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特開2024-96819デジタルコンテンツを認証するためのシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024096819
(43)【公開日】2024-07-17
(54)【発明の名称】デジタルコンテンツを認証するためのシステム
(51)【国際特許分類】
   G10L 17/00 20130101AFI20240709BHJP
【FI】
G10L17/00 200C
G10L17/00 400
G10L17/00 200D
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024061984
(22)【出願日】2024-04-08
(62)【分割の表示】P 2022538989の分割
【原出願日】2021-01-04
(31)【優先権主張番号】16/788,181
(32)【優先日】2020-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】504399716
【氏名又は名称】ディズニー エンタープライゼス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100224683
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 詩織
(72)【発明者】
【氏名】ミケル エンジェル ファッレ ジュウ
(72)【発明者】
【氏名】エドワード シー ドレイク
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー エム アッカルド
(72)【発明者】
【氏名】マーク アラナ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コンテンツの所有者及び/又は配信者が潜在的に法的危険にさらされないようにデジタルコンテンツを認証するためのシステムを提供する。
【解決手段】システムは、モノローグ及び/又はダイアローグを含むオーディオトラックを有するデジタルコンテンツを受信し、デジタルコンテンツに描写された人物の画像を識別し、画像に描写された人物の少なくとも1つの言語マンネリズムを検出し、画像に描写された人物の言語プロファイルのうちの1つを取得し、検出された言語マンネリズムと、言語プロファイルに含まれる言語マンネリズムとの比較を実行し、比較に基づいて、画像に描写された人物が、人物の真正の描写であるかどうかを判定する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムであって、
ハードウェアプロセッサ及びシステムメモリを含むコンピューティングプラットフォー
ムと、
前記システムメモリに格納されたソフトウェアコードと、を含み、
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、
デジタルコンテンツを受信することと、
前記デジタルコンテンツに描写された人物の画像を識別することと、
前記画像に描写された前記人物の耳の形状パラメータを判定することと、
前記画像に描写された前記人物のバイオメトリックパラメータを判定することであっ
て、前記バイオメトリックパラメータは、前記耳の形状パラメータとは異なる、前記判定
することと、
前記画像に描写された前記人物の前記耳の形状パラメータの、前記画像に描写された
前記人物の前記バイオメトリックパラメータに対する比率を計算することと、
前記計算された比率と所定の値との比較を実行することと、
前記計算された比率と前記所定の値との前記比較に基づいて、前記画像に描写された
前記人物が、前記人物の真正の描写であるかどうかを判定することと、
を行うように構成されている、システム。
【請求項2】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、前記計算された比
率と前記所定の値との前記比較に基づいて、前記画像に描写された前記人物が、前記人物
の前記真正の描写であると判定することの結果として、前記デジタルコンテンツが真正で
あると判定することを行うようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記画像に描写された前記人物の前記バイオメトリックパラメータは、前記画像に描写
された前記人物の目の瞳孔間距離を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記画像に描写された前記人物の前記バイオメトリックパラメータは、前記画像に描写
された前記人物の目の形状パラメータ又は口の形状パラメータのうちの少なくとも1つを
含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記受信されたデジタルコンテンツは、スポーツコンテンツ、テレビ番組コンテンツ、
映画コンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツのうちの少なくとも1つ
を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記コンピューティングプラットフォームは、少なくとも1つのウェブベースのコンピ
ュータサーバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記コンピューティングプラットフォームは、モバイル通信デバイスを含む、請求項1
に記載のシステム。
【請求項8】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムであって、
ハードウェアプロセッサ及びシステムメモリを含むコンピューティングプラットフォー
ムと、
前記システムメモリに格納されたソフトウェアコードと、を含み、
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、
モノローグ又はダイアローグのうちの少なくとも1つを含むオーディオトラックを有
するデジタルコンテンツを受信することと、
前記デジタルコンテンツに描写された人物の画像を識別することであって、前記描写
は、前記画像に描写された前記人物による前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの
前記少なくとも1つへの参加を含む、前記識別することと、
前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つへの前記参加に基
づいて、前記画像に描写された前記人物の少なくとも1つの言語マンネリズムを検出する
ことと、
前記画像に描写された前記人物の言語プロファイルを取得することであって、前記言
語プロファイルは、前記画像に描写された前記人物の少なくとも1つの所定の言語マンネ
リズムを含む、前記取得することと、
前記少なくとも1つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の
言語マンネリズムとの比較を実行することと、
前記少なくとも1つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の
言語マンネリズムとの前記比較に基づいて、前記画像に描写された前記人物が、前記人物
の真正の描写であるかどうかを判定することと、
を行うように構成されている、システム。
【請求項9】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、前記少なくとも1
つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムとの
前記比較に基づいて、前記画像に描写された前記人物が、前記人物の前記真正の描写であ
ると判定することの結果として、前記デジタルコンテンツが真正であると判定することを
行うようにさらに構成されている、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムは、前記画像に描写された前記人物の言
語障害又は発話の様子のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムは、前記画像に描写された前記人物の発
話の抑揚、地方の訛り、又は地方の方言のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載
のシステム。
【請求項12】
前記受信されたデジタルコンテンツは、スポーツコンテンツ、テレビ番組コンテンツ、
映画コンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツのうちの少なくとも1つ
を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
前記コンピューティングプラットフォームは、少なくとも1つのウェブベースのコンピ
ュータサーバを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記コンピューティングプラットフォームは、モバイル通信デバイスを含む、請求項8
に記載のシステム。
【請求項15】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムであって、
ハードウェアプロセッサ及びシステムメモリを含むコンピューティングプラットフォー
ムと、
前記システムメモリに格納されたソフトウェアコードと、を含み、
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、
モノローグ又はダイアローグのうちの少なくとも1つを含むオーディオトラックを有
するデジタルコンテンツを受信することと、
言語データベースに格納された対応するスクリプトを有する既存のコンテンツとして
前記デジタルコンテンツを識別することと、
前記受信されたデジタルコンテンツに含まれる前記モノローグ又は前記ダイアローグ
の前記少なくとも1つのサンプルを抽出することと、
前記受信されたデジタルコンテンツに含まれる前記モノローグ又は前記ダイアローグ
の前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルと、前記スクリプトの対応するサンプル
との比較を実行することと、
前記モノローグ又は前記ダイアローグの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプ
ルと、前記スクリプトの前記対応するサンプルとの前記比較に基づいて、前記モノローグ
又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つが真正であるかどうかを判定すること
と、
を行うように構成されている、システム。
【請求項16】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、前記モノローグ又
は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルと、前記スク
リプトの前記対応するサンプルとの前記比較に基づいて、前記モノローグ又は前記ダイア
ローグのうちの前記少なくとも1つが真正であると判定することの結果として、前記デジ
タルコンテンツが真正であると判定することを行うようにさらに構成されている、請求項
15に記載のシステム。
【請求項17】
前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの前記抽出されたサ
ンプルは、前記受信されたデジタルコンテンツの前記オーディオトラックに含まれる前記
モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの全体を含む、請求項15
に記載のシステム。
【請求項18】
前記受信されたデジタルコンテンツは、スポーツコンテンツ、テレビ番組コンテンツ、
映画コンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツのうちの少なくとも1つ
を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記コンピューティングプラットフォームは、少なくとも1つのウェブベースのコンピ
ュータサーバを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記コンピューティングプラットフォームは、モバイル通信デバイスを含む、請求項1
5に記載のシステム。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
機械学習の進歩は、本物のようだが人物の画像又は音声から偽装された再現物の作成を
可能にし、それはその作成のためにディープ人工ニューラルネットワークを使用すること
に起因して、「ディープフェイク」として知られている。ディープフェイクは、画像又は
音声が使用される本人の同意なしに作成され、本人が実際には言っていないこと又はやっ
ていないことを、言ったり或いはやったりするように見せかけ得る。その結果、ディープ
フェイクの加工デジタルコンテンツは、誤報を広めるために悪意を持って使用され得る。
【0002】
エンターテインメント及びニュースの配信にデジタルコンテンツが広く親しまれている
ことにより、そのコンテンツの効果的な認証及び管理は、コンテンツの作成者、所有者、
及び配信者のいずれにも重要である。しかしながら、機械学習ソリューションが改良し続
けるにつれて、ディープフェイクは検出することが困難になり続けており、困難になり続
けるだろう。その結果、わずかに加工された、或いは完全に偽のデジタルコンテンツが、
不注意に放送され、或いは契約上の合意又は規制制限に違反して配信され、それによって
コンテンツの所有者及び/又は配信者が潜在的に法的危険にさらされ得る。
【発明の概要】
【0003】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムが、実質的に、少なくとも1つの図に関
連して示され、且つ/或いは説明されることによって、そして、特許請求の範囲に、より
完全に明記されることによって、提供される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、一実装形態による、デジタルコンテンツを認証するための例示的なシステムのダイアグラムを示す。
図2図2は、デジタルコンテンツを認証するためのシステムの別の例示的な実装形態を示す。
図3図3は、図1及び図2に示されるシステムのハードウェアプロセッサによる実行に適した真正性解析ソフトウェアコードの例示的なダイアグラムを示す。
図4図4は、一実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシステムによる使用のための例示的な方法を提示するフローチャートである。
図5図5は、別の実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシステムによる使用のための例示的な方法を提示するフローチャートである。
図6図6は、さらに別の実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシステムによる使用のための例示的な方法を提示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の説明は、本開示における実装形態に関する具体的な情報を含む。当業者は、本開
示が本明細書で具体的に議論されるのとは異なる方法で実装され得ることを認識するであ
ろう。本願の図面及び添付の詳細な説明は、単に例示的な実装形態を対象とする。特段の
記載がない限り、図中の同様の或いは対応する要素は、同様の或いは対応する参照数字に
よって示され得る。さらに、本願の図面及び図示は一般的に、縮尺通りではなく、実際の
相対的な寸法に対応することを目的としない。
【0006】
本願は、従来技術における難点及び欠陥を克服するデジタルコンテンツを認証するため
のシステムを開示する。いくつかの実装形態では、本コンテンツの認証ソリューションは
、実質的に自動化されたシステムによる実質的に自動化されたプロセスとして実行され得
ることに留意されたい。本願で使用されるように、用語「自動化」、「自動化された」、
及び「自動化する」は、システム管理者のような、人間のユーザの参加を必要としないシ
ステム及びプロセスを指すことに留意されたい。いくつかの実装形態では、人間のシステ
ムオペレータ又は管理者が、本明細書で説明される自動化されたシステムによって、真正
性判定を確認し得るが、その人間の関与は任意である。したがって、本願で説明された方
法は、開示された自動化されたシステムのハードウェア処理コンポーネントの制御下で実
行され得る。
【0007】
図1は、一実装形態による、デジタルコンテンツを認証するための例示的なシステムの
ダイアグラムを示す。以下で議論されるように、システム100は、ローカルエリアネッ
トワーク(LAN)を介してアクセス可能なコンピュータサーバを使用して実装されても
よく、或いはクラウドベースのシステムとして実装されてもよい。図1に示されるように
、システム100は、ハードウェアプロセッサ104と、非一時的記憶デバイスとして実
装されているシステムメモリ106と、ディスプレイ108とを有するコンピューティン
グプラットフォーム102を含む。例示的な本実装形態によれば、システムメモリ106
は、バイオメトリックプロファイル122a及び122bを含むバイオメトリクスデータ
ベース120と、言語プロファイル126a及び126bならびにスクリプト127a及
び127bを含む言語データベース124と、ならびに、デジタルコンテンツ136に関
する真正性判定138を提供する真正性解析ソフトウェアコード110とを格納する。
【0008】
また、図1に示されるように、システム100は、ネットワーク通信リンク132を有
する通信ネットワーク130と、ディスプレイ148を含むユーザシステム140とを含
む使用環境内で実装される。ユーザ128は、ユーザシステム140の使用を通じてシス
テム100と対話する。通信ネットワーク130及びネットワーク通信リンク132は、
システム100が、コンテンツ投稿者134又はユーザ128によって提供されるデジタ
ルコンテンツ136を受信し、ユーザシステム140のディスプレイ148上でレンダリ
ングするための真正性判定138を出力することを可能にすることに留意されたい。代替
的に或いは追加的に、いくつかの実装形態では、真正性判定138は、システム100の
ディスプレイ108上にレンダリングされてもよい。
【0009】
概要として、システム100は、例えば、エンベデッドオーディオ、キャプション、タ
イムコード、及び、視聴率及び/又は保護者向けガイドラインなどの他の補助的なメタデ
ータを有する、高精細度(HD)或いはウルトラHD(UHD)のベースバンド映像信号
を含む、リニアテレビ(TV)番組ストリーム内のオーディオ-ビデオ(AV)コンテン
ツを提供するメディアエンティティの品質管理(QC)リソースとして実装され得る。代
替的に或いは追加的に、QCリソースとしてシステム100を含むメディアエンティティ
は、ラジオ又は衛星ラジオ放送を介してAVコンテンツを配信してもよい。
【0010】
図1に示される例示的な実装形態によれば、システム100は、コンテンツ投稿者13
4又はユーザシステム140からデジタルコンテンツ136を受信し、ハードウェアプロ
セッサ104によって実行される、真正性解析ソフトウェアコード110を使用してデジ
タルコンテンツ136の真正性を判定するように構成されている。コンテンツ投稿者13
4は、別のメディアエンティティ、システム100を含むメディアエンティティの許可さ
れた現地レポータのようなプロのニュース取材者、又は個人通信デバイス若しくは他の通
信システムを使用して制作されたホームビデオ若しくは他のAVコンテンツの形態のデジ
タルコンテンツ136を提供するアマチュアのコンテンツ投稿者であってもよい。いくつ
かの実装形態では、コンテンツ投稿者134は、そのような通信システムを利用し、通信
ネットワーク130及びネットワーク通信リンク132を介してシステム100にデジタ
ルコンテンツ136を提示してもよい。しかしながら、他の実装形態では、コンテンツ投
稿者134は、通信システムを利用し、ユーザ128によって利用されるユーザシステム
140にデジタルコンテンツ136を提示してもよい。後者のそれらの実装形態では、ユ
ーザ128は、ユーザシステム140をさらに利用し、真正性判定のために、システム1
00にデジタルコンテンツ136を提示してもよく、或いは以下でより詳細に議論される
ように、ユーザシステム140を使用して真正性判定を実行してもよい。
【0011】
デジタルコンテンツ136は、いくつかの例を挙げると、音声なしのビデオコンテンツ
、映像なしのオーディオコンテンツ、又は映画等のAVコンテンツ、テレビ番組シリーズ
、ウェブシリーズ及び/若しくはビデオログを含み得るエピソードコンテンツ、スポーツ
コンテンツ、ニュースコンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツの形態
をとってもよい。代替的に、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツ136は、デ
ジタル写真の形態をとってもよい。
【0012】
本願は、概念的な明確さのために、真正性解析ソフトウェアコード110と、バイオメ
トリクスデータベース120と、言語データベース124とが、システムメモリ106に
格納されていると言及しているが、より一般的には、システムメモリ106は、任意のコ
ンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体の形態をとってもよい。本願で使用されるよ
うな、表現「コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体」は、コンピューティングプ
ラットフォーム102のハードウェアプロセッサ104に、或いはユーザシステム140
のハードウェアプロセッサ(図1には示されていないユーザシステム140のハードウェ
アプロセッサ)に命令を提供する搬送波又は他の一時的な信号を除く、任意の媒体を指す
。したがって、コンピュータ読み取り可能な非一時的媒体は、例えば、揮発性媒体及び不
揮発性媒体のような、様々なタイプの媒体に対応してもよい。揮発性媒体は、ダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(ダイナミックRAM)のような、動的メモリを含んでもよく
、不揮発性メモリは、光学、磁気、又は静電記憶デバイスを含んでもよい。コンピュータ
読み取り可能な非一時的媒体の一般的な形態は、例えば、光ディスク、RAM、プログラ
マブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)、及びF
LASHメモリを含む。
【0013】
さらに、図1は、真正性解析ソフトウェアコード110と、バイオメトリクスデータベ
ース120と、言語データベース124とがシステムメモリ106にコロケートされてい
るように描写しているが、その表現はまた、単に概念的な明確さへの補助として提供され
ることに留意されたい。より一般的には、システム100は、例えばコンピュータサーバ
のような、1つ又は複数のコンピューティングプラットフォーム102を含んでもよく、
コンピューティングプラットフォーム102は、コロケートされてもよく、或いは例えば
、クラウドベースシステムのような、相互的に結ばれているが分散されたシステムを形成
してもよい。
【0014】
その結果、ハードウェアプロセッサ104及びシステムメモリ106は、システム10
0内の分散されたプロセッサ及びメモリリソースに対応してもよい。したがって、バイオ
メトリクスデータベース120及び/又は言語データベース124、ならびに図3を参照
して以下で説明される1つ又は複数の特徴のような、真正性解析ソフトウェアコード11
0の様々な特徴は、システム100の分散されたメモリ及び/又はプロセッサリソースを
使用して格納され、且つ/或いは実行され得ることを理解されるべきである。
【0015】
図1によって示される実装形態によれば、ユーザ128は、ユーザシステム140を利
用し、通信ネットワーク130を介してシステム100と対話し、デジタルコンテンツ1
36の真正性を判定し得る。そのような一実装形態では、コンピューティングプラットフ
ォーム102は、例えば、インターネット等のパケット交換ネットワークを介してアクセ
ス可能な、1つ又は複数のウェブベースのコンピュータサーバに対応してもよい。代替的
に、コンピューティングプラットフォーム102は、ワイドエリアネットワーク(WAN
)、LANをサポートし、或いは別のタイプの限定的な配信又はプライベートネットワー
クに含まれる、1つ又は複数のコンピュータサーバに対応してもよい。
【0016】
図1はまた、スマートフォン又はタブレットコンピュータ等の、モバイル通信デバイス
としてユーザシステム140を描写しているが、その表現も単に例示的なものであること
に留意されたい。より一般的には、ユーザシステム140は、ユーザインターフェースを
提供し、通信ネットワーク130への接続をサポートし、本明細書においてユーザシステ
ム140に起因する機能性を実装するのに十分なデータ処理能力を実装する任意の適切な
システムであってもよい。他の実装形態では、ユーザシステム140は、いくつかの例を
挙げると、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ゲーム機、又はスマ
ートTV等の、スマートデバイスの形態をとってもよい。
【0017】
ユーザシステム140のディスプレイ148に関して、ディスプレイ148は、ユーザ
システム140と物理的に統合されてもよく、或いはユーザシステム140と通信可能に
結合されているが物理的に分離されてもよいことに留意されたい。例えば、ユーザシステ
ム140がスマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は
スマートTVとして実装される場合、ディスプレイ148は典型的には、ユーザシステム
140と統合されるであろう。対照的に、ユーザシステム140がデスクトップコンピュ
ータとして実装される場合、ディスプレイ148は、コンピュータタワーの形態のユーザ
システム140のデバイスから分離されたモニタの形態をとってもよい。同様に、図1
示されるように、システム100のディスプレイ108は、システム100のコンピュー
ティングプラットフォーム102と物理的に統合されてもよく、或いはコンピューティン
グプラットフォーム102と通信可能に結合されているが物理的に分離されてもよい。デ
ィスプレイ108及び148は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED
)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、又は信号から光への物
理的変換を実行する任意の他の適切なディスプレイスクリーンとして実装されてもよい。
【0018】
図2は、デジタルコンテンツを認証するためのシステムの別の例示的な実装形態を示す
図2に示される例示的な実装形態によれば、ユーザシステム240は、ネットワーク通
信リンク232を介してシステム200に相互的に接続されている。システム200のコ
ンピューティングプラットフォーム202は、ハードウェアプロセッサ204とシステム
メモリ206とを含み、システムメモリ206は、バイオメトリックプロファイル222
a及び222bを含むバイオメトリクスデータベース220と、言語プロファイル226
a及び226bならびにスクリプト227a及び227bを含む言語データベース224
と、そして、真正性判定238を提供する真正性解析ソフトウェアコード210aとを格
納する。さらに、図2は、システム200のディスプレイ208を示す。
【0019】
図2に示されるように、ユーザシステム240は、トランシーバ243と、ハードウェ
アプロセッサ244と、真正性解析ソフトウェアコード210bを格納する非一時的記憶
デバイスとして実装されているメモリ246とを有するコンピューティングプラットフォ
ーム242を含む。図2に示される例示的な実装形態によれば、真正性解析ソフトウェア
コード210bは、ユーザシステム240のディスプレイ248上にレンダリングするた
めの真正性判定238を提供する。真正性判定238は、概して、図1における、真正性
判定138に対応し、それらの対応する特徴は、本開示によっていずれかの特徴に起因す
る任意の特性を共有し得ることに留意されたい。
【0020】
ネットワーク通信リンク232と、ハードウェアプロセッサ204、システムメモリ2
06、及びディスプレイ208を有するコンピューティングプラットフォーム202を含
むシステム200とはそれぞれ、概して、図1における、ネットワーク通信リンク132
と、ハードウェアプロセッサ104、システムメモリ106、及びディスプレイ108を
有するコンピューティングプラットフォーム102を含むシステム100とに対応する。
さらに、真正性解析ソフトウェアコード210a、バイオメトリクスデータベース220
、及び言語データベース224はそれぞれ、概して、図1における、真正性解析ソフトウ
ェアコード110、バイオメトリクスデータベース120、及び言語データベース124
に対応する。したがって、バイオメトリクスデータベース220、言語データベース22
4、及び真正性解析ソフトウェアコード210aは、本開示によってそれぞれのバイオメ
トリクスデータベース120、言語データベース124、及び真正性解析ソフトウェアコ
ード110に起因する任意の特性を共有することができ、その逆も同様であり得る。
【0021】
さらに、バイオメトリクスデータベース220に含まれるバイオメトリックプロファイ
ル222a及び222bと、言語データベース224に格納された言語プロファイル22
6a及び226bと、言語データベース224に格納されたスクリプト227a及び22
7bとはそれぞれ、概して、図1における、バイオメトリックプロファイル122a及び
122bと、言語プロファイル126a及び126bと、スクリプト127a及び127
bとに対応する。すなわち、バイオメトリックプロファイル222a及び222bと、言
語プロファイル226a及び226bと、スクリプト227a及び227bとは、本開示
によってそれぞれのバイオメトリックプロファイル122a及び122bと、言語プロフ
ァイル126a及び126bと、スクリプト127a及び127bとに起因する任意の特
性を共有することができ、その逆も同様であり得る。
【0022】
図2における、ユーザシステム240及びディスプレイ248は、概して、図1におけ
る、ユーザシステム140及びディスプレイ148に対応し、それらの対応する特徴は、
本開示によっていずれかの対応する特徴に起因する任意の特性を共有し得る。したがって
、ユーザシステム140と同様に、ユーザシステム240は、例えば、スマートTV、デ
スクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ゲーム
機、又はスマートフォンの形態をとってもよい。さらに、図1には示されていないが、ユ
ーザシステム140は、コンピューティングプラットフォーム242、トランシーバ24
3、ハードウェアプロセッサ244、及び真正性解析ソフトウェアコード210bを格納
するメモリ246に対応する特徴を含んでもよい。さらに、ディスプレイ108及び14
8と同様に、それぞれのディスプレイ208及び248は、LCD、LEDディスプレイ
、OLEDディスプレイ、又は信号から光への物理的変換を実行する任意の他の適切なデ
ィスプレイスクリーンとして実装されてもよい。
【0023】
トランシーバ243は、ユーザシステム240がネットワーク通信リンク232を介し
てコンピューティングプラットフォーム202とデータを交換することを可能にする無線
通信ユニットとして実装されてもよい。例えば、トランシーバ243は、第4世代(4G
)無線トランシーバとして、或いは国際電気通信連合(ITU)によって確立されたIM
T-2020の要件を満たすように構成されている5G無線トランシーバとして実装され
てもよい。真正性解析ソフトウェアコード210bに関して、図1を、図2と組み合わせ
て参照すると、いくつかの実装形態では、真正性解析ソフトウェアコード210bは、デ
ジタルコンテンツ136をシステム100/200に提示し、システム100/200か
ら受信した真正性判定138/238をレンダリングするために単に使用可能なシンクラ
イアントアプリケーションであり得ることに留意されたい。
【0024】
しかしながら、他の実装形態では、真正性解析ソフトウェアコード210bは、真正性
解析ソフトウェアコード210aの全ての特徴を含むソフトウェアアプリケーションであ
ってもよく、全ての同じ機能性を実行することが可能であってもよい。すなわち、いくつ
かの実装形態では、真正性解析ソフトウェアコード210bは、図1における、真正性解
析ソフトウェアコード110に対応し、本開示によってその対応する特徴に起因する任意
の特性を共有し得る。
【0025】
図2に示される例示的な実装形態によれば、真正性解析ソフトウェアコード210bは
、メモリ246に位置し、コンピューティングプラットフォーム202又は真正性解析ソ
フトウェアコード210bの許可された第三者のソースのいずれかから、ネットワーク通
信リンク232を介してユーザシステム240によって受信されたものである。一実装形
態では、ネットワーク通信リンク232は、例えば、インターネット等のパケット交換ネ
ットワークを介して、真正性解析ソフトウェアコード210bの転送を可能にする。
【0026】
転送されると、例えば、ネットワーク通信リンク232を介してダウンロードされるこ
とによって、真正性解析ソフトウェアコード210bは、メモリ246に永続的に格納さ
れてもよく、ハードウェアプロセッサ244によってユーザシステム240上でローカル
に実行されてもよい。ハードウェアプロセッサ244は、例えば、ユーザシステム240
の中央処理装置(CPU)であってもよく、その役割として、ハードウェアプロセッサ2
44は、ユーザシステム240のオペレーティングシステムを実行し、真正性解析ソフト
ウェアコード210bを実行する。
【0027】
図1に示されるように、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツを認証するため
のシステム100のコンピューティングプラットフォーム102は、1つ又は複数のウェ
ブベースのコンピュータサーバの形態をとり得ることに留意されたい。しかしながら、図
2に示されるように、他の実装形態では、ユーザシステム240は、システム200の実
質的に全ての機能性を提供するように構成されていてもよい。したがって、いくつかの実
装形態では、デジタルコンテンツを認証するためのシステムのコンピューティングプラッ
トフォームは、ユーザシステム240のコンピューティングプラットフォーム242によ
って提供されてもよい。すなわち、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツを認証
するためのユーザシステム240のコンピューティングプラットフォーム242は、例え
ば、スマートフォン又はタブレットコンピュータ等の、モバイル通信デバイスのコンピュ
ーティングプラットフォームの形態をとってもよい。
【0028】
図3は、一実装形態による、システム100/200のハードウェアプロセッサ104
/204による実行、又はユーザシステム240のハードウェアプロセッサ244による
実行に適した真正性解析ソフトウェアコード310の例示的なダイアグラムを示す。図3
に示されるように、真正性解析ソフトウェアコード310は、コンテンツ受信及び識別モ
ジュール312と、バイオメトリック比較モジュール314と、言語比較モジュール31
6と、認証モジュール318とを含み得る。さらに、図3は、真正性解析ソフトウェアコ
ード310への入力として受信されたデジタルコンテンツ336と、バイオメトリック比
較354と、言語マンネリズム比較356と、モノローグ又はダイアローグ比較358と
、ならびに真正性解析ソフトウェアコード310による出力として提供される真正性判定
338とを示す。また、図3では、バイオメトリックプロファイル322a及び322b
を含むバイオメトリクスデータベース320と、言語プロファイル326a及び326b
ならびにスクリプト327a及び327bを含む言語データベース324とが示される。
【0029】
デジタルコンテンツ336は、概して、図1における、デジタルコンテンツ136に対
応し、それらの対応する特徴は、本開示によっていずれかの特徴に起因する任意の特性を
共有し得る。図3における、真正性判定338と、バイオメトリクスデータベース320
と、バイオメトリックプロファイル322a及び322bと、言語データベース324と
、言語プロファイル326a及び326bと、スクリプト327a及び327bとはそれ
ぞれ、概して、図1及び図2における、真正性判定138/238と、バイオメトリクス
データベース120/220と、バイオメトリックプロファイル122a/222a及び
122b/222bと、言語データベース124/224と、言語プロファイル126a
/226a及び126b/226bと、スクリプト127a/227a及び127b/2
27bとに対応し、本開示によってそれらの対応する特徴に起因する任意の特性を共有し
得る。
【0030】
図3における、真正性解析ソフトウェアコード310は、概して、図1及び2における
、真正性解析ソフトウェアコード110/210aに対応し、いくつかの実装形態では、
図2における、真正性解析ソフトウェアコード210bに対応してもよい。言い換えれば
、真正性解析ソフトウェアコード110/210a及び真正性解析ソフトウェアコード2
10bは、本開示によって真正性解析ソフトウェアコード310に起因する任意の特性を
共有することができ、その逆も同様であり得る。したがって、真正性解析ソフトウェアコ
ード310と同様に、真正性解析ソフトウェアコード110/210a及び真正性解析ソ
フトウェアコード210bは、コンテンツ受信及び識別モジュール312と、バイオメト
リック比較モジュール314と、言語比較モジュール316と、認証モジュール318と
にそれぞれ対応するモジュールを含んでもよい。
【0031】
真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310及び真正性解析ソフトウェア
コード210b/310の機能性は、図4図5及び図6を、図1図2及び図3と組み
合わせて参照することによってさらに説明されるであろう。図4は、一実装形態による、
デジタルコンテンツを認証するためのシステムによる使用のための例示的な方法を提示す
るフローチャート460を示し、図5は、別の実装形態による、デジタルコンテンツを認
証するためのシステムによる使用のための例示的な方法を提示するフローチャート570
を示す。図6は、さらに別の実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシス
テムによる使用のための例示的な方法を提示するフローチャート680を示す。図4、図
5、及び図6に概説された方法に関して、本願における発明的特徴の議論を不明瞭にしな
いために、特定の詳細及び特徴が、それぞれのフローチャート460、570、及び68
0から省かれていることに留意されたい。
【0032】
図4を、図1図2、及び図3と組み合わせて参照すると、フローチャート460は、
デジタルコンテンツ136/336を受信することから開始する(アクション461)。
上述されたように、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、い
くつかの例を挙げると、音声なしのビデオコンテンツ、又は映画等のAVコンテンツ、テ
レビ番組シリーズ、ウェブシリーズ及び/若しくはビデオログを含み得るエピソードコン
テンツ、スポーツコンテンツ、ニュースコンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲーム
コンテンツの形態をとってもよい。代替的に、いくつかの実装形態では、デジタルコンテ
ンツ136は、デジタル写真の形態をとってもよい。
【0033】
図1によって示されるように、一実装形態では、デジタルコンテンツ136は、通信ネ
ットワーク130及びネットワーク通信リンク132を介して、コンテンツ投稿者134
又はユーザシステム140からシステム100によって受信され得る。それらの実装形態
では、デジタルコンテンツ136/336は、コンピューティングプラットフォーム10
2/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信
及び識別モジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a
/310によって受信され得る。しかしながら、図2を、図1と組み合わせて参照すると
、別の実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、トランシーバ243を使用
して、ユーザシステム140/240によってコンテンツ投稿者134から受信され得る
。それらの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、ユーザシステム140
/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モ
ジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって受
信され得る。
【0034】
フローチャート460は、続いて、デジタルコンテンツ136/336に描写された人
物の画像を識別する(アクション462)。いくつかの実装形態では、デジタルコンテン
ツ136/336は、例えば、有名人のアスリート、俳優、又は政治家等の、広く認識さ
れた人物の画像を含むデジタル写真、ビデオ、又はAVコンテンツであってもよい。しか
しながら、より一般的には、デジタルコンテンツ136/336に描写され、アクション
462において識別される人物は、1つ又は複数の対応するバイオメトリックプロファイ
ル、例えば、バイオメトリクスデータベース120/220/320に格納されたバイオ
メトリックプロファイル122a/222a/322a及び/又はバイオメトリックプロ
ファイル122b/222b/322bを有する任意の人物であり得る。そのような人物
は、例えば、QCリソースとしてシステム100/200を含むメディアエンティティに
よって雇用された俳優、レポータ、ニュースリーダ、又は他のタレントであってもよい。
【0035】
同一人物が、バイオメトリクスデータベース120/220/320に格納された複数
のバイオメトリックプロファイルを有し得ることに留意されたい。例えば、俳優は、年齢
を重ねるにつれて、キャリアの異なる段階に対して異なるバイオメトリックプロファイル
を有していてもよい。代替的に或いは追加的に、俳優は、彼らが演じる各キャラクタ、又
は彼らが参加する各映画若しくは他のAV機能に対して異なるバイオメトリックプロファ
イルを有していてもよい。さらに、いくつかの実装形態では、一人の人物に関して、各々
が特定の(1つ又は複数の)バイオメトリックパラメータに焦点を当わせている、複数の
バイオメトリックプロファイルを有することが有利であり、或いは望ましい場合がある。
すなわち、例えば、同一人物は、経時的な耳の形状パラメータに関する第1のバイオメト
リックプロファイル、経時的な目の形状パラメータに関する第2のバイオメトリックプロ
ファイル、経時的な顔の対称性に関する第3のバイオメトリックプロファイルなどを有し
ていてもよい。
【0036】
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、デジタルコンテンツ136/336に含まれる画像
に描写された人物の識別は、コンピューティングプラットフォーム102/202のハー
ドウェアプロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジュー
ル312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310によって
実行され得る。しかしながら、アクション461においてデジタルコンテンツ136/3
36がユーザシステム140/240によって受信される実装形態では、デジタルコンテ
ンツ136/336に含まれる画像に描写された人物の識別は、ユーザシステム140/
240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジ
ュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行
され得る。
【0037】
フローチャート460は、続いて、画像に描写され、アクション462において識別さ
れた人物の耳の形状パラメータを判定する(アクション463)。アクション463にお
いて判定される耳の形状パラメータは、画像に描写された人物の耳の単一の寸法等の単一
のパラメータ、又は耳の2つ以上の寸法の合計若しくは耳の2つ以上の寸法のハッシュ値
等の、耳の寸法の組み合わせであってもよい。アクション463における耳の形状パラメ
ータの判定に関連する耳の寸法は、耳の長さ、すなわち、耳の上部から下部までの距離、
耳の長さに垂直な方向における耳の幅、耳たぶの形状、例えば、尖った、丸い、四角い、
且つ/或いは画像に描写された人物の1つ又は複数の頭蓋のランドマークと相対的な耳の
回転角度を含み得る。耳の形状は、かなり独特であり、異なる個人によって異なり得るの
で、耳の形状パラメータは、アイデンティティを認証するために特に有用であり得ること
に留意されたい。
【0038】
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション462において識別された画像に描写さ
れた人物の耳の形状パラメータの判定は、コンピューティングプラットフォーム102/
202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、バイオメトリック比
較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/31
0によって実行され得る。しかしながら、アクション461においてデジタルコンテンツ
136/336がユーザシステム140/240によって受信される実装形態では、アク
ション462において識別された画像に描写された人物の耳の形状パラメータの判定は、
ユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、バイ
オメトリック比較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b
/310によって、実行され得る。
【0039】
フローチャート460は、続いて、アクション462において識別された画像に描写さ
れた人物のバイオメトリックパラメータを判定し(アクション464)、ここで、バイオ
メトリックパラメータは、上述された耳の形状パラメータとは異なるものである。いくつ
かの実装形態では、アクション464において判定されるバイオメトリックパラメータは
、画像に描写された人物の目を隔てる距離(以下、「瞳孔間距離」)、又は口の形状若し
くは目の形状パラメータ等の、単一の顔のパラメータであり得る。しかしながら、他の実
装形態では、アクション464において判定されるバイオメトリックパラメータは、2つ
以上の顔のパラメータの合計、又は2つ以上の顔のパラメータのハッシュ値等の、そのよ
うな顔のパラメータの組み合わせであってもよい。
【0040】
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、画像に描写され、アクション462において識別さ
れた人物のバイオメトリックパラメータの判定は、コンピューティングプラットフォーム
102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、バイオメト
リック比較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210
a/310によって実行され得る。しかしながら、アクション461においてデジタルコ
ンテンツ136/336がユーザシステム140/240によって受信される実装形態で
は、アクション462において識別された画像に描写された人物のバイオメトリックパラ
メータの判定は、ユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244によっ
て実行され、バイオメトリック比較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェ
アコード210b/310によって実行され得る。
【0041】
フローチャート460は、続いて、アクション463において判定された、画像に描写
された人物の耳の形状パラメータの、アクション464において判定された、画像に描写
された人物のバイオメトリックパラメータに対する比率を計算する(アクション465)
。アクション465において計算された比率は、無次元で純粋な数値の比率として、次元
単位を含む比率として、或いはハッシュ値として表現され得る。アクション461におい
てデジタルコンテンツ136/336がシステム100/200によって受信される実装
形態では、画像に描写された人物の耳の形状パラメータの、画像に描写された人物のバイ
オメトリックパラメータに対する比率の計算は、コンピューティングプラットフォーム1
02/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、バイオメトリ
ック比較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a
/310によって実行され得る。しかしながら、アクション461においてデジタルコン
テンツ136/336がユーザシステム140/240によって受信される実装形態では
、画像に描写された人物の耳の形状パラメータの、画像に描写された人物のバイオメトリ
ックパラメータに対する比率の計算は、ユーザシステム140/240のハードウェアプ
ロセッサ244によって実行され、バイオメトリック比較モジュール314を使用して、
真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され得る。
【0042】
例として、バイオメトリック比較モジュール314は、他のバイオメトリック特徴の分
類器と同様に耳の分類器等の、ニューラルネットワーク(NN)を使用して実装されてい
る複数の特徴の分類器を含み得る。それらの分類器は、耳及び他のバイオメトリック特徴
で訓練され、各NNは、サンプル間を判別するための特徴、例えば耳の分類器の場合では
、耳の長さ、耳の幅、耳たぶの形状などを学習するであろう。例えば、耳を比較するため
に、各耳のサンプルの特徴ベクトルが計算され、ならびにそれらのベクトル間の距離も計
算され得る。1つの耳のサンプルが別の耳のサンプルと似ているほど、それぞれの特徴ベ
クトル間の距離は、近くなるであろう。
【0043】
フローチャート460は、続いて、アクション465において計算された比率と所定の
値との比較を実行する(アクション466)。例えば、画像に描写されていると識別され
た人物が、QCリソースとしてシステム100/200を含むメディアエンティティによ
って雇用された俳優、レポータ、ニュースリーダ、又は他のタレントである場合、アクシ
ョン465において計算された比率の所定の値は、例えば、バイオメトリックプロファイ
ル122a/220a/322a又は122b/22b/322bのうちの1つの一部と
して、バイオメトリクスデータベース120/220/320にそのような各個人に関し
て格納されてもよい。
【0044】
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション465において計算された比率と、バイ
オメトリクスデータベース120/220/320に格納された所定の値との比較は、コ
ンピューティングプラットフォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/2
04によって実行され、バイオメトリック比較モジュール314を使用して、真正性解析
ソフトウェアコード110/210a/310によって実行され得る。しかしながら、ア
クション461においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/2
40によって受信される実装形態では、アクション465において計算された比率と、バ
イオメトリクスデータベース120/220/320に格納された所定の値との比較は、
ユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、バイ
オメトリック比較モジュール314を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b
/310によって実行され得る。例えば、それらの後者の実装形態では、ユーザシステム
140/240は、トランシーバ243及び通信ネットワーク130を利用し、システム
100/200のコンピューティングプラットフォーム102/202上に格納されたバ
イオメトリクスデータベース120/220/320にアクセスしてもよい。アクション
466は、バイオメトリック比較モジュール314によって、真正性解析ソフトウェアコ
ード110/210a/310、又は真正性解析ソフトウェアコード210b/310の
認証モジュール318への入力として提供されるバイオメトリック比較354をもたらす
ことに留意されたい。
【0045】
フローチャート460によって概説される例示的な方法は、アクション465において
計算された比率と、バイオメトリクスデータベース120/220/320に格納された
所定の値とのバイオメトリック比較354に基づいて、画像に描写された人物が、その人
物の真正の描写であるかどうかを判定することで終了し得る(アクション467)。例え
ば、バイオメトリック比較354が、アクション465において計算された比率と、バイ
オメトリクスデータベース120/220/320に格納された所定の値との間の一致を
明らかにする場合、真正性判定138/238/338は、画像に描写された人物を、そ
の人物の真正の描写であるとして識別する。さらに、いくつかの実装形態では、アクショ
ン467は、計算された比率と所定の値との比較に基づいて、画像に描写された人物が、
その人物の真正の描写であると判定したことの結果として、デジタルコンテンツ136/
336が真正であると判定することを含み得る。
【0046】
本開示の目的のために定義されるように、表現「一致」は、実質的に同じであり、或い
は所定の許容範囲内で同様である値の比較の結果を指すことに留意されたい。具体的な一
実装例として、10パーセント(10%)の分散の許容範囲が予め定められている場合、
アクション465において計算された比率とバイオメトリクスデータベース120/22
0/320に格納された所定の値との間の「一致」は、アクション465において計算さ
れた比率が、バイオメトリクスデータベース120/220/320に格納された所定の
値の90%から110%までであるときはいつでも発生し得る。
【0047】
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション467は、コンピューティングプラット
フォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、認
証モジュール318を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/31
0によって実行され、真正性判定138/238/338を出力し得る。しかしながら、
アクション461においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/
240によって受信される実装形態では、アクション467は、ユーザシステム140/
240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、認証モジュール318を使用
して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され、真正性判定1
38/238/338を出力し得る。
【0048】
いくつかの実装形態では、人間の関与を省略し得る自動化されたプロセスでアクション
461、462、463、464、465、466、及び467を実行するために、ハー
ドウェアプロセッサ104/204が、真正性解析ソフトウェアコード110/210a
/310を実行することができ、或いはユーザシステム140/240のハードウェアプ
ロセッサ244が、真正性解析ソフトウェアコード210b/310を実行し得ることに
留意されたい。
【0049】
ここで、図5を、図1図2、及び図3と組み合わせて参照すると、上述されたように
図5は、別の実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシステムによる使
用のための例示的な方法を提示するフローチャート570を示す。フローチャート570
は、モノローグ及び/又はダイアローグを含むオーディオトラックを有するデジタルコン
テンツ136/336を受信することから開始する(アクション571)。また、上述さ
れたように、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、いくつか
の例を挙げると、映画等のAVコンテンツ、テレビ番組シリーズ、ウェブシリーズ及び/
若しくはビデオログを含み得るエピソードコンテンツ、スポーツコンテンツ、ニュースコ
ンテンツ、広告コンテンツ、又は、モノローグ及び/若しくはダイアローグを含むオーデ
ィオトラックを有するビデオゲームコンテンツの形態をとってもよい。
【0050】
図1によって示されるように、一実装形態では、デジタルコンテンツ136は、通信ネ
ットワーク130及びネットワーク通信リンク132を介して、コンテンツ投稿者134
又はユーザシステム140からシステム100によって受信され得る。それらの実装形態
では、デジタルコンテンツ136/336は、コンピューティングプラットフォーム10
2/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信
及び識別モジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a
/310によって受信され得る。しかしながら、図2を、図1と組み合わせて参照すると
、別の実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、トランシーバ243を使用
して、ユーザシステム140/240によってコンテンツ投稿者134から受信され得る
。それらの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、ユーザシステム140
/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モ
ジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって受
信され得る。
【0051】
フローチャート570は、続いて、デジタルコンテンツ136/336に描写された人
物の画像を識別し(アクション572)、ここで、描写は、画像に描写された人物による
モノローグ及び/又はダイアローグへの参加を含む。いくつかの実装形態では、デジタル
コンテンツ136/336は、例えば、有名人のアスリート、俳優、又は政治家等の、広
く認識された人物の画像を含むAVコンテンツであってもよい。しかしながら、より一般
的には、デジタルコンテンツ136/336に描写され、アクション572において識別
される人物は、対応する1つ又は複数の言語プロファイル、例えば言語データベース12
4/224/324に格納された言語プロファイル126a/226a/326a及び/
又は言語プロファイル126b/226b/326bを有する任意の人物であり得る。そ
のような人物は、例えば、QCリソースとしてシステム100/200を含むメディアエ
ンティティに雇用された俳優、レポータ、ニュースリーダ、又は他のタレントであっても
よい。
【0052】
デジタルコンテンツ136/336が参加者として一人よりも多い人物を含むが、その
人物のアイデンティティを認証することに関して一人の人物のみに関心がある実装形態で
は、デジタルコンテンツ136/336に含まれるオーディオトラックは、例えば、話者
ダイアライゼーションアルゴリズムを使用して、各参加者を分離する異なる音声信号に分
割され得ることに留意されたい。各人物の発話の音声が独自の音声ファイルに分離される
と、フローチャート570によって概説されるアクションは、関心がある人物に対応する
音声データに対して実行され、他の人物に関しては実行されなくてもよい。
【0053】
さらに、同一人物が言語データベース124/224/324に格納された複数の言語
プロファイルを有し得ることに留意されたい。例えば、俳優は、年齢を重ねるにつれて、
キャリアの異なる段階に対して異なる言語プロファイルを有していてもよい。代替的に或
いは追加的に、俳優は、彼らが引き受けた各役、又は彼らが参加する各映画若しくは他の
オーディオパフォーマンスに対して異なる言語プロファイルを有していてもよい。さらに
、いくつかの実装形態では、一人の人物に関して、各々が異なる言語マネリズム又は属性
に焦点を合わせている、複数の言語プロファイルを有することが有利であり、或い望まし
い場合がある。すなわち、例えば、同じ俳優が、彼らが経時的に有し、克服し、或いは演
じた言語障害に関する第1の言語プロファイル、彼らが経時的に引き受けた訛りに関する
第2のバイオメトリックプロファイルなどを有していてもよい。
【0054】
アクション571においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、デジタルコンテンツ136/336に含まれる画像
に描写された人物の識別は、コンピューティングプラットフォーム102/202のハー
ドウェアプロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジュー
ル312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310によって
実行され得る。しかしながら、アクション571においてデジタルコンテンツ136/3
36がユーザシステム140/240によって受信される実装形態では、デジタルコンテ
ンツ136/336に含まれる画像に描写された人物の識別は、ユーザシステム140/
240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジ
ュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行
され得る。
【0055】
フローチャート570は、続いて、モノローグ及び/又はダイアローグへの参加に基づ
いて、アクション572において識別された画像に描写された人物の少なくとも1つの言
語マンネリズムを検出する(アクション573)。アクション573において検出された
(1つ又は複数の)言語マンネリズムは、いくつかの例を挙げると、画像に描写された人
物の言語障害、発話の様子(speech affectation)、発話の抑揚、地方の訛り、又は地方
の方言のうちの1つ又は複数を含み得る。アクション571においてデジタルコンテンツ
136/336がシステム100/200によって受信される実装形態では、アクション
572において識別された画像に描写された人物の1つ又は複数の言語マンネリズムの検
出は、コンピューティングプラットフォーム102/202のハードウェアプロセッサ1
04/204によって実行され、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソフ
トウェアコード110/210a/310によって実行され得る。しかしながら、アクシ
ョン571においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/240
によって受信される実装形態では、アクション572において識別された画像に描写され
た人物の1つ又は複数の言語マンネリズムの検出は、ユーザシステム140/240のハ
ードウェアプロセッサ244によって実行され、言語比較モジュール316を使用して、
真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され得る。
【0056】
フローチャート570は、続いて、アクション572において識別された、画像に描写
された人物の言語プロファイル126a/226a/326a又は126b/226b/
326bのうちの1つを取得し(アクション574)、ここで、言語プロファイルは、画
像に描写された人物の1つ又は複数の所定の言語マンネリズムを含む。アクション571
においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/200によって受信され
る実装形態では、言語プロファイル126a/226a/326a又は126b/226
b/326bのうちの1つは、コンピューティングプラットフォーム102/202のハ
ードウェアプロセッサ104/204によって実行され、言語比較モジュール316を使
用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310によって言語データベ
ース124/224/324から取得され得る。
【0057】
しかしながら、アクション571においてデジタルコンテンツ136/336がユーザ
システム140/240によって受信される実装形態では、言語プロファイル126a/
226a/326a又は126b/226b/326bのうちの1つは、ユーザシステム
140/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、言語比較モジュール
316を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって言語データ
ベース124/224/324から取得され得る。例えば、後者のそれらの実装形態では
、ユーザシステム140/240は、トランシーバ243及び通信ネットワーク130を
利用し、システム100/200のコンピューティングプラットフォーム102/202
上に格納された言語データベース124/224/324にアクセスし、言語プロファイ
ル126a/226a/326a又は126b/226b/326bのうちの1つを取得
してもよい。
【0058】
フローチャート570は、続いて、アクション573において検出された1つ又は複数
の言語マンネリズムと、言語プロファイル126a/226a/326a又は126b/
226b/326bのうちの1つに含まれる1つ又は複数の所定の言語マンネリズムとの
比較を実行する(アクション575)。例えば、画像に描写されていると識別された人物
が、QCリソースとしてシステム100/200を含むメディアエンティティによって雇
用された俳優、レポータ、ニュースリーダ、又は他のタレントである場合、そのような各
個人の1つ又は複数の言語マンネリズムを含む言語プロファイルは、例えば、言語プロフ
ァイル126a/226a/326a又は126b/226b/326bのうちの1つの
一部として、言語データベース124/224/324に格納されてもよい。アクション
575は、音声テキスト化アルゴリズムを使用して音声を翻訳し、他の人物と比較してそ
の人物から頻発する単語を識別することによって実行され得る。アクション575におい
て使用され得るメトリックは、当該技術分野で知られているように、用語頻度-逆文書頻
度(TF-IDF)である。
【0059】
アクション571においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション573において検出された1つ又は複数
の言語マンネリズムと、言語プロファイル126a/226a/326a又は126b/
226b/326bのうちの1つに含まれる1つ又は複数の所定の言語マンネリズムとの
比較は、コンピューティングプラットフォーム102/202のハードウェアプロセッサ
104/204によって実行され、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソ
フトウェアコード110/210a/310によって実行され得る。しかしながら、アク
ション571においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/24
0によって受信される実装形態では、アクション573において検出された1つ又は複数
の言語マンネリズムと、言語プロファイル126a/226a/326a又は126b/
226b/326bのうちの1つに含まれる1つ又は複数の所定の言語マンネリズムとの
比較は、ユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244によって実行さ
れ、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/3
10によって実行され得る。アクション575は、言語比較モジュール316によって、
真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310、又は真正性解析ソフトウェア
コード210b/310の認証モジュール318への入力として提供される言語マンネリ
ズム比較356をもたらすことに留意されたい。
【0060】
アイデンティティが認証されている人物が俳優又は他のタイプの演者である実装形態で
は、その人物が「キャラクタに扮する」間の所定の言語マンネリズムを、彼らが本物の自
分として話しているときに示される所定の言語マンネリズムと区別することが有利であり
、或いは望ましい場合がある。例えば、そのような区別は、本物の自分として偽って話し
ている演者が、彼らが過去に引き受けたキャラクタ又は役の言語マンネリズムを示すディ
ープフェイクデジタルコンテンツの識別を容易にするであろう。そのような区別はまた、
ディープフェイクジェネレータが本物の自分としての演者へのインタビューに基づいて訓
練されるが、ディープフェイクが役を演じているかのようにキャラクタを描写するディー
プフェイクデジタルコンテンツの識別を容易にするであろう。
【0061】
フローチャート570によって概説される例示的な方法は、アクション573において
検出された1つ又は複数の言語マンネリズムと、言語プロファイル126a/226a/
326a又は126b/226b/326bのうちの1つに含まれる1つ又は複数の所定
の言語マンネリズムとの言語マンネリズム比較356に基づいて、画像に描写される人物
が、その人物の真正の描写であるかどうかを判定することで終了し得る(アクション57
6)。例えば、言語マンネリズム比較356が、所定の許容範囲内で、アクション573
において検出された1つ又は複数の言語マンネリズムと、言語プロファイル126a/2
26a/326a又は126b/226b/326bのうちの1つに含まれる1つ又は複
数の所定の言語マンネリズムとの間の一致を明らかにする場合、真正性判定138/23
8/338は、画像に描写された人物を、その人物の真正の描写として識別する。さらに
、いくつかの実装形態では、アクション576は、1つ又は複数の検出された言語プロフ
ァイルと1つ又は複数の所定の言語プロファイルとの比較に基づいて、画像に描写された
人物が、その人物の真正の描写と一致するとき、デジタルコンテンツ136/336が真
正であると判定することを含み得る。
【0062】
アクション571においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション576は、コンピューティングプラット
フォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、認
証モジュール318を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/31
0によって実行され、真正性判定138/238/338を出力し得る。しかしながら、
アクション571においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/
240によって受信される実装形態では、アクション576は、ユーザシステム140/
240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、認証モジュール318を使用
して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され、真正性判定1
38/238/338を出力し得る。
【0063】
いくつかの実装形態では、人間の関与が省略され得る自動化されたプロセスでアクショ
ン571、572、573、574、575、及び576を実行するために、ハードウェ
アプロセッサ104/204は、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/31
0を実行し、或いはユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244は、
真正性解析ソフトウェアコード210b/310を実行し得ることに留意されたい。
【0064】
ここで、図6を、図1図2、及び図3と組み合わせて参照すると、上述されたように
図6は、さらに別の実装形態による、デジタルコンテンツを認証するためのシステムに
よる使用のための例示的な方法を提示するフローチャート680を示す。フローチャート
680は、モノローグ及び/又はダイアローグを含むオーディオトラックを有するデジタ
ルコンテンツ136/336を受信することから開始する(アクション681)。また、
上述されたように、いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、い
くつかの例を挙げると、映像なしのオーディオコンテンツ、又は映画等のAVコンテンツ
、テレビ番組シリーズ、ウェブシリーズ及び/若しくはビデオログを含み得るエピソード
コンテンツ、スポーツコンテンツ、ニュースコンテンツ、広告コンテンツ、又は、モノロ
ーグ及び/若しくはダイアローグを含むオーディオトラックを有するビデオゲームコンテ
ンツの形態をとってもよい。
【0065】
図1によって示されるように、一実装形態では、デジタルコンテンツ136は、通信ネ
ットワーク130及びネットワーク通信リンク132を介して、コンテンツ投稿者134
又はユーザシステム140からシステム100によって受信され得る。それらの実装形態
では、デジタルコンテンツ136/336は、コンピューティングプラットフォーム10
2/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信
及び識別モジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a
/310によって受信され得る。しかしながら、図2を、図1と組み合わせて参照すると
、別の実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、トランシーバ243を使用
して、ユーザシステム140/240によってコンテンツ投稿者134から受信され得る
。それらの実装形態では、デジタルコンテンツ136/336は、ユーザシステム140
/240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モ
ジュール312を使用して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって受
信され得る。
【0066】
フローチャート680は、続いて、デジタルコンテンツ136/336を、言語データ
ベース124/224/324に格納された対応するスクリプトを有する既存のコンテン
ツとして識別する(アクション682)。いくつかの実装形態では、デジタルコンテンツ
136/336は、例えば、以前に制作された映画の形態のAVコンテンツ、テレビエピ
ソード、ニュースキャスト、スポーツキャスト、インタビュー、広告、又はビデオゲーム
であってもよい。しかしながら、より一般的には、アクション682において既存のコン
テンツとして識別されたデジタルコンテンツ136/336は、対応するスクリプト、例
えばスクリプト127a/227a/327a又は127b/227b/327bが言語
データベース124/224/324に格納されているモノローグ及び/又はダイアロー
グを含む任意のデジタルコンテンツであり得る。
【0067】
アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、言語データベース124/224/324に格納さ
れた対応するスクリプトを有する既存のコンテンツとしてのデジタルコンテンツ136/
336の識別は、コンピューティングプラットフォーム102/202のハードウェアプ
ロセッサ104/204によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジュール312を
使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310によって実行され得
る。しかしながら、アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がユー
ザシステム140/240によって受信される実装形態では、言語データベース124/
224/324に格納された対応するスクリプトを有する既存のコンテンツとしてのデジ
タルコンテンツ136/336の識別は、ユーザシステム140/240のハードウェア
プロセッサ244によって実行され、コンテンツ受信及び識別モジュール312を使用し
て、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され得る。
【0068】
フローチャート680は、続いて、デジタルコンテンツ136/336に含まれるモノ
ローグ及び/又はダイアローグのサンプルを抽出する(アクション683)。特定のユー
スケースに応じて、アクション683は、デジタルコンテンツ136/336に含まれる
モノローグ及び/又はダイアローグの全体、或いは、そのモノローグ及び/又はダイアロ
ーグの全体よりも少ない部分をサンプリングすることを含み得る。例えば、モノローグ及
び/又はダイアローグの全体よりも少ない部分がサンプリングされるユースケースでは、
単一のサンプル、又は複数のサンプルが、デジタルコンテンツ136/336から抽出さ
れてもよい。複数のサンプルが抽出されるとき、それらのサンプルは、デジタルコンテン
ツ136/336内からランダムな間隔で、或いはタイムコード位置若しくは間隔、又は
フレーム番号若しくは間隔等の、所定の位置若しくは所定の間隔で抽出されてもよい。
【0069】
アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、デジタルコンテンツ136/336からの1つ又は
複数のモノローグ及び/又はダイアローグのサンプルの抽出は、コンピューティングプラ
ットフォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され
、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210
a/310によって実行され得る。しかしながら、アクション681においてデジタルコ
ンテンツ136/336がユーザシステム140/240によって受信される実装形態で
は、デジタルコンテンツ136/336からの1つ又は複数のモノローグ及び/又はダイ
アローグのサンプルの抽出は、ユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ
244によって実行され、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソフトウェ
アコード210b/310によって実行され得る。
【0070】
フローチャート680は、続いて、アクション683において抽出されたモノローグ及
び/又はダイアローグのサンプルと、スクリプト127a/227a/327a又は12
7b/227b/327bのうちの1つからの対応するサンプルとの比較を実行する(ア
クション684)。例えば、デジタルコンテンツ136/336が、QCリソースとして
システム100/200を使用するメディアエンティティによって制作され、或いはメデ
ィアエンティティによって所有されるコンテンツである場合、メディアエンティティによ
って制作され、或いは所有されるデジタルコンテンツ136/336の各アイテムに含ま
れる全てのモノローグ及び/又はダイアローグ及び/又は閉じられたキャプション(CC
)ファイルを含むスクリプトは、言語データベース124/224/324に格納されて
もよい。
【0071】
アクション684は、音声テキスト化アルゴリズムを使用して音声を翻訳し、翻訳を、
スクリプト127a/227a/327a又は127b/227b/327bのうちの1
つの同等部分と比較することによって実行され得る。アクション684は、スクリプトの
同等部分を識別するために、音声テキスト化翻訳をスクリプトと位置合わせすることを含
み得ることに留意されたい。
【0072】
アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション683において抽出されたモノローグ及
び/又はダイアローグのサンプルと、スクリプト127a/227a/327a又は12
7b/227b/327bのうちの1つの対応するサンプルとの比較は、コンピューティ
ングプラットフォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって
実行され、言語比較モジュール316を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110
/210a/310によって実行され得る。しかしながら、アクション681においてデ
ジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/240によって受信される実
装形態では、アクション683において抽出されたモノローグ及び/又はダイアローグの
サンプルと、スクリプト127a/227a/327a又は127b/227b/327
bのうちの1つの対応するサンプルとの比較は、ユーザシステム140/240のハード
ウェアプロセッサ244によって実行され、言語比較モジュール316を使用して、真正
性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され得る。例えば、後者のそれ
らの実装形態では、ユーザシステム140/240は、トランシーバ243及び通信ネッ
トワーク130を利用し、システム100/200のコンピューティングプラットフォー
ム102/202上に格納された言語データベース124/224/324にアクセスし
、スクリプト127a/227a/327a又は127b/227b/327bのうちの
1つ、又はそのサンプルを取得してもよい。アクション684は、言語比較モジュール3
16によって、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310、又は真正性解
析ソフトウェアコード210b/310の認証モジュール318への入力として提供され
るモノローグ及び/又はダイアローグ比較358をもたらすことに留意されたい。
【0073】
フローチャート680によって概説される例示的な方法は、アクション683において
抽出されたモノローグ及び/又はダイアローグのサンプルと、スクリプト127a/22
7a/327a又は127b/227b/327bのうちの1つの対応するサンプルとの
、モノローグ及び/又はダイアローグ比較358に基づいて、デジタルコンテンツ136
/336に含まれるモノローグ及び/又はダイアローグが真正であるかどうかを判定する
ことによって終了し得る(アクション685)。例えば、モノローグ及び/又はダイアロ
ーグ比較358が、所定の許容範囲内で、アクション683において抽出されたモノロー
グ及び/又はダイアログのサンプルと、スクリプト127a/227a/327a又は1
27b/227b/327bのうちの1つの対応するサンプルとの間の一致を明らかにす
る場合、真正性判定138/238/338は、デジタルコンテンツ136/336に含
まれるモノローグ及び/又はダイアローグを、真正であるとして識別する。さらに、いく
つかの実装形態では、アクション685は、抽出されたモノローグ及び/又はダイアロー
グのサンプルと、スクリプト127a/227a/327a又は127b/227b/3
27bのうちの1つの対応するサンプルとの比較に基づいて、デジタルコンテンツ136
/336が真正であると判定することを含み、そのような対応するサンプルは、モノロー
グ及び/又はダイアローグ及び/又はCCファイルのコンテンツを含み得る。
【0074】
アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がシステム100/20
0によって受信される実装形態では、アクション685は、コンピューティングプラット
フォーム102/202のハードウェアプロセッサ104/204によって実行され、認
証モジュール318を使用して、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/31
0によって実行され、真正性判定138/238/338を出力し得る。しかしながら、
アクション681においてデジタルコンテンツ136/336がユーザシステム140/
240によって受信される実装形態では、アクション685は、ユーザシステム140/
240のハードウェアプロセッサ244によって実行され、認証モジュール318を使用
して、真正性解析ソフトウェアコード210b/310によって実行され、真正性判定1
38/238/338を出力し得る。
【0075】
いくつかの実装形態において、人間の関与を省略され得る自動化されたプロセスでアク
ション681、682、683、684、及び685を実行するために、ハードウェアプ
ロセッサ104/204は、真正性解析ソフトウェアコード110/210a/310を
実行し、或いはユーザシステム140/240のハードウェアプロセッサ244は、真正
性解析ソフトウェアコード210b/310を実行し得ることに留意されたい。また、図
4、図5、及び図6によって概説される1つよりも多い方法が、デジタルコンテンツを認
証するために組み合わせて実行され得ることに留意されたい。言い換えれば、いくつかの
実装形態では、フローチャート460及び570によって概説される方法が、デジタルコ
ンテンツの真正性を判定するために一緒に実行されてもよく、他の実装形態では、フロー
チャート460及び680によって概説される方法が、真正性アセスメントの一部として
一緒に実行されてもよい。他の実装形態では、フローチャート570及び680によって
概略的に示される方法が、一緒に実行されてもよい。さらに他の実装形態では、フローチ
ャート460、570、及び680によって概略的に示される方法が、デジタルコンテン
ツの真正性を判定するために一緒に実行されてもよい。
【0076】
このように、本願は、従来技術における難点及び欠陥を克服するデジタルコンテンツを
認証するためのシステムを開示する。以上の説明から、様々な技術が、本願で説明された
概念を実装するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、使用され得ることは
明らかである。さらに、概念は、特定の実装形態を具体的に参照して説明されてきたが、
当業者は、それらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更が加え
られ得ることを認識するであろう。そのように、説明された実装形態は、全ての点で例示
的であり、制限的でないとみなされるべきである。また、本願は、本明細書で説明された
特定の実装形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく多くの再
構成、変更、及び置換が可能であることを理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-04-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムであって、
ハードウェアプロセッサ及びシステムメモリを含むコンピューティングプラットフォームと、
前記システムメモリに格納されたソフトウェアコードと、を含み、
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、
モノローグ又はダイアローグのうちの少なくとも1つを含むオーディオトラックを有するデジタルコンテンツを受信することと、
前記デジタルコンテンツに描写された人物の画像を識別することであって、前記描写は、前記画像に描写された前記人物による前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つへの参加を含む、前記識別することと、
前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つへの前記参加に基づいて、前記画像に描写された前記人物の少なくとも1つの言語マンネリズムを検出することと、
前記画像に描写された前記人物の言語プロファイルを取得することであって、前記言語プロファイルは、前記画像に描写された前記人物の少なくとも1つの所定の言語マンネリズムを含む、前記取得することと、
前記少なくとも1つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムとの比較を実行することと、
前記少なくとも1つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムとの前記比較に基づいて、前記画像に描写された前記人物が、前記人物の真正の描写であるかどうかを判定することと、
を行うように構成されている、システム。
【請求項2】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、前記少なくとも1つの検出された言語マンネリズムと、前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムとの前記比較に基づいて、前記画像に描写された前記人物が、前記人物の前記真正の描写であると判定することの結果として、前記デジタルコンテンツが真正であると判定することを行うようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムは、前記画像に描写された前記人物の言語障害又は発話の様子のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの所定の言語マンネリズムは、前記画像に描写された前記人物の発話の抑揚、地方の訛り、又は地方の方言のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記受信されたデジタルコンテンツは、スポーツコンテンツ、テレビ番組コンテンツ、映画コンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記コンピューティングプラットフォームは、少なくとも1つのウェブベースのコンピュータサーバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記コンピューティングプラットフォームは、モバイル通信デバイスを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
デジタルコンテンツを認証するためのシステムであって、
ハードウェアプロセッサ及びシステムメモリを含むコンピューティングプラットフォームと、
前記システムメモリに格納されたソフトウェアコードと、を含み、
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、
モノローグ又はダイアローグのうちの少なくとも1つを含むオーディオトラックを有するデジタルコンテンツを受信することと、
言語データベースに格納された対応するスクリプトを有する既存のコンテンツとして前記デジタルコンテンツを識別することと、
前記受信されたデジタルコンテンツに含まれる前記モノローグ又は前記ダイアローグの前記少なくとも1つのサンプルを抽出することと、
前記受信されたデジタルコンテンツに含まれる前記モノローグ又は前記ダイアローグの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルと、前記スクリプトの対応するサンプルとの比較を実行することと、
前記モノローグ又は前記ダイアローグの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルと、前記スクリプトの前記対応するサンプルとの前記比較に基づいて、前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つが真正であるかどうかを判定することと、
を行うように構成されている、システム。
【請求項9】
前記ハードウェアプロセッサは、前記ソフトウェアコードを実行し、前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルと、前記スクリプトの前記対応するサンプルとの前記比較に基づいて、前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つが真正であると判定することの結果として、前記デジタルコンテンツが真正であると判定することを行うようにさらに構成されている、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの前記抽出されたサンプルは、前記受信されたデジタルコンテンツの前記オーディオトラックに含まれる前記モノローグ又は前記ダイアローグのうちの前記少なくとも1つの全体を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記受信されたデジタルコンテンツは、スポーツコンテンツ、テレビ番組コンテンツ、映画コンテンツ、広告コンテンツ、又はビデオゲームコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記コンピューティングプラットフォームは、少なくとも1つのウェブベースのコンピュータサーバを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
前記コンピューティングプラットフォームは、モバイル通信デバイスを含む、請求項8に記載のシステム。
【外国語明細書】