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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000963
(43)【公開日】2024-01-09
(54)【発明の名称】イメージセンサー
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/146 20060101AFI20231226BHJP
【FI】
H01L27/146 A
H01L27/146 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023062726
(22)【出願日】2023-04-07
(31)【優先権主張番号】10-2022-0075716
(32)【優先日】2022-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】金 漢錫
(72)【発明者】
【氏名】成 燦賢
(72)【発明者】
【氏名】李 應揆
(72)【発明者】
【氏名】李 廷好
【テーマコード(参考)】
4M118
【Fターム(参考)】
4M118AA01
4M118AB01
4M118BA14
4M118CA03
4M118CA04
4M118CA07
4M118CA09
4M118CA34
4M118CB13
4M118DD04
4M118EA14
4M118FA06
4M118FA27
4M118FA28
4M118FA33
4M118FA38
4M118GB03
4M118GB07
4M118GB09
4M118GC08
4M118GD04
4M118HA30
(57)【要約】
【課題】鮮明な画質を具現化することができるイメージセンサーを提供する。
【解決手段】イメージセンサーを提供する。このイメージセンサーは第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、基板内に配置され、第1画素と第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、基板内に配置され、第2画素と第3画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第2画素分離部と、を含み、第1画素分離部は第1導電パターンとその側壁を覆う第1分離絶縁パターンを含み、第2画素分離部は第2導電パターンとその側壁を覆う第2分離絶縁パターンを含み、第1導電パターンは第1方向に第1幅を有し、第2導電パターンは第1方向に第1幅より小さい第2幅を有する。
【選択図】図5A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、
前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、
前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第2画素分離部と、を含み、
前記第1画素分離部は、第1導電パターンとその側壁を覆う第1分離絶縁パターンを含み、
前記第2画素分離部は、第2導電パターンとその側壁を覆う第2分離絶縁パターンを含み、
前記第1導電パターンは、前記第1方向に第1幅を有し、前記第2導電パターンは、前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有する、イメージセンサー。
【請求項2】
前記第1分離絶縁パターンと前記第2分離絶縁パターンの厚さは、互いに同一である、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項3】
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1画素分離部と重畳される第1遮光パターンと、
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第2画素分離部と重畳される第2遮光パターンと、を含み、
前記第1遮光パターンは、前記第1方向に第3幅を有し、
前記第2遮光パターンは、前記第1方向に前記第3幅より小さい第4幅を有する、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項4】
前記第1遮光パターン上の第1低屈折パターンと、
前記第2遮光パターン上の第2低屈折パターンと、を含み、
前記第1低屈折パターンは、前記第1方向に前記第3幅を有し、
前記第2低屈折パターンは、前記第1方向に前記第4幅を有する、請求項3に記載のイメージセンサー。
【請求項5】
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1及び第2画素を同時に覆う第1マイクロレンズをさらに含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項6】
前記基板の前記第1面上に配置される第1層間絶縁膜をさらに含み、
前記第1画素分離部は、前記第1導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間に介在される第1埋め込み絶縁パターンをさらに含み、
前記第2画素分離部は、前記第2導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間に介在される第2埋め込み絶縁パターンをさらに含み、
前記第1埋め込み絶縁パターンは、前記第1方向に第5幅を有し、
前記第2埋め込み絶縁パターンは、前記第1方向に前記第5幅より小さい第6幅を有する、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項7】
前記基板は、前記第1方向と交差する第2方向に前記第3画素と隣接する第4画素、そして前記第2方向に前記第2画素と隣接する第5画素をさらに含み、
前記第2画素分離部は、前記第2方向に延長されて前記第4画素と前記第5画素との間に介在され、
前記第1画素分離部は、前記第2乃至第5画素を囲む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項8】
前記第2画素は、前記第1及び第2方向と同時に交差する第3方向に前記第4画素の間に隣接し、
前記第2画素分離部は、前記第2画素と前記第4画素との間に介在される第3導電パターンをさらに含み、
前記第3導電パターンは、前記第3方向に第7幅を有し、
前記第2幅は、前記第7幅より小さい、請求項7に記載のイメージセンサー。
【請求項9】
前記第3導電パターンは、平面的に斜方形状を有する、請求項8に記載のイメージセンサー。
【請求項10】
前記基板は、前記第1乃至第3画素が配置される画素アレイ領域とその縁に配置される縁領域を含み、
前記第1画素分離部は、前記縁領域に延長され、
前記イメージセンサーは、前記基板の前記第2面から前記基板内に挿入され、前記第1画素分離部の前記第1導電パターンと接する連結コンタクトをさらに含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項11】
第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、
前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、
前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第2画素分離部と、を含み、
前記第1画素分離部は、第1導電パターンとその側壁を覆う第1分離絶縁パターンを含み、
前記第2画素分離部は、第2分離絶縁パターンを含み、前記第1導電パターンを排除し、
前記第1画素分離部は、前記第1方向に第1幅を有し、前記第2画素分離部は、前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有する、イメージセンサー。
【請求項12】
前記第2画素分離部は、前記第2分離絶縁パターン内に配置されるボイド領域をさらに含む、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項13】
前記第1分離絶縁パターンは、前記第2分離絶縁パターンより薄い厚さを有する互いに同一である、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項14】
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1画素分離部と重畳される第1遮光パターンと、
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第2画素分離部と重畳される第2遮光パターンと、を含み、
前記第1遮光パターンは、前記第1方向に第3幅を有し、
前記第2遮光パターンは、前記第1方向に前記第3幅より小さい第4幅を有する、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項15】
前記第1遮光パターン上の第1低屈折パターンと、
前記第2遮光パターン上の第2低屈折パターンと、を含み、
前記第1低屈折パターンは、前記第1方向に前記第3幅を有し、
前記第2低屈折パターンは、前記第1方向に前記第4幅を有する、請求項14に記載のイメージセンサー。
【請求項16】
第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、
前記第1乃至第3画素の各々で前記基板の前記第1面上に配置される伝送ゲートと、
前記基板の前記第1面を覆う第1層間絶縁膜と、
前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、
前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第2画素分離部と、
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1画素分離部と重畳される第1遮光パターンと、
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第2画素分離部と重畳される第2遮光パターンと、を含み、
前記第1画素分離部は、第1導電パターン、その側壁を覆う第1分離絶縁パターン及び前記第1導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間の第1埋め込み絶縁パターンを含み、
前記第2画素分離部は、第2導電パターン、その側壁を覆う第2分離絶縁パターン及び前記第2導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間の第2埋め込み絶縁パターンを含み、
前記第1画素分離部は、前記第1方向に第1幅を有し、前記第2画素分離部は、前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有し、
前記第1遮光パターンは、前記第1方向に第3幅を有し、
前記第2遮光パターンは、前記第1方向に前記第3幅より小さい第4幅を有する、イメージセンサー。
【請求項17】
前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1及び第2画素を同時に覆う第1マイクロレンズをさらに含む請求項16に記載のイメージセンサー。
【請求項18】
前記第1埋め込み絶縁パターンは、前記第1方向に第5幅を有し、
前記第2埋め込み絶縁パターンは、前記第1方向に前記第5幅より小さい第6幅を有する、請求項16に記載のイメージセンサー。
【請求項19】
前記基板は、前記第1方向と交差する第2方向に前記第3画素と隣接する第4画素、そして前記第2方向に前記第2画素と隣接する第5画素をさらに含み、
前記第2画素分離部は、前記第2方向に延長されて前記第4画素と前記第5画素との間に介在され、
前記第1画素分離部は、前記第2乃至第5画素を囲む、請求項18に記載のイメージセンサー。
【請求項20】
前記第2画素は、前記第1及び第2方向と同時に交差する第3方向に前記第4画素の間に隣接し、
前記第2画素分離部は、前記第2画素と前記第4画素との間に介在される第3導電パターンをさらに含み、
前記第3導電パターンは、前記第3方向に第7幅を有し、
前記第6幅は、前記第7幅より小さい、請求項19に記載のイメージセンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイメージセンサーに関する。
【背景技術】
【0002】
イメージセンサーは光学映像(Optical image)を電気信号に変換する半導体素子である。前記イメージセンサーはCCD(Charge coupled device)型及びCMOS(Complementary metal oxide semiconductor)型に分類されることができる。前記CMOS型イメージセンサーはCIS(CMOS image sensor)と略称される。前記CISは2次元的に配列された複数の画素を具備する。前記画素の各々はフォトダイオードPD(photodiode)を含む。前記フォトダイオードは入射される光を電気信号に変換する役割をする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第10,991,742B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は鮮明な画質を具現化することができるイメージセンサーを提供することにある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に限定されず、言及されないその他の課題は下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を達成するための本発明の実施形態によるイメージセンサーは、第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在されこれらを互いに分離させる第1画素分離部と、前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在されこれらを互いに分離させる第2画素分離部と、を含み、前記第1画素分離部は第1導電パターンとその側壁を覆う第1分離絶縁パターンを含み、前記第2画素分離部は第2導電パターンとその側壁を覆う第2分離絶縁パターンを含み、前記第1導電パターンは前記第1方向に第1幅を有し、前記第2導電パターンは前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有する。
【0007】
本発明の一実施形態によるイメージセンサーは、第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在されこれらを互いに分離させる第2画素分離部と、を含み、前記第1画素分離部は第1導電パターンとその側壁を覆う第1分離絶縁パターンを含み、前記第2画素分離部は第2分離絶縁パターンを含み、前記第1導電パターンを排除し、前記第1画素分離部は前記第1方向に第1幅を有し、前記第2画素分離部は前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有する。
【0008】
本発明の他の実施形態によるイメージセンサーは、第1面と反対側の第2面を有する基板であって、第1方向に並べて配置される第1乃至第3画素を含む基板と、前記第1乃至第3画素の各々で前記基板の前記第1面上に配置される伝送ゲートと、前記基板の前記第1面を覆う第1層間絶縁膜と、前記基板内に配置され、前記第1画素と前記第2画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第1画素分離部と、前記基板内に配置され、前記第2画素と前記第3画素との間に介在され、これらを互いに分離させる第2画素分離部と、前記基板の前記第2面上に配置され、前記第1画素分離部と重畳される第1遮光パターンと、前記基板の前記第2面上に配置され、前記第2画素分離部と重畳される第2遮光パターンと、を含み、前記第1画素分離部は第1導電パターン、その側壁を覆う第1分離絶縁パターン及び前記第1導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間の第1埋め込み絶縁パターンを含み、前記第2画素分離部は第2導電パターン、その側壁を覆う第2分離絶縁パターン、及び前記第2導電パターンと前記第1層間絶縁膜との間の第2埋め込み絶縁パターンを含み、前記第1画素分離部は前記第1方向に第1幅を有し、前記第2画素分離部は前記第1方向に前記第1幅より小さい第2幅を有し、前記第1遮光パターンは前記第1方向に第3幅を有し、そして前記第2遮光パターンは前記第1方向に前記第3幅より小さい第4幅を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のイメージセンサーでは1つの画素グループを構成する単位画素の間を分離する第2画素分離部が光を吸収するポリシリコンで構成される導電パターンを、画素グループを分離する第1画素分離部より相対的に少なく含むか、或いは排除することによって、入射された光がポリシリコンに吸収されて発生する光の損失を低下させるか、或いは防止することができる。したがって、受光量と光感度を増加させて鮮明な画質を具現化することができる。また、単位画素の間を分離する第2画素分離部が相対的に狭い幅を有するので、イメージセンサーの全体サイズを減少させ、高集積化が可能である。
【0010】
本発明のイメージセンサーでは1つの画素グループを構成する単位画素の間を分離する第2画素分離部上に位置する第2遮光パターンが画素グループを分離する第1画素分離部上に位置する第1遮光パターンより小さい幅を有するので、1つの画素グループを構成する単位画素に入射される光の量を相対的に増加させることができる。したがって、受光量を増加させて鮮明な画質を具現化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するためのブロック図である。
図2】本発明の実施形態によるイメージセンサーのアクティブピクセルセンサーアレイの回路図である。
図3】本発明の実施形態による低屈折パターンを含むイメージセンサーの平面図である。
図4】本発明の実施形態による画素分離部を含むイメージセンサーの平面図である。
図5A】本発明の実施形態による、図3及び/又は図4をA-A’線に沿って切断した断面図である。
図5B】本発明の実施形態による、図3のA-A’線に沿って切断した断面図である。
図6】本発明の実施形態による画素分離部を含むイメージセンサーの平面図である。
図7A】本発明の実施形態による、図6をA-A’線に沿って切断した断面図である。
図7B】本発明の実施形態による、図6をB-B’線に沿って切断した断面図である。
図8A図5Aの断面を有するイメージセンサーを製造する過程を順次的に示す図面である。
図8B図5Aの断面を有するイメージセンサーを製造する過程を順次的に示す図面である。
図9】本発明の実施形態によるイメージセンサーの平面図である。
図10】本発明の実施形態によるイメージセンサーの平面図である。
図11図10をA-A’線に沿って切断した断面図である。
図12A】本発明の実施形態による低屈折パターンを有するイメージセンサーの平面図である。
図12B】本発明の実施形態による画素分離部を有するイメージセンサーの平面図である。
図13A】本発明の実施形態による低屈折パターンを有するイメージセンサーの平面図である。
図13B】本発明の実施形態による低屈折パターンを有するイメージセンサーの平面図である。
図14】本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
図15】本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
図16】本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
図17】本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
図18】本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明をより具体的に説明するために本発明による実施形態を、添付図面を参照しながら、より詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するためのブロック図である。
【0014】
図1を参照すれば、イメージセンサーは、アクティブピクセルセンサーアレイ(Active Pixel Sensor array)1001、行デコーダー(row decoder)1002、行ドライバー(row driver)1003、列デコーダー(column decoder)1004、タイミング発生器(timing generator)1005、相関二重サンプラー(CDS:Correlated Double Sampler)1006、アナログデジタルコンバータ(ADC:Analog to Digital Converter)1007、及び入出力バッファ(I/O buffer)1008を含むことができる。
【0015】
アクティブピクセルセンサーアレイ1001は、2次元的に配列された複数の単位ピクセルを含み、光信号を電気的信号に変換することができる。アクティブピクセルセンサーアレイ1001は、行ドライバー1003からピクセル選択信号、リセット信号、及び電荷伝送信号のような複数の駆動信号によって駆動されることができる。また、変換された電気的信号は相関二重サンプラー1006に提供されることができる。
【0016】
行ドライバー1003は、行デコーダー1002でデコーディングされた結果に応じて多数の単位ピクセルを駆動するための多数の駆動信号をアクティブピクセルセンサーアレイ1001に提供することができる。単位ピクセルが行列形状に配列された場合には各行別に駆動信号が提供されることができる。
【0017】
タイミング発生器1005は、行デコーダー1002及び列デコーダー1004にタイミング(timing)信号及び制御信号を提供することができる。
【0018】
相関二重サンプラー(CDS)1006は、アクティブピクセルセンサーアレイ1001で生成された電気信号を受信して維持(hold:保持)及びサンプリングすることができる。相関二重サンプラー1006は、特定の雑音レベル(noise level)と電気的信号による信号レベルを二重にサンプリングして、雑音レベルと信号レベルの差分に該当する差分レベルを出力することができる。
【0019】
アナログデジタルコンバータ(ADC)1007は、相関二重サンプラー1006から出力された差分レベルに該当するアナログ信号をデジタル信号に変換して出力することができる。
【0020】
入出力バッファ1008はデジタル信号をラッチ(latch)し、ラッチされた信号は列デコーダー1004でのデコーディング結果に応じて順次的に映像信号処理部(未図示)にデジタル信号を出力することができる。
【0021】
図2は、本発明の実施形態によるイメージセンサーのアクティブピクセルセンサーアレイの回路図である。
【0022】
図1及び図2を参照すれば、センサーアレイ1001は複数の単位画素UPを含み、単位画素UPはマトリックス形状で配列されることができる。各々の単位画素UPは伝送トランジスタTXを含むことができる。各々の単位画素UPはロジックトランジスタRX、SX、DXをさらに含むことができる。ロジックトランジスタは、リセットトランジスタRX、選択トランジスタSX、又はソースフォロワートランジスタDXであり得る。伝送トランジスタTXは伝送ゲートTGを含むことができる。各々の単位画素UPは光電変換部PD及び浮遊拡散領域FDをさらに含むことができる。ロジックトランジスタRX、SX、DXは、複数の単位画素UP同士互いに共有されることができる。
【0023】
光電変換部PDは、外部から入射された光の量に比例して光電荷を生成及び蓄積することができる。光電変換部PDは、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトゲート、ピンドフォトダイオード、及びこれらの組合を含むことができる。伝送トランジスタTXは、光電変換部PDで生成された電荷を浮遊拡散領域FDに伝送することができる。浮遊拡散領域FDは、光電変換部PDで生成された電荷が伝送されて累積的に格納することができる。浮遊拡散領域FDに蓄積された光電荷の量に応じてソースフォロワートランジスタDXが制御されることができる。
【0024】
リセットトランジスタRXは、浮遊拡散領域FDに蓄積された電荷を周期的にリセットさせることができる。リセットトランジスタRXのドレーン電極は浮遊拡散領域FDと連結され、ソース電極は電源電圧VDDに連結されることができる。リセットトランジスタRXがターンオン(turn-on)されれば、リセットトランジスタRXのソース電極と連結された電源電圧VDDが浮遊拡散領域FDに印加されることができる。したがって、リセットトランジスタRXがターンオンされれば、浮遊拡散領域FDに蓄積された電荷が排出されて浮遊拡散領域FDがリセットされることができる。
【0025】
ソースフォロワーゲート電極SFを含むソースフォロワートランジスタDXは、ソースフォロワーバッファ増幅器(source follower buffer amplifier)の役割をすることができる。ソースフォロワートランジスタDXは、浮遊拡散領域FDでの電位変化を増幅し、これを出力ラインVoutに出力することができる。
【0026】
選択ゲート電極SELを含む選択トランジスタSXは、行単位に読み出す単位画素UPを選択することができる。選択トランジスタSXがターンオンされる時、電源電圧VDDがソースフォロワートランジスタDXのドレーン電極に印加されることができる。
【0027】
図3は、本発明の実施形態による低屈折パターンを含むイメージセンサーの平面図である。図4は、本発明の実施形態による画素分離部を含むイメージセンサーの平面図である。図5Aは、本発明の実施形態による、図3及び/又は図4をA-A’線に沿って切断した断面図である。
【0028】
図3図4、及び図5Aを参照すれば、本発明の実施形態によるイメージセンサー500は、第1基板1を含む。前記第1基板1は、例えばシリコン単結晶ウエハ、シリコンエピタキシャル層、又はSOI(silicon on insulator)基板であり得る。前記第1基板1は、例えば第1導電型の不純物でドーピングされることができる。例えば、前記第1導電型はP型であり得る。前記第1基板1は、互いに反対になる第1面1aと第2面1bを含む。前記第1基板1は、画素アレイ領域APSと縁領域EGを含むことができる。前記画素アレイ領域APSは、複数の単位画素UPを含むことができる。前記縁領域EGは、図14の連結領域CNRの一部に対応されることができる。
【0029】
前記第1基板1には画素分離部DTI1、DTI2が配置されて前記画素アレイ領域APSで前記単位画素UPを分離/制限することができる。画素分離部DTI1、DTI2は前記縁領域EGまで延長されることができる。前記単位画素UPの中で互いに隣接し、2行と2列で構成された4つの単位画素UPは、1つの画素グループGPを構成することができる。単位画素UPは、時計回りに沿って互いに隣接する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)を含むことができる。互いに隣接する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)は、第1乃至第4画素グループGP(1)~GP(4)を構成することができる。第1乃至第4画素グループGP(1)~GP(4)は、時計回りに沿って互いに隣接することができる。第1及び第2画素UP(1)、UP(2)は、第1方向Xに沿って配列されることができる。第4及び第3画素UP(4)、UP(3)は、第1方向Xに沿って配列されることができる。第4及び第1画素UP(4)、UP(1)は、第1方向Xと交差する第2方向Yに沿って配列されることができる。第3及び第2画素UP(3)、UP(2)は、第2方向Yに沿って配列されることができる。
【0030】
画素分離部DTI1、DTI2は、第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2を含むことができる。前記第1画素分離部DTI1は、第1乃至第4画素グループGP(1)~GP(4)を各々囲むことができる。前記第1画素分離部DTI1は、平面的に網目形状を有することができる。一例として、図4及び図5Aを見ると、第1画素分離部DTI1は、第1画素グループGP(1)の第3単位画素UP(3)と第2画素グループGP(2)の第4単位画素UP(4)との間に介在される。第2画素分離部DTI2は、第2画素グループGP(2)の第4単位画素UP(4)と第3単位画素UP(3)との間に介在される。
【0031】
第2画素分離部DTI2は、前記第1画素分離部DTI1の側壁から突出され、第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)の間に介在されることができる。第2画素分離部DTI2は、平面的に十字形状を有することができる。
【0032】
前記単位画素UPで前記第1基板1内には光電変換部PDが各々配置されることができる。前記光電変換部PDは、前記第1導電型と反対になる第2導電型の不純物でドーピングされることができる。前記第2導電型は、例えばN型であり得る。前記光電変換部PDにドーピングされたN型の不純物は、周辺の第1基板1にドーピングされたP型の不純物とPN接合を成してフォトダイオードを提供することができる。
【0033】
前記第1基板1内には前記第1面1aに隣接する素子分離部STIが配置されることができる。前記素子分離部STIは、前記第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2によって貫通されることができる。前記素子分離部STIは、各単位画素UPで前記第1面1aに隣接する活性領域ACTを限定することができる。前記活性領域ACTは、図2のトランジスタTX、RX、DX、SXのために提供されることができる。
【0034】
各単位画素UPで前記第1基板1の前記第1面1a上には伝送ゲートTGが配置されることができる。前記伝送ゲートTGの一部は、前記第1基板1の内に延長されることができる。前記伝送ゲートTGはVerticalタイプである。或いは前記伝送ゲートTGは、前記第1基板1の内に延長されなく、平坦な形状であるPlanarタイプであってもよい。前記伝送ゲートTGと前記第1基板1との間にはゲート絶縁膜Goxが介在されることができる。前記伝送ゲートTGの一側で前記第1基板1内には浮遊拡散領域FDが配置されることができる。前記浮遊拡散領域FDには、例えば前記第2導電型の不純物がドーピングされることができる。
【0035】
前記イメージセンサー500は背面受光イメージセンサーであり得る。光は、前記第1基板1の第2面1bを通じて前記第1基板1の内に入射されることができる。入射された光によって前記PN接合で電子-正孔対が生成されることができる。このように生成された電子は、前記光電変換部PDに移動されることができる。前記伝送ゲートTGに電圧を印加すれば、前記電子は、前記浮遊拡散領域FDに移動されることができる。
【0036】
1つの単位画素UP(3)、UP(4)で前記第1面1a上に伝送ゲートTGに隣接してリセットゲートRGが配置されることができる。他の単位画素UP(1)、UP(2)で前記第1面1a上に伝送ゲートTGに隣接してソースフォロワーゲートSFと選択ゲートSELが配置されることができる。前記ゲートTG、RG、SF、SELは、各々図2のトランジスタTX、RX、DX、SXのゲートに対応されることができる。前記ゲートTG、RG、SF、SELは、前記活性領域ACTと重畳されることができる。本例において、リセットトランジスタRX、選択トランジスタSX、及びソースフォロワートランジスタDXは、隣接する2つの単位画素UP同士互いに共有されることができる。
【0037】
前記第1面1aは、第1層間絶縁膜ILで覆われることができる。前記第1層間絶縁膜ILは、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜、多孔性低誘電膜の中から選択される少なくとも1つの膜の多層膜で形成されることができる。前記第1層間絶縁膜ILの間又は内には第1配線15が配置されることができる。前記浮遊拡散領域FDは、第1コンタクトプラグ17によって前記第1配線15に連結されることができる。前記第1コンタクトプラグ17は、前記画素アレイ領域APSで前記第1層間絶縁膜ILの中で前記第1面1aに最も近い(最下層の)第1層間絶縁膜ILを貫通することができる。
【0038】
前記第1画素分離部DTI1は、第1面1aから第2面1bに向かって形成された第1トレンチ22a内に位置する。前記第2画素分離部DTI2は、第1面1aから第2面1bに向かって形成された第2トレンチ22b内に位置する。図5Aの断面から前記第1画素分離部DTI1及び第1トレンチ22aは、各々第1方向Xに第1幅W1を有することができる。前記第2画素分離部DTI2及び第2トレンチ22bは、各々第1方向Xに第2幅W2を有することができる。第2幅W2は第1幅W1より小さい。前記第2画素分離部DTI2が相対的に狭い第2幅W2を有するので、イメージセンサーのサイズを減少させることができる。したがって、高集積化されたイメージセンサーを提供することができる。
【0039】
前記第1画素分離部DTI1は、第1埋め込み絶縁パターン12a、第1分離絶縁パターン14a、及び第1導電パターン16aを含むことができる。前記第1埋め込み絶縁パターン12aは、前記第1導電パターン16aと前記第1層間絶縁膜ILとの間に介在されることができる。前記第1分離絶縁パターン14aは、前記第1導電パターン16aと前記第1基板1との間、そして前記第1埋め込み絶縁パターン12aと前記第1基板1との間に介在されることができる。
【0040】
前記第2画素分離部DTI2は、第2埋め込み絶縁パターン12b、第2分離絶縁パターン14b、及び第2導電パターン16bを含むことができる。前記第2埋め込み絶縁パターン12bは、前記第2導電パターン16bと前記第1層間絶縁膜ILとの間に介在されることができる。前記第2分離絶縁パターン14bは、前記第2導電パターン16bと前記第1基板1との間、そして前記第2埋め込み絶縁パターン12bと前記第1基板1との間に介在されることができる。
【0041】
埋め込み絶縁パターン12xは、第1埋め込み絶縁パターン12aと第2埋め込み絶縁パターン12bを含む。分離絶縁パターン14xは、第1分離絶縁パターン14aと第2分離絶縁パターン14bを含む。導電パターン16xは、第1導電パターン16aと第2導電パターン16bを含む。
【0042】
与えられた画素グループGPと関連付けされた第2画素分離部DTI2の第2埋め込み絶縁パターン12b、第2分離絶縁パターン14b、及び第2導電パターン16bは、前記与えられたグループの単位画素UPの最外側境界(例えば、最外側の側壁)によって第1方向Xと第2方向Yに、定まれる領域G内に位置する埋め込み絶縁パターン12x、分離絶縁パターン14x、及び導電パターン16xの一部分を含むことができる。
【0043】
第1埋め込み絶縁パターン12a、第1分離絶縁パターン14a、第2埋め込み絶縁パターン12b、及び第2分離絶縁パターン14bは、前記第1基板1と異なる屈折率を有する絶縁物質で形成されることができる。第1埋め込み絶縁パターン12a、第1分離絶縁パターン14a、第2埋め込み絶縁パターン12b、及び第2分離絶縁パターン14bは、例えばシリコン酸化物を含むことができる。前記第1導電パターン16a及び前記第2導電パターン16bは、前記第1基板1と離隔されることができる。前記第1導電パターン16a及び前記第2導電パターン16bは、不純物がドーピングされたポリシリコン膜やシリコンゲルマニウム膜を含むことができる。前記ポリシリコンやシリコンゲルマニウム膜にドーピングされた不純物は、例えばホウ素、リン、ヒ素の中で1つであり得る。または、前記第1導電パターン16a及び前記第2導電パターン16bは、金属膜を含むことができる。
【0044】
図5Aの断面で第1分離絶縁パターン14aは、第2分離絶縁パターン14bと同一な第1厚さT1を有することができる。図4の平面で第1分離絶縁パターン14aと第2分離絶縁パターン14bの各々の第1厚さT1は、位置にかかわらず一定であることができる。
【0045】
前記第1導電パターン16aは、第1方向Xに第3幅W3を有することができる。前記第2導電パターン16bは、第1方向Xに第4幅W4を有することができる。第4幅W4は第3幅W3より小さい。前記第1導電パターン16aと前記第2導電パターン16bがポリシリコンで形成された場合、ポリシリコンは光を吸収することができる。本発明では1つの画素グループGPを構成する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)の間に相対的に小さい第4幅W4の前記第2導電パターン16bが介在されているので、1つの画素グループGP内で入射された光の吸収を防止/最小化/減少させることができる。したがって、イメージセンサーで受光量が増加され、QE(Quantum efficiency)が増加され、光感度が改善されることができる。また、自動焦点機能を向上させることができる。したがって、鮮明な画質を具現化することができる。
【0046】
第1埋め込み絶縁パターン12aは第1方向Xに第3幅W3を有することができる。第2埋め込み絶縁パターン12bは第1方向Xに第4幅W4を有することができる。
【0047】
図4の平面で、第1及び第3単位画素UP(1)、UP(3)は第1及び第2方向X、Yと同時に交差する第3方向Zに並べて配列されることができる。第2画素分離部DTI2は、第1及び第3単位画素UP(1)、UP(3)の間に配置される第3導電パターン16pをさらに含むことができる。第3導電パターン16pは、第2及び第4単位画素UP(2)、UP(4)の間に配置されることができる。即ち、画素グループGPの各々の中心に第3導電パターン16pが配置される。第3導電パターン16pは、平面的に斜方形状を有することができる。第3導電パターン16pは、第2導電パターン16bの間に配置され、これらを連結する。第3導電パターン16pは、第3方向Zに第9幅(図4のW9)を有することができる。第9幅W9は、第4幅W4と同一であるか、或いはより大きくすることができる。
【0048】
前記第1基板1の第2面1b上には第1固定電荷膜24が配置される。前記第1固定電荷膜24は前記第1基板1の第2面1bと接することができる。前記第1固定電荷膜24は、化学量論比より不足な量の酸素又は弗素を含む金属酸化膜又は金属フッ化膜の単一膜又は多重膜で構成されることができる。したがって、前記固定電荷膜は負の固定電荷を有することができる。前記第1固定電荷膜24は、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、イットリウム、及びランタノイドを含むグループで選択される少なくとも1つの金属を含む金属酸化物(metaloxide)又は金属フッ化物(metalfluoride)の単一膜又は多重膜で構成されることができる。具体的な例として、前記第1固定電荷膜24は、ハフニウム酸化膜及び/又はアルミニウム酸化膜を含むことができる。前記第1固定電荷膜24によって暗電流とホワイトスポットを改善することができる。
【0049】
第1固定電荷膜24上には第2固定電荷膜42と第1保護膜44が順に積層されることができる。前記第2固定電荷膜42は、金属酸化膜又は金属フッ化膜の単一膜又は多重膜を含むことができる。前記第2固定電荷膜42は、例えばハフニウム酸化膜及び/又はアルミニウム酸化膜を含むことができる。前記第2固定電荷膜42は、前記第1固定電荷膜24を補強するか、又は接着膜として機能することができる。前記第1保護膜44は、PETEOS、SiOC、SiO、SiNの中で少なくとも1つを含むことができる。前記第1保護膜44は、反射防止膜及び/又は平坦化膜として機能することができる。
【0050】
図4及び図5Aを参照すれば、前記縁領域EGで、連結コンタクトBCAは、前記第1保護膜44、前記第2固定電荷膜42、前記第1固定電荷膜24、及び前記第1基板1の一部を貫通して前記第1導電パターン16a及び前記第1分離絶縁パターン14aと接することができる。前記連結コンタクトBCAは第3トレンチ46内に位置することができる。前記連結コンタクトBCAは、前記第3トレンチ46の内部側壁と底面をコンフォーマルに(conformally)覆う拡散防止パターン48g、前記拡散防止パターン48g上の第1金属パターン52、そして前記第3トレンチ46を満たす第2金属パターン54を含むことができる。前記拡散防止パターン48gは、例えばチタニウムを含むことができる。前記第1金属パターン52は、例えばタングステンを含むことができる。前記第2金属パターン54は、例えばアルミニウムを含むことができる。前記拡散防止パターン48gと前記第1金属パターン52は、前記第1保護膜44上に延長されて他の配線やビア/コンタクトと電気的に連結されることができる。
【0051】
前記画素アレイ領域APSで前記第1保護膜44上には第1及び第2遮光パターン48a、48bが配置されることができる。第1及び第2遮光パターン48a、48b上には第1及び第2低屈折パターン50a、50bが各々配置されることができる。第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aは、第1画素分離部DTI1と重畳され、平面的に第1画素分離部DTI1と同一な形状を有することができる。即ち、第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aは、平面的に画素グループGP(1)~GP(4)を各々囲むことができる。第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bは、第2画素分離部DTI2と重畳され、平面的に第2画素分離部DTI2と同一な形状を有することができる。第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bは、各々の画素グループGP(1)~GP(4)内で第1乃至第4単位画素UP(1)~UP4)の間に介在されることができる。
【0052】
第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aの側壁は、互いに整列されることができる。第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aは、各々第1方向Xに第5幅W5を有することができる。第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bの側壁は、互いに整列されることができる。第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bは、各々第1方向Xに第6幅W6を有することができる。第6幅W6は、第5幅W5と同一であるか、或いはより小さくすることができる。第6幅W6が第5幅W5より小さい場合、1つの画素グループGPを構成する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)内に入射される光の量を相対的に増加させることができる。したがって、イメージセンサーで受光量が増加され、QE(Quantum efficiency)が増加され、光感度が改善されることができる。
【0053】
前記第1遮光パターン48aと第2遮光パターン48bは、前記拡散防止パターン48gと同一な物質及び同一な厚さを有することができる。前記第1遮光パターン48aと第2遮光パターン48bは、例えばチタニウムを含むことができる。
【0054】
第1低屈折パターン50aと第2低屈折パターン50bは、互いに同一な厚さを有し、互いに同一な有機物質を含むことができる。前記第1低屈折パターン50aと第2低屈折パターン50bは、カラーフィルターCF1、CF2より小さい屈折率を有することができる。例えば、第1低屈折パターン50aと第2低屈折パターン50bは、約1.3以下の屈折率を有することができる。前記遮光パターン48a、48bと前記低屈折パターン50a、50bは、隣接する単位画素UPの間のクロストークを防止することができる。
【0055】
前記第1保護膜44上には第2保護膜56が積層される。前記第2保護膜56は、前記遮光パターン48a、48bと前記低屈折パターン50a、50b及び前記連結コンタクトBCAをコンフォーマルに覆うことができる。前記画素アレイ領域APSで前記低屈折パターン50a、50bの間にカラーフィルターCF1、CF2が配置されることができる。カラーフィルターCF1、CF2は、各々青色、緑色、赤色の中で1つの色を有することができる。他の例として、前記カラーフィルターCAF1、CF2は、シアン(cyan)、マゼンタ(magenta)、又は黄色(yellow)等のような他のカラーを含んでもよい。
【0056】
本例において、1つの画素グループGPには1つのカラーフィルターが配置されることができる。本例に従うイメージセンサーでカラーフィルターCF1、CF2は、2x2形状のTetraパターン形状に配列されることができる。即ち、第2画素グループGP(2)上には第1カラーフィルターCF1が配置されることができる。第1、第3、又は第4画素グループGP(1)、GP(3)、GP(4)上には第2カラーフィルターCF2が配置されることができる。
【0057】
前記縁領域EGで前記第2保護膜56上には第1光学ブラックパターンCFBが配置されることができる。前記第1光学ブラックパターンCFBは、例えば青色のカラーフィルターと同一な物質を含むことができる。
【0058】
前記画素アレイ領域APSで前記カラーフィルターCF1、CF2上にはマイクロレンズMLが配置されることができる。マイクロレンズMLの縁は互いに接し、連結されることができる。本例において、1つの画素グループGPには1つのマイクロレンズMLが配置されることができる。即ち、1つのマイクロレンズMLは、互いに隣接するように配置される第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)を覆うことができる。図4の平面視において、第2画素分離部DTI2はマイクロレンズMLの中心を横切ることができる。
【0059】
前記縁領域EGで第1光学ブラックパターンCFB上にはレンズ残余膜MLRが配置されることができる。レンズ残余膜MLRは、マイクロレンズMLと同一な物質を含むことができる。イメージセンサー500は自動焦点イメージセンサーであり得る。
【0060】
前記第1及び第2導電パターン16a、16bには前記連結コンタクトBCAによって負のバイアス電圧を印加されることができる。前記第1及び第2導電パターン16a、16bは、共通バイアスラインの役割をすることができる。したがって、前記第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2と接する第1基板1の表面に存在することができる正孔を捕獲して暗電流特性を改善させることができる。
【0061】
図5Bは、本発明の実施形態によって図3のA-A’線に沿って切断した断面図である。
【0062】
図3及び図5Bを参照すれば、本例に従うイメージセンサー501では第2画素分離部DTI2が図5Aの第2導電パターン16bと第2埋め込み絶縁パターン12bを排除することができる。第2画素分離部DTI2が図6のように第3導電パターン16pをさらに含むことができるが、この時、第3導電パターン16pは、第2導電パターン16bと連結されなく、孤立されることができる。第2画素分離部DTI2は、第2分離絶縁パターン14b内に位置するボイド領域VDを含むことができる。第2分離絶縁パターン14bは、第2分離絶縁パターン14bの領域内にボイド領域VDを定義する少なくとも1つの内部表面14bsを含むことができる。前記ボイド領域VDはシーム(seam)であってもよい。ボイド領域VDは最大第4幅W4を有することができる。第4幅W4は、第1画素分離部DTI1の第1導電パターン16aの第3幅W3より小さくすることができる。ボイド領域VDが最大幅W4を有する地点で第2分離絶縁パターン14bは、第1厚さT1を有することができる。前記第1厚さT1は、第1画素分離部DTI1の第1分離絶縁パターン14aの厚さと同一であり得る。ボイド領域VDの平面形状は、図4の第2導電パターン16bと同一/類似であることができる。その外の構造は、図3乃至図5Aを参照して説明したことと同一/類似であることができる。
【0063】
図5Bのイメージセンサー501では1つの画素グループGPを構成する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)の間に第2導電パターン16bが無いので、1つの画素グループGP内で入射された光が第2導電パターン16bに吸収されることを防止することができる。したがって、イメージセンサーで受光量が増加され、QE(Quantum efficiency)が増加され、光感度が改善されることができる。また、自動焦点機能を向上させることができる。
【0064】
図6は、本発明の実施形態による画素分離部を含むイメージセンサーの平面図である。図7Aは、本発明の実施形態による、図6をA-A’線に沿って切断した断面図である。図7Bは、本発明の実施形態による、図6をB-B’線に沿って切断した断面図である。
【0065】
図6図7A、及び図7Bを参照すれば、本例に従うイメージセンサー502では第2画素分離部DTI2が第2分離絶縁パターン14bのみで構成されることができる。この時、第2分離絶縁パターン14bの第2厚さT2は、第2画素分離部DTI又は第2トレンチ22bの第2幅W2と同一であり得る。第2厚さT2は、第1画素分離部DTI1の第1分離絶縁パターン14aの第1厚さT1より大きくすることができる。第2画素分離部DTI2が第3導電パターン16pをさらに含むことができ、この時、第3導電パターン16pは、第2分離絶縁パターン14bで囲まれて孤立されることができる。第1画素分離部DTIの側壁は凹凸構造を有することができる。図7Aの断面で、第1画素分離部DTIの第1導電パターン16aは、第1方向Xに第3幅W3を有することができる。図7Bの断面で、第1画素分離部DTIの第1導電パターン16aは、第1方向Xに第7幅W7を有することができる。第7幅W7は第3幅W3より大きくすることができる。図7Bの断面で、第1画素分離部DTIの第1導電パターン16aは、第1方向Xに第7幅W7を有することができる。第7幅W7は第3幅W3より大きくすることができる。図7Bの断面で、第3導電パターン16pは第8幅W8を有することができる。第8幅W8は第7幅W7より小さくすることができる。
【0066】
第2画素分離部DTI2が、第3導電パターン16p上の第3埋め込み絶縁パターン12pをさらに含むことができる。第3埋め込み絶縁パターン12pは、第1埋め込み絶縁パターン12aと同一な物質を含むことができる。第3埋め込み絶縁パターン12pは、平面的に斜方形状を有することができる。第3埋め込み絶縁パターン12pは第8幅W8を有することができる。その外の構造は、図3乃至図5Aを参照して説明したことと同一/類似であることができる。
【0067】
図7Aのイメージセンサー502では1つの画素グループGPを構成する第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)の間に第2導電パターン16bが無いので、1つの画素グループGP内で入射された光が第2導電パターン16bに吸収されることを防止することができる。したがって、イメージセンサーで受光量が増加され、QE(Quantum efficiency)が増加され、光感度が改善されることができる。また、自動焦点機能を向上させることができる。
【0068】
図8A及び図8Bは、図5Aの断面を有するイメージセンサーを製造する過程を順次的に示す図面である。
【0069】
図8Aを参照して、画素アレイ領域APSと縁領域EGを含む第1基板1を準備する。第1基板1にイオン注入工程等を進行して光電変換部PDを形成する。前記第1基板1の第1面1aに素子分離部STIを形成して活性領域を定義する。前記素子分離部STIは、Shallow Trench Isolation工程で形成されることができる。前記第1基板1の第1面1a上に第1マスクパターンMK1を形成する。前記第1マスクパターンMK1を蝕刻マスクとして利用して、前記素子分離部STIと前記第1基板1の一部を蝕刻して第1及び第2トレンチ22a、22bを形成する。この時、第1トレンチ22aは、第1幅W1を有するように形成されることができる。第2トレンチ22bは、第1幅W1より狭い第2幅W2を有するように形成されることができる。
【0070】
前記第1基板1の第1面1a上に分離絶縁膜14を第1厚さT1でコンフォーマルに形成する。したがって、第1及び第2トレンチ22a、22b内でも分離絶縁膜14は第1厚さT1を有することができる。第1厚さT1は第2幅W2の1/2より小さくすることができる。前記分離絶縁膜14上に導電膜16を積層して前記第1及び第2トレンチ22a、22bを満たす(充填する)。前記導電膜16は、前記第1トレンチ22a内で第3幅W3を有する。前記導電膜16は、前記第2トレンチ22b内で第4幅W4を有する。
【0071】
図8Bを参照して、前記導電膜16に対してエッチバック工程を進行して前記第1基板1の第1面1a上の導電膜16を除去し、前記第1及び第2トレンチ22a、22b内に第1及び第2導電パターン16a、16bを各々形成する。前記エッチバック工程で第1及び第2導電パターン16a、16bの上部面が前記第1基板1の第1面1aより低いように形成する。そして、埋め込み絶縁膜を積層して前記第1及び第2トレンチ22a、22bの上部を満たす。そして、研磨工程を進行して前記第1基板1の第1面1a上の分離絶縁膜14と埋め込み絶縁膜を除去し、前記第1及び第2トレンチ22a、22b内に第1及び第2分離絶縁パターン14a、14bと第1及び第2埋め込み絶縁パターン12a、12bを各々形成する。したがって、第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2を形成することができる。
【0072】
その後に、通常の過程を通じて図3乃至図5Aを参照して他の構成要素を形成することができる。但し、第1及び第2遮光パターン48a、48b及び第1及び第2低屈折パターン50a、50bの幅W5、W6を図5Aのように互いに異なるように形成することができる。
【0073】
他の例において、図8Aの段階で、第2幅W2が狭いので、分離絶縁膜14が第2トレンチ22bの入口を塞ぐことがきる。この時には、図5Bのように第2トレンチ22b内にボイド領域VDが形成されるか、或いは図7Aのようにボイド領域VD無しで第2トレンチ22bが分離絶縁膜14のみで満たされることができる。この場合、導電膜16が第2トレンチ22b内に入ることができない。したがって、図5B又は図7Aのイメージセンサーが形成されることができる。
【0074】
導電パターンを構成するポリシリコンは光を吸収するので、ポリシリコンの量が多くほど、入射された光がポリシリコンに吸収されて光の損失が発生し、したがってイメージセンサーの感度が悪くなる可能性がある。これを防止するために、第1及び第2画素分離部を全て絶縁膜構造で代替すれば、導電パターンに負の電圧を印加できないので、暗電流特性の改善が難しい。
【0075】
本発明では第1及び第2画素分離部の幅を互いに異なるように二元化することによって、第1及び第2画素分離部の構造/構成比率を異なるように形成することができる。即ち、1つのマイクロレンズと重複される第2画素分離部はポリシリコンを少なくするか、又はポリシリコンを排除するようにして光感度を向上させると同時にマイクロレンズの間の境界に位置する第1画素分離部DTI1は相対的に広いポリシリコン(第1導電パターン)を配置させ、これに負の電圧を印加することによって暗電流特性を改善することができる。
【0076】
図9は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの平面図である。
【0077】
図9を参照すれば、本例に従うイメージセンサー503の第2画素分離部DTI2が第3導電パターン16pを含まない。即ち、画素グループGPの各々の中心に第3導電パターン16pが配置されない。画素グループGPの各々の中心で第1基板1内には浮遊拡散領域FDが配置される。第2画素分離部DTI2は画素グループGPの各々の中心に存在しない。画素グループGPの各々で第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)には伝送ゲートTGが配置され、浮遊拡散領域FDを囲むことができる。画素グループGPの各々で、第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)が1つの浮遊拡散領域FDを共有する。その外の構造は図3乃至図5Aを参照して説明したことと同一/類似であることができる。
【0078】
図10は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの平面図である。図11は、図10をA-A’線に沿って切断した断面図である。
【0079】
図10及び図11を参照すれば、本例に従うイメージセンサー504では単位画素UP上にマイクロレンズMLが各々1:1に配置されることができる。即ち、1つの単位画素UPの上には1つのマイクロレンズMLが配置される。また、単位画素UP上にカラーフィルターCF1、CF2が各々1:1に配置されることができる。即ち、1つの単位画素UPの上には1つのカラーフィルターCF1又はCF2が配置される。その外の構造は図3乃至図7Bを参照して説明したことと同一/類似であることができる。
【0080】
図12Aは、本発明の実施形態による低屈折パターンを有するイメージセンサーの平面図である。図12Bは、本発明の実施形態による画素分離部を有するイメージセンサーの平面図である。
【0081】
図12A及び図12Bを参照すれば、本例に従うイメージセンサー505では1つの画素グループGPが3行と3列で構成される9つの単位画素UP(1)~UP(9)を含むことができる。1つの画素グループGPの上には1つのマイクロレンズMLが配置されることができる。即ち、1つのマイクロレンズMLが3行と3列で構成される9つの単位画素UP(1)~UP(9)を同時に覆うことができる。1つの画素グループGPの上には1つのカラーフィルターCF1又はCF2が配置されることができる。本例に従うイメージセンサーでカラーフィルターCF1、CF2は、3x3形状のNonaパターン形状に配列されることができる。第1画素分離部DTI1は画素グループGPを囲むことができる。第2画素分離部DTI2は、第1画素分離部DTI1の側壁から延長され、単位画素UP(1)~UP(9)の間に介在されることができる。図12Bで1つの画素グループGPには4つの第3導電パターン16pが配置されることができる。第2画素分離部DTI2と重畳される第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bの第6幅W6は、第1画素分離部DTI1と重畳される第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aの第5幅W5より小さい。その外の構成は、上で説明したことと同一/類似である。
【0082】
図13A及び図13Bは、本発明の実施形態による低屈折パターンを有するイメージセンサーの平面図である。
【0083】
図13Aを参照すれば、本例に従うイメージセンサー506は、スーパーマイクロレンズSMLを含むことができる。具体的に、第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2、第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50a、第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bの平面/断面形状は、図3乃至図7Bを参照して説明したことと同一/類似であることができる。第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)上にはマイクロレンズMLが各々配置されることができる。しかし、第1画素グループGP(1)の第3単位画素UP(3)とこれに隣接する第2画素グループGP(2)の第4単位画素UP(4)は、1つのスーパーマイクロレンズSMLで同時に覆われることができる。平面視において、第1画素グループGP1の第3単位画素UP(3)とこれに隣接する第2画素グループGP(2)の第4単位画素UP(4)の間には、第1画素分離部DTI1、第1遮光パターン48a及び/又は第1低屈折パターン50aが配置されることができる。
【0084】
スーパーマイクロレンズSMLで覆われる第1画素グループGP1の第3単位画素UP(3)とこれに隣接する第2画素グループGP(2)の第4単位画素UP(4)は、自動焦点機能のためのAF(Auto-focus)画素として使用されることができる。その外の第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)は、イメージセンシングのためのイメージ画素として使用されることができる。その外の構成は上で説明したことと同一/類似である。
【0085】
或いは図13Bを参照すれば、本例に従うイメージセンサー507ではスーパーマイクロレンズSMLが、第1画素グループGP(1)の第3及び第4単位画素UP(3)、UP(4)を同時に覆う。平面視において、第1画素グループGP(1)の第3及び第4単位画素UP(3)、UP(4)の間には第2画素分離部DTI2、第2遮光パターン48b、及び/又は第2低屈折パターン50bが配置されることができる。スーパーマイクロレンズSMLで覆われる第1画素グループGP(1)の第3及び第4単位画素UP(3)、UP(4)は、自動焦点機能のためのAF(Auto-focus)画素として使用されることができる。その外の第1乃至第4単位画素UP(1)~UP(4)は、イメージセンシングのためのイメージ画素として使用されることができる。その外の構成は、図13Aで説明したことと同一/類似であることができる。
【0086】
図14は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【0087】
図14を参照すれば、本例に従うイメージセンサー508は、第1サブチップCH1と第2サブチップCH2がボンディングされた構造を有することができる。前記第1サブチップCH1は好ましくはイメージセンシング機能をすることができる。前記第2サブチップCH2は、好ましくは前記第1サブチップCH1を駆動するか、或いは前記第1サブチップCH1で発生された電気信号を格納するための回路を含むことができる。
【0088】
前記第2サブチップCH2は、第2基板100、前記第2基板100に配置される複数のトランジスタTR、前記第2基板100を覆う第2層間絶縁膜110、前記第2層間絶縁膜110内に配置される第2配線112を含むことができる。前記第2層間絶縁膜110は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜、及び多孔性絶縁膜の中で少なくとも1つの単一膜又は多重膜構造を有することができる。前記第1サブチップCH1と前記第2サブチップCH2はボンディングされる。したがって、前記第1層間絶縁膜ILと前記第2層間絶縁膜110は接することができる。
【0089】
前記第1サブチップCH1は、パッド領域PAD、連結領域CNR、光学ブラック領域OB、及び画素アレイ領域APSを含む第1基板1を含む。画素アレイ領域APSと連結領域CNRの一部での前記第1サブチップCH1は、図3乃至図13Bを参照して説明したことと同一/類似な構造を有することができる。即ち、前記画素アレイ領域APSは複数の単位画素UPを含むことができる。前記画素アレイ領域APSで前記第1基板1に第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2が配置されて前記単位画素UPを分離することができる。前記第1基板1には第1面1aに隣接して素子分離部STIが配置されることができる。前記単位画素UPの各々で前記第1基板1内に光電変換部PDが配置されることができる。各単位画素UPで前記第1基板1の前記第1面1a上には伝送ゲートTGが配置されることができる。前記伝送ゲートTGの一側で前記第1基板1内には浮遊拡散領域FDが配置されることができる。前記第1面1aは第1層間絶縁膜ILで覆われることができる。
【0090】
前記光学ブラック領域OBで前記基板1の内に光が入射されなくともよい。前記第1及び第2画素分離部DTI1、DTI2は、前記光学ブラック領域OBにも延長されて第1ブラック画素UPO1と第2ブラック画素UPO2を分離することができる。前記第1ブラック画素UPO1で、前記第1基板1内には光電変換部PDが配置されることができる。前記第2ブラック画素UPO2で、前記第1基板1内には光電変換部PDが存在しない。第1ブラック画素UPO1と第2ブラック画素UPO2に全て伝送ゲートTGと浮遊拡散領域FDが配置されることができる。前記第1ブラック画素UPO1は、光が遮断された光電変換部PDから発生されることができる電荷量を感知して第1基準電荷量を提供することができる。前記第1基準電荷量は、前記単位画素UPから発生された電荷量を計算する時、相対的な基準値になることができる。前記第2ブラック画素UPO2は、光電変換部PDが無い状態で発生されることができる電荷量を感知して第2基準電荷量を提供することができる。前記第2基準電荷量は、工程ノイズを除去する情報として使用されることができる。
【0091】
第1固定電荷膜24、第2固定電荷膜42、第1保護膜44、及び第2保護膜56は、前記光学ブラック領域OB、連結領域CNRとパッド領域PAD上の第2面1b上にも延長されることができる。図3乃至図13Bを参照して説明した縁領域EGは、図14の連結領域CNRの一部に対応されることができる。
【0092】
前記連結領域CNRで連結コンタクトBCAは、前記第1保護膜44、前記第2固定電荷膜42、前記第1固定電荷膜24、及び前記第1基板1の一部を貫通して第1画素分離部DTI1の前記第1導電パターン16aと接することができる。前記連結コンタクトBCAは、第3トレンチ46内に位置することができる。前記連結コンタクトBCAは、前記第3トレンチ46の内部側壁と底面をコンフォーマルに覆う第1拡散防止パターン48g、前記第1拡散防止パターン48g上の第1金属パターン52、そして前記第3トレンチ36を満たす第2金属パターン54を含むことができる。
【0093】
第1拡散防止パターン48gの一部は、前記光学ブラック領域OB上の第1保護膜44上に延長されて第3光学ブラックパターン48cを提供することができる。前記第1金属パターン52の一部は、前記光学ブラック領域OB上の第1光学ブラックパターン48c上に延長されて第2光学ブラックパターン52aを提供することができる。第2光学ブラックパターン52aと連結コンタクトBCAは、第2保護膜56で覆われることができる。前記光学ブラック領域OBと前記連結領域CNRで第1光学ブラックパターンCFBが前記保護膜56上に位置することができる。
【0094】
前記連結領域CNRで前記連結コンタクトBCAの横に第1ビアV1が配置されることができる。前記第1ビアV1は、バックバイアススタック(Back Bias Stack)ビアとも称されることができる。第1ビアV1は、前記第1保護膜44、前記第2固定電荷膜42、前記第1固定電荷膜24、前記第1基板1、前記第1層間絶縁膜IL、及び前記第2層間絶縁膜110の一部を貫通して第1配線15の中で一部及び第2配線112の中で一部と同時に接することができる。
【0095】
前記第1ビアV1は、第1ビアホールH1内に配置されることができる。前記第1ビアV1は、第2拡散防止パターン48dと前記第2拡散防止パターン48d上の第1ビアパターン52bを含むことができる。前記第2拡散防止パターン48dは、前記第1拡散防止パターン48gと互いに連結されることができる。第1ビアパターン52bは、前記第1金属パターン52と互いに連結されることができる。前記連結コンタクトBCAは、第1ビアV1を通じて第1配線15の中で一部及び第2配線112の中で一部と連結されることができる。
【0096】
前記第2拡散防止パターン48dと第1ビアパターン52bは、各々前記第1ビアホールH1の内側壁をコンフォーマルに覆うことができる。前記第2拡散防止パターン48dと第1ビアパターン52bは、前記第1ビアホールH1を完璧に満たすことができない。第1低屈折残余膜50gが前記第1ビアホールH1を満たすことができる。第1低屈折残余膜50g上にはカラーフィルター残余膜CFRが配置されることができる。
【0097】
前記パッド領域PADで互いに連結される外部連結パッド62と第2ビアV2が配置されることができる。前記外部連結パッド62は、前記第1保護膜44、前記第2固定電荷膜44、前記第1固定電荷膜24及び前記第1基板1の一部を貫通することができる。外部連結パッド62は第4トレンチ60内に配置されることができる。前記外部連結パッド62は、第4トレンチ60の内壁と底面をコンフォーマルに順に覆う前記第3拡散防止パターン48eと第1パッドパターン52c、そして前記第4トレンチ60を満たす第2パッドパターン54aを含むことができる。
【0098】
前記第2ビアV2は、前記第1保護膜44、前記第2固定電荷膜42、前記第1固定電荷膜24、前記第1基板1、前記第1層間絶縁膜ILと第2層間絶縁膜110の一部を貫通して第2配線112の中で一部と接することができる。前記外部連結パッド62は、前記第2ビアV2を通じて第2配線112の中で一部と連結されることができる。前記第2ビアV2は第2ビアホールH2内に配置されることができる。前記第2ビアV2は、第2ビアホールH2の内側壁と底面をコンフォーマルに順に覆う第4拡散防止パターン48fと第2ビアパターン52dを含むことができる。第4拡散防止パターン48fと第2ビアパターン52dは、前記第2ビアホールH2を完璧に満たすことができない。第2低屈折残余膜50cが前記第2ビアホールH2を満たすことができる。前記第2低屈折残余膜50c上にはカラーフィルター残余膜CFRが配置されることができる。
【0099】
第1及び第2遮光パターン48a、48b、第1拡散防止パターン48g、第1光学ブラックパターン48c、第2乃至第4拡散防止パターン48d~48fは、互いに同一な厚さと同一な物質(例えば、チタニウム)を有することができる。第1金属パターン52、第2光学ブラックパターン52a、第1ビアパターン52b、第1パッドパターン52c、及び第2ビアパターン52dは、互いに同一な厚さと同一な物質(例えば、タングステン)を有することができる。第2金属パターン54と前記第2パッドパターン54aは、互いに同一な物質(例えば、アルミニウム)を有することができる。
【0100】
第1及び第2低屈折パターン50a、50b、第1低屈折残余膜50g、及び第2低屈折残余膜50cは互いに同一な物質を有することができる。カラーフィルター残余膜CFRは、前記カラーフィルターCF1、CF2の中に1つと同一なカラー及び物質を含むことができる。
【0101】
第2保護膜56は、パッド領域PADにも延長され、前記第2パッドパターン54aを露出させる開口部を有することができる。マイクロレンズ残余膜MLRは、前記光学ブラック領域OB、前記連結領域CNR、及び前記パッド領域PADを覆うことができる。マイクロレンズ残余膜MLRは、前記パッド領域PADで前記第2パッドパターン54aを露出させる開口部35を有することができる。
【0102】
図15は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【0103】
図15を参照すれば、本例に従うイメージセンサー509は第1乃至第3サブチップCH1~CH3が順にボンディングされた構造を有することができる。前記第1サブチップCH1は、好ましくはイメージセンシング機能をすることができる。前記第1サブチップCH1は、図3乃至図13Bを参照して説明したことと同一/類似であることができる。前記第1サブチップCH1は、第1基板1の第1面1a上に伝送ゲートTGとこれを覆う第1層間絶縁膜IL1を含むことができる。第1基板1には第1素子分離部STI1が配置されて活性領域を定義する。最下層の第1層間絶縁膜IL1内には第1導電パッドCP1が配置されることができる。第1導電パッドCP1は銅を含むことができる。
【0104】
第2サブチップCH2は、第2基板200、が上に配置される選択ゲートSEL、ソースフォロワーゲートSF、及びリセットゲート(図示せず)、そしてこれらを覆う第2層間絶縁膜IL2を含むことができる。第2基板200には第2素子分離部STI2が配置されて活性領域を定義する。前記第2層間絶縁膜IL2内には第2コンタクト217及び第2配線215が配置されることができる。最上層の第2層間絶縁膜IL2内には第2導電パッドCP2が配置されることができる。第2導電パッドCP2は銅を含むことができる。第2導電パッドCP2は第1導電パッドCP1と接することができる。前記ソースフォロワーゲートSFは、第1サブチップCH1の浮遊拡散領域FDと各々連結されることができる。
【0105】
第3サブチップCH3は、第3基板300、その上に配置される周辺トランジスタPTR、そしてこれらを覆う第3層間絶縁膜IL3を含むことができる。第3基板300には第3素子分離部STI3が配置されて活性領域を定義する。前記第3層間絶縁膜IL3内には第3コンタクト317及び第3配線315が配置されることができる。最上層の第3層間絶縁膜IL3は第2基板200と接する。貫通電極TSVは、第2層間絶縁膜IL2、第2素子分離部STI2、第2基板200、及び第3層間絶縁膜IL3を貫通して第2配線215と第3配線315を連結させることができる。貫通電極TSVの側壁はビア絶縁膜TVLで囲まれることができる。第3サブチップCH3は、第1及び/又は第2サブチップCH1、CH2を駆動するか、または第1及び/又は第2サブチップCH1、CH2で発生された電気的信号を格納するための回路を含むことができる。
【0106】
図16は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【0107】
図16を参照すれば、本例に従うイメージセンサー510では第1遮光パターン48aと第1低屈折パターン50aは、各々第1方向Xに第5幅W5を有することができる。第2遮光パターン48bと第2低屈折パターン50bは、各々第1方向Xに第6幅W6を有することができる。第6幅W6は第5幅W5と同一であり得る。
【0108】
第1画素分離部DTI1及び第1トレンチ22aは、各々第1方向Xに第1幅W1を有することができる。第2画素分離部DTI2及び第2トレンチ22bは、各々第1方向Xに第2幅W2を有することができる。第2幅W2は第1幅W1より小さい。第6幅W6は、第2幅W2と同一であるか、或いは異なることができる。第6幅W6は第2幅W2より大きくすることができる。その外の構造は図5Aを参照して説明したことと同一であり得る。
【0109】
図17は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【0110】
図17を参照すれば、本例に従うイメージセンサー511では図5Aの第1遮光パターン48aと第2遮光パターン48bを含まなく、排除することができる。即ち、第1低屈折パターン50aと第2低屈折パターン50bの下部面は第1保護膜44と直接接することができる。その外の構造は図5Aを参照して説明したことと同一であり得る。
【0111】
図18は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの断面図である。
【0112】
図18を参照すれば、本例に従うイメージセンサー512は連結コンタクトBCAを含まないことがあり得る。図18では縁領域EGが図示されなかった。しかし、縁領域EGで第1コンタクトプラグ17が第1埋め込み絶縁パターン12aを貫通して第1画素分離部DTI1の第1導電パターン16aと接することができる。第1コンタクトプラグ17によって前記第1及び第2導電パターン16a、16bには負のバイアス電圧が印加されることができる。その外の構造は図5Aを参照して説明したことと同一であり得る。
【0113】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくとも他の具体的な形態に実施されることができることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないことと理解しなければならない。図3乃至図15の実施形態は互いに組合されることができる。
【符号の説明】
【0114】
1 基板
12a、12b、12x 埋め込み絶縁パターン
14a、14b、14x 分離絶縁パターン
16a、16b、16x 導電パターン
17 コンタクトプラグ
24、42 固定電荷膜
44、56 保護膜
500 イメージセンサー
ACT 活性領域
APS 画素アレイ領域
BCA 連結コンタクト
DTI1、DTI2 画素分離部
EG 縁領域
FD 浮遊拡散領域
Gox ゲート絶縁膜
GP 画素グループ
IL 層間絶縁膜
PD 光電変換部
RG リセットゲート
SEL 選択ゲート
SF ソースフォロワーゲート
STI 素子分離部
TG 伝送ゲート
UP 単位画素
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13A
図13B
図14
図15
図16
図17
図18