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特開2024-95975交流スマート充電パイルおよびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095975
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】交流スマート充電パイルおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   H02J 3/46 20060101AFI20240704BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20240704BHJP
   H02J 7/02 20160101ALI20240704BHJP
   H02J 7/04 20060101ALI20240704BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20240704BHJP
   B60L 53/67 20190101ALI20240704BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20240704BHJP
   G16Y 40/30 20200101ALI20240704BHJP
【FI】
H02J3/46
H02J7/00 P
H02J7/02 F
H02J7/04
H02J13/00 301A
B60L53/67
G16Y10/40
G16Y40/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023188311
(22)【出願日】2023-11-02
(31)【優先権主張番号】63/436,065
(32)【優先日】2022-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510238605
【氏名又は名称】微星科技股▲ふん▼有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】512268479
【氏名又は名称】恩斯邁電子(深▲シン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】リン チュアンイー
(72)【発明者】
【氏名】リン ホンヘン
(72)【発明者】
【氏名】リン チーヤン
【テーマコード(参考)】
5G064
5G066
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G064AC05
5G064AC09
5G064CB04
5G064CB08
5G064CB12
5G064DA01
5G064DA11
5G066AE03
5G066HA15
5G066JB03
5G066LA02
5G503AA01
5G503BA02
5G503BB01
5G503CA01
5G503CA10
5G503CB06
5G503CC08
5G503DA04
5G503DA17
5G503FA06
5G503GD03
5G503GD06
5H125AA01
5H125AC11
5H125AC24
5H125BE02
5H125CC06
5H125DD02
5H125EE27
5H125EE51
(57)【要約】      (修正有)
【課題】交流(AC)スマート充電パイルおよびシステムを提供する。
【解決手段】ACスマート充電パイル1は、充電銃、電源回路、通信伝送ユニットおよび信号処理回路を含む。電源回路は、充電銃に接続され充電銃に電力を供給する。通信送信ユニットは、ユーザデバイスまたは管理センタから充電データを取得する。信号処理回路は、電源回路と通信送信ユニットに接続され、電源回路の充電電力を制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】

充電銃、
前記充電銃に接続され、前記充電銃に電力を供給するように構成された電源回路、
ユーザデバイスまたは管理センタから充電データを取得するように構成された通信送信ユニット、および
前記電源回路と前記通信送信ユニットに接続され、前記電源回路の充電電力を制御するように構成された信号処理回路を備える、交流(AC)スマート充電パイル。
【請求項2】
前記充電データは、特定の送信データ構造を有する、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項3】
前記信号処理回路は、前記電源回路に接続され、前記充電銃に接続された電気自動車の通信信号を取得し、前記通信信号に応じて前記充電銃を制御することで前記電気自動車を充電するように構成された演算処理部を含む、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項4】
前記電源回路は、
前記充電銃に接続され、前記充電銃に接続された電気自動車の通信信号を取得し、前記通信信号に応じて前記充電銃を制御して前記電気自動車を充電するように構成された充電通信回路、
充電通信回路に接続され、電源システムから前記充電銃に電力を供給するように構成されたリレー、および
前記信号処理回路に接続され、前記信号処理回路によって制御されることで前記リレーを無効状態または有効状態に調整する制御回路を含む、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項5】
電源システムに接続された電流検出回路をさらに備え、
前記信号処理回路は、前記電流検出回路を通じて最大充電電力を計算し、最大充電電力に応じて前記充電データを調整するようにさらに構成される、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項6】
前記充電データは、前記管理センタから取得され、複数の候補充電データから選択され、
前記複数の候補充電データの各々は、複数の候補電力、および前記複数の候補電力に対応する複数の候補パラメータを含み、
前記複数の候補パラメータは、複数の車種、複数の車両残存電力、複数の充電可能時間、および複数のメンバーシップレベルのうちの一つ以上を含み、
前記充電電力は、複数の候補電力のうちの一つである、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項7】
前記信号処理回路は、前記電源回路に接続された演算処理部を備え、
前記演算処理部は、前記電源回路を介して前記充電銃に接続された電気自動車の通信信号を取得し、前記通信信号を前記管理センタに出力することで前記管理センタが前記通信信号に応じて前記複数の候補充電データのうちの一つを前記充電データとして決定するように構成される、請求項6に記載のACスマート充電パイル。
【請求項8】
前記充電銃は複数の充電銃であり、前記電源回路は複数の電源回路であり、
前記複数の充電銃は前記複数の電源回路にそれぞれ接続され、
前記信号処理回路は、前記複数の充電銃の各々のトリガ時点に応じて、対応する前記複数の電源回路の一つの充電電力を制御するように構成される、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項9】
前記充電銃は複数の充電銃であり、前記電源回路は複数の電源回路であり、
前記信号処理回路に接続され、前記複数の充電銃にそれぞれ対応する複数の利用可能な滞在期間を受信するユーザインターフェースをさらに備え、
前記信号処理回路は、前記複数の利用可能な滞在期間のうち最も短いものの前記充電電力を増大し、前記複数の利用可能な滞在期間のうち最も長いものの充電電力を低減するように構成される、請求項1に記載のACスマート充電パイル。
【請求項10】
管理センタ、および
請求項1から9のいずれか1項に記載の前記ACスマート充電パイルであり、前記管理センタに接続された少なくとも一つのACスマート充電パイルを備える、ACスマート充電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、交流(AC)スマート充電パイルおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
充電パイルは電気自動車供給設備(EVSE)とも呼ばれ、プラグイン電気自動車に電力を供給するために使用される。現在市販されている電気自動車の充電に使用される交流充電パイルのほとんどは、最大固定電流で電力を出力するように設計されている。充電パイルから供給される交流電流は、車載充電器に供給され、電気自動車のバッテリーが充電される。
【0003】
しかしながら、最大固定電流で電力を出力する設計では、充電ニーズの多様化に対応できない。また、この設計方法では、電力の浪費や充電効率の低下を招きやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本開示は、交流(AC)スマート充電パイルおよびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一つ以上の実施形態によれば、ACスマート充電パイルは、充電銃、電源回路、通信送信ユニット、および信号処理回路を含む。電源回路は、充電銃に接続され、充電銃に電力を供給するように構成される。通信送信ユニットは、ユーザデバイスまたは管理センタから充電データを取得するように構成される。信号処理回路は、電源回路と通信送信ユニットに接続され、電源回路の充電電力を制御するように構成される。
【0006】
本開示の一つ以上の実施形態によれば、ACスマート充電システムは、管理センタ、およびそれぞれが上記ACスマート充電パイルであり、管理センタに接続された少なくとも一つのACスマート充電パイルを含む。
【0007】
以上の記載を考慮すると、本開示の一つ以上の実施形態に係るACスマート充電パイルとシステムは、充電パイルの出力電力を動的に設定、調整するために使用することができる。したがって、充電パイルの電力供給が効果的に管理され、電流が適切に使用され、電力使用効率が改善され、電力損失が低減され、それによってコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示は、以下に示す詳細な説明および添付の図面からより完全に理解されるであろう。ここで、図面は説明のために与えられたものであり、したがって、本開示を限定するものではない。
図1】本開示の第1実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図2】本開示の第2実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図3】本開示の第3実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図4】本開示の第4実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図5】本開示の第5実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図6】本開示の第6実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図7】本開示の実施形態の一つに係るACスマート充電パイルを示すブロック図。
図8】本開示の実施形態の一つに係るCスマート充電システムの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、説明のため、開示された実施形態の十分な理解のための多数の具体的な詳細を記載する。明細書に開示された説明、特許請求の範囲、および図面に従って、当業者は本発明の概念および特徴を容易に理解することができる。以下の実施形態は、本発明の様々な態様をさらに説明するものであるが、本発明の範囲を限定するものではない。
【0010】
図1を参照すると、図1は、本開示の第1実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図1に示すように、AC(交流)スマート充電パイル1は、11と、電源回路12、通信送信回路13、および信号処理回路14を含む。充電銃11は、電源回路12に接続される。電源回路12と通信送信回路13は、いずれも信号処理回路14に接続さる。本開示で記述される「接続される」という用語は、電気的接続または通信的接続を表すことがあり、本開示はこれに限定されない。
【0011】
充電銃11は、電気自動車VEに電力を供給するように制御され、当該電力は、例えば交流であり、電気自動車VEは、例えば電気自動車である。例えば、充電銃11は、J1772(タイプ1)プロトコルまたはIEC62196(タイプ2)プロトコルに基づいて電気自動車VEを充電してもよい。電源回路12は、充電銃11に電力を供給するように構成される。例えば、電源回路12は、電源に接続されたスイッチを含んでもよく、電源回路12は、スイッチが入ると、電源からの電力を充電銃11に供給する。
【0012】
通信送信回路13は、ユーザデバイスE1と有線または無線で接続される、あるいは、通信送信回路13は、管理センタE2と有線または無線で接続される。通信送信回路13は、ユーザデバイスE1または管理センタE2から充電データを取得し、その充電データを信号処理回路14に送信するように構成される。ユーザデバイスE1は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコン、スマートウォッチなどでもよい。管理センタE2は、ビッグデータ管理プラットフォームのような、ACスマート充電パイル側のサーバーまたはプラットフォームでもよい。充電データは、ユーザデータ(例えば、ユーザ名、ユーザアカウント、パスワードなど)、電気自動車VEの車両データ(例えば、車種、残存電力など)、指定充電期間、指定電源、および充電開始コマンドのうちの一つ以上を含むことができる。ユーザデバイスE1から受信した充電データは、ユーザコマンドに従って生成されてもよく、管理センタE2から受信した充電データは、ユーザコマンドおよび/または管理センタE2が予め記憶している電気自動車VEのユーザデータと車両データに従って生成されてもよい。通信送信回路13は、一つ以上の通信技術をサポートすることができ、通信技術は、例えば、ブルートゥース(登録商標)、インターネットモジュール、RFID(Radio Frequency Identification)システム、NFIC(Near Field Inductive Coupling)などであり、本開示はこれに限定されない。
【0013】
信号処理回路14は、充電データを読み出し、充電データに基づいて電源回路12の充電電力を制御するように構成される。信号処理回路14は、一つ以上のコントローラを含むことができ、当該コントローラは、例えば、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、または信号処理機能を有する他のコントローラである。例えば、省電力状況において、充電データがユーザデータを含む場合、信号処理回路14は、ユーザの優先順位に従って充電電力を制御してもよく、このことは、ユーザの優先順位が高いほどそのユーザに対応する充電電力は高くなることを意味している。充電データに指定充電電力が含まれている場合、信号処理回路14は、指定充電電力に応じて電源回路12の充電電力を制御してもよい。充電データに電気自動車VEの車種が含まれている場合、信号処理回路14は、その車種および対応する電気自動車VEの定格充電電力に応じて充電電力を制御してもよい。充電データが電気自動車VEの残存電力を含む場合、信号処理回路14は、残存電力と既定電力とを比較し、残存電力が既定電力よりも低い場合には充電電力を増大させ、残存電力が既定電力よりも低くない場合には充電電力を減少させてもよい。上述した使用シナリオは例示的なものであり、本開示はこれに限定されない。
【0014】
本開示の第1実施形態に係るACスマート充電パイルは、充電パイルの出力電力を動的に設定、調整するために使用することができる。したがって、充電パイルの電源を効果的に管理し、電流を適切に使用することができ、電力使用効率を向上させ、電力損失を低減し、これにより、充電コストを低減することができる。
【0015】
また、信号処理回路14が受信する充電データは、特定の送信データ構造を有してもよい。具体的には、特定送信データ構造は、特定データ構造を有する統一標準プロトコルを実装してもよく、プロトコル列、セキュリティ列、機能列(またはインデックス列若しくはコマンド列)、データ長列、データ列、チェック列および終了列を含んでもよい。この特定送信データ構造は、ユニバーサル非同期受信機/送信機(UART)、ブルートゥース(登録商標)素子、Wi-Fi素子、イーサネット素子などの通信ユニットを介して、他のハードウェア/ソフトウェアユニットと情報送信や情報交換を行ったり、ハードウェアの設定や制御を行ったりするために使用することができ、これにより統一された標準データ送信構造を実現することができる。具体的な送信データ構造は以下の表1に示されるものでもよく、各列は一つ以上のサブ列を含んでもよい。上記の通信インターフェースは単なる例示であり、本開示はこれに限定されない。
【0016】
【表1】
【0017】
上記プロトコル列のサブ列は、複数のプロトコル識別(ID)情報、および当該プロトコルID情報に対応するプロトコル値を含むことができる。このプロトコルID情報は充電銃11がサポートする充電プロトコルを記録し、プロトコル値はUARTを通じて特定送信データ構造のプロトコル方式を記録する。例えば、アクセスおよび応答の定義特性はプロトコル列を表す。セキュリティ列は、特定送信データ構造が容易に解読されないように、特定送信データ構造のエンコード方式を記録してもよい。機能列は充電パイルの機能設定を記録することができ、充電パイルと機械-人間インターフェースが特定送信データ構造を通じて相互作用できるようにする。例えば、現在電流を調整する機能が必要な場合、機能列は設定された電流を示す。データ長列はデータ列のデータ長を記録することができる。データ列のサブ列は、複数の機能説明、機能説明に対応する複数のデータ長、および機能説明に対応する複数のデータ値を含んでもよい。例えば、機能説明は、充電銃11によってサポートされる充電電力および充電時間を含むことができ、データ長は、例えば、設定された電流値のデータ長を示す。データ値は、充電銃11によってサポートされる最大充電電流、または充電銃11の調整可能な電流値を設定するデータを記録することができる。チェック列は、エンコードされた値(例えば、巡回冗長検査)を記録することができる。終了列は、このデータ構造の提示の終了を表すために使用される、固定定義の値のセットを記録してもよい。
【0018】
図2を参照すると、図2は、本開示の第2実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図2に示すように、ACスマート充電パイル2は、充電銃21、電源回路22、通信送信回路23、および信号処理回路24を含む。充電銃21は、電源回路22に接続される。電源回路22および通信送信回路23は、いずれも信号処理回路24に接続さる。ACスマート充電パイル2の充電銃21、電源回路22、および通信送信回路23は、それぞれ、第1実施形態の充電銃11、電源回路12、および通信送信回路13と同様であり、ここでは、これらの繰り返しの説明は省略する。
【0019】
信号処理回路24は、演算処理部241を含むことができる。演算処理部241は、電源回路22に接続される。電源回路22は、例えば、制御パイロットをサポートする充電通信回路を含んでもよい。演算処理部241は、例えば、上述したコントローラである。演算処理部241は、電源回路22を介して充電銃21に接続された電気自動車VEの通信信号(例えば制御パイロット信号)を取得し、それに応じて電源回路22を介して電気自動車VEを充電するように充電銃21を制御するように構成される。換言すると、充電銃21が電気自動車VEに接続された後、充電銃21が通信信号を生成して電源回路22に出力し、電源回路22が通信信号を演算処理部241に出力し、充電データに基づいて電源回路22の充電電力を制御するように信号処理回路24に通知することにより、充電銃21が電源回路22を介して出力する電力を制御してもよい。
【0020】
また、充電データが管理センタE2から取得される実施形態において、管理センタE2は、複数の候補充電データを記憶してもよく、候補充電データから上述した充電データが選択されてもよい。候補充電データの各々は、複数の候補電力、および候補電力に対応する複数の候補パラメータを含み、候補パラメータは、複数の車種、複数の車両残存電力、複数の充電可能時間、および複数の会員レベルのうちの一つ以上を含む。電源回路22の充電電力は、候補電力の一つであってもよい。換言すると、候補充電データの各々は、1種類のパラメータに対応する。
【0021】
例えば、上述した通信信号が電気自動車VEの車種を示している場合、信号処理回路24は、その車種に応じて、車種をパラメータとする候補充電データを充電データとして管理センタE2に要求してもよい。電気自動車VEの車種が第2の車種であるとすると、充電データを取得した後、信号処理回路14は、第2の車種に対応する第2の電力を決定し、第2の電力に応じて電源回路22の充電電力を制御してもよい。
【0022】
【表2】
【0023】
図3を参照すると、図3は、本開示の第3実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図3に示すように、ACスマート充電パイル3は、充電銃31、電源回路32、通信送信回路33、および信号処理回路34を含む。充電銃31は、電源回路32に接続される。電源回路32と通信送信回路33は、いずれも信号処理回路34に接続される。ACスマート充電パイル3の充電銃31、通信送信回路33、および信号処理回路34は、それぞれ、第1実施形態の充電銃11、通信送信回路13、および信号処理回路14と同様であり、ここでは、これらの繰り返しの説明は省略する。
【0024】
電源回路32は、充電通信回路321、リレー322、および制御回路323を含んでもよい。充電通信回路321は、例えば、制御パイロットをサポートする回路であり、信号処理回路34によって制御され、充電銃31に対応する充電電力を調整するように構成される。充電通信回路321は、アナログデジタル変換器を介してコントロールパイロット信号を解析(解釈)する。制御パイロット信号は、電気自動車VEが充電銃31に接続されているか否か、充電を開始するか停止するかを判断するために使用されてもよい。さらに、制御パイロット信号は、充電銃31が対応する最大出力電流を電気自動車VEに出力するように、充電銃31の出力周波数およびデューティサイクル(例えば、ユーザによって指定された出力周波数およびデューティサイクル)を示すことができる。充電銃31が電気自動車VEに接続された後、充電銃31が通信信号を生成して充電通信回路321に出力し、充電通信回路321が通信信号を信号処理回路34に出力することにより、充電データに基づいて電源回路32の充電電力を制御するように信号処理回路34に通知してもよい。リレー322は、電磁リレー、誘導型リレー、電子リレーなどもよい。リレー322は、充電銃31と電源システムに接続される。リレー322は、電源システムからの電力を充電銃31に供給するように構成される。制御回路323は、信号処理回路34とリレー322に接続される。制御回路323は、信号処理回路34によって制御され、リレー322を無効状態または有効状態、すなわち充電銃31をオンまたはオフにする状態に調整する。信号処理回路34が充電データを取得した後、信号処理回路34は、充電銃31と電源システムとが導通状態(充電銃31と電源システムとが電気的に接続された状態を意味する)となるようにリレー322を制御するように制御回路323を制御する。したがって、その結果、電気自動車VEが充電される。充電が完了したと信号処理回路34が判定すると、信号処理回路34は、リレー322を制御して充電銃31と電源システムとが遮断状態(充電銃31が電源システムから切り離された状態を意味する)となるように制御回路323を制御し、電気自動車VEの充電を停止する。また、複数の充電銃を有する充電パイルが設けられる実施形態では、一つのリレーが一つの充電銃に対応してもよい。
【0025】
図4を参照すると、図4は、本開示の第4実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図4に示すように、ACスマート充電パイル4は、充電銃41、電源回路42、通信送信回路43、信号処理回路44、および電流検出回路45を含む。充電銃41は、電源回路42に接続される。電源回路42、通信送信回路43および電流検出回路45は、いずれも信号処理回路44に接続される。ACスマート充電パイル4の充電銃41、電源回路42、通信送信回路43、および信号処理回路44は、それぞれ、第1実施形態の充電銃11、電源回路12、通信送信回路13、および信号処理回路14と同様であり、ここでは、これらの繰り返しの説明は省略する。
【0026】
電流検出回路45は、素子の電力状態を検出可能なセンサでよい。電流検出回路45は、検流計、電気計、および電流コイルのうちの一つ以上を含むことができる。電流検出回路45により生成された検出信号は、アナログデジタル変換器により変換された後、信号処理回路44に出力される。電流検出回路45は、電源回路42と電源システムE3との間に接続され、電源システムE3は、第3実施形態におけるリレー322に接続される電源システムでもよい。電流検出回路45は、電源システムE3の充電電力(すなわち、電源システムE3が電源回路42を介して電気自動車VEに供給する実際の充電電力)を検出し、その充電電力を信号処理回路44に送信するように構成される。信号処理回路44は、電源回路42(例えば、電源回路42の充電通信回路)を介して電源システムE3の充電電力を調整する。信号処理回路44は、さらに、電流検出回路45の検出結果を通じて最大充電電力を算出し、最大充電電力に応じて充電データを調整する。
【0027】
電源システムE3の最大充電電力が第1の電力であり、充電銃41の充電電力が現在第2の電力であり、第2の電力が第1の電力より低いと仮定すると、管理センタE2は、ACスマート充電パイル4の充電状態を取得し、ACスマート充電パイル4と同じサイトにある他の充電パイルに余分な電力を分配してもよい。必要な第2の電力が第1の電力より低くない場合、管理センタE2は、同じサイトにある他の充電銃の充電電力を減らしてもよい。さらに、管理センタE2は、電力が不足している場合、または電力が十分である場合に、同じ敷地内の充電銃を制御してもよい。例えば、信号処理回路44が、管理センタE2に従って電源システムE3の電力が十分でないと判断した場合、信号処理回路44は、管理センタE2の予め記憶されたデータに従って、第1の電力を得るために電源システムE3が利用可能な最大充電電力を決定し、第2の電力を下げるために現在利用可能な最大充電電力に従って充電データを調整してもよい。逆に、信号処理回路44が電源システムE3の電力が十分であると判断した場合、信号処理回路44は、管理センタE2の予め記憶されたデータに従って、第1の電力を得るために電源システムE3が現在利用可能な最大の充電電力を決定し、第2の電力を上げるために現在利用可能な最大の充電電力に従って充電データを調整してもよい。予め記憶されたデータは、ACスマート充電パイル1の識別情報(例えば、地理的位置、シリアル番号など)、および電源システムE3の対応する最大充電電力などを含んでもよい。
【0028】
したがって、電力不足の場合、充電パイルと同じ場所にある一つまたは複数の充電銃の出力電力は、電力需要を軽減するように調整されてもよく、電力が十分である場合、充電銃の出力電力を増大してもよい。したがって、本開示の一つ以上の実施形態に係るACスマート充電パイルは、充電パイルの使用柔軟性を向上させるために使用することができる。
【0029】
図5を参照すると、図5は、本開示の第5実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図5に示すように、ACスマート充電パイル5は、第1の充電銃51a、第2の充電銃51b、第1の電源回路52a、第2の電源回路52b、通信送信回路53、および信号処理回路54を含む。第1の充電銃51aと第2の充電銃51bは、それぞれ第1の電源回路52aと第2の電源回路52bに接続される。第1の電源回路52a、第2の電源回路52b、および通信送信回路53は、いずれも信号処理回路54に接続される。例えば、第1の充電銃51aと第2の充電銃51bは、それぞれ、J1772(タイプ1)プロトコルまたはIEC62196(タイプ2)プロトコルに対応していてもよく、第1の充電銃51aと第2の充電銃51bは、いずれもJ1772(タイプ1)プロトコルまたはIEC62196(タイプ2)プロトコルに対応していてもよい。また、ACスマート充電パイル5の第1の電源回路52aと第2の電源回路52bは、第1実施形態の電源回路12または第3実施形態の電源回路32と同じでもよく、通信送信回路53と信号処理回路54は、それぞれ第1実施形態の通信送信回路13と信号処理回路14と同じであり、ここではこれらの繰り返しの説明は省略する。図5は2つの充電銃を例示しているが、本開示は充電パイルの充電銃の数を限定するものではない。また、図5に示すように、充電銃と電源回路とは1対1の関係である、すなわち、充電銃の数と電源回路の数は同じである。
【0030】
図5の実施形態では、第1の充電銃51aは第1の電気自動車VE1に接続され、第2の充電銃51bは第2の電気自動車VE2に接続されている。信号処理回路54は、さらに、第1の充電銃51aと第2の充電銃51bの各々のトリガ時点に応じて、第1の電源回路52aと第2の電源回路52bの各々の充電電力を制御するように構成される。
【0031】
第1の充電銃51aを例にとると、トリガ時点は、第1の充電銃51aが第1の電気自動車VE1に接続された時点(すなわち、信号処理回路54が第1の電源回路52aの充電通信回路を介して通信信号を取得した時点)であってもよく、あるいは、信号処理回路54が第1の電気自動車VE1のユーザ情報の照合を終了した時点であってもよい。信号処理回路54は、第1の充電銃51aと第2の充電銃51bの各々のトリガ時点に応じて、第1の電源回路52aと第2の電源回路52bの各々の充電電力を増減させてもよい。
【0032】
例えば、第1の充電銃51aのトリガ時点と第2の充電銃51bのトリガ時点との差が閾値時間(例えば、2時間)よりも小さい場合、信号処理回路54は、2つの充電電力の合計がACスマート充電パイル5の定格充電電力よりも高くならないよう、第1の電源回路52aと第2の電源回路52bの充電電力を電力平衡方式で調整することで第1の電源回路52aが出力する第1の充電電力と第2の電源回路52bが出力する第2の充電電力の電力差が既定の誤差よりも低くなるように制御してもよい。電力平衡の状況下では、第1の電源回路52aと第2の電源回路52bが出力する電流は、いずれも、例えば、30アンペアでもよい。
【0033】
第1の充電銃51aのトリガ時点が第2の充電銃51bのトリガ時点よりも早く、かつ、2つのトリガ時点の時間差が第1の閾値時間(例えば2時間)以上第2の閾値時間未満(例えば2時間と4時間の間)である場合、信号処理回路54は、第1の電源回路52aの第1の充電電力よりも第1のプリセット値だけ高くなるように第2の電源回路52bの第2の充電電力を制御してもよい。例えば、第1のプリセット値は10アンペアであり、第1の電源回路52aの出力電流は25アンペアであり、第2の電源回路52bの出力電流は35アンペアである。時間差が第2の閾値時間以上であるということは、第1の電気自動車VE1の電力不足状態が緩和されたことを意味しているので、信号処理回路54は、第1の充電電力よりも第2のプリセット値だけ高くなるように第2の充電電力を制御してもよい。例えば、第1のプリセット値は30アンペアであり、第1の電源回路52aの出力電流は15アンペアであり、第2の電源回路52bの出力電流は45アンペアである。なお、上述した電力パラメータおよび時間パラメータは単なる例示であり、他の実施形態では、実際の状況に基づいて電流上限値(例えば80アンペア)を設定し、それに比例して第1のプリセット値および第2のプリセット値を調整してもよい。
【0034】
第1の充電銃51aのトリガ時点が第2の充電銃51bのトリガ時点よりも第1の閾値時間以上の時間差で先行しており、かつ、その時間差と第2の閾値時間の半分との差が、別の既定誤差(例えば、2時間)よりも小さい場合、信号処理回路54は、第1の充電電力よりも予め設定された第3の値だけ高くなるように第2の充電電力を制御してもよい。例えば、第1の電源回路52aの出力電流は25アンペアであり、第2の電源回路52bの出力電流は35アンペアである。
【0035】
図6を参照すると、図6は、本開示の第6実施形態に係るACスマート充電パイルを示すブロック図である。図6に示すように、ACスマート充電パイル6は、第1の充電銃61a、第2の充電銃61b、第1の電源回路62a、第2の電源回路62b、通信送信回路63、信号処理回路64、およびユーザインターフェース65を含む。第1の充電銃61a、第2の充電銃61b、第1の電源回路62a、第2の電源回路62b、通信送信回路63、および信号処理回路64の実装および接続構造は、図5の第1の充電銃51a、第2の充電銃51b、第1の電源回路52a、第2の電源回路52b、通信送信回路53、および信号処理回路54の実装および接続構造と同様であり、ここではこれらの繰り返しの説明は省略する。図6では、一例として2つの充電銃を図示しているが、本開示は、充電銃の数を限定するものではない。
【0036】
ユーザインターフェース65は、マウス、キーボード、カメラ、タッチスクリーン、マイクのうちの一つ以上を含むことができる。あるいは、クイックレスポンス(QR)コードが表示されてもよく、外部デバイスがQRコード(登録商標)をスキャンすることで、外部デバイスがACスマート充電パイル6にコマンドを提供する。外部装置は、例えば、携帯電話、タブレット、ラップトップコンピュータなどであるが、本開示はユーザインターフェース65の動作を限定するものではない。ユーザインターフェース65は、信号処理回路64に接続される。ユーザインターフェース65は、ユーザが利用可能な滞在期間を入力し、滞在時間および/または充電電力を表示するために使用することができる。ここで、利用可能な滞在期間とは、電気自動車の利用可能な充電期間(時点および期間の少なくとも一方を含む)を示す。ユーザインターフェース65は、ユーザが他の機能設定を行うために使用することもできる。ACスマート充電パイル6が複数の電気自動車に同時に接続されている状況では、信号処理回路64は、さらに、各電気自動車に対応する利用可能な滞在期間に従って、各電気自動車の充電電力を調整してもよい。
【0037】
換言すると、ユーザインターフェース65は、第1の充電銃61aと第2の充電銃61bにそれぞれ対応する利用可能な滞在期間を受信するように構成される。信号処理回路64は、利用可能な滞在期間のうち最も短いものに対応する充電電力を増大させ、利用可能な滞在期間のうち最も長いものに対応する充電電力を低減するように構成される。例えば、第1の電気自動車VE1の利用可能な滞在期間が3時間であり、第2の電気自動車VE2の利用可能な滞在期間が1時間であるとすると、信号処理回路64は、第1の電源回路62aの充電電力を低減し、第2の電源回路62bの充電電力を増大してもよい。さらに、信号処理回路64は、第2の電気自動車VE2の充電持続時間または現在の電力レベルが対応するプリセット値(電力平衡)以上になった後、第2の電源回路62bの充電電力を低減し、第1の電源回路62aの充電電力を増大してもよい。したがって、短時間しか滞在できない電気自動車は、できるだけ多くの電力を得ることができる。
【0038】
交流スマート充電パイルは、上記実施形態以外にも、第1実施形態から第6実施形態のうちの2つ以上を組み合わせたものであってもよい。
【0039】
図7を参照すると、図7は、本開示の実施形態の一つに係るACスマート充電システムを示すブロック図である。ACスマート充電システム100は、管理センタ10、および少なくとも一つのACスマート充電パイル20を含む。管理センタ10は、ACスマート充電パイル20に接続される。管理センタ10は、図1から図6に示す管理センタE2でもよく、ACスマート充電パイル20は、図1から図6に示すACスマート充電パイルのうちの一つ、または図1から図6に示すACスマート充電パイルのうち二つ以上の組み合わせでもよい。
【0040】
上述したように、管理センタ10は、複数の候補充電データを記憶してもよい。管理センタ10は、複数の履歴電力と複数の履歴パラメータに従って、候補電力と各候補充電データの候補パラメータとの対応関係を求めてもよい。履歴パラメータは、履歴車種、複数の履歴残存電力、複数の履歴充電可能時間、および複数の会員レベルを含んでもよい。履歴パラメータは、ACスマート充電パイル20および/または他の充電パイルを用いて充電された電気自動車のデータを示し、履歴電力は、過去にACスマート充電パイル20および/または他の充電パイルを用いて電気自動車を充電した充電電力を示す。
【0041】
例えば、管理センタ10は、ACスマート充電パイル20、他の充電パイル、インターネット、ユーザデバイス(例えば、図1から図6のユーザデバイスE1)、および/または他のデータベースから履歴パラメータと対応する履歴電力を取得してもよい。履歴車種を例にとると、ACスマート充電パイル20および/または他の充電パイルによって充電された車両の履歴車種は、第1の車種、第2の車種、および第3の車種を含み、それぞれが、候補充電データの一つの車種として使用される。第1の車種、第2の車種、および第3の車種の充電に対応する履歴電力を、候補充電データにおける第1の電力、第2の電力、および第3電力として用いてもよい。さらに、第1の車種を例にとると、第1の電力は、複数の第1の車種に対応する複数の履歴電力の平均値、中央値、または最頻値であってもよい。
【0042】
したがって、管理センタ10を通じて履歴電力と履歴パラメータのビッグデータ分析を行うことにより、ACスマート充電パイル20の充電効率を向上させ、電源システムの電力をより効果的に分配することができる。
【0043】
図7および図8を参照すると、図8は、本開示の実施形態に係るACスマート充電システムの動作を示すフローチャートである。図8に示すように、ACスマート充電システムの動作は、ステップS101:通信信号を受信すること、ステップS103:通信信号に従って、候補充電データのうちの一つを充電データとして決定すること、ステップS105:充電データをACスマート充電パイルに出力すること、およびステップS107:充電データに従って電気自動車を充電することを含む。
【0044】
ステップS101では、ACスマート充電パイル20の信号処理回路は、充電銃に接続された電気自動車の通信信号を取得する。通信信号は、上述した制御パイロット信号であってもよい。通信信号は、プロトコルビット、セキュリティビット、ファンクションビット(またはインデックスビット若しくはコマンドビット)、データ長ビット、データビット、チェックコードビット、およびエンドビットなどを含む複数のビットを含む。したがって、管理センタ10は、ビットに応じて具体的な送信データ構造を確立することができる。ステップS103では、ACスマート充電パイル20は、通信信号に従って管理センタ10に充電データを要求する。ここで、充電データは、管理センタ10で記憶された候補充電データのうちの一つである。あるいは、ACスマート充電パイル20は、通信信号を管理センタ10に出力し、管理センタ10は、通信信号に従って、候補充電データのうちの一つを充電データとして決定してもよい。ステップS105では、管理センタ10は、充電データをACスマート充電パイル20に出力し、ACスマート充電パイル20の通信送信回路は、充電データを信号処理回路に送信する。ステップS107では、ACスマート充電パイル20の信号処理回路は、充電データに従って、ACスマート充電パイル20に接続された電気自動車を充電する。具体的には、上述したように、充電データは、ユーザデータ、指定充電電力、電気自動車VEの車種、電気自動車VEの残存電力などを含んでよい。信号処理回路は、充電データ、または電気メータの正確な校正値を含む関連ハードウェア属性記録に従って、電源回路の充電電力を制御してもよいが、これに限定されない。したがって、管理センタ10は、品質関連のビッグデータ分析を実行してもよく、その詳細については本明細書では説明しない。
【0045】
さらに、ACスマート充電パイル20の信号処理回路に加え、管理センタ10は、電流検出回路の検出結果に応じて最大充電電力を算出し、最大充電電力に応じて充電データを調整してもよい。
【0046】
以上の説明から、本開示の一つ以上の実施形態に係るACスマート充電パイルおよびシステムは、充電パイルの出力電力を動的に設定、調整するために用いることができる。したがって、充電パイルの電源が効果的に管理され、電流が適切に使用され、電力使用効率が向上し、電力損失が低減され、これにより、充電コストを低減することができる。さらに、電力不足の場合、充電パイルと同じ場所にある一つまたは複数の充電銃の出力電力を調整して電力需要を減少させることができ、電力が十分な場合、充電銃の出力電力を増大させることができる。したがって、本開示の一つまたは複数の実施形態に係るACスマート充電パイルおよびシステムは、充電パイルの使用柔軟性を向上させるために使用することができる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8