IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド.の特許一覧

特開2024-96059インターポーザ基板及びこれを含む回路基板
<>
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図1
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図2
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図3
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図4
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図5
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図6
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図7
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図8
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図9
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図10
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図11
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図12
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図13
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図14
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図15
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図16
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図17
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図18
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図19
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図20
  • 特開-インターポーザ基板及びこれを含む回路基板 図21
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096059
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】インターポーザ基板及びこれを含む回路基板
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/02 20060101AFI20240704BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20240704BHJP
   H01L 23/12 20060101ALI20240704BHJP
【FI】
H05K1/02 A
H05K3/46 Q
H01L23/12 F
H01L23/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023220258
(22)【出願日】2023-12-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0190558
(32)【優先日】2022-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0094162
(32)【優先日】2023-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高 永 國
(72)【発明者】
【氏名】金 相 勳
(72)【発明者】
【氏名】尹 智 湖
(72)【発明者】
【氏名】金 圭 默
(72)【発明者】
【氏名】金 台 勳
(72)【発明者】
【氏名】洪 錫 昌
(72)【発明者】
【氏名】全 成 日
(72)【発明者】
【氏名】崔 祐 禎
【テーマコード(参考)】
5E316
5E338
【Fターム(参考)】
5E316AA32
5E316AA38
5E316AA43
5E316HH31
5E316JJ06
5E338AA03
5E338BB19
5E338BB75
5E338EE31
5E338EE60
(57)【要約】      (修正有)
【課題】キャビティの周辺に位置するモールディング層にボイドなどの異常発生を低減できるインターポーザ基板及びこれを含む回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板1000は、第1基板SUBと、第1基板SUB上に配置され、互いに対向する第1面SF1及び第2面SF2を有する第1絶縁層IL1、第1絶縁層IL1の第1面SF1に埋込まれる第1配線層ML1、第1絶縁層IL1の第2面SF2の上に配置される第2絶縁層IL2、第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成されるキャビティCV及びキャビティCVに連結されるトレンチCHを含むインターポーザ基板ISUBと、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間に配置され、キャビティCV内に少なくとも一部分が配置される複数の電子部品ECと、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間に配置されるモールディング層MDLと、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する第1面及び第2面を有する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の前記第1面に埋込まれる第1配線層と、
前記第1絶縁層の前記第2面の上に配置される第2絶縁層と、
前記第1絶縁層の前記第1面の一部分に形成されるキャビティと、
第1方向に沿って前記キャビティに連結され、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分に形成されるトレンチと、を有することを特徴とするインターポーザ基板。
【請求項2】
前記キャビティの深さは、前記トレンチの深さと実質的に同一であることを特徴とする請求項1に記載のインターポーザ基板。
【請求項3】
前記第1絶縁層の前記第1面の下に配置される第1ソルダレジスト層と、
前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、をさらに有し、
前記キャビティと前記トレンチは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成されることを特徴とする請求項2に記載のインターポーザ基板。
【請求項4】
前記キャビティの前記深さと前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であることを特徴とする請求項3に記載のインターポーザ基板。
【請求項5】
前記キャビティは、前記キャビティから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記キャビティよりも幅が狭い追加キャビティを含み、
前記トレンチは、前記トレンチから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記トレンチよりも幅が狭い追加トレンチを含むことを特徴とする請求項3に記載のインターポーザ基板。
【請求項6】
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加キャビティの深さと、の合計と実質的に同一であり、
前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加トレンチの深さと、の合計と実質的に同一であることを特徴とする請求項5に記載のインターポーザ基板。
【請求項7】
前記キャビティの深さは、前記トレンチの深さと異なることを特徴とする請求項1に記載のインターポーザ基板。
【請求項8】
前記第1絶縁層の下に配置される第1ソルダレジスト層と、
前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、をさらに有し、
前記キャビティは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成され、
前記トレンチは、前記第1ソルダレジスト層に形成されることを特徴とする請求項7に記載のインターポーザ基板。
【請求項9】
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であり、
前記トレンチの前記深さは、前記第1ソルダレジスト層の厚さと実質的に同一であることを特徴とする請求項8に記載のインターポーザ基板。
【請求項10】
前記キャビティは、前記キャビティから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記キャビティよりも幅が狭い追加キャビティをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のインターポーザ基板。
【請求項11】
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加キャビティの深さと、の合計と実質的に同一であり、
前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であることを特徴とする請求項10に記載のインターポーザ基板。
【請求項12】
前記トレンチは、前記第1方向に沿って延長され、
前記トレンチは、前記第1方向と異なる第2方向に沿って配置される複数のトレンチを含むことを特徴とする請求項1に記載のインターポーザ基板。
【請求項13】
前記キャビティ内に配置され、前記第1絶縁層の前記第1面から拡張された複数の突出部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のインターポーザ基板。
【請求項14】
第1基板と、
前記第1基板上に配置され、互いに対向する第1面及び第2面を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面に埋込まれる第1配線層と、前記第1絶縁層の前記第2面の上に配置される第2絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面の一部分に形成されるキャビティと、前記キャビティに連結されるトレンチと、を含むインターポーザ基板と、
前記第1基板と前記インターポーザ基板との間に配置され、前記キャビティ内に少なくとも一部分が配置される複数の電子部品と、
前記第1基板と前記インターポーザ基板との間に配置されるモールディング層と、を有することを特徴とする回路基板。
【請求項15】
前記インターポーザ基板は、
前記第1絶縁層の前記第1面の下に配置される第1ソルダレジスト層と、
前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、を含み、
前記キャビティと前記トレンチは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成されることを特徴とする請求項14に記載の回路基板。
【請求項16】
前記トレンチは、第1方向に沿って延長され、
前記トレンチは、前記第1方向と異なる第2方向に沿って配置される複数のトレンチを含むことを特徴とする請求項14に記載の回路基板。
【請求項17】
前記インターポーザ基板は、
前記第1絶縁層の前記第1面の下に配置される第1ソルダレジスト層と、
前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、を含み、
前記キャビティは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成され、
前記トレンチは、前記第1ソルダレジスト層に形成されることを特徴とする請求項14に記載の回路基板。
【請求項18】
前記キャビティは、前記キャビティから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記キャビティよりも幅が狭い追加キャビティを含むことを特徴とする請求項14に記載の回路基板。
【請求項19】
前記トレンチは、前記トレンチから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、幅が狭い追加トレンチを含むことを特徴とする請求項18に記載の回路基板。
【請求項20】
前記キャビティ内に配置され、前記第1絶縁層の前記第1面から拡張された複数の突出部をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の回路基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターポーザ基板及びこれを含む回路基板に関し、特に、キャビティの周辺に位置するモールディング層にボイドなどの異常発生を低減できるインターポーザ基板及びこれを含む回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷回路基板は、絶縁材に銅のような導電性材料で回路パターンを形成したもので、携帯電話をはじめとするIT分野の電子機器が小型化されるにつれ、印刷回路基板にキャビティを形成し、キャビティ内にIC、能動素子または受動素子などの電子部品を実装する方法が提案された。
電子部品を印刷回路基板のキャビティに実装した後、モールディング層を注入して封止することによって、外部から異物が流入するのを防止して電子部品の電気的損傷を防止することができる。
【0003】
この時、キャビティ内にモールディング層が不均一に注入され、位置によってモールディング物質が満たされないボイド(void)などの異常が発生する可能性がある。
電子部品を封止するためのモールディング層内にボイドなどの異常が発生すると、ボイド内に空気や湿気などが残存することがあり、空気や湿気が存在するキャビティ内に実装された電子部品が損傷する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11-3962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の印刷回路基板における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、キャビティの周辺に位置するモールディング層にボイドなどの異常発生を低減できるインターポーザ基板及びこれを含む回路基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明によるインターポーザ基板は、互いに対向する第1面及び第2面を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面に埋込まれる第1配線層と、前記第1絶縁層の前記第2面の上に配置される第2絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面の一部分に形成されるキャビティと、第1方向に沿って前記キャビティに連結され、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分に形成されるトレンチと、を有することを特徴とする。
【0007】
前記キャビティの深さは、前記トレンチの深さと実質的に同一であることが好ましい。
前記第1絶縁層の前記第1面の下に配置される第1ソルダレジスト層と、前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、をさらに有し、前記キャビティと前記トレンチは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成されることが好ましい。
前記キャビティの前記深さと前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であることが好ましい。
前記キャビティは、前記キャビティから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記キャビティよりも幅が狭い追加キャビティを含み、前記トレンチは、前記トレンチから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記トレンチよりも幅が狭い追加トレンチを含むことが好ましい。
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加キャビティの深さと、の合計と実質的に同一であり、前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加トレンチの深さと、の合計と実質的に同一であることが好ましい。
前記キャビティの深さは、前記トレンチの深さと異なることが好ましい。
前記第1絶縁層の下に配置される第1ソルダレジスト層と、前記第2絶縁層上に配置される第2ソルダレジスト層と、をさらに有し、前記キャビティは、前記第1絶縁層の前記第1面の前記一部分と前記第1ソルダレジスト層に形成され、前記トレンチは、前記第1ソルダレジスト層に形成されることが好ましい。
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であり、前記トレンチの前記深さは、前記第1ソルダレジスト層の厚さと実質的に同一であることが好ましい。
前記キャビティは、前記キャビティから拡張されて前記第1絶縁層に形成され、前記キャビティよりも幅が狭い追加キャビティをさらに含むことが好ましい。
前記キャビティの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、前記追加キャビティの深さと、の合計と実質的に同一であり、前記トレンチの前記深さは、前記第1配線層の厚さと、前記第1ソルダレジスト層の厚さと、の合計と実質的に同一であることが好ましい。
前記トレンチは、前記第1方向に沿って延長され、前記トレンチは、前記第1方向と異なる第2方向に沿って配置される複数のトレンチを含むことが好ましい。
前記キャビティ内に配置され、前記第1絶縁層の前記第1面から拡張された複数の突出部をさらに有することが好ましい。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明による回路基板は、第1基板と、前記第1基板上に配置され、互いに対向する第1面及び第2面を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面に埋込まれる第1配線層と、前記第1絶縁層の前記第2面の上に配置される第2絶縁層と、前記第1絶縁層の前記第1面の一部分に形成されるキャビティと、前記キャビティに連結されるトレンチと、を含むインターポーザ基板と、前記第1基板と前記インターポーザ基板との間に配置され、前記キャビティ内に少なくとも一部分が配置される複数の電子部品と、前記第1基板と前記インターポーザ基板との間に配置されるモールディング層と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るインターポーザ基板及びこれを含む回路基板によれば、キャビティの周辺に位置するモールディング層にボイドなどの異常発生を低減できるインターポーザ基板及びこれを含む回路基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態による回路基板の概略構成の一部を示す断面図である。
図2】本発明の一実施形態によるインターポーザ基板の配置図である。
図3図2のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図4図2のB-B’線に沿って切断した断面図である。
図5図2のC-C’線に沿って切断した断面図である。
図6】本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を説明するための平面図である。
図7】本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を説明するための平面図である。
図8】本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図である。
図9図8のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図10】本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図である。
図11図10のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図12図10のB-B’線に沿って切断した断面図である。
図13】本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図である。
図14図13のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図15図13のB-B’線に沿って切断した断面図である。
図16】本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図である。
図17図16のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図18図16のB-B’線に沿って切断した断面図である。
図19】本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図である。
図20図19のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図21図19のB-B’線に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係るインターポーザ基板及びこれを含む回路基板を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明は、種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施形態に限定されない。
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付す。
また、添付した図面は本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするためのものに過ぎず、添付した図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むことが理解されなければならない。
【0013】
さらに、図面に示された各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために任意に示したので、本発明が必ずしも図示のものに限定されない。
図面において、様々な層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。そして、図面において、説明の便宜のために、一部の層及び領域の厚さを誇張して示した。
また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上に」あるとする時、これは他の部分の「直上に」ある場合のみならず、その中間にさらに他の部分がある場合も含む。
逆に、ある部分が他の部分の「直上に」あるとする時には、中間に他の部分がないことを意味する。
さらに、基準となる部分の「上に」あるというのは、基準となる部分の上または下に位置することであり、必ずしも重力の反対方向に「上に」位置することを意味するのではない。
【0014】
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに包含できることを意味する。
なお、明細書全体において、「平面上」とする時、これは対象部分を上から見た時を意味し、「断面上」とする時、これは対象部分を垂直に切断した断面を横から見た時を意味する。
また、明細書全体において、「連結される」とする時、これは2以上の構成要素が直接的に連結されることだけを意味するのではなく、2以上の構成要素が他の構成要素を介して間接的に連結されること、物理的に連結されることだけでなく、電気的に連結されること、または位置や機能により異なる名称で称されたが、一切を意味することができる。
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の多様な実施形態と変形例を詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の一実施形態による回路基板1000について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による回路基板の概略構成の一部を示す断面図である。
【0016】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による回路基板1000は、第1基板SUBと、第1基板SUB上に位置するインターポーザ基板ISUBと、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間に位置する複数の電子部品ECと、複数の電子部品ECと第1基板SUBとを電気的に連結する複数の第1連結部CP1と、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとを電気的に連結する複数の第2連結部CP2と、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間に位置するモールディング層MDLとを含む。
【0017】
インターポーザ基板ISUBは、積層されている複数の絶縁層ILと、複数の絶縁層IL内に埋込まれた複数の配線層MLと、複数の絶縁層ILの複数のビアVA内に位置する複数のビア層MVと、複数のパッド層MPと、ソルダレジスト層PLと、複数の絶縁層ILの一部分に形成されたキャビティCVとを含む。
複数の絶縁層ILは、第1絶縁層IL1と、第1絶縁層IL1上に配置される第2絶縁層IL2とを含む。
複数の配線層MLは、第1絶縁層IL1に埋込まれた複数の第1連結配線層ML1と、第2絶縁層IL2に埋込まれた複数の配線層ML21と、複数の第2連結配線層ML2とを含む。
複数のビア層MVは、第1絶縁層IL1に形成された第1ビアVA1内に配置される第1ビア層MV1と、第2絶縁層IL2に形成された第2ビアVA2内に配置される第2ビア層MV2とを含む。
【0018】
複数のパッド層MPは、第1絶縁層IL1の下に配置される複数の第1パッド層MP1と、第2絶縁層IL2上に配置される複数の第2パッド層MP2とを含む。
第1ビア層MV1を介して第1連結配線層ML1と第2連結配線層ML2とは連結され、第2ビア層MV2を介して第2連結配線層ML2と第2パッド層MP2とは連結され、第1パッド層MP1は、第1連結配線層ML1と連結される。
第1絶縁層IL1は、互いに対向する第1面SF1及び第2面を有し、複数の第1連結配線層ML1は、第1絶縁層IL1の第1面SF1に埋込まれ、第2絶縁層IL2は、第1絶縁層IL1の第2面SF2の上に配置される。
【0019】
ソルダレジスト層PLは、第1絶縁層IL1の第1面SF1の下に配置され、複数の第1パッド層MP1の一部分を露出し、キャビティCVの一部分が形成された第1ソルダレジスト層PL1と、第2絶縁層IL2上に配置され、複数の第2パッド層MP2の一部分を露出する第2ソルダレジスト層PL2とを含む。
キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
第1絶縁層IL1の一部分に形成されたキャビティCVの深さは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さと実質的に同一である。
したがって、キャビティCVの深さは、第1ソルダレジスト層PL1の厚さと第1連結配線層ML1の厚さとの合計と同一であってもよい。
先に説明したように、インターポーザ基板ISUBは、複数のキャビティCVを含み、複数の電子部品ECは、インターポーザ基板ISUBの複数のキャビティCV内に少なくとも一部分位置するように実装される。
【0020】
以下、図1とともに、図2図5を参照して、本発明の一実施形態による回路基板1000のインターポーザ基板ISUBについて説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるインターポーザ基板の配置図であり、図3は、図2のA-A’線に沿って切断した断面図であり、図4は、図2のB-B’線に沿って切断した断面図であり、図5は、図2のC-C’線に沿って切断した断面図である。
【0021】
図2を参照すると、本発明の一実施形態による回路基板1000のインターポーザ基板ISUBは、その中に複数の電子部品ECが配置される複数のキャビティCVと、複数のキャビティCVの間に配置され、隣接した2つのキャビティCVを連結する複数のトレンチCHとを含む。
インターポーザ基板ISUBの複数のキャビティCVは、第1方向DRaと第2方向DRbに沿って複数個ずつ配置され、複数のトレンチCHは、第1方向DRaに沿って延長される平面形態を有することができ、第1方向DRaに沿ってほぼ一列に配置される。
第1方向DRaに沿って各キャビティCVの両側にキャビティCVに連結された第1トレンチCH1と第2トレンチCH2が配置される。
【0022】
第1方向DRaに沿って互いに隣接した第1キャビティCV1と第2キャビティCV2について、第1キャビティCV1に連結された第2トレンチCH2と第2キャビティCV2に連結された第1トレンチCH1とは互いに連結され、第1キャビティCV1と第2キャビティCV2との間に配置される第2トレンチCH2と第1トレンチCH1を介して、第1キャビティCV1と第2キャビティCV2とが連結される。
第1方向DRaに沿って各キャビティCVの両側にキャビティCVに連結された第1トレンチCH1と第2トレンチCH2は、実質的に一列配置される。
【0023】
図3図5を参照すると、キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
キャビティCVの深さDaは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
これと類似して、複数のトレンチCHは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成され、トレンチCHの深さDbは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
【0024】
キャビティCVの深さDaは、トレンチCHの深さDbと実質的に同一である。
図1図5とともに、図6及び図7を参照して、本発明の一実施形態による回路基板1000の製造方法について簡略に説明する。
図6及び図7は、本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を説明するための平面図である。
図7は、図6の一部領域ARを拡大して示す。
【0025】
本実施形態による回路基板1000の製造方法によれば、複数のキャビティCVを有するインターポーザ基板ISUBを形成し、第1基板SUB上に複数の第1連結部CP1を介して複数の電子部品ECを実装し、インターポーザ基板ISUBの複数のキャビティCV内に複数の電子部品ECが位置するように、複数の第2連結部CP2を介して第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとを電気的に連結した後、図6にて矢印で表したように、モールディング物質MDLMを供給して、浸透圧などを利用して第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間にモールディング物質MDLMを注入した後、注入されたモールディング物質MDLMを硬化することによって、モールディング層MDLを形成する。
【0026】
この時、第1基板SUBとインターポーザ基板ISUBとの間の間隔は、インターポーザ基板ISUBの複数のキャビティCVが形成された領域で大きくなり、間隔が広い複数のキャビティCV領域内に複数の電子部品ECが位置するため、複数のキャビティCV内までモールディング物質が均一に満たされにくいことがある。
このように、モールディング物質が均一に満たされない場合、モールディング物質が空になっているボイドが形成される可能性がある。
本発明の一実施形態による回路基板1000のインターポーザ基板ISUBは、複数の電子部品ECが配置される複数のキャビティCVのほか、複数のキャビティCVに連結された複数のトレンチCHを含み、製造工程中の複数のトレンチCHは、隣接した2つのキャビティCVを連結する。
【0027】
図2図5とともに、図7を参照すると、第1方向DRaに沿って隣接した第1キャビティCV1及び第2キャビティCV2の内の第1キャビティCV1の両側に連結されたトレンチ(CH1、CH2)の内のモールディング物質MDLMが供給される側に位置する第2トレンチCH2は、供給されたモールディング物質MDLMが流入できる流入路(inflow path)の役割を果たし、第2トレンチCH2を通して第1キャビティCV1にモールディング物質MDLMが追加的に流入(F1)する。
このように、第2トレンチCH2を通して追加的に流入(F1)したモールディング物質MDLMは、第1キャビティCV1内に拡散した後、第1キャビティCV1に連結された第1トレンチCH1と第2キャビティCV2に連結された第2トレンチCH2を通して第1キャビティCV1から第2キャビティCV2に追加的に流入(F2)した後、第2キャビティCV2に連結された第1トレンチCH1を通して移動(F3)する。
【0028】
このように、複数のキャビティCVに供給されるモールディング物質MDLMは、浸透圧現象のほか、各キャビティに連結されたトレンチCHを通して追加的に各キャビティCVに供給され、これによって、モールディング物質MDLMが複数のキャビティCV内まで均一に満たされるように補助する。
したがって、各キャビティCV内にモールディング物質が空になって発生するボイドの形成を低減できる。
【0029】
以下、図8及び図9を参照して、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板について説明する。
図8は、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図であり、図9は、図8のA-A’線に沿って切断した断面図である。
【0030】
図8及び図9を参照すると、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと類似して、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCVに連結されたトレンチCHを含む。
トレンチCHは、第1方向DRaに沿ってキャビティCVの両側に位置してキャビティCVに連結された第1トレンチCH1と第2トレンチCH2とを含む。
しかし、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと異なり、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBのキャビティCVの両側に位置してキャビティCVに連結された第1トレンチCH1と第2トレンチCH2は、それぞれ第2方向DRbに沿って位置する複数のトレンチ(CH1a、CH1b、CH1c、CH2a、CH2b、CH2c)を含む。
【0031】
キャビティCVに連結された第1トレンチCH1をなす複数のトレンチ(CH1a、CH1b、CH1c)と、第2トレンチCH2をなす複数のトレンチ(CH2a、CH2b、CH2c)は、第1方向DRaに沿って実質的に一列をなすように配置される。
このように、第1トレンチCH1をなす複数のトレンチ(CH1a、CH1b、CH1c)を通してキャビティCVにモールディング物質MDLMが追加的に流入(F1a)して、キャビティCVに均一に拡散した後、キャビティCVに連結された第2トレンチCH2をなす複数のトレンチ(CH2a、CH2b、CH2c)を通してモールディング物質MDLMが隣接したキャビティCVに追加的に移動(F2a)する。
したがって、モールディング物質MDLMが複数のキャビティCV内まで均一に満たされるように補助され、各キャビティCV内にモールディング物質が空になって発生するボイドの形成を低減できる。
上記の図1図7を参照して説明した実施形態によるインターポーザ基板の多くの特徴は、本実施形態によるインターポーザ基板にすべて適用可能である。
【0032】
以下、図10図12を参照して、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板について説明する。
図10は、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図であり、図11は、図10のA-A’線に沿って切断した断面図であり、図12は、図10のB-B’線に沿って切断した断面図である。
【0033】
図10図12を参照すると、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと類似して、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCVに連結されたトレンチCHを含む。
図11図12を参照すると、キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
キャビティCVの深さDaは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
これとは異なり、複数のトレンチCHは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1に形成され、トレンチCHの深さDbは、第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2と実質的に同一であり得る。
キャビティCVの深さDaは、トレンチCHの深さDbよりも大きくてもよい。
上記の図1図9を参照して説明した実施形態によるインターポーザ基板の多くの特徴は、本実施形態によるインターポーザ基板にすべて適用可能である。
【0034】
以下、図13図15を参照して、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板について説明する。
図13は、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図であり、図14は、図13のA-A’線に沿って切断した断面図であり、図15は、図13のB-B’線に沿って切断した断面図である。
【0035】
図13図15を参照すると、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと類似して、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCVに連結されたトレンチCHを含む。
図14図15を参照すると、キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
キャビティCVは、キャビティCVから拡張されて第1絶縁層IL1に形成され、キャビティCVよりも幅が狭い追加キャビティCVaをさらに含む。
【0036】
これと類似して、複数のトレンチCHは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
複数のトレンチCHは、各トレンチCHから拡張されて第1絶縁層IL1に形成され、各トレンチCHよりも幅が狭い追加トレンチCHaをさらに含む。
したがって、キャビティCVの深さDcは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と、第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2と、追加キャビティCVaの深さと、の合計と実質的に同一である。
トレンチCHの深さDbは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と、第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2と、追加トレンチCHaの深さと、の合計と実質的に同一である。
キャビティCVの深さDcは、トレンチCHの深さDbと実質的に同一であり得る。
上記の図1図15を参照して説明した実施形態によるインターポーザ基板の多くの特徴は、本実施形態によるインターポーザ基板にすべて適用可能である。
【0037】
以下、図16図18を参照して、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板について説明する。
図16は、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図であり、図17は、図16のA-A’線に沿って切断した断面図であり、図18は、図16のB-B’線に沿って切断した断面図である。

図16図18を参照すると、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと類似して、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCVに連結されたトレンチCHを含む。
【0038】
図17を参照すると、キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
キャビティCVは、キャビティCVから拡張されて第1絶縁層IL1に形成され、キャビティCVよりも幅が狭い追加キャビティCVaをさらに含む。
したがって、キャビティCVの深さDcは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と、第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2と、追加キャビティCVaの深さと、の合計と実質的に同一である。
【0039】
図18を参照すると、トレンチCHは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
トレンチCHの深さDbは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
キャビティCVの深さDcは、トレンチCHの深さDbよりも大きい。
上記の図1図15を参照して説明した実施形態によるインターポーザ基板の多くの特徴は、本実施形態によるインターポーザ基板にすべて適用可能である。
【0040】
図19図21を参照して、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板について説明する。
図19は、本発明の他の実施形態による回路基板のインターポーザ基板の一部を示す平面図であり、図20は、図19のA-A’線に沿って切断した断面図であり、図21は、図19のB-B’線に沿って切断した断面図である。
【0041】
図19図21を参照すると、先に説明した実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBと類似して、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCVに連結されたトレンチCHを含む。
しかし、先に説明した実施形態による回路基板と異なり、本実施形態による回路基板のインターポーザ基板ISUBは、キャビティCV内に第1絶縁層IL1の第1面SF1から拡張された複数の突出部SPをさらに含む。
【0042】
図20を参照すると、複数の突出部SPの厚さH1は、第1絶縁層IL1に埋込まれる第1連結配線層ML1の第1厚さT1とほぼ同一である。
複数の突出部SPは、スペーサの役割を果たす。
キャビティCVに形成された複数の突出部SPをさらに含むことによって、キャビティCV内に電子部品を実装した場合、電子部品の周辺に空間が発生し、電子部品などによって発生した熱がこの空間を通して拡散できる。
【0043】
図21を参照すると、キャビティCVは、高さ方向DRHに沿って第1ソルダレジスト層PL1と第1絶縁層IL1の第1面SF1の一部分に形成される。
したがって、キャビティCVの深さDbは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
トレンチCHの深さDbは、第1絶縁層IL1に埋込まれた第1連結配線層ML1の厚さT1と第1ソルダレジスト層PL1の厚さT2との合計と実質的に同一である。
キャビティCVの深さDaは、トレンチCHの深さDbと実質的に同一である。
上記の図1図18を参照して説明した実施形態によるインターポーザ基板の多くの特徴は、本実施形態によるインターポーザ基板にすべて適用可能である。
【0044】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0045】
1000、2000 回路基板
CH、CH1、CH2 (第1、第2)トレンチ
CHa 追加トレンチ
CP1、CP2 (第1、第2)連結部
CV、CV1、CV2 (第1、第2)キャビティ
CVa 追加キャビティ
EC 電子部品
IL、IL1、IL2 (第1、第2)絶縁層
ISUB インターポーザ基板
MDL モールディング層
ML1、ML2 連結配線層
MP、MP1、MP2 (第1、第2)パッド層
MV、MV1、MV2 (第1、第2)ビア層
PL、PL1、PL2 (第1、第2)ソルダレジスト層
VA、VA1、VA2 (第1、第2)ビア
SUB 基板

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21