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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096339
(43)【公開日】2024-07-12
(54)【発明の名称】収容容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/20 20060101AFI20240705BHJP
【FI】
B65D25/20 T
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024075054
(22)【出願日】2024-05-07
(62)【分割の表示】P 2019195151の分割
【原出願日】2019-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】000010054
【氏名又は名称】岐阜プラスチック工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹内 由文
(57)【要約】
【課題】
キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を防止する収容容器を提供する。
【解決手段】
底面112にキャスターRを取付可能に構成した収容容器100であって、底面112には、キャスター取付部200を設け、キャスター取付部200は、キャスターRの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部210と、キャスター用筒状凹部210の外周面211の一部に接続される補強部230と、底面112の外縁116とキャスター用筒状凹部210との間に配置される平面部240と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面にキャスターを取付可能に構成した収容容器であって、
前記底面には、キャスター取付部を設け、
前記キャスター取付部は、
前記キャスターの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部と、
前記キャスター用筒状凹部の外周面の一部に接続される補強部と、
前記底面の外縁と前記キャスター用筒状凹部との間に配置される平面部と、を備えることを特徴とする収容容器。
【請求項2】
前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の収容容器。
【請求項3】
前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に前記補強部を介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載の収容容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、キャスターを取り付けて使用できる収容容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、キャスターを取り付けて使用できる、様々な種類の収容容器が知られているが、例えば、特許文献1に開示されている収容容器は、底面にキャスターの軸部を差し込んで固定できるキャスター用筒状凹部(取付穴)が設けられている。このキャスター用筒状凹部は、円柱状をしており、収容容器の底面から下方へ突出するように形成されている。
【0003】
ただ、この特許文献1に開示されている収容容器のキャスター用筒状凹部は、底面から突出するように円柱状に形成しただけの簡単な構造なので、例えば、収容容器が、キャスター用筒状凹部周辺の底面側から床面等に落下すると、キャスター用筒状凹部や、その周囲が変形して破損するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001-114290
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、上記問題に鑑み、本願発明は、キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を防止する収容容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る収容容器は、底面にキャスターを取付可能に構成した収容容器であって、前記底面には、キャスター取付部を設け、前記キャスター取付部は、前記キャスターの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部と、前記キャスター用筒状凹部の外周面の一部に接続される補強部と、前記底面の外縁と前記キャスター用筒状凹部との間に配置される平面部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記特徴によれば、底面の外縁とキャスター用筒状凹部との間に平面部が配置されているので、収容容器が、キャスター取付部周辺の底面の外縁側から床面等に落下した場合に、平面部が、キャスター用筒状凹部へ向けて伝達される、落下時の衝撃による応力を吸収して周囲に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。更に、補強部がキャスター用筒状凹部の外周面に接続されているので、キャスター用筒状凹部周辺に応力が伝わっても、補強部が応力を吸収して周囲に分散するため、キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0008】
更に、本願発明の請求項2に係る収容容器は、前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に接続されていることを特徴とする。
【0009】
上記特徴によれば、平面部はキャスター用筒状凹部の外周面に直接接続されているので、平面部がキャスター用筒状凹部周辺を補強すると共に、キャスター用筒状凹部にかかる応力を、直接的にかつ効果的に吸収して分散することができる。そして、キャスター用筒状凹部に持続的に応力が作用して、次第にキャスター用筒状凹部が変形すること、いわゆるクリープによってキャスター用筒状凹部が変形することを効果的に防止できる。
【0010】
更に、本願発明の請求項3に係る収容容器は、前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に前記補強部を介して接続されている。
【0011】
上記特徴によれば、平面部がキャスター用筒状凹部の外周面に補強部を介して接続されているので、平面部で吸収できなかった応力の一部を、補強部が効果的に吸収して周囲に分散することができ、キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を効果的に防止することが出来るのである。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の収容容器によれば、キャスター用筒状凹部及びその周囲の変形や破損を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願発明の実施形態1に係る収容容器の全体斜視図である。
図2】(a)は、収容容器の平面図、(b)は、収容容器の正面図、(c)は、収容容器の側面図である。
図3】(a)は、収容容器の底面図、(b)は、収容容器の底面側から示した、キャスター取付部周辺の拡大斜視図である。
図4】(a)は、キャスター取付部周辺の拡大底面図、(b)はA-A断面図である。
図5】(a)は、本願発明の実施形態2に係る収容容器の底面図、(b)は、収容容器の底面側から示した、キャスター取付部周辺の拡大斜視図である。
図6】(a)は、キャスター取付部周辺の拡大底面図、(b)はB-B断面図である。
図7】(a)は、本願発明の実施形態3に係る収容容器の底面側から示した、キャスター取付部周辺の拡大斜視図、(b)はC-C端面図、(c)は、本願発明の実施形態4にかかる収容容器の底面側から示した、キャスター取付部周辺の拡大斜視図、(d)はD-D端面図である。
図8】(a)は、本願発明の実施形態5に係る収容容器の底面側から示した、キャスター取付部周辺の拡大斜視図、(b)はE-E端面図、(c)はF-F端面図である。
【符号の説明】
【0014】
100 収容容器
112 底面
116 外縁
200 キャスター取付部
210 キャスター用筒状凹部
211 外周面
230 補強部
240 平面部
R キャスター
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本願発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
<実施形態1>
まず、図1及び図2に本願発明の実施形態1に係る収容容器100を示す。図1は、収容容器100の全体斜視図、図2(a)は、収容容器100の平面図、図2(b)は、収容容器100の正面図、図2(c)は、収容容器100の側面図である。なお、図2では、キャスターRを外して示している。
【0017】
図1及び図2に示すように、収容容器100は、全体が合成樹脂で形成されており、底壁110と、底壁110の両側から立設する側壁120と、底壁110の後側から立設する後壁130とを備えた、前面側と上面側が開口した略四角箱状となっている。また、底壁110は全体が平坦面となっており、前端側に一対の底壁凸部111が設けられている。この底壁凸部111は、底壁110から上方に突出しており、前端側が高くなるように傾斜している。そして、底壁凸部111の上には、内トレイ140がスライド可能に収容される。
【0018】
内トレイ140は、コピー用紙等の紙類を収容できるもので、全体が合成樹脂で形成されており、底板141と、底板141の両側から立設する側板142と、底板141の後側から立設する後板143とを備えた、前面側と上面側が開口した略四角箱状となっている。また、底板141は後方側ほど低くなるように傾斜している。更に、底板141の前端側には開閉扉144が設けられており、開閉扉144は両側の軸部145を中心に回動して、底板141の前端側を開閉できる。そのため、開閉扉144を上方へ向けて回動させて、底板141の前端側を閉じれば、内トレイ140の底板141上に収容した収容物が内トレイ140から落下するのを防止できる。一方、開閉扉144を下方へ向けて回動させて、底板141の前端側を開ければ、底板141上に収容した収容物を容易に取り出すことができる。
【0019】
また、内トレイ140を収納した収容容器100を、図1に示すように、上下に段積みすることも出来る。側壁120の下端側には、切り欠き状の把持部121が形成されているので、使用者が把持部121に手を掛けて収容容器100を持ち上げ、収容容器100を段積みし易くなっている。また、下段側の収容容器100の底壁110にはキャスターRが取り付けられており、収容容器100を床面上で移動させ易くなっている。
【0020】
次に、キャスターRを取り付けるキャスター取付部について、図3及び図4を参照して説明する。図3(a)は、収容容器100の底面図、図3(b)は、収容容器100の底面側から示した、キャスター取付部200周辺の拡大斜視図、図4(a)は、キャスター取付部200周辺の拡大底面図、図4(b)はA-A断面図である。
【0021】
図3及び図4(a)に示すように、底壁110の裏面側の平坦な底面112には、底面112から突出した脚部リブ114が設けられている。この脚部リブ114は、底面11
2の周方向へ連続して設けられた、略直方形の枠体形状をしている。そして、脚部リブ114は、収容容器100を段積みした際に、下側の収容容器100の側壁120及び後壁130の上端内側に配置されるので、段積みした収容容器100がズレることを防止している。なお、脚部リブ114は、後述するリブ状の補強部230よりも肉厚に形成している。さらに、脚部リブ114の上面を凹ませており、射出成形時に安定した品質を維持できる。また、脚部リブ114は任意に設けるもので、脚部リブ114を設けなくてもよい。また、底面112には、縦横に延びる複数の底面リブ115が設けられており、底面112全体を補強している。
【0022】
また、底壁110の裏面側の底面112のコーナー部113には、脚部リブ114の内側にキャスターRを取り付けるためのキャスター取付部200が設けられている。図3及び図4に示すように、キャスター取付部200は、キャスターRの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部210と、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されたリブ状の補強部230と、底面112の外縁116とキャスター用筒状凹部210との間に配置される平面部240とを備える。
【0023】
キャスター用筒状凹部210は、底面112から突出した円柱形状をしており、キャスターRの軸部を挿入して固定する凹部212を備える。この凹部212の内周面には、突起213が等間隔に配置されており、キャスターRの軸部をより強固に固定できる。なお、キャスター用筒状凹部210の肉厚は、補強部230よりも肉厚に形成している。また、キャスター用筒状凹部210は、円柱形状をしているが、これに限定されず、キャスターRの軸部を挿入して固定できるのであれば、略四角柱形状等の任意の形状であってもよい。更に、キャスター用筒状凹部210は、従来から利用されているキャスターRの軸部を挿入して固定できるように、キャスターRの軸部に合わせた形状に適宜変更することが出来る。
【0024】
また、図4に示すように、3本のリブ状の補強部230がキャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されている。各補強部230は、底面112から突出しており、その底面112からの高さH2がすべて等しくなっている。更に、中央の補強部230は、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されている一端231側から、反対の他端232側まで直線状に延出している。一方、両側の補強部230は、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されている一端231側が、外周面211に向けて湾曲しているが、反対の他端232側は直線状に延出している。なお、図4(b)に示すように、補強部230の高さH2は、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1と同じなので、補強部230の先端面233とキャスター用筒状凹部210の先端面214とは、同一平面になる。
【0025】
また、平面部240は、補強部230の反対側のキャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されている。この平面部240は、底面112から突出するように盛り上がり、脚部リブ114の内側に沿って直線状に延出している。そして、平面部240の底面112からの高さH3は、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1と同じなので、平面部240とキャスター用筒状凹部210の先端面214とは、同一平面になる。更に、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1と、補強部230の高さH2と、平面部240の底面112からの高さH3は同じなので、補強部230の先端面233とキャスター用筒状凹部210の先端面214と平面部240は、すべて同一平面となっている。
【0026】
そして、例えば、収容容器100が、キャスター取付部200周辺の底面112の外縁116側から床面等に落下した場合は、図4(a)に示すように、外縁116側からキャスター用筒状凹部210へ向けて、落下時の衝撃による応力F1が伝わる。しかし、本願
発明の収容容器100によれば、底面112の外縁116とキャスター用筒状凹部210との間に平面部240が配置されているので、平面部240が、キャスター用筒状凹部210へ向けて伝達される応力F1を吸収して周囲に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部210及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0027】
更に、補強部230がキャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されているので、キャスター用筒状凹部210周辺に応力F1が伝わっても、補強部230が応力F1を吸収して周囲に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部210及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0028】
また、図4に示すように、平面部240はキャスター用筒状凹部210の外周面211に直接接続されているので、平面部240がキャスター用筒状凹部210周辺を補強すると共に、キャスター用筒状凹部210にかかる応力F1を、直接的にかつ効果的に吸収して分散することができる。そして、キャスター用筒状凹部210に持続的に応力F1が作用して、次第にキャスター用筒状凹部210が変形すること、いわゆるクリープによってキャスター用筒状凹部210が変形することを効果的に防止できる。
【0029】
なお、図4では、平面部240はキャスター用筒状凹部210の外周面211に直接接続されているが、これに限定されず、後述するように、平面部240は補強部を介して、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されてもよい。そして、平面部240がキャスター用筒状凹部210の外周面211にどのように接続されているのかに関わらず、底面112の外縁116とキャスター用筒状凹部210との間に、平面部240が配置されていれば、平面部240が、キャスター用筒状凹部210へ向けて伝わる応力F1を吸収して周囲に分散し、キャスター用筒状凹部210及びその周囲の変形や破損を防止することが出来る。
【0030】
また、図4に示すように、補強部230は、キャスター用筒状凹部210を挟んで平面部240の反対側に配置されているが、これに限定されず、後述するように、補強部を平面部240とキャスター用筒状凹部210の間に配置してもよい。そして、補強部230がキャスター用筒状凹部210の周囲のどの位置に配置されているのかに関わらず、補強部230がキャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されていれば、補強部230が応力F1を吸収して周囲に分散し、キャスター用筒状凹部210及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0031】
また、図4では、平面部240は、脚部リブ114に沿って直線状に連続して形成されているが、これに限定されず、平面部240は、底面112の外縁116とキャスター用筒状凹部210との間に配置されるのであれば、任意の場所に任意の形状で形成してもよい。なお、図4(a)に示すように、平面部240が、底面112の外縁116に沿ってキャスター用筒状凹部210よりも長く延出していると、外縁116側から伝わる応力F1を広範囲にわたって吸収して分散でき、キャスター用筒状凹部210及びその周囲の変形や破損をより効果的に防止することが出来る。
【0032】
また、図4では、補強部230の先端面233とキャスター用筒状凹部210の先端面214と平面部240は、すべて同一平面となっている。そのため、キャスター取付部200には、局所的に突出した部分がないので、収容容器100の運搬や保管時に、キャスター取付部200が他の部材に引っかかり破損することを防止できる。また、キャスター取付部200には、局所的に突出した部分がないので、キャスター取付部200に応力F1が作用した際に、局所的に応力が集中する箇所を減らすことができ、キャスター取付部200の変形や破損を防止することが出来る。
【0033】
また、図4では、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1と、補強部230の高さH2と、平面部240の底面112からの高さH3は同じであるが、これに限定されず、それぞれの高さは任意に決めることができ、例えば、補強部230の高さH2を、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1よりも低くしてもよい。また、平面部240の底面112からの高さH3は、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1よりも低くしてもよい。
【0034】
また、図4(b)に示すように、キャスター用筒状凹部210が脚部リブ114よりも突出しないように、つまり、キャスター用筒状凹部210の先端面214が脚部リブ114よりも低くなるように、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1を低くしているが、これに限定されない。例えば、キャスター用筒状凹部210の先端面214と脚部リブ114の先端117とが同一平面となるように、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1を高くしてもよい。
【0035】
また、図4(a)に示すように、補強部230は、一端231側がキャスター用筒状凹部210の外周面211に向けて湾曲しており、キャスター用筒状凹部210にかかる応力F1を効果的に吸収して分散することができる。更に、各補強部230の一端231側は、キャスター用筒状凹部210の中心から放射状に広がるように配置されているため、キャスター用筒状凹部210にかかる応力F1が、各補強部230に均等に吸収されて分散されやすくなっている。
【0036】
なお、図4(a)に示すように、キャスター取付部200は3本の補強部230を備えているが、これに限定されず、任意の本数の補強部230を備えることができ、例えば、1本の補強部230、又は、4本以上の補強部230を備えてもよい。また、補強部230は湾曲状の部分と直線状の部分を備える形状であるが、これに限定されず、補強部230は、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されて、キャスター用筒状凹部210にかかる応力F1を吸収して分散できるのであれば、任意の形状としてもよい。さらに、補強部230は、リブ状であるが、これに限定されず、後述するように、平面状など、キャスター用筒状凹部210の外周面211に接続されて、キャスター用筒状凹部210にかかる応力F1を吸収して分散できるのであれば、任意の形状としてもよい。
【0037】
また、図2及び3に示すように、収容容器100は、両側に側壁120が配置され、後側に後壁130が配置されて、前面側が開口した形状をしているので、側面側よりも開口側の剛性が構造上低くなる傾向にある。そのため、図3に示すように、底面112上には、側壁120に沿った方向(開口側へ向かう方向)には、補強部を設けなくてもよいが、一方で、側壁120に直交する方向(開口側へ向かう方向に対して直交する方向)には、開口側の剛性を高くするために、補強部を設けるのが好ましい。したがって、補強部230は、側壁120に直交する方向へ延出するように、形成されているのである。そして、底面112上には、補強部230以外の補強部、例えば、側壁120に沿った方向(開口側へ向かう方向)へ延出し、補強部230に連結される他の補強部などは、形成されていないのである。
【0038】
また、図1に示すように、収容容器100は、内トレイ140を収容可能な前面側と上面側が開口した略四角箱状であるが、これに限定されず、底面112にキャスターを取り付けることが出来るのであれば、例えば、上面側のみが開口した箱状のものなど、任意の形状の収容容器であってもよい。更に、収容容器100は、紙類を収容するものであるが、これに限定されず、衣類等を収容する収容容器や、ゴミ等を収容する収容容器など、任意の用途の収容容器であってもよい。
【0039】
<実施形態2>
次に、本願発明の実施形態2にかかる収容容器100Aを図5及び図6に示す。なお、図5(a)は、収容容器100Aの底面図、図5(b)は、収容容器100Aの底面側から示した、キャスター取付部200A周辺の拡大斜視図、図6(a)は、キャスター取付部200A周辺の拡大底面図、図6(b)はB-B断面図である。また、本実施形態2にかかる収容容器100Aは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100と、平面部240Aとキャスター用筒状凹部210Aの間に補強部250Aを備えている点で異なるだけで、他の構成は実施形態1にかかる収容容器100と基本的に同一なので、詳細な説明は省略する。
【0040】
図5及び図6(a)に示すように、底壁110Aの底面112Aには、底面112Aから突出した脚部リブ114Aが設けられている。この脚部リブ114Aは、底面112Aの周方向へ連続して設けられた、略直方形の枠体形状をしている。また、底面112Aには、縦横に延びる複数の底面リブ115Aが設けられており、底面112A全体を補強している。
【0041】
また、底壁110Aの底面112Aのコーナー部113Aには、脚部リブ114Aの内側にキャスターRを取り付けるためのキャスター取付部200Aが設けられている。図5及び図6に示すように、キャスター取付部200Aは、キャスターRの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部210Aと、底面112Aの外縁116Aとキャスター用筒状凹部210Aとの間に配置される平面部240Aと、平面部240Aとキャスター用筒状凹部210Aとの間に配置された補強部250Aと、キャスター用筒状凹部210Aを挟んで補強部250Aとは反対側に配置された補強部230Aとを備える。補強部250Aと補強部230Aは、キャスター用筒状凹部210Aの中心線O-Oで線対称の位置に形成されている。そして、底面112Aの外縁116Aとキャスター用筒状凹部210Aとの間には、平面部240A及び補強部250Aが配置されているので、それだけ、キャスター用筒状凹部210Aは、底面112Aの外縁116Aから離間した状態となっている。そのため、キャスター用筒状凹部210Aに取り付けられたキャスターRが、底面112Aの外縁116Aから露出し難くなるので、収容容器100Aの収容時や運搬時に、キャスターRが回転したときに邪魔になることはない。
【0042】
また、図6に示すように、補強部250Aの一端251Aはキャスター用筒状凹部210Aの外周面211Aに接続され、他端252Aは平面部240Aに接続されている。補強部250Aは底面112Aから突出しており、一端251A側から他端252A側まで直線状に延出している。なお、キャスター用筒状凹部210Aの肉厚は、補強部230Aや補強部250Aよりも肉厚に形成している。また、図6(b)に示すように、補強部250Aの底面112Aからの高さH4は、キャスター用筒状凹部210Aの底面112Aから突出している部分の高さH1と同じなので、補強部250Aの先端面253Aとキャスター用筒状凹部210Aの先端面214Aとは、同一平面となる。
【0043】
また、平面部240Aは、底面112Aから突出するように盛り上がり、脚部リブ114Aの内側に沿って直線状に延出している。そして、平面部240Aの底面112Aからの高さH3は、補強部250Aの高さH4と同じなので、平面部240Aと補強部250Aの先端面253Aとは同一平面となる。更に、キャスター用筒状凹部210の底面112から突出している部分の高さH1と、補強部230Aの高さH2と、補強部250Aの高さH4と、平面部240の底面112からの高さH3は同じである。そのため、平面部240Aと、補強部250Aの先端面253Aと、キャスター用筒状凹部210Aの先端面214Aと、補強部230Aの先端面233Aは、すべて同一平面となっている。従って、キャスター取付部200Aには、局所的に突出した部分がないので、収容容器100Aの運搬や保管時に、キャスター取付部200Aが他の部材に引っかかり破損することを
防止でき、また、キャスター取付部200Aに応力F1が作用した際に、局所的に応力が集中する箇所を減らすことができ、キャスター取付部200Aの変形や破損を防止することが出来る。
【0044】
また、収容容器100Aが、キャスター取付部200A周辺の底面112Aの外縁116A側から床面等に落下した場合は、図6(a)に示すように、外縁116A側からキャスター用筒状凹部210Aへ向けて、落下時の衝撃による応力F2が伝わる。しかし、本願発明の収容容器100Aによれば、底面112Aの外縁116Aとキャスター用筒状凹部210Aとの間に平面部240Aが配置されているので、平面部240Aが、キャスター用筒状凹部210Aへ向けて伝わる応力F2を吸収して周囲に分散する。更に、平面部240Aは、キャスター用筒状凹部210Aの外周面211Aに補強部250Aを介して接続されているので、平面部240Aで吸収できなかった応力F2の一部を、補強部250Aが効果的に吸収して周囲に分散することが出来る。その結果、キャスター用筒状凹部210A及びその周囲の変形や破損を効果的に防止することが出来るのである。
【0045】
更に、補強部250A及び補強部230Aは、キャスター用筒状凹部210Aの中心から放射状に広がるように配置されているため、キャスター用筒状凹部210Aにかかる応力F2が、各補強部250A及び各補強部230Aに均等に吸収されて分散されやすくなっている。
【0046】
なお、図6では、キャスター用筒状凹部210Aの底面112Aから突出している部分の高さH1と、補強部230Aの高さH2と、補強部250Aの高さH4と、平面部240Aの底面112Aからの高さH3は同じであるが、これに限定されず、それぞれの高さは任意に決めることができ、例えば、補強部250Aの高さH4は、キャスター用筒状凹部210Aの底面112Aから突出している部分の高さH1よりも低くしてもよい。
【0047】
また、図6では、補強部250Aは直線形状であるが、これに限定されず、例えば、補強部230Aのように湾曲状に形成してもよく、補強部250Aは、平面部240Aとキャスター用筒状凹部210Aの間に接続されて、応力F2を吸収して分散できるのであれば、任意の形状を採用することが出来る。また、補強部250Aはリブ状であるが、これに限定されず、後述するように、平面状であってもよく、補強部250Aは、平面部240Aとキャスター用筒状凹部210Aの間に接続されて、応力F2を吸収して分散できるのであれば、任意の形状を採用することが出来る。また、平面部240Aの横幅は適宜変更することができ、図6に示す実施形態2に係る平面部240Aは、図4に示す実施形態1に係る平面部240よりも、横幅が狭くなっている。
【0048】
<実施形態3>
次に、本願発明の実施形態3にかかる収容容器100Bを図7(a)及び(b)に示す。なお、図7(a)は、収容容器100Bの底面側から示した、キャスター取付部200B周辺の拡大斜視図、図7(b)はC-C端面図である。また、本実施形態3にかかる収容容器100Bは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100と、補強部230BBの形状が異なるだけで、他の構成は実施形態1にかかる収容容器100と基本的に同一なので、詳細な説明は省略する。
【0049】
図7(a)に示すように、リブ状の補強部230Bと、平面状の補強部230BBが、キャスター用筒状凹部210Bの外周面211Bに接続されている。リブ状の補強部230Bは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100の補強部230と同じ構成である。一方の平面状の補強部230BBは、底面112Bから突出するように形成されている。具体的には、図7(b)に示すように、補強部230BBは、底面112Bから突出する側壁234BBと、側壁234BB同士を連結する平面状の先端面233BB
から構成されている。このように、補強部230BBは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100の3本の補強部230のうち、2つの補強部230の間に、平面状の先端面233BBを連結したような構成となっている。そして、補強部230BBの底面112Bからの高さH5は、補強部230Bの高さH2と等しくなっている。また、補強部230BBは、底面112Bから上向きに凹むようになっており、内部が空洞となっている。
【0050】
このように、平面状の補強部230BBを設けることで、収容容器100Bの落下時にキャスター用筒状凹部210B周辺に応力が伝わっても、補強部230BBが応力を吸収して、その吸収した応力を平面に沿って広く周囲に効率的に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部210B及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0051】
<実施形態4>
次に、本願発明の実施形態4にかかる収容容器100Cを図7(c)及び(d)に示す。なお、図7(c)は、収容容器100Cの底面側から示した、キャスター取付部200C周辺の拡大斜視図、図7(d)はD-D端面図である。また、本実施形態4にかかる収容容器100Cは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100と、補強部230Cの形状が異なるだけで、他の構成は実施形態1にかかる収容容器100と基本的に同一なので、詳細な説明は省略する。
【0052】
図7(c)に示すように、一つの平面状の補強部230Cが、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cに接続されている。平面状の補強部230Cは、底面112Cから突出するように形成されており、具体的には、図7(d)に示すように、補強部230Cは、底面112Cから突出する側壁234Cと、側壁234C同士を連結する平面状の先端面233Cから構成されている。また、先端面233Cの内面から突出するように、リブ状の中壁235Cが設けられており、中壁235Cの一端236Cは、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cに接続されている。このように、補強部230Cは、図1から図4に示す実施形態1にかかる収容容器100の3本のリブ状の補強部230を、平面状の先端面233Cで連結したような構成となっている。そして、補強部230Cの底面112Cからの高さH6は、キャスター用筒状凹部210Cの底面112Cから突出している部分の高さ(図4(b)に示す高さH1を参照)と等しくなっている。また、補強部230Cは、底面112Cから上向きに凹むようになっており、内部が空洞となっている。
【0053】
このように、平面状の補強部230Cを設けることで、収容容器100Cの落下時にキャスター用筒状凹部210C周辺に応力が伝わっても、補強部230Cが応力を吸収して、その吸収した応力を平面に沿って広く周囲に効率的に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部210C及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0054】
なお、図7(c)に示すように、平面部240Cと補強部230Cは、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cの一部に接続されており、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cの全周を囲んで面状となるようには、接続されていない。平面部240Cと補強部230Cが、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cの一部に接続されていることで、キャスター用筒状凹部210Cの外周面211Cの一部には、何も接続されていない、外部へ露出した部分が存在しており、その部分の僅かな変形を許容することで、キャスター用筒状凹部210Cにかかる応力の一部を逃すことができ、キャスター用筒状凹部210C及びその周囲の変形や破損を防止している。
【0055】
<実施形態5>
次に、本願発明の実施形態5にかかる収容容器100Dを図8に示す。なお、図8(a
)は、収容容器100Dの底面側から示した、キャスター取付部200D周辺の拡大斜視図、図8(b)はE-E端面図、図8(c)はF-F端面図である。また、本実施形態5にかかる収容容器100Dは、図5及び図6に示す実施形態2にかかる収容容器100Aと、補強部230Dと補強部250Dの形状が異なるだけで、他の構成は実施形態2にかかる収容容器100Aと基本的に同一なので、詳細な説明は省略する。
【0056】
図8に示すように、一つの平面状の補強部230Dが、キャスター用筒状凹部210Dの外周面211Dに接続されている。また、一つの平面状の補強部250Dが、平面部240Dとキャスター用筒状凹部210Dとの間に配置されている。平面状の補強部230Dは、底面112Dから突出するように形成されており、具体的には、図8(b)に示すように、補強部230Dは、底面112Dから突出する側壁234Dと、側壁234D同士を連結する平面状の先端面233Dから構成されている。このように、補強部230Dは、図5及び図6に示す実施形態2にかかる収容容器100Aの2本のリブ状の補強部230Aを、平面状の先端面233Dで連結したような構成となっている。そして、補強部230Dの底面112Dからの高さH7は、キャスター用筒状凹部210Dの底面112Dから突出している部分の高さ(図6(b)に示す高さH1を参照)と等しくなっている。また、補強部230Dは、底面112Dから上向きに凹むようになっており、内部が空洞となっている。
【0057】
また、平面状の補強部250Dは、底面112Dから突出するように形成されており、具体的には、図8(c)に示すように、補強部250Dは、底面112Dから突出する側壁254Dと、側壁254D同士を連結する平面状の先端面253Dから構成されている。このように、補強部250Dは、図5及び図6に示す実施形態2にかかる収容容器100Aの2本のリブ状の補強部250Aを、平面状の先端面253Dで連結したような構成となっている。そして、補強部250Dの底面112Dからの高さH8は、キャスター用筒状凹部210Dの底面112Dから突出している部分の高さ(図6(b)に示す高さH1を参照)と等しくなっている。また、補強部250Dは、底面112Dから上向きに凹むようになっており、内部が空洞となっている。
【0058】
このように、平面状の補強部250Dを設けることで、収容容器100Dの落下時の衝撃により、平面部240Dで吸収できなかった応力の一部を、補強部250Dが効果的に吸収して、その吸収した応力を平面に沿って広く周囲に効率的に分散することが出来る。その結果、キャスター用筒状凹部210D及びその周囲の変形や破損を効果的に防止することが出来るのである。
【0059】
さらに、平面状の補強部230Dを設けることで、収容容器100Dの落下時にキャスター用筒状凹部210D周辺に応力が伝わっても、補強部230Dが応力を吸収して、その吸収した応力を平面に沿って広く周囲に効率的に分散する。その結果、キャスター用筒状凹部210D及びその周囲の変形や破損を防止することが出来るのである。
【0060】
なお、図8では、収容容器100Dが、平面状の補強部230Dと平面状の補強部250Dの両方を備えているが、これに限定されず、収容容器100Dは、図5に示す実施形態2にかかる収容容器100Aのリブ状の補強部250Aと、図8に示す平面状の補強部230Dとを備える、又は、図8に示す平面状の補強部250Dと、図5に示す実施形態2にかかる収容容器100Aのリブ状の補強部230Aとを備えてもよい。
【0061】
なお、図8(a)に示すように、平面状の補強部250Dと補強部230Dは、キャスター用筒状凹部210Dの外周面211Dの一部に接続されており、キャスター用筒状凹部210Dの外周面211Dの全周を囲んで面状となるようには、接続されていない。補強部250Dと補強部230Dが、キャスター用筒状凹部210Dの外周面211Dの一
部に接続されていることで、キャスター用筒状凹部210Dの外周面211Dの一部には、何も接続されていない、外部へ露出した部分が存在しており、その部分の僅かな変形を許容することで、キャスター用筒状凹部210Dにかかる応力の一部を逃すことができ、キャスター用筒状凹部210D及びその周囲の変形や破損を防止している。
【0062】
なお、本願発明の収容容器は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面にキャスターを取付可能に構成した収容容器であって、
前記底面には、キャスター取付部を設け、
前記キャスター取付部は、
前記キャスターの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部と、
前記キャスター用筒状凹部の外周面の一部に接続される補強部と、
前記底面の外縁と前記キャスター用筒状凹部との間に配置される平面部と、を備え、
前記平面部の内側には、前記底面よりも窪んだ空間が形成されていることを特徴とする収容容器。
【請求項2】
前記補強部は、複数設けられ、
前記平面部は、前記補強部と相対する範囲に少なくとも設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の収容容器。
【請求項3】
前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容器。
【請求項4】
前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の一部に重なるように接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容器。
【請求項5】
前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に前記補強部を介して接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る収容容器は、底面にキャスターを取付可能に構成した収容容器であって、前記底面には、キャスター取付部を設け、前記キャスター取付部は、前記キャスターの軸部を固定可能なキャスター用筒状凹部と、前記キャスター用筒状凹部の外周面の一部に接続される補強部と、前記底面の外縁と前記キャスター用筒状凹部との間に配置される平面部と、を備え、前記平面部の内側には、前記底面よりも窪んだ空間が形成されていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
更に、本願発明の請求項に係る収容容器は、前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に接続されていることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
更に、本願発明の請求項に係る収容容器は、前記平面部は、前記キャスター用筒状凹部の外周面に前記補強部を介して接続されている。