を含む、方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、
前記推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有する少なくとも一つの拡張エモーティコンを識別するステップと、
前記ユーザー端末に前記拡張エモーティコンに対する情報を提供するステップと、をさらに含む、方法。
【請求項18】
ユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦するサーバーであって、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、請求項16又は17に記載の方法の各ステップを実行するように構成される、サーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線通信の発達と一緒に様々なソーシャルメディアサービスが広く提供されている。ユーザーはこのようなソーシャルメディアサービスを用いて相手と会話し、自分の思いを積極的に表現することができるようになっている。また、ユーザーはメッセンジャーサービスを通じてチャットルームで会話相手と友達とメッセージを交換することができるようになった。この際、交換されるメッセージの類型はテキスト、イメージ、動画及びエモーティコンなどがある。特にエモーティコンはユーザーの感情と意思を効果的に伝達する会話手段として用いられて、多くのサービスがこのようなエモーティコンを通じたメッセンジャーサービスを提供している。
【0003】
エモーティコンの使用頻度及び種類が増加することによりユーザーは自分の意図を状況に合わせて適切なエモーティコンの推薦を受けることに対する要求が増えている。しかし、様々なユーザーのニーズをすべて満たすエモーティコンの推薦方法を具現することは非常に難しい作業である。したがって、ユーザーが自分の好み及び状況などを考慮してエモーティコンの推薦を受ける方法に対する必要性が高くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-2324200号(2021.11.03)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式により推薦するエモーティコンを識別し、ユーザーが便利に好むエモーティコンを選択できるようにすることに目的がある。
【0006】
また、本発明はユーザーにマッチングキーワードにより適切な推薦エモーティコンを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法は少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、マッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(たたし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示するステップと、を含む。
【0008】
本発明の一実施例において、前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、前記細部類型は、前記ユーザーによりお気に入りに指定された第1類型、前記ユーザーによりショットカットの経路が生成された第2類型、及び前記ユーザーにより最近発送対象に指定された第3類型のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0009】
本発明の一実施例において、前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、前記細部類型により表示される位置が決定されることができる。
【0010】
本発明の一実施例において、前記少なくとも一つのマッチングキーワードはそれぞれの順番情報に対応し、前記推薦エモーティコンを表示するステップで、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、対応する前記マッチングキーワードの前記順番情報により表示される位置が決定されることができる。
【0011】
本発明の一実施例において、前記少なくとも一つのマッチングキーワードはお互いに異なる順番情報に対応し、前記好みのエモーティコンは少なくとも一つの細部類型に区分され、前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記少なくとも一つの推薦エモーティコンの、対応する前記マッチングキーワードの前記順番情報により表示される1次位置が決定され、前記細部類型により前記1次位置内での2次位置が決定されることができる。
【0012】
本発明の一実施例において、前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第1個数の条件を満たすかどうかを判断するステップをさらに含み、推薦エモーティコンを表示するステップは、前記推薦エモーティコンの個数が前記第1個数の条件を満たす場合にのみ行われることができる。
【0013】
本発明の一実施例において、前記推薦エモーティコンを表示するステップの前に行われる、前記好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対するインターフェースを表示し、前記インターフェースに対するインタラクションの入力を受けるステップをさらに含むことができる。
【0014】
本発明の一実施例において、前記インターフェースに対するインタラクションの入力を受けるステップは、前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第1個数の条件を満たす場合にのみ行われることができる。
【0015】
本発明の一実施例において、前記推薦エモーティコンを表示するステップでは、前記推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有する少なくとも一つの拡張エモーティコンをさらに表示することができる。
【0016】
本発明の一実施例において、前記推薦エモーティコンは前記拡張エモーティコンより優先し表示されることができる。
【0017】
本発明の一実施例において、前記少なくとも一つの拡張エモーティコンは発売日の情報により表示される位置が決定されることができる。
【0018】
本発明の一実施例において、前記拡張エモーティコンは前記推薦エモーティコンの個数が予め定められた第2個数の条件を満たすかどうかにより表示の可否が決定されることができる。
【0019】
本発明の一実施例において、前記少なくとも一つのマッチングキーワードのうち前記推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードを他のマッチングキーワードと区分し表示するステップをさらに含むことができる。
【0020】
本発明のユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦するユーザー端末において、メモリ、及び前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、上記方法の各ステップを実行するように構成される。好ましくは、前記プロセッサは、少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、マッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示するステップと、を行うように構成される。
【0021】
本発明のユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦するサーバーはユーザー端末から前記ユーザーの少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。)と、前記ユーザー端末からマッチングテキストに対する情報を獲得するステップ(ただし、前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。)と、前記ユーザー端末に前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンに対する情報を提供するステップと、を含む。
【0022】
本発明の一実施例において、前記推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有する少なくとも一つの拡張エモーティコンを識別するステップと、前記ユーザー端末に前記拡張エモーティコンに対する情報を提供するステップと、をさらに含む。
【0023】
本発明のユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦するサーバーは、メモリ及び前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、上記方法の各ステップを実行するように構成される。好ましくは、前記プロセッサは、ユーザー端末から前記ユーザーの少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得するステップ-前記好みのエモーティコンは前記ユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される-、前記ユーザー端末からマッチングテキストに対する情報を獲得するステップ-前記マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する-、及び前記ユーザー端末に前記好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンに対する情報を提供するステップを行うように構成される。
【発明の効果】
【0024】
本発明はユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法を提供することができるという長所がある。
【0025】
また、本発明はユーザーにエモーティコンを推薦するのにおいて、ユーザーの好みを反映し推薦エモーティコンを表示する方法を提供できるという長所がある。
【0026】
また、本発明はユーザーにエモーティコンを推薦するのにおいて、好みのエモーティコンのキャラクターに基づいて拡張エモーティコンを一緒に推薦する方法を提供することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
【
図2】本発明の一実施例によるユーザー端末の動作に対するフローチャートである。
【
図3】本発明の他の一実施例によるユーザー端末の動作に対するフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で好みのエモーティコンを説明するための表である。
【
図5】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法でマッチングキーワード及びこれに対応する推薦エモーティコンを説明するための表である。
【
図6】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコンを表示するユーザー端末の画面を例示的に図示したものである。
【
図7】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコンに関連されるキーワードのインターフェースを区分し表示する画面を例示的に図示したものである。
【
図8】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコン及び拡張エモーティコンを説明するための表である。
【
図9】本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコン及び拡張エモーティコンを表示するユーザー端末の画面を例示的に図示したものである。
【
図10】本発明の一実施例によるサーバーがユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付された図面を参考に、本明細書に開示された実施例を詳しく説明し、図面符号に関係なく同一であり、及び/又は類似な構成要素は同一な参照番号を付与し、これに対する重複される説明は省略するようにする。また、本明細書に開示された実施例を説明するのにおいて関連される公知技術に対する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳しい説明を省略する。
【0029】
第1、第2などのような序数を含む用語は様々な構成要素を説明するのに用いることができるが、前記構成要素は前記用語により限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ用いられる。
【0030】
単数の表現は文脈上明白に異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0031】
本出願で、説明される各ステップは特別な因果関係により羅列された順序に従って行われるべきである場合を除いて、羅列された順序と関係なく行われることができる。
【0032】
本出願で、「含む」または「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴若しくは数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解するべきである。
【0033】
以下、添付された図面を参考にし、本発明について説明する。
図1は本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
【0034】
図1は図示された本発明の一実施例によるネットワーク環境はサーバー10及びユーザー端末20を含むことができる。
【0035】
サーバー10はメッセンジャーサービスをユーザー端末20に提供する装置である。ユーザー端末20はサーバー10が提供するメッセンジャーサービスを用いる装置である。
【0036】
メッセンジャーサービスは複数のユーザーがサーバー10により提供されるプラットフォームを通じてお互いの間にメッセージを送信または受信できるようにするサービスであることができる。ここで、メッセージは、テキスト(text)、写真、動画、音声ファイル、エモーティコンなど伝送可能なデータをすべて含む意味に理解することができる。
【0037】
ここで、エモーティコンはメッセンジャーサービスのチャットルームを通じて伝送されるイメージオブジェクトであり、イメージ、絵文字、シールなどを様々に呼ぶことができ、テキストと異なる種類のコンテンツに置き換えることができる。
【0038】
ネットワークは通信方式に制限されなく、ネットワークが含むことができる。通信網(一例に、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけでなく、近距離無線通信も含めることができる。
【0039】
サーバー10は命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピューター装置または複数のコンピューター装置に具現できる。サーバー10はユーザー端末20とネットワークを通じて通信し情報を送受信することができるサーバー10であることができる。
【0040】
サーバー10はプロセッサ11、メモリ12及び通信部13を含むことができる。プロセッサ11はメモリ12及び通信部13の全般的な動作を制御しユーザー端末20にメッセンジャーサービスを提供することができる。
【0041】
メモリ12は保存媒体として機能を行い、サーバー10で駆動される複数の応用プログラム、サーバー10の動作のためのデータ及び命令を保存することができる。一実施例で、メモリ12にはメッセンジャーサービスと関連されるアプリケーションが保存できる。このような、メモリ12はハードウェア的に、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態に具備され、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態に備えることができる。
【0042】
通信部13はネットワークを通じてユーザー端末20と有線・無線方式で通信することができる。
【0043】
本発明のサーバー10はユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する。詳しくに、サーバー10はユーザー端末20からユーザーの少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得する。好みのエモーティコンはユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。この後、サーバー10はユーザー端末20からマッチングテキストに対する情報を獲得する。マッチングテキストに対する情報を獲得する。マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。サーバー10はユーザー端末20に好みのエモーティコンのうちマッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンに対する情報を提供する。
【0044】
ここで、エモーティコンの好み情報とは、ユーザーがエモーティコンに対して関与できる様々なユーザーのインタラクションにより生成された情報であることができる。エモーティコンの好み情報はエモーティコンが用いられるサービス環境で様々なユーザーインターフェースを通じてお互いに異なる形態に定義することができる。
【0045】
エモーティコンの好み情報は、例えば、ユーザーがエモーティコンを別の好みのエモーティコン(お気に入り)に指定した情報、ユーザーがエモーティコンを購入した情報、ユーザーが一定の期間の間エモーティコンを用いることができる商品をサブスクリプション(周期的に費用を支払うこと)した情報、ユーザーが別の好み表示(例えば、「いいね」、「ハート表示」など)を付与した情報、ユーザーがエモーティコンをユーザー端末20に保存した情報、ユーザーがエモーティコンを用いるためのショットカットの経路を生成した情報、ユーザーが他のユーザーにエモーティコンをプレゼントし、及び/又は他のユーザーからエモーティコンをプレゼントとしてもらった情報及びユーザーがエモーティコンを用いた回数または頻度に対する情報のうち少なくとも一つであることができる。ここで、エモーティコンを用いた回数または頻度は最近30日など予め定められた期間を基準にし算定されたものであることができる。エモーティコンの好み情報は上述した例示に限定されるものではなく様々に追加または変形することができる。
【0046】
ここで、好みのエモーティコンとは、エモーティコンの好み情報により予め定められた好みの基準を満たすエモーティコンまたは少なくとも一つのエモーティコンのセット(グループ)を意味する。エモーティコンの好み情報が関与されたエモーティコンといっても予め定められた好みの基準を充足しないと、好みのエモーティコンに指定されないことができる。例えば、ユーザーがユーザー端末20に保存したエモーティコンといっても、ユーザーが後に削除し、及び/又は該当のエモーティコンに対するショットカットの経路を削除した場合には、好みのエモーティコンに指定されないことができる。また、ユーザーが従来に用いたエモーティコンであっても、予め定められた最近の期間内に用いない場合、また、予め定められた使用回数に満たない場合にも好みのエモーティコンに指定されないことができる。
【0047】
ここで、マッチングテキストとはエモーティコンを検索し及び/又は推薦を受けるために用いられるテキスト情報を意味する。本発明のサーバー10またはユーザー端末20はエモーティコンと直間接的にマッチングされるマッチングテキストが含まれたキーワードディクショナリを保存することができる。ユーザーはキーワードディクショナリに保存されたマッチングテキストを用いてこれにマッチングされるエモーティコンを検索し及び/又は推薦を受けることができる。
【0048】
ユーザーはユーザー端末20を通じてマッチングテキストを入力し、及び/又は少なくとも一つのマッチングテキストのうち一つを選択しエモーティコンを検索し及び/又は推薦を受けることができる。場合によって、ユーザー端末20は入力を受け及び/又は表示するテキスト情報がキーワードディクショナリに含まれたマッチングテキストに該当すれば該当のテキスト情報に別の区分表示をし、ユーザーに該当のテキスト情報に基づいてエモーティコンを検索し及び/又は推薦を受けることができることを表示することができる。
【0049】
ここで、マッチングキーワードとはマッチングテキストに対応する情報である。一つのマッチングテキストには少なくとも一つのマッチングキーワードが対応できる。マッチングキーワードはエモーティコンにマッピングされることができる。一つのエモーティコンには少なくとも一つのマッチングキーワードが対応できる。このようなマッチングキーワードはキーワードディクショナリに含まれることができる。
【0050】
したがって、ユーザーがユーザー端末20にマッチングテキストに対する情報を入力すると、ユーザー端末20またはサーバーはキーワードディクショナリを参考にし、該当のマッチングテキストと対応する少なくとも一つのマッチングキーワードを識別するようになる。これによって、ユーザー端末20またはサーバー10はマッチングキーワードにマッチングされた少なくとも一つのエモーティコンを識別しユーザーへ提供するようになる。
【0051】
例えば、ユーザーがユーザー端末20に「こんにちは」というマッチングテキストに対する情報を入力すれば、ユーザー端末20またはサーバー10はキーワードディクショナリを参考にして「こんにちは」というマッチングテキストに対応した「こんにちは」、「ハイ」及び「挨拶」というマッチングキーワードを識別することができる。これによって、ユーザー端末20またはサーバー10はそれぞれのマッチングキーワードにマッチングされたエモーティコンをユーザーに提供することができる。
【0052】
場合によって、マッチングキーワードとマッチングテキストはお互いに区分されなく用いられることもできる。これはマッチングテキストに対応するマッチングキーワードが一つであり、マッチングテキストとマッチングキーワードが同一な場合と解釈されることができる。上述した例示で、マッチングテキストが「こんにちは」であって、これに対応するマッチングキーワードが「こんにちは」というキーワードの一つである場合がある。
【0053】
ユーザー端末20はサーバー10が提供するメッセンジャーサービスを用いて、メッセンジャーサービスの内でエモーティコンの推薦を受ける装置である。ユーザー端末20は通信部21、入力部22、出力部23、メモリ24及びプロセッサ25を含むことができる。
【0054】
通信部21はサーバー10または他の端末と有線・無線方式に通信することができる。
【0055】
入力部22はユーザーの操作及び入力行為により様々な情報の入力を受けることができる。このような入力部はタッチスクリーンモジュール、キーボード、マウス、ボタン、カメラ、スタイラス及びマイクロフォンなどができる。
【0056】
ユーザー端末20は入力部22を通じてユーザーのインタラクションの入力を受けることができる。インタラクションとはユーザーが入力部22を操作し、ユーザーの選択または意図などが反映された情報をユーザー端末20に入力することを意味する。例えば、インタラクションはタッチスクリーンのタッチ、マウスのクリック、キーボードのタイピング、マイクロフォンの音の入力、カメラのイメージの撮影、動作センサーの動作の認識などができる。
【0057】
出力部23は様々な情報を出力することができる。出力部23はディスプレイ装置、スピーカー、振動発生装置及び触覚発生装置などができる。場合によって、出力部23はユーザー端末20と有線または無線通信(例えば、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信)で連結され、信号の伝達を受けて出力する装置(例えば、ブルートゥース(登録商標)イヤホン)であることができる。
【0058】
メモリ24は保存媒体として機能を行い、ユーザー端末20で駆動される複数の応用プログラム、ユーザー端末20の動作のためのデータ及び命令を保存することができる。このようなメモリはハードウェア的に、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態に備えられ、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態に備えることができる。一実施例で、メモリ24にはメッセンジャーサービスと関連されるアプリケーション(以下、「アプリケーション」)が保存できる。
【0059】
プロセッサ25は通信部21、入力部22、出力部23及びメモリ24の全般的な動作を制御しアプリケーションを実行することができる。
【0060】
本発明のユーザー端末20はユーザーにユーザーのエモーティコンのお好み情報に基づいて、エモーティコンを推薦する。詳しくは、ユーザー端末20は少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得する。好みのエモーティコンはユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。この後、ユーザー端末20はマッチングテキストに対する情報を獲得する。マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。ユーザー端末20は好みのエモーティコンのうちマッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示する。
【0061】
図2は本発明の一実施例によるユーザー端末20の動作に対するフローチャートである。
以下の各ステップは特別な因果関係により羅列された順番によって行わなければならない場合を除いて、羅列された順番と関係なく行うことができる。しかし、いかでは、説明の便意のために、上述した各ステップ(段階)が羅列された順番に従って行われることを仮定し説明するようにする。
【0062】
ステップS110で、ユーザー端末20は少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得する。
【0063】
ここで、好みのエモーティコンはユーザーのエモーティコンに対する予め定められた方式によるインタラクションにより指定される。好みのエモーティコンを指定するユーザーのインタラクションによって好みのエモーティコンの細部類型を決めることができる。
【0064】
詳しくは、好みのエモーティコンはユーザーによりお気に入りに指定された第1類型、ユーザーによりショットカットの経路が生成された第2類型、及びユーザーにより最近発送対象に指定された第3類型のうち少なくとも一つを含む。上述した三つの類型に対する説明は例示に過ぎず、他の様々な基準により追加的な類型があることができる。
【0065】
第1類型の好みのエモーティコンに指定されたエモーティコンはユーザー端末20で別のお気に入りメニューを通じ取りまとめられ表示され、ユーザーはこれを通じて容易に第1類型の好みのエモーティコンを用いることができる。
【0066】
第2類型の好みのエモーティコンに対するショットカットの経路は第2類型の好みのエモーティコンそのものにすぐ接近することもあるし、第2類型の好みのエモーティコンが含まれたエモーティコンセットに接近することもありうる。好みのエモーティコンに対するショットカットの経路はユーザーが該当のエモーティコンまたはエモーティコンセットをダウンロードまたは購入した場合またはユーザーが該当のエモーティコンまたはエモーティコンセットに対する別のショットカットの経路の生成を要請した場合に生成されることができる。ショットカットのインターフェースはユーザー端末20に表示されたキーボードの領域の周りに表示されることができる。ユーザーはショットカットのインターフェースに対するインタラクションを入力し第2類型の好みのエモーティコンに迅速に接近し、これを用いることができる。
【0067】
ショットカットの経路はユーザーが第2類型の好みのエモーティコンに該当する個別エモーティコンまたはエモーティコンセットに対するショットカットを生成するインタラクションを入力すること以外にも、エモーティコンまたはエモーティコンセットの保存や、エモーティコンまたはエモーティコンセットに対するプレゼントのやり取りなどによって生成されることができる。
【0068】
第3類型の好みのエモーティコンは予め定められた最近の期間内に用いられたもので限定されることができる。そして場合によって、予め定められた最近の期間内に用いられたエモーティコンの個数が基準値を超過する場合、最近に用いた順番によって第3類型の好みのエモーティコンに指定されることができる。
【0069】
例えば、第3類型の好みのエモーティコンは最近30日以内に用いたエモーティコンであり、基準値は700個であることができる。もし、あるユーザーが最近30日以内に800個のエモーティコンを用いた場合、最近に用いた700個が第3類型の好みのエモーティコンに指定することができる。
【0070】
第1、第2及び第3類型など細部類型によってこの後のステップS150でエモーティコンを表示する過程でエモーティコンの表示される位置が決定されることができる。細部類型によってエモーティコンの表示位置が決定されることに対しては以下でステップS150を説明しながらより詳しく説明するようにする。
【0071】
ユーザー端末20はステップS110で好みのエモーティコンに対する情報を獲得すれば、獲得した情報をサーバー10に提供することができる。このような情報の提供は予め定められた周期またはリアルタイムで行われて、サーバー10はユーザーの好みのエモーティコンに対する情報を最近状態に維持することができる。サーバー10はユーザー別に好みのエモーティコンに対する情報を保存しこの後のステップS150で表示される推薦エモーティコンを選定することができる。
【0072】
ステップS110で指定された好みのエモーティコンのうち少なくとも一部はマッチングキーワードへ対応する。マッチングキーワードは好みのエモーティコンの内容、テーマ及びキャラクターの特徴などにより定めることができる。一つの好みのエモーティコンに複数のマッチングキーワードが対応することもできる。
【0073】
ステップS120で、ユーザー端末20はマッチングテキストに対する情報を獲得する。
【0074】
ユーザーはユーザー端末20にマッチングテキストを入力することができる。具体的に、ユーザーはメッセンジャーアプリケーションで会話入力ウィンドウにマッチングテキストを入力することができる。場合によって、ユーザーは少なくとも一つのマッチングテキストのリストで一つのマッチングテキストを選択する方式でマッチングテキストを入力することもできる。
【0075】
マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。このようなマッチングテキストとマッチングキーワードの対応関係はユーザー端末20またはサーバー10に保存されているキーワードディクショナリに保存されていることできる。ユーザー端末20がマッチングテキストに対する情報を獲得すれば、この後のステップのために、キーワードディクショナリを参考に対応するマッチングテキストを識別するようになる。
【0076】
場合によって、ユーザー端末20がマッチングテキストを獲得すれば、マッチングテキストが入力されたことを示すヒントオブジェクトを表示することができる。ヒントオブジェクトはユーザー端末20が獲得したテキストがマッチングテキストに該当することをユーザーに知らせる目的として表示することができる。
【0077】
ユーザーがヒントオブジェクトに対するインタラクションを入力すれば、ユーザー端末20はマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦を提供することができる。このようなヒントオブジェクトは以下のステップS140で表示されるインターフェースと異なるものであることができる。詳しくは、ヒントオブジェクトはユーザー端末20が獲得したマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦に対するものであり、ステップS140で表示されるインターフェースはマッチングテキストに合わせてユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対することがありうる。すなわち、ヒントオブジェクトに対するインタラクションにより行われる機能がステップS140で表示されるインターフェースに対するインタラクションによって行われる機能を含む概念であることができる。したがって、ヒントオブジェクトに対するインタラクションが入力されると、少なくとも一つのマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦方法に対する情報が表示されることができる。少なくとも一つのマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦方法は、例えば、マッチングテキストに対応するエモーティコンを推薦する方法、マッチングテキストに対応する少なくとも一つのマッチングキーワードを提供し、マッチングキーワードに対応するエモーティコンを推薦する方法などがあり、ステップS140で表示されるインターフェースはこのようなマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦方法のうち一つに該当することであることができる。
【0078】
しかし、上述したものと異なる場合により、ヒントオブジェクト及びステップS140で表示されるインターフェースは同一なものであることもできる。すなわち、ヒントオブジェクトは省略され、ステップS140で表示されるインターフェースのみ表示されることもできる。このような場合、ユーザーはマッチングテキストとエモーティコンの好み情報すべてに基づいたエモーティコンの推薦のみ、提供を受けることになり、エモーティコンの好み情報と関係なくマッチングテキストにのみ基づいたエモーティコンの推薦は提供を受けないことができる。
【0079】
ステップS130で、ユーザー端末20は推薦エモーティコンの個数が予め定められた第1個数の条件を満たすかどうかを判断する。
【0080】
推薦エモーティコンはステップS110で獲得した好みのエモーティコンのうちマッチングキーワードに対応するエモーティコンを意味する。ステップS130でユーザー端末20は推薦エモーティコンの個数を識別し予め定められた第1個数の条件の満足の可否を判断する。
【0081】
ここで、予め定められた第1個数の条件は1個以上であることができる。このような場合、ステップS130は推薦エモーティコンがあるか否かを判断することである。しかし、場合によって、予め定められた第1個数の条件は異なるように定められることができる。
【0082】
ステップS130で推薦エモーティコンの個数が第1個数の条件を満たす場合にのみステップS140及びステップS150が行われるようになる。もし、推薦エモーティコンの個数が第1個数の条件を満たさない場合、好み情報に基づいたエモーティコンの推薦は提供されなく、他の方法のマッチングテキストに基づいたエモーティコンの推薦のみ提供されるようになる。
【0083】
ステップS140で、ユーザー端末20は好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対するインターフェースを表示し、前記インターフェースに対するインタラクションの入力を受ける。
【0084】
ステップS130で推薦エモーティコンの個数が第1個数の条件を満たさなければ、ユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいて推薦する推薦エモーティコンがないので、ステップS140が行われない、及び/又はインターフェースが非活性化の状態で表示S141されることができる。
【0085】
ステップS140でインターフェースが表示された後、ユーザーからインターフェースに対するインタラクションの入力を受けることができる。ここで、ユーザーのインターフェースへの入力はエモーティコンの好み情報に基づいたエモーティコンの推薦を要請することを意味することができる。
【0086】
ステップS150で、ユーザー端末20は好みのエモーティコンのうち前記マッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンを表示する。
【0087】
推薦エモーティコンはユーザー端末20のキーボード領域の代わりに表示されることができる。推薦エモーティコンの個数が定められた領域にすべて表示できる個数を超過する場合、推薦エモーティコンがスクロールを通じてさらに表示できる方式に表示されることができる。推薦エモーティコンは選択可能なインターフェースの形態に表示され、ユーザーが表示された推薦エモーティコンに対するインタラクションを入力し、該当の推薦エモーティコンを容易に用いるようにすることができる。
【0088】
推薦エモーティコンが複数である場合、推薦エモーティコンは予め定められた方法により表示される位置が決定されることができる。推薦エモーティコンは予め定められた配列によって表示されるので、表示される位置は配列順番と関連されることができる。
【0089】
まず、推薦エモーティコンが対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される位置が決定されることに対して説明する。
【0090】
ステップS120で獲得したマッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応することができる。ここで、少なくとも一つのマッチングキーワードはそれぞれの順番情報に対応することができる。推薦エモーティコンは対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される位置が決定されることできる。
【0091】
例えば、「こんにちは」というマッチングテキストに「こんにちは」、「ハイ」及び「挨拶」という3個のマッチングキーワードが対応することができる。このような場合、マッチングキーワードの順番情報は「こんにちは」-1番、「ハイ」-2番、「挨拶」-3番に対応することができる。このような状況で、推薦エモーティコンで、Aエモーティコン、Bエモーティコン(以上、マッチングキーワード「こんにちは」に対応)、Cエモーティコン(以上、マッチングキーワード「ハイ」に対応)及びDエモーティコン(以上、マッチングキーワード「挨拶」に対応)など4個のエモーティコンが識別されたと仮定しよう。すると、4個のエモーティコンは、まず、1番のマッチングキーワードである「こんにちは」に対応するAエモーティコン及びBエモーティコンが一番先に(優先順位が高く)表示され、次に2番のマッチングキーワードである「ハイ」に対応するCエモーティコンが次に表示され、次に3番のマッチングキーワードである「挨拶」に対応するDエモーティコンが一番後ろに(優先順位が低く)表示されることができる。
【0092】
次に、推薦エモーティコンが好みのエモーティコンでの細部類型により表示される位置が決定されることについて説明する。
【0093】
上述したように、ステップS110で獲得した好みのエモーティコンは細部類型に区分することができる。例えば、好みのエモーティコンはユーザーによりお気に入りに指定された第1類型、ユーザーによりショットカットの経路が生成された第2類型及びユーザーにより最近発送対象に指定された第3類型に区分されることができる。
【0094】
好みのエモーティコンの細部類型はユーザーの関与の程度によって関与レベルが区分されることができる。関与の程度(関与レベル)が高いということはユーザーが該当のエモーティコンを好みのエモーティコンに指定するために入力したインタラクションが別の行為を要求し、別に管理されてユーザーが容易に削除し及び/又は変更しない傾向を有することを意味する。
【0095】
例えば、ユーザーがあるエモーティコンをお気に入りに指定するためには、前記エモーティコンに対する別のお気に入りのインタラクションの入力をしなければならない。しかし、ユーザーがあるエモーティコンを最近使用のエモーティコンに指定するためには、単に該当のエモーティコンを使用(伝送)のみすればできるので、別のインタラクションがないといえる。このような場合、あるエモーティコンをお気に入りに指定することが最近使用エモーティコンを指定することより関与の程度が高いといえる。
【0096】
詳しくは、上述した例示の第1、2及び3類型の場合、第1類型がユーザーの関与の程度が一番高いと判断されて関与レベルが第3レベルであり、第2類型は中間程度の関与の程度だと判断されて関与レベルが第2レベルであり、第3類型はユーザーの関与の程度が低いと判断されて関与レベルが第1レベルに定められることができる。
【0097】
推薦エモーティコンが好みのエモーティコンでの細部類型により表示される位置が決定されるということはそれぞれの細部類型の関与レベルによって表示される位置が決定されることができる。例えば、それぞれの細部類型は関与レベルが高いほど優先順位が高く表示されることができる。
【0098】
詳しくは、第3レベルに該当する第1類型の好みのエモーティコンが相対的に一番先に(優先順位が高く)表示され、次の第2レベルに該当する第2類型の好みのエモーティコンが次に表示され、次に第1レベルに該当する第3類型の好みのエモーティコンが一番後ろに(優先順位が低く)表示されることができる。
【0099】
推薦エモーティコンは対応するマッチングキーワードの順番情報及び好みのエモーティコンでの細部類型のすべてに基づいて表示される位置が決定されることができる。詳しくは、推薦エモーティコンは先に対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される1次位置が決定され、好みのエモーティコンでの細部類型によって1次位置内での2次位置が決定されることができる。
【0100】
上述した例示で、Aエモーティコン及びBエモーティコンはすべて1番マッチングキーワードである「こんにちは」に対応して、Cエモーティコン及びDエモーティコンより先に表示されるという1次位置が決定されることができる。ここで、Aエモーティコン及びBエモーティコンは細部類型により1次位置内でのそれぞれの2次位置が決定されることができる。
【0101】
例えば、Aエモーティコンはユーザーによりショットカットの経路が生成された第2類型に該当し、関与レベルが第2レベルであり、Bエモーティコンはユーザーによりお気に入りに指定された第1類型に該当し関与レベルが第3レベルと仮定しよう。このような状況で上述した1次位置内でBエモーティコンはAエモーティコンより先に(優先順位が高く)表示されることができる。結果的に上述した例示ではBエモーティコン-Aエモーティコン-Cエモーティコン-Dエモーティコンの順番に表示される位置が決定されることができる。
【0102】
図3は本発明の一実施例によるユーザー端末20の動作に対するフローチャートである。
図3を参考にユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法を説明するのにおいて、
図1及び
図2を参考にして説明した方法と異なる点を中心に説明する。
【0103】
図3で説明された実施例は、
図2に説明した実施例と対比して、ステップS145及びステップS151が追加されたものが主な特徴である。
図3に説明された実施例で他のステップは
図2で説明された実施例と実質的に類似する。
【0104】
ステップS145で、ユーザー端末20は推薦エモーティコンの個数が予め定められた第2個数の条件を満たすかどうかを判断する。
【0105】
ステップS145での第2個数条件は
図2を参考に上述したステップS130での第1個数の条件と判断の対象は同一であるが、細部の条件は相違であることができる。
【0106】
詳しくは、ステップS130での第1個数の条件は好み情報に基づいたエモーティコンの推薦を提供するかどうかを決定するためのもので、推薦のための最小の個数に対する条件であることができる。例えば、ステップS130での第1個数の条件は1個以上であることができる。すなわち、ステップS130で第1個数の条件の推薦エモーティコンがあるかの可否を判断するためのものである。
【0107】
しかし、ステップS145での第2個数の条件は推薦エモーティコンを拡張し拡張エモーティコンまで表示するかの可否を決定するためのものである。したがって、ここでの第2個数の条件は制限条件を超過しないエモーティコンの最大個数に到達しなく、最大の個数に比べた残りの個数が残っているかどうかに関するものであることができる。ここで、制限条件はエモーティコンが表示される領域及びユーザー端末20またはサーバー10が円滑に処理できるデータの処理量などを考慮し定めることができる。例えば、エモーティコンの最大個数が112個であり、ステップS145での第2個数の条件は推薦エモーティコンの個数が112個未満であることができる。
【0108】
推薦エモーティコンの個数が最大個数の未満であれば、ステップS145での第2個数の条件を満たすものになり、この後のステップS151が行われるようになる。しかし、推薦エモーティコンの個数が最大個数の以上であれば、ステップS145での第2個数の条件を満たさないことになり、この後にはステップS151ではなく
図2で説明したステップS150が行われるようになる。
【0109】
ステップS151で、ユーザー端末20は推薦エモーティコンと拡張エモーティコンを表示する。
【0110】
ここで、推薦エモーティコンは上述したように好みのエモーティコンのうちマッチングキーワードに対応するエモーティコンを意味する。
【0111】
拡張エモーティコンは推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一または類似の基準を満たす特性情報を有するエモーティコンを意味する。キャラクターと関連される特性情報と同一または類似の基準を満たすということはエモーティコンの基盤になるキャラクターまたはIPが同一であり、同一なコンテンツのシリーズに関連されたものであり、及び/又は同一な創作者により創作されたことを意味することができる。
【0112】
このようにユーザーに推薦エモーティコンに合わせて拡張エモーティコンを推薦し、ユーザーが自分の好み情報が反映されながら、より広い選択の範囲を有するようにすることができる。
【0113】
推薦エモーティコンと拡張エモーティコンの中、推薦エモーティコンが拡張エモーティコンより優先し表示されることができる。したがって、ユーザー端末20で推薦エモーティコンは拡張エモーティコンより後ろに表示されあることができる。
【0114】
同一な拡張エモーティコンの間では拡張の基になる推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される位置が決定されることができる。例えば、1番のマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンに基づいて拡張された拡張エモーティコンは2番のマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンに基づいて拡張された拡張エモーティコンより先に(優先順位が高く)表示することができる。
【0115】
同一な推薦エモーティコンに基づいて拡張された拡張エモーティコンの間では、発売日の情報によって表示される位置が決定されることができる。すなわち、同一な推薦エモーティコンに基づいて拡張された拡張エモーティコンの中では最近に発売されたエモーティコンであるほど先に(優先順位が高く)表示することができる。
【0116】
拡張エモーティコンが追加される個数は制限されることができる。詳しくに、拡張エモーティコンは推薦エモーティコンと拡張エモーティコンの個数の合計が上述した最大個数を超過しないように制限され制限範囲内で拡張することができる。
【0117】
以下、
図4から
図9までを参考に、ユーザー端末20がユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法の具体的な実施形態を説明する。
図4は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基ついてエモーティコンを推薦する方法で好みのエモーティコンを説明するための表である。
図4を参考にすれば、サーバー10またはユーザー端末20はエモーティコンの好み情報によって予め定められた好みの基準を満たすエモーティコンまたはエモーティコンセットを好みのエモーティコンに指定することができる。
【0118】
好みのエモーティコンはサーバー10またはユーザー端末20で固有のエモーティコンの識別情報IDに保存されることができる。説明の便宜のため、本明細書ではエモーティコンの識別情報にエモーティコンが対応するマッチングキーワードの情報が反映されていることに説明する。例えば、A1、A2、A3などの識別情報を有するエモーティコンはAに対応するマッチングキーワードに対応するエモーティコンであることができる。しかし、このようなエモーティコンの識別情報は説明の便宜のために用いたものであり、本発明のエモーティコンの識別情報がこのような内容に限定されるものではない。
【0119】
好みのエモーティコンは細部類型によって区分されて保存されることができる。詳しくに、
図4に図示されたように、好みのエモーティコンは第1類型(お気に入り)、第2類型(ショットカットの経路)及び第3類型(最近発送対象)に分類することができる。
【0120】
好みのエモーティコンは個別のエモーティコンだけでなく少なくとも一つのエモーティコンを含むエモーティコンセット(グループ)であることができる。
図4の例示で、第2類型に分類されたエモーティコンのうち一つはSET03のエモーティコンセットである。SET03のエモーティコンセットはC7、E4、G5、K2などの4個のエモーティコンを含む。
【0121】
また、一つの好みのエモーティコンはお互い異なる二つの類型に重複し保存されることができる。
図4の例示で、D5のエモーティコンは第1類型と第3類型に重複され保存される。
【0122】
図5は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基ついてエモーティコンを推薦する方法でマッチングキーワード及びこれに対応する推薦エモーティコンを説明するための表である。
図5はユーザー端末20が「クリスマス」というマッチングテキストを獲得した場合、
図4の好みのエモーティコンの情報に基づいて推薦エモーティコンが識別されたことを説明したものである。
【0123】
図5を参考にすれば、ユーザー端末20は「クリスマス」というマッチングテキストを獲得する。マッチングテキストである「クリスマス」は4個のマッチングキーワード(「クリスマス」、「サンタ」、「ケーキ」及び「ツリー」)に対応することができる。
【0124】
図5の例示で、「クリスマス」というマッチングキーワードには
図4の好みのエモーティコンの中、A3、A5、A1、A2などの4個のエモーティコンが対応する。A3、A5、A1、A2などの4個のエモーティコンは「クリスマス」というマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンである。
【0125】
また、「ケーキ」というマッチングキーワードには
図4の好みのエモーティコンの中、C9、C7、C6などの3個のエモーティコンが対応する。C9、C7、C6などの3個のエモーティコンは「ケーキ」というマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンである。
【0126】
また、「ツリー」というマッチングキーワードには
図4の好みのエモーティコンの中、D3、D5、D4、D2などの4個のエモーティコンが対応する。D3、D5、D4、D2などの4個のエモーティコンは「ツリー」というマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンである。ここでD5のエモーティコンは
図4で第1類型と第3類型に重複され保存されているが、推薦エモーティコンに選定される際には重複が解消され一つのみ選定されることができる。
【0127】
また、「サンタ」及び「キャロル」というマッチングキーワードには
図4の好みのエモーティコンの中、対応するエモーティコンが存在しない。
【0128】
図6は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコンを表示するユーザー端末20の画面を例示的に図示したものである。
図6は
図5の例示のように、ユーザー端末20が「クリスマス」というマッチングテキストを獲得した場合、
図4の好みのエモーティコンの情報に基づいて推薦エモーティコンが表示される画面の例示である。
【0129】
図6を参考にすれば、ユーザー端末20がマッチングテキスト610で「クリスマス」を獲得すれば、マッチングテキスト610が入力されたことを示すヒントオブジェクト620が表示される。ヒントオブジェクト620に対応するユーザーのインタラクションが入力されると、従来のキーボードが表示された領域605にマッチングテキスト610に基づいたエモーティコンの推薦情報が表示されることができる。
【0130】
そして、マッチングテキスト610に対応するマッチングキーワードに対するインターフェース630、631が表示されることができる。マッチングキーワードに対するインターフェース630、631はそれぞれのマッチングキーワードに対応し、ユーザーにより個別に選択可能なインターフェースの形態に表示されることができる。
【0131】
マッチングキーワードに対するインターフェースのうち一部631は好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対するインターフェース640により少なくとも一部が隠されることができる。隠されるインターフェース631はぼやけて表示されるなど、他のインターフェース630と区分されるように表示されることができる。
【0132】
図面に図示されていないか、マッチングキーワードに対するインターフェース630、631を移動させるインタラクションにより隠されるインターフェース631が移動し、これ以上のインターフェース640に隠されないようにすることができる。このような場合、該当のインターフェース631は他のインターフェース630と同一に表示されることができる。
【0133】
好みのエモーティコンの中、マッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンの個数が予め定められた個数の条件を満たす場合、好み情報に基づいたエモーティコンの推薦に対するインターフェース640が表示されることができる。インターフェース640い対するユーザーのインタラクションが入力されると、従来にキーボードが表示される領域605に好み情報に基づいた推薦エモーティコンが表示されるようになる。
【0134】
図4から
図6までを参考に、本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコンが表示される位置が決定されることについて説明する。
推薦エモーティコンは対応するマッチングキーワードの順番情報及び好みのエモーティコンでの細部類型によって表示される位置が決定される。
【0135】
まず、推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される1次位置が決定される。
【0136】
図5を参考にすれば、「クリスマス」というマッチングテキストで「クリスマス」、「サンタ」、「ケーキ」、「ツリー」、「キャロル」という5個のマッチングキーワードが対応できる。このような場合、マッチングキーワードの順番情報は「クリスマス」-1番、「サンタ」-2番、「ケーキ」-3番、「ツリー」-4番、「キャロル」-5番に対応することができる。
【0137】
このような状況で、推薦エモーティコンは対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される位置が決定されることができる。
【0138】
図6を参考に説明すれば、「クリスマス」に対応するA3、A5、A1、A2などの4個の推薦エモーティコンは1番の順番情報に対応する。したがって、A3、A5、A1、A2などの4個の推薦エモーティコンが含まれる第1グループ651は一番先に(優先順位が高く)表示される。
【0139】
そして、「ケーキ」に対応するC9、C7、C6などの3個の推薦エモーティコンは2番の順番情報に対応する。したがって、C9、C7、C6などの3個の推薦エモーティコンが含まれる第2グループ652は第1グループ651の次に表示される。
【0140】
そして、「ツリー」に対応するD3、D5、D4、D2などの4個の推薦エモーティコンは3番の順番情報に対応する。したがって、D3、D5、D4、D2などの4個の推薦エモーティコンが含まれる第3グループ653は第2グループ652の次に表示され、一番後ろに(優先順位が低く)表示される。
【0141】
ここで、第1グループ651、第2グループ652及び第3グループ653の位置が推薦エモーティコンが表示される1次位置に該当する。そして、第1、第2及び第3グループ651、652、653の内で、それぞれのエモーティコンが位置する順番が2次位置に該当する。
【0142】
次に、推薦エモーティコンの好みのエモーティコンでの細部類型によって表示される1次位置内での2次位置が決定される。
【0143】
図4を参考にすれば、好みのエモーティコンの3個の細部類型はユーザーの関与の程度によって関与レベルが区分できる。詳しくに、第1類型の関与レベルが第3レベルであり、第2類型の関与レベルが第2レベルであって、第3類型の関与レベルが第1レベルに指定されることができる。
【0144】
このような状況で、推薦エモーティコンは対応する好みのエモーティコンでの細部類型によって表示される位置が決定できる。
【0145】
図6を参考にし説明すれば、第1グループ651に含まれるA3、A5、A1、A2などの4個の推薦エモーティコンの中、A3、A5のエモーティコンは第1類型に該当し、関与レベルがレベル3に該当する。A3及びA5のエモーティコンは第1ように同一な関与レベルに該当する場合には、より最近に好みのエモーティコンに指定されたものが位置の優先順位がさらに高いといえる。A3がA5より最近に好みのエモーティコンに指定されたと仮定すると、A3がA5より同一なレベル内では位置の優先順位がさらに高いといえる。A1のエモーティコンは第2類型に該当し、関与レベルがレベル2に該当する。A2のエモーティコンは第3類型に該当し、関与レベルがレベル1に該当する。したがって、第1グループ651の内では、関与レベルが高い順にA3、A5、A1、A2の順番によってエモーティコンが位置するように表示することができる。
【0146】
そして、第2グループ652に含まれるC9、C7、C6など3個の推薦エモーティコンの中、C9のエモーティコンは第1類型に該当し、関与レベルがレベル3に該当する。C7のエモーティコンは第2類型に該当し、関与レベルがレベル2に該当する。C6のエモーティコンは第3類型に該当し、関与レベルがレベル1に該当する。したがって、第2グループ652の内では関与レベルが高い順番にC9,C7、C6の順番によってエモーティコンが位置するように表示することができる。
【0147】
そして、第3グループ653に含まれるD3、D5、D4、D2など4個の推薦エモーティコンの中、D3、D5のエモーティコンは第1類型に該当し、関与レベルがレベル3に該当する。ここで、D5のエモーティコンの場合、第1類型と第3類型に重複し該当するようになる。この場合、さらに高い関与レベルだけが付与され重複が解消されることができる。上述した基準によりD3がD5より最近に好みのエモーティコンに指定されたと仮定すると、D3がD5より同一レベル内では位置の優先順位がさらに高いといえる。D4のエモーティコンは第2類型に該当し、関与レベルがレベル2に該当する。D2のエモーティコンは第3類型に該当し、関与レベルがレベル1に該当する。したがって、第3グループ653の内では、関与レベルが高い順にD3、D5、D4、D2の順番によってエモーティコンが位置するように表示することができる。
【0148】
図7は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で、推薦エモーティコンに関連されるキーワードインターフェースを区分し表示する画面を例示的に図示したものである。
図6の場合、「クリスマス」、「サンタ」、「ケーキ」」、「ツリー」及び「キャロル」などの5個のマッチングキーワードのうち推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードは「クリスマス」、「ケーキ」及び「ツリー」など3個であり、「サンタ」及び「キャロル」は対応する推薦エモーティコンがない状態である。それにも関わらず、5個のマッチングキーワードが対応する推薦エモーティコンがあるかどうかの可否と関係なく同一な方式に表示されている。
【0149】
図7はこれと異なり、5個のマッチングキーワードのうち推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードは「クリスマス」、「ケーキ」及び「ツリー」などの3個のマッチングキーワード731、733、734が他の2個のマッチングキーワード732,735と区分されるように表示されている。
図7では3個のマッチングキーワード731、733,734が濃く表示されており、他の2個のマッチングキーワード732,735がぼやけて表示されているため区分されるが、場合によって、2個のマッチングキーワード732、735は画面で表示されないようにして区分されることもできる。
【0150】
場合によって、画面に表示されるマッチングキーワード731,732、733,734、735はユーザーがインタラクションを入力して選択することができるインターフェースの形態に表示されることができる。したがって、ユーザーはマッチングキーワードを選択するインタラクションを入力し、表示される複数の推薦エモーティコンのうち選択されたマッチングキーワードに対応する推薦エモーティコンだけを選択的に表示さえるようにすることができる。例えば、
図7の場合にユーザーが「ケーキ」に該当するインターフェース733を選択すれば、これに対応するC9、C7、C6のエモーティコンだけが表示できる。
【0151】
これによって、ユーザーは現在の画面に表示された推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードがどんなものなのかを容易に把握し、選択できるという長所がある。
【0152】
図8は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコン及び拡張エモーティコンを説明するための表である。
図8は
図5の状況で推薦エモーティコンが識別され、これに対して拡張エモーティコンが識別されたことを説明したものである。
【0153】
図8を参考にすれば、「クリスマス」というマッチングキーワードに対応するEA1、EA3、EA7、EA8、EA9などの5個のエモーティコンが拡張エモーティコンに該当する。EA1、EA3、EA7、EA8、EA9などの5個のエモーティコンのうち少なくとも一つの「クリスマス」というマッチングキーワードに対応するA3、A5、A1、A2などの4個のエモーティコンのうちいずれか一つとキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有することができる。
【0154】
このような方式で、「ケーキ」というマッチングキーワードに対応するEC4、EC6、EC7、EC8などの4個のエモーティコンが拡張エモーティコンに該当し、「ツリー」というマッチングキーワードに対応するED3、ED4、ED8、ED9などの4個のエモーティコンが拡張エモーティコンに該当することができる。
【0155】
図9は本発明の一実施例によるユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法で推薦エモーティコン及び拡張エモーティコンを表示するユーザー端末20の画面を例示的に図示したものである。
図9を参考にすれば、拡張エモーティコン921、922、923は全体の推薦エモーティコン911、912、913より後ろに(優先順位が低く)表示される。拡張エモーティコンの間では基盤にされる推薦エモーティコンに対応するマッチングキーワードの順番情報によって表示される位置が決定されることができる。
【0156】
詳しくは、第1拡張グループ921に含まれた拡張エモーティコンは1番の順番情報に対応する推薦エモーティコンに基づいて拡張されたものである。したがって、第1拡張グループ921は他の拡張グループ922、923より前に(優先順位が高く)表示される。
【0157】
また、第2拡張グループ922に含まれた拡張エモーティコンは2番の十番情報に対応する推薦エモーティコンに基づいて拡張されたものである。したがって、第2拡張グループ922は第1拡張グループ921の後ろに表示される。
【0158】
また、第3拡張グループ923に含まれた拡張エモーティコンは3番の順番情報に対応する推薦エモーティコンに基づいて拡張されたものである。したがって、第3拡張グループ923は第2拡張グループ922の次である一番後ろに(優先順位が低く)表示される。
【0159】
図10は本発明の一実施例によるサーバー10がユーザーのエモーティコンの好み情報に基づいてエモーティコンを推薦する方法を説明するためのフローチャートである。
【0160】
図10を参考に説明する各ステップは
図2及び
図3を参考にし説明したサーバー10が行う各ステップに対応するものである。したがって、
図10の各ステップに対する詳しい説明は上述した内容に代えるようにする。
【0161】
ステップS210で、サーバー10はユーザー端末20からユーザーの少なくとも一つの好みのエモーティコンに対する情報を獲得する。これは上述したステップS110に対応するステップであることができる。
【0162】
ステップS220で、サーバー10はユーザー端末20からマッチングテキストに対する情報を獲得する。ここで、マッチングテキストは少なくとも一つのマッチングキーワードに対応する。これは上述したステップS120に対応するステップである。
【0163】
ステップS230で、サーバー10はユーザー端末20で好みのエモーティコンのうちマッチングキーワードに対応する少なくとも一つの推薦エモーティコンに対する情報を提供する。これは上述したステップS150に対応するステップであることができる。
【0164】
ステップS240で、サーバー10は推薦エモーティコンのキャラクターと関連される特性情報と同一な特性情報を有する少なくとも一つの拡張エモーティコンを識別する。そして、ステップS240で、サーバー10はユーザー端末20に拡張エモーティコンに対する情報を提供する。これは上述したステップS151に対応するステップであることができる。
【0165】
本発明の各実施例に開示された技術的な特徴は該当の実施例にのみ限定されるものではなく、お互いに両立不可能でない以上、各実施例に開示された技術的な特徴はお互いに異なる実施例に併合され適用できる。
したがって、各実施例ではそれぞれの技術的な特徴を中心に説明するが、各技術的な特徴がお互いに両立不可能でない以上、お互い併合され適用できる。
【0166】
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点で様々な修正及び変形が可能である。したがって本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけでなく、この請求範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0167】
10:サーバー
20:ユーザー端末