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特開2024-95989増幅検出装置及び増幅検出におけるキャリアのローディング方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024095989
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】増幅検出装置及び増幅検出におけるキャリアのローディング方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 35/04 20060101AFI20240704BHJP
   C12M 1/00 20060101ALI20240704BHJP
   C12Q 1/6844 20180101ALI20240704BHJP
   C12Q 1/686 20180101ALN20240704BHJP
【FI】
G01N35/04 E
C12M1/00 A
C12Q1/6844 Z
C12Q1/686 Z
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023199079
(22)【出願日】2023-11-24
(31)【優先権主張番号】202211736930.4
(32)【優先日】2022-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518344542
【氏名又は名称】シェンチェン・ニュー・インダストリーズ・バイオメディカル・エンジニアリング・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100158920
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 英樹
(72)【発明者】
【氏名】ヘ, グゥオヤオ
(72)【発明者】
【氏名】リ, ペン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, チウミン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, イーシエン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン, シャオリン
(72)【発明者】
【氏名】シャオ, ハオ
【テーマコード(参考)】
2G058
4B029
4B063
【Fターム(参考)】
2G058CC02
2G058CD11
2G058CD23
4B029AA23
4B029FA12
4B063QA01
4B063QQ42
4B063QQ52
4B063QR08
4B063QR42
4B063QR55
4B063QR62
4B063QS25
4B063QX02
(57)【要約】
【課題】 増幅検出装置及び増幅検出におけるキャリアのローディング方法を提供する。
【解決手段】 本発明の増幅検出装置は、ホルダと、検出装置と、試薬ローディング装置と、加熱装置と、を含む。前記ホルダは、検出窓が設けられる。前記検出装置は、ホルダの上方に設置され且つ検出窓に位置する。前記試薬ローディング装置は、キャリッジと、キャリッジに取り外し可能に設置されるキャリアと、を含み、キャリッジは横方向に沿って移動可能にホルダに設置され、キャリアはキャリッジに伴って移動し、キャリアが検出窓の下方に位置する格納位置とホルダの外に移出するローディング位置とを有するようにする。前記加熱装置は、検出装置とドッキング係合する検出位置までキャリアを持ち上げるように、縦方向に沿って移動可能にホルダに設置され且つキャリアの昇降を駆動することができる。本願の技術的解決手段は、関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きいという問題を効果的に解決する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検出窓(110)が設けられるホルダ(100)と、
前記ホルダ(100)の上方に設置され、前記検出窓(110)に位置する検出装置(200)と、
キャリッジ(310)と、前記キャリッジ(310)に取り外し可能に設置されるキャリア(320)と、を含み、前記キャリッジ(310)は横方向に沿って移動可能に前記ホルダ(100)に設置され、前記キャリア(320)は前記キャリッジ(310)に伴って移動し、前記キャリア(320)が前記検出窓(110)の下方に位置する格納位置と前記ホルダ(100)の外に移出するローディング位置とを有するようにする、試薬ローディング装置(300)と、
前記検出装置(200)とドッキング係合する検出位置まで前記キャリア(320)を持ち上げるように、縦方向に沿って移動可能に前記ホルダ(100)に設置され且つ前記キャリア(320)を駆動して昇降させることができる、加熱装置(400)と、を含むことを特徴とする、増幅検出装置。
【請求項2】
前記試薬ローディング装置(300)は伝動機構をさらに含み、前記キャリッジ(310)は前記伝動機構(380)を介して横方向に沿って移動可能に前記ホルダ(100)に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の増幅検出装置。
【請求項3】
前記伝動機構(380)はモータ(381)と、主動輪(382)と、従動輪(383)と、前記主動輪(382)及び前記従動輪(383)の外側に巻き掛けられる伝動ベルトと、を含み、前記モータ(381)は前記ホルダ(100)に設置され、前記主動輪(382)は前記モータ(381)の出力軸に設置され、前記従動輪(383)は前記ホルダ(100)に設置され、前記伝動ベルトは前記キャリッジ(310)に駆動接続されることを特徴とする、請求項2に記載の増幅検出装置。
【請求項4】
前記キャリッジ(310)に接続部材(340)が設けられ、前記接続部材(340)は前記伝動ベルトに固定接続されることを特徴とする、請求項3に記載の増幅検出装置。
【請求項5】
前記伝動ベルトはタイミングベルト(384)を含み、前記接続部材(340)に、前記タイミングベルト(384)の歯に挿入係合されるスロット(350)が設けられることを特徴とする、請求項4に記載の増幅検出装置。
【請求項6】
前記キャリッジ(310)と前記ホルダ(100)との間にガイド構造(500)が設置されることを特徴とする、請求項1に記載の増幅検出装置。
【請求項7】
前記ガイド構造(500)は、ガイドレール(510)と、前記ガイドレール(510)と嵌合するガイド溝(520)と、を含み、前記ガイドレール(510)及び前記ガイド溝(520)のうちの一方は前記キャリッジ(310)に設置され、前記ガイドレール(510)及び前記ガイド溝(520)のうちの他方は前記ホルダ(100)に設置されることを特徴とする、請求項6に記載の増幅検出装置。
【請求項8】
前記キャリッジ(310)に、前記検出窓に対応する配置口(360)が設置され、前記キャリア(320)は前記配置口(360)に取り外し可能に設置され、前記配置口(360)は前記加熱装置(400)を回避することを特徴とする、請求項1に記載の増幅検出装置。
【請求項9】
前記ホルダ(100)に第1遮蔽部材が周設され、前記第1遮蔽部材(120)は前記検出窓(110)及び前記試薬ローディング装置(300)の周方向外側を遮蔽し、前記第1遮蔽部材(120)に、前記キャリッジ(310)及び前記キャリア(320)を回避する開口(130)が設けられ、前記加熱装置(400)は加熱アセンブリ(410)と、前記加熱アセンブリ(410)の移動を駆動する駆動アセンブリ(420)と、前記加熱アセンブリ(410)の片側に設置される第2遮蔽部材(430)と、を含み、前記駆動アセンブリ(420)が前記加熱アセンブリ(410)を駆動して移動させ、前記キャリア(320)を前記検出位置に位置させると、前記第2遮蔽部材(430)は前記開口(130)を遮蔽することを特徴とする、請求項1に記載の増幅検出装置。
【請求項10】
前記検出装置(200)は前記検出窓(110)に設置されるサーマルリッド(210)と、前記サーマルリッド(210)に設置される検出アセンブリ(220)と、を含み、前記サーマルリッド(210)とドッキング係合する検出位置まで前記キャリア(320)を持ち上げると、前記検出アセンブリ(220)の一部は前記キャリア(320)の試薬孔の真上に位置することを特徴とする、請求項1に記載の増幅検出装置。
【請求項11】
増幅検出におけるキャリアのローディング方法であって、請求項1~10のいずれか一項に記載の増幅検出装置によりキャリアをローディングし、前記増幅検出におけるキャリアのローディング方法は、
キャリア(320)を試薬ローディング装置(300)のキャリッジ(310)に配置するステップと、
横方向に沿って前記キャリッジ(310)を移動させ、前記キャリッジ(310)が前記キャリア(320)をホルダ(100)の検出窓(110)の下方に位置する格納位置まで移送した後、前記キャリッジ(310)の移動を停止するステップと、
縦方向に沿って前記加熱装置(400)を移動させ、前記加熱装置(400)は前記格納位置に位置するキャリア(320)を持ち上げ、前記加熱装置(400)が、検出装置(200)とドッキング係合する検出位置まで前記キャリア(320)を持ち上げた後、前記加熱装置(400)の移動を停止するステップと、を含むことを特徴とする、増幅検出におけるキャリアのローディング方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療機器分野に関し、具体的には、増幅検出装置及び増幅検出におけるキャリアのローディング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術における増幅検出装置は、加熱装置と検出装置の2つの部分を含む。検出を実現するために、試薬が収容されたキャリアを増幅検出装置の外部から検出装置まで搬送する必要がある。関連技術においては、加熱装置又は検出装置を水平移動させることにより試薬が収容されたキャリアの搬送を完了させるが、関連技術における加熱装置又は検出装置は構造が複雑で、占有面積が大きい。加熱装置又は検出装置を利用して試薬が収容された搬送キャリアを搬送して進出すれば、増幅検出装置に必要な占有面積が大きくなる。現在の環境において、増幅検出装置は高いスループットを必要とし、この指標を実現するために、複数の増幅検出装置を並行処理することが求められるが、1つの増幅検出装置に必要な占有面積がすでに大きく、複数の増幅検出装置を収容することで一体型核酸検出装置全体の占有面積が非常に大きくなり、小型化への発展には不利である。
【0003】
従って、関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きく、一体型核酸検出装置内に複数の増幅検出装置を設置して高スループットの目標を達成することは容易ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きいという問題を解決するために、増幅検出装置及び増幅検出におけるキャリアのローディング方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明の一態様によれば、増幅検出装置は、ホルダと、検出装置と、試薬ローディング装置と、加熱装置と、を含む。前記ホルダは、検出窓が設けられる。前記検出装置は、ホルダの上方に設置され且つ検出窓に位置する。前記試薬ローディング装置は、キャリッジと、キャリッジに取り外し可能に設置されるキャリアと、を含み、キャリッジは横方向に沿って移動可能にホルダに設置され、キャリアはキャリッジに伴って移動し、キャリアが検出窓の下方に位置する格納位置とホルダの外に移出するローディング位置とを有するようにする。前記加熱装置は、検出装置とドッキング係合する検出位置までキャリアを持ち上げるように、縦方向に沿って移動可能にホルダに設置され且つキャリアの昇降を駆動することができる。
【0006】
さらに、試薬ローディング装置は伝動機構をさらに含み、キャリッジは伝動機構を介して横方向に沿って移動可能にホルダに設置される。
【0007】
さらに、伝動機構はモータと、主動輪と、従動輪と、主動輪及び従動輪の外側に巻き掛けられる伝動ベルトと、を含み、モータはホルダに設置され、主動輪はモータの出力軸に設置され、従動輪はホルダに設置され、伝動ベルトはキャリッジに駆動接続される。
【0008】
さらに、キャリッジに接続部材が設けられ、接続部材は伝動ベルトに固定接続される。
【0009】
さらに、伝動ベルトはタイミングベルトを含み、接続部材に、タイミングベルトの歯に挿入係合されるスロットが設けられる。
【0010】
さらに、キャリッジとホルダとの間にガイド構造が設置される。
【0011】
さらに、ガイド構造は、ガイドレールと、ガイドレールと嵌合するガイド溝と、を含み、ガイドレール及びガイド溝のうちの一方はキャリッジに設置され、ガイドレール及びガイド溝のうちの他方はホルダに設置される。
【0012】
さらに、キャリッジに、検出窓に対応する配置口が設置され、キャリアは配置口に取り外し可能に設置され、配置口は加熱装置を回避する。
【0013】
さらに、ホルダに第1遮蔽部材が周設され、第1遮蔽部材は検出窓及び試薬ローディング装置の周方向外側を遮蔽し、第1遮蔽部材に、キャリッジ及びキャリアを回避する開口が設けられ、加熱装置は加熱アセンブリと、加熱アセンブリの移動を駆動する駆動アセンブリと、加熱アセンブリの片側に設置される第2遮蔽部材と、を含み、駆動アセンブリが加熱アセンブリを駆動して移動させ、キャリアを検出位置に位置させると、第2遮蔽部材は開口を遮蔽する。
【0014】
さらに、検出装置は検出窓に設置されるサーマルリッドと、サーマルリッドに設置される検出アセンブリと、を含み、サーマルリッドとドッキング係合する検出位置までキャリアを持ち上げると、検出アセンブリの一部はキャリアの試薬孔の真上に位置する。
【0015】
本発明の別の態様によれば、増幅検出におけるキャリアのローディング方法を提供し、上記の増幅検出装置によりキャリアをローディングし、増幅検出におけるキャリアのローディング方法は、キャリアを試薬ローディング装置のキャリッジに配置するステップと、横方向に沿ってキャリッジを移動させ、キャリッジがキャリアをホルダの検出窓の下方に位置する格納位置まで移送した後、キャリッジの移動を停止するステップと、縦方向に沿って加熱装置を移動させ、加熱装置は格納位置に位置するキャリアを持ち上げ、加熱装置が、検出装置とドッキング係合する検出位置までキャリアを持ち上げた後、加熱装置の移動を停止するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明の技術的解決手段を応用し、増幅検出装置は、ホルダと、検出装置と、試薬ローディング装置と、加熱装置と、を含む。ホルダは検出窓が設けられる。検出装置はホルダの上方に設置され且つ検出窓に位置し、それにより検出窓を介して試薬に対する検出を行う。試薬ローディング装置はキャリッジと、取り外し可能にキャリッジに設置されたキャリアと、を含み、キャリッジは横方向に沿って移動可能にホルダに設置される。キャリア内に試薬を収容することができる。キャリアはキャリッジに伴って移動し、キャリアが検出窓の下方に位置する格納位置とホルダの外に移出するローディング位置とを有するようにする。試薬が収容されたキャリアを増幅検出装置の外部からキャリッジまで搬送し、試薬が収容されたキャリアはキャリッジに伴って格納位置とローディング位置との間を移動する。加熱装置は縦方向に沿って移動可能にホルダに設置され且つキャリアを駆動して昇降させることができ、それにより検出装置とドッキング係合する検出位置までキャリアを持ち上げる。これにより、検出位置に位置するキャリアは、加熱装置と試薬が収容されたキャリアとの間の距離を短くすることができ、キャリア内の試薬をより効果的に加熱して増幅の目的を達成することができ、且つこのときのキャリアは検出位置にあり、検出装置はキャリア内の試薬に対して検出を行い試薬の増幅効果を判断することができる。このように、検出装置、試薬ローディング装置及び加熱装置をホルダにより縦方向に設置することにより、増幅検出装置の占有面積を削減し、構造がコンパクトであり、空間利用率を向上させ、複数の増幅検出装置を並列に設置し且つ並行処理することができ、それにより高スループットの目標を達成する。従って、本願の技術的解決手段は、関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きいという問題を効果的に解決する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本願の一部分を構成する明細書の図面は本発明に対する更なる理解を提供するために用いられるが、本願の例示的な実施例及びその説明は本願を説明するために用いられ、本願に対する不当な制限を構成するものではない。
図1図1は、本発明に係る増幅検出装置の実施例における試薬ローディング装置のキャリアがローディング位置にあるときの正面概略図を示す。
図2図2は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置のキャリアが格納位置にあるときの正面概略図を示す。
図3図3は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置のキャリアが検出位置にあるときの正面概略図を示す。
図4図4は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置のキャリアがローディング位置にあるときの立体構造概略図を示す。
図5図5は、図4の増幅検出装置のA部の部分拡大図を示す。
図6図6は、図1の増幅検出装置のホルダの平面概略図を示す。
図7図7は、図1の増幅検出装置の検出装置の正面概略図を示す。
図8図8は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置の底面の立体構造概略図を示す。
図9図9は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置の立体構造概略図を示す。
図10図10は、図9の増幅検出装置の試薬ローディング装置のB部の部分拡大図を示す。
図11図11は、図1の増幅検出装置の試薬ローディング装置の別の視点からの立体構造概略図を示す。
図12図12は、図1の増幅検出装置の検出装置及び第1遮蔽部材が取り付けられていないときの立体構造概略図を示す。
図13図13は、図12の増幅検出装置の第1遮蔽部材が取り付けられた後の立体構造概略図を示す。
図14図14は、図1の増幅検出装置の加熱装置のフレームアセンブリの立体構造概略図を示す。
図15図15は、図14の加熱装置のフレームアセンブリのリニアモータ及び挿入部材の正面概略図を示す。
図16図16は、図14の加熱装置の昇降板の平面概略図を示す。
図17図17は、図14の加熱装置の昇降板と挿入部材が挿入係合された平面概略図を示す。
図18図18は、図14の加熱装置に外枠体が取り付けられていないときの正面概略図を示す。
図19図19は、本発明に係る増幅検出におけるキャリアのローディング方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確、完全に説明するが、明らかな点として、説明される実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。以下の少なくとも1つの例示的な実施例の説明は、単なる例示に過ぎず、決して本発明及びその応用又は使用を限定するものではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な工夫を要することなく取得した全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0019】
なお、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本願の例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、文脈が明確に示さない限り、単数形は複数形も含むことが意図され、また、本明細書で「包含する」及び/又は「含む」という用語が使用される場合、特徴、ステップ、動作、デバイス、アセンブリ及び/又はそれらの組み合わせの存在を示すということが理解されるべきである。
【0020】
実施例に記載されている部材やステップの相対的な配置、数式及び数値などは、特に具体的な説明がない限り、本発明の範囲を制限するものではない。また、説明を容易にするために、図面に示される各部分の寸法は実際の比率に従って描かれたものではないことを理解されたい。当業者にとって既知の技術、方法及び機器は詳細に説明されない場合があるが、適切な場合、前記技術、方法及び機器は本明細書の一部と見なされるべきである。本明細書で図示及び議論される全ての例において、任意の特定の値は例示としてのみ解釈されるべきであり、限定として解釈されるべきではない。従って、例示的な実施例の他の例は、異なる値を有してもよい。なお、類似の符号及びアルファベットは以下の図面において類似の項目を示し、従って、ある項目が1つの図面において定義されていれば、後続の図面においてそれをさらに議論する必要はない。
【0021】
図1から図5に示すように、本実施例の増幅検出装置は、ホルダ100と、検出装置200と、試薬ローディング装置300と、加熱装置400と、を含む。ホルダ100に検出窓110が設けられる。検出装置200はホルダ100の上方に設置され、検出窓110に位置する。試薬ローディング装置300はキャリッジ310と、取り外し可能にキャリッジ310に設置されたキャリア320と、を含み、キャリッジ310は横方向に沿って移動可能にホルダ100に設置される。キャリア320はキャリッジ310に伴って移動し、キャリア320が検出窓110の下方に位置する格納位置とホルダ100の外に移出するローディング位置とを有するようにする。加熱装置400は縦方向に沿って移動可能にホルダ100に設置され且つキャリア320を駆動して昇降させることができ、それにより検出装置200とドッキング係合する検出位置までキャリア320を持ち上げる。
【0022】
本実施例の技術的解決手段を応用し、増幅検出装置は、ホルダ100と、検出装置200と、試薬ローディング装置300と、加熱装置400と、を含む。ホルダ100に検出窓110が設けられる。検出装置200はホルダ100の上方に設置され且つ検出窓110に位置し、それにより検出窓110を介して試薬に対する検出を行う。試薬ローディング装置300はキャリッジ310と、取り外し可能にキャリッジ310に設置されたキャリア320と、を含み、キャリッジ310は横方向に沿って移動可能にホルダ100に設置される。キャリア320内に試薬を収容することができる。キャリア320はキャリッジ310に伴って移動し、キャリア320が検出窓110の下方に位置する格納位置とホルダ100の外に移出するローディング位置とを有するようにする。試薬が収容されたキャリア320を増幅検出装置の外部からキャリッジ310まで搬送し、試薬が収容されたキャリア320はキャリッジ310に伴って格納位置とローディング位置との間を移動する。加熱装置400は縦方向に沿って移動可能にホルダ100に設置され且つキャリア320を駆動して昇降させることができ、それにより検出装置200とドッキング係合する検出位置までキャリア320を持ち上げる。これにより、検出位置に位置するキャリア320は、加熱装置400と試薬が収容されたキャリア320との間の距離を短くすることができ、キャリア320内の試薬をより効果的に加熱して増幅の目的を達成することができ、且つこのときのキャリア320は検出位置にあり、検出装置200はキャリア320内の試薬に対して検出を行い試薬の増幅効果を判断することができる。このように、検出装置200、試薬ローディング装置300及び加熱装置400をホルダ100により縦方向に設置することにより、増幅検出装置の占有面積を削減し、構造がコンパクトであり、空間利用率を向上させ、複数の増幅検出装置を並列に設置し且つ並行処理することができ、それにより高スループットの目標を達成する。従って、本実施例の技術的解決手段は、関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きいという問題を効果的に解決する。
【0023】
なお、上記のドッキング係合は接触係合であってもよく、一定の隙間が存在する係合であってもよい。
【0024】
図5図11に示すように、試薬ローディング装置300は伝動機構380をさらに含み、キャリッジ310は伝動機構380を介して横方向に沿って移動可能にホルダ100に設置される。伝動機構380を設置することでキャリッジ310がキャリア320を動かして格納位置とローディング位置との間を移動させやすく、増幅検出装置の自動化レベルを向上させ、人力を削減する。本実施例において、キャリッジ310にトリガ部材が設置され、ホルダ100にトリガ部材と感応して協働する感応部材が設置され、キャリッジ310がキャリア320を動かして格納位置まで到達させると、トリガ部材は感応部材をトリガし、感応部材はキャリア320が格納位置に到達したという情報をコントローラに伝達し、それにより後続の操作を進行させる。
【0025】
なお、伝動機構380はベルト伝動機構又はラックアンドピニオン伝動構造又はスクリューナット伝動機構又はスライダクランク伝動機構であってもよい。
【0026】
図5図11に示すように、伝動機構380はモータ381と、主動輪382と、従動輪383と、主動輪382及び従動輪383の外側に巻き掛けられる伝動ベルトと、を含む。モータ381はホルダ100に設置され、主動輪382はモータ381の出力軸に設置され、従動輪383はホルダ100に設置され、伝動ベルトはキャリッジ310に駆動接続される。モータ381は回転して主動輪382を動かして回転させ、主動輪382は伝動ベルトを介して従動輪383を動かして回転させ、且つ伝動ベルトはキャリッジ310を動かして移動させ、キャリッジ310はキャリア320を動かして格納位置とローディング位置との間を移動させる。伝動ベルトを介してキャリッジ310を駆動し、キャリッジ310はキャリア320を動かすことにより、キャリア320を横方向に沿って格納位置とローディング位置との間を安定して移動させる。本実施例において、ホルダ100は加熱装置のフレームアセンブリと、フレームアセンブリの上方に設置される上フレームと、を含む。
【0027】
図12図18に示すように、本実施例の加熱装置のフレームアセンブリは、外枠体10と、内枠体20と、昇降枠体部材30と、を含む。外枠体10は、間隔をあけて設置される天板11及び底板12と、天板11と底板12との間に設置される第1支持部材13及び第2支持部材14と、を含む。天板11、底板12、第1支持部材13及び第2支持部材14で囲まれた昇降空間が構成される。検出窓110はフレームアセンブリの天板11に設けられる。キャリッジ310及びモータ381はいずれも天板11に設置され、且つ主動輪382、従動輪383及び伝動ベルトはいずれも天板11の下方に位置する。
【0028】
図5図11に示すように、キャリッジ310に接続部材340が設けられ、接続部材340は伝動ベルトに固定接続される。接続部材340を設置することで伝動ベルトとキャリッジ310との間の駆動接続を容易にし、キャリッジ310は接続部材340を介して伝動ベルトの移動に伴って移動することができる。これにより、本実施例のモータ381が正回転すると、主動輪382は伝動ベルトを動かして移動させ、伝動ベルトは接続部材340を動かして移動させてキャリッジ310上のキャリア320を駆動しローディング位置に向かって移動させ、モータ381が逆回転すると、主動輪382は伝動ベルトを動かして移動させ、伝動ベルトは接続部材340を動かして移動させてキャリッジ310上のキャリア320を動かし格納位置に向かって移動させる。且つ、接続部材340と伝動ベルトの固定接続により、接続部材340を伝動ベルトと同期して移動させることができ、接続部材340と伝動ベルトとの間に相対的な移動が生じることを防止し、キャリッジ310がキャリア320を動かして移動させるときの安定性をさらに向上させる。
【0029】
図5図11に示すように、伝動ベルトはタイミングベルト384を含み、接続部材340に、タイミングベルト384の歯に挿入係合されるスロット350が設けられる。タイミングベルト384の歯はスロット350内に挿入され、タイミングベルト384と接続部材340との組み付けを容易にし、且つタイミングベルト384の歯がスロット350と嵌合する過程で、キャリッジ310はキャリア320を動かしてより安定して移動させる。本実施例において、タイミングベルト384の歯がスロット350内に挿入され、ねじを用いてタイミングベルト384と接続部材340を締め付け、接続部材340と伝動ベルトを固定接続するときの信頼性を向上させる。
【0030】
図5図11に示すように、キャリッジ310とホルダ100との間にガイド構造500が設置され、ガイド構造500を設置することでキャリッジ310はガイド構造500のガイド方向に沿って移動することができ、キャリッジ310が移動するときにさらに安定でき、キャリア320はキャリッジ310に動かされてガイド方向に沿って安定して移動することができる。本実施例において、ガイド構造500のガイド方向は横方向であり、キャリッジ310はキャリア320を動かして横方向に沿って移動させる。キャリッジ310は矩形板であり、接続部材340は矩形板のモータ381に向く短辺に設置され、矩形板の2つの長辺に2つのガイド構造500が対称に設置される。
【0031】
図5図11に示すように、ガイド構造500はガイドレール510と、ガイドレール510に嵌合するガイド溝520と、を含み、ガイドレール510はキャリッジ310に設置され、ガイド溝520はホルダ100に設置される。ガイドレール510とガイド溝520は構造が簡単であり、ガイド構造500の加工及び取り付けが容易である。且つガイドレール510及びガイド溝520を設置することで、キャリッジ310が直線に沿って移動するのを制限しやすく、本実施例において、キャリッジ310はキャリア320を動かして横方向に沿って水平移動させやすく、天板の下表面にガイドブロックが設置され、ガイド溝520はガイドブロック上に設置される。キャリッジ310は矩形板であり、2つのガイドレール510は矩形板の2つの長辺に設置され、2つのガイドブロックは矩形板の2つの長辺の外側に対称に設置され、各ガイドレール510は対応するガイドブロック上のガイド溝520にガイドされ係合する。
【0032】
図示されていない実施例において、ガイド溝はキャリッジに設置され、ガイドレールはホルダに設置される。
【0033】
図1図11に示すように、キャリッジ310に、検出窓110に対応する配置口360が設置され、キャリア320は配置口360に取り外し可能に設置される。配置口360の設置は、キャリッジ310がキャリア320を支持させやすく、それによりキャリッジ310はキャリア320を動かして移動させることができる。加熱装置400が縦方向に沿って移動するとき、配置口360が加熱装置400を回避することにより、加熱装置400は配置口360を貫通しキャリア320を動かして昇降させることができる。本実施例において、配置口360は支持台面を有し、支持台面は配置されたキャリア320に対して支持及び位置決めを行い、キャリア320の移動をより安定させる。
【0034】
図12及び図13に示すように、ホルダ100に第1遮蔽部材120が周設され、第1遮蔽部材120は検出窓110及び試薬ローディング装置300の周方向外側を遮蔽し、第1遮蔽部材120は外部の光を遮蔽して、外部光線がキャリア320の試薬内に入射することを防止することができる。第1遮蔽部材120にキャリッジ310及びキャリア320を回避する開口130が設置され、それによりキャリッジ310は第1遮蔽部材120の開口130を貫通して横方向に沿って移動することができ、キャリッジ310は第1遮蔽部材120から伸び出し、増幅検出装置外のキャリア320を容易にキャリッジ310の配置口360に配置させる。加熱装置400は加熱アセンブリ410と、加熱アセンブリ410の移動を駆動する駆動アセンブリ420と、加熱アセンブリ410の片側に設置される第2遮蔽部材430と、を含む。駆動アセンブリ420が加熱アセンブリ410を駆動して移動させキャリア320を検出位置に位置させると、第2遮蔽部材430は開口130を遮蔽する。これにより、キャリア320が検出位置以外の他の位置にあるとき、第1遮蔽部材120の開口130はキャリッジ310を回避して移動させることができ、キャリア320が検出位置にあるとき、第2遮蔽部材430は開口130を遮蔽し、これにより試薬が収容されたキャリア320を密閉環境下に置き、且つ試薬が収容されたキャリア320内に外部光線が入射することを防止する。第2遮蔽部材430は加熱アセンブリ410に伴って移動することができ、キャリア320内の試薬の増幅反応環境を密閉するために追加の構造を必要とせず、増幅又は検出の過程で試薬が外部光線の影響を受けることを防止することができる。
【0035】
具体的には、第2遮蔽部材430は段付きブロックであり、段付きブロックと対応する構造とが干渉することを防止するために、段付きブロックの開口130を向く後面の上部に第1回避段付き面が設けられ、段付きブロックの開口130から離れた前面に第2回避段付き面が設けられる。
【0036】
図12図18に示すように、本実施例の加熱装置のフレームアセンブリは、外枠体10と、内枠体20と、昇降枠体部材30と、を含む。外枠体10は、間隔をあけて設置される天板11及び底板12と、天板11と底板12との間に設置される第1支持部材13及び第2支持部材14と、を含む。天板11、底板12、第1支持部材13及び第2支持部材14で囲まれた昇降空間が構成される。内枠体20は、間隔をあけて底板12及び天板11との間に設置される第3支持部材21及び第4支持部材22を含む。昇降枠体部材30は昇降空間内に昇降可能に位置し、昇降枠体部材30は第3支持部材21と第4支持部材22との間に昇降可能に穿設される昇降板37と、第3支持部材21に穿設される第1支持ガイド部材31と、第4支持部材22に穿設される第2支持ガイド部材32と、を含む。第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32はいずれも昇降板37に接続され、第3支持部材21、第4支持部材22及び昇降板37で囲まれた配置空間が構成される。駆動アセンブリ420は底板12に設置され且つ昇降板37に駆動接続される。
【0037】
本実施例の技術的解決手段を応用し、加熱装置のフレームアセンブリは、外枠体10と、内枠体20と、昇降枠体部材30と、を含む。外枠体10は、間隔をあけて設置される天板11及び底板12と、天板11と底板12との間に設置される第1支持部材13及び第2支持部材14と、を含み、天板11を設置することで、加熱装置上方の機器との係合をやすくさせる。天板11、底板12、第1支持部材13及び第2支持部材14で囲まれた昇降空間が構成される。内枠体20は、間隔をあけて底板12及び天板11との間に設置される第3支持部材21及び第4支持部材22を含む。昇降枠体部材30は昇降空間内に昇降可能に位置し、昇降枠体部材30は第3支持部材21と第4支持部材22との間に昇降可能に穿設される昇降板37と、第3支持部材21に穿設される第1支持ガイド部材31と、第4支持部材22に穿設される第2支持ガイド部材32と、を含む。これにより、第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32は昇降枠体部材30を昇降するときにガイド作用を果たすことができ、昇降枠体部材30の昇降をより安定させる。第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32はいずれも昇降板37に接続され、第3支持部材21、第4支持部材22及び昇降板37で囲まれた配置空間が構成される。駆動アセンブリ420は底板12に設置され且つ昇降板37に駆動接続される。加熱アセンブリ410を配置空間内に入れて、第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32にガイドさせると同時に加熱アセンブリ410を支持することができ、それにより昇降枠体部材30に支持される。駆動アセンブリ420は昇降板37を駆動して昇降させ、それにより昇降枠体部材30は加熱アセンブリ410を動かして昇降させる。試薬が収容されたキャリアを天板11に配置することができ、昇降枠体部材30は加熱アセンブリ410を動かして上昇させ、加熱アセンブリ410は天板11上の試薬が収容されたキャリアに対して温度制御を行う。これにより、内枠体20は外枠体10内に嵌め込まれ、昇降枠体部材30は内枠体20内に嵌め込まれ、この互いの嵌め込み構造により加熱装置のフレームアセンブリの構造をコンパクトにして、加熱装置の体積及び占有面積を削減する。且つ、昇降枠体部材30が内枠体20内に嵌め込まれて昇降し、垂直方向の昇降空間を十分に利用するため、関連技術における加熱アセンブリ410の水平移動を防止して、加熱装置の占有面積を削減し、加熱装置を有する増幅検出装置の占有面積を削減して、複数の増幅検出装置を配置するときに必要な占有面積を削減することができ、高スループットの目標の実現に有利である。
【0038】
図1図11に示すように、検出装置200は検出窓110に設置されるサーマルリッド210と、サーマルリッド210に設置される検出アセンブリ220と、を含む。サーマルリッド210とドッキング係合する検出位置までキャリア320を持ち上げると、検出アセンブリ220の一部はキャリア320の試薬孔の真上に位置する。これにより、試薬が収容されたキャリア320を持ち上げてサーマルリッド210にドッキング係合し、試薬が収容されたキャリア320の上方にサーマルリッド210を被せて加熱することで、キャリア320内の試薬がより均一に熱を受けて、検出装置200の増幅効果を最適化する。且つ、このときに検出アセンブリ220の一部はキャリア320の試薬孔の真上に位置し、検出アセンブリ220はキャリア320内の試薬に対する増幅効果を容易に検出さされる。本実施例において、キャリア320は検出位置にあるときにキャリッジ310から押し出されて、サーマルリッド210と接触する。
【0039】
本実施例において、検出窓110は天板の上面及び天板の下面を貫通する矩形開口130であり、サーマルリッド210は天板の下面に設置され且つ検出窓110を覆う。検出装置200は、天板に設置される光ファイバ取り付け構造をさらに含み、光ファイバ取り付け構造は取り付けベースと、取り付けベースに設置される複数の光ファイバ取り付けカラムと、を含み、光ファイバ取り付けカラムは光信号を利用してキャリア320内の試薬を検出する。サーマルリッド210に、キャリア320の複数の反応孔と一対一で対応する複数の回避孔が設置され、それにより検出装置200の光ファイバ取り付けカラムはサーマルリッド210の回避孔内に延伸し且つキャリア320の反応孔内の試薬を検出することができる。
【0040】
本実施例において、光ファイバ取り付け構造の取り付けベースは定位板と、取り付け突起と、を含み、取り付け突起は定位板のサーマルリッド210に向く面に設置され、複数の光ファイバ取り付けカラムは取り付け突起に設置され、取り付け突起は矩形検出窓110に対応する矩形突起であり、取り付け突起は検出窓110内に延伸し、それにより取り付け突起上の複数の光ファイバ取り付けカラムは一対一で対応して回避孔内に延伸することができる。取り付け突起が検出窓110内に延伸すると、定位板は天板の検出窓110が設置されていない部分に接続することができ、それにより取り付け突起の下降距離を制限し、取り付け突起が下降し続けてサーマルリッド210を破損することを防止する。図14図18に示すように、第1支持部材13は2つの第1支持ロッドであり、2つの第1支持ロッドは天板11の片側及び底板12の片側に接続される。第2支持部材14は2つの第2支持ロッドであり、2つの第2支持ロッドは天板11の他方の側及び底板12の他方の側に接続される。2つの第1支持ロッドは2つの第2支持ロッドに対向して設置される。第3支持部材21は支持横ロッドと、2つの支持縦ロッドと、を含み、支持縦ロッドの一端は底板12に接続され、支持縦ロッドの他端は支持横ロッドに接続され、第1支持ガイド部材31は支持横ロッドに穿設される。第4支持部材22は第3支持部材21と同様に設置され、第3支持部材21は第4支持部材22と平行に設置される。底板12の下面にホルダが設置されて、底板12を支持し、駆動アセンブリ420を設置する空間を提供する。
【0041】
図14図18に示すように、駆動アセンブリ420はリニアモータであり、リニアモータは電気エネルギーを直線運動に直接変換することができ、リニアモータは昇降板37を駆動して昇降させることが容易である。昇降板37はリニアモータの出力軸41に接続され、昇降板37がリニアモータの出力軸41に接続されることで、リニアモータは昇降枠体部材30の昇降を直接駆動することができ、リニアモータのエネルギー損失を防止する。
【0042】
図14図18に示すように、昇降板37に接続孔371が設けられ、出力軸41は接続孔371内に固定接続される。これによりリニアモータの出力軸41を昇降板37に固定接続しやすく、操作が簡単である。
【0043】
図14図18に示すように、接続孔371は第1円孔部372と、第1円孔部372に連通する第2円孔部373と、を含み、第1円孔部372の直径は第2円孔部373の直径より小さい。出力軸41に挿入部材42が設置され、挿入部材42は、第1円孔部372内から第2円孔部373に挿入係合される位置まで移動させることができる。モータの出力軸41を昇降板37に接続する必要があるとき、出力軸41の挿入部材42を接続孔371の第1円孔部372に挿入し、さらに出力軸41の挿入部材42を第2円孔部373まで移動させ、出力軸41の挿入部材42を第2円孔部373に挿入係合させることができ、それによりリニアモータの出力軸41は挿入部材42を介して昇降板37に固定接続することができる。挿入部材42を設置することでモータの出力軸41と昇降板37との間を取り外しやすくし、モータのメンテナンスや取り付けを容易にする。
【0044】
なお、第1円孔部372と第2円孔部373の連通とは、第1円孔部372と第2円孔部373が部分的に重なり合うことを意味する。
【0045】
図14図18に示すように、挿入部材42は出力軸41の端部に接続される接続部421と、接続部421に上下に間隔をあけて設置される上ストッパ突起部422及び下ストッパ突起部423と、を含む。出力軸41における挿入部材42が接続孔371の第1円孔部372に挿入された後、下ストッパ突起部423の最大表面積が第1円孔部372の横断面積より大きいため、下ストッパ突起部423は昇降板37を支持することができ、挿入部材42の下ストッパ突起部423を介してモータの駆動力を昇降板37に伝達し昇降板37を駆動して上昇させる。上ストッパ突起部422の最大表面積は第1円孔部372の横断面積より小さく、挿入部材42の上ストッパ突起部422は接続孔371の第1円孔部372内に挿入することができる。出力軸41における挿入部材42が第2円孔部373に挿入係合されると、モータは昇降板37を駆動して下降させ、上ストッパ突起部422の最大表面積が第2円孔部373の横断面積より大きいため、上ストッパ突起部422を第1円孔部372周辺の昇降板37の上面に当接させることができ、それにより挿入部材42の上ストッパ突起部422を介して昇降板37を動かして下降させる。上ストッパ突起部422、下ストッパ突起部423及び接続部421との間で囲まれるスロット424が構成され、スロット424は第2円孔部373に挿入係合されることができる。スロット424の側壁は、第2円孔部373との挿入係合及び昇降板37の上面及び下面との間の当接係合を容易にする。且つ、スロット424を設置することで、挿入部材42の上ストッパ突起部422及び下ストッパ突起部423の加工をやすくさせる。
【0046】
なお、上記の第1円孔部372の横断面積とは、第1円孔部372の軸線に垂直な断面形状の面積であり、第2円孔部373の横断面積も同様である。
【0047】
図14図18に示すように、昇降枠体部材30は第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32に浮動可能に接続される耐荷重ビーム33をさらに含み、耐荷重ビーム33は内枠体20の上方に位置する。耐荷重ビーム33と第1支持ガイド部材31との間に第1弾性部材38が設置され、耐荷重ビーム33と第2支持ガイド部材32との間に第2弾性部材39が設置される。第1弾性部材38及び第2弾性部材39は昇降枠体部材30を支持することができ、それにより昇降枠体部材30を浮動させることができる。加熱アセンブリ410を昇降枠体部材30の耐荷重ビーム33に配置し、試薬が収容されたキャリアを天板11に配置することができ、リニアモータは昇降枠体部材30の耐荷重ビーム33を駆動して加熱アセンブリ410を動かして上昇させ、それにより加熱アセンブリ410は試薬が収容されたキャリアに当接し且つその温度制御を行う。耐荷重ビーム33が加熱アセンブリ410を動かして試薬が収容されたキャリアに当接する位置まで上昇させた後、耐荷重ビーム33が浮動可能であるため、加熱アセンブリ410が、試薬が収容されたキャリアに当接しても、キャリアが受ける当接力が大きすぎてキャリア又はキャリアの上方に当接する他の装置が破損するという問題を防止して、緩衝作用を果たすことができる。
【0048】
本実施例において、第1支持ガイド部材31は2つの第1支持ガイドロッドであり、第2支持ガイド部材32はいずれも2つの第2支持ガイドロッドであり、各第1支持ガイドロッドの外側にいずれも第1弾性部材38が嵌設され、各第2支持ガイドロッドの外側にいずれも第2弾性部材39が環設される。第1弾性部材38は好ましくは第1ばねであり、第2弾性部材39は好ましくは第2ばねである。第1ばねの内部に対応する部分は第1支持ガイドロッドの外径が小さく、第1支持ガイドロッドと第1ばねとの摩耗を減少させることができる。
【0049】
図14図18に示すように、第1支持ガイド部材31に、上ストッパ部材及び下ストッパ部材が間隔をあけて設置される。上ストッパ部材は耐荷重ビーム33の上方に位置し、第1弾性部材38は耐荷重ビーム33と下ストッパ部材との間に位置する。上ストッパ部材を設置することで、耐荷重ビーム33が第1弾性部材38の上向きの弾性力を受けて第1支持ガイド部材31から外れることを防止する。下ストッパ部材を設置することで、第1弾性部材38が耐荷重ビーム33の下向きの圧力を受けても、下ストッパ部材により止められて、第1弾性部材38の下端を第1支持ガイド部材31に取り付けることができる。上ストッパ部材、下ストッパ部材及び第1弾性部材38を設置することで、耐荷重ビーム33を第1支持ガイド部材31上で上下に浮動させることができる。同様に、第2支持ガイド部材32に、第1支持ガイド部材31に設置されたものと同様の上ストッパ部材及び下ストッパ部材が設置され、耐荷重ビーム33を第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32で上下に浮動させることができる。
【0050】
本実施例において、天板11に検出窓が設けられ、検出装置(図示せず)は検出窓に設置され、試薬が収容されたキャリア(図示せず)は検出窓の下方に配置される。加熱アセンブリ410に、第1支持ガイド部材31の上端及び第2支持ガイド部材32の上端を回避する回避孔が設置され、耐荷重ビーム33が上昇して加熱アセンブリ410を天板11の下面に当接させた後、リニアモータは昇降枠体部材30を駆動し続け、このときに第1支持ガイド部材31の上端及び第2支持ガイド部材32の上端は回避孔内に延伸し、それにより耐荷重ビーム33を下に浮上させることができる。
【0051】
図14図18に示すように、昇降枠体部材30は第1支持ガイド部材31及び第2支持ガイド部材32に浮動可能に接続される耐荷重ビーム33をさらに含み、耐荷重ビーム33は内枠体20の上方に位置する。昇降枠体部材30は支持板34と、第1バッフル35と、第2バッフル36と、をさらに含む。支持板34は第1支持ガイド部材31と第2支持ガイド部材32との間に位置し、且つ耐荷重ビーム33の下方に位置し、支持板34の第1側は第1バッフル35を介して耐荷重ビーム33の一部に接続され、支持板34の第2側は第2バッフル36を介して耐荷重ビーム33の他の部分に接続される。支持板34は第1バッフル35及び第2バッフル36を介して耐荷重ビーム33に接続され、且つ耐荷重ビーム33に伴って同期して昇降する。支持板34、第1バッフル35、第2バッフル36及び天板11で囲まれた配置空間が構成される。加熱アセンブリ410が配置空間内に配置された後、支持板34は加熱アセンブリ410の底部を支持することができ、耐荷重ビーム33は加熱アセンブリ410の上縁を支持することができ、これにより昇降枠体部材30の構造強度を向上させることができ、昇降枠体部材30の耐荷重能力を向上させる。
【0052】
図14図18に示すように、耐荷重ビーム33は第1支持ガイド部材31の上端外に環設される第1耐荷重部331と、第2支持ガイド部材32の上端外に嵌設される第2耐荷重部332と、第1耐荷重部331の第1端及び第2耐荷重部332の第1端に接続される第3耐荷重部333と、を含む。第1耐荷重部331、第2耐荷重部332及び第3耐荷重部333を設置することで、耐荷重ビーム33の構造強度を向上させることができ、耐荷重ビーム33の耐荷重能力を向上させる。第1耐荷重部331の第2端と第2耐荷重部332の第2端との間に開放口が形成されて、加熱アセンブリ410は開放口を通して耐荷重ビーム33に配置することができる。
【0053】
図14図18に示すように、昇降枠体部材30にトリガ部材51が設置され、底板12にトリガ部材51と感応して協働する位置到達検出部材52が設置される。昇降枠体部材30が下に移動し、トリガ部材51が底板12上の位置到達検出部材52をトリガすると、位置到達検出部材52はコントローラに信号を送信し、それによりコントローラは昇降枠体部材30が予め設定された位置まで下降したことを知る。トリガ部材51及び位置到達検出部材52を設置することで、加熱装置の自動化レベルを向上させる。且つリニアモータの移動ストロークは、昇降枠体部材30の上方への移動距離を制御する。
【0054】
図14図18に示すように、第1支持部材13と第2支持部材14との間及び第3支持部材21と第4支持部材22との間に配置通路が連通し、配置通路は配置空間を連通する。配置通路を設置することで、加熱装置の加熱アセンブリ410を、配置通路を通して加熱装置のフレームアセンブリ内に入れることが容易になる。
【0055】
本実施例において、トリガ部材51は昇降板37に設置され且つ下向きに折り曲げられたフラップであり、位置到達検出部材52は底板12の上面に設置されたフォトカプラアセンブリである。
【0056】
本願は加熱装置をさらに提供し、図18に示すように、加熱装置はフレームアセンブリと、フレームアセンブリに設置される加熱アセンブリ410と、を含み、フレームアセンブリは上記の加熱装置のフレームアセンブリである。上記の加熱装置のフレームアセンブリは関連技術における加熱装置の占有面積が大きいという問題を解決することができるため、該フレームアセンブリを有する加熱装置は同様の技術的課題を解決することができる。
【0057】
本実施例において、加熱アセンブリ410は多孔板ベースと、多孔板ベースの下方に設置される放熱器と、回路基板と、温度均衡板と、を含む。放熱器の上部にフランジが設けられ、フランジは放熱器上部の周方向外側に周設され、それにより加熱装置400のフレームアセンブリの耐荷重ビームの上面は放熱器のフランジに当接することができ、放熱器を受け止め且つ放熱器を動かして昇降させる。キャリア320が格納位置にあるとき、キャリア320、検出窓110、多孔板ベース、サーマルリッド210及び加熱アセンブリ410は同一の鉛直方向にある。
【0058】
本実施例の具体的なワークフローは以下のとおりである。試薬が注入されたキャリア320は膜封止機構において膜封止を完了した後、移送機構によって核酸増幅エリアに移動し、グリッパは試薬が収容されたキャリア320を核酸増幅エリアの移送機構から試薬ローディング装置300のキャリッジ310に移動させ、試薬ローディング装置300はキャリア320を動かして格納位置まで移動させ、加熱装置400が垂直に上昇してキャリア320を受け止め且つ上に向かって一定の距離移動すると、キャリア320は検出位置に到達する。昇降枠体部材が浮動すると、第1弾性部材及び第2弾性部材が指定の高さまで圧縮され、リニアモータ381は推進を停止し、予め設定されたプログラムに従って加熱装置400及びサーマルリッド210が加熱・冷却を行い、キャリア320内の試薬は増幅を開始して、増幅反応の進行を保証する。同時に、検出装置200は光ファイバ取り付けカラム内の光ファイバを利用してキャリア320内の試薬中の蛍光信号を収集し、検出結果を形成する。増幅及び検出の完了後、加熱装置400は下降し、キャリア320は加熱装置400に伴って一定の距離下降して格納位置に到達し、このときのキャリア320はキャリッジ310に受け止められ且つ加熱装置400から分離する。キャリッジ310はキャリア320を動かして横方向に移動させ、それによりキャリア320がローディング位置にあるようにし、グリッパはキャリア320を把持して回収機構まで移動させ、キャリア320を回収し、キャリア320の1回の増幅検出フローを完了する。
【0059】
図19に示すように、本願は増幅検出におけるキャリアのローディング方法をさらに提供し、上記の増幅検出装置によりキャリアをローディングし、増幅検出におけるキャリアのローディング方法は、キャリア320を試薬ローディング装置300のキャリッジ310に配置するステップと、横方向に沿ってキャリッジ310を移動させ、キャリッジ310がキャリア320をホルダ100の検出窓110の下方に位置する格納位置まで移送した後、キャリッジ310の移動を停止するステップと、縦方向に沿って加熱装置400を移動させ、加熱装置400は格納位置に位置するキャリア320を持ち上げ、加熱装置400が、検出装置200とドッキング係合する検出位置までキャリア320を持ち上げた後、加熱装置400の移動を停止するステップと、を含む。上記の増幅検出装置は関連技術における増幅検出装置の占有面積が大きいという問題を解決することができるため、該増幅検出装置によってキャリアのローディングを行う増幅検出におけるキャリアのローディング方法は、同様の技術的問題を解決することができる。
【0060】
本発明の説明において、方位表現、例えば「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」、「横方向、縦方向、垂直、水平」及び「上部、底部」等の用語が指示する方位又は位置関係は、一般的に図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を説明しやすくし、説明を簡略化するためのものに過ぎず、説明しない場合、これらの方位表現は対象の装置や素子が特定の方位を有し、又は特定の方位で構成され及び操作されるべきであることを指示及び暗示するものではなく、従って本発明の保護範囲を限定するものと理解すべきではなく、方位表現のうち「内、外」は、各部材自体の輪郭に対する内外を指す。
【0061】
説明を容易にするために、本明細書で使用される「…の上に」、「…の上方に」、「…の上面に」、「上面の」などの空間的に相対的な用語は、図に示される1つのデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間的な位置関係を説明するために用いられる。なお、空間的に相対的な用語は、図に示された向き以外に、使用又は動作中のデバイスの異なる向きを包含する。例えば、図中のデバイスが反転した場合、「他のデバイス又は構造の上方に」又は「他のデバイス又は構造の上に」と説明されたデバイスは、その後、「他のデバイス又は構造の下方に」又は「他のデバイス又は構造の下に」位置決めされる。したがって、例としての「…の上方に」という用語には、「…の上方に」及び「…の下方に」という2つの方位が含まれる。該デバイスは他の異なる方法で位置決めされてもよく(90度又は他の方位に回転)、本明細書で使用される空間的に相対的な説明は、それに応じて解釈されるべきである。
【0062】
なお、「第1」、「第2」などの語句を使用して部品を限定することは、対応する部品の区別を容易にするために過ぎず、別途説明しない限り、上記語句は特別な意味を持たず、従って本発明の保護範囲を限定するものと理解すべきではない。
【0063】
以上の記載は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、当業者にとって、本発明は様々な修正及び変更が可能である。本発明の主旨及び原則の範囲内でなされる任意の修正、等価置換、改良などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0064】
100 ホルダ
110 検出窓
120 第1遮蔽部材
130 開口
200 検出装置
210 サーマルリッド
220 検出アセンブリ
300 試薬ローディング装置
310 キャリッジ
320 キャリア
340 接続部材
350 スロット
360 配置口
380 伝動機構
381 モータ
382 主動輪
383 従動輪
384 タイミングベルト
400 加熱装置
410 加熱アセンブリ
420 駆動アセンブリ
430 第2遮蔽部材
500 ガイド構造
510 ガイドレール
520 ガイド溝
10 外枠体
11 天板
12 底板
13 第1支持部材
14 第2支持部材
20 内枠体
21 第3支持部材
22 第4支持部材
30 昇降枠体部材
31 第1支持ガイド部材
32 第2支持ガイド部材
33 耐荷重ビーム
331 第1耐荷重部
332 第2耐荷重部
333 第3耐荷重部
34 支持板
35 第1バッフル
36 第2バッフル
37 昇降板
371 接続孔
372 第1円孔部
373 第2円孔部
38 第1弾性部材
39 第2弾性部材
41 出力軸
42 挿入部材
421 接続部
422 上ストッパ突起部
423 下ストッパ突起部
424 スロット
51 トリガ部材
52 位置到達検出部材

図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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図10
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図16
図17
図18
図19