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特開2024-96452応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラム
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  • 特開-応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラム 図1
  • 特開-応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラム 図2
  • 特開-応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096452
(43)【公開日】2024-07-12
(54)【発明の名称】応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1053 20230101AFI20240705BHJP
【FI】
G06Q10/1053
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024077800
(22)【出願日】2024-05-13
(62)【分割の表示】P 2019148255の分割
【原出願日】2019-08-11
(71)【出願人】
【識別番号】517147663
【氏名又は名称】株式会社HERP
(74)【代理人】
【識別番号】110003605
【氏名又は名称】弁理士法人六本木通り特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】庄田 一郎
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 章太
(57)【要約】
【課題】応募者に関する情報を収集するための方法において、応募者によるアクションを表すデータを収集するまでの時間を短縮する。
【解決手段】応募者が、応募者端末120を用いて求人サイト111上で求人企業の求人についてメッセージを生成した場合、求人サイト111の運営企業が管理するサーバは、当該メッセージを当該求人企業に関連づけて登録された連絡先のメールアドレスに送信する。送信された電子メールは、サーバ130から、応募者に関する情報を収集するための装置100に送信される(S201)。装置100は、受信した電子メールの内容に基づいて、求人サイト111から、当該新着通知に関連づけられた応募者によるアクションを表すアクションデータを取得する(S202)。装置100は、取得したアクションデータを記憶部100-3又は装置100からアクセス可能なデータベース101に求人企業が閲覧可能に記憶する(S203)。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
応募者に関する情報を収集するための方法であって、
求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に関する新着通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、
前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、
前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記アクションデータを閲覧可能に記憶したことを前記求人企業の連絡先に通知するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記新着通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録されたメールアドレスに対する通知であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記メールアドレスは、前記求人企業が用いるメーリングリストのメールアドレスであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記受信は、前記メーリングアドレスの受信アドレスとして登録されたメールアドレスにおける前記新着通知の受信であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記新着通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録されたチャットサービスに対する通知であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記受信は、前記チャットサービスの運営企業が管理するサーバが生成した、前記新着通知に対応する通知の受信であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アクションは、前記応募者によるメッセージの送信であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
コンピュータに、応募者の情報を収集するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に対する新着通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、
前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、
前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
応募者の情報を収集するための装置であって、
前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に対する新着通知又はこれに対応する通知を受信し、
前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得し、
前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶することを含むことを特徴とする装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
求人広告の掲載の主流が紙媒体からインターネット上の求人サイトに移っている。求人サイトは働き方の多様化の影響も受けてさまざまな種類があり、企業は、複数の求人サイトを同時に利用することが多くなっている。
【0003】
企業の採用担当者は、利用する各求人サイトの管理画面をウェブブラウザのタブでそれぞれ開き、応募状況等に変化があれば、別途自社で利用する採用管理システムに入力する。
【0004】
こうした事務作業は手入力の工数に加えて、採用に関するセンシティブな情報であることからミスの生じないよう入力結果をチェックする工数もかかり、大きな負担となっている。そこで、出願人は、複数の求人サイトと自動的に連動して各社に対する応募状況を一元管理する技術を開発している(引用文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6397099号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
出願人の技術は、各企業の採用担当者の事務負担を大きく軽減するものとして有用であるところ、応募者からの応募、メッセージなどの応募者によるアクションを即座に採用担当者に伝えることが出来れば、コミュニケーションツールの発達によってすみやかなレスポンスが求められる傾向にある今、応募者の転職可能性を高めることができる。特に、一度やりとりが始まった後に応募者から送信されるメッセージに対しては、すみやかなレスポンスが望まれる。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、応募者に関する情報を収集するための装置、方法及びそのためのプログラムにおいて、応募者によるアクションを表すデータを収集するまでの時間を短縮することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するための本発明の第1の態様は、応募者に関する情報を収集するための方法であって、求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に関する新着通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記アクションデータを閲覧可能に記憶したことを前記求人企業の連絡先に通知するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記新着通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録されたメールアドレスに対する通知であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記メールアドレスは、前記求人企業が用いるメーリングリストのメールアドレスであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記受信は、前記メーリングアドレスの受信アドレスとして登録されたメールアドレスにおける前記新着通知の受信であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の第6の態様は、第1又は2の態様において、前記新着通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録されたチャットサービスに対する通知であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記受信は、前記チャットサービスの運営企業が管理するサーバが生成した、前記新着通知に対応する通知の受信であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の第8の態様は、第1から第7のいずれかの態様において、前記アクションは、前記応募者によるメッセージの送信であることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の第9の態様は、コンピュータに、応募者の情報を収集するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に対する新着通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の第10の態様は、応募者の情報を収集するための装置であって、前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に対する新着通知又はこれに対応する通知を受信し、前記新着通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得し、前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶することを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一態様によれば、応募者による求人サイトに対するアクションが発生した際に当該サイトから求人企業に送信される新着通知又はこれに対応する通知を受信し、これをフックとして、当該アクションを表すアクションデータを当該サイトから取得することによって、応募者のアクションを表すアクションデータの収集までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1の実施形態にかかる装置を示す図である。
図2】本発明の第1の実施形態にかかる方法の流れ図である。
図3】本発明の第1の実施形態にかかる新着通知の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる装置を示す図である。応募者に関する情報を収集するための装置100は、インターネット等のコンピュータ・ネットワークを介して第1の求人サイト111、第2の求人サイト112、及び第3の求人サイト113にアクセス可能である。装置100は、これらの複数の求人サイトから、装置100が提供する採用管理サービスを利用する各求人企業に対する応募者に関する情報を収集して、記憶部100-3又は装置100からコンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能なデータベース101に当該情報を記憶する。
【0022】
装置100が求人サイト111から求人企業に対する応募者に関する情報を収集するためには、求人サイト111のための当該求人企業のアカウントにログインする必要があり、記憶部100-3又は装置100からコンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能なデータベース101に各求人企業の各求人サイトのためのログイン情報が記憶されているものとする。ログイン情報は、一般にID及びパスワードで構成されている。ログイン情報は、より一般に認証情報とすることができ、求人サイト111における各求人企業のアカウントへのアクセスを認証するためのトークン、APIキーなどとすることが挙げられる。
【0023】
装置100は、通信インターフェースなどの通信部100-1と、プロセッサ、CPU等の処理部100-2と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置又は記憶媒体を含む記憶部100-3とを備え、各処理を行うためのプログラムを実行することによって構成することができ、1又は複数の装置ないしサーバを含むことがある。また当該プログラムは、1又は複数のプログラムを含むことがあり、また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録して非一過性のプログラムプロダクトとすることができる。当該プログラムは、記憶部100-3又は装置100からアクセス可能な記憶装置又は記憶媒体に記憶しておき、処理部100-2において実行することができる。
【0024】
装置100は、記憶部100-3又は装置100からアクセス可能な記憶装置又は記憶媒体に記憶されたウェブブラウザを操作可能であり、必要に応じてウェブブラウザを操作するためのライブラリを用いて書かれたコードを実行することによって当該ウェブブラウザを操作可能である。ウェブブラウザの例としては、Chrome(登録商標)が挙げられる。求人サイト111からの情報収集は自動的に行うため、ヘッドレスでウェブブラウザを操作すればよい。
【0025】
応募者によるアクションをその発生後短時間で把握するために、装置100から求人サイト111へのアクセスを定期的に行うことが1つの方策として考えられるところ、本発明では、求人サイト111から当該アクションの対象である求人企業に対する新着通知をフックとして、当該アクションの把握を即座に行う。すなわち、発明者らは、多くの求人サイトないし求人媒体は、当該サイト上で応募者からの求人に対する応募、応募者からの求人企業に対するメッセージなどの応募者によるアクションが応募者端末120を用いて発生した際に、当該サイトから求人企業が用いるコミュニケーションツールを運営するサーバ130に対して通知が送信されることに着目し、当該通知を契機とすることで、アクションの発生をすみやかに検出可能であることを見出した。
【0026】
本明細書では、このように求人サイト111からサーバ130に対する通知を「新着通知」と呼び、これは、応募者によるアクションの発生の通知以外に、おすすめの人材の紹介など、各サイトにおいて各求人企業に有益と判定する情報の通知を広く含んでもよい。新着通知は、より正確には、求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、当該求人を掲載した求人企業が用いるコミュニケーションツールを運営するサーバに対する当該求人企業に関する通知である。
【0027】
本実施形態では、サーバ130としてメールサーバを例に説明を行う。応募者が、PC、携帯端末等の応募者端末120を用いて求人サイト111上で求人企業の求人についてメッセージを生成した場合、求人サイト111の運営企業が管理するサーバは、当該メッセージを当該求人企業に関連づけて登録された連絡先のメールアドレスに送信する。
【0028】
ここで、求人サイト111の運営企業が管理するサーバは、その役割に応じてウェブサーバ、メールサーバなどの複数のサーバを含んでもよいことは言うまでもない。なお、図1においては、簡単のため、求人サイトとサーバを区別していない。
【0029】
送信された電子メール又はこれに対応する電子メールは、サーバ130から、応募者に関する情報を収集するための装置100に送信される(S201)。求人サイト111に登録されたメールアドレスは、たとえば求人企業の採用担当者が受信者に含まれるメーリングリストのメールアドレスとすることが好ましい。各企業は、採用のためのメーリングリストを用いていることが多く、当該メーリングリストの複数の受信アドレスに装置100が受信可能なメールアドレスを追加するだけで、装置100における新着通知の受信が可能となるためである。
【0030】
ここで、装置100は、その役割に応じてウェブサーバ、メールサーバなどの複数のサーバを含んでもよいことは言うまでもない。具体的には、サーバ130からの電子メールを受信する第1のサーバと、当該電子メールの内容に応じて求人サイト111にアクセスする第2のサーバと、後述するように求人サイト111から取得したアクションデータを閲覧可能にする第3のサーバとを別個のサーバとして含むことが考えられる。
【0031】
メーリングリストのメールアドレスを用いる他には、サーバ130において、求人企業が求人サイト111に登録した連絡先のメールアドレス宛の電子メールを装置100が受信可能なメールアドレスに転送したり、求人企業の採用担当者がサーバ130が受信した電子メールを手動で装置100が受信可能なメールアドレスに転送したり、連絡先のメールアドレス自体を装置100が受信可能なメールアドレスとしたりすることが考えられる。サーバ130が受信した電子メールの転送が行われる場合には、厳密には装置100が受信する電子メールは新着通知として求人サイト111の運営企業が管理するサーバが送信した電子メールとは同一ではなく、当該電子メールに対応する内容の電子メールとなる。
【0032】
装置100は、必要に応じて、新着通知又はこれに対応する通知が、応募者によるアクションの発生に関する通知であるか否かの判定を行ってもよい。新着通知には、お勧め人材の紹介などが含まれることがあるからである。また、装置100は、新着通知が応募者によるアクションの発生に関する通知である場合に、必要に応じて、記憶部100-3又は装置100からコンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能なデータベース101に記憶すべきデータが当該通知に含まれているか否かの判定を行ってもよい。求人サイト111への不必要なアクセスを抑制することができるからである。
【0033】
図3に、本実施形態にかかる新着通知メールの一例を示す。新着通知には、メール300に示すように、いずれかの応募者がメッセージの送信というアクションを行ったことを伝える内容が記載され、応募者ないし候補者が誰であるかをさらに記載したり、メッセージの全部又は一部を記載したりすることも考えられる。多くの場合、新着通知は、装置100が取得すべきデータのすべてを含んでおらず、当該新着通知を送信した求人サイト111にアクセスすることが必要となる。
【0034】
したがって、装置100は、受信した電子メールの内容に基づいて、求人サイト111から、当該新着通知に関連づけられた応募者によるアクションを表すアクションデータを取得する(S202)。アクションデータの取得は、装置100においてウェブブラウザを操作して行うことができる。メール300の送信アドレス301により、いずれの求人サイトにおいてアクションが発生したのかを特定し、メール300の受信アドレス302により、いずれの求人企業に関するアクションであるのかを特定することができる。また、メール300の宛名303から、いずれの求人企業に関するアクションであるのかを特定することも可能である。また、また、受信アドレス302がメーリングリストのメールアドレスである場合、当該メーリングリストの受信アドレスとして追加する装置100が受信可能なメールアドレスを各求人企業に関連づけたものとすることによって、当該アドレスにより、いずれの求人企業に関するアクションであるのかを特定することも可能である。メール300にメッセージを表示するウェブページのURL304が記述されている場合、当該ウェブページに表示されるメッセージをアクションデータとして取得すればよい。
【0035】
装置100は、取得したアクションデータを記憶部100-3又は装置100からコンピュータ・ネットワークを介してアクセス可能なデータベース101に求人企業が閲覧可能に記憶する(S203)。装置100は、採用管理サービスを提供しており、各求人企業は、当該サービスにウェブブラウザ上でログインすることによって、更新された応募者情報を閲覧可能である。
【0036】
装置100は、アクションデータを記憶した後、必要に応じて、応募者に関する情報を更新したことの通知を求人企業に対して行う。当該通知の連絡先が新着通知の連絡先と同一である場合には、同一のサーバ130に対して通信を送信することとなるが、必ずしも同一であることは必要ではない。また、求人企業は、新着通知を既に受信していることから、改めて装置100より応募者情報を更新したことの通知を行わないようにしてもよい。
【0037】
なお、上述の説明では、サーバ130としてメールサーバを例に説明を行ったが、チャットサービスを提供するサーバとすることもできる。この場合、新着通知は、新着通知は、求人サイト111にあらかじめ登録されたチャットサービスに対する通知とし、装置100による着通知又はこれに対応する通知の受信は、当該チャットサービスを提供するサーバ、すなわち当該チャットサービスの運営企業が管理するサーバが生成した、当該新着通知に対応する通知の受信とすることができる。
【0038】
また、「のみに基づいて」、「のみに応じて」、「のみの場合」というように「のみ」との記載がなければ、本明細書においては、付加的な情報も考慮し得ることが想定されていることに留意されたい。また、一例として、「aの場合にbする」という記載は、明示した場合を除き、「aの場合に常にbする」ことを必ずしも意味しないことに留意されたい。
【0039】
また、念のため、なんらかの方法、プログラム、端末、装置、サーバ又はシステム(以下「方法等」)において、本明細書で記述された動作と異なる動作を行う側面があるとしても、本発明の各態様は、本明細書で記述された動作のいずれかと同一の動作を対象とするものであり、本明細書で記述された動作と異なる動作が存在することは、当該方法等を本発明の各態様の範囲外とするものではないことを付言する。
【符号の説明】
【0040】
100 装置
100-1 通信部
100-2 処理部
100-3 記憶部
101 データベース
111 第1の求人サイト
112 第2の求人サイト
113 第3の求人サイト
120 応募者端末
130 サーバ
300 メール
301 送信アドレス
302 受信アドレス
303 宛名
304 URL

図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2024-06-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
応募者に関する情報を収集するための方法であって、前記方法は、
コンピュータが、求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に関する通知であって、前記求人企業が用いるコミュニケーションツールを運営するサーバに送信される通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、
前記コンピュータが、前記通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、
前記コンピュータが、前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップと
を含む。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記アクションデータを閲覧可能に記憶したことを前記求人企業の連絡先に通知するステップをさらに含む。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、
前記通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録された、前記求人企業のメーリングリストのメールアドレスに対する通知であり、
前記メーリングリストは、前記コンピュータが受信可能なメールアドレスを含む。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の方法であって、
前記通知は、前記求人サイトにあらかじめ登録されたチャットサービスに対する通知である。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の方法であって、
前記アクションは、前記応募者によるメッセージの送信である。
【請求項6】
コンピュータに、応募者の情報を収集するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に関する通知であって、前記求人企業が用いるコミュニケーションツールを運営するサーバに送信される通知又はこれに対応する通知を受信するステップと、
前記通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得するステップと、
前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するステップと
を含む。
【請求項7】
応募者の情報を収集するための装置であって、前記装置は、
前記応募者が応募中の求人が掲載された求人サイトの運営企業が管理するサーバが生成した、前記求人を掲載した求人企業に関する通知であって、前記求人企業が用いるコミュニケーションツールを運営するサーバに送信される通知又はこれに対応する通知を受信し、
前記通知又はこれに対応する通知の内容に基づいて、前記求人サイトから、前記応募者によるアクションを表すアクションデータを取得し、
前記アクションデータを前記求人企業が閲覧可能に記憶するように構成されている。