(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096081
(43)【公開日】2024-07-11
(54)【発明の名称】スパイン構造体の組み合わせを有するバスケットカテーテル
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20240704BHJP
【FI】
A61B18/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023222327
(22)【出願日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】63/477,644
(32)【優先日】2022-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/482,697
(32)【優先日】2023-02-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/507,321
(32)【優先日】2023-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】511099630
【氏名又は名称】バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Biosense Webster (Israel), Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ポール・スアレス
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK17
4C160KK39
4C160MM38
(57)【要約】
【課題】バスケットカテーテルを提供すること。
【解決手段】複数のスパインを有するエンドエフェクタを有するバスケットカテーテルは、以下の技術:個々のスパイン、2つのスパインを有するループ、カットシート、及びカットチューブ、のうちの少なくとも2つを含む、製造技術の組み合わせを用いて構築することができる。カットシート又はカットチューブは、遠位ハブがエンドエフェクタの別個の構造体を接合するように、1つ以上の追加の構造体のスパインが通過することができる開口部を有する遠位ハブを含むように形成することができる。これは、前述の製造技術の1つのみに依存するバスケットカテーテルにおいて現在使用されているものと比較して、いくつかの代替的な製造技術を提供する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテーテルのエンドエフェクタであって、
第1の一体的な構造体と、互いから別個であり、かつ前記第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、
前記第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、前記遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、前記第2の複数のスパインが、前記第1の一体的な構造体の前記遠位ハブに結合されたそれぞれの遠位部分を備え、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、前記エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【請求項2】
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れるように拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項3】
前記第1の複数のスパインのうちのスパインが、前記第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めされている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項4】
前記第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、前記第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項5】
前記第2の複数のスパインのうちの前記スパインの少なくとも一部分が、それぞれの遠位部分結合部にそれぞれの屈曲部を備え、前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれの遠位部分を前記遠位ハブに結合している、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項6】
前記それぞれの屈曲部が、約360°である、請求項5に記載のエンドエフェクタ。
【請求項7】
前記遠位ハブが、前記遠位ハブを通る複数の開口部を備え、前記第2の複数のスパインのそれぞれの遠位部分が、前記遠位ハブの開口部を通って配設されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項8】
前記第2の複数のスパインのうちの前記スパインの少なくとも一部分が、それぞれのスパインの前記遠位部分において、かつ前記それぞれのスパインが内部を通って延在する前記複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を備え、そのため、前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれのスパインの前記遠位部分を前記遠位ハブに結合する、請求項7に記載のエンドエフェクタ。
【請求項9】
前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれのスパインが内部を通って延在する前記それぞれの開口部を通って回転するように構成されている、請求項8に記載のエンドエフェクタ。
【請求項10】
前記第1の一体的な構造体が、平面状のシートから構築され、前記遠位ハブが、実質的に平面状である、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項11】
前記第1の一体的な構造体が、管から構築され、前記遠位ハブが、円筒形である、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項12】
カテーテルのエンドエフェクタであって、
第1の一体的な構造体と、前記第1の一体的な構造体とは別個の第2の一体的な構造体と、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、前記第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、前記遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、前記第2の一体的な構造体が、前記遠位ハブの1つ以上の開口部を通って延在する第2の複数のスパインを備え、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、前記エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【請求項13】
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、請求項12に記載のエンドエフェクタ。
【請求項14】
前記第1の複数のスパインのうちのスパインが、前記第2の複数のスパインのうちのスパインと交互パターンで位置決めされている、請求項12に記載のエンドエフェクタ。
【請求項15】
前記第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、前記第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、請求項12に記載のエンドエフェクタ。
【請求項16】
前記第1の一体的な構造体が、管から構築され、前記遠位ハブが、円筒形である、請求項12に記載のエンドエフェクタ。
【請求項17】
前記第2の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、請求項12に記載のエンドエフェクタ。
【請求項18】
前記第2の一体的な構造体が、前記遠位ハブによって囲まれた中央部分を備える、請求項17に記載のエンドエフェクタ。
【請求項19】
前記遠位ハブが、複数の開口部を備え、そのため、前記第2の複数のスパインのうちの各スパインが、前記中央部分から、前記遠位ハブの前記複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在する、請求項18に記載のエンドエフェクタ。
【請求項20】
医療用プローブを構築する方法であって、
ハブと、前記ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、第1の一体的な構造体を切削することと、
前記ハブに1つ以上の開口部を切削することと、
中央部分と、中央部分から延在する第2の複数のスパインと、を形成するために、第2の一体的な構造体を切削することと、
前記第2の複数のスパインの少なくとも一部分を、前記ハブ内の前記1つ以上の開口部を通って延在させることと、
前記中央部分を前記ハブに対して中心に位置決めすることと、
複数の電極を、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2022年12月29日に出願された先行出願の米国仮特許出願第63/477,644号、及び2023年2月1日に出願された米国仮特許出願63/482,697号に対する優先権を主張し、これらは、本明細書に完全に明記されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本開示は、無線周波数(radio frequency、RF)、不可逆性電気穿孔法(irreversible electroporation、IRE)、又は他のエネルギー源を使用して組織をマッピング及び/又は組織をアブレーションなど、患者を診断又は治療する目的で患者の血管内で使用するカテーテルに関する。
【背景技術】
【0003】
心臓不整脈は、心臓組織の領域が隣接組織に電気信号を異常に伝達するときに生じる現象として特徴付けられる。心不整脈の例としては、心房細動、上室性頻拍性不整脈などを挙げることができるが、これらに限定されない。その結果、この現象は、正常な心周期を乱すことがあり、そのため、非同期の心周期又はリズムを引き起こす。隣接する心臓組織の望ましくない伝導の原因は、心房又は心室のいずれかに配設された組織に起因することがある。結果として、心不整脈が解消されないままである場合、望ましくない信号が心臓組織を通じて増殖することがあり、これは、不整脈の継続的な開始又は持続をもたらすことがある。
【0004】
心不整脈を治療するための医療処置は、一般に、(1)心内膜の電気特性をマッピングするステことと、(2)マッピングされた心内膜に基づいて心臓組織を選択的にアブレーションすることと、の2つのステップを含む。心内膜概略図を作成するために、心臓内の特定の場所で電気活動を測定することができ、これは、電気活動データを取得するために、1つ以上の電気センサを収容するカテーテルを心臓内に前進させることによって行うことができる。電気データが取得されると、施術者は、アブレーションが行われることになる標的領域を指定するために利用することができる概略図を作成することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
心臓組織の領域は、異常な電気信号を識別するためにカテーテルによってマッピングすることができる。同じ又は異なるカテーテルを使用してアブレーションを実行することができる。いくつかの例示的なカテーテルは、その上に電極が位置決めされた多数のスパインを含む。電極は、一般に、スパインに取り付けられ、はんだ付け、溶接、又は接着剤を使用することによって定位置に固定される。スパインから球状バスケットを形成することは、困難な作業であり得る。したがって、必要とされているのは、一般的に、バスケット組立体、並びに代替的なバスケット組立体形状を製造するために要する時間を短縮するのに役立ち得るバスケット組立体を形成する代替的なデバイス及び方法である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
複数のスパインを有するエンドエフェクタを有するバスケットカテーテルは、以下の技術:個々のスパイン、2つのスパインを有するループ、カットシート、及びカットチューブ、のうちの少なくとも2つを含む、製造技術の組み合わせを用いて構築することができる。カットシート又はカットチューブは、遠位ハブがエンドエフェクタの別個の構造を接合するように、1つ以上の追加の構造のスパインが通過することができる開口部を有する遠位ハブを含むように形成することができる。これは、前述の製造技術の1つのみに依存するバスケットカテーテルにおいて現在使用されているものと比較して、いくつかの代替的な製造技術を提供する。
【0007】
カテーテルの例示的なエンドエフェクタは、拡張可能な支持フレーム及び複数の電極を含むことができる。拡張可能な支持フレームは、第1の一体的な構造体と、互いから別個であり、かつ第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を含むことができる。第1の一体的な構造体は、遠位ハブと、第1の一体的な構造体の遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を含むことができる。第2の複数のスパインは、第1の一体的な構造体の遠位ハブに結合することができるそれぞれの遠位部分を含むことができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインは、エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を含むことができる。複数の電極の各電極は、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに結合することができる。
【0008】
第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することができる。
【0009】
第1の複数のスパインのうちのスパインは、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めすることができる。第1の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。第2の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。
【0010】
第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分は、それぞれの遠位部分にそれぞれの屈曲部を含むことができる。それぞれの屈曲部は、それぞれの遠位部分を遠位ハブに結合することができる。それぞれの屈曲部は、約360°とすることができる。追加的に又は代替的に、第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分は、はんだ付け、溶接、又は接着剤を使用して遠位ハブに結合することができる。
【0011】
遠位ハブは、遠位ハブを通る複数の開口部を含むことができ、第2の複数のスパインのそれぞれの遠位部分は、遠位ハブの開口部を通って配設することができる。
【0012】
第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分は、それぞれのスパインの遠位部分において、かつそれぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を含むことができる。それぞれの屈曲部は、それぞれのスパインの遠位部分を遠位ハブに結合することができる。それぞれの屈曲部は、それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するように構成することができる。
【0013】
第1の一体的な構造体は、平面状のシートから構築することができ、遠位ハブは、実質的に平面状とすることができる。代替的に、第1の一体的な構造体は、管から構築することができ、遠位ハブは、円筒形とすることができる。
【0014】
カテーテルの別の例示的なエンドエフェクタは、拡張可能な支持フレーム組立体と複数の電極と、を含むことができる。拡張可能な支持フレーム組立体は、第1の一体的な構造体と、第1の一体的な構造体から別個である第2の一体的な構造体と、を含むことができる。第1の一体的な構造体は、遠位ハブと、遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を含むことができる。第2の一体的な構造体は、遠位ハブの1つ以上の開口部を通って延在する第2の複数のスパインを含むことができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインは、エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を含むことができる。複数の電極の各々は、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに結合することができる。
【0015】
第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することができる。第1の複数のスパインは、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めすることができる。第1の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができ、第2の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。
【0016】
第1の一体的な構造体は、管から構築することができる。第2の一体的な構造体は、平面状のシートから構築することができる。第2の一体的な構造体は、遠位ハブによって囲まれた中央部分を含むことができる。第1の一体的な構造体の遠位ハブは、円筒形とすることができる。遠位ハブは、第2の複数のスパインのうちの各スパインが中央部分から遠位ハブの複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在するように、複数の開口部を含むことができる。
【0017】
カテーテルの別の例示的なエンドエフェクタは、拡張可能な支持フレーム組立体と、複数の電極と、を含むことができる。拡張可能な支持フレーム組立体は、第1の一体的な構造体と、第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を含むことができる。第1の一体的な構造体は、遠位ハブと、遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を含むことができる。第2の複数のスパインは、遠位ハブの開口部を通過するそれぞれの遠位部分を含むことができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインは、エンドエフェクタの近位端に近接して固定されたそれぞれの近位端を含むことができる。複数の電極の各々は、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに結合することができる。
【0018】
第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することができる。第1の複数のスパインのうちのスパインは、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めすることができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。
【0019】
第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分は、それぞれのスパインの遠位部分において、かつそれぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を含むことができ、そのため、それぞれの屈曲部は、それぞれのスパインの遠位部分を遠位ハブに結合することができる。それぞれの屈曲部は、約360°とすることができ、それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するように構成することができる。
【0020】
第1の一体的な構造体は、平面状のシートから構築することができ、遠位ハブは、実質的に平面状とすることができる。代替的に、第1の一体的な構造体は、管から構築することができ、遠位ハブは、円筒形とすることができる。
【0021】
第2の複数のスパインは、複数の一体型スパインを含むことができる。代替的に、拡張可能な支持フレーム組立体は、第2の複数のスパインを含む第2の一体的な構造体を含むことができる。第2の一体的な構造体は、平面状のシートから構築することができる。第2の一体的な構造体は、遠位ハブによって囲まれた中央部分を含むことができ、第2の複数のスパインのうちの各スパインは、中央部分から遠位ハブの複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在することができる。
【0022】
医療用プローブを構築する例示的な方法は、当業者が理解するように、様々な順序で、かつインターリーブするステップを用いて行われる、以下のステップを含むことができる。本方法は、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、一体的な構造体を切削することと、第2の複数のスパインのうちの各スパインが一体的であり、かつ互いに及び一体的な構造体から別個であるように、第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合することと、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含むことができる。
【0023】
本方法は、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインを、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することを更に含むことができる。本方法は、第1の複数のスパインを第2の複数のスパインと交互のパターンで位置決めすることを更に含むことができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。
【0024】
第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合する方法ステップは、第2の複数のスパインのうちの1つ以上のそれぞれのスパインのそれぞれの遠位部分をハブの一部分の周りで屈曲させることを更に含むことができる。それぞれの屈曲部は、約360°とすることができる。
【0025】
本方法は、ハブを通る開口部を切削することと、その開口部を通って第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分を延在させることと、を更に含むことができる。
【0026】
第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合する方法ステップは、それぞれの屈曲部がそれぞれのスパインの遠位部分をハブに結合するように、第2の複数のスパインのうちの1つ以上のそれぞれのスパインのそれぞれの遠位部分を、それぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接して屈曲させることを更に含むことができる。
【0027】
本方法は、それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するようにそれぞれの屈曲部を構成することを更に含むことができる。一体的な構造体は、平面状のシートを含み得る。一体的な構造体は、管を含み得る。
【0028】
医療用プローブを構築する別の例示的な方法は、当業者が理解するように、様々な順序で、インターリーブするステップを用いて行われる以下のステップを含むことができる。本方法は、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、第1の一体的な構造体を切削することと、ハブに1つ以上の開口部を切削することと、中央部分と、中央部分から延在する第2の複数のスパインと、を形成するために、第2の一体的な構造体を切削することと、第2の複数のスパインの少なくとも一部分を、ハブ内の1つ以上の開口部を通って延在させることと、中央部分をハブに対して中心に位置決めすることと、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含むことができる。
【0029】
本方法は、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインを、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することを更に含むことができる。本方法は、第1の複数のスパインを第2の複数のスパインと交互のパターンで位置決めすることを更に含むことができる。第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインは、各々2、3、4、5、又は6つのスパインを含むことができる。第1の一体的な構造体は、管を含むことができる。第2の一体的な構造体は、平面状のシートを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本発明の上記及び更なる態様は、添付の図面と併せて以下の説明を参照して更に考察され、様々な図面において、同様の数字は、同様の構造要素及び特徴を示す。図面は、必ずしも縮尺どおりではなく、代わりに、本発明の原理を例解することに主眼が置かれている。図は、限定としてではなく単なる例として、本発明のデバイスの1つ以上の実装形態を描写している。
【
図1】本発明の態様による、例示的なカテーテルに基づく電気生理学的マッピング及びアブレーションシステムの例解図である。
【
図2】本発明の態様による、カテーテルの第1の例示的なエンドエフェクタの例解図である。
【
図3A】本発明の態様による、カテーテルの第2の例示的なエンドエフェクタの特徴の例解図である。
【
図3B】本発明の態様による、カテーテルの第2の例示的なエンドエフェクタの特徴の例解図である。
【
図3C】本発明の態様による、カテーテルの第2の例示的なエンドエフェクタの特徴の例解図である。
【
図3D】本発明の態様による、カテーテルの第2の例示的なエンドエフェクタの特徴の例解図である。
【
図4A】本発明の態様による、カテーテルの第3の例示的なエンドエフェクタの例解図である。
【
図4B】本発明の態様による、カテーテルの第3の例示的なエンドエフェクタの例解図である。
【
図4C】本発明の態様による、カテーテルの第3の例示的なエンドエフェクタの例解図である。
【
図5A】本発明の態様による、カテーテルの第4の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図5B】本発明の態様による、カテーテルの第4の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図5C】本発明の態様による、カテーテルの第4の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図5D】本発明の態様による、カテーテルの第4の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図6】本発明の態様による、カテーテルの例示的なエンドエフェクタの製造方法の方法フロー図である。
【
図7】本発明の態様による、カテーテルの例示的なエンドエフェクタの別の製造方法の方法フロー図である。
【
図8A】本発明の態様による、カテーテルの第5の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図8B】本発明の態様による、カテーテルの第5の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図8C】本発明の態様による、カテーテルの第5の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図8D】本発明の態様による、カテーテルの第5の例示的エンドエフェクタの例解図である。
【
図9A】本発明の態様による、追加の例示的なエンドエフェクタを用いて構成された代替的なスパインの例解図である。
【
図9B】本発明の態様による、追加の例示的なエンドエフェクタを用いて構成された代替的なスパインの例解図である。
【
図9C】本発明の態様による、追加の例示的なエンドエフェクタを用いて構成された代替的なスパインの例解図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下の詳細な説明は、図面を参照しながら読まれるべきものであり、異なる図面における同様の要素には、同一の番号が付けられている。本説明は、当業者が本発明を作製及び使用することを可能にし、本発明を実施するための最良の形態であると現在考えられているものを含む、本発明のいくつかの実施形態、適応形態、変形形態、代替形態、及び使用形態を記載する。本明細書に記載の教示、表現、変形例、実施例等のうちのいずれか1つ以上は、本明細書に記載の他の教示、表現、変形例、実施例等のうちのいずれか1つ以上と組み合わされ得る。したがって、以下に記載されている教示、表現、変形例、実施例等は、互いに単独で考慮されるべきではない。本明細書の教示に照らして、本明細書の教示と組み合わされ得る様々な好適な方法が、当業者には容易に明らかとなろう。このような修正例及び変形形態は、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
【0032】
本明細書で使用するとき、「患者」、「ホスト」、「ユーザ」、及び「対象」という用語は、任意のヒト対象又は動物対象を指し、システム又は方法をヒトにおける使用に限定することを意図しないが、ヒト患者における対象の本発明の使用は、好ましい実施形態を表す。同様に、「近位」という用語は、操作者に近い方の場所を示す一方、「遠位」とは、操作者又は医師から更に遠い場所を示す。近位方向88及び遠位方向87は、
図2、
図3D、
図4C、及び
図5Dに示されている。
【0033】
本明細書で使用されるとき、「管状」及び「管/チューブ」という用語は、広義に解釈されるものとし、断面が直円柱構造若しくは厳密に円形である構造、又は全長にわたって均一な断面である構造に制限されるものではない。例えば、管状構造又は管状システムは、概して、実質的な直円柱構造として例解される。しかしながら、管状システムは、本発明の範囲から逸脱することなく、テーパ状又は湾曲した外面を有し得る。
【0034】
図1は、例示的なカテーテルに基づく電気生理学的マッピング及びアブレーションシステム10を示す例解図である。システム10は、患者の血管系を通じて、心臓12の腔又は血管構造内に医師24によって経皮的に挿入される複数のカテーテルを含む。例解されるカテーテル14は、複数のスパインを有するバスケットエンドエフェクタを有する遠位先端部28を有するバスケットカテーテルであり、複数のスパインは、以下の技術:個々のスパイン、2つのスパインを有するループ、カットシート、2つのスパインを有するループ、及びカットチューブ、のうちの少なくとも2つを含む、製造技術の組み合わせで構築することができる。カットシート又はカットチューブは、遠位ハブがエンドエフェクタの別個の構造を接合するように、1つ以上の追加の構造体のスパインが通過することができる開口部を有する遠位ハブを含むように形成することができる。これは、前述の製造技術の1つのみに依存するバスケットカテーテルにおいて現在使用されているものと比較して、いくつかの代替的な製造技術を提供する。
【0035】
例解されるカテーテル14は、遠位先端部28において複数のスパイン22にわたって任意選択的に分配され、かつIEGM信号を感知することと、アブレーションエネルギーを送達することと、を行うように構成された、1つ、好ましくは複数の電極26を含む例示的なカテーテルである。カテーテル14は、血管系を通って延在する細長いシャフト84を含み、心臓12内の所望の場所に遠位端28を位置決めするように医師24が操作することができる。カテーテル14は、遠位先端部28の位置及び向きを追跡するために、遠位先端部28内又はその付近に埋め込まれた位置センサ29を更に含み得る。任意選択的にかつ好ましくは、位置センサ29は、三次元(three-dimensional、3D)位置及び配向を感知するための3つの磁気コイルを含む磁気ベースの位置センサである。
【0036】
カテーテル14は、様々な材料から形成され、参照により本明細書に組み込まれ、優先権特許出願第63/477,644号及び優先権特許出願第63/482,697号の付録に添付される米国特許出願公開第2022/0071693号、米国特許出願公開第2022/0071696号、米国特許出願公開第2022/0087734号、米国特許出願公開第2022/0087735号に開示されるような様々な構成のセンサ及び電極を含む、様々な数のスパインを有することができる。付録の参考文献のカテーテルのエンドエフェクタのスパインは、当業者によって理解されるように、以下の技術:個々のスパイン、2つのスパインを有するループ、カットシート、2つのスパインを有するループ、及びカットチューブ、のうちの少なくとも2つを含む、製造技術の組み合わせで構築されるように修正され得る。同様に、本明細書に例解される支持構造体及びスパインは、当業者によって理解されるように、付録に記載される支持構造体及びスパインの互換性のある特徴を含むように修正され得る。
【0037】
典型的には、送達シースカテーテルは、心臓12内の所望の場所付近の左心房又は右心房に挿入される。その後、所望の場所に到達するように、複数のカテーテル(例解されるカテーテル14を含む)を送達シースカテーテル内に挿入することができる。複数のカテーテルは、心内電位図(Intracardiac Electrogram、IEGM)信号の感知専用のカテーテル、アブレーション専用のカテーテル、並びに/又は感知及びアブレーションの両方に専用のカテーテルを含み得る。医師24は、心臓12内の標的部位の感知及び/又は標的部位でのアブレーションのために、カテーテル14の遠位先端部28を心臓壁と接触させる。
【0038】
磁気ベースの位置センサ29は、所定の作業体積内に磁場を生成するように構成された複数の磁気コイル32を含む場所パッド25とともに動作し得る。カテーテル14の遠位先端部28のリアルタイム位置は、場所パッド25を用いて生成され、磁気ベースの位置センサ29によって感知される磁場に基づいて追跡され得る。磁気系の位置感知技術の詳細は、米国特許第5,391,199号、米国特許第5,443,489号、米国特許第5,558,091号、米国特許第6,172,499号、米国特許第6,239,724号、米国特許第6,332,089号、米国特許第6,484,118号、米国特許第6,618,612号、米国特許第6,690,963号、米国特許第6,788,967号、米国特許第6,892,091号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
【0039】
システム10は、場所パッド25の場所基準並びに電極26のインピーダンスベースの追跡を確立するために、患者23上の皮膚接触のために位置決めされた1つ以上の電極パッチ38を含む。インピーダンスベースの追跡のために、電流が電極26に向けられ、電極皮膚パッチ38において感知され、それにより、各電極の場所を、電極パッチ38を介して三角測量することができる。インピーダンスベースの場所追跡技術の詳細は、米国特許第7,536,218号、米国特許第7,756,576号、米国特許第7,848,787号、米国特許第7,869,865号、及び米国特許第8,456,182号に記載されている。
【0040】
レコーダ11は、体表面ECG電極18で捕捉された電位
図21と、カテーテル14の電極26で捕捉された心内電位図(IEGM)とを表示する。レコーダ11は、心拍リズムをペーシングするためのペーシング能力を含み得、及び/又は独立型ペーサに電気的に接続され得る。
【0041】
システム10は、アブレーションするように構成されたカテーテルの遠位先端部にある電極のうちの1つ以上にアブレーションエネルギーを伝達するように適合されたアブレーションエネルギー発生器50を含むことができる。アブレーションエネルギー発生器50によって生成されるエネルギーは、不可逆エレクトロポレーション(IRE)をもたらすために使用され得るような単極又は双極高電圧DCパルスを含む、無線周波数(RF)エネルギー若しくはパルス場アブレーション(pulsed-field ablation、PFA)エネルギー、又はそれらの組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。
【0042】
患者インターフェースユニット(patient interface unit、PIU)30は、カテーテル、電気生理学的機器、電源、及びシステム10の動作を制御するためのワークステーション55の間の電気通信を確立するように構成されたインターフェースである。システム10の電気生理学的機器は、例えば、複数のカテーテル、場所パッド25、体表面ECG電極18、電極パッチ38、アブレーションエネルギー発生器50、及びレコーダ11を含み得る。任意選択的に、かつ好ましくは、PIU30は、カテーテルの場所のリアルタイム計算を実施するため、かつECG計算を実行するための処理能力を含む。
【0043】
ワークステーション55は、メモリと、適切なオペレーティングソフトウェアがロードされたメモリ又は記憶装置を有するプロセッサユニットと、ユーザインターフェース機能と、を含む。ワークステーション55は、複数の機能を提供するように構成することができ、任意選択的に、(1)心内膜解剖学的構造を三次元(3D)でモデル化し、そのモデル又は解剖学的マップ20を表示デバイス27に表示するためにレンダリングすることと、(2)表示デバイス27上に、記録された電位
図21からコンパイルされた活性化シーケンス(又は他のデータ)を、レンダリングされた解剖学的マップ20上に重ね合わされた代表的な視覚的印又は画像で表示することと、(3)心腔内の複数のカテーテルのリアルタイムの場所及び配向を表示することと、(4)アブレーションエネルギーが印加されたところなどの関心部位を表示デバイス27上に表示することと、を含む。システム10の各要素を具現化する1つの市販製品は、Biosense Webster,Inc.31A Technology Drive,Irvine,CA,92618、から市販されている、CARTO(商標)3システムとして入手可能である。
【0044】
図2は、第1の例示的な拡張可能な支持フレーム組立体100と、第1の例示的な拡張可能な支持フレーム組立体100のスパイン101、111、102、112、103、113に結合された電極26と、を含む、拡張可能なバスケット組立体68を含む、カテーテル14の第1の例示的なエンドエフェクタの例解図である。第1の例示的な拡張可能な支持フレーム組立体100は、第1の一体的な構造体110と、互いから別個であり、かつ第1の一体的な構造体110から別個である第2の複数のスパイン101、102、103と、を含む。第1の一体的な構造体110は、遠位ハブ117と、遠位ハブ117から延在する第1の複数のスパイン111、112、113と、を含む。遠位ハブ117は、エンドエフェクタ100の遠位端36に配設されている。遠位ハブ117は、実質的に平面状であり、長手方向軸86に直交している。第2の複数のスパイン101、102、103は、第1の一体的な構造体100の遠位ハブ117に結合された、それぞれの遠位部分104、105、106(
図2の遠位端36の詳細図に例解される)を有する。
【0045】
各スパイン101、111、102、112、103、113の近位端は、エンドエフェクタ100の近位端及びシャフト84の遠位端の付近で、シャフト84内で互いに結合されている。カテーテル14は、管状シャフト84の遠位端を通って長手方向に延在するスパイン保持ハブ90を含むことができる。スパイン保持ハブ90は、円筒形部材を含むことができ、この円筒形部材は、スパイン101、111、102、112、103、113の近位端をシャフト84内に固定するように構成することができる。スパイン保持ハブ90は、バスケット内に遠位部分98を含むことができ、このバスケットは、洗浄開口部及び/又は電極を含み得る。
【0046】
スパイン101、111、102、112、103、113は、エンドエフェクタ100をシース又は中間カテーテルを通して治療部位に送達することができるように、長手方向軸86に向かって折り畳むことができる(例えば、
図1を参照)。第1の例示的な拡張可能フレーム組立体100は、展開されると、
図2に例解されるバスケット形状に拡張するように構成することができる。好ましくは、第1の例示的拡張可能な支持フレーム組立体100は、中間カテーテル又はシースから出ると自己拡張可能であり、自己拡張及び生体適合性を促進するために好適なニチノール又は他の形状記憶材料を含み得る。
【0047】
第1の一体的な構造体110は、平面状のシートから構築することができる。第2の複数のスパイン101、102、103の遠位部分104、105、106は、遠位ハブ117内のそれぞれの開口部114、115、116を介して第1の一体的な構造体110の遠位ハブ117に結合することができる。それぞれの開口部114、115、116の各々は、第2の複数のスパイン101、102、103の遠位部分104、105、106を受容するように構成することができる。バスケット形状は、第1の複数のスパイン111、112、113を第2の複数のスパイン101、102、103と交互のパターンで配置し、かつ第2の複数のスパイン101、102、103のそれぞれの遠位部分104、105、106を第1の一体的な構造体110の平面状のシートの遠位ハブ117内のそれぞれの開口部114、115、116と結合することによって形成することができる。
【0048】
各電極26は、導電性材料(例えば、金、白金、及びパラジウム(並びにそれらのそれぞれの合金))を含むことができる。バスケット組立体68は、スパイン101、111、102、112、103、113ごとに合計2つの電極を含む。当業者には、本開示の範囲から逸脱することなく、電極26の様々な他の構成が、開示される技術とともに使用することができることが理解されよう。電極26は、様々な形状を有することができ、当業者によって理解されるような様々な手段によってスパインに取り付けることができる。
【0049】
図3A~
図3Dは、第2の例示的な支持フレーム組立体200を例解している。第2の例示的な支持フレーム組立体200は、
図1に例解されるカテーテル14に類似のカテーテルを形成するために、
図2の第1の例示的な支持フレーム組立体100の代わりに使用することができる。
【0050】
図3Aは、近位端204と、スパイン201の遠位スパイン端207付近の屈曲部202と、を有する個々のスパイン201を例解している。屈曲部202は、約360°であるが、360°未満の角度(例えば、180°~360°の間)で十分であり得るか、又はキンク(
図9のキンク902に類似)が屈曲部202の代わりに使用され得る。
【0051】
図3Bは、スパイン201と、個々のスパイン211の遠位端207及び屈曲部202を受容するようにサイズ決めされた開口部212を有する遠位ハブ217と、を含むように切削された平面状のシート210から形成された一体的な構造体を例解している。
【0052】
図3Cは、平面状のシート210(
図3B)に結合された4つの個々のスパイン201(
図3A)を例解している。平面状のシート210のスパイン211は、個々のスパイン201と交互に配置されている。個々のスパイン201を平面状のシート210の遠位ハブ217の開口部212に結合するために、個々のスパイン201は、スパイン遠位端207がそれぞれの開口部212に挿入され、スパイン遠位端207が屈曲部202に対して個々のスパイン201に沿って近位に位置決めされるように位置合わせされている。個々のスパイン201は、予め屈曲することができ、個々のスパイン201は、個々のスパイン201が遠位ハブ217に取り付けられるときに屈曲部202を中心に回転させることができる。代替的に、個々のスパイン201は、スパイン遠位端207がそれぞれの開口部212に挿入された後に屈曲され、それによって屈曲部202を形成することができる。
【0053】
図3Dは、
図2に例解される支持フレーム100に類似のバスケットを形成するように成形された第2の例示的な支持フレーム組立体200を例解している。遠位ハブ217は、実質的に平面状であり、長手方向軸86に対して垂直である。
【0054】
図2に例解される第1の例示的な支持フレーム組立体100は、合計6つのスパインを含み、一方、
図3A~
図3Dに例解される第2の例示的な支持フレーム組立体200は、合計8つのスパインを含むことに留意されたい。第2の例示的な支持フレーム組立体200は、6つのスパインを含むように変更することができ、逆に、第1の例示的な支持フレーム組立体100は、8つのスパインを含むように変更することができる。第1の例示的な支持フレーム組立体100の個々のスパイン101、102、103は、
図3A~
図3Dに例解されるように、個々のスパイン201が遠位ハブ117に取り付けられる方法と同様に、遠位ハブ217に取り付けることができる。
【0055】
屈曲部202は、それぞれの開口部212を通って回転するように構成することができ、これは、送達中の折り畳まれた構成と展開されたときのバスケット形状との間の個々のスパイン201の移動を容易にすることができるため、有利であり得る。個々のスパイン201のそれぞれの屈曲部は、約360°とすることができるが、個々のスパイン201のそれぞれの屈曲部の曲率の程度は、そのように限定されない。個々のスパイン201の各々の間のそれぞれの屈曲部の曲率の程度は、様々な支持構造体との結合に耐えることを可能にするように変化し得ることも理解されたい。
【0056】
図4A~
図4Cは、第3の例示的な支持フレーム組立体300を例解している。第3の例示的な支持フレーム組立体300は、
図1に例解されるカテーテル14に類似のカテーテルを形成するために、
図2の第1の例示的な支持フレーム組立体100の代わりに使用することができる。
【0057】
図4Aは、近位端304と、スパイン301の遠位スパイン端307付近の屈曲部302と、を有する、個々のスパイン301を例解している。
図4Aに例解される個々のスパイン301は、
図3Aに例解される個々のスパイン201と同様に構成されている。屈曲部302は、約360°であるが、360°未満の角度(例えば、180°~360°の間)で十分であり得るか、又は屈曲キンク(
図9のキンク902に類似)が部302の代わりに使用され得る。
【0058】
図4Bは、個々のスパイン301の遠位端307及び屈曲部302を受容するようにサイズ決めされた開口部322を伴う、スパイン321及び遠位ハブ327を含むように切削された管320から形成された一体的な構造体を例解している。遠位ハブ327は、長手方向軸86を中心とする円筒形である。
【0059】
図4Cは、管320(
図4B)に結合され、かつバスケット形状を形成するように成形された、4つの個々のスパイン301(
図4A)を例解している。管320のスパイン321は、個々のスパイン301と交互に配置されている。個々のスパイン301を管320の遠位ハブ327の開口部322に結合するために、スパイン遠位端307は、それぞれの開口部322に挿入され、スパインは、スパイン遠位端307が屈曲部302に対してスパイン301に沿って近位に位置決めされるように位置合わせされている。個々のスパイン302は、予め屈曲することができ、個々のスパイン301は、個々のスパイン301が遠位ハブ327に取り付けられるときに屈曲部302を中心に回転させることができる。代替的に、個々のスパイン301は、スパイン遠位端307がそれぞれの開口部322に挿入された後に屈曲され、それによって屈曲部302を形成することができる。
【0060】
管320は、管320のスパイン321が円筒形遠位ハブ327の近位側から延在するように配向される。代替的に、管320のスパイン321は、
図5Dに例解される管420と同様に、管のスパイン321は、円筒形遠位ハブ327の遠位側から延在するように反転させることができる。
【0061】
個々のスパイン301を管320の遠位ハブ327の開口部322に結合するために、スパイン遠位端307がそれぞれの開口部322に挿入され、スパイン遠位端307が屈曲部302に対して個々のスパイン301に沿って近位に位置決めされるように、個々のスパイン301が位置合わせされる。個々のスパイン301は、予め屈曲することができ、個々のスパイン301は、個々のスパイン301が遠位ハブ327に取り付けられるときに屈曲部302を中心に回転させることができる。代替的に、個々のスパイン301は、スパイン遠位端307がそれぞれの開口部322に挿入された後に屈曲され、それによって屈曲部302を形成することができる。
【0062】
屈曲部302は、それぞれの開口部322を通って回転するように構成することができ、これは、送達中の折り畳まれた構成と展開されたときのバスケット形状との間の個々のスパイン301の移動を容易にすることができるため、有利であり得る。個々のスパイン301のそれぞれの屈曲部は、約360°とすることができるが、個々のスパイン301のそれぞれの屈曲部の曲率の程度は、そのように限定されない。また、個々のスパイン301の各々の間のそれぞれの屈曲部の曲率の程度は、様々な支持構造体との結合に耐えることを可能にするように変化し得ることを理解されたい。
【0063】
個々のスパイン301及び管スパイン321は、遠位ハブ327の周りに円周方向に交互のパターン配置で配置され得る。第3の例示的な支持フレーム組立体300の管スパイン321と個々のスパイン301との交互のパターン配置。
【0064】
図5A~
図5Dは、第4の例示的な支持フレーム組立体400の例解図である。第4の例示的な支持フレーム組立体400は、
図1に例解されるカテーテル14に類似のカテーテルを形成するために、
図2の第1の例示的な支持フレーム組立体100の代わりに使用することができる。
【0065】
図5Aは、遠位ハブ427から延在する第1の複数のスパイン421を含むように切削された管420から形成された第1の一体的な構造体を例解している。
図5Aに例解される管420は、
図4Bに例解される管320に類似に構成されている。遠位ハブ427は、第2の一体的な構造体410(
図5B)のスパイン411を受容するように構成された開口部422を含む。
【0066】
図5Bは、中央ハブ417から延在する第2の複数のスパイン422を含むように切削された平面状のシート410から形成された第2の一体的な構造体を例解している。
【0067】
図5Cは、管420の開口部422を通して挿入され、それによって、第1の一体的な構造体を第2の一体的な構造体に結合する、平面状のシート410の第2の複数のスパイン411を例解している。管420と平面状のシート410との交点は、エンドエフェクタの遠位端36(
図2)に配設することができる。
【0068】
図5Dは、第1の複数のスパイン421及び第2の複数のスパイン411が遠位ハブ427の周りに円周方向に交互のパターンで配置することができることを例解しており、これは、バスケット形状に類似し得る第4の例示的な拡張可能な支持フレーム組立体400を形成するように構成することができる。管420は、管420の第1の複数のスパイン421が反転され、円筒形遠位ハブ427の遠位側から延在するように配向されている。代替的に、管420のスパイン421は、
図4Dに例解される管320と同様に、円筒形遠位ハブ427の近位側から延在することができる。反転構成は、第4の例示的な拡張可能な支持フレーム組立体400の非侵襲的な遠位端をもたらし得る。
【0069】
図6は、
図1及び
図2に例解されるエンドエフェクタの製造方法500を含み、かつ
図3A~
図3D又は
図4A~
図4Cに例解されるように構成された支持フレーム組立体100、200、300を含む、方法フローチャートを例解する。
【0070】
ステップ502において、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、一体的な構造体を切削することができる。例えば、
図2、
図3A~
図3D、又は
図4A~
図4Cに示すように、ハブは、平面状のシート又は管から構築され得る。管から構築される場合、ハブは円筒形状を有することができる。
【0071】
ステップ504において、第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分は、第2の複数のスパインのうちの各スパインが一体的であり、かつ互いに及び一体的な構造体から別個であるように、ハブに結合することができる。
図4A(及び同様に
図3A)に示すように、個々のスパイン301の各々は、スパイン遠位端302に位置するそれぞれの屈曲部を有し得る。それぞれの屈曲部は、
図4C(及び同様に
図3C)に例解されるスパイン遠位端302の開口部を通して各スパイン遠位端を回転させることによって、個々のスパイン301の各スパイン遠位端322を遠位リング327に結合するために使用することができる。
【0072】
ステップ506において、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインに結合することができる。スリーブは、当業者によって理解されるように、本明細書に例解される電極26、その変形形態、及びそれらの代替形態と同様に構成することができる。
【0073】
ステップ508において、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を、細長いシャフトの遠位端に固定することができる。
【0074】
図7は、
図5A~
図5Dに例解されるエンドエフェクタの製造方法600を含む方法フローチャートを例解している。
【0075】
ステップ602において、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、第1の一体的な構造体を切削することができる。第1の一体的な構造体は、当業者によって理解されるように、
図5A、
図5C、及び
図5Dに例解される管421などの管、その変形形態、及びその代替形態を含むことができる。
【0076】
ステップ604において、ハブに1つ以上の開口部を切削することができる。
図5Aに例解されるように、管420の遠位ハブ427は、遠位ハブ427の周りに円周方向に配向された開口部422を含むことができ、開口部422は、複数のスパインを受容するように構成され得る。
【0077】
ステップ606において、中央部分と、中央部分から延在する第2の複数のスパインと、を形成するために、第2の一体的な構造体を切削することができる。
図5Bに示すように、第2の一体的な構造体は、中央部分417を含むことができる平面状のシート410に類似することができ、中央部分417は、中央部分417から延在することができる複数のシートスパイン411を含むことができる。
【0078】
ステップ608において、第2の複数のスパインの少なくとも一部分を、ハブの1つ以上の開口部を通して延在させることができる。
図5C及び
図5Dに示すように、平面状のシート410は、複数のシートスパイン411を遠位ハブ427の開口部422を通して延在させることによって、管420から構築することができる遠位ハブ427内に並置することができる。
【0079】
ステップ610において、中央部分をハブに対して位置合わせすることができる。
図5C及び
図5Dに例解されるように、平面状のシート410の中央部分417は、管420の遠位ハブ427に対して位置合わせすることができる。
【0080】
ステップ612において、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することができる。
図2に示される複数の電極26は、エンドエフェクタとともに使用することができる電極26の様々な構成を例解するために提供されているが、限定するものとして解釈されるべきではない。当業者は、電極40の様々構成が、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の技術を用いて使用することができることを理解するであろう。
【0081】
ステップ614において、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を、細長いシャフトの遠位端に固定することができる。管スパイン421のそれぞれの近位部分及びシートスパイン411のそれぞれの近位部分は、
図2に示される例解図と同様に、エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合するように構成することができ、エンドエフェクタは、カテーテルシャフト84の遠位端に近接して配設することができる。
【0082】
図8A、
図8B、
図8C、及び
図8Dは、第5の例示的な支持フレーム組立体700の例解図である。第5の例示的な支持フレーム組立体700は、
図1に例解されるカテーテル14に類似のカテーテルを形成するために、
図2の第1の例示的な支持フレーム組立体100の代わりに使用することができる。
【0083】
図8Aは、近位端704と、スパイン701の遠位スパイン端707付近の屈曲部702と、を有する、個々のスパイン701を例解している。屈曲部702は、約360°であるが、360°未満の角度(例えば、180°~360°の間)で十分であり得るか、又はキンク(
図9のキンク902に類似)が屈曲部702の代わりに使用され得る。
【0084】
図8Bは、2つのスパイン701と、個々のスパイン711の遠位端707及び屈曲部702を受容するようにサイズ決めされた開口部712を有する遠位ハブ717と、を含むように切削されたストリップ又は平面状のシート710から形成された一体的な構造体を例解している。この一体的な構造体は、支持フレーム組立体700(
図8D)内に単一のループを形成するように湾曲させることができる正確に2つのスパインを含み、そのため、一体的な構造体は、2つのスパインを有するループを形成する。
【0085】
図8Cは、ループ710に結合された4つの個々のスパイン701を例解している。個々のスパイン701をループ710の遠位ハブ717の開口部712に結合するために、スパイン遠位端707がそれぞれの開口部712に挿入され、スパイン遠位端707が屈曲部702に対して個々のスパイン701に沿って近位に位置決めされるように、個々のスパイン701が位置合わせされる。個々のスパイン701は、予め屈曲することができ、個々のスパイン701は、個々のスパイン701が遠位ハブ717に取り付けられるときに屈曲部702を中心に回転させることができる。代替的に、個々のスパイン701は、スパイン遠位端707がそれぞれの開口部712に挿入された後に屈曲され、それによって屈曲部702を形成することができる。
【0086】
図8Dは、
図2に例解される支持フレーム100に類似のバスケットを形成するように成形された第5の例示的な支持フレーム組立体700を例解している。遠位ハブ717は、実質的に平面状であり、長手方向軸86に対して垂直である。
【0087】
図9A、
図9B、及び
図9Cは、
図1に例解されるカテーテル14に類似のカテーテルを形成するために、
図2の第1の例示的な支持フレーム組立体100の代わりに使用することができる、追加の支持フレーム組立体900a、900bで構成された代替的なスパイン901の例解図である。
【0088】
図9Aは、近位端904、遠位端907、及び遠位端907の付近のキンク902を有する個々のスパイン901を例解している。キンク902は、支持フレーム組立体を形成するために、一体的な構造体の遠位ハブへの個々のスパイン901の結合を容易にするように成形されている。
【0089】
図9Bは、遠位ハブ927と、遠位ハブ927から延在して第6の例示的な支持フレーム組立体900aを形成するスパイン901と、を有する管状の一体的な構造体920に結合された、
図9Aのスパイン901に類似のスパイン921を例解している。遠位ハブ927は、スパイン901の遠位端907を受容するようにサイズ決めされた開口部922を含む。個々のスパイン901のキンク902は、遠位ハブ927のそれぞれの開口部922を通過する。遠位端907(キンク902の遠位のスパイン部分)は、はんだ付け、溶接、又は接着剤を用いて遠位ハブ927に結合することができる。
【0090】
図9Cは、遠位ハブ917と、遠位ハブ917から延在して第7の例示的な支持フレーム組立体900bを形成するスパイン901と、を有する平面状の一体的な構造体910に結合された、
図9Aのスパイン901に類似のスパイン911を例解している。遠位ハブ917は、スパイン901の遠位端907を受容するようにサイズ決めされた開口部912を含む。個々のスパイン901のキンク902は、遠位ハブ917のそれぞれの開口部912を通過する。遠位端907(キンク902の遠位のスパイン部分)は、はんだ付け、溶接、又は接着剤を用いて遠位ハブ917に結合することができる。
【0091】
以下の条項は、本開示の非限定的な実施形態を列挙する。
条項1.カテーテルのエンドエフェクタであって、エンドエフェクタは、第1の一体的な構造体と、互いから別個であり、かつ第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、第2の複数のスパインが、第1の一体的な構造体の遠位ハブに結合されたそれぞれの遠位部分を備え、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【0092】
条項2.第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、条項1に記載のエンドエフェクタ。
【0093】
条項3.第1の複数のスパインのうちのスパインが、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めされている、条項1又は2に記載のエンドエフェクタ。
【0094】
条項4.第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、条項1~3のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0095】
条項5.第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分が、それぞれの遠位部分結合部にそれぞれの屈曲部を備え、それぞれの屈曲部が、それぞれの遠位部分を遠位ハブに結合している、条項1~4のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0096】
条項6.それぞれの屈曲部が、約360°である、条項5に記載のエンドエフェクタ。
【0097】
条項7.遠位ハブが、遠位ハブを通る複数の開口部を備え、第2の複数のスパインのそれぞれの遠位部分が、遠位ハブの開口部を通って配設されている、条項1~6のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0098】
条項8.第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分が、それぞれのスパインの遠位部分において、かつそれぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を備え、そのため、それぞれの屈曲部が、それぞれのスパインの遠位部分を遠位ハブに結合する、条項7に記載のエンドエフェクタ。
【0099】
条項9.それぞれの屈曲部が、それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するように構成されている、条項8に記載のエンドエフェクタ。
【0100】
条項10.第1の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、条項1~9のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0101】
条項11.遠位ハブが、実質的に平面状である、条項1~10のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0102】
条項12.第1の一体的な構造体が、管から構築されている、条項1~9のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0103】
条項13.遠位ハブが、円筒形である、条項1~9又は12のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0104】
条項14.カテーテルのエンドエフェクタであって、第1の一体的な構造体と、第1の一体的な構造体から別個である第2の一体的な構造体と、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、第2の一体的な構造体が、遠位ハブの1つ以上の開口部を通って延在する第2の複数のスパインを備え、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【0105】
条項15.第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、条項14に記載のエンドエフェクタ。
【0106】
条項16.第1の複数のスパインのうちのスパインが、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めされている、条項13又は14に記載のエンドエフェクタ。
【0107】
条項17.第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、条項13~16のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0108】
条項18.第1の一体的な構造体が、管から構築されている、条項13~17のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0109】
条項19.遠位ハブが、円筒形である、条項13~18のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0110】
条項20.第2の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、条項13~19のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0111】
条項21.第2の一体的な構造体が、遠位ハブによって囲まれた中央部分を備える、条項13~20のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0112】
条項22.遠位ハブが、複数の開口部を備え、そのため、第2の複数のスパインのうちの各スパインが、中央部分から、遠位ハブの複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在する、条項21に記載のエンドエフェクタ。
【0113】
条項23.カテーテルのエンドエフェクタであって、エンドエフェクタは、第1の一体的な構造体と、第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、第2の複数のスパインが、遠位ハブの開口部を通過するそれぞれの遠位部分を備え、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、エンドエフェクタの近位端付近に固定されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【0114】
条項24.第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、条項23に記載のエンドエフェクタ。
【0115】
条項25.第1の複数のスパインのうちのスパインが、第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めされている、条項23又は24に記載のエンドエフェクタ。
【0116】
条項26.第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、条項23~25のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0117】
条項27.第2の複数のスパインのうちのスパインの少なくとも一部分が、それぞれのスパインの遠位部分において、かつそれぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を備え、そのため、それぞれの屈曲部が、それぞれのスパインの遠位部分を遠位ハブに結合する、条項23~26のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0118】
条項28.それぞれの屈曲部が、約360°である、条項27に記載のエンドエフェクタ。
【0119】
条項29.それぞれの屈曲部が、それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するように構成されている、条項27又は28に記載のエンドエフェクタ。
【0120】
条項30.第2の複数のスパインが、複数の一体的なスパインを備える、条項23~29のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0121】
条項31.第1の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、条項23~30のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0122】
条項32.遠位ハブが、実質的に平面状である、条項23~31のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0123】
条項33.第1の一体的な構造体が、管から構築されている、条項23~30のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0124】
条項34.遠位ハブが、円筒形である、条項23~30又は33のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0125】
条項35.拡張可能な支持フレーム組立体が、第2の複数のスパインを備える第2の一体的な構造体を備える、条項23~26のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0126】
条項36.第1の一体的な構造体が、管から構築されている、条項35に記載のエンドエフェクタ。
【0127】
条項37.遠位ハブが、円筒形である、条項35又は36に記載のエンドエフェクタ。
【0128】
条項38.第2の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、条項35~37のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0129】
条項39.第2の一体的な構造体が、遠位ハブによって囲まれた中央部分を備え、そのため、第2の複数のスパインのうちの各スパインが、中央部分から遠位ハブの複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在する、条項35~38のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0130】
条項40.医療用プローブを構築する方法であって、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、一体的な構造体を切削することと、第2の複数のスパインのうちの各スパインが一体であり、かつ互いに及び一体的な構造体から別個であるように、第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合することと、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含む、方法。
【0131】
条項41.第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインを、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することを更に含む、条項40に記載の方法。
【0132】
条項42.第1の複数のスパインを第2の複数のスパインと交互のパターンで位置決めすることを更に含む、条項40又は41に記載の方法。
【0133】
条項43.第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、条項40~42のいずれか一項に記載の方法。
【0134】
条項44.第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合することが、第2の複数のスパインのうちの1つ以上のそれぞれのスパインのそれぞれの遠位部分をハブの一部分の周りで屈曲させることを更に含む、条項40~43のいずれか一項に記載の方法。
【0135】
条項45.それぞれの屈曲部が、約360°である、条項44に記載の方法。
【0136】
条項46.ハブを通る開口部を切削することと、その開口部を通って第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分を延在させることと、を更に含む、条項40~45のいずれか一項に記載の方法。
【0137】
条項47.第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの遠位部分をハブに結合することが、それぞれの屈曲部がそれぞれのスパインの遠位部分をハブに結合するように、第2の複数のスパインのうちの1つ以上のそれぞれのスパインのそれぞれの遠位部分を、それぞれのスパインが内部を通って延在する複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接して屈曲させることを更に含む、条項46に記載の方法。
【0138】
条項48.それぞれのスパインが内部を通って延在するそれぞれの開口部を通って回転するように、それぞれの屈曲部を構成することを更に含む、条項47に記載の方法。
【0139】
条項49.一体的な構造体が、平面状のシートを含む、条項40~48のいずれか一項に記載の方法。
【0140】
条項50.一体的な構造体が、管を含む、条項40~48のいずれか一項に記載の方法。
【0141】
条項51.医療用プローブを構築する方法であって、ハブと、ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、第1の一体的な構造体を切削することとハブに1つ以上の開口部を切削することと、中央部分と、中央部分から延在する第2の複数のスパインと、を形成するために、第2の一体的な構造体を切削することと、第2の複数のスパインの少なくとも一部分を、ハブ内の1つ以上の開口部を通って延在させることと、中央部分をハブに対して中心に位置決めすることと、複数の電極を、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含む、方法。
【0142】
条項52.第1の複数のスパイン及び第2の複数のスパインを、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成することを更に含む、条項51に記載の方法。
【0143】
条項53.第1の複数のスパインを第2の複数のスパインと交互のパターンで位置決めすることを更に含む、条項51又は52に記載の方法。
【0144】
条項54.第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、条項51~53のいずれか一項に記載の方法。
【0145】
条項55.第1の一体的な構造体が、管を含む、条項51~54のいずれか一項に記載の方法。
【0146】
条項56.第2の単位構造体が、平面状のシートを含む、条項51~55のいずれか一項に記載の方法。
【0147】
本発明に含まれる主題の例示的な実施形態について図示及び説明したが、本明細書に記載の方法及びシステムの更なる適合は、特許請求の範囲から逸脱することなく適切な修正によって達成することができる。更に、上記の方法及びステップが特定の順序で発生する特定の事象を示す場合、特定のステップは、説明された順序で実行される必要はなく、ステップが、実施形態がそれらの意図された目的のために機能することを可能にする限り、任意の順序で実行されることが意図される。したがって、本開示の趣旨の範囲内であるか、又は特許請求の範囲に見出される本発明と同等である本発明の変形例が存在する限り、本特許はそれらの変形例も包含することが意図されている。一部のそのような修正は、当業者には明らかであるはずである。例えば、上で考察される実施例、実施形態、幾何学的形状、材料、寸法、比率、ステップなどは、例解的なものである。したがって特許請求の範囲は、明細書及び図面に記載される構造及び操作の特定の詳細に限定されるべきではない。
【0148】
〔実施の態様〕
(1) カテーテルのエンドエフェクタであって、
第1の一体的な構造体と、互いから別個であり、かつ前記第1の一体的な構造体から別個である第2の複数のスパインと、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、
前記第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、前記遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、前記第2の複数のスパインが、前記第1の一体的な構造体の前記遠位ハブに結合されたそれぞれの遠位部分を備え、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、前記エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
(2) 前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れるように拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(3) 前記第1の複数のスパインのうちのスパインが、前記第2の複数のスパインのうちのスパインと交互のパターンで位置決めされている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(4) 前記第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、前記第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(5) 前記第2の複数のスパインのうちの前記スパインの少なくとも一部分が、それぞれの遠位部分結合部にそれぞれの屈曲部を備え、前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれの遠位部分を前記遠位ハブに結合している、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
【0149】
(6) 前記それぞれの屈曲部が、約360°である、実施態様5に記載のエンドエフェクタ。
(7) 前記遠位ハブが、前記遠位ハブを通る複数の開口部を備え、前記第2の複数のスパインのそれぞれの遠位部分が、前記遠位ハブの開口部を通って配設されている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(8) 前記第2の複数のスパインのうちの前記スパインの少なくとも一部分が、それぞれのスパインの前記遠位部分において、かつ前記それぞれのスパインが内部を通って延在する前記複数の開口部のうちのそれぞれの開口部に近接する、それぞれの屈曲部を備え、そのため、前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれのスパインの前記遠位部分を前記遠位ハブに結合する、実施態様7に記載のエンドエフェクタ。
(9) 前記それぞれの屈曲部が、前記それぞれのスパインが内部を通って延在する前記それぞれの開口部を通って回転するように構成されている、実施態様8に記載のエンドエフェクタ。
(10) 前記第1の一体的な構造体が、平面状のシートから構築され、前記遠位ハブが、実質的に平面状である、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
【0150】
(11) 前記第1の一体的な構造体が、管から構築され、前記遠位ハブが、円筒形である、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(12) カテーテルのエンドエフェクタであって、
第1の一体的な構造体と、前記第1の一体的な構造体とは別個の第2の一体的な構造体と、を備える、拡張可能な支持フレーム組立体であって、前記第1の一体的な構造体が、遠位ハブと、前記遠位ハブから延在する第1の複数のスパインと、を備え、前記第2の一体的な構造体が、前記遠位ハブの1つ以上の開口部を通って延在する第2の複数のスパインを備え、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各それぞれのスパインが、前記エンドエフェクタの近位端に近接して互いに結合されたそれぞれの近位端を備える、拡張可能な支持フレーム組立体と、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのそれぞれのスパインに各々結合された複数の電極と、を備える、エンドエフェクタ。
(13) 前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインが、長手方向軸から離れて拡張して、集合的にバスケット形状を形成するように構成されている、実施態様12に記載のエンドエフェクタ。
(14) 前記第1の複数のスパインのうちのスパインが、前記第2の複数のスパインのうちのスパインと交互パターンで位置決めされている、実施態様12に記載のエンドエフェクタ。
(15) 前記第1の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなり、前記第2の複数のスパインが、2、3、4、5、又は6つのスパインからなる、実施態様12に記載のエンドエフェクタ。
【0151】
(16) 前記第1の一体的な構造体が、管から構築され、前記遠位ハブが、円筒形である、実施態様12に記載のエンドエフェクタ。
(17) 前記第2の一体的な構造体が、平面状のシートから構築されている、実施態様12に記載のエンドエフェクタ。
(18) 前記第2の一体的な構造体が、前記遠位ハブによって囲まれた中央部分を備える、実施態様17に記載のエンドエフェクタ。
(19) 前記遠位ハブが、複数の開口部を備え、そのため、前記第2の複数のスパインのうちの各スパインが、前記中央部分から、前記遠位ハブの前記複数の開口部のうちのそれぞれの開口部を通って延在する、実施態様18に記載のエンドエフェクタ。
(20) 医療用プローブを構築する方法であって、
ハブと、前記ハブから延在する第1の複数のスパインと、を形成するために、第1の一体的な構造体を切削することと、
前記ハブに1つ以上の開口部を切削することと、
中央部分と、中央部分から延在する第2の複数のスパインと、を形成するために、第2の一体的な構造体を切削することと、
前記第2の複数のスパインの少なくとも一部分を、前記ハブ内の前記1つ以上の開口部を通って延在させることと、
前記中央部分を前記ハブに対して中心に位置決めすることと、
複数の電極を、前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちのスパインに結合することと、
前記第1の複数のスパイン及び前記第2の複数のスパインのうちの各スパインのそれぞれの近位端を細長いシャフトの遠位端に固定することと、を含む、方法。
【外国語明細書】