(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096435
(43)【公開日】2024-07-12
(54)【発明の名称】伝送方法、装置、第1の通信ノード、第2の通信ノード、および媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1263 20230101AFI20240705BHJP
H04W 72/0446 20230101ALN20240705BHJP
H04W 72/21 20230101ALN20240705BHJP
H04W 72/232 20230101ALN20240705BHJP
【FI】
H04W72/1263
H04W72/0446
H04W72/21
H04W72/232
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024077221
(22)【出願日】2024-05-10
(62)【分割の表示】P 2022522627の分割
【原出願日】2020-10-13
(31)【優先権主張番号】201910980440.0
(32)【優先日】2019-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】王▲瑜▼新
(72)【発明者】
【氏名】李儒岳
(72)【発明者】
【氏名】▲魯▼照▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼▲創▼新
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼昊
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼淑娟
(57)【要約】
【課題】伝送方法、装置、第1の通信ノード、第2の通信ノード、および媒体の提供。
【解決手段】伝送方法および装置、第1の通信ノード、第2の通信ノード、および媒体が、提供される。方法において、指示情報が、送信され、指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、第2の通信ノードを伴う信号伝送は、指示情報に従って実施される。一実施形態において、指示情報は、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する第1のスロットオフセットパラメータを備え、アップリンク信号は、非周期的サウンディング基準信号(SRS)を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その開示が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる2019年10月15日に中国国家知識産権局(CNIPA)に出願された中国特許出願第201910980440.0号の優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本願は、無線通信ネットワーク、例えば、伝送方法および装置、第1の通信ノード、第2の通信ノード、および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
通信技術の発展に伴って、データサービスに関する需要が、持続的に増加している。第1の通信ノードは、第2の通信ノードによって送信されるアップリンク信号、例えば、サウンディング基準信号(SRS)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)信号に従って、第2の通信ノードのチャネル状態情報を決定することができる。これに基づいて、第1の通信ノードは、周波数ドメイン選択的スケジューリングおよび閉ループ電力制御を含む動作を実施する。加えて、第1の通信ノードも、第2の通信ノードがダウンリンク信号を受信、処理、または測定するように、ダウンリンク信号、例えば、チャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を第2の通信ノードに送信し得る。信号伝送の前述のプロセスにおける種々の状況が、存在する。例えば、第2の通信ノードは、複数のアンテナグループで構成され得、アップリンク信号またはダウンリンク信号は、異なるアップリンクまたはダウンリンクスロットを通して伝送され得る。関連技術分野において、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティは、不良であり、任意の状況において、有効かつ正確な信号伝送を保証することに失敗し、信号送信リンクが信号受信リンクと一致しないことにさえつながり、したがって、通信の信頼性に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願は、信号伝送のフレキシビリティおよび通信の信頼性を改良するように、伝送方法および装置、第1の通信ノード、第2の通信ノード、および媒体を提供する。
【0005】
本願の実施形態は、伝送方法を提供する。方法は、以下を含む。
【0006】
指示情報が、送信される。指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0007】
信号伝送が、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴って実施される。
【0008】
本願の実施形態はさらに、伝送方法を提供する。方法は、以下を含む。
【0009】
指示情報が、受信される。指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0010】
信号伝送が、指示情報に従って、第1の通信ノードを伴って実施される。
【0011】
本願の実施形態は、伝送装置を提供する。伝送装置は、送信モジュールと、第1の伝送モジュールとを含む。
【0012】
送信モジュールは、指示情報を送信するように構成される。指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0013】
第1の伝送モジュールは、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成される。
【0014】
本願の実施形態は、伝送装置を提供する。伝送装置は、受信モジュールと、第2の伝送モジュールとを含む。
【0015】
受信モジュールは、指示情報を受信するように構成される。指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0016】
第2の伝送モジュールは、指示情報に従って、第1の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成される。
【0017】
本願の実施形態はさらに、第1の通信ノードを提供する。第1の通信ノードは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを記憶するように構成された記憶装置とを含む。
【0018】
1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、前述の伝送方法を実装させる。
【0019】
本願の実施形態はさらに、第2の通信ノードを提供する。第2の通信ノードは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプログラムを記憶するように構成された記憶装置とを含む。
【0020】
1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、前述の伝送方法を実装させる。
【0021】
本願の実施形態はさらに、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、これは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、前述の伝送方法を実施させる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
伝送方法であって、前記方法は、
指示情報を送信することであって、前記指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、ことと、
前記指示情報に従って、前記第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施することと
を含む、方法。
(項目2)
前記指示情報は、前記アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する第1のスロットオフセットパラメータを備え、
前記アップリンク信号は、非周期的サウンディング基準信号(SRS)を備えている、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1のスロットオフセットパラメータを上位層シグナリングを通して構成されるSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成することをさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
複数の第1のスロットオフセットパラメータが前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内に構成される場合、ダウンリンク制御情報(DCI)のSRS要求ドメインに従って、前記複数の第1のスロットオフセットパラメータを決定することをさらに含み、前記複数の第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられている、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記指示情報は、サブ帯域パラメータを備え、前記サブ帯域パラメータは、前記アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応し、
前記アップリンク信号は、SRSを備え、
前記指示情報は、前記第2の通信ノードが、前記サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、前記SRSを送信することを示すために使用される、項目1に記載の方法。
(項目6)
DCIを使用して前記非周期的SRSをトリガする場合、前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用され、
前記第1の標的スロットは、前記第1のスロットオフセットパラメータに対応する前記スロット後の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、kは、0または正の整数である、項目2に記載の方法。
(項目7)
DCIを使用して前記非周期的SRSをトリガする場合、前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用され、
前記第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであるか、または、前記第1の標的スロットは、前記基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、kは、0または正の整数であり、Nは、第1の既定範囲内の正の整数であるか、または、Eと(k+1)の積に等しく、Eは、第2の既定範囲内の正の整数であり、前記基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットであり、nは、前記非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応し、前記第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率であり、μSRSは、前記トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成であり、μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成であり、
前記第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと前記非周期的SRSをトリガする前記PDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値以上である、項目2に記載の方法。
(項目8)
kは、以下の方法:
kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成されること、
kが前記第1のスロットオフセットパラメータに等しいこと、
kが前記RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応すること、
kが制御リソースセットに対応すること、
kが前記SRSをトリガする前記PDCCHが位置している前記スロットに対応すること、または
kが既定値であること
のうちの少なくとも1つを通して決定される、項目6または7に記載の方法。
(項目9)
前記有効スロットは、以下:
利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンクスロットと競合しないアップリンクスロット、または、前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される特殊スロットと競合しない特殊スロット、または、前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるフレキシブルスロットと競合しないフレキシブルスロット、または、
前記SRSリソースを送信すること、または前記SRSリソースセット内の全ての前記SRSリソースを送信することを行うために使用される少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ前記非周期的SRSをトリガする前記PDCCHと前記SRSリソースセット内の全ての前記SRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足するスロット
のうちの少なくとも1つを備えている、項目6または7に記載の方法。
(項目10)
前記指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを備え、前記第2のスロットオフセットパラメータは、前記ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応し、
前記ダウンリンク信号は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を備え、
前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記第2のスロットオフセットパラメータを上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内に構成することをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースセットに関して、前記指示情報は、第1の通信ノードが前記非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用され、前記第4の標的スロットは、前記非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであるか、または、前記第4の標的スロットは、前記非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするための前記スロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、hは、0または正の整数であり、Mは、第1の既定範囲内の正の整数であるか、または、Fと(h+1)の積に等しく、Fは、第2の既定範囲内の正の整数である、項目10に記載の方法。
(項目13)
hは、以下の方法:
hがRRCシグナリングを通して構成されること、
hが前記第2のスロットオフセットパラメータに等しいこと、
hが前記RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応すること、
hが制御リソースセットに対応すること、
hが前記CSI-RSをトリガするPDCCHが位置している前記スロットに対応すること、または
hが既定値であること
のうちの少なくとも1つを通して決定される、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記有効スロットは、以下:
利用可能または有効であるダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンクスロットと競合しないアップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される特殊スロットと競合しない特殊スロット、または、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるフレキシブルスロットと競合しないフレキシブルスロット、または
CSI-RSリソースを送信すること、またはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信することを行うために使用される少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ前記非周期的CSI-RSリソースをトリガする前記PDCCHと前記CSI-RSリソースセット内の全ての前記CSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足するスロット
のうちの少なくとも1つを備えている、項目12に記載の方法。
(項目15)
前記指示情報は、
少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が同じDCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または、複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する場合または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、
最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または前記最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが伝送されること、または、最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが伝送されること
を示すためにさらに使用される、項目1に記載の方法。
(項目16)
伝送方法であって、前記方法は、
指示情報を受信することであって、前記指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、ことと、
前記指示情報に従って、第1の通信ノードを伴う信号伝送を実施することと
を含む、方法。
(項目17)
前記指示情報は、前記アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する第1のスロットオフセットパラメータを備え、
前記アップリンク信号は、非周期的サウンディング基準信号(SRS)を備えている、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記第1のスロットオフセットパラメータは、前記第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成されるSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される、項目17に記載の方法。
(項目19)
複数の第1のスロットオフセットパラメータが前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内に構成される場合、前記複数の第1のスロットオフセットパラメータは、前記第1の通信ノードによって、ダウンリンク制御情報(DCI)のSRS要求ドメインに従って決定され、前記複数の第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられている、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記指示情報は、サブ帯域パラメータを備え、前記サブ帯域パラメータは、前記アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応し、
前記アップリンク信号は、SRSを備え、
前記指示情報は、前記第2の通信ノードが、前記サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、前記SRSを送信することを示すために使用される、項目16に記載の方法。
(項目21)
DCIを使用して前記非周期的SRSをトリガする場合、前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用され、
前記第1の標的スロットは、前記第1のスロットオフセットパラメータに対応する前記スロット後の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、kは、0または正の整数である、項目17に記載の方法。
(項目22)
DCIを使用して前記非周期的SRSをトリガする場合、前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用され、
前記第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであるか、または、前記第1の標的スロットは、前記基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、kは、0または正の整数であり、Nは、第1の既定範囲内の正の整数であるか、または、Eと(k+1)の積に等しく、Eは、第2の既定範囲内の正の整数であり、前記基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットであり、nは、前記非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応し、前記第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率であり、μSRSは、前記トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成であり、μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成であり、
前記第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと前記非周期的SRSをトリガする前記PDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値以上である、項目17に記載の方法。
(項目23)
kは、以下の方法:
kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成されること、
kが前記第1のスロットオフセットパラメータに等しいこと、
kが前記RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応すること、
kが制御リソースセットに対応すること、
kが前記SRSをトリガする前記PDCCHが位置している前記スロットに対応すること、または
kが既定値であること
のうちの少なくとも1つを通して決定される、項目21または22に記載の方法。
(項目24)
前記有効スロットは、以下:
利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するためために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンクスロットと競合しないアップリンクスロット、または、前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される特殊スロットと競合しない特殊スロット、または、前記SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるフレキシブルスロットと競合しないフレキシブルスロット、または、
前記SRSリソースを送信すること、または前記SRSリソースセット内の全ての前記SRSリソースを送信することを行うために使用される少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ前記非周期的SRSをトリガする前記PDCCHと前記SRSリソースセット内の全ての前記SRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足するスロット
のうちの少なくとも1つを備えている、項目21または22に記載の方法。
(項目25)
前記指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを備え、前記第2のスロットオフセットパラメータは、前記ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応し、
前記ダウンリンク信号は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を備え、
前記指示情報は、前記第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される、項目16に記載の方法。
(項目26)
前記第2のスロットオフセットパラメータは、前記第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または前記上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成される、項目25に記載の方法。
(項目27)
DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースセットに関して、前記指示情報は、前記第1の通信ノードが前記非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用され、前記第4の標的スロットは、前記非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであるか、または、前記第4の標的スロットは、前記非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするための前記スロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットであり、hは、0または正の整数である、Mは、第1の既定範囲内の正の整数であるか、または、Fと(h+1)の積に等しく、Fは、第2の既定範囲内の正の整数である、項目25に記載の方法。
(項目28)
hは、以下の方法:
hがRRCシグナリングを通して構成されること、
hが前記第2のスロットオフセットパラメータに等しいこと、
hが前記RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応すること、
hが制御リソースセットに対応すること、
hが前記CSI-RSをトリガするPDCCHが位置している前記スロットに対応すること、または
hが既定値であること
のうちの少なくとも1つを通して決定される、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記有効スロットは、以下:
利用可能または有効であるダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、
CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるアップリンクスロットと競合しないアップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される特殊スロットと競合しない特殊スロット、または、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用されるフレキシブルスロットと競合しないフレキシブルスロット、または、
CSI-RSリソースを送信すること、またはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信することを行うために使用される少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ前記非周期的CSI-RSをトリガする前記PDCCHと前記CSI-RSリソースセット内の全ての前記CSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足するスロット
のうちの少なくとも1つを備えている、項目27に記載の方法。
(項目30)
前記指示情報は、
少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が同じDCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または、複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する場合または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、
最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または前記最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送されること、または、最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが伝送されること
を示すためにさらに使用される、項目16に記載の方法。
(項目31)
伝送装置であって、前記伝送装置は、
指示情報を送信するように構成された送信モジュールあって、前記指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、送信モジュールと、
前記指示情報に従って、前記第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成された第1の伝送モジュールと
を備えている、伝送装置。
(項目32)
伝送装置であって、前記伝送装置は、
指示情報を受信するように構成された受信モジュールであって、前記指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、受信モジュールと、
前記指示情報に従って、第1の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成された第2の伝送モジュールと
を備えている、伝送装置。
(項目33)
第1の通信ノードであって、前記第1の通信ノードは、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成された記憶装置と
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプログラムは、項目1-15のいずれか1項に記載の前記伝送方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実施させる、第1の通信ノード。
(項目34)
第2の通信ノードであって、前記第2の通信ノードは、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成された記憶装置と
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプログラムは、項目16-30のいずれか1項に記載の前記伝送方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実施させる、第2の通信ノード。
(項目35)
コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目1-15のいずれか1項に記載の伝送方法または項目16-30のいずれか1項に記載の伝送方法を前記プロセッサに実施させる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は、一実施形態による、伝送方法のフローチャートである。
【
図2】
図2は、一実施形態による、信号伝送のスロットオフセットパラメータが修正されることを図示する略図である。
【
図3】
図3は、一実施形態による、別の伝送方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、一実施形態による、伝送装置の構造を図示する略図である。
【
図5】
図5は、一実施形態による、別の伝送装置の構造を図示する略図である。
【
図6】
図6は、一実施形態による、第1の通信ノードの構造を図示する略図である。
【
図7】
図7は、一実施形態による、第2の通信ノードの構造を図示する略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本願は、図面および実施形態と併せて、以降に説明される。本明細書に説明される実施形態は、本願を例証するように意図され、本願を限定するものではないことを理解されたい。説明を容易にするために、全部ではなく、本願に関連する構造の一部のみが、図面に図示される。
【0024】
ロングタームエボリューション(LTE)では、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、アップリンクスケジューリング情報、ダウンリンクスケジューリング情報、およびアップリンク電力制御情報を含み得るダウンリンク制御情報(DCI)を搬送するために使用される。DCIフォーマットは、DCIフォーマット0、1、1A、1B、1C、1D、2、2A、3、3A等を含み、DCIフォーマット2B、2C、および2Dが、後に、種々の異なるアプリケーションおよび伝送モードをサポートするために、進化型LTE-リリース12に追加されている。第1の通信ノードは、DCIを通して、第2の通信ノードのデバイスを構成することができる。例えば、第1の通信ノードは、進化型基地局(e-Node-BまたはeNB)であり得、第2の通信ノードは、ユーザ機器(UE)であり得る。代替として、第2の通信ノードのデバイスは、上位層を通して、構成を承認し得る。すなわち、第2の通信ノードは、上位層シグナリングを通して構成される。
【0025】
サウンディング基準信号(SRS)は、チャネル状態情報(CSI)を測定するために、第2の通信ノードと第1の通信ノードとの間で使用される信号である。LTEシステムでは、第2の通信ノードは、周期的に、周波数帯域、周波数ドメイン位置、シーケンス巡回シフト、周期、およびサブフレームオフセット等の第1の通信ノードによって示されるパラメータに従って、送信サブフレームの最後のデータシンボル上でアップリンクSRSを送信する。第1の通信ノードは、受信されたSRSに従って、第2の通信ノードのアップリンクCSIを決定し、取得されたCSIに従って、周波数ドメイン選択スケジューリングおよび閉ループ電力制御等の動作を実施する。
【0026】
LTE-リリース10では、アップリンク通信において、事前コーディングされないSRS、すなわち、アンテナ特有のSRSが、使用され得る一方、PUSCHの復調基準信号(DMRS)が、事前コーディングされることが提案されている。第1の通信ノードは、事前コーディングされないSRSを受信することによって、オリジナルアップリンクCSIを推定し得る一方、事前コーディングされたDMRSを通して、オリジナルアップリンクCSIを推定しないこともある。この場合、第2の通信ノードが、複数のアンテナを使用することによって、事前コーディングされないSRSを送信すると、より多くのSRSリソースが、各第2の通信ノードによって要求され、これは、無線通信システム内で同時に再使用され得る、第2の通信ノードの数の減少をもたらす。第2の通信ノードは、上位層シグナリング(トリガタイプ0とも称される)またはDCI(トリガタイプ1とも称される)を通して、SRSを送信するようにトリガされ得る。周期的SRSは、上位層シグナリングに基づいてトリガされ、非周期的SRSは、DCIに基づいてトリガされる。LTE-リリース10では、非周期的SRSを送信する様式が、追加され、これは、SRSリソースの利用率をある程度改良し、リソーススケジューリングのフレキシビリティを改良する。
【0027】
通信技術の発展に伴って、データサービスに関する需要は、持続的に増加しており、利用可能な低周波数キャリアは、供給が不足している。したがって、完全に利用されていない、高周波数(30~300GHz)キャリア通信が、高速データ通信を将来的に達成する重要な通信方法となっている。高周波数キャリア通信は、大きい利用可能な帯域幅を有し、有効高速データ通信を提供することができる。しかしながら、高周波数キャリア通信に関する大きな技術的課題は、高周波数信号が、低周波数信号と比較して、空間内で有意に減退することである。これは、高周波数信号が屋外通信ために使用されるとき、空間減退損失を引き起こすであろうが、高周波数信号のより短い波長は、通常、より多くのアンテナを使用することを可能にする。したがって、通信は、ビームに基づいて実装され、空間減退損失を補償する。しかしながら、アンテナの数が増加する場合、各アンテナは、無線周波数リンクのセットを必要とし、デジタルビーム形成が、したがって、コストの増加および電力の損失をもたらす。したがって、研究は、ハイブリッドビーム形成、すなわち、デジタルビームとともに無線周波数ビームによって形成される最終ビームにより向かいつつある。
【0028】
とりわけ、種々の状況が、信号伝送のプロセスに存在する。例えば、第2の通信ノードは、複数のアンテナグループで構成され得、アップリンク信号またはダウンリンク信号が、異なるアップリンクまたはダウンリンクスロットを通して伝送され得る。関連技術分野では、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティは、不良であって、任意の状況において、有効かつ正確な信号伝送を保証することに失敗し、信号送信リンクが信号受信リンクと一致しないことにさえつながり、したがって、通信の信頼性に影響を及ぼす。
【0029】
伝送方法が、本願の実施形態では提供される。指示情報を送信することを通して、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示す。方法は、種々の信号伝送状況のために好適であって、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティを改良し、伝送の信頼性を保証する。
【0030】
実施形態では、以降、第1の通信ノードは、例えば、マクロセルの基地局、スモールセルの基地局または伝送ノード、高周波数通信システム内の送信ノード、またはモノのインターネットシステム内の送信ノードであり得、第2の通信ノードは、UE、携帯電話、ポータブルデバイス、車、または衛星ノード等の通信システム内のノードであり得る。
【0031】
実施形態では、以降、アップリンク信号は、SRS、アップリンクDMRS、ランダムアクセスのためのアップリンク信号、PUSCH信号、または位相追跡基準信号であり得る。
【0032】
実施形態では、以降、アンテナまたはアンテナグループの情報は、アンテナまたはアンテナグループの識別情報、アンテナまたはアンテナグループのポート情報、またはアンテナまたはアンテナグループに対応するビーム識別情報であり得る。
【0033】
実施形態では、以降、SRSリソースを示す情報は、例えば、SRSシーケンスまたはSRS時間周波数位置パラメータであり得る。
【0034】
実施形態では、以降、チャネル相反性問題は、第2の通信ノードの送信リンクの数が、第2の通信ノードの受信リンクの数と一致しない場合、例えば、第2の通信ノードが、1T2R、2T4R、または4T8Rをサポートするように構成される場合、SRSアンテナのハンドオーバを通して、解決されることができる。Tは、送信リンクの数を表す。Rは、受信リンクの数を表す。例えば、1T2Rは、送信リンクの数が、1であって、受信リンクの数が、2であることを表す。
【0035】
実施形態では、以降、スロットは、時間ユニットとして捉えられる。時間ユニットはまた、シンボル、サブフレーム、またはフレームであり得る。
【0036】
図1は、一実施形態による、伝送方法のフローチャートである。本実施形態に提供される伝送方法は、第1の通信ノードに適用され得る。
図1に示されるように、方法は、110および120を含む。
【0037】
110では、指示情報が、送信される。指示情報は、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0038】
120では、信号伝送が、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴って実施される。
【0039】
本実施形態における伝送方法では、指示情報を送信することを通して、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示す。方法は、種々の信号伝送状況のために好適であって、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティを改良し、伝送の信頼性を保証する。
【0040】
一実施形態では、指示情報は、アンテナグループ関連付けパラメータを含む。アンテナグループ関連付けパラメータは、アップリンク信号を送信するためのアンテナグループに対応する。
【0041】
一実施形態では、以下のうちの少なくとも1つが、含まれる、すなわち、アンテナグループ関連付けパラメータが、上位層シグナリングを通して構成される、サウンディング基準信号(SRS)リソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される、またはダウンリンク制御情報(DCI)に対応する、巡回冗長検査コードが、指示情報がDCIを通して送信されるアンテナグループによって選択されたマスクに従ってスクランブリングされる。
【0042】
例えば、第1の通信ノードは、基地局であり得、第2の通信ノードは、UEであり得る。2T4RをサポートするUEに関して、UEアンテナは、2つのグループに分割されることができる。アンテナの各グループは、1T2Rをサポートする。アップリンク信号を測定することを通して、基地局は、より良好な構成を伴うアンテナのグループを決定し、シグナリングを通して、UEがアップリンク信号をそのアンテナのグループ上で送信することを示すことができる。UEがアップリンク信号を送信するためのアンテナグループがシグナリングを通して示される、方法は、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、1)アンテナグループ関連付けパラメータが、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成され、アンテナグループ関連付けパラメータは、アンテナグループ0またはアンテナグループ1を示すために使用される、例えば、アンテナグループ関連付けパラメータは、それぞれ、非周期的SRSを送信するためのアンテナグループを示すように、アンテナグループ0またはアンテナグループ1のために構成され、対応する非周期的SRS-リソーストリガが、アンテナグループ関連付けパラメータのために構成される、2)UEがアップリンク信号を送信するためのアンテナグループは、DCIを通して、動的に示される、3)DCIの後に追加される巡回冗長検査(CRC)が、アンテナグループを動的に示す機能を実装するように、アンテナグループによって選択されたマスクを使用してスクランブリングされる。
【0043】
加えて、UEは、送信/受信側アンテナポート内に、以下のタイプの能力、すなわち、t1r1-t1r2、t1r1-t1r2-t1r4、t1r1-t1r2-t2r4、t1r1-t2r2、およびt1r1-t2r2-t4r4を有する。例えば、t1r1-t1r2-t1r4に関して、3つのパラメータt1r1、t1r2、およびt1r4が、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成され得る。さらに、非周期的SRS-リソーストリガ1、非周期的SRS-リソーストリガ2、および非周期的SRS-リソーストリガ3は、それぞれ、パラメータに関連付けられ、そのために構成される。DCIが、非周期的SRSを動的にトリガするとき、t1r1、t1r2、およびt1r4から、信号伝送ために使用されるべき1つの構成が、動的に選択されることができる。
【0044】
一実施形態では、指示情報は、第1のスロットオフセットパラメータを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、非周期的SRSを含む。
【0045】
一実施形態では、方法はさらに、第1のスロットオフセットパラメータを、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成するステップを含む。
【0046】
一実施形態では、方法はさらに、複数の第1のスロットオフセットパラメータが、SRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される場合、第1のスロットオフセットパラメータが、DCIのSRS要求ドメインに従って決定されることを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられる。
【0047】
本実施形態では、複数のスロットオフセットパラメータ(SlotOffset)が、SRSリソースセット内に構成され、対応する非周期的SRS-リソーストリガが、SlotOffset毎に構成され、非周期的SRSを送信するフレキシビリティを向上させる。例えば、基地局は、UEのSRSリソースセットのために2つのSlotOffsetを構成する。2つのSlotOffsetは、それぞれ、SlotOffset0およびSlotOffset1である。さらに、SlotOffset0およびSlotOffset1に対応する、非周期的SRS-リソーストリガの値は、それぞれ、1および3であるように構成される。この場合、DCI内のSRS要求ドメインを通して、基地局は、1つのSlotOffsetを動的に選択し、非周期的SRSを送信するためのSlotOffsetをUEに示すことができる。例えば、DCI内のSRS要求ドメインの値が、01であるとき、その値が1である、非周期的SRS-リソーストリガに対応する、SlotOffset0が、UEに示され、DCI内のSRS要求ドメインの値が、11であるとき、その値が3である、非周期的SRS-リソーストリガに対応する、SlotOffset1が、UEに示される。したがって、非周期的SRSを送信するフレキシビリティは、改良される。
【0048】
本願の実施形態では、「第1」、「第2」、および同等物は、異なる状況を区別するのみのために使用され、同一パラメータまたは異なるパラメータを表し得る。例えば、SlotOffsetは、一実施形態では、第1のスロットオフセットパラメータを表し、また、別の実施形態では、第2のスロットオフセットパラメータを表し得、これは、信号を伝送するためのスロットと伝送される信号をトリガするためのスロットとの間のオフセットを表すために使用される。別の実施例では、n+SlotOffsetは、一実施形態では、第1の標的スロットを表し、また、別の実施形態では、第2の標的スロットを表し得、これは、信号を伝送するためのスロットを表すために使用される。
【0049】
一実施形態では、指示情報は、サブ帯域パラメータを含む。サブ帯域パラメータは、アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応する。アップリンク信号は、SRSを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、SRSを送信することを示すために使用される。
【0050】
一実施形態では、方法はさらに、第2の通信ノードによって送信されるブロードバンドSRSが、受信され、サブ帯域が、ブロードバンドSRSを測定することを通して決定されることを含む。
【0051】
一実施形態では、ブロードバンドSRSは、第2の通信ノードによって、アクティブ化された帯域幅部分(BWP)内の物理リソースブロックの一部を通して送信される。
【0052】
本実施形態では、第1の通信ノードは、第2の通信ノードが、2つのプロシージャにおいて、SRSを送信し、SRSのカバレッジを向上させ、SRSの測定正確度を改良することを示す。
【0053】
1では、第2の通信ノードが、ブロードバンドSRSをアクティブ化される帯域幅部分(BWP)上で送信する。さらに、SRSのカバレッジを向上させるために、SRSは、物理リソースブロック(PRB)の一部のみ上で送信される。
【0054】
2では、ブロードバンドSRSを測定することを通して、第1の通信ノードは、正確に測定されるべきサブ帯域の一部を決定し、シグナリングを通して、それらを第2の通信ノードに示す。シグナリング指示を受信後、第2の通信ノードは、サブ帯域の一部上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、SRSを送信する。
【0055】
一実施形態では、指示情報は、アップリンクスケジューリングまたはダウンリンクスケジューリングために使用される、DCIを通して送信される。アップリンク信号は、SRSを含む。
【0056】
一実施形態では、指示情報は、SRSの構成パラメータを含む。構成パラメータは、以下、すなわち、SRSを送信するための対応するアンテナグループ関連付けパラメータ、スロットオフセット関連付けパラメータ、ビームの空間関係、周波数ドメイン位置、またはSRSシーケンスの巡回シフトのうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
本実施形態では、第1の通信ノードは、PUSCH/PDSCHを伴わずに、アップリンクまたはダウンリンクスケジューリングのためのDCIを通して、SRSの送信をトリガし、DCI内のSRSの構成パラメータを動的に示す。構成パラメータは、以下、すなわち、SRSを送信するための対応するアンテナグループ関連付けパラメータ、スロットオフセット関連付けパラメータ、ビームの空間関係(SRSを送信するためのビームの空間関係は、受信されるSRS、CSI-RS、または同期信号/物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)を送信するための対応するビームの空間関係に従って決定されることができる)、周波数ドメイン位置、またはSRSシーケンスの巡回シフトのうちの少なくとも1つを含む。
【0058】
例えば、DCIフォーマット0_1内のUL-SCHインジケータである、ドメインの値は、0に設定され得、および/またはCSI要求ドメイン内の値または状態は、全て0に設定される。故に、DCIフォーマット0_1は、非周期的SRSをトリガするために使用される。代替として、UEの視点から、UEは、UL-SCHインジケータの値が0であり、CSI要求ドメインが全て0であり、SRS要求ドメインが全て0である、DCIフォーマット0_1を受信することを予期しない。
【0059】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。
【0060】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第1の標的スロットは、基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはEと(k+1)の積に等しい。Eは、第2の既定範囲内の正の整数である。基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットである。nは、非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応する。第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率である。μSRSは、トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成である。μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成である。第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値を上回るまたはそれに等しい。
【0061】
一実施形態では、kは、以下の方法:kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成される、kは、第1のスロットオフセットパラメータに等しい、kは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応する、kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対応する、制御リソースセットに対応する、またはkは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0062】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第2の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第2の標的スロットは、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される、スロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第2の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対して最小スロットオフセットを有する、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内の対応する有効スロットの中のスロットである。
【0063】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、または第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロットのために構成される、または非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットのために構成される、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースが、少なくとも1つのダウンリンクシンボル上にある場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0064】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示すために使用され、指示情報が、第1のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0065】
一実施形態では、有効スロットが、N個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを、第1のスロットオフセットパラメータ対応する、スロット上で、またはN個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で、送信することを示すために使用される。
【0066】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはSRSリソースを送信する、またはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、非周期的SRSをトリガするPDCCHとSRSリソースセット内の全てのSRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
本実施形態では、第1の通信ノードは、基地局であり得、第2の通信ノードは、UEであり得る。基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して、UEのためのSRSリソースセットを構成し得る。SRSリソースセットは、非周期的SRSを送信するためのスロットのSlotOffsetを含む。しかしながら、DCIフォーマット2-0は、スロットフォーマットを動的に修正し、非周期的SRSを送信するためのSlotOffset決定スロットをダウンリンクスロットに動的に修正し得る。この場合、スロットオフセットパラメータは、もはや適用可能ではなく、非周期的SRSを送信するためのスロットを決定する際に失敗をもたらす。
図2は、一実施形態による、信号伝送のスロットオフセットパラメータが修正されることを図示する、略図である。
図2に示されるように、スロットnは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットである。非周期的SRSを送信するためのSlotOffset決定スロットは、スロットn+SlotOffsetである(
図2は、n=2である、実施例を示す)。スロットn+SlotOffsetが、有効スロットであるとき、非周期的SRSリソースセットは、スロットn+SlotOffset上で送信される。しかしながら、DCIフォーマット2-0が、スロットn+SlotOffsetをダウンリンクスロットに修正する場合、非周期的SRSを送信するためのスロットは、決定されることができない。前述の問題を解決するために、下記のソリューションのうちの少なくとも1つが、含まれる。
【0068】
ソリューション1では、スロットn+SlotOffsetは、有効スロットではなく、次いで、UE非周期的SRSリソースセットをスロットnまたはスロットn+SlotOffset後の(k+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。kは、0または正の整数であり得る。kは、以下の方法:1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためのkを構成する、2)kは、SlotOffsetに等しい、3)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのための複数のk値を構成し、k値は、それぞれ、複数のSRSトリガ状態または非周期的SRS-リソーストリガに対応する、4)kは、制御リソースセット(CORESET)に関連付けられる、5)kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに関連付けられる、または6)kは、既定値、例えば、0または別の既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0069】
ソリューション2では、UEが、非周期的SRSリソースセットをスロットn後の(k+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。(k+1)番目のスロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、N2以上である、またはN2+14を上回るまたはそれに等しい。N2は、リリース15のNRプロトコルに従って取得され、サブキャリア間隔およびUEの処理容量に基づいて決定された値である。代替として、UEが、非周期的SRSリソースセットをスロットn後の(k+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。(k+1)番目のスロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値Aを上回るまたはそれに等しい。既定値Aの入手パラメータは、以下、すなわち、アップリンクチャネルおよび/またはアップリンク信号をスケジューリングするためのPDCCHとアップリンクチャネルおよび/またはリンク解除信号の送信との間の最小値、またはPDCCHとSRSとの間のサブキャリア間隔関係のうちの少なくとも1つを含む。例えば、PDCCHのサブキャリア間隔が、SRSのサブキャリア間隔と同一であるとき、既定値Aは、第1の値であって、PDCCHのサブキャリア間隔が、SRSのサブキャリア間隔と異なるとき、既定値Aは、第2の値であって、第1の値は、第2の値より小さいまたはそれに等しい。例えば、既定値Aは、N
2であって、またはN
2+14を上回るまたはそれに等しく、代替として、既定値Aは、
【数1】
である。N
2は、SRSのサブキャリア間隔に従って取得される。異なるサブキャリア間隔は、異なるN
2値に対応する。サブキャリア間隔とN
2値との間の対応関係は、基地局および端末によって合意される。d
2,1は、0または1である。PDCCHが、BWPハンドオーバをトリガするとき、d
2,2は、BWPハンドオーバ時間であって、そうでなければ、d
2,2は、0である。κは、64である。T
Cは、時間ユニットであって、例えば、
T
C=1/(480*10
3*4096)秒である。kは、0または正の整数であり得る。kは、以下の方法:1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためのkを構成する、2)kは、SlotOffsetに等しい、3)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのための複数のk値を構成し、k値は、それぞれ、複数のSRSトリガ状態または非周期的SRS-リソーストリガに対応する、4)kは、CORESETに関連付けられる、5)kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに関連付けられる、または6)kは、既定値、例えば、0または別の既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0070】
ソリューション3では、基地局によってUEのために構成される、SRSリソースセットは、複数のSlotOffset、例えば、SlotOffset1、SlotOffset2、SlotOffset3、およびSlotOffset4を含む。次いで、UEは、順次、スロットn+SlotOffset1、スロットn+SlotOffset2、スロットn+SlotOffset3、およびスロットn+SlotOffset4内の有効スロットを探し、SRSリソースセットを第1の有効スロット上で送信する。例えば、最初に、n+SlotOffset1が有効スロットであるかどうかが決定される。n+SlotOffset1が、無効スロットであるとき、次いで、n+SlotOffset2が有効スロットであるかどうかが決定される。n+SlotOffset2が、有効スロットであるとき、UEは、SRSリソースセットをスロットn+SlotOffset2上で送信する。代替として、UEは、最初に、スロットn+SlotOffset1、スロットn+SlotOffset2、スロットn+SlotOffset3、およびスロットn+SlotOffset4のそれぞれが有効スロットであるかどうかを決定する。例えば、スロットn+SlotOffset2およびスロットn+SlotOffset3が有効スロットであることが決定される。次いで、UEは、SRSリソースセットをスロットmin(n+SlotOffset2、n+SlotOffset3)上で送信する。
【0071】
ソリューション4では、構成されたSlotOffsetまたはトリガされたオフセットに関して、トリガされた非周期的SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースが、少なくとも1つのダウンリンクシンボルを上にあることが設定される。この場合、SRSリソースは、スロットn+SlotOffset後またはスロットn後のN個のスロットの中の第1の有効スロット上で送信される。Nは、1~50の所定の整数である。
【0072】
ソリューション5では、有効スロットが、スロットn後またはスロットn+SlotOffset後のN個のスロットの中に見出されないとき、UEは、SRSリソースセット内のSRSリソースの一部をスロットn+SlotOffset内のシンボルの一部上またはスロットn+SlotOffset+N内のシンボルの一部上で送信する。Nは、1~50の所定の整数である。
【0073】
前術のソリューションに加え、第1の通信ノードが、第2の通信ノードがSRSを送信することを示すが、SlotOffsetが、SRSリソースセット内に構成されていない場合、ソリューション4および5もまた、使用され得る。すなわち、SRSリソースセットは、スロットn+SlotOffset後またはスロットn後のN個のスロットの中の第1の有効スロット上で送信される。さらに、有効スロットが、スロットn+SlotOffset後のN個のスロットの中に見出されないとき、UEは、SRSリソースセット内のSRSリソースの一部をスロットn+SlotOffset内のシンボルの一部上またはスロットn+SlotOffset+N内のシンボルの一部上で送信する。Nは、1~50の所定の整数である。
【0074】
前述のソリューションでは、有効スロットは、以降の条件のうちの少なくとも1つを含む。1)有効スロットは、利用可能または有効であるアップリンクスロットまたは特殊スロットまたはフレキシブルスロットである。特殊スロットは、アップリンク信号およびダウンリンク信号の両方を送信するために使用され得る、混合スロットを指す。例えば、少なくとも1つのSRSリソースが位置する、各時間ドメインシンボルの伝送方向は、ダウンリンクされない。有効スロットでは、SRSが位置する、時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされ得る。代替として、時間ドメインシンボルは、フレキシブルシンボル、例えば、フレキシブル時間ドメインシンボルである。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。2)有効スロットは、SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロットまたは特殊スロットである。3)有効スロットはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロットまたは特殊スロットである。4)有効スロットは、SRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号と競合しない、アップリンクスロットまたは特殊スロットである。別の信号は、アップリンク信号、例えば、周期的SRS、別の非周期的SRS、PUSCH、またはPUCCHを指し得る。5)有効スロットは、SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、PDCCHとSRSの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットである。6)PDCCHと有効スロット内のSRSリソースの開始時間ドメインシンボルとの間の時間インターバルは、を所定の値A上回るまたはそれに等しい。7)PDCCHと有効スロット内のSRSリソースセットの開始時間ドメインシンボルとの間の時間インターバルは、所定の値Aを上回るまたはそれに等しい。8)有効時間ユニットは、PDCCH後の所定の時間ウィンドウ内である。9)時間構造情報は、PDCCHと有効スロットとの間で変化しない。10)有効時間ユニットの前の、スロット構造情報を含む、最新PDCCHと、有効スロット内のサウンディング基準信号リソースの開始シンボルとの間の時間インターバルは、第1の所定の時間インターバルを上回るまたはそれに等しい。11)時間構造情報は、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で変化しない。12)同一スロット構造情報は、PDCCHと有効スロットとの間の基礎となる。13)同一スロット構造情報は、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で基礎とされる。14)スロットでは、SRSリソースセット内の全てのSRSリソースによって占有される各時間ドメインシンボルの伝送方向は、ダウンリンクされない。例えば、アップリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、SRSリソースセットレベルにおいて探される。15)スロットでは、SRSリソースによって占有される時間ドメインシンボルの伝送方向は、ダウンリンクされない。例えば、アップリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、SRSリソースレベルにおいて探される。CSI-RSリソースセットレベルまたはCSI-RSリソースレベルに基づいて、有効スロットを探すべきかどうかは、随意に、CSI-RSリソースセット内の構成情報に従って決定されることができる。例えば、SRSセット内の構成は、ビーム管理であるとき、有効スロットは、CSI-RSリソースセットレベルに従って探され、そうでなければ、有効スロットは、各CSI-RSリソースに基づいて、独立して探される。前述のPDCCHは、SRSをスケジューリングする、PDCCHである。16)有効スロットは、別の信号との競合せずに、SRSリソースセット内の全てのSRSリソースの送信を有効にする、アップリンクスロットまたは特殊スロットである。
【0075】
例えば、UEが、スロットn上において、非周期的SRSをトリガする、DCIを受信すると、UEが、非周期的SRSリソースセットを
【数2】
からカウントして10(k+1)スロットの中の(k+1)番目の有効スロット上で送信する。kは、上位層パラメータSlotOffsetを通して構成される、値である。μ
SRSは、トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成である。μ
PDCCHは、トリガコマンドを搬送するPDCCHのサブキャリア間隔構成である。スロットは、SRSリソースを送信する、またはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的SRSをトリガするPDCCHと有効スロット内におけるリソースセット内の全てのSRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する。複数のトリガされるCSI-RSリソースが、互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる、非周期的SRSリソースのみが、送信される。
【0076】
一実施形態では、指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを含む。第2のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を含む。指示情報は、第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される。
【0077】
一実施形態では、方法はさらに、第2のスロットオフセットパラメータを上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成するステップを含む。
【0078】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0079】
一実施形態では、hは、以下の様式、すなわち、hは、RRCシグナリングを通して構成される、hは、第2のスロットオフセットパラメータに等しい、hは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、hは、制御リソースセットに対応する、hは、PDCCHをトリガするCSI-RSが位置する、スロットに対応する、またはhは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0080】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内に構成されるスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内の有効スロットの中の最小スロットオフセットを有する、スロットである。
【0081】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0082】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0083】
一実施形態では、有効スロットが、M個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット上で、またはM個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で送信することを示すために使用される。
【0084】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効である、ダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはCSI-RSリソースまたは送信するCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHとCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0085】
本実施形態では、第1の通信ノードは、基地局であり得、第2の通信ノードは、UEであり得る。基地局は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して、UEのためのSRSリソースセットを構成し得る。SRSリソースセットは、非周期的CSI-RSを送信するためのスロットオフセットパラメータaperiodicTriggeringOffsetを含む。非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロットは、nであると仮定される。しかしながら、DCIフォーマット2-0は、スロットフォーマットを動的に修正し、非周期的CSI-RSを送信するためのaperiodicTriggeringOffset決定スロット(すなわち、スロットn+aperiodicTriggeringOffset)をアップリンクスロットに動的に修正し得る。この場合、aperiodicTriggeringOffsetパラメータは、もはや適用可能ではなく、非周期的CSI-RSを送信するためのスロットを決定する際に失敗をもたらす。前述の問題を解決するために、下記のソリューションのうちの少なくとも1つが、含まれる。
【0086】
ソリューション1では、スロットn+aperiodicTriggeringOffsetは、有効スロットではなく、次いで、UEが非周期的CSI-RSリソースセットをスロットnまたはスロットn+aperiodicTriggeringOffset後の(h+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。hは、0または正の整数であり得る。hは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためのhを構成する、2)hは、n+aperiodicTriggeringOffsetに等しい、3)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのための複数のh値を構成し、h値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、4)hは、CORESETに関連付けられる、5)hは、CSI-RSをトリガする物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が位置する、スロットに関連付けられる、または6)hは、既定値、例えば、0または別の既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0087】
ソリューション2では、基地局が、非周期的CSI-RSリソースセットをスロットn後の(h+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。hは、0または正の整数であり得る。hは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためのhを構成する、2)hは、n+aperiodicTriggeringOffsetに等しい、3)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのための複数のh値を構成し、h値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、4)hは、CORESETに関連付けられる、5)hは、CSI-RSをトリガする物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が位置する、スロットに関連付けられる、または6)hは、既定値、例えば、0または別の既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0088】
ソリューション3では、基地局によってUEのために構成される、CSI-RSリソースセットは、複数のaperiodicTriggeringOffset、例えば、aperiodicTriggeringOffset1、aperiodicTriggeringOffset2、aperiodicTriggeringOffset3、およびaperiodicTriggeringOffset4を含む。次いで、UEは、順次、スロットn+aperiodicTriggeringOffset1、スロットn+aperiodicTriggeringOffset2、スロットn+aperiodicTriggeringOffset3、およびスロットn+aperiodicTriggeringOffset4内の有効スロットを探し、CSI-RSリソースセットを第1の有効スロット上で送信する。例えば、最初に、n+aperiodicTriggeringOffset1が有効スロットであるかどうかが決定される。n+aperiodicTriggeringOffset1が、無効スロットであるとき、次いで、n+aperiodicTriggeringOffset2が有効スロットであるかどうかが決定される。n+aperiodicTriggeringOffset2が、有効スロットであるとき、UEは、SRSリソースセットをスロットn+aperiodicTriggeringOffset上で送信する。残りは、同一様式で行われることができる。代替として、基地局は、最初に、スロットn+aperiodicTriggeringOffset1、スロットn+aperiodicTriggeringOffset2、スロットn+aperiodicTriggeringOffset3、およびスロットn+aperiodicTriggeringOffset4のそれぞれが有効スロットであるかどうかを決定する。例えば、スロットn+aperiodicTriggeringOffset2およびスロットn+aperiodicTriggeringOffset3が有効スロットであることが決定される。次いで、UEは、CSI-RSリソースセットをスロットmin(n+aperiodicTriggeringOffset2、n+aperiodicTriggeringOffset3)上で送信する。
【0089】
ソリューション4では、構成されたaperiodicTriggeringOffsetまたはトリガされたオフセットに関して、トリガされた非周期的CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースが、少なくとも1つのアップリンクシンボル上にあることが設定される。この場合、CSI-RSリソースは、スロットn+aperiodicTriggeringOffset後またはスロットn後のM個のスロットの中の第1の有効スロット上で送信される。Mは、1~50の所定の整数である。
【0090】
ソリューション5では、有効スロットが、スロットn+aperiodicTriggeringOffset後のM個のスロットの中で見出されないとき、基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースの一部をスロットn+aperiodicTriggeringOffset内のシンボルの一部上またはスロットn+aperiodicTriggeringOffset+N内のシンボルの一部上で送信する。Mは、1~50の所定の整数である。
【0091】
前述のソリューションに加え、第1の通信ノードが、第2の通信ノードが、CSI-RSを送信するが、aperiodicTriggeringOffsetが、CSI-RSリソースセット内に構成されていないことを示す場合、ソリューション4および5もまた、使用され得る。すなわち、CSI-RSリソースセットは、スロットn+aperiodicTriggeringOffset後またはスロットn後のM個のスロットの中の第1の有効スロット上で送信される。さらに、有効スロットが、スロットn+aperiodicTriggeringOffset後のM個のスロットの中で見出されないとき、UEは、SRSリソースセット内のSRSリソースの一部をスロットn+aperiodicTriggeringOffset内のシンボルの一部上またはスロットn+aperiodicTriggeringOffset+N内のシンボルの一部上で送信する。Mは、1~50の所定の整数である。
【0092】
前述のソリューションでは、有効スロットは、以降の条件のうちの少なくとも1つを含む。1)有効スロットは、利用可能または有効である、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットまたはフレキシブルスロットである。2)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。3)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。4)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のダウンリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。5)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用され、PDCCHとCSI-RSの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットである。6)スロットでは、CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースによって占有される各時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされない。例えば、ダウンリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、CSI-RSリソースセットレベルにおいて探される。7)スロットでは、CSI-RSリソースによって占有される時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされない。例えば、ダウンリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、CSI-RSリソースレベルにおいて探される。CSI-RSリソースセットレベルまたはCSI-RSリソースレベルに基づいて、有効スロットを探すべきかどうかは、随意に、CSI-RSリソースセット内の構成情報に従って決定されることができる。例えば、オン/オフが、構成されるとき、有効スロットは、CSI-RSリソースセットレベルに従って探され、そうでなければ、有効スロットは、各CSI-RSリソースに基づいて、独立して探される。PDCCHとスロット内のCSI-RSリソースセットの開始時間ドメインシンボルとの間の間隔は、第2の所定の値を上回る。第2の所定の値は、ビームスイッチタイミングである。ビームスイッチタイミングは、その中でPDCCHによって示される伝送構成指示が受信のためにCSI-RSに適用される、最小タイミングインターバルを表す。代替として、ビームスイッチタイミングは、PDCCHとCSI-RSとの間の最小タイミングインターバルを表す。8)有効スロットは、PDCCH後の所定の時間ウィンドウ内にある。9)時間構造情報は、PDCCHと有効スロットとの間で変化しない。10)有効スロットの前の、スロット構造情報を含む、最新PDCCHと、有効スロット内のサウンディング基準信号リソースの開始シンボルとの間の時間インターバルは、第1の所定の時間インターバルを上回るまたはそれに等しい。11)時間構造情報は、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で変化しない。12)同一スロット構造情報が、PDCCHと有効スロットとの間の基礎となる。13)同一スロット構造情報が、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で基礎とされる。
【0093】
前述のPDCCHは、CSI-RSをスケジューリングする、PDCCHである。
【0094】
例えば、スロットn内でDCIを通してトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットをスロットnからカウントして10(k+1)スロットの中の(k+1)番目の有効スロット上で送信する。kは、上位層パラメータaperiodicTriggeringOffsetを通して構成される、値である。CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHとCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットが、有効スロットである。複数のトリガされるCSI-RSリソースが、互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースのみが、送信される。
【0095】
一実施形態では、方法はさらに、トリガされた非周期的SRSリソースセットまたは非周期的CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのリソースが、別の伝送されるべき信号と競合する場合、リソースセット内で競合するシンボルを除去し、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSの送信を延期する、または競合する伝送されるべき信号を除去し、優先的に、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSを伝送することを含む。
【0096】
一実施形態では、指示情報はさらに、少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が、同一DCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する、または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送される、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送されることを示すために使用される。
【0097】
本実施形態では、トリガされたSRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)内の1つ以上のリソースが、別のアップリンク信号(またはダウンリンク信号)と競合するとき、以下の様式のうちの1つが、とられる。すなわち、競合するリソースまたはシンボルが、除去される、SRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)全体の送信が、延期される、または競合するアップリンク信号(またはダウンリンク信号)が、除去され、SRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)が、優先的に、送信される。
【0098】
基地局が、同一DCIまたは異なるタイプのDCIを通して、複数のSRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)が同時に送信されるようにトリガするとき、最新DCIによってトリガされる、SRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)のみが、送信される、または小または大リソースセット識別(ID)を伴うSRSリソースセット(またはCSI-RSリソースセット)のみが、送信される。
【0099】
一実施形態では、指示情報は、第3のスロットオフセットパラメータを含む。第3のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を送信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、PDSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードがPDSCHを受信することを示すために使用される。
【0100】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するステップを含む。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPDSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応する、スロットオフセットパラメータが、第3のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0101】
一実施形態では、DCIが、PDSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを第6の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第6の標的スロットは、PDCCHが位置するスロット後の、または第6のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(r+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。rは、0または正の整数である。
【0102】
一実施形態では、rは、以下の様式、すなわち、rは、RRCシグナリングを通して構成される、rは、第3のスロットオフセットパラメータに等しい、rは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、rは、制御リソースセットに対応する、rは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはrは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0103】
本実施形態では、第1の通信ノードは、基地局であり得、第2の通信ノードは、UEであり得る。PDSCHの送信に関して、リリース15NRの現在の送信機構によると、基地局は、RRCシグナリングを通して、UEのために1つ以上の情報要素PDSCH-TimeDomainResourceAllocationsを構成する。1つ以上の情報要素PDSCH-TimeDomainResourceAllocationsは、PDCCHとPDSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。情報要素PDSCH-TimeDomainResourceAllocationsは、PDSCHが位置する、スロットと、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットとの間のオフセットを表す、パラメータk0を含む。複数の情報要素PDSCH-TimeDomainResourceAllocationsが、RRCシグナリングを通して構成される場合、1つの情報要素は、k0を決定する、したがって、PDSCHを送信するためのスロットを決定するように、DCIシグナリングを通して、情報要素から動的に選択され得る。しかしながら、DCIフォーマット2-0は、スロットフォーマットを動的に修正し得る。PDSCHを送信するためのk0決定スロットが、アップリンクスロットに動的に修正されるとき、基地局は、PDCCHによってスケジューリングされたPDSCHを送信することができない。さらに、DCI内の限定された数のビットは、k0を示すために使用されるため、RRCシグナリングは、基地局の動的選択のために限定されたk0値を構成し、基地局のリソーススケジューリングを限定し得る。前述の問題を解決するために、前述の問題が、遭遇されるとき、基地局が、PDSCHを、PDCCHが位置するスロット後の、k0番目の利用可能または有効なダウンリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。代替として、基地局が、PDSCHを、パラメータk0によって決定されたスロット後の、(r+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。rは、0または正の整数であり得る。rは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためにrを構成する、2)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのために複数のr値を構成し、r値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、3)rは、CORESETに関連付けられる、または4)rは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに関連付けられることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0104】
有効スロット内のPDSCHによって占有される、時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされない。伝送方向は、スロット構造情報を通して決定される。
【0105】
一実施形態では、指示情報は、第4のスロットオフセットパラメータを含む。第4のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、PUSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを送信することを示すために使用される。
【0106】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するステップを含む。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応するスロットオフセットパラメータが、第4のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0107】
一実施形態では、DCIが、PUSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを第7の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第7の標的スロットは、PDCCHが位置する、スロット後の、または第4のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(y+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。それらは、0または正の整数である。
【0108】
一実施形態では、yは、以下の様式、すなわち、yは、RRCシグナリングを通して構成される、yは、第4のスロットオフセットパラメータに等しい、yは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、yは、制御リソースセットに対応する、またはyは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応することのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0109】
本実施形態では、PUSCHの送信に関して、リリース15NRの送信機構によると、基地局は、RRCシグナリングを通して、UEのために1つ以上の情報要素PUSCH-TimeDomainResourceAllocationsを構成する。1つ以上の情報要素PUSCH-TimeDomainResourceAllocationsは、PDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。情報要素PUSCH-TimeDomainResourceAllocationsは、PUSCHが位置する、スロットと、PUSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットとの間のオフセットを表す、パラメータk2を含む。複数の情報要素PUSCH-TimeDomainResourceAllocationsが、RRCシグナリングを通して構成される場合、1つの情報要素は、k2を決定する、したがって、PUSCHを送信するためのスロットを決定するように、DCIシグナリングを通して、情報要素から動的に選択され得る。しかしながら、DCIフォーマット2-0は、スロットフォーマットを動的に修正し得る。PUSCHを送信するためのk2決定スロットが、ダウンリンクスロットに動的に修正されるとき、UEは、PDCCHによってスケジューリングされたPUSCHを送信することができない。さらに、DCI内の限定された数のビットが、k2を示すために使用されるため、RRCシグナリングは、基地局の動的選択のために限定されたk2値を構成し、基地局のリソーススケジューリングを限定し得る。前述の問題を解決するために、前述の問題が、遭遇されるとき、UEは、PUSCHを、PDCCHスロットの所定の時間A後の、k2番目の利用可能または有効なアップリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。代替として、UEは、PUSCHを、パラメータk2によって決定されたスロット後の、(y+1)番目の利用可能または有効なアップリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。それらは、0または正の整数であり得る。それらは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためにyを構成する、2)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのために複数のy値を構成し、y値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、3)yは、CORESETに関連付けられる、または4)yは、PUSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに関連付けられることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0110】
有効スロット内のPUSCHによって占有される、時間ドメインシンボルの伝送方向は、ダウンリンクされない。伝送方向は、スロット構造情報を通して決定される。
【0111】
一実施形態では、指示情報は、第5のスロットオフセットパラメータを含む。第5のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを送信することを示すために使用される。
【0112】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つのプリセットパラメータを構成するステップを含む。少なくとも1つのプリセットパラメータは、PDSCHとPUCCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。
【0113】
一実施形態では、指示情報は、第2の通信ノードが、PUCCHを第8の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第8の標的スロットは、PDSCHが位置する、スロット後の、または第5のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(x+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。xは、0または正の整数である。
【0114】
一実施形態では、xは、以下の様式、すなわち、xは、RRCシグナリングを通して構成される、xは、第5のスロットオフセットパラメータに等しい、xは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、xは、制御リソースセットに対応する、またはxは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応することのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0115】
本実施形態では、ACK/NACKを伴う物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の送信に関して、リリース15NRの送信機構によると、基地局は、シグナリングを通して、UEのためにパラメータk1を構成する。パラメータk1は、ACK/NACKを伴うPDSCHとPUCCHとの間のスロットオフセット関係を示すために使用される。しかしながら、DCIフォーマット2-0は、スロットフォーマットを動的に修正し得る。PUCCHを送信するためのk1決定スロットが、ダウンリンクスロットに動的に修正されるとき、UEは、PUCCHを送信することができない。さらに、DCI内の限定された数のビットが、k1を示すために使用されるため、RRCシグナリングは、基地局の動的選択のために限定されたk1値を構成し、基地局のリソーススケジューリングを限定し得る。前述の問題を解決するために、前述の問題が、遭遇されるとき、UEは、PUCCHを、PDSCHが位置する、スロット後の、k1番目の利用可能または有効なアップリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。代替として、UEは、PUCCHを、パラメータk1によって決定されたスロット後の(x+1)番目の利用可能または有効なアップリンクスロット/特殊スロット上で送信することが事前に定義され得る。xは、0または正の整数であり得る。xは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためにxを構成する、2)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのために複数のx値を構成し、x値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、3)xは、制御リソースセット(CORESET)に関連付けられる、または4)xは、PDSCHが位置する、スロットに関連付けられることのうちの少なくとも1つを通して決定される。有効スロット内のPUCCHによって占有される、時間ドメインシンボルの伝送方向は、ダウンリンクされない。伝送方向は、スロット構造情報を通して決定される。
【0116】
前述の実施形態では、スロット構造情報は、以下、すなわち、スロット構造情報は、同期信号が位置する、時間ドメインシンボル位置に従う、スロット構造情報は、半持続フレーム構造に従う、スロット構造情報は、DCIフォーマット2_0に従う、スロット構造情報は、PRACHが位置する、時間ドメインシンボルに従う、スロット構造情報は、PDCCHの前のスロット構造情報である、PDCCH後の各時間ユニット内のスロット構造情報は、各時間ユニット内に有効スロット構造情報を含む、または時間ドメインシンボルの伝送方向が決定されるとき、スロット構造情報は、標的スロットより高い優先順位を伴う、スロット構造情報であることのうちの少なくとも1つを含む。例えば、スロット構造情報を通して、1つの時間ドメインシンボルの伝送方向がアップリンクされることが決定される。しかしながら、標的信号は、前述の非周期的CSI-RS/PDSCHである。スロット構造情報の優先順位は、より高い。すなわち、時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされる。一般に、1つの時間ドメインシンボルの伝送方向を決定する場合、DCIによってスケジューリングされたPDSCH/PUSCH/AP-SRS/AP-CSI-RSの優先順位は、周期的信号の優先順位より高い。1つの時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンク、ダウンリンク、およびフレキシブルを含む。伝送方向が、フレキシブルであるとき、伝送方向は、標的信号によって、アップリンクまたはダウンリンクされるように修正され得る。
【0117】
前述の実施形態では、スロット構造情報は、以下の特徴、すなわち、1)時間ドメインシンボルの伝送方向を決定する場合、スロット構造情報の優先順位は、標的信号のスロット構造情報の優先順位より高い、2)時間構造情報は、PDCCHと有効スロットとの間で変化しない、3)有効時間ユニットの前の、スロット構造情報を含む、最新PDCCHと、有効スロット内のサウンディング基準信号リソースの開始シンボルとの間の時間インターバルは、第1の所定の時間インターバル以上である、4)時間構造情報は、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で変化しない、5)同一スロット構造情報が、PDCCHと有効スロットとの間の基礎となる、または6)同一スロット構造情報が、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で基礎とされることのうちの少なくとも1つを充足する。
【0118】
前述の時間ユニットは、スロットである。当然ながら、本実施形態は、前述のルールに従って、SRSが位置する、別の時間ユニット、例えば、サブフレームまたはフレームを決定することを除外しない。
【0119】
本願の実施形態はさらに、伝送方法を提供する。
図3は、一実施形態による、伝送方法のフローチャートである。本実施形態に提供される伝送方法は、第2の通信ノードに適用され得る。
図3に示されるように、方法は、210および220を含む。
【0120】
210では、指示情報が、受信される。指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0121】
220では、信号伝送が、指示情報に従って、第1の通信ノードを伴って実施される。
【0122】
本実施形態における伝送方法は、指示情報を通して、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信するまたはダウンリンク信号を受信することを示す。方法は、種々の信号伝送状況のために好適であって、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティを改良し、伝送の信頼性を保証する。
【0123】
一実施形態では、指示情報は、アンテナグループ関連付けパラメータを含む。アンテナグループ関連付けパラメータは、アップリンク信号を送信するためのアンテナグループに対応する。
【0124】
一実施形態では、アンテナグループ関連付けパラメータが、上位層シグナリングを通して構成される、サウンディング基準信号(SRS)リソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される。
【0125】
一実施形態では、ダウンリンク制御情報(DCI)に対応する、巡回冗長検査コードは、第1の通信ノードによって、アンテナグループによって選択されたマスクに従って、スクランブリングされ、指示情報は、DCIを通して送信される。
【0126】
一実施形態では、指示情報は、第1のスロットオフセットパラメータを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、非周期的SRSを含む。
【0127】
一実施形態では、第1のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される。
【0128】
一実施形態では、複数の第1のスロットオフセットパラメータが、SRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される場合、第1のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、DCIのSRS要求ドメインに従って決定される。第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられる。
【0129】
一実施形態では、指示情報は、サブ帯域パラメータを含む。サブ帯域パラメータは、アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応する。アップリンク信号は、SRSを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、SRSを送信することを示すために使用される。
【0130】
一実施形態では、方法はさらに、ブロードバンドSRSを第1の通信ノードに送信するステップを含む。第1の通信ノードは、ブロードバンドSRSを測定することを通して、サブ帯域を決定する。
【0131】
一実施形態では、ブロードバンドSRSは、第2の通信ノードによって、アクティブ化された帯域幅部分(BWP)内の物理リソースブロックの一部を通して送信される。
【0132】
一実施形態では、指示情報は、アップリンクスケジューリングまたはダウンリンクスケジューリングのために使用される、DCIを通して送信される。アップリンク信号は、SRSを含む。
【0133】
一実施形態では、指示情報は、SRSの構成パラメータを含む。構成パラメータは、以下、すなわち、SRSを送信するための対応するアンテナグループ関連付けパラメータ、スロットオフセット関連付けパラメータ、ビームの空間関係、周波数ドメイン位置、またはSRSシーケンスの巡回シフトのうちの少なくとも1つを含む。
【0134】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。
【0135】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第1の標的スロットは、基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはEと(k+1)の積に等しい。Eは、第2の既定範囲内の正の整数である。基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットである。nは、非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応する。第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率である。μSRSは、トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成である。μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成である。第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値を上回るまたはそれに等しい。
【0136】
一実施形態では、kは、以下の方法:kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成される、kは、第1のスロットオフセットパラメータに等しい、kは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応する、kは、制御リソースセットに対応する、kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはkは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0137】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第2の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第2の標的スロットは、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される、スロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第2の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対して最小スロットオフセットを有する、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内の対応する有効スロットの中のスロットである。
【0138】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、または第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロットのために構成される、または非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットのために構成される、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースが、少なくとも1つのダウンリンクシンボル上にある場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0139】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示すために使用され、指示情報が、第1のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0140】
一実施形態では、有効スロットが、N個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを、第1のスロットオフセットパラメータ対応する、スロット上で、またはN個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で、送信することを示すために使用される。
【0141】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはSRSリソースを送信する、またはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的SRSをトリガするPDCCHとSRSリソースセット内の全てのSRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
一実施形態では、指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを含む。第2のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、チャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)を含む。指示情報は、第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される。
【0143】
一実施形態では、第2のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成される。一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0144】
一実施形態では、hは、以下の様式、すなわち、hは、RRCシグナリングを通して構成される、hは、第2のスロットオフセットパラメータに等しい、hは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、hは、制御リソースセットに対応する、またはhは、PDCCHをトリガするCSI-RSが位置する、スロットに対応することのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0145】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内に構成されるスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内の有効スロットの中の最小スロットオフセットを有する、スロットである。
【0146】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0147】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0148】
一実施形態では、有効スロットが、M個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット上で、またはM個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で送信することを示すために使用される。
【0149】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効である、ダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはCSI-RSリソースまたは送信するCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHとCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0150】
一実施形態では、方法はさらに、トリガされた非周期的SRSリソースセットまたは非周期的CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのリソースが、別の伝送されるべき信号と競合する場合、リソースセット内の競合するシンボルを除去し、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSの送信を延期する、または競合する伝送されるべき信号を除去し、優先的に、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSを伝送することを含む。
【0151】
一実施形態では、指示情報はさらに、少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が、同一DCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する、または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送される、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送されることを示すために使用される。
【0152】
一実施形態では、指示情報は、第3のスロットオフセットパラメータを含む。第3のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を送信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、PDSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを受信することを示すために使用される。
【0153】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPDSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応する、スロットオフセットパラメータが、第3のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0154】
一実施形態では、DCIが、PDSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを第6の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第6の標的スロットは、PDCCHが位置するスロット後の、または第6のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(r+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。rは、0または正の整数である。
【0155】
一実施形態では、rは、以下の様式、すなわち、rは、RRCシグナリングを通して構成される、rは、第3のスロットオフセットパラメータに等しい、rは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、rは、制御リソースセットに対応する、rは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはrは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0156】
一実施形態では、指示情報は、第4のスロットオフセットパラメータを含む。第4のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、PUSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを送信することを示すために使用される。
【0157】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応するスロットオフセットパラメータが、第4のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0158】
一実施形態では、DCIが、PUSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを第7の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第7の標的スロットは、PDCCHが位置する、スロット後の、または第4のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(y+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。それらは、0または正の整数である。
【0159】
一実施形態では、yは、以下の様式、すなわち、yは、RRCシグナリングを通して構成される、yは、第4のスロットオフセットパラメータに等しい、yは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、yは、制御リソースセットに対応する、またはyは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応することのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0160】
一実施形態では、指示情報は、第5のスロットオフセットパラメータを含む。第5のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを送信することを示すために使用される。
【0161】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つのプリセットパラメータを構成するために使用される。少なくとも1つのプリセットパラメータは、PDSCHとPUCCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。
【0162】
一実施形態では、指示情報は、第2の通信ノードが、PUCCHを第8の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第8の標的スロットは、PDSCHが位置する、スロット後の、または第5のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(x+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。xは、0または正の整数である。
【0163】
一実施形態では、xは、以下の様式、すなわち、xは、RRCシグナリングを通して構成される、xは、第5のスロットオフセットパラメータに等しい、xは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、xは、制御リソースセットに対応する、またはxは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応することのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0164】
本願の実施形態はさらに、伝送装置を提供する。
図4は、一実施形態による、伝送装置の構造を図示する、略図である。
図4に示されるように、伝送装置は、送信モジュール310と、第1の伝送モジュール320とを含む。
【0165】
送信モジュール310は、指示情報を送信するように構成される。指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。
【0166】
第1の伝送モジュール320は、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成される。
【0167】
本実施形態における伝送装置は、指示情報を送信することを通して、第2の通信ノードがアップリンク信号を送信すること、またはダウンリンク信号を受信することを示す。本装置は、種々の信号伝送状況のために好適であって、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティを改良し、伝送の信頼性を保証する。
【0168】
一実施形態では、指示情報は、アンテナグループ関連付けパラメータを含む。アンテナグループ関連付けパラメータは、アップリンク信号を送信するためのアンテナグループに対応する。
【0169】
一実施形態では、以下のうちの少なくとも1つが、含まれる、すなわち、アンテナグループ関連付けパラメータが、上位層シグナリングを通して構成される、サウンディング基準信号(SRS)リソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される、またはダウンリンク制御情報(DCI)に対応する、巡回冗長検査コードが、指示情報がDCIを通して送信されるアンテナグループによって選択されたマスクに従ってスクランブリングされる。
【0170】
一実施形態では、指示情報は、第1のスロットオフセットパラメータを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、非周期的SRSを含む。
【0171】
一実施形態では、方法はさらに、第1のスロットオフセットパラメータを、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成するステップを含む。
【0172】
一実施形態では、方法はさらに、複数の第1のスロットオフセットパラメータが、SRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される場合、第1のスロットオフセットパラメータは、DCIのSRS要求ドメインに従って決定されることを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられる。
【0173】
一実施形態では、指示情報は、サブ帯域パラメータを含む。サブ帯域パラメータは、アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応する。アップリンク信号は、SRSを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、SRSを送信することを示すために使用される。
【0174】
一実施形態では、方法はさらに、第2の通信ノードによって送信されるブロードバンドSRSが、受信され、サブ帯域が、ブロードバンドSRSを測定することを通して決定されることを含む。
【0175】
一実施形態では、ブロードバンドSRSは、第2の通信ノードによって、アクティブ化された帯域幅部分(BWP)内の物理リソースブロックの一部を通して送信される。
【0176】
一実施形態では、指示情報は、アップリンクスケジューリングまたはダウンリンクスケジューリングのために使用される、DCIを通して送信される。アップリンク信号は、SRSを含む。
【0177】
一実施形態では、指示情報は、SRSの構成パラメータを含む。構成パラメータは、以下、すなわち、SRSを送信するための対応するアンテナグループ関連付けパラメータ、スロットオフセット関連付けパラメータ、ビームの空間関係、周波数ドメイン位置、またはSRSシーケンスの巡回シフトのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。
【0179】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第1の標的スロットは、基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはEと(k+1)の積に等しい。Eは、第2の既定範囲内の正の整数である。基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットである。nは、非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応する。第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率である。μSRSは、トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成である。μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成である。第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値を上回るまたはそれに等しい。
【0180】
一実施形態では、kは、以下の方法:kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成される、kは、第1のスロットオフセットパラメータに等しい、kは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応する、kは、制御リソースセットに対応する、kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはkは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0181】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第2の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第2の標的スロットは、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される、スロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第2の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対して最小スロットオフセットを有する、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内の対応する有効スロットの中のスロットである。
【0182】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、または第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロットのために構成される、または非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットのために構成される、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースが、少なくとも1つのダウンリンクシンボル上にある場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0183】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示すために使用され、指示情報が、第1のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0184】
一実施形態では、有効スロットが、N個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを、第1のスロットオフセットパラメータ対応する、スロット上で、またはN個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で、送信することを示すために使用される。
【0185】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するためために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはSRSリソースを送信する、またはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的SRSをトリガするPDCCHとSRSリソースセット内の全てのSRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0186】
一実施形態では、指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを含む。第2のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、チャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)を含む。指示情報は、第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される。
【0187】
一実施形態では、方法はさらに、第2のスロットオフセットパラメータを上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成するステップを含む。
【0188】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0189】
一実施形態では、hは、以下の様式、すなわち、hは、RRCシグナリングを通して構成される、hは、第2のスロットオフセットパラメータに等しい、hは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、hは、制御リソースセットに対応する、hは、PDCCHをトリガするCSI-RSが位置する、スロットに対応する、またはhは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0190】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内に構成されるスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内の有効スロットの中の最小スロットオフセットを有する、スロットである。
【0191】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット後の、M個のスロットの中の第1のスロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0192】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0193】
一実施形態では、有効スロットが、M個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット上で、またはM個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で送信することを示すために使用される。
【0194】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効である、ダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはCSI-RSリソースまたは送信するCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHとCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0195】
一実施形態では、方法はさらに、トリガされた非周期的SRSリソースセットまたは非周期的CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのリソースが、別の伝送されるべき信号と競合する場合、リソースセット内の競合するシンボルを除去し、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSの送信を延期する、または競合する伝送されるべき信号を除去し、優先的に、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSを伝送することを含む。
【0196】
一実施形態では、指示情報はさらに、少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が、同一DCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する、または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送される、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送されることを示すために使用される。
【0197】
一実施形態では、指示情報は、第3のスロットオフセットパラメータを含む。第3のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を送信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、PDSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを受信することを示すために使用される。
【0198】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するステップを含む。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPDSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応する、スロットオフセットパラメータが、第3のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0199】
一実施形態では、DCIが、PDSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを第6の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第6の標的スロットは、PDCCHが位置するスロット後の、または第6のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(r+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。rは、0または正の整数である。
【0200】
一実施形態では、rは、以下の様式、すなわち、rは、RRCシグナリングを通して構成される、rは、第3のスロットオフセットパラメータに等しい、rは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、rは、制御リソースセットに対応する、rは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはrは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0201】
一実施形態では、指示情報は、第4のスロットオフセットパラメータを含む。第4のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、PUSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを送信することを示すために使用される。
【0202】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するステップを含む。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応するスロットオフセットパラメータが、第4のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0203】
一実施形態では、DCIが、PUSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを第7の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第7の標的スロットは、PDCCHが位置する、スロット後の、または第4のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(y+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。それらは、0または正の整数である。
【0204】
一実施形態では、yは、以下の様式、すなわち、yは、RRCシグナリングを通して構成される、yは、第4のスロットオフセットパラメータに等しい、yは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、yは、制御リソースセットに対応する、yは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはyは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0205】
一実施形態では、指示情報は、第5のスロットオフセットパラメータを含む。第5のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを送信することを示すために使用される。
【0206】
一実施形態では、方法はさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つのプリセットパラメータを構成するステップを含む。少なくとも1つのプリセットパラメータは、PDSCHとPUCCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。
【0207】
一実施形態では、指示情報は、第2の通信ノードが、PUCCHを第8の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第8の標的スロットは、PDSCHが位置する、スロット後の、または第5のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(x+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。xは、0または正の整数である。
【0208】
一実施形態では、xは、以下の様式、すなわち、xは、RRCシグナリングを通して構成される、xは、第5のスロットオフセットパラメータに等しい、xは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、xは、制御リソースセットに対応する、xは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはxは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0209】
本実施形態に提供される伝送装置および前述の実施形態に提供される伝送方法は、同一概念に属する。本実施形態に詳細に説明されない技術的詳細に関しては、前述の実施形態のうちの任意の1つを参照されたい。
【0210】
本願の実施形態はさらに、伝送装置を提供する。
図5は、一実施形態による、別の伝送装置の構造を図示する、略図である。
図5に示されるように、伝送装置は、受信モジュール410と、第2の伝送モジュール420とを含む。
【0211】
受信モジュール410は、指示情報を受信するように構成される。指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードダウンリンク信号を受信することを示すために使用される。第2の伝送モジュール420は、指示情報に従って、第1の通信ノードを伴う信号伝送を実施するように構成される。
【0212】
本実施形態における伝送装置は、指示情報を受信することを通して、かつ第2の指示情報に従って、アップリンク信号を第1の通信ノードに送信する、または第1の通信ノードによって送信されるダウンリンク信号を受信する。本装置は、種々の信号伝送状況のために好適であって、第1の通信ノードと第2の通信ノードとの間の信号伝送のフレキシビリティを改良し、伝送の信頼性を保証する。
【0213】
一実施形態では、指示情報は、アンテナグループ関連付けパラメータを含む。アンテナグループ関連付けパラメータは、アップリンク信号を送信するためのアンテナグループに対応する。
【0214】
一実施形態では、アンテナグループ関連付けパラメータが、上位層シグナリングを通して構成される、サウンディング基準信号(SRS)リソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される。
【0215】
一実施形態では、ダウンリンク制御情報(DCI)に対応する、巡回冗長検査コードは、第1の通信ノードによって、アンテナグループによって選択されたマスクに従って、スクランブリングされ、指示情報は、DCIを通して送信される。
【0216】
一実施形態では、指示情報は、第1のスロットオフセットパラメータを含む。第1のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、非周期的SRSを含む。
【0217】
一実施形態では、第1のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソース、または上位層シグナリングを通して構成される、SRSリソースセット内に構成される。
【0218】
一実施形態では、複数の第1のスロットオフセットパラメータが、SRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される場合、第1のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、DCIのSRS要求ドメインに従って決定される。第1のスロットオフセットパラメータは、複数の非周期的SRS-リソーストリガパラメータまたはコードポイントに関連付けられる。
【0219】
一実施形態では、指示情報は、サブ帯域パラメータを含む。サブ帯域パラメータは、アップリンク信号を送信するためのサブ帯域に対応する。アップリンク信号は、SRSを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、サブ帯域上で繰り返し、または周波数ホップピング様式において、SRSを送信することを示すために使用される。
【0220】
一実施形態では、方法はさらに、ブロードバンドSRSを第1の通信ノードに送信するステップを含む。第1の通信ノードは、ブロードバンドSRSを測定することを通して、サブ帯域を決定する。
【0221】
一実施形態では、ブロードバンドSRSは、第2の通信ノードによって、アクティブ化された帯域幅部分(BWP)内の物理リソースブロックの一部を通して送信される。
【0222】
一実施形態では、指示情報は、アップリンクスケジューリングまたはダウンリンクスケジューリングのために使用される、DCIを通して送信される。アップリンク信号は、SRSを含む。
【0223】
一実施形態では、指示情報は、SRSの構成パラメータを含む。構成パラメータは、以下、すなわち、SRSを送信するための対応するアンテナグループ関連付けパラメータ、スロットオフセット関連付けパラメータ、ビームの空間関係、周波数ドメイン位置、またはSRSシーケンスの巡回シフトのうちの少なくとも1つを含む。
【0224】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。
【0225】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが非周期的SRSリソースセットを第1の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第1の標的スロットは、基準スロットからカウントして(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第1の標的スロットは、基準スロットからカウントしてN個のスロットの中の(k+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。kは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはEと(k+1)の積に等しい。Eは、第2の既定範囲内の正の整数である。基準スロットは、nと第1のパラメータとの積を切り捨てることによって取得される値に対応するスロットである。nは、非周期的SRSをトリガするためのスロットに対応する。第1のパラメータは、2のμPDCCH乗に対する2のμSRS乗の比率である。μSRSは、トリガされたSRSのサブキャリア間隔構成である。μPDCCHは、トリガコマンドを搬送する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のサブキャリア間隔構成である。第1の標的スロットのSRSリソースの第1のシンボルと非周期的SRSをトリガするPDCCHの最後のシンボルとの間の間隔は、既定値を上回るまたはそれに等しい。
【0226】
一実施形態では、kは、以下の方法:kが無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して構成される、kは、第1のスロットオフセットパラメータに等しい、kは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのSRSトリガ状態または1つのアンテナグループ関連付けパラメータに対応する、kは、制御リソースセットに対応する、kは、SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはkは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0227】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第2の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第2の標的スロットは、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内に構成される、スロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第2の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットに対して最小スロットオフセットを有する、第2の通信ノードのSRSリソースまたはSRSリソースセット内の対応する有効スロットの中のスロットである。
【0228】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的SRSをトリガする場合、または第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロットのために構成される、または非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロットのために構成される、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースが、少なくとも1つのダウンリンクシンボル上にある場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0229】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示すために使用され、指示情報が、第1のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを第3の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第3の標的スロットは、非周期的SRSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第3の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、N個のスロットの中の第1の有効スロットである。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である。
【0230】
一実施形態では、有効スロットが、N個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第2の通信ノードが、非周期的SRSを、第1のスロットオフセットパラメータ対応する、スロット上で、またはN個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で、送信することを示すために使用される。
【0231】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効であるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するためために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたは前記SRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用されるアップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、SRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはSRSリソースまたはSRSリソースセット内の少なくとも1つのSRSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはSRSリソースを送信する、またはSRSリソースセット内の全てのSRSリソースを送信するために使用され、少なくとも1つのアップリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的SRSをトリガするPDCCHとSRSリソースセット内の全てのSRSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0232】
一実施形態では、指示情報は、第2のスロットオフセットパラメータを含む。第2のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を受信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、チャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)を含む。指示情報は、第2の通信ノードが非周期的CSI-RSを受信することを示すために使用される。
【0233】
一実施形態では、第2のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成される。
【0234】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Nは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0235】
一実施形態では、hは、以下の様式、すなわち、hは、RRCシグナリングを通して構成される、hは、第2のスロットオフセットパラメータに等しい、hは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、hは、制御リソースセットに対応する、hは、PDCCHをトリガするCSI-RSが位置する、スロットに対応する、またはhは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0236】
一実施形態では、DCIを使用して、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガする場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内に構成されるスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2の通信ノードのCSI-RSリソースセット内の有効スロットの中の最小スロットオフセットを有する、スロットである。
【0237】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット後の、M個のスロットの中の第1のスロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0238】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第1のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【0239】
一実施形態では、有効スロットが、M個のスロットの中に存在しない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSを、第2のスロットオフセットパラメータに対応する、スロット上で、またはM個のスロットの中の最後のスロット内のシンボルの一部上で送信することを示すために使用される。
【0240】
一実施形態では、有効スロットは、以下、すなわち、利用可能または有効である、ダウンリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、アップリンクスロット、特殊スロット、またはフレキシブルスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、アップリンクスロットと競合しない、アップリンクスロット、CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、特殊スロット、またはCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のアップリンク信号を送信するために使用され、フレキシブルスロットと競合しない、フレキシブルスロット、またはCSI-RSリソースまたは送信するCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、少なくとも1つのダウンリンクシンボルが存在することを充足し、かつ非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHとCSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットのうちの少なくとも1つを含む。
【0241】
一実施形態では、方法はさらに、トリガされた非周期的SRSリソースセットまたは非周期的CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのリソースが、別の伝送されるべき信号と競合する場合、リソースセット内の競合するシンボルを除去し、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSの送信を延期する、または競合する伝送されるべき信号を除去し、優先的に、非周期的SRSまたは非周期的CSI-RSを伝送することを含む。
【0242】
一実施形態では、指示情報はさらに、少なくとも2つの非周期的SRSまたは少なくとも2つの非周期的CSI-RSの送信が、同一DCIまたは異なるタイプのDCIによってトリガされる場合、または複数のトリガされるSRSリソースまたはSRSリソースセットが互いに競合する、または複数のトリガされるCSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットが互いに競合する場合、最新DCIによってトリガされる非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最新DCIによってトリガされる非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送される、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的SRSリソースまたはSRSリソースセットのみ、または最小または最大リソースセット識別を伴う非周期的CSI-RSリソースまたはCSI-RSリソースセットのみが、伝送されることを示すために使用される。
【0243】
一実施形態では、指示情報は、第3のスロットオフセットパラメータを含む。第3のスロットオフセットパラメータは、ダウンリンク信号を送信するためのスロットに対応する。ダウンリンク信号は、PDSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを受信することを示すために使用される。
【0244】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPDSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応する、スロットオフセットパラメータが、第3のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0245】
一実施形態では、DCIが、PDSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PDSCHを第6の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第6の標的スロットは、PDCCHが位置するスロット後の、または第6のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、(r+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。rは、0または正の整数である。
【0246】
一実施形態では、rは、以下の様式、すなわち、rは、RRCシグナリングを通して構成される、rは、第3のスロットオフセットパラメータに等しい、rは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、rは、制御リソースセットに対応する、rは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはrは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0247】
一実施形態では、指示情報は、第4のスロットオフセットパラメータを含む。第4のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、PUSCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを送信することを示すために使用される。
【0248】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つの情報要素を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、PDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。少なくとも1つの情報要素は、それぞれ、少なくとも1つのスロットオフセットパラメータに対応する。少なくとも2つの情報要素が、含まれる場合、DCIシグナリングを通して、1つの情報要素に対応するスロットオフセットパラメータが、第4のスロットオフセットパラメータであることが決定される。
【0249】
一実施形態では、DCIが、PUSCHの送信をトリガする場合、指示情報は、第2の通信ノードが、PUSCHを第7の標的スロット上で受信することを示すために使用される。第7の標的スロットは、PDCCHが位置する、スロット後の、または第4のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(y+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。それらは、0または正の整数である。
【0250】
一実施形態では、yは、以下の様式、すなわち、yは、RRCシグナリングを通して構成される、yは、第4のスロットオフセットパラメータに等しい、yは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、yは、制御リソースセットに対応する、yは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはyは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0251】
一実施形態では、指示情報は、第5のスロットオフセットパラメータを含む。第5のスロットオフセットパラメータは、アップリンク信号を送信するためのスロットに対応する。アップリンク信号は、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを含む。指示情報は、第2の通信ノードが、確認応答および非確認応答情報に関連付けられる、PUCCHを送信することを示すために使用される。
【0252】
一実施形態では、第1の通信ノードはさらに、RRCシグナリングを通して、少なくとも1つのプリセットパラメータを構成するために使用される。少なくとも1つのプリセットパラメータは、PDSCHとPUCCHとの間の時間ドメイン関係を構成するために使用される。
【0253】
一実施形態では、指示情報は、第2の通信ノードが、PUCCHを第8の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第8の標的スロットは、PDSCHが位置する、スロット後の、または第5のスロットオフセット関連付けパラメータに対応する、スロット後の、(x+1)番目の利用可能または有効なダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。xは、0または正の整数である。
【0254】
一実施形態では、xは、以下の様式、すなわち、xは、RRCシグナリングを通して構成される、xは、第5のスロットオフセットパラメータに等しい、xは、RRCシグナリングを通して構成され、1つのCSI-RSトリガ状態に対応する、xは、制御リソースセットに対応する、xは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHが位置する、スロットに対応する、またはxは、既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【0255】
本実施形態に提供される伝送装置および前述の実施形態に提供される伝送方法は、同一概念に属する。本実施形態に詳細に説明されない技術的詳細に関しては、前述の実施形態のうちの任意の1つを参照されたい。
【0256】
本願の実施形態はさらに、第1の通信ノードを提供する。伝送方法は、伝送装置によって実施され得、これは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され、第1の通信ノードの中に統合され得る。
【0257】
図6は、一実施形態による、第1の通信ノードの構造を図示する、略図である。
図6に示されるように、本実施形態に提供される第1の通信ノードは、プロセッサ510と、記憶装置520とを含む。第1の通信ノードは、1つ以上のプロセッサを含んでもよい。1つのプロセッサ510が、実施例として
図6に示される。本デバイス内のプロセッサ510および記憶装置520は、バスを介して、または他の様式において接続され得る。バスを介した接続が、実施例として
図6における。
【0258】
1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサ510によって実行され、1つ以上のプロセッサに、前述の実施形態のうちの任意の1つにおける伝送方法を実施させる。
【0259】
第1の通信ノード内の記憶装置520は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、1つ以上のプログラムを記憶するように構成され得、これは、本開示の実施形態における伝送方法に対応する、プログラム命令/モジュール(例えば、
図4に示されるように、送信モジュール310と、第1の伝送モジュール320とを含む、伝送装置内のモジュール)等のソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラム、およびモジュールであり得る。プロセッサ510は、記憶装置520内に記憶される、ソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行し、第1の通信ノードの種々の機能アプリケーションおよびデータ処理を実施する、すなわち、前述の方法実施形態における伝送方法を実装する。
【0260】
記憶装置520は、主に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを含む。プログラム記憶領域は、少なくとも1つの機能によって要求される、オペレーティングシステムと、アプリケーションプログラムとを記憶し得る。データ記憶領域は、本デバイスの使用に基づいて作成される、データ(前述の実施形態における、指示情報およびアップリンク信号等)を記憶し得る。加えて、記憶装置520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、少なくとも1つのディスクメモリ、フラッシュメモリ、または別の不揮発性ソリッドステートメモリ等の不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの実施例では、記憶装置520はさらに、メモリを含んでもよく、これは、プロセッサ510に対して遠隔に配置される。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して、第1の通信ノードに接続され得る。前述のネットワークの実施例は、限定ではないが、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含む。
【0261】
さらに、前述の第1の通信ノード内に含まれる、1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサ510によって実行されると、以下の動作、すなわち、指示情報を送信するステップであって、指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、ステップと、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施するステップとを実装する。
【0262】
本実施形態に提供される第1の通信ノードおよび前述の実施形態に提供される伝送方法は、同一概念に属する。本実施形態に詳細に説明されない技術的詳細に関しては、前述の実施形態のうちの任意の1つを参照されたい。
【0263】
本願の実施形態はさらに、第2の通信ノードを提供する。伝送方法は、伝送装置によって実施され得、これは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実装され、第2の通信ノードの中に統合され得る。
【0264】
図7は、一実施形態による、第2の通信ノードの構造を図示する、略図である。
図7に示されるように、本実施形態に提供される第2の通信ノードは、プロセッサ610と、記憶装置620とを含む。第2の通信ノードは、1つ以上のプロセッサを含んでもよい。1つのプロセッサ610が、実施例として
図7に示される。本デバイス内のプロセッサ610および記憶装置620は、バスを介して、または他の様式において接続され得る。バスを介した接続が、実施例として
図7に示される。
【0265】
1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサ610によって実行され、1つ以上のプロセッサに、前述の実施形態のうちの任意の1つにおける伝送方法を実施させる。
【0266】
第2の通信ノード内の記憶装置620は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、1つ以上のプログラムを記憶するように構成され得、これは、本開示の実施形態における伝送方法に対応する、プログラム命令/モジュール(例えば、
図5に示されるように、受信モジュール410と、第2の伝送モジュール420とを含む、伝送装置内のモジュール)等のソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラム、およびモジュールであり得る。プロセッサ610は、記憶装置620内に記憶される、ソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行し、第2の通信ノードの種々の機能アプリケーションおよびデータ処理を実施する、すなわち、前述の方法実施形態における伝送方法を実装する。
【0267】
記憶装置620は、主に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを含む。プログラム記憶領域は、少なくとも1つの機能によって要求される、オペレーティングシステムと、アプリケーションプログラムとを記憶し得る。データ記憶領域は、本デバイスの使用に基づいて作成されたデータ(前述の実施形態における、指示情報およびアップリンク信号等)を記憶し得る。加えて、記憶装置620は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに、少なくとも1つのディスクメモリ、フラッシュメモリ、または別の不揮発性ソリッドステートメモリ等の不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの実施例では、記憶装置620はさらに、メモリを含んでもよく、これは、プロセッサ610に対して遠隔に配置される。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して、第2の通信ノードに接続され得る。前述のネットワークの実施例は、限定ではないが、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含む。
【0268】
さらに、前述の第2の通信ノード内に含まれる、1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサ610によって実行されると、以下の動作、すなわち、指示情報を送信するステップであって、指示情報は、第2の通信ノードが、アップリンク信号を送信することを示す、または第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用される、ステップと、指示情報に従って、第2の通信ノードを伴う信号伝送を実施するステップとを実装する。
【0269】
本実施形態に提供される第2の通信ノードおよび前述の実施形態に提供される伝送方法は、同一概念に属する。本実施形態に詳細に説明されない技術的詳細に関しては、前述の実施形態のうちの任意の1つを参照されたい。
【0270】
本願の実施形態はさらに、コンピュータ実行可能命令を含有する、記憶媒体を提供し、これは、コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータプロセッサに、伝送方法を実施させる。
【0271】
実施形態の前述の説明から、本願が、ソフトウェアおよび汎用ハードウェアを用いて実装され得る、またはハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白である。本理解に基づいて、本願によって提供される技術的ソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。ソフトウェア製品は、コンピュータフロッピー(登録商標)ディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュ、ハードディスク、または光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)が本願の任意の実施形態の方法を実施することを有効にするためのいくつかの命令を含む。
【0272】
上記は、本願の例示的実施形態にすぎず、本願の範囲を限定することを意図するものではない。
【0273】
本願の図面における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表し得る、または相互接続される論理回路、モジュール、および機能を表し得る、またはプログラムステップ、論理回路、モジュール、および機能の組み合わせを表し得る。コンピュータプログラムは、メモリ内に記憶され得る。メモリは、ローカル技術的環境のために好適な任意のタイプであり得、任意の好適なデータ記憶装置技術、例えば、限定ではないが、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および光学メモリ装置およびシステム(デジタル多用途ディスク(DVD)またはコンパクトディスク(CD))を使用して実装され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一過性記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカル技術的環境のために好適な任意のタイプ、例えば、限定ではないが、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FGPA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであり得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Mは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
ソリューション1では、スロットn+aperiodicTriggeringOffsetは、有効スロットではなく、次いで、基地局が非周期的CSI-RSリソースセットをスロットnまたはスロットn+aperiodicTriggeringOffset後の(h+1)番目の有効スロット上で送信することが事前に定義される。hは、0または正の整数であり得る。hは、以下の様式、すなわち、1)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのためのhを構成する、2)hは、n+aperiodicTriggeringOffsetに等しい、3)基地局が、RRCシグナリングを通して、UEのための複数のh値を構成し、h値は、それぞれ、複数のCSI-RSトリガ状態に対応する、4)hは、CORESETに関連付けられる、5)hは、CSI-RSをトリガする物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が位置する、スロットに関連付けられる、または6)hは、既定値、例えば、0または別の既定値であることのうちの少なくとも1つを通して決定される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
前述のソリューションでは、有効スロットは、以降の条件のうちの少なくとも1つを含む。1)有効スロットは、利用可能または有効である、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットまたはフレキシブルスロットである。2)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用される、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。3)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用される、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。4)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の少なくとも1つのCSI-RSリソースを送信するために使用され、別のダウンリンク信号を送信するために使用される、特殊スロットと競合しない、ダウンリンクスロットまたは特殊スロットである。5)有効スロットは、CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースを送信するために使用され、PDCCHとCSI-RSの送信との間の最小タイミング要件を充足する、スロットである。6)スロットでは、CSI-RSリソースセット内の全てのCSI-RSリソースによって占有される各時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされない。例えば、ダウンリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、CSI-RSリソースセットレベルにおいて探される。7)スロットでは、CSI-RSリソースによって占有される時間ドメインシンボルの伝送方向は、アップリンクされない。例えば、ダウンリンクまたはフレキシブル時間ドメインシンボルまたは特殊時間ドメインシンボルであり得る。伝送方向は、スロット構造情報を通して入手される。すなわち、有効スロットは、CSI-RSリソースレベルにおいて探される。CSI-RSリソースセットレベルまたはCSI-RSリソースレベルに基づいて、有効スロットを探すべきかどうかは、随意に、CSI-RSリソースセット内の構成情報に従って決定されることができる。例えば、オン/オフが、構成されるとき、有効スロットは、CSI-RSリソースセットレベルに従って探され、そうでなければ、有効スロットは、各CSI-RSリソースに基づいて、独立して探される。PDCCHとスロット内のCSI-RSリソースセットの開始時間ドメインシンボルとの間の間隔は、第2の所定の値を上回る。第2の所定の値は、ビームスイッチタイミングである。ビームスイッチタイミングは、その中でPDCCHによって示される伝送構成指示が受信のためにCSI-RSに適用される、最小タイミングインターバルを表す。代替として、ビームスイッチタイミングは、PDCCHとCSI-RSとの間の最小タイミングインターバルを表す。8)有効スロットは、PDCCH後の所定の時間ウィンドウ内にある。9)時間構造情報は、PDCCHと有効スロットとの間で変化しない。10)有効スロットの前の、スロット構造情報を含む、最新PDCCHと、有効スロット内のサウンディング基準信号リソースの開始シンボルとの間の時間インターバルは、第1の所定の時間インターバルを上回るまたはそれに等しい。11)時間構造情報は、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で変化しない。12)同一スロット構造情報が、PDCCHと有効スロットとの間の基礎となる。13)同一スロット構造情報が、PDCCH後、所定の時間ウィンドウ内で基礎とされる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0143】
一実施形態では、第2のスロットオフセットパラメータは、第1の通信ノードによって、上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソース、または上位層シグナリングを通して構成されるCSI-RSリソースセット内に構成される。一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Mは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0147】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0188
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0188】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Mは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0192】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0234
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0234】
一実施形態では、DCIによってトリガされる、非周期的CSI-RSリソースセットに関して、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第4の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントして(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。代替として、第4の標的スロットは、非周期的CSI-RSリソースセットをトリガするためのスロットからカウントしてM個のスロットの中の(h+1)番目の利用可能なスロットまたは有効スロットである。hは、0または正の整数である。Mは、第1の既定範囲内の正の整数である、またはFと(h+1)の積に等しい。Fは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0238
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0238】
一実施形態では、指示情報が、第2の通信ノードが、ダウンリンク信号を受信することを示すために使用され、指示情報が、第2のスロットオフセットパラメータを含まない場合、指示情報は、第1の通信ノードが、非周期的CSI-RSリソースセットを第5の標的スロット上で送信することを示すために使用される。第5の標的スロットは、非周期的CSI-RSをトリガするPDCCHが位置する、スロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。代替として、第5の標的スロットは、第2のスロットオフセットパラメータに対応するスロット後の、M個のスロットの中の第1の有効スロットである。Mは、第2の既定範囲内の正の整数である。
【外国語明細書】