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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096014
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240704BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240704BHJP
   G09G 3/32 20160101ALI20240704BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20240704BHJP
【FI】
G09F9/30 330
G09G3/20 680E
G09G3/20 680G
G09G3/20 621M
G09G3/32 A
G09G3/20 621J
G09G3/20 611H
G09G3/20 670A
G09F9/30 338
G09F9/30 310
G09F9/30 365
G09F9/33
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023211632
(22)【出願日】2023-12-15
(31)【優先権主張番号】10-2022-0190883
(32)【優先日】2022-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲ミン▼ ▲ソク▼
(72)【発明者】
【氏名】金 鍾 成
(72)【発明者】
【氏名】河 龍 ▲ミン▼
【テーマコード(参考)】
5C080
5C094
5C380
【Fターム(参考)】
5C080AA07
5C080BB06
5C080CC03
5C080CC06
5C080DD28
5C080FF03
5C080FF11
5C080FF13
5C080HH14
5C080JJ02
5C080JJ06
5C080KK02
5C080KK04
5C080KK07
5C094AA14
5C094AA41
5C094AA42
5C094AA43
5C094BA03
5C094BA25
5C094CA19
5C094DA01
5C094DA20
5C094DB10
5C094HA08
5C380AA03
5C380AB06
5C380AB19
5C380AB34
5C380AB36
5C380AB40
5C380AB45
5C380AC04
5C380BA10
5C380BA17
5C380BA27
5C380BA29
(57)【要約】
【課題】発光素子のミスアライメント防止する。
【解決手段】本実施形態による表示装置は、複数のリンク配線が配置された配線基板と、配線基板上に相互離隔して配置された複数の表示ユニットと、表示ユニットと配線基板と間に位置し、複数のリンク配線と連結される複数のボンディング部材とを含み、配線基板は薄膜トランジスタを含み、表示ユニットは発光素子を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線基板と、
前記配線基板上に配置された複数のリンク配線と、
前記配線基板上に相互離隔して配置された複数の表示ユニットと、
前記複数の表示ユニット及び前記配線基板の間に位置し、前記複数のリンク配線と連結される複数のボンディング部材とを含み、
前記配線基板は、薄膜トランジスタを含み、前記複数の表示ユニットは、発光素子を含む、
表示装置。
【請求項2】
前記配線基板は、1枚の基板からなり、前記複数の表示ユニットは、前記配線基板上に配置され、互いに横切る第1方向及び第2方向に相互離隔して配列された、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記配線基板は、
遮光層が配置された第1ベース基板と、
前記遮光層上に位置し、半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極を含む前記薄膜トランジスタと、
前記ドレイン電極と前記遮光層とを電気的に連結する第1ビアコンタクト;
前記第1ベース基板上の前記薄膜トランジスタを覆う第1平坦化層と、
前記第1平坦化層を貫通し、前記ドレイン電極と接続する第2ビアコンタクトと、
前記第2ビアコンタクトと電気的に連結される連結電極と、
前記連結電極の表面の一部を露出させる開口孔を含む第2平坦化層と、
前記第2平坦化層上に位置する第1配線電極と、
前記開口孔の露出面を含む前記第2平坦化層上に位置し、前記第1配線電極と離隔して配置された第2配線電極とを含む、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記複数の表示ユニットは、
透明な材質からなる第2ベース基板と、
前記第2ベース基板上に位置する第1アセンブリ電極と、
前記第1アセンブリ電極から離隔して配置された第2アセンブリ電極と、
前記第1アセンブリ電極を覆う第1クラッド電極、及び前記第2アセンブリ電極を覆う第2クラッド電極を含むクラッド電極と、
前記第1及び第2クラッド電極をそれぞれ覆う第1部分、前記第2ベース基板上に配置された第2部分を含む隔壁とを含み、
前記隔壁は、アセンブリポケットを含み、前記発光素子は、前記アセンブリポケットに位置する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1クラッド電極と前記第2クラッド電極との間の間隔は、前記第1アセンブリ電極と前記第2アセンブリ電極との間の間隔よりも短い、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記発光素子は、前記配線基板の前記第1配線電極及び前記第2配線電極と電気的に連結された、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項7】
前記発光素子は、前記配線基板の第1配線電極及び第2配線電極と電気的に連結された、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項8】
前記隔壁は、少なくとも発光素子の高さと比べて、同じ、または高い厚さを有する、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項9】
前記配線基板と前記複数の表示ユニットとの間に配置された充填材をさらに含み、前記充填材は、透明な樹脂を含む、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記ボンディング部材は、
前記配線基板上に一面が接触するスペーサパターンと、
前記スペーサパターンの上部面及び外側面を覆う導電性連結パターンと、
前記導電性連結パターン上に位置し、前記表示ユニットと接続する接着パターンとを含む、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項11】
配線基板と、
前記配線基板上に配置された複数のリンク配線と、
前記配線基板上に相互離隔して配置された複数の表示ユニットと、
前記複数の表示ユニットと前記配線基板との間に位置し、前記複数のリンク配線と連結される複数のボンディング部材とを含み、
前記配線基板は、発光素子を含み、前記複数の表示ユニットは、それぞれ薄膜トランジスタを含む、
表示装置。
【請求項12】
前記複数の表示ユニットのそれぞれは、
遮光層が配置された第2ベース基板と、
前記遮光層上に位置し、半導体層、ゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極を含む前記薄膜トランジスタと、
前記ドレイン電極及び前記遮光層を電気的に連結する第1ビアコンタクトと、
前記第2ベース基板上の前記薄膜トランジスタを覆う第1平坦化層と、
前記第1平坦化層を貫通し、前記ドレイン電極と接続する第2ビアコンタクトと、
前記第2ビアコンタクトと電気的に連結される連結電極と、
前記連結電極の表面の一部を露出させる開口孔を含む第2平坦化層と、
前記第2平坦化層上に位置する第1配線電極と、
前記開口孔の露出面を含む前記第2平坦化層上に位置し、前記第1配線電極と離隔して配置された第2配線電極とを含む、
請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
前記配線基板は、
透明な材質からなる第1ベース基板と、
前記第1ベース基板上に位置する第1アセンブリ電極と、
前記第1アセンブリ電極から離隔して配置された第2アセンブリ電極と、
前記第1アセンブリ電極を覆う第1クラッド電極及び前記第2アセンブリ電極を覆う第2クラッド電極を含むクラッド電極と、
前記クラッド電極上に配置され、前記発光素子が配置される位置を指定する接着層とを含む、
請求項11に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第1クラッド電極と前記第2クラッド電極との間の間隔は、前記第1アセンブリ電極と前記第2アセンブリ電極との間の間隔よりも小さい大きさを有する、
請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記発光素子は、前記表示ユニットのそれぞれの前記第1配線電極及び前記第2配線電極と電気的に連結された、
請求項12に記載の表示装置。
【請求項16】
前記配線基板と前記複数の表示ユニットとの間に配置された充填材をさらに含み、前記充填材は、透明な樹脂を含む、
請求項11に記載の表示装置。
【請求項17】
前記ボンディング部材は、
前記配線基板のリンク配線上に一面が接触するスペーサパターンと、
前記スペーサパターンの上部面及び外側面を覆っている導電性連結パターンと、
前記導電性連結パターン上に位置し、前記表示ユニットと接続する接着パターンとを含む、
請求項11に記載の表示装置。
【請求項18】
配線基板と、
前記配線基板上に配置された複数のリンク配線と、
前記配線基板上に配置されたセルフアセンブリ基板と、
前記セルフアセンブリ基板上に配置された複数の発光素子と、
前記セルフアセンブリ基板及び前記配線基板の間に配置され、前記セルフアセンブリ基板及び前記配線基板を互いに接合し、かつ、電気的に連結し、前記複数のリンク配線とそれぞれ連結される複数のボンディング部材とを含み、
前記配線基板は、薄膜トランジスタを含む
表示装置。
【請求項19】
前記セルフアセンブリ基板は、複数の表示ユニットで配置され、前記複数の表示ユニットのそれぞれは、前記複数のボンディング部材のそれぞれを介して、互いに接合して電気的に連結される、
請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
前記複数の発光素子は、リダンダンシー発光素子を含む、
請求項18に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、表示装置に関し、より詳細は、複数のリンク配線が配置された配線基板上に複数の表示ユニットを配置した表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置は、TV、携帯電話、ノートパソコン、およびタブレットPC等といった様々な電子機器に適用される。このため、表示装置の薄形化、軽量化及び低消費電力化などを開発するため研究が続いている。
【0003】
表示装置のうち、発光型表示装置は、発光素子又は光源を表示装置に内蔵し、内蔵した自発光素子又は光源から発生する光を用いて情報を表示する。自発光素子を含む表示装置は、光源を内蔵する表示装置よりも薄く構成することができ、柔軟であることから、折り畳み、屈曲、または巻き取り可能な表示装置を構成現することができるという長所がある。
【0004】
自発光素子が内装された表示装置は、例えば、発光層として有機物を含む有機発光表示装置(OLED;Organic Light Emitting Device)、或いは発光層として無機物を含むマイクロLED表示装置(Micro LED;Micro Light Emitting Diode display)などを含む。有機発光表示装置(OLED)は、別途光源が不要であるものの、水分と酸素に弱い有機物の材料的特性から外部の環境によって不良画素が発生しやすい問題がある。これに対して、マイクロLED表示装置は、水分と酸素に強い無機物を発光層として用いることによって、外部の環境に影響されず、高い信頼性を有し、有機発光表示装置と比べて寿命が長いという長所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、複数のリンク配線が配置された配線基板上に複数の表示ユニットを配置して、大面積の透明な表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、ベゼル領域が最小限の空間に配置されるか、空間が減少するか、又は実質的にベゼル領域が存在しないゼロベゼル領域を実現可能な表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、表示ユニット又は表示ユニット構造上に発光素子を転写する際に転写歩留まりが低下することを防止する表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、表示ユニット上に発光素子を転写する回数が増加することから、発光素子のアラインメントがずれる問題が発生することを防止する表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、発光素子又は薄膜トランジスタに不良が発生するとき、容易にリペアすることができる表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
本明細書の一実施形態によって解決しようとする課題は、以上で言及した目的に制限されず、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本明細書の実施形態によってより明らかに理解することができる。また、本明細書の目的及び長所は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できることが理解されよう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本明細書の一実施形態による表示装置は、配線基板と、前記配線基板上に配置された複数のリンク配線と、配線基板上に相互離隔して配置された複数の表示ユニットと、複数の表示ユニットと配線基板と間に位置して、複数のリンク配線と連結される複数のボンディング部材とを含み、配線基板は、薄膜トランジスタを含み、複数の表示ユニットは、発光素子を含むことを特徴とする。
【0012】
本明細書の他の実施形態による表示装置は、配線基板と、前記配線基板上に配置された複数のリンク配線と、配線基板上に相互離隔して配置された複数の表示ユニットと、複数の表示ユニットと配線基板と間に位置して、複数のリンク配線と連結される複数のボンディング部材とを含み、配線基板は、発光素子を含み、複数の表示ユニットは、薄膜トランジスタを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本明細書の実施形態によれば、複数のリンク配線が配置された配線基板の上面に複数の表示ユニットを重畳するように配置して、大面積の透明表示装置を実現することができる効果がある。
【0014】
また、本明細書の実施形態によれば、発光素子が配置されたセルフアセンブリ(self-assembly)基板を表示ユニットとして、配線基板上に直接貼り合わせることにより、発光素子を転写する工程を省略できるようになり、工程の最適化を実現することができる効果がある。
【0015】
また、発光素子が配置されたセルフアセンブリ基板を配線基板と直接貼り合わせることにより、転写基板の使用を省略できるようになり、素材部品を単一化して、環境にやさしい製品を製造することができる効果がある。
【0016】
また、発光素子が配置されたセルフアセンブリ基板を配線基板と直接貼り合わせることにより、別途表示ユニット上に発光素子を転写する工程を省略できるようになり、発光素子の転写歩留まりが低下し、ミスアライメントの発生を防止することができる効果がある。
【0017】
また、発光素子が配置されたセルフアセンブリ基板を配線基板と直接貼り合わせることにより、不良発光素子が発生する際に容易にリペアすることができる効果がある。
【0018】
また、薄膜トランジスタの配置された表示ユニットを、発光素子の配置された配線基板と直接貼り合わせることにより、不良薄膜トランジスタが発生する際に容易にリペアすることができる効果がある。
【0019】
また、本明細書の実施形態によって解決しようとする課題は、ベゼル領域を最小限の空間に配置し、ベゼル領域の空間を縮小し、又は実質的にベゼル領域が存在しないゼロベゼル領域を実現することができる効果がある。
【0020】
本明細書の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していないさらに他の効果は、下記の記載から当業者にとって明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本明細書の実施形態による表示装置の概略的な平面図である。
図2】本明細書の一実施形態による表示装置において、図1の概略的な平面図である。
図3図2の断面図である。
図4】本明細書の一実施形態による表示装置において、図3の断面図である。
図5】本明細書の一実施形態による表示装置の変形例を示した断面図である。
図6】本明細書の他の実施形態による表示装置に関する概略的な断面図である。
図7】本明細書の他の実施形態による表示装置において、図6の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本明細書は、以下で開示の実施形態に限定されるものではなく、相異する様々な形態に構成されるものである。但し、本実施形態は、本明細書の開示を完全にして、本明細書の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。
【0023】
本明細書の実施形態を説明するために図面に開示の形状、大きさ、割合、角度、本数などは、例示的なものであり、本明細書は、図示の事項に限定されるものではない。全明細書における同じ参照符号は、同じ構成要素を称する。また、本明細書を説明するにあたり、関連する公知の技術に関する具体的な説明が、本明細書の要旨を曖昧にすると判断される場合には、それの詳説を省略する。本明細書上に言及されている「含む」、「有する」、「なる」等が使われる場合、「~のみ」が使われていない限り、他部分を加えることができる。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0024】
構成要素を解釈するにあたり、別途明示的記載がないとしても、誤差範囲を含むものと解釈する。
【0025】
位置関係に関する説明の場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~側に」等と、両部分の位置関係を説明する場合、「直ちに」又は「直接」が使われていない限り、両部分の間に一以上の他部分が位置していてもよい。
【0026】
時間関係に関する説明の場合、例えば、「~後に」、「~に引き継づき」、「~次に」、「~前に」等と、時間の先後関係を説明する場合、「直ちに」又は「直接」が使われていない限り、連続的でない場合も含むことができる。
【0027】
第1、第2などは、様々な構成要素を述べるために使われるものの、これら構成要素は、これらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に一構成要素を他構成要素と区別するために使うものである。よって、以下で言及する第1構成要素は、本明細書の技術的思想内における第2構成要素であってもよい。
【0028】
本明細書の複数の実施形態の特徴は、それぞれ部分的に或いは全体的に相互結合又は組み合わせが可能であり、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施形態が相互独立に実施することもでき、連関関係で共に実施することもできる。
【0029】
以下では、本発明の各実施形態による表示装置について添付の図面を参照して説明する。
【0030】
マイクロLEDを含む表示装置は、有機発光表示装置よりもさらに薄い構造を有しながらも、フレキシブルな表示装置を実現することができる。これによって、複数本のマイクロLEDを含む複数本の表示装置を配列して、大面積のタイリング表示装置(Tiling display device)に構成するのに容易である。
【0031】
マイクロLEDを含む表示装置を形成する過程は、先ず、成長基板上に発光素子を成長させて、発光素子を成長基板から分離し、1次転写工程を通じてセルフアセンブリ基板上にアラインメントさせる。発光素子は、マイクロLED(Micro LED)であってもよい。次に、セルフアセンブリ基板上にアラインメントされた発光素子を転写基板に移動してアラインメントした後、転写基板から表示装置の基板へ、2次転写工程を通じてアラインメントすることにより、マイクロLEDを含む表示装置を形成している。
【0032】
しかし、発光素子を1次転写工程を通じてセルフアセンブリ基板を転写するとき、セルフアセンブリ基板上に転写される発光素子が、目標位置に転写されず、目標位置を外れた位置に過転写されると、転写歩留まりが低下する問題がある。また、それぞれ異なる色相を含む発光素子を転写するために、転写回数が増加するようになり、転写回数が増加するほど、発光素子のアラインメントの正確度は低下し、目標位置から外れるようになるミスアラインメントの問題が発生し得る。
【0033】
これについて、本明細書の実施形態による表示装置は、発光素子が配置されたセルフアセンブリ基板を表示ユニット又は表示ユニット構造物から構成し、配線基板上に直接貼り合わせることにより、転写歩留まりの低下、または、発光素子のミスアラインメントの問題の発生を防止することができる。以下では、図面を参照して説明することとする。
【0034】
図1は、本明細書の実施形態による表示装置の概略的な平面図である。図2は、本明細書の一実施形態による表示装置において、図1の概略的な平面図である。図3は、図2の断面図である。そして、図4は、本明細書の一実施形態による表示装置において、図3の断面図である。
【0035】
図1では、説明の便宜のため、表示装置(TD)の構成要素のうち、配線基板(M-SUB)の第1ベース基板205、第1ベース基板205上に配置された複数のリンク配線(LL)、集積回路チップ213が配置された複数の回路フィルム210、印刷回路基板215、及び複数の表示ユニット(TU)のみを示した。
【0036】
図1図3を参照すると、本明細書の一実施形態によるタイリング表示装置(TD)は、配線基板(M-SUB)上に配列された複数本の表示ユニット(TU)を含んで構成することができる。各々の表示ユニット(TU)は、隣接した表示ユニット同士が、第1方向及び第1方向と交差または横切る第2方向に沿って配置されていてもよい。ここで、第1方向は、横方向であってもよく、第2方向は、縦方向であってもよい。配線基板(M-SUB)及び表示ユニット(TU)は、ガラス又は透明なプラスチックを含むことができる。これにより、大面積の透明な表示装置を実現することができる。
【0037】
配線基板(M-SUB)の第1ベース基板205上には、複数のリンク配線(LL)及び複数のトランジスタ(TFT)が配置されていてもよい。複数のリンク配線(LL)は、第1ベース基板205の一方向に沿って配置されていてもよい。配線基板(M-SUB)の少なくとも一側末端部には、リンク配線(LL)の末端部と連結され、表示ユニット各々のサブ画素で様々な信号を伝達するため、集積回路チップ213が実装された回路フィルム210と連結された印刷回路基板215を含む駆動部が配置されていてもよい。例えば、サブ画素で伝達される信号は、高電位電圧、低電位電圧、スキャン信号、又はデータ信号等を含むことができる。本明細書の実施形態では、集積回路チップ213の実装された回路フィルム210と連結された印刷回路基板215を含む駆動部が、第1ベース基板205の両側端部に配置された構成を示しているが、これに限定されるものではない。
【0038】
複数のリンク配線(LL)は、駆動部から伝達された様々な信号を、複数の表示ユニット(TU)それぞれの複数の信号配線に伝達することができる。例えば、信号配線は、高電位電圧ライン、低電位電圧ライン、スキャンライン、又はデータラインを含むことができる。これに関しては、さらに図4を参照して説明する。
【0039】
配線基板(M-SUB)は、薄膜トランジスタ(TFT)を含むことができる。薄膜トランジスタ(TFT)は、表示ユニット(TU)上に配置された複数の発光素子(ED)にそれぞれ電気的に連結されて、発光素子(ED)で駆動信号を伝達し、発光素子(ED)を発光させることができる。このため、配線基板(M-SUB)上には、薄膜トランジスタ(TFT)と電気的に連結された第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)が配置されていてもよい。第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)は、発光素子(ED)と電気的に連結されて、薄膜トランジスタ(TFT)からの駆動信号を発光素子(ED)に伝達することができる。
【0040】
配線基板(M-SUB)上に配列された複数の表示ユニット(TU)は、複数の信号配線と、配線基板(M-SUB)に配置された複数のリンク配線(LL)との間の電気的な接続によって第1ベース基板205と連結することができる。ここで、複数のリンク配線(LL)は、複数の表示ユニット(TU)と重畳するように配置されて、外部に露出していなくてもよい。これにより、複数のリンク配線(LL)が配置される回路領域の面積を低減させることができるようになり、表示領域が増加し得る。
【0041】
図2及び図3を参照すると、複数の表示ユニット(TU1,TU2)は、配線基板(M-SUB)上に一方向に隣接して配列された第1表示ユニット(TU1)及び第2表示ユニット(TU2)を含むことができる。図面では、説明の便宜のため、2本の表示ユニット(TU1,TU2)が配置された構成のみ提示しているが、これに限定されるものではない。例えば、各々の表示ユニットの一側に他の表示ユニットが隣接して配置されていてもよい。
【0042】
本明細書の一実施形態による各々の表示ユニット(TU1,TU2)は、複数の発光素子(ED)が配置されたセルフアセンブリ基板であってもよい。
【0043】
複数の発光素子(ED)は、第1発光素子(ED1a)と、第2発光素子(ED2a)と、第3発光素子(ED3a)と、を含むことができる。第1発光素子(ED1a)、第2発光素子(ED2a)又は第3発光素子(ED3a)は、それぞれ異なる色相の光を発光することができる。例えば、第1発光素子(ED1a)は、赤色(R)光を発光し、第2発光素子(ED2a)は、緑色(G)光を発光し、第3発光素子(ED3a)は、青色(B)光を発光することができる。しかし、これに限定されず、発光素子は、白色光を発光する白色発光素子をさらに含むこともできる。本明細書の実施形態による発光素子は、マイクロLED(Micro LED)であってもよい。
【0044】
また、複数の発光素子(ED)は、リペア工程のため、リダンダンシー(冗長)発光素子(ED1b,ED2b,ED3b)をさらに含むこともできる。例えば、リダンダンシー発光素子(ED1b,ED2b,ED3b)は、第1発光素子(ED1a)、第2発光素子(ED2a)又は第3発光素子(ED3a)とそれぞれ対応する第1リダンダンシー発光素子(ED1b)、第2リダンダンシー発光素子(ED2b)又は第3リダンダンシー発光素子(ED3b)を含むことができる。
【0045】
配線基板(M-SUB)と複数の表示ユニット(TU1,TU2)は、複数のボンディング部材(BC1,BC2)によって貼り合わせ、電気的に連結することができる。複数のボンディング部材(BC1,BC2)は、それぞれ複数の表示ユニット(TU1,TU2)にそれぞれ配置されていてもよい。複数のボンディング部材(BC1,BC2)は、配線基板(M-SUB)と複数の表示ユニット(TU1,TU2)との間に配置され、少なくとも一面に接着力を有する物質を含んで構成されていてもよい。また、複数のボンディング部材(BC1,BC2)は、導電性物質を含み、配線基板(M-SUB)と複数の表示ユニット(TU1,TU2)との間を電気的に連結することができる。
【0046】
例えば、ボンディング部材(BC1,BC2)は、それぞれスペーサパターン211と、導電性連結パターン217と、接着パターン220と、を含むことができる。ボンディング部材(BC1,BC2)の一面は、表示ユニット(TU1,TU2)上の信号伝達配線(ML)と接続し、他面は、配線基板(M-SUB)上のリンク配線(LL)と電気的に連結することができる。
【0047】
例えば、充填材230は、透明なエポキシ樹脂を含み、アンダーフィル工程を通じて満たされていてもよい。充填材230は、ボンディング部材(BC1,BC2)と共に、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU1,TU2)との間を固定することができる。また、充填材230は、隣接して配置された表示ユニット(TU1,TU2)の間の境界領域であるベゼル領域を満たすことができる。充填材230を透明な材質を含んで構成することによって、コア領域を使用者の視野から遮断することができる。これによって、ベゼル領域が最小限の空間に配置され、ベゼル領域が縮小し、又は実質的にベゼル領域が存在しないゼロベゼル領域を実現することができるようになり、表示領域の面積をさらに増加する効果を奏することができる。
【0048】
複数の表示ユニット(TU1,TU2)には、それぞれセルフアセンブリ基板上に配置された発光素子(ED)を含むことができる。以下では、図4を参照して説明することとする。図4では、説明の便宜のため、複数のサブ画素のうち1つのサブ画素のみ示した。
【0049】
図4を参照すると、配線基板(M-SUB)と複数の表示ユニット(TU1,TU2)は、複数のボンディング部材(BC1,BC2)によって貼り合わせ、電気的に連結することができる。
【0050】
配線基板(M-SUB)は、第1ベース基板205上に配置された薄膜トランジスタ(TFT)と、ストレージキャパシタ(Cst)と、各種配線と、を含むことができる。薄膜トランジスタ(TFT)は、発光素子(ED)を駆動させることができ、ストレージキャパシタ(Cst)は、一フレームの間、発光素子(ED)が継続して同じ状態を維持するように電圧を貯蔵することができる。第1ベース基板205は、ガラス又はプラスチックを含む透明な材質からなっていてもよい。
【0051】
配線基板(M-SUB)の第1ベース基板205上には、遮光層(LS)が配置されていてもよい。遮光層(LS)は、第1ベース基板205から薄膜トランジスタ(TFT)のアクティブ層(ACT)に入射する光を遮断して、漏洩電流を減らし得る。
【0052】
遮光層(LS)上にバッファ層104が配置される。バッファ層104は、第1ベース基板205による不純物又は水分の浸透を防止することができる。バッファ層104は、例えば、シリコン酸化物(SiOx)又はシリコン窒化物(SiNx)等の絶縁物質を含むことができる。
【0053】
バッファ層104上に薄膜トランジスタ(TFT)が配置される。薄膜トランジスタ(TFT)は、半導体層(ACT)、ゲート電極(GE)、ソース電極(SE)、およびドレイン電極(DE)を含むことができる。半導体層(ACT)とゲート電極(GE)との間にはゲート絶縁層(GI)が配置されていてもよい。
【0054】
半導体層(ACT)は、ゲート電極(GE)と重畳してチャンネルを構成する活性領域と、活性領域を介して両側に位置するソース領域と、ドレイン領域と、を含むことができる。ゲート電極(GE)上には層間絶縁膜106が配置される。層間絶縁膜106は、ソースコンタクト(SC)及びドレインコンタクト(DC)を含むことができる。ソースコンタクト(SC)及びドレインコンタクト(DC)は、それぞれ半導体層(ACT)のソース領域及びドレイン領域の表面を一部露出させることができる。ソースコンタクト(SC)及びドレインコンタクト(DC)は、層間絶縁膜106の上部に位置し、半導体層(ACT)のソース/ドレイン領域とそれぞれ電気的に連結されるソース電極(SE)及びドレイン電極(DE)と電気的に連結することができる。ソース電極(SE)及びドレイン電極(DE)は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、又はこれに対する合金から構成され得るが、これに限定されない。
【0055】
ストレージキャパシタ(Cst)は、薄膜トランジスタ(TFT)から離隔して配置され、第1キャパシタ電極(ST1)及び第2キャパシタ電極(ST2)を含むことができる。第1キャパシタ電極(ST1)は、第1ベース基板205とバッファ層104との間に配置されていてもよい。第1キャパシタ電極(ST1)は、遮光層(LS)と一体からなっていてもよい。第1キャパシタ電極(ST1)上にバッファ層104及びゲート絶縁層(GI)がそれぞれ誘電体として配置されていてもよい。ゲート絶縁層(GI)上には、第2キャパシタ電極(ST2)が配置されていてもよい。第2キャパシタ電極(ST2)は、ゲート電極(GE)と同じ物質からなっていてもよい。
【0056】
ソース電極(SE)及びドレイン電極(DE)上には、第1パッシベーション層108が配置される。第1パッシベーション層108は、薄膜トランジスタ(TFT)を保護する役割を果たし、絶縁物質を含むことができる。第1パッシベーション層108上には第1平坦化層110が配置される。第1平坦化層110は、薄膜トランジスタ(TFT)等の下部配線による表面段差を偏平にする役割を果たす。第1平坦化層110は、感光性化合物(Photoactive Compound,PAC)を含んで構成され得るが、これに限定されない。
【0057】
第1平坦化層110は、ソース電極(SE)及びドレイン電極(DE)の表面の一部を露出させるビアホール112を含むことができる。ビアホール112は、第1平坦化層110及び第1パッシベーション層108をそれぞれ貫通して、ドレイン電極(DE)の表面の一部を露出させることができる。
【0058】
第1平坦化層110上に絶縁物質を含む第2パッシベーション層116が配置されて、ビアホール112を満たす第2ビアコンタクト120が配置されていてもよい。第2パッシベーション層116上には、層間連結電極120と接続して連結される連結電極125と、連結電極125を覆う低抵抗金属パターン126が配置されていてもよい。
【0059】
第2ビアコンタクト120の一面は、ドレイン電極(DE)と接続し、他の一面は、連結電極125と接続することができる。また、ドレイン電極(DE)は、層間絶縁膜105及びバッファ層104を貫通する第1ビアコンタクト(VC)を介して遮光層(LS)と電気的に連結することができる。低抵抗金属パターン126及び保護層135は、連結電極125を覆うように形成することができ、連結電極125の表面の一部を露出させることができる。
【0060】
第1平坦化層110上にリンク配線(LL)が配置されていてもよい。リンク配線(LL)は、印刷回路基板215を含む駆動部から伝達された様々な信号を、複数の表示ユニット(TU)それぞれの複数の信号伝達配線(ML)に伝達することができる。
【0061】
本明細書の実施形態では、リンク配線(LL)が第2パッシベーション層116上に配置された構成を示したが、これに限定されるのではない。例えば、リンク配線(LL)は、第1ベース基板205上に配置され、遮光層(LS)と同じ平面上で、同じ物質を含んで配置されていてもよい。
【0062】
リンク配線(LL)は、第2平坦化層140で覆われていてもよい。第2平坦化層140は、薄膜トランジスタ(TFT)などの回路素子によって段差を有する表面を偏平にするのに十分な厚さを有することができる。第2平坦化層140は、第3ビアコンタクト(IML)を含むことができる。第3ビアコンタクト(IML)の一面は、第2平坦化層140を貫通して、リンク配線(LL)の表面の一部と接続することができる。第3ビアコンタクト(IML)の他面は、第2平坦化層140の表面で露出し得る。
【0063】
第2平坦化層140は、また開口孔145を含むことができる。開口孔145は、第2平坦化層140及び保護層135を貫通して、連結電極125の表面の一部を露出させることができる。開口孔144を含む第2平坦化層140上に、第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)が配置されていてもよい。第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)は、相互離隔して配置されていてもよい。第2配線電極(CE2)は、開口孔144の露出面に延在して、連結電極125を介してドレイン電極(DE)と電気的に連結することができる。
【0064】
第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)は、同一の層上に配置され、同一の導電性物質から構成することができる。一例において、第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)は、インジウム-スズ-酸化物(ITO:Indium-Tin-Oxide)又はインジウム-亜鉛-酸化物(IZO:Indium-Zinc-Oxide)といった透明な金属酸化物を含み得るが、これに限定されるものではない。
【0065】
さらに図4を参照すると、薄膜トランジスタ(TFT)を含む配線基板(M-SUB)と対向する位置に表示ユニット(TU)が配置される。
【0066】
表示ユニット(TU)は、セルフアセンブリ基板であってもよい。セルフアセンブリ基板は、第2ベース基板102上に配置されたアセンブリ電極(AE1,AE2)、クラッド電極(CDE1,CDE2)、アセンブリポケット(PK)領域を定義するか、これに隣接した隔壁パターン(PL)、および信号配線(ML)を含むことができる。
【0067】
第2ベース基板102は、ガラス又はプラスチック材質を含むことができる。組立電極(AE1,AE2)は、第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)を含むことができる。第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)は、相互離隔して配置され、セルフアセンブリ工程を通じて組み立てられた複数の発光素子(ED)にそれぞれ対応することができる。アセンブリ電極(AE1,AE2)は、インジウム-スズ-酸化物(ITO)を含む透明電極物質を含むことができる。第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)は、セルフアセンブリ工程で電圧が印加されると、電場を生成して、アセンブリポケット(PK)内に移動した発光素子(ED)を安定的に固定することができる。
【0068】
第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)は、クラッド電極(CDE1,CDE2)で覆われている。クラッド電極(CDE1,CDE2)は、第1クラッド電極(CDE1)及び第2クラッド電極(CDE2)を含み、それぞれ第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)を覆うように配置される。
【0069】
第1クラッド電極(CDE1)及び第2クラッド電極(CDE2)は、流体内で行われるセルフアセンブリ工程において、第1アセンブリ電極(AE1)及び第2アセンブリ電極(AE2)の腐食を防止して、発光素子(ED)の組み立てのため電場の形成が容易に行われるようにする。第1クラッド電極(CDE1)及び第2クラッド電極(CDE2)は、銅(Cu)を含むことができる。第1クラッド電極(CDE1)と第2クラッド電極(CDE2)との間の間隔は、例えば、第1アセンブリ電極(AE1)と第2アセンブリ電極(AE2)との間の間隔よりも小さく形成されて、アセンブリポケット(PK)内に配置される発光素子(ED)のアセンブリ位置をより精密に固定することができる。
【0070】
クラッド電極(CDE1,CDE2)上には隔壁(PL)が配置されていてもよい。隔壁(PL)は、一部は、クラッド電極(CDE1,CDE2)の上部を覆い、他領域は、第2ベース基板102上に配置されていてもよい。隔壁(PL)は、内部に定義されるか含まれたアセンブリポケット(PK)を含む。アセンブリポケット(PK)は、発光素子(ED)が結合される位置を指定することができる。隔壁(PL)は、少なくとも発光素子(ED)の高さよりも同じか高い厚さを有することができる。
【0071】
クラッド電極(CDE1,CDE2)上には接着層(AD)が配置される。接着層(AD)は、発光素子(ED)を接着させるための役割を果たす。接着層(AD)は、熱硬化物質又は光硬化物質からなっていてもよいが、これに限定されない。
【0072】
接着層(AD)上には発光素子(ED)が配置されていてもよい。本明細書の実施形態による発光素子(ED)は、マイクロLED(Micro LED)であってもよい。マイクロLEDは、無機物からなるLEDであって、100μm以下の発光素子であると理解することができる。また、本明細書の実施形態では、水平型マイクロLEDを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、発光素子は、フリップチップ状のマイクロLED又はナノロッド状のマイクロLEDであってもよい。
【0073】
発光素子(ED)は、窒化物半導体構造物(NSS)と、第1電極(E1)と、第2電極(E2)と、を含むことができる。窒化物半導体構造物(NSS)は、第1半導体層(NS1)と、第1半導体層(NS1)の一側上に配置された活性層(EL)及び第2半導体層(NS2)を含むことができる。第1電極(E1)は、活性層(EL)が位置していない第1半導体層(NS1)上に配置され、第2電極(E2)は、第2半導体層(NS2)上に配置される。
【0074】
第1半導体層(NS1)は、活性層(EL)に電子を供給するための層であって、第1導電型不純物を含む窒化物半導体を含むことができる。例えば、第1導電型不純物は、N型不純物を含むことができる。第1半導体層(NS1)の一側上に配置された活性層(EL)は、多重量子井戸(MQW;Multi Quantum Well)構造を含むことができる。第2半導体層(NS2)は、活性層(EL)に正孔を注入するための層である。第2半導体層(NS2)は、第2導電型不純物を含む窒化物半導体を含むことができる。例えば、第2導電型不純物は、P型不純物を含むことができる。
【0075】
保護層パターン(PT)は、発光素子(ED)の外側を覆うことができる。保護層パターン(PT)は、窒化物半導体構造物(NSS)を形成するために行う乾式エッチング工程において、窒化物半導体構造物(NSS)の側面部に発生し得る損傷を防止して、素子の特性を補う役割を果たす。
【0076】
発光素子(ED)は、活性層(EL)が配置された第1半導体層(NS1)の一面と対向する他面が、接着層(AD)と接触して固定されていてもよい。これにより、発光素子(ED)の第1電極(E1)及び第2電極(E2)は、それぞれ配線基板(M-SUB)の第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE21)と対向するように位置して、電気的に連結することができる。
【0077】
表示ユニット(TU)の第2ベース基板102上には、信号伝達配線(ML)が配置されていてもよい。信号伝達配線(ML)は、アセンブリ電極(AE1,AE2)と同じ平面上に配置されていてもよいものの、これに限定されるものではない。信号伝達配線(ML)は、複数の信号伝達配線を含むことができる。例えば、複数の信号伝達配線(ML)は、複数のスキャンラインと、複数の高電位電源ラインと、複数のデータラインと、複数の基準電圧ラインと、を含むことができる。複数の信号伝達配線(ML)は、第1ベース基板205上で互いに同じ平面上に配置されていてもよい。また、複数の信号伝達配線(ML)は、アセンブリ電極(AE1,AE2)と同じ物質からなっていてもよい。
【0078】
薄膜トランジスタ(TFT)が配置された配線基板(M-SUB)と、複数の発光素子(ED)が配置された複数の表示ユニット(TU)は、それぞれ複数のボンディング部材(BC)を介して貼り合わせ、電気的に連結することができる。
【0079】
ボンディング部材(BC)の一側は、配線基板(M-SUB)の第3ビアコンタクト(IML)を介してリンク配線(LL)と連結され、ボンディング部材(BC)の他側は、表示ユニット(TU)上の信号伝達配線(ML)と電気的に連結することができる。ボンディング部材(BC)は、スペーサパターン211と、導電性連結パターン217と、接着パターン220と、を含むことができる。
【0080】
スペーサパターン211は、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との間のギャップ(Gap)を維持して支持する役割が可能である。スペーサパターン211は、第3ビアコンタクト(IML)と接する一面の幅が他面よりも広い逆テーパ(reverse taper)状に構成され得るが、これに限定されるものではない。
【0081】
スペーサパターン211の外側面は、導電性連結パターン217で覆われていてもよい。例えば、導電性連結パターン217は、スペーサパターン211の上部面を覆いながら、外側面を囲むように配置されていてもよい。また、導電性連結パターン217は、少なくともスペーサパターン211の外側面を囲むように配置されていてもよい。また、導電性連結パターン217は、第3ビアコンタクト(IML)と接触することができる。導電性連結パターン217は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、又はこれに対する合金から構成され得るが、これに限定されない。
【0082】
導電性連結パターン217上に接着パターン220が配置されていてもよい。接着パターン220は、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)を貼り合わせて固定することができる。また、接着パターン220は、配線基板(M-SUB)上のリンク配線(LL)に伝達される信号を表示ユニット(TU1)に伝達するために、電気伝導性を有することができる。このため接着パターン220は、電気伝導性を有し、かつ接着性を有する物質を含んで構成することができる。例えば、接着パターン220は、異方性導電フィルム(ACF;Anisotropic conductive film)を含むことができる。
【0083】
配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との間の空間、及び隣接した表示ユニットらの間の境界領域は、透明な材質の充填材230によって満たすことができる。充填材230は、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との結合力を向上させることができる。また、透明な材質の充填材230を用いて、隣接した表示ユニットらの間の境界領域を満たすことにより、ベゼル領域が最小限の空間に配置され、ベゼル領域が縮小し、又は実質的にベゼル領域が存在しないゼロベゼル領域を実現することができる。
【0084】
本明細書の実施形態によれば、発光素子(ED)が配置されたセルフアセンブリ基板を表示ユニット(TU)として、配線基板(M-SUB)上に直接貼り合わせることにより、発光素子を転写する工程ステップを省略できるようになり、工程の最適化を実現することができる効果がある。また、発光素子を転写する工程を省略できることから、転写工程を行うとき、転写歩留まりの低下、ミスアラインメントの問題の発生を防止することができる。
【0085】
また、発光素子が配置された表示ユニットを配線基板と直接貼り合わせることにより、発光素子を転写するため臨時基板である転写基板の使用を省略できるようになり、素材部品を単一化して、環境にやさしい製品を製造することができる効果がある。
【0086】
本明細書の一実施形態による表示装置は、発光素子(ED)は、表示ユニット(TU)に配置し、薄膜トランジスタ(TFT)は、配線基板(M-SUB)上に互いに分離して配置されている。これによって、発光素子(ED)に不良が発生する場合も、発光素子(ED)が配置された表示ユニット(TU)のみ交換し、リペアすることができ、工程の最適化を実現することができる。
【0087】
一方、本明細書の一実施形態では、水平型マイクロLEDが配置された表示装置について説明したが、垂直型マイクロLEDが配置されていてもよい。以下では、図5を参照して説明する。
【0088】
図5は、本明細書の一実施形態による表示装置の変形例を示した断面図である。図5による表示装置は、発光素子(ED)が垂直型マイクロLEDである構成を除いては、図4による表示装置と同様であるため、相違点のある部分について主に説明し、同じ構成要素については簡略に説明するか省略することがある。
【0089】
図5を参照すると、配線基板(M-SUB)上には、薄膜トランジスタ(TFT)が配置されていてもよい。薄膜トランジスタ(TFT)上には、第1パッシベーション層108及び第1平坦化層110が配置されていてもよい。第1平坦化層110上には連結電極125、信号伝達配線(ML)、連結電極125と信号伝達配線(ML)上に配置された低抵抗金属パターン126、および保護層135が配置されていてもよい。保護層135は、低抵抗金属パターン126の表面の一部を露出させることができる。
【0090】
配線基板(M-SUB)の第1ベース基板205上にリンク配線(LL)が配置されていてもよい。リンク配線(LL)は、遮光層(LS)と同じ平面上に配置されていてもよいものの、これに限定されない。リンク配線(LL)と信号伝達配線(ML)は、第1平坦化層110、第1パッシベーション層108、層間絶縁膜106を貫通する第1貫通電極(C1)を介して電気的に連結することができる。
【0091】
低抵抗金属パターン126及び信号伝達配線(ML)は、第2平坦化層140を貫通して配置された第2貫通電極(C2)と連結されていてもよい。第2貫通電極(C2)は、後述するボンディング部材(BC)と接続して、発光素子(ED)と電気的に連結することができる。第2平坦化層140は、溝部143及び開口孔145を含むことができる。溝部143は、傾斜度を有する側面部及び底面を有することができる。溝部143及び開口孔145を含む第2平坦化層140上に第2配線電極(CE2)が配置されていてもよい。第2配線電極(CE2)は、開口孔145によって露出した低抵抗金属パターン126と接続して、連結電極125と電気的に連結することができる。また、第2配線電極(CE2)は、開口孔145から溝部143まで延在して、溝部143に配置される発光素子(ED)の第2電極(E2)と接続することができる。
【0092】
薄膜トランジスタ(TFT)を含む配線基板(M-SUB)と対向する位置に、発光素子(ED)を含む表示ユニット(TU)が配置される。表示ユニット(TU)は、第2ベース基板102上に配置された第1アセンブリ電極(AE1)、第2アセンブリ電極(AE2)、第1クラッド電極(CDE1)、第2クラッド電極(CDE2)、第1配線電極(CE1)、接着層(AD)、および絶縁分離層(ISL)を含むことができる。絶縁分離層(ISL)は、第1クラッド電極(CDE1)、第2クラッド電極(CDE2)を絶縁させる役割を果たす。また、本明細書では、絶縁分離層(ISL)を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示したように、発光素子(ED)が配置される位置を指定するアセンブリポケット(PK)を含む隔壁(PL)が配置されていてもよい。
【0093】
発光素子(ED)は、接着層(AD)上に配置されていてもよい。発光素子(ED)は、垂直型マイクロLEDであってもよい。発光素子(ED)は、窒化物半導体構造物(NSS)と、第1電極(E1)と、第2電極(E2)と、を含むことができる。窒化物半導体構造物(NSS)は、第1半導体層(NS1)と、活性層(EL)と、第2半導体層(NS2)とが垂直に積層した構造を含むことができる。窒化物半導体構造物(NSS)の外側には保護層パターン(PT)が配置されていてもよい。
【0094】
接着層(AD)と接触して配置された第1半導体層(NS1)の少なくとも一面には、第1電極(E1)が配置されていてもよい。例えば、第1電極(E1)は、第1半導体層(NS1)の一面から第1半導体層(NS1)の側面の一部まで延在して配置されていてもよい。第1電極(E1)の外側には、第1配線電極(CE1)が接触して配置されていてもよい。第2半導体層(NS2)の一面には、第2電極(E1)が接触して配置されていてもよい。第2電極(E2)は、第2配線電極(CE2)と接触して配置されていてもよい。
【0095】
薄膜トランジスタ(TFT)が配置された配線基板(M-SUB)と、複数の発光素子(ED)とが配置された複数の表示ユニット(TU)は、それぞれ複数のボンディング部材(BC)を介して貼り合わせ、電気的に連結することができる。
【0096】
ボンディング部材(BC)の一側は、配線基板(M-SUB)の第2貫通電極(C2)と接触し、ボンディング部材(BC)の他側は、第1配線電極(CE1)と接触することができる。これにより、ボンディング部材(BC)を介してリンク配線(LL)と連結されていてもよい。ボンディング部材(BC)は、スペーサパターン211と、導電性連結パターン217と、接着パターン220と、を含むことができる。
【0097】
配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との間の空間は、透明な材質の充填材230によって満たすことができる。充填材230は、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との結合力を向上させることができる。
【0098】
個々の表示ユニット(TU)上に配置された部品を製造する過程で不良が発生し得る。個々の表示ユニット(TU)は、配線基板(M-SUB)上にボンディング部材(BC)を介して貼り合わせることにより、複数の表示ユニットのうち不良部品が配置された表示ユニットに対してのみ取り替えることができる。これによって、リペア工程を容易に行うことができ、工程最適化を具現することができる。
【0099】
また、発光素子(ED)は、表示ユニット(TU)に配置し、薄膜トランジスタ(TFT)は、配線基板(M-SUB)上に相互分離して配置することによって、発光素子(ED)に不良が発生する場合も、正常な部品である薄膜トランジスタ(TFT)は、除去せずに使用することができる。これによって、不要に製造工程ステップが増加することを防止することができる。
【0100】
図6は、本明細書の他の実施形態による表示装置に関する概略的な断面図である。そして、図7は、本明細書の他の実施形態による表示装置において、図6の7に関する断面図である。ここで、図1図5と同じ図面符号については同じ構成要素を称することによって、同じ構成要素については簡略に説明するか省略することがある。
【0101】
図6及び図7を参照すると、表示ユニット(TU)上に薄膜トランジスタ(TFT)が配置されて、配線基板(M-SUB)上には発光素子(ED)が配置されていてもよい。そして、表示ユニット(TU)と配線基板(M-SUB)は、ボンディング部材(BC)を介して貼り合わせることができる。
【0102】
表示ユニット(TU)上に配置された薄膜トランジスタ(TFT)上には、第1パッシベーション層108及び第1平坦化層110が配置されていてもよい。第1平坦化層110上には連結電極125と、低抵抗金属パターン126と、保護層135と、が配置されていてもよい。保護層135は、低抵抗金属パターン126の表面の一部を露出させることができる。
【0103】
第2平坦化層140は、溝部143及び開口孔145を含むことができる。溝部143及び開口孔145を含む第2平坦化層140上に、第1配線電極(CE1)及び第2配線電極(CE2)が配置されていてもよい。第1配線電極(CE1)は、開口孔145によって露出した低抵抗金属パターン126と接続して、連結電極125と電気的に連結することができる。また、第2配線電極(CE2)は、開口孔145から溝部143まで延在して、溝部143に配置される発光素子(ED)の第1電極(E1)と接続することができる。第2配線電極(CE2)は、第1配線電極(CE1)から所定の距離だけ離隔して配置されていてもよい。
【0104】
薄膜トランジスタ(TFT)を含む配線基板(M-SUB)と対向する位置に、発光素子(ED)を含む表示ユニット(TU)が配置される。
【0105】
表示ユニット(TU)は、第2ベース基板102上に配置された第1アセンブリ電極(AE1)、第2アセンブリ電極(AE2)、第1クラッド電極(CDE1)、第2クラッド電極(CDE2)、第1配線電極(CE1)、接着層(AD)、および絶縁分離層(ISL)を含むことができる。また、本明細書では、絶縁分離層(ISL)を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示したように、発光素子(ED)が配置される位置を指定するアセンブリポケット(PK)を含む隔壁(PL)が配置されていてもよい。
【0106】
発光素子(ED)は、接着層(AD)上に配置されていてもよい。発光素子(ED)は、第1半導体層(NS1)、活性層(EL)及び第2半導体層(NS2)を含む窒化物半導体構造物(NSS)と、第1半導体層(NS1)上に配置された第1電極(E1)と、第2半導体層(NS2)上に配置された第2電極(E2)と、を含むことができる。窒化物半導体構造物(NSS)の外側は、保護層パターン(PT)が配置されていてもよい。
【0107】
発光素子(ED)は、水平型マイクロLEDであってもよいものの、これに制限されない。例えば、発光素子(ED)は、垂直型マイクロLED、フリップチップ状のマイクロLED又はナノロッド状のマイクロLEDであってもよい。
【0108】
第1クラッド電極(CDE1)と第2クラッド電極(CDE2)との間の間隔(d)は、例えば、第1アセンブリ電極(AE1)と第2アセンブリ電極(AE2)との間の間隔よりも小さく形成され、セルフアセンブリのため電場が発生するとき、発光素子(ED)のアセンブリ位置をより精密に固定することができる。
【0109】
配線基板(M-SUB)の第1ベース基板205上に、リンク配線(LL)が配置されていてもよい。リンク配線(LL)上には、ボンディング部材(BC)が配置されて、表示ユニット(TU)と配線基板(M-SUB)を電気的に連結することができる。複数の発光素子(ED)が配置された配線基板(M-SUB)と、複数の薄膜トランジスタ(TFT)が配置された複数の表示ユニット(TU)は、それぞれ複数のボンディング部材(BC)を介して貼り合わせることができる。
【0110】
個々のボンディング部材(BC)の一側は、配線基板(M-SUB)のリンク配線(LL)と接触し、ボンディング部材(BC)の他側は、表示ユニット(TU)の第1配線電極(CE1)と接触することができる。これにより、ボンディング部材(BC)を介してリンク配線(LL)と連結されていてもよい。ボンディング部材(BC)は、スペーサパターン211と、導電性連結パターン217と、接着パターン220と、を含むことができる。
【0111】
配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との間の空間は、透明な材質の充填材230によって満たすことができる。充填材230は、配線基板(M-SUB)と表示ユニット(TU)との結合力を向上させることができる。
【0112】
本明細書の他の実施形態による表示装置は、発光素子(ED)は、配線基板(M-SUB)に配置し、薄膜トランジスタ(TFT)は、表示ユニット(TU)上に互いに分離して配置されている。これによって、薄膜トランジスタ(TFT)に不良が発生する場合、薄膜トランジスタ(TFT)が配置された表示ユニット(TU)のみを交換し、リペアすることができ、工程の最適化を実現することができる。
【0113】
これによって、薄膜トランジスタ(TFT)及び発光素子(ED)をいずれも含んでいる表示ユニット(TU)は、部品の一部に不良が発生する場合、正常な部品も併せて除去しなければならない反面、本明細書の実施形態によれば、正常な部品は除去しなくてもよく、不要な工程ステップが増えることを防止して、工程の最適化を実現することができる。
【0114】
また、不要な工程ステップを行いながら、有害な化学物質を用いることを防止することができるため、環境にやさしい製品を実現することができる効果がある。
【符号の説明】
【0115】
102 第2ベース基板
205 第1ベース基板
211 スペーサパターン
217 導電性連結パターン
120 接着パターン
BC,BC1,BC2 ボンディング部材
LL リンク配線
TU,TU1,TU2 表示ユニット
M-SUB 配線基板
ED,ED1a,ED2a,ED3a 発光素子
TFT 薄膜トランジスタ
AE1,AE2 アセンブリ電極
CDE1,CDE2 クラッド電極
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7